二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.265 )
日時: 2022/09/07 18:29
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

263話・薺に手を貸す協力者
八期「この度生徒会長に就任することになりました松本八期です!」

全員「ブーブー!」

一部「黙れ!死ね!役立つのお前なんか要らね~んだよ!」

八期「黙れ!」

静まり返る

八期「事の状況を分かってない馬鹿共!」

生徒A「なんだと!」

生徒B「馬鹿はお前だ!」

八期「だから、黙れ!そんなことも出来ないのか!」

静になり

八期「こっちだって好きでやってんじゃねーんだよ!頼まれたからやらざる負えなかった、だがそれを頼んだのは誰だ?お前らだろ!そして仕事を奪ったのは誰だ!そんなかに潜む役立つな役員と事情を知らない部の部長達だ!僕は、この1年で生徒会長と言うものをやり直す!その為に立候補した!なぜなら生徒会長という仕事をやってないから!だが、その邪魔をする奴らは許さない!そんなやつが居るのなら、来年も再来年もやってやる!」

全員「ええっ!!!!!」

八期「と言ったが、理事長が認めてくれなかったので、自分だって使いたくなかった絶対命令を使わせて貰う!これで、お前らが僕の邪魔をするのであれば誰だろうと容赦はしない!覚悟してろよ!分かったな!」

理「更に、付け加えますと、今期の生徒会役員は生徒会長自らの推薦とします!」

全員「ええっ!!!!!」

理「それでは改めまして、今期の生徒会長発表を終わります!なお、こういう事になってしまったのは、皆さんが人任せにした結果です!その現実を深く受け止めてこの1年を過ごしてください!」

集会終わり

理「一応、このバッチを渡しておくわ!」

八期「何ですか?」

理「絶対命令バッチよ!あなたにしか使えないから!」

八期「どういう意味ですか?」

理「このバッチをあなたと私そして特定の人物以外が触ろうとすると電気が走る仕組みなの!これで取られそうになっても大丈夫よ!」

八期「ありがとうございます!ですが、要りますか?」

理「どう使うかはあなたに任せるわ!」

教室
香「八期、色々ごちゃごちゃしてるから先に命令しときなさい!」

八期「皆、絶対命令って聞いて恐れてるかもしれないけど、命令します!普通に今まで通りに過ごして!普通の学校生活の通りに!」

香「はい、ということだから!変に八期だけに仕事を任せたり、押し付けたり、仲間外れにしちゃダメよ!そもそもいじめだから!兎に角今まで通りに過ごしなさい!だからと言って、遅刻とか忘れ物はやめてよね!八期自身も大目に見ないわよ!」

Bクラス「ハーイ!」

草家
薺「ただいま!」

芹の母「お帰り!そう言えば生徒会長になったんですってね!」

薺「成れなかった」

芹の母「えっ?ええっ!!!!!何で?当選したって言ってたじゃない!」

薺「とある先生の間違いで別の人の当選がもとも決まってたらしい」

芹の母「そうなの、残念ね・・・、また来年あるわよ!」

薺「今年が良かったの!」

芹の母「何で?」

薺「1年生から生徒会長を勤めた人ってほんの一握りなんだよ!そんな人として学校の歴史に名を残したかったんだよ!」

芹の母「あなたはただの名誉欲で目指してたの?」

薺「みんなの為を思って・・・、だけど1度決まってたのが無効だなんて悔しいよ!意味が分からないよ!私が何したって言うのよ!」

芹の母「それは確かにそうね・・・」

次の日
薺「はあー・・・」

留「残念だったね」

薺「そう言えたらどれだけ幸せか!」

留「残念で良いの?」

薺「だって今の心情意味分かんないだよ!当選決まってたんだよ!なのに、なのに、なのに!落選っておかしくない?これを残念で片付けられる?」

留「それもそうだね・・・」

1年生達「署名お願いします!」

男子A「生徒会長なんてリコールだ!」

女子A「そもそも、薺さんが決まってたのよ!いきなり変更なんておかしいわよ!」

その場の人達「そうだ!そうだ!」

男子B「こんなの認めて良いのか?ダメだよな?」

その場の人達「そうだ!そうだ!」

女子B「それに絶対命令なんておかしいわよね!何されるかたまったもんじゃないわ!」

男子C「確かにうらやま・・・、ごほんごほん、ずるい・・・じゃなくて、酷い!生徒会長は僕らの自由を奪うつもりだ!自由を返せ!」

その場の人達「オオッ!そうだ!そうだ!」

ピー!

香「何をやってるの?」

男子A「俺達は抗議をしてます!」

女子A「学校は平等であるべきです!」

男子B「こんな独裁的な学校になるくらいなら転校した方がマシです!」

女子B「そもそも、薺さんが可哀想です!生徒会長に当選してたのに、手違いで落選なんておかしすぎます!」

八期「ほー、お前ら本気で転校したいのか?」

その場の人達「はい、勿論!」

八期「じゃあ、うちの系列の矯正学校行くか?運動会も文化祭も修学旅行も遠足すらなく、宿舎に入れば2度と出られない監獄みたいな場所に行きたいなら行かせてやるよ!」

その場の人達「えっ?(運動会も文化祭も修学旅行も遠足も無いの?)」

男子A「ここの系列校でなくて別の学校に・・・」

八期「行かせるか!よっぽどの理由がない限り行かせるか!せめて、親の転勤かいじめられて嫌な思いしてるか位の理由じゃない限りさせるか!それ以上に該当しないまま主張する奴らは全員不良だ!」

その場の人達「そんな・・・」

八期「取り敢えず、主犯格のそこの5人と署名書いた奴らは全員処分な!」

全員「ええっ!!!!!」

八期「当たり前だ!誰がリコールだ!まだ、何もやってねーのに!文句言うな!」

薺「署名活動しただけで・・・」

留「これだと、薺が今年生徒会長に成るのは難しいね!もう来年やるしかないよ」

?「お困りかしら?」

薺「えっ?」

?「私があなたを絶対生徒会長にしてあげるわ!」

薺「あなたは?」

?「私!私は松本八期の姉の松本七美よ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.266 )
日時: 2023/05/07 15:43
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

264話・7(セブン)vs8(エイト)!全面戦争!・・・①
七美「私は松本八期の姉!松本七美よ!」

薺「松本先輩のお姉さん?お姉さんが何で私の味方を?」

七美「八期が・・・、いや、アイツが生徒会長なんて出きるはず無いから、私だって反対よ!それを阻止するために、そしてアイツから奪われたものを取り返すために協力するわ!」

薺「なぜ?そこまで?」

七美「私ね、特別扱いとか嫌いなの!世の中不公平過ぎるわ!何も役に立ててない輩が私達と同じ扱いで暮らしてる現状がね!そんな奴らはどこかでの垂れ死んどけば良いのよ!」

七斗「それは言いすぎだよ、七ちゃん!」

七美「そんなことより、問題は八期よ!何をどうやったら生徒会長に再当選するのよ!絶対裏で何かあるはずよ!こんな不正認められないわ!」

ゼロ「と言うように、俺達は数々の不正を暴いてきました!」

七斗「嘘を付くな!不正じゃなくて、部活のいじめとか人間関係などを改善させたんだろ!不正解決は全部妃のお母さんだよ!」

ゼロ「でも、この前は麻薬の密売の場所を見つけたけど・・・」

七斗「そんなの数に入るか!あれも結局解決したの妃のお母さんだったじゃねーか!」

七美「取り敢えず、うちの部活に来て!」

薺「はい・・・」

七美達の部室
薺「失礼します!」

文月「大変なことに成ったわね」

妃「本当に、何が絶対命令よ!意味分からないわ!そう思わない橙子とうこ?」

橙子「今回ばかりは過去1難しい依頼ね!」

七斗「八期の生徒会長リコールして、この薺ちゃんを生徒会長にすることが目的か・・・」

ゼロ「今回は簡単じゃない?だって、不正を暴けば、八期が生徒会長はあり得ない!って言うだけなんだから!」

七美「いいえ、今回の依頼は過去一危険な依頼よ!」

文月「それに、ちゃんと証明出来ないと絶対命令があるから・・・」

妃「あたしらも飛ばされる可能性があるってことね!」

橙子「どうすればいいと思う香?」

香(赤木)「私に言われても・・・」

七美「そこで、スペシャリストを連れてきたわ!」

ガラガラ

勇気「学校の為だ!俺も協力するよ!」

妃「勇気?」

橙子「何で?」

七美「勇気は理事長の息子なの!学校が生徒会長の自由に成るのは嫌だって主張したら、一緒に何とかしようって協力してくれたの!」

文月「理事長の息子は頼もしい!」

勇気「だが、今回は相手が悪い!」

香(赤木)「理事長の息子なんでしょ!何とかならないの?」

勇気「なったらとっくに彼女が生徒会長だよ!」

七美「えっ?何で難しいの?」

勇気「理由は3つ!
1つ!今が八期による絶対命令が発令されてること!
2つ!姉ちゃんと零が相手になること!
3つ!相手に星田先生が絡んでること!」

薺「どう言うことですか?」

香(赤木)「私もさっぱり!」

七美「まず、絶対命令が厄介よね!下手に動いて八期やその関係者に見つかれば、その場で飛ばされる可能性が高いし・・・」

勇気「それに今回は俺の姉ちゃんと従妹の零が絡んでる!あの2人の事だ!きっと何か裏がある!」

文月「裏って不正とか?」

勇気「いや、不正ではないんだよ!何か八期に有利になるように仕向けたか、そうなる状況を作り出した、そうなる状況が出来たとか、それで八期が当選する事に成ったってな!母さんも姉ちゃんも不正は許さない人だから・・・」

妃「つまり、今回は何か勘違い的な何かが、絡んでるとか?」

勇気「そうだ!普通では考えられない事が八期を生徒会長にした可能性が高い!」

ゼロ「だからといって俺らはどうするの?」

勇気「方法は1つ!生徒会長選挙のルールを隅々まで確認して、間違いを見つけて八期の生徒会長当選を無効にする!」

七美「ちょっと待って!星田先生は何が関係あるの?」

勇気「星田先生は八期の担任だろ?あの人はどんな時でも弱い生徒の味方だ!必要ならば理事長にだって面と向かって説教や説得をする人なんだよ!多分、先生も八期の味方だ!そんな人に俺達の捜査を見つかってみろ!飛ばされないにしても、この活動を停止させられる可能性もあるんだ!」

全員「成る程!」

七美「つまり、私達が薺ちゃんを生徒会長にするためには、生徒会長選挙に関わるルールを全て洗い直して、間違いを否定するのね!」

勇気「そうだ!そうしないと誰も八期を説得出来ない!」

七美「何で?アイツの説得なの?」

勇気「姉ちゃんが言ってた!」

回想
勇気「姉ちゃん、アイドル研究部が絶対命令って、大丈夫かよ!そう言うのって、リーダーのやりたい放題や責任転嫁挙げ句の果てにはあんなことやこんなことされても文句言えないとかさあ・・・」

愛海「あんたは中身を知らないから言えるのよ!それに絶対命令は使う人によっては案外良いものよ!」

勇気「有り得んは!だってそう言うのって、リーダーが『絶対これだ!』とか『駄目だ!』とか言うと全て駄目になるんだぞ!説得しようにも耳を貸してくれないし・・・」

愛海「それは自分に自信がある人だからよ!あの子は自分に自信が無い!」

勇気「えっ?」

愛海「自信が無い人は、周りを頼るの!」

勇気「それって、下手したら人任せにしないか?」

愛海「見ようによってはね!でも、全てではないし、頼るのは信頼の証!それにあの子はルールは守る真面目な子だから!」

勇気「そんなの上部だけで、裏では・・・」

愛海「あの子は聞き分けが良いのよ!」

勇気「えっ?」

愛海「希ちゃんや零ちゃんが言ってた!落ち着いて話して納得してくれれば、考えを改めてくれる!自分の間違いに気付いたり、間違いを起こせばちゃんと謝る!彼はそう言う子よ!」

勇気「じゃあ、皆が賛成するなか姉ちゃんが的を射た発言で反対したら聞いてくれるって言うのか?」

愛海「ええっ、勿論!でも、あくまで一意見として天秤に掛けるってことよ!でも、ちゃんと周りの意見は必ず聞いてくれるし、自分に間違いがあれば、それを認めて謝罪して、諦めたりするから!」

回想終わり
勇気「だ、そうだ!」

妃「つまり、八期が生徒会長に成れる筈がないと説得すれば良いのね?」

七美「私は信じられないわ!」

七斗「何で?」

七美「説得出来るなら、そもそも生徒会長を連チャン出来るなんて不可能なのに、また続投なんてあり得ないもの!」

勇気「あれ七美ちゃん知らないの?」

七美「えっ?」

勇気「1年生の時に生徒会長だった人は続投届けを出すことが出来るの!」

七美「何それ?知らないわよ!」

勇気「そりゃ、小5や中2と言った任期が切れる時はそんなもの渡されないし、小4以下や中1の生徒会長はほとんど出てなかったから知らないのも当たり前だよ!」

七斗「じゃあ、七美ちゃんが理解できてないなら、俺らにも理解しきれてない事があるって事だよな!」

勇気「だから、洗い直すんだよ!」

七美「よし、皆生徒会長選挙に関わるルールを洗い直して、八期を生徒会長の無効を証明するわよ!」

全員「オオッ!!!!!」

Re: ナンバーズ8 ( No.267 )
日時: 2023/05/07 16:02
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

265話・7(セブン)vs8(エイト)!全面戦争!・・・②
香(赤木)「いい、なみ!なんか良い情報合ったら録音してね!」

南「分かった!私達も協力するよ!ねえ、ふみ?」

美「そうだよね、絶対命令なんてされたらどんな命令されるか溜まったもんじゃないよ!」

香(赤木)「『お前の物は俺の物、俺の物は俺の物』なんて言われたら嫌だし・・・」

南「それもあるけど、『服を脱げ!』とか言われた方がもっと嫌だよ!」

美「その為に七美ちゃんに協力するんだから!ねえ、巳夏みか!」

巳夏「うん、私達女子達が学校生活送りにくくなるんだからね!」

香(赤木)「絶対八期を会長職をリコールするぞ!」

4人「おー!」

七美「ハーイ、そこの4人お喋りはそこまでにして仕事行ってね!」

香(赤木)「ハーイ、分かった!行ってきます!」

勇気「まず、状況を整理しよう!どんな感じだい?」

文月「ええっと、たしか順を追うと、例年より早く選挙が始まったんだよね?」

妃「ええっ、その話いる?」

勇気「いや、最初から順番に話していけば全貌が分かりやすくなるよ!続けて!」

文月「うん、それでこの学校のほとんどの生徒が立候補したのよね」

勇気「それは母さんが愚痴溢してた!なんか1年生はおろか3年生まで入れてたってよ!」

七美「そりゃ、あんな役立たずだったら、俺が!私が!ってなるわよ!」

文月「それで候補に上がったのが、
2年Dクラスの石井悠馬と石田陽斗、1年Dクラスの草薺ちゃんとHクラスの山口朝ちゃんの4人!」

七美「待って!この時点で八期の名前が無いじゃない!それで当選なんておかしいよ!」

勇気「もしかしたら、何者かによって八期の続投届けだけが抜き取られたって事は考えられないかい?」

七美「どう言うこと?」

勇気「姉ちゃんの話だと、絶対の自信がある時は激しい主張するって言ってたから!」

七美「確かに、そうだけど勘違いも多々あるよ!」

勇気「俺らはその勘違いを探るんだろ!」

七美「そっか!」

一方
香(赤木)「じゃあ、私達はあっちで情報収集するわ!」

南「じゃあ、私は巳夏とそっちで有力情報探してくるよ!」

零「せっちゃん!」←南達には気付いてない

南「ねえ、あれ零ちゃんじゃないか?」

巳夏「ねえ、もしかしたら不正を暴けるかもしれないからこの話を録音しときましょう!」

カチッ!

芹「何?」

零「せっちゃんに頼みたいことがあるんだけど・・・」

芹「まさか、生徒会に入ってとかじゃないよね?」

零「話が早いね!そうだよ!」

芹「ちなみに聞くけど、これ拒否権ある?」

零「まあ、あるよ!」

芹「じゃあ、仮に私が断ってたらどうするつもりだったの?」

零「土下座してでも全力で頼む!」

芹「それって私に拒否権無いじゃない!」

零「お願い!本当にお願い!」

カチッ!←録音機を止める

南「今の聞いた?」

巳夏「うん、これは・・・」

南「この情報を使えばある程度の訴えに使える!」

不正撲滅部
ゼロ「あいつは一体何を勘違いしてるんだ?」

七美「ねえ、勇気?理事長、家でなんか言ってなかった?」

文月「そうよ!思い当たること無いの?」

勇気「うーん、そう言えば、八期が事実上の生徒会長解雇を命じられた時、『零から続投届けを出さなくても良い』って言ってたな・・・」

妃「ねえ?それってこう解釈出来ない?八期は生徒会長をやり直す!って言ってたから、続投届けを立候補用紙と間違えたんじゃないかな?」

全員「ああっ!!!!!!!」

橙子「おーい、職員室の一部の先生から情報貰ってきたよ!」

勇気「なんて言ってた?」

美「たしか、立候補用紙の確認の時、星田先生が取り乱してたって言ってたぞ!」

七美「なら、妃ちゃんの仮説が正しければ、八期は立候補用紙で続投宣言をした!しかし、それを担任である星田先生が見つけて省いた!」

勇気「でも、八期が生徒会長となったってことは星田先生はまだ立候補用紙を持ってた!つまり、隠してた可能性がある!」

高明「そうなのか?」

文月「でないと、八期が立候補用紙で続投宣言したって証明されないでしょ!」

全員「成る程、確かに・・・」

勇気「よし、全貌が見えてきた!1回生徒会長選挙のルールを一から見直すぞ!」

七美「まず、生徒会長は基本最高学年と最低学年以外の生徒の誰もが出来るけど・・・、リーダーに属する人は出来ない!」

文月「でも、先に生徒会長を決めるからリーダー関係はね・・・」

橙子「たしか、リーダー点ってのがあるんだよね?」

ゼロ「そもそも何でリーダーって最高学年は出来ないの?」

勇気「独裁者を出さないためだってよ!真ん中の方が仲裁役としてはうってつけとか・・・」

七美「それで今回の状況を整理しましょう!まず、八期は生徒会長をクビになった!でも、生徒会長になろうと立候補用紙で続投宣言!しかし、先生に見つかって、無効となる。」

橙子「ねえ、この時点で概ね筋が通ってない!」

文月「確かに、この時点で八期が生徒会長に立候補しようが、しまいが、生徒会長に成れませんから!」

勇気「だから、八期は立候補用紙で続投宣言をしたんだ!続投届けは生徒会長をやっていても、2年連続で立候補出来る!いわゆるボクシングで言う防衛戦みたいなものなんだ!」 

七美「成る程、だからアイツは続投したんだから再選挙しろって主張してたかもね!」

文月「でも、なぜ彼がそのまま当選する事に成ったんでしょ?防衛戦に成るのならもう一度選挙を仕切り直す筈です!」

七美「きっとあれよ!」

全員「あれって?」

七美「八期言ってたでしょ!何も出来てないって!」

勇気「ああ、言ってた!言ってた!」

七美「だけど、生徒会長をやった履歴は残るから、八期としてはなにもしてないからリーダー点が0って思ったけど、実際は10点ある!きっと、理事長は八期のリーダー点が0って事を鵜呑みにして本当は10点なのを無視したのよ!やり直しの意味を込めて!」

香(赤木)「それなら全て繋がるな!」

勇気「母さんの考えはなんか信じられないけど、また別の理由があると考えれば何とでも言える!」

文月「でも、それが分かったとして証拠は?」

七美「証拠なんて要らないわよ!これは本人の気持ちの問題なんだから!」

勇気「そうだ!そうだ!証拠はこの選挙管理の説明書でなんとか成る!」

七斗「なあ、やっぱり署名も集めるべきではないか?俺達だけだと多勢に無勢だ!」

妃「でも、この前署名活動した人達が処分されたんだよ!迂闊にやると私達が理事長に直談判する前に終わりよ!」

七美「じゃあ、これ以上アイツの好き勝手にやらせても良いの?!」

勇気「そうだよ!七美ちゃんの言う通り!これは薺ちゃんを生徒会長にするだけでなく、最低でも八期の絶対命令を取り下げるための主張なんだ!まあ、選挙のルールを出せば、無効に成る筈だからアイツも終わるだろうけど!」

橙子「絶対命令を潰すためにも、それを使って署名して貰おう!」

七美「待って!」

ゼロ「どうしたの?」

七美「万が一の為に署名を工夫しましょう!」

七斗「工夫?何をするの?」

七美「署名の最後に『不正を暴いた後、この署名を書いた者全員を罰せられないものとする!』って書いとくの!」

勇気「成る程、もう不正は見破ってるからね!」

美「明日から署名活動だ!」

全員「オオッ!!!!!」

次の日(火曜日)
七斗「署名お願いします!」

橙子「私達の学校生活を守りましょう!」

放課後
七美「どうだった?」

七斗「全然集まらない!」

ゼロ「やっぱ、先週の事にビビってんだよ!」

文月「言い方を変えれば?」

次の日(水曜日)

七美「皆さん、生徒会長の好きにして良いのですか?」

文月「あんなことやこんな恥ずかしい事をされても、何も文句の言えない学校になって良いのですか?」

妃「そんな学校嫌ですよね?」

七美「自分を守るためにも、私達と一緒に戦いましょう!」

文月「私達がこの学校を守ります!」

放課後
香(赤木)「ヤバイよ!」

南「昨日と全然違う!」

文月「ただ、これでも全体の3割程度なの!」

巳夏「嘘でしょ!これで全校生徒の半分行ってないの?」

勇気「どうすれば良いんだろ?」

七美「一クラスに攻めてみるって方法もあるよ!」

七斗「どこだ?」

七美「2年Dクラス!あそこは八期が揉めて追放された生徒も多いから!」

次の日(木曜日)
七美「2年Dクラスの皆さん!あんなのが生徒会長で良いんですか?」

橙子「あんなのが生徒会長となればあなた達はもっと苦しむことに成りますよ!」

朝子「署名?それってアイツを追い出すとか?」

七美「生徒会長の座から引きずり落とすんです!そうすれば絶対命令もありません!」

冷子「文月さん達、ありがとうございます!何枚か持っていって良いですか?」

朝子「私はクラス全員分!」

部子「私は先生方にも!はい、友子先生!」

友子「ありがとう!生徒を守るのが教師の仕事ですもの!もう何が合ってもいい!署名させてもらうわ!」

妃「どんどん、輪が広がっていくね!」

トントン

七美「はい、署名お願い・・・、あっお母さん!」

楓花「学校では先生でしょう!」

七美「慣れないなあ、それで何?」

楓花「七美、何やってるの?」

七美「何って、八期を生徒会長の座から引きずり落とすために署名を集めてるの!お母さんも署名してよ!」

楓花「今すぐやめなさい!」

七美「何言ってるの!アイツのせいで皆が困ってるんだよ!どうにかしないと!」

楓花「あなたは八期の気持ちを考えたことある?」

七美「アイツの気持ち?考えなくてもいいよ!だって、わがまま言って生徒会長になったんだよ!考える意味もないわ!」

楓花「あっ、そう!あの子に飛ばされても私は知らないからね!」

七美「飛ばせるもんなら飛ばしてみなさいよ!だよ!あんなわがまま言って人の生徒会長の座を奪う方がおかしいんだから!」

次の日(金曜日)
橙子「凄い溜まったね!」

七美「これでも全体の7割程度なんだけどね!」

香(赤木)「後の3割は?」

文月「主に男子から『生徒会長絶対命令なら、どんな命令もOKなんだろう?だったら女子の制服や水着を際どくしたりとか認めてもらおう』とか『宿題やテストを失くしてもらおう』とかなどと言った間抜けと怠け者達が居てね、全員じゃないけど・・・」

勇気「これで行こう!十分だ!」

七美「勇気行きましょう!」

理事長室

トントントン

七美「失礼します!」

理「何かしら?」

七美「理事長、八期の生徒会長を撤回してください!」

理「なぜかしら?」

七美「八期の生徒会長当選は選挙のルール上間違ってます!ですので、それを証明した書類とこの学校の全体の7割の生徒及び教職員の署名です!じっくり見てください!」

理「分かったわ!」

七美「こんな主張したからと言って私達及び署名をした生徒達を処分しないでください!」

理「では、預かります!」

七美「失礼します!」

次の日
ざわざわざわざわ・・・

七美「何の集まりかしら?」

橙子「大変だ!七美!見てくれ!」

七美「えっ?どういうこと!」

巳夏「兎に角、掲示板を見ろ!」

七美「何これ!」

いじめ追放報告
以下の者は矯正学校に強制転校とする。
不正撲滅部の部員一同

署名した者←名前がずらずら書かれている。

ドタドタドタドタ・・・

バタン!

七美「理事長!どういう事ですか?」

理「何よ朝っぱらからノックもせずに・・・」

七美「私達をこの学校から追放ってどういう事ですか!?」

理「あなた達が生徒会長に歯向かった、ただそれだけよ!」

七美「言いましたよね?八期が生徒会長に決まるのはおかしなところがあるって!不正があるって言いましたよね?だったら、薺ちゃんが当選で合ってるじゃないですか!」

勇気「そうだよ、母さん!七美ちゃんの言う通りだ!あれはどう考えても八期ではなく、薺ちゃんが生徒会長だったんだよ!」

鶴「もし、あなた達の解釈が間違ってたならどうかな?」

勇気「鶴ちゃん?」

七美「鶴さん!」

Re: ナンバーズ8 ( No.268 )
日時: 2023/05/07 16:10
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

266話・7(セブン)vs8(エイト)!全面戦争!・・・③

七美「私達の解釈が間違ってる?」

勇気「どういう事だよ鶴ちゃん!」

鶴「これで役者は揃ったね!」

ガチャン←8のメンバーが入ってくる

七美「八期!」

勇気「姉ちゃん!」

八期「よくも僕を陥れようとしたな!」

七美「あんたに生徒会長なんて務まらないからよ!ましてや絶対命令なんて、何であんたの言う通りにしなきゃならないのよ!皆ね、あんたに振り回されて困ってんのよ!私はそれで苦しむ人達を救いたいだけよ!それのどこがいじめだって言うの!」

八期「パワハラって知ってる?」

七美「パワーハラスメント、圧力で上司とかが部下に適当な仕事を与えない事でしょ!それくらい今の世の中常識よ!」

だん!←地団駄を踏む

八期「僕はコイツらにそれを受けたんだよ!それが分からないのか?」

七美「何?あんたが仕事を出来なくて、役に立たないから捨てられただけ、ただそれだけの事でしょ!」

バン!←七美を押す!

七美「何すんのよ!」

八期「それが自分の立候補したうえでの結果なら文句は言えないかもしれない!だけどな、僕は押し付けで選ばれて勝手にやらされて勝手に仕事を取られて勝手にやめさせられたんだ!どこに僕の意思がある!言ってみろ!」

七美「あんたの意思なんて関係無いわ!向いてない仕事を向いてないって言って何が悪いのよ!」

八期「人の仕事を勝手に取ること、そしてそれを見て仕事さて無いことに怠けてる、サボってるという指示を出す奴らも全員パワハラ!いじめも同じなんだよ!」

七美「だからって、私達があんたに何したって言うのよ!」

八期「したじゃねーか!僕から生徒会長の座を取り下げる事を!」

七美「それはあんたでしょ!薺ちゃんは正式な選挙で当選してたのに、あんたのわがままで落選になったんだから!自分に置き換えて考えてみなさいよ!」

八期「その言葉そっくりそのまま返す!」

七美「はあ?」

八期「お前らも、パワハラされて勝手に辞めさせられた僕の気持ちになってみろよ!それでやり直しが出来ないなんてこの悪魔達が!だったら、お前らなんて人間の屑だ!生きてる価値なんて無い!」

七美「はあ?私達が屑?生きてる価値なんて無い?」

ピー!

鶴「そこまで!これ以上はこの部屋が潰れて大変なことに成るから!」

七美「私達の行為の何が間違ってるって言うんですか!」

署名した生徒達「そうだ!そうだ!」

八期「うるさい!何も知らないバカ共!」

鶴「姉弟喧嘩なら外でやって!今は今回の全貌を報告する場所なんだから!」

勇気「俺達の何が間違ってたのさ!」

鶴「まず、この選挙だけど、選挙管理委員が異例の始業式始まってすぐに、立候補募った所からおかしくなったの!」

全員「えっ?」

鶴「それで、全校生徒の90%以上の立候補があるわ、簡単な用紙で用意するわの、誰でも立候補出来る状態になった!そのせいで、3人の人物が勘違いすることになった!まあ、1人は選挙以前だけどね!」

七美「その勘違いした人は?」

鶴「最初は零!あなたよね?」

零「うん、私は八君がもう生徒会長はやらないって勝手に思ってた!」

鶴「これが全ての勘違いの始まりと言っていいわ!すると、選挙管理委員が用意した立候補の箱によって、これを見たある人物が勘違いした!」

八期「誰ですか?」

鶴「それは八期君!あなたよ!」

八期「ぼ、僕が?」

鶴「あなたはなぜ、立候補したの?」

八期「それは立候補すれば、もう一度生徒会長に成れるって思って続投の思いで立候補しました!」

鶴「ただね、八期君?」

八期「はい」

鶴「あれ、続投を込めて書く奴じゃないよ!」

八期「えっ?」

鶴「続投を宣言するものではないから!」

八期「そうなんですか?」

鶴「まあ、多分続投と言うよりはやり直しの方が強いと思うけど、続投宣言と立候補は違うから!」

八期「はい・・・」

鶴「そして、最後は星田先生!」

香「はい、本当にあの時はどうかしてたわ」

鶴「先生が八期君の立候補用紙を自分の机に隠したからこの選挙はややこしくなった!最終的な責任は星田先生あなたにあります!」

香「はい!」

勇気「待てよ!それだと、星田先生が八期の立候補用紙を隠してなかったら八期がそのまま当選してたって成るじゃねーか!」

鶴「その通りよ!」

薺「嘘だ!そんなのあり得ない!だって、先輩はもう、一度生徒会長に成ってたじゃないですか!それで、立候補用紙を書いてまで続投宣言して、この時点で先輩のリーダー点は10!そうでなくても生徒会長をやってたという事実は変わりません!」

鶴「だから初めに言ったでしょ!解釈が間違ってたならどうかな?って!」

七美「どういう意味ですか?」

鶴「説明してあげる!零や理さんの情報によると、八期君は判子押しや印刷に失敗してた辺りから、役員達からの信頼感を失う。結果、その役員達から仕事を奪われ挙げ句の果てに『座ってるだけが仕事です』とも言われた!運動会や文化祭では揉め事のせいで、自分のやった仕事が有耶無耶に成ったり、他の人の手柄に成ってたりするから、目立った活躍はしてないことに成る!」

七美「それを何もやってないからリーダー点は0点だと言うのですか?」

鶴「その通り!そもそも彼は自ら立候補したわけではないからこの言い分は正当と言っていい!でも、それだけじゃない!」

全員「えっ?」

鶴「実は、零が犯した続投届けがまたややこしくするのよね!」

零「お姉ちゃんどういう事?」

鶴「続投届けの有無は本人に直接聞かないと承認されない!つまり、理事長か担任の先生辺りに続投するかどうかの有無を書く必要が合ったの!」

零「そうだったの?!」

鶴「口約束じゃ証明しずらいし、続投届けには有無の欄あるよ!ほら1番上に!」←続投届けを出して説明

零「本当だ!」

鶴「ところが、零の独断と先生達の確認不足で続投の有無が有耶無耶になり、彼は立候補用紙を提出!この意味分かる?」

全員「えっ?」

理「続投届けは生徒会長をやるかどうかの有無を説いている!しかし、零の独断で彼に続投届けは行ってないから、この時に彼は生徒会長の承認が貰えてない!さらに、彼は生徒会長の仕事のほとんどをやってない分、生徒会長の仕事自体をやってない事に等しい!つまり、彼は生徒会長をやってない判断となるからリーダー点は0点と言うことよ!」

七美「えっ?」

勇気「なんだよ!それ!」

鶴「と言うことは、彼が出したのは続投届けではなく立候補用紙!彼は生徒会長を続投ではなく立候補したことに成る!彼のリーダー点は0点だから、選挙なんかしなくても自動的に彼が生徒会長に成ってたのよ!」

薺「そんなの信じない!」

七美「そうよ!そうよ!」

勇気「そんなの鶴ちゃんのこじつけじゃん!」

鶴「何?理事長に逆らうって言うの?これは列記としたルールなのよ!何年も前からあるルールなの!あなた達は不正を許さないんじゃ無かったっけ?」

七斗「だとしても、絶対命令だけは許さない!そんな学校であんたは良いのかよ!」

署名した生徒達「そうだ!そうだ!」

零「お前らが綺麗事言ってんじゃねーよ!」

全員「ヒー!」

零「そもそも何でこうなったかって言ったら、去年の後期に誰も生徒会長に立候補しなかったのが原因だろう!それで、巡りめぐって八君に来た!やるだけやるように言ったけど、役員達がパワハラといういじめを犯して、彼は今年やり直しを誓った!それをお前らは邪魔するのか?ああん?!」

八期「そうだ!全部お前らが邪魔したんだろ!僕が生徒会長が嫌な奴は皆出ていけ!帰ってくるな!矯正学校でしごかれとけ!」

理「という訳だから、あなた達はいじめを犯したの!あっちで反省するのね!」

署名した生徒達「そんな・・・」

零「連行しなさい!」パチン←指パッチンで黒服を呼ぶ

男子「何すんだよ!」

女子「離して!」

七美「悪魔はどっちよ!」

七斗「こんなこと許されるか!」

巳夏「離せ!離せよ!」

香(赤木)「そもそも強制で、役員を選ぶことこそ間違ってる!」

勇気「人の自由を奪うのがこの学校なのか!何とか言えよ母さん!答えろ!こんなんで良いのか?」

芹「待って!」

全員「えっ?」

芹「黒服の皆さん、待ってください!このままではいけないと思います!」

八期「何がダメなんだよ!言ってみろ!」

次回・芹が歯向かう?

Re: ナンバーズ8 ( No.269 )
日時: 2023/05/07 16:13
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

267話・7(セブン)vs8(エイト)!全面戦争!・・・④
八期「何がダメなんだよ!言ってみろ!」

芹「八期!落ち着いて考えてみて!あんたが入学したまたは突然転校してきた学校で絶対命令が、発令されてたらどう思う?よーく、考えてみて!」

しばらく考え
八期「それは・・・、恐怖を感じる、何を言ってくるのか、自分達に自由はないのか?って・・・」

芹「そう!皆絶対命令が怖いんだよ!何されるか、何言われるか溜まったもんじゃない!それをいきなり言われた薺や1年生達はどう思う?知らないんだよ!」

八期「ああ・・・」

芹「去年、何が合ったのかこの子達は何にも知らないんだよ!そんな子達を相手に自分の邪魔をするな?この子達からしたら、自分達の自由を奪う独裁者だよ!」

八期「・・・」

芹「薺だって同じだよ!彼女からしてみたらあんたが何が合ったのか知らないんだよ!あんたが役員達にいじめられてたなんてこの子は知らないの!そんな形であんたから生徒会長の座を奪われたの!自分に置き換えればあんたなら分かるでしょ!」

八期「ご、ごめんなさい・・・」

芹「謝るのはいいわ!兎に角、薺を含む1年生達は許してあげて!お願い!」

八期「分かった!ただし、警告のレベル1とする!」

全員「えっ?」

八期「勘違いしないで、これは今回僕に歯向かったからでなく、世の中にはマルチ商法とか言う勧誘して金を騙しとる団体もいるからそういう事に気を付けるようにって言う注意だよ!」

理「そうね、そういうところは私達も警告しておくべきね!まあ、レベル1なんて大きな影響無いわよ!軽く『コラ!』って怒られる感じだと思ってくれればいいわ!」

七美「じゃあ、私達も・・・」

芹「あんたらは別よ!」

勇気「はあ?何でだよ!」

零「当たり前でしょ!誰のせいでこうなったと思ってるの?」

愛海「全てはあんたら元1・2年生達が生徒会長を立候補しなかったこと!そして、何より元役員達が前会長におんぶに抱っこのせいで過労死させたこと!」

町子「絶対命令が嫌だと言う主張はいや程分かる!だけど、八期君を生徒会長リコールさせる行為は、彼に対するいじめも同じ!あんたらが押し付けたのにも関わらず、リコールさせるのは完全なパワハラ!あんたらが文句を言う筋合いは一切無いのよ!」

理「よって、勇気、七美などを含む不正撲滅部は全員レベル6!前年度の生徒会役員達はレベル7!署名した1年生以外の生徒達はレベル4よ!これは絶対命令が嫌だと言う主張を考慮して低くしてるから!」

恵「何で私達が!」

零「全てはあんたらのせいなのよ!そんなことも分からないの?」

文月「葉月、あなたそれでいいの?」

葉月「何?文月姉!」

文月「香(赤木)から聞いた!あなた強制的に役員に選ばれたって!」

葉月「それってこれの事か!」

カチッ!

テープ

芹「じゃあ、仮に私が断ってたらどうするつもりだったの?」

零「土下座してでも全力で頼む!」

芹「それって私に拒否権無いじゃない!」

零「お願い!本当にお願い!」

テープの途中
香(赤木)「そうそれだよ!良いの?」

葉月「バカね、これには続きがあるのよ!」

カチッ

芹「まあ、そういうと思って、皆呼んでおいたよ!」

葉月「八期生徒会長のサポートか?」

八姫「頼まれなくてもやるよ!」

金「3年の学年代表なら任せて!」

歩「私も手伝うよ!」

秀喜「一肌脱いでやるか!」

零「せっちゃん、皆!」

芹「勘違いしないで、ここに居る私達は、多分自分達が選ばれると思ってある程度覚悟してたわ!まあ、そうでなくても、皆ヤル気満々よ!」

カチッ

金「つまり私達は・・・」

葉月「自らの意思で!」

芹「八期をサポートする為に生徒会をやろうと決めたの!」

八姫「こんな自分に自信の無い頼りない人のサポートができるのはあたしらくらいしか居ないから!」

勇気「でも、絶対命令は?」

愛海「あんたには前に言ったでしょ!八期君は聞き分けは良いから!私達はどうやって納得させれば良いのか分かってる人達が多いから!」

希「それに大きな責任がのし掛かるもの程、八君は自分で決定させないから!」

理「そんなに文句言うならあなた達もやってみる?絶対命令のテスト!」

全員「ええっ!?」

理「愛海、そこのドア閉めて!情報漏洩は避けたいもの!」

愛海「分かった!」

理「じゃあ、勇気達不正撲滅部のメンバーに聞くわ!今、あなた達個人に絶対命令を渡すとする!私に1つ命令しなさい!ちなみにこの質問の模範解答を知っているのは私のみ!零も愛海も星田先生すら知らないわ!」

勇気「その命令は何でも良いのか?」

理「ええ、勿論!ただし、1つだけよ!」

七美「はっ、簡単ね!こんな不正とか特別扱いだとか、何かの都合で守られてる人達を矯正指導出来るようにしてくださいよ!」

八期「バカだ・・・」

七美「何ですって!」

理「そうね、1番やってはいけない解答よ!」

七美「はあ?」

勇気「だったら、絶対命令を失くしてくださいは?」

香「その命令は使えない!勇気はやり直しね!」

橙子「あたしの言う通りにすれば皆幸せになります・・・」

理「もっとダメよ!典型的過ぎるわ!」

文月「レディファーストとか、女の子達が守れるように・・・」

理「アウト!世の中には痴漢を利用して、逆に引っ掛ける女子もいるの!」

勇気「文武両道を推奨してより良い学校作りに・・・」

理「全員ダメね!八期は素で一発で当てたのに・・・」

全員「ええっ!!!!!!!!!????????」

理「私は彼の解答を聞いた瞬間、まさかそう言うことを言うなんて思ってなかったわ!ちゃんと周りの事をそして自分の事を分かってるって思った!だから、彼に絶対命令を託したのよ!」

零「それに星田先生が顧問!先生が居れば1番安心できるのが八君自身だから!」

香「それじゃ、皆!しっかり反省するのよ!」

七美「畜生!覚えてなさい!」

八期「二度と戻ってくるな!」

七美「あんたの居る学校なんか戻ってくるか!役立たず!」

七美達が連行され・・・

芹「薺!」

薺「ん?」

芹「ごめんね、あなたの味方になれなくて・・・」

薺「・・・」

芹「八期の気持ち分かる?こいつは、生徒会長を押し付けでやらされて、周りに仕事を取られて、信頼を失って、勝手に辞めさせられて、自分の意志が無かったの!だから、どうしてもやり直したかった!」

薺「でも、絶対命令は・・・」

零「それは、八君が生徒会長という責任を果たせるようにするため!」

薺「どういう意味ですか?」

零「八君が求める生徒会長は、1年間仕事をまっとう出来る生徒会長!だけど、誰かに取られたら彼はまた役に立たない生徒会長になってしまう!そこで絶対命令!」

薺「そんなことのために?」

零「そうしないと、周りが遅いだの不器用だの、文句言って仕事を取られちゃうじゃん!頼まれるまで、他の役員は自分達の作業に集中!その為の絶対命令なの!そう、生徒会長が自分の出来る仕事に集中出来るようにするための絶対命令!」

薺「やっぱり信用なりません!下手したら、私達に仕事が沢山回りそうで・・・」

芹「仕方無いわよ!言うは安く行うは難しって言うもの!でも、百聞は一見にしかずとも言う!」

薺「どういう事?」

芹「薺、さあ生徒会入ってみない?」

薺「私が?」

芹「うん、生徒会長成りたかったんでしょ!来年目指すための信頼を勝ち取ると思って!」

薺「どういう事?」

芹「生徒会長の元で働けば、薺の仕事ぶりによっては来年推薦される可能性もあるってことよ!推薦はリーダー点関係無いから!」

薺「私、1年生からやりたかったんだけど・・・」

芹「1年も2年も変わらないわよ!何?1年生でなって何をしたかったの?まさか名誉欲とか言うんじゃないでしょうね?そんな下心のある生徒会長は要りません!それにあなたが絶対命令でも出来るという証人の第一人者になれば良いじゃない!」

薺「私が?」

芹「お姉ちゃんは慣れてるから、多分大丈夫って思ってるし、止め方も知ってる!でも、あなたは八期と初対面同然!八期の事分からないでしょ?」

薺「うん、じゃあ役職何が残ってるの?」

芹「零、何が残ってた!?」

零「ええっ!たしか・・・、会計と・・・」

芹「会計やらせれば!」

零「ええっ!か、会計?」

芹「他に何があるのさ!」

零「1年学年代表だけど・・・」

芹「薺はどっちが良い?」

薺「会計!」

芹「何で?」

薺「学年代表だと、リーダーを意味するからもしもの事を考えて、もう一度生徒会長に成れるチャンスが合った時に有利に進めたいから!」

芹「会計とかの方がリーダー点高いんだけど・・・」

薺「リーダーではないよね?」

芹「まあ・・・」

薺「私、電卓打つの早いし!」

零「言っとくけど、生徒会長絶対命令であることを忘れずに!」

薺「はい!」


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