二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.243 )
- 日時: 2022/07/31 22:21
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
241話・8の家出・・・③
御形「知らねーのかよ!コイツは放置自転車してたのに、罰則金払わず、静止させようとした管理人を突き飛ばして怪我させて逃げた殺人犯なんだぞ!こんな奴を家に入れるってどういう神経してんだ!」
パチン!
芹の母「えっ?」
八期「あっ!」
御形「芹姉、何すんだよ!」
芹「何にも知らないのが正義の味方面するな!」
御形「はあ?どういう意味だよ!コイツは傷害事件を起こした人間ってテレビで・・・」
芹「何でもニュースを鵜呑みにするな!コイツがどれだけ嫌な思いをしたなんてあんたになんか分からないわ!」
御形「はあ?加害者だぞ!そんな奴の気持ちなんて・・・」
芹「そんなことを言うのはこの口か!」
薺「お姉ちゃん!落ち着いて!それに聞いた話だとこの人のせいで私達後輩達の旅行先も変わったって言ってたじゃない!そんな人を信じるって言うの?」
芹「薺!あんたもそんなこと言うの!」
薺「だって、それで私達後輩がどれだけ迷惑掛かったか・・・、本来行きたかった場所が変わったりして、楽しみだった修学旅行が台無しになったんだよ!お姉ちゃんだってそうでしょう!」
芹「八期はそもそも正しく自転車を停めてたのに、心の無い奴に横取りされて、放置自転車扱いされて、悪いことしてないのに罰則金を払わされたのよ!あんたもそんな状況になって腹が立ったりしないの?」
御形「それは・・・」
芹「あんたが正しく自転車を停めてたのに、駐輪を横取りされても自業自得と思うなら、コイツを悪く言っても構わないわ!そんな人間まず居ないけどね!」
芹の母「芹の言う通りよ!彼が何か悪いことしたかもしれないけど、上辺だけ聞いて責めるのはおかしいわ!ちゃんと中身やそれに至る経緯を理解することが大事よ!それが出来ないあんたは偽善者も同じよ!」
御形「そんな・・・」
芹の母「彼に謝りなさい!でないと今日のご飯抜きよ!」
芹「悪者扱いしてごめんなさいって言いなさい!」
御形「悪者扱いしてごめんなさい・・・」
芹「ほら、薺も!」
薺「何で私まで?」
芹「あの旅行の変更の切っ掛けは八期に絡んだ同級生及び怒らせたダメ教師が原因なの!時に酷いときは、全体で罪を擦り付けたり、首謀者に仕立てあげたりと、悪質だったの!中には旅館の従業員の手違いや先生の注意事項による失態が招いたものもあった!一概に八期1人のせいとは言いきれないし、状況が状況過ぎて八期に同情するところもあるしね!」
芹の母「つまり、その事件には裏があるってことね!」
芹「そう言うこと!表向きは八期が起こした事件になってるけど、切っ掛けと中身は八期が同情できる被害に逢ってるから、裁判で言うと情状酌量とも言えるの!」
薺「うー・・・」
芹「だから、薺も!」
薺「すみませんでした・・・」
芹「私からも謝るわ!だから許してあげて!」
八期「うん、芹さんありがとう」
芹「えっ?」
八期「僕を庇ってくれて!」
芹「そりゃ、何回も経験してるしね!」
晩御飯
芹の母「さあ、遠慮せずどんどん食べてね!」
八期「ありがとうございます!」
芹「もっとゆっくり食べられないの?」
薺「お姉ちゃん、さっきの経緯だけど・・・」
芹「簡単に説明すると、有料駐輪場に停めてたところを誰かが満車で、置くところがなくて、自分の自転車を置くためが為に、人の置いてた場所から抜き取って自分の自転車を置いた為に放置自転車扱いされて八期の自転車を持って行ったの!八期からしたらちゃんと正しく停めたのに持ってかれたから盗まれと思って、取り返しただけって本人は思っているわ!」
芹の母「ニュースで聞いたことがあるわ!それは理不尽ね!私も管理人さんに訴えてたと思うわ!」
芹「ただ、証明が難しいのよね!かといって、そのまま返してもらうと、同じ言い訳をする人達が増えて放置自転車を回収することの意味が無くなるからね」
薺「他人事だと、自業自得と思うけど、自分だったら腹立つね!」
芹「さっきも言ったけど、旅行の件は人の装ったものを横取りしたり・・・」
薺「それで鍋とか焼き肉が失くなった!」
芹「寝る時に、男子達がこっそり抜け出したり、そんなことしたら連帯責任とか言われたり・・・」
薺「だから、門限以外の不要な外出は個人の責任になった」
芹「男子全員で女湯を覗こうとしたり・・・」
薺「それで先生達が旅館探しに戸惑ってる!」
芹「綱取ゲームのルールが曖昧だったりしたからね・・・」
薺「あの後綱取失くなったわよ!」
芹の母「それで、なんでお父さんに怒られたの?」
八期「人を傷付けたこととか、後物に当たるな!とか・・・」
芹「ああ、先週起きたコピー機騒動よ!あの後コピー機は遠隔操作されてたことが発覚したわ!ただ、八期が辞書でおもいっきり叩いたせいで、危うく火事になりかけたのよね、ボヤで済んだけど・・・」
薺「ヤバ!危なかったじゃん!」
芹「それでも、コピー機が自分の時だけ正常に機能しなかったら腹立たない?」
薺「まあ、確かに・・・」
御形「俺も叩いたり、蹴ったりしてたかも・・・」
芹「まあ、遠隔操作してた犯人が見つかったから、修繕費はそいつが払ったけどね!」
八期「でも、あんまりだよ!見てない奴がでしゃばるな!って話だよ!何もしらないくせに!」
芹の母「八期君のお父さんってどんな職業をしてるの?」
八期「両親共に芸能人!母だけは教師の仕事があって休業中ですが・・・」
芹の母「だからじゃないかな?」
八期「えっ?」
芹の母「芸能人って、自分だけじゃなく、その身内も普段の生活に気を付けないといけないの!」
八期「えっ?」
芹の母「だから、自分だけでなく、家族や親戚が法を犯しても犯罪者の家族としてイメージが悪くなるの!」
八期「そんなのただの決めつけですよ!やった本人だけの話じゃないんですか?ましてやそれが嘘かもしれないのに・・・」
芹「あんた、ニュースってどういう風に見てるの?」
八期「どういう風にって?」
芹「例えば、何かしらの事件が逢って犯人が否認してるのを聞いて・・・」
八期「小さい時は言い訳をしてるのか、って思ってたけど、バラエティーとかで冤罪事件があると聞いた時から、本当にこの人はやったのか?って現行犯以外は思うようになった!だから、政治家とかの嘘も、認めない限り、証拠が無い限りはニュース事態を疑うようになった」
芹の母「まあ、そういう人も居るけど、大半の人はニュースを鵜呑みにするの!だから、そうなると自分が法を犯すと、家族や大切な人達にも偽善者による被害を受ける場合もあるの!あなたのお父さんの場合、イメージが悪くなると、仕事も減って今ある生活が出来なくなるかもしれないの!」
八期「何で、僕のせいで、僕は悪くないのに・・・」
芹「お母さん、責める言い方はやめて!コイツ、自分が悪いと思ったときはちゃんと認めるタイプで、人が絡んだ時ほど加害者にされたら嫌ってことに敏感だから!
まずは、あんたのお父さんの気持ちになってみたらいいんじゃないの?」
八期「えっ?」
芹の母「そうね、仕事が順調に進んで、家族を養って行ける余裕のある生活をしていた矢先に子供が事件に巻き込まれた!それが加害者としてだったら?」
八期「でも・・・」
芹「1回、自分を捨てなさい!」
芹の母「自分の子供が加害者として世に知れ渡ってしまったらあなたはどう思う?」
八期「事件の事を疑う!」
芹「あんたの意見はそうかもしれないけど、一般論で行くと、親なのに子供をどう育ててきたんだ?って責められるの!」
八期「ああ」
芹の母「納得できるのね、そうなると周りからどう思われる?」
八期「わかりません」
芹の母「良いイメージを持たれる?それとも悪いイメージを持たれる?」
八期「悪いイメージです」
芹の母「そうなると、芸能人っていう仕事はイメージが大事になってくるから、たとえ自分でなくても身内が法を犯しただけでスポンサーから契約を切られたりなどして、仕事を失うの!」
八期「そんな!自分のせいじゃないのに!」
芹「世間の目とはこういう事なの!」
芹の母「お父さんの芸歴って?」
八期「もう20年以上はやってると思います」
芹の母「なら、尚更ね!20年以上も勝ち取った信頼を自分ではなく、家族に足を引っ張られて失くしてしまうのだから・・・、自分がお父さんの気持ちになったらどう思う?」
八期「腹が立ちます」
芹の母「そうよね?だから、お父さんはあなたにきつく当たっちゃったんだろうね」
八期「・・・」
芹の母「帰ったら、お父さんに迷惑掛けたこと謝らないとね!」
八期「はい、すみません、ありがとうございました」
- Re: ナンバーズ8 ( No.244 )
- 日時: 2022/08/01 21:12
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
242話・8の家出・・・④
芹の母「あら、洗ってくれるの!ありがとう!」
八期「家でよくやってるので!まあ、やってるのは僕と二お兄ちゃんぐらいですけどね!」
芹の母「この子達は誰1人として手伝ってくれないから本当に助かるわ!」
八期「いいえ、ご飯のお礼です!」
芹の母「きっとお母さんの躾が良いのね!」
八期「うーん・・・」
薺「ところでお母さん!この人はどこで寝るの?」
芹の母「そんなの芹の部屋に決まってるじゃない!」
芹「はあ?お母さん!」
芹の母「何よ、おかしな事言った?」
芹「おかしいも何も、私バリバリの思春期ですが!」
芹の母「何よ!まさか添い寝すると思ってた?」
芹「それ思ってたのコイツでしょ!」
八期「ええっ!僕はてっきりこの部屋に布団敷いて寝るのかと・・・」
芹の母「あなたのお母さんに電話で仲間外れが嫌いな子だからって言われたから、こんな誰も居ない部屋で寝かせられないわ!」
芹「だったら御形の部屋で良いじゃない!同性なんだからそっちが普通でしょ!」
芹の母「さっきこの子の担任の先生からも電話があって、男子と同じ部屋は色々壊れるのでやめておいた方が良いです!って、それにあんたこの子と3回同じ部屋で寝てるんでしょ?」
薺「ええっ!お姉ちゃん?」
芹「仕方無かったのよ!後、零とかが『良いじゃん、良いじゃん!』っていうし・・・、っていうか娘が心配じゃないの?」
芹の母「今まで何も無かったんだから大丈夫でしょ!」
芹「年齢が上がれば上がるほど危ないんですけど!」
芹の母「何かあったらお母さんが何とかするわよ!」
芹「何か起こる前提で話さないで!」
薺「何でそんな楽観的なのよ!」
芹の母「こんな子の孫なら何人でも良いわよ!」
芹「生ませる気か!」
芹の母「と言うのは冗談で、そんなこと起きるわけ無いじゃない!」
芹「合ったら合ったで困るわ!ってこれ普通親が言う台詞じゃん!逆転してるよ!」
芹の母「合っても、あなたなら余裕でフルボッコでしょ?」
芹「何で私が襲う側?」
薺「お姉ちゃんならやりそう・・・」
芹「寝てるのに?!」
八期「何で同じ部屋で寝るとがダメなんですか?」
芹の母「ほら、この子もこう言ってるんだし、何もないわよ!」
薺「その台詞を信じるの!?」
芹「本当にあんたは黙れ!何回目よ!」
八期「だって寝るって、ただ布団被って目を閉じて夢の中だよ!何が起こるのさ!まさか、僕殺されるの?」
芹の母「ほう、もしかしたら芹の方が犯したり?」
芹「犯すか!後殺しもしないわよ!何で私が襲う前提なのよ!」
芹の母「だったらそれを証明するためにも・・・」
芹「だから御形とか箱平の部屋は?弟達の部屋で良いじゃん!」
芹の母「もし、喧嘩になってお家が火事になったらどうするの?」
芹「コイツの家に訴えれば・・・」
芹の母「忠告が来てるのに?」
芹「もう、なんなのよ!それに襲わなくてもね、私過去3回寝不足になってるのよ!」
芹の母「何もされてないのに?」
芹「何かされそうで怖いのよ!」
八期「何かって何?」
芹「あんたは黙れ!って!」
芹の母「あなたが自意識過剰なだけでしょう!むしろ、 男の子と同じ部屋で何を期待してたのかしら?」
芹「してない!」
芹の母「なら大丈夫よね?」
芹「もう!」
芹の部屋
芹「良い?絶対私を触らないでね!」
八期「無理!」
芹「何でよ!」
八期「落っこちてきたり、踏まれたら・・・」
芹「私寝相悪くないし、ちゃんと確認するから!踏んだらちゃんと謝るから!」
八期「後、起こすの頼まれたり・・・」
芹「私早起きだから!じゃあ電気消すよ!」
八期「待って!」
芹「何?まさか夜更かししようとか言うんじゃ無いでしょうね?」
八期「トイレ行かせて!」
芹「階段降りて左よ!」
八期「ありがとう!」
トイレから戻り
芹「じゃあ電気消すからね!」
八期「お休み!」
芹「お休み!」
カチッ←リモコンを押す
しばらくして
八期・zzz
芹(もう寝た!何でこの状況で寝れるのよ!少しは緊張とかしなさいよ!)
数分後
芹(全然眠れない!)
この日の芹の睡眠は4時間弱だった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.245 )
- 日時: 2022/08/02 22:13
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
243話・8の家出・・・⑤
芹「お、おはよう!」
薺「おはようってお姉ちゃん隈が!」
芹「何で同年代の男子と寝なきゃいけないのよ!そしてアイツは何で意識無いのよ!」
芹の母「あら、おはよう!凄い隈ね!」
芹「誰のせいだと思ってるの!?」
芹の母「あんたが自意識過剰なだけでしょう!それに何もされてないんでしょ!」
芹「それはそうだけど、少しは意識してほしいわよ!何?私ってそんな女子として魅力無い?」
芹の母「何もない事は平和ってことでしょう!何もされなかったことを安心しなさいよ!」
芹「もう、人の気も知らないで・・・、それよりアイツはどこ行ったの?」
八期「僕の事?」
芹「あんた以外誰がって何やってるの?」
芹の母「洗濯物干すのを手伝ってもらってるの!流石に量が多いしね!」
芹「ってそれ私のパンツ!返しなさい!」
八期「無理!」
芹「何でよ!」
八期「ただ、干すだけだよ!それにこんな濡れてるのを掃くの?」
芹「自分で干すから!」
八期「理由に成らないことは聞きません!」
芹「返せ!」
芹の母「普段干さない人が文句言わないの!文句があるなら、最初から自分で干すことね!」
学校
部室
芹「ああ、もう!」
八姫「凄いご立腹だね!」
芹「アイツがいると私の生活がおかしくなる!」
葉月「何されたんだ?」
芹「勝手に人の洗濯物たたむし、しかも私の下着を平然と!寝る時に何もアクション起こさないし、女子の部屋で1時間待たずしてすぐ夢の中だったわ!私達の洗濯物を勝手に干すし、更に私の下着を平然と・・・、アイツ頭おかしいわよ!」
八姫「私も思う!私も毎日やられて・・・、寝る時は別だよ!でも洗濯物は・・・」
希「あの~・・・」
愛海「それは違うんじゃないかな?」
零「八君は、ただお母さんの言いつけ通りにしただけであって・・・」
町子「むしろ、間違った事はしてないんじゃない?」
青奈「あんたらは八期が変態行為をして欲しいのかして欲しくないのかどっちなのよ!」
芹「それは嫌だけど・・・」
八姫「女として意識されてないんじゃないかって悔しい!」
子「本当にそうかな?」
八姫・芹「えっ?」
子「本当に女の子として意識してなかったら、変態行為してたと思うよ!」
希「うん!」
愛海「私も思う!」
葉月「えっ?どこが?!」
町子「相手を女の子として認識していない人って、自己中だと思うんです!自分の欲望のためだけに利用すると言うか、なんと言うか・・・」
グレーテル「待て!なぜ町子が?」
町子「うちのお父さんがそうで・・・」
グレーテル「なんかごめん・・・」
希「女の子として意識してたら襲うわけないじゃん!そんなことしたら嫌われるんだよ!」
香「まあ、元々嫌われる意識のある八期がわざわざ自分から嫌われる行為はしないわよね!」
芹「でも、人の下着を・・・」
零「本人の中ではお手伝い!たたんでるだけなんだよね?」
芹「うん・・・」
零「それ以上何もないならそれで良いじゃん!むしろやられたいの?そんな変態が好きなの?」
芹「そんな訳無いじゃない!」
八姫「逆に皆は嫌だって思わないの?」
零「そりゃ被られるのは嫌だけど、たたんでくれるならありがとうでしょ!」
希「だよね!普通そこはありがとう!」
子「何もされないなら」
愛海「文句無いもんね!」
八姫「寝る時は?」
零「たまに一緒に寝てたよ!」
希「わたしは散々一緒に寝たよ!」
グレーテル「寝るだけだろ?他に何があるんだ?」
町子「ですよね?布団被って、目を閉じて、夢の中ですよ!他に何があるんですか?」
八姫「孤児メンバーは黙ってて!」
子「きっと、八期君はピュアなんだよ!下心がなくて、あなた達の言うことしかしない性格なのよ!多分彼の性格だし、むしろそこで変えたらダメだと思う!」
希「うん!子の言う通りだけど、考え方は違う!」
子「えっ?違うの?」
零「八君、基本ネガティブですから、怒られたくないとか嫌われたくないが、先に来るんです!」
子「洗濯物をたたむ行為は?」
希「さっき言った通りお手伝い!」
零「下着を被るという発想はまず無いでしょ!あれは一種のおふざけ!彼はそういった行為は嫌いですから!」
葉月「でも、下着1つで妄想とか・・・」
希「無いよ!下着泥の気持ちがわからない子だから!パンツ1枚で興奮できる子ではないし、やってたらまず声掛けたときに取り乱す!」
芹「でもブラとか・・・」
愛海「あの子バストの大きさ気にしないじゃない!むしろ今のうちにそっちに目覚めさせるのは良くないと思う!」
子「同感!意識させると私達が困るもの!」
芹「じゃあ寝るときも?」
愛海「うん!あなたが自意識過剰過ぎるの!何も無いならそれで良いじゃん!」
香「そもそも、アイツが理由もなく人に手を出すなんてあり得ないしね!」
八姫「それはそうですが・・・」
香「確かに女子ならではの心配はあるかもしれないけど、何もないなら何もないで良いじゃない!別に襲われた訳じゃないんだから!」
八姫「でも・・・」
香「そうやって、こっちから刺激すると変貌するかもしれないのよ!」
八期「何してるの?」
香「あっ、八期!いくつか聞くわね」
八期「はい」
香「自分のパンツを人が触っていたらどう思う?」
八期「周りに見せびらかさないなら、そっと返してくれたりとか・・・」
希「じゃあ、次は私から男女一緒の布団で争うことと言えば?」
八期「布団の取り合い!掛け布団は広い方が良い!」
青奈「自分の下着を八姫ちゃんに干されることは?」
八期「今日は干さなくて良いんだって喜ぶ!」
香「やっぱり昨日の芹ちゃんの行為は目に余る?」
八期「目に余るとは?」
香「気になった?」
八期「僕はただ、手伝いのつもりでたたんでるのに、なぜ怒られるのか、文句言われるのか納得いきませんでした!」
希「そりゃそうよね!自分は悪いことしてないのに!」
パン、パン
零「はい!総括!文句あるなら自分でやれ!よ!」
香「そうね、人に触られたくないなら、最初から自分でやれば良いのよ!人任せにせず!」
芹「は~い、わかりました・・・」
八姫「ええっ、めんどくさい!」
葉月「だから、八期にパンツたたまれるんだよ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.246 )
- 日時: 2022/08/03 22:15
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
244話・8の家出・・・⑥
芹「ただいま!」
八期「お邪魔します・・・」
希・零「お邪魔します!」
芹の母「あら、お友達?」
芹「ちょっと待って!零はともかく何で希先輩まで?」
希「一緒に寝るのが気になるんでしょ?私は気にならないから大丈夫!」
芹「わざわざそれだけのために?しかも泊まるの!」
零「八君の事1番深く理解できてるの私と希先輩よ!」
芹の母「あっ、芹!今日ちょっと用事が合って遅くなるから、冷蔵庫の中の物適当に食べて良いわよ!足りないなら、一万円まで材料買って良いからね!それじゃ!」
芹「お母さん?!」
零「ってことは私達だけね!」
八期「それじゃまずは洗濯物を・・・」
芹「私が取るから!」
八期「それが僕のルーティンなのに・・・」
芹「お客さんにそんなことさせてられないわよ!」
八期「お母さんに寛ぐくらいなら手伝えって、言われてるのに・・・」
零「せっちゃん?せっちゃんの部屋はどこ?」
八期「僕が案内しようか?」
芹「いい!私の部屋よ!」
部屋に案内され・・・
芹「取り敢えずあんたは宿題しときなさい!」
零「後、松本先生から預かってる塾の宿題も!」
八期「は~い」
芹「本当に家事は私がやるから!」
洗濯物取り込み中
芹「はあ、はあ、・・・、そう言えばこれは八期のだったわよね?」←好きな人の下着が気になる
芹「だ、誰もいないわよね?」←鼻を近付ける
薺「ただいま!」
芹「はあ!おっ、お帰り薺!」
薺「お姉ちゃんどうしたの?」
芹「何でもないわ!洗濯物を取り込んでたの!」
薺「普段やらないのに?」
芹「八期に自分の下着を触られるくらいなら、最初から自分でたたんでおけばいいって、周りから言われたから・・・」
薺「ふーん、お風呂先頂くね!」
芹「ドア開けっ放しで入らないでよ!フー!」
希「男子は変態扱いなのに、女子はそう言われないのね?」
芹「えっ?」
希「見てたわよ!八君のパンツ匂ってたでしょ!」
芹「いえいえ!私がそんなこと・・・」
携帯の動画
希「言い逃れ出来る?」
芹「と、盗撮ですよ!」
希「変態さんに言われたくないわね!人の所有物をそんな風にして・・・、まあ八君は気にならないでしょうが、あなたがそんなことするって知ったら引くでしょうね!」
芹「お願いです!この事は誰にも!」
希「だったら1つ条件があるわ!そしたらこの動画も消してあげる!」
芹「何ですか?お金ですか?」
希「私を何だと思ってるのよ!今後一切、八君が変態行為をしない限り文句を言わない!」
芹「と言うと?」
希「だから、下着1つたたまれる事などに文句を言わないってことよ!他にもあるけどわかってなければ私がいつでも指摘するわよ!」
芹「わ、わかりました・・・、それに指摘があるなら安心です」
希「まあ、人を理解するって難しい事だもんね!日々勉強よ!」
薺「お風呂上がったよ!」
希「おーい!八君!お姉ちゃんと一緒に入ろう!」
八期「ええっ、それは流石に・・・」
希「何よ!今までいつも喜んで入ってたじゃない!」
薺「お姉ちゃん、この2人どういう関係?ってか何で居るの?そして誰?」
芹「八期の幼馴染みのお姉さんの希先輩!昨日の事を話したら、理解者として一緒に泊まるって言ってきて、あと異性の幼馴染みほど、普通の感覚が鈍くなるのよ!」
薺「幼馴染みって怖いね!」
芹「ええっ、ある意味」
お風呂
希「ほーら、髪も体も全部お姉ちゃんが洗ってあげるからね!」
八期(気持ちいい事に変わりはないからな・・・、これはこれでいい!)
カポーン
希「流石に狭いか!」
八期「絶対狭い!」
希「向かい合わせは初めてかな?」
八期「いつも、お姉ちゃんの上に座ってたよね?」←13
希「そうそう!」←20
八期「他の兄弟とは入ってないの?」
希「そう言う時は大体お父さんと一緒だったね、たまにお母さんの場合も合った!八君と入る時は他の兄弟は無いね!安全対策でどちらかのお父さんかお母さんと一緒だったよ!」
八期「大きい」
希「もしかしてお姉ちゃんのおっぱいのこと?」
八期「それもそうだけど、背丈とか!」
希「そりゃ人間大きくなりますから!八君だって、最初なんかお風呂の釜に手が届いてなかったからね!」
八期「そうなんだ」
希「これ覚えてる?お風呂で溺れたこと?」
八期「話しには聞いてるけど、良くわかんない!」
希「入院した時の記憶は?」
八期「入院のベッドは覚えてる!だけど、退院までは曖昧!気付いたら保育園に戻ってた!」
希「お姉ちゃん毎日お見舞いに行ってたのよ!」
八期「希お姉ちゃん来る回数多いとは思ってたけど、毎日だったの?!」
トントン!
芹「あの早く出てきてもらえませんか?後ろがつっかえってるんです!」
零「2人だけの世界に入らないで!」
お風呂上がり
希「イヤー、お風呂は命の洗濯ね!」
八期「気持ち良かった!寝たくなるくらい!」
零「寝ちゃったら溺死するよ!」
希「そんなに私の頭洗い気持ち良かった?」
八期「うん、体洗いも!」
希「私は背中洗いが気持ち良かったわ!一生やってもらってもらいたかった!」
芹「肌が切れますよ!」
八期「それよりご飯は?」
零「今、せっちゃんが作ってるんだけど・・・」
芹←苦戦中
薺「お姉ちゃん、料理下手なんだから私に代わりなよ!」
芹「嫌よ!こんな奴に作らせるくらいなら自分でやった方がマシよ!」
八期「あの、僕料理苦手だし、やらないし・・・」
芹「そうなの?」
零「でないと、調理実習で揉めない!」
希「せっかく作ってるんだし、そのまま完成させなよ!料理は見た目だけじゃないから!」
薺「いいですよ!私が作り直しますから!」
零「本当に大丈夫!よっぽどのことじゃない限り、見た目を気にすること無いから!」
芹「よっぽどって?」
零「自分だけ切れてる卵焼きとか、仲間外れのような扱い!まるで差別されてるような・・・」
芹「じゃあ、全員分ね!頑張るわよ!」
零「それまで私達は・・・」
希「洗濯物でもたたみましょうか!」
薺「お姉ちゃんいいの?」
芹「自分のは先に取ってるから!」
薺「成る程、私のは?」
芹「取るわけ無いでしょ!」
薺「私の洗濯物を先に取らせて下さい!」
その後
薺作・見た目はバッチリの海鮮料理
芹作・見た目は完全に崩れた玉子料理
芹「さあ、どうぞ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.247 )
- 日時: 2022/08/13 23:12
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
245話・8の家出・・・⑦
希「これは・・・」
零「お世辞にも美味しそうに思えない・・・」
芹「悪かったわね!私料理苦手なのよ!」
八期「大丈夫かな?」
芹「見た目はあれだけど味は大丈夫だから!」
八期「まずは取り敢えず・・・」←薺の料理を食す
芹(やっぱり、美味しそうな薺からよね・・・)
八期「ウウッ!」
芹「えっ?」
八期「不味い!」
薺「はあ!?」
芹「嘘?」←薺の料理を食べる
八期←芹の料理を食べる
芹「普通に美味しいじゃない!」
八期「こっちの方が断然美味しい!」
芹「えっ?嘘!ありがとう・・・」←照れてる
薺「なんでよ!」
零「そりゃ海鮮料理なんだから!」
希「海鮮系苦手だもの!」
薺「はあ!?」
希「しかも、食わず嫌いじゃなくて、食べて嫌いになってるのよね・・・」
八期「ただ、少ないな・・・、食べたりない!すぐ無くなった!」
零「せっちゃん、失敗し過ぎて食べる量減っちゃったものね」
芹「恥ずかしいからやめて!」
希「なんなら、今度は八君が作ってあげたら!」
八期「ええっ!」
零「確か作れるものあったでしょ!」
芹「あんた作れるの?」
八期「かに玉なら・・・、かに玉の素があれば作れるけど・・・」
ガチャン
御形「ただいま!」
芹「あっ、御形!かに玉の素買ってきて!」
御形「はあ?何で・・・」
芹「昨日八期の事を殺人犯扱いしたのに?」
希「うわ!酷い!」
零「偽善者!」
御形「畜生!」
数分後
御形「買ってきたぞ!これで良いか!?」
芹「ええっ!1つだけ?」
御形「最初から指定しとけよ!」
芹「家が何人家族か分かって言ってる?」
御形「くそ、分かったよ!」
芹「後、卵も2パックお願い!」
御形「はーい・・・」
御形が買いに行ってる間に・・・
八期「材料はこんな感じか!」
薺「料理しないんですよね?大丈夫ですか?」
零「大丈夫!ちょっと焦がすか見た目が酷くなるだけで、味は大丈夫だから!」
薺「卵とか割れるんですか?」
八期「割れるよ!」←左手に持つ
薺「待ってください!今にも嫌な感じが・・・」
コンコン、パカッ!
八期「よし!」
薺「えっ?」
芹「八期、今どう割った?」
八期「こう、片手で・・・」
芹「あんた、片手で卵割れるの!?」
八期「こんなの簡単だよ!」
希「普通の人からしたら難しいわよ」
八期「そうかな?両手の方が難しいよ!」
芹「そんなわけないでしょ!」
零「普通、両手で割るのが基本だから」
薺「あの、先輩?先輩って左利き何ですか?」
八期「右利きだけど!」
芹「あんた左手で割らなかった?」
八期「左の方が上手いもん!」
零「右利きなのに?」
御形「ただいま!」
芹「あっ、お帰り!御形ありがとう!八期、まだ割るでしょ!3段階で比較させて!」
両手→殻が入ってぐちゃぐちゃ
右手→黄身が切れる
左手→完璧
芹「えっ?片手割りってこんな簡単だっけ?」
薺「両手割りってこんな難しかったですか?」
八期「さてと・・・」←水の用意をする
芹「水なんて適当で良いわよ!」
八期「良くない!少し違うだけで上手く出来なくなる!マジで!」
零「八君がこう言ったときは、経験してるからこその自信だから!」
希「まあ、分量を間違えてはいけないのは当たり前よね」
八期「トッピングとか入る?僕はチーズとかツナマヨとか入れるけど・・・」
零「じゃあ、私チーズ!」
希「お姉ちゃんはツナマヨにしようかな!」
薺「ツナマヨは太りません?」
希「その分動いてるから!」
零「3種類作って食べ比べれば良いよ!」
芹「あっ、ご飯は・・・」
八期「さっき、炊いといた!」
芹「ご飯も炊いてるの?」
八期「部屋の掃除と料理以外ならやってるよ!」
零「この場合の料理はコンロを使って、焼いたり炒めたりするものを想像して!」
芹「電子レンジは?」
八期「基本冷凍食品しか温めないので」
芹「確かに料理と言わないわ」
希「ご飯ついだよ!」
八期「希お姉ちゃんありがとう!これはスタンダード!」
ご飯の上に玉子を乗せる
零・希「おお!上手い!」
八期「何回かやって慣れた!」
その後チーズ入り、ツナマヨ入りも完成
八期「さあ、後は餡作りだけだ!」
芹「正確に計るわね」
八期「マジで少しずれただけで餡出来ないもん!」
薺「お姉ちゃん、マジで!分量間違えるとトロみが全然出来ないよ!」
それぞれ餡を掛けて
八期「完成!」
芹「見た目はあれだけど・・・」
零「まあまあ、出来てる出来てる!」
希「まあ、美味しかったら良いのよ!私が分けるね!」
芹「先輩ありがとうございます!」
希「家も姉弟多いからこう言うのは慣れてるからね!」
八期「かに玉って、美味しすぎて、ご飯を食べさせられるんだよね」
芹「えっ?」
希「ご飯が進むって事なんだけど、お腹いっぱいでも、ご飯が食べたくなるからあんな表現なの!」
零「食べられないことを分かっていてもご飯が進むって意味よ!」
芹「皆、ご飯出来たよ!」
芹の弟妹達「はーい!」
全員「いただきます!」
八期「やっぱり美味しい!」
希「ツナマヨ合うわ!」
零「チーズが甘い!」
芹「確かに、これはこれで美味しい!」
薺「ええっ?これが美味しいと感じないわ!」
八期「はあ?どこがだよ!」
薺「まず、お米が不味いし・・・、・・・」←専門的観点で文句を言う薺
薺「こんなのだったら私だってもっと美味しいかに玉作れますよ!」
芹「薺!張り合うな!」
薺「ええっ?だって本当の事だもん!」
芹「そんなことこいつに聞かせたってちんぷんかんぷんよ!」
希「それに、八君は別に料理人とか目指してもなければ、難しい料理に挑戦する気もないから!」
零「こう言うときは、完食出来るほど美味しいって言えば良いのよ!」
芹「何で?」
零「食べられないものを食べさせるのって嫌でしょ?完食できるとは、美味しいから完食出来る!嫌々食べてるのでなく、美味しいから完食してしまう!本人にとってはこれが最高の褒め言葉だって松本先生が言ってた!」
希「そもそも自分も食べるから自分が食べて完食出来るのなら、それは美味しい、食べられないのなら不味い、それくらい分かるもん!」
芹「それにあんた3杯目じゃない!美味しくないと食べないでしょ!?」
薺「こっ、これは美味しいから食べてるんじゃなくて、残すと勿体ないから消費してるのよ!」
八期「無理に食うな!」
薺「嫌ですよ!」
芹「八期、美味しいって!」
薺「私ほどではありませんが・・・」
八期「だろうな!」
薺「えっ?」
零「自分に自信持ってないからこんな回答なの」
ピンポーン!
芹「こんな時間に誰かしら?はーい!」
玄関
芹「はい、どちらさんですか?」
ガチャン
健「松本・・・八期・・・の・・・父・・・で・・・す・・・」←顔がボコボコ
芹「えっ?」
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