二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.190 )
日時: 2022/04/25 21:48
名前: いくちゃん (ID: 1OHGFOUy)

188話・最悪なスキー林間・・・①
雪景色
八期「うおお!真っ白!」

零「沢山積もってるね!」

香「当たり前よ!冬なんだし、北の地域なんだし!」

零「私、スキー初めて!上手く滑れるかな?」

八期「僕も!想像は出来ても実際は・・・」

香「見るとやるとでは大違いよ!それに誰だって初めての事は出来ないんだから!」

理珠「その通りです!」

香「それより先生は、今日こそ大きな事件が起こらずに平和に全員で帰ってきたいわ!」

理珠「この学年の旅行は必ず1回は何か大きな揉め事が起きますしね!」

零「本当、何でだろう?」

八期「そんなこと言われても僕は知らない!」

零「先生は誰かが大怪我して救急車と誰かが揉め事起こして強制送還どっちが良いですか?」

香「やめて!縁起悪い!しかも何かある前提?」

目的地到着
松村「ええっ、生徒指導の松村です!皆さん、林間中は先生達の、スキー授業の際はインストラクターの方の言うことをきっちり聞いてください!さもないと、容赦なく重い罰を与えます!最悪強制送還です!そこのところを肝に銘じて今日から3日間のスキー林間を良いものにしましょう!」

生徒達「ハ~イ!」

香「まずは、各自自分の部屋に荷物を置いて、食堂に集合!昼食の後にスキーをします!」

昼食後
インストラクター「ええっと、今日から3日間この班のインストラクターを勤めます山本です!呼びやすいように山本コーチと呼べば、対応します!」

班員「ハ~イ!」

山本「まずは、片仮名の『ハ』の字を意識して!」

大樹「こうですか?」

八期「こうかな?」

敦士「こうだろ!」

山本「足の広げ方によって早さも変わってくるから!」

しばらく練習した後
山本「よし、皆ある程度出来てきたから、リフトで上まで登って坂の中腹辺りから滑ってみようか?」

班員「はい!」

山本「特に、八期君と昌義君は私がサポートするから!」

2人「はい」

リフトに乗って頂上までところが・・・

八期「おっと、どうすれば良いの?」パタン!

山本「大丈夫?」

八期「大丈夫です」

山本「さあ、皆板を外して、ある程度歩いて傾斜の緩い所から滑って行くよ!」

ポイントに来て
山本「まずは八期君をサポートするね」

八期「お願いします!」

山本「他の子は自分のペースで行っていいけど、あまり遠くへ行かないように!」

班員「ハ~イ!」

滑り終わりまたリフトへ
八期「楽しい!だけど怖い!」

大樹「いやいや、普通逆だろ!」

八期「でも、コツつかめたかも!」

山本「じゃあ次は1人で行ってみる?」

八期「はい、やってみます!」

ところが
八期「ハの字意識、ハの字意識・・・、ああどんどん早くなる!助けて!コーチ!」

ドン!

昌義「おい!何すんだよ!」

八期「ごめん!止まらないから、コーチの所に行くしかなかった」

昌義「俺がサポートされてるんだよ!」

山本「2人共怪我は無いかい?」

八期「大丈夫です!ごめん、三村大丈夫?」

昌義「別に怪我はしてないよ!たく、気を付けろ!」

八期「本当にごめんなさい!」

しかし、本当に最悪な事はこの夜に起こるなど誰も想像していなかった!
そして、また食堂が壊れるなど誰も思っていなかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.191 )
日時: 2022/04/27 22:43
名前: いくちゃん (ID: 1OHGFOUy)

189話・最悪なスキー林間・・・②
部屋に戻り
大樹「おっ、このテレビ映るぞ!」

昌義「色んな番組やってるな!」

八期「NHK見れる?」

大樹「どうやら、見れそうだぞ!」

八期「わーい!明日しかみれないお話あるんだよな」

敦士「その前に風呂だろ!」

八期「そっか、よしこうなったら明日は早く入って早く出よう!」

大樹「体はちゃんと洗えよ!」

八期「勿論!」

更衣室
?「よう、大樹!」

大樹「おお、西夏!」

西夏「なあなあ、お前らもやらねえか?」

敦士「なんだよ!」

西夏「そんなこと、お前らだって分かってんだろ!」

?「覗きだよ!覗き!」

昌義「悠人、マジでやんのか?」

西夏「もう、ほとんどの奴が参加決めてるぞ!お前らもやろうぜ!」

八期「僕はやらないよ!後が怖いし、それに見たいテレビあるし!」

西夏「そんなこと言って、本当はお前だって女子の裸見たいんだろ?ああ、言ってみろよ!」

八期「嫌だね、僕は絶対見ないから!」

悠人「お前臆病者だなぁ!だから、お前はいつまでも弱虫なんだよ!」

八期「関係無いね!やめるなら今だよ!先生に見つかっても知らないよ!(後で伝えとこ)」

大樹「たく、空気の読めねえ奴!」

昌義「普段ああなのに、真面目ぶって!」

他の男子達「おーい、早くしろ!」

西夏「おお、待てよ!今行く!」

八期(全く、何やってんだか、知~らない!)

一方女湯
零「ふー、良いお湯!」

芹「もう懲り懲りよ!」

零「どうしたのせっちゃん?」

葉月「リフトに乗ってたら途中で止まってその衝撃で落ちそうになったんだって、何とか芹姫を守る会のメンバーが立ち入り禁止用のネットを持ってきて怪我は無かったけど・・・」

零「それは大変だったね、想像しただけで怖そう・・・」

歩「命あるだけ良かったじゃん!」

芹「良くないわよ!私高い所大嫌いなのよ!寿命が10年縮まったわ!」

八姫「それよりも芹ちゃん、スキー上手かったよね」

芹「まあ、小さい頃少しかじってたから!」

零「へー、私なんて制御出来なかった!もう転ぶことしか頭無かったよ!」

葉月「八姫に至っては雪ダルマに成ってたしな!」

八姫「成ってない!ジー!😒」

葉月「何?」

芹「葉月って普段何食べてる?」

葉月「いや、あんたらと同じものですが?」

八姫「それでこの大きさ?!この野郎!この野郎!」

芹「裏切り者!肉まんお化け!こんなの反則よ!」

葉月「や、やめろ!」

零「わあ、醜い争い!引く~!」

歩「零ちゃんだって女の子なんだから気にしようよ!」

零「ええっ、胸の大きさなんてどうでも良いじゃん!」

八姫「何よ!零だって同じでしょうが!」

零「私葉月ちゃん程無いよ!」

芹「それでもあるにはあるじゃない!」

零「それ、八君が聞いたら引いて呆れるね!」

歩「そうなの?」

零「希お姉さんが言ってた」

3人「何でよ!」

香「何の話してるの?」

零「先生!」

香「何よ?そんな驚いて!」

零「だって、去年の修学旅行で子供のように体を隅々まで洗われて・・・」

香「子供のようにって、あなた子供じゃない!」

零「そんなに小さくありませんよ!」

香「何、言ってるのよ!十分小さいわよ!」

零「どこ見て言ってます?」

香「あんたのお姉ちゃんと比べたら」

零「どこのこと言ってます?」

香「年齢!」

零「当たり前ですよ!せめて体の一部を言ってくださいよ!」

芹・葉月「フフフ!」

零「何で笑うの!」

芹「だって零と先生の喧嘩が・・・」

葉月「まるで親子みたいで微笑ましいなあって!」

香「ありがとう!」

零「そこ、お礼を言う所ではないですよ!」

芹「それより先生はなぜ服を着たまま?」

香「何か合った時の為にね!着てた方が都合が良いの!」

女子A「先生!この敷居の壁の向こう側から物凄く騒がしい音が!」

香「分かったわ、きっと男子達がここを覗こうとあの手この手の作戦を企てそうね」

芹「まさか、八期も?」

葉月「まあ、あいつも男だし、関わってんじゃないの?」

零「私は無いと思う、犯罪と分かっていることには絶対手を染めないから!」

香「理珠ちゃん!」

理珠「お呼びでしょうか?」

葉月「あんた、アンドロイドなのに普通に入ってるわね」

理珠「防水加工されてる肌でして、素材も肌触りも皆さんと変わりありませんよ」

零「葉加瀬さんって人凄い!」

香「透視とか瞬間記憶とか出来る?」

理珠「はい、先程から怪しい感じは合ったので、壁の向こう側の声紋も録音しています!」

香「話が早いわね!何か合ったらお願いね!」

理珠「分かりました!」

一方の男湯
西夏「おい、桶でピラミッド型の台を作れ!」

悠人「それが無理なら人間ビラミッドだ!」

大樹「それ上った奴しか見れないやつ!」

西夏「後で順場変わってやるから!」

悠人「堂々としてたら見つかるぞ!」

敦士「何か隙間とか作れねえかな?」

西夏「それも合ったか!」

悠人「よし、何か隙間を開けれそうな穴を・・・」

グラグラ、バタン!←しきりの壁が倒れる

女子達「キャアー!!!!!!」

男子達「あっ!(見つかった)」

西夏「お前ら、今すぐ逃げろ!」

八期入浴後
八期「いい湯だったな、でも1人の方が良かったな!
さあ、着替えも終わったし先生に報告、報告!」

ドタドタドタドタドタドタ・・・

八期「なんだ?」

西夏「お前ら!早く着替えろ!」

松村「そこまでだ!お前ら一体何をしていた?」

男子達(あっ!これヤバい・・・)←汗ダラダラ

八期(見つかったのか!)

松村「男子全員部屋に戻れ!お前ら夕飯抜きだ!」

男子達「そんな!」

八期「ええっ!」

松村「女湯を覗いた罰だ!当然だ!」

八期(はあ?関係無いのに・・・)

Re: ナンバーズ8 ( No.192 )
日時: 2022/04/27 21:48
名前: いくちゃん (ID: 1OHGFOUy)

190話・最悪なスキー林間・・・③
八期「何でだよ!僕は何もしてないし関係無いだろう!」

松村「嘘つけ!そうで無かったしても注意の1つや2つ出来ただろう!」

八期「『やめるなら今だよ!先生に見つかっても知らないよ!』って言ったよ!」

松村「口だけじゃなく行動で示せ!引っ張ってでも止めるべきだ!それをしなかったお前にも非がある!連帯責任だ!分かったな?兎に角部屋に帰れ!」

取り敢えず渋々戻る
八期「あの野郎!意味分かんねえ!頭おかしいだろ!」

大樹「それは俺らもだぞ!何せずっと人間ビラミッドの土台だったんだぞ!」

敦士「俺だって1番下だったんだぞ!」

八期「知るか!お前らが覗きなんかするからこうなったんだぞ!」

放送「えー、スリーシスターズ学園の男子達全員エントランスに集まりなさい!その際荷物は全て纏めて来るように!」

八期「はあ?」

一方
栞「えー、女子の皆に連絡です!我が校の男子達は先程の覗きをしたため、全員強制送還となりました」

女子達「イェーイ!」

芹「当然よ!」

葉月「当たり前ね!」

零(良いのかな?嫌な予感がする・・・)

エントランス
松村「全員集まったな!」

男子達「・・・」

松村「たく、お前らも思春期だからあんな行動をする気持ちも分からんでもないが、覗きなんて最低かつ卑劣な行為だ!全く情けない!こんなことで林間が終わるなんて・・・」

男子達「・・・」

松村「そんな卑劣なお前らは全員強制送還!このまま帰ってもらう!」

男子達「ええっ!」

松村「お前らのやったことは社会で言う犯罪だ!そんな奴らを置いていけるか!坂田先生、後は頼みましたよ!」

坂田「分かりました、お前ら!早くバスに乗れ!」

男子達「はい・・・」

ぞろぞろ・・・

八期1人ぽつり

坂田「こら!お前も帰るんだよ!」

八期「嫌だ!」

坂田「帰れ!」

八期「僕は何も悪くない!」

坂田「ほら、バスへ行くんだ!」

八期「ヤダ!ヤダ!」

バスの前
運転手「もう全員乗りましたか?」

坂田「まだこいつを入れて最後です!ほら、入れ!」

八期「嫌だ!」

坂田「坂口先生、お願いします!」

坂口「はい!」

強制的に入れられ・・・

パシャん←バスのドアが閉まる

ブルルル・・・

パン!

パリん!

教師達「えっ?」

ぶー!ぶー!ぶー!・・・

坂田「前田先生、何が合ったんでしょうね?」 

前田「ドアが空きましたよ」

パシャン←ドアが開く

八期「おら!」

坂田「うわあ、坂口先生!」

前田「運転手さん!大丈夫ですか?」

運転手「あの子に散々殴られました・・・」

坂田「こら!暴れるな!」

八期「おら!」

ドン!ドン!ドン!ドン!←頭突き

坂田「うわあ!」←気絶

前田「やめんか!」

八期「バカやろう!」

ドン!ドン!ドン!ドン!←バスに打ち付ける

八期「はあ、はあ、はあ・・・、うおおおおお!」

食堂

バーン!

女子達「ええっ?」

零「八君?」

女子A「帰りなさいよ変態!」

女子B「こっち来ないで気持ち悪い!」

八期「ああ?なんだと!」

女子A・B「キャアー!」

ガシャン!

八期「おら!」

芹「八期!やめなさい!」

栞「女の子を踏まないの!」

八期「うるせー!」

パリン!パリン!←食器を投げる(ナイフとフォーク以外)

零「2人共!これ以上火に油を注がないで!」

八期「誰が変態だ!誰が覗きだ!もういっぺん言ってみろ!」

女子達←気絶

松村「お前!まだ居たのか!それに理不尽に女子生徒を傷付けて、許さん!」

八期「この大馬鹿野郎が!」

松村「今、なんって言った?」

八期「何度でも言ってやるよ!何も知らない大馬鹿野郎!」

松村「貴様教師に向かって・・・」

八期「おら!」←椅子を振り回す

松村「やめろ!離せ!」

八期「おら!おら!」

松村「やめろ!」

八期「ああん?このバカか教師が!あっ!」←手が滑る

葉月「皆、避けろ!」

バタン!ガシャーン!←炊飯器とスープの鍋が倒れる

八期「松下さん達ごめん、大丈夫?当たってない?」

松村「隙あり!」

八期「ウッ!」

松村「よくも食べ物を粗末にしたな・・・、お前なんか・・・」

ヒョイ!←襟を捕まれる

松村「えっ?」

パチン!←ビンタされる

松村「何をするんだ!親父にもぶたれたこと無いのに!」

ヒョイ!←背負い投げ

松村「嗚呼!」

ドシーン!

香「はい、あんたクビね!解雇処分よ!」

松村「そ、そんな!」

香「理事長と掛してたんでしょ?あんた全然解決出来てないじゃない!あんたも男子達と一緒に帰って!2度と戻ってくるな!分かったな!」

松村「なんだと!」

香「往生際が悪いわね!」

その後松村は星田先生にぼこぼこにされてタクシーで強制帰宅となった。

Re: ナンバーズ8 ( No.193 )
日時: 2022/05/02 22:01
名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)

191話・最悪なスキー林間・・・④
芹「何でまた私達が!」

葉月「あいつのやった惨劇の後始末を・・・」

歩「逆にこういうことが当たり前っと思う自分がいる!」

愛美「確かに、あの子が絡む旅行で事件が無かったことって合ったかしら?」

零「ただ、1つ言えることは彼はあくまで被害者なので!」

愛美「でも、これで今日の晩御飯全滅よ!男子達の分も残飯にしたそうだし・・・」

芹「それよりも、さっきうちの担任の栞先生も八期の所に行ったけど、大丈夫かしら?」

かおる「一応大丈夫なんじゃない?だって、あの子を止められるのは担任の香先生だけなんだから!」

一方
香「ほ~ら、落ち着いて、深呼吸、深呼吸」

八期「ふー、はー!ふー、はー!」

栞「あなたね、女の子を踏みつけるなんてどういう神経・・・」

八期「あいつらが悪いんだろ!」

香「栞先生!火に油を注がない!」

栞「だって、うちのクラスの女子生徒2人が理不尽に襲われたんですよ!黙ってられますか!」

香「八期、あんたは黙ってて、先生がなんとかする!
うちの八期は相手に腹が立つ理由がない限り、手を出すことは決してありません!」

栞「何を言ってるんですか!現に手を出してきたじゃないですか!しかも気絶させるほど!何の理由があるんですか!?」

香「恐らく十中八九、あの2人が八期を覗きと断定したからです!」

栞「はあ?男子全員で覗いてたんでしょ!しかもピラミッドとか作って・・・」

香「では、あなたはそれを見たのですか?」

栞「見てはいないわ!私はその時お風呂に居なかったし・・・」

香「では、あなたははっきり見てないってことですね!」

栞「でも、あの子達は男子全員って!」

香「ええっ、言うでしょう!あの時はほとんどの男子、もとい見た瞬間では何人居るか分からない程の男子が居ましたが、八期を特定出来ますか?」

栞「香ちゃん、知らないの?そうでなくても疑わしい人物として、同じ扱いに成るって!」

香「ええっ、そうなるわね、でも私は八期を信じるわ!」

栞「それなら、私だってうちの生徒を・・・」

香「時には叱ることも大事よ!」

栞「それは香ちゃんだって!」

香「私は八期がやってないと言う確信があるの!」

栞「どういうこと?」

香「八期が食堂で松村と対峙してたとき、この子は椅子を持って振り回した」

栞「それは松村先生を殺そうとしたんじゃないの?」

香「そんな勇気この子には無いわ!もし、そうなら椅子を放り投げてるもの!あれは捕まえられないように近付けさせなかったのよ!」

栞「でも、それがどう関係・・・」

香「その後よ!椅子を振り回して抵抗していたら、思わず手が滑って松下さん達の班の誰かに当たりそうになった、松下さんの指示で間一髪避けれたけど、下手したられ誰かに当たって怪我をしていたかもしれなかった」

栞「それがどうしたんですか?」

香「この子はそれを見て彼女達に『ごめん』と一言謝ったの!それは自分のやってることが人に危害を加えそうになった、自分のせいで怪我しそうになったと気付いた証拠よ!」

栞「だからって、お風呂の覗きとは無関係じゃないですか!」

香「関係有るわ!もし、本当に覗きをしてたら、この子は絶対手を出さない!そもそも、先生にすら文句を言わないのよ!」

栞「その、言い方だと彼は覗きがバレたら正直に謝ると言うことですよね?」

香「ええっ、勿論!言わなかったとしても、文句は言わないわ!だって、自分がやったことは事実なんだし!まあ、やるつもりは一切無いだろうし!」

栞「そんなの分からないじゃないですか!都合の悪いことは隠す!人間そういう汚い方が多いんですよ!」

香「あなた、何も分かってないわね」

栞「えっ?」

香「そっか!八期の担任じゃないもんね!」

栞「どういうことよ!」

香「今言った台詞を八期にありのまま伝えて殴られたら良いわ!私は八期の担任であの子の事を理解してるし、嘘つく時の癖や、パターンは把握済みだから!」

栞「何で、私が殴られなきゃ・・・」

香「自分に置き換えて考えてみなさい!やった事の無い罪を擦り付けられて、あなたはいい気分?」

栞「そ、それは嫌よ」

香「冤罪なのに、周りが自分を犯人扱いや、悪いように言う、そんな状況に耐えられる?それが出来るなら八期の説得をするわ!出来ないなら、彼女達に謝罪させて!」

栞「わ、分かったわよ!あの子達に謝罪するように説得するわ・・・」

トントン

栞「真中さん、畑中さん?」

真中「何ですか?」

畑中「身体中痛いんですけど・・・」

栞「単刀直入に言うわ!あなた達、松本君に謝罪して!」

真中「ええっ?」

畑中「何で私達が!理不尽に襲われた被害者ですよ!」

栞「香先生が言うには、松本君は覗きを一切せずに疑われて、犯人扱いされた子なの!だから、あなた達が覗きの変態って叫んだから、自分は違うって怒ったの!」

真中「でも、ほとんどの男子が・・・」

栞「全員では無いよね?そこに松本君は居た?覚えてる?」

畑中「分かりません」

栞「じゃあ、彼に覗きを断定したこと謝らないと!」

2人「はい・・・」

その後、先生達の前で2人は八期に謝った。

Re: ナンバーズ8 ( No.194 )
日時: 2022/05/04 15:29
名前: いくちゃん (ID: 0vp.9PUm)

192話・最悪なスキー林間・・・⑤
芹「ああ、今日はもう最悪よ!リフトは突然止まって落っこちそうになるし、男子達にお風呂は覗かれるし、晩御飯は台無しだし、その掃除をさせられるし、しかもその代わりがコンビニ弁当やお惣菜だし、挙げ句の果てに、あんた何でまたここに来てるの?」

八期「そんなこと僕に言われても・・・」

葉月「歩は元々男なんだから、一緒に居ればいいだろ!」

歩「男子の部屋全部キャンセルしたんだって!キャンセル料だけじゃなく、再度宿泊料入れるくくらいなら一番マシな場所に入れとけば良いって星田先生が!」

芹「あの先生、倫理分かってんの?」

零「本人が意識してないから大丈夫って!」

芹「それ絶対大丈夫じゃないわよ!」

葉月「それ、こいつが倫理分かってないって事だろ?」

零「違うよ!八君は人前で服を脱いだり、理由もなしに人を襲うことは無い!って事よ!それに過去2回一緒に泊まって何か合った?」

芹「無いけど、それはそれで嫌だ!」

八期「何で?」

葉月「お前は黙ってろ!」

理珠「大丈夫ですよ!いざとなれば私が止めますので!」

葉月「本当か?」

理珠「はい、葉加瀬からもマスターの言うことも大事ですが、マスターを指導する大人の言うことも聞くようにと!」

葉月「それでどこだ?」

八期「勿論襖の前!」

八姫「真ん中じゃないのよね・・・」

次の日
芹「なんとか朝御飯は豪華だったね」

八姫「下手な話、夕御飯代帰って来ないかしら?」

零「先生に聞いてみたら、帰って来るって!」

葉月「特だね!」

零「今林間に来てるメンバーだけで、帰った男子達が物凄く値上がる!」

芹「自業自得ね!それで八期は私達のグループなのね?」

八期「星田先生に言われた」

リフト
芹「嫌だ!嫌だ!もうリフトに乗りたくない!」

香「どうしたの?後ろがつっかえってるのよ!」

零「実は芹ちゃん昨日リフトから落っこちそうになって・・・」

葉月「リフトなんてそうそう止まらないから!」

芹「私、昨日落ちかけたのよ!葉月だって見たでしょ!」

八姫「上行かないとスキー出来ないよ!」

芹「歩いていく!」

理珠「時間的に効率が悪いかと・・・」

芹「それでも良い!」

葉月「良くないだろ!」

八期「嫌だ!嫌だ!リフトなんてもう乗りたくない!」

八姫「八期も?」

零「八君もリフトから落ちかけたの?」

香「ああ、こいつは昨日からリフト降りるのに失敗して転けまくってるのよ」

葉月「そんな大したこと無いじゃない!」

零「私だって転けてるよ!」

香「それが、昨日は1回目の時に止まりかたが分からず、ちょっと行った柵にぶつかって転けて、2回目の時は降りる手前で転けてリフトに頭を引っ掛けたのよ!私すぐ後ろだったから、慌て駆け寄ったわよ!まあ、大事には至らなかったけど・・・」

葉月「その時って・・・」

零「リフトが一時停止とかしました?」

香「さあ?でも、八期の頭が引っ掛かってたらリフトなんて動けないでしょ!それにあの時警告音なってたから」

芹「それよ!大きなブザーがなって驚いて落ちかけたんだから!あんたのせいだったのね!」

八期「知らないよ!こっちは頭挟まって痛いし、怖いし・・・、もうリフトなんて懲り懲りだ!」

香「あっ、栞ちゃん!」

栞「香ちゃん?どうしたの?」

香「あなたの生徒がリフトにトラウマ持ってるから一緒に乗ってってあげて!私はうちの生徒と一緒に乗るから!」

栞「分かった、それで誰?」

香「草ちゃんよ!昨日リフトから落ちかけたそうよ」

栞「ほら、先生が絶対あなたを守るから!」

香「八期、あんたもね!先生が絶対あんたをサポートするから!」

八期・芹「はい・・・」

その後何事もなく2日目のスキーし終わった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。