二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.78 )
- 日時: 2020/10/12 22:07
- 名前: いくちゃん (ID: yeXFGmca)
76話・遠足の騒動
今日は習字の展示施設まで遠足
係員「はーい、皆さん!押さずに騒がず2列に並んで付いてきてね!」
零「うわあ、綺麗な字!」
八期「たしかに、こんなに綺麗になんかとても書けない!」
理珠「本当に人が書いてるんでしょうか?」
八期「あっ、これは機械が書いてるんだって!」
零「そう言えば、そんなロボットがあるってテレビで言ってた」
広い部屋に来て・・・
栞「はーい、ここからは自由行動ですが周りの人、施設の人に迷惑掛けないように!遅くても1時までには外の広場に集合すること!分かりましたか?」
生徒達「はーい!」
栞「それでは解散!」
芹「あっ、葉月!一緒に回らない?」
葉月「勿論!」
八姫「八君!一緒に回らない?」
八期「うん、いいよ!零ちゃんと理珠も一緒だけど・・・」
零「一緒に回りましょ!」
八姫「う、うん(二人っきりが良かったけど・・・、まあいっか!)」
長い廊下
八期「うわあ、長い半紙!」
八姫「そこに驚く?」
零「見たことなかったのね・・・」
違う展示物
八期「うーん・・・」
理珠「何に唸っているのですか?」
八期「金賞と銀賞の作品の違いが分からない」
八姫「同感・・・」
零「どっちも凄く綺麗に思えるのに・・・」
また違う展示物
八期「えっ?」
八姫「どうしたの?」
八期「何だ!この字?」
零「ああ、崩し字ね!」
八期「汚い字だな!こんなんがよく入賞できたな」
八姫「ちょっと、八君!」
八期「こんなんで入賞出来るなら赤ちゃんでも入賞出来るよ!」
書いた人「何だと!お前はこの字より凄い字が書けると言うのか?」
八期「誰ですか?」
係員「この字を書いた牧野さんって方よ!牧野さん落ち着いて下さい!」
牧野「お前はこの字なら赤ん坊でも書けると言ったな?習字をなめるな!」
八期「なめてるのはあなたじゃないですか?こんな汚い字で入賞出来るなら僕でも入賞出来るね!これが入賞なんて審査員は何を見てるんだろ?」
牧野「言ったな!」←八期の胸ぐらを掴む
八期「ううっ!」
八姫「ちょっと!離して下さい!」
牧野「お前は下がってろ!」
八姫「キャア!」←床に横たわる
係員「牧野さん落ち着いて!」
八期「離せよ!」
ドン!
パタン!
八期「あっ!」
係員「キャアアア!」
栞「どうかした?」
八姫「先生!早く救急車を!」
栞「えっ?分かったわ!」
数分後
事務所
館長「一体何が合ったんだ?」
香「八期、何をした?」
八期「勝手に胸ぐらを捕まれて払いのけたら倒れた、それ以上は知らない」
係員「この子(八期)が牧野さんの作品の悪口を言って、それを牧野さんが聞いて腹を立てたんです」
香「悪口を言ってるじゃないか!嘘つき!理由もなく人の胸ぐらを掴む人がいるわけないだろう!」
零「待ってください!先生!」
香「あんたは黙って!」
零「八君は悪口なんて言ってませんよ!」
全員「ええ?」
香「どう言うこと零?」
零「八君は率直な感想を言ったに過ぎないんです!」
香「率直な感想?」
零「では、先生この字をどう思いますか?綺麗か汚いで答えて下さい!」←携帯に収めた写真を見せる
香「こんなの明らかに汚いに決まってるじゃない!まずなんて読むか分からないし!」
零「これ、さっき運ばれたおじいさんの作品ですよ!」
香「えっ?嘘!」
零「先生、八君の気持ち分かりましたか?」
香「・・・、す、すみませんうちの生徒が失礼なことを言って・・・、って私もか!本当にすみませんでした!」
次の日
職員室
バン!
牧野母「どう言うことですか!」
理「どうかされました?」
牧野母「どうしたもこうしたもありません!私の義理の父がこの学校の生徒のせいで脳に障害を持ったのに、その加害生徒から謝罪はないわ!こっちが悪者になるわ!どう言うことよ!」
楓花「心外ですね、あなたの義理のお父さんが私の息子に暴行を加えようとした、それを息子は抵抗したがゆえ勢い余って叩きつけてしまった、あなたの義理のお父さんが息子の胸ぐらを掴まなければこんなこと起こらなかった筈ですよ!それに生徒一人床に叩きつけてますし!」
牧野母「あんたの息子ね!もとはと言えばあんたの息子が作品に悪口を言うからでしょ!」
楓花「いいえ、あれはただの純粋な感想です!あの子は見たままの感想しか言っていません!」
牧野母「それが悪口だって言ってるのよ!」
理「一旦、落ち着いて下さい!」
牧野母が帰った後
理「いくら自分の息子とはいえ、熱くなりすぎですよ!」
楓花「すみません、ですがこれは親としてもそうなのですが、教師としてもこれは否定しないといけないんです!」
理「どう言うこと?」
楓花「八期は、せっかちで、早く字を書くため、字が汚いんです。だから、よく字はゆっくり丁寧に、読む相手に分かるように書きなさいと耳に蛸が出来るくらいに言ってるんです!あの子はそれを覚えてるからあの発言をしたんだと思います。」
理「なるほど」
楓花「もし、あの子の発言を悪口だと肯定してしまうと、字は汚なくていいんだと思い込むと思うんです!崩し字なんて今のあの子に説明したって何のことか分かりっこありませんし・・・」
理「そうね、教育者としても字は綺麗というよりは丁寧に読めるように書きなさい!は当たり前の指導だもの!そうなると否定はしたくないわね」
その後裁判沙汰となったが、
零の証拠のお陰で牧野家は敗訴となったと同時に、遠足の行き先が来年の生徒から別の場所になることが決まった。
これがまた、後の騒動となるが、その騒動を僕らはこの時想像も出来なかった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.79 )
- 日時: 2020/10/20 11:36
- 名前: いくちゃん (ID: 8vMNebk7)
77話・インターセックス歩
ある日の昼食
零「そう言えば歩君ってインターセックスなんだよね?」
歩「うん、そうだけど」
零「私、インターセックスってどういうのかわからないから・・・」
歩「簡単に言うと心の成長と体の成長が一致しないの!」
八期「どういうこと?」
歩「私、元々は男の子の体で生まれたけど、成長過程は女の子なんだ!」
芹「聞いてると、トランスジェンダーも入ってそうな・・・」
零「それはどちらかと言うとグレーテルだと思う」
八姫「分かる、見た目女の子なのに、めちゃくちゃ男勝り」
歩「なんか、インターセックスに詳しい親戚がいて、すぐ見抜いて家族に私を女の子として育てるように言ったんだ!そういう障害だからって・・・」
葉月「それ、一方的過ぎない?」
歩「私、その時右も左もわからない子供だったから、でもお風呂とトイレで性別の意味は知ることになるけど・・・」
零「うーん、ちょっと不謹慎かもしれないけど、この話聞いて良かったって思ってるわ!」
芹「どういうこと?」
零「だって、いわゆるLGBTなどの人達がいたときの対処というものをどうすればいいのか、今から考えられるもの!特に来年には林間学校があるから、その時にどうするかを決めて、周りにも理解してもらわないと!」
葉月「ごもっともね!歩はどうしたい?」
歩「うーん、トイレとか着替えは苦には思って無いけど、やっぱりお風呂と寝場所は・・・」
零「あなたの勇気も必要よ!このまま自分がインターセックスであることを告白して旅行に行くのか?黙って我慢するか?もちろんいじめは懲罰対象だから、あなたの特性を使ってからかう人物がいればそいつらは処分、あなたを助けるわよ!」
八期「歩、言った方が良いと思うよ!」
葉月「自分の意見だけで言うな!その一言で傷つく人もいるんだから!もっと相手の気持ちを考えてものを言え!」
零「そうだよ!八君、さっき言ったように、告白して理解する人と理解できない人がいてひどい時はいじめにも発展するんだからここは慎重に考えて行かないと!」
芹「あなたはどっちの性別で生きたいの?」
歩「それすら曖昧、見た目は男の子だけど、体と心は女の子だから・・・」
理珠「服装とかは?」
歩「基本、女の子物の服を選んでるよ!」
八姫「家族の人はどういってる?」
歩「私の好きに、というかさっき言ったように、基本は女の子として、それに小さい頃から女の子物の服を着せてもらってたし・・・」
零「でも、やっぱりお風呂とか、着替えは問題ね!下着とかは?」
歩「そこは、上は男性用のブラができてるからそれを着てるけど・・・」
芹「そんなのあるの?」
八期「何それ?」
八姫「お母さんとかが着けてる物って言ったら分かるかな?」
八期「なんとなく分かるような、分からないような?」
芹「一生知らなくてもいいかも」
零「それは、どうかと・・・」
葉月「下は?まさかブリーフとか?」
歩「少なくとも女の子物ではないね」
芹「でも、お風呂はどうするの?だってあれよね、男のシンボルというか・・・」
零「私は弟で分かってるけど・・・」
葉月「なんて言えばいいの?」
八期「睾丸?」
全員「えっ?」
八期「テレビでは睾丸って言ってたよ!僕もそういう言葉は口にしたくはないし・・・」
零「その睾丸ばかりは慣れてない子の方が確実に多いし・・・、元が男の子って知ってるとやっぱり意識しちゃうし・・・」
八姫「歩さんはどっちがいいですか?」
歩「やっぱり男の子と入るのは恥ずかしいかな」
八姫「やっぱり女の子の方がいい?」
歩「うん、男の子だと目線が気になる」
八期「その気持ちわかる」
葉月「あんたが?」
八期「僕、お風呂嫌いだな・・・」
芹「本当男子って不潔ね!」
零「違うわ!公共のお風呂が嫌いなだけよ!知らない人と一緒は恥ずかしいんだって!」
芹「温泉の醍醐味を否定!」
零「それより、1人で入る?それともみんなと一緒がいい?」
歩「お風呂での会話を楽しみたいです!」
零「そうなると、最悪水着着用の混浴風呂になるよ!テレビで見た・・・」
芹「こんな年で混浴!それは嫌!」
葉月「見た目は女子と変わんないし、そのままでも・・・」
芹「下をどう説明するの?」
葉月「あっ!そっか!」
八期「みんなが理解するのであれば、歩だけ水着ではいるとか?」
全員「それだ!」
というわけで歩のみ下だけ水着着用、
その後周りにも自分がインターセックスであることを告白した。
しかしまだ理解が足りない生徒もいるのでこの話は難航するだろう。
しかもある人物が原因で、結局水着着用混浴風呂になるとはこの時は信じられなかった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.80 )
- 日時: 2020/11/12 22:44
- 名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)
78話・万引きの濡れ衣2
楓花「八期!」
八期「何?」
楓花「今日帰りにコンビニでこれ払っといって!お釣りはあげるから!」
八期「うん、分かった!」
帰り道
八期「ああ、そうだ!お母さんに頼まれごとが合ったんだった!」
コンビニ
ドアが開いた後の音
八期「結構並んでる!後ろに回ろう!」
自分の番が来て・・・
店員「いらっしゃいませ」
八期「すみません!これをお願いします!」
店員「はい、・・・円になります!」
八期「これで!」
店員「はい!・・・円のお釣です!またのお越しを!」
ドアを出ようとした時
少年A「お前、万引きしただろう?」
八期「はあ?」
少年B「俺らは見たんだぞ!お前が万引きしたところ!」
男性店員「本当かい?」
少年C「ああ、こいつ飴ちゃん数個万引きしてた!」
八期「してねえよ!なんてこと言うんだ!僕は帰る!」
振り返った時
ポトッ!
パタパタ、パタパタ・・・
男性店員「なんだ?この沢山の飴ちゃんは?」
八期「知らねえよ!言い掛かりだ!」
男性店員「とにかく事務所まで来てもらわないと!」←腕を掴む
八期「離せよ!」←商品棚に捕まる
男性店員「来るんだ!」
八期「やだ!」
男性店員「来るんだ!」
八期「嫌だって言ってるだろう!」
ドンガラガッシャーン!
八期←店員から腕を払いのけ
八期「お前ら嵌めたな!よくも万引き犯に・・・」
少年A「現にお前のカバンから出てきたじゃないか!」
八期「どうせ、お前らの誰かが入れたんだろ?絶対許さねえ!お前も(店員)!」←商品の傘を持つ
男性店員「えっ?」
八期「おら!」←傘を振り回す
男性店員「やめろ!やめるんだ!」
少年A「怖え!」
八期「おら!」←おにぎりを投げる!
女性店員「君!やめなさい!」
八期「うるせー!」
店長「なんだ?騒々しい!」
男性店員「店長助けて下さい!」
八期「おら!」←商品を投げ、商品棚も倒す
店長「コラ!何やってるんだ!」
男性店員「ああ!やめて!」
八期「うるさい!」
店員「待ちなさい!」
少しの追いかけっこ
傘を振り回して抵抗
店長が傘を掴むが・・・
八期「離せ!」
店長「離さん!」
八期「おりゃ!」
店長「ああ!」←商品棚と共に倒れる
警察「何が合ったんですか?」
女性店員「この子を止めて下さい!」
警察「君止まりなさい!」
八期「やだ!」
警察「止まれといってるんだ!言うことを聞きなさい!」
零「待ってください!」
警察「誰だい?君は!」
零「彼の友人です!ここは私が彼を止めます!ですが彼を捕まえることは決してしないで下さい!」
警察「えっ?」
零「そうでないと彼は一生止まる気もなければ、あなたを恨みますよ!」
警察「分かった」
零「八君!何が合ったの?」
八期←零を見て立ち止まる
零「なるほど、そこの男子3人が関係してるようね・・・」
少年A「なんだよ!」
零「すみません、ここの防犯カメラ見せてもらいます!」
女性店員「ええっと・・・」
店長「見せろ!見せて良い!この残撃がこれ以上ひどくなる前に!」
零「お巡りさんもお願いします!」
数分後
ガチャン
零「お巡りさんお願いします!」
警察「そこの君たち3人を補導する!」
少年達「ええ!どうして?」
警察「防犯カメラに全て映っていた!君たちのうちの1人がそこの男の子のカバンに飴ちゃんを入れてる姿が!」
少年A「行くぞ!」←店を出る
零「逃がさないわよ!」
希「はい!」
理珠「捕まえました!」
子「ここにいて良かったね!」
零「希さん達ありがとうございます!」
希「零ちゃんがメールしてくれたから!」
零「じゃあ、八君帰ろう!」
八期「うん!」
店長「待て!」
零「何ですか?彼の疑いは晴れたんですよ!何も文句はないでしょ!」
店長「大有りだ!この残劇をどうしてくれるんだ!沢山の商品が無駄になって・・・」
零「そこの3人の親にでも文句言ってください!きっかけはあの3人なんで!」
店長「でも壊したのは彼だ!」
零「きっかけを作ったのは、そこの3人です!むしろ無実の罪で疑われたら誰だってこういうことしますよ!」
警察「まあ、確かに・・・」
零「ほら、お巡りさんもこう言ってるのだから、後処理はそこの3人か自分たちでお願いします!」
店長「そ、そんな!」
その後このコンビニは次の日潰れて閉店となった。
勿論僕らに賠償金は来ていない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.81 )
- 日時: 2020/12/05 08:15
- 名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)
79話・大人なのぞみと思春期の8
ある日曜日の古本屋
希(えーと・・・、合った!ん?あれは八君?)
とある本を手に取る八期
辺りを見渡す八期
希(もしかして万引き?いや、それはないわね・・・、でも何で周りを警戒しているのかしら?)
興奮する八期を見る希
希「えっ?まさか!」
八期が去り・・・
希「確か、この棚に・・・、なるほど!」
外
八期「誰も見てないよね」
トントン
八期「えっ?何もしてません!」
希「私よ!私!」
八期「ビックリした希お姉ちゃんか
・・・」
希「ところで八君はさっき何をしてたのかな?」
八期「別に、何もしてないよ!」
希「本当に?」
八期「う、うん」
希「じゃあ、このエッチな本を見て興奮していたのは誰かな?」←携帯の写真と八期がさっきまで読んでいた本を見せる
八期「知らない!知らない!」
希「フフフ、(可愛い!)八君!気にしなくていいよ!」
八期「何で!こんなこと知り合いに知られたら、変な目で見られるもん!」
希「まあ、確かにこう言うものを読む人は変態かも知れないけど、私だってこういうの読むわよ!」
八期「えっ、希お姉ちゃんも!こんなの読むの!」
希「ええ、ジャンルは違っても、男の子だけでなく、女の子や大人の女性だって、読むわよ!」
八期「ええ!女の人ってこういうの毛嫌いしてるんじゃないの?」
希「それは見ず知らずの人や、嫌いな人なら嫌かも知れないし、恥ずかしいかも知れないけど、別に好きな人なら良いかもって思う人も居るんだよ!」
八期「信じられない」
希「まあ、君には早すぎる話ね!で、どういうのが好きなの?可愛い系?大人の女性系?もしくは私くらいの高校生?」
八期「・・・」
希「私だったら、君くらいの小学生とこういうのやっても文句は言わないかな?」
八期「えっ?」
希「本でやってたこと、お姉さんとやってみる?」
八期「絶対ヤダ!やりたくない!」
希「ええ!お姉さんのこと嫌い?」
八期「違う!好きだから、知ってるから!やりたくない!」
希「どういうこと?」
八期「好きな人だからこそ、傷つけたくない!嫌われたくない!変な目で見られたくない!だからやりたくない!」
希「そうなんだ、それはそれでお姉さん複雑だな・・・」
八期「何で?」
希「さっき言ったように、こういう行為はほとんどの人がいつかは望むことなの、大人の表現で言うと愛を育むって言うの!」
八期「わかんない!」
希「だから、君にはこの話は早いって言ったでしょ!この事は誰にも言わないけど、お姉さんなら、君のこういう趣味?付き合ってあげてもいいよ!やらなくていいからさぁ、どういうことに興味あるか、お姉さん知りたいな!」
八期「えっ、何も変な風に言わない?」
希「言わない!言わない!むしろ八君ならいつでもウェルカムだよ!」
次の日
グレーテル「あっ、町子!」
町子「あっ、グレーテル!」
グレーテル「隣良いか?」
町子「どうぞ!」
グレーテル「なあ、ちょっと気になったことがあるんだけど・・・」
町子「何?」
グレーテル「八期って本当に男なのか?」
町子「ブー!ええ!何で?普通に男の子でしょ?」
グレーテル「いや、そういう見た目じゃなくて中身的なこと!あいつジャンプの漫画のバトル系は興味持ってないんだよ!どちらかというと恋愛系とか学園系が好きなのかな?」
町子「まあ、人それぞれだし・・・」
グレーテル「しかも、あいつ戦隊ヒーローよりアニメの変身ヒロインが好きだし・・・」
町子「女の姉弟も居るし、その影響ってこともあるんじゃない?」
グレーテル「あと、遊びもガンプラよりもおままごとの方が好きなようだし・・・」
町子「いやいや、プラレールとかも好きだよ!一概に女の子が遊ぶ物が好きとは言えないんじゃない?」
グレーテル「何より、あいつ男子と一緒に居ることがない!むしろ女子といることが多い!」
町子「それを言ったら私達はどうなるの?」
グレーテル「俺の知ってる男子はよくコンビニでエロ本広げて談笑してる怒られてるけど、あいつはそれがない!」
町子「グレーテルにとって八君のイメージって?」
グレーテル「あいつ、本当に玉ついてんのか?」
町子「やめて!女の子がそんなこと言っちゃダメだよ!」
希「何話してるの?」
町子「あっ、希先輩!」
グレーテル「あっ、希先輩って八期とは・・・」
希「幼馴染みよ!」
グレーテル「じゃあ、あいつ・・・、ええっとアルファベットのあいつの数字の文字みたいなこと・・・」
町子「急に遠回しになったね!さっきまでダイレクトに言ってたのに!」
グレーテル「ええっと、エロ本興味あるんですか?」
町子「何で、そこだけダイレクト?さっき遠回しにしてたのに!」
希「うーん、まああの子も男の子だしね!と言うか地球上の生物はみんなそういうの興味あるよ!」
町子「そうなんですか?」
希「そうよ!」
町子「じゃあ、もし私がそんなこと言ったら・・・」
グレーテル「あんたが興奮するんかい!」
希「まっちゃん、そういうの興味あるの?」
町子「ええっと、別にそういう趣味ではなく・・・」
グレーテル(趣味って言った!)
町子「好きな子ならそういう関係もありかなって・・・、ああ!今のは無しで!」
2人(ばっちり聞いたんですけど!)
グレーテル「何、あんたあいつのこと好きなの?」
町子「そ、そんなこと・・・、ないわよ!」
グレーテル「もう、ビックリしたじゃない!」
町子「ただ、そういう関係に成れたら・・・」←小声
グレーテル「えっ、何か言った?」
町子「何でもないよ!」
希「まあ、あの子の性格を考えると、そういう関係は望んでないかな?」
グレーテル「はあ!あいつそれでも男なの?玉ついてんの?」
町子「だから、ダイレクト過ぎるよ!」
希「好きな人とか、知ってる人に嫌われたくないだって!」
町子「直接聞いたんですか?」
希「まあね!でも聞き方注意!上手く聞き出さないと距離を置かれるわよ!」
希(何事もフェアじゃないと!2人共負けないよ!)
- Re: ナンバーズ8 ( No.82 )
- 日時: 2020/12/07 20:55
- 名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)
80話・バレーボール部紹介
日曜日
八姫「へえ、八君バレーボールやってたんだ!」
零「聞くところによると、みんながやってないことをやってみよう!って思ったらしいよ」
芹「ふーん!」
希「それで、応援して欲しいってことね!」
零「うん!」
試合会場
楓花「おお!みんな応援しに来てくれたんだ!」
零「はい!」
楓花「今日は男女揃って試合だから、そうだ、チームメンバーを紹介するよ!まずは男子から!Aクラスの土則(ただのり)うちのエースなんだけど、持病持ちなんだ!
次にCクラスの須(もとむ)、鉄壁のリベロでチームの守護神、
これがDクラスの茄野!サウスポーでCクイックが上手いうちの正セッター!
これがEクラスの辛二!速攻とバックが得意なアタッカー!
この子がFクラスの天(たかし)、うちでは1番背が高くバックアタックが魅力のスパイカー!
この子はGクラスの久(ひさし)、うちでは1番背が低いけど、小さいながらもフォローが上手の!
最後にHクラスの佐(たすく)、うちの2人めのセッターでクイックが得意なんだ!」
全員「よろしく!」
零「八君は?」
楓花「ああ、あそこでボール打ち込んでる!あの子下手なんだけど、声は通るのよね!いつも誰よりも大きな声出して練習に励んでいてチームのムードメーカーってところかしら?次は女子ね!
この子がAクラスの恵(けい)速攻の上手いサウスポーよ!
この子はBクラスの理(あや)、エースでキャプテンなの!
この子がCクラスの歌!すばしっこいリベロ!返せなくてもボールには必ず追い付くの!
この子がDクラスの江子(きみこ)、正セッター!
この子はEクラスの歩(あゆみ)!ブロックが得意なの!
この子がFクラスの雪(きよみ)、女子チームの中の最高身長よ!バックアタックが魅力なの!
この子はGクラスの香子!このチームの守護神ね!
最後にHクラスの橙子!速攻が上手いの!」
全員「よろしくお願いします!」
希「おーい!茄野!」
茄野「希姉ちゃん!来てくれたんだ!」
希「当たり前よ!弟の大会に来ない家族がいる?」
日「あっ、いた!土則!無理しないのよ!」
土則「あっ、日姉!分かってるよ!」
鶴「あっ、零!あなたも来てたの!」
零「お姉ちゃん!」
二「八期!頑張れ!」
一「恐れずに行きなさい!」
滋「フレー!フレー!スリー!シスターズ・・・、が・く・え・ん!」
零「知り合い多いな!」
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