二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.21 )
日時: 2020/02/11 20:06
名前: いくちゃん (ID: 2Elm7N8p)

21話・ケーキ屋のその後(前編)
その週の月曜日
学校

男子A「なあ知ってるか?夏休みにガトーショコラ売ってたケーキ屋潰れたんだって!」

男子B「マジかよ!何でだ?」

男子A「なんか、俺達ぐらいの子供がケーキを買えなかったことに腹を立てて、店をめちゃくちゃにしたんだってよ!しかも店員の頭を椅子で殴った挙げ句、挙げ句の果てには、高いケーキをお詫び品として指定して、がっちりガトーショコラまでもらったんだってよ!どこの誰かは知らねーが・・・」

男子B「そいつ、頭いかれてんな!っていうか店側は何で被害届はおろか、何も言わなかったんだ?」

男子A「さあ、わかんねー、その客の圧力に負けたんじゃねーの?言ったら殺されるとかな!」

男子達「ハハハ・・・」

男子A「それにしても、逆に店1つ壊した奴の顔見てみてーな!」

男子B「確かに!どんな奴なんだろうな?」

バン!

女子A「松本八期!ちょっと来い!」

八期「何の用ですか?」

女子A「あたしの名は牧野恵(あや)、こっちは双子の妹の牧野恵(けい)よ!」

八期「何の用ですか?」

けい「あんた、私の大切な誕生日をよくも台無しにしてくれたわね!」

八期「何のこと?」

あや「とぼけんじゃないわよ!あんたがけいの誕生日の日、私らのお母さんが注文したガトーショコラを横取りしたの聞いたんだからね!」

八期「はあっ?あれは元々こっちが買う予定の物だったし!っていうか勝手に横取りしたのはお前らのお母さんだろう!それに結局そっちに渡ったんだから、文句なんてないだろ!」

けい「おおありよ!お母さんが帰って来て、いざ開けてみたら、ガトーショコラは粉々になってたのよ!もう跡形もなく・・・、誕生日プレートもだったわ!」

八期「そんなの僕知らない!」

けい「あんたが無理やり取って、返さずに振り回したからでしょう!しまいにぺちゃんこになってたところもあったし・・・」

八期「順番を割り込んで買ったからバチが当たったんだよ!」

けい「何ですって!」

あや「しかも、あんたは店をめちゃくちゃにして、ガトーショコラをねだった!それであの店潰れたのよ!どうしてくれるのよ!」

八期「そんなの、あの店の自業自得だろう!僕は1つも悪くないね!」

パチン!

八期「何すんだよ!」

けい「私の誕生日を台無しにした罰よ!」

天(たか)「お前があのケーキ屋を潰した張本人か!」

考子(やすこ)「しかも店員さんを傷つけて反省の色なしなんて、許せない!あの店好きだったのに・・・」

ガシャーン!

ドン!

ダーン!

先生「ちょっと、何やってるの?いじめは懲罰対象よ!」

天「こいつはもっと重大な罪を犯してんだぞ!」

考子「そうよ!」

けい「なのに、のうのうと何事もなかったようにいるなんて、おかしい!」

先生「とにかく、そこのメンバーは理事長室ね!話を聞いてあげるから、今すぐやめなさい!」

理事長室
理「つまり、八期君はケーキ欲しさに牧野さんのお母さんが頼んだケーキを横取りした挙げ句、取り上げられたら、その店員さんを殴ってケーキを要求、さらにお詫び品も要求して、頼んでいたケーキもしっかり頂いた、
そのお詫び品が物凄く高い物だったこと、後店長の容態が回復しないかつ、店の修繕も自腹で払うことになったため、駅前のケーキ屋は潰れてしまったと、これが一部始終かしら?」

天「はい!」

理「ついでに言うと、八期君が取り上げたケーキを返さなかったため、無理やり取ることになり、ケーキが粉々になったと!」

けい「その通りです!」

ガチャ

理「あっ、松本先生!本人はなんと?」

楓花「自分はきちんと順番に並んでいたのに、それを無視してその後ろの人に渡したから、おかしいと思って、このままだとケーキを取られそうだったから取り返しだけと、後店員さんに怪我をさせたことは、本来自分が買えたものを渡さなかったから店側の自業自得だと・・・、本人は全く罪の意識を感じていません!」

二「そりゃそうだろ!あっちが確実に悪いんだから!」

一「二!」

楓花「二、あんた1つ間違っているわ!」

二「何?」

楓花「たとえ、どんな理由があろうとも、人を傷つけることは絶対してはいけないことよ!」

二「でも・・・」

楓花「八期が正しい行動をして店側が間違った判断をして、八期が怒った!確かに八期の立場になれば私でも確実に文句は言ってるわ!でもそれで人を傷つけることは間違っている!その顔はまだ納得出来てない顔ね!じゃあ、それでもし相手の人が亡くなったとしたら、あんたはどう思う?相手の自業自得と思える?」

二「思えないと思う」

楓花「そう、思うのであれば、人を傷つけることは絶対してはいけないことってあんた分かっているんだから!後悔するくらいなら、やらない方が、こういうときはいいの!」

二「分かった」

一「大丈夫!お母さんは八期の立場も分かっているから!もし二が同じような立場になったら、お姉ちゃんが絶対止めて、あんたが納得できるように交渉するから!」

トントントン

理「はい、どうぞ!」

育野「理事長、駅前のケーキ屋さんの店員さんがおいでになりました!」

全員「ええ?」

理「分かったわ!すぐお招きして!」

Re: ナンバーズ8 ( No.22 )
日時: 2020/02/11 20:49
名前: いくちゃん (ID: 2Elm7N8p)

第22話・ケーキ屋のその後(後編)
トントントン

女性店員「失礼します!」

理「どうぞ」

女性店員「私、田村と申します!え〜と、そちらは?」

楓花「私は、この子(八期)の母です!すみません、うちの息子がご迷惑を・・・」

田村「いいえ、あれは私がきっかけで起こってしまったことです!私の1つの対応を怠ったせいで、まさかあんなことになるなんて・・・、今日はそのお詫びを・・・」

楓花「いいえ、むしろうちの息子が店長さんを殴ってしまったんですよね?店長さんの具合は?大丈夫何ですか?」

田村「精密検査では大きな異常もなく、後遺症もないようです!」

楓花「良かった・・・」

田村「ただ・・・」

楓花「ただ?」

田村「今回のことがトラウマになってしまったようです」

楓花「それはどういうことですか?」

田村「店長、自分を悔やんでました、もっと良い返し方はなかったかとか・・・」

楓花「今日はその店長さんの代わりですか?」

田村「いいえ、自分の意思です!実はあの時私はお宅の息子さんが後ろの女性と親子だと勘違いしてしまって、それで後ろの女性の方から対応してしまったんです!周りは息子さんが順番を抜かしたと勘違いして止めていたのですが、私の勘違いがお店をも失いかける状況になったと考えたら、今日まで夜も眠れませんでした!それを仲間に伝えたら、もちろんチーフには叱咤を受けましたが、その後自分達の対応も悪かったと民間で話し合い、しかるべき対処、そしてお店の損害と店長の治療費は自分達でなんとかするという結論になりましたことをお伝えに来ました!」

楓花「待って下さい!確かにあなたの対応のせいで、息子は怒り、店はめちゃくちゃ、さらに店長さんに怪我を負わせました、私も親です!たとえどんな理由があろうとも、人を傷つけることは絶対してはいけないことだと分かってもらうためにも、店長さんの医療費は払わせてもらいませんか?いいえ払わせて下さい!」

田村「大丈夫です!治療費は全額私が払うことになったので・・・、私責任を持ってやめようと思ってるんです!」

楓花「ダメよ!仕事の失敗は仕事で返すこと!たった1回の失敗で諦めるな!」

田村「えっ?」

楓花「すみません、激しく言い過ぎました・・・、仕事の癖で・・・」

田村「いいえ、そういってくれただけでもありがとうございます!後店は閉店ではなく移転するんです!」

楓花「あっ、そうなんですか!息子のせいで店が再起不能になったのかと・・・」

田村「いいえ、私の対応のせいで、今の場所が使えなくなって、ちょうど近くに良い場所があったため、幸い冷蔵庫とオーブンは壊れてなかったので・・・」

楓花「本当にすみません!」

田村「後、これお店の無料券です!お詫びの印として・・・」

楓花「要りません!」

田村「で、でも・・・」

楓花「もう、お詫びの品は貰いましたから!もうお詫び品は要りません!それよりあなたはもう二度と同じ失敗をしないこと!これを約束して下さい!」

田村「ありがとうございます!同じ失敗はもう二度としません!」

数日後
楓花「八期!」

八期「これを渡すの?」

楓花「あんたがやったことなんだから!」

からん

田村「いらっしゃいませ!」

楓花「すみません、店長さんは?」

田村「今、お呼びしますね!」

数分後
店長「はい、何でしょうか?」

楓花「この度はうちの息子がご迷惑をおかけしました!本当にごめんなさい!ほら八期!頭を椅子で殴ったこと謝りなさい!」

八期「殴ってごめんなさい・・・」

店長「こっちも君の方が先に並んでいたのに、ガトーショコラを取り上げてごめんね!ガトーショコラ美味しかったかい?」

八期「うん!美味しかった!」

楓花「その後、お身体に支障は?」

店長「大丈夫です!」

一方・・・
天「この量、ヤバいよ!」

考子「何でこんなことに?」

あや「もう踏んだり蹴ったりだよ!」

けい「八期許せない!」

いじめの代償も大きかった


Re: ナンバーズ8 ( No.23 )
日時: 2020/04/07 21:54
名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)

23話・ヘンゼルの気持ちになって・・・
八期「うわーん!」

グレーテル「どうしたんだ八期?」

八期「あっ、グレーテル!」

グレーテル「何があった?話くらい聞いてやるぞ!」

八期「実は・・・」

回想
八期(Gクラスのあの子可愛いな・・・)

?「ねえ君?」

八期「僕のこと?」

?「この間のハロウィーンで女装してた・・・」

八期「してたんじゃないの、されてたの!」

?「ごめん、そうだったんだ・・・、てっきり・・・」

八期「僕の名前は松本八期!」

?「私の名前は佐藤歩(あゆむ)よろしく!」

回想終わり
八期「で、その子と仲良くなったんだ・・・」

グレーテル「それで?」

回想
八期「へえー、その本好きなんだ!僕も好きなんだ!」

歩(あゆむ)「へえ、気が合うね!」

八期「読み終わったら、交換して!」

歩(あゆむ)「うん、いいよ!」

八期「なんだろう・・・」

歩(あゆむ)「何が?」

八期「この気持ち?(もしかして恋?)」

歩(あゆむ)「私は好きかな・・・」

八期「何が?(えっ?)」

歩(あゆむ)「君のこと!」

八期「そ、そうなの?嬉しいかも・・・」

回想終わり
八期「ってことがあった!」

グレーテル「ふーん、それで?」

八期「今日、歩(あゆむ)の秘密を知ってしまった!」

回想
八期「次は体育か!(あれ?)」

歩(あゆむ)「あっ、八期!一緒に着替えないか?」

八期「えっ?無理でしょ!」

歩(あゆむ)「あっ、言ってなかったね、私実は男の娘なの!」

八期「(えっ?そんなー!)じゃあ何で僕のことが好きって?」

歩(あゆむ)「私、インターセックスというか、ホモなの!」

八期「?」←頭がついていかない

回想終わり
グレーテル「なるほど、もしかしてヘンゼルのパターンを思い出したか?」

八期「うん、ヘンゼルの気持ちもこんな感じだったのかな?って、それにわかってはいるのに、騙された気分なんだ・・・」

グレーテル「じゃあ、聞くぞ、お前は歩(あゆむ)が好きな理由はみためだけか?」

八期「うーん、最初は見た目だったけど、憧れの存在感でも合ったかな・・・、優しくて勉強もできて、頼もしかったというか・・・」

グレーテル「なら、御前はまだだったな方だ!家のバカ兄貴と違ってな!それにたとえ相手が男でも、共倒れが出来たじゃないか!その1人の友だちを見捨てる気か?」

八期「ありがとうグレーテル!明日歩(あゆむ)と話してくるよ!」

グレーテル「頑張れよ!」

次の日
八期「歩(あゆむ)!」

歩(あゆむ)「あっ、八期!ごめん、私の正体明かさなくて・・・」

八期「ううん、悪いのは僕だよ!勝手に歩(あゆむ)を女の子と思ってたし、歩(あゆむ)は自分が望んでこんなことになったわけじゃないんだよね?」

歩(あゆむ)「うん、私だけみんなと違うなって、ずっと思いながら過ごしてた」

八期「じゃあ、恋人じゃなくて、これからも親友であろうよ!」

歩(あゆむ)「勿論さあ!」

グレーテル「フフ、良かったね八期!」

こうして八期に新しい友達が出来た

Re: ナンバーズ8 ( No.24 )
日時: 2020/04/08 11:32
名前: いくちゃん (ID: iNxht3Nk)

24話・歩とグレーテル
八期「歩!」

歩「ああ、八期!なんの用?」

八期「この間は本当にごめん!」

歩「何改まってるの?前に謝ったじゃん!」

八期「いや、そういうことじゃないんだ、あれから考えてみたら、自分にもあったんだ!同級生の男子を好きな感情!」

歩「そうなの?私は生まれつき自分の性別が曖昧で・・・」

八期「僕には歩の考え方はわからないと思う、そして歩も僕の考え方にわからない部分もあると思う」

歩「それはそうだね、人間なんだし!」

八期「だから、この意見はあくまで僕個人の気持ちと捉えてくれた方がありがたい!」

歩「わかった!」

八期「僕が好きになった、いや好きというよりは憧れの方が強かったかな?カッコ良くて、文武両道で、人気があって、リーダー的存在とも取れた男子が・・・」

歩「へえ、それほどカッコ良かったんだ!」

八期「まあ、ただもめ事があって冷めたけど、憧れてたというのは今も変わらないかな・・・」

歩「ふーん・・・」

グレーテル「何話してるんだ?」

八期「あっ、グレーテル!」

グレーテル「君が八期の新しい友達か!俺の名はグレーテル!八期から君の話は聞いてる、君インターセックスだって?」

歩「はい、そうです・・・」

グレーテル「実は俺は性同一性障害なんだ!」

歩「グレーテルさんもですか?」

グレーテル「ああ!君とは少し違うかも知れないが、性別に関しては俺もお前と一緒の経験をした!ちなみに俺の性別、怒らないから正直に直感で当ててみろ!」

歩「え〜と、男?」

グレーテル「言うと思ったぜ!俺は女だ!」

歩「えー!そうだったんてすか?!すみません・・・、でも一人称俺ですよね?」

グレーテル「その先入観にとらわれるな!現にお前だって一人称私じゃねえか!」

歩「でも、サラリーマンとかは私を使いますよ、挨拶とか・・・、あと面接とか・・・」

グレーテル「世の中にはな、女だけど、一人称を僕と使う僕っ子に、俺を使う俺っ子って言う女子も少なからず居るんだ!確かに社会人とかは一人称で私を使うことが多くなるかもしれないが、普段の会話で男は僕か俺、女は私やあたしなどという考えは古いんだよ!地域によっては変わったものもあるしな!」

2人「へー・・・」

グレーテル「実際に何があるかは知らねえぞ!ただ一人称は私や僕、俺だけじゃない!とにかく俺の言いたいことは見た目だけで判断しても意味ないってことだ!わかったか?」

2人「はい」

八期「そうだよね!」

歩「まさか私と同じことで悩んでる人がこんな近くに居たなんて・・・」

グレーテル「これからよろしくな!歩!」

歩「はい、グレーテル先輩!こちらこそよろしくお願いします!」

八期「あっ、そういえば・・・」

グレーテル「どうした?」

八期「歩にお願いが・・・」

歩「何?」

八期「できるのであれば、普段は男の姿、放課後から女の子の姿とかできる?」

歩「大丈夫だよ!」

八期「良かった」

グレーテル「そんなに女装男子は嫌か?」

八期「正直にいうと・・・」

歩「でも、私みんなにやってみて!って言われてやったら、案外楽しいなあって思ったからやってるんだけど・・・」

グレーテル「俺もそうかな、相手をびっくりさせたいっていう思いというか・・・」

八期「そうなんだ・・・」

グレーテル「で、何で分けるように言ったんだ?」

八期「男の姿だろうと女の子の姿だろうと歩は歩だから!いわゆる二重人格というか・・・」

グレーテル「ほお、二重人格か!確かにそれもいいかも!俺もやってみよう!」

歩「確かに面白そうです!」

こうして歩とグレーテルも仲良くなった。

Re: ナンバーズ8 ( No.25 )
日時: 2020/04/06 15:25
名前: いくちゃん (ID: osQJhSZL)

25話・人気者厳格風紀委員・草芹
うちの学校の委員会は基本4年生からだが、
任意で3年生でもなれることが可能!
というか、うちの1番上の一お姉ちゃんなんて3年生でありながら、生徒会長に立候補し、それから6年生の前期までずっと変わらずやった経験もあったな・・・

委員長「明日から風紀強化習慣です!皆さん身だしなみに気を付けて登校をお願いします!」

先生「校門で先生をはじめ、風紀委員会のチェックがあるから、注意された生徒はその場で直せるものは直しなさいよ!直せないものは生徒指導だからね!」

生徒達「はーい!」

次の日
校長先生「おはようございます!」

生徒達「おはようございます!」

風紀委員「はい、君!それは地毛かしら?」

男子「はい、そうですよ!理事長に調べてもらえば分かります!」

風紀委員「名前と学年クラスを言って!」

数分後

風紀委員「はい、あなたの言う通りだったわ!ご協力ありがとう!引き止めてごめんなさい」

男子「いいえ、大丈夫です!」

※髪を染めるのは禁止だが、入学当初から髪の色を変えていなければセーフ、
なお、黒のみ染めて可

八期「おはようございます!」

?「おはようございます!ってあなた何!その姿!待ちなさい!」

八期「何?」

?「何じゃないでしょ!」

八姫「あっ、芹ちゃん!」

八期「誰?」

八姫「私と同じクラスの風紀委員」

八期「ふーん・・・」

芹「あなた、何その格好?」

八期「いや、ちゃんと指定の制服で髪は染めてないよ!」

芹「そういうこと言ってるんじゃないの!髪はボサボサで、シャツは出しっぱなしだし、だらしないわよ!ここで直しなさい!」

八期「どうやって?」

芹「そんなことも分からないの?」

八期「うん、わかんない!」

芹「何でよ!はい、櫛貸してあげるから!」

八期「どうするの?」

芹「櫛の使い方も分からないの?!」

八期「どう整えればいいの?」

芹「何で分からないのよ!」

八期「だって、どんな髪型だろうと同じだし・・・」

芹「な訳無いでしょう!仕方ないわね、私がやるわよ!こんなボサボサでよく来れたわね・・・」

数分後

芹「はい、出来たわよ!」

八期「これで大丈夫なの?」

芹「何が心配なのよ!」

八期「みんなに変な目で見られない?」

芹「どんだけ心配性なのよ!そんなに心配なら自分でやって来なさいよ!」

八期「それが分からないの!」

芹「(ああもう、めんどくさい!)何で分からないのよ!」

八期「みんな反応薄いもん!だからいいのかどうかわかるないもん!」

芹「はあー、あとシャツは中に入れなさい!」

八期「何で?」

芹「だらしないからよ!」

八期「だから何で?」

芹「そういう決まりなの!」

八期「決まりだけで注意するのやめて!もっと分かりやすく、納得できる答えを!」

芹「本当にめんどくさい、周り見て入れてない人いる?」

八期「シャツは出すものでしょ!」

芹「何でよ!」

八期「だって、お父さんもお母さんも出すものって言ってたもん!」

芹「家ではそうかもしれないけど、ここは学校よ!」

八期「じゃあ、シャツを入れるのと、出すのとどっちがだらしないのかはっきりしてから注意してよ!もうこのやり取りうんざりなんだよ!どっちが正しいの?ねぇ!そしてどんな理由?」

芹「そんなの私に聞かれたって・・・」

八期「じゃあ、別に出したって良いよね?」

芹「何でそうなるのよ!」

八期「はっきりしてないからじゃん!家で出せ、学校では入れろ!だったらどっちでもいいんじゃん!こんな注意意味ないよ!そんなに注意するならもっとはっきりした答えを見つけてから注意しろ!」

芹「なんなのよ、あいつ!」

男子A「おい!我が誇り高き風紀委員の言うことを聞けないのか?」

八期「答えがはっきりしてないものなんて注意もなにもないよだ!」

男子B「痛い目に合わせないと分からないようだな!」

その後八期は男子10数人と取っ組み合いの喧嘩、その後この男子数名が処分されたとは言うまでもない

職員室
楓花「今日は何があったの?」

八期「・・・」

楓花「八姫ちゃん?」

八姫「ええっと、風紀委員の芹ちゃんと揉めて・・・、芹ちゃん男子に物凄く人気者でファン倶楽部があるくらい・・・、でそのファンにぼこぼこにされました・・・」

放送「3年Aクラスの草芹さん!至急職員室まで!」

芹「はい、何ですか?」

楓花「芹ちゃん、今朝八期と何があったの?」

芹「風紀の取り締まりをしていたんですが、この子が聞いてくれなくて・・・」

楓花「何できかなかったの?」

八期「だって、はっきりしないんだもん!わからないものをどう直せばいいのさ!」

楓花「何が分からないの?」

芹「髪型とシャツです!」

楓花「またボサボサで行ったの?」

八期「だって、どんな髪型にしてもお母さんもお父さんも『それでいいならいいんじゃない』って言うじゃん!どうすればいいのさ!何が良い髪型なのさ!」

理「じゃあ、私が言うわ!髪を真っ直ぐストレートに!髪が羽上がらないようにしてきなさい!それでいいでしょ!」

楓花「分かった?」

八期「はい・・・」

楓花「で、シャツは?」

芹「中に入れてなかったんですよ!それを注意したら家では出すように言われているからって!」

八期「だって、お母さん入れた方がダサいっていつも言ってるじゃん!どっちなのさ!はっきりしてよ!」

理「松本先生?」

楓花「えっ?入れた方がダサいでしょ!」

理「こりゃ、ダメだ!話が進まないわ!」

楓花「私、そう言われて育って来たんで・・・」

芹「お母さんって、先生がお母さんだったの!」

楓花「ええ、そう、私が松本八期の母の松本楓花よ!うちの息子がごめんね!」

理「今、ちょっと調べてみたけど、シャツインはビジネス、シャツアウトはアウトドアいわゆる出掛けるときね!」

楓花「と言うことは・・・」

理「シャツインが正解よ!理由は分からないけど、これではっきりはしたんじゃない?シャツアウトはアウトドアのときだって!分かった?」

八期「はい、あっ!」

楓花「どうしたの?」

八期「櫛ありがとう、あと髪のセットも!」

芹「どういたしまして!」


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