二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.24 )
- 日時: 2020/04/08 11:32
- 名前: いくちゃん (ID: iNxht3Nk)
24話・歩とグレーテル
八期「歩!」
歩「ああ、八期!なんの用?」
八期「この間は本当にごめん!」
歩「何改まってるの?前に謝ったじゃん!」
八期「いや、そういうことじゃないんだ、あれから考えてみたら、自分にもあったんだ!同級生の男子を好きな感情!」
歩「そうなの?私は生まれつき自分の性別が曖昧で・・・」
八期「僕には歩の考え方はわからないと思う、そして歩も僕の考え方にわからない部分もあると思う」
歩「それはそうだね、人間なんだし!」
八期「だから、この意見はあくまで僕個人の気持ちと捉えてくれた方がありがたい!」
歩「わかった!」
八期「僕が好きになった、いや好きというよりは憧れの方が強かったかな?カッコ良くて、文武両道で、人気があって、リーダー的存在とも取れた男子が・・・」
歩「へえ、それほどカッコ良かったんだ!」
八期「まあ、ただもめ事があって冷めたけど、憧れてたというのは今も変わらないかな・・・」
歩「ふーん・・・」
グレーテル「何話してるんだ?」
八期「あっ、グレーテル!」
グレーテル「君が八期の新しい友達か!俺の名はグレーテル!八期から君の話は聞いてる、君インターセックスだって?」
歩「はい、そうです・・・」
グレーテル「実は俺は性同一性障害なんだ!」
歩「グレーテルさんもですか?」
グレーテル「ああ!君とは少し違うかも知れないが、性別に関しては俺もお前と一緒の経験をした!ちなみに俺の性別、怒らないから正直に直感で当ててみろ!」
歩「え〜と、男?」
グレーテル「言うと思ったぜ!俺は女だ!」
歩「えー!そうだったんてすか?!すみません・・・、でも一人称俺ですよね?」
グレーテル「その先入観にとらわれるな!現にお前だって一人称私じゃねえか!」
歩「でも、サラリーマンとかは私を使いますよ、挨拶とか・・・、あと面接とか・・・」
グレーテル「世の中にはな、女だけど、一人称を僕と使う僕っ子に、俺を使う俺っ子って言う女子も少なからず居るんだ!確かに社会人とかは一人称で私を使うことが多くなるかもしれないが、普段の会話で男は僕か俺、女は私やあたしなどという考えは古いんだよ!地域によっては変わったものもあるしな!」
2人「へー・・・」
グレーテル「実際に何があるかは知らねえぞ!ただ一人称は私や僕、俺だけじゃない!とにかく俺の言いたいことは見た目だけで判断しても意味ないってことだ!わかったか?」
2人「はい」
八期「そうだよね!」
歩「まさか私と同じことで悩んでる人がこんな近くに居たなんて・・・」
グレーテル「これからよろしくな!歩!」
歩「はい、グレーテル先輩!こちらこそよろしくお願いします!」
八期「あっ、そういえば・・・」
グレーテル「どうした?」
八期「歩にお願いが・・・」
歩「何?」
八期「できるのであれば、普段は男の姿、放課後から女の子の姿とかできる?」
歩「大丈夫だよ!」
八期「良かった」
グレーテル「そんなに女装男子は嫌か?」
八期「正直にいうと・・・」
歩「でも、私みんなにやってみて!って言われてやったら、案外楽しいなあって思ったからやってるんだけど・・・」
グレーテル「俺もそうかな、相手をびっくりさせたいっていう思いというか・・・」
八期「そうなんだ・・・」
グレーテル「で、何で分けるように言ったんだ?」
八期「男の姿だろうと女の子の姿だろうと歩は歩だから!いわゆる二重人格というか・・・」
グレーテル「ほお、二重人格か!確かにそれもいいかも!俺もやってみよう!」
歩「確かに面白そうです!」
こうして歩とグレーテルも仲良くなった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.25 )
- 日時: 2020/04/06 15:25
- 名前: いくちゃん (ID: osQJhSZL)
25話・人気者厳格風紀委員・草芹
うちの学校の委員会は基本4年生からだが、
任意で3年生でもなれることが可能!
というか、うちの1番上の一お姉ちゃんなんて3年生でありながら、生徒会長に立候補し、それから6年生の前期までずっと変わらずやった経験もあったな・・・
委員長「明日から風紀強化習慣です!皆さん身だしなみに気を付けて登校をお願いします!」
先生「校門で先生をはじめ、風紀委員会のチェックがあるから、注意された生徒はその場で直せるものは直しなさいよ!直せないものは生徒指導だからね!」
生徒達「はーい!」
次の日
校長先生「おはようございます!」
生徒達「おはようございます!」
風紀委員「はい、君!それは地毛かしら?」
男子「はい、そうですよ!理事長に調べてもらえば分かります!」
風紀委員「名前と学年クラスを言って!」
数分後
風紀委員「はい、あなたの言う通りだったわ!ご協力ありがとう!引き止めてごめんなさい」
男子「いいえ、大丈夫です!」
※髪を染めるのは禁止だが、入学当初から髪の色を変えていなければセーフ、
なお、黒のみ染めて可
八期「おはようございます!」
?「おはようございます!ってあなた何!その姿!待ちなさい!」
八期「何?」
?「何じゃないでしょ!」
八姫「あっ、芹ちゃん!」
八期「誰?」
八姫「私と同じクラスの風紀委員」
八期「ふーん・・・」
芹「あなた、何その格好?」
八期「いや、ちゃんと指定の制服で髪は染めてないよ!」
芹「そういうこと言ってるんじゃないの!髪はボサボサで、シャツは出しっぱなしだし、だらしないわよ!ここで直しなさい!」
八期「どうやって?」
芹「そんなことも分からないの?」
八期「うん、わかんない!」
芹「何でよ!はい、櫛貸してあげるから!」
八期「どうするの?」
芹「櫛の使い方も分からないの?!」
八期「どう整えればいいの?」
芹「何で分からないのよ!」
八期「だって、どんな髪型だろうと同じだし・・・」
芹「な訳無いでしょう!仕方ないわね、私がやるわよ!こんなボサボサでよく来れたわね・・・」
数分後
芹「はい、出来たわよ!」
八期「これで大丈夫なの?」
芹「何が心配なのよ!」
八期「みんなに変な目で見られない?」
芹「どんだけ心配性なのよ!そんなに心配なら自分でやって来なさいよ!」
八期「それが分からないの!」
芹「(ああもう、めんどくさい!)何で分からないのよ!」
八期「みんな反応薄いもん!だからいいのかどうかわかるないもん!」
芹「はあー、あとシャツは中に入れなさい!」
八期「何で?」
芹「だらしないからよ!」
八期「だから何で?」
芹「そういう決まりなの!」
八期「決まりだけで注意するのやめて!もっと分かりやすく、納得できる答えを!」
芹「本当にめんどくさい、周り見て入れてない人いる?」
八期「シャツは出すものでしょ!」
芹「何でよ!」
八期「だって、お父さんもお母さんも出すものって言ってたもん!」
芹「家ではそうかもしれないけど、ここは学校よ!」
八期「じゃあ、シャツを入れるのと、出すのとどっちがだらしないのかはっきりしてから注意してよ!もうこのやり取りうんざりなんだよ!どっちが正しいの?ねぇ!そしてどんな理由?」
芹「そんなの私に聞かれたって・・・」
八期「じゃあ、別に出したって良いよね?」
芹「何でそうなるのよ!」
八期「はっきりしてないからじゃん!家で出せ、学校では入れろ!だったらどっちでもいいんじゃん!こんな注意意味ないよ!そんなに注意するならもっとはっきりした答えを見つけてから注意しろ!」
芹「なんなのよ、あいつ!」
男子A「おい!我が誇り高き風紀委員の言うことを聞けないのか?」
八期「答えがはっきりしてないものなんて注意もなにもないよだ!」
男子B「痛い目に合わせないと分からないようだな!」
その後八期は男子10数人と取っ組み合いの喧嘩、その後この男子数名が処分されたとは言うまでもない
職員室
楓花「今日は何があったの?」
八期「・・・」
楓花「八姫ちゃん?」
八姫「ええっと、風紀委員の芹ちゃんと揉めて・・・、芹ちゃん男子に物凄く人気者でファン倶楽部があるくらい・・・、でそのファンにぼこぼこにされました・・・」
放送「3年Aクラスの草芹さん!至急職員室まで!」
芹「はい、何ですか?」
楓花「芹ちゃん、今朝八期と何があったの?」
芹「風紀の取り締まりをしていたんですが、この子が聞いてくれなくて・・・」
楓花「何できかなかったの?」
八期「だって、はっきりしないんだもん!わからないものをどう直せばいいのさ!」
楓花「何が分からないの?」
芹「髪型とシャツです!」
楓花「またボサボサで行ったの?」
八期「だって、どんな髪型にしてもお母さんもお父さんも『それでいいならいいんじゃない』って言うじゃん!どうすればいいのさ!何が良い髪型なのさ!」
理「じゃあ、私が言うわ!髪を真っ直ぐストレートに!髪が羽上がらないようにしてきなさい!それでいいでしょ!」
楓花「分かった?」
八期「はい・・・」
楓花「で、シャツは?」
芹「中に入れてなかったんですよ!それを注意したら家では出すように言われているからって!」
八期「だって、お母さん入れた方がダサいっていつも言ってるじゃん!どっちなのさ!はっきりしてよ!」
理「松本先生?」
楓花「えっ?入れた方がダサいでしょ!」
理「こりゃ、ダメだ!話が進まないわ!」
楓花「私、そう言われて育って来たんで・・・」
芹「お母さんって、先生がお母さんだったの!」
楓花「ええ、そう、私が松本八期の母の松本楓花よ!うちの息子がごめんね!」
理「今、ちょっと調べてみたけど、シャツインはビジネス、シャツアウトはアウトドアいわゆる出掛けるときね!」
楓花「と言うことは・・・」
理「シャツインが正解よ!理由は分からないけど、これではっきりはしたんじゃない?シャツアウトはアウトドアのときだって!分かった?」
八期「はい、あっ!」
楓花「どうしたの?」
八期「櫛ありがとう、あと髪のセットも!」
芹「どういたしまして!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.26 )
- 日時: 2020/04/07 13:31
- 名前: いくちゃん (ID: ix3k25.E)
26話・好きの質問
八姫(八君には私はどう思われてるんだろう?ただの同居人なのかな?それとも・・・1回聞いてみようかな)
八姫「ねえ、八君!」
八期「あっ、八姫ちゃん!」
八姫「ちょっと、質問いいかな?」
八期「何?」
八姫「私のこと好き?」
八期「えっ!?それは・・・嫌いだ な・・・」
八姫(えっ!そんな!)←逃げた
八期「その質問・・・、ってあれ?」
八姫の部屋
八姫(やっぱり、八君にとって私はただの同居人、いや邪魔な存在だったんだ!別に期待はしていなかったけど、何でこんなに悲しいの・・・)
二美「あっ、八姫!どうしたの?」
八姫「うわーん!二美お姉ちゃん!」
二美「何があったんだ?お姉ちゃんが相談に乗ってあげようか?」
八姫「うん」
話を聞き・・・
二美「なるほど、好きな子に嫌いって言われたのか・・・」
八姫「うん、期待はしていなかったけど・・・」←相手が八期とは言ってない
二美「それにしても物凄く直球に言ったな・・・、しかも相手に聞くパターンとは・・・」
八姫「ちょっと、気になって・・・」
二美「それよりも普通は自分が好きってことを伝えないと・・・、ってもしかしてその勇気がないから聞いたと?」
八姫「うん」
二美「まずは自分の気持ちを伝えてから相手の気持ちだろ!それに本当に好きならもっと向かって行かないと後で後悔するぞ!その子に他に好きなことかは?」
八姫「わかんない、そもそも周りから嫌われてるし・・・」
二美「(とんだ奴に惚れたな!)相手がまだいないならまだチャンスはある!相手に嫌われてるのなら、嫌われない努力をすれば、好きになってくれるかもしれない!だからといって無理はするなよ!」
八姫「お姉ちゃん!ありがとう!分かった!私、諦めない!」
二美「その意気だ!頑張れ!」
その頃・・・
二「八期!お前倒置法で話すのやめろ!絶対勘違いされてるぞ!」
八期「だって!思い付いたのがその言葉だったから・・・、あと倒置法って何?」
二「目的語をあとに出して、強調させることだよ!お前も兄ちゃんくらいの年になったら勉強する!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.27 )
- 日時: 2020/04/08 11:27
- 名前: いくちゃん (ID: iNxht3Nk)
27話・青奈の変貌!
ざわざわ・・・
青奈(みんな、ざわついてるわ!そりゃそうよ!なんたって私は好きな人のために変わったんだから!)
八姫「八君に好きになってもらうにはどうすればいいんだろう?」
芹「何、悩んでるの?」
八姫「あっ、芹ちゃん!えっと、好きな人に自分が好きになってもらうにはどうすればいいのかなって?」
芹「ううん、そんなこと言われても私も分からないなあ・・・、ん?」
八姫「どうしたの?」
芹「あのお姉さんどこのクラスだろ?」
八姫「確かに、背は高いから6年生かな?それともここ小中高大一貫校だから中学生以上かな?もしかしたら弟妹を迎えに来たとか!」
芹「可能性としては考えられるわね!それにしても私、あれくらいのスタイルになりたいなあ・・・」
八姫「やっぱり、男の子ってああいう人を好きになるのかな?」
芹「ええ!そう言われてるわ!」
八姫「じゃあ、あの先輩ぐらいなボンキュッボンな体型じゃなかったら嫌われるのかな?」
芹「嫌われると言うより、見向きもされないんじゃないかしら?胸大きいなあ・・・、(Dぐらいかしら?)」
八姫「やっぱり、おっぱいもあれくらい大きい方がいいのかな?」
芹「そうね、男子は大きい胸の人が好きって言うし・・・」
青奈「松本八期君はいますか?」
八姫(えっ、あの人八君に用が?)
芹(あんな巨乳に好かれるって松本八期、ただ者じゃないわね・・・)
八期「はい、ええっと、どちらさんで?」
青奈「覚えてない?分からないか!あのときは私デブで不細工だったものね!私よ!村上青奈よ!」
八期「ああ、沢山の荷物を運んでいた!」
青奈「そうよ、それが私!あなたのお陰でこんなスタイルになったわ!凄いでしょ!」
八期「全然違いますね・・・、別人みたい!」
青奈「どう?今の私は?」
八期「ええっと・・・」
青奈「何よ!変貌し過ぎて言葉を失った?(私はあなたに好きになってもらうためにこうやって、努力を重ねて美貌を手に入れたのよ!さあ私に惚れなさい!それにこんな綺麗で美人で巨乳な女に好かれるなんてめったにないわよ!あなたは運が良いわよ!)」
八期「すみません、失礼ですが・・・、気持ち悪くて見てられません!」
その場の全員「えっ?はっ?」
青奈「ど、どこがよ!」
八期「ここが、大きすぎて・・・」←胸のことを言ってる
青奈「えっ?いや、君も男の子なんだから大きい胸が好きでしょ?(きっと、照れてるのね!)」
八期「はい?そうなんですか?考えたことないですね、むしろここ(胸)の大きさはどうでもいいというか・・・、どうでもいいですね!」
青奈「えっ?じゃあ大きい胸と小さい胸どつちがいい?」
八期「小さい方です!」
全員「即答!」
青奈「えっ、大きい胸は嫌い?」
八期「はい!正直に言うと気持ち悪いですね!というかどうでもいい!」
青奈(き、気持ち悪い?どうでもいい?そ、そんな!私の苦労は?)←逃げた
芹(あいつあれでも男なの?)
八姫(そうなんだ、八君大きい胸嫌いなんだ・・・)
希「ああ、八君!何やってるの?」
八期「あっ、希お姉ちゃん!」
希「さっき、大きい胸は嫌いとかなんとか聞こえたが本当か?」
八期「うんそうだよ!」
希「じゃあ、君はどういう女の子を好きになるんだ?」
八期「基本は顔かな?でも最終的には優しい人のかな!」
希「じゃあ、あまり体型は気にしない?」
八期「うーん、せめて細くて痩せてる人!
見た目的に!」
八姫(へえ、そうなんだ・・・)
芹(まあ、普通ね!)
一方青奈は・・・
がらがら
保健室
保健の先生「はい、何の相談かな?」
青奈「先生!胸を小さくする方法を教えて下さい!」
保健の先生「ええっ!?」
先生は小一時間悩んだと言う
- Re: ナンバーズ8 ( No.28 )
- 日時: 2020/04/08 18:08
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
28話・芹の秘密
草家
芹「ただいま!って誰もいないか!お母さん達帰り遅いし、みんなまたどこかに遊びに行ってるな!」
芹の部屋
芹「まずは宿題を済ませて・・・」
数十分後
芹「終わった!さあいつものお楽しみタイムだ!」
少女漫画(ややR18より)
芹「友達からもらった本だけど、うん、私もこんな恋をしてみたいな・・・、って実際あったらあったで困るというか、なんというか・・・、やっぱり倫理感というものは持っておかないと・・・、でないと、私にも被害が及びかねないし・・・、まあそんなことないか!」
?「ただいま!」
芹「あっ、薺(なずな)が帰ってきた!早く隠さないと・・・、なんて言われるか・・・」
ガチャン
薺「あっ、お姉ちゃんただいま!」
芹「お帰りなさい」
薺「どうしたの?」
芹「な、何でもないよ!」
薺「ふーん」
ガチャン
芹「はあー、良かった・・・」
次の日
芹「さーて、今日の時間割りはっと・・・」
パラ!
芹「ん?何かしらって、ああ!」
八姫「芹ちゃんどうかした?」
芹「な、何でもないよ」
八姫「そう」
芹「どうしよう、あの漫画持ってきちゃったよ!(昨日薺に見付からないように鞄の中に隠してたの忘れてた!見つかったら即没収、いや、私のイメージが・・・!)」
朝のホームルーム
先生「ええ、今日は持ち物検査をします!」
生徒達「ええ!聞いてないよ!」
先生「当たり前でしょ!抜き打ちじゃないと意味ないんだから・・・」
芹(なんでこんなときに・・・)
先生「はい、前の席から順番に鞄から持ち物全部出して机に置いて!」
芹(幸い私後ろの席だから、うまく時間をかければ・・・)
先生「全く、漫画だの、お菓子だの、挙げ句の果てにはゲーム!というか誰よ訳の分からないものを持って来るのは?ストラップはともかく・・・」
芹(みんな、おかしな物持って来すぎ!って人のこと言えないけど・・・)
先生「枕なんて要らないでしょう!ブランケットなんて今夏よ!余計暑いわよ!」
芹(ああ、どうしよう・・・)
先生「あれ、草さん?あなたも机に鞄の中の物出しなさい、まあ真面目なあなたなら大丈夫だと信じてますが、念のため・・・」
芹(先生の顔怖い!)
生徒「先生、返してよ!」
先生「ダメです!今日は余計なものは全て没収!一週間以内に反省文を書いて提出するまで返しません!書いてこなかったら全部容赦なく捨てます!」
生徒達「えー!」
先生「さあ、草さん!あなたも早く出しなさい!」
芹(ええっと、・・・)
先生「出せないのなら、先生が代わりに見ますよ!」
芹(ああ・・・)
ジリジリジリジリ・・・!
先生「皆さん、非常ベルがなったので、まずは放送をが来るまで静かに待ちなさい!」
芹(今だ!)←みんなの目を盗んで窓から本を投げ捨てる
芹「(これでよし!あとは休憩時間か帰りに取りに行くだけね!)先生!どうぞ!」
先生「そういえばあなたの持ち物検査がまだだったわね・・・」
放送「ただいまの非常ベルは間違いです!何もないため、そのまま授業に移って下さい!」
その後持ち物検査はなにごともなく終わった
放課後
芹(早くあの本を取りに行かないと!確かここら辺だと思うんだけど・・・)
男子A「おい、見てみろよ!凄いのがあるぜ!」
男子B「おお、まさかこんなところに・・・」
男子C「俺にも見せてくれよ!」
芹「えっ?まさか男子達に私の本が見つかった?」
男子A「これはスゲーな!」
男子B「ああ、まさかこんなのがうちの学校の校舎裏で見つかるなんて!」
男子C「先生や女子達には内緒だぞ!あと他の奴らも!見つかったらなんて言われるか・・・」
男子B「それにたまり場にもなって目立つからな・・・」
芹「(えっ、ヤバい、もし私の持って来た本だったら、明日からなんて言われるか?もしかしたら弱味を握られて、あの本のように・・・!それだけは嫌!よし!)あんた達!何見てるの!?」
男子A「うわあ、風紀委員だ!」
男子B「逃げろ!」
男子C「こんなもん捨てちまえ!」
パッ
芹「えっ?」
あったのは普通のエロ本
芹「きゃあああ!」←倒れて気絶
数時間後
芹「あれ、私今まで?」
?「お探しのものはこれですか?」←芹が投げた本を差し出す
芹「はい、良かった!って、ええ!」
?「大丈夫よ!誰にも言わないから!」
芹「あっ、葉月ちゃんか!良かった・・・」
葉月「普段厳格な風紀委員がこんなエッチな本を読んでるなんて知れたら大変だもんね!」
芹「やめてよ!周りに人がいたらどうするの!」
葉月「もうすぐ6時だけど!」
芹「えっ、嘘!」
葉月「しかし、うちのお姉ちゃんが持ってたこの本に興味を持つとは・・・」
芹「だって・・・」
葉月「何?痛め付けられたいの?それとも罵倒されたいの?もしかしてM?」
芹「それもやめて!私そういうのじゃないから!むしろ望んでない!そもそも何で私がこれを探しているって分かったの?」
葉月「私Eクラスだから、Aクラスの真下の教室!窓から何か落ちるのが見えたから休憩時間の間に拾っといたよ!」
芹「葉月ちゃん!ありがとう!」
しかし次の日
八姫「ねえ芹ちゃん?」
芹「何?」
八姫「昨日校舎裏で・・・」
芹「何もないよ!」
八姫「噂なんだけど、芹ちゃんが、えっ、エッチな本を読んでたって・・・」
芹「ち、違うわよ!私はそれを読んでた男子達を注意しただけよ!」
八姫「そうだよね!」
芹のファン「そうだよな!芹さんならそれしかない!」
芹(ふー、なんとかあの本じゃなくて良かった・・・)
尾びれはついてた
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