二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.325 )
- 日時: 2023/05/09 23:00
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
323話・大変な合同合宿・・・⑤
大部屋
従業員「すみません、松本八期様は?」
八期「はい?」
従業員「お電話が掛かっております!」
八期「えっ?」
杏「取り敢えず行ってみたら?」
八期「うん!」←寝間着やタオルを持って
フロント
八期「誰だ?お父さんやお母さんなら先生に掛ける筈だし・・・」
従業員「こちらの電話です!」
八期「はい、もしもし!」
ツー!ツー!ツー!ツー!
八期「切れてますよ!」
従業員「変ですね、さっきまでは繋がってたんですが、イタズラでしょうか?」
八期「行って良いですか?」
従業員「はい、こちらこそお手数すみません」
八期「なんだったんだ?」
男湯(暖簾)
八期「ええっと、ここだね!」
?「よし、ターゲット入った!」
パッと!
女湯(暖簾)
?「よし、後は男湯の脱衣所から混浴暖簾を逆に変えとけば・・・」←先回り
混浴露天風呂(水着着用)
八期「こっちだな!」
パッと!
女湯露天風呂
?「よし、あの時は散々転けにしてくれたからなあ!お前も地獄を味わうと良い!」
一方
香「あれ?八期は?」
杏「さっき電話が掛かってきたって従業員さんに言われて出ていきました!電話が終わったらそのままお風呂に直行するって言ってましたよ!」
香「電話?彼の両親だったら、私に掛けて来る筈なのに・・・」
零「何か嫌な予感がしますね」
明「臨戦体勢取っといた方が良い?」
愛海「嫌な予感しかしないわよ!」
希「杏ちゃんもお願い!」
杏「分かった!」
一方
八期「イヤー、一人風呂は最高!水着着用も案外悪くないね!気にしなくて良いから!何とは言わないけど!それより広いな、泳いじゃおっかな!まあ、そこまで広くないから付し浮きくらい・・・」
ガラガラ
愛「あっ!」
八期「あっ!」
愛「先輩、先入ってたんですね!」
八期「愛ちゃんそうだよ!それにしても可愛いね!その水着」
愛「ありがとうございます、でも恥ずかしいかな・・・」
八期「似合ってるよ!それにしても水着も良いね!」
愛「そうですか?」
八期「ほら、デリケートゾーンが隠れるから!普通湯船にタオルは入れてはいけないルールだから!」
愛「それはそうですね!安心です!隠す必要無いので!」
八期「しかし、風呂はともかく洗面台まで外にあるとは・・・」
愛「珍しいですね、冬とか大丈夫かな?」
八期「フフフ」
愛「どうしました?私の顔に何か付いてますか?」
八期「いや、愛ちゃんの顔、間近で見たらメチャクチャ可愛いなあって!」
愛「止めてくださいよ!」
八期「良いじゃん、褒めてるんだよ!ましてやそれを隠すなんて勿体ない!」
愛「こうやって普通に見せれるのは同好会の皆と先輩達位ですよ!」
八期「もっと、奥言ってみない!」
愛「良いですね!愛ちゃんボード『楽しみ』」
しばらくして
ガラガラ
愛「あっ、他にも誰か来たみたいですよ!」
八期「遅いなあ、誰だ?」
恵梨香「ああ、早くこの湯船に飛び込みたい!」
和「もう恵梨香さん!そんなことしちゃ、メ!ですよ!」
紫「おおっ!気持ちよさそうなお風呂だ!紫ちゃんここで寝る!」
夢「寝たらダメですよ!窒息します!」
エル「早速入ろう!」
蓮「エル!湯船にタオルは入れたらダメよ!」
和「その前に掛け湯をしませんと!」
八期・愛「えっ?なんで?!」
八期「愛ちゃんが入った時暖簾は?」
愛「混浴でした!」
八期「だよね?僕も確認した!」
愛「じゃあなんで同好会(水着無しメンバー)がここに来てるの?」
八期「ヤバイよ、6年のスキー林間思い出すよ!あの時は身動き出来ずやり過ごそうとしたけど、結局出来ず・・・」
愛「先輩、私が先輩を絶対守ります!」
八期「情けないけど、ごめん!ありがとう!」
愛「大丈夫です!たとえ見付かっても私が必ず弁護します!」
八期「OK、愛ちゃんを信じるよ!」
恵梨香「あれ?そこに居るの・・・」
愛(ヤバイ、見付かった!せめて先輩を隠さないと!)
恵梨香「あい子じゃん!」
夢「本当だ!愛ちゃんじゃん!」
和「あら、明さん達と混浴に行ってたのでは?」
愛「何言ってるの?ここが混浴でしょ!」
夢「あれ?見間違ったんじゃないの?ここは女湯だよ!まあ、愛ちゃんは女の子だから間違えても大丈夫なんだけどね!」
愛「嘘!」
八期(なんで!)
蓮「そんなに驚くこと?男湯に間違って入るよりはマシじゃない!」
紫「ましてや、愛ちゃん水着着てるんだから、そこまで恥ずかしくないでしょ!」
愛「そうだね(どうしよう、抜け道が無い!)」
八期(見てはいけないからな、でも後ろ向きだとどういう状況か分からないし、愛ちゃんの背中を見るしかないよ!)
恵梨香「ねえ、あい子?」
愛「何?」
恵梨香「何か隠してる?」
愛「なんでそう思うの?」
和「メチャクチャ挙動不審というか・・・」
蓮「ずっと立っていて怪しいというか・・・」
夢「何か後ろに隠してるよね?」
愛「・・・、ううん、何も隠してないよ!」
紫「今、怪しい間が合ったけど!」
愛「あっ!流れ星!」
恵梨香「えっ?どこどこ!」
エル「見えないよ!」
和「どの方角ですか?」
紫「青香ちゃんと平和に暮らせますように!青香ちゃんと平和に暮らせますように!青香ちゃんと平和に暮らせますように!」
夢「早いからすぐ消えちゃったかな?」
愛「先輩、今のうちに・・・」
八期「愛ちゃんありがとう!」
蓮「へー、とんでもない狼を隠してたのね!」
愛「蓮さん!なんで?!」
蓮「私がそんな子供騙しに引っ掛かるとでも思った?」
愛「見てはいけません先輩!」←八期の目を隠す
恵梨香「子供騙し?」
エル「流れ星は?」
和「狼とは?」
夢「嗚呼、八期!」
愛「違うんです!夢さん!違うんです!」
夢「何が違うのよ!」
愛「八期先輩は女湯を覗きに来たんじゃないんです!」
夢「分かったよ、愛ちゃん!」
愛「分かってくれるんですね」
夢「うん、あなたが脅されているということに!」
愛「えっ?」
恵梨香「あい子、あんたは脅されてるんだね?」
和「最低です!気弱な彼女の事を利用して・・・」
蓮「男の風上にも置けないわね!」
コン!←投げた桶が恵梨香に当たる
恵梨香「ふげっ!」
バシャーン!
和「恵梨香さん!」
夢「本性出したわね!この狼!」
八期「何だと!黙れ!」
愛「先輩、行ってはダメです!落ち着いて下さい!」
蓮「愛ちゃん!その狼から離れるのよ!」
愛「2人共間違ってます!私は脅迫なんてされてません!むしろこっち来ないで!」
夢「なんでよ?愛ちゃん!そっち方が危ないよ!」
蓮「私達が今すぐ、助けてあげ・・・」
コン!コン!
夢「えっ?」←桶が頭に当たる
蓮「なんで?」←同じく
バシャーン!
エル「杏ちゃん!」
紫「明ちゃんも!」
ザバーン!
蓮「何するのよ2人共!」
明「それはこっちの台詞だよ!」
夢「何よ!これから覗きを突き出そうと思ってるのに!」
杏「今、2人を突き出したいよ」
夢「何?私達が何をしたって言うのよ!私達はこの狼が覗きを・・・」
八期「うるさい!」
愛「ダメ!」
バシャーン!
コン!
パチン!
香「この人の気持ちを理解しようとしないわからず屋!」
夢「何よ!この狼から愛ちゃんを助けようとしてるのに!」
杏「何が助けるよ!」
明「アイアイの事そんな信用できない?」
和「どういう意味ですか?」
香「白木さん、事の説明をお願い!」
愛「はい、私達てっきりここが混浴だと思って入ってたのですが、どうやら間違ってたようなんです!それで八期先輩は出るに出られなくなり、隙を作って脱出させようとしたんですが・・・」
香「ありがとう!妙な胸騒ぎがしたと思って、監視カメラ見させて貰ったわ!そしたら怪しい人物が暖簾を変えてたの!」
同好会(水着無しメンバー)「えっ?」
香「顔は分からなかったけど、陥れられた可能性は大なんじゃない?」
夢「何なのよ!」
杏「夢ちゃん!」
夢「私出る!」
奈々「そうはさせません!」
夢「何よ!退いてよ!」
奈々「あなた、このままだと飛ばされますよ!それで良いのですか?」
夢「だって、おかしいじゃん!お風呂覗かれてるのに、それが無罪なんて!」
奈々「自分が会長の立場に成ったとして考えて下さい!」
夢「えっ?」
奈々「自らの意思でなく、誰かが暖簾を動かしたり、従業員が間違ったりして、女湯に入れられた男になったとしてどう思いますか?自分の意思ではないんですよ!」
エル「確かに、意味分からないよね!」
紫「不潤だと思うな・・・」
和「確かにそれは・・・」
奈々「3人分かっていてあなたも蓮さんも恵梨香さんも分かりませんか?分からないと言うのであれば、辞めてもらって結構です!そんな人の気持ちを分からない人と一緒にやりたくありません!」
夢「ああーん、あーん、ああーん、あーん!」
杏「夢ちゃん!よしよし」
香「あなたには人の気持ちを学ばないといけないわね!」
この合宿後夢はいじめレベル4となった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.326 )
- 日時: 2023/05/20 22:20
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
324話・大変な合宿・・・⑥
合宿3日目
香「さあ、真面目にラジオ体操やるのよ!」
全員「ハーイ!」
香「やらない人は何度でもやり直させるわよ!」
全員「ハーイ」
香「後、八期は大振りしない!普通にやって!」
八期「はい!」
ラジオ体操終わり
エル「ラジオ体操1つで結構体に来るね!」
子「ってことは今まで真面目にやってなかったってことよ!」
町子「そんな自分が情けない・・・」
金「運動神経が取り柄なのにな・・・」
?「お前、まさかこんなところに居たとはな!」
金「あんたは!祐樹!」
八期「えっ?祐樹?」
香「ああっ!あんた矯正学校からは抜けれない筈でしょ!何でここに居るの?」
祐樹「ふっ、決まってんだろ!脱獄だ!」
愛海「あんた、法律も知らない程バカなの?」
祐樹「松本、一昨日風呂覗いてた割には何で捕まってない?」
八期「まさか、お前が暖簾を変えた犯人だな!」
祐樹「はあ?俺はお前が女湯に入るところを見ただけだが・・・」
理珠「それは嘘です!」
零「お婆ちゃんに頼んで、ここの防犯カメラ全て調べさせてもらったら、あんたが暖簾を変えた犯人ってことは分かってるのよ!」
祐樹「ちっ、バレたら仕方無いなあ!」
八期「何するつもりだ?」
祐樹「ふっ、八期俺と勝負しろ!」
八期「勝負?」
祐樹「俺がなんの御曹司か分かってるだろ?」
八期「知らねーな!どこ?」
零「というか私も知らない!」
杏「私も!」
明「私も!ってか皆知ってる?」
全員「知らない!」
祐樹「永野電機だ!」
八期「山田の間違いじゃないの?」
祐樹「誰が座布団運びだ!」
八期「えっ?そこは生まれながらの貧乏人じゃあ・・・」
八姫「いや、そこはジャンプでしょ!」
希「何でもいいよ!そして山田電機さん!何しに来たの?」
祐樹「永野だって!後、金!お前裏切りやがったな!」
金「何よ!あたしあんたの奴隷じゃないのよ!」
祐樹「知ってんだぞ!お前、八期の下僕になったんだってな!」
金「何それ?」
八期「した覚え無し!」
祐樹「嘘付け!お前の絶対命令!つまり、八期の言うことを全て聞いてるんだろ?」
明「まあ、そもそも学校も絶対命令だしね!」
祐樹「俺とこいつの何が違う!なぜ俺から離れた!」
金「人を自分の所有物と思ってる性格だからよ!」
祐樹「なんだと、それはこいつ(八期)も同じだろ!」
金「全然違う!八期はちゃんと私達の意見を聞いてくれるし、自由にしてくれる!」
祐樹「成る程、単なる人任せか!そりゃ違うな!」
金「人任せなんかじゃない!」
祐樹「人任せだろ!自分が無能だから、何も出来ないから、人を指図して楽してるだけだろ!」
金「それはあんたよ!都合の悪い時だけ人のせいにして、都合が良い時は自分の手柄にして・・・」
奈々「確かに、会長は無能です!」
明「奈々っち?」
奈々「それは、本人が1番分かってます!」
祐樹「何だよ、自覚ありかよ!」
奈々「ですが、この世界で絶対命令を使える人間は八期会長ただ1人!唯一無二の存在と断言します!」
祐樹「なんだと!?」
奈々「あなたは知りませんが、会長はたとえ自分が無能でも、誰よりも生徒の自由を守る、生徒に自由を与えてくれる優しい生徒会長です!」
祐樹「なんだと!」
奈々「あなたみたいな、親の七光りな人間が人の上に立つ等出来っこありません!そもそも誰も付いてきませんよ!」
祐樹「何だと、そこまで言うなら勝負を受けて貰うぞ!拒否権は無しだ!」
零「そんなの一方的じゃない!」
祐樹「そんなに負けるのが怖いか?」
八期「内容も分からないのに、決められるかよ!」
祐樹「おおっ、じゃあ内容を聞いたらやってくれるのか?」
八期「物による!」
祐樹「対決はビーチバレーだ!」
八期「ビーチバレー?」
祐樹「知らないなら、ルールを教えてやろう!2対2で行い、自分のフィールドで3回だけボールを触って相手に返す!ただし、フィールドのラインを越えたり、自分側のネットに当たったら相手の得点だ!ただし、1回以上触ってフィールドに出たら自分のミスだ!」
八期「バレーボールのルール位知ってるよ!」
祐樹「なら、早い!さあ勝負だ!」
八期「それで僕らに何のメリットがあるの?」
祐樹「俺らが勝てば俺らを自由にしろ!お前らは俺らの言いなりだ!お前らが勝ったら、その逆だ!分かったな?」
八期「どうする?」
理珠「一応、録音はしていますが・・・」
祐樹「言っとくが、拒否した瞬間俺らはお前らをこき使うぞ!不戦敗扱いだ!あの地獄から這い上がった俺の気持ちを思い知れ!」
八期「地獄って?」
愛海「ってか、そもそも正式な手続きせず脱獄してきたんでしょ!だったら今すぐに捕まえれば・・・」
祐樹「だから、俺様を誰だと思ってるって聞いたんだ!父さんに頼めば圧力でお前らの学校なんか・・・」
愛海「潰れないでしょ!」
祐樹「フフフ、だが矯正学校の中身を広めると言ったらどうかな?」
八期「どういう事だ?」
祐樹「フフフ、矯正学校の生徒達は可哀想だよな、夢も希望もない生活送って、外部との連絡も取れない、自由の無い学校!そんなことが世間に知られたらただじゃ済まないよな?理事長の娘よ!」
愛海「・・・」
香「八期、その勝負受けなさい!」
八期「えっ?」
香「矯正学校の中身は決して知られてはいけないことよ!そんなことがバレたら学校は終わり!あたしもあんたを受け持つ事が出来なくなるかもしれないわ!」
八期「分かった、勝負は受けよう!」
祐樹「よし、お前も誰か1人パートナー付けて準備しろ!勝負は25点マッチの一本勝負だ!」
八期「ただし条件がある!」
祐樹「何だ?今更ハンデ下さいとか言うなよ?」
八期「2対2でなんかやりたくない!」
祐樹「はあ?まさか一対一のサシでやりたいのか?」
八期「6対6、リベロ有り、交代有りの25点マッチ(デュース有り)なら勝負する!」
祐樹「はあ?」
全員「えっ?ええっ!!!!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.327 )
- 日時: 2023/06/04 17:20
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
325話・大変な合宿・・・⑦
蓮「ねえ、本当に大丈夫なの?」
奈々「話が大きくなってると言うか・・・」
恵梨香「なぜ?6対6にしたんでしょうか?」
明「それは多分・・・」
零「明ちゃんも来てくれる?」
明「あたしも?」
夢「そもそも、八期はバレーボール出来るの?」
杏「無理だと思う」
蓮「じゃあ、勝ち目無いじゃない」
杏「序盤でどこまで粘れるかが勝負だね」
夢「?」
芹「なんで6対6なのよ!」
希「正確には12人メンバー入れ替えありの試合だけどね」
明「絶対バレーボール楽しみたいだけでしょ!?」
八期「2対2はなんか嫌だ!」
八姫「どこにこだわり持ってるのよ!」
零「最初にやった時のルールがそのゲームのルールだと思ってるから・・・」
八期「最初は僕のサーブから始めるね」
明「ライトじゃないんだ・・・」
零「楽しみは最後に取っておくタイプだから・・・」
八期「で、明ちゃんはセッター出来る?」
明「出来るよ!バレーボール部の助っ人行って何回かやってるよ!」
八期「よし、最後を攻めの体制に持っていきたいから・・・」
佑樹「おい!言っておくが森田だけは必ず入れろ!裏切り者は俺自身で成敗してやるからよ!」
金「言われなくたって入ってやるわ!むしろ返り討ちにしてあげる!」
1
希 零 明
金 芹 八期
↓
2
金 希 零
芹 八期 明
↓
3
芹 金 希
八期 明 零
↓
4
八期 芹 金
明 零 希
↓
5
明 八期 芹
零 希 金
↓
6
零 明 八期
希 金 芹
リベロ・八姫・葉月
八期「こんな感じだね!」
葉月「お前の方が体力無いんだから、お前がリベロやれよ!」
八期「リベロやるくらいならピンチサーバーの方がマシ!」
零「レシーブが苦手です」
芹「じゃあ、あんたがリベロ付けなさいよ!」
八期「攻めの姿勢を出すために、2人ともフォローマジお願い!」
八姫「情けないリーダー」
希「後ろは任せて!」
佑樹「準備出来たか?」
八期「出来たよって、おい!」
芹「あんたらの仲間がなんでロボなのよ!」
佑樹「頭数足りなかったんだよ!」
金「嘘付け!だったらそこに立ってるあんたの線審を選手に変えて戦いなさいよ!」
佑樹「なんだ?コイツらが俺に贔屓するって言うのか?」
町子「その通りよ!」
佑樹「そんなに言うなら主審はお前らの誰かにやらせていいぞ!」
零「誰にする?先生?」
八期「いや、ここは理珠だ!正確に判定させるならロボの方が良い、理珠!審判お願い!」
理珠「分かりました」
佑樹「よし、やるぞ!お前からのサーブで良いぞ!」
零(フフフ、八君はサーブが得意だからね!これで1セット16点以上取ったことがあるって皆言ってたし!勝ちは見え見えね)
ポンッ!バッ!
全員「えっ?」
八期「やっぱり、1発目入らないな・・・」
零「嘘・・・」
希「最初の1発目だけは必ず外すの!」
零「ええっ!」
佑樹「今度はこっちからだ!そ~れ!」
パン!
芹「それ!」
明「希先輩!」
希「OK!」
パッ!
ゴン!
ピピー!
理珠「ワンタッチ!」
佑樹「畜生!」
明「よ~し、次は私のサーブだ!そ~れ!」
パン!ゴン!プシュー!
ピピー!
理珠「ワンタッチ!」
パン!ゴン!プシュー!
ピピー!
理珠「ワンタッチ!」
明は佑樹の連れてきたロボット残り全部をスクラップにしてしまった!
佑樹チーム1ー6ナンバーズ8
佑樹「こうなったら、交代だ!」
金「最初から人間でやれば良かったのに・・・」
?「久しぶりね!金!」
金「その声は?真麻!」
真麻「まさか、そんな低レベルのグループに入ったなんてね・・・」
秀喜「うわー・・・」
ヘンゼル「あの子らナイスバディだなぁ・・・」
グレーテル「このエロ兄貴!いつまで見てんだ!」
真麻「皆行くわよ!」
佑樹軍団女子「おおっ!」
秀喜「マジか・・・」
ヘンゼル「全員水着かつ巨乳だ!」
佑樹「どうだ!松本参ったか!俺はこんなナイスバディな娘達をおとせるんだよ!」
八姫「あっそう!」
佑樹「お前が言うのかよ!松本は?」
希「メチャクチャ引いてるよ!」
八期←あんぐり
佑樹「悔しがれよ!」
八期「胸が大きいからって何なの?意味ある?」
真麻「そりゃ女性的でしょ?」
八期「そうかな、詐欺師か殺し屋でしょ!」
真麻「な、何だと!胸が大きい方が魅力あるでしょ!」
八期「ただのバカしか見えない!」
真麻「ば、バカ?」
八期「『男なんて胸見せりゃ勝手に落ちる』って思ってる頭が!」
ナンバーズ8「ハハハハハ!」
金「ざまあ見ろ!」
零「スカッとする!」
真麻「キーッ!私達を怒らせたわね!」
パン!
芹「ちょっと!いきなりは無いでしょ!」
真麻「集中してない方が悪いのよ!」
その後あれよこれよで
佑樹軍団24ー9ナンバーズ8
愛「24ー9」
エル「相手のマッチポイント」
蓮「あらあら、相手を怒らしてしまったわね」
杏「ここを切り抜ければ・・・」
和「そう言えば会長はライトが好きだと言ってましたけど、サウスポーなんですか?」
香「八期は右利きよ!それに右で撃ってるし・・・」
八姫「最初に撃てたのがライトなんですって、私のお兄ちゃんが言ってた!」
金「八期、頼むよ!」
八期「そ~れ!」
パン!
佑樹「アウトだ!」
ピピー!
理珠「イン!」
佑樹軍団24ー10ナンバーズ8
恵梨香「でも、大丈夫なんですか?サーブさっき失敗してましたよ!」
杏「ここからが八期君の本領発揮だから!」
八期「そ~れ!」
パン!
佑樹「大丈夫だ!入らない!」
バサッ!←ネットの上を霞める
ポトン!
ピピー!
理珠「イン!」
佑樹「何だと!」
八期「そ~れ!」
佑樹「アウトだ!」
ピピー!
理珠「イン!」
蓮「えっ?」
紫「凄い!」
夢「なんでこんなに上手いの?」
杏「あれ?昨日言わなかった?八期君はサービスが上手いって!」
夢「えっ?バレーのサービスの事だよね?」
杏「バレーボールのサーブって別名サービスって言うの!」
レインボー「こっちのバレー!」
佑樹軍団24ー24ナンバーズ8
佑樹「なんで、コイツこんなにサーブが・・・、クーこうなったら・・・」
希「よし、流石八君!」
零「あと2点、あと2点!」
金「本当にサーブしか取り柄の無い元バレーボール選手!」
八期「よし、決めるぞ!」
佑樹「ちょっと待った!」
八期「なんだ?負け惜しみか?」
佑樹「この試合にはルール違反があるぞ!」
全員「はあ?」
佑樹「お前ら、特に女子達!水着で試合してないじゃないか!」
ナンバーズ8「はあ?」
ヘンゼル「そうだ!そうだ!」
八姫「外野は黙りなさい!」
グレーテル「うるさい、エロ兄貴!」
八期「待てよ!」
佑樹「なんだ?」
八期「それは試合前に言うことだろう!お前はおろか線審1人も指摘しなかったじゃないか!」
芹「そうよ!そうよ!」
金「こじつけじゃない!」
佑樹「コイツらは皆最初から水着でやってたぞ!」
八期「その前にロボット使ってた奴が言えることか?」
希「それもそうだよね!負けそうだから反則ってこじつけにも程がある!」
佑樹「水着じゃないとお前らの負けは決定だぞ!」
八期「そんなルールあるか!」
佑樹「試合放棄と見なすぞ!」
八期「それまでの結果はどうなるんだ!」
希「やってやるわよ!」
零「八君の為、学校の為なら!」
明「『裸に成れ!』よりは遥かにマシだもんね!」
芹「なんで普通にいけるの?」
葉月「あんたも恥ずかしがらずに脱げよ!」
芹「脱いでから言ってくれる?」
葉月←リベロ
金「八期の為ならであって、あんたの為ではないからね!」
零「ほら、後はせっちゃんだけだよ!」
芹(胸小さいから恥ずかしいのに・・・)
佑樹「お前が脱がないなら俺らの勝ちだな!小心者!」
芹(もう、やけくそよ!)
芹「これで、どう!」
八期「よし、これで試合再開だな!」
芹「せめてなにか触れて!」
パン!
佑樹「あっ!」
ピピー!
理珠「ワンタッチ!」
佑樹「いきなりは卑怯だろう!」
八期「お前が言うな!」
理珠「その通りです!そもそもあなたの文句でサーブに時間が掛かったのです!」
佑樹「畜生!」
八期「これで終わりだ!それ!」
真麻「負け続けなんて嫌よ!」
トン!
佑樹「狙うはあの貧乳!」
パン!
ストン!
ピピー!
零「せっちゃん!」
芹「ごめん!」
金「大丈夫?」
希「いつものあなたならあんな球余裕で返せるでしょ!」
佑樹「フフフ、まな板が足引っ張ってるよ!」
八期「まな板?」
佑樹「まな板の様に薄い胸なんか胸じゃねーんだよ!壁、ナイチチ、いや、永遠の0だよ」
佑樹軍団「ハハハハハ!」
芹「クー!」
八期「バカな奴らだ!」
佑樹「何が?」
八期「胸の無い人間がどこに居るよ!居るなら連れてこい!もしくは鏡見ろよ!」
佑樹「お前男に胸があるって・・・」
八期「あるじゃねーか!お前の叩いてるところはなんて言うんだ!」
杏「噛み合ってるようで噛み合ってない」
香「まあ、あの子は純粋だから・・・」
希「八君、あんなおバカ集団はほっときましょう!試合再開よ!」
その後互いに点を取り合い
佑樹軍団30-31ナンバーズ8
芹(確実に)
ポンッ!
真麻「これは・・・」
佑樹「二段だ!それ!」
希「はい!」
金「ライト!」
八期「そ~れ!」
ぱしーん!
ドン!
佑樹「あっ!」
八期「あっ!ごめん!」
ピピー!
佑樹「なにするんだ!」
理珠「試合終了です!」
佑樹「テメー、俺の顔面狙っ・・・」
黒服達登場
佑樹「おい、なにするんだ?」
真麻「何?」
香「じゃあ、後は頼んだよ!」
黒服「ハッ!」
佑樹「覚えてろよ!」
八期「一生忘れとくわ!」
零「あんたが言ったことだしね!ざまあ!」
希「ああ、スカッとした!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.328 )
- 日時: 2023/11/11 08:48
- 名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)
326話・大変な合宿・・・⑧
葉月「合宿中に飛んだ邪魔が入ったわね・・・」
金「なんかごめん!」
八期「でも楽しかったよ!」
希「相手も試合も精神もぼこぼこにしたし!」
芹「ぼこぼこって程の点差ではないような・・・」
八姫「私達はビーチバレーに来たんじゃないの!ライブの練習をしに来たのよ!」
零「よく言うよ!この後琵琶湖で泳ぐために浮き輪と日焼け止め持ってきてるくせに!」
零の祖母「零!」
零「お婆ちゃん何?」
零の祖母「お客さんから甲子園のチケット貰ったんだけど、お婆ちゃん野球とか興味ないから・・・」
零「甲子園?!良いの?」
零の祖母「数に限りあるけど・・・」
零「何月何日の試合?」
零の祖母「来週やけど・・・」
零「えっ?来週?」
希「何?甲子園のチケットって聞いたけど?」
愛海「お婆ちゃん!私も甲子園行きたい!」
※愛海の祖母でもある
零「でも、来週なんだけど・・・」
八期「来週甲子園の試合なんて無いよ!」
香「そうよね!なんで売られてるの?」
零の祖母「じゃあ、このチケットはなんだい?」
葉月「先生!8月でも甲子園の試合ありますよ!」
八期「ないない!合っても夏休み終わりだよ!」
結「8月ならではの試合がありますよ!」
町子「そんなの合ったっけ?」
子「まっちゃんも分からない?」
八期「だって、8月は長期ロードだから甲子園の試合は無いよ!合って京セラだよ!」
阪神ファン以外・コケッ!
零「そうだよ!そうだよ!」
町子「8月の甲子園なんて月末くらいしか聞いたこと無い!」
希「あのね、8月は高校野球があるの知らない?」
香「何それ?意味分かんない!」
青奈「なんで先生が知らないんですか?!」
香「甲子園って言ったら阪神タイガースの試合でしょ!それ以外の試合なんてあり得ない!」
芹「あり得るんですって!」
八期「合ったとしても見ないね!」
零「別にどうでも良いし!」
町子「その学校が勝ったからって『どうした?』だよ!」
香「そうよね、良い迷惑だわ!」
青奈「歴史ある大会を貶すな!」
香「阪神の方が歴史あるワイ!」
町子「甲子園で阪神の試合を見ず、何を見る!だよ!」
八期「そうだよ!高校野球なんて・・・」
芹「何?まさか人気無いとか、『見てる人はバカ』とか何とか言うんじゃないんでしょうね?」
八期「戦ってる学校の関係者しか見ないよ!」
全員 (それはごもっとも!)
希「まあ、私も高校野球はどうでも良いかな?」
グレーテル「俺もそう言うのは興味なし!」
子「私は行きたいかな?高校野球には高校野球ならではの面白さがあるし!」
芹「うんうん!甲子園の魔物とか?」
八期「そんなの年中出てるわ!」
零「主にGW辺りに!」
町子「シーズン終盤もあるよね?」
香「交流戦でも出るわ!」
八姫「プロから離れなさい!」
八期「だって、甲子園と言えばタイガースの本拠地だよ!それ以外何があるのさ!」
阪神ファン「うんうん!」
子「皆はそうかもしれないけど世間一般的には・・・」
阪神ファン「甲子園=阪神タイガース!」
青奈「子、ここは黙ろう!愛海と町子が居たら太刀打ちできない」
芹「どうせ行かないんなら私達がこのチケット貰えば良いだけの話じゃない!」
葉月「それもそうだよな!」
平江「私達だけで分けても5枚余りましたよ!どうします?」
子「同好会の皆にも聞いてみよう!」
青奈「いいね!」
芹「同好会と言えば・・・」
葉月「どうしたんだ?」
芹「いや、大した話じゃないんだけど・・・」
八姫「何よ言ってみなさいよ!気になるわ!」
八期「僕も気になるな!」
芹「あんたにだけは聞かれたくない!」
八期「なんで?」
芹「何でも!」
葉月「そう言えば、明って胸でかいよな?Bクラスなのに何でだ?」
芹「ちょっと!」
葉月「私が気になっただけだ!」
八姫「もしかして同じだった?」
芹・赤面
八期「それが何?」
芹「だから嫌だったのよ!」
零「何を気にしてるの?」
葉月「ほら、うちの学校の都市伝説の1つに文字のクラスはその文字のバストカップに将来成るって言われてて・・・」
零「そうなの?」
平江「知らなかった!」
結「そんなことが?」
八期「だから何?」
葉月「この話終わろうか?」
ヘンゼル「続けてくれ!」
葉月「マジ止めよう!」
渚「うちらは?」
希「性が女に成れば都市伝説通りに行くんじゃないかしら?」
子「まあ、気にしてないけどね!」
芹「あなた達は大きな方の文字じゃない!何で優等生組が小さくならないといけないのよ!」
八期「そこまで大きくしたいの?バカじゃない?」
芹「何ですって!あんたに私の気持ちなんか・・・」
八期「一生わからん!」
零「怒って良いのかな?」
愛海「判断が難しいわ!」
香「八期は『女の魅力は体型だけじゃない』って言いたいのよ!だから、『そこまで深刻に悩むな!』って言いたいの!」
芹「先生はどっちの味方なんですか?」
葉月「お前は気にしすぎなんだよ!」
香「それで完道さんなんだけど、確かあの子は元々Hクラスからの子で、コースを中等部で変えた生徒なの!」
零「そうでしたね、杏ちゃんは私が転校してくる前から居ました」
八期「確か、1年から同じクラスだったような!話したことは無いけど・・・」
全員「そうなの?」
秀喜「そうだな!ハッキリ言うと八期以外でBクラスの生き残りは俺と夢原だけだな!」
八期「あれ?僕が秀喜と出会ったのは3年生の時だったんじゃないかな?」
理珠「はい、秀喜様は、4年生の時に同じクラスに成りました」
秀喜「いや、あの時はまだ6クラス位合ったんだよ!」
零「ってことは杏ちゃんだけが八君と1年生からずっと同じクラス?」
理珠「私は3年生から転校してきましたので・・・」
八期「うん!そうだね!覚えてる」
香「何十人入れ替わってるのよ?!」
秀喜「トータルで100人以上が入れ替わってる!」
葉月「マジで!」
香「そりゃ、先生も1年に2回も3回も変わる訳ね!」
希「そう言えば、合宿終わったら八君お婆ちゃんの家に泊まるんじゃなかったっけ?」
八期「うん!土曜日からだから、合宿終わって直後かな?」
零「へー、八君のお婆ちゃんの家ってどこなの?」
八期「滋賀だよ!」
希以外「ここ!」
希「あたし免許取ったから、どうせなら私の運転で行こう!」
八期「いいね!お願い!」
葉月「待て!」
芹「どうしたの?」
結「今の台詞怪しいですね?」
子「どこが?」
愛海「希ちゃんは『行こう』と言ったけど、『送る』とは言ってない!この場合は『送る』が一般的!」
希「何よ!言葉として問題無いじゃない!」
町子「いいえ!希ちゃん!あなた、そのまま八期君と八期君のお婆ちゃんの家に上がり込んで一緒にお泊まりするつもりでしょ!」
希「・・・しないよ」
子「何その間は?」
青奈「何ですって!それなら私も!」
愛海「甲子園どうするの?」
青奈「ううっ、1年に2、3回見れるかどうかなのに・・・」
希「いや、ワゴン車借りても私と八君除いて後6人だよ!」
愛海「お婆ちゃんに頼めば・・・」
八期「僕のお婆ちゃん家、そんなに泊まれたかな?」
零「寝れる場所っていくつある?」
八期「3部屋4つかな?従姉妹も来るし・・・」
明「良いこと聞いちゃった!」
零「杏ちゃん!明ちゃん!」
明「私達も付いていきたいな!」
希「私と八君除いて後6人までだよ!」
零「まず、甲子園組は無いんじゃない?チケット勿体無いよ!」
八姫「それはそうなのよね・・・」
秀喜「Bクラスのメンバーで行ったらどうだ?」
杏「それ言ったら秀喜君だって!」
秀喜「女子だけの方がコイツも喜びそうだし!」
明「まあ、こんなこと滅多に無いもんね!」
青奈「いや、普通にある方がおかしいから!」
町子「友達のお婆さんの家に泊まるって聞いたこと無い!」
愛「楽しみ!愛ちゃんボード『緊張』」
希「確か、家族で集まるんだよね?」
八期「うん!」
杏「そんなところに私達はお邪魔するの!?」
結局行くメンバーは希と八期の他に、
零、愛海、町子、明、杏、愛の6人となった。
果たしてどんな波乱が待ち受けるのか?
つづく!
- Re: ナンバーズ8 ( No.329 )
- 日時: 2023/06/12 21:14
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
327話・合宿後
希「さあ着いたわ!」
町子「ここが八期君のお婆ちゃんのお家?」
八期「そうだよ!」
杏「誰かのお婆ちゃんのお家に行くのは初めてだな!」
愛「しかも合宿後なうえに、住んでる町とは全然違うから新鮮!」
明「夏休みとか長期休みでないと体験できないよね!」
希「私、この車返してくるわ!」
零「どうやって戻ってくるんですか?」
希「松本先生に電話掛けるよ!乗せて貰えるように交渉する!」
杏「お母さんも来るの?」
八期「今日はお母さんの家族が集まるから!」
明「へー、八期の家族は母方の方で集まるんだ!」
愛海「私はお父さんの実家かな」
杏「私はお爺ちゃん達の方が来るよ!」
愛「元気だね」
眞子「キャアア!」
町子「何?」
八期「お前は!」
眞子「何であんたがここに居るのよ!」
八期「それはこっちの台詞だ!」
眞子「あんたに文句言われて渋々ここに引っ越してきたのに・・・、このストーカー!出ていけ!」
八期「どこがストーカーなんだよ!」
眞子「私の住所嗅ぎ付けて付いてきたんでしょ!」
八期「知らねーし!ここがお母さんのお婆ちゃんの家だから訪ねに来ただけだし!」
眞子「そんなの嘘よ!」
八期の祖母「外でうるさくしてるのは誰だい?」
八期「お婆ちゃんこんにちわ!」
八期の祖母「八期来たの?それでこの子達は?」
八期「部活の友達と言うか、グループの仲間と言うか・・・」
零「八君は嘘付いてませんが?」
眞子「でも、そういう建前でしょ!ストーカーはストーカーよ!」
町子「どこがかしら?」
杏「それはあなたの思い込みだよね?」
明「私達は今日たまたま、ここに来る事情が合って、たまたまここに来たの!そして君の家がたまたま八期のお婆ちゃんの家の近所に合った!それだけの話!」
眞子「こんな偶然ある?やっとストーカーから解放されたと思ったらまたそのストーカーが目の前にって!私を狙いに来たに決まってるじゃない!」
愛「偏見にも程がある!先輩はそんな人じゃない!」
眞子「ストーカー被害受けてる人の気持ちが分からないの?」
町子「分かるけど、あなたは冤罪を受ける人の気持ちが分からないの?」
眞子「はあ?」
町子「彼は本当にあなたに何かした?」
眞子「なにもしなくたって、付いてくればストーカーはストーカー!迷惑人間よ!」
町子「そんなこと言うなら彼があなたの家のインターホンを押した事ある?家の前を彷徨いてるでも良いわよ!」
眞子「そ、それは・・・」
八期「やってない!1度も!」
町子「だったら、彼がストーカーをやってるとは言えないわよね?」
眞子「私はこいつの顔なんか見たくないのよ!」
零「最低!」
杏「理不尽!」
愛海「屑!」
明「最悪!」
愛「同じ人間とは思えない!」
眞子「何で私が責められるのよ!」
町子「あなたの行為は、単なる自意識過剰、いわゆる単なる被害妄想してる変な子よ!」
眞子「ひ、ひ、被害妄想する・・・、変な・・・子?ウワーん!私が被害者なのになんでこうなるのよ!わざわざ遠くから通ってるのに!」
明「そんなこと言われても・・・」
杏「自業自得でしょ!」
愛「寮にでも住んだら?」
愛海「自主転校をお薦めします!」
眞子「あんたの親戚どこに住んでる?」
八期「お父さんのお婆ちゃんは四国だけど・・・」
眞子「他は?」
八期「さあ?全ての親戚把握できない」
愛海「そんな人間まずいない!」
愛「ってか、家系を辿れば皆親戚同然!」
杏「それもそうだよね?」
眞子「ウワーん!」
その後眞子は関東に引っ越した。
全集まり
健「まさか、希ちゃん以外にこんな女の子を連れてくるとは!」
風浦「やるわね、このこの!」
八期「彼女とかじゃないから!」
風浦「マジであんたみたいな奴、養って貰わないと生きていけないでしょ!」
鈴奈「言えてる!」
智沙「それヒモじゃん!」
希「ヒモじゃないよ!専業主夫に成れば良いのよ!」
一「コイツが?ムリムリ!適当だよ!」
二「自分の服も食器も洗わん奴が言うな!」
楓花「八期と二だけだからね、お手伝いしてくれるのは!その他はやらずに文句言うだけ!」
愛海「なんかすみません、家族の集まりに部外者がお邪魔してしまって!」
楓花「良いのよ!それにコイツは皆に助けて貰ってるしね!」
零「1人は助けた人だけどね!」
愛(私だけ凄い場違い感)←同じクラスでも岡田家の繋がりも八期のサポートをした訳でもない
鈴奈「そう言えば少ないよね」
風浦「そうね、七美と妃が居ないのよね?風邪かなんか?」
楓花「2人は矯正学校よ!」
風浦「ふーん、矯正学校なんだ・・・」
鈴奈「いつ帰ってくるの?」
三氏「帰ってこれたら今頃ここに居るよ!」
鈴奈「そうなんだ・・・」
風浦・鈴奈「矯正学校!?」
四美「気付くの遅!」
風浦「矯正学校っていじめた人が行く施設みたいなものだよね?」
楓花「そうだけど」
鈴奈「あの2人何したの?」
智沙「お姉ちゃん達知らないの?」
海斗「今、中等部大変なんだぞ!」
風浦「どうなってるの?」
二「八期の絶対命令だ!」
鈴奈「絶対命令!?」
風浦「あんたなんて物使ってるの?今すぐ辞めなさい!」
八期「無理!」
鈴奈「なんでよ!なんでそんな危ないものが認められるのよ!」
五「そう言いたくなるよね」
六生「俺らもそれ言って、引っくり返されたからなあ・・・」
事情を聞き
風浦「あり得ない!」
鈴奈「この世にそんな人間が・・・」
八期の祖母「へー、生徒会長をやり直すために絶対命令を?」
八期「断ったんだけど、『やり直すなら絶対命令でないと誰も言うこと聞かないうえ、また役に立たない生徒会長になる』って先生に言われて」
風浦「でも、言うは易く行うは難しって言うよね?」
鈴奈「それで七美達が飛ばされるなんて理不尽極まり無いわ!」
風浦「七美達の気持ち分かるわ!絶対命令なんてどんな命令されるか分からないもの!」
鈴奈「絶対、自分の都合の良いような命令してるんでしょ?」
杏「そんなこと無いです!」
全員「えっ?」
杏「絶対命令を渡された直後、八期君は私達の前で『普段と変わらない学校生活を送る』ように命令してきました」
明「そうだよね!そりゃ、遅刻とか忘れ物は大目に見ないって言ってたけど、私達は常にいつもと変わらない生活を送れば良い!変に気を遣ったり、避けることを止めろって命令だもんね」
愛「それに、私は会長のお陰で学校に居られてるんです!」
楓花「そうなの?」
八期「なんか、入学手続きしてたのに、取り消されてたから!」
健「それはどうなんだ?」
三氏「もし、彼女が嘘を付いて偽って入ってたら?」
八期「そんな感じは微塵もなかったし、それにテストに出ていて、合格通知もある!だったら合格してる以上入る基準を満たしていれば入れない理由はないんじゃない?」
愛海「学校としても正規のルートで通ってない人を入れるのは・・・」
八期「僕は、合格して手続きもちゃんとしてたのに、第三者のせいで無しにされる方が可哀想だと思うけどな!そこで掴める筈だった夢を奪われるんだよ!
見えない敵と学校に!」
二「俺も、お前と同じ事してただろうな」
杏「それに自分ではなく人の為に使うって辺りがポイント高いよね」
希「そうそう!8の時も他人優先!自分の意見はほとんど言わない子だから!」
一「ただ、案が何もないだけでしょ!」
八期「それもあるけど・・・」
楓花「それより私としては夢原さんを招けたのは良かったわ!」
杏「えっ?」
楓花「いつかお礼をあなた自身にしたくて!ほら、遠慮せずどんどん食べて!」
杏「いえいえ、私は突然来た部外者ですよ!」
楓花「何言ってるの?初等部の1年生から今の今までずっと同じクラスなのに!」
8以外「えっ?そうなの!?」
八期「でも、僕そんなに話したことないよ」
楓花「あんたは知らないけど、あんたのいじめ騒動の目撃者として一役買ってたの!彼女しか本当の事言わなかったしね!」
希「何やらせてたんですか?」
楓花「録音から録画まで!あらゆる証拠を撮って貰ってたの!」
八期「知らなかった!」
楓花「だからこそ、八期の味方に成ってくれてありがとうってね!」
杏「いえいえ、私は当たり前の事しかしてませんよ」
健「そんなことない!ほら、もっと食べて!」
八期「それ、僕のお皿の!」
健「お前は食いすぎなんだよ!」
希「お姉ちゃんのあげるから!」
一「何、お姉ちゃんぶってるのよ!」
その後も希の暴走とピュア勢の無知に呆れる松本家であった。
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