二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.313 )
- 日時: 2023/04/09 16:08
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
311話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑦
3日目・自由行動
香「はい、今日は班の自由行動となってます!1日目・2日目に行った場所に行くも良し!行ったことの無い場所に行くもよし!だけど、5時までに帰ってくるのよ!」
生徒達「ハーイ!」
香「今から先生達が1日乗車券配るけど、その前に何か質問ある?旅行の事なら何でも聞きなさい!」
八期「はい!お昼は?」
香「自由よ!」
八期「外食して良いんですか?」
香「勿論!」
八期「本当に?」
香「良いに決まってるじゃない!疑い深いわね!」
八期「本当に入って・・・」
零「良いのよ!」
香「兎に角、警察呼ぶような犯罪等起こさないように!」
後ろを向いて
香「うちの生徒達にちょっかい出すな!」←メガホン持って
栞「香ちゃん!それだと、私達を助ける人居なくなるよ!」
香「昨日何があったと思ってるの?」
栞「気持ちは分かるけど・・・」
一旦解散
芹「さあ、どこ行く?」
葉月「やっぱり、定番の金閣寺とか銀閣寺だろ!」
零「八君の好きな鉄道博物館もあるよ!」
八期「それはそれで行きたい!」
希「私達も一緒に行くよ!」
八姫「学校の旅行なのに・・・」
青奈「別に良いじゃない!」
バス停
八期「多い!」
八姫「何でこんなに多いの?」
町子「朝方で通勤ラッシュだから多いのも当たり前よ」
2台見送り
子「3本目だけど、乗れるかな?」
愛海「私達だけでも15人前後居るもんね!」
青奈「そう言えば、どこ行くんだっけ?」
芹「銀閣寺から行こうって成ったけど・・・」
八姫「何で?」
希「八君が、銀か金なら、輝く金を後に見ようって!」
グレーテル「別にどっちでも良くない?」
零「楽しみは後に取っておきたいタイプなんだって!」
希「まあ、ぶっちゃけ銀閣寺ってお金なくて銀箔無いもんね!」
金「金・銀があるなら銅閣寺も欲しいよね!1階立ての!」
八姫「金閣寺が3階立てで、銀閣寺が2階立てだから?」
金「そう!」
プシュー!←3本目のバスが去る
芹「まあ、それよりも外出ると必ず八期迷子に成るからそこも気を付けないと!」
零「そうだよね!その気に成れば宿舎には帰れるんだけど・・・」
町子「集団行動的にはね・・・」
希「八君、今日はお姉ちゃんと手を繋いで行動するわよ!」
グレーテル「幼馴染みマウント!」
金「ズルイ!」
子「だったら、皆で周りを囲めば・・・」
葉月「私らはSPか!」
愛海「それもそうだけど、昨日みたいなことが起きないようにしないと!」
零「そうだね!」
葉月「警察100人以上じゃなくて、パトカー100台以上だったもんな!」
芹「それだけで十分 大事よ!」
希「まあ、私達も100人位ぼこぼこにしたからね・・・、まあ何か合っても私達が絶対私達が守るからね八君!あれ?」
愛海「どうしたの?」
希「八君が見当たらないんだけど!」
全員「ええっ!!!!」
八姫「ねえ、八期だけじゃなく、青奈も見当たらないんだけど!」
全員「アアッ!(やられた!)」
一方
八期「ぎゅうぎゅうだなぁ・・・」
青奈「今なら、あたしの胸揉み放題だぞ!胸が嫌なら尻でもwelcomeだぞ!」
八期「そんな犯罪しないし、まずそれしてどうなるの?意味分かんない!」
青奈「お前はそれでも男か?!」
八期「それよりも皆は?」
青奈「ギリギリ乗れたんだから良いじゃねーか!」
八期「それはそうだけど・・・」
青奈「なんだ?あたしと二人っきり嫌か?」
八期「うん!」
青奈「何でだよ!巨乳だぞ!巨乳!」
八期「だから何?」
青奈「こんな巨乳美女と二人っきりデートを楽しめるんだからそこを喜べよ!」
八期「希お姉ちゃんか零ちゃんが良かった!」
青奈「まあ、良い!私のデートと言うものを教えてやるよ!」
八期「?」
青奈「兎に角、あたしに付き合え!」
八期「ええっ!」
プシュー!
八期「ここは?」
青奈「あんたが行くって言ったんだろう!銀閣寺だよ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.314 )
- 日時: 2023/04/10 21:36
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
312話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑧
八期「入園料あるんだ!」
青奈「まあ、歴史的建造物だから、維持費とか掛かるんじゃないの?」
観音殿
青奈「おおっ!」
八期「光ってる訳ではないけど、銀色が見えるのは気のせいかな?」
青奈「そりゃ、銀閣寺なんだから、銀色が見えてもおかしくないって!しかし、金閣寺程華やかさはないけど落ち着いた感じが良いよね!」
八期「そうかな?分かんない!」
青奈「あんたは何しに来たのよ!」
八期「取り敢えず写真撮ろうよ!」
青奈「良いわよ!この日のためにジャーン!自撮り棒!これで銀閣寺をバックにツーショット撮るわよ!」
八期「うん、分かった!」
青奈「ほら、もっと寄りなさいよ!」
八期「そっち行くと銀閣寺が切れない?」
青奈「それもそうね、私が寄るわね!さあ!にっこり笑顔よ!」
カシャッ!
八期「良し!じゃあ次は金閣寺だ!」
青奈「待ちなさいよ!」
八期「何で?メインここなんだからもう終わりで良いじゃん!」
青奈「あんたは歴史的建造物の良さを分かってないわね!他にもあるのよ!」
八期「ええっ!そんなことより金閣寺で写真取って、お昼食べて鉄道博物館行きたい!」
青奈「あんたのメインはなんだよ!(まだまだあんたを独り占めしたいんだよ!)」
八期「鉄道博物館!」
青奈「文句言うくらいなら、銀閣寺の周辺の景色を見てから言え!行くわよ!」
八期「ええっ!?」←引っ張られる
東求堂
八期「何ここ?」
青奈「東求堂って言って、昔は書斎として使われていたけど、後に茶室として使われた建物!」
八期「ふーん・・・」
青奈「現代の茶室のモデルとも言われてるのよ!」
八期「ふーん」
青奈(関心薄!)
庭園
青奈「ここが庭園、足利義政が残した唯一の遺構とも呼ばれてるの!」
八期「ふーん」
青奈「波打つような白砂の『銀沙灘』と富士山の形をした『向月台』は、月に照らされたように見えるようにデザインされているのよ!」
八期「ふーん」
青奈「ロマンチックじゃない?」
八期「その富士山はどこ?」
青奈「あるじゃない、あそこに!」
八期「どこ?」
青奈「目の前に!見えない?」
八期「見えない!もしかして銀閣寺のこと?」
青奈「違うわよ!その隣に無い?」
八期「どこ?」
青奈「見えないの?」
八期「あっ!あった!ちっさ!」
青奈(雰囲気ぶち壊しよ!)
お茶の井
青奈「見てみてこの湧水!」
八期「あっ!なんか流れてる!」
青奈「ここの湧水は足利義政がお茶を入れるのに使ったって言われてるの!」
八期「ふーん」
青奈「しかもこの川は庭園内にある池と繋がっていてね、落ち着いた雰囲気でしょ!」
八期「そうかな?」
青奈「これが金閣寺に負けない銀閣寺の魅力よ!」
八期「ふーん」
青奈「あんた、興味無さすぎ!」
八期「うん、興味無い!」
青奈「キー!だったら最後に取って置きの場所に連れていってあげるわ!」
展望台
青奈「ほら、見てみなさいよ!」
八期「えっ?」
青奈「今日は天気も良いから、良い景色よ!」
八期「まあ、それなりには・・・」
青奈「やっぱりこんな良い景色に来たら写真撮らないと!ほら、景色をバックに撮るわよ!」
八期「う、うん」
青奈「はい、チーズ!」
パシャ!
青奈「良い画撮れてる!」
八期「それで取って置きの場所って?」
青奈「この展望台よ!銀閣寺と共に京都の町並みを一望出来る!こんな良いとこ取りな場所が他にある?」
八期「ええっ!(つまんない!)」
青奈「よ~し、さっきの写真も含めて他の人達に送ってやるわ!これで皆羨ましがるに決まってる!送信と!」
ピコン!
八姫「アイツら!何仲良く・・・」
芹「八姫、落ち着いて!落ち着いて!」
希「そんなに羨ましいなら、八君見つけて、そのまま連れ去れば良いじゃん!」
全員「ええっ!!!!(その手があった!)」
子「少なくともまだ、銀閣寺の周辺には居るのよね?」
グレーテル「絶対見付けてやる!」
零「そう簡単に見付かるかな?」
愛海「青奈だって、普通に渡したくないだろうし・・・」
一方
青奈「良し!今度はネットにあげよう!いや待って!いくら好きな人とはいえ、まだ他人、人の顔写真をネットにあげるのは肖像権ってのがあって無断ではあげたらダメな筈!八期は気にしないと思うけど、一応許可取らない、八期!この写真なんだけど・・・、って居ない!」
一方
八期「もう、あの人と付き合うのヤダ!早く皆と合流しないと・・・、いやここは敢えて金閣寺に行ってみようかな?金閣寺の方面へ行くバスは何処だ?」
案内所の人に聞くと、1回京都駅に戻ることにした八期
八期「結局、京都に戻るのか!この調子で行けるのかな?」←バスに乗る
?「あれ?もしかして!」←走ってバスに乗る
- Re: ナンバーズ8 ( No.315 )
- 日時: 2023/04/11 21:53
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
313話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑨
?「すみません!」←ギリギリ乗る
プシュー!
?「何とか間に合った」
八期「愛海ちゃん?」
愛海「なんとか見つけた!どこ行くの?」
八期「金閣寺だよ!」
愛海「皆と集団行動は?」
八期「見付けるの難しいから、金閣寺に行けばいつか合流出来るかな?って!」
愛海「動いてる方が見付けにくいよ!」
八期「そうなの?」
愛海「そうなの!(いや、これは逆にチャンスなのでは?青奈だって楽しんだんだし、希ちゃんも『見付けて連れ去れば』って言ってたし!)」
八期「どうしたの?」
愛海「よし、このまま愛海お姉さんと金閣寺に行こう!」
八期「行くの?」
愛海「皆も金閣寺の方へ向かってるからきっとどこかで会えるよ!」
八期「さっき集団行動とか言ってたのは誰?」
愛海「どうせ、戻っても時間の無駄だし、これは皆を待たずに行動する八期君のせいなんだから!私はあなたを見付けて飛び乗っただけ!」
八期「それもそっか!」
2人はバスを乗り継ぎ金閣寺に到着
八期「ここも拝観料取るんだ!」
愛海「そりゃ、歴史的建造物だし、保存する為に金箔の張り替え作業もやってるんだから!東大寺の大仏だって無料では見れないでしょ!」
八期「そう言えば確かに!」
舎利殿
八期「おおっ!金ピカ!中に入って触ってみたい!」
愛海「止めといた方が良いよ!金箔の価値高いから多分1平方センチメートル傷付けただけで数百万の数千万、高ければ数億じゃあ済まない賠償金取られるよ!」
八期「ヤバい!」
愛海「と言っても、1回火事で全焼して建て直されたそうだよ!」
八期「それって?」
愛海「昔とは見た目も中身も変わってる可能性があるってことだね!」
八期「へー!」
愛海「まあ、建物が100年以上何もなく建ってる事の方が不思議だよ!ましてや1000年以上前の建物が何もなく残る方が奇跡!」
八期「確かに、あれ?でも何で1階だけ金箔付けなかったんだろう?」
愛海「お金の問題じゃない?」
八期「ああ・・・」
愛海「(納得した)あっ!ねえ写真撮ろうよ!」
八期「そうだね!」
愛海「すみません!写真お願いしても良いですか?」
通行人「はい、良いですよ」
カシャッ!
通行人「どうですか?」
八期「良いんじゃない?」
愛海「うん、金閣寺もバッチリ綺麗!ありがとうございました!」
八期「ありがとうございます!」
通行人「弟さんと旅行ですか?」
愛海「違いますよ!」
八期「姉弟じゃありません」
愛海「彼氏です!」
通行人「そうなんですか?若い彼氏ですね!」
八期「違います!」
愛海「あまりに恥ずかしくて照れてます」
通行人「どうぞ、お幸せに!」
八期「何で嘘付いたの?」
愛海「どうだった?悪くないでしょ?」
八期「それは悪くは無いけど・・・」
愛海「私、彼氏に憧れてるんだよね!」
八期「ふーん」
愛海「と言うわけで八君は今日、私の彼氏なんだから付き合ってね!」
八期「ええっ!!!!どういう意味?!」
夕佳亭
八期「ここ何?」
愛海「夕佳亭、江戸時代の僧侶が後水尾天皇を迎えるための茶室だったの」
八期「ふーん」
愛海「興味ない?」
八期「うん!」
愛海「どういうのなら興味ある?」
八期「やっぱ鉄道!」
愛海「男の子ね!」
鏡湖池
愛海「あっ!見てみて八君!」
八期「何?」
愛海「池に金閣寺が逆さまに映ってるよ!」
八期「本当だ!切れてるけど・・・、逆さ富士みたいな感じ?」
愛海「そうだね、鏡湖池って池で池の水面に鏡のように映る池!逆さも良いでしょ!」
八期「まあ、逆さでもこんな輝くんだね!」
陸舟の松
八期「これ何?」
愛海「陸舟の松だね!帆船のように美しいからその名が付けられた!」
八期「あれが?」←別の松を指す!
愛海「違う違う、そっちの低くて平べったいの!」
八期「うーん・・・」
愛海「元々は盆栽から移築されたんだよ!義満は優雅さが好きだったから、この松は彼の船としての力を表すために植えられたのかも?」
八期「験担ぎ?」
愛海「それとは違うね!でも、夕方に来たかったな!」
八期「何で?」
愛海「塔のように美しい松だから、夕日に照らされたらもっと美しくなるの!」
八期「ふーん」
愛海「景色興味ない?」
八期「見た目判断は!それに何を持って美しいと言えるのか問うものは!」
愛海「そっか!この後はお昼だったね!どこで外食する?」
八期「お弁当とか、外で歩きながら食べるもの以外!」
愛海「どうしても中で食べたいんだね」
八期「まあ、旅館の料理の事も考えて、食べ放題も無しかな!」
愛海「それはそうだね!」
八期「あっ!後海鮮系抜きで!」
愛海「海の幸嫌いだったね!」
八期「魚は好きだよ!貝類とかタコ・いか・カニ・エビとかが嫌いなだけだよ!」
愛海「その前にトイレ行かない?」
八期「僕も行きたいと思ってた!どこだろう?」
トイレ
愛海「じゃあ、私はこっちだから!」
八期「うん!」
個室
愛海「(はあー、)緊張した!何?あの可愛い生物!本当に男の子?私のドストライクのタイプなんですけど!何なら私が養ってあげたいわ!良いよね?ねえ!ねえ!」
女児「ママー、このトイレから変な声が!」
女児の母「ダメよ、さっさと帰りましょう!」
数分後
八期「愛海ちゃんはまだなようだな!」
パッと!
八期(えっ?)
果たして八期は誰に?どこに?連れていかれるのか?
- Re: ナンバーズ8 ( No.316 )
- 日時: 2023/04/12 23:00
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
314話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑩
バスの中
八期「えっ?」
子「あっ!起きた!」
八期「ええっ!今どこ走ってる?」
子「落ち着いて!」
八期「皆は?」
子「はぐれちゃったから居ないよ!」
八期「さっきトイレで愛海ちゃんと分かれて、まだ早いかな?って待ってたらなんか吸わされて眠らされたような・・・」
子「疲れてたんじゃない?私が見付けておんぶしてバスに乗ったの!(嘘だけどね!眠らせたのも私!)」
八期「どこに向かってるんですか?」
子「逆に聞くけど、どこが良い?」
八期「鉄道博物館かな?」
子「それはお昼が終わってからにしよう!」
八期「もう、そんな時間?」
子「そうよ!何食べたい?」
八期「うーん、好きなものが食べられるなら何でも良いや!ハンバーグは6年の時に先生に食べさせてもらったから、肉はないかな?」
子「じゃあ、お寿司とか?」
八期「うーん、そんな気分じゃないな・・・」
子「そう言えばラーメン好きだったよね?」
八期「そうだけど、好きなお店はこの近くに無いからな・・・」
子「じゃあ、ラーメン以外でも良い?」
八期「うん、大丈夫だよ!」
蕎麦・うどん屋
店員A「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
子「2名です」
店員A「こちらの席をどうぞ」
子「八期君はどれにする?」
八期「うーん、冷たいうどんだけど、それだけじゃ物足りないな・・・」
子「天麩羅とセットにしたら?」
八期「でも・・・、うーん・・・」
子「すみません、釜揚げうどんの天麩羅セットとざるうどんの天麩羅セット下さい!」
八期「ああ」
子「お金は私が払ってあげるから!」
八期「そうじゃなくて・・・」
子「ねえ!前から聞きたかったんだけど・・・」
八期「何ですか?」
子「八期君って私達の事どう思ってるの?」
八期「優しい人達だと思ってます!話しやすくて、僕の事助けてくれたりとか・・・、一緒に居てて安心出来るとか・・・」
子「誰かに恋したりとか無いの?」
八期「えっ?」
子「もし、私達の誰かが八期のことを『好きです!』って告白してきたらどうする?」
八期「『何で?』とか罰ゲームか何かを疑います!」
子「何で?皆負けず劣らず可愛いくて優しい子なんだよ!」
八期「こんな僕を好きになるひとなんていませんよ!」
子「何で?何でそう思うの?」
八期「そう親に言われてきたから・・・」
子「身だしなみとか?」
八期「はい」
子「1か100で考えるからそう思い込んでるだけよ!」
八期「それにいじめられてきましたし、今は絶対命令で仕事しか出来ない役立たずの生徒会長!誰が好きに成るんですか?」
子「そんな自分を責めないで!」
八期「言うは易く行うは難しですよ!僕は何かを感じ取っても、行動には移せないそんな人間なんです!」
子「それはそれで凄いと私は思うけど・・・」
八期「どこがですか?」
子「だって、そうやって自分を理解出来る人なんてなかなか居ないよ!」
八期「いえ、これは結果論!日々の自分の生活を分析したなかで、出てきた答えです!それに加え僕はレールを引かれないと生きていけない、そんなダメ人間なんです!そんな男を好きに成る女の人なんて・・・」
子「八期君って、家事とか出来る?」
八期「まあ、料理と部屋の掃除以外なら・・・」
子「つまり、普段からお母さんのお手伝いとかやってるんだね?」
八期「まあ、頼まれてやり方が分かってるものに関しては自ら率先してやってます!」
子「私だったら、そういう人に家事を任せて仕事に専念するかな?(あれ?私何言ってるのかな?)」
八期「どういう事ですか?」
子「ほら、今は旦那さんだって家事をする時代だよ!だったら、八期君が将来主夫となって家の事や将来の子育てを引き受ければ夫婦円満じゃない?」
八期「ああ、確かに、それで良いのかな?」
子「良いんだよ!少なくとも私だったら八期君が主夫やってくれるって言うなら頼めるし、仕事に集中出来ると思う(あれ?八姫ちゃんのサポートは?)」
八期「でも、僕料理とか掃除も綺麗にしろって言われてもちゃんと出来るかどうか・・・」
子「完璧にやろうと考えるから自信を失くすんだよ!それに出来ないなら料理くらい私が作ってあげるよ!何なら作り置きとかすれば、一週間は持つでしょ!」
八期「そういうのもあるんだ!」
子「皆が皆同じ家庭に成らないんだから!やっぱり仲の良い夫婦とは支え合い、出来ることを任せて出来ないことを補うって事だよ」
八期「そうか、僕が主夫か?出来るかな?」
子「まあ、子育ては最悪自分の両親に聞いたりすれば良いじゃん!」
八期「うーん、自分の結婚した姿が想像付かない!」
子「まだこれからだよ!何なら、君が結婚できる歳になったら、お姉さんが婿に貰おうかな?」
八期「えっ?」
子「冗談、冗談!」
八期「そうですよね!そんなうまい話があるわけ無いですよね」
子「えっ?それって、私がたとえ君の事好きでも受け入れてくれるの?」
八期「うーん、本当にそうなるかは分からないけど、子ちゃんがお嫁さんも悪くないなあ、好きな人の候補には入るかなって!」
子「それって、私以外にも候補が?」
八期「居るけど、告白しないとどうにもならないからな・・・、逆に告白されてもそれが本当に好きな人だったとしても、不信に思うな・・・」
子「そうなんだ(これは厄介な子ね・・・、告白しても意味ない・・・、って何で私が告る前提?私どうしちゃったの!)」
店員B「釜揚げうどんの天麩羅セットの方?」
子「あっ!はい!」
店員B「ざるうどんで天麩羅セットの方?」
八期「はい!」
ズルズルズルル!
子(八姫ちゃんの為にも八期がどうやったら八姫ちゃんの気持ちに答えるか、もしくはどうやったら落とせるかの情報を掴もうと思ったけど、一筋縄では行かない子ね!恋愛不信過ぎ!これじゃ私が告っても・・・、って私じゃなくて・・・、八姫ちゃんの為であって・・・)
子「あっ!八期君!いか残したらダメでしょ!」
八期「ううっ、だから嫌だったのに!」
子「食わず嫌いはダメだよ!世の中には食べられずに生きてる子も居るのに・・・」
八期「食べて嫌いになったので、食わず嫌いではありません!」
子「兎に角食べなさい!」
八期(仕方ない・・・)
ところが!
八期「ううっ!ああ!」←リバース
店員A「お客様大丈夫ですか?」
子「八期君!大丈夫?」
八期「僕は、嫌いな食べ物は体が受け付けない!」
子「これは私が悪かった!本当にごめん!」
八期「正直、嫌いになりそう・・・」
子「そんなこと言わないで!(私の株が!)」
その後
子「すみませんでした!」
店長「いえいえ、うちの食べ物が原因じゃなくて良かった!」
八期「そうですね」
店長「君はちょっと、休んでから出た方が良いよ」
子「じゃあ、私は先に出てその辺を見て回ってるから!きっと近くの店に居るから呼んでね!」←勘定中
八期「うん、分かった!」
数分後
八期「すみません、ありがとうございました!」
店員「いいよ、重症に成らなくて良かったよ!」
八期「ごちそうさまでした!」←手を合わせながら
店員達「ありがとうございました!」
ガラガラ
八期「ええっと、子ちゃんはどこだ?」
?「おっ!八期じゃん!」
八期「えっ?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.317 )
- 日時: 2023/04/16 13:43
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
315話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑪
八期「グレーテル!」
グレーテル「こんなところで会えるなんて、何かの縁だな!」
八期「縁ではないような・・・」
グレーテル「まあ、取り敢えず俺と何処か行こうぜ、まだ4時間もあるんだし!」
八期「もう4時間しかないんだけどな・・・」
グレーテル「何でだよ?」
八期「移動時間と帰る時間を考えると・・・」
グレーテル「取り敢えず、とっとと行くぞ!どこ行く?」
八期「そりゃやっぱり・・・」
京都鉄道博物館
八期「きたよ!」
グレーテル「フフフ、俺も来たかったんだよ!」
八期「へー、グレーテルも電車好きなの?女の子なのに?」
グレーテル「好きなものに性別は関係無いんだよ!鉄道好きの女子なんか世の中探せば五万と居るぜ!」
八期「へー、そうなんだ!意外!」
グレーテル「お前が知らないだけだよ!おっ、おい!電車の下を見れるらしいぞ!」
八期「ああ、引っ張らないでよ!」
その後も
グレーテル「おおっ!パンタグラフじゃないか!」
八期「うーん」
グレーテル「来たよ!転車台!」
八期「機関車を方向転換させる奴だよね?」
グレーテル「だけど、動かないのかよ!」
八期「それよりあれ乗りたいな!」
グレーテル「ええっ?つまんないだろ!」
八期「グレーテルは何しに来たの?」
グレーテル「お前こそ、さっきからつまんなそうに!」
八期「僕は動いてる電車が好きなんだ!」
グレーテル「俺は部品とか構造とかが好きなんだ!」
八期「全然違うね」
グレーテル「なんだよ、文句あるのか?」
八期「無いよ!そう言う方が好きって人も居るだろうし・・・」
グレーテル「そうか、そう言われたのはお前が初めてだ!」
八期「えっ?」
グレーテル「俺は、動いてる乗り物とかどうでも良いんだよ!むしろ、何で動くのかとか、仕組みとかが好きなんだ!」
八期「へー、そうなんだ」
グレーテル「だけど、そんな友達1人も居なくてさ、しまいにはバカにされたり、ハブられたり・・・」
八期「と言っても僕もちんぷんかんぷんと言うか、1人で楽しみたいと言うか・・・」
グレーテル「なんだよ、俺と一緒なのが嫌だってか?こんな男みたいな女は嫌だってか?」
八期「違うよ!自分が楽しければそれで良いって事だよ!まあ、見ようによってはただの自己満足の自己中って言わらるかもしれないけど・・・、それでも自分の求めるものがあれば楽しいって思うよ!それに、同じ鉄道好きでも、意見が違った方が、自分の思う魅力を伝えられるってこともあるし!」
グレーテル「そんなに言うなら、俺に付き合えよ!」
八期「えっ?」
グレーテル「俺の主張聞いた上で、お前に付き合ってやるよ!お前は楽しみは後に取っておくタイプなんだろ!」
八期「うん!分かった!」
展示スペース
グレーテル「やっぱ、本物には及ばないが凄い再現力だな!」
八期「そうだね!これに乗れたら本当に最高だけどね!」
グレーテル「本物の方が良いって?」
八期「当たり前じゃん!」
車両を出て
グレーテル「おっ!これ改札機じゃん!」
八期「面白いよね!中はこうなってるんだ!」
グレーテル「おっ!これに関しては興味津々だな!」
八期「だってこう言う機械と言うか、自動って言うのが面白い!ベルトコンベアとか、コロコロマシーン的な?」
グレーテル「お前は、そう言うのに興味があるんだな!」
八期「うん!」
運転シュミレーター
グレーテル「おっ!良かった空いてるぞ!運転シュミレーター!」
八期「やるやる!やっぱ鉄道ファンの憧れだもんね!」
体験後
グレーテル「お前、ブレーキ掛けすぎだろ!普通列車か!」
八期「グレーテルが早すぎるんだよ!新幹線じゃないんだから!」
グレーテル「お前が運転士だったら、毎回駅で車掌が困るぞ!まだ着かない、まだ着かないってな!降りるお客もイライラだ!」
八期「グレーテルは事故るよ!カーブ曲がりきれずに脱線して帰らぬ人に・・・」
グレーテル「うるせー!」
スチーム号
八期「よし、やっと機関車に乗れる!」
グレーテル「と言っても、どこ走るんだコイツ?」
八期「施設を一周するとか?」
グレーテル「どこにそんな線路があるんだよ?」
ボー!
後ろに走るスチーム号
八期「あれ?」
グレーテル「おいおい、逆じゃねーか!」
八期「ああ、座るとこ間違えた!先頭じゃなくて1番後ろに座れば良かった!」
グレーテル「何が違うんだよ!」
八期「仕方ない、思い出だけは残しておこう!」
グレーテル「俺が撮ってやるよ!」
八期「じゃあ、グレーテルも寄って!」
グレーテル「良いのか?」
八期「うん!」
カシャッ!
八期「おおっ!綺麗に撮れてる!」
グレーテル「そうだな!(これ一生の宝物にしよう!)」
八期「何なら、皆に送っても良いよ!」
グレーテル「送るか!恥ずかしい!」←と言いつつもちゃんと送って自慢するグレーテルだった!
鉄道ジオラマ
八期「鉄道博物館と言えばここだよね!名前知らないけど!」
グレーテル「ここの施設か?それとも電車の名前か?」
八期「どっちも!一部除く!」
グレーテル「ここは鉄道ジオラマ館だよ確かに、これはこれで面白い!」
八期「色んな電車や新幹線が走ってる!しかも早くて長い!」
グレーテル「早いのはともかく、長いのには何で興奮するんだよ?」
八期「だって、長い方が電車って感じしない?」
グレーテル「じゃあ、路面電車どうなる?」
八期「兎に角、長い方が良い!」
グレーテル「フフフ、動画撮影OKだから、後で旅館でゆっくり見るかな!」
八期「良いなあ、携帯!」
グレーテル「お前も買って貰えば良いのに!」
八期「電話する相手居ないからね!必要最低限程度しか!」
グレーテル「家族だけかよ!(ん、俺らは?)」
ポトン!
グレーテル「クー!旨い!」
八期「良いなあ!」
グレーテル「飲みたきゃ自分で買え!」
八期「良いの?」
グレーテル「外食OKなら、自販機なんてもっとOKだろ!」
八期「じゃあこれにしよう!」
ピッ!
ポトン!
グレーテル「そろそろ旅館に戻らないとな!」
八期「うん!帰ろうか!この時間帯なら余裕で間に合うと思うし!」
帰りのバス
グレーテル「何、窓から黄昏てんだよ!」
八期「不思議だなって思って!」
グレーテル「何がだ?」
八期「お父さんやお母さんが運転する車はそうでもないのに、他の人、お金払って乗せてもらう乗り物に乗った景色は最高だなあって!」
グレーテル「確かに、何でだろうな!もしかしあれじゃね?」
八期「あれって?」
グレーテル「公共の物は途中で歩くけど、親父とかお袋が運転する時は、家の前とか目的地の近くだったりするから、ありがたみが違うんだよ!」
八期「そうかも!」←ジュースを手に取る
ゴクン
グレーテル「眠いなら、寝て良いぞ!最寄りの駅の手前で起こしてやるから!」
八期「分かった!ありがとう!でも、多分自分で起きれる!」
グレーテル「そうか?」
八期・Zzz
数時間後
運転士「お客さん!お客さん!」
八期「はあ~あ、何ですか?」
運転士「降りてもらって良いですか?」
八期「はい!」←素直に降りる
見覚えの無い光景
八期「えっ?ココドコ?」
?「八期君?」
八期「えっ?」
八期はどこに?そして誰と一緒に居るのか?
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