二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.360 )
日時: 2023/10/04 22:51
名前: いくちゃん (ID: .HkLA/wn)

358話・どうする?愛のライブ!(文化祭3日目)

ガラーン!シーン!

桃子「来れ私達しか居ないよ!」

蜜柑「どうしてくれるんですか!」

芹「こんなのに文句言っても、自分のせいじゃない時は完全無視だもん!」

零「だって音痴でない歌声を音痴って言われたら・・・」

葉月「焼き菓子同好会の皆に知り合いとかファン居ないの?」

桃子「うちの同好会杏ちゃんファンなので!」

町子「林檎ちゃんはたしか知ってるんじゃない?愛ちゃんのファンの子達?」

林檎「先程皆連れてかれましたが?」

希「同級生とかは?」

蜜柑「皆同じですよ!ファンクラブに紛れ込んでますよ!」

芹「そもそも連れてかれたの何人?」

理珠「詳しくは分かりませんが、少なくとも200人以上はあちら(矯正学校)の方へ!」

全員「200人!?」

愛海「昨日も一昨日も合わせて50人くらい飛ばされてるのに、そんな減ったの?」

理「もう!いい加減にしてよ!」

八期「知りません!」

愛海「お母さんいつの間に!」

理「生徒達から、『200人くらいが感想言っただけで飛ばされた』って聞いて飛んできたのよ!」

八期「音痴じゃないし!」

希「理事長!八君はグループ内では1番歌が上手いんです!」

理珠「それに精密採点をしても、最初の方は確かに外れてますが、余裕の88点です!」

零「これを音痴と言うなら何が音痴なんですか?」

理「それをいじめ扱いする?」

香「その風景見ます?自分に置き換えたら我慢できませんよ!」

映像を見て

理「これは・・・きつい、野球の野次?」

芹「確かに再度聞くと、心が痛みますね」

秀喜「俺も腹立ってきた!」

杏「しかもこれ2回目だし!」

零「合ったね!合唱コンクール!」

香「わざわざカラオケ店まで言って確かめたんだから!」

明「でも、どうするの?アイアイのライブは後30分後なのに、お客さん私達除いたら0だよ!」

八期「だから、放送で絶対命令使ってでも全員集めようって!」

林檎「それだと、ただの寄せ集めだからって愛が嫌がってるじゃないですか!」

愛「それだけじゃない!」

全員「えっ?」

愛「皆、文化祭で店番もあるし、やりたいこともある!それに好き嫌いだって、そんなモヤモヤした人達の場で歌う勇気なんて私には無い!」

八期「愛ちゃん・・・」

香「それが普通の人間よね!」

町子「八期君は愛ちゃんの為を思って言ったけど、他の人の気持ちまでは頭が回らなかった、ただのお節介にすぎない!」

八期「ごめんなさい」

香「まあ、間違いが分かったときにすぐ謝れるのがあんたが絶対命令使える由縁だけどね!」

理「でも、この体育館を後数十分で満席にするなんて物理的に不可能よ!ただでさへ2日続けて生徒減ったのに!」

タッタッタッタ!

杏「愛ちゃん!」

明「アイアイ!」

八期「愛ちゃん待って!」

町子「八期君止まって!」

八期「えっ?追いかけないの?」

希「今のメンタルで気持ちを切り換えて歌える人は居ない!明日か時間遅らせてやる方向で!」

奈々「あら?」

蓮「皆揃って何やってるの?」

杏「奈々ちゃん、蓮さん!」

明「実は・・・」

事情を聞き

奈々「またあなたですか!」

八期「知るか!人の歌を音痴って言う奴が悪いんだ!」

蓮「でも、それでレベル5は厳しすぎない?」

理珠「ほとんどの生徒がレベル3以上でしたので!」

奈々「仮に反省文書くとして、どう反省すれば良いんですか?『音痴だ』って気持ちを言っただけですよ?」

八期「音痴じゃない物を音痴って言ったんだぞ!耳か頭が悪いに決まってるだろ!」

蓮「ドレミの音すら分からない子には言われたくないわね!」

八期「ドレミは分からなくてもメロディくらい分かるわ!歌っておかしいと思ったら変えるし、大体先生や練習の音楽に合わせてるし!」

母親「あの・・・」

香「はい!どうされましたか?」

父親「娘が今日ライブすると聞いて来たのですが?」

香「失礼ですが、娘さんのお名前は?」

母親「愛です!」

全員「愛?」

校舎裏

愛・くすんくすん

杏「見つけた!」

明「アイアイ!」

愛「私歌えない!」

杏「なんでそんなこと言うの?」

明「八期の後だから?お客さんが居ないから?」

愛「違う!私って本当にハブられてばっかり!」

2人「えっ?」

愛「どうせ、私も『音痴』って罵倒されるんだ!」

杏「そんなこと無いよ」

明「自信もって!それに林檎ちゃん達は応援してくれてるじゃん!」

愛「林檎ちゃんだって、本当は別の人が好きだけど、私を庇って、クラスだから、仲間だからって私を仲間外れにしないように気を遣ってるだけだよ!」

杏「そんなこと無いよ!」

愛「そんなことある!私はそうやって除け者にされた、仲間外れにされた、余り物に成った、誰も私なんか、こんな私なんか見てくれない!」

林檎「愛!」

愛「林檎ちゃん!?」

林檎「なんでそんな人間不信なの?」←抱き締める

愛「えっ?」

林檎「もっと私を、私達を信じてよ!」

愛「あっ・・・」

林檎「私は好き大好き!愛の歌が、ライブが!」

愛「林檎ちゃん・・・、なんで私を?」

林檎「小1からずっと同じクラスだったじゃん!」

2人「ええっ!!!!そうだったの?」

林檎「いじめ止められなくてごめん!あの時は自分の方がいじめられそうで動けなかった!」

杏「私も分かる!経験者だから!」

林檎「先生にも見捨てられるし、親は遅く帰るから話せない・・・」

明「可哀想アイアイ・・・」

林檎「だから、それを聞いて、影で私は先生を変えるようにお願いしてたの!」

2人「えっ?嘘!」

愛「そうなの?確かに、1年に2、3人先生変わってたけど、あれ林檎ちゃんだったんだ!」

杏「多分、零ちゃんと星田先生が絡んでるかな?いじめが厳しくなったの、あの2人が来てからだったし・・・」

林檎「はい!星田先生だけは親身に答えてくれたり、胸ポケットにカメラの仕掛け方教えて貰ったりと情報交換を!」

杏「私とやってること一緒!」

愛「だから、やたら何人か居なくなったんだ!」

林檎「私は愛の味方だから!」

香「白木さん!」

愛「はい!」

香「今の心の状態は?」

愛「少しマシに成りました、ですが・・・」

香「今、あなたがずっと会いたかった人柄お客として来てるわ!」

愛「えっ?」

香「しかも、1番前の席よ!」

愛「でも・・・」

香「そんなに心配なら、体育館の中見る?」

体育館
明「ええっ!!!!」

林檎「さっきまでほとんどガラガラだったのに!」

杏「絶対命令じゃないですよね?」

香「違うわ!」

林檎「うちら身内とかじゃないですよね?」

香「身内でもほんの一握りよ!兎に角ステージに行きなさい!」

ステージ裏

希「ほら、深呼吸して!」

愛「スー!ハー!スー!ハー!」

希「大丈夫?」

愛「はい!ありがとうございます!」

希「じゃあ悔いの無いように楽しめ!」

愛「はい!」

理珠「それではスクールアイドル同好会所属白木愛さんのライブです!」

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

愛『あっ!お父さん!お母さん!』

愛の父母『頑張れ愛!』←横断幕を持ってる

社員A「部長の娘さん可愛いっすね!顔見えないけど」

社員B「俺、こういう学生のライブ初めてだよ!」

社員C「そうなんっすか?俺なんてスクールアイドルを追いかけるオタクっすよ!」

会場は愛の父母の関係者が半分を占めた

愛「皆さん、今日はお忙しい中私みたいな者のライブに来ていただき誠にありがとうございます!皆さんを笑顔に出来るよう頑張ります!愛ちゃんボード『テレテレ!』」

キャー!可愛い!

ライブ後

八期「愛ちゃん可愛い!アンコール!アンコール!」

零「無いから!」

楓花「そんなに興奮してるの見るの初めてよ!」←初ライブ

愛「皆さん、今日は襲いなか、本当にありがとうございました!」

イェーイ!ヒューヒュー!

こうして愛のライブは時間を遅らせて成功した。

Re: ナンバーズ8 ( No.361 )
日時: 2023/10/10 20:16
名前: いくちゃん (ID: .HkLA/wn)

359話・新ヒロイン登場?(文化祭4日目)

少女「ああ、毎日毎日、男から貢いで貰ってるけど、アイツら私の胸目当てだからな!本当に男ってバカ!
まあ、そりゃ私は可愛い完璧な巨乳美女だからね!
男の惚れる要素沢山持ってるもんね!
家事は出来ないけど!」

男子A「なあなあ、君?」

男子B「可愛いね!俺達と良いことしない?」

少女「『うわ、いかにもチャラそうな奴!でも私は完璧な美少女だから・・・』すみません、私の美貌があなたを勘違いさせちゃって!」

男子A「いやいや、勘違いじゃないよ!」

男子B「今から一緒に・・・」

男子A「おい、どうした?」

男子B「生徒会長が居るんだよ!アイツに見つかったら後が怖ええぞ!」

男子A「た、確かに・・・、あの地獄だけはごめんだからな!」

男子B「ごめん、やっぱ勘違いだったわ!」

少女「あっ、何よ!『良い財布に成ると思ってたのに!それに生徒会長って言ってたわね!』あっ!朝!」

朝「何?亜利紗!」

亜利紗「生徒会長って誰?」

朝「ああ、あそこの松本八期生徒会長の事よ!この学校で唯一絶対命令を認められた人!」

亜利紗「絶対命令を!ズルくない?」

朝「私や他の皆も抗議したけど、撤回してくれなくてね、まあ生徒会長やってる一年間と言う期間限定なんだけどね!」

亜利紗『いや、待てよ!絶対命令を上手く使えば・・・、よし財布以上のものに成ってもらうわ!』

八期「しかし、本当に色々あるな!安全確認も大変だ!」

亜利紗「生徒会長!」

八期「はい!何か用?」

亜利紗「はい!私とデートしませんか?」

八期「はい?仕事中だから断る!」

亜利紗「ちょっと、私に付き合って下さいよ!」

八期「トラブル以外は受け付けるつもりはない!そもそも何で初対面の人とデートなんか?」

亜利紗「そりゃ、私が完璧な美少女で誰もが憧れる巨乳だからですよ!」

八期「はあ?」

亜利紗・プルン

八期「どこが美少女だ?そんなんだったら愛ちゃんとか杏ちゃんとかの方が数京倍美少女だよ!」

亜利紗「はあ?あんなまな板貧乳と比べないで下さいよ!ってかそのまな板貧乳に私は負けるんですか?私の方が断然可愛いじゃないですか!」

八期「まず、自分で自慢する辺りで負けてるよ!真の美人は謙遜するから!むしろ傲慢は性格悪いじゃん!」

亜利紗「キー!『そうだ!』」

八期「なんなんだ?」

亜利紗「会長!」

八期「何?」

亜利紗「あそこに美味しそうなイカ焼きが!」

八期「まるごとのイカは嫌いだ!」

亜利紗「えっ?じゃああのフルーツパフェなんてどうですか?」

八期「キウイとかグレープフルーツ嫌いだからやだ!」

亜利紗「うー!あそこに牛丼売ってますよ!」

八期「食べないものに払うつもりはない!」

亜利紗「『畜生失敗!』あっ、あそこに焼きそばが!」

八期「自分の金で買えよ!僕は食べる気もなければ誰かに奢るつもりもない!」

亜利紗「チッ、ケチな男!」

八期「ケチで悪かったな!余計なものには基本使わないのでね!自分が本気でほしい又はやりたいものは除くが、」

亜利紗「そんな男モテませんよ!」

八期「1人の方が良いんだよ!気を遣わなくて良いから!ましてや見ず知らずのお前に奢るものなど無い!せめてお前が何か奢るならどう価値程度にはお返しするぞ!」

亜利紗「そうですか・・・『何よこの人!女心が分かってないわね!そうだ!』」

八期「見渡す限り異常無し!」

亜利紗「会長どうぞ!」←クレープを食べさせる

八期「えっ?良いの?」

亜利紗「はい!」

八期「ありがとう」

パクっ!

亜利紗「では、払っといてください!」

八期「はあ?」

店員「あの、会長?」

八期「アイツから取れ!分かったな?」

店員「は、はい!分かりました!」

亜利紗「何よ!」

店員「会長からの命令です!あなたが支払って下さい!」

亜利紗「何でよ?食べたのあの人よ!」

八期「持ってきたのはお前だ!払うまで拘束して手も良いぞ!あくまで逃げないようにする事を目的に!」

亜利紗「離しなさいよ!」

店員「だったら、代金を・・・」

亜利紗「私、お金無いわよ!無一文よ!」

八期「嘘付いてるかもしれないから、女子生徒に隅から隅まで調べるように言ってくれ!勿論僕の目の前で!」

亜利紗「何よ!まさかここで服を脱げって言うの?」

数分後

女子生徒「ポケットひっくり返しても小銭1つありません!」

八期「ちっ、本当かよ!」

亜利紗「だから言ったじゃない!」

八期「領収書作って!簡易的に!」

店員「分かりました」

亜利紗「納得しましたか?」

八期「後で1円足りとも払ってもらうからな!」

亜利紗「えっ?『何なのよこの人!』」

八期「何でこんなところで余計な出費を、美味しそうで食べたかったのは事実だが・・・、ってお前は何をやってる?」

亜利紗「会長モテないでしょ?私が彼女に成ってあげますよ!」

八期「お前みたいなタイプは嫌いだ!」

亜利紗「まあまあ、そう言わず私は完璧美少女!それに巨乳ですよ!ほら、柔らかいでしょ!」←八期の腕を掴んで胸を当ててる

八期「そうなの?全然気付かなかったわ!」

亜利紗「ガーン!」

八期「それにお前美女じゃないし!」

亜利紗「ガーン!美女ですよ!」

八期「それに完璧じゃないだろ!」

亜利紗「ガーン!完璧ですよ!私の何を知ってるんですか?」

八期「完璧超人は、自分の事を完璧何て言わねーよ!真の完璧超人は周りから認められても、自分を謙遜しない人だけ!自分に酔ってる奴はいざというとき痛い目を見るんだよ!」

亜利紗「こんな美少女を振るなんて会長って見る目無いんですね!」

八期「見る目が無いんじゃない!今の状況を基本信じてない!」

亜利紗「はい?」

八期「信じてたとしても半信半疑、まあ2割くらいしか本気にしてないけど!」

亜利紗「少な!」

八期「どうせ、お前も遊びかドッキリか騙し討ちだろ?」

亜利紗「それは私が巨乳だからですか?」

八期「それもあるが、見ず知らずだったら誰でも警戒するのは当たり前だろ!よっぽどのバカじゃない限り!」

亜利紗「胸が理由と言うことは、私の姿に少しは興奮していたんですね!」

八期「はあ?内心呆れてたよ!何?胸当てて男騙すゲームとか流行ってるの?」

亜利紗「ち、違いますよ!ってか呆れてるってどういう事ですか?」

八期「『私の胸大きいでしょ!さあ私の胸に酔いしれなさいバカな男達』とかやって落とすって発想が!もっと他の事でアピール出来ないのかよ?」

亜利紗「そうですよ!何ですか?ダメなんですか?」

八期「そんなバカな発想で落とす人って言ったら詐欺師か殺し屋じゃねーか!怖くて話したくもねーよ!」

亜利紗「何ですって!」

杏「あっ、亜利紗!」

亜利紗「おっ、お姉ちゃん?(これはチャンス!)」

八期「お、お姉ちゃん?ってことは・・・」

杏「うん、その子は夢原亜利紗!私の妹なの!」

八期「小学生?」

杏「中学生だよ!今年入った1年生!」

八期「そうなんだ」

亜利紗「お姉ちゃん、この会長が私に意地悪言ってくるんだよ!」

八期「はあ?言ってないし!」

亜利紗「言ったじゃん!詐欺師とか殺し屋とか!」

八期「・・・」

杏「亜利紗?」

亜利紗「何?お姉ちゃん?」

杏「あんた、十分詐欺師よ!」

亜利紗「えっ?」

理珠「皆さん、犯人はこの人ですか?」

被害者A「ああ、昨日散々奢らせた挙げ句、『面白くない』って言われて、最後はパフェを食い逃げされた!」

被害者B「俺は、コイツに食べるのを我慢してたのに、コイツが食べさせたものを払わされた!」

被害者C「一緒に写真撮ろうとか言って、撮るどころか個人写真撮った後、居なくてぼったくられた!」

八期「どう考えても悪質だよな?」

杏「皆さん、お金は返しますので妹を許してもらえますか?お願いします!」←お金を渡す

被害者A「こんな優しいお姉さんに言われたら・・・」

被害者B「お金戻るし、間接的に握手出来るし!」

被害者C「しかも、一昨日ライブしてた夢原杏ちゃんじゃん!ラッキー!」

八期「あっ、ついでに僕もこれだけ返してくれないかな?」

杏「八期君も?ごめんね!」

亜利紗「何で?何で、私を信じずにこんなダメ男達を・・・」

パチン!

亜利紗「痛、お父さんにもぶたれたこともないのに!」

杏「信頼の差よ!私は何度もあなたに騙されてきたし、八期君は悪いことをしないのは何度も見てる!八期君は自らの意志で人を傷つけたりはしない!その時は何か理由がある!」

亜利紗「でも、会長は『巨乳は詐欺師か殺し屋』だって!」

杏「言うだろうね?世の中そうやって騙される男の人が居る限り!ただの意見でしょ!」

亜利紗「それにこの人私が胸当てても何も反応無いし、失礼よ!」

杏「触る方が失礼よ!むしろなにもされないことに安心しなさい!」

亜利紗「それじゃ女として屈辱よ!」

八期「うるさいな、女の魅力を身体だけだって言ってる奴に本当の幸せなんか来るか!良いように利用されて捨てられるか、詐欺師と言われて塀の中か、良い未来なんて来ないんだよ!」

零「もう、騒がしいけど何揉めてるの?」

林檎「何事ですかって、嗚呼!」

零「どうしたの?」

林檎「あなたは・・・!」

Re: ナンバーズ8 ( No.362 )
日時: 2023/10/29 15:26
名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)

林檎「あなたは・・・!」

八期「どうしたの、知り合いかなんか?」

亜利紗「私、あんたなんか知らないんだけど、どちらさん?」

林檎「愛を酷い目に遭わせた最低女!」

全員「ええっ!!!!」

360話・愛の入学辞退の真相

亜利紗「はあ?どういう事?意味分かんないんだけど?私、そんなこと知らないわよ!」

林檎「惚けないで!私は見たんだから!あなたと3人組が愛の入学を勝手に辞退させたことを話してたところ!」

杏「それ本当?」

亜利紗「何で、お姉ちゃんは疑うのよ!」

林檎「廊下で愛が入学したことを悔しがってたじゃない!」

亜利紗「知らないし、そんなに言うなら証拠出しなさいよ!私がそんなこと話してた証拠を!」

林檎「そんなのあるわけ・・・」

零「皆、彼女が白木さんの入学辞退の件に何かしら関わってる事は恐らく本当よ!」

全員「ええっ!!!!」

亜利紗「何ですか!私を共犯みたいに、それに曖昧だし、私を陥れるつもりですか?」

零「あら?私を忘れたのかしら!夢原亜利紗さん?」

亜利紗「えっ?もしかしてあんた!」

零「ええっ、あなたの入学試験の時にカンニングを見付けて指導した岡田零ですが?」

杏「か、カンニング?やっぱり!してたのね!」

亜利紗「ち、違うわ!わ、私そんなのやってない!あんたが間違ったんでしょ!」

零「いいえ、私は見てたし、いつもの癖で胸ポケットにカメラ仕掛けてたから!あなたが余裕でカンニングしてる姿はバッチリ映ってたにもかかわらずあなたは否定した!しかも、親まで呼んで!」

杏「そんなことしてたの?」

零「結局、親も親よ!『加工したとか』、『プライバシーの侵害』とか言い出して、結局補欠合格で手を打ったんだけどね!」

亜利紗「それで降りた人が居て入れたんだから、合格通知!それが正規のルートでしょ!」

零「それが本当に正規ならね?」

亜利紗「どういう事?」

零「私、白木さんがテスト受けてたこと覚えてたし、補欠の人の数や順位も覚えてた!補欠1位があなたと言うことも、入学辞退の通知を出したのが白木さんの通知しか無かったことも!」

八期「それって?」

零「そう!誰かが成り済まして白木さんの入学辞退の手続きをしたってこと!そんなことするのは白木さんは入学意志があるから、有り得ないとして残るはなんとしてでも合格したい犯人だけよ!もし2位以下なら2人以上は抜けないと入学出来ないもの!」

亜利紗「そんなのでっち上げよ!いくらでも言えるわ!」

零「じゃあ、一緒に調べても良いのよ?ちゃんと記録に残ってるしね!何なら通知の紙の筆跡だって調べても良いわよ!もし白木家の人でなかったら、全くの別人だもの!」

亜利紗「だからって、私が頼んだって証拠は?私が菱田に頼んだって証拠は?」

零「皆、聞いた?」

杏「勿論!」

八期「聞こえなかった」

林檎「バッチリ!」

理珠「最初から録音も出来てます!」

亜利紗「何?何よ!」

林檎「やっぱり、あんたが菱田達に・・・」

亜利紗「どういう事よ?」

零「だって、誰も『菱田さん』って言ってないわよ!」

八期「成る程ね、知ってるのは頼んだ犯人だけってことか!」

零「さあ、聞きましょうか?あなたが白木さんの入学辞退の手続きを頼んでないなら、何で実行犯である菱田さんの名前が出てきたのかしら?」

亜利紗「待ちなさいよ!誰も菱田が犯人だなんて言ってないわよ!」

零「ええっ、でも本人が自供したから!」

亜利紗「はあ?」

林檎「あんたが、愛を!可愛い愛を陥れやがって!」

零「林檎ちゃん!」

林檎「入学仕立ての時にトイレで聞いたよ!菱田が悔しがってた!アイツらはいつも愛をいじめてた3人組だったから!私は先回りして動画を撮って、先生に渡してアイツらを追い出してやったよ!」←胸ぐらを掴む

亜利紗「あんたもバカね!」

林檎「何が?」

亜利紗「本当に助けたいと思うなら、隠し撮りなんかせず、自分で助ければ良いのに、弱虫!」

林檎「あんたね!」

八期「林檎ちゃん離して!」

林檎「えっ?」

八期「手を離すんだ!」

林檎「でも・・・」

八期「絶対命令だ!」

林檎「はい・・・」

亜利紗「フン、客観的に見たらどっちが悪者か・・・」

パチン!

亜利紗「何するのよ!」

杏「これでただの姉妹喧嘩よね?」

八期「うん、勿論!兄弟姉妹の取っ組み合いはよくあることだし!それより、愛ちゃんの入学辞退の件を話してもらわないか?」

亜利紗「フン、誰が!」

杏「こんな悪質な子レベルMAXで良いよ!」

八期「わかった!どう見てもサイコパスだし!」

亜利紗「分かった!話すからそれだけは!」

八期「じゃあ、分かりやすく話せ!」

亜利紗「菱田の方から声掛けてきたのよ!『邪魔な奴居るから入学したいなら私と協力しないか?』って!まさか本当に入学できると思ってなくて・・・」

零「自分の入学の為に人を排除したのね?」

亜利紗「私はカンニングなんてしてないもん!それで要らない奴が排除されて変わったら学校としても・・・」

林檎「愛はいじめられてたのよ!菱田達に!」

八期「お前は排除する人間を間違えた!何も知らずに人の意見に乗って、自分の入学だけのために!」

亜利紗「だから、私は知らなかったのよ!」

林檎「知らなかったで済ますな!愛が入学出来なかったら愛の人生がメチャクチャに成っても良いって言うの?」

亜利紗「良いわよ!どうせ人の人生でしょ!そんなこと知ったこっちゃないわ!私がここに入学出来ればそれで良いのよ!」

八期「なんちゅう自己中だ!」

杏「ごめんね、うちの妹親に甘やかされて育ったから物凄くお嬢様気質で、メチャクチャわがままなの!しかも傲慢で自意識過剰!おまけに自分の事を完璧と思うナルシストで、親も味方にするズル賢さを持ってるの!」

零「よく、こんなのがここに居るね!」

林檎「会長、こんな奴早く飛ばして下さい!」

八期「分かった!勿論・・・」

愛「待って!」

杏「愛ちゃん?」

愛「林檎ちゃん、私怒ってないから!」

全員「ええっ?」

愛「だって、私は今この学校に通えてるじゃん!」

林檎「そうだけど・・・」

愛「授業受けてるじゃん!」

林檎「そうだけど・・・」

愛「部活動出来てるじゃん!」

林檎「そうだけど・・・」

愛「会長や林檎ちゃん、そして沢山の人によって私は守られてる!会長が居なかったら入学出来てないし、林檎ちゃんが居なかったら、学校生活が楽しくなくなってるし、明さんや杏さんに出会ってなかったら部活だって・・・」

林檎「愛?」

愛「初等部時代はいじめられて嫌われてたけど、中等部に入って、私を助けたくれる、守ってくれる、仲良くしてくれる!そんな人達が沢山出来たから、怒りなんて無いよ!」

林檎「愛・・・」

八期「愛ちゃん・・・」

愛「だから、私は大丈夫だよ!気にしないで!」

亜利紗「ほら、本人もこう言ってますし!」

零「まあ、聞いてる内容からしたら、知らずに共犯ってことに成ってるのかな?それに菱田さん達が主犯って事が発覚したのは飛ばされた直後だからな!あの3人レベル5食らってしばらく出られないし・・・」

亜利紗「じゃあ・・・」

八期「レベル4だな!」

亜利紗「はい?」

八期「愛ちゃんのこともそうだが、その前の僕に対する行為や他にも複数被害者が居ることを考えると大目に見てレベル4が妥当だ!人を悪人扱いする上に、人の気持ちを考えない奴こそ心を勉強させるべきだ!」

亜利紗「そ、そんな!」

杏「自業自得!反省しなさい!」

亜利紗「フーンだ!お父さんかお母さんに・・・」

零「親に文句言っても知らないわよ!悪質なクレーマーはモンスターペアレントとして扱い、子供と引き離すことに成ってるから!それまであなたとお姉さんは最低でも1ヶ月は養護施設で預けられることに成るわ!」

亜利紗「そんな!なんでよ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.363 )
日時: 2023/10/10 21:46
名前: いくちゃん (ID: .HkLA/wn)

361話・文化祭デート(4日目・謎ヒロイン)

八期「ああ、酷い目に遭った!」

グレーテル「よっ!」

八期「あっ、グレーテル!」

グレーテル「なんだ?暗い顔して?」

八期「さっき、人として最低な人に振り回されてたから!」

グレーテル「誰だ?」

八期「それは言えない!プライバシー的に!」

グレーテル「ふーん、なあ、八期!」

八期「何?」

グレーテル「お前、時間あるか?」

八期「別に予定はないかな・・・」

グレーテル「じゃあ、俺と付き合ってくれ!」

八期「えっ?告白?!」

グレーテル「そっちじゃない!間違ってはないけど・・・」

八期「どっち?」

グレーテル「兎に角文化祭一緒に回れ!」

八期「命令になってるんだけど?」

グレーテル「良いから行くぞ!」←腕を引っ張る

八期「ああ、引っ張らないで!(強制じゃん!)」

食べ歩き屋台
グレーテル「ううっ・・・」

八期「食べ物が沢山ある屋台の激戦区だ!」

グレーテル「いや、我慢我慢!」

八期「何?グレーテルも節約?」

グレーテル「違うって、『も』って他に誰がいんだよ?」

八期「僕がそれですが?」

グレーテル「お前も食ってねーのかよ!」

八期「いや、別件で奢ったもらった!」

グレーテル「自分の金は?」

八期「本当に必要な時だけ使うって決めてる!」

グレーテル「じゃあ、この文化祭でお前自身が使ったのは?」

八期「スマートボール位かな?」

グレーテル「それ以外は?食べ物は?」

八期「色んな人に奢ってもらった!」

グレーテル「少しは自分で買えよ!」

八期「あんまり使いたくないし・・・、お母さんには『いつでも食べられる』とか『無駄遣いするな』って言われてる」

グレーテル「徹底的なケチだな!」

八期「グレーテルには言われたくない!」

ヘンゼル「おっ、グレーテルに八期じゃん!どうした?」

八期「あっ、ヘンゼル!」

グレーテル「兄貴こそ、何やってんだよ!」

ヘンゼル「何って食べ歩きさ!この学校の屋台の飯旨いぞ!1日ずつ各1店舗1個ずつ買って全制覇してやるんだ!」

八期「お金持ちだね!」

ヘンゼル「小遣いはこの日のために貯めてたと言っても過言じゃないさ!」

グレーテル「本当に兄貴は能天気だな!」

八期「えっ?どういう事?」

ヘンゼル←察する

グレーテル「あんなこと遭ったのに、よくそんなに食べれるな!」

ヘンゼル「あのな、人間食べていかなきゃ生きてられないんだよ!それにお前だってコイツ(八期)んとこの飯食ってんだろ?」

グレーテル「あれは、安全だからね!」

八期「どういう事?この学校の人達が用意したものは危険だと言うこと?」

グレーテル「勿論、どうやって作ってるかは知らないが、怪しい匂いがしてとても食べられるものじゃないよ!」

八期「そんなこと無い!ちゃんと皆、食べる人の気持ちに成って必死に選んで頑張って作ってくるんだよ!」

ヘンゼル「八期、今のコイツの精神は普通じゃない!ここは俺に任せろ!」

八期「えっ?」

ヘンゼル「コイツの事はお前より兄である俺が知ってる!」

八期「ヘンゼル」

ヘンゼル「グレーテル、まだあの工場の出来事を引っ張るつもりか?」

八期「えっ?」

グレーテル「フン!」

ヘンゼル「確かに、俺らはあのお菓子を食べて酷い目に遭ったが、普通の食べ物には毒とかも入ってないし、食べたからと言って強制労働させられるような仕打ちなんて普通は無いんだよ!」

八期「ああ!えっ?そんな風に思って食べてなかったの?」

ヘンゼル「コイツは本当はお菓子とかフルーツを食べたい、友達とシェアしたいと思ってる!だけど、あの工場のトラウマでお菓子を見るだけで強制労働のトラウマが再燃するんだ!その結果他の食べ物まで飛び火して、食べたくても食べられない病気に成っちゃったんだよ!」

八期「なんか、聞いたことある!特定の食べ物しか食べられない人やそもそも食べ物自体口に受け付けられないって!」

ヘンゼル「俺は気にしないが、グレーテルはまだ軽い症状だよ!本当は食べたい気持ちがあるから!食べようと思えば食べられるよ!」 

八期「そうなの?」

ヘンゼル「後は、食べる勇気だけだよ!ほら、甘いやつ以外なら行けないこと無いだろ?フランクフルトやるよ!食べてみな!」

グレーテル「形が嫌!無理!」

ヘンゼル「じゃあ、焼き鳥はどうだ?ほら!」

グレーテル「ありがとう」パクっ

ヘンゼル「どうだ?」

グレーテル「美味しい」

ヘンゼル「だろう!唐揚げはどうだ?アーン!」←爪楊枝で食べさせる

グレーテル「アーン!」

パクっ、モグモグ

グレーテル「美味しい・・・」

ヘンゼル「肉系は大丈夫そうだな!よし、次は主食の麺だ!焼きそば買ってんだよ!」

グレーテル「恥ずかしいから箸貸して!」

ヘンゼル「俺の使ったので良いか?」

グレーテル「兄貴のなら全然気にしない」ズルズル

ヘンゼル「そっか、それでどうだ?」

グレーテル「美味しい」

ヘンゼル「この調子で甘いもの行くか!綿飴はどうだ?」

グレーテル「甘い物って認識の物は無理!」

ヘンゼル「だったら、これは雲だ!空に浮かんでる食べられる雲だ!」

グレーテル「俺はそんな子供騙しに引っ掛かる程精神年齢が幼いのか??」

ヘンゼル「じゃあ、このチョコバナナはどうだ?」

グレーテル「メチャクチャ甘々じゃない!無理に決まってるだろ!」

ヘンゼル「じゃあ、これは食べられる三日月だ!三日月を食べてみろ!」

グレーテル「俺はそんなに幼くない!」

ヘンゼル「じゃあ、このりんご飴はどうだ?」

グレーテル「飴って時点で嫌だ!」

ヘンゼル「じゃあ、飴じゃなくこれは太陽だ!赤く照らす太陽をお前は・・・」

グレーテル「兄貴は俺を何歳だと思ってる!?」←りんご飴を投げ捨てて逃げる

八期「ああ!勿体無い!」

ヘンゼル「精神の病気を治すのは難しいんだよ!」

八期「・・・」

回想(松本家に来た頃)
全員「頂きます!」

数分後

鶴「あら?グレーテル全然箸が進んでないわね?」

グレーテル「要らない!」

鶴「えっ?」

グレーテル「俺、こんなの食べられない!」

八期「美味しいのに?」

一「残すのはダメよ!」

鶴「そうよ!好き嫌いせず食べなさい!」

グレーテル「俺は、食べ物自体食べられないんだ!」←部屋に行く

全員「えっ?」

ヘンゼル「ああ、あんなこと遭ったしな!」

二「あんなことってお菓子工場の事か?」

ヘンゼル「ああ、あそこのお菓子食べた後に、強制労働させられたんだから、しかも中には食べ物の中に覚醒剤とか、動物の力を手に入れる薬を活性化させる薬とか違法薬物入ってた食べ物も合ったから、怖いんだろうな」

楓花「成る程、食べたくても食べられない子なのね!」

ヘンゼル「多分、食べ物が全部お菓子に見えるのかも!ほら、この人参の形!」

七美「ただの星形じゃん!遊び心でしょ!」

二「いや、星とかハートはクッキーに使われる!クッキーと思ったかそれを連想しちゃったんだ!」

一「確かに、型ってクッキーで使う事の方がイメージ強いもんね!」

楓花「でも、食べないと生きていけないわ!後で作り直して、あげないと!」

数十分後

トントン

グレーテル「誰?」

楓花「私よ!」

グレーテル「八期のお母さんか!」

ガチャン

楓花「失礼します」

グレーテル「何持ってきても食べない!食べられたとしても体が受け付けないから!」

グー!

楓花「お腹は正直ね」

グレーテル「今のはお腹が壊れた音だ!」

楓花「じゃあ、病院行く?」

グレーテル「嘘だ!」

楓花「まあ、まずは見るだけ見て!」

グレーテル「えっ?」

トレーのメニュー

・お茶漬け

・肉と野菜の炒め物

・お揚げの味噌汁

グレーテル『なんだろう?これなら行ける!』

その後完食

グレーテル「ご馳走でした」

楓花「はい、お粗末様!」

回想終わり

グレーテル『正直、何もかもがお菓子に見える!味は違うはずなのに、お菓子を食べたらあんな忌々しい事がもう一度・・・』

八期「起こるわけ無いよ!」

グレーテル「八期!」

八期「探したよ!」

グレーテル「えっ?」

八期「食べ物を食べただけで働くなんて事よっぽどのことがない限りあり得ない!たとえ、そんなこと言う奴が居ても僕がさせない!少しずつで良いから、慣れるものから慣れていこう!グレーテルが好きな両立ってある?」

グレーテル「お茶漬けかな?」

八期「ちょっと無理だけど・・・」

グレーテル「なんだよ、期待させといて!」

八期「そうじゃなくて・・・、お茶漬けは出来ないけど、それに近いことは出来るって話で・・・」

グレーテル「えっ?」

食堂
グレーテル「ご飯と味噌汁?」

八期「そう、ご飯の上に味噌汁掛けてたべるの!」

グレーテル「良いのか?」

八期「お父さんには『行儀悪い』って怒られるけど、料理のレシピとしてはあるんだよ!」

グレーテル「何て言うんだ?」

八期「猫まんま!」

ジュルリ

グレーテル「美味しい!」

八期「でしょ!」

カラン!

食堂のおばちゃん「ありがとう!」

グレーテル「俺も知らない料理が他にもあるとは、食べられるものが増えた」

八期「良かった!」

グレーテル「今日は十分楽しめたよ!八期、ありがとうな!」

チュッ!←八期のほっぺに

八期「えっ?」

グレーテル「礼だ!受け取っとけ!」

八期「う、うん・・・」

?「八期君!」

八期「わあ!」

次は誰だ?

Re: ナンバーズ8 ( No.364 )
日時: 2023/10/11 22:08
名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)

町子「八期君!」

八期「わあ!まっちゃん?」

町子「8のメンバーとデートしてたでしょ?」

八期「デートって訳じゃ・・・」

町子「この写真見て、デートじゃないって言える?」

文化祭で女子メンバーと楽しむ写真

八期「何で撮ってるの?しかも隠し撮りじゃん!盗撮じゃないの?」

町子「ところがどっこい!これをメンバー皆撮ってるからお互い様なの!」

八期「皆、何やってるのさ!」

町子「思い出作り、後で交換するの!」

八期「自分で撮りなよ!」

町子「じゃあやってみて?」

八期「ええっと、無理か!」

町子「さあ、私をエスコートしてね!」

八期「無理!」

362話・文化祭デート(4日目・世話焼きヒロイン)

町子「なんで無理なの?」

八期「人の気持ち読めないから!」

町子「そっか!でもだとしても連れていってくれる?」

八期「連れていってもやらない!」

町子「それじゃ意味なくない?」

八期「強がるくらいなら拒否する!」

町子「『弱虫』ってバカにされても良いの?」

八期「弱虫で結構!」

町子「まあ、逆に言えば、ふざけた遊びはしない真っ当な子って事なんだけどね!」

八期「どういう事?」

町子「世の中には『危険!立ち入り禁止』って書かれているのに、入るおバカさんが居るのよ!入るのを止めようとする人も居るけど、その反論が『弱虫』とかに成るのよ!万引きとかもそう!度胸試に使われるのよね!
本当にバカな話よ!」

八期「バカだね!」

町子「あっ、迷路!覚えてる?」

八期「勿論!確か人生を教えてくれるんですよね?」

町子「そうそう!迷路はすぐにゴールへ抜けるより、迷って迷って、やっとゴールを見付けた時が楽しい!人生も迷ったり、壁にぶつかることもあるけど、それを避けたり壊した先に完成や達成のゴールという目標がある!」

八期「今回は段ボール迷路か!」

町子「まあ、やってみよう!」

数分後

八期「あれ?また行き止まり!」

町子「えっ?さっきここ通った筈よ!」

八期「おかしいな?なかなかゴールに辿り着けない!」

町子「学校の迷路だから、そこまで本格的に作られてないと思ってたけど、思った以上に難しい!」

八期「出られるのかな?もしかして迷子?」

町子「止めてよ!本当にここどこ?」

八期「あれ?閉じ込められた?」

町子「えっ?そっちから来たよね?」

八期「向こうも行けないよ!」

町子「えっ?まさか!八期君、下を見て!」

八期「下?あっ!」

町子「これはお仕置きが必要ね!」

八期「勿論!」

2人「せーの!」

ドン!

生徒A「わあ!」

生徒B「わあ!」

町子「逃げられないよう、ここに居てもらうわよ!」

生徒A「えっ?」

ガチャン

生徒A「て、手錠!」

八期「まっちゃん!コイツも!」

生徒B「止めろ!早く降りろ!」

八期「うるさい!黙れ!」

ガチャン!

生徒B「ああ!」

その後男女合わせて10人がレベル5となった。
そして、段ボール迷路は運営禁止となった。

八期「やった!」

町子「ここが出口!って入口じゃない!」

八期「もういいよ!」

町子「取り敢えず、あの子らはほっといて、口直し行かない?」

八期「うん、でも黒服は呼ばないと!」

町子「それもそうね!『もしもし、迷路の中にいじめた人が柱に捕まってるから片付けといて!』」

恋愛成就で有名な木の周辺
町子「あっ、あれが噂の木よ!」

八期「確か、文化祭のフィナーレの1発目の花火が上がった瞬間にキスしてたカップルは結ばれるんだよね?」

町子「まあ、キスと言っても、唇が限定で、他の場所は場所によって、意味が変わるのよね!」

八期「場所によって違うの?」

町子「私も全部は知らないけど、頬が親愛、おでこが友情って意味らしいよ!」

八期「へー!そう言えば同性でもOKなんだよね?」

町子「あと身内もね!お母さんが生きてたらな・・・」

八期「あっ、生き別れじゃないから出来ないのか!」

町子「八期君は同性カップルはどう思う?」

八期「やっぱり嫌かな?親友とかならまだしも・・・」

町子「自分で言ってたのに、親友を超えた憧れが同性愛だって!」

八期「そうだけど、僕はやろうと思ってないから!人はご勝手にだよ」

町子「自分はやりたくないだけなのね」

八期「人によって好みがあるんだし、同性愛者だから無理です!って言われても大丈夫!」

町子「その理由は良いんだ!」

八期「どっちにしろ好かれてないんだから!」

町子「そっか!」

永春「いらっしゃいアル!」

八期「あっ、ここは四葉さんとこのお店の近くだった!」

寿美鈴「あっ、会長!ちょっとすみません!」

八期「えっ?」

数分後

楓「さあ、始まりましたスリーシスターズ学園料理コンテスト!準決勝第2試合!」

八期「料理コンテスト!ああ!確か、嫌いな物を使った料理だよな・・・」

楓「それでは続いての審査員達の入場です!」

パッ!

八期「あっ、僕も行くのか・・・、何たべさせられるんだ?」

席に座り

楓「さあ、名前は伏せた状態で1品目どうぞ!」

八期「えっ?キウイじゃん!」←1番嫌い

楓「さあ、皆さん、食べられないのであれば残しても構いません!ですが、何も食べずに終わるのは審査出来ませんので、兎に角一皿一皿、挑戦してください!」

八期『システム分かってても意識するよ!でも食べないと・・・』

その後八期は普通のキウイを先に食べて嘔吐して倒れた。

パチッ!

八期「あっ、えっ?」

町子「目が覚めた?」

八期「えっと、審査は?結果は?」

町子「急遽代役使ったけど、八期君が食べた料理を作った人は批判の嵐よ!『嘔吐させるもの作ったのか?』って・・・」

八期「そうなるか・・・」

寿美鈴「会長!お口直しに私達が作ったラーメンチャーハンセットをどうぞ!」

八期「あっ、ありがとう」

町子「食べられる?アーン!」←チャーハンをよそう

八期「ありがとう!」

パクっ!

八期「美味しい!パラパラで!」

町子「よかったね!」

八期「でも、僕はお焦げのあるチャーハンも好きだよ!」

町子「ああ、美味しいよね!」

寿美鈴「料理人としてそう言うものは失敗作ですので・・・」

八期「ええっ!美味しいのに!」

町子「見映えの問題じゃないかな?」

八期「僕は美味しかったら・・・」

町子「崩れてたら文句言わない?」

八期「ああ・・・」

町子「1人だけ違う感じだと嫌と思わない?」

八期「はい、そうです」

町子「だから、見た目も大事なの!」

八期「確かに!」ズルズル

町子「人によって捉え方違うのが当たり前だからね!」

八期「白ご飯欲しくなるな!」

町子「頼んで良いよ!私払うから!」

八期「えっ?良いの?でも・・・」

寿美鈴「サービスしますよ!」

八期「それこそ良いの?」

寿美鈴「嘔吐して倒れる程嫌いとは、想定してなかったので・・・」

町子「希ちゃんから聞いたけど、アレルギーではないらしい!」

寿美鈴「そうなんですか?」

町子「ただ、食わず嫌いでもなく食べて嫌いに成った!」

寿美鈴「そうなんですか!」

八期「食わず嫌いしたのは苺だけ!」

寿美鈴「へー!」

八期「ラーメンライス!このスープがご飯に合う!」

寿美鈴「最近そういった方も増えてるんですよね!」

八期「へー、流行ってるんだ!」

寿美鈴「前からやってる人多数居ましたよ!」

八期「あっ、そうなんだ!お父さんに『行儀悪いからするな!』って怒られるけど・・・」

寿美鈴「そういう人も居ますが、私は見逃しますね!その人の好きな食べ方や新たな組み合わせというものを発見できますし!」

八期「本当にお父さんも七美姉もはそれを分かって無いんだよ!新しい物を作るには常識を覆さないと出来ないんだから!」

町子「ただ、本当に見た目汚いのは・・・」

がさがさ

寿美鈴「あら?」

バターン!

八期「あっ、えっ?皆!」

8ヒロイン達「まっちゃんずるい!」

町子「何がずるいよ!皆だって、それぞれ楽しんでたくせに!」

芹「えっ?」

グレーテル「これ?」

零「いつ撮ったの?」

愛海「しかも・・・」

希「ピンポイント!」

理珠「町子さんに頼まれて私が全て撮りました!」

八期「えっ?皆各々が撮ったんじゃ?」

町子「皆が言い逃れ出来ないように!」

ヘンゼル「俺らまで使うなよ!」

秀喜「なんでこんなこと・・・」

渚「ストーカーと間違えられるよ!」

葉月「私は別件だけど・・・」

結「あの後に事件起こるなんて思ってもなかったよ!」

平江「皆も何やってるのさ!」

恵「ってか、『アーン』の奴多くね?」

対象者「止めて!恥ずかしい!」

そんなハチャメチャデート!しかしこれで終わらない。


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