二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.335 )
日時: 2023/06/30 18:32
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

333話・早さの薺と正確さの8
今日は2人で計算中

カタカタカタカタ・・・

カリカリカリカリ・・・

薺「よし!出来た!」

八期「よし!これだ!」

香「はい、確認するわよ!」

芹「八期さあ、電卓使ったらどうなの?」

秀喜「便利なものあるのに、宝の持ち腐れだな!」

八期「使うよ!確かめる時に!」

秀喜「最後かよ・・・」

芹「いつに成ったら終わるのよ!」

香「いや、それはこっちが言いたいわ!」

2人「えっ?」

香「薺!」

薺「はい?」

香「全部間違ってるわよ!」

薺「ええっ?!嘘・・・、そんな筈は・・・」

零「パッと見ただけでおかしいことがまるわかりよ!」

薺「えっ?」

香「やり直し!」

八期「いくら早くても正確じゃなきゃ意味ないよね!」

薺「えっ?ちゃんと計算した筈なのに・・・」

香「そんなに言うなら私と確認しましょう!」

秀喜「なあ、八期それ何の計算何だ?」

八期「えっ?因数分解だけど・・・」

零「成る程、因数分解ってこう言う時役に立つのね!」

歩「10の倍数に寄せるんだ」

八期「10の倍数に変えた方が計算簡単だし!」

芹「ねえ、このやり方難しくない?」

八期「どこが?」

芹「普通は共に足し算で計算するでしょ!」

葉月「まあ、足し算の方が簡単だよな」

零「私は、近い方に合わせるけど・・・」

秀喜「全部引き算じゃん!」

芹「絶対やりにくいでしょ!それが遅れの元に・・・」

八期「だって引き算の方がやりやすいんだもん!」

芹「はあ?」

八期「足し算だと、全部足していくから暗算しにくいけど、引き算は途中引くからどこから引けばその後足しやすいとか決めやすいから!」

零「そうやって暗算してるんだ!」

秀喜「お前、足し算より引き算の方が得意なのか?」

八期「うん、元々引き算大好き!引き算→割り算→足し算→掛け算の順に得意かつ好き!」

葉月「つまり、減らす方が得意なのね!」

芹「フラッシュ暗算とかは?」

八期「出来ないよ!瞬間記憶出来ないし、せいぜい2つまでしか暗算出来ない!」

秀喜「基本しか出来ないのか」

香「基本でも、ちゃんと正確に出来てるなら本当に助かるわよ!薺の計算見てみなさい!」

芹「えっ?」

葉月「何もおかしな計算は無いように見えますが?」

香「八期、何がおかしいか分かる?」

八期「ん?あっ!四則混合計算のルールを分かってない!」

芹「あっ!本当だ!」

葉月「確か、+-よりも×÷を先に計算するんだよな?」

薺「いや、分かってますよ!」

香「だったらなぜ、こんな計算になるの?」

薺「電卓でやったら出てきたんです!」

零「ねえ、薺ちゃん?」

薺「はい」

零「薺ちゃんはずっと電卓頼み?」

薺「はい!計算は授業や宿題などを除けばいつも電卓でやってます!」

零「この電卓だと間違えるわ!」

薺「えっ?そうなんですか!」

八期「ああ、確かそれは間違った電卓だな!」

全員「間違った電卓?」

八期「コイツバカなんだよ!×÷を先にやるのに、+-を先に計算する四則混合計算が分からない間違った電卓なんだよ!おかしなもの作るな、何でこんな間違った物を作ったんだろうな?」

芹「そんな言い方しなくても・・・」

零「なんかムカつくと口悪くなるの」

香「技術が進歩してないと言いなさい!当時は関数電卓と言う四則混合や括弧を使える電卓は無かったの!」

八期「へー、そうなんだ」

秀喜「八期のその電卓って?」

八期「なんか家に合って、括弧がボタンに付いてたから括弧計算出来ると思って、持ってる!しかもちゃんと正確に計算出来るからこれを使ってる」

零「それが関数電卓よ!」

八期「そうなんだ、ずっと括弧専用の電卓かと・・・」

秀喜「お前の目的は括弧だけか!」

芹「それはそうと、関数電卓でも便利なんだから電卓で計算したらどうなの?」

八期「だって、電卓で計算するより手計算の方が早くて正確だよ!」

芹「いや、絶対電卓の方が・・・」

香「好きにやらせなさい!本人がそっちの方がやりやすいって言ってるのだから!」

芹「でも、時間が・・・」

香「全部電卓に頼るのもどうかと思うわよ!電卓を打てば早く計算出来るけど、押し間違いがあったらどうするつもり?それがあるから薺の計算は間違いだらけなのよ!」

留「そう言えば薺計算苦手だったよね?」

薺「小学生の頃から算数と言うか計算苦手!」

香「こう言う事よ!電卓頼みだと、電卓を信じきって間違いに気づけない!でも、八期は常に自分で手計算するから電卓を押す時に違和感に気付ける!」

芹「違和感とは?」

八期「大半は下二桁!一の位なら覚えやすいから、一の位が間違ってる時点で全部間違い!後、桁の違いとか、そこを見てもう一度やり直す!」

香「と言うことなの!分かった?」

芹「はい、でも全部手計算と言うのは・・・」

八期「だって、電卓使いにくいもん!」

全員「はあ?」

八期「電卓押すくらいなら暗算の方がマシだよ!」

零「押すのが遅いってことね」

香「こう言う時は自信満々なのよね・・・」

葉月「自分を過信過ぎるのも良くないと思うな、全員が全員正しく計算できるとは限らないし・・・」

香「八期の正確さは私が保証するわ!まあ、あくまで薺と比較した場合だけど!」

秀喜「八期の正答率は?」

香「80%以上よ!」

留「凄い!」

薺「私は?」

香「10%未満!」

全員「えっ?」

香「さあ皆、早くやってくれるけど、正答率が10%未満の薺と時間は掛かるけど責任持って正確にやってくれる八期、どっちが良い?」

秀喜「時間は掛かっても正確なら八期だよな!」

零「私も八君!」

葉月「世の中早さだけじゃダメだな!」

留「正確に計算出来ないのなら計算の適正無いでしょ!」

薺「ガーン!」

香「むしろ計算系の仕事薺に任せたら、ほとんどやり直しで帰ってくるのよ!どうにか成らない?」

芹「あれ?私も手伝ってやり直した筈ですが?」

葉月「もしかしてお前ら計算苦手か?」

零「良くそれで会計やりたいなんて言えたね!」

薺「ああ、あれはそれしか残ってなかったから・・・」

秀喜「学年代表残ってたぞ!」

薺「次期会長狙う上で、リーダー点を抑えるには会計位が丁度良いんです!」

八期「良くそれで、『私に計算系の仕事渡せ!』って言えたよな?」

薺「だって、私の仕事なんですから!」

八期「出来ないのに?」

薺「だから、残っていたのが・・・」

留「このままだと、いたちごっこよ!」

理「それでも私は薺さんに頼むわ!」

香「あっ!理事長!」

八期「ええっ?なぜですか!?」

理「あなたが計算すると全部細かいのよ!」

秀喜「お前、まだ一の位まで計算してるのか?」

理珠「それは理事長の言い方に問題があります!」

理「言い方って、普通誰だって『正確に』とか『きっちり』って頼むじゃない!」

零「そう言われたら細かく計算しますし、それが正しい計算ですから」

理「お陰で振り分けに時間掛かるのよ!薺さんは概数で計算してくれるから分けやすいんだけど・・・」

香「間違いだらけで良いのですか?」

理「自分で直すから良いわよ!」

八期「それ意味ないじゃないですか?」

零「最初から自分でやれば良いのに・・・」

理「他の仕事もあるのに?」

香「あんた四捨五入で計算しないの?」

八期「面倒臭いですから」

芹「普通にやってる方が面倒臭いでしょ!」

理珠「1度だけ四捨五入で計算したことありましたけど!」

理「あれは、別の意味で細かかったわ!」

零「どんな計算したんですか?」

理「正確に計算した後に四捨五入した挙げ句、その±も表記してたわ!」

芹「最初から四捨五入しなさいよ!」

八期「だって面倒臭いんだもん!」

秀喜「四捨五入しない方が面倒臭いって!」

果たして今後の計算系の仕事をやる人は如何に?

Re: ナンバーズ8 ( No.336 )
日時: 2023/08/29 17:12
名前: いくちゃん (ID: z.RkMVmt)

334話・ゲーム部
ある日の生徒会
トントントン

八期「どうぞ」

男子「失礼します!」

零「なんの用かしら?」

男子「2年Hクラスの高原です!今日は新部活の申請をするために来ました!」

八期「じゃあ申請書見せて!」

高原「どうぞ!」

八期「ん?」

芹「会長、どうしましたか・・・」

薺「これはダメですよ!却下です!」

零「薺ちゃん、判断は会長だから・・・」

八期「この部活は認められない!」

高原「何でですか?会長言ってましたよね!ルールに沿っていればどんな部活でも認めてくれるって!」

八期「一学生としての秩序を守ってるかも説いてる!その秩序に沿ってないから認められない!」

高原「そんな!」

八期「『ゲーム部』ってなんだ?ただゲームしたいだけじゃないのか?」

秀喜「流石のお前でも認められないか!」

八期「当たり前!聞いただけで溜まり場にしか成らない!」

薺「ですよね!会長分かってますね!」

八期「大体、ゲームをやることが学校と将来に何の役に立つんだ?」

芹「確かに!」

高原「ゲームだって、大会とかあるんですよ!大会とかあれば、部活としての意義はありますよね?」

歩「うち聞いたことあるよ!とても面白いんだよ!」

理珠「プロゲーマーと言う職業もありますし、中にはYouTubeの実況プレーで稼ぐ人も居ますよ!」

高原「ほら、こうやってゲームを仕事にしてる人も居るんです!お願いします!」

八期「無理!」

高原「なぜですか?まさか学校でゲームは禁止だから認められないと?」

薺「当たり前ですよ!学校にゲーム機を持ってくるなど言語道断です!そんな自分達が遊ぶ為だけに出す部費などありません!」

高原「ならば、愛好会でも良いです!」

八期「無理だ!」

高原「なぜですか?」

八期「確かに、学校として認められないが、理由は別にある!」

零「どういう理由?」

八期「仮にこれを認めると、1ヶ所だけ溜まり場にしか成らないと思う」

秀喜「ああ、そりゃゲームとなれば皆やりたがるもんな」

八期「それに、ゲーム依存やゲーム廃人とかに成る可能性が高い!人間は誘惑に弱い生き物だし、少なくとも僕がそんな部活があると知ったら確実にはまりすぎてお母さんとかに怒られるね!『勉強しなさい!』とか!」

零「そうよね!そもそも論はそこ!」

芹「プロゲーマー目指す筈が、はまりすぎて勉強に支障が出れば本末転倒だわ!」

葉月「学校がそんな廃人作ることを促してたなんて知られたら一生の恥だよ!」

高原「そんな・・・、お前なら・・・」

葉月「まさかお前?コイツが何でも認めてくれると思ってたのか?」

高原「えっ?」

芹「絶対命令だから、絶対命令なら生徒会長さへ認めて貰えば、説得出来れば好きにゲームが出来ると・・・」

高原「いや、そういう訳では・・・」

零「記録上あるわよ!しかも2回来てる!ってか、1回目は先生に断られてるじゃない!」

八期「まさか、人の絶対命令を利用しようとするとはな!」

高原「待ってくれ!矯正学校だけは・・・」

八期「はあ?お前が僕に何したよ?」

高原「ええっと・・・」

八期「ただ、断られただけだろ!取り敢えず帰れ!この部活は愛好会だったとしても認められない!」

高原「何でだよ!」

八期「どうせ、部屋に鍵とか付けて引きこもるんだろ!ゲームって怖いんだぞ!」

高原「そんな・・・」

留「ごもっとも過ぎて擁護の仕様がありませんね!」

金「全くよ!部活をなんだと思ってるのか?」

高原「どうやったら認めてくれるんだ?」

八期「ゲーム機で遊ぶ部活じゃなくて、ゲーム機を作る部活なら認めてた!」

高原「それはちょっと・・・」

八期「じゃあ、サヨナラ!」

高原「ちょっと!待て!大会があるなら、意義は・・・」

八期「そんなのギャンブルも同じだよ!そんな部活は認めん!」


楓花「八期、今日は学校でどんな事があった?」

八期「何?突然!同じ学校行ってるのに・・・」

楓花「あんたは受け持ってないんだから!」

二「まあ、お前の生徒会長っぷりを聞いてみたいな!お前評判良いから!」

一「そう?絶対命令だよ!クレームの方が多いでしょ!」

楓花「いいえ、八期は評価良いわよ!」

一「マジで?」

楓花「主に先生達に!」

一「そっちか!まあそれはそれで・・・」

楓花「特に理事長!」

一「ただ、味方に成ってくれてるだけじゃない!」

楓花「それで何か無かった?」

八期「あっ、今日は変な部活を申請しようとしてた人が居た!」

全員「変な部活?」

八姫「変な部活って何よ?」

一兄「まさか、口では言えないような・・・」

四美「八期の言う変な部活は学校にふさわしくないってことだから!」

三氏「だから、それが言えるような部活かどうかは聞いてみるまで分からないよ!」

二「まあ、本当に酷いやつなら口ごもるよ!」

楓花「それでどんな部活?」

八期「ゲーム部!ゲーム機を使って遊ぶ部活だって!」

五模「えっ?何それ?」

ヘンゼル「良いなあ!」

四輝「毎日ゲームやり放題かよ!」

一兄「良いなあ、俺もそんな年に入学したかった!」

八期「即却下したよ!」

4人「ええっ!!!!」

一「いや、当たり前だし!」

二「そもそも学校にゲーム機を持ってきて遊ぶなんて言語道断だろ!」

二美「良い判断したね!」

三氏「そうかな?」

全員「えっ?」

四美「八期ってさあ、絶対命令持ってたよね?」

八期「まあ、貰わないと生徒会長出来ないから・・・」

四美「あんたの性格なら、認められるだけの条件的なものを提示して認めると思うんだけど・・・」

三氏「ほら、アニ研とか漫研とか!」

八期「あれは、この世界に必要だし、アニメを見て学んだり、漫画を読んで歴史とかことわざとか覚えられたりするし・・・」

四美「ゲームにはさあ、スポーツをモチーフしたものあるよね?」

八期「ああ、あるね!」

四美「現物を知らない人が、ゲームでスポーツのルールを覚えたりとか・・・」

三氏「頭を鍛えるゲームだってあるし・・・」

三「戦略を考えると言うことは、勝つための作戦を練る、言わば戦況を先読みするってことね」

八期「意味分かんない」

四美「お姉ちゃん達が言いたいのは、ゲームだって役に立つことあるよって言いたいの!」

三氏「ゲームのお陰で分かる内容とか、戦略とか分かったりするし・・・」

八期「それは分かったけど、だからと言ってずっとゲームをさせるのはどうかと思うよ!」

四美「ゲーム時間を決めれば良いじゃん!」

三氏「後、日にちとか!」

八期「守るの居るかな?」

四美「そういう時は、『守らなかった場合7日間ゲーム禁止』って感じにペナルティーを与えるのよ!」

三氏「多分、お前が1番恐れてるのはゲームのやり過ぎで成績を落とすって事だけど・・・」

楓花「まあ、そうよね!学校としてはそれを1番避けたいわよね」

八期「うん、だけど良い方法なんて・・・」

三「例えば、中間テスト及び期末テストの平均が80点以上の人ならば放課後ゲームして良い!ってルールにしたら?」

楓花「そうね、それが妥当ね!むしろそれくらいの点数をキープしていれば文句はないわ!」

八期「でも・・・、学校としてふさわしくないんじゃない?」

四美「あんたは何のために絶対命令を使ってるのよ?」

八期「自分が仕事出来るように・・・」

四美「そうじゃなくて、絶対命令を使う上で気を付けてること!」

八期「自由貰って自由奪わず?」

四美「あなたは生徒の自由だけは奪わない、将来の事は現実に存在するなら守ってくれるんじゃないの?」

八期「でも、ゲーム良いの?お母さん!」

楓花「それは、成績が悪い人がやることは勿論ダメだけど、成績を上位でキープしてる人はゲームしてたって先生達もその親も文句言えないわよ!でも、時間は決めて貰わないとね!」

八期「分かった!考え直してみる!」

数日後

ピンポンパンポン!

放送「2年Hクラスの高原君!至急生徒会室まで来てください!」

生徒会室

ガラガラ

高原「失礼します!」

八期「来た、ゲーム部の話だけど・・・」

高原「はい?」

八期「条件付きで同好会として認める!」

高原「良いんですか?」

八期「ああ、いくつかの条件と注意を守ったら!」

高原「その条件とは?」

八期「まず、中間・期末・学年末テストの結果が全教科80点以上の者しかゲームを出来ないものとする!」

高原「それって平均ではなく?」

八期「受けたテスト全て80点以上でないとダメ!」

高原「期間とか?」

八期「期間は、テストの結果が出てからテスト一週間前!これがゲームを出来る期間!その前のテストで1つでも80点未満があれば次のテストで全教科80点以上取れないとゲームは出来ない!」

高原「成る程・・・、そうなると入学仕立ての1年生は?」

八期「初等部の成績を見て同じ判断!」

高原「それで、なぜ同好会?」

八期「高いゲーム機にお金を出したくないこと!後、外でゲームやって監視から逃れるようなことをさせないようにと考えたら同好会にしか出来ない!ゲームは放課後!最終下校時刻の30分前だ!」

高原「最終下校の30分前?」

八期「ゲームに集中しすぎて下校を忘れないように!破ったらたとえゲーム出来る条件をクリアしていても次の期間のテストをクリアできない限りゲーム禁止!」

高原「ちなみに、それでもやってた場合は?」

八期「ゲーム部追放!2度とゲーム部に入れない!」

高原「ううっ、ちなみにゲーム機は?」

八期「先生にあらかじめ許可を取る!なお、テレビに繋げる物は禁止!」

高原「分かった」

八期「後、土日に学校でやるのは禁止!平日の放課後のみ!守れるか?」

高原「守るよ!」

八期「取り敢えず、これは複雑だから理事長にも許可を貰わないといけない!」

高原「えっ?」

八期「当たり前だろ!勉強を疎かにするやつがゲームなんて、言語道断だろ!」

高原「はい・・・」

八期「後、言っておくが、試験的の為、何かある度にルールが増えるかもしれない!それでも良いと言うのなら同好会として認めるが?」

高原「分かった、そこまでして認めてくれるなら、ありがとう!その条件で行く!」

その後ゲーム同好会は認められたが、誰一人として部室に出入り出来てない。

Re: ナンバーズ8 ( No.337 )
日時: 2023/06/30 22:05
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

335話・算数での揉め事(4年生&6年生の出来事)
同好会部室
恵梨香「杏先輩ってあの会長と同じクラスですよね?」

杏「うん、そうだよ」

奈々「最初の生徒の中の唯一の生き残りなんですよね?」

杏「うん、私だけ追い出されてない!と言うか八期君を怒らせたこと無い!」

明「噂によると先生も変わってたって聞くけど本当?」

杏「1年生の時に1回、2年生の時に2回、3年生の時に3回、4年生の時に4回変わって、5年生で星田先生が担任に成ってからは4年連続で先生が担任!」

紫「変わりすぎ!」

蓮「何があったらそんなに変わるのよ!」

杏「主に、クラスのちょっかいとか悪口が原因なんだけど・・・」

奈々「男女問わず?」

杏「うん!」

和「でも、担任の先生が変わるのはなぜですか?」

杏「喧嘩両成敗にしたりとか、八期君を共犯と決めつけたり、先生自身が人としてダメなことして・・・、後八期君の障害的なものもあると言うか・・・」

恵梨香「あの生徒会長障害者だったんですか?」

杏「詳しくは分からないけど、発達障害なんだって!」

愛「どういう症状?」

杏「こだわりが強いから、特に自分が明らかの時はうるさいよ!それで辞めさせられた先生もいるから!」

和「どんな状況ですか?」

杏「球技スポーツでの判定とか順番抜かしとか・・・、後百人一首カルタの先に取ったかどうかとか!」

明「私も一緒にやったことあるけど、自分だけじゃなく相手に対してでもなんだよね!ルールを徹底してると言うか・・・」

奈々「それでドッヂボール禁止ですからね・・・」

蓮「これで授業内容が酷いから辞めさせられたとか合ったら理不尽よね!」

杏「う~ん・・・」

蓮「えっ?あるの!」

杏「授業と言うか、テストと言うか・・・」

ガラガラ

零「何の話してるの?」

杏「わあ!零ちゃん!」

明「八期によって辞めさせられた先生の話!授業内容で辞めさせられた先生って居るの?」

零「あれは、授業と言うかテストなんだよね?」

杏「うん、八期君が先生に何時間も詰め寄ってたの今でも覚えてるよ!」

愛「どういう感じ?愛ちゃんボード『気になる』」

回想
八期「先生!この計算合ってるのになんで×なんですか!」

担任「あなたが先生の言うこと聞いてないからよ!」

八期「はい?」

担任「割り算の筆算は、数字を立てて、掛けて、引いて、下ろして答えるの!それが出来てないものはいくら答えが合っていても×よ!」

八期「はあ?バカじゃねーの!」

担任「ば、バカですって!」

八期「あんた、暗算も出来ねーのか!パッと見ただけで下に何も書かなくたって答えなんか分かるわ!それが分からんあんたはバカだよ!」

担任「何ですって!教師に対してなんだ!その口の聞き方は!」

八期「正解の答えを全部×にする先生は一体何を学んできたんだよ!この年からやり直せ!」

回想終わり
零「それで先生がキレて、床に押し倒したの!」

恵梨香「そりゃキレますよ!」

杏「でも、実際途中式は書かなくても良いのよ!」

和「良いんですか?」

愛「一桁で割る場合は良いんだよ!二桁以上は書いとかないと分からないしね!」

紫「知らなかった!」

明「じゃあ、書かなくていいってのはどこの情報?」

杏「公文!私も八期君も一緒の教室通ってたから・・・」

夢「公文教室まで一緒なの!?」

杏「後、プール教室も一緒だった!」

蓮「一体どこまで一緒なのよ!」

杏「更に加えると、希さんも一緒!」

零「それ、ほぼ幼馴染みじゃん!」

杏「でも、八期君とは全く喋って無いんだけどね!」

全員「何で?」

和「でも、なぜ途中式を書かない事を主張したんでしょうか?」

杏「公文で最初に教わったのが、途中式を書かないパターンだったから!最初に教わったことが正解だと思って、仮にそうでなかったとしても、最初に教わった方を貫く」

零「これパンダの尻尾であるんだよね!中々信じてくれなくて・・・」

エル「どういう事?」

九「皆さんパンダの尻尾の色は?」

蓮「そんなの簡単よ!白に決まってるでしょ!」

恵梨香「えっ?黒でしょ!」

九「白よ!」←写真見せる

恵梨香「ええっ?でもエリリンの持ってるパンダの人形は・・・」

零「それが間違いの元だったの!」

恵梨香「えっ?」

零「人形が黒なら本物も黒だと思ってね!それ伝えるまでパンダの尻尾が黒だと主張してた!」

九「後でネットで調べてみたら動物園側の間違いだったらしく、『動物園のアホ!』って叫んでたわ」

明「これはよく確認しない動物園が悪いね!」

杏「ただ、割り算の筆算についてはこれだけじゃないんだ!」

蓮「まさか、割る数が二桁のパターンでも揉めたとか言うんじゃないでしょうね?」

杏「そのまさかだよ!」

全員「ええっ!!!!」

回想
八期「先生!何でこれが×何ですか?」

先生「余計な物を書いてるからだ!そんなものは全部×だ!」

八期「余計な物?あんたは余りが余計だと言うのか?」

先生「余りは必要だろ!」

八期「さっきと言ってることが違うじゃん!」

先生「ここに余りなんて書かない!」

八期「書くよ!書かないといけないよ!」

先生「何のために?」

八期「余りがこれだけ出ましたって意味!」

先生「下で十分!」

八期「なわけ無い!そうだとしても間違ってない!あんたは正解を否定してる!」

先生「してない!」

八期「余りを否定してるじゃないか!余りな書かないってことは余りは無いって言ってるようなものだろ!バカ!」

先生「なんだと!」

八期「余りを否定する数学者が何処に居る?!数学者に謝れ!」

先生「何だと!」

回想終わり
零「これ、職員室での話で、職員室半壊しかけた!」

明「気になるけど、テストの結果は?」

杏「実は、期限切れた後も文句言ってたの!だから切羽っ待った状態で・・・」

明「そりゃ、正解を不正解って言われたらね・・・」

零「理事長の計らいで、全部○にして貰った!結局そのテストは全て満点!」

奈々「満点だったんですか?」

杏「元々計算は得意な子だったから・・・」

夢「それで星田先生に変わってから今年まで4年連続で担任してるって言ってたけど、本当に何もないの?」

杏「あるにはあるよ!」

零「星田先生の場合は、八君のお母さんである松本先生に確認取ったりしてるから、先生が追い出される要因は作ったこと無いの!あくまで星田先生はって話だけど・・・」

明「生徒はそうでもないんだよね・・・、最近は減ってるようだけど・・・」

夢「その揉めた事教えて!」

零「1つは5年生の時の船に乗るか乗らないか事件!
勝手に離れたことを条件に先生と一緒にお風呂掃除する事にしたよ!後で先生からジュース奢って貰ってたけど・・・」

紫「何かズルい!」

零「あくまでお詫びのため・・・」

夢「もう1つは?」

杏「6年生の分数の読み方かな!2つあるんだけど・・・」

零「1つは授業で解決したんだけどね!」

エル「何を揉めたの?」

杏「じゃあ皆この分数を読んでみて!」

『2/4』

全員「4分の2」

零「これを八君は2分の1って答えた!」

恵梨香「ええっ!!!!何で?」

和「約分したんですね!」

杏「正解!」

零「誰も『読み方を答えろ』と言っても『約分しろ』とは言ってないで納得した」

夢「もう1つは?」

杏「これを読んでみて」

『1・4/9』

愛以外「1と9分の4!」

愛「1か9分の4」

全員「えっ?」

奈々「愛さん今なんて?」

愛「1か9分の4だけど?」

蓮「えっ?」

恵梨香「普通『と』でしょ!」

愛「愛ちゃんボード『はあ?『か』でしょ!』」

杏「愛ちゃんも・・・」

愛「公文で習った!」

杏「先に公文行ったから、その時に習ったのが『か』だったの!だから・・・」

回想
八期「先生!これの何が間違ってるんですか?」

香「帯分数は『と』を使うって習ったでしょ!」

八期「普通『か』ですよ!」

香「はあ?」

八期「『と』なんて初めて聞きました!そっちの方が間違いです!帯分数は『か』正しいです!」

香「じゃあ、教科書が間違ってると?」

八期「はい!間違ってます!帯分数は『か』を使うのが普通ですから!」

香「分かったから、今日は帰りなさい!」

その日の放課後
香「松本先生!」

楓花「はい!」

香「帯分数って普通『と』を使いますよね?」

楓花「ああ、『か』も使いますよ!」

香「マジですか?」

楓花「八期のことですよね?あの子最初に教わった方を正しいと思ってるので!」

香「そうなんですか!」

楓花「取り敢えず、何も言わず正解にしてあげてください!『か』を使うことに間違いは無いので!」

香「分かりました!」

回想終わり
零「と言う会話を近くで聞いてた!」

奈々「零さん何者?」

零「理事長の姪だし!」

杏「いや、先生に質問とかしにいたとかじゃない?」

和「それもありますね」

蓮「それで杏は八期君を信じてるのかしら?」

杏「ふえっ?!それはどういう意味で?」

蓮「だって、あなたは絶対命令でも良いって言ってたじゃない!小学校1年生から彼の事を見てきたから、そんな自己中な使い方しないって信じてるんでしょ?」

杏「はい・・・、まあ・・・」

蓮「もしかして、それ以上の感情が合ったり?」

夢「どういう意味ですか?」

杏「それ、私の台詞!」

零(杏ちゃん・・・)

Re: ナンバーズ8 ( No.338 )
日時: 2025/07/12 21:10
名前: いくちゃん (ID: gfjj6X5m)

336話・朝の主張
生徒会室

トントントン

八期「はい?」

朝「失礼します!」

零「山口朝君!どうされましたか?」

朝「会長!僕はあなたに言いたいことがあります!」

八期「なんだ?」

朝「絶対命令を撤回してください!」

八期「無理!帰れ!」

朝「なんでだよ?それでこの学校の女子生徒は毎日恐怖に晒されてるんだよ!」

八期「これは僕が求めて持ったものじゃない!むしろ理事長に使うように命令されて使ってるんだ!」

朝「だったら僕にも提案があります!」

八期「なんだ?場合によっては考えてやっても良いぞ!」

朝「レディファーストを取り入れてください!」

八期「レディファースト?お前正気か?」

朝「はい!」

八期「2度と『リーダーやる!』とか言うなよ!」

朝「はい?!どういう意味ですか?!」

八期「お前の方が危ない人間じゃねーか!」

朝「どこがですか?今この学校の女子生徒達は恐怖に怯えながら通ってるため、僕が代表して頼みに来たと言うのに・・・」

芹「ちなみにどういう感じに、怯えてるの?」

朝「まずは着替えですよ!体育の時、女子は専用の更衣室で着替えろ!って・・・」

八期「むしろ、優遇されてね?男子は教室だぞ!」

朝「1回外に出るんだよ!」

零「でも、それはグラウンド授業の時のみの筈だよ!場所によっては遠いクラスもあるし・・・」

朝「教室だとしても着替え時間が5分だよ!しかも体育終わり!」

八期「5分あれば十分だろ!その後に授業だってあるのに・・・」

朝「女子の着替え舐めるなよ!本当に時間掛かるんだ!」

八期「はっ?んなもんパッと制服に着替えるだけだろ?お喋りばっかしてるから遅くなるんだよ!小さい子供か!」

朝「その後の手入れとか・・・」

八期「後回しで良いよ!むしろそこまで待ってられるか?」

薺「血も涙もない!」

芹「あんたね!」

零「草姉妹待って!ってかせっちゃんは隣のクラスよね?あの事件聞いてない?」

芹「あの事件?」

零「初等部の4年生の体育の着替えで、外で男子待ってたじゃん?うちの担任は当時女性の先生だったから・・・」

芹「ああ、うちが男性の先生だったから移動してたわね!」

零「その時に待ってる男子達が女子の着替えが終わってない状況で八君を教室に突っ込んだのよ!ドアまで閉めて・・・、しかも休憩時間はとっくに終わってて・・・」

芹「そんなこと合ったの?隣だから知らないわ!」

零「先生が変わったり、知ってる子が突然居なくなったりしなかった?」

芹「あっ、居たわ・・・」

零「この事件で主犯の男子はレベル9!騒いで八君を覗き魔扱いした女子生徒2人がレベル5に成ったわ!」

朝「それが理不尽だ!何で女子まで悪者扱いされるんだよ?!」

八期「覗いてないのに、『覗いた』とか『変態』って言ってきたんだから当たり前だろ!」

朝「そう思うわ!」

八期「終わってからも何回も言ってきたんだよ!しかも周りに言い触らしてたし!」

零「それを私が聞いたからレベル5にした!最初はレベル1程度の忠告だったの!客観的に見たらそうだから!でも、それを毎日のように言うのは見過ごせなくて・・・」

朝「後、旅行のお風呂が混浴に成ってるし!」

八期「それも知るか!学校が決めたんだから!」

朝「お前が騒動を起こすから・・・」

零「八君は起こしてない!彼は被害者よ!」

朝「何でだよ」

秀喜「あのさ、普通男子だったら喜ぶ所だろ」

全員「えっ?」

葉月「田中、正直なのは良いが・・・」

歩「本当に言わないで!」

零「引くわー!」

八期「どこが良いのさ?」

秀喜「おいおい、あくまで一般論を言っただけで・・・、って何で八期まで引いてんだよ!」

八期「憧れの人物がそんなこと言うなんて夢にも思ってなかったから!」

秀喜「それは嬉しいが、男なら普通だぞ!俺だって、ベッドの下にエロ本とか隠して親に見つかって恥ずかしい思いしたことあるぞ!お前も無いか?」

八期「そう言うの買わない、置いとかない」

秀喜「1回話を戻そう!他には?」

朝「男性恐怖症がいじめってどういう事だよ?更には潔癖症までいじめに成るし・・・」

八期「善意を踏みにじったからだよ!」

朝「沢山の男に言い寄られて嫌な思いした人も居るんだ!」

八期「沢山の善意を何回も踏みにじられた人間も居るんだよ!」

葉月「こりゃ話は平行線ね」

零「あのね、朝君、言い方の問題なんだよ!」

朝「言い方とは?」

零「例えばあなたが善意で声かけたのに、『触るな』とか『こっち来ないで』っていきなり言われたら良い気持ちする?まだ何もしてないんだよ」

朝「でも、返事したらしたで、そのまま連れて行かれることだってある!気弱な子だったら断れない子とか逃げられない子だって居るんだよ!そうやって男が苦手、嫌い、怖いになるんだよ!」

八期「だからって全員が全員そうじゃないだろ!見た目で人は分からないんだから!」

薺「でも、彼の言う通りの人はどうするんですか?」

八期「イメージで語るなって話だよ!世の中意外な展開なんていくらでもあるんだ!先入観で行くと相手を不快にさせる!これは僕も経験した!だよな歩?」

歩「うちは気にしてへんよ!でも、やっぱり性別が曖昧なのは皆に迷惑なのかな?ってうちは思ってる!別にうちは悪くない筈なのに・・・」

朝「どういう事ですか?」

歩「うち一応男の子やで!」

薺「本当ですか?」

歩「うん、体つきはなぜか女の子なんやけど、気持ちは列記とした男の子や!だから何回も女の子に間違えられて告白されたこともある!」

八期「恐怖症とか潔癖症なんて、ただの先入観だよ!まあトラウマであることは確かだが、対人だった場合には言葉遣いに気を付ければ問題なんて起こらない!
つまり問題を起こして飛ばされた奴は、先入観だけで自分は悪くないと相手だけを傷つけた差別人間なんだよ!」

朝「ううっ・・・、でも他にもあるんだよ!」

八期「何が?」

朝「風のいたずらをスカートめくりを原因にされたって!しかも会長!あなたに!」

女性陣「ええっ!!!!」

芹「それはさすがに・・・」

薺「絶対命令の悪用では?」

八期「あれは本当に風吹いてなかったし、窓もほとんど開いてなかった!しかもスカートの下に手を入れてたの見たもん!」

理珠「それは私も見ておりました!処理したのは星田先生ですよね?」

香「八期の顔を見れば嘘ついてるかどうかは分かるわよ!それでも理珠の状況証拠で論破しただけ!だけど『疑わしい行動はするな』って注意はした!」

零「何したの?」

理珠「少し覗き込む感じに・・・」

葉月「そりゃ疑われるわ!」

秀喜「男ならやるよな!」

朝「後、食堂の席を動いてはいけないってなんですか?」

八期「人が来たら、動く奴が居たからだよ!しかも理由が咀嚼音がうるさいからだって!?そんなもん差別だ!」

朝「そんな、メチャクチャな!」

香「待って!正確に言うと、最初に座った席から食べ終わるまで動くなってこと!そもそもマナー的にも、アウトでしょ!トイレに立つ事は認められてるわ」

朝「後、1番酷いのは何で痴漢の被害に遭った人が責められないといけないのですか?」

芹「痴漢の被害に遭った人が責められる?」

薺「どう言うことですか?」

朝「僕の従姉のお姉さんは痴漢の被害に遭ったのに、周りから批評中傷受けたんですよ!おかしくありません?被害者ですよ!」

秀喜「確かに、変な話だな!」

歩「何か原因とかないの?」

朝「お姉さんが言うには、『犯人を間違えただけだったのに』と言ってました」

理珠「それはいつの出来事ですか?」

朝「正確な日にちは忘れたけど、5年くらい前だったかな?従姉は当時高校生で・・・」

理珠「その電車はこの写真の物ですか?」

朝「そうそれよ!」

理珠「八期、十中八九あなたを犯人と決め付けた方だと思います!」

朝「か、会長があの時の!」

理珠「従姉の顔写真とかは?」

朝「この人だけど・・・」

八期「あっ!思い出した!コイツだよ!あのバカ3人組の証言信じて、僕を犯人に仕立てた挙げ句、謝罪しなかった!」

香「ちゃんとその後謝罪してるでしょ!松本先生から聞いてるわよ!」

朝「あんたのせいだったんですね!」

八期「はあ、人を犯人と間違えるからバチが当たったんだよ!」

朝「何ですって!それでお姉さんは引きこもりに成ったんですよ!どうしてくれるんですか?」

八期「こっちはコイツのせいで痴漢の濡れ衣浸けられそうになったんだぞ!お門違いだ!」

香「その通りね!八期の言う通りよ!」

朝「でも、痴漢の被害者に寄り添うのが・・・」

八期「それで何を認めて欲しいんだって?」

朝「レディファースト」

八期「お前本当にそうなって良いのか?」

朝「勿論!」

八期「お前が不利に成っても良いのか?」

朝「ええ、勿論!そんなことは絶対あり得ないから!」

八期「よし、山口!お前はリーダー禁止だ!」

朝「はあ?どういう事ですか?!」

八期「レディファーストの意味を分かってないお前にリーダーなんてやらせたらこの先の未来は真っ暗だ!お前はリーダーに向いてない!」

朝「意味が分かりません!」

八期「お前まだ分からないのか?バカだな!」

朝「バカって・・・」

葉月「そもそもレディファーストってのは、元々罠を仕掛けられてないかどうか調べるために女の人を先に行かせて確かめる。言わば女性を囮にする行為から来てるのよ!」

芹「えっ?じゃあ今で言う女性優先って意味じゃ無かったんだ!」

朝「僕は女子生徒優先言わば、女子生徒が安心して過ごせる学校にしようと・・・」

八期「レディファーストってのはな、女の絶対命令だ!」

全員「えっ?」

八期「男に何のメリットもない、女が男を支配する世界!お前はそんな世界を望んでると言うことだぞ!それで良いのか?」

朝「はい!勿論です!」

八期「じゃあ、痴漢やセクハラを疑われても良いって言うのか?」

朝「痴漢はやった方が悪いんでしょ!」

八期「お前何も分かってないな!世の中にはな痴漢冤罪や示談金詐欺ってのがあって、やってない罪を認めて泣き寝入りする男性達が居るんだよ!それは僕もそれをされそうになった!」

朝「別に姉さんは詐欺をするためにしたわけでは・・・」

八期「どちらにしろ僕が濡れ衣浸けられそうに成ったんだから同じだろ!それでも女子の方が優遇されるべきか?」

朝「はい!勿論です!」

八期「話にならん!コイツ脳がおかしいわ!」

朝「はあ?どういう事ですか!」

八期「冤罪や詐欺にあっても良いなんて、普通の人間は認めねーよ!むしろ冤罪や詐欺被害者に協力するよ!お前は男が嫌いなだけじゃないのか?」

朝「はい!その通りですが?」

八期「だとしても、答えとして適切じゃない!お前1回脳と心調べてもらって来い!」

朝「意味が分かりません!」

八期「理珠!これを普通に精神科連れてけ!行く前に理事長に相談してな!」

朝「私をどうする気ですか?!」

その後朝は理事長に精神科に連れていかれたが、特に異常無しかついじめの対象にも成らず、普通に学校生活を送っている。しかし、リーダー禁止令の他に生徒会室無断入室禁止令も出された。

Re: ナンバーズ8 ( No.339 )
日時: 2023/07/16 14:44
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

337話・愛海と希、倒れる!?
零「9月入って最初の練習ね!」

芹「次のライブったなんだっけ?」

町子「運動会で行うライブね!部活紹介やるから、そこでパフォーマンスとして午後の部の最初に私達がライブするの!」

グレーテル「運動会か!俺足早いから楽しみだな!」

香「私は不安しか無いわ!」

平江「どうしてですか?」

香「アイツ(八期)絡んだ行事事で、まともに終わった事例は1つもないのよ!」

零「反則だらけでしたものね!」

香「しかも、暑さを凌ぐテントも今年は無いのよ!」

全員「ええっ?何で?」

香「何でも何も、毎年倒されて建て直してを繰り返したら金具が壊れるのも無理無いわよ!」

芹「去年は音響関係がありませんでしたものね!」

希「まあまあ、今はライブの話しよう!八君!運動会のセンターって決まってる?」

八期「う~ん、運動会で何を伝えるかだよね?」

結「衣装は運動部のユニフォームで良いのでは?」

八期「そうだな!動きやすいもので!」

金「でも、文化部だってあるし、見た目だけでどこの部活か分かるのかな?」

全員「ああ・・・」

香「それはやりながら決めましょう!他に何か?」

町子「ねえ、ライブしながら部活紹介するってのはどう?」

八期「いいね!!」

零「確かに!そうすれば、歌いながら紹介出来るし!」

八期「だったら、音楽はCDじゃなくて吹奏楽部に頼んでみるのは?」

全員「それ良い!」

香「皆、吹奏楽部の予定も考えてね!」

全員「あっ!はい!」

その後補欠組がやることを条件に許可が取れた。

八期「センターは誰にしようか?」

愛海「運動好きのグレーテルか金ちゃんにしたらどうかな?」

八期「いや、グレーテルは文化祭って決まってるし、金は運動会じゃないなって思うんだ」

八姫「あんたは何を求めて考えるのよ?」

八期「イメージだけでなく、運動会だからこその何かなんだけど・・・、それが思い付かないんだ!」

八姫「何かって何よ?」

八期「運動会って、走ったり、戦ったり、協力し合う、でもそれって運動神経がイイ人は楽しいけど・・・、
悪い人はどうなんだろって思って・・・」

子「確かに、そうだよね!足が遅いとかを理由にいじめられる子や逆に何でも出来て目立つ子が体を狙われるんだよね?」

芹「それはどういう意味ですか?」赤面

八期「あれだろ、足に怪我させるために転ばせたり、執拗に体をぼこぼこに成るまで踏んづけるか殴り続けるかだろ!」

子「そう言うつもりで言った筈だけど、何を想像したの?」

芹「すみませんでした!」←逃げる

八期「じゃあ、決まったよ!」

子「決まったの?」

八期「うちにも1人足が遅い子居たからな!オーイ!平江ちゃん!」

平江「はい!」

八期「運動会の曲のセンターは君だ!」

平江「えっ?ええっ!!!!わ、わ、私がセンターですか?」

八期「うん、絶対命令!」

平江「私、運動神経悪い上に足遅いし体固いし、ひょろひょろだし・・・、とても運動と言うテーマに向いてません!」

八期「今回のテーマは運動会を楽しむ事だ!」

平江「はい?」

八期「世の中には平江ちゃんのように運動神経が悪い人なんて沢山いる!そしてそれが理由で、運動会が嫌いな人もいる!だったら、運動会の真の目的はなんなのかって言うのを歌詞に込めたいんだ!」

平江「運動会の真の目的ですか・・・」

八期「それは頑張ること、やりきること!運動神経のイイ人はそんなの分かってる!だけど運動神経の悪い人は逃げ出す人が多い!だからこそ同じ気持ちを持つ人がセンターに立つべきだと僕は思ってるんだ!」

平江「先輩・・・」

八期「今回は平江ちゃんの思う運動会の楽しみ方も入れようと思う!後先輩禁止じゃなかった?」

平江「八期お兄さん、分かりました!運動会の楽しみ方ですね!」

数分後
芹「テーマが決まれば歌詞は捗るけど・・・」←作詞

町子「まさか2曲作るとはね・・・」←作曲

沙也佳「私達も手伝いますよ!」←作詞

優愛「私達が部活動の歌作ります!」←作曲

町子「そうね、平江ちゃんのセンター曲は私達が作った方が良さそうね」

八姫「部活動の歌って言っても振り付け無いから、メインは平江ちゃんセンターの曲だけね!」

葉月「メンバーで1つずつ紹介するスタイルになった!まあ大会とかがある部活動中心だけど・・・」

町子「マイナーな部活は入れにくいでしょ!」

希「ワン、ツー、スリー、フォー!
  ファイブ、シックス、セブン、エイト!」

明日香「皆さん気合い入ってますね!」

零「まあ、皆練習は真面目にやるからね!一部を除いて・・・」

希「ヘンゼルふざけない!」

ヘンゼル「ヘーイ!」←真面目にやらない問題児

希「八君誤魔化さない!」

八期「はい!」

希「愛海ちゃん遅れてる!」

愛海「ごめん」

子「愛海が遅れるなんて珍しいわね!体調悪い?」

愛海「ううん、そんなこと無いよ!」

子「気分悪いならちゃんと言うのよ!」

その後
希「皆テンポバラバラ!」

ヘンゼル「バラバラって、あんたの手拍子がおかしいんだよ!」

八期「これは本当だよ!希お姉ちゃん!」

町子「ええ、手拍子のテンポが早くなったり、遅くなったりと何か合ってません!」

希「えっ?そうなの!ごめんね!」

バタン!

青奈「愛海!」

八期「愛海ちゃん!大丈夫?」

子「しっかりして!」

芹「どうかしたの?」

八期「誰か先生!」

零「私が呼んでくる!」

明日香「これはすごい熱ですね!触っただけで熱いのが分かります」

バタン

全員「ん?」

八期「希お姉ちゃん!」

希「あっ、八君、お姉ちゃんは大丈夫だよ」

八期「全然大丈夫じゃないよね?」

蓮「ねえ?何か大きな音がしたけど?」

エル「何かあったの?」

恵梨香「えっ?ええっ!!!!」

子「あっ!ええっとこれは・・・」

恵梨香「殺人事件!」

グレーテル「勝手に人を殺すな!」

八期「希お姉ちゃん、僕がおんぶするから!」

希「ありがとう・・・」

八姫「いや、非力なあんたに出来るわけ無いでしょ!」

スー、スー・・・

八姫「足引きずってるじゃない!」

零「先生呼んできたよ!」

理「愛海!」

育野「希!」

八期「零ちゃん、この人達は先生じゃなくてお母さんだよ!」

零「私だって星田先生呼ぼうとしたよ!だけど事情説明してる間に、この2人が血相変えて飛び出して・・・」

結菜「これはどう見ても過労ね!絶対命令なんてやるから!」

八期「どういう意味だよ!」

結菜「どうせ、大方激しい練習やらせたか、休憩無しでやらせたかでしょ!」

八期「はあ?違うし!」

零「それはない!」

結菜「何で言い切れるのよ!」

零「倒れる事例は今回で2件目!」

奈々「いや、その前に1件起きてるんですか?」

零「その1件目は八期君本人だもの!」

同好会「ええっ!!!!リーダー自身が!」

香「八期は弱音吐かないと言うか、何を思ったのか、言えない子なのよね!あの時はインフルエンザで来てたのに、部活動しようとしてたからな!」

全員「インフルで?」

八期「自慢じゃないけど、その時の体温40℃越えてた!」

蓮「本当に自慢じゃない!」

理「星田先生!うちの娘をどうしてくれるんですか?」

香「ええっと・・・」

理「こう言うのは監督責任と言うものが発生します!」

香「申し訳ございません」

理珠「理事長、お言葉ですが、彼女達の原因は過労です!」

理「だからこそ、香先生にも監督責任が・・・」

理珠「ですが、この過労は部活動が直接的原因ではありません!」

理「えっ?」

理珠「愛海は真面目で人助けとかを日常的に行っていて、周りの生徒達からも慕われています!」

理「えっ?」

理珠「人助け加えて、勉強と部活動さらには家の事も、やってますよね?」

理「そうね、私帰りが遅いのよ!ってまさか?」

理珠「はい!それが蓄積されて力尽きたのです!これは気づけなかった理事長の保護者責任も問われますよ!」

育野「あの、それじゃ希は?」

理珠「希は負けず嫌いの性格が災いしたのだと思われます!希は同世代の子や愛海青奈にライバル意識全開でしたので、言わば頑張りすぎと考えすぎですね!後無意識です!」

育野「何それ?」

理珠「後、八期と同じく周りを心配させたくない、自分が体調不良であることを認めたくないと言う気持ちも入ってます!」

芹「だからそれは現実逃避!」

保健室
愛海「あれ?ここは!」

理「愛海!」←抱きつく

愛海「お母さん?」

香「愛海ちゃん、人助けも良いけど、自分の体の事も大事にしないと!」

八期「本当、有能の致命的欠点が出たよ!」

香「どういう事?」

八期「有能は自分1人で出来るって思って人に頼らないもしくは、出来ることなら誰彼構わずやって頼られることが快感になっていざと言うときに人を頼らない頼れない、存在を忘れる!」

理「あなたは動きすぎよ!あなたがそこまで背負うこと無いからね!あなたは好きなように生きなさい!」

愛海「お母さん、皆心配掛けてごめんね!」

希「あれ?八君私を運んだの?」

育野「私が運びました!」

希「お母さん!どうして?」

育野「あんた長女だからって考えすぎよ!少しは頼りなさい!本音を言いなさい!」

希「はい!以後気をつけます」

そんな運動会前の出来事だった。


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