二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.353 )
- 日時: 2023/10/01 11:06
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
351話・文化祭デート(1日目・後輩ヒロイン?)
結「私ですよ!先輩!」
八期「結ちゃん?」
結「実は、先輩とどうしても文化祭一緒に回りたくて!」
八期「えっ?どう言うこと?」
結「先輩と一緒に楽しみたいんです!」
八期「僕、集団行動苦手だよ!自分が楽しめればそれで良いみたいな自己中って言われてるし・・・」
結「それでも良いです!」
八期「じゃあ、行こうか!」
結「いえ、私でなく平江が!」
平江「どうも・・・」
八期「結ちゃんじゃなく?」
結「はい!私は別の用事がありますので!」
八期「待って!平江ちゃんの口から聞いてないんだけど!」
結「察し悪いですね!平江はそれすら言うのが苦手なナーバスな子なんですよ!先輩ならこの気持ち分かりますよね?」
八期「恋愛漫画は読むけど、現実だと疑心暗鬼!人間不信だから!信じられない!」
結「つべこべ言わず、男なら可愛い後輩をエスコートしてあげてください!ヨッシー!頑張るのよ!」
平江「結!もー!」
八期「ええっと、よしちゃん?」
平江「はい!」
八期「僕と文化祭回りたいの?」
平江「は、は、はい・・・」
八期「確認するけど、罰ゲームとか結ちゃんから命令されたとかじゃないよね?」
平江「先輩!先輩が恋愛不信なのは分かりましたが、少しは私を信じて下さい!」
八期「えっ?」
平江「私が先輩と文化祭回りたい事だけは紛れもない事実ですから!」
八期「そ、そうなんだ・・・、ハハハ、こんなこと滅多に無いから・・・、こんなこと言うの希お姉ちゃんくらいだから」
とある場所
零「ん?」
香「どうしたの零?」
零「何か、忘れられてるような気が・・・」
青奈「分かる、分かるわよ零!」
愛海「何か、腹立つよね!」
町子「うんうん!」
3人「居たの?」
町子「お客としてね!」
一方
平江「先輩!」
八期「何?」
平江「仮にですよ?」
八期「うん」
平江「私にキスをせがまれたらどうします?」
八期「して良いのか何度も聞くね」
平江「どんだけ疑うんですか?」
八期「セクハラを訴えられたら困るもの!」
平江「私はそんなこと言いませんよ!」
八期「受け身じゃないと信じない」
平江「自分からしないと言うことですか?」
八期「うん!それより、デートなら何か楽しまないと!どこか行きたいところある?」
平江「先輩と一緒ならどこでも!」
八期「それは気を付けた方が良いよ!僕じゃなかったら変なところ連れていかれてるよ!」
平江「どこですか?」
八期「どこだろうね?」
平江「先輩はどこでもって言ったらどこに連れていくんですか?」
八期「そりゃ勿論、自分のやりたい物を片っ端から!あっ、謎々迷路だって!」
平江「良いですよ!シンプルなので!行きましょう!」
ガラガラ
出題者A「はい!第1問!『あなたはマラソンで3位の人を抜かしました!今何位?』」
八期「マラソン?一周遅れとかあるのかな?」
平江「今、何位か分からないし・・・、2位!」
出題者A「ブー!」
八期「3位を抜かす・・・、分からない」
出題者A「難しいかな?」
八期「順位がまだ決まって無いから分からない!」
出題者A「そんな難しく考えないで!」
平江「3位?」
出題者A「正解!」
八期「何で?」
平江「適当に言ったんですけど・・・」
出題者A「3位の人を抜かしたら、自分が3位に成るじゃん!」
2人「ああ!」
出題者B「問題!『9人でかくれんぼしてます!5人見つけました!後何人?』」
平江「簡単じゃないですか!4人!」
出題者B「ブー!」
平江「ええっ!!!!何で?」
八期「これ聞いたことある!確か、鬼が1人居るから3人!」
出題者B「正解!」
八期「ヨッシャー!」
案内人「さあ、最後はハード問題に挑戦する?それともノーマル問題に挑戦する?」
八期「謎々好きだから、ハード問題!」
平江「2人ならなんとか成ります!」
出題者C「ハード問題はこれ!『あなたはバスの運転手です!1駅目で2人降り、2駅目で3人乗り、3駅目で5人降り、4駅目で6人乗りました!
さて、あなたの年齢は?』」
2人「はい?」
八期「何で?年齢!おかしくない!」
出題者C「ネットに載ってる意地悪問題だよ!」
八期「ええっ!!!!何それ!」
平江「10歳!」
出題者C「正解」
八期「えっ?何で?」
平江「『あなたはバスの運転手』だからです!」
八期「ハッ?」
平江「『あなたはバスの運転手』つまり、私達がバスの運転手だって言ってるので、自分の年齢を答えるのです!」
八期「自分の年齢!分かるか!」
出題者C「そういう意地悪問題なんだよ!」
八期「畜生!」
ガラガラ
平江「楽しかったですね?」
八期「世の中には、まだまだ知られてない引っ掛けクイズがあるんだね!」
平江「得意だったんですか?」
八期「クイズ番組で散々鍛えたからね!」
平江「へへへ、あれ?」
女児・うろうろ
平江「あの子迷子かな?君!」
女児「ママ!」
平江「お母さんとはぐれたの?」
女児「ママが迷子に成った!」
八期「いや、君が迷子だから!仕方ない、一緒に探してあげようか!」
平江「はい!そうですね!」
八期「こうしてると、夏祭りを思い出すな!」
平江「ああ、先輩が迷子になって、私達と一緒に迷子の親を探したんですよね?」
八期「僕は迷子じゃなくて、みんなとはぐれたんだ!」
平江「それを世間では迷子って言うんですよ!」
八期「言っとくけど、その気になれば家にも帰れたから!」
平江「その時も言ってましたよね!ドヤ顔で!」
八期「ドヤ顔はしてない!」
春奈「あら?生徒会長じゃない!」
八期「えっと、誰?」
春奈「もう、全校生徒の顔と名前を覚えるのは生徒会長の基本でしょ!」
八期「聞いたことねーよ!」
春奈「嘘ばっかり!」
八期「そんな義務を聞いたこと無いって言ってんだよ!先生には『少しずつ覚えなさい』って言われたよ!」
春奈「Dクラスの小宮よ!」
八期「あっ、そう!何のようだ?」
春奈「その小さな子供は?」
八期「迷子らしいから、探してあげてるんだよ親を!」
春奈「ふーん、端から見たら誘拐犯みたいね!」
八期「縁起でもないこと言うな!」
平江「そうですよ!勘違いされたらどうするんですか?」
春奈「ごめん、ごめん、冗談よ!」
八期「言って良い冗談と悪い冗談があるからな!」
春奈「じゃあ言って良い冗談は?」
八期「自分の失敗談とか?」
春奈「じゃあ、失敗談で冗談言ってみて!」
八期「わかんねーよ!」
春奈「本当は言えないんじゃないの?」
八期「冗談かどうか分からないだけだよ!」
母親「舞、舞!」
舞「ママ!ママだ!ママ!」
平江「お母さん見つかって良かったね!」
八期「ほーら、ママのところへ・・・」
母親「早く娘を返しなさい」
八期「はあ?」←舞を自分の元へ
母親「娘から離れろ!誘拐犯!」
八期「なんだと、あんたそれでも親か!」
母親「何を言うのですか?この誘拐犯!娘を返しなさい!」
八期「ヤダね!返すものか!」
春奈「会長?」
母親「返しなさい!」
八期「ヤダね!それなら人として態度ってものがあるだろ!」
母親「なんですって!皆さん!この誘拐犯から娘を取り戻して下さい!お願いします」
女子A「何、人の子供誘拐してるのよ!」
女子B「返してあげなさいよ!」←取り戻そうとする
八期「何するんだ!やめろ!」
男子A「やーい!誘拐犯!」
男子B「生徒会長が誘拐犯だなんて笑い者だ!これで絶対命令からの解放だ!」
八期「何だと!お前ら!」
平江「先輩ダメです!」
ポチっ!
パッ!
黒服登場
女子A「ちょっと何?」
男子A「やめろ!離せ!」
女子B「なんで私達が捕まるのよ!」
男子B「俺らは何も悪くない!」
母親「これはどう言うことですか?」
ざわざわ←全員後ずさりする
母親「なぜ?なぜ、皆逃げるのですか?」
春奈「皆、会長に手を出したり、煽ったらダメだよ!矯正学校行きだから!」
母親「なんで止めるんですか?あの人は私の娘を誘拐したんですよ!警備員さんでも誰でも良いから娘を取り戻して下さい!」
奈々「どうかされました?」
恵梨香「凄い騒ぎのようですけど?」
蓮「何があったの?」
母親「助けて下さい!あの人が私の娘を誘拐して・・・」
恵梨香「あれは、会長!」
奈々「恵梨香さん、手を出しては行けません!会長が犯罪行為を起こさないのは私達生徒会がよく知ってます!」←耳打ち
蓮「じゃあ、どうするのよ?」
母親「早く、早く娘を返してよ!」
八期「返せ、返せって!その言葉遣いをどうにかしたらどうだ!お前がそんな態度だから、こっちだって返したくないんだよ!」
母親「なんですって!誘拐犯は黙ってなさい!早く、娘を助けて!」
奈々「無理です!あの人は誘拐犯ではありませんから!」
恵梨香「あんな絶対命令持ってる人に関わったら、エリリン達の人生が終わりますよ!」
蓮「恵梨香ちゃん!それは!」
恵梨香「あっ!」
母親「絶対命令!何それ!あんたはそんなので守られてるの!」
八期「そうですが、何か?」
母親「犯罪を揉み消すなんて許さない!」←殴りにかかる
ドン!
八期「クッ!」
ドン!←腹蹴り
母親「あっ!」
八期「誰が誘拐犯だ?何を見て言ってる!」←踏みつけにする
母親「やめっ!あっ!ううっ!」
八期「人があんたの娘を見つけてやったのになんだ?その態度は!」
母親「やめっ!あっ!やめっ!」
八期「どこで教えて貰った?」←襟を掴む
母親「えっ?」
八期「娘を連れてきた人は全員誘拐犯だと思えって誰から教わった!」←叩き付ける
母親「ああっ・・・」
奈々『こんな酷いことになっても、何も言えないなんて、どうすれば良いの?』
平江「先輩、もう良いじゃないですか!」
八期「嫌だ!コイツの口から謝罪の言葉と感謝の言葉が出るまで、分からせてやる!この人の優しさを踏みにじった最低な母親なんて居ない方が良いんだよ!」
ピー!
香「そこまでにしなさい!あんたの気持ちは分かる!」
八期「星田先生!」
母親「何ですか!この学校は?!危なっかしい!」
香「それは聞き捨て成りませんね!」
母親「えっ?」
香「あなたは一体どんな教育を受けたのでしょう?人に助けて貰ったのに『ありがとう』1つ言わず、むしろその人間を悪者扱いするなど、言語道断!
あなたみたいな人は同じ人間とは思えません!」
母親「どう言うことですか?」
香「謝罪!」
母親「えっ?」
香「まずは、彼に『誘拐犯だと疑ってごめんなさい』と謝った後、『娘を見つけてくれてありがとう!』といいなさい!」
母親「なんでそんなこと・・・」
香「言わないのであれば、あなたを名誉毀損で訴え、この子も児童施設に連れていっても良いんですよ?勿論、この子(八期)に対する暴行罪として!」
母親「誘拐犯だと決め付けてごめんなさい!」
香「棒読み、あなた自身納得してないわね!」
理「星田先生やりすぎですよ!」
香「私の生徒が危うく誘拐犯に間違えられそうなんですよ!それを止めない担任と親がどこにいるんですか?」
理「気持ちは分かりますが、こんなに体も心もぼろぼろだと、気持ちの整理も付きませんし、まともな受け答えも出来ません!彼女は一旦休ませましょう!」
八期「ヤダ!」
香「八期?」
八期「寝たら、どうせ謝罪の気持ちなんて忘れてるはず!そもそもコイツに罪の意識なんて無い!そんな奴に謝られても納得行かない!」
楓花「八期、あんたみたいな人が小さな子と歩いてたら客観的に見て誘拐って間違えるのは・・・」
八期「そんなの差別じゃん!男だから誘拐犯?失礼だろ!お前らも思わないか?ああん?」
秀喜「確かに、失礼だよな!」
悠馬「そりゃ、イメージってのもあるが・・・、女の誘拐犯だって居ないとは言いきれないよな?」
陽斗「男だからって、誘拐犯扱いはごめんだよな?」
一輝「そのお母さんが全面的に悪いね!」
ひそひそひそひそ・・・
母親「嗚呼!ごめんなさい、ごめんなさい!私が悪かったです!許して下さい!ごめんなさい、ごめんなさい!許して下さい!・・・」
理「これで良い?この人壊れたわよ!」
八期「どうしよう?困った!」
母親「なんでもしますから!なんでもしますから許して下さい!お願いします!」
香「壊れて、とんでもない事口走ってるけど!どうする?」
舞「ママ!大丈夫?」
母親「舞!娘を見つけて下さってありがとうございました!」
八期「どういたしまして、タク最初からそう言えって!」
母親「ごめんなさい、ごめんなさい!なんでもしますから!なんでもしますから!許して!」
香「取り敢えず気が済んだ?」
八期「はい!謝罪とお礼はされましたので!ですが・・・」
次の日、誘拐犯と間違えた時は名誉毀損で訴えると言う項目が増えた。舞の母親は一晩寝て帰ったが、余程恥ずかしかったのか、2度と学校には来ていない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.354 )
- 日時: 2023/09/24 22:33
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
352話・文化祭デート(2日目・見守りヒロイン)
喫茶店『ナンバーズヒロインズ』
八期「おはようございます!」
香「おはよう!昨日、バイトの時間聞いてる?」
八期「はい!芹から聞きました!僕は午後1時からの1時間ですよね?」
香「そう!でも30分前にはここにいるのよ!」
八期「分かりました!どこ行こうかな?」
金「あっ、八期!1人?」
八期「うん、そうだけど・・・」
金「じゃあ、私と一緒に回らない?」
八期「良いですよ!どこ行きます?」
金「どこでも良いわよ!」
八期「僕も面白くて楽しければどこでも良いんですけどね・・・、あっ、あれやりたい!」
金「ああ、良いわよ!」
パターゴルフ
八期「エイ!」
金「飛ばしすぎ、飛ばしすぎ!PKゾーンまで行っちゃってるじゃない!」
八期「イヤー、大きく振りかぶってボールを飛ばすのは快感だね!」
金「それはバッティングセンターでやりなさい!今はゴルフ!穴にボールを入れないと!」
八期「それ!」
金「今度は、ライブ会場のステージの下にボールが入っちゃったじゃない!」
八期「あれ?おかしいな?」
金「わざとやってる?」
八期「うん!」
金「コラ!」
エル「ええっ!!!!このステージの下にボールが?」
紫「それはお目目ぱっちりな出来事だぜ!」
和「なんでこんなことに?」
金「会長がふざけて入れました!ほら、謝って!」
八期「すみません」←苦笑い
優香「見付かりましたよ!」
八期「ありがとうございます!」
エル「もう、入れたりしないでね!」
和「その前に、強く打ち過ぎないように!」
コン!コロコロ・・・
コン!コロコロ・・・
コン!コロコロ・・・
舞(部長)「ちょっと!皆ここにボール入れてくるんだけど?どうなってるの?」
和「皆、ここはボールを入れるカップじゃありません!」
男児「自分で取るから大丈夫!」
女児「私も!」
エル「もしかして、ボール取るついでにステージの下を覗きに来たんじゃ?」
舞(部長)「ボールを入れたのはその口実ね!」
紫「こういう普通の人が入れない場所って、何があるのか気になっちゃうよね?」
和「もう、会長のせいで小さな子供達が真似をしてるじゃないですか!」
八期「これは本当にごめんなさい!だけど、この後なんて命令すれば・・・」
紫「普通に立ち入り禁止とか、ボールを入れちゃダメとか!」
八期「いや、自分もついやってしまうのは止められないんだよね?」
和「なんでですか?まさか、自分もやりたいからですか?」
八期「違う!『お前もやってたじゃないか』と言われたらぐうの音も出ない」
紫「成る程!」
エル「じゃあ、私達に命令すれば?」
八期・和「えっ?」
紫「そうだね!紫ちゃん達に『ステージ下段にボールが入らないような工夫をしなさい』とか、『ステージの周辺は関係者以外立入禁止ゾーンを作りなさい』とか!」
金「そうね!それがあんたの仕事ね!」
八期「それでお願いします!」
和「そこは言わないんですね?」
八期「そんな、相手から言われたことをそのまま命令は自分の考えじゃないから言うのが恥ずかしい!」
金「端から見ればおうむ返しだもの!」
舞(部長)「はーい!会長の命令により、ステージから1m手前周辺は演劇部・バスケットボール部・服飾同好会の関係者以外立入禁止よ!」←メガホンを使う
和「ボールや何かがステージ周辺に転がった場合は、私達関係者にお声掛け下さい!」
子供達「ええっ!!!!」
エル「皆、ステージの下は複雑な構造をしてるの!そんなところに体が挟まったりしたら、ずっとそこで生活することに成るよ!それでも良いの?」
子供達「嫌だ!」
エル「じゃあ、お姉さん達の言う通りにね!」
紫「何か大事なものがステージ周辺に飛んで行ったり、転がったりしたら、お姉さん達が拾ったり探してあげるから!分かった?」
子供達「はーい!」
男児「ボール取って下さい!」
紫「分かったよ!ちょっと待ってて!」
ペラ
男児「フフフ、パンツ丸見え!」
和「紫さん!見えてますよ!」
紫「ええっ?」
金「下に短パン履くことをお勧めします!」
その後
コロン!
八期「よし、入った!」
金「これだけで1時間掛けてますよ!」
八期「色々合ったからね!」
金「起こしすぎたのよ!」
八期「あっ、アイス!」
金「休みますか!」
アイスを買い
ペロペロ・・・
八期「美味しい!」
金「私は懐かしいです!」
八期「えっ?バニラなのに?」
金「違います!八期と一緒に同じアイスを食べてた事!」
八期「えっ?そんなこと合ったっけ?」
金「私を見て、思い出せない?」
八期「えっ?」
金「誰かに似てない?」
八期「えっ?誰だ?ちっとも分からない!佑樹とのいざこざの後が初対面じゃないの?」
金「更にヒント、あなたのお兄さんと私のお姉ちゃんは同じグループ!」
八期「えっ?確か、イレブンには、二美さん、赤穂さん如月さん、和さん、滋さん、鶴さん、瑞穂さん、日さん、飛巫さん、早さん、・・・」
金「その中に私のお姉ちゃんがいるわ!」
八期「えっ?誰だ?」
金「そもそも、私はあなたがバレーボール部に所属してた時に会ってるわよ!」
八期「ええっ?マジで誰だ?」
金「ほら、覚えてない?エースでレフト撃ってた・・・」
八期「土則!えっ?土則のお姉さん?」
金「そうよ!」
八期「嘘!分からなかった!」
金「まあ、姉弟は女装・男装でもしないと、似てるかどうかは分からないしね!でも、私の存在を忘れられてたのはショックだなぁ・・・」
八期「すみません、印象残ってるの希お姉ちゃんで・・・、お弁当作ってもらったり・・・」
金『零より目立つ、あの幼馴染み!』
金「私が土則の姉で、森田日の妹!森田金よ!」
八期「イレブンの人気ヒロイン日さんの!」
金「家さ、お姉ちゃんから段々ずれてきたんだよね」
八期「何が?」
金「結婚よ!お姉ちゃん、二先輩に相手にされなかったから!」
八期「それは・・・」
金「勿論、恋愛はお互いの気持ちが大事って知ってる!だけど、家の両親はそれが分かってない!まあ、お姉ちゃんが独身を貫きそうだからってのもあるかな?」
八期「えっ?」
金「生涯をイレブンのメンバーで過ごす、二先輩以外好きに成ることはないってことよ!」
八期「そんな・・・」
金「お姉ちゃんの宣言が私の両親を焦らせた!だから、私は佑樹の家系で玉の輿を期待された!でも、私は佑樹を好きに成るどころか、人として許せなかった!」
八期「あんな傲慢な性格だとね」
金「だから、その後の八期の絶対命令!」
八期「ああ、佑樹は有無すら言わせてくれなかったのに、ここでも絶対命令が嫌なんだね!すみません、迷惑掛けて!」
金「違う!」
八期「えっ?」
金「そりゃ、最初はビックリしたし、佑樹の時の再来かと思った!でも、八期は全く違う!それどころか普通の生活と何ら変わらない!だから!」
チュッ!
八期「えっ?」
金「あんたのグループに入れて良かった!本当にありがとう!」
八期「ど、ど、どういたしまして!」
金「ほら、そろそろ時間じゃない?急いだらどうなの?」
金はその場を去った。
八期『今のはキスだよね?えっ?えっ?』
- Re: ナンバーズ8 ( No.355 )
- 日時: 2023/09/25 22:53
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
353話・文化祭デート(2日目・昇格ヒロイン)
零「おーい!八君!」
ポン!
八期「わあ!零ちゃん?」
零「どうしたの?」
八期「いや、そろそろ店番の時間だったかな?って」
零「まだ、1時間あるよ!」
八期「もう、1時間しかないよ!」
零「いや、30分前だとしても1時間以上あるから!」
八期「でも、できるだけ近い所が良いんだけど・・・」
零「じゃあ、体育館前の出店がいいね!一緒に行かない?」←腕を引っ張る
八期「わあ!」
スマートボール
八期「おお!こんなのあったんだ!」
零「そうよ!」
八期「やりたかったんだ!」
生徒A「1回100円(25球)です!」
八期「金取るの?」
零「当たり前よ!」
生徒B「生徒会長だから無料で!」
八期「やるかよ!そんな特別扱いは受けない!」
生徒A「えっ?そうなんですか?」
八期「僕をなんだと思ってる?」
生徒B「絶対命令を持つ権力者!」
八期「それ以外は?」←よく言われてることを理解してる
生徒B「じ、自由が認められた生徒?」
八期「誰がだ!」
生徒B「ヒー!」
八期「そんなので絶対命令貰ってたらお前、文句言うだろう?」
生徒B「言いませんよ!矯正学校飛ばされるのに・・・」
八期「ましてや、絶対命令は生徒会長の任期の期間だけ、そんな特別扱い受けて、任期終わってみろ!僕は色んな生徒から反感やいじめにあってるよ!『仕返し』とかなんか言って!」
生徒A「そ、そうですね・・・」
八期「それに、この後の生徒会長になる人間にも嫌なイメージがついて、自分に振りかかって来るんだぞ!」
生徒B「何がですか?」
八期「自分がやってた特別扱いとかだよ!それを指を咥えて見てろ?そんな学校に成ったら、この学校の未来なんて無いよ!」
生徒A「そうなんですか?」
零「そこら辺は大丈夫!仮に暴走して止まらないなら、クビにすることも、今後『リーダー』がでない措置もあるから!まあ、あくまで自分勝手な行動を取った時に限るけど!」
生徒B「じゃあ、人のためと言う時は?」
零「私達が穴を埋めるだけよ!」
生徒A「どういう意味ですか?」
零「聞き分けは良いから、心配事さへ解決すれば納得してくれるのよ!」
生徒A・B「へー!」
八期「これにしよう!」
ジャラジャラ!
生徒A「本場のスマートボール店と違って、祭り用のスマートボールですので、真ん中の当たりに3球入れたら終わりです!」
生徒B「6と言う数字の穴に入れれば、6球増えます」
零『そうしないと風営法に引っ掛かるからね・・・』
ジャラジャラ
パン!
八期「ヨッシャー!」
数分後
零「八君、そろそろ時間じゃない?」
八期「ええっ?まだ球が・・・」
生徒A「残り数多い!まだ30球くらいある」
生徒B「こんな簡単だったっけ?」
八期「本当に、神様は意地悪だな!やりたい時に無くなり、やりたくない時に溜まるって!」
零「本当に、どこで見てるんだろうね?」
ポッ!
生徒A「あっ、当たりに3球入ったのでおしまいですね!」
八期「もっとやりたかった!って言いたいけど、時間あるから終わって良かったよ!球勿体ないけど・・・」
零「何球残しとかでボーナス付けたら?」
八期「ボーナス頂戴!」
生徒A「では、29球残しなので・・・」
八期「当たり引くの?」
生徒A「分かりましたよ!当たり含めて32球残しなので、当たり3球のご褒美から6つ持っていって良いですよ!」
八期「やったー!」
その後スマートボールの景品は当たり+残りの球5球毎に景品(当たりの数の種類の景品)が1個更に貰えるルールとなった。
零「場所が目と鼻の先で良かったね?」
八期「うん、それより零ちゃんはすぐ終わっちゃったね!」
零「言わないで!」←6すら入らなかった
香「あっ、丁度良かった今代わって貰いたかったところよって、それは何?」
零「そこの『スマートボール』の景品です!」
八期「そう言えば、次は杏ちゃんのライブだよね?」
零「そうそう!私もファンだから楽しみで!」
香「口動かすくらいなら手を動かして!そして店番に集中して!」
着替え終わり
零「着替え終わりました」
八期「僕もです!」
香「じゃあ、接客お願いね!」
八期『どうしよう?』
香「無理なら監視でも良いわよ!変なお客か迷惑な客が居たら、とっちめ、いや、私か理珠に報告して!」
八期「分かりました!」
男子A「すみません!」
零「八君行って!」
八期「分かった」
男子A「この飲み物に髪の毛入ってたんだけど、どういう事だ?衛生管理ちゃんとしてる?」
八期「はい?『見たこと無い髪色、あんなの入るか?』、すみません少々お待ちください」
男子A「なんだ?」
理珠「お待たせしました!」
八期「理珠?この髪は?」
理珠「私達、ナンバーズヒロインで働くものの髪ではありません!」
男子A「だったら、他の客と接触した時とかに入ったとか?」
理珠「失礼します」
男子A「何するんだよ?」
理珠「DNA一致!」
男子A「はっ?」
理珠「この髪はあなたのものです!」
男子A「なんだと?言い掛かり付けやがって!」
八期「それはこっちの台詞だ!お前なんて奴は客じゃない!理珠!」
理珠「はい!」
男子A「何するんだよ?」←理珠に担がれる
理珠「それっ!」←投げる
男子A「えっ?」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子A「おい!出せよ!ここから出せよ!おい!おい!」
ブルブル!
零「キャアアア!」
八期「零ちゃん?」
零「この男子が私の体を!」
男子B「知らねーよ!」
八期「ごめん、瞬間見てなくて・・・」
零「もしかしたら勘違いかもしれないし・・・」
数分後
零「止めてください!」
男子B「俺じゃねーよ!」
八期「今度は見てたぞ!理珠連れてけ!」
理珠「はい!分かりました!」
男子B「何するんだよ?俺じゃねーよ!」
香「どうしたの?」
八期「コイツが零ちゃんのスカートを捲ったんです!」
零「完全にお尻を触られました」香に耳打ち
男子B「だから違うって!」
香「分かった!八期胸ポケット失礼ね!」
八期「えっ?」
香「実は、従業員のメンバーのポケットにはカメラを仕掛けていてね!」
理珠「再生します!」
香「これは明らかに故意に零の下半身を触ってるわね!」
男子B「だから当たっただけだって!」
八期「嘘付くな!あれが当たったになるか!」
香「八期の言う通りよ!桜咲!」
理珠「はい!」
男子B「おい!止めろ!止めろ!下ろせ!」←担がれる
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子B「おーい!出してくれ!」
愛海「本当に怖いな!何あの牢屋付きの車は?」
八期「零ちゃん大丈夫?」
香「無理しなくて良いのよ!」
零「大丈夫です」
舞台
杏「皆、こんにちはー!」
零「こんにちはー!」
香「これが見たかっただけかい!あれ?」
八期「こんにちはー!」
香「アイツもかい!」
杏「スクールアイドル同好会の夢原杏です!今日は皆と楽しくライブが出来たらと思っています!皆さん!楽しんでください!」
全員「イェーイ!」
八期・零「イェーイ!」
香「コラ!そこ2人!仕事忘れるんじゃないの!(絶対これ見るためにここの時間にしたな?あの2人!)」
ライブ後
八期「杏ちゃん!」
零「可愛いよ!」
八期「マジで歌最高!綺麗!優しい!可愛い!」
零「アンコール!アンコール!」
ガシッ!
八期「あっ!」
零「えっ?」
香「あんたらは仕事しなさい!」
八期・零「ごめんなさい!」
シフト終わり
零「イヤー、怒られちゃったね?」
八期「それくらい聞きたかったから!」
零「あれ?八君って愛ちゃんが好きじゃ?ファン倶楽部だって入ってるし・・・」
八期「その次が杏ちゃん!ぶっちゃけどっちも応援してるけど、どちらかと言うと愛ちゃんのファン!」
零「そうなんだ・・・」
八期「あの2人は外れがないからね!」
零「どういう意味?」
八期「同好会のメンバー何枚かCD出してるけど、当たり外れが大きいんだよね?これは良いけど、これはちょっとって感じに、だけど杏ちゃんと愛ちゃんの曲は全部好きだし、聞いてられる!」
零「ふーん、そう言えば杏ちゃんとはずっとクラスが同じなんだってね?」
八期「そんな喋った事無いよ!1年生の時から気になってはいたけど・・・」
零「どういう意味?」
八期「『あの子ずっと1人でいるな』って感じに・・・」
零「そんなわけ無いでしょ!夢ちゃんだって居るのに!」
八期「クラス違うから、朝と放課後位しか一緒じゃなかった!」
零「そうなの?」
八期「ずっと、1人の印象で・・・」
杏「あっ!2人とも今日はありがとう!」
零「いえ、ありがとうはこっちの台詞だよ!」
八期「本当に、良かった、良かった!ここの学校の生徒達の目が節穴なんだよ!もしくは本気で選ばないバカばっかりだから!」
零「それどういう意味よ?」
八期「杏ちゃんの人気が低位置だなんて、僕は絶対何かの間違いだと思ってる!少なくとも、恵梨香と連先輩には余裕で勝ってる!」
杏「いやいや、恵梨香ちゃんの方が可愛いし・・・」
八期「どこが?杏ちゃんの方が一兆倍可愛いよ!月と鼈だよ!杏ちゃんで可愛くなきゃ、誰が可愛いんだよ!
杏ちゃんが不細工って言うなら、世の中のほとんどが不細工に成るよ!」
零「それは私も異議なし!杏ちゃんは世界一可愛い!」
桃子「それは私も思います!杏ちゃんが可愛いくないなら、皆可愛くない!」
杏「それに、蓮先輩はセクシーが売りだし・・・」
八期「あんな無駄に脂肪付けてる人が?」
杏「そんな言い方はないんじゃ?」
零「ごめん、あまりにも杏ちゃんの人気が無さすぎて、辛辣に成ってる!八君、杏ちゃんが可愛いってのを絶対と思ってるから!ファンである愛ちゃんやどっこいどっこいなエルさんとかなどの一部例外はあるけど・・・」
杏「八期君、ありがとうね!」
八期「杏ちゃんは余裕で可愛いから!もっと自信持ちなよ!僕はこういうので絶対嘘付かないから!」
杏「うん、分かってる!」
零(えっ?もしかして八君は杏ちゃんの事が)
妄想
八期「杏ちゃん!僕は杏ちゃんの事が好きです!」
杏「ダメよ!私はアイドルだもん!」
八期「アイドルだって人間だよ!恋をしてはいけない法律はない!」
杏「でも・・・」
八期「好きか?嫌いかだけ答えて!」
杏「そ、それは、す、す、好きです!」
八期「ほ、ほ、本当に?」
杏「はい!」
妄想終わり
零「そんなのダメ!」
八期・杏「えっ?」
杏「ええっと・・・」
八期「何がダメなの?」
零「あっ!うわー!忘れて!」←逃げた
香「あらら!」
?「八君!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.356 )
- 日時: 2023/09/26 22:44
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
354話・文化祭デート(2日目・裏ヒロイン)
希「八君!」
八期「希お姉ちゃん!」
杏「お姉ちゃん?」
希「ああ、私と八君は幼馴染なの!親同士が仲良くてね!」
杏「へー、うちの夢ちゃんと同じだね!」
八期「全然違うよ!」
杏「えっ?まさか同姓と異性だから?」
希「まあ、男の子だったら悪友、女の子だったら親友、異性だと姉弟とか兄妹みたいなものだから!」
杏「幼馴染みでも性別で全然違うんですね!」
希「まあ、異性だと家族みたいな距離感、同姓だと恋人?って思うくらいの距離感かなぁ?」
八期「そう見えるときもあれば、年が違えば兄弟姉妹にも見えるけどね!」
希「あれ?八君は同性愛嫌いじゃなかった?」
八期「なんだろう、男同士は認められないところあるけど、女同士は普通に感じたり、むしろそう言うお話にはまった!」
希「マジで!後で教えて!」
八期「ええっ?どうしようかな・・・」
杏「女の子同士の恋愛は成り立つ?」
八期「まあ、友情のその先かなって感じ!多分一緒に暮らしてますって言われても違和感ないと思う」
希「それは男同士だってそうでしょう!寮生活の人だって居るし!」
八期「関係ある?」
希「あるわよ!寮で仲良くなったメンバーで一緒にクラス人達だって居るんだよ!」
八期「ああ、お笑い芸人とかアイドルグループみたいなものか!」
希「そうそう!長年連れ添えば相方も奥さん見たいのものよ!」
杏「あっ!分かります!2人で協力して頑張って来たって聞くと!」
希「そうそう!人は1人では生きてられない!支えたくれる誰かの力があるからこそ、今ここに居る!」
八期「そうなると、僕は支えられてばかりだな!」
希「ちなみに誰?」
八期「お母さんとお父さん、星田先生に二兄ちゃん、希お姉ちゃん、零ちゃん、八姫ちゃん、芹と薺、理珠と後杏ちゃん!」
杏「えっ?私!」
希「杏ちゃんにどう支えて貰ったの?」
八期「これはお母さんから聞いた話なんだけど、杏ちゃんは僕のいじめを助けてくれたんだ!」
杏「ああ、まあ見てたし、皆八期君を悪者に仕立てようとしてたし、見てられなくて、先生に報告してたのが切っ掛けだったかな?」
希「どう言うこと?」
杏「実は、私1年生の時から、正確には保育園児の時から一緒なんですが、八期君とクラスが一緒で!」
希「知ってる!皆聞いた!」
杏「それで、八期君がいじめられてるのを見て、可哀想に成ったので、先生に本当の事を話してたんです!」
希「ふんふん」
杏「最初は信じてくれなくて、しかもだれが聞いたのか、『裏切り者』とか『チクり魔』って言われて距離を置かれたことがあるんです!」
希「へー」
杏「時には、口では言えないトラウマになるいじめを受けてました!」
希「あっ!モンブランタルトここにお願い!」
町子(店員)「分かりました!」
杏「そこを八期君に何回か助けてもらったんです」
八期「助けたのかな?返り討ちにあって、余計に怒られた記憶が・・・」
町子「こちらモンブランタルト(4号)でございます!」
希「ここはお姉さんが奢るわ!さあ、2人とも食べて!」
杏「私も良いんですか?」
希「うちの弟がお世話になってるからね!」
一「誰がうちの弟よ!」
八期「一お姉ちゃん?」
二「パターンは変わったが、根本は変わってないな!」
八期「二兄ちゃん!」
楓花「本当に夢原さんにも感謝ね!」
杏「そんな、私は大したこと・・・」
楓花「してるわよ!最初の先生がクビに成った理由はさっき八期が話してた、杏ちゃんを守ったことが切っ掛けよ!」
八期「えっ?」
楓花「八期は杏ちゃんを守っただけなのに、怒られてるのはおかしいって杏ちゃんから聞いてね!まあ、そもそももっと前からいじめの現状は聞いてたけど!」
一「それっていつからなの?」
楓花「GW終わって一週間過ぎた後だったかしら?よく覚えてないけど、5月頃って事だけは覚えてる!」
二「それでどうしたの?」
楓花「杏ちゃんが初めて来た時も、『先生が信じてくれないんですが』って前置きしてて、そこで私は思ったの!」
八期「何を?」
楓花「揉み消されるくらいならこの子に頼んでみようって!だから、彼女に許可取って、制服に小型カメラを仕込んでもらったの!」
全員「ええっ!!!!」
杏「本当だよ!胸ポケットに2台!後鞄にも机にも付けてた!」
一「なんでまたそんなに・・・」
二「よく、そんなのOKしたな?」
杏「私は昔から弱い子の味方だから!八期君みたいな子を見捨てられなかったの!」
希「いや、これは勇気あるよ!」
楓花「今は、理珠ちゃんと星田先生に零ちゃんも居るから、カメラは胸ポケットだけに成ってるけど!」
二「まだ、続けてるの!」
楓花「『まだ続けてるの!』じゃなく、ちっとも無くなる気配がないからよ!」
八期「そんなこと言われても・・・」
一「待って!八期のクラスの生徒と先生がコロコロ変わる事例って?」
楓花「杏ちゃんも原因の1つね!私は毎日これを繰り返し、嘘付く生徒達と教師を動画に収めてから理事長に直談判!そうやって飛ばしてもらった!」
希「それでこれを繰り返すうちに、クラスの生徒は物凄く変わったのね!」
八期「いや、2年生の年末行く前には、最初のメンバーもう居なくなった!」
全員「早!」
杏「そのつぎの年からクラスが崩れ始め、3年生の時は大量転校があり、それでも意味なく、仕舞いには別のコースから入れたりしてたら、いつの間にか1コース1クラスに成った」
一「その時期くらいじゃない?零ちゃんが戻って来たのは!」
八期「そうだね」
希「ほら、八君、アーン!」
八期「ありがとう!」
杏「えっ?」
一「ああ、家ではよくやってることよ!気にしないで!」
二「いやいや気にするだろ!」
希「どう?」
八期「本当、モンブランってこんな大きく出来るんだ!それに下はタルトでカスタードクリームがあるし!」
杏「私も頂きます!」
パクっ!
杏「美味しい!」
八期「だよね?やっぱりこの細いクリームが1番美味しくて甘い!」
希「モンブランの売りはそこだからね!まあ、そもそも和訳すると栗って意味だけど!」
八期「そうなんだ!」
希「でもね、八君!」
八期「何?」
希「美味しいのは、モンブラン自体だけが美味しさがあるわけじゃないんだよ!」
八期「どういう事?」
希「誰かと一緒に食べること、好きな人物と食べると、食べ物ってより美味しさが増すの!」
八期「言われてみれば、気持ちが違うかな?」
希「普段、一緒に食べない人とシェアすることで、美味しさと楽しさが交ざってより美味しく感じるの!」
八期「そうだね」
杏「フフフ」
八期「どうしたの?」
杏「2人とも本当の姉弟みたい!まるで、大きなお姉さんから色々教えてもらう幼い弟!」
八期「これでも、7歳差だよ!」
楓花「いや、端から見たらそれにしか見えないわ!希ちゃん、うちの息子が本当にお世話に成って!」
希「いえいえ、私は好きでやってますから!」
楓花「いくら世話好きでも無理はしないでよ!」
希『世話好きじゃなく、八君が好きなんだけどな・・・』
全員「ハハハ!」
物陰
?『うー!羨ましい!』
希「あんな大きかったのに!」
八期「もう、4分の1!」
希「これを分けようか?3人で!」
八期「いいね!」
杏「良いんですか?」
希「3人で食べてたもん!」
出入口
八期「イヤー、美味しかった!」
杏「ご馳走さまです!」
希「なんの、なんの!これから2人はどうするの?」
杏「友達と待ち合わせしてて・・・」
八期「適当にブラブラしてる!」
希「そうなんだ、兎に角文化祭楽しみなよ!」
杏「希先輩ありがとうございました!」
八期「希お姉ちゃんありがとう!」
?「八期君!」
八期「えっ?」
八期の前に現れたのは?
- Re: ナンバーズ8 ( No.357 )
- 日時: 2023/09/27 20:14
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
355話・文化祭デート(2日目・未来ヒロイン)
愛海「八期君!」
八期「えっ?」
愛海「あっ、本当に八期君だった!」
八期「えっと、愛海ちゃん!」
愛海「何してたの?」
八期「希お姉ちゃんと杏ちゃんとモンブランタルト食べてた!」
愛海「そんなのあるんだ!すごいね!」
八期「僕も、モンブランは小さいのしか知らなかったから、まさかあんなに大きく作れるなんてビックリした」
愛海「だろうね!ホールだもんね」
八期「ホール?」
愛海「丸いケーキの事だよ!」
八期「ふーん、あっ、愛海ちゃん僕とどこか一緒に行かない?」
愛海「えっ?(どうしよう!デートのお誘いされちゃった!)」
八期「あっ、なんか用事合った?」
愛海「ええっと・・・、『この後青奈と回る約束してたんだけど・・・』」
八期「愛海ちゃんと接点無いから、グループの仲間だし、もっと知っておこうかなって思ったんだけど・・・」←純粋
愛海「『うー!そんなこと言われたら・・・』何もないよ!一緒に行こう!(青奈ごめん!ってか青奈もデートしてたしね!良いよね?ねっ?)」←普段は余裕だが恋愛絡むと押しが弱い(本命のみ)
八期「じゃあ、この後は愛海ちゃんと!」
愛海「うん、どこかエスコートしてくれるの?」
八期「行きたいところある?」
愛海「八期君が好きなところならどこでも!」
八期「愛海ちゃんの行きたいところ聞いてるんだけど・・・」
愛海「えっ?そうだな・・・、あっ!あのバンジージャンプやってみたいな!」
八期「僕は良い!」
愛海「えっ?楽しいよ!行こうよ!」
八期「怖いから良い!高いところ嫌い!落ちるのやだ!」
愛海「そう、じゃあ逆バンジーは?あっちは飛ぶよ!」
八期「無理!」
愛海「そうか・・・」
八期「愛海ちゃんは好きならやればやったら?」
愛海「えっ?やっぱり止めようかな?八期君は何でバンジー嫌い?」
八期「見てても恐怖にしか見えない!」
愛海「そうかな?私は楽しいと思うけど・・・、次はあれなんてどう?ロッククライミング!」
八期「だから、高いところ嫌い!」
愛海「なんでそんなに?」
八期「落ちるのが怖いから!」
愛海「な、成る程、そうか・・・、」
八期「嫌なものやらされるっていじめだと思う!」
愛海「ごめん、ごめん拗ねないで!あっ!映画なんてどう?映研と漫研が合同で作った映画!」
八期「映画嫌いなんだよな!」
愛海「どうして、まだ見てないのに・・・」
八期「パターンが同じ過ぎると言うか、怪奇現象起きたりとか?」
愛海「怪奇現象って?」
八期「入れ替わりとか、世界の危機に立ち向かうためになんか変わった能力手に入れたりとか、タイムスリップとか、危険な場所には入ったりとか、何からの状況で離れられない、体が小さくなるまたは幼児化する、勧善懲悪物なら無駄に戦闘長いとか・・・」
愛海「そうしないと面白くないじゃん!」
八期「展開が分かりやすいと言うか、キャラクターがアホに見えてくると言うか、恋愛はないのか?って話!」
愛海「三角関係?」
八期「もっと!」
愛海「某五つ子位の数?」
八期「いや、9人は欲しいね、いや11にん?いや、13人かな?」
愛海「そんなに女の子が出て欲しいの?」
八期「いや、ヒロインはそれくらい個性が分かれるから!」
愛海「そうなんだ」
八期「まあ、撮るにしても人件費掛かりそうだけど・・・」
愛海「絶対掛かるね莫大に!」
八期「それに1話完結って言うのもな!連続ドラマとか?」
愛海「それもっと掛かる!アニメとかは?」
八期「レギュラー放送の展開と大きく変わるから嫌い!怪奇現象確実!」
愛海「あっ!お化け屋敷!」
八期「高いところ行くくらいならお化け屋敷の方がマシだよ!」
愛海「イヤー、私お化け苦手だわ!ガチで・・・」
八期「僕は、まあ平気かな?1人は無理だけど!」
愛海「それ怖いって言わない?ねえ?止めない?」
八期「1人では絶対無理だから、行かない?」
愛海「私、マジでこう言うの苦手なの!」
八期「いや、男は強気な女の子よりも、怖がってくれる女の子の方が入りやすいから!」
愛海「入るの?」
八期「デートの定番としても人気だよね」
愛海「ううっ!ちゃんと守ってよ!」
八期「じゃあ、しがみついといて!」
愛海「そこは手を繋ごうじゃないの?」
八期「だって・・・」
愛海『まさか、私の当たる胸を堪能したいとか言うんじゃないでしょうね?』
八期「しがみついてくれた方が、『あっ!怖いんだ!』って、『こっちがしっかりしなきゃ!』って勇気もらえるし、手よりも腕に捕まっとけば、すぐには離れないでしょ!」
愛海『そうだった、この子に下心は無かったんだった!』
八期「大丈夫?嫌なら止める?」
愛海「行く行く!2人でなら大丈夫だよ!」
悠真「おっ、生徒会長じゃん!入るか?」
八期「うん!それにしても人少ないな!」
悠真「そうなんだよ!何でだろうな?」
流「今、格闘大会の決勝トーナメント始まったし、皆見に行ってるんじゃない?」
愛海『昨日の事件が問題なんだけどな!』
悠真「どれにする?3パターンあるんだよ!」
八期「お化けに年齢制限いる?」
悠真「マジで、映画とかで使われていて・・・」
八期「それお化け関係無いんじゃない?」
愛海「なんでも良いから怖くないところ!」
八期「いや、R15にしとくよ!怖すぎるのも嫌だし、怖さに欠けたら、来た意味ないし!」
愛海「それなら・・・」←諦めた
歩「それではどうぞ中へお進みください!」
ガチャン
八期「うわー、本当にここは教室か?」
愛海「気味悪いよ!」
バン!
愛海「キャアアア!」
八期「上からなんだよ!ビックリしたな!ああん?骸骨かよ!せめて、生首とか生足、生腕だろう!」
屋根裏
楓『うるさい人だな!』
千里「でも、これは参考にしましょう!」
午希「規制かかるよ!」
死体の振りをする生徒達
愛海「キャアアア!斧が!」
八期「おいおい、死んだ振りとか良いよ!首の無い胴体かバラバラ遺体で十分怖さ伝わるよ!」
春奈『それじゃ、殺人事件現場よ!』
八期「あっ!それだと殺人事件か!」
春奈『自己完結した』
愛海「暗いし、見えづらい!」
八期「この先は、いきなり出てきたりするんだよな?まあ、せいぜい横から『ばあ!』って出てきたり、上から逆さまに出てきたり、意表付いて床からとかもあるかも!まあ、扉とか壁の影、後ろから付いてくるってものあるよね!」
千里『全部言うな!出にくいだろ!』
八期「あっ!愛海ちゃん、ここ床変わるから、気を付けて!」
愛海「えっ?何で?」
八期「きっと床から『ばあ!』って出てくるよ!後、変な箱には気を付けて!」
愛海「分かった!」
恵子『この後どうやって驚かせば良いんだ?』
愛海「キャアアア!蜘蛛!」
八期「大丈夫!これはただの人形だよ!しかも無駄にデカイ!」
冥『無駄にデカくて悪かったわね!』
愛海「キャアアア!コウモリ!」
八期「大丈夫!剥製か絵かなんかだよ!」
寿美鈴『これだと恐怖感が薄れるんですが・・・』
愛海「キャアアア!ゴキブリ!」
八期「何でこんなところに居るんだよ!ちゃんと掃除しとけ!」
悠真『すみません!』
愛海「そろそろ出口かな?」
八期「いや、クライマックスに物凄くヤバい驚かし方があるに違いない!油断しないで!」
愛海「うん!」
出口
八期「あっ!」
愛海「出られた!」
八期「何も無いんかい!」
流「うるさい!」
八期「何?」
流「あんたがいちいちうるさくて、隣のお化けゾーンから、『うるさくて恐怖が薄れた』って苦情が何人も来てるのよ!」
八期「良いじゃん、怖くなくなったんだから!」
流「怖くなかったらお化け屋敷じゃないでしょ!」
愛海「イヤー、面白かった!」
流「そうですか?」
愛海「八期君と一緒だったから、恐怖が薄れてずっと彼のツッコミに集中して怖さどころじゃなかった!」
流「それお化け屋敷として意味ない!」
とあるテラス
愛海「私とのデートどうだった?」
八期「まあ、楽しかったかな?愛海ちゃんは?」
愛海「私も楽しかったよ!」
八期「それ、本気で言ってます?」
愛海「えっ?」
八期「僕は、自分が楽しいところに行きたい、そこで楽しみたいと言う気持ちがありますが、一緒に居る相手、今日だと愛海ちゃんが楽しんでる顔してないと楽しいと思えません!」
愛海「えっ?私、そんな顔してた?」
八期「ほっといても良かったんですよ!僕を置いて楽しんで良かったんですよ!」
愛海「何言ってるの?そんなこと・・・」
八期「そういう意味でなく、自分だけでも楽しめば良かったじゃないですか、バンジー・・・」
愛海「えっ?」
八期「確かに今日は楽しかったです!ですが、『自分だけ楽しんで相手は無視?』とお母さんに指摘されたことがありました!それ以降相手の気持ちを考えるように成りました!愛海ちゃんは自分のやりたいことを捨ててまで僕に付き合ってくれた!そんな楽しみ方だと、罪悪感しか残りません!」
愛海「八期君・・・、そっか!お腹空いてない?」
八期「えっ?」
愛海「もう夕方だし、奢るよ!」
八期「えっ?」
愛海「はい!」
八期「デカ!」
愛海「一緒に食べよう!」
八期「うん!」
愛海「はい!アーン!」
八期「アーン!」パクっ!
愛海「どう?」
八期「甘い、美味しい!」
愛海「うーん!最高!アーン!」
八期「アーン!」
愛海は自分→八期→自分→八期と食べさせながらパフェを堪能した。
愛海「ご馳走さま!」
八期「ご馳走さま!」
愛海「どうだった?」
八期「ありがとう、美味しかった!それで愛海ちゃんのやりたかった事は?」
愛海「もうやったよ!十分楽しんだ!」
八期「えっ?」
愛海「八期君と一緒にパフェを食べること!また一緒に良いかな?」
八期「勿論!良いよ!」
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