二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.441 )
日時: 2024/10/21 21:09
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

439話・ドキドキの修学旅行・・・⑤

2日目に島民の家にお邪魔
3日目に各班の島の体験会

秀喜「おい誰だよ?『島の散策にしよう!』って言ったのは?」

歩「秀喜だよ!」

秀喜「お前らも、『それで良い』って了承してたからな!」

一輝「まさか、それを選んでたのが僕らだけだったとは・・・」

八期「寂しいと言うか、場違いと言うか・・・」

歩「今頃、皆釣りとか、郷土料理作りの体験とかしてるんだろうな!」

八期「でも、釣りって当たり外れ大きいよね?」

一輝「八期は不器用な上、長い話苦手で遅れそうだから、郷土料理だと喧嘩に成ってたんじゃない?」

八期「そうかも!」

秀喜「じゃあこれにして正解じゃねーか!」

香「本当にね!」

八期「何で先生が引率?」

香「もしもの事を想定してね!あんたの担任出来るのは私しか居ないんだから!」

秀喜「それはそうかも!」

歩「先生、今何年目ですか?」

香「小5からだから5年目ね!」

八期「初めての旅行は最悪だったな!」

香「だから、悪かったって!」

歩「えっ?星田先生もやらかしたんですか?」

秀喜「ボートの班を直前でじゃんけんで決めて、八期は2回乗れると思ったら、手違いで乗れない生徒が出て、八期は本来後半のチームだったのに、強制的に下ろされたんだよ!」

一輝「先生もミスしてたんですね!」

香「あのね、人は失敗する生き物だから!」

歩「でも、何で残れたんですか?」

香「八期がその後行方不明になってね!零も探しに行って、私も一緒に罰として風呂掃除することに成ったわ!まあ、その風呂上がりに、1.5Lのジュース奢らされたけどね!」

八期「だって、あの自販機に飲みたいジュースありませんでしたし!」

とある公園

八期「よ~し、滑り台まで行くぞ!」

秀喜「めちゃくちゃはしゃいでるじゃねーか!」

一輝「僕もがんばる!」

八期「こんな感じかな?」

秀喜「相変わらずゆっくりだな!」←反対側からヒョイヒョイ

八期「落ちるの嫌だもん!」

歩「大した高さじゃないよ!」

八期「そうじゃなくて、落ちたらまた最初からやり直しじゃん!」

その後

香「それで、結局どうだった?」

八期「楽しかった!選んで正解だった!」

秀喜「あんだけ場違いだのなんだの文句言ってたくせに!」

一輝「僕も本当に楽しかった!」

香「それは本当に良かったわ!それにこの4人で班組んで良かったわね?」

八期「えっ?」

香「今回は八期、あんた物凄く良い笑顔よ!」

秀喜「最初のあれさへ無ければな!」

八期「本当に!」

香「それで、有まで巻き込まれてあわや無銭宿泊!」

歩「ダメでしょ!」

一輝「先生!何やってるのさ!」

香「ちゃんと私が厳しく叱っといたわ!『無料(ただ)より高いものは無い!』ってね!さあ、そろそろ時間だし、後はバスで駅に向かって帰るだけよ!言っておくけど、帰るまでが修学旅行何だから!」

八期「それってどういう意味ですか?」

秀喜「あれだろ?修学旅行終わって解散した後に事故や事件に巻き込まれてみろ!皆トラウマに成るわ!」

歩「全員が無事に自分の家まで帰って、家族に修学旅行の思い出を語るまでが修学旅行だよ!」

一輝「家族への土産話が1番の思い出だね!」

八期「そっか、事故に合ったら、何も話せないし、事件に巻き込まれたら、思い出がトラウマだね!」

香「まあ、この学年はトラウマがいくつあるやら?」

全員「ハハハ!」

八期「本当、トラウマの方が頭に残って碌な思い出か無いよ!」

秀喜「全部お前が巻き込まれた挙げ句仕返ししておかしくなった奴だからな!」

八期「そうだけどさ!本当に意味分からないもん!」

香「そんなこと言って、1人高級食材で鍋やってたのはどこの誰よ?」

八期「あの後皆で・・・」

香「一部だけよ!」

一輝「僕らは雑炊一杯だけだったよ!」

歩「お代わり出来る量でも無かったし!」

秀喜「お前、運悪いとか言ってるけど、優遇されてる方だからな!」

香「そうよ!自覚持って!」

八期「そんなこと言われましても・・・」

島民とのお別れ

理珠「島民の皆さん、2日間と言う短い間でしたがお世話に成りました!ありがとうございました!」

全員「ありがとうございました!」

香「さあ、後はバスに乗って新幹線に乗って帰るだけよ!ただし、油断はしないでね!最後の最後まで何があるか分からないから!」

全員「は~い!」

香「それでは改めて、島民の皆さん2日間ありがとうございました!」

全員「ありがとうございました!」

バス走行中

八姫「そっちはどうだった?」

零「イヤー、大物釣っちゃったよ!」

杏「夢ちゃんなんか、岸から落ちちゃって・・・」

芹「だから体操服なのね・・・」

夢「もうなんでこんな目に?」

杏「明ちゃんのお陰で助かったね!」

明「いや、テレビの情報だよ!」

八期・ボーッ

秀喜「何、ボーッと女子達を見てるんだよ!」

八期「わあ!」

一輝「まさか、気になる子とか居たり?」

八期・赤面

歩「図星のようだね!」

一輝「まさか、今会話してるメンバーの中とか?」

八期「・・・」

秀喜「正解のようだ」

歩「もしかして研究部か同好会のメンバーの誰か?」

八期「・・・」

秀喜「お前は隠したいのか教えたいのかどっちなんだよ!」

一輝「八姫さんとか?」

八期「八姫?う~ん・・・」

歩「じゃあ、学園のマドンナの芹とか?」

八期「それは無い!」

秀喜「そんな否定しなくても・・・、芹が聞いたら泣くぞ!」

八期「泣いて良いよ!」

秀喜「良いのかよ!?」

一輝「じゃあ、同じクラスの中とか?」

八期「・・・」

秀喜「少しは否定しろ!」

一輝「告白しないの?」

八期「まあ、出来たら・・・、やりたいけど・・・、怖い!」

一輝「それは振られるから?それとも同じグループだから振られた後が怖いから?」

八期「ただ、ただ緊張するだけ!それに『上手く行く筈無い』とは思ってるし・・・」

一輝「そうなんだ・・・」

歩「もう修学旅行も終盤なんだけどな・・・」

八期「秀喜が告白手伝ってくれるとか言ってたけど・・・」

秀喜「いや、1日目にチャンスやったぞ!何で言わなかった?」

八期「いつ?」

秀喜「王様ゲームで!何で最後にコクらなかったんだよ?」

八期「怖くて言えなかったよ!と言うかあそこで出来る?」

歩「つまり、あのメンバーの中に・・・」

一輝「八期の好きな人、本命が居るんだね?」

八期「まあ、そうなる・・・」

歩「同じクラスだから・・・」

一輝「岡田さん、夢原さん、完道さんの誰かか・・・」

秀喜「お前らはコイツが、誰の事好きだと思ってる?」

2人「えっ?!」

一輝「う~ん・・・」

歩「秀喜は知ってるの?」

秀喜「アイツだと俺はもう勘づいてる!」

歩「うちが思うに、零ちゃんじゃないかな?ずっと世話焼いてくれた子やし、助けてくれた恩もある筈だし・・・」

一輝「そう考えるなら、僕は夢原さんだと思う!」

歩「何で?」

一輝「だって、小学校1年生の時から気に掛けてくれて、助けもらって、協力してもらって、好きになら無い筈がないよ!」

歩「それはそうだけど、なんか男として情けなくない?」

一輝「それは岡田さんだとしてもだよ!」

秀喜「完道だとしてもだな!あんな完璧超人とコイツが結ばれたら、コイツただのヒモだぞ!」

八期「それは百も承知!」

秀喜「完道に脈ありかよ!」

一輝「ちゃんとこの人って決めてるんだよね?」

八期「うん、この人って言うのは自分の中では決めてる!ただ・・・」

一輝「ただ?」

八期「多分、嫌われてる」

一輝「なんでそう思うの?」

八期「自分を総合的に判断して!」

歩「自己評価が低いだけじゃない?」

八期「じゃあ、僕の魅力は?」

歩「あれ?出てこない!」

一輝「ごめん、僕も!」

八期「ほら!」

歩「そんなこといいから、告白含めて聞いてきなよ!」

秀喜「どうせお前の中では『当たって砕けろ』なんだろう?」

一輝「『聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥』とも言うよ!兎に角頑張れ!」

八期「分かった、この修学旅行の間に告白する!」

歩「だから修学旅行も終盤なんだってば!」

一輝「あとは新幹線で帰るだけなんだよ!」

香「よし、あとは新幹線で帰るだけね!
  行きは色々合ったけど、このまま行けば、初めて旅行中には何も事件が起こらなかったって事に成るわ!
  今回こそ何もなく終わるぞ!」

しかし、香の願いも虚しく、新幹線で予想外の最悪な事件が発生するなど、この時は誰も思っていなかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.442 )
日時: 2024/11/07 23:32
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

440話・ドキドキの修学旅行・・・⑥(8の告白)

八期「う~ん・・・」

秀喜「どうしたんだ?」

八期「切っ掛けが掴めない」

秀喜「告白は面と向かって言わないと思いは伝わらないぞ!」

八期「それは分かってるけど・・・、やっぱり物でも渡した方が良いかな?」

歩「物を渡すと言いやすいし、伝わりやすいよね」

一輝「ちなみに何渡すの?」

八期「このチョコレート!」

秀喜「バレンタインか!」

歩「ちなみに理由は?」

八期「パッケージに『女性に人気』って書いてあるから!それにこれ持ってきたお菓子の最後の1個!」

一輝「この時のために残しておきましたって感じだね・・・」

秀喜「ただ、騒ぎすぎて車両移動に制限が出来たぞ!」

八期「1番はただ、普通に渡すだけ渡したいんだけど・・・」

秀喜「告白はどこへ行った?」

歩「ちなみに失敗したら?」

八期「キッパリ諦める!むしろ、成功とか失敗とかどうでも良い!彼女の答えをはっきり聞きたい!」

一輝「つまり、その人の意志で答えて欲しいんだね?」

八期「多分、嫌われてると思ってるから、そもそも世の中上手く行くとも思ってないし、そう思わないと自分を制御出来ない!」

秀喜「まあ、世の中には相手に好かれようと、必死に抵抗する奴も居れば、ストーカーしたり、自分の物に出来ないと相手を殺してしまうバカも居るしな!」

歩「中には既婚者とか、二股掛けるバカも居るし!」

一輝「そのせいでコクハラなんてハラスメントも出来たくらいだし!」

秀喜「おいおい、日本の未来は大丈夫なのか?」

一方その頃

葉月「何だって?」

芹「どうしたのよ?」

葉月「理珠からの報告で、八期が今日誰かに告白するらしいわよ!」

八姫「何ですって?」

芹「それは本当なの?」

葉月「候補に上がってるのが、岡田零、完道明、夢原杏の3人だ!」

八姫「告白って、私との許嫁はどうするのよ?」

理珠「あなたの場合は親同士でなく、本人の意志の方が強いですよね?」

八姫「いや、そうだけどさ!」

葉月「じゃあいつでも解消出来るじゃない!」

八姫「嫌よ!」

一方その頃

友人「よう、一輝!」

一輝「ああ、友人!」

友人「何やってるんだ?」

秀喜「コイツ(八期)が告白するから作戦会議だよ!」

友人「えっ?八期お前、好きな奴居るのか?」

歩「いや、好きな人の1人や2人は居るでしょ!」

友人「それもそうか、それで誰が好きなんだよ?」

八期「教えない」

秀喜「岡田と完道と夢原の3人の中の誰かってことまでしか教えられない」

悠真「十分言ってるぞ!」

陽斗「告白ってどんな感じにするんだ?もう帰るだけだけど・・・」

八期「取り敢えず自分の気持ちだけを伝えられればそれだけで良いって思ってる」

陽斗「なんだよ?その後付き合ったりしないのか?」

八期「そう簡単に付き合えるなんて思ってないから!」

一輝「八期は自己評価が低いんだ」

悠真「低すぎだって!」

陽斗「俺だったら、何度振られても立ち向かうぞ!」

一輝「それはそれで迷惑だよ!」

歩「それ下手したらストーカー!」

雄樹「たしか、男女で車両分かれて、移動が制限されてるんだよな?」

八期「もう良いよ!修学旅行じゃなくて、帰ってからでも十分出来るし!」

陽斗「そう言う奴程、後回しにして結局言えずに終わってしまって後悔するんだよな!」

悠真「陽斗に賛同するわけではないが、やっぱり何事もやらなくて後悔するくらいならやって後悔した方がマシだよな!あっ!ギャンブルとかは除くけど・・・」

秀喜「あれは、まずやるなって話だよ!」

八期「ちょっとトイレ行こうかな・・・」

秀喜「逃げたな!」

悠真「逃げたね!」

歩「って言いつつも、あっちは本命の女子が居るかもしれない方の車両だよ!告白したい気持ちも、チョコレートを渡したい気持ちも強いんだろうね」

陽斗「まあ、告白ってってのは誰であっても緊張するだろうし、緊張しない奴が居るなら見てみたいぜ!」

連結通路

八期「ハー・・・『告白はしたい、自分の想いは伝えたい!でも、多分嫌われてる・・・、でも好きって気持ちだけは伝えたい!それだけ伝えられれば満足!でも・・・、今は通れないんだよな・・・』
   ハー・・・」

スー!

陽斗「何を落ち込んでるんだ?」

八期「別に落ち込んでは・・・」

陽斗「それで誰が好きなんだよ?」

八期「絶対言わない!」

陽斗「俺が呼んでやるから!」

八期「良いって、ってかどうやって?」

陽斗「俺の彼女にメールする!」

八期「呼ばなくていいから!」

スー!

陽斗「なんだよ!でも田中の頼みだし、田中も八期の告白を手伝うって言ってたしな!俺も一肌抜くぞ!『ロン!ちょっと呼んできて欲しい人が居てさあ・・・』」

女子の居る車両

ロン「あっ!陽斗からだ!何々?ええっ?私が呼んでこいって?他の誰かに頼むか・・・」

数分後

流「岡田さん!」

零「あっ、氏家さん!どうしたの?」

流「実は・・・、ちょっと・・・」

零「すぐに行かなきゃいけない事情?」

流「そうなのよ!今すぐにお願い!」

燕「夢原さん!」

杏「はい、何かな?」

燕「あなたを呼んでる人が居るわ!」

夢「誰なの?」

燕「私もよく分からないの、行ける人又は近くの席の人がって、メールが回ってきて・・・」

杏「分かった、すぐ行くよ!」

夢「待って杏!私も一緒に行く!」

春奈「完道さん!」

明「あっ、はい!何?」

春奈「なんか、あなたを呼んでる人が居るらしいわ!」

明「マジで?行くよ!」

一方
陽斗「おい!八期!」

八期「何?」

陽斗「告白のセッティングが出来たからこっち来い!」

八期「ええっ!待ってよ!ちょっとここでは・・・」

陽斗「もう相手呼んでるんだよ!」

八期「でも・・・」

陽斗「兎に角行くぞ!」

八期「ああ!」

連結通路
八期『いや、ちょっと待ってて!めちゃくちゃ緊張する!言う言葉は・・・、ああ、なんでこんなことに・・・、怖いよ!』

陽斗「連れてきたぞ!」

八期「えっ?あっ、あっ、あっ・・・」

歩「ほらチャンスだよ!」

悠真「告白なんて当たって砕けろだ!」

莉桜「私、人の告白なんて初めて見た!」

流「いや、人の告白を見守るって皆悪趣味ね!」

小「と言いつつもちゃっかり付いてきてるやん!」

八期「ううっ・・・」

?「私に何の用かな?」

八期「ええっと、多分あなたは僕の事を好きとは思ってないかもしれませんが・・・
   僕は小学校の時から・・・、
   あなたの事が好きでした!」

全員「オオッ!」

陽斗「ヒューヒュー」

莉桜「男らしい!」

楓「修学旅行恒例の告白タイムだ!」

八期「付き合うかどうかまでは聞きません!あなたの気持ちが知りたいだけです!
   あなたは僕の事をどう思ってますか?」










































































































































八期「夢原さん?」

杏「えっ?」

八期「僕は小学校1年生の時からあなたの事が好きでした!」

杏「それって、ファンとか?」

八期「いいえ、1人の女の子として!恋人に成りたいと言う気持ちで!」

杏「えっ?えっ!ええっ!!?」

八期「僕はあなたの気持ちが知りたいだけです!僕の事が好きなのか?それとも嫌いなのか?はっきり言って下さい!好きなら付き合って欲しいですし、嫌いなら、キッパリ諦めます!」

夢「キッパリ諦めたらどうなの?」

陽斗「おいおい、部外者は引っ込んでろ!」

歩「口出し厳禁だよ!」

八期「出来れば、僕の気持ちと一緒にこれも・・・」←チョコレートを渡す

友人「おおっ!」

恵花「ヒューヒュー!」

恵子「やるやる!」

杏「ええっと・・・」

八期「大丈夫です、どちらの答えでも受け止めます!」

杏「ごめんなさい!」

夢「だよね、そうだよね杏!ほら、さっさと立ち去りなさい!自分の席戻って!」

八期「うん、勿論!僕はあなたに気持ちを伝えたかっただけです!振られる覚悟で居たので、キッパリ諦められます!」

莉桜「これは仕方無いか!」

悠真「世の中そう上手く行く筈無いよな!」

スー

秀喜「告白出来たか?」

八期「うん、当たって砕けてきたよ!」

秀喜「よく頑張った!」

男子達「ヒューヒュー!」

八期「振られたんですが?」

陽斗「告白は成功と言うことで!」

八期「成功と言えるのかな?」

香『えっ?どういうこと?』

Re: ナンバーズ8 ( No.443 )
日時: 2024/11/08 22:36
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

441話・ドキドキの修学旅行・・・⑦(その後)

香「八期!」

八期「はい?」

香「ちょっと、通路の方に行って貰っても良い?」

八期「えっ?何ですか?」

香「ちょっと、聞きたいことがあるの!」

八期「はい・・・」

通路

香「八期・・・」

八期「はい・・・」

香「なんで告白なんてしたの?」

八期「えっ?」

香「なんで今なの?」

八期「それは・・・、えっ?」

香「なんで、修学旅行の帰りの新幹線で告白したの?」

八期「そ、それは・・・、もうここしか言うタイミング無かったと言うか、このチャンスを逃せば、もう言うことなんか無いと思って・・・」

香「本当にそれだけ?」

八期「気持ちをはっきりさせたかった!」

香「えっ?」

八期「夢原さんが、僕の事を好きか、嫌いかをはっきりさせたかったうえで、自分は『あなたの事が好きです』って気持ちだけを伝えたかった・・・」

香「修学旅行で告白は皆の憧れで学園ドラマや漫画でも、一幕として描かれる、私の同級生にも修学旅行で告白した子は居た!」

八期「じゃあなんで?」

香「あんたは時と場所を間違えてるの!」

八期「えっ?どういう意味ですか?」

香「あんたからしたら人生初告白だし、強く言ったって何の事か分からない!先生達も修学旅行で告白する人は何人か聞いたことはあるから強くは言えない!
  でも、愛の告白ってのはね、誰も居ない静かな場所で行うものなのよ!」

八期「えっ?」

香「そりゃ、あんたの性格からしたら『当たって砕けろ』で振られたらそれで終わりと踏ん切り付けれるけど、世の中にはそうでない人も居る!
  まず、あんな沢山の人の前で告白なんて、公開告白だなんて!しかも『修学旅行終わって楽しかったね』って話してる最中よ!
  そんな時に告白なんて、全ての思い出が最後のこれに成るじゃない!逆の立場に成ってみなさい!複雑な気持ちに成るわ!」

八期・ポロポロポロポロ・・・

香「告白をしてはいけないと言う法律は無い!
  でも、時と場所を考えてないのは目に余る!それに話を聞いたけど、周りにセッティングして貰ったのよね?」

八期「はい、正直嫌でした・・・、怖かった、でも本人が来たら・・・」・ううっ・・・

香「告白しないともうこんなチャンスは無いって思ったのね?」

一方その頃(反対側)

栞「このアホンダラ!」

生徒達「ヒー!」

陽斗「いや、俺らは告白のセッティングを頼まれて・・・」

悠真「そうですよ!告白してはいけない法律がどこにあるんですか?」

秀喜「そうだ!そうだ!コクハラとか言ってたら、日本の未来なんかこの先真っ暗だぜ!」

パチン!パチン!パチン!

陽斗「えっ?」

悠真「はっ?」

秀喜「何するんだよ!」

栞「黙れ!」

秀喜「ふざけんなよ!」

歩「田中!抑えて!抑えて!」

秀喜「告白の何がいけねえんだよ!」

陽斗「そうだ!そうだ!修学旅行で告白する奴なんてそこら辺に沢山居るじゃねーか!」

一輝「それに八期は一方的に自分の物にしようなんて思ってもいませんでしたし!」

栞「そんなの関係無いわ!」

一輝「いや、待って下さい!何でですか?」

秀喜「コイツ、頭おかしいんじゃないのか?」

栞「何ですって?」

ガラガラ・・・

香「コラー!新幹線の中で暴れるな!窓ガラス割れたらどうしてくれるのよ?」

秀喜「だって・・・」

一輝「栞先生がおかしな事ばっか言って・・・」

栞「あんたらのせいで、楽しい修学旅行の思い出が台無しじゃない!」

香「私が言うのもなんだけど、栞ちゃん、頭ごなしに言っても、今回の事は理解不能よ!」

栞「何でよ?」

香「修学旅行で告白なんて、本当に誰か1人か2人やってるかもしれないし、そもそも告白すること事態は間違ってないの!答えを聞いた後の行動次第になるけど・・・」

栞「でも・・・」

香「田中、あんたは八期のキューピットに成ってたのね?」

秀喜「まあ・・・」

香「それで、石井君や石田君も手伝った!それで合ってるわね?」

悠真「はい・・・」

陽斗「見れば分かったと言うか・・・」

香「八期も言ってたわ『告白して自分の事が好きかどうかをはっきりさせたかった』ってね!
  でも、今は修学旅行の帰りの新幹線!
  皆『楽しかったね』とか、『ここが面白かった』などと楽しい話をして黄昏てる人も居れば疲れて寝てる人も居る。お土産と土産話をどう家族に話すかどうかを考えてる人も居る!」

一輝「そうですね・・・」

香「そんな旅行の思い出に黄昏てる時に告白されてみなさいよ!全ての思い出が最後の告白で消し去るのよ!」

陽斗「告白だよ!されて嬉しいじゃん!そりゃ相手によるかもしれないけどさあ!」

ロン「いや、私は嫌だね!」

陽斗「ロン!」

流「たしか、皆集まって公開告白状態だったわよね?」

栞「牧野姉妹に小宮さんに田中莉桜さん!あなた達も同罪よ!一緒に成って茶化して・・・」

春奈「だって、修学旅行の告白はラブコメの定番じゃないですか!」

恵花「それに僕らも告白する場面なんてなかなか見ないから・・・」

流「普通は見ないわよ!」

香「夢原さんは、逆に凄いわね・・・、八期もだけど!」

一輝「どこがですか?」

香「あんな公開告白状態、周りからのプレッシャーに、聞こえない筈の『受けろ』と言う声に反してあそこでお断りを受けられるメンタル!
  そして、それを受け入れて次の恋を目指そうとする八期!」

栞「八期君も褒めるんですか?」

香「そりゃ、やってることは間違ってるわ!
  でも、潔さは褒めてあげないと!
  もし、あの子が鬱陶しいくらいのナルシストだったら、もっと酷いことに成ってた筈だから!」

栞「そうですか・・・」

一輝「周りからのプレッシャーか・・・」

香「公開告白って気の弱い子にとっては怖いものよ!周りからの圧も掛かってくるし、断れない状況に立ってるし・・・」

歩「よくよく考えたら、ヤバい光景だったね・・・」

莉桜「あたしらも騒ぎ過ぎたかも・・・」

香「それが八期に強制的に告白に追い込んだ結果、夢原さんの思い出は今、八期からの告白が大きく残ってるわ!そりゃ好きな人ならともかく、振る相手だと・・・、ねえ・・・?」

秀喜「それで八期は?」

香「椅子でうずくまって泣いてるわ!理珠が慰めてるけど失恋のショック以上にこの浅はかな行動についてね!」

秀喜「でも・・・」

香「告白は勿論人の自由よ!縛る理由は無い!でも、皆に注意して欲しいのは、修学旅行で思い出に浸ってる所に水を指すなって言いたいの!皆も、修学旅行の思い出に浸ってる所で、悪口や嫌味言われたり、泥棒されたら嫌でしょ?」

歩「それは分かりますが・・・」

香「相手によるも、もしかしたら差別発言かもね?」

一輝「えっ?」

香「こんな風に言ったら、両思いなら良いになっちゃうし、振られた八期が傷付くでしょ!」

一輝「確かに・・・」

香「今後、修学旅行中の告白は禁止よ!」

全員「ええっ!!?」

香「返事は、はい!」

全員「は~い」

一方
零『えっ?どういうこと?八君が告白?!しかも相手は杏ちゃん?!』

数十分前

流「岡田さん?泉ちゃんが・・・」

零「泉が?どうかしたの?」

流「兎に角、トイレに!」

零「分かった?」

トイレ
零「泉!大丈夫?」

泉「零お姉ちゃ・・・」ゲボー

零「気持ち悪いの?」

泉「ううっ・・・」

零「何も言わなくて良いから!星田先生!」

香「はい、って泉!大丈夫?」

泉「ううっ・・・」ゲボー

香「私の膝で横に成りなさい、誰か!毛布代わりのタオルとか無い?出来ればバスタオルが良いんだけど・・・」

回想終わり

零『私が妹の看病してる間にこんなことが起こってたなんて!』

明「えっ?何々?何があったの?私が席を外してる間に?」

数十分前

赤音「明さん!」

明「ああ、あかねっち!どうしたの?」

ミカ「折角なんであなたと遊びたくて!」

明「何して遊ぶ?」

桃夏「たしか明さんは駄洒落が好きなんですよね?」

明「じゃあ、駄洒落大会やっていこう!アッキーの秋!なんつって!」

回想終わり

明「駄洒落を言い合って、なんか八期が先生に呼ばれてたから付いていったら・・・」

通路
香「ほら、八期!」

八期「身勝手に告白してごめんなさい」

香「私からも謝るわ!まさかこんなことに成るなんて思っても無かったもの・・・」

杏「いえ、私は気にしてません!」

香「帰って何かあったらいつでも相談してね!」

杏「はい、ありがとうございます!あと良いですか?」

香「何?何でも言って!」

杏「八期君、『ごめんなさい』って言ったけど、君の事が嫌いなわけではないよ!思いに答えられないだけだから!だから、今まで通りの関係でお願いします!」

香「ありがとうね!八期、分かった」

八期「はい」

『レインボーヒロインズ』に続く

Re: ナンバーズ8 ( No.444 )
日時: 2024/11/19 09:56
名前: いくちゃん (ID: TKLsfDAG)

放送室
零「ええっ、これよりスリーシスターズ学園文化祭を開催致しますが、何度も言いますが皆さん!
決して、人の嫌がることや人の邪魔をしてはいけません!去年のような惨劇がまた起これば、文化祭は廃止となりますので、その事を肝に銘じて、楽しむことだけを考えて行って下さい!それでは生徒会長!開催の宣言をお願いします!」

薺「今年もやるんですか?」

零「去年八君やってたじゃん!生徒会長が開会宣言して!」

薺「分かりました・・・、それではスリーシスターズ学園文化祭2039!
いざ開幕!」

ポチっ!

パン!パン!パン!パン!←大きなクラッカーによる演出

全員「イェーイ!」

理事長「皆さん、今年こそは怪我だけでなく、矯正学校に飛ばされることもない文化祭にしてください!」

全員「ハーイ!(笑えない冗談)」

442話・文化祭開幕

体育館

流「なんでこんな格好しなきゃ成らないのよ!」

八期「文句言うなら来るなよ!」

小「なんで、部活動の出店でメイド喫茶なん?」

八期「『イレブンヒロインズ』が居た時からずっと続いてるんだよ!」

八姫「もうこの店は恒例企画って感じよね?人気も全く衰えないし・・・」

零「男子だけでなく、女子生徒からも要望強かったんだから!」

3D生徒達「マジで?!」

林檎「それは勿論・・・」

桃子「この人達のメイド衣装姿を見れると聞いたら・・・」

蜜柑「失くして欲しくないよね!」

杏「恥ずかしいけど・・・」

愛「もう慣れたかな!」

恵梨香「なんで裏切り者まで?」

明「私もここでライブするんだよ!」

愛「Right&Nightは別ステージだけど、トリプルエースとして明さんもここでライブするの!」

和「もう、トリプルエースのせいで、私達もここでライブする事に成ったんですよ!」

杏「それの何がいけないの?」

奈々「お二人がここでやるって言うから・・・」

夢「同好会のステージここだけなんだよ!」

香「その代わりに人数の多い研究部の何人かは別のステージの筈よ!」

八期「確か、葉月、秀喜、歩、渚、ヘンゼル、まっちゃん、理珠、恵、結ちゃん、朝、亜利紗の11人かな?」

零「十分分けられてるわ!」

八期「それに、お前らの劇もここでやるんだろ?」

一輝「そうだね、しかも三部作!」

楓「現実とはいえ本当に合ったと感じると怖いわね!」

悠馬「鶴の恩返しを2日目、ヘンゼルとグレーテルが3日目、小人の靴が4日目、間はいくつかはしょってる!」

友人「そうでないと短い時間で収まらないからな!」

明「前後にライブがあると、まるでオープニングテーマとエンディングテーマだね!」

江子「そうですね!」

夢「別な感じで盛り上がるね!」

モナ「タク、なんで僕までこんな格好を!」

全員「可愛い!」

モナ「そんなジロジロ見るなよ!」

八期「冗談抜きで可愛い!」

明「まあ、モナっちが中1だからってのもあるけど・・・」

杏「わあ、私こんな妹欲しかった!」

モナ「止めろ!着替えるぞ!」

愛「ええっ、モナちゃん可愛くて似合ってるのに・・・」

モナ「そんなにかい?」

愛「うん、私もモナちゃんを妹にしたい!」

モナ「愛が・・・、そこまで言うなら・・・」

全員「チョロい!」

陽斗「しかし、俺らは執事か!」

一輝「良かった、メイドにされなくて!」

八期「やらせるかよ!」

零「女装男子は嫌いだもんね!」

部子「ウー!なんで私がこんな姿を?」

朝子「皆同じ何だから文句言うな!」

心乃枝「愛ちゃんメッチャ似合ってるな!」

愛「お世辞とか良いですよ!」

有「いいえ、凄く似合ってますよ!こんなメイドさんに仕えてもらいたいな!」

歩「ええっ、何でよ?」

寿美鈴「それより、今年もミスコンは無しですか?」

奈々「先回りされたと言うか、任期終える前に
   『以下の項目を解決しない限り2度と行わない出し物リスト』と言うものを作ってました!」

部子「ミスコンの何がダメなんですか?」

八期「友達贔屓があるから意味ない!」

部子「それでも、投票に影響は?」

八期「0と1じゃ違うんだよ!」

燕「それより、このメンバー表?はどういう事ですか?」

楓「私メインだ!」

午希「私が準!」

ロン「私サブだ!」

流「私が影ってどういう事?」

八期「有に教えてもらって・・・、カップリングだなあって思って!」

流「どういう事よ?」

八期「漫画の恋愛と言うかラブコメには2パターン合って、
   1人の主人公を複数人で狙うハーレム、
   メインの他に他数の恋愛物語があるカップリングの2つあるんだ!」

有「へー!そうなんだ!」

八期「ハーレムのヒロインを正ヒロイン、カップリングではメインヒロインって言うよ!」

陽斗「違いは何だ?」

八期「馴れ初めが違う!正ヒロインの出会いは最悪だけど、メインヒロインの出会いは利害一致パターンが多い!
   だから、主人公とメインヒロインは喧嘩は少ないと言うか夫婦漫才!正ヒロインだと喧嘩が日常茶飯事」

陽斗「へー、面白いなあ!」

八期「準主人公はイケメンか喧嘩早い傾向が高いよ!特に主人公をライバル視したりとか、対等に置いたりとか!」

全員「マジで?」

午希「あっ!でも犬太君ってそんな感じ!」

八期「準ヒロインだと、大人しめな傾向が高いかな!」

全員「へー!」

八期「サブ主人公は憎めない存在!」

ロン「どういう事?」

八期「中身が子供っぽくて、悪ガキみたいにふざけたり、ナルシストだったりするけど、年下にモテる傾向がある。」

全員「ああ~・・・」

陽斗「何納得してるんだよ!」

八期「サブヒロインの場合は気が強いかな!」

全員「ああ~・・・」

ロン「なんで納得してるのよ!」

八期「影主人公はメイン主人公に1番近い常識人!見た目も中身もイケメンで紳士!」

流「そうよね」

小「なんで流が喜んでるのよ?」

八期「影ヒロインはメインヒロインと仲が良く、同じく夫婦とからかわれ易いね!」

全員「ああ・・・」

流「なんで納得するのよ!」

八期「他にも、悪ガキ仲間の悪主人公、悪ヒロインとか、付き合ってるように見えて、そうでない噂とか、
全員の見てないところで実は付き合ってる隠れとモブ・・・」

千桜「私達のは何だよ?」

八期「ハーレムの方のヒロインです!」

部子「しかもこのカッコの中は?」

八期「ヒロインの特徴!正ヒロインはツンデレ!」

朝子「誰がよ!別に私はコイツの事なんか好きでも何でもないんだから!」

全員『お手本のようなツンデレ』

江子「この『二股上等』とは?」

八期「助太刀ヒロインは自分を過小評価するから、『2番でも良いよ』って人が多い!」

小「まあ、そう言う気持ちはあるけど・・・」

全員『合ってた!』

冷子「『王子様に憧れている』は?」

八期「分析ヒロインは好きな人を王子に例える」

歩「有君は私にとって王子様なんだよ!」

全員『合ってる』

心乃枝「じゃあ、この『流行に疎い』は?」

八期「謎ヒロインは孤児か箱入り娘しか居ないから、ファッションとか今時の流行に疎い!」

愛『ううっ、事実だから何も言い返せない!』

心乃枝「愛ちゃん、ずっと同じ服着てない?」

愛「制服で十分です!」

全員『おいおい・・・』

春奈「人気は『優しい』、昇格は『妄想少女』か!」

八期「まあ、優しいから人気者なんだよ!」

刹那「そうだよね!江子優しいし!」

春奈「刹那も妄想するしね!」

刹那「春奈!止めてよ!」

冥「私がからかい上手のお姉さん?」

八期「幼馴染みってそう言うもんだよ!」

部子「何ですか!『誘惑する変態』って!」

朝子「事実じゃない!」

凛『何かの都合で惚れた!事実ですが・・・』

永春「『脳筋』ってそのままアル!」

千桜「『認めない』又は『からかってくる』やってねえわ!」

ルン『最初は嫌ってたり、悪口言ったり・・・、やったけど・・・』

舞桜『好きな人のためなら何円でも出す!?確かにそうですが・・・』

八期「ハーレムもカップリングにもちゃんと個性があるんだよ!だから僕はハーレムが好き!」

全員「そんな理由?!」

Re: ナンバーズ8 ( No.445 )
日時: 2024/11/26 20:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

443話・8!愛好会へ偵察

アムッ!

モナ「ねえ、もっと大きいの無いの?」

八姫「モナ!あんた食い過ぎよ!何個食べたら気が済むのよ!」

モナ「ハンバーガーなら100個合っても足りないかな?」

芹「体壊しても知らないわよ!」

奈々「そもそもどんな食生活をしてるんですか?」

エル「私が居なかったらヤバかったよ!」

八期「どんな食生活だったんだよ?」

エル「近くのハンバーガーショップを日替わりで食べ歩いてた!お昼はコンビニのハンバーガーを買って食べてた!」

子「毎日ハンバーガーだけの生活なんて・・・」

愛海「体大丈夫?」

モナ「大丈夫、大丈夫!ちゃんと野菜もあるし、それに何も起きてないうえ、運動だってやってるしね!」

明「いやいや、夜更かしもしてたよね?」

杏「中学生でその生活は体に毒だよ!」

モナ「僕は高校1年生だぞ!」

愛「だから体は中学1年生なんだよ!」

エル「この前の休みに部屋見に行ったら・・・」

紫「何があったの?」

エル「ハンバーガーの包み紙とジュースが入ってたカップの山だった!」

全員「ごみ屋敷か!」

杏「モナちゃん自炊出来てないんじゃない?」

明「野菜を洗濯機で洗おうとしてたからね」

モナ「別に、僕は頭良いし、将来の道だって約束されてるなら今の生活でも問題ないよ!」

芹「問題しかないわよ!」

希「そうよ!そんな生活してたら将来云々の前にあなた自身が天国よ!」

エル「だから、私が世話をすることに・・・」

モナ「いらないって言ってるのに・・・、エルのご飯は美味しいけど・・・」

愛「皆、モナちゃんの身体が心配なんだよ!」

モナ「愛がそこまで言うなら・・・」

明「アイアイの言うことは聞くんだよな・・・」

朝子「それにしても・・・」

千桜「客はまばらだな!」

八期「あの2人は人気だけど・・・」

男子A「グレーテルちゃん!」

グレーテル「コラ撮るな!」

ヘンゼル「おい!誰の許可を得て俺の愛しの妹を?!」

男子A「ヒエエ!」

愛(桜咲)←無愛想

男子B「愛ちゃんこっち向いて!」

男子C「その冷酷な瞳を俺達に・・・」

心乃枝「メイド喫茶ってあんな感じやったっけ?」

流「変なお客しか来てないじゃない!」

八期「大丈夫!セクハラや痴漢行為は一発レベル9だから!」

零「痴漢冤罪も悪質な場合は一発レベル9よ!間違ったのに謝らなかった場合は5だけど・・・」

奈々「そもそも疎ら過ぎます!去年はもっと居ましたよ!」

冷子「去年のあれじゃない?『音痴』って文句言ったら矯正学校だからビビって・・・」

希「八君の歌声は音痴じゃないよ!」

愛「そうです!お義兄ちゃんの歌声は綺麗です!」

明「音楽の先生からの評価も良いもんね?」

杏「私達も八期君のライブ楽しみにしてるし!」

八期「皆、ありがとう」

シュッ!

渚(長野)「向こうの愛好会の方もカフェをやってたでござる!」

永春「なんか、高級食材を安値で提供してたアル!」

芹「何それ?」

奈々「そんなこと出来るんですか?」

明「ここの学校のルールは美麗には無効だからね、いつもやりたい放題だよ!」

香「八期!」

八期「何ですか?」

香「あんたライブは3日目でしょ?」

八期「そうですが・・・」

香「楽しむついでに、愛好会の偵察行ってきたらどうなの?」

八期「なんで僕が?」

香「百聞は一見に如かず!100人に聞くより、自分の目で確かめてみなさい!あんた嫌な相手は関わろうともしないでしょ?」

杏「私達も一緒に行くよ!」

明「メモは私達でやるから!」

愛「モナちゃんも行かない?」

モナ「愛が行くなら・・・」

愛好会のメイド喫茶

八期「この第2体育館で営業してるんだな」

杏「大分並んでるね!」

八期「正直、どこのカフェテラスだよ!」

愛「私もその漫画好き!」

杏「愛ちゃんも読んでるんだ!」

明「実はさあ制服がヤバいんだよ!」

八期「どういう事?」

明「見れば分かるけど、あたしはそれを見て、『トリプルエース』でやることあるって断った!」

赤音「ハ~イ!いらっしゃいませ!ただいま60分待ちです!」

八期「バカじゃねーの!」

赤音「誰ですか?この私をバカと言ったのは?」

八期「よくそんなの着れたな!」

愛「着れる勇気を尊敬するよ・・・、愛ちゃんボード『セクシー』」

青香「お帰りなさいませご主人様!『衣装も台詞も恥ずかしいよ』」

八期「帰りたい」

明「偵察どうするのさ?」

藍香「そちらの5名様お席の方へご案内します!」

八期「えっ?待って!まだ、沢山並んでるじゃん!」

水美「いえ、ご予約が入ってた為、予約席にご案内します!」

5人「?」

席に通され

美麗「よく来てくれたわね!」

八期「あくまでも偵察だ!」

美麗「あなたが直接来るのは初めてじゃないかしら?まあ、ライブだけでなくカフェの売上げでも勝つわよ!」

愛「やってることは、うちと同じだけど・・・」

杏「メニューを見たら、ビックリ!こんな高級食材をなんで安く?」

モナ「多分、スポンサー提供されてるんだろ!ビュッフェバイキングの時も同じことやってたし!」

明「本当、美麗って金遣いが荒いんだよ!」

美麗「これでも世の為、人の為よ!
   『より余りたるものは、より足らないものに与えよ!』皆だって高級食材を安値で食べたいって思ってるじゃない!」

八期「物による!」

杏「と言うか、制服の布面積狭くない?」

美麗「こうすれば、お客が沢山来るじゃない!世の中インパクトなのよ!」

愛「やってる方は溜まったもんじゃないよ!」

モナ「まさか、あれ着せられたり?」

八期「恥ずかしくて見てられるか!そも衣装は女子達に任せてるし・・・」

モナ「なんでだ?」

明「見た目の判断が苦手だから!」

八期「兎に角、見た目でなく着心地重視にしてる!見た目の華やかさはその後!」

杏「周りの目とか気になるもんね!」

愛「流石お義兄ちゃん!」

モナ「そう言えば、メイドに個性付けてるそうだけど・・・」

杏「青香ちゃん?」

青香「べ、べ、別にあなたのために持ってきた・・・
訳じゃ無いんだから!」

ゴン!

八期「おい!水掛かったぞ!」

青香「掛けたくて掛けたんじゃないんだから!」←逃げた

八期「オーイ!」

明「八期、どうどう!」

杏「青香ちゃんはやらされてるんだよ!」

モナ「これはメイド喫茶と言うより『世界一接客マナーの悪い店』だね!」

八期「なんでこれで人気なんだ?」

男子D「もっと掛けて!」

男子E「今度は俺に!」

明「ああいうドMがいるからじゃない?」

モナ「嫌な奴らだな」

赤音「お呼びですか?」

八期「あれ何?」

赤音「あの方が宜しかったですか?まあ、私は2番でも3番でも構いませんが・・・」

八期「ん?」

愛「助太刀ヒロイン?」

明「多分、赤音の担当はそれだ!青香は正ヒロインなんだろうね」

八期「それで、メニューだけど、鉄板焼屋の娘としてこの値段は?」

明「おかしいね!普通これだと採算取れないよ!」

黄花「王子様!こっち向いて!」

八期「はい?」

黄花「私をた・べ・て!」

八期「食べられるか!」

杏「そうだよ!無理だよ!」

愛「殺人犯に成っちゃうよ!」

明『純粋ピュアトリオ・・・』

桃夏「ねえ、スクフェスって知ってる?」

八期「ああ、知ってるよ!」

桃夏「私知らないんだ、箱入り娘だったから!」

全員『嘘付け!』

ミカ「ハ~イ、私に勝てたらおまけをあげるよ!ジャンケンポン!」

子供A「負けた!」

ミカ「もう1回やろうか!」

子供A「いいの?」

ミカ「お姉さんはグーを出すね!ジャンケンポン!」

子供A「勝った!」

八期『優しいの意味が違う!』

藍香「ドール、私はどうすればいい?何々?それをこっちへ持っていくのか?分かった!」

八期『中二病と妄想は別だから!』

紫子「あなたどこ見てるのよ!」

八期「何も見てないって!」

紫子「嘘よ!今、私の胸ガン見してたでしょ?!」

八期「見てないって!『ただの自意識過剰の女じゃねーか!』」

水美「ほらほら、私の身体どう?セクシー?」

全員『?』

水美「・・・、なんか言いなさいよ!私がバカみたいじゃない!」赤面

八期「バカなんだろうな・・・」

モナ「やりたくないならやらなきゃいいのに!」

愛「愛ちゃんボード『ホントそれ!』」

白奈「私、あなたの事好きに成ったみたい!」

八期「嘘コクだろ?」

白奈「空気読んで下さいよ!」

八期「ヤダ!」

戻ってきて

八期「ただいま!」

香「どうだった?」

八期「ただ僕らのやり方を真似したパチもんで、二度と行きたくない!しかも、完全にやらせてる感が強かった!」

愛「ここに居る人達は?」

八期「全員素の性格だから!上手いんじゃなくて、個性なんだ!つまり、普段からこんな性格なんだよ!」

朝子「嬉しくないわよ!」

モナ「ただ、向こうも変な客ばっかだったよ!」

明「それに、提供してる料理も高いものばかりかつ、売ったとしても儲けはそんなにでないね!売れば売るほど赤字よ!」

零「つまり・・・」

杏「付け入る隙はある!明日から反撃だね!」

流「それが出来たら良いんだけどね!」

出店の続きは『少年教師有』で!


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