二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.333 )
- 日時: 2023/06/18 10:50
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
331話・絶対命令避難訓練(後編)
1年Dクラス
男子A「おいおい、もう1時間も経つぞ!」
男子B「これが本当の火事なら俺ら死んでるぞ!」
女子A「尾形さん、教室出られないの?」
留「生徒会長絶対命令なんだから!生徒会長の指示が出るまで私達は一切動けません!」
男子C「その生徒会長が来ないんならさっさと出ようぜ!でないと本当の火事なら俺ら終わってるんだから!」
留「勝手に出ていって、生徒会長に怒られて、矯正学校に飛ばされるならどうぞ!」
男子C「何でそれだけで矯正学校なんだよ!意味わかんねー!」
留「絶対命令なんだから!」
ゴゴゴゴ!
女子B「ねえ、何か音しない?」
女子C「うん、何か大きなものを動かしていると言うか、閉じてると言うか・・・」
数分後
八期「1年生達!」
留「会長!遅すぎます!何をやってたんですか?」
八期「そこの防火扉を閉めてた!」
留「余裕ですね、私達が丸焦げになっても良いんですか?」
八期「何言ってんだ?お前放送ちゃんと聞いてたか?」
留「ちゃんと聞いてるから、皆教室に籠城してるんですよ!」
八期「この教室のすぐ近くの階段の下は職員室なんだぞ!」
留「えっ?」
八期「もし、本当の火事なら階段から火の手が来て、脱出出来ない!しようとするなら、何人かが巻き込まれてる可能性だってあるんだ!それを防ぐために閉めてたって言うのに・・・」
留「すみません、ですがそれならせめて私とか先生呼んでください!1人だと大変でしょ!」
八期「それもそうだな、それはごめん!」
留「それで私達はどうすれば?」
八期「取り敢えず尾形は1年生全員を避難させて!」
留「はい!なんか決まりとかあります?」
八期「あっ、学級委員にクラスの皆を2列に並ばせるよう指示して!学級委員は先頭に1人、後方に1人に分けて!」
留「分かりました!」
八期「後、こっちの階段は使えないし、教室的にもすんなり脱出させるとなると、AからDは南階段!EからHは北階段!IからKは北校舎の中央階段!Lは体育館側の外階段から避難させて!」
留「分かりました!」
八期「僕は3年生の校舎に行ってくる!」
留「はい(えっ2年→1年→3年と行くの?効率悪!)」
八期・トコトコ
留「会長急いでください!」
八期「走らないだから走れない!」
留「とことん真面目と言うか忠実と言うか・・・」
3年生の校舎
3年Aクラス
男子D「おいおい、遅すぎるだろ!どうなってんだ?」
女子D「いくら私達の校舎が火事とは無関係の校舎とはいえ、もう2時間待ってるわよ!」
男子E「おーい、森田!出たらダメなのか?」
金「放送に合ったでしょう!生徒会長絶対命令!生徒会長の指示が出るまで私達は一切動けないの?」
男子F「もう無視して避難しようぜ!」
金「生徒会長の命令に逆らう気?そんなことしたらどうなるか分かって言ってる?」
Aクラス「絶対命令とか意味分かんない!」
金「それにしても遅すぎよ!たく、いつまで掛かってるの?」
一方その頃
体育館前
八期「あっ、お母さん!」
楓花「先生よ!あんたトロトロ何やってるの?」
八期「これから、3年生の校舎に・・・」
楓花「早く急ぎなさい!本当の火事だったら、何人被害出てるか・・・」
八期「でも、押さない、走らない、私語しないだよ!」
楓花「それは避難の時の合言葉よ!今は走っても良いから急ぎなさい!」
八期「でも、廊下は走ったら・・・」
楓花「ああ言えばこう言うわね、兎に角急いで!皆丸焦げになるわよ!」
トントントン!
ガラガラ
八期「3年生の皆さん無事ですか?」
金「遅い!何やってたの?」
八期「1・2年生を避難させてました!」
金「それで1時間も2時間も掛かる?」
八期「先生に叱られたり、防火扉を閉めたりして遅れました!」
金「何やったのよ?」
楓花「押さない、走らない、私語しないを忠実に守ってたのよ」
金「私語しない?喋らないでは?」
八期「それより、森田先輩!各学級委員にクラスの人達を2列に並ばせるよう指示して下さい!」
金「分かったわ!学級委員!2列に並べるよう指示して!私は別のクラスに言ってくる!」
学級委員「は~い!!」
八期「あっ、後学級委員は先頭1人、後方1人に分けて並んで下さい!」
金「分かったわ!」
八期「後、真ん中で出る出口分けましょう!校舎の左側のクラスは北側から、校舎の右側のクラスは南側の出口から出てください!」
学級委員「分かりました!」
八期「よし後は、校庭だ!」
楓花「八期、何あんた勝手に下靴に履き替えてるの?」
八期「運動場に出るから!上履きで運動場出れないでしょ!」
楓花「緊急事態は関係ないから!」
そして運動場
八期「各学級委員、点呼お願いします!」
明「うちは・・・」
八期「在籍人数、出席人数、欠席人数、早退者、担任の有無も含めて報告してね!」
前野「細かいな!」
芹「でも、それはそれで必要かも」
明「ハイハイ、在籍40、出席38、欠席2、早退0、担任も含めて全員居ます!」
八期「はいOK!他は各学年代表に報告して!」
金「3年生教師含めて全員居ます!」
留「1年生教師含めて全員居ます!」
八期「OK!全員居ます!」
理「はい、分かりました!こちらも事務員含めて全員居ます!」
壇上
理「理事長の岡田です!皆さん、今回の避難訓練はどう思いましたか?」
全員「意味分かんない!」
理「それはそうですね!本当に避難するまで3時間以上も掛かる程手間取っています!」
八期「ふへへへ・・・」
理「まあ、初めての試みでしたので、こうなることは大方予想出来ましたが、想像以上に掛かりすぎです!よって生徒会は放課後反省会を行いますので、そのつもりで!」
生徒会役員「はい!」
八期「勿論!」
香(自覚あるのね)
理「ですが、今回なぜこんなことを行ったと思いますか?」
八期「何で?」
零「私も知らない」
理「今回の試みは、先生達が居ない時でも、皆さんがちゃんと避難できるかと言うのを試したかったのです!」
全員「ああ!」
理「災害はいつどのタイミングで起こるか分かりません!もしかしたら休憩時間の時に起きたりもします!その時ほとんどの先生は職員室に居て、対応出来ない時、生徒会や学級委員などの生徒達のリーダーが冷静に対応、そして適切な指示を取れるように出来る練習をさせるためにこのような訓練となりました!」
全員「おおっ!」
理「ですが、初めてかつ抜き打ちでしたので、これだけ時間が掛かっています!まあ初めてかつ突然の事で戸惑ってしまったのでしょう!ですが、皆さん!」
全員「はい!」
理「人間と言う生き物は失敗から学ぶ生き物です!それに誰だって始めてやる事柄を最初から完璧にこなせる人間など居ませんから、今日についてアンケートを取ります!この避難をどうすれば良いのか?改善点はあるのかとか、ここの対応は良かったなど何でも良いので正直に思ったことを書いてください!そして皆さんで避難をもっと的確かつ全員無事であるようにしていきましょう!それではお話を終わりにしたいと思います」
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
香「まあ、グダグダだったことは確かね!」
八期「はい・・・」
秀喜「お前はもっと人を頼れ!」
八期「それは放課後の反省会で!」
零「これ近々やり直しよ!」
留「それまでに改善しないといけませんね」
芹「何か思ったこと合ったら何でも言うのよ薺!ってえっ?」
葉月「どうした?」
芹「ねえ?薺が居ないんだけど!」
八期「Dクラスの中で並んでるんじゃないの?」
零「Dクラス・・・、あっ!」
八期「どうしたの零ちゃん?」
零「有のクラス忘れてる!」
八期「有のクラス?あれ?呼びに行ったんじゃないの?」
秀喜「しまった!あいつら別校舎で遠い校舎だった!どおりで空な訳だ!」
葉月「待てよ!もしかしてお前ら?」
零・秀喜「別校舎の生徒を避難させるの忘れてた!」
生徒会役員「ええっ!!!!」
別校舎
有「う~ん、まだかな?」
悠真「先生、早く避難しましょうよ!」
有「ダメです!生徒会長の指示が来るまではこの教師から出られません!」
心乃枝「もし出たら?」
有「僕らは皆レベル5の矯正学校確定です!」
部子「何でですか?!」
寿美鈴「もうお昼だよ!お腹空いた!」
一方
薺「たく、あの会長は何をやってるのですか?それに先生も先生です!何で避難訓練を絶対命令なんかで・・・」
女子E「薺ちゃん、もう出ようよ!」
薺「ダメです!会長に何て言われるか!会長の怖さは私が1番分かっています!」
女子F「そんな!」
女子G「私達はどうなるの?」
結果別校舎の方に『今日の避難訓練は終わりました』と言う放送が流れ、『私達の存在は?』などと別校舎の生徒達の怒号が飛んだとは言うまでもない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.334 )
- 日時: 2023/06/20 21:44
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
332話・絶対命令避難訓練(反省会)
放課後の生徒会室
香「はい!今日の避難訓練についての反省会をするけど、言い方は『これはダメ!』とか『やってはいけない』などの否定的ではなく、『もっとこうするべき』とか『こっちの方が良かったんじゃないか』などの提案型で意見すること!」
生徒会メンバー「ハーイ!」
香「では、早速何か意見のある人は手を上げて!」
零「はい!」
香「はい、零!」
零「まず、八君!クラスに生徒会のメンバー居るんだから、自分1人で動こうとせず私達を信じて頼って欲しかったなあ!」
秀喜「だよな!そもそも論はそれだよ!」
理珠「生徒会を抜きにしても学級委員が居ます!」
秀喜「そもそも、何百人もいる学校の生徒を1人で捌くなんて誰にも出来ねーよ!」
八期「そうなの?」
香「先生も理事長も出来ません!30人くらいがやっとなのに1000人前後なんて尚更よ!」
芹「それに、今回は生徒会長1人で指示を扇いで他のクラスに伝達していくスタイルでしたから、1つ1つ回っていたら霧がないのは明白です!」
薺「そうですよ!今回何で生徒会長絶対命令で避難訓練なんかしたんですか?!」
歩「先生が居なくても生徒達で避難出来るように訓練っての言ってなかったっけ?聞いてなかったの?」
薺「私達忘れら去られてたよ!」
香「これは、零と田中の思い込みと八期の伝達ミスだな!」
八期「僕も?」
香「結局、誰1人として気付かなかったから私も含めて連帯責任だ!薺ごめん!」
薺「本当ですよ!仮に別校舎が火事だったら私達丸焼けでしたよ」
芹「本当ごめん!」
香「ただ、先生達が居ないで、生徒達で避難出来るようにすると言うのは建前!」
生徒会「えっ?」
留「では、本来の目的は?」
香「コイツ(八期)が適格に命令出来るようにするため!」
生徒会「ええっ!!!!」
薺「何でそれを避難訓練なんかに?」
香「丁度良かったのよ!八期はよっぽどのことが無い限り命令しないし、避難訓練は嫌でも適格に指示を出す者の言うことを聞く切羽詰まった状況!」
薺「それのどこが良いんですか?」
芹「そうですよ!ましてや絶対命令だと、置いて行かれる危険や自分だけ助かりたい欲などが働いて、自分を守るような命令だって・・・」
香「それが1度でも合ったかしら?」
留「無かった!」
零「見殺しに仕掛けたけど、それは全員を助けようとして一点しか見れてなかっただけだったし・・・」
香「八期、火事に合ったら皆どうなって欲しい?」
八期「そりゃ勿論助かって欲しい!傷1つ付けて欲しくない!」
香「こんな子が、自分だけを守る命令する?ましてや絶対命令!全てを背負い、何かあったら全て自分の責任と言う重いものをしょって避難なんて怖くてテンパるわよ!実際テンパってたけど!」
歩「あの、先生の言いたいことが分かりません」
秀喜「簡単に言うと、八期は命令する事が苦手!その命令の練習をするためには、嫌でも命令しないといけない避難訓練がもってこいだった!そういうことですよね先生?」
香「そうよ!そもそも、家庭科の調理実習で、命令するなら自分の手で終えるタイプの人間だったから、最終的に1人でやることに成ったし!」
零「そうでしたね・・・」
金「あっ、避難訓練だと、怯える人が多いし、火事場となれば、嫌でも命令を聞かないといけない状況だから、皆言うことを聞いてくれる!」
薺「それが良いのですか?と言う話なんですが?」
香「良いのよ!絶対命令を自分には使ってないんだから!それに今回1番やりたかったのは仲間との連携!」
生徒会「あっ!」
香「あの場で全員に避難を指示するなんて誰だって無理よ!だったら、仲間である生徒会メンバーに頼むことを学んで欲しかったの!そうでないと1人で全部やろうとして本当の火事なら取り返しがつかない状況になってるんだから!」
生徒会「確かに」
香「兎に角、今回1番の反省点は仲間との協調よ!上手く連携出来るように『お願い』でも良いから、あんたは命令もとい生徒会を動かしなさい!」
八期「は~い・・・」
香「自信なさげね!」
芹「言われてみれば、コイツって命令したこと無いよね?」
葉月「何のための絶対命令?」
零「出来る仕事守るため!何もやらない生徒会長が1番嫌い」
秀喜「まず、遠い場所とかは俺か理珠に早めに命令した方が良いと思う!」
零「そうだよね!隣のクラスのせっちゃんや2つ隣の葉月ちゃんだと遠いし言う暇無いよね?」
葉月「だなぁ!」
芹「仮に3年生の校舎や別校舎が火事だと被害者多数よ!」
香「本物だと、絶対命令どころじゃないから!そこは逆命令で通ってる」
薺「逆命令?」
香「八期自身による、当たり前命令!『本当の火事かつ別校舎であった場合は自分達で避難して下さい』って!」
薺「それのどこが逆命令?」
芹「薺も知ってるでしょ!部活整理で周りを怒らせた時の火消しで『自分のやりたい部活に打ち込みなさい』って命令!あれ普通、命令として使わないでしょ!」
薺「た、確かに・・・」
香「あくまで生徒会のメンバーを動かすんだぞ!って言ってもあんたは特定の人としか喋らないから、他の子に頼むなんてしないか!あっ、皆!逆にここが良かったとかない?」
芹「はい!」
香「はい!芹!」
芹「学級委員の2人を前後に分けるのは良かったですね」
秀喜「そう言えば突然言われたよな!」
零「何でって思ったけど・・・」
八期「後ろが次の先頭との連絡を取るために!」
全員「成る程!」
葉月「確かに、それは良いよな!」
金「行ったかどうかなんて後ろの人は分からないもんね!『次行くよ』とか、『私に付いてきて』なんて声かけてくれた方が出やすいもんね」
全員「うんうん」
香「他に気になることは?」
留「はい!」
香「尾形はなんだ?」
留「会長が忠実というか、真面目すぎるんです!もっと思いきっても良いと思うのですが?」
金「ちょっと待って!意味が分からない!」
零「多分だけど、廊下を歩いたり(小走りしたり)、喋らなかったりのことじゃない?」
金「そう言えば『私語しない』とか言ってたわね」
歩「『喋らない』って『おはし』のお約束だよね?何で『喋らない』はダメなんですか?」
秀喜「本当に喋らないから!ジェスチャーで指示してたから誰も分からなかったんだよ!」
香「だから、関係の無いことを喋らないって意味の私語しないに変えたのよ!命令を口に出せるようにね!」
葉月「忠実過ぎるだろ!あっそう言えば、人数確認の項目多すぎないか?じゃなくて、あんなに聞かなくても良いのではないかと、私は思います」
芹「必要じゃない?在籍・出席・欠席・早退を聞いておかないと、元々何人居たのか?何人今日は居るのか?何人来ていないのか?途中で帰った(保健室に行った生徒含む)人を把握しないと、逃げ遅れと勘違いして余計な被害者を出す可能性もあるし!」
零「確かに!それに先生だって忘れちゃダメだよね?第3の親なんだから!親を見捨てる子供って最悪だよ!」
全員「うんうん」
葉月「そうか、ごめん」
留「あっ!はい!」
芹「尾形さん、まだ何かある?」
留「防火扉を閉めるのは良いのですが、私でも先生でも良いので呼んでください」
八期「はい、仰る通りです」
芹「防火扉って閉めて良いの?」
八期「火事なら尚更じゃない?」
秀喜「だよな?」
歩「ねえ?」
八期「歩何?」
歩「うちらもある程度命令出来るように命令して欲しいなって思う!」
香「どう言うこと?」
歩「だって、絶対命令が使えるのは八期ですよね?その八期は自由に命令出来てもうちらは八期から許可貰えないと出来ないんじゃない?」
全員「あっ!」
芹「確かに・・・」
秀喜「それは完全な命令無視だよな」
零「八君が気にしなくても、周りがそれを理由に『お前の命令なんか聞くか!』なんて言われたら困る」
薺「確かに・・・」
留「薺の命令の仕方もあるよね?」
八期「確かに、そこは危険だな」
薺「なんでですか?」
芹「自分で思い出して見なさいよ!」
零「せっちゃんが言えることではないよ」
それから2日後
2時間目
ジリジリジリジリジリジリジリジリ!
理「緊急連絡!緊急連絡!東校舎1階理科室でか再発生!生徒の皆さんは直ちに生徒会長の命令に従って避難して下さい!
繰り返します!東校舎1階の理科室で火災発生!
生徒の皆さんは直ちに生徒会長の命令に従って避難して下さい!」
2年Bクラス
八期「理珠は急いで北側から3年生達を避難させて!南階段は使用不可!」
理珠「分かりました!直ぐ行ってきます!」
八期「秀喜は別校舎の生徒達を避難させて!」
秀喜「おおっ!分かった!」
八期「零ちゃんは3階の2年生達を歩と一緒に避難させて!」
零「分かった!」
八期「学級委員!クラスの生徒達を2列に並ばせて!」
明「OK!」
八期「後は副会長と書記の指示に従うように」
前野「分かった!」
八期「僕は隣のクラスに行って1年生所行ってくる!」
明「頼んだよ!」
Aクラス
ドンドンドン!
芹「はい!」
八期「2年生達を頼む!書記と連携して!後学級委員達に2列に並ばせるよう指示!僕は1年生の所に行ってくる!」
芹「分かったわ!」
1年生の校舎
ドンドンドン!
留「はい?」
八期「学級委員に2列に並ばせるよう指示!後今回はA~Dは南階段!E~Hは西校舎中央階段!I・Jは西階段Kは北校舎中央階段、Lは外階段から出るように指示!」
留「分かりました!」
八期「は~い、学級委員、1人は前で1人後ろだよ!」
学級委員「は~い!」
八期「留は西校舎の方の誘導お願い!」
留「分かりました!」
歩「八期!何かやること無い?」
八期「ああ、歩!だったら西校舎の1年生達の誘導頼んで良い?」
歩「分かった!」
八期「さあ、1年E組の皆全員揃った?」
学級委員A「はい!揃いました!」
八期「よし、じゃあ押さない、走らない、私語しないを守って避難だ!」
学級委員A「はい!」
八期「1番後ろの学級委員!自分が歩く時、後ろのクラスに連絡するんだぞ!」
学級委員B「は~い!分かりました!」
こうして避難はスムーズに進み
八期「君が最後でいいかい?」
学級委員H「はい!」
八期「生徒会のメンバー!各教室の確認お願い!」
生徒会「は~い!」
運動場
八期「各学級委員は学年代表にクラスの在籍人数・出席人数・欠席人数・早退者・担任が居るかも確認して伝えてください!」
学級委員達「は~い!」
留「1年生全員避難!」
秀喜「2年生全員避難!」
金「3年生全員避難!」
理「各職員全員避難!OKよ!」
八期「それでは全員整列!前へ倣え!」
ピシッ!
八期「直れ!やすめ!着席!」
理「バッチしよ!」
八期「ありがとうございます!」
前回3時間以上(忘れた人も居たが)掛かったが、
やり直しは30分以内で終えた。
- Re: ナンバーズ8 ( No.335 )
- 日時: 2023/06/30 18:32
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
333話・早さの薺と正確さの8
今日は2人で計算中
カタカタカタカタ・・・
カリカリカリカリ・・・
薺「よし!出来た!」
八期「よし!これだ!」
香「はい、確認するわよ!」
芹「八期さあ、電卓使ったらどうなの?」
秀喜「便利なものあるのに、宝の持ち腐れだな!」
八期「使うよ!確かめる時に!」
秀喜「最後かよ・・・」
芹「いつに成ったら終わるのよ!」
香「いや、それはこっちが言いたいわ!」
2人「えっ?」
香「薺!」
薺「はい?」
香「全部間違ってるわよ!」
薺「ええっ?!嘘・・・、そんな筈は・・・」
零「パッと見ただけでおかしいことがまるわかりよ!」
薺「えっ?」
香「やり直し!」
八期「いくら早くても正確じゃなきゃ意味ないよね!」
薺「えっ?ちゃんと計算した筈なのに・・・」
香「そんなに言うなら私と確認しましょう!」
秀喜「なあ、八期それ何の計算何だ?」
八期「えっ?因数分解だけど・・・」
零「成る程、因数分解ってこう言う時役に立つのね!」
歩「10の倍数に寄せるんだ」
八期「10の倍数に変えた方が計算簡単だし!」
芹「ねえ、このやり方難しくない?」
八期「どこが?」
芹「普通は共に足し算で計算するでしょ!」
葉月「まあ、足し算の方が簡単だよな」
零「私は、近い方に合わせるけど・・・」
秀喜「全部引き算じゃん!」
芹「絶対やりにくいでしょ!それが遅れの元に・・・」
八期「だって引き算の方がやりやすいんだもん!」
芹「はあ?」
八期「足し算だと、全部足していくから暗算しにくいけど、引き算は途中引くからどこから引けばその後足しやすいとか決めやすいから!」
零「そうやって暗算してるんだ!」
秀喜「お前、足し算より引き算の方が得意なのか?」
八期「うん、元々引き算大好き!引き算→割り算→足し算→掛け算の順に得意かつ好き!」
葉月「つまり、減らす方が得意なのね!」
芹「フラッシュ暗算とかは?」
八期「出来ないよ!瞬間記憶出来ないし、せいぜい2つまでしか暗算出来ない!」
秀喜「基本しか出来ないのか」
香「基本でも、ちゃんと正確に出来てるなら本当に助かるわよ!薺の計算見てみなさい!」
芹「えっ?」
葉月「何もおかしな計算は無いように見えますが?」
香「八期、何がおかしいか分かる?」
八期「ん?あっ!四則混合計算のルールを分かってない!」
芹「あっ!本当だ!」
葉月「確か、+-よりも×÷を先に計算するんだよな?」
薺「いや、分かってますよ!」
香「だったらなぜ、こんな計算になるの?」
薺「電卓でやったら出てきたんです!」
零「ねえ、薺ちゃん?」
薺「はい」
零「薺ちゃんはずっと電卓頼み?」
薺「はい!計算は授業や宿題などを除けばいつも電卓でやってます!」
零「この電卓だと間違えるわ!」
薺「えっ?そうなんですか!」
八期「ああ、確かそれは間違った電卓だな!」
全員「間違った電卓?」
八期「コイツバカなんだよ!×÷を先にやるのに、+-を先に計算する四則混合計算が分からない間違った電卓なんだよ!おかしなもの作るな、何でこんな間違った物を作ったんだろうな?」
芹「そんな言い方しなくても・・・」
零「なんかムカつくと口悪くなるの」
香「技術が進歩してないと言いなさい!当時は関数電卓と言う四則混合や括弧を使える電卓は無かったの!」
八期「へー、そうなんだ」
秀喜「八期のその電卓って?」
八期「なんか家に合って、括弧がボタンに付いてたから括弧計算出来ると思って、持ってる!しかもちゃんと正確に計算出来るからこれを使ってる」
零「それが関数電卓よ!」
八期「そうなんだ、ずっと括弧専用の電卓かと・・・」
秀喜「お前の目的は括弧だけか!」
芹「それはそうと、関数電卓でも便利なんだから電卓で計算したらどうなの?」
八期「だって、電卓で計算するより手計算の方が早くて正確だよ!」
芹「いや、絶対電卓の方が・・・」
香「好きにやらせなさい!本人がそっちの方がやりやすいって言ってるのだから!」
芹「でも、時間が・・・」
香「全部電卓に頼るのもどうかと思うわよ!電卓を打てば早く計算出来るけど、押し間違いがあったらどうするつもり?それがあるから薺の計算は間違いだらけなのよ!」
留「そう言えば薺計算苦手だったよね?」
薺「小学生の頃から算数と言うか計算苦手!」
香「こう言う事よ!電卓頼みだと、電卓を信じきって間違いに気づけない!でも、八期は常に自分で手計算するから電卓を押す時に違和感に気付ける!」
芹「違和感とは?」
八期「大半は下二桁!一の位なら覚えやすいから、一の位が間違ってる時点で全部間違い!後、桁の違いとか、そこを見てもう一度やり直す!」
香「と言うことなの!分かった?」
芹「はい、でも全部手計算と言うのは・・・」
八期「だって、電卓使いにくいもん!」
全員「はあ?」
八期「電卓押すくらいなら暗算の方がマシだよ!」
零「押すのが遅いってことね」
香「こう言う時は自信満々なのよね・・・」
葉月「自分を過信過ぎるのも良くないと思うな、全員が全員正しく計算できるとは限らないし・・・」
香「八期の正確さは私が保証するわ!まあ、あくまで薺と比較した場合だけど!」
秀喜「八期の正答率は?」
香「80%以上よ!」
留「凄い!」
薺「私は?」
香「10%未満!」
全員「えっ?」
香「さあ皆、早くやってくれるけど、正答率が10%未満の薺と時間は掛かるけど責任持って正確にやってくれる八期、どっちが良い?」
秀喜「時間は掛かっても正確なら八期だよな!」
零「私も八君!」
葉月「世の中早さだけじゃダメだな!」
留「正確に計算出来ないのなら計算の適正無いでしょ!」
薺「ガーン!」
香「むしろ計算系の仕事薺に任せたら、ほとんどやり直しで帰ってくるのよ!どうにか成らない?」
芹「あれ?私も手伝ってやり直した筈ですが?」
葉月「もしかしてお前ら計算苦手か?」
零「良くそれで会計やりたいなんて言えたね!」
薺「ああ、あれはそれしか残ってなかったから・・・」
秀喜「学年代表残ってたぞ!」
薺「次期会長狙う上で、リーダー点を抑えるには会計位が丁度良いんです!」
八期「良くそれで、『私に計算系の仕事渡せ!』って言えたよな?」
薺「だって、私の仕事なんですから!」
八期「出来ないのに?」
薺「だから、残っていたのが・・・」
留「このままだと、いたちごっこよ!」
理「それでも私は薺さんに頼むわ!」
香「あっ!理事長!」
八期「ええっ?なぜですか!?」
理「あなたが計算すると全部細かいのよ!」
秀喜「お前、まだ一の位まで計算してるのか?」
理珠「それは理事長の言い方に問題があります!」
理「言い方って、普通誰だって『正確に』とか『きっちり』って頼むじゃない!」
零「そう言われたら細かく計算しますし、それが正しい計算ですから」
理「お陰で振り分けに時間掛かるのよ!薺さんは概数で計算してくれるから分けやすいんだけど・・・」
香「間違いだらけで良いのですか?」
理「自分で直すから良いわよ!」
八期「それ意味ないじゃないですか?」
零「最初から自分でやれば良いのに・・・」
理「他の仕事もあるのに?」
香「あんた四捨五入で計算しないの?」
八期「面倒臭いですから」
芹「普通にやってる方が面倒臭いでしょ!」
理珠「1度だけ四捨五入で計算したことありましたけど!」
理「あれは、別の意味で細かかったわ!」
零「どんな計算したんですか?」
理「正確に計算した後に四捨五入した挙げ句、その±も表記してたわ!」
芹「最初から四捨五入しなさいよ!」
八期「だって面倒臭いんだもん!」
秀喜「四捨五入しない方が面倒臭いって!」
果たして今後の計算系の仕事をやる人は如何に?
- Re: ナンバーズ8 ( No.336 )
- 日時: 2023/08/29 17:12
- 名前: いくちゃん (ID: z.RkMVmt)
334話・ゲーム部
ある日の生徒会
トントントン
八期「どうぞ」
男子「失礼します!」
零「なんの用かしら?」
男子「2年Hクラスの高原です!今日は新部活の申請をするために来ました!」
八期「じゃあ申請書見せて!」
高原「どうぞ!」
八期「ん?」
芹「会長、どうしましたか・・・」
薺「これはダメですよ!却下です!」
零「薺ちゃん、判断は会長だから・・・」
八期「この部活は認められない!」
高原「何でですか?会長言ってましたよね!ルールに沿っていればどんな部活でも認めてくれるって!」
八期「一学生としての秩序を守ってるかも説いてる!その秩序に沿ってないから認められない!」
高原「そんな!」
八期「『ゲーム部』ってなんだ?ただゲームしたいだけじゃないのか?」
秀喜「流石のお前でも認められないか!」
八期「当たり前!聞いただけで溜まり場にしか成らない!」
薺「ですよね!会長分かってますね!」
八期「大体、ゲームをやることが学校と将来に何の役に立つんだ?」
芹「確かに!」
高原「ゲームだって、大会とかあるんですよ!大会とかあれば、部活としての意義はありますよね?」
歩「うち聞いたことあるよ!とても面白いんだよ!」
理珠「プロゲーマーと言う職業もありますし、中にはYouTubeの実況プレーで稼ぐ人も居ますよ!」
高原「ほら、こうやってゲームを仕事にしてる人も居るんです!お願いします!」
八期「無理!」
高原「なぜですか?まさか学校でゲームは禁止だから認められないと?」
薺「当たり前ですよ!学校にゲーム機を持ってくるなど言語道断です!そんな自分達が遊ぶ為だけに出す部費などありません!」
高原「ならば、愛好会でも良いです!」
八期「無理だ!」
高原「なぜですか?」
八期「確かに、学校として認められないが、理由は別にある!」
零「どういう理由?」
八期「仮にこれを認めると、1ヶ所だけ溜まり場にしか成らないと思う」
秀喜「ああ、そりゃゲームとなれば皆やりたがるもんな」
八期「それに、ゲーム依存やゲーム廃人とかに成る可能性が高い!人間は誘惑に弱い生き物だし、少なくとも僕がそんな部活があると知ったら確実にはまりすぎてお母さんとかに怒られるね!『勉強しなさい!』とか!」
零「そうよね!そもそも論はそこ!」
芹「プロゲーマー目指す筈が、はまりすぎて勉強に支障が出れば本末転倒だわ!」
葉月「学校がそんな廃人作ることを促してたなんて知られたら一生の恥だよ!」
高原「そんな・・・、お前なら・・・」
葉月「まさかお前?コイツが何でも認めてくれると思ってたのか?」
高原「えっ?」
芹「絶対命令だから、絶対命令なら生徒会長さへ認めて貰えば、説得出来れば好きにゲームが出来ると・・・」
高原「いや、そういう訳では・・・」
零「記録上あるわよ!しかも2回来てる!ってか、1回目は先生に断られてるじゃない!」
八期「まさか、人の絶対命令を利用しようとするとはな!」
高原「待ってくれ!矯正学校だけは・・・」
八期「はあ?お前が僕に何したよ?」
高原「ええっと・・・」
八期「ただ、断られただけだろ!取り敢えず帰れ!この部活は愛好会だったとしても認められない!」
高原「何でだよ!」
八期「どうせ、部屋に鍵とか付けて引きこもるんだろ!ゲームって怖いんだぞ!」
高原「そんな・・・」
留「ごもっとも過ぎて擁護の仕様がありませんね!」
金「全くよ!部活をなんだと思ってるのか?」
高原「どうやったら認めてくれるんだ?」
八期「ゲーム機で遊ぶ部活じゃなくて、ゲーム機を作る部活なら認めてた!」
高原「それはちょっと・・・」
八期「じゃあ、サヨナラ!」
高原「ちょっと!待て!大会があるなら、意義は・・・」
八期「そんなのギャンブルも同じだよ!そんな部活は認めん!」
家
楓花「八期、今日は学校でどんな事があった?」
八期「何?突然!同じ学校行ってるのに・・・」
楓花「あんたは受け持ってないんだから!」
二「まあ、お前の生徒会長っぷりを聞いてみたいな!お前評判良いから!」
一「そう?絶対命令だよ!クレームの方が多いでしょ!」
楓花「いいえ、八期は評価良いわよ!」
一「マジで?」
楓花「主に先生達に!」
一「そっちか!まあそれはそれで・・・」
楓花「特に理事長!」
一「ただ、味方に成ってくれてるだけじゃない!」
楓花「それで何か無かった?」
八期「あっ、今日は変な部活を申請しようとしてた人が居た!」
全員「変な部活?」
八姫「変な部活って何よ?」
一兄「まさか、口では言えないような・・・」
四美「八期の言う変な部活は学校にふさわしくないってことだから!」
三氏「だから、それが言えるような部活かどうかは聞いてみるまで分からないよ!」
二「まあ、本当に酷いやつなら口ごもるよ!」
楓花「それでどんな部活?」
八期「ゲーム部!ゲーム機を使って遊ぶ部活だって!」
五模「えっ?何それ?」
ヘンゼル「良いなあ!」
四輝「毎日ゲームやり放題かよ!」
一兄「良いなあ、俺もそんな年に入学したかった!」
八期「即却下したよ!」
4人「ええっ!!!!」
一「いや、当たり前だし!」
二「そもそも学校にゲーム機を持ってきて遊ぶなんて言語道断だろ!」
二美「良い判断したね!」
三氏「そうかな?」
全員「えっ?」
四美「八期ってさあ、絶対命令持ってたよね?」
八期「まあ、貰わないと生徒会長出来ないから・・・」
四美「あんたの性格なら、認められるだけの条件的なものを提示して認めると思うんだけど・・・」
三氏「ほら、アニ研とか漫研とか!」
八期「あれは、この世界に必要だし、アニメを見て学んだり、漫画を読んで歴史とかことわざとか覚えられたりするし・・・」
四美「ゲームにはさあ、スポーツをモチーフしたものあるよね?」
八期「ああ、あるね!」
四美「現物を知らない人が、ゲームでスポーツのルールを覚えたりとか・・・」
三氏「頭を鍛えるゲームだってあるし・・・」
三「戦略を考えると言うことは、勝つための作戦を練る、言わば戦況を先読みするってことね」
八期「意味分かんない」
四美「お姉ちゃん達が言いたいのは、ゲームだって役に立つことあるよって言いたいの!」
三氏「ゲームのお陰で分かる内容とか、戦略とか分かったりするし・・・」
八期「それは分かったけど、だからと言ってずっとゲームをさせるのはどうかと思うよ!」
四美「ゲーム時間を決めれば良いじゃん!」
三氏「後、日にちとか!」
八期「守るの居るかな?」
四美「そういう時は、『守らなかった場合7日間ゲーム禁止』って感じにペナルティーを与えるのよ!」
三氏「多分、お前が1番恐れてるのはゲームのやり過ぎで成績を落とすって事だけど・・・」
楓花「まあ、そうよね!学校としてはそれを1番避けたいわよね」
八期「うん、だけど良い方法なんて・・・」
三「例えば、中間テスト及び期末テストの平均が80点以上の人ならば放課後ゲームして良い!ってルールにしたら?」
楓花「そうね、それが妥当ね!むしろそれくらいの点数をキープしていれば文句はないわ!」
八期「でも・・・、学校としてふさわしくないんじゃない?」
四美「あんたは何のために絶対命令を使ってるのよ?」
八期「自分が仕事出来るように・・・」
四美「そうじゃなくて、絶対命令を使う上で気を付けてること!」
八期「自由貰って自由奪わず?」
四美「あなたは生徒の自由だけは奪わない、将来の事は現実に存在するなら守ってくれるんじゃないの?」
八期「でも、ゲーム良いの?お母さん!」
楓花「それは、成績が悪い人がやることは勿論ダメだけど、成績を上位でキープしてる人はゲームしてたって先生達もその親も文句言えないわよ!でも、時間は決めて貰わないとね!」
八期「分かった!考え直してみる!」
数日後
ピンポンパンポン!
放送「2年Hクラスの高原君!至急生徒会室まで来てください!」
生徒会室
ガラガラ
高原「失礼します!」
八期「来た、ゲーム部の話だけど・・・」
高原「はい?」
八期「条件付きで同好会として認める!」
高原「良いんですか?」
八期「ああ、いくつかの条件と注意を守ったら!」
高原「その条件とは?」
八期「まず、中間・期末・学年末テストの結果が全教科80点以上の者しかゲームを出来ないものとする!」
高原「それって平均ではなく?」
八期「受けたテスト全て80点以上でないとダメ!」
高原「期間とか?」
八期「期間は、テストの結果が出てからテスト一週間前!これがゲームを出来る期間!その前のテストで1つでも80点未満があれば次のテストで全教科80点以上取れないとゲームは出来ない!」
高原「成る程・・・、そうなると入学仕立ての1年生は?」
八期「初等部の成績を見て同じ判断!」
高原「それで、なぜ同好会?」
八期「高いゲーム機にお金を出したくないこと!後、外でゲームやって監視から逃れるようなことをさせないようにと考えたら同好会にしか出来ない!ゲームは放課後!最終下校時刻の30分前だ!」
高原「最終下校の30分前?」
八期「ゲームに集中しすぎて下校を忘れないように!破ったらたとえゲーム出来る条件をクリアしていても次の期間のテストをクリアできない限りゲーム禁止!」
高原「ちなみに、それでもやってた場合は?」
八期「ゲーム部追放!2度とゲーム部に入れない!」
高原「ううっ、ちなみにゲーム機は?」
八期「先生にあらかじめ許可を取る!なお、テレビに繋げる物は禁止!」
高原「分かった」
八期「後、土日に学校でやるのは禁止!平日の放課後のみ!守れるか?」
高原「守るよ!」
八期「取り敢えず、これは複雑だから理事長にも許可を貰わないといけない!」
高原「えっ?」
八期「当たり前だろ!勉強を疎かにするやつがゲームなんて、言語道断だろ!」
高原「はい・・・」
八期「後、言っておくが、試験的の為、何かある度にルールが増えるかもしれない!それでも良いと言うのなら同好会として認めるが?」
高原「分かった、そこまでして認めてくれるなら、ありがとう!その条件で行く!」
その後ゲーム同好会は認められたが、誰一人として部室に出入り出来てない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.337 )
- 日時: 2023/06/30 22:05
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
335話・算数での揉め事(4年生&6年生の出来事)
同好会部室
恵梨香「杏先輩ってあの会長と同じクラスですよね?」
杏「うん、そうだよ」
奈々「最初の生徒の中の唯一の生き残りなんですよね?」
杏「うん、私だけ追い出されてない!と言うか八期君を怒らせたこと無い!」
明「噂によると先生も変わってたって聞くけど本当?」
杏「1年生の時に1回、2年生の時に2回、3年生の時に3回、4年生の時に4回変わって、5年生で星田先生が担任に成ってからは4年連続で先生が担任!」
紫「変わりすぎ!」
蓮「何があったらそんなに変わるのよ!」
杏「主に、クラスのちょっかいとか悪口が原因なんだけど・・・」
奈々「男女問わず?」
杏「うん!」
和「でも、担任の先生が変わるのはなぜですか?」
杏「喧嘩両成敗にしたりとか、八期君を共犯と決めつけたり、先生自身が人としてダメなことして・・・、後八期君の障害的なものもあると言うか・・・」
恵梨香「あの生徒会長障害者だったんですか?」
杏「詳しくは分からないけど、発達障害なんだって!」
愛「どういう症状?」
杏「こだわりが強いから、特に自分が明らかの時はうるさいよ!それで辞めさせられた先生もいるから!」
和「どんな状況ですか?」
杏「球技スポーツでの判定とか順番抜かしとか・・・、後百人一首カルタの先に取ったかどうかとか!」
明「私も一緒にやったことあるけど、自分だけじゃなく相手に対してでもなんだよね!ルールを徹底してると言うか・・・」
奈々「それでドッヂボール禁止ですからね・・・」
蓮「これで授業内容が酷いから辞めさせられたとか合ったら理不尽よね!」
杏「う~ん・・・」
蓮「えっ?あるの!」
杏「授業と言うか、テストと言うか・・・」
ガラガラ
零「何の話してるの?」
杏「わあ!零ちゃん!」
明「八期によって辞めさせられた先生の話!授業内容で辞めさせられた先生って居るの?」
零「あれは、授業と言うかテストなんだよね?」
杏「うん、八期君が先生に何時間も詰め寄ってたの今でも覚えてるよ!」
愛「どういう感じ?愛ちゃんボード『気になる』」
回想
八期「先生!この計算合ってるのになんで×なんですか!」
担任「あなたが先生の言うこと聞いてないからよ!」
八期「はい?」
担任「割り算の筆算は、数字を立てて、掛けて、引いて、下ろして答えるの!それが出来てないものはいくら答えが合っていても×よ!」
八期「はあ?バカじゃねーの!」
担任「ば、バカですって!」
八期「あんた、暗算も出来ねーのか!パッと見ただけで下に何も書かなくたって答えなんか分かるわ!それが分からんあんたはバカだよ!」
担任「何ですって!教師に対してなんだ!その口の聞き方は!」
八期「正解の答えを全部×にする先生は一体何を学んできたんだよ!この年からやり直せ!」
回想終わり
零「それで先生がキレて、床に押し倒したの!」
恵梨香「そりゃキレますよ!」
杏「でも、実際途中式は書かなくても良いのよ!」
和「良いんですか?」
愛「一桁で割る場合は良いんだよ!二桁以上は書いとかないと分からないしね!」
紫「知らなかった!」
明「じゃあ、書かなくていいってのはどこの情報?」
杏「公文!私も八期君も一緒の教室通ってたから・・・」
夢「公文教室まで一緒なの!?」
杏「後、プール教室も一緒だった!」
蓮「一体どこまで一緒なのよ!」
杏「更に加えると、希さんも一緒!」
零「それ、ほぼ幼馴染みじゃん!」
杏「でも、八期君とは全く喋って無いんだけどね!」
全員「何で?」
和「でも、なぜ途中式を書かない事を主張したんでしょうか?」
杏「公文で最初に教わったのが、途中式を書かないパターンだったから!最初に教わったことが正解だと思って、仮にそうでなかったとしても、最初に教わった方を貫く」
零「これパンダの尻尾であるんだよね!中々信じてくれなくて・・・」
エル「どういう事?」
九「皆さんパンダの尻尾の色は?」
蓮「そんなの簡単よ!白に決まってるでしょ!」
恵梨香「えっ?黒でしょ!」
九「白よ!」←写真見せる
恵梨香「ええっ?でもエリリンの持ってるパンダの人形は・・・」
零「それが間違いの元だったの!」
恵梨香「えっ?」
零「人形が黒なら本物も黒だと思ってね!それ伝えるまでパンダの尻尾が黒だと主張してた!」
九「後でネットで調べてみたら動物園側の間違いだったらしく、『動物園のアホ!』って叫んでたわ」
明「これはよく確認しない動物園が悪いね!」
杏「ただ、割り算の筆算についてはこれだけじゃないんだ!」
蓮「まさか、割る数が二桁のパターンでも揉めたとか言うんじゃないでしょうね?」
杏「そのまさかだよ!」
全員「ええっ!!!!」
回想
八期「先生!何でこれが×何ですか?」
先生「余計な物を書いてるからだ!そんなものは全部×だ!」
八期「余計な物?あんたは余りが余計だと言うのか?」
先生「余りは必要だろ!」
八期「さっきと言ってることが違うじゃん!」
先生「ここに余りなんて書かない!」
八期「書くよ!書かないといけないよ!」
先生「何のために?」
八期「余りがこれだけ出ましたって意味!」
先生「下で十分!」
八期「なわけ無い!そうだとしても間違ってない!あんたは正解を否定してる!」
先生「してない!」
八期「余りを否定してるじゃないか!余りな書かないってことは余りは無いって言ってるようなものだろ!バカ!」
先生「なんだと!」
八期「余りを否定する数学者が何処に居る?!数学者に謝れ!」
先生「何だと!」
回想終わり
零「これ、職員室での話で、職員室半壊しかけた!」
明「気になるけど、テストの結果は?」
杏「実は、期限切れた後も文句言ってたの!だから切羽っ待った状態で・・・」
明「そりゃ、正解を不正解って言われたらね・・・」
零「理事長の計らいで、全部○にして貰った!結局そのテストは全て満点!」
奈々「満点だったんですか?」
杏「元々計算は得意な子だったから・・・」
夢「それで星田先生に変わってから今年まで4年連続で担任してるって言ってたけど、本当に何もないの?」
杏「あるにはあるよ!」
零「星田先生の場合は、八君のお母さんである松本先生に確認取ったりしてるから、先生が追い出される要因は作ったこと無いの!あくまで星田先生はって話だけど・・・」
明「生徒はそうでもないんだよね・・・、最近は減ってるようだけど・・・」
夢「その揉めた事教えて!」
零「1つは5年生の時の船に乗るか乗らないか事件!
勝手に離れたことを条件に先生と一緒にお風呂掃除する事にしたよ!後で先生からジュース奢って貰ってたけど・・・」
紫「何かズルい!」
零「あくまでお詫びのため・・・」
夢「もう1つは?」
杏「6年生の分数の読み方かな!2つあるんだけど・・・」
零「1つは授業で解決したんだけどね!」
エル「何を揉めたの?」
杏「じゃあ皆この分数を読んでみて!」
『2/4』
全員「4分の2」
零「これを八君は2分の1って答えた!」
恵梨香「ええっ!!!!何で?」
和「約分したんですね!」
杏「正解!」
零「誰も『読み方を答えろ』と言っても『約分しろ』とは言ってないで納得した」
夢「もう1つは?」
杏「これを読んでみて」
『1・4/9』
愛以外「1と9分の4!」
愛「1か9分の4」
全員「えっ?」
奈々「愛さん今なんて?」
愛「1か9分の4だけど?」
蓮「えっ?」
恵梨香「普通『と』でしょ!」
愛「愛ちゃんボード『はあ?『か』でしょ!』」
杏「愛ちゃんも・・・」
愛「公文で習った!」
杏「先に公文行ったから、その時に習ったのが『か』だったの!だから・・・」
回想
八期「先生!これの何が間違ってるんですか?」
香「帯分数は『と』を使うって習ったでしょ!」
八期「普通『か』ですよ!」
香「はあ?」
八期「『と』なんて初めて聞きました!そっちの方が間違いです!帯分数は『か』正しいです!」
香「じゃあ、教科書が間違ってると?」
八期「はい!間違ってます!帯分数は『か』を使うのが普通ですから!」
香「分かったから、今日は帰りなさい!」
その日の放課後
香「松本先生!」
楓花「はい!」
香「帯分数って普通『と』を使いますよね?」
楓花「ああ、『か』も使いますよ!」
香「マジですか?」
楓花「八期のことですよね?あの子最初に教わった方を正しいと思ってるので!」
香「そうなんですか!」
楓花「取り敢えず、何も言わず正解にしてあげてください!『か』を使うことに間違いは無いので!」
香「分かりました!」
回想終わり
零「と言う会話を近くで聞いてた!」
奈々「零さん何者?」
零「理事長の姪だし!」
杏「いや、先生に質問とかしにいたとかじゃない?」
和「それもありますね」
蓮「それで杏は八期君を信じてるのかしら?」
杏「ふえっ?!それはどういう意味で?」
蓮「だって、あなたは絶対命令でも良いって言ってたじゃない!小学校1年生から彼の事を見てきたから、そんな自己中な使い方しないって信じてるんでしょ?」
杏「はい・・・、まあ・・・」
蓮「もしかして、それ以上の感情が合ったり?」
夢「どういう意味ですか?」
杏「それ、私の台詞!」
零(杏ちゃん・・・)
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