二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.345 )
- 日時: 2023/07/25 07:03
- 名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)
343話・料理コンテスト(改変)
八期「コンテストみたいな意味の無いものは一切やるつもりはない!」
寿美鈴「そんな酷すぎます!何が意味がないのですか?」
八期「審査員買収とか、組織票とか、上手くて有名な人だからってイメージで投票させるんだろ?それでやって何の意味がある!ただの出来レースじゃーねーか!面白くない!」
寿美鈴「そんなの偏見です!それに競い合うことで、お互いの良いところと悪いところを見れると言う、弱い人や知識の疎い人からしてみれば、強い人・知識が豊富な人を見て勉強出来る場所なんです!」
八期「はっ?料理なんて、1番好き嫌いが発生しやすいものじゃねーか!後無駄に長く作ってるのが理解できん!今は時短の時代だろ!しかもそれで量は少ないわ値段は高いわ!挙げ句の果てに白ご飯ねーわ!」
芹「高級料理店の事言ってる?」
秀喜「物凄い偏見!」
薺「会長は美味しかったら見た目は良いって感じの人ですね!」
香「あんた、高級料理店行くな!」
八期「よっぽど酷いのじゃないとな!まあ、せめて写真とか食品サンプル通りに作られてたら文句無し!」
寿美鈴「では、勝負を時短料理の定食対決にしたらどうでしょうか?」
零「ここで折れずに穴埋めてくる人私とせっちゃんと、まっちゃんと希お姉さんと星田先生以外初めて見た!」
秀喜「おい!5人は十分多いぞ!普通1人が2人だろ!」
八期「嫌だ!」
寿美鈴「何がご不満ですか?」
八期「料理対決って言ったら、
どうせ特定の人物だけに腐った食材や虫とか付いた野菜、賞味期限・消費期限切れの飲食物を入れたり、
ちょっとよそ見や別の事してる間に、誰かの料理に変なもの入れたり、
過去の失敗流して出場辞退させたり、
誰かのレシピ盗んで自分のものだと言い張ったり、
人が作った物をさも自分が作ったかのように持っていったり、
審査員の好きなものを事前に調べて入れて点を増やしたり、逆に嫌いなものを相手に入れて減点を誘ったり、
審査員が対戦する人物を贔屓したり、
対戦する人達のイメージで決めたり、
食べる前に相手の料理を故意に台無しにしたり、
審査員の好みの食べ物で決めたり、
そんな対決認められるか!」
香「そんなものこっちだって見たくないわよ!」
芹「もうこれ偏見を越えてただの心配性じゃない!」
薺「今時、見たことも聞いたこともない!」
秀喜「お前は一体何の漫画とテレビを見てきたんだ?!」
歩「材料については持ってくるうちらの責任やから!ちゃんと統一しよう!」
留「仕切り板を立てるか、テープか何かで陣地を作り、対戦する料理人以外は足を踏み入れてはいけないと言うルールを作ればお互いの邪魔は防げるのでは?」
芹「それ良い!」
八期「上から落としてきたら?」
薺「考えすぎですよ!」
芹「青空の下でやれば良いでしょ!」
理珠「雨とか花粉とかが吹いてきた場合は?」
芹「テントか何かで・・・、ねえ?キッチンだけ置ける小さな部屋みたいなの作れる人居る?」
理珠「確か、建築愛好会がありますので、そちらに頼めば・・・」
秀喜「なんでもあるな!」
歩「むしろそこまで居ると、八期の言う悩みのほとんどを解決出来そう!」
薺「そもそもレシピって必要ですか?あっ、全く必要無いって意味ではなく、会長が気にする程重要性あるのかな?って・・・」
香「必要でしょ!レシピなんて特許も同じよ!どんなものも最初に発表したもの勝ち!それが世の中!」
八期「特許って意味分かんない!全員で共有しろよ!」
香「特許が無いと、似せたコピー物が出てきて、それが不良品だったらどうするの?その物自体がイメージ悪くなるわ!特許を所得しておけば、自分達がどのようにして考えたかを説明出来るから、違いや見分けを語れて、偽物やコピー商品を間違って買わせないように出来るのよ!」
零「成る程!知らなかった!」
芹「確かに同じ系統の物が2個も3個も合ったらややこしいですものね!」
寿美鈴「レシピは同じでも、1人でやるなら何度もやってる方は慣れてる筈です!だって自分が書いたのですから!むしろ作ってみれば分かる筈です!レシピは同じでも人が違えば料理も違います!」
零「じゃあ、これも解決!後は・・・」
留「勝負は確か、時短料理の定食ですよね?」
薺「人によって作りたい料理って変わりますよね?」
寿美鈴「ですが、我々料理人は食べてくれる人の事を思って作っています!ですから多少のムチャ振りも、出来るだけ要望通りに作れるように頑張っています!」
秀喜「じゃあ、もうあらかじめ各々の部屋に置いておこう!量だけは全部同じにして!」
芹「多少は重さとか変わるけど・・・」
金「せいぜい、野菜なら約3g、お肉なら約10g程度の誤差よ!」
留「後は、審査員ですよね?」
薺「これが1番難関!」
理珠「見た目に関しては、あらかじめ出来上がり写真を置いて、再限度を見るのはどうでしょうか?」
零「それしかないよ!見た目の文句なんてよっぽど荒れてるか、変なもの乗ってるかだね!」
秀喜「良い忘れてたけど、あらかじめ用意されてる食材以外使わないルールにしよう!これで余計なものは使われない!」
香「忘れるところだったわ!田中ナイスよ!」
薺「味が1番厄介なんですよね?」
香「八期、あんたは美味しければそれで良いよね?」
八期「完食出来る料理にどんな文句を言うんですか?」
香「違い絶対分からんわ、コイツ」
零「もう、料理のプロ連れてくるしかないんじゃないですか?」
芹「なんでプロなのよ!仮に来てもらっても失礼よ!」
香「ただでさへお金が掛かってるのに、これ以上お金掛ける気?」
八期「でも、プロは本当に凄いぞ!」
芹「プロは信じるのか?」
八期「いや、プロはプロでも、自分の心情を読み取った人しか信じない!」
薺「どう言うことですか?」
八期「改善点を『こんな気持ちでやってるんじゃないのか?』って言われて、その通りだと思った審査員は信じる!だって、心情まで見破られたら返す言葉もない!」
香「ご最もね!」
葉月「そんな審査員、せいぜい1人か2人だよ!たとえ居たとしても、どうやって連れてくんるんだよ!相手の事情だってあるのに・・・」
八期「じゃあ、やらない!」
寿美鈴「あの、名前伏せは料理を隠せる蓋を用意して、シャッフルすれば、出してみるまで分かりません!」
秀喜「持っていくのも、本人でなくその担当がやれば良いだけだし、審査員席も周りから見れれば全員が証人だ!変なもの入れるタイミングなんてどこにもない!」
八期「もし、食中毒とか毒とか盛られてたら?しかも作った人でなく・・・」
芹「だから、ミステリーの読みすぎよ!どんだけ周りを信頼してないのよ!」
八期「適当な審査する奴らを信じてられるか!どうせ美味しいのに『まずい』とか嘘付いたりするんだよ!」
香「全部美味しいって言うあんたが言うな!味の違いなんか分からないくせに!」
八期「多少は分かりますし、美味しくなければ美味しくないって言いますよ!」
零「その確率が低いじゃん!八君が『まずい』って言うのはせいぜい嫌いな海鮮類だよ!私達から見たら物凄く美味しそうなのに・・・」
芹「そうだわ!それよ!」
零「えっ?どうしたのせっちゃん!?」
芹「審査員をある食べ物が嫌いな人達を集めれば良いのよ!」
薺「ある食べ物が嫌いな人?」
芹「ほら、よく嫌われ野菜とか、意外な物が嫌いな有名人のために食べさせる企画あるでしょ!
それに料理人とって1番嫌なのは残されること!」
寿美鈴「そうですね、それは悔しくて悲しいです!」
芹「それに当日は沢山の親子連れがやってくるから、審査員をある食べ物が嫌いな人達にして、その人達が審査すれば、ほとんど辛口な意見しかしないし、
仮に高評価だったら、お母さん達がレシピを欲しがるに決まってる!」
葉月「確かに!」
香「そうだな!食べ物は残さず食べるのがルールだもんな!」
芹「アレルギーは置いておいて、ある嫌われ野菜を使った定食を作るってルール!品数はご飯を除いて4品!デザート可!制限時間は15分でどうかしら?」
葉月「審査員の数はどうする?そんな大勢呼べないぞ?」
理珠「見た目は平均再現率で100点満点、プラス審査員の評価となりますが?」
秀喜「プロでも、細かい5段階評価の項目があるから、それを使った上で評価してもらったら?」
理珠「成る程、クラス別で贔屓目が公平に成るように各クラスの代表を審査員にしましょう!」
歩「クラスは12だから、必要項目10個にして1人50点、後は先生やPTAとかの保護者を審査員にするのはどう?」
留「それもありですが、PTAの場合はなるべく審査員の親の子供が出ないところに合わせるべきです!」
秀喜「だったら、家庭科の先生と理事長に頼めば?受け持つ教室無いし、大人なら5段階評価でなく、10段階評価にすれば、再現率・100点+生徒達の評価600点+全員達の評価300点=合計1000点満点でなんとか成るだろ!」
薺「キリが良いですね!」
八期「う~ん・・・」
香「何?まだ不満?」
八期「嫌いなものを入れるなら、どうせ刻んだりして誤魔化すよね?」
薺「まあ、よくやる手法ですね!」
八期「1品だけ、見ただけで嫌なものが分かる料理にしない?」
全員「ええっ!」
秀喜「嫌がらせか!」
寿美鈴「いいえ、それは良い考えです!やっぱり食べてる人に嫌いなものを意識してもらった上で食べてもらい、たとえ残しても、『さっきの料理にあなたが居やがった食べ物があるよ!』と言って挑戦してもらうことも大事です!」
零「だったら、必要項目増やそう!」
芹「何を?」
零「完食率!完食出来るってことは美味しいってことでしょ?」
薺「でも中には、『親の躾が厳しいから全部食べた』って言う人も・・・」
零「『嫌なら、残しても良いよ!』って促せば良いんだよ!先生の評価を1つ消して、完食率を入れて1000点満点にしよう!」
寿美鈴「どちらにしろ等学校のレシピ本が必要に成りますね!」
歩「絶対売れるよ!だって嫌いな食べ物を食べて、『美味しい』って評価されたら、子供の好き嫌いが無くなる可能性大だってお母さん達が買っていくよ!」
香「そうね、むしろ説得力が強いわ!」
秀喜「だったら優勝特典は、学食で自分の料理が限定で出されるなんてどうだ?」
歩「そうなると、その料理とレシピ本の売り上げ金が賞金なんてどう?」
香「文句無しね!八期、またしかめっ面して、何が不満なの?」
八期「審査員はあらかじめ目隠しして、状況を分からないようにするってのはどう?」
薺「つまり、周りに『美味しいぞ!』とか『早く食べろ』って言われながら食べるのですか?拷問過ぎません?」
零「そうかもしれないけど、その方が素の意見が出そうね!審査は兎に角本音をさらけ出させたいから、『美味しい』よりもボロクソ言ってくれた方が、逆に面白いでしょ!」
芹「四葉さん、それで良いの?」
寿美鈴「私はその文句は、1つの意見として捉えております!ですから、それくらいの事では動じはしません!ボロクソ言ってくれて構いません!」
歩「凄いな!」
香「じゃあ、これで双方合意で良いかしら?」
八期「はい!」
寿美鈴「勿論です!何かありましたらいくらでもどうぞ!私はあなたの心配事を引っくり返せる自信がありますから!」
こうして料理コンテストは可決された。
その後、各教室で嫌いな食べ物アンケートが実施されたのは言うまでもない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.346 )
- 日時: 2023/07/26 08:47
- 名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)
344話・どうする?!文化祭の出し物!
生徒会室
芹「ハー!」
零「何溜め息付いてるの?」
芹「付きたくも成るわよ!ここ三日コンテスト追加に来た生徒達を全員追い出したのよ、アイツは!」
回想
?「失礼します!」
芹「はい!」
?「習字部部長羽生です!」
芹「習字のコンテストを出して欲しいのかしら?」
羽生「はい!料理コンテストが通ったと聞いて、うちも出したもらえないかと・・・」
八期「却下!」
羽生「なぜですか?」
八期「何を持って、綺麗か分からないからダメだ!」
羽生「それはあなたが分からないだけですよね?」
八期「ああ、わかんねーよ!だけど、字の基本くらいは分かるわ!」
羽生「じゃあ、なぜダメなんですか?」
八期「掠れたり、汚い字なのに、入賞・受賞されてるのがおかしいよ!何が綺麗な字だよ!読めないのにか?」
零「崩し字が分からなくて揉めたことがありまして・・・」
羽生「それを無しにしますから!」
八期「嫌だね!何を持って比べるのか分からん!ましてや習字だし!」
芹「確かに、鉛筆かシャーペン、時にボールペンを使って習字を使う場面ほとんど無いけど・・・」
八期「読めもしねー、字だけ誉められて、普通の字が誉められない場なんか信用出来るか!帰れ!」
零「相当ご立腹だから、何言っても聞かない」
羽生「分かりました・・・」
回想終わり
薺「岡田先輩が付き人と言うか、解説と言うか・・・」
零「会長補佐ですから!」
芹「次は美術部じゃなかった?」
回想
山下「失礼します」
芹「あら、山下君!」
八期「お前が部長だったっけ?」
山下「お忘れですか?前部長はあなたのせいで・・・」
零「せいじゃないよ!」←睨む
山下「会長に謝罪どころか、文句言って矯正学校に飛ばされて・・・」
八期「自業自得だな!それで何しに?」
山下「分かりませんか?絵はコンテストとか展覧会をやってこそなんぼなんですよ!それで評論自体がなければ何を評価するんですか?」
八期「評価?何を持って価値があるんだよ?何が違うのか聞きたいね!」
山下「あんた描けるのか?」
八期「描けないよ!でも、ちゃんと描けてるものは全部同じものだろ!同じ絵なら他に違いはあるかもしれんが、全員バラバラなら比較するものがないじゃねーか!」
山下「あるよ!」
八期「ってか、絵だって、子供の落書きみたいな絵が評価されることもあるよな?それはどう説明するんだよ?」
秀喜「だから、お前はどんな漫画を読んでるんだよ!」
八期「しかも、変な絵もあるし、良く認められたな!」
山下「変な絵ってなんだ?」
零「この場合の変は、脱衣を意味するから、裸婦絵の事ね!確かに、なんであるの?そして規制はないの?」
八期「そんな絵が合って何が芸術だ!何が良くて何がダメだ?説明してみろ!」
山下「ううっ・・・」
八期「本当凄い絵は、写真のように描く画家か、騙し絵くらいだよ!」
山下「じゃあ、俺らは何しろと?」
八期「絵描き教室か、似顔絵屋でもやれば良いだろ!」
零「似顔絵だけでも十分な評価に成るよ!」
八期「だが、絵は比べるものではない!」
山下「分かったよ」
回想終わり
芹「正直、『それを勉強しなさいよ』か『分からん奴が口を挟むな』って言いたいわ!」
零「見た目の判断が苦手な人だから・・・、特に微妙な違いとか分からない」
薺「裸婦絵は私も納得ですが、絵の違いとは?」
零「全然、連想すら出来ない絵並べてどちらが高い絵でしょ?なんて比べられないってこと!結局は人間の価値観!いわゆる、有名な画家が認めればそれはたとえ落書きでも高評価される、そう思ってるんじゃない?」
芹「失礼な!画家だってプロなんだから!」
零「景色をモデルにして描いた絵は比較対象があるから凄さが分かるけど、何もないものは比較するものが無いからなんとも言えない!事実誰が認めるかで絵の価値は変わるから!」
葉月「どんな漫画かドラマ見てるんだよ!」
薺「そう言えば音楽も!」
回想
?「失礼します!吹奏楽部の音葉と言います!」
芹「ええっと、音楽コンテストかなぁ?」
音葉「はい!」
八期「どっちもやだ!」
音葉「まだ何も言ってませんよ?」
八期「どうせ、楽器か歌のコンテストでもやりたいとか言うんだろ?」
音葉「そうですが、何がダメなんですか?」
八期「この学校は耳と頭がおかしい生徒しか居ないから!」
音葉「そんな筈は・・・」
零「自分の歌声を音痴と言われて・・・」
音葉「音痴じゃないんですか?」
芹「私も付いていったけど、90点も余裕で取れる位上手い!」
音葉「私が希望するのは楽器で・・・」
八期「却下!どうせ、名を馳せた奴が勝つに決まってる!」
秀喜「だから、お前はどんな漫画を読んだ?」
零「まあ、ドレミの音階すら分からない子だからね!」
芹「分かんないのに文句言ってるの?」
零「メチャクチャよ!間違ってるのに文句言う!」
葉月「達悪!」
零「しかも、答えるのはドレだけ!」
歩「クイズ番組で『ドレだけ練習しても上手くなりません』って無かった?」
零「テレビの格付けでも、違いは分かるのよ!でも答えを間違えるの!」
芹「それを分かってないって言うのよ!」
零「しかも、ポンコツ楽器を良い音だって!」
薺「もう黙ったらどうですか?楽器のセンスありませんよ!」
八期「弾く人が上手いんだ!」
秀喜「上手いだろうけど・・・」
八期「そもそも、楽器なんて、タンバリンとかカスタネットとかトライアングルみたいな叩く系以外の楽器は1曲演奏出来るだけで凄いよ!」
零「素人からしたらね!」
八期「楽器なんて、みんなに聞かせて楽しませることを目的にするんだから、わざわざ比べる必要なんか無いんだよ!間違えずに弾いてくれればそれで良いんだ!」
音葉「そんなメチャクチャな!」
零「こう言う子なので・・・」
回想終わり
芹「比べる理由が分からないと?」
零「うん、正しい音階で、正しい曲に成っていれば本人はそれでいい人だから!」
薺「比べたとしても分からないんですね!」
零「それプラス、自分が思う、好きな音色とか、これが上手い人って言うこだわりが出ると、その人が負けた時が1番納得行かないって所ね!」
芹「すなわち、簡単に言うと証明出来ないと言うことかしら?」
零「そう言うこと!結局は人の感覚と価値観だから!比べられないものを比べても意味ない!と言うよりかは、明らかすぎる時の下手の多数派、上手の少数派が許せないってことね!これはあくまで比喩よ!」
芹「分かる、でも自分がやられると納得行かない時ってあるからね」
薺「確かに、人間不信になるね」
零「だから、8の時も上を目指さず自分の好きなようにやってる!」
薺「そうだったんですね!」
芹「ただ、マナーが厄介だったね」
回想
結菜「風紀委員の企画でマナー教室・講座をやりたいのですが?」
芹「いいね!」
八期「却下!」
結菜「なぜですか?」
八期「何がマナーだ!そんなもの誰が決めたか分からん価値観の塊じゃねーか!」
結菜「何でそんなこと言うんですか?」
八期「マナー、マナー言うなら見た目以外で説明してみろよ!それに人によって行かんの違う奴はどうすれば良いんだよ!ハッキリしろ!」
結菜「なんですかそれは?」
芹「シャツを入れるかどうかよ!学校は『入れる!』って判断だけど、コイツの家では『出せ!』だったから!」
八期「覚えてたんだ」
芹「あんたと最初に会った日を忘れられる訳ないでしょ!」
結菜「それはどういう?」
芹「私、元風紀委員!松本先生まで来てたもの!」
零「私が転校する前ね!」
結菜「少なくとも、食事マナーは・・・」
八期「何がマナーだよ!好きに食べさせろよ!」
結菜「好きに食べさせると、行儀の悪い姿を見せつけることに成るんですよ!それで良いんですか?」
八期「見た目じゃなくて、実用的な奴にしろよ!何を持って行儀が悪いのか言ってみろ!」
結菜「これは一体?」
零「うどんとかの残り汁で猫まんまするなって怒られたんだって!しかも理由が行儀が悪いから!」
結菜「ダメでしょ!」
八期「他にもレシピあるのにか?立派な料理なのにか?何を持って行儀が悪いんだ!」
結菜「じゃあ、犬食いして良いんですか?」
八期「あんなもの、食べにくいだろ!」
結菜「えっ?じゃあ、なめ箸は?」
八期「取り分けの時に、唾液が付いた箸はなあ・・・」
結菜「突き箸は?」
八期「トマトとか刺したら勢いで汁とか飛ぶだろ!」
零「やってみて、周りに被害を与えたり、自分に直接的に、苦にしか成らないものなら納得出来るけど、間接的に被害を与えるものは、人の価値観だから、納得出来ない!」
八期「見た目だけのマナーなんて価値観の押し付け!暴君も同じだよ!こっちが何した!って話だよ!それに新作料理とか、新しい物の製作なんて、始まりは常識を覆すか、今までのイメージを言い意味で裏切って作るものだろう!それに変わった食べ方なんて、有名人でもやってる上、お薦めの食べ方とか出されてるじゃないか!
だったらそれはなんなんだよ!これがマナー違反なら全部マナー違反じゃねーか!
お前それを全国に発信出来るのか?ああん?」
回想終わり
芹「まあ、理不尽なマナーにうるさい人間も居るけどね・・・」
零「一つ一つ許してたら収集付かないから!」
薺「でも、面接とか、社会人になってからのマナーは必要じゃないですか?」
零「それは採用した!誰もが通る道だからね!知って損はないし!」
芹「あーだこーだで、コンテストほとんど却下ね!」
薺「本当!むしろ四葉さんが凄いです!」
零「まあ、あれは料理の美味しさでなく、好き嫌いを失くすって所に目的をずらしたから、納得したんだよね!好き嫌いを無くそうは小さい頃から言われてるルールだから!」
薺「確かに」
芹「成る程」
葉月「それよりどうするんだ?ちっとも企画が来ないぞ!このままだと日本一つまらない文化祭に成るぞ!」
理珠「とは言っても、コンテスト系がほとんど認められないため、ほとんど諦めております!そうなると、何が良くて何が悪いのかが分からず、誰も足を踏み込めない様です!」
金「もう直接頼みに行けば?」
八期「何で?」
金「このまま、出店も露店もない文化祭で良いの?」
零「そうだよ!こうなったら、直接直談判に行くしか無いよ!」
秀喜「そもそもなんの絶対命令だよ!お前が指示しないと何も進まないぞ!」
八期「分かった、行ってくる!」
果たして八期の行く場所は?
- Re: ナンバーズ8 ( No.347 )
- 日時: 2023/07/26 22:42
- 名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)
345話・神モブ達のありがた迷惑
トントントン
佐伯「はい!か、会長!」
八期「お前らに頼みがある!」
佐伯「頼み?まさか廃部ですか?」
岡島「期限は来年の3月でしたよね?」
前原「言われた通り、今6回中3回出てますよ!」
真城「未だ入賞1つありませんが・・・」
岡島「おい!それを言うな!」
白崎「でも、今は4回目のアニメ製作の会議中です!」
八期「おい!勘違いするな!文化祭の出し物について聞きに来たんだ!」
佐伯「えっ?会長自ら?」
八期「お前ら何びびってんだよ!アニ研なんだからアニメ製作すれば良いだろ!」
佐伯「いや、会長に見せて却下されたら・・・」
八期「僕だけに見せてどうするんだ!?全校生徒に見せるんだろ!」
佐伯「はい!」
岡島「ごもっともです・・・」
八期「漫研と協力して映画でも作れよ!」
佐伯「締め切りが・・・」
八期「ん?前来た時に見ていない人が居るけど?」
佐伯「ああ、アニメ製作の宣伝及び漫研と協力してると言ったら、入部希望者が増えまして・・・」
八期「人数増えたんなら、後輩たちに任せれば良いだろ!」
後輩A「俺達がやって良いんですか?」
八期「部活は協力が必要だろ!ましてや、漫研には教育係だって居るのに・・・、担当分けてやれよ!」
隣の漫研
花海「あの、映画の件は?」
八期「基本、アニ研だが、with漫研的に合同製作になるな!」
花海「展示は禁止ですよね?」
八期「そうだな、展示だと漫画を読むことだけに成るから、漫研の仕事を見せるためにも展示は避けたいんだよ!」
花海「成る程、だから展示は禁止だったんですね!」
八期「僕が伝えたいのは漫画の面白さでなく、作り方だよ!作り方を知ってる人はほとんど居ないからね!そうだ!漫画教室とか出来る?」
花海「教室ですか・・・、どんな感じですか?」
八期「素人でも出来る作業とか?分かりやすい漫画の作り方とか?」
花海「相談してみます!」
八期「待ってるよ!」
野球部では
八期「野球と言えばストラックアウトだろ!」
サッカー部では
八期「キックターゲットかPK対決でもすれば良いじゃないか!」
ボーリング愛好会
八期「簡易ボーリング位作れるだろ?」
体操部
八期「簡易サスケ作ったらどうだ?」
釣り愛好会
八期「紙で釣り上げるか玩具の釣りをやれば?」
生徒会室
八期「はあー、全く発想力無いのか?ここの学校は?」
香「あんたが言うな!」
八期「誰も、賛成してくれないもん!だったら言っても意味ない!」
理珠「八期会長のお陰で、部活動の出し物が潤って来ました!」
八期「ただ、僕だけの文化祭に成ってないかなって不安がある!」
香「それは罪悪感って言うのよ!まあ、それがあんたの良いところかつ絶対命令を使える理由なんだけどね!」
芹「ただ、クラスの出し物が結構絞られてくるのね、ゲーム系はほとんど部活動に吸い込まれたから・・・」
八期「僕は出す気無し!誰も手挙げてくれないもん!」
零「八君のアイデア幼い感じがしたりと言うか分かりにくいと言うか・・・」
香「あんた、一度やって楽しかったものをもう一度やりたいって提案するよね?新しい発想とかないの?」
八期「だって楽しいんだもん!」
留「会長!大変です!」
八期「どうした?」
金「各部活動の出し物の場所取りで、揉めていて・・・」
八期「正確には決めてないからな、理珠配置の計算とか出来る?」
理珠「すべての出し物を把握出来ればお安いご用です!テトリス感覚で、分けていきます!」
芹「大変よ!出し物の場所取りが・・・」
八期「今、理珠によって分けてもらえるよう準備を・・・」
薺「違うんです!」
零「何が違うの?」
葉月「なかなか、他の部活動の出し物が動かないからって、スクールアイドル同好会のステージがグランドに完成されていき、とても全ての出し物が出せない状況なの!」
八期「はあ?どう言うことだ?」
芹「同好会のメンバーに聞いてみたけど、誰も知らないって!」
八期「1回行ってみるか・・・」
グランド
林檎「そうそう!これをそこにね!」
八期「おい!何やってる?」
林檎「あっ!会長!こんにちわ!」
八期「何をやってる?」
林檎「やだな、会長だって愛のファンでしょ!愛だけのステージを作ってるんですよ!」
八期「と言うことは?」
林檎「はい!蜜柑は明先輩!桃子は杏先輩!
コッペパン同好会は恵梨香ちゃん、
演劇部は和ちゃん、
モデル部は蓮先輩、
バスケットボール部は紫先輩、
1年Aクラスの生徒達が奈々ちゃん、
服飾同好会はエル先輩、
のステージを作ってます!」
八期「その許可は?」
蜜柑「これからですよ!周りの生徒達には同好会のライブを華やかにするために、場所取りのための署名活動をして、許可とりました!これで、皆さんが納得した状態で同好会の人達のライブが見れます!」
桃子「やっぱり、個性がバラバラな同好会の人達だったから、場所決め難しかったよ!ステージのイメージだって、その人に合わせるかつ雰囲気も良くしないと!」
八期「今すぐ、取り壊せ!」
全員「ええっ?!!」
八期「絶対命令だ!」
林檎「なんでですか?会長だって同好会のライブ好きですよね?」
八期「文化祭は1つの部活動を目立たせるためにあるんじゃない!全ての部活動の内容を見て貰うためにあるものだ!」
桃子「ええっと・・・」
八期「誰がここまでやれと言った!」
フルーツトリオ「ひええ!」
八期「ステージなんて3つで十分、いや、2つで良いわ!」
林檎「2つって?」
八期「1つは、研究部と合同で使う!同好会は紅城除いて9人だから、3人ずつ分ければ良いだろ!」
林檎「でも・・・」
愛「林檎ちゃん!」
桃子「愛、それに杏ちゃんに明さんまで・・・」
杏「あなた達が私達を応援し、私達のお手伝いをしてくれる気持ちはありがたいし、助かる!」
明「でも、文化祭で出し物をするのは私達だけじゃない!ましてや私達だってクラスの出し物だってある!」
愛「私達も人間!文化祭で遊びたいとも思ってる!」
杏「ずっとライブしてたら、文化祭の思い出がこれだけに成っちゃうのは嫌だ!」
愛「林檎ちゃん達とどこかで遊びたい!食べ歩きしたい!」
八期「確かに、僕も彼女達のライブはみたいが、文化祭はこれだけを楽しむための企画じゃないだろ!」
フルーツトリオ「はい・・・」
八期「取り敢えず、今理珠に出し物の配置を組み替えて貰ってるから、それを聞いた上で面積も考えて2つだけに絞れ!そして余計なステージは何かに代用でもしろ!それが終わったら反省文!分かったな!」
林檎「それって?」
八期「別件だ!後で職員室に行くように!」
フルーツトリオ「はい、分かりました」
- Re: ナンバーズ8 ( No.348 )
- 日時: 2023/09/12 20:59
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
八期「イヤー、何とか開店できたね!」
秀喜「おお、そうだな!」
ヘンゼル「女子達のメイド姿が待ち遠しいぜ!」
346話・開店!喫茶店『ナンバーズヒロイン!』
シャー!
青奈「さあ、どうだ?」
零「似合ってる?」
八期「うんうん!可愛い!中でもグレーテル!」
グレーテル「お世辞なんて止めろ!俺みたいな男勝りがこんなヒラヒラ似合うものか!」
八期「えー!本当に誰よりも似合ってると思うのにな!」
林檎「なぜ、私達まで?」
杏「恥ずかしいよ!」
八期「杏ちゃん達はここでライブするんだから!この近くに居て貰わないと困る!後、焼き菓子同好会はこの前の罰として合同でやってもらう!」
零「と言う建前の、何提供すれば分からない為の材料提供なんだけどね!」
蜜柑「利用された!」
桃子「でも、その代わり近くで杏ちゃん達のライブが見れるよ!なんたって食事をしながらライブが見れるんだから!」
八期「取り敢えず、皆日毎のシフト分かってるよね?」
理珠「23人を5日で割り、最終日は全員ライブですよね?」
愛「それって研究部の人達も?」
八期「うん!全員で毎回やってたら誰も見せ出来ないし、覚えるの大変だからね!それにソロもやってみたいと思ってたし!」
八姫「名のあるアイドルグループだって、ソロもやってるとこ合ったりするしね!」
杏「へー!私八期君の歌聞いてみたいな!」
八期「だったら水曜日だよ!決めるの大変だったんだ!」
芹「リーダーの癖に、最初が良い!最初が良いって言ってね!」
葉月「何しにうちに入ってんだよ!」
明「本当集団行動苦手だからな!何回迷子に成った八期を探したことか!」
八期「迷子じゃないよ!置いてかれたんだよ!」
希「それを迷子って言うんです!」
愛「結局、順番は?」
香「今日の1日目は愛海がトップバッター!その次が田中で、その次が同好会の完道!桜→零→谷川の順よ!
まあ、ライブは一時間毎にやっても6人でも余裕だから!今日はこの5人が店番!」
林檎「なんですか?この○○ヒロインって言うのは?」
零「八君が考えたヒロイン診断を元に書いた表!メイドの人数多いから、個性を書いて抽選で付くメイドが決まる!」
蜜柑「何それ?ええっと・・・」
表
想いは擦れ違うけど絆は大きい正ヒロイン・松本八姫
人に託すが本心が分からない助太刀ヒロイン・麦田子
恋愛経験無し!恋に翻弄!謎ヒロイン・大西グレーテル
消極的でチャンス潰す人気ヒロイン・草芹
素直に成れない妄想少女!昇格ヒロイン・岡田零
純情一途!でも本音が言えない!裏ヒロイン・谷川希
積極的で手段を選ばない対抗ヒロイン!・村上青奈
押しに弱い衝撃の人未来ヒロイン・岩村平江
その気はないのに訳合って惚れた見守りヒロイン・森田金
本気か?ただのからかい屋か?疑惑ヒロイン・松下葉月
愛海「あの?私は?」
八期「ごめん、データが無いから載せれなかった!」
結「ただ、ここのメイド喫茶は厳しいですよ!」
明「どう厳しいの?」
杏「キャア!」←スカートを捲られる
男子A「ごめん、ごめん手が滑っちゃった!」
八期「先生!」
香「分かったわ!」ピー!
男子A「ん?なんだ?おい!どこ連れていくんだ?嗚呼!」
香「このように、従業員へのセクハラ痴漢はいじめレベル9の扱いとなってます!それもちゃんとここに書いてます!」
蜜柑「厳しい!」
桃子「だけど、私達は安心だね!」
八期「たく、意味分かんないな!」
林檎「会長文句言ってますけど、痴漢に鈍感なんですか?」
香「逆よ!むしろ敏感!ただ分からないのよ!」
林檎「触られて叫ぶ女の子の気持ちが?」
香「違う!触って欲求を覚える男の気持ちが!」
フルーツトリオ「そっち!?」
林檎「あれ?でも杏ちゃんは明日がライブじゃ?」
八期「広いから10人でやることにした!今日のライブ担当と明日のライブ担当がね!1人居ないだけで、回すの大変でしょ!」
フルーツトリオ「確かに!」
グレーテル「はあー、なんで俺なんかがセンターやらないといけないんだよ!」
林檎「へー!グレーテル先輩がセンターなんだ!」
グレーテル「決まった理由が俺のメイド姿が可愛いからだぞ!たく、どんな理由だよ!」
八期「可愛いだけじゃないんだよな!」
グレーテル「じゃあ、なんなんだよ!言ってみろ!」
八期「メイドってスカートだから、見て女の子って分かるよね?」
蜜柑「まあ、それは・・・」
桃子「男が着てると、見た瞬間キモいし・・・」
八期「見ただけで、グレーテルが女の子だって分かりやすくするため!」
グレーテル「八期・・・」
八期「まあ、僕は見た瞬間グレーテルのメイド姿が似合ってるって思ったけど!」
グレーテル「恥ずかしいから止めろ!」
八期「後、一応ここの喫茶店の店長グレーテルだから」
グレーテル「はあ?何でだよ!?リーダーのお前じゃねーのか?」
八期「生徒会長の為!後、センターだし、責任の取り方分からないし・・・」
グレーテル「絶対本音は最後のだろ!」
八期「じゃあ、後はお願い!」
グレーテル「おい!逃げやがった!」
芹「大丈夫よ!私が代わりにやっとくから!それに中等部ルールだし!」
グレーテル「芹、ありがとうな!」
芹「まあ、八期も言ってみたかたっただけよ!」
グレーテル「ふーん!意外とお茶目だな!」
芹「そんなことよりも、今年こそ何も事件が起きずに、平和に文化祭が終わることを目指さないとね!」
葉月「本当に、簡単そうで難しい目標だよな!」
しかし、そんな意気込みをしていても、世の中そんなに甘くなく、大量強制転校があるなど、
この時のメンバー達は知らない!
香「あれ?八期は?」
葉月「自分は店番3日目だからって、歩に許可取って出ていきましたよ!」
香「ここじゃなくて、生徒会の仕事もあるのに!」
零「それを言い忘れてたから!」
香「あなたも止めなさいよ!」
芹「こうなると見つける方が難しいです!」
薺「手分けして探しましょう!」
零「OK!店番以外のメンバーお願いね!」
全員散らばる
香「ああ、全員バラバラに成ったら・・・」
愛海「手分けした方が効率的良いのでは?」
香「そんなあいつ連れて、仕事に誘導すると思う?絶対二人っきりをチャンスと思って、遊んで過ごすに決まってるわ!」
愛海「ああ(青奈とかやりそう、私も・・・)」
一方
八期「さあ、何して遊ぼうかな?」
トントン!
八期「?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.349 )
- 日時: 2023/09/13 07:52
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
347話・文化祭デート(1日目・正ヒロイン)
八姫「あんた、何やってるの?」
八期「店番は3日目だから楽しもうと!」
八姫「あっそう!生徒会の仕事とかは?」
八期「合ったような?無かったような?」
八姫←突然八期の腕を引っ張る
八期「八姫ちゃん?」
八姫「仮にも許嫁だから!」
八期「はい?」
八姫「決して、あんたが他の女子と一緒に文化祭楽しんでる姿を見たくないとかそう言うのじゃないから!」
八期「どこ行くの?」←ほとんど聞こえてない
八姫「ねえ?どこ行きたい?」
八期「楽しければどこでも良いかな?ストラックアウトとか、PK対決でも・・・」
八姫「はー、本当あんた自己中ね!」
八期「どう言うこと?」
八姫「こう言われたら、普通は『八姫ちゃんはどこが良い?』って相手の候補を聞くのよ!」
八期「でも、聞いてきたのは八姫ちゃんじゃん!」
八姫「そうだけど、相手を聞いてから、『自分はここに行きたい』って言うの!いきなり自分の希望なんて、相手を思って言ってる?」
八期「でも・・・」
八姫「じゃあ私が『キスする』って言ったら?」
八期「それは、『良いの?』って聞き返す!」
八姫「ほら、聞き返してるじゃない!」
八期「どう言うこと?」
八姫「キスだと、あんたは冷静になって、相手の気持ちを考えた!だけど、最初の出し物の提案は私に聞かずに、自分の行きたい場所から選ぼうとした!」
八期「あっ!確かに・・・」
八姫「それはあんたが相手の事情というか、気持ちを考えたからでしょ!」
八期「うん!」
八姫「集団行動って言うのはそう言うところよ!」
八期「どういうところ?」
八姫「だから、自分だけ楽しむだけでは意味がないってことよ!」
八期「ああ、何となくわかる!それで八姫ちゃんはどこ行きたい?」
八姫「それだったら、私はストラックアウトかしら!」
ストラックアウト
八期「やっぱり並んでるね!」
八姫「『なら、むしろチャンスね!』あんたは私と許嫁どう思ってる?」
八期「正直な気持ちは嫌かな?」
八姫「私と許嫁ってことが?」
八期「親に結婚相手決められてるところが!」
八姫「それは私も同意ね!勝手にはメチャクチャだと思う!だけどさあ、あんた次第では解消も可能なのよ?私達は一緒に過ごすことを目的にして合って、大人に成ったら絶対結婚しろって訳ではない!」
八期「そうだけど、こう言う関係も悪くないって思う自分も居る!」
八姫「どう言うこと?」
八期「許嫁抜きにして、八姫ちゃんを1人の女子として見ると、まあまあタイプかなって!」
八姫「ど、どういうところが?」
八期「顔?」
八姫「それだけ?」
八期「1番はまず、そこだから!」
八姫「何よ!(でも悪くない)」
八期「メンバー内で言えば、6番目位かな?」
八姫「『ろ、6番目!?微妙!』1位は?私より上は?」
八期「正確な順位は付けられないけど、零ちゃん希お姉ちゃん、愛海ちゃん、まっちゃん、その次位に八姫ちゃんかな!」
八姫「へー、そーなんだ!(芹に勝った!)上のメンバーはどういうところが良いの?」
八期「何て言えば良いのかな?優しいところとか、面倒見が良いところとか!」
八姫「確かに、まっちゃんや希お姉さんは本当に面倒見良い方よね!」
担当A「次の方?」
八姫「ほら、あんたじゃない?」
八期「お先にどうぞ!」
八姫「えっ?良いの?」
八期「こう言うのは最後に楽しみを取っておきたいから!」
八姫「あっ、そう!じゃあ私が先にやらせて貰うわね!」
ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!・・・
八姫「意外と難しかったわ!」
八期「ボールが丸めた新聞紙だとね・・・」
八姫「全然、遠くに投げられない!」
八期「コントロール難しいから!」
担当A「はい、結果は90点!そこそこ上手いね!」
八姫「ありがとうございました!」
八期「2球しか当ててないけど・・・」
八姫「2/5よ!」
担当B「次の人!」
八期「は~い!」
担当B「あっ、あまり強く投げると的壊れるかもしれないから、利き手と逆で下手投げで投げてくれる?」
八期「八姫ちゃん時、言ってなかったけど?」
担当B「女の子だったから!」
八期「差別発言じゃない?」
八姫「それは私も聞き捨てられない!」
担当A「すみません、今後は全員に言うので許してください!」
八期「左手の下手投げか!」
八姫「出来るの?」
八期「下手投げは左でしか出来ないから!」
八姫「マジで?」
八期「右でやると、あっちこっちどころか、真上に飛んで的どころじゃない!」
結果
担当B「はい、80点ね!」
八期「4/5なのに!」
八姫「まあまあ、意外と上手かったね!」
八期「右だったらもっと酷いよ!」
八姫「上手投げは?」
八期「勿論右!最近肩壊してるけど!」
八姫「ねえ、小腹空いたし、何か食べない?」
八期「う~ん・・・」
八姫「考える暇があるなら付いてくる!」
八期「うわー!」
そして
八姫「細長いポテトはどこでも美味しいわね!」
八期「塩が良いのかな?」←貰ってる
八姫「はい!」
八期「ありがとう!」
八姫「この後の予定は?」
八期「わかんない!部のライブは先生が撮っておくって言ってたし、同好会のライブも目当ての物じゃないし!」
八姫「あっ、そう!(このままどうしようかしら?)」
八期「あっ!」←目隠しされる
八姫「あれ?どこ行った?」
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