二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.133 )
- 日時: 2021/06/20 15:16
- 名前: いくちゃん (ID: XWukg9h6)
131話・事実の勘違い(前編)
食事中
鶴「あら、零あなた全然箸が進んでないじゃない!何か合った?」
零「べ、別になんとも無いよ!」
鶴「あなたの嫌いなものなんて入れてないわよ!まあ、野菜は除いたとしても、あなたなら食べれる筈よね!」
零「うん、勿論!でも、お腹いっぱいかなぁ・・・」
鶴「まさか、ダイエットしてるなんて言うんじゃないんでしょうね?落とす肉なんて無いのに、それにダイエットやり方間違えると命に関わるんだからね!」
零「そうなの?」
鶴「そうよ!体重なんて平均値台を保ってたら気にすることは無いわ!まあ、これ言ったの二君だけど・・・」
零「何で?」
鶴「それでダイエットに失敗した人とダイエットで、身を滅ぼしそうに成った人が居たから!」
零「ふーん、あっ、私はダイエットとかじゃなくて本当にお腹いっぱいで・・・、小腹が空いたら食べとく」
鶴「そう?分かった冷蔵庫に入れとくわね」
それから
鶴「ねえ一ちゃん!最近零の様子がおかしいの!」
一「えっ?」
鶴「よくご飯を残すし、上の空だし、私心配だわ」
一「他に何か変わったところとかは?」
鶴「え~っと、口数が少ないところとか、最近避けられてるような・・・」
一「分かった!」
鶴「何?」
一「それはきっと恋だよ!」
鶴「こい?こいって魚じゃなくて?」
一「恋愛の方ね!」
鶴「恋!!!!!」
二「うるさい!」
鶴「うるさいって何よ!うちの可愛い妹が誰かに恋したかもしれないと言うのに・・・、ああ、もうどうしよう?」
グレーテル「何騒いでんだ姉御!」
鶴「私の可愛い妹が恋してるのよ」
グレーテル「恋の1つや2つするに決まってんだろ!」
鶴「零はまだ11歳よ!早すぎるわ!」
一「恋に年齢は関係無いよ!」
グレーテル「恋なんて俺だってしてるのに・・・」
鶴「嘘!」
一・二(食い付いた!)
鶴「ねえ、誰のこと好きに成ったの?お姉さんに教えなさいよ!このこの!おませさん!」
グレーテル「零の時と反応違くない?何で興味津々なんだよ!しかも肯定的!」
鶴「あんたが好きになったって言うならいくらでも応援するわよ」
一「じゃあ零ちゃんは?」
鶴「あんな可愛い妹に彼氏なんて早いわ!きっと騙されてるのよ!愛も泉もお姉ちゃんが守ります!妹達はお嫁になんか行かせません!」
二「実と義理でえらい変わりようだなあ・・・、つうか行かせろよ!」
鶴「何?理事長に楯突くつもり?」
二「恋に理事長関係無い!」
鶴「これは私達姉妹の問題です!」
一「有君が彼女連れてきたら?」
鶴「誕生日プレゼントが彼女を連れてくる?んー、まあ、あの子も遂に!と思いつつ騙されてないか見定める」
二「根本は変わってない」
一「それにしても零ちゃんが好きになる男子ってどんな子だろう?」
グレーテル「いや、そんなのあいつしかいねえだろ!」
鶴「誰?相手によっては学校から追い出して・・・」
二「それもいじめの1つだよ!理不尽にもほどがある!」
グレーテル「八期だよ!あいつが好きになるって言ったら八期しかいないって!」
一「いや、あんなドン臭い自己中のどこに惚れる要素が・・・、運動神経悪いし、学力は中の下程度の奴に・・・」
鶴「そうよ!釣り合わないわ!あの子と結婚したらあの子はきっと貢がされるだけ貢がされて、最後は・・・」
二「いくら鶴ちゃんでもそれは怒るよ!流石にあいつの未来が真っ暗になりそうってことは認めるが、悪いことには手は出さないよ!」
一「あんた意外と辛辣ね?」
二「お姉ちゃんに言われたくはない!」
八期「何話してるの?」
全員「わあ!」
鶴「私の妹が誰かに恋してるかもって話よ!」
八期「じゃあ鶴さんは妹が結婚すると言われたらどうしますか?」
鶴「そ、そりゃ心から喜ぶわよ!可愛い妹が選んだ人ならきっと大丈夫だと思うし・・・、それに妹には幸せになって欲しいしね!」
八期「ふーん、(妹の結婚を喜ぶって言っているからきっとグレーテルだね、零ちゃん達は絶対嫁に出さない!って叫んでたし・・・)」
鶴「あなたは私の妹についてどう思う?結婚を前提として・・・」
二「鶴ちゃん、早い早い!」
八期「う~ん、頼りになるよね」
鶴「そりゃいつも一緒にいてあなたのこと助けてるんだから!」
八期「そうかな?どちらかというと遠くから見ていて何か合ったら飛んで来るみたいな・・・」
鶴「飛んでは来ないでしょう!ただ影で助けているのは事実よね」
八期「本当に凄いよ!僕より上の存在だから頭が上がらないよ」
鶴「当たり前よ!私の自慢の妹なんだから!」
八期「けど、この間町子お姉さんに勉強教えてもらってたけど・・・」
鶴「はあ?そんな筈は無いわよ!妹は頭が良いのに・・・」
八期「ええっ、町子さんびっくりしてたよ!ここまで物覚えが悪い子は初めて、だけど可愛い弟、妹が出来たみたいって!」
鶴「どこをどう間違えたら弟なのよ!確かに有は私と零と血が繋がってるけど・・・」
八期「あれ?血が繋がってないから従姉妹として見てるって行ってなかった?」
鶴「ちゃんと血が繋がっているわよ!それに頭も悪く無いわよ!そつだわ、あなた私の妹のことどう思ってるの?」
八期「えっ?」
鶴「好きなの?どうなの?」
八期「ええっと、その質問が嫌いです」
鶴「私の妹が嫌いですって?」
二「言ってない!言ってない!早とちりしない!質問内容が嫌だって言ってるんだよ!」
鶴「じゃあ質問を変えるわ、私の妹と結婚したい?」
一「直球過ぎよ!」
八期「ええっと、正直、タイプではありません・・・」
鶴「(ムキー!)私の妹の何がダメなのよ!可愛いじゃない!」
二「嫁に行って欲しいのか?嫁に行って欲しくないのか?どっちなんだよ!」
一「誰だって自分の家族に興味ないって言われたら怒るわよ!」
八期「乱暴で男勝りなところとか・・・」
鶴「誰のせいだと思ってるのよ!全部あなたを守るための行動よ!」
八期「えっ、でも・・・」
鶴「でもも、何も無い!こうなったら・・・」
八期「はい?」
鶴「私と勝負よ!」
全員「何で?!」
鶴「妹を掛けて私と勝負しなさい!知力・体力・精神力の3本勝負よ!」
二「あの鶴ちゃん・・・」
一「多分、全部負けるそれに知力なんて学年的な問題もあるし・・・」
鶴「なら私が作った問題を解いてみなさい!体力も私が距離と時間を設定するわ!精神力は後で言うわ!その中で1つでも成し遂げたら妹を自由にして良いわ!」
一「今、危ない台詞言ったと思うけど大丈夫かな?」
二「えっ?何か合った?危ない台詞?」
一「あんたは気付いてないなら良いわ」
零「ねえ、何騒いでるの?」
鶴「零、これはお姉ちゃんと八期君の話よ!そう男同士の話なの!」
グレーテル「いや、親父か!その前にあんた姉だろ!男同士じゃねーじゃん!」
零「ちょっと何八君巻き込んでるの!やめてよお姉ちゃん!」
鶴「ダメよ!もう決めたの!それに妹の婿が貧相で軟弱な体力無しって言うのもあれだしね!」
一「まあ、納得!」
二「右に同じく」
零「婿、私まだ結婚する年じゃ・・・」
鶴「お姉ちゃんはあなたの将来を考えてなの!今のままだとこんなの紐にしかならないわ!今すぐにでも鍛えないと!さあ準備しないと!」
零「お姉ちゃん!」
ガチャン!
零「ねえ?どういう状況?」
八期「わかんない!それより零ちゃん」
零「何八君?」
八期「歯が痛いんじゃないの?」
全員「えっ?ええっ!」
零「何で分かったの?」
八期「実はさっきお姉ちゃん達の話聞いてたんだけど、零ちゃんのお姉さん、きっと零ちゃんが恋に悩んでるって勘違いしてるよ!」
全員「ええっ!」
零「それで私が歯が痛いんじゃないかって?」
八期「うん!虫歯を恋の悩みと勘違いするのは漫画とかでよくあるから」
全員「何それ!」
一「それはそうと、八期、鶴ちゃんに鍛えてもらいなさい!さあ今からお姉ちゃんが勉強を教えてあげるわ!来なさい!」
八期「えっ?えっ?えっ?!ああ!」
ガチャン!
零「行っちゃった・・・、えっお姉ちゃんは私が恋してると勘違いしてたの?」
グレーテル「ああ、お前が八期に恋してるって思ってたよ!まあ、俺のせいだけどな!」
零「フェッ!!」←赤面
グレーテル「えっ?」
零「もう!お姉ちゃん!なんてこと考えるのよ!」
グレーテル(まさか嘘から出た真!?)
- Re: ナンバーズ8 ( No.134 )
- 日時: 2021/06/27 20:17
- 名前: いくちゃん (ID: QnSr3K5Z)
132話・事実の勘違い・・・②
グレーテル「零のあの反応と台詞、絶対あいつ八期のことが好きだよな、恐らく最初は歯が痛かったんだろうけど、姉が自分が八期に恋してるって聞いて、意識したところか!」
次の日
鶴「さあ、この問題をやってもらうわよ!」
二「五教科だ!」
一「しかも、学校と同じくようなテスト」
鶴「あなたの学年と同じ程度の問題よ!これで全部100点取ってみなさい!」
八期「ええっ!?」
二「鶴ちゃん!厳しすぎるよ!」
鶴「これくらい普通よ!」
一「いや、パット見たけど、応用問題、時間内に解けるか解けないか位の瀬戸際だと思う!それに国語に作文あるし!」
鶴「いつもやってるじゃない!」
一「作文あると満点なんて取れないわよ!せめて、少しでも良いから下げてあげて!それと作文やめてあげて!」
鶴「仕方ないわね、じゃあ平均80点以上でどうかしら?作文も抜いておくわ」
一「まあ、妥当な数字ね!」
八期「ええっ・・・」
鶴「何か文句ある?」
八期「1つでも100点取れたらぼくの勝ちに・・・」
鶴「わかったわよ!その代わり全部50点以上が条件よ!捨てられたら困るしね!」
八期「ええっ!」
結果
国語・45
算数・80
社会・56
理科・74
英語・60
一「まあ、そこそこ取ってるわね」
鶴「算数の時うるさかったわよ!」
二「相当算数で100点取りたかったんだな、こいつ計算得意だし・・・」
一「あの応用問題は八期にはね・・・」
八期「ねえ、あれどう解くの?」
鶴「後で解説するわね!」
二「算数の問題だけは負けず嫌いだからな!」
二美「どういう意味?」
一「最後まで自分の力で解きたい、分からなかったら理解するまで話を聞く」
次の日
鶴「ええっとフルマラソンを今から正午までに帰って来なさい!」
八期「ええっ!?そんな!」
鶴「何か文句ある?」
二「あるわ!人間の限界考えろ!鬼か!」
一「まず、鶴ちゃんこそ3時間以内に走れるの?」
鶴「3時間台なら行けるかも!」
一「なら3時間以内ってオリンピック選手並じゃない!」
四美「それにマラソン大会とかは一般道を通行止めにするから、大会じゃない時は信号で止まることも考えるととても3時間どころじゃないよ!」
鶴「じゃあ場所を移動しましょう!」
陸上競技場
鶴「学校の陸上競技場でフルマラソンを・・・」
二「何周させる気だ?」
三氏「10000mで25周、10000mは10キロだから・・・、105周と195m、つまりスタートは200m走のスタート位置から5m進んだ場所だ」
二「だから鬼か!トラック約105周半も走らすのかよ!絶対50周行ったところで何周走ったか分からなくなるよ!」
一「むしろ試練と言うより、ダイエットね!」
零「そうだよ!お姉ちゃん!それに小学生が走る距離じゃないよ!」
鶴「分かったわ!じゃあ1000mを3分以内に走れたら・・・」
二「だからあんた走れるのか?」
一「そのタイムも代表レベルよ!ましてや小学生がそんな早く走れないわ!いたら今頃ニュースよ!」
鶴「分かったわよじゃあ5分以内!ちょうどカップ麺もあるから、カウントダウン形式でタイム計るわよ!」
結果
6分半を過ぎて完走
八期「はっ、はっ、はっ、無理・・・」バタン
零「大丈夫八君?」
二「頑張った、頑張った!タイムより完走することが良いんだ!よく諦めなかったな!」
鶴「これでへばるってどんだけ体力無いのよ!情けな!」
零「お姉ちゃん酷いよ!八君は八君なりに頑張ったんだよ!」
鶴「頑張りは誉めるわ!でもこんな弱腰に妹を渡すなんて姉としてごめんよ!こんな間抜けに渡す位なら一生独身の方がマシよ!」
二「嫁には行かせないんだ」
次の日
八期「ここどこ?」
鶴「最後の試練はここよ!」
一「滝?」
二「精神力って、滝に打たれて精神統一?」
鶴「兎に角服を脱いで裸でやって貰うわ!」
八期「絶対やだ!」
鶴「何?まだ文句あるの!?」
一「こんなところで裸は警察来るよ!いくら人目が無いからって言って・・・」
鶴「さすがにすっぽんぽんでやれ!なんて言わないわよ!下に水着を過ぎて着て一時間滝に打たれなさい!」
全員「ええっ?」
零「お姉ちゃん!」
鶴「もし、一時間打てたら私がその後一時間打たれて良いわよ!」
二「言ったね!」
鶴「ただ打たれるのも退屈だから、そうね私の可愛い妹の好きなところを10個言うなんてどうかしら?」
零「お姉ちゃん!恥ずかしいよ!」
鶴「だってこの子は零にいつも助けられてながら、男勝り過ぎるとか、暴れん坊だからタイプじゃないって言ったのよ!」
零「ええっ?」
鶴「だから、家の可愛い妹に助けてもらってる身なら感謝の気持ち徒かも含め可愛い所や良いところ沢山あるはずよ!滝に打たれながら一時間以内に10個!私も納得できる物言いなさい!」
零「八君無理しなくていいんだよ!」
八期「ここまで来たらやるよ!」
一「一応、救急車とカイロの用意だけはしとくわ!」
二「頑張れよ!」
八期「みんな行って来る!」
希「八君!頑張れ!」
町子「私達は見守ることしか出来ないけど・・・」
青奈「応援するわ!」
愛海「1人じゃない私達がいるから!」
バチバチバチ・・・
二美「八姫はまた焼き餅焼いてる!」
一兄「そりゃ、ギャラリーが女の子ばかりだしな・・・」
グレーテル(零が歯が痛いって言えば良いだけの話なのに・・・、あっ、それだと歯医者に連れて行かれるのか、いやなんだろうな、いや待て、今ある意味事実なんだ!もしかして・・・)
次回、八期から見た零!
- Re: ナンバーズ8 ( No.135 )
- 日時: 2021/06/28 21:56
- 名前: いくちゃん (ID: QnSr3K5Z)
133話・事実の勘違い・・・③
ザーザー!ザーザー!・・・
八期(冷たい・・・)
鶴「頭から被って、右側に日ちゃん、左側で如月ちゃんが見張ってるからズレたらアウトね!」
二「徹底してるな・・・」
一「そりゃズルはダメでしょ!」
三氏「それより10個って少ないような?1個につき6分考えられるじゃん!」
二「いや、流石にこの水温に耐えながら考えると10個で思い付くかどうか?」
一「それに鶴ちゃん判定もあるしね」
鶴「はい、今から零の好きなところを10個言いなさい!」
八期「はい・・・、優しい!」
鶴「抽象的!どんなところが?!」
八期「ええっと、ぼくのことを助けてくれる?」
鶴「だから抽象的!どういう風に助けてもらうの?」
八期「いじめに合ったときに守ってくれる!」
鶴「情けないけど、OK!残り9つ!」
八期「頭が良くて、勉強の教え方が上手い!」
鶴「そうね、その通りよ!残り8つ!」
八期「見た目が可愛い!」
鶴「もっと詳しく!」
八期「顔が可愛い!」
鶴「もっと具体的に!」
八期「笑顔が可愛い!」
鶴「OK!残り7つ!」
八期「髪型がショート!」
鶴「ダメ!」
八期「ええっ?髪型がショートヘアは僕のタイプ」
鶴「これはおまけよ!残り6つ!」
八期「だけど、ポニーテールが似合いそう」
鶴「それはあんたの願望でしょ!他!」
八期「妹思い」
鶴「残り5つ!」
八期「お姉さん思い」
鶴「それはさっきと同じ!」
八期「ええっ?どこが?」
鶴「兄弟思いって意味で一緒なの!残り40分!」
八期「飛び級生!で・・・」
鶴「それは頭が良いと同じ!他!」
八期「ええー!」
10分後
八期「あっ、お弁当に僕の嫌いな物は入れない!」
鶴「本当に?」
子「入れてない!」
町子「むしろ、零ちゃんは私達個人の好みで作ってくれるよ!」
鶴「OK!残り4つ!」
八期「僕の希望に答えてくれる!」
鶴「まあ、ある意味ね!残り3つ!」
八期「僕の好きな事に付き合ってくれる!」
鶴「それは違う!」
八期「えっ?」
鶴「それはただあんたと好きなものが共通してるだけ!」
八期「ええっ?そうなの?ダメ?」
鶴「はい、残り20分!後3つよ!」
八期「水着が可愛い!」
鶴「そんなの当たり前よ!可愛い水着を選んでるんだから!ダメ!他!」
八期「僕の身だしなみを整えてくれる」
鶴「あんたがだらしないけど、これはOK!残り2つ!」
八期「お姉さんに甘える姿が可愛い!」
鶴「まあ、良いわ!残り1つ!後10分よ!」
八期「ええっと、ええっと、・・・」
鶴「残り5分!」
八期「ああ、意外と子供っぽい!」
鶴「はあ?どこがよ!」
八期「病院や注射が苦手だったり、虫歯なのに歯医者から逃げたりするところ!」
鶴「そうね、確かに・・・、ん?虫歯なんて合ったかしら?」
じー!
鶴「零、口開けなさい!」
零「フッ!」←頑なに閉じる
鶴「零、あなた左の頬腫れてない?」
零・フルフル
鶴「喋りなさいよ!ってことはあんた・・・」
ピピピ!ピピピ!
日「一時間経ったわよ!」
如月「ズルもしてない!」
希「八君!」
町子「はい、バスタオル!」
愛海「お姉さん達が拭いてあげるわ!」
青奈「南なら私の胸に飛び込んできなさい!私の大きな胸であんたを暖めてあげる!」
子「ほーら!」
グレーテル「大丈夫か?」
八姫「ハイ、まったく!」
芹「よく耐えたわね!」
青奈「ちょっと!」←置いてきぼり
一方
零「嫌だ!嫌だ!歯医者怖い!」
鶴「ほっといても歯は治らないわよ!」
八期「零ちゃん!歯の痛さより、何も食べられなくなることの方がもっと怖いよ!」
鶴「そうよ!虫歯なんて放って置いたら何も食べられなくなるのよ!」
八期「僕も滝修行頑張ったから零ちゃんも歯医者頑張ろう!」
全員「えっ?」
二「お前、滝修行したのって?」
八期「零ちゃんに歯医者に行く勇気を与えるため、僕が頑張れば行くかな?って!」
一「一応聞くけど、あの好きなところは」
八期「勿論零ちゃんのことだよ!鶴さんがはっきり言ってたし・・・、まあここ来る前はグレーテルだと思ってたけど・・・」
全員「えっ?」
鶴「どういうこと?」
八期「だって、鶴さん妹はお嫁さんにしたくないって言ってたから、あの時お嫁さんに出ることは嬉しいって言ってたからグレーテルかな?って・・・」
鶴「じゃあ、乱暴で男勝りって言うのは?」
八期「グレーテルのことだよ」
鶴「零は何を悩んでたの?」
零「ええっと、・・・」
八期「零ちゃんずっと歯が痛かったんだよ!」
鶴「はっ!それで食欲が無かったのか!私ってバカ!」
グレーテル「しかもこいつが気付いた理由姉御が勘違いしてるから疑ってたそうだぞ!」
鶴「そんな理由?!と、取り敢えず零歯医者行くわよ!」
一「待って!その前に!」
二「鶴ちゃん!言ったよね?」
希「八君が滝修行一時間耐えたら自分もやるって!」
鶴「あっ!」←汗ダラダラ
次の日
零「お姉ちゃん!虫歯治ったよ!八君のおかげだよ!」
鶴「そう、良かったわね、ハクション!ズズー・・・」
零「大丈夫?早く元気になってね!」
鶴「当たり前よ!あんたのお姉ちゃんなんだから!」
八期「おはようございます!」
鶴「何であんたはピンピンなのよ!」
八期「雨に濡れても大丈夫な体質で・・・」
鶴「二君か!」
二「一応、俺の弟だし・・・」
鶴「零!」
零「何、お姉ちゃん?」
鶴「あなたに恋は早かったわね!ごめんね勘違いして・・・、お姉ちゃんてっきりあなたが八期君のことを好きだと思って・・・」
零「そ、そ、そんなわ、わ、け無いじゃん!恋なんてまだ早いよ!」
鶴「そうよね!」
廊下
零「ふー、何とかバレずに済んだ!別に良いじゃん!誰を好きになったって!お姉ちゃんにはわからないんだよ!八君の魅力!」
壁
グレーテル(マジか、やっぱり・・・)
零「兎に角お姉ちゃんにばれないように心の中にしまって置こう!」
一「ある意味間違ってなかったのね!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.136 )
- 日時: 2022/07/05 19:10
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
134話・いじめ懲罰表
理事長室
理「はー・・・」
零「理さんどうしたんですか?」
理「どうしたもこうしたも無いわよ!あなたのせいで、うちの生徒と教師がどんどん減ってるのよ!」
零「知りません!自業自得です!」
理「そうかもしれないけど、これ以上の減少を食い止めたいから何か対策無い?」
零「それはこっちが聞きたいですよ!伯母さん全然いじめ対策の案出さないじゃないですか!だから減るんですよ!」
理「減らしてるのはあなた!って誰がおばさんよ!」
零「伯母さんじゃないですか!どっちにしても・・・」
コンコンコン
香「失礼します」
理「あっ、星田先生!ちょうど良かったわ!」
香「どうかされました?」
理「あなたのクラス異常に数が減っているでしょ?」
香「まあ、その分突然の大量転校で賄っていますが、全然増える感じではありませんね・・・」
理「でしょう!だから、これ以上数を減らさない為にも、あなたからも何か対策を・・・」
香「そんなこと言われましても、むしろ八期がどうやったらいじめられないかを知りたいです!」
零「まあ、真面目で、素直で、ルールに徹底している子だからなぁ・・・」
香「その割に、自分がその立場に立つと、絶対頑なに拒否するけどね!たまに余計な物持って来たりとか!ただ、ちゃんと謝って、その後何もしないのはあの子の良いところかしら」
零「特に球技とかですよね!」
理「そうそう、特にドッジボールとバスケットボールで揉めたわね!それで多くの先生を失ったわ!」
回想
3年生時
ドン!
八期「おっと!」
パッ!←一度当たって上がったボールをキャッチ
八期「よし!」
生徒A「アウトだぞ!」
八期「はあ?セーフだよ!」
生徒B「あたったらじゃねーか!」
八期「その上がったボールをキャッチしたんだからセーフだよ!地面に落ちて無いし!」
生徒C「落ちたよ!」
八期「落ちてない!」
教師「松本、アウトだ!みんながアウトって言ってるからな!」
八期「はあ?セーフだよ!」
教師「俺も見てたがアウトだ!言うことを聞け!」
八期「お前らどんな目してるんだよ!セーフだ!」
生徒D「ほら、早く出ろ!」
八期「うるせー!セーフだ!」
ドン!
教師「コラ!早く外野にいけ!」
八期「セーフだ!って言ってんだろ!バカ!」
その後数分の取っ組み合いの喧嘩
キーンコーンカーンコーン
職員室
楓花「当たったのよね?」
八期「当たったよ!でも、そのボールを地面につく前にキャッチしたんだからセーフだよ!当たったか当たってないかなんて自分で分かるもん!」
理「黒木先生?」
黒木「私もみんなも見てましたよ!しかも教師にバカって・・・」
八期「バカじゃねーか!どこ見てたんだよ!あんたの目は節穴か!」
黒木「何だ!その口の聞き方は!」
楓花「八期、黙りなさい!」
黒木「たく、どんな躾をしてるんだ・・・」
楓花「あなたこそどこを見てたんでしょうね?」
黒木「はあ?」
楓花「息子の言ったことは十中八九真実です!何も理由がない限り息子は手は出しませんから!あなたがよそ見とか見逃しとかルール無視をしたのでこうなったんでしょ!」
黒木「俺はちゃんと・・・」
理「そこまでよ!兎に角黒木先生は2ヶ月の謹慎とします!」
黒木「はあ?何でですか!」
理「面倒事を起こしたきっかけはあなたなんですから!」
回想終わり
理「で、黒木先生はその後自主退職よ!」
零「それ、私が居ないときですよね?全てが私のせいって訳じゃ・・・」
理「それまでは謹慎程度だったのよ!あなたが来てからは解雇か除名に強制転校ばかりじゃない!それに松本先生も自分の子供だからって・・・」
香「待って下さい理事長!」
理「何香?」
香「私も担任をやっていますが、担任の私から言わせてもらうと、松本先生の言ってることは本当に十中八九正しいんです!」
理「えっ?」
香「何か揉め事が合っても、他の子は面白半分とか別のことでむしゃくしゃしたなどと理不尽な理由がありますが八期は必ずと言って手を出した相手に何らかの理由があるんです!」
零「それは私もずっと見ていたので同意です!兎に角理不尽なパターンをどうにかするべきです!」
理「分かったわ、それでどうする気?」
零「他の学校などはいじめられている生徒を新しい環境に持って行く方法では取りますが私は逆にしようと思います」
2人「逆?」
零「いじめは度が過ぎれば暴行、傷害、恐喝です!そんな酷い生徒には罰を受けるべきです!なのでいじめられる側が離れるのではなく、いじめる側を離します!古い校舎でもいいので別校舎の準備をお願いします!」
そして
掲示板
芹「何々?ええー!!」
理事長による校則改正
理不尽に人を傷つけるいじめについて・・・
最大10段階の罰則をつけるものとする!
※全学年かつ全棟、全ての教職員含む
レベル1
諸注意・指導
レベル2
反省文・原稿用紙5枚以上
レベル3
放課後居残り心の教室
レベル4
クラス隔離
レベル5
別校舎移動
レベル6
別校舎移動(全寮制)
レベル7
謹慎・停学・減給など
レベル8
退学(強制転校)・解雇
レベル9
児童施設行き・除名
レベル10
逮捕(留置所)
なおレベル10以上に相当する場合は更にレベルMaxとなる
レベルMax
研究所行き
なお心の教室はレベル3以上の生徒は強制で全員受ける
レベル7の生徒は謹慎明けはレベル6と同じ環境での生活となる
- Re: ナンバーズ8 ( No.137 )
- 日時: 2021/07/11 21:11
- 名前: いくちゃん (ID: cFBA8MLZ)
135話・八の無自覚嫉妬
台所
バチバチバチ・・・
テーブル
パッ!ストン!
八姫「いただきます!」
ハムッ、ビヨーン!モグモグ・・・
二美「八姫!あんたまた焼き餅焼きながら焼き餅妬いてるの?」
八姫「別に!お腹空いたからお餅食べてるだけ!」
二美「今何時だと思ってるのよ!」
八姫「10時でしょ!」
二美「そうよ!夜中のね!こんな時間に食べたら太るわよ!」
八姫「だって、なんかムシャクシャしたらお腹空いたんだもん!」
二美「嘘つかない!あんたがお餅焼くときは恋に悩んでるときでしょ!」
八姫「そんなこと無いもん!」
二美「何か悩みがあるのならお姉ちゃんが聞いてあげる!ムシャクシャしてるんでしょ!」
八姫「うう、実は・・・、最近私おかしいの!」
二美「何が?」
八姫「ある男子のことを考えると・・・」
二美「うんうん」
八姫「胸が痛いの・・・」
二美「それって恋じゃないの?」
八姫「恋?そんな訳無いよ!何言ってるの二姉!」
二美「他には、何か無いの?」
八姫「その男子が他の女の子と居ると腹立つの!最初は私が相手してたのに・・・」
二美「(えっ?八期君の事かしら?まだ確定出来ないからもう少し聞いてみよう)その気になる男の子って同い年で一緒に住んでるとか?」
八姫「はあ?一緒に住んでるってですって!」
二美(違うか・・・)
八姫「部屋は別だよ!」
二美「(ああー、八期君かも・・・)その男の子のこと助けたりとかしなかった?例えばプールとか?」
八姫「さあ?わかんない!」
二美(ん?どういうこと?忘れたとか?)
八姫「私なんであの時あんな行動取ったんだろう?確かに学校でちょっと助けてもらった貸し借りだと思ってるけど・・・、それにほら冤罪って可哀想じゃない!偶然犯人見つけたから助けてやったってだけで別にあいつから見て私の好感度というか株が上がるというか・・・」
二美「(完全八期君のことじゃん!えっ?この子今まで無自覚で好意持ってたの?)で率直に聞くけどその男の子のことは好きなの?」
八姫「す、す、す、好きな訳無いじゃん!あんなドジで間抜けで自己中で問題ばっか起こして!」
二美「落ち着いて!みんな寝てるから・・・」
八姫「ごめん、でも、真面目で正義感が強いけど、弱い、だからなんかほっとけない・・・、あいつの力になりたい!いや、あいつをからかう奴らから守りたい!ってことろかな・・・、だから好きとかそう言うのじゃ無いの!ほら、男が女を守る方が普通だし・・・」
二美「そんなこと無いよ!」
八姫「えっ?」
二美「女の子だって守られてばかりじゃない!好きな男の子為なら時には身を捨てでも守る事がある!守ることに男も女も関係無い!」
八姫「えっ?」
二美「確かに、私も出来れば守られたい側だけど、好きな人に何か合ったら助けたい気持ちだってある!だから、八姫が好きな男の子が困ってるのなら、自分の出来る範囲で助けてあげれは良いよ!その男の子のこと好きなんでしょ!」
八姫「そんな八期のことなんて・・・」
二美「あれ?お姉ちゃん1度も八期君なんて言ってないよ!」
八姫「しまったー!」
二美「あなたの好きな人のことはお姉ちゃん内緒にしてあげる!夫婦ってのはね男は大黒柱、家の土台の役目を表すんだけど、女はその支え柱!大黒柱が傾き始めたらどう折れかかった柱を支えるか?という例えなの!だから、あなたの支え方次第であの子の気持ちも変わるんじゃないかな?」
八姫「で、でも、あいつを狙ってそうなのが他にもいそうと言うか、大きい人が多そうと言うか・・・」
二美「そんな体型なんて気にしなくて良いよ!あの子が胸の大きさで人の好き嫌いを決める?」
八姫「二姉、決めないと思うけど、私が言ってるのは年の話なんだけど・・・」
二美「あれ?兎に角、恋は当たって砕けろよ!せめて好きな想いを伝えなさい!ダメでも諦めず攻める!」
八姫「今恋に絶賛ダメダメな二姉に言われても説得力が・・・」
二美「私を反面教師にでもしなさい!恋は戦争よ!いつ何が起こるのか誰にもわからないんだから!兎に角まずは自分が恋をしてることを認める!これを絶対頭に置いときなさい!」
八姫「それが遅かったから二姉は今ダメなんだね」
二美「憎まれ口を叩くのはこの口か?」
八姫「はめて(やめて)!」
真央「ちょっとこんな夜遅くまで何やってるの?」
二美「ええっと妹の恋愛相談を・・・」
真央「えっ?誰?もしかして八期君だったり?」
八姫「ち、違う!」
真央「あんなに一緒にいるのに?八期君のこと嫌いなの?」
八姫「お母さんうるさい!黙って!本当に好きとか嫌いとかそんなんじゃないから!」
真央「また、焼き餅妬いてたのね!」
八姫「だから八期は関係無いの!」
真央「最近八期君を他の子とイチャイチャするから嫉妬してたのね!」
八姫「なんで知ってるの!?」
真央「あら?図星?可愛い!」
八姫「もう!」
八姫が八期を好きと公言するのはまだ先の話であった。
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