二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.231 )
- 日時: 2022/07/11 20:31
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
229話・8が苦手な人
八期「今日は確か会議って言ってたな、えっとこっちだっけ?生徒会室ではないんだよな・・・、先生が言うには図書室の校舎の連絡通路を通ると近道だって言ってたな!」
女子生徒A←本を沢山持って歩いてる
八期「あっ、あんなに沢山持って!大丈夫か?絶対前見にくいだろ!」
バタバタ←本が散らばる
八期「あっ、大丈夫?」
女子生徒A「えっ?」
八期「流石に多いよね、何冊か一緒に持って行ってあげるよ!図書室かな?僕も寄り道で通るから!」
女子生徒A「いいえ、1人で大丈夫です!」
八期「いや、全然大丈夫そうに・・・」
回想
楓花「八期、人を助けるのも良いけど、大事なのは相手の気持ちよ!」
八期「どういうこと?困ってたら助けなくていいの?」
楓花「そう言うことじゃないの!中には相手を気遣って、断る人や自分1人で出来ると思ってる人もいる!まあ、助けてほしいなら、本人がちゃんと助けを求めるわよ!だから、相手が助けを求めない限り手伝うことは控えなさい!」
八期「分かった」
回想終わり
八期「本当に困ったら、助けを呼んで!」
女子生徒A「はあ・・・」
数メートル行った先
女子生徒B「刹那!」
刹那「あっ、江子に春奈!」
春奈「また、沢山本を持って!」
刹那「だって、私図書委員だし!」
江子「何冊か持ちますよ!」
春奈「私も持つよ!」
刹那「2人共ありがとう!」
ガシッ!
刹那「えっ?キャアアア!」
江子「あなたは何ですか?」
春奈「この子に何する気?」
八期「おい!どういうことだ?」
刹那「・・・」
八期「それ、どこに持って行くんだ?」
刹那「・・・」
八期「どこに持って行くか答えろ!」
刹那「図書室です」
八期「お前、心変わり早すぎるだろ!すぐそこじゃねーか!」
春奈「何よ!何の文句があるのよ!?」
八期「僕が手伝おうとしたら、断って、こいつらが手伝おうとしたら了承して、何の違いがあるんだよ!僕が運んだって対して変わらないだろ!むしろ僕に任せた途中で、こいつらに頼んでも良かっただろう!何が違うんだ!言ってみろ!」
刹那「・・・」
八期「なんだ!口無いのか?それとも耳が悪いのか?無視するのか?ああっ?」
江子「そんな大きな声で責めるの止めてもらえませんか?!」
八期「なんだよ!今、コイツに聞いてんだよ!言えよ!早く言えよ!何が違うんだ!」
江子「刹那は男性恐怖症なんです!」
八期「はあ?」
春奈「そうよ!この子は過去に男子にいじめられたり、父親に虐待されたり、見知らぬ男に連れられそうになったりと、散々な目に合ってきたの!だから、男を信じられないの!怖い存在だから!」
江子「分かったのなら、立ち去ってもらい、この子に付きまとうのは止めて下さい!」
八期「はあ?誰が付きまとうだ!おい!」
刹那「あっ、キャアアア!止めて・・・」
八期「お前、そうやって人を差別するのか?ああっ!」
刹那「・・・」
江子「差別なんかじゃありません!区別です!」
八期「どこがだ!差別じゃねーか!勝手に男は酷い奴って決めつけて、人の善意を踏みにじる!これのどこが区別だ!差別だ!いじめだ!」
刹那「そ、そんな、私そんな気持ちは・・・」
八期「こっちは助け船出そうとしたんだぞ!断ったから、別の場合かなって思ったら図書室って遠いわりに、僕の通り道じゃねーか!効率的にも良かっただろう!それを断るってバカか!」
春奈「この子は学年7位の成績なのよ!」
八期「そんなこと聞いてんじゃねー!コイツの人に対する接し方が酷いんだよ!」
バン!
八期「何するんだよ!」
江子「刹那を、女の子を泣かせる人なんて最低です!」
八期「なんだと!」
パン←本で江子を叩く
江子「大切な本に何をするんですか?」
八期「お前が先にやったんだろ!!」
春奈「何よあんた!刹那に謝りなさいよ!」
八期「はあ?」
パン←春奈を本で叩く
春奈「何するのよ!」
八期「何でこっちが!謝るのはお前らだろ!」
春奈「何ですって!」
女子生徒C「どないしたん?」
江子「心乃枝、この人が刹那に執拗に・・・」
八期「うるさい!」
心乃枝「兎に角、皆喧嘩は止めて!」
女子生徒D「どうされました、心乃枝お嬢様?」
心乃枝「あっ、愛ちゃん!あの子止めて!」
愛「分かりました!」
八期「離せ!」
愛「止まれ!さもないと切るぞ!」
心乃枝「切っちゃアカンって!」
八期「うるさい!」←頭突き
愛「ああっ!」←気絶
八期「おい!立て!」
刹那(あっ!)
八期「お前のやったことは差別だ!いじめだ!それが分からんのか?」
刹那「・・・」
八期「それ以外に手伝わなくて良い理由はなんだ!言ってみろ!納得の行くやつを言え!」
刹那「嗚呼!止めて!怖い!」
八期「叫んでるだけか!それしか無いのか!」
友子「ちょっと!あなた達!何をやってるの?」
江子「友子先生、あの子を止めて下さい!」
友子「ちょっと、松本君!相手は女の子なのよ!離しなさい!」
八期「そんなの関係ねー!」
友子「その子は男性恐怖症なのよ!分かってあげて!」
八期「分かるか!この差別女!」
刹那「嗚呼!嗚呼!止めて!もう、止めて!」
ピー!
友子「えっ?」
香「八期、1回その子を離して!」
八期「嫌だ!」
香「じゃあ、その子を連れて職員室にくる?」
八期「無理!」
香「何で?」
八期「コイツは助け船出したのに、『ありがとう』はおろか『ごめんなさい』1つ言わない奴なんだ!コイツがそれを言うまで会議には行かない!」
理「会議はとっくに終わったわよ!」
八期「どうしてくれんだ!」
刹那「嗚呼!」
香「理事長、火に油を注がないで下さい!」
理「これ、どういう状況?」
香「八期、その子に文句言っても失った時間は戻らないから、1回職員室で、話し合いましょう!」←引き離す
パタン←八期の手が離れる
刹那「はあはあはあ・・・」
江子「刹那!」
春奈「大丈夫?」
刹那「怖かった・・・」
香「ほら、あなたも!」←刹那の腕を掴む
刹那「えっ?」
香「何をしたのか?洗いざらい話してもらうわよ!」
友子「えっ?その言い方まるでこの子が加害者じゃないですか?!」
香「ええっ、その通りよ!」
4人「えっ?」
職員室
香「八期は宮里さんの持ってる本を運ぶのを手伝おうとしたけど断られた、しかし、数メートル先の岩村さん達に託したのを見て、自分は差別されたと思って、怒った訳ね!」
八期「誰に頼んだって変わんないんなら僕で良かったじゃん!最初に声かけたし!半分でも十分持てたし!」
友子「星田先生、この子は男性恐怖症で、男の人に散々な目に遭わされた為に、男子を信じられないのです!まるで下心でも持ってるかのように!」
香「うちの八期にそんな下心なんて無いわ!」
友子「無いとは言いきれないのでは?」
香「下心って、手伝った後に勧誘したりする行為でしょ!そんなこと八期がするとは思えない!ほぼ善意よ!」
友子「でも、彼女からしてみれば、手伝ってる最中に痴漢とか、手伝った後に勧誘とか、そんな恐怖を連想してしまうんです!」
香「男性恐怖症については分かった、けれどね・・・
世の中何でも恐怖症だからって、済まされると思ったら大間違いなのよ!」
図書委員「えっ?」
江子「何でですか?」
春奈「恐怖症はトラウマなんですよ!」
心乃枝「これじゃ刹那ちゃんが可哀想やん!」
友子「この子達の言う通りですよ!彼女にとって男と言う存在がどれだけ恐ろしい物か先生には分からないのですか?」
香「なら、逆に聞くけど善意でやろうとしたことを断られ、自分が行おうとした善意を別の人に任されたらどう思いますか?」
友子「そこは適材適所で・・・」
香「例えば、紙袋とかが破れて出た荷物を見つけて、拾ってあげようとしたのに断られ、別の人が同じようなことを言って、『お願いします』って言われたらどういう気持ちかしら?腹が立ちませんか?」
友子「そんなこと滅多に・・・」
香「八期は高確率で起こってるのです!特に学校では!」
5人(ええっ!?)
香「私は何回もこの話を聞いてきました!よって彼の気持ちが痛いほど分かるのです!つまり、これは列記としたいじめです!」
友子「そんな!たかが断わっただけで・・・」
香「断わることに悪い行為はありません!問題は断わった直後に別の人に助けを求めること!これは差別と同じです!」
友子「そんな!」
香「勿論、場合によっては適材適所と言う場合もありますが、本5冊くらいならいくら非力な彼でも余裕で持てますよ!そうでなくても、途中で手伝う人数を増やして行けば良かったのです!男性恐怖症で、あまり男子と関わりたくないのなら、何冊か持っていって貰うなど合ったでしょ!」
友子「そんな考え、すぐには思い付きませんよ!」
香「だとしてもです!相手を傷つけない言い方は出来たのではないですか?」
友子「相手を傷つけない言い方?」
香「こう言えば、後からまた手伝おうとしても、他に手伝ってくれる人がいると分かれば、自分の行き場所に行きます!だって、役に立ったことは事実なんですから!」
八期「お前なんてこの学校から出ていけ!」
香「八期、待ちなさい!あなたが傷付いたことは分かる!でも彼女の恐怖症は一種の病気みたいなものなの!それに、こんなことで、叱られるのなんて初めてだろうと思うし!」
友子「なら、彼女は・・・」
香「レベル4ね!」
刹那「えっ?」
3人「ええっ!!!」
友子「何でですか?」
江子「どう見ても彼女が被害者でしょ!」
春奈「コイツに詰め寄られて物凄い恐怖を感じてるんだから!」
香「さっき言ったことをもうお忘れですか?八期は善意を踏みにじられたんです!」
刹那「で、ても・・・」
香「宮里さん、あなたが男の人にトラウマがあるのは分かった!でもね、だからと言って全員が全員悪い人じゃないの!」
刹那「ああ・・・」
香「たとえ恐怖症であろうとも、それを言い訳には出来ない!自分に置き換えて、逆の立場になって考えてみなさい!善意を踏みにじられて、無視される、そんな世の中どう思う?」
刹那「ご、ごめんなさい・・・、ごめんなさい!」
友子「宮里さん」
刹那「私が全部悪かったです!不快な想いをさせて申し訳ございませんでした!」
香「八期、ちゃんと謝罪の言葉聞いたわよね?」
八期「でも、会議は・・・」
香「あんた長い話しちゃんと覚えてられる?それに不足の事態だから、誰も怒らないわよ!そんな人いたら理事長が叱ってくれるわ!」
八期「はい!」
香「宮里さん、キチンと恐怖症で言い訳しない、相手を不快にさせない言葉を学ぶのよ!」
刹那「はい!」
江子「待ってください!いくらなんでも別教室なんて・・・」
春奈「刹那にとっては遠いよ!」
香「この2人は離しておかないと、また同じことで揉めるわ!それに切っ掛けは宮里さんが八期を差別したことが原因だしね!」
江子「そんな・・・」
心乃枝「あの、うちらは?」
香「まあ、よく分かってない人が多いだろうから、レベル1の厳重注意だけね!世の中には善意を踏みにじられて悲しい経験をした人もいるから、まずは相手が何に気に食わないのかの用件を聞くことが大事よ!」
江子「はい!」
春奈「分かりました・・・」
結局宮里刹那は別教室移動となった。
しかし、この問題はこれだけで終わらなかった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.232 )
- 日時: 2022/07/12 22:37
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
230話・続8が苦手な人
恵「会長、昨日はどこでサボってたんですか?」←皮肉混じり
八期「はあ?サボってないし!」
眞子「サボったも同じだろう!結局来なかったんだから!」
八期「サボってないから!むしろ邪魔されたから!」
冷子「嘘つかないで下さい!」
八期「嘘なんかついてないし!」
冷子「聞きましたよ!うちのクラスの宮里さん泣かせたって!」
八期「泣かせてないし、アイツが勝手に泣いただけだし!」
流「それを泣かせたと言わないの?」
八期「泣かされたのはこっちだよ!」
冷子「しかも、宮里さん別教室に隔離になっちゃったし!」
流「そうだったわね・・・」
眞子「それって!」
恵「彼女はいじめの加害者の扱いを受けたんですか?」
冷子「そうなるね」
恵「酷い!」
眞子「最低!」
八期「何で?こっちが嫌な奴みたいに言われんだよ!」
恵「当たり前じゃないですか!罪の無い被害者をいじめの首謀者にするなんて・・・」
パン!
香「外まで聞こえてたわよ!渡辺さん!高橋さん!事情も知らないのに、人を悪者扱いしない!」
恵「だって・・・」
眞子「可哀想ですよ!」
香「彼女は八期に対して差別行為をしたの!性差別よ!差別は決してやってはいけない、一種のいじめよ!」
恵「それは分かりますけど・・・」
眞子「冷子ちゃんから聞いたけど、彼女男性恐怖症なんでしょ!」
香「それでもよ!今の時代、恐怖症なんて言い訳の1つよ!それで何人の人が嫌な想いをしたか・・・」
恵「でも・・・」
香「納得できないなら自分に置き換えて考えてみることね!相手を傷つけない言い方を考えることよ!」
パタン
眞子「相手を傷つけない言い方って・・・」
恵「意味分からない!」
悠人「あっ、しまった!ボールペン忘れた!」
八期「僕、持ってますけど、貸しましょうか?」
悠人「いや、いい!」
剛「俺の貸すよ!」
八期「何で?僕が貸してあげるって言ったじゃん!何が違うのさ!」
悠人「ごめん、俺達左利きなんだ!」
八期「えっ?」
剛「お前、利き手どっちだ?」
八期「右です!」
悠人「右利きと左利きだと構造が違うから普通のボールペンは使えないんだ!」
剛「試しに俺のボールペンで、この裏紙に自分の名前書いてみろよ!」
八期「あれ?ダメだ!」
剛「ほら、書けないだろ!」
八期「あっ、本当に書きやすい!」
悠人「会長、左手でも書けるの?」
八期「早くはありませんが、たまに右手痛くなったときに、代わりに使ってたら慣れました!ですが、丁寧に書けるけど、早くは書けません!」
悠人「ふーん」
流「あっ、消しゴム忘れたかも!」
八期「?」
恵「私が貸そうか?」
八期「ちょうど持ってるから貸すよ!」
流「えっ?」
八期「はい!ここ、置いとくぞ!」
恵「はい!」
流「ありがとう」
八期「はあ、どういう意味だよ!僕の方が先に渡しただろう!」
流「あんたには頼んでないじゃない!」
八期「そう言うの関係無いだろ!何が違うんだよ!言ってみろよ!」
恵「そりゃ、あまり男子のは使いたくないよね!」
八期「そんなの関係ねー!」
スポッ!←椅子を取り上げる
ガタン!
流「わあ!何するのよ!」
八期「それはこっちの台詞だ!」
流「止めて!」
八期「うるせー!」
恵「ちょっと!あんた!」
眞子「何やってるのよ!」
冷子「止めなさい!」
剛「八期、止まれ!相手は女子だぞ!」←八期を羽交い締め
八期「関係無い!この猿以下のバカ!」
流「何ですって!」
冷子「流も止めなさい!落ち着いて!」←流を止める
八期「人の善意を踏みにじる奴なんて猿以下のバカじゃねーか!」
流「何ですって!」
ガタン
久「先生呼んできたよ!」
黒川「何をやってんだ!」
恵「八期が流のことを!」
八期「違うわ!コイツが人の善意を!」
黒川「誰かもっと詳しく!」
之子「流ちゃんが消しゴムを忘れて、恵ちゃんが貸そうとしたんですけど、八期君が先に出したんですが、流ちゃんが拒否して、恵ちゃんのを!」
黒川「八期、氏家が断わったんだからそれ以上言うな!」
八期「意味分かんない!誰が貸したって同じだろ!」
黒川「女子は男子から借りることに抵抗があってな・・・」
八期「はあ?そんなのあるか!何が違うんだよ!言ってみろ!」
ピー!
香「黒川先生!その指導はおかしいです!」
黒川「星田先生?どういう事ですか?」
香「皆、さっき言ったわよね?恐怖症なんて言い訳の1つだって!」
流「何で私の行動がダメなんですか?」
香「あなたのやったことは善意の踏みにじり!そして、後から渡してきた人のを使ったってことは差別!共にいじめよ!昨日の宮里さんと同じ事をしてるのよ!」
流「先生は私の気持ちが分からないんですか?」
香「だったら、あなたが八期の気持ちになって考えてみなさい!あなたが八期のように、貸してあげようとして、拒否されて別の人が同じ事をしてそれを承諾したら?」
流「それは・・・」
香「腹が立つんじゃない?八期はそれを何回も経験してきたの!」
流「ええっ?」
香「だから、この子はこういうことに敏感なの!だからこそこれはあなたが悪いわ!」
流「そんな!」
八期「お前みたいな奴は出ていけ!」
香「八期、気持ちは分かるけど・・・、取り敢えずあなたも宮里さんと同じパターンよ!」
流「それって?」
香「いじめレベル4!別教室よ!」
流「そんな!」
黒川「先生!それはあんまりでは・・・」
香「これはあなたの為でもあるの!」
流「えっ?」
香「あなたも、世の中には善意を踏みにじられて悲しい経験をした人がいること、その人に対してどう行動するかを学ぶべきよ!」
流「そうなると、学年代表は?」
香「今のあなたでは八期と一緒の生徒会なんて無理よ!誰かに変わるべきだわ!」
流「そんな!」
黒川「待ってください!さっきから聞いていれば、先生がただ自分を担任する生徒を庇ってるようにしか見えません!星田先生に何の権限が?」
香「学年主任だからよ!それに今は生徒指導無き今、理事長からいじめについての裁量も任されてるの!特に八期関連は私しか裁量出来ないわ!」
流「それずるいで!コイツの有利な判決出すんでしょ!担任だから!」
香「いいえ、八期の気持ちを理解できてるのは親の松本先生、同じクラスの零と桜咲さん、後スクールアイドル研究部の一部のメンバーと私だけ!それに八期は聞き分けは良いから、私が指導して納得して貰えるものはちゃんと聞いてくれるし、自分に非があれば正直にすぐさま謝るタイプだもの!それに何より、理不尽に相手を怒ることは絶対無い!これだけは皆知ってるわ!勿論理事長も!」
黒川「でも、全部が全部とは・・・」
香「八期が理由もなく人に危害を加える事があれば、私、教師止めて良いですよ!それくらいあり得ませんし、本人がそんな性格じゃありませんから!断言します!」
黒川「・・・、でも彼女のことは」
香「氏家さんの自業自得です!あなたがこの場を去らないと八期は納得しませんよ!次の日も同じようなことがあると、今度はレベル5の可能性もありますよ!」
流「分かりました!行きます!」
香「納得してないようだけど、あっちで自分の過ちを反省するのよ!」
こうして氏家流も、別教室行きとなった。
しかし、この話はまだ終わらない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.233 )
- 日時: 2022/07/13 20:16
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
231話・生徒会会議、8の苦手(障害)なこと
黒川「理事長!」
理「どうされした黒川先生?」
黒川「八期の奴、会議をちゃんと聞いてないんです!」
理「言い方間違ってませんか?」
黒川「はい?」
理「恐らく、これが星田先生なら、『話は聞いてるけど覚えてない』だと思います」
黒川「その通りです!」
理「星田先生が、『彼は長い話が苦手』だって、精神科の先生に聞いたと言ってたわ」
黒川「どうすれば?」
理「まあ、普通に言うならメモを取るように言うことですね!」
次の日
黒川「理事長!」
理「どうされましたか?」
黒川「メモを取るように言ったのですが・・・」
回想
黒川「兎に角、会議中はメモを取れ!」
八期「はい」
会議後
黒川「どうだ?」
八期「出来ませんでした」
黒川「何でだ?」
八期「皆、口々に喋るし、早かったので・・・」
黒川「全然出来てないじゃないか!」
回想終わり
黒川「と言う訳です」
理「一言一句メモを取ろうとした結果ね!最初の一言で止まってるわ!」
黒川「どうすれば?」
理「重要な言葉だけ、メモをするように言えばどうかしら?」
次の日
黒川「理事長!」
理「どうだった?」
黒川「それが・・・」
回想
黒川「重要な単語をメモしろよ!」
八期「どう言うのが重要ですか?」
黒川「この一週間は運動会についてだから、運動会に関する単語をメモしろ!」
八期「はい!」
回想終わり
黒川「この通りです!」
理「何のメモかしら?」
黒川「本人もさっぱりだそうです!」
理「そりゃそうよね!これ、運動会の競技名だけね!これじゃあ何がなんだか分からないわ!」
黒川「どうすれば?」
理「こういう時は競技名を分けて、その中で重要な単語をメモするように指示するのです!」
黒川「分かりました!」
理「臨機応変にお願いします!」
黒川「分かりました」
次の日
黒川「理事長!」
理「どうでした?」
黒川「それが・・・」
回想
黒川「今言ったようにやれよ!」
八期「はい!」
会議後
黒川「なんだ!これは?」
八期「追い付けません!」
回想終わり
黒川「全部中途半端!」
理「もう、ダメね!そもそも会議どんな感じに進んでる?」
黒川「ええっと・・・」
回想
恵「今回の運動会で、何か気になることとか、こんなの増やした方が良いとかありませんか?」
八期「ゴールとか中継地点に連写カメラが欲しい!」
恵「却下!他には?」
八期「審判のジャッジの向上!」
恵「却下!」
次の日
眞子「今日は運動会の1ヶ月後の文化祭についてですが、何か案とか、気になる方は?」
八期「はい!ミスコン廃止!コンテスト全面禁止!」
恵「何でよ!人気あるのに・・・」
八期「やっても意味ないから!」
恵「却下!」
眞子「他には?」
八期「展示禁止!」
剛「何で?」
八期「面白くないし、他の生徒に失礼!」
恵「却下!」
次の日
眞子「ええっと、何かある方は?」
シーン
眞子「会長からは?」
八期「僕の意見を認めてくれるなら言うよ!」
恵「あんたのは全部却下よ!」
八期「何でだよ!」
剛「実現不可だからだよ!」
回想終わり
黒川「揉めない状況を見たことがありません!むしろ長くなる時はアイツが発言する時、短い時は何も言わない時ですね!」
理「そうなのね」
黒川「どうかされました?何か不安でも?」
理「この生徒会最後まで難航するわよ!」
黒川「はあ・・・」
理「前途多難ね」
理の不安は当たっていた!
この後、想像もしない事件が連続して起こることになる。
- Re: ナンバーズ8 ( No.234 )
- 日時: 2022/07/17 10:27
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
232話・続々8の苦手な人
ある日八期が次が移動教室なので廊下を歩いていると・・・
八期「なんだこれ?筆箱?」
名前を見ると・・・
八期「麦田 部子か!誰か分からないから職員室にでも届けるか!」
しばらく歩いていると・・・
校舎
女子生徒「ああ!」
八期「あっ、これ?麦田部子さん?」
部子「そうよ!私のよ!早く返しなさい!」
八期「ヤダ!」
部子「何でよ!これは私のなのですよ!返しなさい!」
八期「返して欲しいなら、それなりの台詞があるんじゃないの?」
部子「そんな汚い手で触らないでくれます!早く返しなさい!」
ガラガラ、ポイ!ポチャン←プールに入る
部子「何をするのですか?!」
八期「お前みたいな失礼な奴に返すくらいならあんなもん要らね~よ!そんなに返してほしけりゃ自分で取ってこい!」
部子「なんてことを・・・」←殴りに掛かる
八期「フッ!」←それを止める
部子「キャアアア!」
八期「はあ?何?」
部子「何を触るんですか?」
八期「お前が向かってきたからだろう!」
部子「人の物は触るわ、それを投げるわ、そして私に触るわ!変態!汚らわしい!」
八期「何だと!」
?「なんか大きな叫び声がしたけど?」
?「部子、大丈夫?」
?「委員長何が合ったの?」
部子「朝子さん、千鶴さん、午希ちゃん!」
朝子「ああ!あんたこの間流を別教室に追いやった奴!」
午希「朝子、一応生徒会長だよ!」
部子「この方が私の筆箱を勝手に触って、窓から捨てて、私の体を触ってきたのですわ!」
八期「はあ?全部お前が悪いんだろ!」
朝子「なんかよく分かんないけど、セクハラは許さない!」
八期「何がセクハラだ!こいつが先に手を出してきたから止めただけだよ!」
朝子「問答無用!」
午希「朝子、流石にダメだよ!」
部子(今のうちに・・・)
八期「おい!逃げるな!」
部子「キャアアア!助けて!」
八期「待て~!」
朝子「アイツ止めないと委員長ヤバイよ!待ちなさい!」
午希「ああ!どうすれば?」
千鶴「私はこのまま追い掛けるから、午希ちゃんは先生を呼んで!岡さん!」
部子「はあはあ、はあはあ・・・」
八期「待て~!」
部子(はあ、怖い!誰か!)
八期「おい!全部お前のせいだ!」←胸ぐらを掴む
部子「やめて!離しなさい!」
八期「嫌だ!お前が確たる対応取るまで!」
部子「何でですか?」
朝子「待ちなさい!」
部子(あっ、朝子さん・・・)
朝子「あんた、女の子に何やってるのよ!」
ガシッ!
朝子「えっ?」
パチン!
零「あなたこそ何やってるのよ!」
朝子「何よ、こいつの味方する気?」
零「ええっ勿論!理由も聞かずに手を出す人なんて最低ね!」
朝子「なんですって!こいつはセクハラを・・・」
零「八君がそんなことするわけない!」
朝子「あんたに何が分かるってのよ!」
零「それはこっちの台詞よ!」
千鶴「どうなってるの?」←追い付いた
午希「こっちです!って何があったの?」
友子「コラ!松本君!やめなさい!」
千鶴「先生、早く止めて下さい!」
友子「無理よ!下手したら私クビになるかもしれないの!」
午希「何それ?だったらこのままで良いんですか?」
友子「星田先生!」
香「ハイハイ、全く・・・」
ピー!
部子「あっ、先生!早くこの人を!」
パチン!
友子「えっ?」
部子「何をするんですか?」
香「話は午希さんから聞いた!あんた潔癖症なんだってね?」
部子「そうですが、それでなぜ私が?」
香「大方、何か落として八期が渡そうとした時に、拒否ったり、払う仕草でもしたんでしょ?」
部子「何ですか?やったらダメなのですか?」
香「まずは、全員職員室に来なさい!」
職員室
香「やっぱりね!」
零「八君は落とし物を届けようとしたのよね?なのに、汚い物扱いされた、だから怒ったんだよね?」
友子「だからって、窓から捨てなくても・・・」
八期「拾ってあげたのにありがとう1つなく、文句言うんだぞ!そんな奴に返すか!」
香「どうする?私が取りに行ってもいいけど?」
部子「ええっと・・・」
友子「この子は潔癖症なんです!それを分かってもらえませんか?」
香「分かるわけないわよ!普段から汚物扱いされてる子からしたら!」
友子「そんな!潔癖症も言い訳ですか?」
香「勿論言い訳よ!自分の都合だけで語って、人を傷つける、自己中も同じよ!」
部子「そんな!潔癖症は自己中何ですか?」
香「勘違いしないで、潔癖症の人が自己中ではなく、潔癖症だと言って、人の気持ちも考えずに言葉・表情・動作で傷つける人が自己中なのよ!人の善意を踏みにじり、文句だけ言う人なんて、最低な人間よ!」
理「話は分かりましたが、星田先生やりすぎです!下手したら体罰で訴えられますよ!」
香「一発位で文句言う親がバカなんですよ!一発喝を入れて体で分からす事もあります!勿論、連発は虐待に見えて、いけないと思いますが・・・」
理「分かりました、麦田部子さん、あなたはレベル4です!」
部子「そんな!」
友子「あんまりですよ!被害者ですよ!」
香「どっちが被害者よ!この子は善意を踏みにじられた挙げ句、汚物扱いにセクハラ扱いを掛けられたのよ!」
理「先生方落ち着いて下さい!それにこれは彼の筆箱を捨てる行為を考慮して下げてますよ!本来ならレベル5、別校舎です!」
部子「そんな・・・」
理「星田先生の言葉を借りると、自分に置き換えて考えること!相手の立場に成った時どんな気持ちになるのか、それをあなたには考えてもらうわ!」
部子「わ、分かりました・・・」
友子「待ってください!もううちのクラス、3人目ですよ!」
香「先生の指導不足です!そうやって、恐怖症の人だけを守ってきたからこうなったのです!恐怖症の人だけでなく、恐怖症の人に対して周りの人を不快にさせない言葉を教えるべきです!」
友子「分かりました・・・」
理「後、岡さんと零は喧嘩両成敗の厳重注意!いじめではないけど・・・」
朝子・零「はい・・・」
これでDクラスの別教室は3人となったが、
この話はまだ終わらない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.235 )
- 日時: 2022/07/18 19:47
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
233話・勉強会の後
八姫「何でこの時期に部活じゃなくて勉強会するのよ!」
芹「学生の本分は勉強よ!それにうちのチームリーダーが提案したんじゃない!」
八期「1人だと全然出来ないので・・・」
零「集中力ないもんね・・・」
八期「ごく稀に集中力がアップするけど、どのタイミングで成るかは自分でも分からない!」
八姫「そんなことあるの!」
八期「あくまで、その時の課題を終わらせるまでの期間だけどね!」
全員「ふーん!」
希「おっ!皆やってるね!分からないところがあれば何でもお姉さん達に聞きなさい!」
八姫「あくまで達なんだ!」
子「得意科目バラバラだから!」
愛海「私は全科目OKよ!」
青奈「良いよね、特待生は余裕で!私は毎回赤点ギリギリで苦しんでると言うのに・・・」
希「流石理事長の娘ね!」
愛海「いや、私が勉強好きに成った切っ掛けなんてバカみたいに単純だよ!小さい時にクイズ番組見てて、『こんなテレビに出たい!』って言ったら、お母さんが『それなら日本一賢い人に成らないと無理よ!なんたって、こういうクイズ番組に出てる人は難しい問題や学校では教えてくれない事を必死で学んで、出てるのよ!』って言われて・・・」
希「確かに単純!」
子「あれ?希先輩もそこまで成績良くなかったのでは?」
希「フフフ、幼馴染みのお姉さんがバカなんて八君のイメージには悪いでしょ!あの後必死で勉強してオール90点台!2、3教科は100点よ!」
町子「凄いですね!私なんていつも平均80点台しか取れませんよ!」
グレーテル「町子も十分凄いって!俺なんて、平均30点台・・・」
零「それは低すぎ!」
グレーテル「兄貴の方がもっと酷いぞ!0点いくつあったか?」
零「威張らない!そしてよく進級してきたわね!」
ヘンゼル「補修で巻き返すタイプ!八期は?」
八期「得意教科と不得意教科に差があって、平均は大体50点台!」
八姫「私も!」
希「普通!」
芹「もっと頑張りなさいよ!私なんて70点台よ!」
葉月「相変わらずそこそこ取ってんな、って言うか90点(平均)じゃないんだ・・・」
芹「数学が苦手で・・・、ってか平均60の葉月に言われたくない!」
八期「うーん!」
希「どこが分からないの?」
八期「ここは自分で・・・」
希「得意教科だからって、その負けず嫌いな感情捨てなさい!分からないなら分からないで聞きなさい!」
八期「は~い!」
子「流石、幼馴染み分かってる!」
芹「あっ、そろそろ時間だ!」
零「なんか用事?」
葉月「まさか、またあれか?」
八期「あれって?」
八姫「芹は男子からモテモテだから・・・」
八期「そうなの!」
八姫「気付いてなかったの?」
八期「だって、可愛いと言ったら、零ちゃんか町子さんだから・・・」
零(よし!)
町子「ありがとう!」
希「ふえーん!お姉ちゃんは可愛いくないんだ!」
八期「希お姉ちゃんは可愛いじゃなくて、美しいんだよ!あと優しい!」
希「ありがとう!お礼にキスしてあげる!」
ちゅ!
全員「えっ!」
青奈「何をやってるのですか?」
八姫「あんたも何も思わないの!?」
八期「いつもの事だよ!」
愛海(キス1つを日常で流せるなんて流石幼馴染み!)
八期「あれ?グレーテルは?」
葉月「もしかしてアイツ付けていった?」
一方
芹「ええっと、山田君だよね?」
山田「はい!」
グレーテル「おお!面白い展開だ!」
零「グレーテル!」
葉月「何やってんだ!」
グレーテル「おお!今丁度告白する所だぞ!」
八姫「なら、尚更よ!帰るわよ!」
愛海「人の告白を覗き見なんて悪趣味よ!」
八期「それにどうなるかなんで本人達の自由だしな!」
山田「あなたの事が好きです!付き合って下さい!」
全員「えっ!?」
グレーテル「おい!お前らさっき俺になんて言った?」
芹「えっと・・・、ごめんなさい!」
山田「なぜですか?」
芹「私、好きな人がいて、それにもうこの告白11回目ですよ!」
全員(11回!?)
山田「俺は何度だって諦めない!100回でも1000回でもあなたに告白もプロポーズもします!僕の想いがあなたに届くまで!」
全員(それストーカー!)
芹「いえ、私の気持ちは揺らぎません!全てお断りします!」
山田「今日のところは引き上げますが、また呼んだときはお願いします!」←何かを見せる
芹「分かりました・・・、でも私の気持ちは揺らぎません!」
山田「いえ、予告する!君はいつか僕のことを欲しくなる!」
希「皆、隠れて!」
壁に引っ付く
山田が通りすぎた後
芹「ふー!」
グレーテル「勿体無い!」
芹「えっグレーテル先輩?」
グレーテル「あんな、イケメンで文武両道で大金持ちのお坊ちゃんそうそういないよ!優良物件だよ!何で断っちゃうの?」
芹「だって、タイプじゃないし、それに私は威圧的な人は苦手なの!」
八期「恋なんて互いの気持ちが一緒でないと結ばれないんだよ!相手の一方的な気持ちで結ばれると思うな!世の中見た目や裕福だけじゃないんだ!それ以上に魅力的なの物が草の想い人にあるんだろ!」
八姫「ねえ?それより告白を何回も断ってるって本当?」
芹「えっ?」
八姫「あっ、ごめん勝手に全部見ちゃって、恥ずかしいよね!でも、それが本当なら私は芹を救いたい!」
希「人を執拗に付け回すのはストーカーも同じよ!勇気を出して話して!」
芹「無理!」
全員「えっ?」
八姫「何で?」
葉月「すまん、あの山田って奴は父親が外交官で物凄く権力が凄いんだ!私達も何回か被害を訴えたが、取り合ってくれなくて・・・」
八姫「そんな酷い!」
希「あれ?八君は!」
零「まさか?」
一方
八期「まだ、遠くには行ってない、かといって、さっきの話が事実とも限らない!だったら確かな言動を聞いてから・・・」
渡り廊下
?「おい!山田まだ芹姫を狙ってるのか?」
山田「おう、鈴木当たり前だよ!あんな原石2度と出てくるか!あんなの1000年に一度の美人だぞ!」
八期「まあ、それは人の好みだからなあ」
鈴木「でも、姫を独り占めすると流石に他の奴らから反感買うぞ!」
山田「大丈夫さ!そんなんで反感買う奴なんて、父さんに何とかしてもらえば・・・」
八期「まあ、ここは被害にあったらだから違う!ただ、権力者の息子と言うのは事実の可能性大だ」
山田「それにああいうタイプは押しに弱い!何度だってアタックすればいつか折れるよ!どんな手を使ってでも・・・」
八期「アイツ・・・!」
山田「まあ、あの子は俺の事を断れない!なぜならこれがあるからな!」
鈴木「何だ?付き合ってる証拠とかか?」
山田「フフフ、弱味だよ!アイツの秘密を取ったのさ!これを盾にすれば、あの子は俺の言うことを聞かざる負えない」
八期「それはどういうことだ!」
山田「あん?」
八期「その写真返せ!」
山田「はあ?お前の物ではないだろ!」
八期「お前みたいな奴が恋なんか来る資格なんて無い!」
山田「おう、やるのか?」
八期「返せ!」
ドン!
山田「威勢が良いのは口だけか?ああん?」
八期「草がお前に惚れることなんて一生無い!諦めろ!」
山田「なんだと!俺様を誰だと思ってる!」
茨「今です!全員掛かれ!」
山田「何だ?」
乃愛「八期さん、ここは私達におまかせ下さい!」
八期「良いの?」
日向「これ以上あなたがやると先生も悲しむと思います!」
会菜「後は私達におまかせを!」
葉月「先生早く!」
茨「芹姫、写真は取り返しました!」
香「皆、ありがとう!さて、山田!話を聞こうか?」
山田「俺様を誰だと思ってる!俺の親父は外交・・・」
パチン!
香「この学校に権力なんて関係無いのよ!あんたみたいな我が儘なんて一生牢獄にでも入ってれば良いんだわ!」
結果山田はいじめレベル7の判決となった。
芹「八期!」
香「八期、今日はよくやった!」
八期「ええ?」
香「あの権力者から芹ちゃんを解放させようとしたんでしょ?」
八期「あんな一方的な片想いが気に食わなかっただけ、まあ、弱味で人の自由を奪おうとした事が許せなかった!」
香「伊藤さん達もありがとうね!」
乃愛「いえ、山田は私達でもての負えない最低な奴だったので、むしろ彼が行動を起こしてくれたので捕まえやすかったです!!」
日向「それに、彼自身が被害者でないなら、事情を話せばなにもしないだろうって葉月から合ったので・・・」
香「確かに、落ち着いてたもんな!」
八期「同じよ気持ちの人なら任せようって思って・・・」
香「成る程!」
芹「何で、頼んでもないのに、あんたに関係無いじゃない!」
八期「関係無くても、それでお前が困ってるのであれば、その呪縛から解放させたいと思った!権力で守られてる奴なんか許したくなかった!それが理由さ!」
芹「八期!」←抱きつく
八期「えっ?」
芹「私を助けてくれてありがとう!本当にありがとう!ああーん!」
八期「別にいいよ」
茨「これで、彼に任せても良いのでは?」
茨の会「そうですね!」
葉月「八期のサポートも忘れずにな!」
茨の会「はい!」
その後、芹は八期に惚れ直したという。
ちなみに脅しの写真はエロ本を拾おうとする芹(28話参照)だったが、交錯中に葉月が奪って破いた。
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