二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.121 )
日時: 2021/04/01 21:57
名前: いくちゃん (ID: CjSVzq4t)

119話・愛海の決意
時は夏休み後に戻る

岡田家
愛海「ねえ、お母さん!」

理「何?」

愛海「八期君ってさあ結構守られてるイメージなんだけど・・・」

勇気「あっ、それ俺も思った!っていうか母さん!あいつひいきされてないか?あんだけ事件起こしておいて、何にも無いなんて・・・、それにこの間のプールの時だって・・・」

理「そうね、私も言いたいことはある、でもそれを八期のせいには出来ないの!」

勇気「どういうこと?」

理「零が言うには、彼の言い分を聞くと一概に彼だけが悪い訳ではないし、情状酌量の余地も致し方無いという状況だったりもするし・・・」

勇気「だからって贔屓にも程が・・・」

理「何より・・・」

愛海「理由も無しに人を傷つけたりしないってことよね!」

理「愛海」

愛海「私も零についてはお父さんに言ったことがある、でもお父さんは『彼女は弱い子を守ろうとしているだけ!だからそれをじゃまするな!』って言われた」

勇気「何だよ!それ?」

愛海「私は八期君が特別扱いは受けて無いと思うわ!むしろ相手に傷つけられて、酷い目に合ったから、お詫びを受けたってところかしら?」

勇気「俺はそうは思わないな!それで何人の生徒を失ったと思ってんだよ!学校の評価も落ちるし、あいつが出て行けばいいんだよ!」

愛海「あんたは人の気持ちを分かって無いわね!」

勇気「それは姉ちゃんの方だろう!」

理「ハイハイ、私達が揉めても解決しないわ!いくら姉弟喧嘩でも他人の話で喧嘩はやめて!」

愛海「お母さんはどう思ってるの?」

理「んー、私の本心は勇気の意見かな?」

勇気「よし!」

愛海「はあ?」

理「ただ、実際の行動としては愛海の意見なのよ!」

愛海「良かった」

勇気「何でだよ!父さんか?」

理「いいえ、零よ!」

愛海・勇気「零?」

理「あの子は頭が良いわ!しかし良すぎてね、脅されてるの!」

勇気「脅されてるって?」

愛海「どういうこと?」

理「もし、八期君自身が悪くない事件を彼のせいにしたら、いじめの素の動画をネットに晒すって!」

勇気「脅しじゃん!」

愛海「まあ、致し方無いんじゃない?」

勇気「そんなことしたらうちの学校が!」

愛海「何言ってるの!いじめは本来合ってはならないことよ!」

理「そう、だから彼がきっかけでない事案は彼を守ることを優先しないといけないの!」

勇気「そんな・・・」

愛海「なるほど・・・、(でも何か違和感が・・・)」

次の日
廊下

愛海「あっ、零!」

零「あっ、愛海お姉ちゃん!」

愛海「ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」

零「何?」

愛海「あんた、この学校で先生やってる?それも責任者的なポジション?」

零「何でそれを!?あっ!」

愛海「大丈夫!私は理事長の娘!協力するわ!というかあんたの姉が理事長ってのもお父さんから聞いてるし!」

零「伯父さんに?」

愛海「でも、その代わり・・・」

部室
零「ええっと、今日から新しい部員が増えました!」

愛海「愛海です!初めに言っておくけど理事長の娘です!ただ親の権力は使わないことをお母さん達と約束しているので、私の親の権力頼みとかやめてよね?!」

全員「宜しくお願いします!」

愛海(私も八期を全力で守ろう!いじめダメ!絶対!だもんね!)


勇気「姉ちゃん・・・」

Re: ナンバーズ8 ( No.122 )
日時: 2021/04/07 21:52
名前: いくちゃん (ID: AwUzQTp7)

120話・チームのコンセプト
時は芹が部員に入る日まで遡る

芹「ええっと、草芹です!私は一応60日間の体験入部となりますが、宜しくお願いします」

二「八期不満な顔してるな」

八期「・・・」

鶴「取り敢えず、一応このメンバーでチームになるのかな?」

零「私はせっちゃんが普通に入って欲しいと思ってる」

芹「ありがとう」

一「チームになると言うことは、このメンバーを纏めたりするリーダーを決めないとね!」

零「誰にする?」

八期「ここは1番年上の希お姉ちゃんとか・・・」

鶴「うちの校則では最上級生はリーダーになれません!」

希「そうなの!」

二「それに年齢層の幅が広いから、中等部以下がいいと思うけど・・・」

鶴「それでも最上級生にあたる学年は無理よ!あとリーダーに属する人も駄目よ!
勿論1年生は絶対無理よ」

芹「と言うことは私は無理ですね」

町子「私もダメか・・・」

一「八期やってみない?」

八期「えっ?!無理無理!リーダーなんて僕には無理だよ!零ちゃんは?」

零「私も無理よ!リーダー被るし・・・、私から推薦いいかな?」

鶴「誰?」

零「八姫ちゃん!」

八姫「えっ?私!」

零「だって、八姫ちゃんはせっちゃんの条件を聞いて、みんなを奮い起たせようとしたから!」

八姫「ちょっと待って!私もリーダーって言う柄じゃないし・・・」

零「八姫ちゃん、リーダーだって何でもかんでも出来るわけじゃないし、1番優れてるからとか、最年長だからとかじゃないの!
リーダーというポジションは、場合によって役割が変わってくる!だから、八姫ちゃんが思うリーダー像で行けばいいよ!」

八姫「それが分からないんだけど・・・」

零「この前の姿を見て私が思う八姫ちゃんのリーダー像は、ムードメーカー的なポジティブキングかなぁ?どんな苦境に立たされてもそれを乗り越えようってみんなを励ます感じかな?」

二美「リーダーだと、高確率でセンターだから、1番目立つ場所に立てるわよ!」

八姫「みんな、いいかな?」

八期「いいと思う」

芹「賛成!」

全員「賛成!」

鶴「チームのコンセプトはどうする?」

全員「コンセプト?」

一「どのように曲やダンスを作るかよ!」

零「お姉ちゃん達はどうやってるの?」

日「私達は各一人一人が自分の役割を決めて、作っているわ!」

瑞穂「いわゆる分担作業だよね!」

滋「みんなそれぞれの得意分野を中心にしてるんだよね」

鶴「まとめると、みんなで考えて協力して作る!みんなの考えで新しい物を作ると言うのが私達のコンセプト!」

一「必ず全員の意見を2つ以上は採用するのよね!みんなで作ったって言うのを強調するために!」

鶴「まあ、それはダンスの振り付けだけど、今は各々自分の得意分野が中心になってるけどね!」

零「八姫ちゃんどうする?」

八姫「お姉ちゃんはどうしてるの?」

二美「私はリーダーだから、みんなの意見をまとめて、とにかく喧嘩や争いの仲裁とかやってる!あと、全体の見栄えとかの指示も担当しているわ!」

八姫「ふーん、凄いなあ」

二美「あなたはあなたが思うように、みんなと協力すればいいのよ!」

八姫「じゃあ、私達もみんなで作って行こう!みんなで考えよう!みんなで作り、みんなで披露し、みんなで優勝!」

二「最後スローガンになってるよ」

八姫「私達のコンセプトはみんなの夢を詰め込む!みんなの意見の中から色々と作るってことでどうかな?」

メンバー「賛成!」

八姫「よーし、優勝目指して頑張るぞ!みんな行くぞ!」

メンバー「おお!」

Re: ナンバーズ8 ( No.123 )
日時: 2021/04/10 20:08
名前: いくちゃん (ID: AwUzQTp7)

121話・役割分担
八姫「とは言っても、自分達で作り、自分達で考えるか・・・、ダンスの振り付けはともかく、歌はどうする?」

希「そういうの、作詞とか作曲って言うよね!作詞は詩が得意な人、作曲は絶対音感を持ってる人といった専門の人でないと無理だよね・・・」

八姫「誰か国語か音楽が得意な人っている?」

芹「国語なら任せて!私いつも国語のテストいつも100点だし!」

子「なら、相当ね!うちのテスト最後に作文あるから、100点取るの本当に難しいもん!」

町子「私、絶対音感持ってますよ!音楽のテストいつも100点です!」

零「それも凄いよね!うちのテストピアノ問題で、複数押し答えられる人少ないもん!」

八姫「確かに、何音押してるかも分からないもんね!大体3音から6音だけど、どの音階かは全くだもん!」

希「提案なんだけど、せっちゃんとまっちゃんには作詞と作曲それぞれに集中してもらって、残りのメンバーで振り付けを考えない?」

八姫「それいい!歌はせっちゃん、曲は町子先輩が作った物だし!」

町子「そうだね!みんなで作るならそれでいいよ!」

芹「私も気にしないわ!」

零「決めることはこれだけでいいかな?」

鶴「歌と振り付けを考えるだけではないわ!」

瑞穂「踊るときの衣装を作る衣装係!」

和「全員の手当てや体調を診る体調管理係!」

滋「みんなの食のケアをする栄養管理係!」

一「歌と振り付け以外の細かいところにも気を遣わないとね!それに体調が悪い、大きな怪我があるのに動かれたら、その後が深刻になることだってある!特にインフルエンザでも、信じず学校に来る八期には要注意!変な感じだったらすぐに誰か止めてね!」

希「変な感じって言ってもな・・・」

零「そうだ!」

ガラガラ

理珠「それで私が・・・」

零「お願いしても良いですか?」

理珠「私が皆さんの体調管理係、構いませんが1つ条件があります!」

零「何?」

理珠「私もこの部に参加させて下さい!」

零「みんな、いい?」

全員「良いよ!」

零「よし、これで体調管理係は決まったね!次は衣装係だけど・・・、誰かお裁縫得意な人いる?」

グレーテル「俺、服くらい作れるぞ!姉御に教えてもらったことあるし!」

零「誰が姉御よ!気安く私のお姉ちゃんを姉御なんて呼ばないでよ!」

グレーテル「なんだよ!歳上の女なんだから姉御って呼んでも良いだろう!」

子「ええっと、これは?」

八期「複雑な家庭事情なんです!本来は零ちゃんと鶴さんが血を分けた実の姉妹なんですが、グレーテルは戸籍状鶴さんと姉妹なんです」

八姫「2人はお母さんが違うんだよね?」

希「本当に複雑・・・、鶴ちゃんの認識としては?」

鶴「零は可愛い私の妹、グレーテルは愛人の従姉妹という認識!」

希「連れ子ではないんだね」

鶴「半分血が繋がってるようなものだから、でも妹という認識はない」

希「親戚なのね・・・」

グレーテル「じゃあ次は栄養管理係だけど、誰が行く?」

零「はい!私が行きます!お姉ちゃんとかに料理教えてもらってるもん!」

グレーテル「大丈夫か?」

零「大丈夫よ!」

八期「零ちゃんの料理美味しいよ!」

八姫「うんうん!」

グレーテル「いや、味じゃなくて栄養とレパートリーだよ!誰かさんの好みに集中しそうで・・・」

一「うちでも合ったよね!早ちゃんと鶴ちゃんにやらすと、二の好きな物に集中するから、肉と野菜は出ても魚料理が全然出ないのよね・・・、だからみんなの好みを理解できる滋ちゃんに変わってもらったのよね!」

二「そうだったな・・・」

零「大丈夫!みんなの好みを考えてちゃんと作るよ!贔屓したりしない!」

平江「私達は?」

希「1年生の2人はお手伝い的な琴電屋島良いよね?」

子「そうよね、マネージャー業とか!」

結「どんな感じですか?」

八姫「水の用意とかタオルの用意とか・・・」

八期「でも、1年生だけって言うのも・・・」

青奈「そうよね、私達もやるわ!むしろ年上が見本にならず、誰がやるのよ!」

こうして大体の役割が決まった。

Re: ナンバーズ8 ( No.124 )
日時: 2021/04/14 08:42
名前: いくちゃん (ID: y98v9vkI)

122話・発表会の演劇・・・①
香「11月の文化祭で発表会をします!うちのクラスは多数決の結果演劇だから、どんな劇をするかとか配役とかを決めるわよ!」

全員「はーい!」

香「じゃあ、学級委員の裕太と花梨頼むぞ!」

裕太・花梨「はーい!」

裕太「では、どんな劇をしたいか案を出して下さい!」

花梨「昔話でもおとぎ話でも今人気の漫画でも小説でも何でもいいのでお願いします!できればどのクラスともカブラナイもので・・・」

裕太「じゃあ、神田!」

神田「桃太郎とか?」

八期「それ三氏兄ちゃんの友達のことだ!」

裕太「却下だな」

花梨「珊瑚ちゃん!」

珊瑚「白雪姫!」

八期「元は白雪じゃなかったけど・・・」

花梨「没」

裕太「昌木!」

昌木「おむすびコロリンとか?」

八期「あっ、それ僕やってネズミに会ったよ!」

花梨「摩子ちゃん!」

摩子「シンデレラ!」

八期「舞踏会なら僕も出たね、SP役で!」

裕太「信二!」

信二「金のガチョウとか?」

八期「僕の従姉妹がやってた!」

花梨「里子ちゃん!」

里子「人魚姫!」

八期「琵琶湖で三氏兄ちゃん助けてもらって、今は足もらって歩く練習してる」

裕太「竜太郎!」

竜太郎「浦島太郎!」

八期「今、孫がいるお爺さん」

花梨「神奈ちゃん」

神奈「ヘンゼルとグレーテル」

八期「今、うちに住んでる!」

全員「ええ!」

裕太「智也!」

智也「小人の靴」

八期「ヘンゼルとグレーテルの弟達だ!」

全員「ええ?」

裕太「竜平!」

竜平「猿かに合戦」

八期「イタズラ野郎をお姉ちゃん達が凝らしめたな」

裕太「良輔!」

良輔「マッチ売りの少女とか?」

八期「お兄ちゃん達が助けた!今は僕の知り合い!」

裕太「佑馬!」

佑馬「ブレーメンの音楽隊!」

八期「今、結成されてるよ!」

花梨「星羅ちゃん!」

星羅「かぐや姫」

八期「月家に帰ったけど、戻ってきた」

花梨「奏ちゃん」

奏「人数少なくなるけど鶴の恩返し!」

八期「あっ、それ零ちゃんのお姉さん!」

全員「ええ!」

香「八期黙れ!話が進まない!」

裕太「昌二」

昌二「俺、好きな漫画があるんだけど、それのオリジナルストーリーをやってみたらどうかな?」

竜平「いいんじゃねえの?」

佑馬「たしか、お前の好きな漫画は借金執事が金持ちのお嬢様に拾われる話だったよな!」

昌二「おう、それを俺らで面白くしないか?」

八期「いいね!やりたい!」

香「女子達はそれでいいか?」

全員「はーい!」

香「言っとくけど、健全な物な!変なシチュエーションいれるなよ!」

昌二「分かってますよ!実はこの作品ハーレムなんですよ!」

八期「そうそう!」

昌二「だから、最後のラストはその候補となるヒロイン達から主人公が好きな人を選ぶ!それをお客さん達に予想させる!こんな展開どうですか?」

香「面白そうね!」

全員「賛成!」

昌二「ちなみに選ぶのは、主人公となった人で!」

しかし、この主人公を巡り争いになるなど、この時のクラスは想像もしていなかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.125 )
日時: 2021/04/14 11:46
名前: いくちゃん (ID: y98v9vkI)

123話・文化祭の演劇・・・②
裕太「じゃあまずは主人公だけどやりたい奴?」

男子達「はーい!」

裕太「1、2、3、4・・・、11人もいるな!」

花梨「じゃんけんで決める?」

八期「それで決めよう!」

昌二「待て!演劇は遊びじゃない!それにいい劇をしたクラスは理事長から表彰されるんだ!ここは俺が言う台詞を前に出て1人1人言ってもらってみんなの投票で決めよう!」

八期「やだ!やだ!絶対じゃんけん!」

昌二「表彰されるためには1番上手いのが行かないとダメだ!お前の我が儘なんて聞いてられるか!」

佑馬「お前負けが怖いんだろう?」

八期「違う、怖いのは、別のことだよ!」

良輔「じゃあ早くやろうぜ!」

八期「絶対やだ!じゃんけん!」

香「八期、じゃんけんで決めて下手な人がやることになったら、話が進まなくなるわ!これはみんなで作る物なのよ!」

八期「それでもじゃんけん!」

香「そんなこと言ってるとあんただけ省くわよ!」

八期「分かりました・・・」

結果
裕太「と言うわけで、みんなの投票の結果、主人公は佑馬が務めることになりました!」

佑馬「ヨッシャー!」

花梨「次はヒロイン達ね!」

配役が決まった次の日
香「はい、セットも自分達で作るのよ!絵の得意な人や手先の器用な人を中心に頑張って!危ないと思ったり、どこか分からないところが合ったら先生にいいに来なさい!」

全員「はーい!」

理珠「ここはこれくらいがいいでしょう!」

摩子「桜咲さんがアンドロイドだから助かる!」

星羅「物凄く正確だもんね!」

零「あっ、八君!ほら手伝って!」

八期「やるかよ!」

零「みんなで作っていくのに、八君だけサボっちゃダメだよ!」

八期「あんなんでやる気なんか失せたよ!」

ドン!

香「何物に当たってるのよ!主人公に選ばれなかったからって拗ねないの!」

八期「あんな結果になるからじゃんけんが良かったんだよ!」

香「あれはみんなの気持ちなの!文句言わない!」

八期「めちゃくちゃ文句あるわ!あんなの認めるか!」

零「どうしたら認めるの?」

八期「もう一度じゃんけんで最初から決めて欲しい!」

香「我が儘言うな!」

八期「我が儘じゃない!」

キーンコーンカーンコーン!

香「はい、今日はここまでよ!」

部活中
八姫「ねえ、八君?物凄く不機嫌だけど何か合った?」

八期「劇の配役・・・主人公・・・」

八姫「主人公に選ばれなかったの?」

八期「そうだけど、そうじゃない!」

八姫「ええっ?どういうこと?」

グレーテル「八期の奴めちゃくちゃ怒ってるな・・・」

芹「何が合ったの?」

零「簡単に言うとやりたい役に選ばれなかったんです」

青奈「それは我が儘だと思うわ!みんなで決めたことなのに・・・」

希「ねえ、何か特徴なかった?例えば執拗に物凄い主張とか・・・」

零「たしか、じゃんけんで決めたいと・・・」

町子「聞いてきました!」

芹「早!」

町子「率直に言うと、周りが自分を選ぶつもりが無いのに投票にしたから嫌だったと・・・」

全員「?」

希「なるほど!」

愛海「希先輩分かるんですか?」

希「二も同じ経験があるんだけど、つまり周りは最初から八期を選択肢から外して考えているってことよ!」

芹「それはあいつの思い込みじゃあ?」

町子「自分の意見と発表はいつも0票だったって言ってました」

希「で、実際の投票は?」

零「0票でした」

芹「投票数なんて聞いても・・・」

希「零ちゃんから見て八君は全体で何番目に上手いと思った?」

零「一応、私ビデオに収めてます!」

ビデオを見て・・・

希「やっぱり!」

グレーテル「何がやっぱり?」

希「八君以外の男子、ふざけてるわ!気持ちが込もってもなければ、ハキハキしてない!素人の私から見ても明らか!選ばれた子はともかくね!」

零「ということは?」

希「そう!八君は主人公に選ばれなかったことに怒ってるのではなく、真面目にやってた自分よりも、ふざけた奴らに票が入って自分が0票と言うことに怒ってるのよ!」

町子「これって友達贔屓ですよね?」

愛海「確かに、これじゃあ真面目にやってた八君が可哀想だわ!」

零「でも、もう決まっちゃったし・・・」

愛海「私も一緒に行くよ!お母さんの元へ!」

青奈「そもそも、愛海どうやって決めるの?」

愛海「誰でもいいから演劇に詳しい人を連れてくる!そしてその人に見てもらう!そして判断してもらおう!」

零「でも、それで八君は・・・」

八期「良いところと悪いところをその場ではっきり言って!分かりやすく!そんなオーディションならいい!」

愛海「じゃあ、お母さんに言うね!行くよ零!」

零「分かった!」

理事長室
理「そんな我が儘聞いてられません!」

愛海「お母さん、これは我が儘なんかじゃない!」

理「我が儘じゃなかったらなんなのよ!」

愛海「正当な主張よ!そもそも学校のオーディションなんて、友達が多い人が有利、つまり友達贔屓の票が入りやすい!この意味わかる?」

理「ちゃんと正確に選ばれてない無意味な投票ってこと?」

愛海「その通り!そもそも学校なんて素人の集まりよ!迷ったら友達とか好きな人選ぶよ!」

理「分かったわ・・・、まさか全クラスそうするつもり?」

零「うちだけ強制、他は任意で構いません!」

理「分かったわ・・・」

そして1週間後お目当ての人が来てくれることが決まった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。