二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.355 )
- 日時: 2023/09/25 22:53
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
353話・文化祭デート(2日目・昇格ヒロイン)
零「おーい!八君!」
ポン!
八期「わあ!零ちゃん?」
零「どうしたの?」
八期「いや、そろそろ店番の時間だったかな?って」
零「まだ、1時間あるよ!」
八期「もう、1時間しかないよ!」
零「いや、30分前だとしても1時間以上あるから!」
八期「でも、できるだけ近い所が良いんだけど・・・」
零「じゃあ、体育館前の出店がいいね!一緒に行かない?」←腕を引っ張る
八期「わあ!」
スマートボール
八期「おお!こんなのあったんだ!」
零「そうよ!」
八期「やりたかったんだ!」
生徒A「1回100円(25球)です!」
八期「金取るの?」
零「当たり前よ!」
生徒B「生徒会長だから無料で!」
八期「やるかよ!そんな特別扱いは受けない!」
生徒A「えっ?そうなんですか?」
八期「僕をなんだと思ってる?」
生徒B「絶対命令を持つ権力者!」
八期「それ以外は?」←よく言われてることを理解してる
生徒B「じ、自由が認められた生徒?」
八期「誰がだ!」
生徒B「ヒー!」
八期「そんなので絶対命令貰ってたらお前、文句言うだろう?」
生徒B「言いませんよ!矯正学校飛ばされるのに・・・」
八期「ましてや、絶対命令は生徒会長の任期の期間だけ、そんな特別扱い受けて、任期終わってみろ!僕は色んな生徒から反感やいじめにあってるよ!『仕返し』とかなんか言って!」
生徒A「そ、そうですね・・・」
八期「それに、この後の生徒会長になる人間にも嫌なイメージがついて、自分に振りかかって来るんだぞ!」
生徒B「何がですか?」
八期「自分がやってた特別扱いとかだよ!それを指を咥えて見てろ?そんな学校に成ったら、この学校の未来なんて無いよ!」
生徒A「そうなんですか?」
零「そこら辺は大丈夫!仮に暴走して止まらないなら、クビにすることも、今後『リーダー』がでない措置もあるから!まあ、あくまで自分勝手な行動を取った時に限るけど!」
生徒B「じゃあ、人のためと言う時は?」
零「私達が穴を埋めるだけよ!」
生徒A「どういう意味ですか?」
零「聞き分けは良いから、心配事さへ解決すれば納得してくれるのよ!」
生徒A・B「へー!」
八期「これにしよう!」
ジャラジャラ!
生徒A「本場のスマートボール店と違って、祭り用のスマートボールですので、真ん中の当たりに3球入れたら終わりです!」
生徒B「6と言う数字の穴に入れれば、6球増えます」
零『そうしないと風営法に引っ掛かるからね・・・』
ジャラジャラ
パン!
八期「ヨッシャー!」
数分後
零「八君、そろそろ時間じゃない?」
八期「ええっ?まだ球が・・・」
生徒A「残り数多い!まだ30球くらいある」
生徒B「こんな簡単だったっけ?」
八期「本当に、神様は意地悪だな!やりたい時に無くなり、やりたくない時に溜まるって!」
零「本当に、どこで見てるんだろうね?」
ポッ!
生徒A「あっ、当たりに3球入ったのでおしまいですね!」
八期「もっとやりたかった!って言いたいけど、時間あるから終わって良かったよ!球勿体ないけど・・・」
零「何球残しとかでボーナス付けたら?」
八期「ボーナス頂戴!」
生徒A「では、29球残しなので・・・」
八期「当たり引くの?」
生徒A「分かりましたよ!当たり含めて32球残しなので、当たり3球のご褒美から6つ持っていって良いですよ!」
八期「やったー!」
その後スマートボールの景品は当たり+残りの球5球毎に景品(当たりの数の種類の景品)が1個更に貰えるルールとなった。
零「場所が目と鼻の先で良かったね?」
八期「うん、それより零ちゃんはすぐ終わっちゃったね!」
零「言わないで!」←6すら入らなかった
香「あっ、丁度良かった今代わって貰いたかったところよって、それは何?」
零「そこの『スマートボール』の景品です!」
八期「そう言えば、次は杏ちゃんのライブだよね?」
零「そうそう!私もファンだから楽しみで!」
香「口動かすくらいなら手を動かして!そして店番に集中して!」
着替え終わり
零「着替え終わりました」
八期「僕もです!」
香「じゃあ、接客お願いね!」
八期『どうしよう?』
香「無理なら監視でも良いわよ!変なお客か迷惑な客が居たら、とっちめ、いや、私か理珠に報告して!」
八期「分かりました!」
男子A「すみません!」
零「八君行って!」
八期「分かった」
男子A「この飲み物に髪の毛入ってたんだけど、どういう事だ?衛生管理ちゃんとしてる?」
八期「はい?『見たこと無い髪色、あんなの入るか?』、すみません少々お待ちください」
男子A「なんだ?」
理珠「お待たせしました!」
八期「理珠?この髪は?」
理珠「私達、ナンバーズヒロインで働くものの髪ではありません!」
男子A「だったら、他の客と接触した時とかに入ったとか?」
理珠「失礼します」
男子A「何するんだよ?」
理珠「DNA一致!」
男子A「はっ?」
理珠「この髪はあなたのものです!」
男子A「なんだと?言い掛かり付けやがって!」
八期「それはこっちの台詞だ!お前なんて奴は客じゃない!理珠!」
理珠「はい!」
男子A「何するんだよ?」←理珠に担がれる
理珠「それっ!」←投げる
男子A「えっ?」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子A「おい!出せよ!ここから出せよ!おい!おい!」
ブルブル!
零「キャアアア!」
八期「零ちゃん?」
零「この男子が私の体を!」
男子B「知らねーよ!」
八期「ごめん、瞬間見てなくて・・・」
零「もしかしたら勘違いかもしれないし・・・」
数分後
零「止めてください!」
男子B「俺じゃねーよ!」
八期「今度は見てたぞ!理珠連れてけ!」
理珠「はい!分かりました!」
男子B「何するんだよ?俺じゃねーよ!」
香「どうしたの?」
八期「コイツが零ちゃんのスカートを捲ったんです!」
零「完全にお尻を触られました」香に耳打ち
男子B「だから違うって!」
香「分かった!八期胸ポケット失礼ね!」
八期「えっ?」
香「実は、従業員のメンバーのポケットにはカメラを仕掛けていてね!」
理珠「再生します!」
香「これは明らかに故意に零の下半身を触ってるわね!」
男子B「だから当たっただけだって!」
八期「嘘付くな!あれが当たったになるか!」
香「八期の言う通りよ!桜咲!」
理珠「はい!」
男子B「おい!止めろ!止めろ!下ろせ!」←担がれる
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子B「おーい!出してくれ!」
愛海「本当に怖いな!何あの牢屋付きの車は?」
八期「零ちゃん大丈夫?」
香「無理しなくて良いのよ!」
零「大丈夫です」
舞台
杏「皆、こんにちはー!」
零「こんにちはー!」
香「これが見たかっただけかい!あれ?」
八期「こんにちはー!」
香「アイツもかい!」
杏「スクールアイドル同好会の夢原杏です!今日は皆と楽しくライブが出来たらと思っています!皆さん!楽しんでください!」
全員「イェーイ!」
八期・零「イェーイ!」
香「コラ!そこ2人!仕事忘れるんじゃないの!(絶対これ見るためにここの時間にしたな?あの2人!)」
ライブ後
八期「杏ちゃん!」
零「可愛いよ!」
八期「マジで歌最高!綺麗!優しい!可愛い!」
零「アンコール!アンコール!」
ガシッ!
八期「あっ!」
零「えっ?」
香「あんたらは仕事しなさい!」
八期・零「ごめんなさい!」
シフト終わり
零「イヤー、怒られちゃったね?」
八期「それくらい聞きたかったから!」
零「あれ?八君って愛ちゃんが好きじゃ?ファン倶楽部だって入ってるし・・・」
八期「その次が杏ちゃん!ぶっちゃけどっちも応援してるけど、どちらかと言うと愛ちゃんのファン!」
零「そうなんだ・・・」
八期「あの2人は外れがないからね!」
零「どういう意味?」
八期「同好会のメンバー何枚かCD出してるけど、当たり外れが大きいんだよね?これは良いけど、これはちょっとって感じに、だけど杏ちゃんと愛ちゃんの曲は全部好きだし、聞いてられる!」
零「ふーん、そう言えば杏ちゃんとはずっとクラスが同じなんだってね?」
八期「そんな喋った事無いよ!1年生の時から気になってはいたけど・・・」
零「どういう意味?」
八期「『あの子ずっと1人でいるな』って感じに・・・」
零「そんなわけ無いでしょ!夢ちゃんだって居るのに!」
八期「クラス違うから、朝と放課後位しか一緒じゃなかった!」
零「そうなの?」
八期「ずっと、1人の印象で・・・」
杏「あっ!2人とも今日はありがとう!」
零「いえ、ありがとうはこっちの台詞だよ!」
八期「本当に、良かった、良かった!ここの学校の生徒達の目が節穴なんだよ!もしくは本気で選ばないバカばっかりだから!」
零「それどういう意味よ?」
八期「杏ちゃんの人気が低位置だなんて、僕は絶対何かの間違いだと思ってる!少なくとも、恵梨香と連先輩には余裕で勝ってる!」
杏「いやいや、恵梨香ちゃんの方が可愛いし・・・」
八期「どこが?杏ちゃんの方が一兆倍可愛いよ!月と鼈だよ!杏ちゃんで可愛くなきゃ、誰が可愛いんだよ!
杏ちゃんが不細工って言うなら、世の中のほとんどが不細工に成るよ!」
零「それは私も異議なし!杏ちゃんは世界一可愛い!」
桃子「それは私も思います!杏ちゃんが可愛いくないなら、皆可愛くない!」
杏「それに、蓮先輩はセクシーが売りだし・・・」
八期「あんな無駄に脂肪付けてる人が?」
杏「そんな言い方はないんじゃ?」
零「ごめん、あまりにも杏ちゃんの人気が無さすぎて、辛辣に成ってる!八君、杏ちゃんが可愛いってのを絶対と思ってるから!ファンである愛ちゃんやどっこいどっこいなエルさんとかなどの一部例外はあるけど・・・」
杏「八期君、ありがとうね!」
八期「杏ちゃんは余裕で可愛いから!もっと自信持ちなよ!僕はこういうので絶対嘘付かないから!」
杏「うん、分かってる!」
零(えっ?もしかして八君は杏ちゃんの事が)
妄想
八期「杏ちゃん!僕は杏ちゃんの事が好きです!」
杏「ダメよ!私はアイドルだもん!」
八期「アイドルだって人間だよ!恋をしてはいけない法律はない!」
杏「でも・・・」
八期「好きか?嫌いかだけ答えて!」
杏「そ、それは、す、す、好きです!」
八期「ほ、ほ、本当に?」
杏「はい!」
妄想終わり
零「そんなのダメ!」
八期・杏「えっ?」
杏「ええっと・・・」
八期「何がダメなの?」
零「あっ!うわー!忘れて!」←逃げた
香「あらら!」
?「八君!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.356 )
- 日時: 2023/09/26 22:44
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
354話・文化祭デート(2日目・裏ヒロイン)
希「八君!」
八期「希お姉ちゃん!」
杏「お姉ちゃん?」
希「ああ、私と八君は幼馴染なの!親同士が仲良くてね!」
杏「へー、うちの夢ちゃんと同じだね!」
八期「全然違うよ!」
杏「えっ?まさか同姓と異性だから?」
希「まあ、男の子だったら悪友、女の子だったら親友、異性だと姉弟とか兄妹みたいなものだから!」
杏「幼馴染みでも性別で全然違うんですね!」
希「まあ、異性だと家族みたいな距離感、同姓だと恋人?って思うくらいの距離感かなぁ?」
八期「そう見えるときもあれば、年が違えば兄弟姉妹にも見えるけどね!」
希「あれ?八君は同性愛嫌いじゃなかった?」
八期「なんだろう、男同士は認められないところあるけど、女同士は普通に感じたり、むしろそう言うお話にはまった!」
希「マジで!後で教えて!」
八期「ええっ?どうしようかな・・・」
杏「女の子同士の恋愛は成り立つ?」
八期「まあ、友情のその先かなって感じ!多分一緒に暮らしてますって言われても違和感ないと思う」
希「それは男同士だってそうでしょう!寮生活の人だって居るし!」
八期「関係ある?」
希「あるわよ!寮で仲良くなったメンバーで一緒にクラス人達だって居るんだよ!」
八期「ああ、お笑い芸人とかアイドルグループみたいなものか!」
希「そうそう!長年連れ添えば相方も奥さん見たいのものよ!」
杏「あっ!分かります!2人で協力して頑張って来たって聞くと!」
希「そうそう!人は1人では生きてられない!支えたくれる誰かの力があるからこそ、今ここに居る!」
八期「そうなると、僕は支えられてばかりだな!」
希「ちなみに誰?」
八期「お母さんとお父さん、星田先生に二兄ちゃん、希お姉ちゃん、零ちゃん、八姫ちゃん、芹と薺、理珠と後杏ちゃん!」
杏「えっ?私!」
希「杏ちゃんにどう支えて貰ったの?」
八期「これはお母さんから聞いた話なんだけど、杏ちゃんは僕のいじめを助けてくれたんだ!」
杏「ああ、まあ見てたし、皆八期君を悪者に仕立てようとしてたし、見てられなくて、先生に報告してたのが切っ掛けだったかな?」
希「どう言うこと?」
杏「実は、私1年生の時から、正確には保育園児の時から一緒なんですが、八期君とクラスが一緒で!」
希「知ってる!皆聞いた!」
杏「それで、八期君がいじめられてるのを見て、可哀想に成ったので、先生に本当の事を話してたんです!」
希「ふんふん」
杏「最初は信じてくれなくて、しかもだれが聞いたのか、『裏切り者』とか『チクり魔』って言われて距離を置かれたことがあるんです!」
希「へー」
杏「時には、口では言えないトラウマになるいじめを受けてました!」
希「あっ!モンブランタルトここにお願い!」
町子(店員)「分かりました!」
杏「そこを八期君に何回か助けてもらったんです」
八期「助けたのかな?返り討ちにあって、余計に怒られた記憶が・・・」
町子「こちらモンブランタルト(4号)でございます!」
希「ここはお姉さんが奢るわ!さあ、2人とも食べて!」
杏「私も良いんですか?」
希「うちの弟がお世話になってるからね!」
一「誰がうちの弟よ!」
八期「一お姉ちゃん?」
二「パターンは変わったが、根本は変わってないな!」
八期「二兄ちゃん!」
楓花「本当に夢原さんにも感謝ね!」
杏「そんな、私は大したこと・・・」
楓花「してるわよ!最初の先生がクビに成った理由はさっき八期が話してた、杏ちゃんを守ったことが切っ掛けよ!」
八期「えっ?」
楓花「八期は杏ちゃんを守っただけなのに、怒られてるのはおかしいって杏ちゃんから聞いてね!まあ、そもそももっと前からいじめの現状は聞いてたけど!」
一「それっていつからなの?」
楓花「GW終わって一週間過ぎた後だったかしら?よく覚えてないけど、5月頃って事だけは覚えてる!」
二「それでどうしたの?」
楓花「杏ちゃんが初めて来た時も、『先生が信じてくれないんですが』って前置きしてて、そこで私は思ったの!」
八期「何を?」
楓花「揉み消されるくらいならこの子に頼んでみようって!だから、彼女に許可取って、制服に小型カメラを仕込んでもらったの!」
全員「ええっ!!!!」
杏「本当だよ!胸ポケットに2台!後鞄にも机にも付けてた!」
一「なんでまたそんなに・・・」
二「よく、そんなのOKしたな?」
杏「私は昔から弱い子の味方だから!八期君みたいな子を見捨てられなかったの!」
希「いや、これは勇気あるよ!」
楓花「今は、理珠ちゃんと星田先生に零ちゃんも居るから、カメラは胸ポケットだけに成ってるけど!」
二「まだ、続けてるの!」
楓花「『まだ続けてるの!』じゃなく、ちっとも無くなる気配がないからよ!」
八期「そんなこと言われても・・・」
一「待って!八期のクラスの生徒と先生がコロコロ変わる事例って?」
楓花「杏ちゃんも原因の1つね!私は毎日これを繰り返し、嘘付く生徒達と教師を動画に収めてから理事長に直談判!そうやって飛ばしてもらった!」
希「それでこれを繰り返すうちに、クラスの生徒は物凄く変わったのね!」
八期「いや、2年生の年末行く前には、最初のメンバーもう居なくなった!」
全員「早!」
杏「そのつぎの年からクラスが崩れ始め、3年生の時は大量転校があり、それでも意味なく、仕舞いには別のコースから入れたりしてたら、いつの間にか1コース1クラスに成った」
一「その時期くらいじゃない?零ちゃんが戻って来たのは!」
八期「そうだね」
希「ほら、八君、アーン!」
八期「ありがとう!」
杏「えっ?」
一「ああ、家ではよくやってることよ!気にしないで!」
二「いやいや気にするだろ!」
希「どう?」
八期「本当、モンブランってこんな大きく出来るんだ!それに下はタルトでカスタードクリームがあるし!」
杏「私も頂きます!」
パクっ!
杏「美味しい!」
八期「だよね?やっぱりこの細いクリームが1番美味しくて甘い!」
希「モンブランの売りはそこだからね!まあ、そもそも和訳すると栗って意味だけど!」
八期「そうなんだ!」
希「でもね、八君!」
八期「何?」
希「美味しいのは、モンブラン自体だけが美味しさがあるわけじゃないんだよ!」
八期「どういう事?」
希「誰かと一緒に食べること、好きな人物と食べると、食べ物ってより美味しさが増すの!」
八期「言われてみれば、気持ちが違うかな?」
希「普段、一緒に食べない人とシェアすることで、美味しさと楽しさが交ざってより美味しく感じるの!」
八期「そうだね」
杏「フフフ」
八期「どうしたの?」
杏「2人とも本当の姉弟みたい!まるで、大きなお姉さんから色々教えてもらう幼い弟!」
八期「これでも、7歳差だよ!」
楓花「いや、端から見たらそれにしか見えないわ!希ちゃん、うちの息子が本当にお世話に成って!」
希「いえいえ、私は好きでやってますから!」
楓花「いくら世話好きでも無理はしないでよ!」
希『世話好きじゃなく、八君が好きなんだけどな・・・』
全員「ハハハ!」
物陰
?『うー!羨ましい!』
希「あんな大きかったのに!」
八期「もう、4分の1!」
希「これを分けようか?3人で!」
八期「いいね!」
杏「良いんですか?」
希「3人で食べてたもん!」
出入口
八期「イヤー、美味しかった!」
杏「ご馳走さまです!」
希「なんの、なんの!これから2人はどうするの?」
杏「友達と待ち合わせしてて・・・」
八期「適当にブラブラしてる!」
希「そうなんだ、兎に角文化祭楽しみなよ!」
杏「希先輩ありがとうございました!」
八期「希お姉ちゃんありがとう!」
?「八期君!」
八期「えっ?」
八期の前に現れたのは?
- Re: ナンバーズ8 ( No.357 )
- 日時: 2023/09/27 20:14
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
355話・文化祭デート(2日目・未来ヒロイン)
愛海「八期君!」
八期「えっ?」
愛海「あっ、本当に八期君だった!」
八期「えっと、愛海ちゃん!」
愛海「何してたの?」
八期「希お姉ちゃんと杏ちゃんとモンブランタルト食べてた!」
愛海「そんなのあるんだ!すごいね!」
八期「僕も、モンブランは小さいのしか知らなかったから、まさかあんなに大きく作れるなんてビックリした」
愛海「だろうね!ホールだもんね」
八期「ホール?」
愛海「丸いケーキの事だよ!」
八期「ふーん、あっ、愛海ちゃん僕とどこか一緒に行かない?」
愛海「えっ?(どうしよう!デートのお誘いされちゃった!)」
八期「あっ、なんか用事合った?」
愛海「ええっと・・・、『この後青奈と回る約束してたんだけど・・・』」
八期「愛海ちゃんと接点無いから、グループの仲間だし、もっと知っておこうかなって思ったんだけど・・・」←純粋
愛海「『うー!そんなこと言われたら・・・』何もないよ!一緒に行こう!(青奈ごめん!ってか青奈もデートしてたしね!良いよね?ねっ?)」←普段は余裕だが恋愛絡むと押しが弱い(本命のみ)
八期「じゃあ、この後は愛海ちゃんと!」
愛海「うん、どこかエスコートしてくれるの?」
八期「行きたいところある?」
愛海「八期君が好きなところならどこでも!」
八期「愛海ちゃんの行きたいところ聞いてるんだけど・・・」
愛海「えっ?そうだな・・・、あっ!あのバンジージャンプやってみたいな!」
八期「僕は良い!」
愛海「えっ?楽しいよ!行こうよ!」
八期「怖いから良い!高いところ嫌い!落ちるのやだ!」
愛海「そう、じゃあ逆バンジーは?あっちは飛ぶよ!」
八期「無理!」
愛海「そうか・・・」
八期「愛海ちゃんは好きならやればやったら?」
愛海「えっ?やっぱり止めようかな?八期君は何でバンジー嫌い?」
八期「見てても恐怖にしか見えない!」
愛海「そうかな?私は楽しいと思うけど・・・、次はあれなんてどう?ロッククライミング!」
八期「だから、高いところ嫌い!」
愛海「なんでそんなに?」
八期「落ちるのが怖いから!」
愛海「な、成る程、そうか・・・、」
八期「嫌なものやらされるっていじめだと思う!」
愛海「ごめん、ごめん拗ねないで!あっ!映画なんてどう?映研と漫研が合同で作った映画!」
八期「映画嫌いなんだよな!」
愛海「どうして、まだ見てないのに・・・」
八期「パターンが同じ過ぎると言うか、怪奇現象起きたりとか?」
愛海「怪奇現象って?」
八期「入れ替わりとか、世界の危機に立ち向かうためになんか変わった能力手に入れたりとか、タイムスリップとか、危険な場所には入ったりとか、何からの状況で離れられない、体が小さくなるまたは幼児化する、勧善懲悪物なら無駄に戦闘長いとか・・・」
愛海「そうしないと面白くないじゃん!」
八期「展開が分かりやすいと言うか、キャラクターがアホに見えてくると言うか、恋愛はないのか?って話!」
愛海「三角関係?」
八期「もっと!」
愛海「某五つ子位の数?」
八期「いや、9人は欲しいね、いや11にん?いや、13人かな?」
愛海「そんなに女の子が出て欲しいの?」
八期「いや、ヒロインはそれくらい個性が分かれるから!」
愛海「そうなんだ」
八期「まあ、撮るにしても人件費掛かりそうだけど・・・」
愛海「絶対掛かるね莫大に!」
八期「それに1話完結って言うのもな!連続ドラマとか?」
愛海「それもっと掛かる!アニメとかは?」
八期「レギュラー放送の展開と大きく変わるから嫌い!怪奇現象確実!」
愛海「あっ!お化け屋敷!」
八期「高いところ行くくらいならお化け屋敷の方がマシだよ!」
愛海「イヤー、私お化け苦手だわ!ガチで・・・」
八期「僕は、まあ平気かな?1人は無理だけど!」
愛海「それ怖いって言わない?ねえ?止めない?」
八期「1人では絶対無理だから、行かない?」
愛海「私、マジでこう言うの苦手なの!」
八期「いや、男は強気な女の子よりも、怖がってくれる女の子の方が入りやすいから!」
愛海「入るの?」
八期「デートの定番としても人気だよね」
愛海「ううっ!ちゃんと守ってよ!」
八期「じゃあ、しがみついといて!」
愛海「そこは手を繋ごうじゃないの?」
八期「だって・・・」
愛海『まさか、私の当たる胸を堪能したいとか言うんじゃないでしょうね?』
八期「しがみついてくれた方が、『あっ!怖いんだ!』って、『こっちがしっかりしなきゃ!』って勇気もらえるし、手よりも腕に捕まっとけば、すぐには離れないでしょ!」
愛海『そうだった、この子に下心は無かったんだった!』
八期「大丈夫?嫌なら止める?」
愛海「行く行く!2人でなら大丈夫だよ!」
悠真「おっ、生徒会長じゃん!入るか?」
八期「うん!それにしても人少ないな!」
悠真「そうなんだよ!何でだろうな?」
流「今、格闘大会の決勝トーナメント始まったし、皆見に行ってるんじゃない?」
愛海『昨日の事件が問題なんだけどな!』
悠真「どれにする?3パターンあるんだよ!」
八期「お化けに年齢制限いる?」
悠真「マジで、映画とかで使われていて・・・」
八期「それお化け関係無いんじゃない?」
愛海「なんでも良いから怖くないところ!」
八期「いや、R15にしとくよ!怖すぎるのも嫌だし、怖さに欠けたら、来た意味ないし!」
愛海「それなら・・・」←諦めた
歩「それではどうぞ中へお進みください!」
ガチャン
八期「うわー、本当にここは教室か?」
愛海「気味悪いよ!」
バン!
愛海「キャアアア!」
八期「上からなんだよ!ビックリしたな!ああん?骸骨かよ!せめて、生首とか生足、生腕だろう!」
屋根裏
楓『うるさい人だな!』
千里「でも、これは参考にしましょう!」
午希「規制かかるよ!」
死体の振りをする生徒達
愛海「キャアアア!斧が!」
八期「おいおい、死んだ振りとか良いよ!首の無い胴体かバラバラ遺体で十分怖さ伝わるよ!」
春奈『それじゃ、殺人事件現場よ!』
八期「あっ!それだと殺人事件か!」
春奈『自己完結した』
愛海「暗いし、見えづらい!」
八期「この先は、いきなり出てきたりするんだよな?まあ、せいぜい横から『ばあ!』って出てきたり、上から逆さまに出てきたり、意表付いて床からとかもあるかも!まあ、扉とか壁の影、後ろから付いてくるってものあるよね!」
千里『全部言うな!出にくいだろ!』
八期「あっ!愛海ちゃん、ここ床変わるから、気を付けて!」
愛海「えっ?何で?」
八期「きっと床から『ばあ!』って出てくるよ!後、変な箱には気を付けて!」
愛海「分かった!」
恵子『この後どうやって驚かせば良いんだ?』
愛海「キャアアア!蜘蛛!」
八期「大丈夫!これはただの人形だよ!しかも無駄にデカイ!」
冥『無駄にデカくて悪かったわね!』
愛海「キャアアア!コウモリ!」
八期「大丈夫!剥製か絵かなんかだよ!」
寿美鈴『これだと恐怖感が薄れるんですが・・・』
愛海「キャアアア!ゴキブリ!」
八期「何でこんなところに居るんだよ!ちゃんと掃除しとけ!」
悠真『すみません!』
愛海「そろそろ出口かな?」
八期「いや、クライマックスに物凄くヤバい驚かし方があるに違いない!油断しないで!」
愛海「うん!」
出口
八期「あっ!」
愛海「出られた!」
八期「何も無いんかい!」
流「うるさい!」
八期「何?」
流「あんたがいちいちうるさくて、隣のお化けゾーンから、『うるさくて恐怖が薄れた』って苦情が何人も来てるのよ!」
八期「良いじゃん、怖くなくなったんだから!」
流「怖くなかったらお化け屋敷じゃないでしょ!」
愛海「イヤー、面白かった!」
流「そうですか?」
愛海「八期君と一緒だったから、恐怖が薄れてずっと彼のツッコミに集中して怖さどころじゃなかった!」
流「それお化け屋敷として意味ない!」
とあるテラス
愛海「私とのデートどうだった?」
八期「まあ、楽しかったかな?愛海ちゃんは?」
愛海「私も楽しかったよ!」
八期「それ、本気で言ってます?」
愛海「えっ?」
八期「僕は、自分が楽しいところに行きたい、そこで楽しみたいと言う気持ちがありますが、一緒に居る相手、今日だと愛海ちゃんが楽しんでる顔してないと楽しいと思えません!」
愛海「えっ?私、そんな顔してた?」
八期「ほっといても良かったんですよ!僕を置いて楽しんで良かったんですよ!」
愛海「何言ってるの?そんなこと・・・」
八期「そういう意味でなく、自分だけでも楽しめば良かったじゃないですか、バンジー・・・」
愛海「えっ?」
八期「確かに今日は楽しかったです!ですが、『自分だけ楽しんで相手は無視?』とお母さんに指摘されたことがありました!それ以降相手の気持ちを考えるように成りました!愛海ちゃんは自分のやりたいことを捨ててまで僕に付き合ってくれた!そんな楽しみ方だと、罪悪感しか残りません!」
愛海「八期君・・・、そっか!お腹空いてない?」
八期「えっ?」
愛海「もう夕方だし、奢るよ!」
八期「えっ?」
愛海「はい!」
八期「デカ!」
愛海「一緒に食べよう!」
八期「うん!」
愛海「はい!アーン!」
八期「アーン!」パクっ!
愛海「どう?」
八期「甘い、美味しい!」
愛海「うーん!最高!アーン!」
八期「アーン!」
愛海は自分→八期→自分→八期と食べさせながらパフェを堪能した。
愛海「ご馳走さま!」
八期「ご馳走さま!」
愛海「どうだった?」
八期「ありがとう、美味しかった!それで愛海ちゃんのやりたかった事は?」
愛海「もうやったよ!十分楽しんだ!」
八期「えっ?」
愛海「八期君と一緒にパフェを食べること!また一緒に良いかな?」
八期「勿論!良いよ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.358 )
- 日時: 2023/10/01 08:17
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
356話・文化祭2日目後
会議室
零「あの、伯母さん?なぜ私達はこんなところに集められたんですか?」
理「・・・」
芹「理事長、なぜ私達はこんなところに集められたんですか?」
理「あなた達に見て貰いたいものがあるからよ!」
零「なんで私には返事しないんですか?」
理「誰がおばさんよ!」
零「伯母さんじゃん!どっちにしても!」
愛海「お母さん、零ちゃんの伯母さんは、姪として呼んでるから間違いじゃないよ!」
※愛海の母(理)の妹が零の母
八期「それでなんで僕らは呼ばれたんですか?」
理「この表を見て欲しいの!」
葉月「何ですか?これ?」
理「昨日の集客人数と今日の集客人数よ!ちなみに全校生徒及び、職員は出席者のみ引いてるから!」
薺「ええっ!!!!」
秀喜「嘘だろ!」
歩「昨日は5桁行ってたのに、今日は3桁しかいない!」
葉月「こんな大幅に人が減る文化祭って他にあるか?」
理「あるから、問題だから!あなた達を呼んだのよ!何でだと思う?」
八期「さあ?なぜでしょうね?」
理「本気で言ってる?」
八期「誰かお客を怒らせましたか?」
理「あなたが怒らせたんでしょ!」
八期「えっ?そうでしたっけ?」
理「もう忘れたの?」
希「忘れたんじゃなく、自分の不注意とかで怒らせたわけでない時は、相手の理不尽なクレームの扱いになるから怒らせたに成らないと本人は思ってます」
八期「だって、迷子見つけて誘拐犯なんて失礼な話じゃん?」
秀喜「まあ、その気持ちは分かる!誘拐犯を男だけと勝手に思い込んで欲しくないなあ!」
歩「うんうん、偏見だよね!女の誘拐犯だって居るのに・・・」
理「それは確かにその母親が悪いけど、あんな暴力に公開説教まで、やりすぎよ!」
零「八君が手を出すときは、全て仕返しです!相手から手を出したんじゃないですか?」
理「仕返ししたらそれも同罪よ!喧嘩両成敗!って今はそういうことでなく、その公開説教のせいで、親子連れが来なくなったのよ!」
八期「なんで?」
理「そりゃそうでしょ!誘拐疑ったら名誉毀損で訴えられるって聞いたら、本当の誘拐が分からなくなるからよ!」
希「理事長、そもそも論は子供から目を離さないことが親や年長者の義務ですよ!」
8組「そうだ!そうだ!」
理「あのね、小さい子供は遊びたがりだし、ましてや兄弟多いといちいち全員見てられないわよ!」
子「それは、私も大家族の長女なので理解できますが・・・」
グレーテル「でも、迷子を連れて探してるだけなのに誘拐犯だって決めつけられるのはおかしいし、自分がされたら絶対怒るわ!」
町子「そういう見た目の判断とか偏見で決めることの方を解決すべきだと思います!」
秀喜「極端な話、サングラスにマスクって言われても、今の季節の変わり目を考えればマスクは予防として必要だし、肌が弱い人だっているから、一概にその人が怪しい人って訳じゃないよな?」
ヘンゼル「中には白昼堂々と盗みを働くバカも居るし!」
葉月「誰が何をするかは特定出来ないだろ!」
八姫「それに中には子供の扱い慣れてる人も居るし・・・」
恵「大体男と女で対応違いすぎるんだよ!女なら『ありがとう』ってお礼言われるけど、男なら『あんたが誘拐したんでしょ』って理不尽!全国の男が女に成りたいって思うよ!」
八期「だから、差別するあのバカ親が悪い!そんなに文句あるならあのバカ親に言ったらどうですか?」
理「話がずれてる!そんな理由でなんであの親御さんに損害賠償請求しないといけないの?」
町子「確かに、小さい子供を狙った変質者は居ますが、見ただけでは、分かりませんよね?せめて、迷子を見つけたら?という共通のマニュアルでも作ったらどうですか?」
零「この話を聞いた八君だったら、迷子の対応どうする?」
八期「学校だったら、先生を見つけるかな?居なければ、誰か周りの生徒に協力するだけど・・・」
八姫「何人か『誘拐犯だ』ってからかってくる奴が出てくるのが想像出来る!」
薺「実際4人くらいがそれに該当して、飛ばされましたけどね!」
香「でも、八期は携帯持ってないんだよな?」
八期「はい!学校で携帯は禁止ですよね?」
理「持ってくることは構わないけど、使うことは禁止よ!通学路で何があるか分からないから」
理珠「私独自で調べてみた結果、迷子の対応マニュアルと言うものがあります!」
全員「マジで!」
理珠「はい!ですが主にテーマパーク向けですか・・・」
零「それでも良いからお願い!」
理珠「まず、注意する点は大きく分けて4つ!
1つ目はまず周囲の確認です!
本当に迷子なのか?『あの人が親ではないか?』と確認するとか周りを見ることが大事です!
親だって取り乱しますから、案外近くに居るものだそうです!」
全員「へー!」
理珠「ですが、いきなり近付くのはNG!子供が怖がります!」
薺「確かに、分かる!」
理珠「なるべく、少し離れた場所から声を掛けましょう!」
八期「そう言えばそうはしてなかったな!あの時は平江ちゃんが気付いてそのまま行っちゃったから・・・」
香「注意点聞けて良かったじゃない!」
理珠「2つ目はやはり、係員など、施設やお店の従業員、町だと警察官を頼るのがベストです!」
香「分かるわ!親としても、一番安全な人かつ安全な場所だもの!」
八期「そこで何か合ったら?」
香「考えすぎよ!」
八期「ゼロではないですよね?警察官だって・・・」
香「だから考えすぎ!これだとどこに預ける場所がなくなるわ!」
理珠「ですので、迷子センターとか交番を活用する事が大切です!」
理「だったら、職員室を迷子センターにしましょう!放送も出来るし!」
愛海「待って!迷子が頻発したり、親の証明が出来ないとか合ったら?」
理「それも考えすぎじゃない?」
愛海「だって、『親の代わりに来ました!』とかって子供を連れ出す人も居るってテレビでやってたし!」
零「だったら、入口で親と子供の名札を付けるってどう?」
愛海「どう言うこと?」
零「名札の袋に数字を書いておいて、その数字が合ってる人が親とか保護者でしょ!たまにお祖父ちゃんお祖母ちゃんと来る人も居れば、叔父さんや叔母さんと来る子だって居るし!」
薺「ですが、それでは成り済ましを回避できないと思いますが?」
八期「顔写真を前もって撮るか?身分証明用の顔写真を敢えて持ってくるとかすれば良いんじゃない?」
希「それ良いじゃない!顔写真があれば親の間違いは絶対無いんだし!」
ヘンゼル「変装とかしてたらどうするんだよ!」
グレーテル「それこそ考えすぎだよ!どこのミステリーだよ!」
香「そんなもの、触ればすぐ分かるわ!注釈に、『顔を触って確かめます』とか入れとけば顔を触るくらいそんなどうってこと無いわよ!触るの理事長だし!」
理「私がここ見とくの?」
香「責任者なんですから!」
理珠「後皆さん、職員室から遠ければ、迷子になった場所からそこまで遠くに行かないように!親が近くに居るかもしれませんから!」
全員「ハーイ!」
八期「遠いってどれくらい?」
理珠「5分以上かかる距離なら近場の方が良いでしょう!」
八期「分かった」
理珠「3つ目の注意は子供を怖がらせない事です!」
ヘンゼル「どういう事だ?」
秀喜「どうすればいいかって話だよな?」
理珠「まず、子供に触れては行けません!これは親もそうですが、子供もいきなり触られると怖いんです」
八期「へー!」
恵「でも、子供から手を繋ごうとしたら?」
理珠「そういう時は手を『パー』にしていつでも子供を離せるようにしてください!いきなり手を繋ぐのは客観的に見ても『不審者が子供の手を引いてる』ですから、まずは子供の目線に合わせることが大切です!子供にとって大人は本当に大きいものなので、威圧感を与えてしまいます!」
薺「確かに、小学1年生からしたら6年生なんて大きな大人みたいなものよ!」
理珠「次に前向きな言葉を言ってあげることです!」
零「何で?」
葉月「どんな言葉?」
理珠「自分が迷子だと思ってください!『迷子なの?』とか『パパとママに置いてかれたの?』って言われると不安ですよね?」
全員「ああ・・・」
理珠「そんな状況で『泣かないで』って言われても泣きたくなりますよね?」
全員「ああ・・・」
理珠「ですから、『すぐ戻ってくる』など、前向きな言葉を掛けて安心させることが大事です!」
全員「成る程!」
理珠「後、食べ物は与えては行けません!」
芹「それは客観的に見てね!」
理珠「それもありますが、1番の理由はアレルギーです!」
八期「そっか!何持ってるか分からないもんね!」
理珠「親は勿論把握してますが、赤の他人である私達は知りませんよね?万が一子供が『それ頂戴』って言った食べ物がアレルギーだったら?」
八期「恐ろしい!」
八姫「本当にありそうで怖い!」
零「アレルギー=嫌いなものとは限らないもんね!」
希「好きだけど食べられない、って怖いね」
理珠「大泣きで脱水症状を起こしてる以外は飲食物を与えては行けません!」
全員「ハーイ!」
理珠「最後に、目立つ場所に居ることが大事です!先程言いましたように、目立つ場所は迷子になった場所から、遠くない場所にお願いします!間違っても目立つからと言って、物凄く遠く、長く歩くような場所を選ばないように!」
全員「ハーイ!」
グレーテル「兄貴ならやるな!」
ヘンゼル「なんで俺なんだよ?」
理珠「次に親を探すコツですが、まず子供に親の特徴を聞きます!
髪の長さとか、
今日着てた服の色や柄とか、
他に一緒に来ている人は居なかったか?
とかです」
町子「でも、泣いてる子供に聞くのは難しくない?」
理珠「そういう時は、『急ぎ足で不安そうな人』、『キョロキョロしてる人』を指差して、この人が親かどうか聞いていけば良いのです!
それに親だって戸惑っていますから、迷子よりも迷子の親の方が案外見付かりやすいんだそうです」
全員「へー!」
理珠「それでも見付からなくて、一緒に探すことになった場合は、『ここに来る前はどこに行った?』とか『この後はどこへ行くの?』と聞いていけば、親もその周辺を探してる可能性が高いので行った方が良いです!」
理「分かったわ!その迷子に遭遇したらマニュアルを100枚くらい刷って、掲示しておきましょう!
また、同じような騒動が起きないように!
後、零の言ってた『名札』も確実性と効率に基づいて採用しましょう!皆、迷子の対処分かったわね!」
全員「はい!」
しかし次の日それとは別件で更なる事件が起こり、人数がまた減るなどこの時のメンバーは知らない!
そしてその原因はまたしても八期だと言うことも!
- Re: ナンバーズ8 ( No.359 )
- 日時: 2023/10/02 22:30
- 名前: いくちゃん (ID: BdV4ihXT)
357話・8のライブ事件(文化祭3日目)
町子「さあ、今日は私達の番ね!」
渚「うち緊張してきた!」
八期「僕も、なんか怖い!」
愛「私もしかも1番最後だし・・・」
林檎「愛、私が付いてるよ!」
蜜柑「私達じゃないのか?」
桃子「私達も居るのに!」
林檎「2人は杏先輩と明先輩のファンじゃん!しかも昨日まで、散々自慢話聞かされてうんざりなんだよ!」
蜜柑「そんな話してた?」
桃子「私は知らないけど、蜜柑メチャクチャ長かったよ!」
蜜柑「桃子だって声大きかったよ!」
八期「どんぐりの背比べだなぁ」
町子「喧嘩両成敗でしょ!」
渚「五十歩百歩じゃない?」
香「ほらほら、今日のトップバッターさん!出番よ!そろそろ着替えないと!」
町子「はい!分かりました!」
八期「怖いな、愛ちゃんの前なんだよな・・・、出来れば2番目が良かった」
愛「なぜですか?」
八期「目立たないから!」
渚「目立とうよ!ライブは目立たないと食べていけないよ!」
葉月「たく、男なのに情けないな!」
芹「廊下でよく歌ったり、自作のポーズでダンスしたりしてるのに!」
八期「あれは人目を気にしてないから!注目されてる訳じゃないし・・・」
芹「まあ、今日はあんたは外に出ないから、外の揉め事は起きそうに無いわね!」
八期「なんだよそれ!」
葉月「皮肉だ!今までを思い出せ!行事ごと録な思い出無いだろ?」
八期「こっちが起こした訳じゃねーよ!あいつらがバカか理不尽なだけだよ!」
愛「あれ?」
八期「どうしたの?」
愛「なんだか女の子のお客さんが多い気が・・・」
葉月「そりゃ多くなるだろ!店員にセクハラ・痴漢をすれば一発いじめレベル9だから!」
芹「その加害者になるのが男子だからね!しかもうち2人教師も紛れ込んでたわ!」
八期「最低じゃねーか!バカじゃねーの?」
葉月「バカなんだろうな!まあ、即クビかつ今頃警察署の取り調べ室だから!てっ言っても一昨日と昨日の話だから、今頃留置場か裁判所だろ?」
香「ほらほら、お喋りしてないで早く仕事して!八期、こっちの軽い奴なら運べるよね?」
八期「はい!」
その後もクッキーやビスケットなどの小さい集まりしか運ばない八期
愛「なぜ先輩はあんな簡単なものばかりなんですか?」
葉月「パフェとか、ケーキみたいな大きな物や崩しては行けないものを運ばすと怖くなって、ちっとも前に進まないんだ!」
町子「慎重派の子だからね!」←ライブ終わって戻ってきた
愛「へー!」←八期の方を見る
ドン!ガチャン!
女子B「キャアアア!」
八期「何するんだよ!」
女子A「あんた私の胸触ったでしょ!」
八期「触ってねーよ!」
女子A「嘘よ!」
女子B「ちょっと、水浸しじゃない!どうしてくれるのよ!」
八期「知るか!コイツに文句言え!」
女子B「なんですって?」
ピー!
香「ストップ!誰か見てた人居る?後、店員集合!」
店員達「ハーイ!」
女子C「会長が彼女の胸を触って、彼女がビックリして押したんです!」
八期「嘘付け!触ってねーよ!」
女子C「本当です!」
愛「あの、私、一部始終見てました!」
香「白木さん?どうだった?」
愛「女子生徒が立ち上がった瞬間に振り向いた八期先輩の右手の甲が彼女の胸に当たったんです!」
町子「映像見る限りは、そうですね」
理珠「それに店員を呼ぶお客様の声も聞こえます!」
女子A「何よ!お客様は神様でしょ!こっちの言い分は通らないの?」
香「八期、あんたはそろそろ時間も近いし、更衣室行ってなさい!落ち着いてからライブやるのよ!」
芹「ほら、今のうちに!」
八期「分かりました・・・」
葉月「これは単なる事実確認だ!本当にアイツが悪いかどうかは分からないからな!」
女子B「アイツのせいに決まってるじゃない!」
町子「本当にそうかしら?愛ちゃんの胸ポケットのカメラを見る限りでは、あなたが立ち上がったと同時に、お客に呼ばれた八期君が振り向いて行こうとして接触したようにしか見えないけど?」
零「そもそも八期君が痴漢やセクハラなんてあり得ないしね!」
青奈「ましてや興味もない胸だしな!」
希「たとえ、お尻だったとしても『手を出す意味がない』ってやらないけどね!」
渚「いつの間にか増えてる!」
女子A「何よ!女子の身体触ったんだから痴漢でしょ!それも分からないの?」
愛海「あなたは示談金詐欺を知りませんか?」
女子A「示談金詐欺?」
愛海「痴漢してない男の人を痴漢したと騒いで、今後の事を考えたら示談金を払え!って示談金を請求する欺よ!」
女子A「知らないわよ!私は本気であの店員に・・・」
零「手の甲は触ったじゃないでしょ!」
希「当たっただよね?」
女子A「うるさい!痴漢ったら痴漢よ!」
香「それ以上言うと、いじめレベル5よ!」
女子A「なんでですか?」
香「罪の無い人間を陥れるのはいじめよ!」
女子A「ちっ!」
女子B「あの、私への謝罪は?」
香「八期まだ居るかな?」
希「いや、本番前だし嫌だと思いますし、そうでなくても謝りませんよ!人のせいで起きた事ですから!」
零「あなたが謝り、対処するべきです!」
女子A「なんでよ?」
零「この事件の切っ掛けは他ならぬあなたですから!」
女子A「こんなことに成ってごめんなさい」
女子B「いいえ、大丈夫です」
女子A「拭きますよ」
女子C「私も手伝う」
舞台裏
杏「深呼吸!して!」
八期「スー!ハー!スー!ハー!」
明「嫌なこと忘れてライブに集中!」
八期「ありがとう!」
秀喜「頑張れよ!」
八期「うん!完奏してくるよ!」
放送「続いてはアイドル研究部名誉会長!松本八期君のライブです!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
愛「先輩のライブ楽しみ!」
杏「歌上手いから!」
ライブ後
八期「ありがとうござい・・・」
女子A「音痴!」
女子B「下手くそ!」
女子C「金返せ!」
男子A「こんな酷い歌は初めてだ!」
男子B「ジャイアンか!」
男子C「お前に歌手など向いてない!帰れ!」
男子達「音痴!音痴!音痴!音痴!」
女子達「帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!」
愛「えっ?」
杏「ちょっと、皆!」
八期「理珠、記憶して!」
理珠「分かりました!」
希「お客様、一旦外に出てもらって良いですか?すぐ終わりますから!」
並んでる客を一旦外に出す
パタン!
全員「えっ?」
八期「誰が音痴だ!」
女子B「音痴じゃない!下手くそ!」
女子A「あんたのせいで耳おかしくなったらどうするのよ?」
全員(一部除く)「そうだ!そうだ!」
八期「理珠、全員出せ!」
理珠「ハッ!」
女子A「えっ?何々?」←担がれる
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
女子A「キャアアア!」
女子C「嫌よ!なんで私が?」
女子B「来ないで!」
理珠「黒服出動!」
ピー!
黒服集団(10人)登場
全員「キャアアア!」
理珠「捕まえました!」
女子C「下ろして!下ろしてよ!」
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
女子C「なんで!なんでよ!ここから出して!」
絆「私も手伝います!」
理珠「ありがとうございます!」
絆「それ!」
女子B「ギャアアア!下ろしなさいよ!」
絆「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
女子B「何でなのよ?」
林檎「何?何が起こってるの?」
希「八君の歌を音痴って言って怒号出した生徒だけをいじめレベル5として追い出してるの!」
フルーツトリオ「ええっ!!!!?」
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子A「何でだよ!」
絆「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子B「俺が何をした?」
理珠「そーれ!」
駐車場
ポン!ガチャン!
男子C「音痴って言って何が悪い!」
桃子「でも、音痴ってのは人の気持ちであり、その気持ちを自分の思うような回答にするために強制するのは・・・」
愛「先輩は元々歌が上手だよ!」
フルーツトリオ「えっ?」
杏「周りが音痴って言ってるだけで、実際は余裕で上手い!」
希「歌によっては95も超えるくらい余裕!」
フルーツトリオ「95?メチャクチャ上手いじゃん!」
希「それに八期君が音痴だと、ほぼ皆音痴よ!」
桃子「なぜそう言えるんですか?」
希「初日のトップバッターだった私のライブ聞いてみて!」
6人「これは・・・」
希「トップバッターは本当に緊張するから、私音外しまくってたの!でも、皆拍手してくれた!私は内心恥ずかしかったのに!」
零「精密採点しても余裕の50点台だったよ!」
希「下手すぎ!どんだけ緊張してるんだよ私!」
林檎「八期先輩のは?」
零「88点だった!音痴じゃない!」
フルーツトリオ「余裕で上手い!」
零「つまり、皆日頃の鬱憤を晴らすためにライブをメチャクチャにしようとしたのよ!」
数分後
シーン!(数人残ってる)
希「大変長らくお待たせしました!次のライブは白木愛さんと成ってます!楽しんで下さい!」
親A「あの、先程の子供達は?」
希「あの子達はいじめを働きましたので、矯正学校に飛ばされました!」
親B「あんな大勢で何をやったんだ?」
親C「『音痴』と文句言ったら飛ばされた!」←中で見ていた客
並んでた人達「なんだって!」
親A「こんな怖い場所入れるか!」
親B「『音痴』って文句言えないなんて、どうかしてるわ!」
親C「子供達が可哀想だ!」
シーン!
明「どうする?」
杏「愛ちゃんのライブ手前でお客さん0・・・」
愛「なんで、こんなことに・・・」
八期「こうなったら絶対命令を使って・・・」
愛「そんな寄せ集めヤダ!」
芹「だよね!」
林檎「愛・・・」
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