二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.343 )
日時: 2023/07/22 17:24
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

341話・文化祭編開幕!
部室
八姫「運動会も終わって、次は文化祭か!」

グレーテル「こう行事事が続くと時が早く感じるな!」

町子「分かる!昔はなんで『秋休み』って無いんだろ?って思ってたけど、長い夏休み後にこれだけ行事が合ったら休む暇無いよね!」

金「そうそう!準備に練習、さらに勉強なんてやること沢山!」

ヘンゼル「そう言えば、俺らの部活はメイド喫茶やるんだってな?」

結「この、絶対命令は怖くない?言うまでもなく決定したと言うか・・・」

八姫「毎年の恒例企画らしいよ!うちの兄姉達も通ってきた道!何なら私も初等部時代からやってるし!」

子「マジで!?」

愛海「物凄く人気なのよね!絶対やっててって希望が後を立たなくて・・・」

八姫「何気にアイツも楽しんでたから、二つ返事で決まったわ!」

子「でも、まさか体育館丸々貸しきれらるなんて!」

愛海「一応、アイドル研究部だから、ライブをしてお客さんを楽しませないと!その為のステージも必要だから体育館なの!」

グレーテル「ただ、何で俺がセンターなんだよ!」

ヘンゼル「良いじゃねーか!センターだぞ!喜べよ!」

グレーテル「メイド姿で歌って踊るんだぞ!恥ずかしいじゃねーか!」

希「別にグレーテルちゃんだけじゃないじゃん!」

町子「それに八期君に理由聞いてみたら『メイド姿が1番似合うから』だって!」

グレーテル「俺のメイド衣装の色が黒だからだろ!イメージカラー黒なんだし!」

子「渚ちゃん達は?」

渚「着たい方着て良いって言われたからメイド服着る!」

恵「俺も!」

渚「口調戻ってるよ!」

ヘンゼル「俺と秀喜は執事服絶対って言われた!」

グレーテル「兄貴が着たら気持ち悪くて皆逃げるわ!」

ヘンゼル「ひでーな、愛しの妹よ!」

町子「渚ちゃん達は着てても違和感無いだろうしね!」

希「生徒会メンバーも大変ね、今年はどんな文化祭に成るのやら?」

生徒会室
香「はい!今年も何事もなく平和に終わるにはどうするか?会議始めます!」

芹「何ですか?その会議?」

香「去年は火事だけでなく、クラス揉めや職員室破壊に他クラス襲撃!沢山の教師が大怪我や大火傷する散々な文化祭だったのよ!むしろ開催できる方が奇跡よ!
よく開催出来たわよね?」

八期「知~らない!」

零「思い出したくない・・・」

秀喜「完道や夢原も人が変わった程キレてたからな・・・」

薺「あの、明さんと杏さんが?」

八期「先生から店守るために、必死で・・・」

留「メチャクチャですね!よく今回開催できましたね?」

理珠「要望が多かったのですよ!各部活動でも露店は出せますし、部費の足しにも成ります!」

薺「死活問題なんですね!同好会とか愛好会は?」

八期「傘下に入ってるか、入ってないかで、対応が変わる!傘下に入っていた場合は部の方と合同で行う!
単体のみであれば、単体で行うからその売り上げはその同好会又は愛好会の物!」

葉月「ってことは、独り占めってことか?」

八期「そう!あくまで部活動としてのお金であり、部員のお小遣いではない!」

芹「傘下に成ってない同好会&愛好会にはチャンスね!」

薺「会長!質問良いですか?」

八期「どうした?薺!」

薺「同好会はともかく、部室の無い場所もある愛好会はどう文化祭に参加するのですか?」

八期「だから、部活登録しておけば然るべき対応とった上で、自分達のやりたい露店を申請出来るんだよ!愛好会として認可してないものは露店は出せないかつ校則違反で何かしらの処罰が下りる!」

零「まあ、よっぽどの事がない限り、申請さへしてれば傘下じゃない同好会又は愛好会でも文化祭に入れるの!」

八期「ただ、去年のクラスと部活の出し物見たんだけど、似たり寄ったりが多すぎるよ!同じ店が5、6件もある出店もあるし・・・」

芹「それは本当に問題ね!」

八期「展示ってなんだ?なんかサボりたい気満々というか・・・」

芹「それは偏見!」

八期「思うんだけど、部活は部活らしい物にした方が良いんじゃないかな?」

零「どう言うこと?」

八期「野球部ならストラックアウトとかスプレーヒッター!」

秀喜「懐かしいな!」

八期「サッカー部ならキックターゲットかPK対決とか?」

歩「確かに、それはサッカーに因んでる上、サッカーの魅力を伝えられるよね!」

香「それを纏めて全国生徒に言ったら?」

次の日
秀喜「続きまして、生徒会長から今年の文化祭の出店のルールについていくつか注意点を指摘して頂きます!」

八期「生徒会長の八期です!今年の文化祭のルールについて!本日よりまずは展示品は原則禁止します!」

全員「ええっ!!!!」

八期「この理由につきましては、展示は並べただけで終るため、他の作業をしている生徒達に失礼だと思ったからです!」

芹「まあ、筋は通ってる」

薺「なんかズルいって思ったりします」

八期「なお、展示が主な部活は展示の他にも何かプラスワンで行ってください!部活動での出し物については、自分達の部活動を伝える出し物を行い、出店は一切禁止です!」

全員「ええっ!!!!」

八期「なお、自分の部活動を生かした催しが分からないと言う方は生徒会にいつでも相談OKです!一緒に考えましょう!そして最後にクラスの出し物は被りは2つまでとさして貰います!」

全員「ええっ!!!!」

八期「理由としましては、去年の文化祭を調べてみたところ同じ系統の店や催しが5、6件かつ4つも被っておりました!」

零(被りすぎだよ!)

八期「よって、同じ系統の店や迷路などの催しは被っても2クラスまでとさせて貰います!なお、3クラス以上被った場合は、卒業を控える3年生優先とします!
ですが、3年生だけ又は2年生と1年生だけで被った場合はくじ引き等で決めたいと思います!
以上で私からの文化祭のルール変更についての話を終わりにしたいと思います!
ですが、私がこれはふさわしくない又は皆さんがこれはどうなの?という催しがある場合は随時報告する可能性もありますので予めご了承下さい!
以上で私からの文化祭のルール変更等の説明を終わります!」

全員・パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

生徒会室
零「慣れてきたね!」

八期「皆からも何も文句言われなくなった!」

葉月「絶対命令にビビってるだけよ!」

零「ちょっと!」

芹「あっ、これ今年もやるの?」

葉月「何もなければな!」

八期「何々?」

芹「ミスコンよ!ミスコン!」

薺「毎年沢山の女の子達が我こそは!と挑戦して、グランプリに輝いた人は学校の顔に成るんだよね!」

芹「まあ、私は出たくないんだけど、他薦でいつも出されて、去年もグランプリに輝いたのよね!」

薺「お姉ちゃんなら、連覇出来るよ!」

芹「いやいや、薺だって可愛いじゃない!出れば私を超える程の票で優勝しちゃうかも?」

薺「そんな!私がお姉ちゃんを差し置いて優勝なんて無理だよ!」

芹「何よ!」プニッ!

薺「フェ?」

芹「私より育ってる子が!弱気に成って!」

薺「お、お姉ちゃん止めて!」

八期「ミスコンか・・・」

次の日
芹「おはよう!」

薺「あっ、掲示板に生徒達が集まってるよ!」

葉月「どうしたんだろうな?」

茨「芹姫大変です!」

芹「どうしたの?」

茨「取り敢えず見てください!」

芹「えっ?今年から『ミスコン』は廃止?!」

薺「ええっ!!!!どう言うこと?」

Re: ナンバーズ8 ( No.344 )
日時: 2023/07/23 11:33
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

342話・8の壊したい物(其の2)
教室
芹「八期!」

薺「会長!」

八期「なんだ?」

芹「ミスコン廃止ってどう言うことよ!?」

八期「後で説明する」

薺「ミスコンは女の子達の憧れなんですよ!」

八期「後で説明する」

芹「毎年の恒例行事を潰して!」

八期「後で説明する」

薺「何でミスコンを失くすんですか!?」

八期「後で説明する!」

芹「こんなの絶対命令の悪用よ!」

八期「後で説明する!って言ってるだろ!」

薺「今、説明してください!」

八期「この後、全校集会で全校生徒に説明するのにここで言う必要あるか?」

零「2人とも、レベル上げられても良いの?」

秀喜「ちゃんと『全校集会で説明する』って言ってんだから信じて待てよ!」

草姉妹「ブー!」←膨れてる

全校集会
八期「生徒会長の八期です!」

男子A「おい!説明しろ!」

男子B「何でミスコンを潰した?」

男子C「納得の理由を言え!」

香「静かにしなさい!矯正学校に飛ばすわよ!」

シーン!

八期「生徒会長の八期です!今回のミスコン廃止についての理由をお答えします!ミスコンを廃止にする理由は大きく分けて3つ!
1つはミスコンが将来を想定すると意味の無いものだからです!」

全員「ええっ?」

八期「ミスコンで勝ったからと言って、それに繋がる職業とは何でしょうか?パッと思い付くのはモデルくらいです!」

男子A「あるじゃねーか!」

八期「ですが、その人は将来モデルを目指してると言えるのでしょうか?」

全員「えっ?」

八期「勿論、モデルを目指してる人も居るかもしれませんが、中には周りからの他薦で『やってみなよ!』と勧誘される人も居ます!そういう人の多くはモデルなど興味は薄いと感じられますし、目指すとも限りません!
更に付け加えると、優勝すれば当然選ばれた人はモテます!
ですが、日本では重婚は法律違反!
結局、将来の相手は1人しか決められませんので、
恋愛という観点から考えても意味の無いものと感じました。」

女子A「何それ?」

女子B「意味分かんない!」

八期「続いて2つ目の理由は価値観が人によって変わることです!」

全員「はあ?」

八期「例えば、太った人と痩せた人が居ます!皆さんはどちらが魅力的だと思いますか?拍手で答えてください太った人が魅力的だと思う人?」

パチパチ、パチパチ・・・

八期「痩せた人が魅力的だと思う人?」

パチパチパチパチパチパチパチパチ!

八期「ですよね?僕も痩せた人を選ぶと思います!」

男子B「だったら良いじゃないか!」

八期「しかし!世界には太った人が魅力的だと思う国や島があるのです!」

全員「ええっ!!!!嘘!」

八期「ミスコンは当然投票に成りますので、多数派が勝ちます!ですが、中には少数派の中から、『多数派のバカ!見る目あるのか?』と自分が推す人の方が魅力あると、抗議する人が出て大騒動に成る可能性があります!」

芹「いや、止めれば良いじゃない!」

八期「むしろ、僕がそれです!」

芹「我慢しなさいよ!」

秀喜「胸だと、アイツ貧乳派だから、巨乳選ばれたら絶対怒るぞ!」

八期「それに、面食いの人もそれなりに居るはず!
特に顔は人によって価値観が分かれる可能性大です!
顔の美人の基準が曖昧なので、そのままやると確実に納得の行く結果に成るはずがありません!ですから意味ないのです!」

薺「多数決ですよね?納得しましょうよ!」

八期「そして、僕が何より絶対嫌な!これだけは許せない最もな理由は・・・」

芹「何その理由?」

零「八君にとって、最も潰したい理由!これを解決しないとミスコンは永遠に出来ない!」

薺「何ですか?それ!」

八期「学校でやるミスコンは全くもって意味がないことです!」

全員「はあ?!」

八期「なぜなら、出場者が『友達だから』、『好きな人』だから、『よく分からないなら自分と一緒に投票しよ!』とか言う友達贔屓が発生するから意味ないのです!」

全員「ええっ!!!!」

香「ああ!」

八期「もし、ミスコンを復活させたいのならこの友達贔屓が100%あり得ないと言うことを証明して下さい!それが出来るのであれば、ミスコン復活は考えてあげても良いでしょう!更に、ミスコン廃止にともない、ミスコン以外の全コンテストも友達贔屓が100%発生しないと証明されない限り、全て禁止です!」

全員「ええっ!!!!そんな!」

八期「これより、コンテスト類廃止の理由を終わりにします!失礼しました」

生徒会室
葉月「お前、ふざけるなよ!」

芹「ミスコンだけでなく、全コンテスト禁止なんて・・・」

歩「さすがにあんまりだよ!」

留「自己中過ぎません?」

薺「そもそも100%なんて無理ですよ!」

八期「そもそも、何をもってのコンテストなんだよ?見た目で判断って、よっぽど極端じゃない限り決められるか!そもそもマナーとかも、人の価値観から来てんだろう!意味の無いことやっても意味なんて無い!」

香「皆、落ち着いて!」

零「八君発達障害だから、こだわり強いの!特に自分がやられて嫌な思いしたもの程失くなって欲しいと思うから・・・」

薺「ミスコンになんの恨みがあるんですか?」

八期「だって、明らかに勝ってた奴が落選とか考えられねーよ!しかも毎年毎年、基準どうなってんだ?言ってみろ!」

芹「それはあんたの価値観でしょ!」

八期「はあ?この学校の奴らはマトモに見てる奴なんて1人も居ねーよ!皆、『友達だから』とか好きな人だからって入れてんだ!人気投票じゃねーだぞ!」

歩「それはたしかに・・・」

八期「そもそも、お前が毎回優勝してるのも納得いかない!」

芹「なんでよ!皆が選んだのよ!」

薺「お姉ちゃんは憧れの存在だよ!」

八期「どこがだよ!見た目はよくても、中身は意地っ張りの腹黒なのに、そんなお前より杏ちゃんや零ちゃんの方が何千倍も可愛いし、優しいし、憧れの部類だよ!」

芹「だ、誰が意地っ張りの腹黒よ!」

零「腹黒はともかく意地っ張りは合ってる」

芹「零!」

八期「誰も、お前の本性何て知らないから入れてもらってんだよ!」

香「八期言い過ぎ!あんたはそれが理由で100%って言ってるんじゃないでしょ?」

留「どう言うことですか?」

秀喜「0と1では大きく違う!1票だけでも価値がある!そういうことだろ?」

薺「ますます、意味が分からない!」

零「八君は過去何度も友達贔屓に苦しんできたからね・・・」

芹「そう言えば聞いたことあるような・・・」

香「劇の配役決めとかで、一応オーディションやるんだけど、八期はちゃんと真面目にやるんだけど、誰1人票が入らないだけでなく、ふざけてたり声の小さい人とかに票が入ってるのが毎回合って、一度もオーディションやコンテストで選ばれたこと無いの!ましてや自分の提案すら全無視されたから今、絶対命令を付けてるんだけどね!」

薺「でも、皆で選んだ物だから・・・」

八期「はあ?皆で選んだ?あんなもんただの人気投票だよ!邪魔物は一票すら入れてもらえない、いや、最初から誰も入れる気なんて無い!見る気もない!最初から外されるんだ!」

留「でも、それが友達贔屓とは・・・」

八期「100%友達贔屓だよ!少なくとも今までのオーディションで自分が0票の発表なんてしてない!
アイツらが最初から省いて決めてるんだ!
それにチーム戦でも真面目にやったチームよりふざけて笑かした方が勝つっておかしいだろ!」

香「ああ、国語の詩の読み上げね!流石にあれは反則負けにしたわ!」

八期「だから、この学校にマトモに見てる奴なんて、一部を除いて居ない!分かったな!そんな最初から決められたコンテストなんて面白くもなければ意味もないんだよ!コンテストは一切やらない!」

薺「でも会長は出ませんよね?」

八期「じゃあお前は、明らかなブスと戦って相手は多票、自分は0票の結果!納得行くか?」

薺「そんなことあるわけ・・・」

八期「あるんだよ!真面目にやって0票、ふざけてやって多票!理不尽にも程がある!これは絶対友達贔屓だ!少なくとも1票以上は入る演技なんだよ!負けても良い!でも、1票もないなんておかしいんだよ!1票と0票は全くもって違うんだよ!」

芹「薺、諦めな!もう何言ってもミスコンはおろかコンテストすら復活しないから!」

薺「じゃあ、学校の伝統行事は?ミスコンは大きな目玉企画なんだよ!それに優勝するために、何人もの女の子達が頑張って努力してきたのに・・・」

留「質問良いですか?」

八期「なんだ?」

留「他のコンテストも禁止って事は絵も習字も料理も禁止って事ですか?」

八期「勿論!何をもって価値があるかどうかなんて結局は人の価値観!意味がない!ましてや料理なんて1番価値観がばらつくものばかり!出来るか!」

留「なす術無しですか・・・」

トントン

八期「はい!」

料理研究部部長「料理研究部部長の四葉寿美鈴です!」

八期「何のようだ?」

寿美鈴「料理コンテストについて相談しに来ました!」

Re: ナンバーズ8 ( No.345 )
日時: 2023/07/25 07:03
名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)

343話・料理コンテスト(改変)
八期「コンテストみたいな意味の無いものは一切やるつもりはない!」

寿美鈴「そんな酷すぎます!何が意味がないのですか?」

八期「審査員買収とか、組織票とか、上手くて有名な人だからってイメージで投票させるんだろ?それでやって何の意味がある!ただの出来レースじゃーねーか!面白くない!」

寿美鈴「そんなの偏見です!それに競い合うことで、お互いの良いところと悪いところを見れると言う、弱い人や知識の疎い人からしてみれば、強い人・知識が豊富な人を見て勉強出来る場所なんです!」

八期「はっ?料理なんて、1番好き嫌いが発生しやすいものじゃねーか!後無駄に長く作ってるのが理解できん!今は時短の時代だろ!しかもそれで量は少ないわ値段は高いわ!挙げ句の果てに白ご飯ねーわ!」

芹「高級料理店の事言ってる?」

秀喜「物凄い偏見!」

薺「会長は美味しかったら見た目は良いって感じの人ですね!」

香「あんた、高級料理店行くな!」

八期「よっぽど酷いのじゃないとな!まあ、せめて写真とか食品サンプル通りに作られてたら文句無し!」

寿美鈴「では、勝負を時短料理の定食対決にしたらどうでしょうか?」

零「ここで折れずに穴埋めてくる人私とせっちゃんと、まっちゃんと希お姉さんと星田先生以外初めて見た!」

秀喜「おい!5人は十分多いぞ!普通1人が2人だろ!」

八期「嫌だ!」

寿美鈴「何がご不満ですか?」

八期「料理対決って言ったら、
どうせ特定の人物だけに腐った食材や虫とか付いた野菜、賞味期限・消費期限切れの飲食物を入れたり、
ちょっとよそ見や別の事してる間に、誰かの料理に変なもの入れたり、
過去の失敗流して出場辞退させたり、
誰かのレシピ盗んで自分のものだと言い張ったり、
人が作った物をさも自分が作ったかのように持っていったり、
審査員の好きなものを事前に調べて入れて点を増やしたり、逆に嫌いなものを相手に入れて減点を誘ったり、
審査員が対戦する人物を贔屓したり、
対戦する人達のイメージで決めたり、
食べる前に相手の料理を故意に台無しにしたり、
審査員の好みの食べ物で決めたり、
そんな対決認められるか!」

香「そんなものこっちだって見たくないわよ!」

芹「もうこれ偏見を越えてただの心配性じゃない!」

薺「今時、見たことも聞いたこともない!」

秀喜「お前は一体何の漫画とテレビを見てきたんだ?!」

歩「材料については持ってくるうちらの責任やから!ちゃんと統一しよう!」

留「仕切り板を立てるか、テープか何かで陣地を作り、対戦する料理人以外は足を踏み入れてはいけないと言うルールを作ればお互いの邪魔は防げるのでは?」

芹「それ良い!」

八期「上から落としてきたら?」

薺「考えすぎですよ!」

芹「青空の下でやれば良いでしょ!」

理珠「雨とか花粉とかが吹いてきた場合は?」

芹「テントか何かで・・・、ねえ?キッチンだけ置ける小さな部屋みたいなの作れる人居る?」

理珠「確か、建築愛好会がありますので、そちらに頼めば・・・」

秀喜「なんでもあるな!」

歩「むしろそこまで居ると、八期の言う悩みのほとんどを解決出来そう!」

薺「そもそもレシピって必要ですか?あっ、全く必要無いって意味ではなく、会長が気にする程重要性あるのかな?って・・・」

香「必要でしょ!レシピなんて特許も同じよ!どんなものも最初に発表したもの勝ち!それが世の中!」

八期「特許って意味分かんない!全員で共有しろよ!」

香「特許が無いと、似せたコピー物が出てきて、それが不良品だったらどうするの?その物自体がイメージ悪くなるわ!特許を所得しておけば、自分達がどのようにして考えたかを説明出来るから、違いや見分けを語れて、偽物やコピー商品を間違って買わせないように出来るのよ!」

零「成る程!知らなかった!」

芹「確かに同じ系統の物が2個も3個も合ったらややこしいですものね!」

寿美鈴「レシピは同じでも、1人でやるなら何度もやってる方は慣れてる筈です!だって自分が書いたのですから!むしろ作ってみれば分かる筈です!レシピは同じでも人が違えば料理も違います!」

零「じゃあ、これも解決!後は・・・」

留「勝負は確か、時短料理の定食ですよね?」

薺「人によって作りたい料理って変わりますよね?」

寿美鈴「ですが、我々料理人は食べてくれる人の事を思って作っています!ですから多少のムチャ振りも、出来るだけ要望通りに作れるように頑張っています!」

秀喜「じゃあ、もうあらかじめ各々の部屋に置いておこう!量だけは全部同じにして!」

芹「多少は重さとか変わるけど・・・」

金「せいぜい、野菜なら約3g、お肉なら約10g程度の誤差よ!」

留「後は、審査員ですよね?」

薺「これが1番難関!」

理珠「見た目に関しては、あらかじめ出来上がり写真を置いて、再限度を見るのはどうでしょうか?」

零「それしかないよ!見た目の文句なんてよっぽど荒れてるか、変なもの乗ってるかだね!」

秀喜「良い忘れてたけど、あらかじめ用意されてる食材以外使わないルールにしよう!これで余計なものは使われない!」

香「忘れるところだったわ!田中ナイスよ!」

薺「味が1番厄介なんですよね?」

香「八期、あんたは美味しければそれで良いよね?」

八期「完食出来る料理にどんな文句を言うんですか?」

香「違い絶対分からんわ、コイツ」

零「もう、料理のプロ連れてくるしかないんじゃないですか?」

芹「なんでプロなのよ!仮に来てもらっても失礼よ!」

香「ただでさへお金が掛かってるのに、これ以上お金掛ける気?」

八期「でも、プロは本当に凄いぞ!」

芹「プロは信じるのか?」

八期「いや、プロはプロでも、自分の心情を読み取った人しか信じない!」

薺「どう言うことですか?」

八期「改善点を『こんな気持ちでやってるんじゃないのか?』って言われて、その通りだと思った審査員は信じる!だって、心情まで見破られたら返す言葉もない!」

香「ご最もね!」

葉月「そんな審査員、せいぜい1人か2人だよ!たとえ居たとしても、どうやって連れてくんるんだよ!相手の事情だってあるのに・・・」

八期「じゃあ、やらない!」

寿美鈴「あの、名前伏せは料理を隠せる蓋を用意して、シャッフルすれば、出してみるまで分かりません!」

秀喜「持っていくのも、本人でなくその担当がやれば良いだけだし、審査員席も周りから見れれば全員が証人だ!変なもの入れるタイミングなんてどこにもない!」

八期「もし、食中毒とか毒とか盛られてたら?しかも作った人でなく・・・」

芹「だから、ミステリーの読みすぎよ!どんだけ周りを信頼してないのよ!」

八期「適当な審査する奴らを信じてられるか!どうせ美味しいのに『まずい』とか嘘付いたりするんだよ!」

香「全部美味しいって言うあんたが言うな!味の違いなんか分からないくせに!」

八期「多少は分かりますし、美味しくなければ美味しくないって言いますよ!」

零「その確率が低いじゃん!八君が『まずい』って言うのはせいぜい嫌いな海鮮類だよ!私達から見たら物凄く美味しそうなのに・・・」

芹「そうだわ!それよ!」

零「えっ?どうしたのせっちゃん!?」

芹「審査員をある食べ物が嫌いな人達を集めれば良いのよ!」

薺「ある食べ物が嫌いな人?」

芹「ほら、よく嫌われ野菜とか、意外な物が嫌いな有名人のために食べさせる企画あるでしょ!
それに料理人とって1番嫌なのは残されること!」

寿美鈴「そうですね、それは悔しくて悲しいです!」

芹「それに当日は沢山の親子連れがやってくるから、審査員をある食べ物が嫌いな人達にして、その人達が審査すれば、ほとんど辛口な意見しかしないし、
仮に高評価だったら、お母さん達がレシピを欲しがるに決まってる!」

葉月「確かに!」

香「そうだな!食べ物は残さず食べるのがルールだもんな!」

芹「アレルギーは置いておいて、ある嫌われ野菜を使った定食を作るってルール!品数はご飯を除いて4品!デザート可!制限時間は15分でどうかしら?」

葉月「審査員の数はどうする?そんな大勢呼べないぞ?」

理珠「見た目は平均再現率で100点満点、プラス審査員の評価となりますが?」

秀喜「プロでも、細かい5段階評価の項目があるから、それを使った上で評価してもらったら?」

理珠「成る程、クラス別で贔屓目が公平に成るように各クラスの代表を審査員にしましょう!」

歩「クラスは12だから、必要項目10個にして1人50点、後は先生やPTAとかの保護者を審査員にするのはどう?」

留「それもありですが、PTAの場合はなるべく審査員の親の子供が出ないところに合わせるべきです!」

秀喜「だったら、家庭科の先生と理事長に頼めば?受け持つ教室無いし、大人なら5段階評価でなく、10段階評価にすれば、再現率・100点+生徒達の評価600点+全員達の評価300点=合計1000点満点でなんとか成るだろ!」

薺「キリが良いですね!」

八期「う~ん・・・」

香「何?まだ不満?」

八期「嫌いなものを入れるなら、どうせ刻んだりして誤魔化すよね?」

薺「まあ、よくやる手法ですね!」

八期「1品だけ、見ただけで嫌なものが分かる料理にしない?」

全員「ええっ!」

秀喜「嫌がらせか!」

寿美鈴「いいえ、それは良い考えです!やっぱり食べてる人に嫌いなものを意識してもらった上で食べてもらい、たとえ残しても、『さっきの料理にあなたが居やがった食べ物があるよ!』と言って挑戦してもらうことも大事です!」

零「だったら、必要項目増やそう!」

芹「何を?」

零「完食率!完食出来るってことは美味しいってことでしょ?」

薺「でも中には、『親の躾が厳しいから全部食べた』って言う人も・・・」

零「『嫌なら、残しても良いよ!』って促せば良いんだよ!先生の評価を1つ消して、完食率を入れて1000点満点にしよう!」

寿美鈴「どちらにしろ等学校のレシピ本が必要に成りますね!」

歩「絶対売れるよ!だって嫌いな食べ物を食べて、『美味しい』って評価されたら、子供の好き嫌いが無くなる可能性大だってお母さん達が買っていくよ!」

香「そうね、むしろ説得力が強いわ!」

秀喜「だったら優勝特典は、学食で自分の料理が限定で出されるなんてどうだ?」

歩「そうなると、その料理とレシピ本の売り上げ金が賞金なんてどう?」

香「文句無しね!八期、またしかめっ面して、何が不満なの?」

八期「審査員はあらかじめ目隠しして、状況を分からないようにするってのはどう?」

薺「つまり、周りに『美味しいぞ!』とか『早く食べろ』って言われながら食べるのですか?拷問過ぎません?」

零「そうかもしれないけど、その方が素の意見が出そうね!審査は兎に角本音をさらけ出させたいから、『美味しい』よりもボロクソ言ってくれた方が、逆に面白いでしょ!」

芹「四葉さん、それで良いの?」

寿美鈴「私はその文句は、1つの意見として捉えております!ですから、それくらいの事では動じはしません!ボロクソ言ってくれて構いません!」

歩「凄いな!」

香「じゃあ、これで双方合意で良いかしら?」

八期「はい!」

寿美鈴「勿論です!何かありましたらいくらでもどうぞ!私はあなたの心配事を引っくり返せる自信がありますから!」

こうして料理コンテストは可決された。
その後、各教室で嫌いな食べ物アンケートが実施されたのは言うまでもない。

Re: ナンバーズ8 ( No.346 )
日時: 2023/07/26 08:47
名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)

344話・どうする?!文化祭の出し物!
生徒会室
芹「ハー!」

零「何溜め息付いてるの?」

芹「付きたくも成るわよ!ここ三日コンテスト追加に来た生徒達を全員追い出したのよ、アイツは!」

回想
?「失礼します!」

芹「はい!」

?「習字部部長羽生はぶです!」

芹「習字のコンテストを出して欲しいのかしら?」

羽生「はい!料理コンテストが通ったと聞いて、うちも出したもらえないかと・・・」

八期「却下!」

羽生「なぜですか?」

八期「何を持って、綺麗か分からないからダメだ!」

羽生「それはあなたが分からないだけですよね?」

八期「ああ、わかんねーよ!だけど、字の基本くらいは分かるわ!」

羽生「じゃあ、なぜダメなんですか?」

八期「掠れたり、汚い字なのに、入賞・受賞されてるのがおかしいよ!何が綺麗な字だよ!読めないのにか?」

零「崩し字が分からなくて揉めたことがありまして・・・」

羽生「それを無しにしますから!」

八期「嫌だね!何を持って比べるのか分からん!ましてや習字だし!」

芹「確かに、鉛筆かシャーペン、時にボールペンを使って習字を使う場面ほとんど無いけど・・・」

八期「読めもしねー、字だけ誉められて、普通の字が誉められない場なんか信用出来るか!帰れ!」

零「相当ご立腹だから、何言っても聞かない」

羽生「分かりました・・・」

回想終わり
薺「岡田先輩が付き人と言うか、解説と言うか・・・」

零「会長補佐ですから!」

芹「次は美術部じゃなかった?」

回想
山下「失礼します」

芹「あら、山下君!」

八期「お前が部長だったっけ?」

山下「お忘れですか?前部長はあなたのせいで・・・」

零「せいじゃないよ!」←睨む

山下「会長に謝罪どころか、文句言って矯正学校に飛ばされて・・・」

八期「自業自得だな!それで何しに?」

山下「分かりませんか?絵はコンテストとか展覧会をやってこそなんぼなんですよ!それで評論自体がなければ何を評価するんですか?」

八期「評価?何を持って価値があるんだよ?何が違うのか聞きたいね!」

山下「あんた描けるのか?」

八期「描けないよ!でも、ちゃんと描けてるものは全部同じものだろ!同じ絵なら他に違いはあるかもしれんが、全員バラバラなら比較するものがないじゃねーか!」

山下「あるよ!」

八期「ってか、絵だって、子供の落書きみたいな絵が評価されることもあるよな?それはどう説明するんだよ?」

秀喜「だから、お前はどんな漫画を読んでるんだよ!」

八期「しかも、変な絵もあるし、良く認められたな!」

山下「変な絵ってなんだ?」

零「この場合の変は、脱衣を意味するから、裸婦絵の事ね!確かに、なんであるの?そして規制はないの?」

八期「そんな絵が合って何が芸術だ!何が良くて何がダメだ?説明してみろ!」

山下「ううっ・・・」

八期「本当凄い絵は、写真のように描く画家か、騙し絵くらいだよ!」

山下「じゃあ、俺らは何しろと?」

八期「絵描き教室か、似顔絵屋でもやれば良いだろ!」

零「似顔絵だけでも十分な評価に成るよ!」

八期「だが、絵は比べるものではない!」

山下「分かったよ」

回想終わり
芹「正直、『それを勉強しなさいよ』か『分からん奴が口を挟むな』って言いたいわ!」

零「見た目の判断が苦手な人だから・・・、特に微妙な違いとか分からない」

薺「裸婦絵は私も納得ですが、絵の違いとは?」

零「全然、連想すら出来ない絵並べてどちらが高い絵でしょ?なんて比べられないってこと!結局は人間の価値観!いわゆる、有名な画家が認めればそれはたとえ落書きでも高評価される、そう思ってるんじゃない?」

芹「失礼な!画家だってプロなんだから!」

零「景色をモデルにして描いた絵は比較対象があるから凄さが分かるけど、何もないものは比較するものが無いからなんとも言えない!事実誰が認めるかで絵の価値は変わるから!」

葉月「どんな漫画かドラマ見てるんだよ!」

薺「そう言えば音楽も!」

回想
?「失礼します!吹奏楽部の音葉と言います!」

芹「ええっと、音楽コンテストかなぁ?」

音葉「はい!」

八期「どっちもやだ!」

音葉「まだ何も言ってませんよ?」

八期「どうせ、楽器か歌のコンテストでもやりたいとか言うんだろ?」

音葉「そうですが、何がダメなんですか?」

八期「この学校は耳と頭がおかしい生徒しか居ないから!」

音葉「そんな筈は・・・」

零「自分の歌声を音痴と言われて・・・」

音葉「音痴じゃないんですか?」

芹「私も付いていったけど、90点も余裕で取れる位上手い!」

音葉「私が希望するのは楽器で・・・」

八期「却下!どうせ、名を馳せた奴が勝つに決まってる!」

秀喜「だから、お前はどんな漫画を読んだ?」

零「まあ、ドレミの音階すら分からない子だからね!」

芹「分かんないのに文句言ってるの?」

零「メチャクチャよ!間違ってるのに文句言う!」

葉月「達悪!」

零「しかも、答えるのはドレだけ!」

歩「クイズ番組で『ドレだけ練習しても上手くなりません』って無かった?」

零「テレビの格付けでも、違いは分かるのよ!でも答えを間違えるの!」

芹「それを分かってないって言うのよ!」

零「しかも、ポンコツ楽器を良い音だって!」

薺「もう黙ったらどうですか?楽器のセンスありませんよ!」

八期「弾く人が上手いんだ!」

秀喜「上手いだろうけど・・・」

八期「そもそも、楽器なんて、タンバリンとかカスタネットとかトライアングルみたいな叩く系以外の楽器は1曲演奏出来るだけで凄いよ!」

零「素人からしたらね!」

八期「楽器なんて、みんなに聞かせて楽しませることを目的にするんだから、わざわざ比べる必要なんか無いんだよ!間違えずに弾いてくれればそれで良いんだ!」

音葉「そんなメチャクチャな!」

零「こう言う子なので・・・」

回想終わり
芹「比べる理由が分からないと?」

零「うん、正しい音階で、正しい曲に成っていれば本人はそれでいい人だから!」

薺「比べたとしても分からないんですね!」

零「それプラス、自分が思う、好きな音色とか、これが上手い人って言うこだわりが出ると、その人が負けた時が1番納得行かないって所ね!」

芹「すなわち、簡単に言うと証明出来ないと言うことかしら?」

零「そう言うこと!結局は人の感覚と価値観だから!比べられないものを比べても意味ない!と言うよりかは、明らかすぎる時の下手の多数派、上手の少数派が許せないってことね!これはあくまで比喩よ!」

芹「分かる、でも自分がやられると納得行かない時ってあるからね」

薺「確かに、人間不信になるね」

零「だから、8の時も上を目指さず自分の好きなようにやってる!」

薺「そうだったんですね!」

芹「ただ、マナーが厄介だったね」

回想
結菜「風紀委員の企画でマナー教室・講座をやりたいのですが?」

芹「いいね!」

八期「却下!」

結菜「なぜですか?」

八期「何がマナーだ!そんなもの誰が決めたか分からん価値観の塊じゃねーか!」

結菜「何でそんなこと言うんですか?」

八期「マナー、マナー言うなら見た目以外で説明してみろよ!それに人によって行かんの違う奴はどうすれば良いんだよ!ハッキリしろ!」

結菜「なんですかそれは?」

芹「シャツを入れるかどうかよ!学校は『入れる!』って判断だけど、コイツの家では『出せ!』だったから!」

八期「覚えてたんだ」

芹「あんたと最初に会った日を忘れられる訳ないでしょ!」

結菜「それはどういう?」

芹「私、元風紀委員!松本先生まで来てたもの!」

零「私が転校する前ね!」

結菜「少なくとも、食事マナーは・・・」

八期「何がマナーだよ!好きに食べさせろよ!」

結菜「好きに食べさせると、行儀の悪い姿を見せつけることに成るんですよ!それで良いんですか?」

八期「見た目じゃなくて、実用的な奴にしろよ!何を持って行儀が悪いのか言ってみろ!」

結菜「これは一体?」

零「うどんとかの残り汁で猫まんまするなって怒られたんだって!しかも理由が行儀が悪いから!」

結菜「ダメでしょ!」

八期「他にもレシピあるのにか?立派な料理なのにか?何を持って行儀が悪いんだ!」

結菜「じゃあ、犬食いして良いんですか?」

八期「あんなもの、食べにくいだろ!」

結菜「えっ?じゃあ、なめ箸は?」

八期「取り分けの時に、唾液が付いた箸はなあ・・・」

結菜「突き箸は?」

八期「トマトとか刺したら勢いで汁とか飛ぶだろ!」

零「やってみて、周りに被害を与えたり、自分に直接的に、苦にしか成らないものなら納得出来るけど、間接的に被害を与えるものは、人の価値観だから、納得出来ない!」

八期「見た目だけのマナーなんて価値観の押し付け!暴君も同じだよ!こっちが何した!って話だよ!それに新作料理とか、新しい物の製作なんて、始まりは常識を覆すか、今までのイメージを言い意味で裏切って作るものだろう!それに変わった食べ方なんて、有名人でもやってる上、お薦めの食べ方とか出されてるじゃないか!
だったらそれはなんなんだよ!これがマナー違反なら全部マナー違反じゃねーか!
お前それを全国に発信出来るのか?ああん?」

回想終わり
芹「まあ、理不尽なマナーにうるさい人間も居るけどね・・・」

零「一つ一つ許してたら収集付かないから!」

薺「でも、面接とか、社会人になってからのマナーは必要じゃないですか?」

零「それは採用した!誰もが通る道だからね!知って損はないし!」

芹「あーだこーだで、コンテストほとんど却下ね!」

薺「本当!むしろ四葉さんが凄いです!」

零「まあ、あれは料理の美味しさでなく、好き嫌いを失くすって所に目的をずらしたから、納得したんだよね!好き嫌いを無くそうは小さい頃から言われてるルールだから!」

薺「確かに」

芹「成る程」

葉月「それよりどうするんだ?ちっとも企画が来ないぞ!このままだと日本一つまらない文化祭に成るぞ!」

理珠「とは言っても、コンテスト系がほとんど認められないため、ほとんど諦めております!そうなると、何が良くて何が悪いのかが分からず、誰も足を踏み込めない様です!」

金「もう直接頼みに行けば?」

八期「何で?」

金「このまま、出店も露店もない文化祭で良いの?」

零「そうだよ!こうなったら、直接直談判に行くしか無いよ!」

秀喜「そもそもなんの絶対命令だよ!お前が指示しないと何も進まないぞ!」

八期「分かった、行ってくる!」

果たして八期の行く場所は?

Re: ナンバーズ8 ( No.347 )
日時: 2023/07/26 22:42
名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)

345話・神モブ達のありがた迷惑
トントントン

佐伯「はい!か、会長!」

八期「お前らに頼みがある!」

佐伯「頼み?まさか廃部ですか?」

岡島「期限は来年の3月でしたよね?」

前原「言われた通り、今6回中3回出てますよ!」

真城「未だ入賞1つありませんが・・・」

岡島「おい!それを言うな!」

白崎「でも、今は4回目のアニメ製作の会議中です!」

八期「おい!勘違いするな!文化祭の出し物について聞きに来たんだ!」

佐伯「えっ?会長自ら?」

八期「お前ら何びびってんだよ!アニ研なんだからアニメ製作すれば良いだろ!」

佐伯「いや、会長に見せて却下されたら・・・」

八期「僕だけに見せてどうするんだ!?全校生徒に見せるんだろ!」

佐伯「はい!」

岡島「ごもっともです・・・」

八期「漫研と協力して映画でも作れよ!」

佐伯「締め切りが・・・」

八期「ん?前来た時に見ていない人が居るけど?」

佐伯「ああ、アニメ製作の宣伝及び漫研と協力してると言ったら、入部希望者が増えまして・・・」

八期「人数増えたんなら、後輩たちに任せれば良いだろ!」

後輩A「俺達がやって良いんですか?」

八期「部活は協力が必要だろ!ましてや、漫研には教育係だって居るのに・・・、担当分けてやれよ!」

隣の漫研
花海「あの、映画の件は?」

八期「基本、アニ研だが、with漫研的に合同製作になるな!」

花海「展示は禁止ですよね?」

八期「そうだな、展示だと漫画を読むことだけに成るから、漫研の仕事を見せるためにも展示は避けたいんだよ!」

花海「成る程、だから展示は禁止だったんですね!」

八期「僕が伝えたいのは漫画の面白さでなく、作り方だよ!作り方を知ってる人はほとんど居ないからね!そうだ!漫画教室とか出来る?」

花海「教室ですか・・・、どんな感じですか?」

八期「素人でも出来る作業とか?分かりやすい漫画の作り方とか?」

花海「相談してみます!」

八期「待ってるよ!」

野球部では
八期「野球と言えばストラックアウトだろ!」

サッカー部では
八期「キックターゲットかPK対決でもすれば良いじゃないか!」

ボーリング愛好会
八期「簡易ボーリング位作れるだろ?」

体操部
八期「簡易サスケ作ったらどうだ?」

釣り愛好会
八期「紙で釣り上げるか玩具の釣りをやれば?」

生徒会室
八期「はあー、全く発想力無いのか?ここの学校は?」

香「あんたが言うな!」

八期「誰も、賛成してくれないもん!だったら言っても意味ない!」

理珠「八期会長のお陰で、部活動の出し物が潤って来ました!」

八期「ただ、僕だけの文化祭に成ってないかなって不安がある!」

香「それは罪悪感って言うのよ!まあ、それがあんたの良いところかつ絶対命令を使える理由なんだけどね!」

芹「ただ、クラスの出し物が結構絞られてくるのね、ゲーム系はほとんど部活動に吸い込まれたから・・・」

八期「僕は出す気無し!誰も手挙げてくれないもん!」

零「八君のアイデア幼い感じがしたりと言うか分かりにくいと言うか・・・」

香「あんた、一度やって楽しかったものをもう一度やりたいって提案するよね?新しい発想とかないの?」

八期「だって楽しいんだもん!」

留「会長!大変です!」

八期「どうした?」

金「各部活動の出し物の場所取りで、揉めていて・・・」

八期「正確には決めてないからな、理珠配置の計算とか出来る?」

理珠「すべての出し物を把握出来ればお安いご用です!テトリス感覚で、分けていきます!」

芹「大変よ!出し物の場所取りが・・・」

八期「今、理珠によって分けてもらえるよう準備を・・・」

薺「違うんです!」

零「何が違うの?」

葉月「なかなか、他の部活動の出し物が動かないからって、スクールアイドル同好会のステージがグランドに完成されていき、とても全ての出し物が出せない状況なの!」

八期「はあ?どう言うことだ?」

芹「同好会のメンバーに聞いてみたけど、誰も知らないって!」

八期「1回行ってみるか・・・」

グランド
林檎「そうそう!これをそこにね!」

八期「おい!何やってる?」

林檎「あっ!会長!こんにちわ!」

八期「何をやってる?」

林檎「やだな、会長だって愛のファンでしょ!愛だけのステージを作ってるんですよ!」

八期「と言うことは?」

林檎「はい!蜜柑は明先輩!桃子は杏先輩!
   コッペパン同好会は恵梨香ちゃん、
   演劇部は和ちゃん、
   モデル部は蓮先輩、
   バスケットボール部は紫先輩、
   1年Aクラスの生徒達が奈々ちゃん、
   服飾同好会はエル先輩、
   のステージを作ってます!」

八期「その許可は?」

蜜柑「これからですよ!周りの生徒達には同好会のライブを華やかにするために、場所取りのための署名活動をして、許可とりました!これで、皆さんが納得した状態で同好会の人達のライブが見れます!」

桃子「やっぱり、個性がバラバラな同好会の人達だったから、場所決め難しかったよ!ステージのイメージだって、その人に合わせるかつ雰囲気も良くしないと!」

八期「今すぐ、取り壊せ!」

全員「ええっ?!!」

八期「絶対命令だ!」

林檎「なんでですか?会長だって同好会のライブ好きですよね?」

八期「文化祭は1つの部活動を目立たせるためにあるんじゃない!全ての部活動の内容を見て貰うためにあるものだ!」

桃子「ええっと・・・」

八期「誰がここまでやれと言った!」

フルーツトリオ「ひええ!」

八期「ステージなんて3つで十分、いや、2つで良いわ!」

林檎「2つって?」

八期「1つは、研究部と合同で使う!同好会は紅城除いて9人だから、3人ずつ分ければ良いだろ!」

林檎「でも・・・」

愛「林檎ちゃん!」

桃子「愛、それに杏ちゃんに明さんまで・・・」

杏「あなた達が私達を応援し、私達のお手伝いをしてくれる気持ちはありがたいし、助かる!」

明「でも、文化祭で出し物をするのは私達だけじゃない!ましてや私達だってクラスの出し物だってある!」

愛「私達も人間!文化祭で遊びたいとも思ってる!」

杏「ずっとライブしてたら、文化祭の思い出がこれだけに成っちゃうのは嫌だ!」

愛「林檎ちゃん達とどこかで遊びたい!食べ歩きしたい!」

八期「確かに、僕も彼女達のライブはみたいが、文化祭はこれだけを楽しむための企画じゃないだろ!」

フルーツトリオ「はい・・・」

八期「取り敢えず、今理珠に出し物の配置を組み替えて貰ってるから、それを聞いた上で面積も考えて2つだけに絞れ!そして余計なステージは何かに代用でもしろ!それが終わったら反省文!分かったな!」

林檎「それって?」

八期「別件だ!後で職員室に行くように!」

フルーツトリオ「はい、分かりました」


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