二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.366 )
日時: 2024/01/08 22:17
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

364話・AED問題(4日目)
八期「4日目もそろそろ終わりか・・・」←周辺捜索中

とある校舎

八期「こう言う立ち入り禁止エリアに誰か居る可能性もあるからな!まあ、『立ち入り禁止』と書いてあるけど、別に危ないものとかはないけど!
   ん?えっ?ええっ!!!!!!!!」

倒れてる女子生徒

八期「えっ?倒れてる?触って良かったっけ?兎に角先生に言わないと!」

ガラガラ←窓を開ける

八期「先生!生徒が倒れています!」←大声を出す

シーン

八期「聞こえたかな?いや、こうしてる間にも時間が無いんだ!取り敢えず・・・、あっ!」

非常階段方向の廊下の壁にAEDの箱

八期「渡りに船だ!兎に角使おう!でも、その前に・・・」

フッ!フッ!フッ!フッ!

八期「これで、フッ!助けられるかは、フッ!分からないけど・・・、フッ!押して意識がないなら・・・、フッ!息は無い!フッ!ただ、人工呼吸・・・、フッ!
   分かんないんだよな・・・、フッ!たしか心臓は真ん中の左寄りなんだよね・・・フッ!自分の触って・・・、フッ!見たらここだと思うんだけど・・・
   ダメだ!いよいよAEDに託すしか無いな!ええっと説明書説明書・・・、あっ!ボタンある!」

ポチっ!

音声「これよりAEDの操作方法をお教えします!ガイダンスに従って行動してください!」

八期「はい!分かりました!」

そのまま聞いていき・・・

八期「えっと、これを胸に近いところだけど、ここで合ってるのかな?もう1つは・・・」

貼り終わり

八期「よし!後はってたしかAED自体が電気ショックやった方が良いか、確かめてくれるんだったな・・・」

音声「電気ショックをする必要はございません」

八期「あっ!そうなの!だったら・・・」

フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!

女子A「誰ですか?」

女子B「神奈かんな!」

女子C「あっ!あんた!」

八期←心臓マッサージに夢中

ドン!

女子B「神奈に何するんですか!」

八期「はっ?倒れてたから心臓マッサージしてただけだよ!」

女子C「嘘つき!胸触ってたじゃないですか!」

女子A「神奈?起きて!目を覚まして!」

フッ!フッ!フッ!フッ!

八期←反対側に回って心臓マッサージ

女子A「何してるんですか!」

八期「1人でやるより、2人の方がより力強く押せるだろ!」

女子A「そうやって痴漢を逃れようって魂胆ですね!」

八期「だから、違う!」

ウウッ、プワ!

神奈「ゴホッ、ゴホッ!何?」

女子A「神奈!」

神奈「真帆、胡桃、史佳!それと・・・」

八期「良かった、息を吹き替えして!」

神奈「キャー!」

パチン!

八期「何するんだよ!」

神奈「来ないで、変態!セクハラ!痴漢!」

八期「何言ってんだ!」

神奈「私が倒れてるのを良いことに、服を脱がせて・・・」

八期「人命救助だ!お前は生死の境をさ迷ってたんだぞ!」

神奈「・・・、あんたなんかに救われるくらいならもっとイケメンが良かったわよ!」

八期「なんだって!」

ゴン!

神奈「ああっ!」

八期「お前なんか救わなきゃ良かったよ!」

ドン!ドン!ドン!ドン!

神奈「あっ!ゴホッ!ゴホッ!」

胡桃「何するのよ!」

八期「お前らも同罪だ!」

真帆「あなたが痴漢するのが悪いんでしょ!」

史佳「逆上にも程があるわ!」

八期「それはお前らだ!」

史佳「その変態抑えてて、私先生呼んでくる!」

八期「お前なんて、この世から消えてしまえ!お前に生きる価値なんてねえ!この世から消えろ!お前なんて生き返らなかったら良かったんだ!」

ドン!ドン!ドン!ドン!

ピー!

八期「えっ?」

香「八期?何やってるの?」

八期「コイツが生きる希望を捨てたんだよ!」

香「それでどうなるの?」

八期「知らないよ!コイツなんかどうなろうと救わず掘っといたら良いんですよ!」

香「バカ言わないで!人の命が大事なことはあんたが1番分かってる筈でしょ!」

八期「それでも、コイツは自分の命なんかどうでも良いって言ったんだ!コイツに生きてる価値も希望も未来への権利など無い!」

?「それはどういう意味だ!」

八期「えっ?」

史佳「ひがし先生!あの人です!」

東「私の生徒の命なんてどうでも良いだと!」

八期「ああ、その通りだ!コイツなんて最初から居なけりゃ良かったんだよ!」

東「なんだと!」

香「待ちなさい!」←手を取る

東「何を言うんですか?コイツは私の生徒の命を貶したんですよ!」

香「それであなたが行ってどうなるの?あなたもこの学校から去りたいの?あのバカ教師達みたいに、人生終わらせたいの?」

東「そ、それは・・・」

胡桃「先生!神奈を助けないんですか?」

真帆「この人は無抵抗の神奈に痴漢したんですよ!」

史佳「私達それを見てました!」

東「更にこんな仕打ちを・・・」

香「待ちなさい!」

東「なんでですか?」

香「八期は犯罪は決して起こさない子!私はそれだけは知ってる!」

東「それは先生の生徒だからですよね?」

香「ええっ、勿論!その通りよ!」

東「そう言いたい気持ちは分かりますが・・・」

香「本当にアイツが痴漢したなら、私に立ち向かうことはないわ!」

東「えっ?」

香「本当にアイツが犯罪を犯してたら暴れず、正直に謝るか、逃げてどこかに隠れてるわ!」

零「その通りです!」

杏「全部見てたよ!」

明「本当はあんたら3人が、人命救助の為心臓マッサージをしてた八期を痴漢扱いしてるところを!」

胡桃「そんなの言い掛かりです!」

真帆「私達は本当に彼が痴漢してるのを見てたんです!」

史佳「何を証拠に・・・」

杏「星田先生、これを!」

香「ん?」←映像を見る

東「これは?」

香「八期の胸ポケットのカメラね!水掛け論に成らないよう作ってあるのよ!」

零「それを改造して、私達は常に映像を見ることが出来ます!」

香「成る程!東、下がってなさい!何かしたら、分かってるわね?」

東「はっ、はい!」

香「望月もちづき神奈さんね!」

神奈「ううっ・・・」

香「取り引きをしましょう!今謝ればあなたを救ってあげるわ!謝らないと言うなら皆引き上げてあなたをそのままにするわよ!」

東「星田先生!あんまりです!瀕死の生徒を見捨てるなんて!」

香「綺麗事言ってんじゃネーヨ!」

東「は、はい!」

香「八期は必死に彼女の命を救おうとしたのよ!AEDまで持ってきて、それを拒否したのはどこの誰よ?
  人命救助されたのに、それを痴漢と言うなんて、
  『私の命なんか掘っといてください』って言ってるようなものよ!そんなんだから、AEDを使わない人が減っていくのよ!そして救える命が減る・・・、
   なんのためのAEDよ!何なら文化祭後にAEDの訓練、いや、注意事項を授業でやらす時間が必要に成るわ!東!」

東「はい!」

香「自分に置き換えて考えてみなさいよ!道端に女性が倒れていて、周りには人も居ないAEDも無い!人工呼吸と心臓マッサージで命を救ったのに、感謝されずに犯罪者扱い!どう思う!言ってみなさい!」

東「は、はい!意味が分かりません」

香「そうよね?意味分かんないよね!人を救ったら文句って、『だったら救わなかったら良かった』って成るのよね?ねえ!」

東「はい・・・」

香「それをされた八期に対してあんたは向かおうとしたのよ!どう思う?正しい行為?」

東「間違った行為です・・・」

香「よし、あんたはまだ人間が出来てるわ!だけど、あなた達4人は人として最低よ!」

胡桃「いや、普通に女子の身体触るのは・・・」

真帆「誰だって、そう言う反応に成りますよ!」

香「はい!東!うちの生徒達だけ連れて帰るわよ!こんな子達は掘っとくべきよ!」

史佳「分かりました!分かりました!私達が悪かったです!だから、神奈を救って下さい!」

香「フッ!初めからそう言えば良いことを・・・」

容体を確認して

スー、スー、スー、スー・・・

ブワッ!

香「はい!望月さん!」

神奈「はい、何ですか?」

香「あなた自分がこの子にやった罪分かってる?」

神奈「はっ?私は被害者ですよ!」

香「じゃあ、また気絶して生死をさ迷いたい?」

神奈「何を言うんですか?」

香「あなたが望んだ事じゃない!命を救ってくれた恩人に仇で返したんだから!」

神奈「だから、この人が私の胸を!服を!」

東「望月!」

神奈「はい!」

東「生徒会長はお前の命を救おうとしたんだ!」

神奈「えっ?」

東「そんな恩人を犯罪者にするなんて人としてやってはいけないことだ!」

神奈「先生・・・」

東「お前、その恩人にお礼1つ言えないのか?今時保育園児でも『ありがとう』って言えるぞ!」

香「東先生の言う通りよ!あなたはこれから反省することね!」

パチン!

神奈「あっ!」

史佳「何するのよ!」

真帆「何がダメなのよ!」

胡桃「救ってくれるって言ったじゃない!」

東「星田先生?」

香「私は望月さんの命を救うと言ったの!誰も矯正学校から救うなんて一言も言ってないわよ!」

東「そうですね」

香「東、あんたは良い教師に成ると私は信じてるわ!」

東「ありがとうございます」

香「八期!」

八期「はい!」

香「あんたのやった行為は間違ってないから!自信持って人名を救いなさい!何なら校則も代えておくわよ!」

八期「ありがとうございます!」

Re: ナンバーズ8 ( No.367 )
日時: 2024/01/16 21:27
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

365話・文化祭デート(最終日・疑惑ヒロイン)
八期「文化祭も今日で終わりか、色々・・・」

迷子を見付けたつもりが誘拐犯扱い

ライブで音痴と文句言われる

AEDで助けたつもりが痴漢扱い

八期「嫌な思い出しかないな!マジで!何なのアイツら!バカじゃねーの?」

葉月「おっ、八期じゃねーか!」

八期「あっ!松下さ、じゃなくて葉月?」

葉月「おおっ!葉月だ!名字もさん付けも禁止だからな!」

八期「その格好は?」

葉月「カラーズの衣装だよ!知らねーのか?」

八期「知ってるけど、まさか葉月が着るのは意外だった!」

葉月「それはどういう意味だ?」

八期「だって、普段メガネ掛けてて、ツッコミ担当で真面目で常識人な葉月がアニメ好き、コスプレ好きだとは・・・」

葉月「2次元が好きで何が悪い!ってか私の家族は2次元大好きオタク一家だ!」

八期「そうなの?」

葉月「ってか、イレブンに私の姉居るし・・・」

八期「あっ!如月さんか!」

葉月「如月姉ちゃんもオタクだがチームでは唯一の常識人だぞ!」

八期「そっくりなんだね!」

葉月「あのな、オタクは確かに毛嫌いされるかもしれないが、自分の大好きを求めて主張してるんだ!それの何が悪い?」

八期「それを僕の親に言って!」

葉月「それは無理だ!家族には家族の事情があるんだ・・・」

八期「人形とかフィギュアぶら下げてるだけで『恥ずかしい』とか『家族の恥だ!』って言ってたけど?」

葉月「それを私が跳ね返せと?」

八期「まあ、僕はフィギュアとかグッズには興味ないけどね!」

葉月「そうなのか?」

八期「まあ、買うとしたら本気で欲しいと思うものだけ」

葉月「まあ、そうしないと将来の生活に支障出るって言うしな!『そうだ!芹のためにも探っておかないと!』 なあ、私に付き合ってくれないか?」

八期「何で?」

葉月「まあまあ、8の仲間とはいえクラス違うからお互いの事を知っておこうかなって!」

八期「確かに、話し掛けたりもなかったしね、良いよ!」

しばらく歩き
葉月「お前さあ、胸嫌いって本当なのか?」

八期「その話し自体嫌いだけどね!」

葉月「なんだよ、照れやがって!」

八期「照れてない!そもそも大きくする意味が分からないだけ!」

葉月「お前、本当に男か?本当は取れてるんじゃねーの?」

八期「何が?」

葉月「下の物だよ!」

八期「あるよ!見せられないけど・・・」

葉月「誰も見たくはねーよ!」

八期「女子でもそう言うの興味あるの?」

葉月「そう言うのって?」

八期「さっきの・・・」

葉月「ああ、まあ狙ってる奴も居るし、逆セクハラって単語もあるくらいだから少数とはいえ居るんじゃねーの?」

八期「へー、イメージ変わるな!」

葉月「男子もエロイ人間だけど、女子だってエロイ生き物なんだよ!まあ、そうでないと子供出来ねーし!」

八期「子供関係あるの?」

葉月「お前は性欲すら知らねーのかよ!」

八期「性欲って?」

葉月「ああ、知らなくて良いわ!本当、痴漢とか下着泥の気持ちが分からないんだな!」

八期「それをして何って話だよ!匂いもそう、人の匂い嗅ぐくらいなら香水でも嗅いどけば良いんだよ!」

葉月「えっ?好きな人の体操着とか匂わないの?」

八期「人の体操着嗅ぐなら自分の嗅ぐよ!」

葉月「それはそれでどうかと思うぞ・・・、まあお前の勝手だが・・・、あっ!好きな人のリコーダー吹いたりは?」

八期「何で人のを?」

葉月「それが普通だよな・・・、お前は本当に男か?」

八期「男だよ!」

葉月「男ってのはバカな生き物なんだぞ!自分の欲求を満たすなら、犯罪でもやるからな!」

八期「全員が全員そうじゃないじゃん!」

葉月「まあ、それはそうだが・・・」

八期「それに女だって同じだろ!お金が欲しいなら人を陥れて巻き上げる」

葉月「まあ、確かに居るのは居るな、バカだけど・・・」

八期「しかも証明しづらいし!」

葉月「まあ、確かに・・・」

八期「だからいじめが失くならないんだよ!」

葉月「いじめはもっと他の理由もあると思うけどな!
   話し変わるけど、芹の事はどう思ってる?」

八期「えっ?性格の悪い人気者!」

葉月「相変わらずだな!」

八期「あれ?話したっけ?」

葉月「『やべっ、これは金の時だ!』近くで聞いてたんだよ!練習の時とか丸聞こえだったぞ!お前常に言葉にするから!」

八期「そう言えばそうだね」

葉月『何とか誤魔化せた!コイツ独り言多いからな・・・』

八期「でも、生徒会を一緒にやってからは違うな!」

葉月「えっ?」

八期「的を射てると言うか、僕の心配事を引っくり返してくれる、そうでなくても僕が納得出来る案を出してくれる」

葉月『そうそう!』

八期「まあ、零ちゃんやまっちゃんと比べたらまだまだだけどね!」

葉月「そんなのと一緒にするな!」

八期「あっ!輪ゴム鉄砲だ!」

葉月「いっちょやってくか?」

八期「良いよ!勝負だ!」

葉月「何掛ける?」

八期「賭け事無し!」

葉月「なんだよ!乗り悪いな!」

パン!

パン!

葉月「芹を好きに成るとかあるか?」

八期「多分無いと思うよ!零ちゃんとか希お姉ちゃんとかの方が魅力あるし、優しいし!」

パン!

葉月「希なんて過保護で甘やかしてるだけだろ?」

パン!

八期「うん、だからあり得ない恋だと思ってるよ」

葉月「えっ?」

パン!

八期「お父さんやお母さんに言われた!『希お姉ちゃんはあんたの好きなことに付き合ってくれてるだけだ!』、『そんなだらしない男を本気で好きに成る女の人は居ない』って!」

パン!

葉月「ふーん『幼馴染みでも、上手く行かないのはこう言うことなのか・・・』」

パン!

八期「零ちゃんも同じ理由!」

葉月「えっ?」

八期「『男なのに助けてもらってばかりで、情けない!そんなカッコ悪い男を好きに成る女の子は居ない』って!だから零ちゃんも希お姉ちゃんも僕の事は嫌々付き合ってくれてるだけだと思ってる」

葉月『成る程コイツの恋愛不審は親の影響なのか・・・』

八期「それに、最近は結婚詐欺とか良く聞くし、嘘告白のドッキリも受けた!」

パン!

八期「だから、僕を好きに成る女子は居ない!」

葉月「そんなの分かんねーだろ!もし告白されたら?」

八期「信じられない!だって僕なんか好きに成る人なんて物好きだよ!」

葉月「逆にお前が好きな人居るならどうするんだ?」

パン!

八期「告白するよ、いつに成るかは分からないけど・・・」

葉月「そうか!それは良かった!」

パン!

八期「えっ?」

葉月「お前と恋人に成るにはこっちから告白を待てば良いって話だろ!芹に伝えておくよ!」

八期「伝えても意味ないと思うよ!」

パン!

八期「選ぶつもり無いから!」

葉月「これは興味本位だが、お前は私の事どう思ってる?」

パン!

八期「今日会うまでは話しにくい人って思ってたけど、今は話しやすいかな?」

葉月「ふーん、もし今後も話し掛けるか?」

八期「勿論!」

葉月「そうか!じゃあ、私が相談相手に成っても良いんだぜ!」

八期「えっ?」

葉月「お前、女心分かってなさそうだからな!告白する時はその言葉のアドバイスとかしてやるぜ!」

八期「分かりました!ありがとうございます!」

パン!

葉月「おっ、これで最後か?」

八期「よし!」

パン!

結果
葉月「フッ、私の勝ちだな!」

八期「的の当てた数は僕が多いのに!」

葉月「最初に当てた奴がべらぼうに点数高かったからな!」

八期「なんかずるい!」

葉月「観察力の問題だよ!『しかし、今日は良い情報を本人から聞けたな!芹、コイツを落とすのは至難の技だぜ!』」

茨「金さん?」

葉月「あっ!茨会長!あっ!その名前は今は・・・」

茨「何、姫を差し置いて王子とデートしてるのですか!」

葉月「いや、まず私は本名伏せてて・・・、ってあれ?八期はどこ行った?まあ、いっか!」

茨「良くありませんわ!教室に帰って尋問致しますよ!」

葉月「止めて!」

Re: ナンバーズ8 ( No.368 )
日時: 2024/01/26 22:26
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

366話・文化祭デート(最終日・サポートヒロイン)

葉月と別れて・・・

八期「さーて、そろそろお昼の時間で、その後ライブだったな!研究部→選抜組→同好会の順だった筈・・・」

結「八期先輩、じゃなくて八期お兄さん!」

八期「あっ!結ちゃんじゃん!どうしたの?」

結「実はヨッシーがお兄さんに用がありまして・・・」

八期「よしちゃんが見当たらないけど?」

結「何を言ってるのですか!私の後ろに・・・、あれ?」

一方の平江
平江「まったく、結のお節介焼き!」←結が
八期の方向を見てる隙に腕を振り払って逃げた

結「あれ?もう結はナーバスなんだから!」

八期「これ、まっちゃんが見ると『いきなり好きな人に会わせるのはどうかと思う』って言うよ!」

結「えっ?」

八期「いくら好きでも、人の力で仲良くなりたくはないってこと!例えば、ライブチケット!その好きな人自ら貰うよりも正規のルートで手にしたチケットの方が価値あるよね?」

結「まあ、それはそうですね」

八期「それに告白1つで自分のタイミングとか言う人も居るからな・・・」

結「それは誤魔化してるだけですよ!」

八期「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」

結「仮にお兄さんだったら?」

八期「『ここしかない!』って思って告白するかな?」

結「そうですか」

八期「そう言えばメンバーで一緒に回ってないのはもう結ちゃんだけだったね!」

結「LGBTメンバーは?」

八期「ちょくちょく一緒に居たよ!あれ?渚との思い出が思い出せないなあ」

結「多分、一緒に居なかったんですよ!」

八期「まあまあ、体育館行くついでに一緒に回ろう!」

結「仕方無いですね、良いですよ!『そうだ!何なら先輩の好きなタイプ聞いてみよう!』お兄さんってどんなタイプの女子が好きなんですか?」

八期「まあ、僕はこの通り何が出来るか自分でも分からない無能だからね」

結「自分で言うんですね」

八期「自分で自分の事を無能って言って悪いことある?他人にとっては何一つ関係無いんだから!」

結「そうでなく、よく言えるなって」

八期「回りと言うか親から言われてるからね!何が出来るのかどうか分からないし!」

結「それで好きなタイプは?」

八期「やっぱり支えてくれる人になるのかな?メチャクチャ頼ることに成るけどね」

結「他には?家事とか何が出来るとか?」

八期「掃除と料理が出来るなら!」

結「他にこれは絶対だって要素は?」

八期「う~んあんまり思い付かないな、いや待ってたしか・・・」

結「無理に思い出さなくても・・・」

八期「何て言えば良いか分からないんだけど、あんまり買い物して欲しくないんだよな・・・」

結「それはどういう意味ですか?」

八期「ほら、テレビでやってるじゃん!買い物依存って!」

結「ああ!私も聞いたことありますよ!」

八期「だから、他人に自慢するが為に鞄とか服とか買って欲しくないんだよね!」

結「えっ?家で裸で居ろって言うんですか?」

八期「そうじゃなくて、高いものばかりに掛けるのではなく安くても使えるものを買って欲しいって言うか・・・」

結「実用主義ってことですね!」

八期「そうそう!」

結「でも、お兄さんってアニメ好きでは?」

八期「僕は本当に欲しい物しか買わないよ!本体メチャクチャ高いし!それに何に使うかって話でもあるし!」

結「鑑賞は嫌いですか?」

八期「そうだね、ただ見るだけのものにお金を使うのは勿体無い!せめて触って、抱き締めて、幸せを感じられる人形が1体あれば十分!」

結「キーホルダーとかは?」

八期「組み合わせ相談とか出来たらなって!」

結「それはどう言うことですか?」

八期「ほら、アクションとかヒーローとかを使って自分の中のドリームチームを作ったりとかさあ!」

結「成る程!」

八期「紙に書いてもノートや芯の無駄だし、かといって置いていてもそのうち飽きて忘れて見ることすらなくなるし!」

結「キーホルダーなら手に持って出せるかつ字や言葉でなくても伝わるからうってつけなんですね?」

八期「そう言うこと!あっ!丁度お昼だし何か奢るよ!」

結「えっ?良いですよ!」

八期「遠慮しなくて良いから!」

うどん屋
結「狐が好きなんですか?」

八期「まあ、うどんじゃなくこの狐が好きだから!」

結「ただのお揚げですよ!」

八期「ご飯でも合ったら変わってるんだけどな・・・」

結「えっ?」

八期「白ご飯があったら、入れて猫まんまか雑炊みたいにして食べてた!」

結「それ家では行儀が悪いって止められますよ!」

八期「家でも止められるよ」

結「ではなぜ?」

八期「見てないからってのもあるけど美味しいから!」

結「美味しければなんでも良いんですか?」

八期「だって変わった食べ方位芸能人だってやってるし、それに新作料理だって、常識を覆さない限り出来っこ無い!」

結「それはそうですが・・・、お兄さんは汚い食べ方とか文句は?」

八期「自分が同じような事してたら『あるある』で流すかな?変わった食べ方してる時は無視するね!それにお店が薦める食べ方かもしれないしね!」

結「分かってないだけですか?」

八期「だって正解がないんだもん!」

食べ終わり

結「ご馳走さまでした!」

八期「どういたしまして」

結「そう言えば何で私なんかに奢ったりなんか?」

八期「『そうした方が格好いい』って言われたから!」

結「はい?」

八期「お母さんとか一お姉ちゃんに二お兄ちゃん!希お姉ちゃんとかから言われたんだよね!」

結「はあ?!」

八期「『貰ってばかりは失礼』だとか、『たまには誰かに買ってあげたら』とか、『そう言う男は格好いい』とか言われて、まあ、8のメンバーにはわがままとか、感謝とか色々あったから、一度してみたかったってところかな?」

結「クスッ」

八期「何?」

結「お兄さんってバカですね!」

八期「はあ?!」

結「そう言うのは黙って然り気無くやるものですよ!」

八期「それでも、人に教えてやってることだよ!自然じゃないからこそ打ち明けたんだよ」

結「えっ?」

八期「何回か然り気無くやって、無視されたり、『下心がある』って言われたことあるから!」

結「そうですか、でも私は嫌いじゃないですね」

八期「えっ?」

結「それにお兄さんと食事食べ物に関係なく、楽しかったですよ!」

八期「そう?」

結「いつもの2倍!美味しいと感じましたから!」

八期「それは良かった!それにその言葉も嬉しいよ!」

結「えっ?」

八期「奢る人はこう言う感謝の言葉を聞いて、『また行こう』って成るんだ成って!」

結「まあ、奢られる方は『この人はいつも奢ってくれる』と味をしめる場合もありますけどね」

八期「そこに余裕無いからな・・・」

結「ダメですね、そんな人だと思えば奢りませんよ!」

八期「えっ?」

結「本当に奢るのは頑張った人だけですから!それに奢ると言う行為は人に渡すと言うこと、期待か感謝の現れですよ!」

八期「そっか!じゃあ僕は一生無理だ!」

結「って頑張って下さい!ってかお兄さんが奢ると言う選択は?」

八期「お金が怖いし、今そんな余裕無い!」

結「大人に成ってからの話ですよ!」

結『6つ年上の先輩、最初はこの人の事は何にも感じなかった。でも平江が助けて貰って好きに成ったと聞いた時は呆れたが恋に理由はないと思い応援する立場に!
  それに絶対命令を使うと言われた時も最初は驚いたが、実際目にしてみると、この人はほとんど自分の為には使わず、ここぞの時こそ人の為に使う。
  平江がこの人の事を信じる気持ちも今なら分かる。
  この先輩可愛い、守ってあげたいと言うか私が支えてあげたい!もしかして平江もこんな気持ちだったのかな?』

八期「結ちゃんって平江ちゃんと本当に仲良しだね!」

結「はい、幼馴染みなんです!」

八期「幼馴染みか、僕も希お姉ちゃんとは幼馴染みだからなあ、どんな関係だったの?」

結「私が気弱な平江を引っ張ってた感じです!いわゆる世話を焼くタイプでした」

八期「そうなんだ!希お姉ちゃんも毎回僕の世話とかしてくれて!」

結『あっ!私って世話を焼くのが好きなのかも!』

八期「2人見てるといつも2人一緒に居るよね?」

結「へ、変ですか?」

八期「いや、お互いを信頼している掛け替えの無い存在と主張してるように見えるよ!一心同体のね!」

結「『あっ!私ってもしかして変わった子なのかも?』お兄さん、同性愛ってどう思いますか?」

八期「う~ん、僕は男だからなあ、男の同性愛は受け入れられないが、女の同性愛は友情の延長線って感じで好きかな!」

結「えっ?」

八期「端から見たら姉妹って感じもするし、普通に一緒に過ごしていても違和感がない、これは多分差別発言だと思うけど・・・」

結「では、グループ内で女の同性愛者が居ても嫌には成らないと?」

八期「そうだね、多分楽しむだろうな!出来れば3組くらい居てくれた方が面白いけど!」

結「そうですか!」

八期「もしかして?」

結「片想いですよ!」

八期「あっ!そう!分かった詮索しない方が良いよね・・・」

結『なんでそんなに優しいんですか?私はあなたの事を諦めたいのに、親友が大好きで、かつあなたのことも大好きだなんて・・・、しかもその好きな人が』

平江「あっ!八期お兄さんに結!もうすぐ時間だよ!」

結『親友の好きな人だなんて!』

Re: ナンバーズ8 ( No.369 )
日時: 2024/01/29 22:52
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

367話・1日遅れの後夜祭!成就の噂が本当に!
土曜日の夕方
零「何とか、今日後夜祭を迎えられましたね!」

香「昨日は白木さんが倒れて、花火どころじゃなかったから、まあ、八期が被害に合って延期するパターンではないけどね!」

零「確かにその通りだ!」

香「それで零?あなたどうするつもり?」

零「な、何ですか?」

香「惚けなくても良いのよ!あんた八期の事好きなんでしょ!」

零「そ、それは・・・(色々合って先生にバレたんだよな、まあ、バレてない方がおかしいか)」

香「花火はロマンチックな感じを出すのと、楽しめる時間を意味して7時に上がるけど、どうするの?」

零「いや、そう言うのはまだですよ!」

香「あらそうなの!マラソン大会の御褒美にキスしたあんたが?」

零「思い出させないで!恥ずかしい!」

香「でも、ナンバーズ8のメンバーもこのチャンスは黙ってない筈よ!」

零「それはどう言うことですか?」

香「私が見るに、ほとんどのメンバーは八期の事が好きだと思うのよね!」

零「ああ、青奈ちゃんや平江ちゃんですよね?あの2人は分かりやすくて隠す気あるのやら?」

香「八姫に芹、町子に希!子に愛海にグレーテル!皆八期を狙う筈よ!」

零「ブー!そんなにって愛海ちゃんも!あと希お姉さんって本気だったの!」

香「なんだと思ったのよ!」

零「だって、八君の態度見ててもそんなにって感じだからからかってるのかと・・・」

香「いや、あれは恋する乙女と言うよりは、完全なショタコンの目ね!」

零「と言うと?」

香「昔から一緒に過ごせば、思い出が沢山残り、自分を意識する!そしてその男の子が成人した時を狙って、本当に成就する!計画的結婚よ!」

零「希お姉さん、そこまでして八君が好きなんですか?」

香「いや、希のお母さんもここの教師だからちょっと聞いてみたのよ!そしたら『冗談かもしれないけど、希は昔から八期君を可愛がって、まるで自分の弟、いや息子のように育ててきた感じにいつも一緒に居る』ってね!」

零「なんて執念!」

香「希はきっと、八期を自分の理想の彼氏にするために一緒に過ごしてきたに違いないわ!そんな人間が絶好のチャンスを逃す筈がない!」

零「確かに!しかも、八君は希お姉さんだけにはメチャクチャ心開いてるから・・・」

香「どんな感じ?」

零「ちょっとエッチな話をするくらいには・・・、私や他の人だと顔赤くして話そうとしないし!」

香「幼馴染みって怖いわね!」

零「でも、今日は八君の絶対命令で、チームの解散阻止の為に皆で手を繋ぐ約束の筈なんだけど・・・」

香「むしろそれを逆手にとって、後ろから八期の唇を狙う人が沢山居る筈よ!花火の打ち上げ5分前、いや2分前を狙って!あんたも頑張りなさいよ!」

零「えっ?はい・・・」

香「私も頑張るから!」

零「はい?先生も狙うんですか?」

香「八期とは別よ!」

零「先生既婚者じゃ?」

香「未亡人でね!旦那は今雲の上よ!」

零「あっそうですか・・・」

香「良いとこ取っておきなさいよ!あとメンバーは誰も信じない方が良いわ!」

零「はっ、はい!」

一方
青奈「ついにこの時が来たわ!待ってなさい八期!あんたの唇を奪うのは私よ!」

愛海「何に燃えてるのさ?」

青奈「恋は戦争なのよ!」

愛海「今日は、グループ解散阻止の祈願として皆で手を繋ぐ約束だったでしょ!」

青奈「そんなの無視よ!無視!絶対八期を私の物にして女の魅力を感じさせてやるんだから!」

愛海『まあ、青奈はこういう人だよね!迂闊に手も出せないよ!まあ、どこに隠れるかだけは知ってるから私はその逆を取らせてもらうだけよ!』

子「はるにゃ!あゆゆ!」

青奈「何?偵察?」

子「どう言うこと?」

青奈「あんたも八期の唇を狙うために、私達の待避場所を聞きに来たんでしょ!そうは行かないわよ!」

グレーテル「何言ってんだ?解散阻止成就の為に皆手を繋ぐんだろう!」

子「そうだよ!」

町子「せめて、狙うのは手だけにして欲しいわ!」

青奈「なんだよ!私は知ってんだよ!お前らも八期の事好きだってな!」

子「ええっ?私はそんなことは・・・」

町子「好きだろうね!」

グレーテル「人としてな、アイツが居なきゃこんなことやってないよ!」

子「そ、そうよ、私も人として・・・」

愛海「ちーちゃん怪しかったよ!取り乱してなかった?」

子「人として、人としてだから!」

一方
芹「はあー、遂にこの時が来ちゃったわね・・・」

葉月(金)「何ならサポートしてやったって良いぞ!」

芹「良いわよ!こう言うのは自分の力でやらないと意味ないから!」

葉月(金)「八期を好きなことは認めるんだな!」

芹「もうバレてるも同然だから!そんなことより私のイメージも払拭するために、ちょっと仲悪くても、キスさへすれば・・・、それより変なことしないでよね!」

葉月(金)「勿論、邪魔するつもりはない」

芹「そうじゃなくて、無理矢理やらせるのは止めてって話よ!」

葉月(金)「お前みたいなヘタレが自分から行けるのか?」

芹「やるわよ!自分から行ってやるわよ!」

その陰
八姫『芹も狙ってる!状況は私が有利だけど、キスなんてされたら・・・』

希「何やってるの?」

八姫「わあ!希お姉さん!」

希「ははーん、さては後夜祭のキスを狙ってるな!」

八姫「別に!許嫁だけど、ちょっとでも距離近付けるだけの話だし!別にアイツの事なんか好きでもなんでもないし!」

希「じゃあ、お姉さんが取って良いんだ!今日はまだキスしてないからな!」

八姫「ダメです!お姉さんがやったらその時点で試合終了じゃないですか!」

希「でも八姫ちゃんは八君の事何も思って無いんでしょ!だったら良いじゃん!じゃあね!」

八姫「クー!あのラスボス!こうなったら・・・」

芹「八姫?」

八姫「芹!」

芹「な、何?」

八姫「同盟を組みましょう!」

芹「えっ?同盟?」

八姫「青奈と希だけにはアイツを渡したくない!だから、2人でどちらかを止めるかつき倒すかして、後は勝負よ!」

芹「えっ?私がアイツの事を好きって?」

八姫「さっきそこで聞いた!」

芹「NOーーーーー!」

一方
結「さあ、平江!作戦会議だよ!」

平江「結!あんな先輩達相手に勝てっこないよ!」

結「だから、作戦立てるんでしょ!」

平江「でも・・・」

結「兎に角、集合場所で1番隠れやすくすぐに飛び出せる場所に行こう!そしてタイミング良く突っ走る!いいね?」

平江『それが難しいんだよ!』

一方
金「皆、どこ行ったんだ?男子達も見当たらないし!」

渚「金ちゃん!」

金「あっ、渚ちゃん!他の皆は?」

渚「皆バラバラだよ!それより後夜祭のキスどうする?」

金「私は自慢の足があるから、タイミング次第かな?皆それで各々隠れてるってところかな?」

渚「私も参加した方が良いのかな?」

金「同性でも結ばれるから渚ちゃんが結ばれては行けない法律ないんだから良いんじゃない?」

恵「元男の私でもか?」

金「可能じゃない?」

歩「見た目女みたいな男の子でも?」

金「大丈夫じゃない?今はそう言うの縛られてないからって、なんか増えてる!」

ヘンゼル「普通の男でもか?」

金「あんたはフラれるだろう!」

理珠「アンドロイドでもですか?」

金「知らないよ!そして皆どこから来たの?」

渚「あれ?」

恵「どうした?」

渚「今、八期らしき人が女の子と一緒に歩いてたような?」

理珠「追い掛けましょう!」

集合場所(花火が上がる1時間前)
八期「やっぱりここが良いね!」

希「そうだよね!なんたって階段に座って花火見れるもの!ねえ?」

8メンバー『その手があった!流石幼馴染み!』

谷川先生「ハイハイ、ここは道だから座らない!」

希「は~い、シート持ってきたからあっちの草の上で寝っ転がって見ない?」

八期「良いね!それが良い!」

8メンバー『羨ましい!』

一方のレインボーヒロインズ
夢「良い場所取れたね!」

紫「さあさあ、後は青香ちゃんを呼ぶだけだ!」

蓮「何勝手に入れようとしてるの!」

青香「あっ、お姉ちゃん!レインボーの人達も!」

赤音「ああ、出来るのであれば、蓮さんと同じグループに成りたい!」

藍香「何バカなこと言ってる!」

桃夏「そんなに私達とやるのが嫌?」

赤音「いやいや、少しでも良いので入ってもらうんですよ!うちのグループに!」

紫子「私達選抜組ですよ!」

赤音「でも何かの都合で・・・」

水美「私達を解散させないで!」

愛『あっ!あれは八期先輩!そうだ!昨日のお礼に・・・』

エル「皆!たこ焼き買ってきたよ!」

奈々「焼きそばもどうですか?今日限定で本場の店員さんが焼いてくれたものです!」

明「うちの店も来ててさ、アイアイも食べる?あれ?」

杏「愛ちゃん?愛ちゃん!ん?あれは!」

朝「亜利紗、何するつもり?」

亜利紗「後夜祭の花火のキスの話あるでしょ?」

朝「うん、そうだね?まさか僕と?」

亜利紗「違うわよ!生徒会長よ!」

朝「どうするつもり?」

亜利紗「恋愛成就はたとえ、全く接点が無くても、最初から好きじゃなくても叶えられるんだから、今既成事実を作れば、生徒会長は私の物!そして生徒会長は私の財布になるのよ!ハッハッハ!」

杏『なんて酷い子!あんな子に八期君の唇を奪わせない!』

明『杏?どこに行くんだろ?』

花火打ち上げ15分前

夢「はあ?杏と明ちゃんと愛ちゃんが居なくなった!」

蓮「あの3人どこ行っちゃったのよ!」

奈々「多分ですが、そう遠くに行ってない筈です!」

エル「手分けして探す?」

恵梨香「それだと全員集まりませんよ!」

結菜「皆さん、どうかされたんですか?」

奈々「結菜さん、杏さんと明さんと愛さん見ませんでした?」

夢「1人だけでも見たって言うなら教えて!」

結菜「そう言えば、あっちの階段で杏さんらしき人物が居たような・・・」

蓮「じゃあ、階段付近を探しましょう!」

奈々「結菜さんも付いてきて下さい!」

結菜「私も?」

夢「同じスクールアイドルの仲間じゃん!」

結菜「いや、まだ正式には・・・」

一方
亜利紗「さあ、放送が流れた辺りから動くわよ!」

朝「僕が参加する理由ある?」

亜利紗「突然、邪魔が入ってくるかも知れないじゃない!」

朝「あるかな?そんなこと・・・」

一方
希『たしか残り1分からカウントダウンするからな・・・、10秒毎に準備していきましょうか!』

そして花火打ち上げ2分前

放送「さあ、皆さん!花火打ち上げまで2分を切りました!1発目がうち上がった瞬間に一緒に居た人は結ばれると言われていますが、キスをするとほぼ一生です!ですが、これは恋人だけではありません!家族、親戚、友達、3人以上のグループならば手を繋いでもOK!漫才やアイドルグループと言ったチームで活躍するお仕事を体の限界まで解散しないと言われています!さあ、間も無く1分前です!カウントダウンをして行きましょう!」

全員「60、59、58、57、56、55、54、53、52、51
   50、49、48、47、46、45、44、43、42、41」

零『ここだ!』

芹『あれは零!』

結『ヨッシー!今行かないと!』

平江『えっ?』

全員「40、39、38、37、36、35、34、33、32、31、
30、29、28、27、26、25、24、23、22、21」

八姫『今よ!』

青奈『させるか!』

子『青奈を止める!』

愛海『ここなら・・・』

ヘンゼル『男だろうと関係ない!』

全員「20、19、18、17、16、15、14、13、12、11」

グレーテル『させるか!』

金『キスは私が!』

葉月『芹を援護だ!』

理珠『私だって!』

渚『うちも!』

恵『性別なんか関係ない!』

全員「10!」

愛『八期先輩!』

全員「9!」

亜利紗『会長の唇ゲットよ!』

全員「8!」

杏『亜利紗に取られるくらいなら私が!』

全員「7!」

朝『なんで僕まで?』←引っ張られてる

全員「6!」

明『あっ!杏にアイアイ!』

全員「5!」

奈々『あっ!3人を見付けました!』

全員「4!」

歩『八期、見つけた!』

全員「3!」

町子『八期君!』

全員「2!」

秀喜『あっ!皆見つけた!』

全員「1!」

希『これで八君は私の・・・』

ゴチン!

8メンバー「痛い!」

ゴロゴロゴロゴロ・・・

零「もう何なのさ!」

希「それはこっちの台詞よ!後もう少しでキスできたのに!」

青奈「やっぱり1人抜け駆けを!」

子「青奈が言う?」

愛海「ちーちゃんも同じじゃない?」

子「私は八姫ちゃんのサポートよ!」

葉月「おい!同好会のメンバーも紛れ込んでるぞ!」

亜利紗「お姉ちゃん?」

杏「私は愛ちゃんを探しに・・・」

愛「あれ?私どうしたんだ?」

明「2人ともなんでここに?しかも奈々っちまで居るし・・・」

奈々「なんか私まで巻き込まれました!」

町子「皆大丈夫?」

グレーテル「なんとかな!」

金「やっぱり悪いことはするものじゃありませんね!」

渚「そうだね!」

ヘンゼル「それより花火どうなったんだよ?」

ピンポンパンポーン!

放送「皆様に大変お詫び申し上げます!先程の花火ですが、不発でしたので再度やり直します!」

全員「マジかよ!でもよかった!」

平江「皆さん、不発だったそうですよ!」

結「ヨッシー立てる?」

平江「結ちゃんありがとう!」

杏「愛ちゃん!」

愛「ありがとう・・・」

杏「あっと!」

八期「杏ちゃん手貸すよ!」

杏「あっ!ありがとう」

希「こっちの手はお姉さんとだね!」

芹「薺、立てる?」

奈々「ごめん、お姉ちゃん」

葉月「私も手を貸すぞ!」

理珠「私の手に捕まって下さい」

奈々「理珠さんもありがとう」

グレーテル「理珠、俺の手!」

理珠「はい!」

ヘンゼル「おおーい、愛しの妹よ!」

グレーテル「仕方ねーな!」

秀喜「皆立てるか?」

子「秀喜君もありがとうね!」

渚「八姫ちゃん!」

八姫「はい!」

金「八姫ちゃん!」

八姫「仕方無いな!」

金「青奈さん!ふて腐れないで下さい!」

恵「歩!」

歩「うん!希さん!」

希「はい!」

零「愛ちゃん!」

愛「岡田先輩!」

零「あなた達も大丈夫?」

朝「僕は大丈夫です!」

亜利紗「酷い目に遭った!」

町子「結ちゃん達!こっちだよ!」

ヒュー!ドーン!

ナンバーズ8「えっ?」

八期「今、上がったよね?」

希「確かに、見たよ!」

秀喜「マジかよ!」

杏「ねえ?今どうなってる?」

全員「えっ?」

秀喜→子→金→葉月→芹→薺→理珠→グレーテル→ヘンゼル→青奈→金→八姫→渚→恵→歩→希→八期→杏→愛→零→朝→亜利紗→町子→結→平江         ↑
                     明

八期「このメンバーで手を繋いでるってことは?」

希「もしかして私達で1つのチームってこと?」

明「あの、私はどうなるんだろ?杏とアイアイを後ろから抱き締めてるんだけど・・・」

後夜祭の1発目の花火が上がった時、唇を交わした2人は結ばれる。
そして手を繋いでいた人達全員がグループとなり、
体の限界まで解散することはない。
この都市伝説は本当だったことをこの時の僕らは知らない。
まさか、あんな事件にまで発展した挙げ句、同好会から1人だけ強制学校に飛ばされる事案が起きるなど!

Re: ナンバーズ8 ( No.370 )
日時: 2024/02/04 21:38
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

368話・絶対命令の欠点
文化祭が終わったある日の生徒会
八期「う~ん・・・」←相変わらず計算中

秀喜「電卓使えよ!便利だろ?」

零「あんまり電卓頼みでも意味ないよ!自分で解く力を削ぐだけでなく、押し間違いに気付けなかったりするし・・・」

トントン

ガラガラ

女子A「失礼します!」

芹「あら?あなたは吹奏楽部の・・・」

女子A「あの、私が頼んだ楽器はまだ届いてませんか?」

芹「楽器?」

女子A「学校の備品だからって、生徒会を通して修理に出すようにって先輩に言われて・・・」

芹「楽器?ねえ、誰か知らない?」

秀喜「もしかしてあれの事か?」

女子A「はい!それです!」

吹いてみるも音がおかしい

女子A「全然治ってないじゃないですか!本番明日ですよ!」

芹「ごめんなさい、ねえこの子を担当したの誰?」

薺「あっ!わ、私だ・・・」

芹「薺!何でそのままにしてたのよ!」

薺「別の仕事中に呼ばれて対応して、しかもその仕事の期限が明日だったから・・・」

女子A「どうしてくれるんですか!」

薺「本当にごめんなさい!あれ?でも私それを会長に言った筈ですよ!」

八期「えっ?聞いてないよ!知らないよ!楽器の修理自体初めて聞いた!」

薺「そんな筈無いですよ!私は確かにあなたに処理するように言いましたよ!」

八期「そんな事聞いた覚えないし!」

薺「嘘ですよ!私は会長に頼みました!」

女子A「そんな事より私はどうすれば良いんですか?」

薺「ええっと・・・」

ガラガラ

理「ちょっと、誰?部費の希望予算の紙を承認ボックスに入れた人!もう少しで去年の二の舞起きてたわよ!」

芹「たしかそれは八期の担当だから、八期に渡したわよね?」

八期「えっ?知らないよ!」

秀喜「そんな筈無いだろ!生徒会長の机の上に置いたのを俺も見たぞ!」

八期「いや、そこまでは覚えてるんだよ!だけど、いつの間にか無くなってたんだ!」

留「どんな理由ですか!妖精が出てくるわけでも、紙が自分でトコトコ歩くわけでもあるまいし・・・」

理珠「私それを取った人見ましたよ!」

全員「えっ?」

理珠「あの時は八期が忙しそうにしてたので、時間掛かるならって薺さんが持っていきましたよ!」

芹「薺!」

薺「ご、ごめんなさい!」

理「もう、私が気付いたから良かったものの・・・、もしそのまま行ってたら、去年の騒動処じゃないわよ!」

ガラガラ

香「八期!この計算間違ってたわよ!」

八期「どれですか?」

香「ここよ!」

八期「先生、これ初めて見たんですけど!」

香「えっ?」

零「それに間違え方から見て八君ではないと思います」

芹「あっ!この間違い方は薺だわ!多分、また普通の電卓頼みで計算したから、しかも先に四捨五入もして・・・」

ガラガラ

栞「ねえ?これって昨日提出する資料じゃなかったっけ?」

理・香「えっ?ああっ!」

秀喜「何ですかそれは?」

芹「いやいや、聞いてないわよ!」

葉月「むしろ私も初めて見たわ!」

香「ねえ?これを受け取ったのは?」

薺「わ、私です・・・」←引き出しから出す

理「嘘でしょ!」

薺「すみません、仕事が立て込んでいて、部活やら宿題やらに頭が行ってしまって、言いそびれてしまいました!」

秀喜「おい、薺!」

芹「しっかりしてよ!どうしちゃったの?」

留「仕方ないんじゃないですか?薺は会計兼会長代理ですよ!考えることが多いんですから!」

葉月「余裕が無いって事か!」

歩「なんか仕方ないってところあるね!」

金「取り敢えず何とかしないと!」

零「兎に角、今どうするか考えなきゃ!」

薺「どうしましょう会長?」

八期「はあ?自分で何とかしろよ!」

全員「えっ?」

八期「全部お前がやったことだろう!自分で何とかしろよ!」

芹「あんたなんて薄情者なの!少しは助けてあげなさいよ!」

八期「助ける?こいつを?」

香「八期、生徒会はチームなの!」

理「そうよ!それに社会ではたとえ自分が関わってない事でも監督責任と言うものを取られるの!だからどんな理由があろうと部下や後輩の失敗は上司や先輩と言った指導者の責任よ!」

八期「意味分かんない」

理「いや、上に立つものが頼む、そうするように指示・指導をするのだから!」

八期「僕は指示してませんが?」

零「あっ!」

理「指示してなくても・・・」

零「伯母さん!これは絶対命令の致命的欠点です!」

香「致命的欠点?」

理「どう言うこと零?」

零「絶対命令は責任を取るのを避ける無能が1番適正があり、かつ無能が絶対命令を使うと有能と同じ環境となって何ら変わりはないと思っていましたが、ここに来て1番の弱点が露に成りました!」

香「それはなんなの?」

零「絶対命令最大の弱点は無責任です!」

秀喜「無責任?」

芹「どう言うことなの?」

零「去年を思い出して下さい!なぜ八君は美術部に謝らず、部費を投げたと思います?」

葉月「あれはたしか・・・」

芹「人の失敗を押し付けられたからじゃなかったっけ?」

秀喜「あっ!他の役員が普段から無能扱いしてたから!」

零「秀喜君、大正解!今回の事もそうです!薺ちゃんは八君を普段から頼ってません!むしろ、自分の方が出来ると思ってます!」

芹「言われてみれば・・・」

零「ですから、普段から自分の事を頼りにしてない、相談もしないのに、大失敗した時だけ頼る!それは責任を押し付けられてるのと同じなんです!」

理「でも・・・」

零「その証拠に、彼女は八君が頼んでもない仕事を勝手にやっています!それで失敗したのならフォローする理由もありません!だって勝手にやって勝手に失敗した自分勝手なのですから!良いんですか?自分の知らない仕事を勝手に自分の責任にされる!それで人が死んでみて下さいよ!
  何をどう責任取れと言うのですか?」

香「成る程ね、自分に置き換えたら確かにそういいたくも成るわ!八期は責任どころか対策1つ思い浮かべないから」

芹「かといって、どうするんですか?」

香「そんなの簡単よ!社会人のマナーほうれんそうよ!」

全員「ほうれんそう?」

香「薺は八期に報告・連絡・相談を怠ったから今こうなった!」

薺「でも、仮にそれをやっても変わらないのでは?」

香「変わるわよ!」

薺「えっ?」

香「あなたはどっちもどっちって思ったかもしれないけど、報告・連絡・相談をしておけば、少なくとも八期は自分にも非がある事は認めるわ!少なくともあなただけを見捨てることはしない!そうよね?」

八期「そりゃ、聞いてたら僕にも責任ありますし・・・」

零「後薺ちゃん、頭ごなしに突っ掛かるやり方は間違ってる!」

薺「えっ?」

零「『言った』『言ってない』じゃなく、その時の対応の一部始終を手順のように話せば、優しく対応してくれるよ!」

芹「たしか、私も居た筈なんだよね・・・、トランペット渡してたよね?」

八期「まあ、実際あるし」

芹「そんときあんたは計算の仕事してたわよね?」

八期「勿論」

芹「その最中に修理代金の請求書を書いてもらうように薺が頼んだ筈よ!」

八期「あっ、思い出した!頼まれ的、直ぐ終わる仕事だったから・・・、たしか、貼ったら後は業者が来るから置いておいてって・・・」

薺「えっ?言ってました?そんな事!」

八期「言ってたよ!星田先生が!生徒会入り立ての時に」

香「えっ?そんな話したっけ?」

八期「言ってましたよ!『修理するものは請求書貼ったら後は棚の上に置いて待つだけって!』」

香「あっ!忘れてた!修理品の管理方法変わったことを伝えるの!」

薺「先生!」

理「でも、それは去年までの話よ!」

香「理事長、彼は最初に教えたものをこれからもやると認識するので・・・」

芹「でも、先生八期の前で言ってませんでした?」

秀喜「言ってた筈だぞ」

香「1回だけね!多分その日だけって認識の筈よ!」

八期「だって、先生『これからは』って言ってなかったからその日だけなのかと!」

香「ごめん!私の親戚の貸してあげるから!」

理「そういう問題じゃないでしょ!管楽器なら私も少しかじってたから私のを貸してあげるわ!」

女子A「すみません、ありがとうございます!」

香「取り敢えず、社会人のマナー『報告・連絡・相談』は絶対命令である時こそ重要ね!」

全員「はい!」

絶対命令だからこそ社会人のマナー、
『報告・連絡・相談』の大切さを身に染みた生徒会一同であった。


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