二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.138 )
日時: 2021/07/18 22:38
名前: いくちゃん (ID: cFBA8MLZ)

136話・茨の身辺調査
部室
零「今日も練習楽しみだね!」

芹「そうね・・・」

平江「楽しくないんですか?」

芹「ほら、私ってただの体験入部じゃない!だから自らの意思じゃないから・・・」

グレーテル「そうでなくてもやつでいったらいつの間にか楽しくなるんじゃねーの?」

町子「そうそう!1番活動を否定する人ほど結局入っちゃうものだって八期君言ってたよ!」

芹「そんなミイラ取りがミイラになりませんよ!」

愛海「どうだか!2か月後が楽しみね」

廊下
茨「会長は今日も練習中と!」

葉月「何やってるの?」

茨「身辺調査です!会長は松本八期の事が好きだそうで、代わりに私達でその彼が会長にふさわしい存在かどうかを調べつつ、会長がどうやれば他のライバルが出てきても勝てるかを調べてるのです!」

葉月「下手したらストーカーだよ!」

茨「大丈夫!私達の会はいつどこで見ているのか分からないほど規模が大きいので!」

葉月「怖!私は生徒会室に戻ってるからな!」

茨「はい!ここは私1人で大丈夫ですので!」

希「へー、八期君の身辺調査してるんだ!」

茨「ああ、これは内緒のことで・・・、わあ!」

希「そういうの犯罪じゃないかしら?」

茨「ひー!命ばかりはお助けを!」

希「私を何だと思ってるのよ!ちょっと移動しない?」

茨「はい・・・」

校舎裏
茨「ええっと・・・」

希「私3年生の谷川希!高等部のね!」

茨「高等部って大先輩じゃないですか!」

希「実は私あの子と幼馴染みなのよね!」

茨「八期さんと!幼馴染み?」

希「家族ぐるみの仲でね!小さい頃は『希お姉ちゃんと結婚する!』って言ってたのよ!」

茨「ええ!」

希「まあ、嘘だけど!」

茨「嘘なんかい!」

希「言ったのは私!『大きくなったらお姉ちゃんと結婚しようか?』ってね!OKもらったの!」

茨「そ、そんな!」

希「まあ、八君が1歳の時の話だけど!」

茨「それ彼の意思ありませんよね!」

希「まあ、私は幼馴染みだからこそ!彼の事はあなたより、いえあなた達より知ってるわ!」

茨「あなた達?なぜその事を!」

希「さっきの廊下で!途中からだけど・・・」

茨「ど、どこから?」

希「『会長は今日も練習中』って所から」

茨「それ最初の最初!」

希「あなたの目的は?」

茨「私、好きなんです!」

希「八君が?」

茨「違います!芹会長が!私達にとって彼女は癒しの存在です!」

希「まあ私にとっては八君は守りたい存在かな!」

茨「それです!」

希「それってどれ?」

茨「好きだからこそ守りたい!幸せになってほしい!芹姫見守りたい会の1人として!」

希「ふーん、まあ頑張るのね!」

茨「どういう事ですか?」

希「八君を狙っている子は沢山いるってことよ!まあ私もその1人だけど・・・」

茨「ええ!なぜそれを私に?」

希「フェアで戦いたいのと、ほんの気まぐれ!ライバルは多いときほど面白いしね!あの子ハーレム系のお話好きだし!」

茨「あの子と言うのは?」

希「勿論八君よ!」

茨「それは沢山の女の子に囲まれたいとか?」

希「違うわ!恋した女の子達の駆け引きとアピールと友情やライバルなどの関係が面白いらしいわ!意外な関係もいたりするしね!」

茨「ほー!流石幼馴染み!」

希「もしかしたら、いつの間にかあなたも彼の虜になっちゃったりして?」

茨「それは断じてありません!」

希「あの子に魅力が無いからとか言うんじゃないでしょうね?」

茨「それも若干ありますが、芹姫の好きな人ですから!姫を悲しませる事だけはしたくないので!」

希「フフフ、楽しみにしてるわ!ちなみにあの子体型は腹位しか気にしないから!体型より顔と性格だから!」

茨「貴重な情報ありがとうございます!」

希「って言うかそんなこそこそ見るくらいなら堂々とすればいいのに!」

茨「そこは彼のプライバシーと言うのもありますし・・・」

希「あの子寂しがってるから!1人くらい話相手が増えた方が良いわ!それに質問位普通に聞いてくれるわよ!」

茨「わかりました!検討しておきます!」

次の芹姫見守りたい会の会議
茨「という訳で、聞きたいことは本人に直接聞くということで!」

会員「はい!」

茨「デリケートな質問は避けるように!」

会員「はい!」

Re: ナンバーズ8 ( No.139 )
日時: 2021/07/27 23:09
名前: いくちゃん (ID: DgEDzvxC)

137話・八大爆発

ある日
八期「おはようございます」

楓花「おはよう八期、朝御飯はキッチンの上にあるから適当に取って良いわよ!」

八期「うん、ありがとう」

零「おはようございます」

八姫「おはよう」

テーブル
3人「いただきます!」

零「今日は何が合ったけ?」

八期「ええっと、体育があるから体操服忘れたらダメなんだ!」

楓花「何事もなければ良いんだけどね」

八期「何それ!」

楓花「あんたが絡むと毎回のように、体育で揉めるじゃない!それで辞める、飛ばされる先生が何人いるか・・・」

零「星田先生に見てもらうという方法も使えませんしね・・・」

八姫「それは無理でしょう!先生だって他の授業があるんだし・・・」

楓花「いいえ、1つ間違えたら私の危機よ!って断ってたわ」

零「流石に先生もダメですか・・・」

楓花「八期が文句言うからでしょ!」

八期「僕は明らかなことしか文句言わないよ!微妙なら文句言わないもん!」

零「八君、口の周り!」

八姫「仕方ないわね」ふきふき

八期「あっ、ありがとう八姫ちゃん」

八姫「どういたしまして!全くみっともない!そんな男嫌われるわよ!」

八期「はい・・・」

玄関
子供達「行ってきます!」

親達「行ってらっしゃい!」

通学路
七斗「なんだ、八姫?八期と手を繋いで!」

八姫「何?悪い?元々こうやって登校する約束だったし!」

八期「一緒に登校するって言われてたけど手を繋ぐは言ってない、言ってない!」

八姫「何?私と手を繋ぐのが嫌なの?女の子と手を繋ぐのがそんなに嫌なの?」

八期「いや、そういう訳では・・・」

八姫「それにあんたいつも零や希さんと手を繋いでたし・・・」

零「あれ?八姫ちゃん嫌がってなかった?恥ずかしいとかそんな年じゃないとか・・・」

八姫「別に良いじゃん!気が変わったの!別にあんたのことが好きだから繋いでるんじゃないんだから!」

五模「おいおい、ツンデレかよ!」

八期「じゃあ、なんで繋いだの?」

七斗「こいつにツンデレは通じないのか」

八姫「なんか嫌なの!あんたと繋いでいないと私の心が嫌になるの!」

八期「何で?」

八姫「そ、そ、そ、それは言えない、って言うか!内緒よ!内緒!」

教室
八期「ええっと・・・」

零「そろそろ手を離してあげないと・・・」

八姫「もー!何でクラス別なのよ!」

八期「得意教科が違うからじゃない?」←根っからの理系

八姫「ムー!計算が苦手な自分を恨みたい!」←根っからの文系

零「名前数字なのに・・・」

八姫「関係無い!」

休憩時間
八姫「八期!」

八期「何?」

八姫「私と遊ばない?」

八期「でも零ちゃんと・・・」

八姫「私も付いていく!」

給食
零「お玉とか合って重くない?」

八期「大丈夫、むしろたまには持たないと!」

八姫「ちょっと!」

八期「ああ、お先にどうぞ!」

八姫「私が持ってあげても良いわよ!」

八期「いや、それは悪いし、しかもクラス違うし・・・」

下校
零「あっ、雨!私傘無い!」

八期「良かった忘れてた傘が役に立って!零ちゃん一緒に帰ろう!僕の傘に入れば良いよ!」

零「うん、でもちゃんと私も入れてね!八君自分ばっかり寄せるときあるから!」

八期「それはごめん!」

八姫「八期、私を入れて!」

2人「ええっ?」

八期「いや、八姫ちゃん傘持ってるじゃん!」

八姫「こ、これは・・・、はい!」

零「えっ?」

八姫「あんたに貸すよ!」

零「これ八姫ちゃんのだよね?」

八姫「職員室で借りたのよ!」

零「嘘!柄に八姫って書いてるわよ!」

八姫「ほらほら行くわよ八期!」

八期「ええっ?取り敢えず3人で使う?」

帰宅
3人「ただいま」

真央「お帰りなさいって、なんで3人共ずぶ濡れなの?傘手元にあるのに・・・」

八期「3人で1つの傘に入って全員頭が濡れないようにするにはどうすれば良いのか色々試していたらこうなりました」

真央「取り敢えず3人共順番にシャワー浴びてきなさい!」

浴室
零「もう一緒に入っちゃおうよ八君!」

八期「いつも一緒に入ってるもんね!」

八姫「待って!じゃあ、私も一緒に入る!」

2人「ええっ?」

八期「大丈夫?」

八姫「大丈夫よ!あんたのなんてお父さんやお兄ちゃん達と何回か入ってるし・・・」

風呂上がり
真央「何で八姫はシャワーだけでこんなにのぼせるの?」

零「さあ?」

八期「さあ?」

二美「まさか、あんた達3人で入った?」

八期・零「・・・」

二美「入ったのね・・・、お母さんのぼせたんじゃないわ!失神したのよ!」

晩御飯
全員「いただきます!」

零「八君、おいしいね!」

八期「うん、そうだね!」

ドン!

全員「えっ?」

八姫「いい加減にして!」

真央「どうしたの八姫?」

八姫「あんたさ、八期の何なの?」

零「えっ!私?」

八姫「あんた以外、誰が八期の近くにいるのよ!」

零「べ、別に八君はただの友達だよ!」

八姫「はあ?ただの友達?」

零「そうだけど、何かおかしい?」

八姫「ただの友達がそんなずっと近くにいるものなの?」

零「そんなことは・・・」

八姫「朝も昼も晩も夜も常にあんたは八期と一緒じゃん!朝は身だしなみを整える、昼は机は隣同士で休憩時間も給食当番もいつも一緒で登下校はいつも手を繋いでるじゃない!しかもお風呂まで一緒なんて頭おかしくない?」

一兄「なんだ八姫?零ちゃんに八期取られた嫉妬か?」

八姫「一兄は黙って!私はねあんたらがいつも一緒にいるとイライラするのよ!本当離れてくれない!目障り!」

零「それはあなたの我が儘じゃないの?何で私が八君から離れないとダメなの?」

二「おいおい、食事中にメロドラマな展開止めてくれ!」

一兄「ああ、飯が不味くなる!」

八姫「そんなに離れないってことはあんた相当物好きね!」

零「どういうこと?」

八姫「はっきり言って、学力はそこそこ、体力は無く、泣き虫で自己中で、問題児なこいつをよく付いて行こうなんて思ったわね」

二美「八姫、あなた今とんでもないこと言ってるわよ!」

零「何?私はただ、八君の為を思ってやってるだけです!」

八姫「何よ!途中からしゃしゃり出て、それで理解者になったつもり?」

零「そういうあなたこそ彼のことを理解出来ているのですか?一緒に登校することさへ拒否したあなたが?」

八姫「あんたはどうなのよ?」

八期「えっ?」

八姫「私のことどう思ってる?」

八期「えっ?」

八姫「私のこと好き?」

八期「ええっ、前にも言ったけど・・・」

八姫「嫌いなの?どこが?」

八期「いや、その質問が嫌い」

八姫「はあ?」

二「ある人のことが好きか嫌いかって質問が嫌いなんだよ!人についての好き嫌いは嫌いと言えば、その人との距離が離れ、好きと言えば、強制的に恋愛に持っていかれるこれが怖いんだよ!」

八姫「何よ!はっきりしなさいよ!」

真央「そこまで!食事は楽しい話をする場よ!こんな悲しい話ではみんな食べる気を失くすわ!」

八姫「フン!」

数分後

キッチン

バチバチバチ!

真央「コラ八姫!何焼き餅なんか焼いてるの?」

二美「八姫、後でお姉ちゃんとこ来なさい」

二美の部屋
二美「何が合ったの?」

八姫「あの2人が仲良くしてると心が痛い!なんか嫌だ!見たくもない!」

二美「だからってあの言い方は無いでしょ!」

八姫「お姉ちゃんには私の心なんて・・・」

二美「分かるわよ!私だって好きな男の子が私じゃない女の子と仲良くしてたら嫌になることある!私もその男の子と仲良くなりたいって思う!なんで私じゃないの?って嫉妬する!あなたは零ちゃんに焼き餅妬いてるの!嫉妬してるのよ!」

八姫「嫉妬?」

二美「嫉妬って言うのは相手を妬んだりうやましく思うこと!好きなもの取られて私も欲しかったって言うのが嫉妬よ!ものでなくてもね!」

八姫「んんーー!」

二美「だからって八つ当たりはダメよ!零ちゃんの心を傷つけたし、八期君は何のことか分かってないし・・・」

八姫「だって、私があいつのこと好きなんて言えるわけ・・・」

二美「それは本人だけで良いから!」←ハグする

八姫「二姉?」

二美「じっくり時間を掛けても本人に想いを伝えるだけでも達成させなさい!でないと後悔するよ!私もあなたと同じ境遇だから!」

八姫「二姉、告白してないの?」 

二美「だから、憎まれ口を叩くのはこの口か!」

その後
八姫「零ちゃん、激しく文句言ってごめんなさい!私頭に血が上って・・・」

零「言っとくけど、私負けないから!」

八姫「えっ?」

零「やるからには正々堂々とよ!」

八姫「わかった、私も絶対負けない!」

Re: ナンバーズ8 ( No.140 )
日時: 2021/08/14 22:51
名前: いくちゃん (ID: uWCnjyP1)

138話・自己中な8
百人一首
楓花「あまつかぜ・・・」

八期「はい!」

二「八期もある程度百人一首覚えてきたな!」

八期「学校のチビッ子倶楽部で書いてたからね!後百人一首やるとこも見てたし!」

楓花「大江山生野の道の遠ければ・・・」

八期・八姫「はい!あっ!」

八姫「これは同時だからじゃんけんよね?」

八期「これはぼくのだよ!」

八姫「はあっ?」

八期「だって、ぼくの手の方が下だからね!」

二「そうだな!」

八姫「ムキー!」

楓花「こいすちょう・・・」

八期「はい!」

三「はい!これはじゃんけんよね?」

八期「いや、僕の方が早かった!」

三「何よ!」

八期「見てたもん!」

一「ハイハイ、じゃんけん・・・」

八期「僕が早かったから僕のだ!」

楓花「譲ってあげて!この子下手な嘘は付かないから!次行くわよ!奥山に紅葉・・・」

八期・零「はい!」

零「これは私が早かったよね?」

八期「ええ!これはじゃんけんだよ!」

鶴「零であっても容赦無し」

結果
楓花「1番多いのは一か」

一「やったー!1番!」

二「本当に姉ちゃん強いよな・・・」

一「百人一首は記憶力と観察力と瞬発力なのよ!」

二「今度やるとき姉ちゃんハンデな!」

一「そう言いながらもちゃっかり2位じゃない!」

二「3位は八期か!」

八期「一お姉ちゃんと二兄ちゃん強い!」

二「それでも二桁取ってんじゃねーか!最初やった頃は1枚も取れなくて、散々文句言ってたくせに!今ではその立場逆転してる癖に!」

三「全然取れなかった!」

八姫「八期と揉めたやつ取ってれば0枚じゃなかったのに!」

楓花「今度は経験者達は上の句から取るの禁止にする?」

三「お願いします!」

八期「ええ!やだ!やりにくい!」

楓花「少し位ハンデあげなさいよ!」

試合途中

八期「こんなの全然面白くない!やりにくい!」

二「同感!」

一「じゃあ50枚目行ったら上の句からでも取って良いってことにしよ!」

二「後何枚だ?」

楓花「まだ、10枚も行ってないわよ」

二「きついな・・・」

その後も
五模「じゃんけんだろ!」

八期「僕が取った!」

零「これは私が早かったよ!」

八期「ええ!ほぼ同時だよ!」

八姫「これは私が早かった!」

八期「僕の方が早かった!」

結果
三「もう、うんざりよ!何なのよ!あんたとなんか百人一首なんかやるもんか!」

八姫「本当に面白くない!」

五模「意味わかんね!」

六海「本当に自己中!」

八期「なんなんだよ!」

零「?」

一「どうかした零ちゃん?」

零「何で八君ってこういったゲームになると自己中なんだろう?」

二「零ちゃん、自己中のようで自己中じゃないんだ!」

鶴「どういうこと二君?」

一「簡単に言うと、本人は自己中なんて思ってないのよ!」

鶴「何で?」

二「八期は真面目な性格だからな、それに思い返して見てよ!全部が全部自己中だったか?」

零「そう言えば・・・」

回想
零・八期「はい!」

零「これはじゃんけんかな?」

八期「これは零ちゃんの方が早かったよ!」

一・二「はい!」

二「じゃんけんか?」

一「そうじゃない?」

八期「二兄ちゃんの方が早かった!」

回想終わり
零「自分が遅いときは認めてたし、他の人に対しても指摘してた!」

二「つまり、あいつはルールに乗っ取ってやってるだけと思ってるんだ!ハンデ無しでやりたいのもそれが理由!」

一「まあ、実際やりにくいのも事実だけどね!それに想いみて!あいつが揉める原因は?」

零「そう言えば、順番抜かされたのに周りが抜かした人を擁護したことがありました!」

一「それよ!あの子の中では自分は正しいことをしてる、相手が間違ってるこれの食い違いによって自己中と思われてるのよ!まあ、一時期はガチの自己中で、後の人のことを考えずに、食べ物や飲み物を最後の1個とかになっても平気で食べてたけどね」

楓花「それだけじゃないわ!」

鶴「えっ?」

楓花「あの子、自分の慣れたものでないと納得行かないのよ!私が百人一首の読み手やってるけど、他の人に頼まないでしょ」

鶴「確かに」

零「何でですか?」

楓花「読み方が違うのよ!普通は上の句を最後発音を上げる読み方なのに、私以外皆下げるのよ!それであの子私以外は聞きたくもないって!」

鶴「納得できない物が多いんですね」

楓花「そうね、分かってくれれば気にはしない子なんだけど・・・、答えを1つだけと思っているというか、自分の中でそれが正しいと思えば、その他は間違ってるって思っているのよ!」

一「ああ、合った、合った!それで知識が偏ってるのよね!」

鶴「例えば?」

二「パンダのしっぽの色!」

鶴「白よね?何で納得しないの?」

零「えっ?黒じゃないの!」

一「本物は白よ!」

零「ええ!嘘だ!」

楓花「零ちゃんの言ってることは人形のことよ!人形は当時の飼育員さんが間違えて黒にしちゃったの!でもあの子は未だに納得が行ってなくて、本が間違ってるってね・・・」

二「そう言えば電車もだったな、色が違うって!」

一「それはあんたもでしょ!」

鶴「あの子難しい子ね・・・」

楓花「八期だけじゃないわ!十人十色って言うじゃない、だから人の気持ちや価値観なんて人それぞれだから、理解するには何を許せるかね!許せない部分はどう納得させるかね!ここに気を付けないと相手を理解なんかできないわ!」

零「相手の価値観をどう許す、許せない時にどう納得させるかか・・・」

八期への理解はまだまだ難航するようだ。

Re: ナンバーズ8 ( No.141 )
日時: 2021/08/28 23:10
名前: いくちゃん (ID: uWCnjyP1)

139話・学校主催マラソン大会
5年Bクラス
香「は~い、皆!来週は待ちに待った学校主催のマラソン大会よ!」

全員「え~!」

香「何よ!やる気ないわね」

零「そう言えば噂によると、1位の生徒は校長先生からご褒美が貰えるそうだよ!」

全員「ご褒美!?」

零「でも、内容はわからない!当日1位になった人だけにしか明かされないかもしれないし、無いかもしれない!でもタイムによってはご褒美を用意してるって!」

全員「よっしゃ~!やってやるぞ!」

香「バカばっかね」

マラソン大会当日
理「では、まずは女子からのスタート!その15分後に男子のスタートよ!位置について、よーい・・・」パン!

高学年女子がスタート

?「雅紀、校長先生からのご褒美ってなんだろうな?」

雅紀「そりゃ、お菓子とかに決まってるだろ宏樹!だよな哲!」

哲「いや、噂によると好きな女子とキス出来るって誰か言ってたぞ!」

男子達「ええ!マジか!」

雅紀「だとしたらあいつにだけは譲れないな!」

哲「八期か?」

宏樹「ああ、あいついっつも女子とワイワイやってるからな!それに旅行の時も忖度されてたし!」

男子達「そうだ!そうだ!」

雅紀「これ以上あいつにいい思いをさせてたまるか!」

男性教師「おーい、お前ら早く準備しろ!」

理「位置について、よーい・・・」パン!

ダダダダ!

香「皆!ペース考えなさいよ!」

哲「宏樹、これでいいのか?」

雅紀「あいつ、過去に最初から飛ばして学年の3位になった事があるからな、先行するのはあいつのいつものペースなんだ!つまりあいつを早くも抜き去ればあいつに追い付かれることはないのさ!」

宏樹「でも、何が起こるかわからないからいろんな邪魔しておこうぜ!」

哲「そうだな!あいつだけいい思いなんて不公平だもんな!」

しばらくして

八期(追い付いた、えっ?)

哲「よ~し、コ作戦だ!これで壁に成れば抜かすことなんで出来ない!」

交差点に差し掛かり道沿いを狙う八期

ドン!

男子A「邪魔だ!」

置いてかれる八期

しばらくして
八期(走ってないとサボってるって思われる!兎に角矢印の方向に!)

宏樹「ターゲット!マラソン順路からはずれました!」

雅紀「そのまま、遠くに行かせろ!」

一方学校
香「あっ、帰ってきた!あれは零?」

零「はあ、ゴール!」

香「零!高学年部門1位おめでとう!」

零「先生、あっ、ありがとう・・・ございます・・・」

香「はい、水よ!あとタオル!」

栞「香先生!次の生徒達が続々帰ってきましたよ!」

かおる「あっ、10人目の女子生徒の後ろから男子達も見えてきました!」

栞「男子の先頭はうちのクラスの宏樹ですね!」

理「ゴール!宏樹君あなたが高学年男子部門の1位よ!」

宏樹「よっしゃ~!」

栞「やっぱり、あんた早いわね!」

その後次々とゴールした。ただ1人を除いて

理「もう、これで全員帰ってきたわよね?」

栞「はい、1人残らず帰ってきたと思いますよ!」

香「いいえ、まだ1人帰ってないわ!」

理「えっ?だれ?」

香「八期です!」

萌「変ですね、いくら遅くても、もう学校に帰ってもおかしくない時間ですよ!」

栞(小田)「道にでも迷ってるのでは?」

かおる「でも、途中迷子にならないように先生が見張ってるはずでは?」

香「それにあの子の性格から考えて近道をするなどあり得ません!きっと何か合ったはずです!表彰式などほっといて先生総出で探しましょう!」

理「そうね、今大事なのは生徒の命よ!私は理事長として残っておくので、先生方は捜索をお願いします!」

先生達「はい!」

一方の八期
八期「ここどこ?場所はなんとなく分かるけど、どこをどう走ったら良いの?(このままやめる?ダメだ!これは成績が掛かってるからやめたらダメだ!兎に角走ろう!)」

香「八期!」

栞「八期君!」

愛美「いたら返事して!」

志穂「すみません、うちの生徒を見ませんでしたか?こんな体操服を着ている男子なんですけど・・・」

友子「どこにも居ない!」

栞「家に帰ったとか?」

香「それはあり得ないわ!あの子の性格から考えると、そんな勝負を投げ出すことは絶対しないもの!」

栞(小田)「先生の生徒を信じたい気持ちは分かりますが、マラソンを苦手にする子は嫌になると途中で諦めて、ましてや校外ですから、家に帰ってもおかしくないですよ!」

香「絶対にあり得ない!負けず嫌いのあの子が諦めるなんてあり得ない!」

栞「星田先生・・・」

かおる「先生方!ちょっと来てください!」

先生達「どうされました!」

かおる「この矢印おかしくありません?」

尚「確かに!たしか進行方向は左だったはず!」

かおる「ですよね!?」

香「もしかして、誰かが八期に間違った道を教えたんだわ!この矢印を使って!」

先生達「ええ!?」

香「先生は近道防止や迷子捜索の為だけに居ただけだから、全員を把握できなかった、
だから誰かが先生達の目を盗んで正ルートではない道を示し、それを見た八期はその通りに走って、今もさ迷ってるってところね!」

先生達「えー!」

萌「そうなると八期君がいるのはあっちの方向使ってことですか?」

香「少なくとも、あっちの方向の左側辺りと言いたいけど、それでも範囲が広すぎるわ!」

一方の八期
八期(どうなってるの?辺りは暗いし、ゴールはどこ?)

一方
香「はいもしもし、あっ、理事長!」

理「辺りも暗くなってきたから、残りの生徒だけでも帰らせるわ!皆を帰らしたら最悪、私も車を走らせるわ!」

香「お願いします!」

志穂「あっ!居た!」

香「えっ?」

八期(あっ!先生!ヤバい!)

萌「どこ?」

志穂「今、逃げてます!」

栞「逃げてる?」

愛美「じゃあ途中でサボろうとして・・・」

香「違うわ!先生方、1回集まって下さい!」

先生達「えっ?」

栞「先生、逃げられますよ!」

香「大丈夫です!逃げるのなら、こっちにもいい作戦があります!」

一方
八期「暗くてここがどこだか分からない!学校はどこ?っていうかどう行けば良いの?」

香「八期!見付けたわよ!」

八期「星田先生だ!」

萌「待ってたわよ!」

八期「こっち!」

志穂「逃がさないわよ!」

八期「ええっと、あっち!」

香(かおる)「ここは通さないわよ!」

八期「こっち!」

栞(小田)「待ちなさい!」

八期「おっと!こっち!」

理「ゴール!」

八期「ええっ?」

香「先生方、ナイス誘導!」

栞「マラソン大会が鬼ごっこ大会になったわね」

萌「香先生の発想には驚いたな」

回想
香「今、八期はマラソンの途中、私達から逃げるのはサボってるって思われたくないからです!なので、私達で学校に上手く誘導させるんです!」

先生達「はい!」

回想終わり

八期「ええっと皆は?」

理「皆はもう家に帰ったわ!あなたの荷物は私が持ってきておいたわ!」

八期「僕のタイムは?」

理「ええっと・・・」

香「八期、何が合ったのか話してくれる?ありのまま、正直に」

八期「うわーん!先生!」

その後マラソン大会はやり直しとなった。

Re: ナンバーズ8 ( No.142 )
日時: 2021/09/12 21:33
名前: いくちゃん (ID: f5yb.dIk)

140話・マラソン大会やり直し

宏樹「何で俺らだけやり直しなんだよ!」

雅紀「しかも今日日曜日だぜ!」

哲「本当にいい迷惑だぜ!」

香「ほー、1位になってご褒美貰うために、人の邪魔までしたのに?」

宏樹「そんなに言うなら証拠持ってこいよ!」

零「じゃあ見せてあげる!」

テレビ
宏樹達男子達が八期のマラソンを妨害する映像の数々

哲「これは・・・、俺じゃない!」

零「あれ?まだ私はあんたなんて言ってないわよ!沢山の男子がいるのによくこれが自分って分かったわね?」

哲「だから、何なんだよ!」

零「本当に関係ないなら自分を真っ先に見つけるなんて出来ないわよ!それこそ邪魔をした本人でないと自分が関わった姿なんて見つけられないもの!」

香「分かったかしら?これをもっと詳しい人に調べてもらっても良いのよ!姿や声紋検査で、あんた達ってことが分かるんだから!」

男子達「ひー!」

香「取り敢えずあんたらは罰として全員八期がスタートしてから1時間後のスタートよ!」

男子達「そんな!」

香「当たり前じゃない!ズルなんかしたんだから!」

栞「星田先生!1時間は流石に長いというか、それもう八期君帰って来てますよ!せいぜい5キロの道のりです!1000mを中学生の女子が早くて3分前後、遅くて5分前後と考えると、その計算だと彼帰って来てますよ!だとしても絶対終盤、誰も追い付くほどの距離ではありません!」

香「じゃあ30分後よ!」

栞「それも長いかと、せいぜい10分後で!」

香「分かったわ!でも、何か手を出したり、近道したら記録無しだから覚悟しときなさい!」

男子達「ひー!わかりました・・・」

零「それにあんたらのせいで私達女子まで走らされるんだから!」

八姫「あたしら関係無くない?」

芹「環境の問題らしいわ!競争心を出させるためにって!」

香「八期!」

八期「はい!」

香「自分のペースで走るのよ!後ろのことは考えず!」

八期「はい!あっ、ご褒美とか関係なく勝ちたいから本気で行きます!」

香「あんたの好きにしなさい!」

理「位置について、よーい・・・」

パン!

香「この10分後あんたが走るのよ!」

八期「はい!」

10分後

理「位置について、よーい・・・」

パン!

香「頑張りなさい!さあ、あんたらは10分後ね!」

男子達「は~い・・・」

理「大丈夫でしょうか?」

香「八期は真面目だから!」

理「いえ、天気の方です!段々と雲行きが怪しくなってきましたし・・・」

萌「そう言えば今日は午後から大雨に注意だと・・・」

理「大丈夫でしょう!あの子は天気が良いときより悪い方の時がタイム良いですから!」

栞「そういう問題では・・・」

10分後

宏樹「なんか雨降ってきたぞ!」

哲「こんなんでマラソン出来るのかよ!」

雅紀「これじゃいいタイム出せねえじゃん、バカかよ!」

香「つべこべ文句言わない!でないと記録無しにするわよ!」

男子達「へ~い!」

香「返事ははい!」

男子達「はい!」

理「位置について、よーい・・・」

パン!

数分後

萌「あっ、結構降ってきました!」

かおる「生徒達大丈夫でしょうか?」

香「大丈夫よ!これくらいで音をあげる子じゃないから!むしろ気合い入れ直してるでしょ!」

理「それ、八期君のことよね?」

香「そうですが?」

理「1人を気にしてどうするのよ!」

数十分後

栞「あっ!やっと1人帰ってきましたよ!」

香「あれは八期ね!ゴールはここよ!ラストスパート!」

八期「ハアッ、ハアッ、ハアッ、・・・」

香「後もう少し頑張れ!」

理「ゴール!おめでとう!あなたが1番よ!」

八期「本当に?」

香「ええ、女子ですら1人も帰ってないもの!あなたが真の1番よ!」

八期「や、やったー!」

理「2位は零!」

零「1日空けてたけど、きつい!」

その後

栞「女子は全員帰ってきました!」

理「後は八期君以外の男子だけね!」

かおる「でも、遅いですね?時間的にもそろそろ帰ってきていい頃なのに・・・」

一方その頃
宏樹「ここどこだよ!」

哲「こんな道前に通ったか?」

雅紀「まさか、あの立て札間違ってたとか?」

その裏で・・・
トランシーバーでの会話

零「協力ありがとう!」

愛海「どういたしまして!やっぱり同じ事して懲らしめないとね!本当に聞いて腹ただしかったから!」

零「後、周辺のカメラ設置のことも!」

愛海「本当に零ちゃんって先読み上手いね!最初は何でこんなところにカメラ?なんて思ったけど、決定的証拠が取れて良かったよ!」

零「近道の動画も撮っといてね!」

愛海「勿論!みんな!頼むよ!」

希「OK!」

グレーテル「任せとけ!」

子「分かった!」

青奈「了解!」

そして数十分後

宏樹「ハアッ、ハアッ、ハアッ、・・・、やっとゴールだ・・・」

雅紀「本当に五キロか?」

哲「何分掛かった?」

その後愛海達の監視により何人かが近道の不正が発覚し、数人が記録無しとなった。

表彰式
理「というわけで、優勝は松本八期君!それにこのタイムは校内の新記録達成です!」

八期「やったー!」

理「八期君には後でご褒美がありますよ!」

八期「ご褒美って何ですか?」

理「それは・・・」

八期「それは?」

理「校長先生からの・・・」

八期「校長先生からの?」

理「キスのご褒美です!」

全員・コケッ!

八期「ええっ!?」

理「放課後、校長室に来てくださいね!ご褒美を渡しますので・・・」

宏樹「良かったな、ご褒美貰わなくて・・・」

哲「ああ、ご褒美が校長のキスなんて・・・」

雅紀「まっぴらごめんだよ!あいつで良かった、良かった!」

男子達「良かった、校長先生からのキスなんて気持ち悪い・・・」

零・💢💢💨

帰りの会
香「ええ、校長先生が八期以外の男子が『私のキスがいらない?気持ち悪いだと!』って怒ってたぞ!それで沢山の宿題が八期以外の男子達に出された!」

八期以外の男子達「そんな!」

香「後もう一言、キスはキスでも魚のキスだ!って言ってたぞ!」

八期「へー、魚か・・・」

校長室

トントントン

零「どうぞ!」

八期「失礼します」

零「来たね、八君!」

八期「キスが貰えるんだよね?」

零「うん、これがキスだよ!」

八期「へー、そうなんだ・・・」

零「今日は頑張ったね!」

八期「邪魔されなかったし、後ろからは誰も来なかったし、沢山の女子を追い抜いて、雨の中走って1番になったから爽快だよ!来年も頑張りたいな・・・」

零「あっ、もうマラソン大会はやらないよ!」

八期「えっ?」

零「だって、邪魔をされて迷子が出たから、安全上の都合で、だから八君が最後の優勝者だね!」

八期「そうなんだ、来年はもうやらないんだ・・・」

零「スリーシスターズ学園主催マラソン大会優勝おめでとう!」

チュッ!

八期「えっ?」

零「言ったでしょ!ご褒美は校長先生からのキスだって!」←校長先生

八期「えっ?あっ・・・そうだよね・・・」

廊下
香「えっ?嘘!マジで?」


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