二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.136 )
- 日時: 2022/07/05 19:10
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
134話・いじめ懲罰表
理事長室
理「はー・・・」
零「理さんどうしたんですか?」
理「どうしたもこうしたも無いわよ!あなたのせいで、うちの生徒と教師がどんどん減ってるのよ!」
零「知りません!自業自得です!」
理「そうかもしれないけど、これ以上の減少を食い止めたいから何か対策無い?」
零「それはこっちが聞きたいですよ!伯母さん全然いじめ対策の案出さないじゃないですか!だから減るんですよ!」
理「減らしてるのはあなた!って誰がおばさんよ!」
零「伯母さんじゃないですか!どっちにしても・・・」
コンコンコン
香「失礼します」
理「あっ、星田先生!ちょうど良かったわ!」
香「どうかされました?」
理「あなたのクラス異常に数が減っているでしょ?」
香「まあ、その分突然の大量転校で賄っていますが、全然増える感じではありませんね・・・」
理「でしょう!だから、これ以上数を減らさない為にも、あなたからも何か対策を・・・」
香「そんなこと言われましても、むしろ八期がどうやったらいじめられないかを知りたいです!」
零「まあ、真面目で、素直で、ルールに徹底している子だからなぁ・・・」
香「その割に、自分がその立場に立つと、絶対頑なに拒否するけどね!たまに余計な物持って来たりとか!ただ、ちゃんと謝って、その後何もしないのはあの子の良いところかしら」
零「特に球技とかですよね!」
理「そうそう、特にドッジボールとバスケットボールで揉めたわね!それで多くの先生を失ったわ!」
回想
3年生時
ドン!
八期「おっと!」
パッ!←一度当たって上がったボールをキャッチ
八期「よし!」
生徒A「アウトだぞ!」
八期「はあ?セーフだよ!」
生徒B「あたったらじゃねーか!」
八期「その上がったボールをキャッチしたんだからセーフだよ!地面に落ちて無いし!」
生徒C「落ちたよ!」
八期「落ちてない!」
教師「松本、アウトだ!みんながアウトって言ってるからな!」
八期「はあ?セーフだよ!」
教師「俺も見てたがアウトだ!言うことを聞け!」
八期「お前らどんな目してるんだよ!セーフだ!」
生徒D「ほら、早く出ろ!」
八期「うるせー!セーフだ!」
ドン!
教師「コラ!早く外野にいけ!」
八期「セーフだ!って言ってんだろ!バカ!」
その後数分の取っ組み合いの喧嘩
キーンコーンカーンコーン
職員室
楓花「当たったのよね?」
八期「当たったよ!でも、そのボールを地面につく前にキャッチしたんだからセーフだよ!当たったか当たってないかなんて自分で分かるもん!」
理「黒木先生?」
黒木「私もみんなも見てましたよ!しかも教師にバカって・・・」
八期「バカじゃねーか!どこ見てたんだよ!あんたの目は節穴か!」
黒木「何だ!その口の聞き方は!」
楓花「八期、黙りなさい!」
黒木「たく、どんな躾をしてるんだ・・・」
楓花「あなたこそどこを見てたんでしょうね?」
黒木「はあ?」
楓花「息子の言ったことは十中八九真実です!何も理由がない限り息子は手は出しませんから!あなたがよそ見とか見逃しとかルール無視をしたのでこうなったんでしょ!」
黒木「俺はちゃんと・・・」
理「そこまでよ!兎に角黒木先生は2ヶ月の謹慎とします!」
黒木「はあ?何でですか!」
理「面倒事を起こしたきっかけはあなたなんですから!」
回想終わり
理「で、黒木先生はその後自主退職よ!」
零「それ、私が居ないときですよね?全てが私のせいって訳じゃ・・・」
理「それまでは謹慎程度だったのよ!あなたが来てからは解雇か除名に強制転校ばかりじゃない!それに松本先生も自分の子供だからって・・・」
香「待って下さい理事長!」
理「何香?」
香「私も担任をやっていますが、担任の私から言わせてもらうと、松本先生の言ってることは本当に十中八九正しいんです!」
理「えっ?」
香「何か揉め事が合っても、他の子は面白半分とか別のことでむしゃくしゃしたなどと理不尽な理由がありますが八期は必ずと言って手を出した相手に何らかの理由があるんです!」
零「それは私もずっと見ていたので同意です!兎に角理不尽なパターンをどうにかするべきです!」
理「分かったわ、それでどうする気?」
零「他の学校などはいじめられている生徒を新しい環境に持って行く方法では取りますが私は逆にしようと思います」
2人「逆?」
零「いじめは度が過ぎれば暴行、傷害、恐喝です!そんな酷い生徒には罰を受けるべきです!なのでいじめられる側が離れるのではなく、いじめる側を離します!古い校舎でもいいので別校舎の準備をお願いします!」
そして
掲示板
芹「何々?ええー!!」
理事長による校則改正
理不尽に人を傷つけるいじめについて・・・
最大10段階の罰則をつけるものとする!
※全学年かつ全棟、全ての教職員含む
レベル1
諸注意・指導
レベル2
反省文・原稿用紙5枚以上
レベル3
放課後居残り心の教室
レベル4
クラス隔離
レベル5
別校舎移動
レベル6
別校舎移動(全寮制)
レベル7
謹慎・停学・減給など
レベル8
退学(強制転校)・解雇
レベル9
児童施設行き・除名
レベル10
逮捕(留置所)
なおレベル10以上に相当する場合は更にレベルMaxとなる
レベルMax
研究所行き
なお心の教室はレベル3以上の生徒は強制で全員受ける
レベル7の生徒は謹慎明けはレベル6と同じ環境での生活となる
- Re: ナンバーズ8 ( No.137 )
- 日時: 2021/07/11 21:11
- 名前: いくちゃん (ID: cFBA8MLZ)
135話・八の無自覚嫉妬
台所
バチバチバチ・・・
テーブル
パッ!ストン!
八姫「いただきます!」
ハムッ、ビヨーン!モグモグ・・・
二美「八姫!あんたまた焼き餅焼きながら焼き餅妬いてるの?」
八姫「別に!お腹空いたからお餅食べてるだけ!」
二美「今何時だと思ってるのよ!」
八姫「10時でしょ!」
二美「そうよ!夜中のね!こんな時間に食べたら太るわよ!」
八姫「だって、なんかムシャクシャしたらお腹空いたんだもん!」
二美「嘘つかない!あんたがお餅焼くときは恋に悩んでるときでしょ!」
八姫「そんなこと無いもん!」
二美「何か悩みがあるのならお姉ちゃんが聞いてあげる!ムシャクシャしてるんでしょ!」
八姫「うう、実は・・・、最近私おかしいの!」
二美「何が?」
八姫「ある男子のことを考えると・・・」
二美「うんうん」
八姫「胸が痛いの・・・」
二美「それって恋じゃないの?」
八姫「恋?そんな訳無いよ!何言ってるの二姉!」
二美「他には、何か無いの?」
八姫「その男子が他の女の子と居ると腹立つの!最初は私が相手してたのに・・・」
二美「(えっ?八期君の事かしら?まだ確定出来ないからもう少し聞いてみよう)その気になる男の子って同い年で一緒に住んでるとか?」
八姫「はあ?一緒に住んでるってですって!」
二美(違うか・・・)
八姫「部屋は別だよ!」
二美「(ああー、八期君かも・・・)その男の子のこと助けたりとかしなかった?例えばプールとか?」
八姫「さあ?わかんない!」
二美(ん?どういうこと?忘れたとか?)
八姫「私なんであの時あんな行動取ったんだろう?確かに学校でちょっと助けてもらった貸し借りだと思ってるけど・・・、それにほら冤罪って可哀想じゃない!偶然犯人見つけたから助けてやったってだけで別にあいつから見て私の好感度というか株が上がるというか・・・」
二美「(完全八期君のことじゃん!えっ?この子今まで無自覚で好意持ってたの?)で率直に聞くけどその男の子のことは好きなの?」
八姫「す、す、す、好きな訳無いじゃん!あんなドジで間抜けで自己中で問題ばっか起こして!」
二美「落ち着いて!みんな寝てるから・・・」
八姫「ごめん、でも、真面目で正義感が強いけど、弱い、だからなんかほっとけない・・・、あいつの力になりたい!いや、あいつをからかう奴らから守りたい!ってことろかな・・・、だから好きとかそう言うのじゃ無いの!ほら、男が女を守る方が普通だし・・・」
二美「そんなこと無いよ!」
八姫「えっ?」
二美「女の子だって守られてばかりじゃない!好きな男の子為なら時には身を捨てでも守る事がある!守ることに男も女も関係無い!」
八姫「えっ?」
二美「確かに、私も出来れば守られたい側だけど、好きな人に何か合ったら助けたい気持ちだってある!だから、八姫が好きな男の子が困ってるのなら、自分の出来る範囲で助けてあげれは良いよ!その男の子のこと好きなんでしょ!」
八姫「そんな八期のことなんて・・・」
二美「あれ?お姉ちゃん1度も八期君なんて言ってないよ!」
八姫「しまったー!」
二美「あなたの好きな人のことはお姉ちゃん内緒にしてあげる!夫婦ってのはね男は大黒柱、家の土台の役目を表すんだけど、女はその支え柱!大黒柱が傾き始めたらどう折れかかった柱を支えるか?という例えなの!だから、あなたの支え方次第であの子の気持ちも変わるんじゃないかな?」
八姫「で、でも、あいつを狙ってそうなのが他にもいそうと言うか、大きい人が多そうと言うか・・・」
二美「そんな体型なんて気にしなくて良いよ!あの子が胸の大きさで人の好き嫌いを決める?」
八姫「二姉、決めないと思うけど、私が言ってるのは年の話なんだけど・・・」
二美「あれ?兎に角、恋は当たって砕けろよ!せめて好きな想いを伝えなさい!ダメでも諦めず攻める!」
八姫「今恋に絶賛ダメダメな二姉に言われても説得力が・・・」
二美「私を反面教師にでもしなさい!恋は戦争よ!いつ何が起こるのか誰にもわからないんだから!兎に角まずは自分が恋をしてることを認める!これを絶対頭に置いときなさい!」
八姫「それが遅かったから二姉は今ダメなんだね」
二美「憎まれ口を叩くのはこの口か?」
八姫「はめて(やめて)!」
真央「ちょっとこんな夜遅くまで何やってるの?」
二美「ええっと妹の恋愛相談を・・・」
真央「えっ?誰?もしかして八期君だったり?」
八姫「ち、違う!」
真央「あんなに一緒にいるのに?八期君のこと嫌いなの?」
八姫「お母さんうるさい!黙って!本当に好きとか嫌いとかそんなんじゃないから!」
真央「また、焼き餅妬いてたのね!」
八姫「だから八期は関係無いの!」
真央「最近八期君を他の子とイチャイチャするから嫉妬してたのね!」
八姫「なんで知ってるの!?」
真央「あら?図星?可愛い!」
八姫「もう!」
八姫が八期を好きと公言するのはまだ先の話であった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.138 )
- 日時: 2021/07/18 22:38
- 名前: いくちゃん (ID: cFBA8MLZ)
136話・茨の身辺調査
部室
零「今日も練習楽しみだね!」
芹「そうね・・・」
平江「楽しくないんですか?」
芹「ほら、私ってただの体験入部じゃない!だから自らの意思じゃないから・・・」
グレーテル「そうでなくてもやつでいったらいつの間にか楽しくなるんじゃねーの?」
町子「そうそう!1番活動を否定する人ほど結局入っちゃうものだって八期君言ってたよ!」
芹「そんなミイラ取りがミイラになりませんよ!」
愛海「どうだか!2か月後が楽しみね」
廊下
茨「会長は今日も練習中と!」
葉月「何やってるの?」
茨「身辺調査です!会長は松本八期の事が好きだそうで、代わりに私達でその彼が会長にふさわしい存在かどうかを調べつつ、会長がどうやれば他のライバルが出てきても勝てるかを調べてるのです!」
葉月「下手したらストーカーだよ!」
茨「大丈夫!私達の会はいつどこで見ているのか分からないほど規模が大きいので!」
葉月「怖!私は生徒会室に戻ってるからな!」
茨「はい!ここは私1人で大丈夫ですので!」
希「へー、八期君の身辺調査してるんだ!」
茨「ああ、これは内緒のことで・・・、わあ!」
希「そういうの犯罪じゃないかしら?」
茨「ひー!命ばかりはお助けを!」
希「私を何だと思ってるのよ!ちょっと移動しない?」
茨「はい・・・」
校舎裏
茨「ええっと・・・」
希「私3年生の谷川希!高等部のね!」
茨「高等部って大先輩じゃないですか!」
希「実は私あの子と幼馴染みなのよね!」
茨「八期さんと!幼馴染み?」
希「家族ぐるみの仲でね!小さい頃は『希お姉ちゃんと結婚する!』って言ってたのよ!」
茨「ええ!」
希「まあ、嘘だけど!」
茨「嘘なんかい!」
希「言ったのは私!『大きくなったらお姉ちゃんと結婚しようか?』ってね!OKもらったの!」
茨「そ、そんな!」
希「まあ、八君が1歳の時の話だけど!」
茨「それ彼の意思ありませんよね!」
希「まあ、私は幼馴染みだからこそ!彼の事はあなたより、いえあなた達より知ってるわ!」
茨「あなた達?なぜその事を!」
希「さっきの廊下で!途中からだけど・・・」
茨「ど、どこから?」
希「『会長は今日も練習中』って所から」
茨「それ最初の最初!」
希「あなたの目的は?」
茨「私、好きなんです!」
希「八君が?」
茨「違います!芹会長が!私達にとって彼女は癒しの存在です!」
希「まあ私にとっては八君は守りたい存在かな!」
茨「それです!」
希「それってどれ?」
茨「好きだからこそ守りたい!幸せになってほしい!芹姫見守りたい会の1人として!」
希「ふーん、まあ頑張るのね!」
茨「どういう事ですか?」
希「八君を狙っている子は沢山いるってことよ!まあ私もその1人だけど・・・」
茨「ええ!なぜそれを私に?」
希「フェアで戦いたいのと、ほんの気まぐれ!ライバルは多いときほど面白いしね!あの子ハーレム系のお話好きだし!」
茨「あの子と言うのは?」
希「勿論八君よ!」
茨「それは沢山の女の子に囲まれたいとか?」
希「違うわ!恋した女の子達の駆け引きとアピールと友情やライバルなどの関係が面白いらしいわ!意外な関係もいたりするしね!」
茨「ほー!流石幼馴染み!」
希「もしかしたら、いつの間にかあなたも彼の虜になっちゃったりして?」
茨「それは断じてありません!」
希「あの子に魅力が無いからとか言うんじゃないでしょうね?」
茨「それも若干ありますが、芹姫の好きな人ですから!姫を悲しませる事だけはしたくないので!」
希「フフフ、楽しみにしてるわ!ちなみにあの子体型は腹位しか気にしないから!体型より顔と性格だから!」
茨「貴重な情報ありがとうございます!」
希「って言うかそんなこそこそ見るくらいなら堂々とすればいいのに!」
茨「そこは彼のプライバシーと言うのもありますし・・・」
希「あの子寂しがってるから!1人くらい話相手が増えた方が良いわ!それに質問位普通に聞いてくれるわよ!」
茨「わかりました!検討しておきます!」
次の芹姫見守りたい会の会議
茨「という訳で、聞きたいことは本人に直接聞くということで!」
会員「はい!」
茨「デリケートな質問は避けるように!」
会員「はい!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.139 )
- 日時: 2021/07/27 23:09
- 名前: いくちゃん (ID: DgEDzvxC)
137話・八大爆発
ある日
八期「おはようございます」
楓花「おはよう八期、朝御飯はキッチンの上にあるから適当に取って良いわよ!」
八期「うん、ありがとう」
零「おはようございます」
八姫「おはよう」
テーブル
3人「いただきます!」
零「今日は何が合ったけ?」
八期「ええっと、体育があるから体操服忘れたらダメなんだ!」
楓花「何事もなければ良いんだけどね」
八期「何それ!」
楓花「あんたが絡むと毎回のように、体育で揉めるじゃない!それで辞める、飛ばされる先生が何人いるか・・・」
零「星田先生に見てもらうという方法も使えませんしね・・・」
八姫「それは無理でしょう!先生だって他の授業があるんだし・・・」
楓花「いいえ、1つ間違えたら私の危機よ!って断ってたわ」
零「流石に先生もダメですか・・・」
楓花「八期が文句言うからでしょ!」
八期「僕は明らかなことしか文句言わないよ!微妙なら文句言わないもん!」
零「八君、口の周り!」
八姫「仕方ないわね」ふきふき
八期「あっ、ありがとう八姫ちゃん」
八姫「どういたしまして!全くみっともない!そんな男嫌われるわよ!」
八期「はい・・・」
玄関
子供達「行ってきます!」
親達「行ってらっしゃい!」
通学路
七斗「なんだ、八姫?八期と手を繋いで!」
八姫「何?悪い?元々こうやって登校する約束だったし!」
八期「一緒に登校するって言われてたけど手を繋ぐは言ってない、言ってない!」
八姫「何?私と手を繋ぐのが嫌なの?女の子と手を繋ぐのがそんなに嫌なの?」
八期「いや、そういう訳では・・・」
八姫「それにあんたいつも零や希さんと手を繋いでたし・・・」
零「あれ?八姫ちゃん嫌がってなかった?恥ずかしいとかそんな年じゃないとか・・・」
八姫「別に良いじゃん!気が変わったの!別にあんたのことが好きだから繋いでるんじゃないんだから!」
五模「おいおい、ツンデレかよ!」
八期「じゃあ、なんで繋いだの?」
七斗「こいつにツンデレは通じないのか」
八姫「なんか嫌なの!あんたと繋いでいないと私の心が嫌になるの!」
八期「何で?」
八姫「そ、そ、そ、それは言えない、って言うか!内緒よ!内緒!」
教室
八期「ええっと・・・」
零「そろそろ手を離してあげないと・・・」
八姫「もー!何でクラス別なのよ!」
八期「得意教科が違うからじゃない?」←根っからの理系
八姫「ムー!計算が苦手な自分を恨みたい!」←根っからの文系
零「名前数字なのに・・・」
八姫「関係無い!」
休憩時間
八姫「八期!」
八期「何?」
八姫「私と遊ばない?」
八期「でも零ちゃんと・・・」
八姫「私も付いていく!」
給食
零「お玉とか合って重くない?」
八期「大丈夫、むしろたまには持たないと!」
八姫「ちょっと!」
八期「ああ、お先にどうぞ!」
八姫「私が持ってあげても良いわよ!」
八期「いや、それは悪いし、しかもクラス違うし・・・」
下校
零「あっ、雨!私傘無い!」
八期「良かった忘れてた傘が役に立って!零ちゃん一緒に帰ろう!僕の傘に入れば良いよ!」
零「うん、でもちゃんと私も入れてね!八君自分ばっかり寄せるときあるから!」
八期「それはごめん!」
八姫「八期、私を入れて!」
2人「ええっ?」
八期「いや、八姫ちゃん傘持ってるじゃん!」
八姫「こ、これは・・・、はい!」
零「えっ?」
八姫「あんたに貸すよ!」
零「これ八姫ちゃんのだよね?」
八姫「職員室で借りたのよ!」
零「嘘!柄に八姫って書いてるわよ!」
八姫「ほらほら行くわよ八期!」
八期「ええっ?取り敢えず3人で使う?」
帰宅
3人「ただいま」
真央「お帰りなさいって、なんで3人共ずぶ濡れなの?傘手元にあるのに・・・」
八期「3人で1つの傘に入って全員頭が濡れないようにするにはどうすれば良いのか色々試していたらこうなりました」
真央「取り敢えず3人共順番にシャワー浴びてきなさい!」
浴室
零「もう一緒に入っちゃおうよ八君!」
八期「いつも一緒に入ってるもんね!」
八姫「待って!じゃあ、私も一緒に入る!」
2人「ええっ?」
八期「大丈夫?」
八姫「大丈夫よ!あんたのなんてお父さんやお兄ちゃん達と何回か入ってるし・・・」
風呂上がり
真央「何で八姫はシャワーだけでこんなにのぼせるの?」
零「さあ?」
八期「さあ?」
二美「まさか、あんた達3人で入った?」
八期・零「・・・」
二美「入ったのね・・・、お母さんのぼせたんじゃないわ!失神したのよ!」
晩御飯
全員「いただきます!」
零「八君、おいしいね!」
八期「うん、そうだね!」
ドン!
全員「えっ?」
八姫「いい加減にして!」
真央「どうしたの八姫?」
八姫「あんたさ、八期の何なの?」
零「えっ!私?」
八姫「あんた以外、誰が八期の近くにいるのよ!」
零「べ、別に八君はただの友達だよ!」
八姫「はあ?ただの友達?」
零「そうだけど、何かおかしい?」
八姫「ただの友達がそんなずっと近くにいるものなの?」
零「そんなことは・・・」
八姫「朝も昼も晩も夜も常にあんたは八期と一緒じゃん!朝は身だしなみを整える、昼は机は隣同士で休憩時間も給食当番もいつも一緒で登下校はいつも手を繋いでるじゃない!しかもお風呂まで一緒なんて頭おかしくない?」
一兄「なんだ八姫?零ちゃんに八期取られた嫉妬か?」
八姫「一兄は黙って!私はねあんたらがいつも一緒にいるとイライラするのよ!本当離れてくれない!目障り!」
零「それはあなたの我が儘じゃないの?何で私が八君から離れないとダメなの?」
二「おいおい、食事中にメロドラマな展開止めてくれ!」
一兄「ああ、飯が不味くなる!」
八姫「そんなに離れないってことはあんた相当物好きね!」
零「どういうこと?」
八姫「はっきり言って、学力はそこそこ、体力は無く、泣き虫で自己中で、問題児なこいつをよく付いて行こうなんて思ったわね」
二美「八姫、あなた今とんでもないこと言ってるわよ!」
零「何?私はただ、八君の為を思ってやってるだけです!」
八姫「何よ!途中からしゃしゃり出て、それで理解者になったつもり?」
零「そういうあなたこそ彼のことを理解出来ているのですか?一緒に登校することさへ拒否したあなたが?」
八姫「あんたはどうなのよ?」
八期「えっ?」
八姫「私のことどう思ってる?」
八期「えっ?」
八姫「私のこと好き?」
八期「ええっ、前にも言ったけど・・・」
八姫「嫌いなの?どこが?」
八期「いや、その質問が嫌い」
八姫「はあ?」
二「ある人のことが好きか嫌いかって質問が嫌いなんだよ!人についての好き嫌いは嫌いと言えば、その人との距離が離れ、好きと言えば、強制的に恋愛に持っていかれるこれが怖いんだよ!」
八姫「何よ!はっきりしなさいよ!」
真央「そこまで!食事は楽しい話をする場よ!こんな悲しい話ではみんな食べる気を失くすわ!」
八姫「フン!」
数分後
キッチン
バチバチバチ!
真央「コラ八姫!何焼き餅なんか焼いてるの?」
二美「八姫、後でお姉ちゃんとこ来なさい」
二美の部屋
二美「何が合ったの?」
八姫「あの2人が仲良くしてると心が痛い!なんか嫌だ!見たくもない!」
二美「だからってあの言い方は無いでしょ!」
八姫「お姉ちゃんには私の心なんて・・・」
二美「分かるわよ!私だって好きな男の子が私じゃない女の子と仲良くしてたら嫌になることある!私もその男の子と仲良くなりたいって思う!なんで私じゃないの?って嫉妬する!あなたは零ちゃんに焼き餅妬いてるの!嫉妬してるのよ!」
八姫「嫉妬?」
二美「嫉妬って言うのは相手を妬んだりうやましく思うこと!好きなもの取られて私も欲しかったって言うのが嫉妬よ!ものでなくてもね!」
八姫「んんーー!」
二美「だからって八つ当たりはダメよ!零ちゃんの心を傷つけたし、八期君は何のことか分かってないし・・・」
八姫「だって、私があいつのこと好きなんて言えるわけ・・・」
二美「それは本人だけで良いから!」←ハグする
八姫「二姉?」
二美「じっくり時間を掛けても本人に想いを伝えるだけでも達成させなさい!でないと後悔するよ!私もあなたと同じ境遇だから!」
八姫「二姉、告白してないの?」
二美「だから、憎まれ口を叩くのはこの口か!」
その後
八姫「零ちゃん、激しく文句言ってごめんなさい!私頭に血が上って・・・」
零「言っとくけど、私負けないから!」
八姫「えっ?」
零「やるからには正々堂々とよ!」
八姫「わかった、私も絶対負けない!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.140 )
- 日時: 2021/08/14 22:51
- 名前: いくちゃん (ID: uWCnjyP1)
138話・自己中な8
百人一首
楓花「あまつかぜ・・・」
八期「はい!」
二「八期もある程度百人一首覚えてきたな!」
八期「学校のチビッ子倶楽部で書いてたからね!後百人一首やるとこも見てたし!」
楓花「大江山生野の道の遠ければ・・・」
八期・八姫「はい!あっ!」
八姫「これは同時だからじゃんけんよね?」
八期「これはぼくのだよ!」
八姫「はあっ?」
八期「だって、ぼくの手の方が下だからね!」
二「そうだな!」
八姫「ムキー!」
楓花「こいすちょう・・・」
八期「はい!」
三「はい!これはじゃんけんよね?」
八期「いや、僕の方が早かった!」
三「何よ!」
八期「見てたもん!」
一「ハイハイ、じゃんけん・・・」
八期「僕が早かったから僕のだ!」
楓花「譲ってあげて!この子下手な嘘は付かないから!次行くわよ!奥山に紅葉・・・」
八期・零「はい!」
零「これは私が早かったよね?」
八期「ええ!これはじゃんけんだよ!」
鶴「零であっても容赦無し」
結果
楓花「1番多いのは一か」
一「やったー!1番!」
二「本当に姉ちゃん強いよな・・・」
一「百人一首は記憶力と観察力と瞬発力なのよ!」
二「今度やるとき姉ちゃんハンデな!」
一「そう言いながらもちゃっかり2位じゃない!」
二「3位は八期か!」
八期「一お姉ちゃんと二兄ちゃん強い!」
二「それでも二桁取ってんじゃねーか!最初やった頃は1枚も取れなくて、散々文句言ってたくせに!今ではその立場逆転してる癖に!」
三「全然取れなかった!」
八姫「八期と揉めたやつ取ってれば0枚じゃなかったのに!」
楓花「今度は経験者達は上の句から取るの禁止にする?」
三「お願いします!」
八期「ええ!やだ!やりにくい!」
楓花「少し位ハンデあげなさいよ!」
試合途中
八期「こんなの全然面白くない!やりにくい!」
二「同感!」
一「じゃあ50枚目行ったら上の句からでも取って良いってことにしよ!」
二「後何枚だ?」
楓花「まだ、10枚も行ってないわよ」
二「きついな・・・」
その後も
五模「じゃんけんだろ!」
八期「僕が取った!」
零「これは私が早かったよ!」
八期「ええ!ほぼ同時だよ!」
八姫「これは私が早かった!」
八期「僕の方が早かった!」
結果
三「もう、うんざりよ!何なのよ!あんたとなんか百人一首なんかやるもんか!」
八姫「本当に面白くない!」
五模「意味わかんね!」
六海「本当に自己中!」
八期「なんなんだよ!」
零「?」
一「どうかした零ちゃん?」
零「何で八君ってこういったゲームになると自己中なんだろう?」
二「零ちゃん、自己中のようで自己中じゃないんだ!」
鶴「どういうこと二君?」
一「簡単に言うと、本人は自己中なんて思ってないのよ!」
鶴「何で?」
二「八期は真面目な性格だからな、それに思い返して見てよ!全部が全部自己中だったか?」
零「そう言えば・・・」
回想
零・八期「はい!」
零「これはじゃんけんかな?」
八期「これは零ちゃんの方が早かったよ!」
一・二「はい!」
二「じゃんけんか?」
一「そうじゃない?」
八期「二兄ちゃんの方が早かった!」
回想終わり
零「自分が遅いときは認めてたし、他の人に対しても指摘してた!」
二「つまり、あいつはルールに乗っ取ってやってるだけと思ってるんだ!ハンデ無しでやりたいのもそれが理由!」
一「まあ、実際やりにくいのも事実だけどね!それに想いみて!あいつが揉める原因は?」
零「そう言えば、順番抜かされたのに周りが抜かした人を擁護したことがありました!」
一「それよ!あの子の中では自分は正しいことをしてる、相手が間違ってるこれの食い違いによって自己中と思われてるのよ!まあ、一時期はガチの自己中で、後の人のことを考えずに、食べ物や飲み物を最後の1個とかになっても平気で食べてたけどね」
楓花「それだけじゃないわ!」
鶴「えっ?」
楓花「あの子、自分の慣れたものでないと納得行かないのよ!私が百人一首の読み手やってるけど、他の人に頼まないでしょ」
鶴「確かに」
零「何でですか?」
楓花「読み方が違うのよ!普通は上の句を最後発音を上げる読み方なのに、私以外皆下げるのよ!それであの子私以外は聞きたくもないって!」
鶴「納得できない物が多いんですね」
楓花「そうね、分かってくれれば気にはしない子なんだけど・・・、答えを1つだけと思っているというか、自分の中でそれが正しいと思えば、その他は間違ってるって思っているのよ!」
一「ああ、合った、合った!それで知識が偏ってるのよね!」
鶴「例えば?」
二「パンダのしっぽの色!」
鶴「白よね?何で納得しないの?」
零「えっ?黒じゃないの!」
一「本物は白よ!」
零「ええ!嘘だ!」
楓花「零ちゃんの言ってることは人形のことよ!人形は当時の飼育員さんが間違えて黒にしちゃったの!でもあの子は未だに納得が行ってなくて、本が間違ってるってね・・・」
二「そう言えば電車もだったな、色が違うって!」
一「それはあんたもでしょ!」
鶴「あの子難しい子ね・・・」
楓花「八期だけじゃないわ!十人十色って言うじゃない、だから人の気持ちや価値観なんて人それぞれだから、理解するには何を許せるかね!許せない部分はどう納得させるかね!ここに気を付けないと相手を理解なんかできないわ!」
零「相手の価値観をどう許す、許せない時にどう納得させるかか・・・」
八期への理解はまだまだ難航するようだ。
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