二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.170 )
- 日時: 2021/12/20 22:18
- 名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)
169話・最悪な修学旅行・・・④
トントン、トントン・・・
栞「はい、こんな夜に何?」
花梨「先生!」
栞「何?こんな夜中に外出て、谷口先生に見つかったらフロントで朝まで正座よ!」
珊瑚「さっきから不気味な声と・・・」
神奈「大きな音が何回もして眠れません!」
栞「ええっ?」
ドンドン・・・!嗚呼!
栞「確かにそうね・・・微かだけど・・・」
福岡「あっ、岡田栞先生!」
栞「福岡先生!こんな夜中に慌ててどうしたんですか?」
福岡「星田先生は居ますか?」
栞「今私の隣のベッドで寝ていますよ」
福岡「良かった、八期があっちで暴れてるんですよ!」
栞「分かりました!」
一方
芹「もう、何よこの音!」
八姫「なんか悲鳴も聞こえるし、全然眠れない!」
葉月「何であんたも起きてるの?」
理珠「不審な音がするといざというときに動けるように成っているんです!」
葉月「それはそれでいいけど・・・」
零←唯一寝てる人
芹「こんな状況でよくぐっすり寝れるわね」
八姫「零ちゃん!起きてよ!」
零「もうやめてよ八君!」
八姫「八期じゃないわよ!」
零「私の服を脱がさないでよ!」←寝言
八姫「やってない!」
葉月「どんな夢見てんだよ!」
一方
栞「香ちゃん!起きて!起きてよ!」
香「もう、何よ!」
栞「今、大変なの!」
香「ん?栞ちゃん?」
栞「香ちゃん!起きた?」
香「ああ、怖い夢でも見た!仕方ないわね、ほら隣で一緒に寝よ!」
栞「ああ、違う!」
福岡「星田先生、起きて下さい!」
香「何よ!うるさいわね!久しぶりに深い眠りにつけると思ったのに!」
福岡「八期が暴れてるんです!」
香「はあっ?」バサッ!
栞「起きた?」
香「なんかの間違いでしょ!お休み!」
福岡「本当なんです!夢じゃないんです!」
香「そんなんじゃない!八期はね人に何かしら理由がない限り人に手は出さないの!何の理由も無しに暴れるなんてね絶対あり得ないの!なんか怒らせることしたんじゃないの?」
栞「それこそ行こうよ!止めないと!」
香「無理、八期が何に怒ってるか分からないと私は動かないようにしてるの!」
福岡「何でですか?」
香「でないと私の信頼が失くなるんだから!」
栞「それだけ?」
香「だってね、頭ごなしに注意してもあの子は聞かない!原因を聞いた中から判断して行かないとあの子は納得しないの!」←起き上がって
福岡「じゃあ、どうすれば?」
香「なんか思い当たる節無いの?八期以外でもいいから関係ありそうなこと言ってみなさいよ!」
福岡「たしか、八期の班が全員フロントで正座の罰を受けてたんですが、係員さんの悲鳴で駆け付けたとき、八期以外は泡だらけというか消火剤だらけでした」
香「何で八期の班が罰を受けたんですか?」
福岡「2人が勝手に女子のいる別館に出入り、残りは部屋で夜遅くまで起きてました」
香「ちょっと待ってて!」←自作のポーズをする
福岡「何、やってるんですか?」
栞「香ちゃんならではの考えるポーズ!ほらよくミステリードラマの探偵役とかがやるでしょ!香ちゃんはああやって、集中して考えを纏めるの」
福岡「大丈夫でしょうか?」
栞「信じるしか無いわ」
数分後
香「見えた!そう言うことね!」
栞「何か分かったの、香ちゃん?」
香「全てでは無いけど、私の推理が正しければ、十中八九原因は罰にあるわね!ねえ、八期の班に罰を受けるように言ったたのは?」
福岡「生徒指導の藤野先生ですけど・・・」
香「まずは藤野を問いたださないと!」
福岡「香先生?」
栞「香ちゃん、めちゃくちゃ怒ってる!普段先輩の先生は呼び捨てにしないのに・・・」
福岡「ええっ?」
香「福岡!藤野の元に案内しなさい!」
福岡「はっ、はい!」
栞「香ちゃんの言うこと聞かないと人生が終わると思って下さい」
福岡「こええ・・・」
香「栞ちゃん、何か合ったら電話して!こっちも何か合ったら電話するから!」
栞「わかった!気を付けて!」
一方
八期「どこだ!」
女性教師A「コラ!こんな夜遅く・・・、しかも女子のいる別館に・・・」
八期「うるさい!」
プシュー!ガン!
女性教師A「嗚呼!」
一方
福岡「た、大変だ!」
香「これは・・・、相当な恨みね・・・」
福岡「感心してる場合じゃないですよ!」
階段
福岡「た、田村先生!大丈夫ですか?」
田村「わ、八期に蹴落とされた・・・」
香「藤野は?生徒指導の藤野は?」←胸ぐらを掴む
田村「多分、この階段を上がった廊下に・・・」
階段を上がった廊下
福岡「うわあ!きたな、じゃなくて藤野先生大丈夫ですか?」
藤野「畜生、あいつ!教師を舐めやがって!絶対許さん!」
香「教師舐めてんのはてめえの方だよ!」
藤野「何だと!新任の癖に生意気な!」
香「あんたちゃんと指導したのか?」
藤野「ああ、勿論だ!6人中2人が無断外出、残りの4人は夜更かし、だからあいつらを処罰したそれの何が間違ってる?」
香「あんた、はなから全員を悪者にしただろう!全員が約束を守ってないことにしただろう!」
藤野「はあ?お前は聞いてなかったのか?連帯責任なんだよ!たとえ普通に寝ていようがなんだろうが、班全体で注意出来なかったあいつらの自業自得なんだ!それの何が間違ってる?」
香「大間違いよ!そんなんだから今、こんな大惨事になってるんでしょ!この大馬鹿者が!あんたなんか教師失格よ!」←胸ぐらを掴み
ドン!←思いっきり壁にぶつける
福岡「ちょっと、香先生!」
香「ああん?お前もやられたいか?」
福岡「いいえ!」
香「兎に角、こいつを放っといて行くわよ!」
福岡「どこに?」
香「決まってるでしょ!八期の所よ!」
福岡「あいつの居場所分かってるんですか?」
香「わからない、でもあいつの次のターゲットなら分かる!」
福岡「誰ですか?」
香「学年主任の谷口よ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.171 )
- 日時: 2021/12/21 21:05
- 名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)
170話・最悪な修学旅行・・・⑤
ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!
八期「どこだ!」
ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!
八期「出てこい!」
女子A「うるさい!」
八期「黙れ!」
香&栞の部屋
花梨「先生!」
栞「ちょっと待って!でも出ていったらダメよ!絶対危ないから!」
プルルルル
香「もしもし?」
栞「香ちゃん!八期君こっちに来てるわよ!どこにいるの?」
香「男子のいる本館よ!どうやら連絡通路が2本あるから擦れ違ったようね」
栞「早く来て!あの子止めないと私達皆怖くて眠れないわ!後、物凄くドアを大きく叩いてるけど、どうすれば良い?」
香「八期にノックされても出ないで!こっちから何も言わない限り、手は絶対出さない!むしろ怒ったりすると、何するかわからないから、兎に角なにもしない!先生達にはノックをしないことを伝えて!」
栞「わかった!メールしとく!後、3人は私が預かっとく!」
香「OK!」
福岡「八期は?」
香「今、私達の部屋の廊下にいるわ!」
福岡「早く行かないと!」
香「そうしたいけど、あの子を納得させる止め方を考えておかないと・・・」
福岡「そんなことしたら、他の生徒達が!」
香「言ったでしょ!こっちからなにもしない限り何もしない子だから!ただ、多分だけど、あの子にとって教師全員を敵と認識してるのよね、でないと男性の先生達が福岡先生以外皆のびてるなんて有り得ないわ!」
福岡「なんか複雑です」
香「取り敢えず、先生は何もしないで下さい!八期は私が止めるので!」
福岡「ええっ?」
香「八期は私の担任ですから!」
一方
ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!
芹「うるさい!」
八姫「怖い!」
葉月「これ出ていいの?」
理珠「先生からの報告で出ない方が良いと、後先生はノックせずに入ってくると!」
芹「こんな最悪な状況でこの子は何でぐっすり寝れるの?」
八姫「零ちゃん!起きてよ!八期止めて!あなたならなんとか出来るでしょ!」
零「もう、八君!そんなことしたら、赤ちゃん出来ちゃうよ!」←寝言
葉月「だから、こいつはどんな夢を見てるんだ!」
芹「こんな状況で赤ちゃんって・・・」
理珠「一応、録音しましたがどうしますか?」
葉月「流石に本人卒倒するから消しなさい!」
ドーン!
八姫「ねえ、凄い音がしたけど?」
数分前
谷口「あなた、どういうつもり?夜更かしだけでなく、皆に迷惑かけて、強制送還だけで済まないと思いなさい!」
八期「このアホ教師!」
谷口「何ですって!」
八期「おらっ!」
谷口「ふっ!」
コロコロ←空の消化器
谷口「あっ!」
八期「おらっ!お前のせいで、お前のせいで!」←先生を馬乗り
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
谷口「嗚呼!」
葉月「た、大変!谷口先生が八期に襲われてる!」
芹「嘘でしょ!こんな真夜中に、こんな廊下で・・・、って言うかあいつ守備範囲広すぎ・・・、うっ!」
八姫「芹ちゃん?」
葉月「たくっ、何を想像してるんだ!」
零「八君が人前で服脱ぐわけないでしょ!」
2人「えっ?」
理珠「寝言です」
葉月「どんな寝言よ!」
八姫「絶対起きてるでしょ!」
葉月「それより芹は鼻血出して倒れてるよ!」
八姫「そんなことより先生助けない?」
理珠「たしか、八期は何も理由がない限り人に手は出さないのでは?」
葉月「確かに、そう聞いてるし、事実だ!」
八姫「じゃあ何で?」
香「八期!」
福岡「谷口先生!」
八期「バカ!バカ!バカ!バカ!」
福岡「どうします?」
香「福岡、耳塞いで!」
福岡「ええっ?はい!」
ピー!!!!!!!!
八期「ハッ!」
香「八期?」
八期「・・・」←振り向く
香「何が合ったの?もしかしてちゃんと寝てたのに、強制的に起こされた?」
八期・コクッ!
香「やっぱり、それで自分を連れ出した藤野と連帯責任通告をした谷口を懲らしめてたのね?」
八期「・・・」
香「大丈夫、先生はあんたの気持ち分かるから!あんたは真面目に過ごしてたのに悪者にされたのよね?あなたは先生が絶対守る!大丈夫、悪いようにしないわ!」
八期「ああーん、ううっ・・・、うわあーん、あーんあんあん・・・」
香「ハイハイ、先生はあんたの味方だから・・・」
数分後
香「あっ、流石に寝ましたね!」
福岡「そりゃ、今4時ですよ!」
香「それにあれだけ暴れたら眠くもなるか!」
福岡「どうするですか?」
香「福岡、八期の班の部屋からこの子の荷物一式私の部屋に運んどいて!」
福岡「えっ?」
香「この子私のベッドで寝かすわ!その時に着替えやらなんやら無かったら困るでしょ!本人寝たし、私ももう疲れたのよ頼む!今度何かお昼かなんか奢るから!」
福岡「分かりました、で届ける際は?」
香「ドアの隣にでも置いといて!栞ちゃんも寝てると思うし、起きたら私が預かっとくわ!」
香&栞の部屋
ガチャン
栞「お帰り!えっ?」
香「この子私のベッドで寝かすから!一応、福岡先生が八期の荷物一式届けに来るから、ドアの隣に合ったら中に入れといて!」
栞「いやいや、私のベッドにさっきの女子生徒達が・・・」
香「一緒に寝れば良いだけの話よ!」
栞「それはそれで問題では?」
香「何よ!小学生よ!息子と一緒に寝るようなものよ!それに教師は第3の親だしね!さあ、3時間位しかないけどぐっすり寝るわよ!」
栞「そうですね!少しの時間でも寝ておかないと!」
しかし、先生達は知らなかった!この事件のせいで、この後まさかな展開になっていたなど!
- Re: ナンバーズ8 ( No.172 )
- 日時: 2021/12/22 21:58
- 名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)
171話・最悪な修学旅行・・・⑥
栞「ふあああーーー・・・、ああ、まだ寝不足、でも先生として寝坊なんかしてられない!ん?私のベッド濡れてない?」
栞「えっ?ちょっと!」
栞「おっと、いくら何でも皆まだ寝ているもんね、静かに、静かに・・・、(誰よ!おねしょしたのは?何歳なのよ!でも黙っとこう・・・)」
食堂
?「岡田先生おはようございます!」
栞「田原先生、おはようございます!」
田原「イヤー、昨日は大変だったんですてね?」
栞「昨日というより今日ですけど、日付変わってましたし!」
田原「うちの部屋にも何人か生徒達が助け求めて来て、布団にくるまってましたよ!それで怖がってたのか、何人かおねしょしちゃって・・・」
栞「先生!あまりそんなこと言ったらダメですよ!」
田原「そうね、この年でなんて顔から火が出るほど恥ずかしいものね!」
食堂
田原「あら?朝ごはんは?」
栞「変ですね、もう用意されてもおかしくない時間帯なのに・・・」
田原「すみません!朝ごはんは?」
女性従業員「昨日用意しましたが、誰も下りて来なかったので、片付けましたよ!」
2人「えっ?」
田原「何を言っているのですか!私達は昨日来たんですから、朝に居ないのは当たり前じゃないですか!」
栞「そうですよ!生徒達がお腹空かせてやって来るんですから!それにお金だって払ってるんですから、用意して下さい!」
支配人「どうされましたか?」
田原「あなたは支配人?朝ごはんはまだなの?」
支配人「昨日お呼びしましたが、誰も下りて来なかったじゃないですか!」
栞「はあ?私達は昨日来たんですよ!」
支配人「では、延長料金というわけで・・・」
栞「だから、3日も過ごしてません!兎に角、何でもいいので朝ごはん作って下さい!生徒達を空腹で歩かせるんですか?」
田原「今すぐ!持ってきなさい!」←鬼の形相
支配人「は、はい、わ、分かりました!」
田原「たくっ、席も並べられてないじゃない!一体このホテルはどんな教育してるのよ!」
栞「大輔君、おはよう!」
大輔「おはようございます」
栞「早矢香ちゃんおはよう!」
早矢香「おはようございます!」
数十分後
栞「予定時間迫ってるのに、まだ30人も来てない!」
田原「仕方ありませんよ!昨日あんなこと合ったんですから!皆寝不足にでもなってるんでしょ!正確には今日の深夜ですが」
栞「八期君おはよう!」
八期「おはようございます!昨日は失礼しました」
栞「夜のこと?」
八期「部屋を借りたことと荷物を預けてもらったことです!」
葉月「あんた、先生の部屋で寝てたの?」
栞「葉月ちゃんおはよう」
葉月「おはようございます」
八期「起きたら香先生が隣で寝てた!抱き締めるように、後皆おはよう」
八姫「何それ?」
零「フフフ、親子みたい!」
八期「零ちゃんおはようって何で下が体操ズボン?」
零「言えない!」
葉月(言えるわけ無いよな、まさか大きい方を漏らしたなんて・・・)
零「そう言えば先生、私の赤ちゃん知りません?」
栞「赤ちゃん?お人形さんかな?」
零「昨日頑張って元気な女の子産んだんだけどな・・・」
栞「えっ?」
零「八君との子なんだけど知りません?」
栞「八期君?」
八期「知らない!知らない!」
葉月「夢と現実を一緒にするな!」
栞「なーんだ、赤ちゃんを産む夢を見たのね!どんな夢を見てるの!」
田原「岡田先生、ほとんど居ませんが、いる生徒だけでいただきますをしましょう!」
栞「分かりました!それにしても他の先生方も下りてきてませんね」
田原「昨日の今日ですから、そっとしてあげましょう、あっ藤野先生おはようございます!」
藤野「おはようございます!岡田先生、田原先生!ん?」
田原「ああ、すみません!昨日の今日で寝不足の生徒達が多くて、あんなこと合ったので、今日の寝坊は大目に・・・」
藤野「おい!」
八期「はい?」
藤野「何でお前みたいなのがこんなところにいる?」
八期「えっ?おはようございます」
藤野「ああ、おはよう、お前自分がやったこと分かってるのか?」
八期「えっ?」
パチン!
栞「藤野先生!?」
藤野「お前、昨日夜更かししただけでなく、部屋を暴れまわって皆に迷惑かけた癖にそれを覚えてないというのか?お前みたいな奴に食わす飯は無い!出ていけ!」←八期をつまみ出す
バタン!
八期「はっ?」
藤野「昨日は皆大変だったな、取り敢えず食事を取ろう!食べないと元気がでないからな!」
ドーン!パリんパリん・・・
八期「はあ?誰が夜更かししてただ?誰が人に迷惑かけただ!」
藤野「なんだと!お前自分がしたことが分かってるのか?」
八期「それはこっちの台詞だ!おらっ!」←傘を持つ
藤野「この!」
ガシャン!
早矢香「キャアアアア!」
八期「やろう!」
藤野「この!大馬鹿者が!よくも昨日はやってくれたな!」
栞「八期君!止まりなさい!」
田原「藤野先生も抑えて!」
ドンガラガッシャーン!
葉月「ああ、朝ごはんが!」
藤野「捕まえた!」←八期を馬乗りする
八期「ううっ、離せ、エイ!エイ!」
藤野「昨日の仕返しだ!お前よくも教師に歯向かったな!その報いを俺が教えて・・・」
ゴン!
藤野「誰だ?」
香「ふっ!タアッ!」←藤野先生を背負い投げ
藤野「うわあ!」
香「うちの生徒をいじめるなど言語道断よ!あんたに教師なんて100%向いてない!」
警察「確保!暴行傷害及び児童虐待の容疑で現行犯逮捕だ!」
藤野「待て!俺は、俺は何も!おい!離せ!誰か!」
香「大丈夫?八期!」
八期「先生」
香「昨日、何が合ったのか話してくれる?あっちで!」
八期「はい」
- Re: ナンバーズ8 ( No.173 )
- 日時: 2021/12/25 22:54
- 名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)
172話・最悪な修学旅行・・・⑦
部屋
芹「あー!ヤバい!寝過ごした!」
食堂
芹「すみません、遅れました!」
栞「あっ、草さんおはよう」
芹「おはようございます!寝過ごしましたが、夜変な音がして、よく眠れなかったんです!本当なんです!信じて下さい!」
零「うん、わかってるよ」
芹「零、じゃあ・・・」
零「さあ、手伝ってね!」
芹「えっ?」
葉月「ガラスの破片気を付けろよ!」
芹「何で起きてすぐに食堂を掃除することになるのよ!」
理珠「昨日の夜のことに関係しておりまして・・・」
田原「松本と藤野先生が争ってね・・・」
零「違います!藤野と谷口が怒らしたんでしょ!香先生が言ってました!」
葉月「って言うか何で私達なのさ!あいつは?」
零「やったら、全てが自分のせいになるから嫌だって!」
芹「それでその八期は?」
栞「香先生があそこで話を聞いてるわ!」
廊下
香「なるほど、ちゃんと寝てたのに、先生に蹴られて起こされたのね・・・」
八期「はい・・・」
香「昨日自分がしたこと覚えてる?」
八期「全部、藤野と谷口が悪いんです!僕は悪くありません!」
香「そうとは限らないわよ」
八期「何でですか!」
香「自分に置き換えて考えてみなさい、仮にあなたが部屋で寝ていて、夜遅くにドンドンと大きな音を立てられたら?」
八期「バカじゃないかって思います・・・」
香「そうよね、人の邪魔をしてるしね!あんたから見たら、先生達のせいで暴れてた、もとい先生達を凝らしめようとしたんだろうけど、他の文句言った生徒からしたら、あなたに起こされた、寝れなかったって思うの!」
八期「でも・・・」
香「先生はあんたの気持ち分かるわ、自分が悪くないのに、疑われて罰を受ける、冤罪をかけられること・・・」
八期「えっ?」
香「実は先生もあんた位、いやもっと下、小学校低学年、私も冤罪をかけられたの!」
八期「ええっ!」
香「たしか、2年生の時だったかしら、当時頭が良かった私は、テストでオール満点を取りまくっててね、それでカンニングを疑われたわ!」
八期「ええっ!?」
栞達「ええっ?!」
香「勿論、私は否定したわ!でも・・・、誰も信じてくれなかっただから・・・」
回想
香(当時8歳)の頃
職員室
ドン!ドン!ドーン!
当時の担任「何をやってるの!」
香「うるさい!お前らみたいな先生なんかいらない!学校なんて失くなれ!オラッ!ああっ!」
ドン!ドン!ドンガラガッシャーン!
先生A「やめなさい!」
香「辞めるのはお前だ!」
先生B「だ、誰か止めて!」
ゴン!パリン!パリン!・・・
回想終わり
香「先生を全員を倒して、職員室を壊したわ!」
栞達「何それ?」
香「勿論お母さんに大目玉を食らったわ!でも、お姉ちゃんは理解したうえで、お母さんに手を出してね・・・、私としては唯一嬉しかった、だって唯一信じてくれたから!」
八期「それで?」
香「私の通ってた学校は私が暴れて1週間後に失くなったわ!」
全員「ええっ?!」
香「ただ、そんなことしても同じだった、変わった学校でも同じように疑われてね、だから私は文句言われないように、必死で勉強したの、そして気付いたら飛び級してた!」
八期「ええっ?先生はなぜ先生に?」
香「あんたみたいな生徒を出さないように、あんたみたいな生徒を守れるように!」
八期「先生・・・」
香「取り敢えず、夜のことは皆に謝らないと!」
八期「・・・」
香「大丈夫、先生がフォローしてあげるから、勿論悪いようにはしないわ!まあ、謝るのは夕方になるけどね!」
田原「先生、片付け終わりました!」
香「皆、ごめんね!皆、お腹空いてる?」
零「はい」
葉月「朝から片付けだもの!」
香「じゃあ、お昼食べに行こうか!栞先生、車借りて来るわね!」
栞「分かった、それより香先生凄いね」
香「何が?」
栞「あれ、ただの作り話でしょ!八期の気持ちに近付けるために考えたんでしょ!まさか職員室で暴れたり、学校を壊すなんて・・・」
香「あれ、全部本当の話よ!」
栞「えっ?」
香「じゃあ、行ってくるわね!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.174 )
- 日時: 2021/12/26 22:03
- 名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)
173話・最悪な修学旅行・・・⑧
プー、プップッ!
香「は~い、先生についていきたい子は乗って!」
6人「は~い!」
栞「香先生!」
香「何?栞先生」
栞「元気な子はこの6人だけだった」
香「そうでしょうね、これくらいの数は想定してたわ!むしろ10人以上だったら焦ったわよ!下手したら栞先生にも付いてきてもらうところだったわ!」
栞「他の生徒達は皆寝不足なので・・・」
香「分かりました、ちゃんと寝かした方が良いわ!それに無理に動かして大怪我なんて最悪だもの!理事長に電話しといて!旅行少しだけ延長します!って!この学校の旅行毎回延長するから延滞料金位払ってくれるわよ!じゃあ、行ってきます!夕方頃に帰ってくるね!」
栞「ええっ?そんなに!」
道中
零「先生、何で私は助手席何ですか?」
香「悪い?全員シートベルトしてる?法律違反な上に、してなかったら危険なんだから!」
6人「してます!」
香「今からお昼食べに行くけど何がいい?」
八期「ラーメン、お寿司、焼き肉、ハンバーグ・・・」
香「何れか1つに絞りなさい!」
八期「海鮮料理じゃなければ何でも良いですよ!」
香「じゃあお寿司は!」
零「食べれるものと食べられないものがあるんです」
香「たく、好き嫌いして・・・」
八期「食わず嫌いじゃないですよ!食べて嫌いになってるんです!食わず嫌いしたのは苺だけです!」
葉月「何でだよ!」
歩「甘いのに・・・」
八期「初めてだったから、周りが食べられない雰囲気出してたから、なんかたべにくかった」
芹「ふーん、私は野菜が嫌いかな」
八期「子供!そんなの嫌いなの?」
芹「何よ!魚嫌いのあんたに言われたくない!」
八期「魚は好きだし、タコとかいかとか貝類が嫌いなんだよ!」
葉月「ちなみに理由」
八期「まずい!体が拒否る!」
八姫「そう言えば貝類がダメだから潮干狩り行かないんだったね、芹ちゃんも野菜キラキラなんだ、私も!うちの兄妹は皆野菜苦手!」
八期「野菜って何で皆嫌いなんだろう?」
香「あんたが海の幸が嫌いなのと同じ理由よ!こっちからしたら、何で魚介類が嫌いなのか?って聞きたくなるよ!」
理珠「特に嫌いなのは?」
芹「人参」
八姫「ピーマン」
八期「あり得ない?何で?」
葉月「お前はどうなんだ!」
八期「僕は基本魚は好き、でも秋刀魚とうなぎは嫌い」
芹「高級なのに勿体ない!」
八期「だって嘔吐するんだもん!」
香「うん、食べない方が良い」
八期「後、タコはたこ焼きならイカはイカ焼き!まるごと焼きじゃない方の!エビは天麩羅じゃないとダメ!貝類はほぼ全般!美味しくない!何度も食べても!」
歩「そうかな、私牡蠣とか好きだけど・・・」
八期「ええっ!めちゃくちゃまずいよ!美味しくない!」
香「よーし、全員の好き嫌いを克服できるレストランにしようかしら?」
6人「嫌だ!」
とあるファミリーレストラン
香「着いたわ!」
カラン!
店員「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
香「7です」
店員「お席ご案内します」
席に案内され・・・
店員「失礼ですがご家族ですか?」
八期「いいえ、ええっと・・・」モガッ!
香「いえ、娘とその友達で、預かってるんです!」
店員「そうなんですか、失礼致しました、ごゆっくり」
八期「零ちゃん、何でダメなの?」
葉月「修学旅行中ですなんて、他のお客さんが聞いたらびっくりするわよ!」
芹「こんな時間帯にお昼を先生に奢ってもらう小学生なんてどこ行ったって居ないわよ!」
歩「こんなのバレたら大騒ぎだよ!」
八期「そうなの?」
香「少なくとも理事長先生が会見を開くか、取材されるわね」
零「どんな教育してるんですか!ってね!」
八期「ふーん・・・」
香「さあ、何でも好きなものを1つ頼んで良いわよ!その代わり食べきれるものよ!食べ過ぎて残すなんて止めてよね!」
八期「僕は、このチーズハンバーグかな、あっでもチキンも良いし・・・」
零「じゃあ、私がチキン頼むから交換っこしない?」
八期「いいね!」
八姫「八期、唐揚げとか食べたくない?」
八期「唐揚げか・・・」
八姫「1個あげるから、ハンバーグ一口お願い!」
八期「分かった!」
芹「私はステーキにしようかしら?滅多に食べないし・・・」
八期「ステーキもいいな・・・」
芹「あげないから!」
歩「私の一口あげるよ!」
八期「歩、ありがとう!」
葉月「私はチキン南蛮かな」
八期「チキン南蛮・・・」
葉月「もう、一口あげるから、お前のハンバーグよこせ!」
八期「いいよ!」
香「先生はサイコロステーキにするわ」
八期「美味しそう」
香「1個あげるから、ハンバーグ一口ね!そうなると、八期のハンバーグは大きくした方が良いわね」
八期←ボタンガン見
香「ハイハイ、押しなさい」
ポーン!
料理到着後
香「はい、この真ん中のを頂くわ!」
八期「ああ!」
香「サイコロステーキ1個あげるんだから文句言うな!」
葉月「そうそう!」
歩「私はそんなに食べないから端で良いや!」
零「私はこれ!」
香「はい、皆一応手を合わせて」
パン!
香「いただきます!」
6人「いただきます!」
香「ドリンクバーが付いてるのね!何飲もうかしら?」
葉月「八期は混ぜないんだ」
八期「混ぜないね」
零「美味しい!旅行中にこんな美味しい料理が食べられるなんて幸せ!」
芹「零!シー!シー!」
歩「まあ、友達と一緒にレストランで食事の方が珍しいよね?」
八期「うんうん、美味しいだけでなく楽しい!」
零「そう言えば、先生夕方までホテルに帰らないんですよね?」
5人「えっ?」
香「どうせ帰ったって何者する事ないんならあなた達だけでも遊ばせようと思ってね!」
食べ終わり
香「さあ、着いたわ!」
6人「おおっ!」
芹「屋内の公園!」
八姫「屋内の遊具!」
八期「あっちにコロコロマシーンがある!」
零「うわー、凄い!」
八期「僕、ここに住みたい!」
葉月「住むのか?」
香「良いわよ!私はあなたを置いてかえって帰るけど・・・」
八期「それは嫌だ!」
一方その頃
理「ありがとうございました」
タッタッタッタッ・・・
従業員「いらっしゃいませ」
理「すみません、スリーシスターズ学園の者で・・・」
従業員「はい」
理「星田香は居ませんか?」
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