二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.203 )
- 日時: 2022/05/30 17:32
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
201話・からかい上手な希お姉さん
通学路
ウォー!
八姫「何、この盛り上がり?」
芹「この間のライブの盛り上がりで・・・」
葉月「私達にも、ファンが付いたってことね!」
八期「そんな良い結果だったっけ?確か決勝手前で、終わったような・・・」
零「有名になればそれで良いの!だって、それだけ注目されてるって事なんだから!」
八姫「私としては決勝行きたかったなぁ・・・」
?「あの、すみません」
零「はい!」
?「あっ、あなたではなく、八期君だよね?」
八期「えっ?僕?!」
?「私、遠山渚です!松本八期君の楽しそうに踊る姿が好きです!」
八期「あっ、ありがとう・・・」
葉月「ほー、八期、あんたにもファンが出来たわね、しかも可愛かったし、テレテル!」
零「当たり前だよね、八君だって男の子だし!」
八姫「そうよね、あんな可愛い子がファンになったらね・・・」
八期←照れてる
部室
零「さあ、今日も練習練習!」
八期「あれ?八姫ちゃんは?」
芹「登校後、焼き餅焼いて、職員室!」
希「また、焼き餅焼いたの!」
葉月「そう言えばあんたのクラス先生変わったんだってね?」
芹「いや、中等部なんだから変わって当たり前よ!栞先生は別の学校に行っちゃったけど・・・」
葉月「あれ?でも、うちの担任変わってないけど」
零「うちも変わらず星田先生!」
理珠「何人かはそのまま中等部に来てるそうです」
希「まあ、八期君は星田先生で、良かったんじゃない?確かもう四年目よね?」
香「そうよ!」
零「あっ、先生!」
香「まあ、理事長に頼まれなくてもやってるから!」
希「八期君、先生のこと好きでしょ!」
八期「ええっ?!」
香「なーに?あんた私に沢山世話になってるのに嫌いだって言うの?」
八期「そうとは言ってませんよ!好きって言うと意味が・・・」
香「ハイハイ、分かってるわよ!先生はあんたのこと好きよ!」
八期「ええっ?!」
香「何?私のこと嫌い?」
八期「嫌いではありません!でも・・・」
希「あっ、もしかして先生と恋人になりたいとか、将来結婚したいとか思ってるんでしょ!」
八期「思ってない!思ってない!」
香「そんな強く否定しなくたって、先生悲しい」
希「ああ、八期君ったら先生泣かした!」
八期「違うもん!それに先生と結婚って出来るの?」
理珠「年齢的に考えると若い先生となら、年の差が約10年位だと可能性はありますね、それに実際20を越える年の差夫婦もいるので可能性が0ではありません!」
八期「そうなんだ」
希「おっ、先生と結婚ちょっと期待してた?」
八期「別に!」
愛海「否定はしないのね・・・」
香「でも、残念でした!先生は既婚者だから!無理です!」
八期「そ、そうですか・・・」
希「ちょっと落ち込んでるね」
香「それにお腹に赤ちゃん居るからね!」
愛海「なんか大きいと思ったら、妊娠してたんですね!」
香「皆に一応報告!予定日が6月末頃だから、その時私居ないからね!」
部員「は~い!」
八期「先生の赤ちゃん絶対可愛いだろうな・・・」
希「おっ、赤ちゃん好きなの?」
八期「うん!」
希「じゃあ、お姉さんと赤ちゃん作る?」
八期「ええっ?作れるの!どうやって?」
芹「聞くな!」
子「希先輩もなんてこと言ってるの!」
青奈「八期と子供作るのは私よ!」
零(八君との子供!)
妄想
ほぎゃー!ほぎゃー!
医者「元気な女の子ですよ!」
八期「可愛い!零ちゃんそっくり!」
零「そうかな?」
八期「ほーれ、高い高い!」
娘「ほぎゃー!ほぎゃー!」
零「おっぱいかな?」
妄想終わり
零「おお、飲んでる、飲んでる・・・」
香「誰が何を飲んでるの?」
零「キャアアア!!!」
希「私だって教えるつもりはないわよ!」
八期「ええっ!」
希「逆にどうやって出来ると思う?」
葉月「どうせキスで出来ると思ってるんだろ?」
八期「それは無いよ!」
町子「まさか、コウノトリさんが運んで来るとか?」
八期「それだと運んで来る赤ちゃんはどうやって出来るの?」
希「じゃあどうやったら出来る?」
八期「生きてたらいつの間にか、お母さんのお腹で出来上がる!」
全員「ピュア!」
青奈「これは・・・」
愛海「半分くらい正解ね」
希「あれ?理科で赤ちゃんが出来る過程習わなかった?」
八期「あっ、そう言えば精子と卵子が出会って出来る!」
希「となると、卵子だけだと子供は出来ないんじゃない?」
八期「そうか・・・、じゃあ結婚して何らかの奇跡で出来上がる!」
青奈「その何らかの奇跡を答えろ!」
愛海「ある意味正解」
香「はい!そこまでよ!練習時間が勿体ないわ!」
がらがら
渚「あの、すみません!」
八期「あっ、君は確か・・・」
渚「松本八期君に憧れて来ました!入部良いですか?」
八期「良いよ、良いよ!大歓迎だよ!」
希「誰?その子?」
零「八君のファンだそうです!今日自分から挨拶しに来ました」
子「可愛いね!」
グレーテル「あいつの顔、ニヤニヤしてるぜ!」
町子「男の子だね!」
がらがら
歩「すみません、遅れました!」
八期「あっ、歩!」
葉月「遅いわよ!」
渚「歩もこのチームだったの?」
歩「うん」
町子「歩君、知り合い?」
歩「同じクラスでふたなりなんだ!」
一同「ふたなり?」
渚「歩君!なんて事言うの!」
歩「あっ、ごめん、でも私もインターセックスってこと明かして、皆理解してくれてるから大丈夫だよ!」
八期「ふたなりって何?」
芹「私もわからない」
香「私は聞いたことは合ったけど、本当に居たとはね・・・」
零「どういう人ですか?」
葉月「簡単に言うと両性よ!」
一同「両性?」
香「性別を判断する物が両方あるってことよ!」
ヘンゼル「ええっ!じゃあ、ピー!とピー!が付いてるの?」
ゴチン!
グレーテル「うちのバカ兄がすまん!」
渚「やめて!聞きたくない!」←うずくまる
八期「うん、マジで!」←赤面かつ耳塞ぐ
結「ええっと、先輩は性別は女の子で合ってますか?」
渚「そうよ!だけど・・・」
希「男の子のシンボルが在るってことね」
渚「はい・・・、それで同じ女の子達から気持ち悪がられて、お風呂もトイレも・・・」
グレーテル「その気持ち分かるぜ!」
歩「うんうん!」
渚「えっ?」
グレーテル「俺、性同一性障害でさ!こんな見た目だから、男と間違えられるなんてしょっちゅうだよ!」
歩「私もインターセックスで、お風呂とトイレとかで、複雑な思いをした!それでもこのチームの女の子達は理解してくれた!」
希「私、そう言うの気にしない!」
子「渚ちゃんの気持ちになって考えると・・・」
愛海「ジェンダー障害とか多様性とか個性は大事にしていかないとね!」
芹「ちなみに八期、あんたの判断は?」
八期「ええっと・・・」
香「まさか、男子と認識するの?」
八期「・・・」
渚「そんな!」
一同「ちょっと!」
八期「だって・・・」
歩「私は逆に燃えるよ!」
全員「えっ?」
歩「私は逆に八期君がジェンダー障害の子でも恋愛対象になれるほど、私が君をメロメロにしてあげる!」
全員「ええっ!」
グレーテル「それは良い対象だな!何せこいつは女っぽい男より、男っぽい女が恋愛対象だからな!」
愛海「確かに良い対象ね」
歩「今は友達の1人だけど、同性愛で結ばれることを良かったって思わせてあげる!だから、渚ちゃんはふたなりでも女の子であることに変わりはない!ってことを思わせれば良いんだよ」
渚「わかった、私も歩と同じように頑張りたい!」
歩「うん、一緒に頑張ろう渚ちゃん!」
渚「うん!」
こうして新たな仲間渚が加わった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.204 )
- 日時: 2022/05/25 22:03
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
202話・0の男性恐怖症
朝
警備員「おはよう!」
零・プイ!
休み時間
男性教師「おーい、岡田!」
零「えっ!?」←足早に逃げる
廊下
男子の先輩「おい!ちょっと!」
零・プイ!
男子の先輩「挨拶くらいしろよ!」
香「ごめんね!零!どうしたの?」
部室
渚「ねえ、岡田さん?」
零「キャアアア!」←逃げた
渚「えっ?どうしたの?私何かした?」
香「零!」
零「星田先生!」
香「今のは遠山さんに失礼でしょう!」
零「だって・・・」
香「先生や警備員さんからも逃げてたけど、何が合ったの?」
零「私、小さい頃から散々いじめや虐待を受けてて・・・」
香「それで男の人が苦手になった?」
零「はい・・・、この歳になって過剰になりました」
八期「あれ?零ちゃんが先生に怒られてるなんて珍しいね」
零「うん、ちょっとね・・・」
八姫「いや、何で八期は大丈夫なのさ!」
零「八君は優しい子だもん!」
香「一緒に暮らしてたらね」
ヘンゼル「俺は?」
零「まあ、義兄弟というか従兄だし・・・」
歩「それじゃあ私は?」
零「長いこと居るから大丈夫!」
歩「でも、渚ちゃんは男の子扱い?」
零「だって・・・」
香「八期と同じ言い訳してるぞ!」
零「だって、あるんだよね?それだと・・・」
香「零!いくらあんたが男性恐怖症だからって、その態度だと、人を傷つけるいじめにとらわれるわよ!」
零「ええっ!」
香「当たり前よ!渚ちゃんは零に対して何も悪いことしてないんだから!」
零「でも、私だって・・・」
愛海「零ちゃん、渚ちゃんは成りたくてこんな姿になったんじゃないの!何かしら合って、自分の姿を受け入れるしかないの!零ちゃんが過去に男の人達から酷い目に合わされたのは分かったけど、全員が全員そうではないでしょ!」
零「愛海ちゃん・・・」
香「それに零、八期にも言ってることだけど、自分に置き換えて考えてみなさい!例えば、体調悪そうな男子が居て、声を掛けようとした、でも彼は驚いて悲鳴を上げて立ち去った。後日彼は女性恐怖症と言うことが分かった、いきなり驚かれたら良い気持ちする?」
零「しません」
香「確かに、世の中色んな恐怖症を持っている人がいる!でも、何でもかんでも恐怖症で言い訳なんて出来ないわ!善意を踏みにじられたんだから!」
零「あっ・・・」
香「だから、対人恐怖症の時は、恐怖症の側も相手が嫌な気分にならないように言い方を変えないといけないの!自分はこういう人を苦手にしてるとかを説明しないと、相手は分かってもらえないの!勿論、初めましての人には仲裁者に伝言してもらえば良いわ!」
愛海「ケースバイケース!声をかける人は、人を苦手にする人もいるって、頭に置いとかないといけないし、対人恐怖症の人は、相手を傷つけない言い方をしないといけないし・・・」
零「それは分かりましたが、なぜそれがいじめに?」
香「八期が毎回のようにやられて嫌な思いをしたのよ!自分だけこんなのばっかりだって!それで恐怖症の人達に対して、相手が嫌な気分にならない言い方をしなさい!って校則にも載ってるわ!」
零「はあ・・・、あっ!」
渚「ええっと・・・」
零「渚ちゃん、ごめんなさい!」
渚「岡田さん、大変な目に合ってたんだね」
零「ええっ?」
渚「私、知らなかった」
零「いやいや、これは私が悪くて・・・」
香「遠山さん、私からも謝るわ!ごめんなさい」
渚「いいえ、先生が謝らなくても・・・」
香「兎に角、この部はジェンダー障害について学ぶ必要があるわね」
愛海「そうですね、結婚は男女の固定概念付いている子がいるなら尚更です!」
香「皆!」
全員「は~い!」
香「皆って、佐藤君と遠山さんをどういう風に見てる?性別で!」
希「あんまり深く考えてないと言うか、2人の思うまま!」
葉月「私も、2人が女として生きるのなら、それで良いと思ってるから女の認識!」
八期「僕はどっちも男子の認識、見た目と中身かな・・・」
芹「すみません、私もお風呂やトイレとなると、八期と同意見になります!」
八姫「私は身体的じゃな、顔とかで決めたり・・・」
町子「私は普段の2人の生活スタイルですね!」
グレーテル「俺もあんまり考えてない!俺もその一種みたいなものだし!」
ヘンゼル「俺は、2人の中身が男だろうと、見た目は女の子そのものだから気にしない!」
子「あのー、良いですか?」
香「松下さん何?」
子「そもそも男と女の違いって何でしょうか?」
一同「えっ?」
子「だって、世の中色んな人が居るんですよ!男だから、女だから、まずその考え方が私は間違ってると思います!力自慢の女の子もいれば、家事上手な男の子だって居ます!それにみんなの考え方がバラバラならわざわざ統一するのもどうかと思います!まずは当事者の気持ちを優先したうえで、親しい間柄になって行ったときに許容範囲というものを設定すれば良いのではないでしょうか?」
愛海「流石、ライオンとネズミのネズミ!」
歩「じゃあ、私達がどのように接してほしいかを伝えれば良いの?」
子「それ言わないと私達分からないし・・・」
渚「でも、それは全員が全員・・・」
子「だから親しくなった人から許容範囲を作れば良いんだよ!自分にどのように接してほしいかを・・・」
八期「でも・・・」
子「全部じゃなくても、本人に許可を取るように頼めば良いのよ!こんな呼び方いい?的な!」
香「う~ん、今すぐには無理だから、1つ1つ試す感じにやって行きましょう!慣れればあなた達だけの間柄の呼び方や関係が定着するわ!」
スクールアイドル研究部のジェンダー障害への理解はまだまだ遠い、
そう思う愛海と香だった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.205 )
- 日時: 2022/05/28 20:49
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
203話・最悪な民泊(準備編)
香「は~い、今日は民泊の際のカヌーとカヤックの班とグループを決めます!マジで!」
杏「どういう意味だろ?」
明「なんかやらかしたんじゃない?」
零「5年の林間学校で、当日決めようで、結局ごちゃごちゃになって八君怒ったからな・・・」
香「とは言っても、別に他のクラスと組んでも良いのよね!他の先生達も生徒の自由にしたいって言ってたから!」
ほとんどの生徒「やったー!」
香「一回それで行くけど、仲間外れ無しよ!1人だけ追い出す現象作ったらくじ引きにするからね!カヌーの数から定員は8人ね!今週までに班を決めて先生達に報告!班全員で来るのよ!」
生徒達「は~い!」
放課後
希「中学生達はGW後に民泊か!」
八期「うん、そうなんだ!」
町子「楽しかったな・・・」
八期「ボートとか?」
町子「ううん、その他にもゲームが合ってね、確か夜は綱取、後クラス対抗大縄跳びをやったんだ!いずれも優勝は出来なかったけど楽しかったよ!」
八期「大縄跳びはともかく綱取面白そう!」
芹「私は行く前から憂鬱よ!」
葉月「右に同じく!」
グレーテル「何でだ?楽しい旅行だろ?」
零「何も起きなきゃね!」
八姫「あんたのせいで、どれだけ私達が困ったことか!」
八期「なに?僕は何にも知らないよ!」
葉月「とぼけるな!あんたが暴れてくれたせいで、家の弟妹達の旅行先変わったんだぞ!」
八期「そんなこと言われても僕は知らない!」
芹「何よ!夜中暴れまくったり、食堂壊したり、そんなことも覚えてないって言うの?」
香「皆、落ち着いて!八期、あんたが絡まれた騒ぎで大変な事に成ったの覚えてないか?」
八期「そんなこと言われても僕のせいじゃありません」
香「はあー、覚えてはいるけど自分のせいではないね、確かにあんたは被害者だけど、ホテルの責任者とかはあなたを恨んでるわ!」
八期「何でですか?」
香「食堂自体を壊したのは紛れもないあんただからよ!取り敢えず、何か嫌な事を言われたり、ちょっかい出されたら、すぐ先生に言いなさい!何なら手を上げなさい!私は常にあんたを見てるから!」
零「でも、先生、お風呂はどうするんですか?流石に先生でも見てられませんよね?」
香「歩君、協力して!この子の話相手に成って上げて!一緒に行動すれば、あなたの行動しだいで、状況が変わると思うから!」
歩「分かりました!まあ、元は男ですから!」
零「班はやっぱり私達で組んだ方が良いんじゃない?」
芹「私と、八姫ちゃん、零、渚ちゃん、葉月、八期、理珠さん、歩君」
歩「ちょうど8人だね!」
八姫「カヤックはどうする?」
歩「八期君、渚ちゃんと組んだら?」
八期「えっ?」
歩「嫌?」
八期「僕、ずっと零ちゃんと組むと思ってたから・・・」
香「たまには別の人組みなさい!意外と仲良くなれるわよ!」
八期「ええっと・・・」
香「あんたは身体で、好き嫌いを決めるの?最低ね!そんな人間だと、嫌われるわよ!」
歩「自分の価値観を捨てて、1人の人間として接してみたら?きっと渚ちゃんと仲良く成れるよ!」
八期「分かった」
渚「私も!よろしくね!」
葉月「じゃあ、私は芹と・・・」
零「先生が言うなら私せっちゃんと組みたい!仲良くなりたいし!」
八姫「じゃあ、私は歩組まない?」
歩「いいよ!」
理珠「葉月さん、落ちたら私が何とかします!」
葉月「なんだ!その私が絶対落ちて溺れる言い方は!別に組むけど・・・」
こうしてカヌー&カヤックのグループが決まった!
しかし、やはり一筋縄で行かないのがこの旅行だとは誰も知るよしもない!
- Re: ナンバーズ8 ( No.206 )
- 日時: 2022/05/30 17:37
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
204話・最悪な民泊・・・①
バス移動中
零「おお!海だ!」
香「綺麗ね!」
今日から1泊2日の民泊!カヌーカヤック体験と大縄跳びの対決、夜には綱取がある。
到着
香「は~い、自分の荷物を持ってたら施設の体育館に集合ね!」
生徒達「は~い!」
体育館
香「学年主任の星田です!何人かは分かっていると思いますが、この学年は林間学校、修学旅行、スキー林間で、教師を含め全員がまともに過ごして帰ってきた事がありません!」
一部「ええっ!」
香「今回の旅行こそは何も大きな揉め事無く終わりましょう!と言うかあんたら人を困らす迷惑や悪ふざけするな!あんたらはもう13歳か12歳!特に男子!前回のような犯罪等起こさないように!そして先生方も生徒の意見をしっかり聞くように!そうでないとあなた方の誰かがクビに成りますよ!マジで!実際3人クビ、2人警察に捕まってますから!」
先生達←緊張が走る
香「えーと、まずはカヌーとカヤック体験!2日目はクラス対抗の大縄跳びです!まずは皆さん水着に着替えて集合場所に来て下さい!」
生徒達「は~い!」
集合場所
香「今からカヌー&カヤック体験をしますが、前半組と後半組に分かれてもらいます!」
カヌー
香「は~い、カヌー組は私のところよ!」←必ず八期がいるところ
インストラクター「インストラクターの渡辺です!オールの動かし方について説明します!」
生徒達「はい!」
渡辺「船は定員8人で2列に座って下さい。
前方に向かって、右側の人たちがオールを漕ぐと左に曲がり、左側の人たちが漕ぐと右側に曲がります、そして同時に漕ぐと真っ直ぐ進みます!」
生徒達「は~い!」
渡辺「今回はチームで、競争をしてもらいます!」
生徒達「おお!」
渡辺「賞品とかはないけどね、ルールはあそこの10m先にある吹きを、2つ回って帰ってくること!ただし、8つあるうち隣同士の吹きを回るのは反則だよ!勿論、相手を妨害することもダメだよ!途中転覆したり、10分以内に帰ってこれなかったら失格だよ!」
香「皆、分かった?特にオールとか当てられたからって仕返しとかはしないように!」
生徒達「は~い!」
香「1番早くゴールしたチームの勝ちよ!ただし、後半組も同じレースするから、このグループで1番だったとしても、後半組のタイムによっては優勝出来ないわよ!そうだ!優勝チームは後で船と一緒に写真を撮りましょう!ボートレース優勝の文字を添えて!」
生徒達「おお!」
香「誰か質問はない?」
八期「はい!どうなったらゴールですか?」
渡辺「船の先端が先に浜に付いたらゴール!」
レース前
八期「よ~し頑張るぞ!」
八姫「当然狙うは1位よ!」
佑樹「はっ!1番はこの僕のチームさ!」
八姫「佑樹!」
八期「やってみないとわからないじゃん!」
芹「そうよ!そうよ!」
渚「うわあ!女の子がいっぱい!」
理珠「そんなので勝てるのですか?」
佑樹「こういうレースは体力じゃない!協調性さ!僕らのチームプレーを見てろよ!そうだ!僕らのチームが優勝したら、八姫さん!君には僕のグループに入ってもらおう!」
八姫「優勝できなかったら?」
佑樹「潔く諦める!」
八期「こんなこと言ってるけどどうする?」
八姫「いいわよ!他のチームさへ勝てば余裕でしょ!」
佑樹「いや、僕らのチームが君のチームに勝ったらにしよう!」
八姫「お断りします!」
佑樹「なぜだい?」
八期「お前さっきと言ってること違うぞ!」
芹「そうよ!自分で作ったルールを勝手に変えないでよ!」
佑樹「どうか、この通り!」
八期「いや、普通に考えてみろよ!」
佑樹「なんだい、君は黙ってろ!彼女に聞いてるんだ!」
八期「お前のチームが強いか弱いかはっきり分かってない状況で手を抜けるかよ!」
零「そうよね」
理珠「変更前のルールでも可能性は0ではありません!」
八姫「そっか、コイツの野望を阻止するにはここで1位を取るしかないのね!分かった、やるからには全力で勝負しましょう!それであんたのチームが優勝するならあんたのグループに入る!まあ、負けるつもり無いけど!」
八姫チームvs佑樹チームのバトル成立!
果たして佑樹の野望は叶うのか?
次回予想外のレース展開が!
- Re: ナンバーズ8 ( No.207 )
- 日時: 2022/05/30 19:08
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
205話・最悪な民泊・・・②
香「さあ、そろそろレース始めるけど再度質問は無い?」
八姫「先生、途中で1人でも落ちたらどうなりますか?」
香「良い質問ね!船には全員乗った状態でゴールしないとゴールではないからね!」
生徒達「は~い!」
香「だから、1人でも落ちたりしたら、助けること!見捨てるのは無しよ!」
生徒達「は~い!」
香「船から全員落ちたら失格よ!」
生徒達「は~い!」
香「他には?」
八期「先生!吹きってどう回るんですか?」
渡辺「オールをうまく動かして回るんだよ」
八期「いえ、そうではなく・・・」
香「それはどう1周するかって事かしら?」
八期「1周すると言うか、半周りとか中途半端な周り方で良いのか?」
香「なるほど、浮きを回るときは必ず1周よ!半周とか3/4位回って次の浮きには行かないでね!ちゃんと1周しないと失格よ!」
生徒達「は~い!」
香「じゃあ、最初のグループ来て!」
第1レース
香「全員乗れた?」
各チーム「は~い!」
香「よーい!・・・・・・・・・、ドン!」
ところが
1号挺
男子A「あれ?浮きもっと近くに無かった?」
男子B「えっ?そんなはず無いだろ?」
2号挺
女子A「ねえ、波強くない?」
女子B「今日晴天よ!」
2号挺「キャアアア!」←転覆
どの船もアクシデント続きで浮きを回れず・・・
萌「第1レースから波乱ですね」
香「何か、何かおかしいわ」
その後も転覆挺続出!毎回8艘中4艘以上が転覆する事態に!ちゃんと浮きを2つを回れたのは2艘だけ!
そして、最終レース
八姫「優勝目指して頑張るぞ!」
八期「待って!」
八姫「何よ!優勝しないと・・・」
八期「相手は佑樹だけだ!それに直接対決!さらに、このレース波乱が起きすぎ!」
零「それは確かにそうね、だったら確実に回って、終わった方が良いわ!」
芹「私もそう思う!」
八姫「分かった、じゃあまずは確実にゴール、佑樹のチームだけには勝つわよ!」
八姫チーム「オー!」
佑樹(ふん、愚かな奴らだ!絶対転覆させてやる!)
香「よーい、・・・・・・・・、ドン!」
八姫「さあ、揃えて真っ直ぐ前進よ!」
葉月「数字書いてるけど、どの浮きを回る?」
八期「8、6!」
八姫「何で?」
八期「まず、8を左側から時計回りに、行って7を通り越して6をまた時計周り、状況によっては人間周りね!」
葉月「人間周りってなんだ!」
零「左周りよ!人間はトラックの上を左周りにしか走らないから!」
理珠「確かに、八期の案の方が最短ルートで回れます!」
芹「ねえ?ちょっと波高くない?」
八期「おっと!確かに!」
歩「絶対おかしいよ!空は晴天なのに、波が荒れてるなんて・・・」
八姫「あれ?浮きは?」
理珠「あそこですね!」
八期「良かった、見えなかったら回れないもん!」
芹「ねえ、私の目が間違ってなかったら、この浮きもっと違うところに無かった?」
八期「そう言うなら、この浮きをオールで支えて回れば良いよ!」
零「そんなことして良かったっけ?」
渚「あっ!」
芹「どうしたの?」
渚「7号挺の目指してた浮きが沈んだ!」
八姫「えっ?見間違いじゃないの?」
八期「ねえ?8番の浮きは?」
八姫チーム「あっ!」
芹「さっきまでここに合ったわよね?」
零「ねえ、あそこ!」
八期「急ごう!」
8番の浮きに近付く八姫チーム
八期「もう、怖いからこの浮き抑えて回るよ!」
八姫チーム「OK!」
芹「どう向くかは分からないけど」
八期が抑えてクリア
八姫「ねえ?」
芹「どうしたの?」
八姫「佑樹のチームおかしくない?1チームだけスムーズと言うか・・・」
八期「理珠、あいつらはどこ狙ってる?」
理珠「5番です!」
八期「急いで5番に行こう!」
八姫「皆!タイミング合わせて!」
全員「1、2!1、2!・・・」
佑樹「ヨッシャー!これを回れば勝ったも同然だ!(まさか、使用人達を使って波と浮きを制御してるなんて分かる訳ない!それに、僕はどこに波が荒れているかも知っている。強いところを避ければ行けるのさ!)」
八期「5番を回るぞ!」
八姫チーム「おお!」
芹「理珠ちゃん、押さえといて!」
理珠「はい!」
佑樹「おい、お前ら反則だぞ!」
八期「誰も浮きを触ってはいけません!なんて言ってないが?」
佑樹「そんなことしたらうちの機械が・・・、あっ!」
八期「皆、聞いた?」
八姫チーム「うん!」
理珠「ばっちり録音しました!」
八期「お前が浮きを動かしてたんだな!」
佑樹「何の事だ?」
八期「しらばっくれるな!浮きは浮いてあるのに機械なんて付けるわけ無いだろ!お前が動かすために機械を付けたことを知らないと機械が壊れるなんて発想無いんだよ!」
佑樹「この野郎!」
ドン!
八期「お前!よくもやったな!」
零「八君、抑えて!無視しなさい!」
八姫「そうよ!後でコイツらが反則したことを言えば勝ちは勝ちよ!」
八期「分かった!」
佑樹「畜生!」
八姫「さあ、みんな!ラストスパートよ!」
八姫チーム「おお!」
佑樹「させるか!」
追い上げようとする佑樹チームところが・・・
佑樹「あっ、間違って波の強い所に!」
カチッ!
理珠「録音完了!」
八期「バカな奴だ!まさに策士策に溺れるだな!」
佑樹「待て!みんな、あいつらの船にしがみつけ!」
佑樹チーム「は~い!」
八姫「ちょっと何するのよ!」
佑樹「お前らも道連れだ!」
次々に八姫チーム船にしがみつく佑樹チーム
八期「やめろ!離せ!」
八姫「皆、もうすぐゴールだよ!」
渚「急げ!急げ!」
しかしゴール手前で
ドボーン←八姫チーム転覆
八姫「そんな!」
零「こんなの無いわよ!」
芹「酷い!」
渚「えっ無効なの?ねえ?」
八期「佑樹!」
佑樹「ヨッシャー!道連れ成功!」
八期「お前、よくもやってくれたな!」
佑樹「お前らが漕ぐのおそ・・・」
ガシッ!
佑樹「えっ?」
香「フッ!」
佑樹「うわあーーーーーー!」
バシャーン!
佑樹「た、助けて!僕泳げない!」
香「自分で泳いできなさい!」
萌「香先生、今のは虐待ですよ!」
香「ほー、人の邪魔をしてまで1位を取ろうとして、海の中を細工し、結局自分が落ちたからと言って他のチームを巻き添えにした生徒を叱ることのどこが虐待でしょう?なら、あなたならどうしますか?他にも沢山の被害者がいるんですよ!このままだと、皆やり直せと言いかねません!いえ絶対言います!」
萌「でも、生徒を海に投げるのは・・・」
香「ライフジャケット着てるんだから大丈夫でしょ!それよりも殴るよりはマシでしょ!」
萌「どっちもどっちかと・・・」
香「私は言いましたよね?悪ふざけとか犯罪行為をするな!人に迷惑をかけることをするな!とあの子はそれを破ったんです!その罰を受けてもらったに過ぎません!」
萌「でも、これが問題になれば・・・」
香「じゃあ、今日合った転覆事故!全て彼の手によって行われたんですよ!一歩間違えれば沢山の生徒が帰らぬ人なんて成ってる状況にしようとした生徒を庇うと言うのですか?別に私が投げたことはどうぞ言ってくれて構いません!ただし、彼が不正を働いて他の生徒達を溺れさせようとした事実も添えてお伝えください!」
萌「わ、分かりました」
香「皆、色々文句あると思うけど、今回のレースは無かった事にするから!その代わり悪は成敗したからそれで良いかな?」
全員「はい!」
その後佑樹は波に揺られて浜にはあがったが、そのまま強制送還となった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96