二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.326 )
日時: 2023/05/20 22:20
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

324話・大変な合宿・・・⑥
合宿3日目
香「さあ、真面目にラジオ体操やるのよ!」

全員「ハーイ!」

香「やらない人は何度でもやり直させるわよ!」

全員「ハーイ」

香「後、八期は大振りしない!普通にやって!」

八期「はい!」

ラジオ体操終わり

エル「ラジオ体操1つで結構体に来るね!」

子「ってことは今まで真面目にやってなかったってことよ!」

町子「そんな自分が情けない・・・」

金「運動神経が取り柄なのにな・・・」

?「お前、まさかこんなところに居たとはな!」

金「あんたは!祐樹!」

八期「えっ?祐樹?」

香「ああっ!あんた矯正学校からは抜けれない筈でしょ!何でここに居るの?」

祐樹「ふっ、決まってんだろ!脱獄だ!」

愛海「あんた、法律も知らない程バカなの?」

祐樹「松本、一昨日風呂覗いてた割には何で捕まってない?」

八期「まさか、お前が暖簾を変えた犯人だな!」

祐樹「はあ?俺はお前が女湯に入るところを見ただけだが・・・」

理珠「それは嘘です!」

零「お婆ちゃんに頼んで、ここの防犯カメラ全て調べさせてもらったら、あんたが暖簾を変えた犯人ってことは分かってるのよ!」

祐樹「ちっ、バレたら仕方無いなあ!」

八期「何するつもりだ?」

祐樹「ふっ、八期俺と勝負しろ!」

八期「勝負?」

祐樹「俺がなんの御曹司か分かってるだろ?」

八期「知らねーな!どこ?」

零「というか私も知らない!」

杏「私も!」

明「私も!ってか皆知ってる?」

全員「知らない!」

祐樹「永野電機だ!」

八期「山田の間違いじゃないの?」

祐樹「誰が座布団運びだ!」

八期「えっ?そこは生まれながらの貧乏人じゃあ・・・」

八姫「いや、そこはジャンプでしょ!」

希「何でもいいよ!そして山田電機さん!何しに来たの?」

祐樹「永野だって!後、かな!お前裏切りやがったな!」

金「何よ!あたしあんたの奴隷じゃないのよ!」

祐樹「知ってんだぞ!お前、八期の下僕になったんだってな!」

金「何それ?」

八期「した覚え無し!」

祐樹「嘘付け!お前の絶対命令!つまり、八期の言うことを全て聞いてるんだろ?」

明「まあ、そもそも学校も絶対命令だしね!」

祐樹「俺とこいつの何が違う!なぜ俺から離れた!」

金「人を自分の所有物と思ってる性格だからよ!」

祐樹「なんだと、それはこいつ(八期)も同じだろ!」

金「全然違う!八期はちゃんと私達の意見を聞いてくれるし、自由にしてくれる!」

祐樹「成る程、単なる人任せか!そりゃ違うな!」

金「人任せなんかじゃない!」

祐樹「人任せだろ!自分が無能だから、何も出来ないから、人を指図して楽してるだけだろ!」

金「それはあんたよ!都合の悪い時だけ人のせいにして、都合が良い時は自分の手柄にして・・・」

奈々「確かに、会長は無能です!」

明「奈々っち?」

奈々「それは、本人が1番分かってます!」

祐樹「何だよ、自覚ありかよ!」

奈々「ですが、この世界で絶対命令を使える人間は八期会長ただ1人!唯一無二の存在と断言します!」

祐樹「なんだと!?」

奈々「あなたは知りませんが、会長はたとえ自分が無能でも、誰よりも生徒の自由を守る、生徒に自由を与えてくれる優しい生徒会長です!」

祐樹「なんだと!」

奈々「あなたみたいな、親の七光りな人間が人の上に立つ等出来っこありません!そもそも誰も付いてきませんよ!」

祐樹「何だと、そこまで言うなら勝負を受けて貰うぞ!拒否権は無しだ!」

零「そんなの一方的じゃない!」

祐樹「そんなに負けるのが怖いか?」

八期「内容も分からないのに、決められるかよ!」

祐樹「おおっ、じゃあ内容を聞いたらやってくれるのか?」

八期「物による!」

祐樹「対決はビーチバレーだ!」

八期「ビーチバレー?」

祐樹「知らないなら、ルールを教えてやろう!2対2で行い、自分のフィールドで3回だけボールを触って相手に返す!ただし、フィールドのラインを越えたり、自分側のネットに当たったら相手の得点だ!ただし、1回以上触ってフィールドに出たら自分のミスだ!」

八期「バレーボールのルール位知ってるよ!」

祐樹「なら、早い!さあ勝負だ!」

八期「それで僕らに何のメリットがあるの?」

祐樹「俺らが勝てば俺らを自由にしろ!お前らは俺らの言いなりだ!お前らが勝ったら、その逆だ!分かったな?」

八期「どうする?」

理珠「一応、録音はしていますが・・・」

祐樹「言っとくが、拒否した瞬間俺らはお前らをこき使うぞ!不戦敗扱いだ!あの地獄から這い上がった俺の気持ちを思い知れ!」

八期「地獄って?」

愛海「ってか、そもそも正式な手続きせず脱獄してきたんでしょ!だったら今すぐに捕まえれば・・・」

祐樹「だから、俺様を誰だと思ってるって聞いたんだ!父さんに頼めば圧力でお前らの学校なんか・・・」

愛海「潰れないでしょ!」

祐樹「フフフ、だが矯正学校の中身を広めると言ったらどうかな?」

八期「どういう事だ?」

祐樹「フフフ、矯正学校の生徒達は可哀想だよな、夢も希望もない生活送って、外部との連絡も取れない、自由の無い学校!そんなことが世間に知られたらただじゃ済まないよな?理事長の娘よ!」

愛海「・・・」

香「八期、その勝負受けなさい!」

八期「えっ?」

香「矯正学校の中身は決して知られてはいけないことよ!そんなことがバレたら学校は終わり!あたしもあんたを受け持つ事が出来なくなるかもしれないわ!」

八期「分かった、勝負は受けよう!」

祐樹「よし、お前も誰か1人パートナー付けて準備しろ!勝負は25点マッチの一本勝負だ!」

八期「ただし条件がある!」

祐樹「何だ?今更ハンデ下さいとか言うなよ?」

八期「2対2でなんかやりたくない!」

祐樹「はあ?まさか一対一のサシでやりたいのか?」

八期「6対6、リベロ有り、交代有りの25点マッチ(デュース有り)なら勝負する!」

祐樹「はあ?」

全員「えっ?ええっ!!!!」

Re: ナンバーズ8 ( No.327 )
日時: 2023/06/04 17:20
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

325話・大変な合宿・・・⑦
蓮「ねえ、本当に大丈夫なの?」

奈々「話が大きくなってると言うか・・・」

恵梨香「なぜ?6対6にしたんでしょうか?」

明「それは多分・・・」

零「明ちゃんも来てくれる?」

明「あたしも?」

夢「そもそも、八期はバレーボール出来るの?」

杏「無理だと思う」

蓮「じゃあ、勝ち目無いじゃない」

杏「序盤でどこまで粘れるかが勝負だね」

夢「?」

芹「なんで6対6なのよ!」

希「正確には12人メンバー入れ替えありの試合だけどね」

明「絶対バレーボール楽しみたいだけでしょ!?」

八期「2対2はなんか嫌だ!」

八姫「どこにこだわり持ってるのよ!」

零「最初にやった時のルールがそのゲームのルールだと思ってるから・・・」

八期「最初は僕のサーブから始めるね」

明「ライトじゃないんだ・・・」

零「楽しみは最後に取っておくタイプだから・・・」

八期「で、明ちゃんはセッター出来る?」

明「出来るよ!バレーボール部の助っ人行って何回かやってるよ!」

八期「よし、最後を攻めの体制に持っていきたいから・・・」

佑樹「おい!言っておくが森田だけは必ず入れろ!裏切り者は俺自身で成敗してやるからよ!」

金「言われなくたって入ってやるわ!むしろ返り討ちにしてあげる!」



希 零 明

金 芹 八期




金 希 零

芹 八期 明




芹 金 希

八期 明 零




八期 芹 金

明 零 希




明 八期 芹

零 希 金




零 明 八期

希 金 芹

リベロ・八姫・葉月

八期「こんな感じだね!」

葉月「お前の方が体力無いんだから、お前がリベロやれよ!」

八期「リベロやるくらいならピンチサーバーの方がマシ!」

零「レシーブが苦手です」

芹「じゃあ、あんたがリベロ付けなさいよ!」

八期「攻めの姿勢を出すために、2人ともフォローマジお願い!」

八姫「情けないリーダー」

希「後ろは任せて!」

佑樹「準備出来たか?」

八期「出来たよって、おい!」

芹「あんたらの仲間がなんでロボなのよ!」

佑樹「頭数足りなかったんだよ!」

金「嘘付け!だったらそこに立ってるあんたの線審を選手に変えて戦いなさいよ!」

佑樹「なんだ?コイツらが俺に贔屓するって言うのか?」

町子「その通りよ!」

佑樹「そんなに言うなら主審はお前らの誰かにやらせていいぞ!」

零「誰にする?先生?」

八期「いや、ここは理珠だ!正確に判定させるならロボの方が良い、理珠!審判お願い!」

理珠「分かりました」

佑樹「よし、やるぞ!お前からのサーブで良いぞ!」

零(フフフ、八君はサーブが得意だからね!これで1セット16点以上取ったことがあるって皆言ってたし!勝ちは見え見えね)

ポンッ!バッ!

全員「えっ?」

八期「やっぱり、1発目入らないな・・・」

零「嘘・・・」

希「最初の1発目だけは必ず外すの!」

零「ええっ!」

佑樹「今度はこっちからだ!そ~れ!」

パン!

芹「それ!」

明「希先輩!」

希「OK!」

パッ!

ゴン!

ピピー!

理珠「ワンタッチ!」

佑樹「畜生!」

明「よ~し、次は私のサーブだ!そ~れ!」

パン!ゴン!プシュー!

ピピー!

理珠「ワンタッチ!」

パン!ゴン!プシュー!

ピピー!

理珠「ワンタッチ!」

明は佑樹の連れてきたロボット残り全部をスクラップにしてしまった!

佑樹チーム1ー6ナンバーズ8

佑樹「こうなったら、交代だ!」

金「最初から人間でやれば良かったのに・・・」

?「久しぶりね!金!」

金「その声は?真麻!」

真麻「まさか、そんな低レベルのグループに入ったなんてね・・・」

秀喜「うわー・・・」

ヘンゼル「あの子らナイスバディだなぁ・・・」

グレーテル「このエロ兄貴!いつまで見てんだ!」

真麻「皆行くわよ!」

佑樹軍団女子「おおっ!」

秀喜「マジか・・・」

ヘンゼル「全員水着かつ巨乳だ!」

佑樹「どうだ!松本参ったか!俺はこんなナイスバディな娘達をおとせるんだよ!」

八姫「あっそう!」

佑樹「お前が言うのかよ!松本は?」

希「メチャクチャ引いてるよ!」

八期←あんぐり

佑樹「悔しがれよ!」

八期「胸が大きいからって何なの?意味ある?」

真麻「そりゃ女性的でしょ?」

八期「そうかな、詐欺師か殺し屋でしょ!」

真麻「な、何だと!胸が大きい方が魅力あるでしょ!」

八期「ただのバカしか見えない!」

真麻「ば、バカ?」

八期「『男なんて胸見せりゃ勝手に落ちる』って思ってる頭が!」

ナンバーズ8「ハハハハハ!」

金「ざまあ見ろ!」

零「スカッとする!」

真麻「キーッ!私達を怒らせたわね!」

パン!

芹「ちょっと!いきなりは無いでしょ!」

真麻「集中してない方が悪いのよ!」

その後あれよこれよで

佑樹軍団24ー9ナンバーズ8

愛「24ー9」

エル「相手のマッチポイント」

蓮「あらあら、相手を怒らしてしまったわね」

杏「ここを切り抜ければ・・・」

和「そう言えば会長はライトが好きだと言ってましたけど、サウスポーなんですか?」

香「八期は右利きよ!それに右で撃ってるし・・・」

八姫「最初に撃てたのがライトなんですって、私のお兄ちゃんが言ってた!」

金「八期、頼むよ!」

八期「そ~れ!」

パン!

佑樹「アウトだ!」

ピピー!

理珠「イン!」

佑樹軍団24ー10ナンバーズ8

恵梨香「でも、大丈夫なんですか?サーブさっき失敗してましたよ!」

杏「ここからが八期君の本領発揮だから!」

八期「そ~れ!」

パン!

佑樹「大丈夫だ!入らない!」

バサッ!←ネットの上を霞める

ポトン!

ピピー!

理珠「イン!」

佑樹「何だと!」

八期「そ~れ!」

佑樹「アウトだ!」

ピピー!

理珠「イン!」

蓮「えっ?」

紫「凄い!」

夢「なんでこんなに上手いの?」

杏「あれ?昨日言わなかった?八期君はサービスが上手いって!」

夢「えっ?バレーのサービスの事だよね?」

杏「バレーボールのサーブって別名サービスって言うの!」

レインボー「こっちのバレー!」

佑樹軍団24ー24ナンバーズ8

佑樹「なんで、コイツこんなにサーブが・・・、クーこうなったら・・・」

希「よし、流石八君!」

零「あと2点、あと2点!」

金「本当にサーブしか取り柄の無い元バレーボール選手!」

八期「よし、決めるぞ!」

佑樹「ちょっと待った!」

八期「なんだ?負け惜しみか?」

佑樹「この試合にはルール違反があるぞ!」

全員「はあ?」

佑樹「お前ら、特に女子達!水着で試合してないじゃないか!」

ナンバーズ8「はあ?」

ヘンゼル「そうだ!そうだ!」

八姫「外野は黙りなさい!」

グレーテル「うるさい、エロ兄貴!」

八期「待てよ!」

佑樹「なんだ?」

八期「それは試合前に言うことだろう!お前はおろか線審1人も指摘しなかったじゃないか!」

芹「そうよ!そうよ!」

金「こじつけじゃない!」

佑樹「コイツらは皆最初から水着でやってたぞ!」

八期「その前にロボット使ってた奴が言えることか?」

希「それもそうだよね!負けそうだから反則ってこじつけにも程がある!」

佑樹「水着じゃないとお前らの負けは決定だぞ!」

八期「そんなルールあるか!」

佑樹「試合放棄と見なすぞ!」

八期「それまでの結果はどうなるんだ!」

希「やってやるわよ!」

零「八君の為、学校の為なら!」

明「『裸に成れ!』よりは遥かにマシだもんね!」

芹「なんで普通にいけるの?」

葉月「あんたも恥ずかしがらずに脱げよ!」

芹「脱いでから言ってくれる?」

葉月←リベロ

金「八期の為ならであって、あんたの為ではないからね!」

零「ほら、後はせっちゃんだけだよ!」

芹(胸小さいから恥ずかしいのに・・・)

佑樹「お前が脱がないなら俺らの勝ちだな!小心者!」

芹(もう、やけくそよ!)

芹「これで、どう!」

八期「よし、これで試合再開だな!」

芹「せめてなにか触れて!」

パン!

佑樹「あっ!」

ピピー!

理珠「ワンタッチ!」

佑樹「いきなりは卑怯だろう!」

八期「お前が言うな!」

理珠「その通りです!そもそもあなたの文句でサーブに時間が掛かったのです!」

佑樹「畜生!」

八期「これで終わりだ!それ!」

真麻「負け続けなんて嫌よ!」

トン!

佑樹「狙うはあの貧乳!」

パン!

ストン!

ピピー!

零「せっちゃん!」

芹「ごめん!」

金「大丈夫?」

希「いつものあなたならあんな球余裕で返せるでしょ!」

佑樹「フフフ、まな板が足引っ張ってるよ!」

八期「まな板?」

佑樹「まな板の様に薄い胸なんか胸じゃねーんだよ!壁、ナイチチ、いや、永遠の0だよ」

佑樹軍団「ハハハハハ!」

芹「クー!」

八期「バカな奴らだ!」

佑樹「何が?」

八期「胸の無い人間がどこに居るよ!居るなら連れてこい!もしくは鏡見ろよ!」

佑樹「お前男に胸があるって・・・」

八期「あるじゃねーか!お前の叩いてるところはなんて言うんだ!」

杏「噛み合ってるようで噛み合ってない」

香「まあ、あの子は純粋だから・・・」

希「八君、あんなおバカ集団はほっときましょう!試合再開よ!」

その後互いに点を取り合い

佑樹軍団30-31ナンバーズ8

芹(確実に)

ポンッ!

真麻「これは・・・」

佑樹「二段だ!それ!」

希「はい!」

金「ライト!」

八期「そ~れ!」

ぱしーん!

ドン!

佑樹「あっ!」

八期「あっ!ごめん!」

ピピー!

佑樹「なにするんだ!」

理珠「試合終了です!」

佑樹「テメー、俺の顔面狙っ・・・」

黒服達登場

佑樹「おい、なにするんだ?」

真麻「何?」

香「じゃあ、後は頼んだよ!」

黒服「ハッ!」

佑樹「覚えてろよ!」

八期「一生忘れとくわ!」

零「あんたが言ったことだしね!ざまあ!」

希「ああ、スカッとした!」

Re: ナンバーズ8 ( No.328 )
日時: 2023/11/11 08:48
名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)

326話・大変な合宿・・・⑧
葉月「合宿中に飛んだ邪魔が入ったわね・・・」

金「なんかごめん!」

八期「でも楽しかったよ!」

希「相手も試合も精神もぼこぼこにしたし!」

芹「ぼこぼこって程の点差ではないような・・・」

八姫「私達はビーチバレーに来たんじゃないの!ライブの練習をしに来たのよ!」

零「よく言うよ!この後琵琶湖で泳ぐために浮き輪と日焼け止め持ってきてるくせに!」

零の祖母「零!」

零「お婆ちゃん何?」

零の祖母「お客さんから甲子園のチケット貰ったんだけど、お婆ちゃん野球とか興味ないから・・・」

零「甲子園?!良いの?」

零の祖母「数に限りあるけど・・・」

零「何月何日の試合?」

零の祖母「来週やけど・・・」

零「えっ?来週?」

希「何?甲子園のチケットって聞いたけど?」

愛海「お婆ちゃん!私も甲子園行きたい!」

※愛海の祖母でもある

零「でも、来週なんだけど・・・」

八期「来週甲子園の試合なんて無いよ!」

香「そうよね!なんで売られてるの?」

零の祖母「じゃあ、このチケットはなんだい?」

葉月「先生!8月でも甲子園の試合ありますよ!」

八期「ないない!合っても夏休み終わりだよ!」

結「8月ならではの試合がありますよ!」

町子「そんなの合ったっけ?」

子「まっちゃんも分からない?」

八期「だって、8月は長期ロードだから甲子園の試合は無いよ!合って京セラだよ!」

阪神ファン以外・コケッ!

零「そうだよ!そうだよ!」

町子「8月の甲子園なんて月末くらいしか聞いたこと無い!」

希「あのね、8月は高校野球があるの知らない?」

香「何それ?意味分かんない!」

青奈「なんで先生が知らないんですか?!」

香「甲子園って言ったら阪神タイガースの試合でしょ!それ以外の試合なんてあり得ない!」

芹「あり得るんですって!」

八期「合ったとしても見ないね!」

零「別にどうでも良いし!」

町子「その学校が勝ったからって『どうした?』だよ!」

香「そうよね、良い迷惑だわ!」

青奈「歴史ある大会を貶すな!」

香「阪神の方が歴史あるワイ!」

町子「甲子園で阪神の試合を見ず、何を見る!だよ!」

八期「そうだよ!高校野球なんて・・・」

芹「何?まさか人気無いとか、『見てる人はバカ』とか何とか言うんじゃないんでしょうね?」

八期「戦ってる学校の関係者しか見ないよ!」

全員 (それはごもっとも!)

希「まあ、私も高校野球はどうでも良いかな?」

グレーテル「俺もそう言うのは興味なし!」

子「私は行きたいかな?高校野球には高校野球ならではの面白さがあるし!」

芹「うんうん!甲子園の魔物とか?」

八期「そんなの年中出てるわ!」

零「主にGW辺りに!」

町子「シーズン終盤もあるよね?」

香「交流戦でも出るわ!」

八姫「プロから離れなさい!」

八期「だって、甲子園と言えばタイガースの本拠地だよ!それ以外何があるのさ!」

阪神ファン「うんうん!」

子「皆はそうかもしれないけど世間一般的には・・・」

阪神ファン「甲子園=阪神タイガース!」

青奈「子、ここは黙ろう!愛海と町子が居たら太刀打ちできない」

芹「どうせ行かないんなら私達がこのチケット貰えば良いだけの話じゃない!」

葉月「それもそうだよな!」

平江「私達だけで分けても5枚余りましたよ!どうします?」

子「同好会の皆にも聞いてみよう!」

青奈「いいね!」

芹「同好会と言えば・・・」

葉月「どうしたんだ?」

芹「いや、大した話じゃないんだけど・・・」

八姫「何よ言ってみなさいよ!気になるわ!」

八期「僕も気になるな!」

芹「あんたにだけは聞かれたくない!」

八期「なんで?」

芹「何でも!」

葉月「そう言えば、明って胸でかいよな?Bクラスなのに何でだ?」

芹「ちょっと!」

葉月「私が気になっただけだ!」

八姫「もしかして同じだった?」

芹・赤面

八期「それが何?」

芹「だから嫌だったのよ!」

零「何を気にしてるの?」

葉月「ほら、うちの学校の都市伝説の1つに文字のクラスはその文字のバストカップに将来成るって言われてて・・・」

零「そうなの?」

平江「知らなかった!」

結「そんなことが?」

八期「だから何?」

葉月「この話終わろうか?」

ヘンゼル「続けてくれ!」

葉月「マジ止めよう!」

渚「うちらは?」

希「性が女に成れば都市伝説通りに行くんじゃないかしら?」

子「まあ、気にしてないけどね!」

芹「あなた達は大きな方の文字じゃない!何で優等生組が小さくならないといけないのよ!」

八期「そこまで大きくしたいの?バカじゃない?」

芹「何ですって!あんたに私の気持ちなんか・・・」

八期「一生わからん!」

零「怒って良いのかな?」

愛海「判断が難しいわ!」

香「八期は『女の魅力は体型だけじゃない』って言いたいのよ!だから、『そこまで深刻に悩むな!』って言いたいの!」

芹「先生はどっちの味方なんですか?」

葉月「お前は気にしすぎなんだよ!」

香「それで完道さんなんだけど、確かあの子は元々Hクラスからの子で、コースを中等部で変えた生徒なの!」

零「そうでしたね、杏ちゃんは私が転校してくる前から居ました」

八期「確か、1年から同じクラスだったような!話したことは無いけど・・・」

全員「そうなの?」

秀喜「そうだな!ハッキリ言うと八期以外でBクラスの生き残りは俺と夢原だけだな!」

八期「あれ?僕が秀喜と出会ったのは3年生の時だったんじゃないかな?」

理珠「はい、秀喜様は、4年生の時に同じクラスに成りました」

秀喜「いや、あの時はまだ6クラス位合ったんだよ!」

零「ってことは杏ちゃんだけが八君と1年生からずっと同じクラス?」

理珠「私は3年生から転校してきましたので・・・」

八期「うん!そうだね!覚えてる」

香「何十人入れ替わってるのよ?!」

秀喜「トータルで100人以上が入れ替わってる!」

葉月「マジで!」

香「そりゃ、先生も1年に2回も3回も変わる訳ね!」

希「そう言えば、合宿終わったら八君お婆ちゃんの家に泊まるんじゃなかったっけ?」

八期「うん!土曜日からだから、合宿終わって直後かな?」

零「へー、八君のお婆ちゃんの家ってどこなの?」

八期「滋賀だよ!」

希以外「ここ!」

希「あたし免許取ったから、どうせなら私の運転で行こう!」

八期「いいね!お願い!」

葉月「待て!」

芹「どうしたの?」

結「今の台詞怪しいですね?」

子「どこが?」

愛海「希ちゃんは『行こう』と言ったけど、『送る』とは言ってない!この場合は『送る』が一般的!」

希「何よ!言葉として問題無いじゃない!」

町子「いいえ!希ちゃん!あなた、そのまま八期君と八期君のお婆ちゃんの家に上がり込んで一緒にお泊まりするつもりでしょ!」

希「・・・しないよ」

子「何その間は?」

青奈「何ですって!それなら私も!」

愛海「甲子園どうするの?」

青奈「ううっ、1年に2、3回見れるかどうかなのに・・・」

希「いや、ワゴン車借りても私と八君除いて後6人だよ!」

愛海「お婆ちゃんに頼めば・・・」

八期「僕のお婆ちゃん家、そんなに泊まれたかな?」

零「寝れる場所っていくつある?」

八期「3部屋4つかな?従姉妹も来るし・・・」

明「良いこと聞いちゃった!」

零「杏ちゃん!明ちゃん!」

明「私達も付いていきたいな!」

希「私と八君除いて後6人までだよ!」

零「まず、甲子園組は無いんじゃない?チケット勿体無いよ!」

八姫「それはそうなのよね・・・」

秀喜「Bクラスのメンバーで行ったらどうだ?」

杏「それ言ったら秀喜君だって!」

秀喜「女子だけの方がコイツも喜びそうだし!」

明「まあ、こんなこと滅多に無いもんね!」

青奈「いや、普通にある方がおかしいから!」

町子「友達のお婆さんの家に泊まるって聞いたこと無い!」

愛「楽しみ!愛ちゃんボード『緊張』」

希「確か、家族で集まるんだよね?」

八期「うん!」

杏「そんなところに私達はお邪魔するの!?」

結局行くメンバーは希と八期の他に、
零、愛海、町子、明、杏、愛の6人となった。
果たしてどんな波乱が待ち受けるのか?
つづく!

Re: ナンバーズ8 ( No.329 )
日時: 2023/06/12 21:14
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

327話・合宿後
希「さあ着いたわ!」

町子「ここが八期君のお婆ちゃんのお家?」

八期「そうだよ!」

杏「誰かのお婆ちゃんのお家に行くのは初めてだな!」

あい「しかも合宿後なうえに、住んでる町とは全然違うから新鮮!」

明「夏休みとか長期休みでないと体験できないよね!」

希「私、この車返してくるわ!」

零「どうやって戻ってくるんですか?」

希「松本先生に電話掛けるよ!乗せて貰えるように交渉する!」

杏「お母さんも来るの?」

八期「今日はお母さんの家族が集まるから!」

明「へー、八期の家族は母方の方で集まるんだ!」

愛海「私はお父さんの実家かな」

杏「私はお爺ちゃん達の方が来るよ!」

愛「元気だね」

眞子「キャアア!」

町子「何?」

八期「お前は!」

眞子「何であんたがここに居るのよ!」

八期「それはこっちの台詞だ!」

眞子「あんたに文句言われて渋々ここに引っ越してきたのに・・・、このストーカー!出ていけ!」

八期「どこがストーカーなんだよ!」

眞子「私の住所嗅ぎ付けて付いてきたんでしょ!」

八期「知らねーし!ここがお母さんのお婆ちゃんの家だから訪ねに来ただけだし!」

眞子「そんなの嘘よ!」

八期の祖母「外でうるさくしてるのは誰だい?」

八期「お婆ちゃんこんにちわ!」

八期の祖母「八期来たの?それでこの子達は?」

八期「部活の友達と言うか、グループの仲間と言うか・・・」

零「八君は嘘付いてませんが?」

眞子「でも、そういう建前でしょ!ストーカーはストーカーよ!」

町子「どこがかしら?」

杏「それはあなたの思い込みだよね?」

明「私達は今日たまたま、ここに来る事情が合って、たまたまここに来たの!そして君の家がたまたま八期のお婆ちゃんの家の近所に合った!それだけの話!」

眞子「こんな偶然ある?やっとストーカーから解放されたと思ったらまたそのストーカーが目の前にって!私を狙いに来たに決まってるじゃない!」

愛「偏見にも程がある!先輩はそんな人じゃない!」

眞子「ストーカー被害受けてる人の気持ちが分からないの?」

町子「分かるけど、あなたは冤罪を受ける人の気持ちが分からないの?」

眞子「はあ?」

町子「彼は本当にあなたに何かした?」

眞子「なにもしなくたって、付いてくればストーカーはストーカー!迷惑人間よ!」

町子「そんなこと言うなら彼があなたの家のインターホンを押した事ある?家の前を彷徨いてるでも良いわよ!」

眞子「そ、それは・・・」

八期「やってない!1度も!」

町子「だったら、彼がストーカーをやってるとは言えないわよね?」

眞子「私はこいつの顔なんか見たくないのよ!」

零「最低!」

杏「理不尽!」

愛海「屑!」

明「最悪!」

愛「同じ人間とは思えない!」

眞子「何で私が責められるのよ!」

町子「あなたの行為は、単なる自意識過剰、いわゆる単なる被害妄想してる変な子よ!」

眞子「ひ、ひ、被害妄想する・・・、変な・・・子?ウワーん!私が被害者なのになんでこうなるのよ!わざわざ遠くから通ってるのに!」

明「そんなこと言われても・・・」

杏「自業自得でしょ!」

愛「寮にでも住んだら?」

愛海「自主転校をお薦めします!」

眞子「あんたの親戚どこに住んでる?」

八期「お父さんのお婆ちゃんは四国だけど・・・」

眞子「他は?」

八期「さあ?全ての親戚把握できない」

愛海「そんな人間まずいない!」

愛「ってか、家系を辿れば皆親戚同然!」

杏「それもそうだよね?」

眞子「ウワーん!」

その後眞子は関東に引っ越した。

全集まり
健「まさか、希ちゃん以外にこんな女の子を連れてくるとは!」

風浦「やるわね、このこの!」

八期「彼女とかじゃないから!」

風浦「マジであんたみたいな奴、養って貰わないと生きていけないでしょ!」

鈴奈「言えてる!」

智沙「それヒモじゃん!」

希「ヒモじゃないよ!専業主夫に成れば良いのよ!」

一「コイツが?ムリムリ!適当だよ!」

二「自分の服も食器も洗わん奴が言うな!」

楓花「八期と二だけだからね、お手伝いしてくれるのは!その他はやらずに文句言うだけ!」

愛海「なんかすみません、家族の集まりに部外者がお邪魔してしまって!」

楓花「良いのよ!それにコイツは皆に助けて貰ってるしね!」

零「1人は助けた人だけどね!」

愛(私だけ凄い場違い感)←同じクラスでも岡田家の繋がりも八期のサポートをした訳でもない

鈴奈「そう言えば少ないよね」

風浦「そうね、七美と妃が居ないのよね?風邪かなんか?」

楓花「2人は矯正学校よ!」

風浦「ふーん、矯正学校なんだ・・・」

鈴奈「いつ帰ってくるの?」

三氏「帰ってこれたら今頃ここに居るよ!」

鈴奈「そうなんだ・・・」

風浦・鈴奈「矯正学校!?」

四美「気付くの遅!」

風浦「矯正学校っていじめた人が行く施設みたいなものだよね?」

楓花「そうだけど」

鈴奈「あの2人何したの?」

智沙「お姉ちゃん達知らないの?」

海斗「今、中等部大変なんだぞ!」

風浦「どうなってるの?」

二「八期の絶対命令だ!」

鈴奈「絶対命令!?」

風浦「あんたなんて物使ってるの?今すぐ辞めなさい!」

八期「無理!」

鈴奈「なんでよ!なんでそんな危ないものが認められるのよ!」

五「そう言いたくなるよね」

六生「俺らもそれ言って、引っくり返されたからなあ・・・」

事情を聞き
風浦「あり得ない!」

鈴奈「この世にそんな人間が・・・」

八期の祖母「へー、生徒会長をやり直すために絶対命令を?」

八期「断ったんだけど、『やり直すなら絶対命令でないと誰も言うこと聞かないうえ、また役に立たない生徒会長になる』って先生に言われて」

風浦「でも、言うは易く行うは難しって言うよね?」

鈴奈「それで七美達が飛ばされるなんて理不尽極まり無いわ!」

風浦「七美達の気持ち分かるわ!絶対命令なんてどんな命令されるか分からないもの!」

鈴奈「絶対、自分の都合の良いような命令してるんでしょ?」

杏「そんなこと無いです!」

全員「えっ?」

杏「絶対命令を渡された直後、八期君は私達の前で『普段と変わらない学校生活を送る』ように命令してきました」

明「そうだよね!そりゃ、遅刻とか忘れ物は大目に見ないって言ってたけど、私達は常にいつもと変わらない生活を送れば良い!変に気を遣ったり、避けることを止めろって命令だもんね」

愛「それに、私は会長のお陰で学校に居られてるんです!」

楓花「そうなの?」

八期「なんか、入学手続きしてたのに、取り消されてたから!」

健「それはどうなんだ?」

三氏「もし、彼女が嘘を付いて偽って入ってたら?」

八期「そんな感じは微塵もなかったし、それにテストに出ていて、合格通知もある!だったら合格してる以上入る基準を満たしていれば入れない理由はないんじゃない?」

愛海「学校としても正規のルートで通ってない人を入れるのは・・・」

八期「僕は、合格して手続きもちゃんとしてたのに、第三者のせいで無しにされる方が可哀想だと思うけどな!そこで掴める筈だった夢を奪われるんだよ!
見えない敵と学校に!」

二「俺も、お前と同じ事してただろうな」

杏「それに自分ではなく人の為に使うって辺りがポイント高いよね」

希「そうそう!8の時も他人優先!自分の意見はほとんど言わない子だから!」

一「ただ、案が何もないだけでしょ!」

八期「それもあるけど・・・」

楓花「それより私としては夢原さんを招けたのは良かったわ!」

杏「えっ?」

楓花「いつかお礼をあなた自身にしたくて!ほら、遠慮せずどんどん食べて!」

杏「いえいえ、私は突然来た部外者ですよ!」

楓花「何言ってるの?初等部の1年生から今の今までずっと同じクラスなのに!」

8以外「えっ?そうなの!?」

八期「でも、僕そんなに話したことないよ」

楓花「あんたは知らないけど、あんたのいじめ騒動の目撃者として一役買ってたの!彼女しか本当の事言わなかったしね!」

希「何やらせてたんですか?」

楓花「録音から録画まで!あらゆる証拠を撮って貰ってたの!」

八期「知らなかった!」

楓花「だからこそ、八期の味方に成ってくれてありがとうってね!」

杏「いえいえ、私は当たり前の事しかしてませんよ」

健「そんなことない!ほら、もっと食べて!」

八期「それ、僕のお皿の!」

健「お前は食いすぎなんだよ!」

希「お姉ちゃんのあげるから!」

一「何、お姉ちゃんぶってるのよ!」

その後も希の暴走とピュア勢の無知に呆れる松本家であった。

Re: ナンバーズ8 ( No.330 )
日時: 2023/06/14 18:56
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

328話・銭湯へ行こう!
夏休みの後半

楓花「あら?ええっ!!!!」

一「お母さんどうしたの?」

二「何かあった?」

楓花「お風呂のお湯が出ないのよ!」

健「給湯器の故障かな?まだ夕方だから明日にでも頼んで今日は銭湯でも行くか!」

三氏「父さん、俺ら大家族なうえに引き取ってる子も居るよ!」

四美「大きそうなお風呂屋さんならともかく、この近くは小さめのお風呂屋さんしか無いんじゃない?」

一「それはそうよね、私達だけでぎゅうぎゅうになっても迷惑だし・・・」

希「だったら、私が八君見てあげる!」←泊まりに来てた

二「なんでさも当然のように家に居る?!」

希「何よ!どうせ、覗き騒動でも起きたら物理的にも経済的にも潰れちゃうんだよ!」

零「確かにありましたが、あなたが八君を疫病神扱いしてどうするんですか?!」

八期「僕に言われても知らないよ!勝手に潰れるんだから!」

鶴「そうでもないかも!」

零「どういう事お姉ちゃん?」

鶴「愛海ちゃんから聞いたんだけど、お婆ちゃんの旅館、あんたらが出ていった次の日から予約殺到で毎日満室!」

全員「毎日満室!」

鶴「なんか出張のサラリーマンとか、遠征中のスポーツ選手、部活動の生徒に修学旅行生まで!」

一「幅広!」

鶴「予約が10年待ちとか・・・」

全員「じゅ、じゅ、10年?」

ヘンゼル「それ、絶対忘れてるだろ!」

グレーテル「ドタキャンになるのがオチだよ!」

鶴「それだけじゃないのよ!旅館に隣接してるレストラン目当てで来るお客さんも居て・・・」

四美「成る程!」

八期「美味しかったよね!バーベキューも楽しかったし!」

一「それって、コイツが何も起こさず、普通に過ごした旅館は次の日物凄く儲かるってこと?」

二「姉ちゃん、八期が起こしてるんじゃなくて、店とか周りが八期を怒らせるからだよ!」

零「いわゆる接客態度とか、対応処理が酷くて八君を怒らせたら潰れ、ちゃんと普通に対応すれば高評価を貰えて儲かるってことね!」

鶴「まあ、何事も普通が1番ってことね!」

楓花「ただ、家もややこしい子達居るからな・・・」

鶴「ややこしい子達とは?」

楓花「三氏と六生よ!三氏は女の子とするのか、六生は五が居ないと本当に物理的にお店壊しそうだし・・・」

三氏「俺は普通に男湯に行くよ!」

健「今日は俺も居るから六生は大丈夫だよ!」

六海「えっ?五先輩と離れてても大丈夫だったっけ?」

五「年上の身内が居るなら大丈夫!信頼してるから!ましてやお父さんとお母さんならなおさら!」

六海「それもそっか!」

健「問題はコイツ(八期)だが・・・」

楓花「健ちゃんだと火に油だもんね!」

二美「でも銭湯なら完全に分かれるから大丈夫なのでは?」

楓花「そこに誰も居なかった時が危ないのよ!見てない時の第一印象を先入観で捉えて叱るから!」

健「だって、それが普通だろ!」

楓花「親なら信じようよ」

一「ってか、皆大きく成ったんだし、そこら辺のルールは弁えてる筈でしょ!」

二「と言っておきながら、あんたはなぜ僕の腕を離さない?」

一「だって、お姉ちゃん二とじゃなきゃ嫌だ!」

二「このバカ姉!」

八期「一お姉ちゃんの方が弁えてない!」

一「何ですって!」

楓花「八期の言う通りよ!あんたはいい加減弟離れしなさい!」

一「嫌だ!一生いつまでも、どこまでも一緒よ!」

二(バカだ、この姉・・・)

その後もああだこうだあり、結局・・・

希「さあ8メンバーで銭湯行くわよ!」

グレーテル「言っとくが、お前は部外者!赤の他人だからな!」

零「これは本当ですね」

ヘンゼル「八期良いなあ、希先輩とお手々繋いでよ!」

グレーテル「言い方気持ち悪、幼児に話し掛けてるのか?」

ヘンゼル「なんだよ、愛しの妹よ!」

グレーテル「変態兄貴、絶対覗きとかすんじゃねーぞ!」

ヘンゼル「お前の裸なんて何年見たと思ってんだよ!」

グレーテル「あたしだけじゃねーよ!」

ヘンゼル「勿論分かってるよ」

零「どうだか・・・」

ヘンゼル「信用ねーな!」

八姫「元々信用出来ませんから!特にあなたは!」

ヘンゼル「酷いよ!」

芹「あっ!」

零「せっちゃん!」

薺「皆さん、お揃いで!って何で希先輩が?」

八姫「言いたくなるよね・・・」

希「偶然、泊まってたのよ!」

零「合宿後、普通に上がり込んできた癖に!」

八期「いつもの事だから!」

八姫「それで済ますの?」

八期「希お姉ちゃんに会えること事態悪くない!」

希「わーい!八君ありがとう!」チュッ!

全員「ああ!」

希「何よ!1日1回毎日欠かさずやってることなんだから!」

八期「普通だよ!」

八姫「そんな幼馴染み普通居ないから!」

愛海「そうよ!そうよ!」

零「あっ!愛海ちゃんもなんだ!」

愛海「給湯器が壊れて・・・」

芹「家のも!」

八姫「こんな偶然あるのね・・・」

八期「お風呂屋さんは大喜びだけど!」

とある銭湯
愛海「ああ!見て番台がある!」

芹「本当、銭湯ならでわって感じがする!」

店員「いらっしゃいませ!」

ヘンゼル「ああ!男の憧れ番台!1度で良いから座ってみたい!」

グレーテル「バカな兄だ!下心丸見えなんだよ!」

ヘンゼル「なんだよ!八期だって番台の上座ってみたいと思わないか?」

零(流石に八君は紳士だから・・・)

八期「うん、乗ってみたい!」

零・愛海「ええっ!!!!」

希「何、2人共そんな叫んで?」

薺「会長も番台座ってみたいんですか?」

八期「そりゃ、どんな景色かは興味あるかな」

芹(やっぱりコイツも下心丸出しね)

グレーテル(そっか、コイツもも男だもんな・・・)

希「ねぇ八君?女湯も見てみたいって思う?」

八期「えっ?」

全員「えっ?」

八期「そりゃ、中はどうなってるのか見たいなあって思ったことはあるけど・・・」

全員「ええっ!!!!」

薺(やっぱり会長も女湯を覗きたいと思っている)

愛海(男の子だもんね、仕方ない、仕方ない)

八姫(本当に男子ってこういうところが嫌!)

零(大丈夫、大丈夫!八君は犯罪までは起こさない!だから・・・)

希「何なら入ってみる女湯?」

八期「ええっ!!!!」

全員「ええっ!!!!」

希「昔は一緒に入ってたじゃん!」

八期「何歳の時の話さ!無理に決まってるじゃん!」

希「一緒に覗きに行こうよ」

八期「遠慮します!」

ヘンゼル「なんだよ!恥ずかしがって!本当は行きたいくせに!」

店員「ねえ君?番台乗りたい?」

八期「乗りたいとは思ってます!」

店員「じゃあ、乗って良いわよ!」

全員「ええっ!!!!」

薺「良いんですか?」

店員「かまへん、かまへん!今なら別に覗いて良いわよ!女湯!」

全員「えっ?」

ヘンゼル「良いの?」

ゴチン!

グレーテル「バカな兄貴がすみません!」

芹「それは倫理的に良いのですか?」

店員「私がかまへん!言うてるんやからエエよ!思う存分見てきいや!」

八期「良いのかな?」

ヘンゼル「よっしゃー初めての女湯!」

ガラガラ

八期「良いのかな?」

希「お姉ちゃんと一緒に行けば良いよ!それに女湯を見に行くんだけなんだから!」

八期「見に行くのは大丈夫なの?」

希「見に行くだけならね!」

女性陣「?」

女湯
ガラガラ

ヘンゼル「畜生!なんだよ!」

八期「どうしたんだろ?」

グレーテル「おい!兄貴!服着ろ!」

零「皆目を閉じて!」

女性陣「キャアア!」

希「警察呼ぼうか?」

ヘンゼル「待て待て!すぐ着るから!それに仲間だろ!」

取り敢えずヘンゼルをつまみ出し

八期「そう言えば、小さい頃ここの銭湯来て男湯だったからわからなかったけど、女湯って男湯とそんな変わらないと言うか、鏡みたいな作りなんだね」

希「銭湯とか温泉ってそう言う作りが一般的よ!」

八期「でも、場所によってはほら、バラ風呂とか女湯にしかないお風呂ってあるじゃん!」

希「そうね、場所によってね」

芹(あれ?)

愛海(思ってた感じとなんか違う!)

零(もしかして八君って・・・)

探索終わり
店員「じゃあ、この番台座ってみる?」

八期「その前に、ヘンゼル座らないの?」

ヘンゼル「女の居ない女湯に価値なんて無い!」

八期「どうしたんだろ?」

座って、振り向く八期

八期「わあ、やっぱり鏡みたいに形が反転してる!男湯と女湯ってこんな感じなんだね」

店員「開店し始めたばかりだから、お客さんはあなた達が初めてだったから出来たサービスよ!どうだった?」

八期「はい!長年の謎が解けた感じです!」

ヘンゼル「お前は何しに女湯に入ったんだ?」

八期「えっ?ただどんな構造になってるのか見たかっただけだけど?」

希以外の女性陣「えっ?」

芹(女湯を覗くって・・・)

薺(ただ女湯という部屋の中を知りたかっただけ?)

グレーテル(誰も入ってなかったのに落ち込まなかったのはそう言う事なのか!)

希「番台どうだった」

八期「番台の景色はいいね!少し高い感じが尚更!座ってる場所意外と固い!」

愛海(番台も純粋に座ってみたかっただけ?)

八姫(女湯を覗くためじゃないの?)

零(全くもって下心無し!)

4人(私達は何てこと考えてたんだろう!)

希「本当に何を考えてたんだろうね?」←全部知ってたから止めなかった

4人「あっ!」

希「まったく、ムッツリさんはあなた達のようね!」

6人「ギャアアア!」

6人の絶叫がこだましたと言う。


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