二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.315 )
- 日時: 2023/04/11 21:53
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
313話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑨
?「すみません!」←ギリギリ乗る
プシュー!
?「何とか間に合った」
八期「愛海ちゃん?」
愛海「なんとか見つけた!どこ行くの?」
八期「金閣寺だよ!」
愛海「皆と集団行動は?」
八期「見付けるの難しいから、金閣寺に行けばいつか合流出来るかな?って!」
愛海「動いてる方が見付けにくいよ!」
八期「そうなの?」
愛海「そうなの!(いや、これは逆にチャンスなのでは?青奈だって楽しんだんだし、希ちゃんも『見付けて連れ去れば』って言ってたし!)」
八期「どうしたの?」
愛海「よし、このまま愛海お姉さんと金閣寺に行こう!」
八期「行くの?」
愛海「皆も金閣寺の方へ向かってるからきっとどこかで会えるよ!」
八期「さっき集団行動とか言ってたのは誰?」
愛海「どうせ、戻っても時間の無駄だし、これは皆を待たずに行動する八期君のせいなんだから!私はあなたを見付けて飛び乗っただけ!」
八期「それもそっか!」
2人はバスを乗り継ぎ金閣寺に到着
八期「ここも拝観料取るんだ!」
愛海「そりゃ、歴史的建造物だし、保存する為に金箔の張り替え作業もやってるんだから!東大寺の大仏だって無料では見れないでしょ!」
八期「そう言えば確かに!」
舎利殿
八期「おおっ!金ピカ!中に入って触ってみたい!」
愛海「止めといた方が良いよ!金箔の価値高いから多分1平方センチメートル傷付けただけで数百万の数千万、高ければ数億じゃあ済まない賠償金取られるよ!」
八期「ヤバい!」
愛海「と言っても、1回火事で全焼して建て直されたそうだよ!」
八期「それって?」
愛海「昔とは見た目も中身も変わってる可能性があるってことだね!」
八期「へー!」
愛海「まあ、建物が100年以上何もなく建ってる事の方が不思議だよ!ましてや1000年以上前の建物が何もなく残る方が奇跡!」
八期「確かに、あれ?でも何で1階だけ金箔付けなかったんだろう?」
愛海「お金の問題じゃない?」
八期「ああ・・・」
愛海「(納得した)あっ!ねえ写真撮ろうよ!」
八期「そうだね!」
愛海「すみません!写真お願いしても良いですか?」
通行人「はい、良いですよ」
カシャッ!
通行人「どうですか?」
八期「良いんじゃない?」
愛海「うん、金閣寺もバッチリ綺麗!ありがとうございました!」
八期「ありがとうございます!」
通行人「弟さんと旅行ですか?」
愛海「違いますよ!」
八期「姉弟じゃありません」
愛海「彼氏です!」
通行人「そうなんですか?若い彼氏ですね!」
八期「違います!」
愛海「あまりに恥ずかしくて照れてます」
通行人「どうぞ、お幸せに!」
八期「何で嘘付いたの?」
愛海「どうだった?悪くないでしょ?」
八期「それは悪くは無いけど・・・」
愛海「私、彼氏に憧れてるんだよね!」
八期「ふーん」
愛海「と言うわけで八君は今日、私の彼氏なんだから付き合ってね!」
八期「ええっ!!!!どういう意味?!」
夕佳亭
八期「ここ何?」
愛海「夕佳亭、江戸時代の僧侶が後水尾天皇を迎えるための茶室だったの」
八期「ふーん」
愛海「興味ない?」
八期「うん!」
愛海「どういうのなら興味ある?」
八期「やっぱ鉄道!」
愛海「男の子ね!」
鏡湖池
愛海「あっ!見てみて八君!」
八期「何?」
愛海「池に金閣寺が逆さまに映ってるよ!」
八期「本当だ!切れてるけど・・・、逆さ富士みたいな感じ?」
愛海「そうだね、鏡湖池って池で池の水面に鏡のように映る池!逆さも良いでしょ!」
八期「まあ、逆さでもこんな輝くんだね!」
陸舟の松
八期「これ何?」
愛海「陸舟の松だね!帆船のように美しいからその名が付けられた!」
八期「あれが?」←別の松を指す!
愛海「違う違う、そっちの低くて平べったいの!」
八期「うーん・・・」
愛海「元々は盆栽から移築されたんだよ!義満は優雅さが好きだったから、この松は彼の船としての力を表すために植えられたのかも?」
八期「験担ぎ?」
愛海「それとは違うね!でも、夕方に来たかったな!」
八期「何で?」
愛海「塔のように美しい松だから、夕日に照らされたらもっと美しくなるの!」
八期「ふーん」
愛海「景色興味ない?」
八期「見た目判断は!それに何を持って美しいと言えるのか問うものは!」
愛海「そっか!この後はお昼だったね!どこで外食する?」
八期「お弁当とか、外で歩きながら食べるもの以外!」
愛海「どうしても中で食べたいんだね」
八期「まあ、旅館の料理の事も考えて、食べ放題も無しかな!」
愛海「それはそうだね!」
八期「あっ!後海鮮系抜きで!」
愛海「海の幸嫌いだったね!」
八期「魚は好きだよ!貝類とかタコ・いか・カニ・エビとかが嫌いなだけだよ!」
愛海「その前にトイレ行かない?」
八期「僕も行きたいと思ってた!どこだろう?」
トイレ
愛海「じゃあ、私はこっちだから!」
八期「うん!」
個室
愛海「(はあー、)緊張した!何?あの可愛い生物!本当に男の子?私のドストライクのタイプなんですけど!何なら私が養ってあげたいわ!良いよね?ねえ!ねえ!」
女児「ママー、このトイレから変な声が!」
女児の母「ダメよ、さっさと帰りましょう!」
数分後
八期「愛海ちゃんはまだなようだな!」
パッと!
八期(えっ?)
果たして八期は誰に?どこに?連れていかれるのか?
- Re: ナンバーズ8 ( No.316 )
- 日時: 2023/04/12 23:00
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
314話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑩
バスの中
八期「えっ?」
子「あっ!起きた!」
八期「ええっ!今どこ走ってる?」
子「落ち着いて!」
八期「皆は?」
子「はぐれちゃったから居ないよ!」
八期「さっきトイレで愛海ちゃんと分かれて、まだ早いかな?って待ってたらなんか吸わされて眠らされたような・・・」
子「疲れてたんじゃない?私が見付けておんぶしてバスに乗ったの!(嘘だけどね!眠らせたのも私!)」
八期「どこに向かってるんですか?」
子「逆に聞くけど、どこが良い?」
八期「鉄道博物館かな?」
子「それはお昼が終わってからにしよう!」
八期「もう、そんな時間?」
子「そうよ!何食べたい?」
八期「うーん、好きなものが食べられるなら何でも良いや!ハンバーグは6年の時に先生に食べさせてもらったから、肉はないかな?」
子「じゃあ、お寿司とか?」
八期「うーん、そんな気分じゃないな・・・」
子「そう言えばラーメン好きだったよね?」
八期「そうだけど、好きなお店はこの近くに無いからな・・・」
子「じゃあ、ラーメン以外でも良い?」
八期「うん、大丈夫だよ!」
蕎麦・うどん屋
店員A「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
子「2名です」
店員A「こちらの席をどうぞ」
子「八期君はどれにする?」
八期「うーん、冷たいうどんだけど、それだけじゃ物足りないな・・・」
子「天麩羅とセットにしたら?」
八期「でも・・・、うーん・・・」
子「すみません、釜揚げうどんの天麩羅セットとざるうどんの天麩羅セット下さい!」
八期「ああ」
子「お金は私が払ってあげるから!」
八期「そうじゃなくて・・・」
子「ねえ!前から聞きたかったんだけど・・・」
八期「何ですか?」
子「八期君って私達の事どう思ってるの?」
八期「優しい人達だと思ってます!話しやすくて、僕の事助けてくれたりとか・・・、一緒に居てて安心出来るとか・・・」
子「誰かに恋したりとか無いの?」
八期「えっ?」
子「もし、私達の誰かが八期のことを『好きです!』って告白してきたらどうする?」
八期「『何で?』とか罰ゲームか何かを疑います!」
子「何で?皆負けず劣らず可愛いくて優しい子なんだよ!」
八期「こんな僕を好きになるひとなんていませんよ!」
子「何で?何でそう思うの?」
八期「そう親に言われてきたから・・・」
子「身だしなみとか?」
八期「はい」
子「1か100で考えるからそう思い込んでるだけよ!」
八期「それにいじめられてきましたし、今は絶対命令で仕事しか出来ない役立たずの生徒会長!誰が好きに成るんですか?」
子「そんな自分を責めないで!」
八期「言うは易く行うは難しですよ!僕は何かを感じ取っても、行動には移せないそんな人間なんです!」
子「それはそれで凄いと私は思うけど・・・」
八期「どこがですか?」
子「だって、そうやって自分を理解出来る人なんてなかなか居ないよ!」
八期「いえ、これは結果論!日々の自分の生活を分析したなかで、出てきた答えです!それに加え僕はレールを引かれないと生きていけない、そんなダメ人間なんです!そんな男を好きに成る女の人なんて・・・」
子「八期君って、家事とか出来る?」
八期「まあ、料理と部屋の掃除以外なら・・・」
子「つまり、普段からお母さんのお手伝いとかやってるんだね?」
八期「まあ、頼まれてやり方が分かってるものに関しては自ら率先してやってます!」
子「私だったら、そういう人に家事を任せて仕事に専念するかな?(あれ?私何言ってるのかな?)」
八期「どういう事ですか?」
子「ほら、今は旦那さんだって家事をする時代だよ!だったら、八期君が将来主夫となって家の事や将来の子育てを引き受ければ夫婦円満じゃない?」
八期「ああ、確かに、それで良いのかな?」
子「良いんだよ!少なくとも私だったら八期君が主夫やってくれるって言うなら頼めるし、仕事に集中出来ると思う(あれ?八姫ちゃんのサポートは?)」
八期「でも、僕料理とか掃除も綺麗にしろって言われてもちゃんと出来るかどうか・・・」
子「完璧にやろうと考えるから自信を失くすんだよ!それに出来ないなら料理くらい私が作ってあげるよ!何なら作り置きとかすれば、一週間は持つでしょ!」
八期「そういうのもあるんだ!」
子「皆が皆同じ家庭に成らないんだから!やっぱり仲の良い夫婦とは支え合い、出来ることを任せて出来ないことを補うって事だよ」
八期「そうか、僕が主夫か?出来るかな?」
子「まあ、子育ては最悪自分の両親に聞いたりすれば良いじゃん!」
八期「うーん、自分の結婚した姿が想像付かない!」
子「まだこれからだよ!何なら、君が結婚できる歳になったら、お姉さんが婿に貰おうかな?」
八期「えっ?」
子「冗談、冗談!」
八期「そうですよね!そんなうまい話があるわけ無いですよね」
子「えっ?それって、私がたとえ君の事好きでも受け入れてくれるの?」
八期「うーん、本当にそうなるかは分からないけど、子ちゃんがお嫁さんも悪くないなあ、好きな人の候補には入るかなって!」
子「それって、私以外にも候補が?」
八期「居るけど、告白しないとどうにもならないからな・・・、逆に告白されてもそれが本当に好きな人だったとしても、不信に思うな・・・」
子「そうなんだ(これは厄介な子ね・・・、告白しても意味ない・・・、って何で私が告る前提?私どうしちゃったの!)」
店員B「釜揚げうどんの天麩羅セットの方?」
子「あっ!はい!」
店員B「ざるうどんで天麩羅セットの方?」
八期「はい!」
ズルズルズルル!
子(八姫ちゃんの為にも八期がどうやったら八姫ちゃんの気持ちに答えるか、もしくはどうやったら落とせるかの情報を掴もうと思ったけど、一筋縄では行かない子ね!恋愛不信過ぎ!これじゃ私が告っても・・・、って私じゃなくて・・・、八姫ちゃんの為であって・・・)
子「あっ!八期君!いか残したらダメでしょ!」
八期「ううっ、だから嫌だったのに!」
子「食わず嫌いはダメだよ!世の中には食べられずに生きてる子も居るのに・・・」
八期「食べて嫌いになったので、食わず嫌いではありません!」
子「兎に角食べなさい!」
八期(仕方ない・・・)
ところが!
八期「ううっ!ああ!」←リバース
店員A「お客様大丈夫ですか?」
子「八期君!大丈夫?」
八期「僕は、嫌いな食べ物は体が受け付けない!」
子「これは私が悪かった!本当にごめん!」
八期「正直、嫌いになりそう・・・」
子「そんなこと言わないで!(私の株が!)」
その後
子「すみませんでした!」
店長「いえいえ、うちの食べ物が原因じゃなくて良かった!」
八期「そうですね」
店長「君はちょっと、休んでから出た方が良いよ」
子「じゃあ、私は先に出てその辺を見て回ってるから!きっと近くの店に居るから呼んでね!」←勘定中
八期「うん、分かった!」
数分後
八期「すみません、ありがとうございました!」
店員「いいよ、重症に成らなくて良かったよ!」
八期「ごちそうさまでした!」←手を合わせながら
店員達「ありがとうございました!」
ガラガラ
八期「ええっと、子ちゃんはどこだ?」
?「おっ!八期じゃん!」
八期「えっ?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.317 )
- 日時: 2023/04/16 13:43
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
315話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑪
八期「グレーテル!」
グレーテル「こんなところで会えるなんて、何かの縁だな!」
八期「縁ではないような・・・」
グレーテル「まあ、取り敢えず俺と何処か行こうぜ、まだ4時間もあるんだし!」
八期「もう4時間しかないんだけどな・・・」
グレーテル「何でだよ?」
八期「移動時間と帰る時間を考えると・・・」
グレーテル「取り敢えず、とっとと行くぞ!どこ行く?」
八期「そりゃやっぱり・・・」
京都鉄道博物館
八期「きたよ!」
グレーテル「フフフ、俺も来たかったんだよ!」
八期「へー、グレーテルも電車好きなの?女の子なのに?」
グレーテル「好きなものに性別は関係無いんだよ!鉄道好きの女子なんか世の中探せば五万と居るぜ!」
八期「へー、そうなんだ!意外!」
グレーテル「お前が知らないだけだよ!おっ、おい!電車の下を見れるらしいぞ!」
八期「ああ、引っ張らないでよ!」
その後も
グレーテル「おおっ!パンタグラフじゃないか!」
八期「うーん」
グレーテル「来たよ!転車台!」
八期「機関車を方向転換させる奴だよね?」
グレーテル「だけど、動かないのかよ!」
八期「それよりあれ乗りたいな!」
グレーテル「ええっ?つまんないだろ!」
八期「グレーテルは何しに来たの?」
グレーテル「お前こそ、さっきからつまんなそうに!」
八期「僕は動いてる電車が好きなんだ!」
グレーテル「俺は部品とか構造とかが好きなんだ!」
八期「全然違うね」
グレーテル「なんだよ、文句あるのか?」
八期「無いよ!そう言う方が好きって人も居るだろうし・・・」
グレーテル「そうか、そう言われたのはお前が初めてだ!」
八期「えっ?」
グレーテル「俺は、動いてる乗り物とかどうでも良いんだよ!むしろ、何で動くのかとか、仕組みとかが好きなんだ!」
八期「へー、そうなんだ」
グレーテル「だけど、そんな友達1人も居なくてさ、しまいにはバカにされたり、ハブられたり・・・」
八期「と言っても僕もちんぷんかんぷんと言うか、1人で楽しみたいと言うか・・・」
グレーテル「なんだよ、俺と一緒なのが嫌だってか?こんな男みたいな女は嫌だってか?」
八期「違うよ!自分が楽しければそれで良いって事だよ!まあ、見ようによってはただの自己満足の自己中って言わらるかもしれないけど・・・、それでも自分の求めるものがあれば楽しいって思うよ!それに、同じ鉄道好きでも、意見が違った方が、自分の思う魅力を伝えられるってこともあるし!」
グレーテル「そんなに言うなら、俺に付き合えよ!」
八期「えっ?」
グレーテル「俺の主張聞いた上で、お前に付き合ってやるよ!お前は楽しみは後に取っておくタイプなんだろ!」
八期「うん!分かった!」
展示スペース
グレーテル「やっぱ、本物には及ばないが凄い再現力だな!」
八期「そうだね!これに乗れたら本当に最高だけどね!」
グレーテル「本物の方が良いって?」
八期「当たり前じゃん!」
車両を出て
グレーテル「おっ!これ改札機じゃん!」
八期「面白いよね!中はこうなってるんだ!」
グレーテル「おっ!これに関しては興味津々だな!」
八期「だってこう言う機械と言うか、自動って言うのが面白い!ベルトコンベアとか、コロコロマシーン的な?」
グレーテル「お前は、そう言うのに興味があるんだな!」
八期「うん!」
運転シュミレーター
グレーテル「おっ!良かった空いてるぞ!運転シュミレーター!」
八期「やるやる!やっぱ鉄道ファンの憧れだもんね!」
体験後
グレーテル「お前、ブレーキ掛けすぎだろ!普通列車か!」
八期「グレーテルが早すぎるんだよ!新幹線じゃないんだから!」
グレーテル「お前が運転士だったら、毎回駅で車掌が困るぞ!まだ着かない、まだ着かないってな!降りるお客もイライラだ!」
八期「グレーテルは事故るよ!カーブ曲がりきれずに脱線して帰らぬ人に・・・」
グレーテル「うるせー!」
スチーム号
八期「よし、やっと機関車に乗れる!」
グレーテル「と言っても、どこ走るんだコイツ?」
八期「施設を一周するとか?」
グレーテル「どこにそんな線路があるんだよ?」
ボー!
後ろに走るスチーム号
八期「あれ?」
グレーテル「おいおい、逆じゃねーか!」
八期「ああ、座るとこ間違えた!先頭じゃなくて1番後ろに座れば良かった!」
グレーテル「何が違うんだよ!」
八期「仕方ない、思い出だけは残しておこう!」
グレーテル「俺が撮ってやるよ!」
八期「じゃあ、グレーテルも寄って!」
グレーテル「良いのか?」
八期「うん!」
カシャッ!
八期「おおっ!綺麗に撮れてる!」
グレーテル「そうだな!(これ一生の宝物にしよう!)」
八期「何なら、皆に送っても良いよ!」
グレーテル「送るか!恥ずかしい!」←と言いつつもちゃんと送って自慢するグレーテルだった!
鉄道ジオラマ
八期「鉄道博物館と言えばここだよね!名前知らないけど!」
グレーテル「ここの施設か?それとも電車の名前か?」
八期「どっちも!一部除く!」
グレーテル「ここは鉄道ジオラマ館だよ確かに、これはこれで面白い!」
八期「色んな電車や新幹線が走ってる!しかも早くて長い!」
グレーテル「早いのはともかく、長いのには何で興奮するんだよ?」
八期「だって、長い方が電車って感じしない?」
グレーテル「じゃあ、路面電車どうなる?」
八期「兎に角、長い方が良い!」
グレーテル「フフフ、動画撮影OKだから、後で旅館でゆっくり見るかな!」
八期「良いなあ、携帯!」
グレーテル「お前も買って貰えば良いのに!」
八期「電話する相手居ないからね!必要最低限程度しか!」
グレーテル「家族だけかよ!(ん、俺らは?)」
ポトン!
グレーテル「クー!旨い!」
八期「良いなあ!」
グレーテル「飲みたきゃ自分で買え!」
八期「良いの?」
グレーテル「外食OKなら、自販機なんてもっとOKだろ!」
八期「じゃあこれにしよう!」
ピッ!
ポトン!
グレーテル「そろそろ旅館に戻らないとな!」
八期「うん!帰ろうか!この時間帯なら余裕で間に合うと思うし!」
帰りのバス
グレーテル「何、窓から黄昏てんだよ!」
八期「不思議だなって思って!」
グレーテル「何がだ?」
八期「お父さんやお母さんが運転する車はそうでもないのに、他の人、お金払って乗せてもらう乗り物に乗った景色は最高だなあって!」
グレーテル「確かに、何でだろうな!もしかしあれじゃね?」
八期「あれって?」
グレーテル「公共の物は途中で歩くけど、親父とかお袋が運転する時は、家の前とか目的地の近くだったりするから、ありがたみが違うんだよ!」
八期「そうかも!」←ジュースを手に取る
ゴクン
グレーテル「眠いなら、寝て良いぞ!最寄りの駅の手前で起こしてやるから!」
八期「分かった!ありがとう!でも、多分自分で起きれる!」
グレーテル「そうか?」
八期・Zzz
数時間後
運転士「お客さん!お客さん!」
八期「はあ~あ、何ですか?」
運転士「降りてもらって良いですか?」
八期「はい!」←素直に降りる
見覚えの無い光景
八期「えっ?ココドコ?」
?「八期君?」
八期「えっ?」
八期はどこに?そして誰と一緒に居るのか?
- Re: ナンバーズ8 ( No.318 )
- 日時: 2023/04/17 22:10
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
316話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑫
町子「八期君?」
八期「えっ?まっちゃん!ってかココドコ?」
町子「実は、私寝過ごしていつの間にかここに・・・」
八期「僕もなんだけど、あれ?いつもなら寝ててもアナウンスは聞こえるから、降りられるのにな・・・」
町子「その手に持っているのは?」
八期「途中で買ったジュースだけど・・・」
町子「それはもう飲まない方が良い!」
八期「何で?」
町子「これ以上飲むと証拠が失くなっちゃうから!」
八期「分かった!」
町子「それより、どうしようか?」
八期「ここがどこだか分からないし・・・」
町子「さっきのバスがどうやら最終だったようだし・・・」
八期「今、何時?」
町子「9時だよ!」
八期「完全に遅刻だ!」
町子「大丈夫、そのペットボトルさへあれは、きっと遅刻した原因を証明出来るし、それ聞いたら星田先生なら分かってくれる筈!」
八期「ありがとう」
町子「ただ、まだ都会の方だから明るいのよね!車もボチボチ走ってるし、信号も多いし!」
八期「そうだね」
町子「仕方無いからここで泊まるしかないわね!」
八期「ここで寝るの?」
町子「誰も野宿するとは言ってないわよ!都会なんだから、泊まれる宿の1つや2つあるわよ!」
八期「でも、お金沢山掛かるんじゃない?」
町子「ホテルが1泊いくらすると思ってる?」
八期「10万!」
町子「高い!どこのスイートルームよ!」
八期「えっ?じゃあ、5万円?」
町子「全国の出張に行くサラリーマンやOL大変じゃない!せいぜい1万円前後よ!」
八期「そうなんだ、テレビで見たものは万が当たり前だったから・・・」
町子「それは多分、食事付きとか設備が物凄く行き通った場所よ!簡易的なホテルもあるから、1万円台で探せば私が全部払うわよ!どうせ中学生のお金なんて雀の涙なんだしね!」
八期「まっちゃん!ありがとう!」
町子「お礼はホテルに泊まれてからよ!なんて言ってたら、良いホテルが見つかった!」
八期「早速行こう!」
町子「ただ、夏休みシーズンだから、混んでる可能性が高くて部屋が空いてるかどうか・・・」
八期「でも、1つ空いてたら良いんだよね?」
町子「それもそうね!どうせ泊まるのは私達2人だけなんだし!」
1件目
町子「あっ、そうですか?すみません!」
八期「満室か仕方無い」
2件目
町子「うーん、高いなあ・・・」
八期「3万か、高いなあ・・・」
3件目
町子「いきなりすみません!」
八期「要予約性のホテルか・・・」
4件目
町子「えっ?修学旅行生で一杯!」
八期「他の学校も来てるんだ!流石京都!」
5件目
町子「えっ?テレビの取材?しかも突然!」
八期「まさか、バス旅対決旅でもやってるの!もしそうなら有名人に会えるかな?」
※残念ながら関係無く、会うことも出来なかった
道中
町子「やっぱり、世の中そんなに甘くないね!」
八期「そうだね!テレビの人達もこんな感じなんだろうな!」
町子「そうね、そう言えば先生に電話は?」
八期「僕、携帯持ってない!」
町子「私の貸そうと思っても電池が無い!」
八期「まず、ここはどこなんだろう?」
町子「バス停があればある程度は・・・、それより足大丈夫?」
八期「大丈夫!」
町子「無理しないでね!」
八期「うん!」←どこまでが無理か分からない
町子「あっ、バス停合った!」
八期「ええっと、旅館の最寄りの駅がここだから・・・、歩いて行けない距離でもないね!」
町子「微妙だけど、多分歩いて帰ると日が昇る!たとえ着いても、私達不眠不休だからフラフラ!」
八期「やっぱり、どこかで休むの?」
町子「その方が適作!」
その後5件回るも空振り(満室)
11件目
町子「おっ、1部屋1万円未満じゃん、ラッキー!」
八期「後は、空いているかどうかだね!」
町子「うん!」
フロント
女性スタッフ「ええっと、1部屋なら空いてますが・・・」
八期・町子「1部屋・・・、やったー!」←ハイタッチ
八期「やっと泊まれるんだ!」
町子「ここまで歩いた甲斐があるよ!」
女性スタッフ「あの、お客様?ご年齢は?」
町子「あたしは18!」
八期「僕、14!」
女性スタッフ「保護者の方は?」
町子「あたしは普通に旅行、この子は修学旅行で来たんですが、バスで寝過ごしてしまったので・・・」
女性スタッフ「当ホテルは未成年者のみの宿泊はご遠慮しております!」
八期「えっ?」
町子「はっ?」
八期・町子「何で?」
女性スタッフ「親の同意書がない限り未成年のみの宿泊は許しておりません!」
八期・町子「?????」
女性スタッフ「ご理解出来ませんか?」
町子「こっちは、10件断られてやっとの思いで見つけたんですよ!もう足も痛いし、タクシーも拾えないし!」
八期「何がダメなのか全く分かりません!」
女性スタッフ「自動売春や淫行の防止の為です!」
町子「ばいしゅん?」
八期「いんこう?」
八期・町子「それって何?」
女性スタッフ「ええ?分かりませんか?」←赤面
八期・町子「全く、分かりません!」←真顔
女性スタッフ「少しお待ち下さい」
数分後
支配人「お客様、どうされましたか?」
町子「私達、とある事情で本来の旅館に帰れないんです!なので、ここで泊まろうとしてるんですが、この人が訳の分からないこと言って追い出そうとするんです!」
支配人「ええっとですね、お二人は未成年かな?」
八期「はい」
町子「そうですが?」
支配人「保護者の方は?電話とか出来ますか?」
町子「あたしは孤児です!」
八期「多分、この時間だと寝てるかも!」
※この時11時
一応掛けるも出てくれず・・・
支配人「大変申し訳ございません!今日の所はお断りと言うことで・・・」
町子「何でですか?」
支配人「民法上、未成年のみの宿泊は親の許可がない限り認められないのです!」
八期「その理由は?」
支配人「お二人は異性ですよね?そうすると・・・、一緒の部屋で寝るのは・・・、危険と言うか・・・」
八期「何が危険なんですか?」
町子「そうですよ!何も危険なことなど無いじゃないですか?」
支配人「えっ?いや、だから一緒のお布団で過ごすのは・・・」
八期「一緒に寝るって、ただ布団被って・・・」
町子「目を瞑って夢の中でしょ!」
八期・町子「それの何が危険なの?」←真顔
支配人「ええっ!!!!」←自分が恥ずかしくなる
女性スタッフ「ええっと、例えばそちらの少年があなたをいきなり襲ったり・・・」
八期「何で、何もしてない人の事を襲うんですか?」
町子「そうですよ!」
支配人「ほら、綺麗なお姉さんだから、美味しそうで食べたくなって・・・」
八期「食べられるわけないじゃないですか!まっちゃんなんて食べたって美味しくありませんし、何で殺さないといけないんですか!」
支配人(それはそれで失礼だよ)
町子「そうよ!私は牛でも豚でも鶏でも無いのよ!」
女性スタッフ(誰も肉なんか言ってないわよ!)
支配人「ほら、我慢できなくなって服を脱いで・・・」
八期「何で、赤の他人の前で脱がないといけないんですか?」
女性スタッフ「それに、逆にあなたが襲ったり?」
町子「私をなんだと思ってるんですか?」
八期「そうですよ!まっちゃんは優しい女の子なんだから、襲うなんてあり得ません」
支配人「ほら、誘惑してきたり、それを見て胸に飛び込んだり・・・」
八期「それして何になるの?」
支配人「自分の欲求を満たすんだよ!」
八期「?」←真顔
支配人「何でわからないんだい!?(この子本当に思春期?)」
女性スタッフ「兎に角、この少年の理性が壊れたら取り返しの付かないことになるかもしれないんです!」
八期「理性が、壊れる?どうやって?」
支配人「だから、我慢できずにこのお姉さんを襲って・・・」
八期「そんな犯罪起こすわけ無いじゃん!別に何かされたわけでもない人を襲うって考えてるあんたらの方が頭おかしくない?」
2人「えっ?」
町子「そうよ!そうよ!こっちは何キロも歩いて疲れてるのよ!部屋空いてるんだし、お金も払うんだから泊まらせなさいよ!」
女性スタッフ「万が一が起こしてはいけないので、断ざる負えないのです!」
町子「起きないわよ!起きたら警察呼んでも良いって程自信あるわ!そうよね八期君?」
八期「うん!勿論!むしろ、そこまで賭けたら尚更出来ないね!やるつもりも無いけど!」
支配人「ですから、その万が一が起こると、私達も犯罪をほう助した疑いでただでは済まないのです!」
町子「起きないわよ!ねえ八期君?」
八期「うん!何考えてるんだか!」
支配人(ダメだ、この2人ピュア過ぎる!)
女性スタッフ(どうしましょう?)
客「あの、お部屋まだ空いてますか?」
支配人「(救世主!)はい、何名様ですか?」
客「1人ですけど・・・」
支配人「丁度1部屋空いております!」
町子「待ちなさいよ!その部屋は私達の部屋でしょ!」
八期「僕らが先じゃないか!」
女性スタッフ「未成年のみのお客様は受け付け出来ません!お引き取り下さい!」
町子「チッ!」
八期「こんなホテル潰れてしまえ!」
次の日の朝このホテルが火事で全焼したのはまた別の話!
- Re: ナンバーズ8 ( No.319 )
- 日時: 2023/04/18 23:13
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
317話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑬
その後周辺で三件見つけるも、同じ理由で拒否
町子「何で拒否られるの?流石に疲れた!」
八期「このままだと、日を跨いで朝になるよ!」
町子「早朝のバスに乗れても、また寝過ごしてどこか知らない場所に着いちゃうから、得策じゃないわ!」
八期「もう、どこでも良いから泊まりたい!」
ピンクのネオンがかかってる場所に到着する2人
町子「ん?ねえ、ここホテルじゃない?」
八期「えっ?ホテルなの?どう見てもアパートにしか見えないけど・・・」
町子「ほら、あそこに『HOTEL』って英字で書いてるじゃない!」
八期「本当だ」
町子「やったよ!八期君!これで寝れるよ!」
八期「良かった!」
町子「でも、どうやって入るんだろ?」
八期「これなんだろう?」
町子「あっ、これは自動精算機だよ!だから勝手に入って良いやつだよ!きっと無人で営業してるんだよ!」
八期「どうするの?」
町子「時間的に3時間は無理だから、やっぱり宿泊だよね、それでも1人5000円程度か!」
ガチャン
町子「空いたよ!」
八期「ああ、疲れた!早く寝よう!」
町子「あっ、見て!お風呂も完備されてる!流石に汚い体で寝るのは不潔だから、入ろう!何なら一緒に入る?」
八期「ええっ!!!!お断りします!」
町子「そんな、照れなくても良いのに!女の子からの誘いを断ることは逆に失礼なんだよ!『私に魅力は無いのか!』ってね!」
八期「魅力とか以前に、女の子と言う認識だからこそ断ってるんです!先入って良いですか?」
町子「そこはレディファーストじゃ?」
八期「寝落ちしたくないので!」
町子「それはそうと、着替えは?」
八期「今着てる服をそのまま着れば良いんです!」
町子「男の子って、そういうところ不潔と言うかずぼらと言うか・・・」
ピッ!
テレビ「アハン!アン!アン!」
町子「何!?」
テレビ「アハン!アン!アン!」
町子「もうなんなよ!このテレビ!不潔ね!教育上宜しくないわ!変えておきましょう!そう言えばこの時間帯だと何やってたかしら?」
更に物色する町子
町子「あっ、これは!」
ブーン!ブーン!
八期「お風呂出ました!何やってるんですか?」
町子「ああ、マッサージ機見付けたから肩をほぐしてるの!」
八期「へー、そうやって使うんですか?」
町子「そうよ!やっぱり今日着てた服をそのまま着るのね!」
八期「だって、それ以外何もありませんし・・・」
町子「私もそうするしか無いのかな?着替えなんて無いし・・・、って洗濯機があるけど・・・」
八期「朝までに乾きそうにありませんよ!」
町子「いくら夏とは言え濡れたままの服で出歩くのはね・・・」
八期「では、お先に寝かせてもらいますね!って何ですか?このベッド!」
シャー!←シャワー中の町子
八期「入ちゃった!これじゃあ寝るに寝られない(真ん中取るのも申し訳ないし・・・)」
八期もそこら辺のものを散策
八期「さっき、変な自販機合ったな、もっと実用品とかないのかよ!せめてジュースだろ!これなんだろう?0.02?コンパスとかでもないし、テープとかでもないし!」
町子「あっ、まだ起きてたの?」
八期「このホテル変ですね!訳の分からないものがいっ、何ですか!その格好は!」
バスローブ姿の町子
町子「脱衣場に置いてあったの!やっぱり、汚い服で寝るのも嫌だから、私はこの柔らかいタオルをパジャマがわりにするわ!布団被ればお腹も冷えないし、風邪も引かないでしょ!」
八期「ちなみに聞きますけど・・・、失礼ですがパンツとかは?」
町子「履いてないね、流石に履けない!ブラも付けれない!」
八期「せめてパンツは履こうよ!」
町子「あのね、女の子はパンツだけじゃないのよ!」
※ツッコむところはそこじゃないと言うツッコミはお止めください
町子「そんなことより八期君もこれ着たら?もう1枚合ったわよ!」
八期「冬ならともかく・・・」
町子「冬だったら着てたの?」
八期「夏だと暑いじゃないですか!」
町子「クーラー付ければ・・・」
八期「流石に、その姿だと風邪引きますよ!」
町子「それよりどっち側取る?」
八期「そうですね、僕は寝る時頭はうつ伏せから見て右向きに向くんで・・・」
町子「じゃあ、私が左ね!」
八期「うーん・・・」
町子「どうしたの?まさか、ホテルの人達のセリフ思い出した?」
八期「いや、掛け布団の取り合いにならないかなって?」
町子「ああ、成る程!だったら・・・」
八期「・・・」
町子「どう、気持ち良い?」
八期「柔らかい」
右向きに寝る八期を後ろから抱く町子
町子「2人で密着すれば布団の取り合いなんて起きっこない!」
八期「はい!」
そのまま2人は眠りに付いた
翌朝7時
町子「ふわあ!よく寝た!」
八期←赤面しながら目をそらす
町子「どうしたの?」
八期「ええっと、鏡・・・」
町子「えっ?あっ!」←取り敢えず下を向く
バスローブ取れてすっぽんぽんの町子
町子「嗚呼!ごめんね!今すぐ着替えてくるから!」
バス停
町子「中学生男子には刺激が強すぎたね」
八期「希お姉ちゃんで見慣れてるので・・・」
町子「そこは普通一お姉ちゃんとか四美お姉ちゃん、五お姉ちゃん、七美お姉ちゃんじゃないの?」
八期「全然入ってませんよ!」
町子「まあ、この歳になるとね・・・」
8時頃最寄りの駅到着
香「お帰り!何があったの?」
八期「すみません、遅れてしまって・・・」
町子「先生、多分このジュースに誰かが睡眠薬を入れたと思うので調べて下さい!」
香「そんなことだろうと思って、昨日犯人に問いただしたわ!偶然零達がバスに乗って写真撮ってたのよ!しかも、八期のジュースを取った瞬間を!」
八期「えっ?」
香「後は、グレーテルの証言と一致させてね!さあ、あんたの荷物は纏めてあるから、動物園行って帰るわよ!」
八期「はい!」
香「朝ごはんまだ残ってる筈だから早く食べちゃいなさい!」
八期「分かりました!」
食堂
零「おっ!」
芹「八期!」
葉月「戻ってきた!」
八姫「あんたどこ行ってたのさ?」
八期「睡眠薬飲まされて、知らない街をまっちゃんと歩いてた!」
歩「それにしても、どこで寝たの?」
八期「なんか、ホテルを軒並み理不尽に断られて・・・」
芹「当たり前よ!未成年だけで泊まれないんだから!」
葉月「法改正で18以上は成人じゃあ?」
八姫「高校生は別枠じゃない?」
八期「それでしばらく歩いてたら、ピンクのネオンの看板があるアパートみたいな場所が合って・・・」
秀喜(ラブホじゃねえ?)
八期「無人だったんだけど、中は薄暗かったな、でもピンクポカッた!」
歩(ラブホじゃん!)
八期「お風呂が、完備されてたんだよ!ユニットバスじゃなくて、ガラスが一部曇りがかってた」
芹(ラブホじゃん!)
八期「そう言えば、まっちゃんがリモコンは数字しか押すなって言ってた!」
葉月(ラブホだろ!R18系の番組普通にやってるから)
八期「ベッドが丸くてさあ!」
八姫(ラブホよ!)
八期「まっちゃんはお風呂後タオルの服を巻いて寝たんだよね!」
班員「ラブホ行っただろう!」
八期「ラブホって何?」
一方
町子「全く、こっちは不足の事態だと言うのに、全然泊まらせてくれなくて、たまたま無人のホテルが合ったものの・・・」
希「まっちゃん、それ普通のホテルじゃないよ!」
町子「ん?まあ、無人って珍しいよね!」
子「珍しいとかじゃなくて・・・」
町子「まあ、マッサージ機もあって、設備は良かったけどね!」
愛海「それって、頭が回転して持ってマッサージするやつ?」
町子「うん!そうだけど!」
希「お風呂のガラスが曇りガラスだったとか?」
町子「そうね、中途半端に・・・」
青奈「ラブホじゃねーか!」
愛海「ちょっと、青奈!」
子「なんてとこ行ってるのよ!」
愛海「18歳未満は入ったらダメなのよ!」
希「よく入れたね!」
町子「ラブホって何?」
希「ダメだこりゃ!」
これにて夏休み旅行編完結!
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