二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.303 )
日時: 2022/12/14 01:06
名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)

301話・調理実習の条件
生徒会室
八期「今日は目安箱でも見るか!」

ドバー!

零「多いね!」

芹「ええっと、何々?『女子の体操服をブルマ』に?はあ?」

葉月「これには『ノーパン登校』ってあるぞ!」

秀喜「こっちは『宿題やテスト失くせ』だってよ!」

歩「付け足しで『せめて長期休みに!』だって!」

八期「呆れた物ばっかりだな!」

留「ここぞとばかりに、下心丸出しのお願い出してきますね!」

理珠「ある意味これも絶対命令の悪用ですね!」

八期「間接的にね!理珠筆跡鑑定して先生に報告!」

理珠「分かりました!」

八期「たく、人の絶対命令をなんだと思ってんだ!」

零「ごもっとも!」

八期「こんなの絶対採用しないからな!」

秀喜「心の中ではやってやろうとか思ってたり?」

八期「絶対無い!たく、ブルマの何が良いんだ!後、女子の主張ならともかく・・・」

芹「女子の主張だったら承認してたの?」

八期「アンケートとって半数以上だったら承認してた!何が何だか分からないし!」

薺「まあ、普通ですね・・・、(絶対命令としては普通じゃないけど・・・、まあいっか!だけど、つくづく自分が情けない・・・)」

八期「ん?何だ!?ええっと、『調理実習を復活して欲しい』?」

留「やっと真面な主張が出てきたじゃないですか!それを解決しましょう!私、6年生に上がって調理実習が無かったことが納得いかなかったんです!復活して下さい!」

八期「そうだな、早速理事長に相談しに・・・」

香「あんた、2年前の事忘れてない?」

八期「えっ?先生何ですか?」

香「2年前の事覚えてないの?」

八期「えっ?ええっと・・・」

秀喜「ああ、合ったな!お前のせいで家庭科室が半壊仕掛けた!」

芹「そう聞いてるわよ!しかも当時の家庭科の先生クビになってるし!」

薺「あなたはどれだけ私達後輩達の学校の楽しみを奪うんですか?!」

八期「知らない!知らない!僕じゃない!」

香「あんたならそう答えるわね、じゃあ、あんたが巻き込まれた話ならどうかしら?」

八期「ええっと・・・」

香「心当たり無い?よく思い出して見なさいよ!役立たず扱い受けて調理実習の輪の中に入れなかったとか!」

八期「あっ!」

香「先を読んで用意したつもりが、余計なお世話となって、否定されたりとか?」

八期「あっ!」

香「それで喧嘩して、火事になりかけたとか・・・」

八期「・・・」

香「危なっかしいから、零と一緒に準備室で私達が見るなかで調理実習のやり直ししたの覚えてない?」

八期「思い出しました!7時まで掛かって晩御飯に成りました!」

香「何も悪くないのに廊下立たされたのに腹を立てて、家庭科の先生をぼこぼこに殴ったことも覚えてないの?」

八期「覚えてます、はっきり覚えてます!」

香「それで先生が再起不能でそのまま退職、家庭科室の半壊が理由で、以降調理実習はどの学年も行われていないと言うか、この学年以降は禁止にされてるのよ!」

全員「ええっ!!!!」

芹「それって金ちゃんの学年は・・・」

金「合ったわね!」

留「良いなあ!」

薺「復活は出来ないのですか?」

香「無理でしょ!そもそも、小5の林間の時も、去年の生徒会合宿の時も、揉めて大変なことに成ってるんだから!」

八期「はい・・・」

零「去年は救急搬送されたもんね!しかも、どっちも仕事取られて何にも出来ない状況に成って・・・」

秀喜「ぶっちゃけ、今の状況とさほど変わらない感じが・・・」

芹「話だけ聞いてたらね!」

葉月「だったら、答えは簡単じゃない?絶対命令で調理実習やれば・・・」

香「それはそれでどうかと思うのよね・・・、ほら本人も気難しそうな顔してるし・・・」

葉月「何が不満何だよ!」

八期「出来る自信が・・・」

葉月「どういう事だよ?」

八期「『早くしろ』とか『遅い』とか『下手』だとか文句言われそうで怖い!」

葉月「そのための調理実習だろ!むしろダメで元々だよ!失敗を恐れてたらいつまで立っても出来るかよ!お前だって分かってるだろ!ローマは1日して成らず!
最初から完璧に出来る奴なんてこの世にいない!
だから、勉強するんだろ?」

八期「はっ、はい!」

香「松下さんの言う通りよ!失敗を恐れてたら何にも始まらないわ!」

八期「でも、周りがいちいちうるさいんですよ!結構文句言ってくるし・・・」

香「ならば、スピードに文句を言ったり、決められた作業はその担当が終わるまで一切やらないと言うルールを付ければ良いわ!そうすれば誰一人手を出すことは出来ない!」

秀喜「後、もうお前班長やったら?班長絶対命令とか!」

八期「えっ?班長との掛け持ちは・・・」

香「班長と被るのは良いわよ!2ヶ月に1回変わる班長だけはやむ終えない時はリーダーの掛け持ち可能なのよ!」

八期「そうなんですか?」

零「はい!」

香「何?零!」

零「八君って、調理実習の前日とか何してる?」

八期「前日の準備の確認」

零「それってエプロン、三角巾、タオルの三点セットの準備だけじゃない?」

八期「うん、そうだけど」

零「それだけじゃダメよ!こうなったら、調理実習前日は私とシュミレーションよ!」

八期「えっ?」

零「だから、調理実習の予習よ!松本先生に頼んで、調理実習の練習をして本番に備えておけば、何をすれば良いのか当日すぐに動けるでしょ!」

香「確かに、それが良いわ!」

零「八君って、慎重派だからいちいち確認するでしょう!それで遅くなる!だったら、前日かその前の日に段取りを確認しておけば当日スムーズに行く!そうすればあなたの心配する周りから遅いと思われる心配はない!」

八期「はい・・・」

香「取り敢えず
・スピードに文句を言わない
・段取りをあらかじめ決めておく
・その担当が終わるまで誰も手を出さない
この三点の対策を理事長に報告して調理実習を復活させましょう!」

零「ただ、八君の班はもう絶対命令入れましょう、あらかじめ入れておかないと、本人もやってられません!」

香「それもそうね!それがコイツのためね!」

理事長室
零「という形で調理実習を復活させてください!」

理「これで前みたいなことには成らない?」

零「分かりません!しかし、少なくとも家庭科室が火事に成るような事案は起きないと思います!そういう最悪な事案だけは絶対起こさせません!」

理「じゃあ、取り敢えずそれで1回やってみましょう!これで家庭科室に大きな傷が付く大惨事となれば2度と調理実習はしないわよ!分かったわね?」

零「はい!」

ところがこの調理実習が原因で新たな対策を講じることに成るとはこの時の零も他のメンバーも知るよしもなかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.304 )
日時: 2022/12/19 21:33
名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)

302話・調理実習プチ事件
理「福井先生お願いしますね!」

福井「分かりました!」

理「くれぐれも絶対命令であることをお忘れ無く!特にあの八期と言う生徒には対応を気を付けて下さい!」

福井「はい」

理「もし、仮に星田先生が止めるような事件に成ればあなたクビですからね!?」

福井「はっ、はい!そんなことの無いように努めます!」

調理実習当日
福井「はい、今日はご飯とオムレツ後豚汁を作ろうと思います!」

全員「ハーイ!」

福井「何度も言いますが、火事に成ったり誰かが怪我するような事は絶対無いように!」

全員「ハーイ!」

福井「本当に!マジで!お願い!私の生活が・・・!」

全員「はい・・・、(色んな先生クビに成ったしな・・・)」

福井「それでは班の班長さん!材料を取りに来て!」

班長達「ハーイ!」

福井「ちゃんとプリントにかいてある通りにやるのよ!分からなかったら先生に聞くのよ!後、前に書いてあるルールの通りよ!」

ホワイトボード
・スピードに文句を言わない
・段取りをあらかじめ決めておく
・その担当が終わるまで誰も手を出さない
・班長絶対命令

福井「後、卵を割るときはちゃんと両手で割りなさい!カッコつけて片手割りして酷いことに成ったら減点だからね!」

全員「ハーイ!」

岡田班
杏「調理実習久しぶり!」

明「でも、班全部絶対命令で大丈夫?」

零「大丈夫!この絶対命令はあくまでも指示についての命令だから、先生には通用しないの!後、Bクラス限定のルール!他のクラスは一切無い!」

杏「他のクラスからクレーム起きそう・・・」

零「さあ、喋ってないで、明ちゃんは野菜を切って!杏ちゃんは卵を割って!」

明「OK!」

杏「零ちゃんの指示的確!」

零「適材適所!明ちゃんは実家が飲食店、杏ちゃんは玉子料理が得意でしょ?」

2人「うんうん」

八期班
八期「さあ、取り敢えずレシピの通りやっていこう!」

男子A「なあ、八期今何をしようとしてる?」

八期「えっ?卵を割ろうとしてるけど?」

男子B「お前、それをどう割ろうとしてる?」

八期「左手で割ろうとしてるけど?」

女子A「止めてよ!減点になるじゃない!」

女子B「そうよ!そうよ!」

男子A「お前みたいな不器用が卵の片手割りなんて出来るか!」

八期「出来るよ!何回もやってる!」

男子B「しかも左手・・・」

男子C「お前、普段どっち利きだよ?」

八期「右!」

女子A「じゃあ、やるならせめて右手でしょ!」

女子B「その前にやるな!減点食らったら・・・」

女子C「皆、班長絶対命令だよ、ましてや生徒会長絶対命令だし・・・」

班員達そうだった・・・

コンコン、パカッ!←左手だけで卵を割る

班員達「ええっ!!!!」

八期「何?」

男子A「お前、左手で卵を割れるのか?」

八期「自信無かったらやらないよ!出来るからやってるんだよ!」

男子B「嘘だろ?」

女子A「卵の片手割りってそんな簡単だったっけ?」

福井「松本君!」

八期「何ですか?」

福井「先生は両手で割るように言ったわよね?」

八期「でも、出来るならやって良いんですよね?失敗したら減点なんですから!」

福井「何で片手で割ったりなんかしたの?」

八期「だって、僕片手でしか卵割れませんから!」

福井「はあ?」

八期「両手割りが難しいんです!だったら簡単な片手割りで良いですよね?」

福井「いやいや、どう考えても片手の方が難しいでしょ!しかもあなた利き手と反対の手で割ってたそうね?」

八期「右寄り、左の方が上手いですから!」

福井「えっ?」

八期「多分、感覚では左だと6割、右だと4割の成功率、両手はそれ未満です」

福井「嘘付かないで!そんなことあり得ないわ!」

八期「じゃあ、やってみて良いですか?各10個ずつ調べさせて下さい」

福井「良いわよ!」

結果
両手・10個中2個がまとも

右手・10個中4個がまとも

左手・10個中6個がまとも

※殻が入ったり、黄身が切れてるものが失敗

福井「嘘でしょ!」

男子A「両手めっちゃ下手くそ!」

男子B「4個もめちゃくちゃじゃねーか!」

男子C「両手割りってこんな難しかったっけ?」

理珠「私が見た感じではわざと失敗した感じには見えません!」

女子A「ってことはコイツ両手割り苦手なの?」

理珠「その通りです」

福井「それでも、ちゃんと両手で割って!」

八期「嫌です!僕は左手で割ればちゃんと割れるんです!でないと殻が入って迷惑掛けます!」

福井「あなたが片手割りする事事態が迷惑なのよ!」

八期「どこがですか?綺麗に割れてる上に、殻も入ってませんよ!」

福井「そうじゃなくて、あなたが左手で綺麗に割るから、皆利き手と反対の手で片手割りをする男子達があちらこちらに・・・」

男子D「ヨッシャー、やってやるぞ!」

グチャ!

男子E「八期でも出来たんだ!俺だって出来る!」

バチャ!

男子F「よ~し!(片手割りはそんなに難しくない!)」

バチャ!

男子F「あれ?もう1回!」

グチャ!

福井「どうにかしてよ!」

八期「僕は知りません!あいつらが勝手にやったことでしょ?それにさっきやったように、僕は左手の方が上手く割れるんです!割りやすいようにやらせてください!」

その後八期の真似をして卵を無駄にした班は八期が試しに割った卵を渡されたのは別の話!
勿論、その後しっかり大幅減点喰らったのは言うまでもない!

班に戻り
男子A「班長で良いのか?」

八期「今は会長じゃない!」

男子A「じゃあ、班長!ここどうすれば良い?」

八期「書いてないの?」

男子A「書いてても分からないから聞いてるんだよ!」

八期「ええっと、これは・・・」

トントントントン・・・

八期「はい!出来た!」

男子A「俺の作業は?」

八期「あっ!ごめん!つい全部やっちゃった!」

男子A「頼むぞ!何の為の絶対命令だよ!」

男子B「おい、班長これはどうするんだ?」

八期「ええっと、これはこれを用意して・・・、こうやって・・・、出来た!」

男子A「完成してるぞ!」

八期「あっ!つい・・・」

男子A「なんかお前が全部やってることになってるぞ!」

女子A「班長!ここなんだけど・・・」

八期「ああ、これは・・・」

しばらくして

八期「ほら、出来た!」

女子A「ありがとう!」

女子C「何で完成してるのよ!」

そして結局・・・
福井「ええっと、この班は・・・」

八期「ほとんど僕が作りました!」←ドヤ顔

福井「やり直し!」

八期「ええっ!!!!何で?」

その後、八期以外の班員が放課後居残り実習をしたとは言うまでもない。

調理実習直後の教室
香「はあー・・・」

理珠「一応、一部始終録ってますよ!」

八期「なぜ?」

香「あんたね、皆で協力するって分かってる?」

八期「勿論です!」

香「じゃあ、何で?1人でやったの?」

八期「それは、やり方を教えようと・・・」

香「それで1から10までやったら意味ないでしょ!」

零「先生、すみません!自信付けさせ過ぎました!」

香「それはそうと、自分でも『その担当が終わるまで誰も手を出さない』ってルール分かってなかった?」

八期「聞かれたので、後先生が忙しそうだったので、自信が合ったから・・・」

香「口で説明出来ないの?」

八期「口より実際にやった方が分かると思って・・・」

香「そう言えばあんた説明下手だったわね!しかも後半あなた達は何もしてなかったじゃない!それはどういう事?」

女子A「だって絶対命令ですよ!」

男子A「コイツの指示を聞かなかったらパワハラでいじめ」

女子B「それで飛ばされた人達を何度も見てきました!」

男子B「ただでさへ、俺達のクラス飛ばされてるのに、絶対命令合ったら怖くて手を出せませんよ!」

八期「でも、僕はレシピ通りやるように・・・」

男子C「レシピの内容が分からなかったんだよ!だから、どうすれば良いのか・・・」

香「絶対命令が仇と成ったか!しかも八期は説明下手だし・・・」

理事長室
零「と言う結果に成りました」

理「別の問題起こってるじゃない!」

零「でも、言われた通り家庭科室に傷一つ付けていません!調理実習の復活をお願いします」

理「それはそうだけど、意味がないじゃない!」

香「理事長!」

理「何?」

香「今回は八期の性格が仇となりました!」

理「何?絶対命令があるから周りが縮こまったってこと?」

香「いえ、絶対命令と言われても、彼が自分から指示をするくらいなら、率先してやることです!」

理「どういう事?」

香「簡単に言うと、彼は指示が下手!そもそも誰かに頼るというか、人に命令をしたこと事態無いのです!」

零「そう言えば、アイ活の時も引っ張るというよりは側で聞いて流されてる感じだったような・・・」

香「そう!八期はよっぽどの事がない限り、指示を、命令をしない!多分、環境とか、反抗されたらどうしようという心配が出てくるのが怖いからだと思います!」

理「絶対命令なのに?」

香「絶対命令だから!人を出来るだけ傷つけないように、その気持ちが先に出て来る分、彼は指示をするくらいなら自分が出来るのであれば自分で解決しようとするのです!理珠が録ってたビデオを見てそう思いました!」

理「じゃあどうするの?」

香「彼に、人に命令をする練習をさせたいのですが・・・」

理「そんなのどうやって?」

香「よっぽどの事がない限り、自分が命令しないと行けない状況を作るのです!」

理「どんな状況よ!」

香「それを相談しに来ました!」

理「そんなのあるわけ無いでしょ!」

香「絶対命令が必ず状況を一緒に考えて下さい!」

ガチャン

楓花「話は聞きました!」

香「松本先生!」

楓花「実行の日は夏休み明けですがよろしいでしょうか?」

全員「えっ?」

果たして夏休み明けにどんな練習があるのか?
それは夏休み明けに成るまで分からない。

Re: ナンバーズ8 ( No.305 )
日時: 2023/01/17 22:59
名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)

303話・食堂での揉め事
ある日
食堂を使う八期が空いてる席に座ると・・・

ガタッ!←とある女子生徒が立ち上がって移動する

八期「おい!」

女子A「何ですか?」

八期「何ですか?じゃねーよ!何移動してんだよ!」

女子A「何ですか?移動なんて私の勝手ですよね?」

八期「食べ終わっても無いのにか?」

女子A「頼みすぎたんですよ!」

八期「嘘を付くな!」

女子A「あの、退いてくれません!」

八期「ヤダ!」

女子B「どうしたの?若稲わかな

若稲「あっ、円加まどか!助けてよ!この人が私の邪魔を・・・」

円加「あの、退いてもらえますか?」

八期「ヤダ!」

円加「何ですか?」

八期「コイツ(若稲)が確固たる理由を述べた後、僕に謝罪するまで!」

若稲「はあ?何で私があんたなんかに謝らないといけないのよ!」

八期「お前が理不尽に席を移動するからだろ?」

円加「待って下さい!席の移動の何がダメなんですか!ここは食堂なんですから誰だって移動しますよ!」

八期「違う!コイツは僕が近くに座ると、まだ食べ終わってもいないのに、食器一式持って別の所で食べるからだ!」

円加「はい?残す人くらい居ますよ!」

八期「最初はそう思ったよ!だけど、別の場所でちゃんと食べてる!」

円加「そんなの偶然ではないでしょうか?」

八期「偶然じゃない!僕は今日までに6回同じ事されてるんだよ!しかも6回とも全部!しかも、他の生徒ではやらない!コイツは人を差別してるんだ!」

若稲「誰が差別よ!どこで食べたって私の自由じゃない!」

八期「じゃあ、なぜ僕が近くに来ただけで席を変える?それに何の意味がある!」

若稲「いい加減に退きなさいよ!」

八期「ヤダ!この差別女!」

若稲「なんですって!」

円加「あの、やめてあげてください!」

八期「ヤダ!」

若稲「離せ!」

八期「謝れよ!」

円加「やめて下さい!」←八期を引っ張って勢い余って飛ばす

ドン!ガシャン!←食事中の生徒に当たって料理などがひっくり返る

男子A「お前!何するんだ!」

男子B「俺の昼飯返せ!」

八期「文句はあいつらに言え!僕は知らん!」

円加「若稲、早く逃げて!」

八期「待て!」

円加「ここは行かせません!」

男子C「俺の昼飯返せ!」

ゴン!

八期「何するんだ!」

ドン!

ガシャーン!

食堂のおばちゃん「コラ!喧嘩なら他所でやってくれないか?」

ガチャン!ガシャーン!

八期「止めろ!」

ドン!

男子D「昼飯返せ!」

ガシャーン!

ピー!

香「全員動くな!」

しばらくして

香「夢原さん、一部始終見てたって言ってたけど?」

杏「はい、この子と後もう1人女子生徒が居て、その子と揉めてたそうなんです!それで、この子が引き剥がしたら勢い余って・・・」

香「成る程、あなたお名前は?」

円加「葛城円加ですけど・・・」

香「クラスは?」

円加「1年Eクラスです・・・」

香「後、あなたが逃がした生徒を連れて職員室に来てくれる?」

円加「行かないとダメですか?」

香「この騒動を引き起こさせたのはあなたでしょ?」

円加「えっ?私が!」

香「あなたが八期を勢い余って飛ばしたから、余計な人まで巻き込んだんじゃない!」

円加「分かりました・・・」

香「あんたらも、まあ後ろ向いてたり、ご飯食べてたから気付いてないようだけど、八期は故意でも自らの過失で当たった訳でもないわ!取り敢えずあんたらはレベル1ね!」

4人「ええっ!!!!」

香「ちょっと怒られるだけよ!それくらい我慢しなさい!八期にも謝って!」

4人「ごめんなさい」

香「八期、これで良いわよね?」

八期「はい」

香「さあ、何が合ったのか職員室で聞くわよ!」

職員室
若稲「何で私が悪者なのよ!」

八期「理不尽に立ち去るなんて差別だろ!」

若稲「どこに移動したって私の勝手でしょう!」

八期「何で、僕だけなんだよ!おかしいだろ!」

理「普通に聞くと若稲さんの言う通りだけど・・・」

香「八期の言い分を聞くと、そう思われても仕方ありませんよね!」

若稲「どこで食べてたって良いじゃない!」

八期「だったら、その場で食べとけば良いじゃないか!何で、食べてる途中なのに、僕が来たらわざわざ移動するんだよ!意味分かんないよ!」

若稲「単なる偶然でしょう!」

八期「偶然な訳あるか!僕は6回も同じ事されたんだよ!しかも1度も隣とか行ってないぞ!何の理由がある!」

零「先生、彼女と八君が共に食事をする日の防犯カメラ映像持ってきました!」

理「ありがとう!」

若稲「そんなのあるの?!」

愛海「万が一の為に付けといたのよ!それに金銭問題とかもあるしね!」

香「調べて見たら八期の言う通りだったわね!」

若稲「なんですか!絶対命令を持つ生徒会長だからって贔屓するんですか!」

香「だったら、あなたも見る?」

映像を見る

若稲「だから、これはあっちの席の方が良いなあって・・・」

理「別の日の映像を見るとそうでもないし、ましてや日によってバラバラに座ってるし・・・」

若稲「そうそう、同じ席に座れることなんてありませんよ!」

香「そうよね?じゃあ、なぜ八期の時だけ露骨に避けるの?」

若稲「えっ?」

香「あなたが食堂で食事をする姿の映像全て見たけど、移動する時は全て八期が斜めに座ってる時のみだったわ!それはどういう事かしら?」

愛海「客観的に見ても、これは露骨に避けてると捉えられてもおかしくないわよね?」

零「さあ、どんな言い訳があるの?」

若稲「怖かったから・・・」

全員「はっ?」

若稲「怖かったんですよ!絶対命令を持つ生徒会長が近くに居て・・・、絶対命令だからって例えば私のおかず狙ってきたりとか、仲の良い人達と座るから席を譲れとか・・・」

八期「そんなことするか!いつ言った!?」

若稲「あくまで一例ですよ!それ以外にもナンパされたりとか、『俺の女に成れ』みたいな事言って私の大切なものを奪ったりとか・・・」

円加「若稲は男子達にそうやって詰め寄られて来たんです!実際にそう言われて連れ去られそうになった事もあるんです!」

八期「僕がいつ声を掛けた?」

円加「そう言う被害妄想をしてしまうんです!」

香「八期、今回は許してやりなさい!」

八期「ヤダ!レベル5!コイツは人を差別した!」

香「確かに彼女が過剰反応し過ぎたけど・・・」

八期「差別であることに代わりないじゃないですか!そんなの許せません!」

香「じゃあ、せめてレベル3でどうかしら?」

八期「えっ?」

零「私からもお願い!差別したのは彼女が悪いけど・・・」

愛海「あなたはそう言ったことしないと思うけど、世の中にはそうやって女の子をだぶらかす馬鹿な男がいるの!可愛いくて、大人しい性格で、気の弱い子ほど狙われやすいの!」

理「ましてや彼女は1年生!未知の状況で入ってきたら、いくらあなたが今上手く絶対命令を制御出来ていても、全員に浸透はしてないと思うわ!彼女はまだあなたを信頼出来てない方の人間よ!あなたならこの話分かるでしょ!」

香「取り敢えず、若稲さん、八期に謝って!差別したことを謝って!それはあなたがしてはいけないことよ!」

若稲「会長、差別してごめんなさい」

香「ほら、謝ったんだから許してあげなさい!許すのも人間としての義務よ!」

理「彼女はレベル3で良い?八期会長?」

八期「分かりました、レベル3でお願いします」

円加「理事長、ありがとうございます!」

理「円加さん、あなたも友達を助けるにも、まずは相手が何に怒ってるのかを理解するべきよ!分からないなら、先生呼んでいいから!そこはあなたが気を付けることよ!」

円加「はい、すみません!分かりました!」←いじめレベル1

後輩達が帰った後

香「はあ~・・・」

愛海「どうしたんですか?」

香「いや、だって今まで色んな食堂壊してきたけど、学校の食堂まで壊すとは・・・」

理「本当!2週間後の旅行に向けて先が思いやられるわ!今年は何事もなく終えてきてよね!」

香「それが出来たら苦労しませんよ!ましてや、本校だけでなく他校まで来たらもうお手上げですよ!」

零「それよりも、旅館選びはどうなっていますか?」

理「難航中よ!食堂だけでなく、お風呂まで事件が起きてたら・・・」

香「それですよね!」

果たして旅館選びはどうなるのか?
それはまた次回!そんな旅行の対策会議が生徒会で行われる。

Re: ナンバーズ8 ( No.306 )
日時: 2023/04/24 19:41
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

304話・夏休み旅行会議
生徒会室
香「はい!今日は夏休み最初の週に行く3泊4日の旅行の対策会議をしたいと思います!」

八期「何でこんな時期に?」

零「良いじゃん!学校の皆と私服で過ごすんだよ!」

葉月「ってか、何で場所が京都なんだよ!」

芹「良いじゃん!清水寺とか歴史的建造物が沢山あるんだし!」

秀喜「ほぼご近所も同じだろ!せめて、近畿圏から出ろよ!」

歩「うちも思った!家族で散々行ったと言うか、親戚が京都に住んでいると言うか・・・」

零「分かってないね!家族じゃなくて、赤の他人と一緒に行くから面白いんじゃない!」

八期「まあ、確かに普段一緒に過ごさない人と一緒に行くのは面白そうだけど・・・」

香「まあ、そういうコミュニケーションも含めて行くんだけどね!まあ、もっと楽しめるように、お楽しみもあるんだけどね!」

八期「何ですか?」

香「それは当日までのお楽しみ!」

理珠「それで会議とはどういった内容ですか?」

香「あなたもBクラスなんだから覚えない訳無いでしょ!小5の林間旅行から始まって、小6の修学旅行とスキー林間、中1の民泊!
1度でもあんた(八期)が泣かなかった事無なんて合った?」

2年生「ありません・・・」

香「ただでさへ、食堂3ヶ所潰してるのに、お風呂まで事件が起こって・・・」

零「それ、八君被害者ですよね?」

香「被害者でも、関連してることは事実!」

芹「そうよ!それで私は毎回寝不足なのよ!どうにかしてよ!」

香「しかも、その噂が広まって、旅館選びに苦労してるのよ!どこも受け入れてくれないし、狭いし、お風呂が完全に分かれてなかったり・・・」

薺「それはどういう事ですか?」

芹「男湯と女湯が隣り合ってるってことでしょ!」

葉月「小6のスキー林間では、男子どもが総出で覗きを敢行してたからな!」

歩「そう言えば、先生も逮捕されたりしてましたけど・・・」

留「先生が逮捕!どういう事ですか?」

香「ああ、その元先生達も大変よ!小5の林間でクビに成った田畑先生は修繕費など全てを抱えた直後に離婚しばらく返してたけど払えなくて自殺!」

八期以外「自殺!」

香「小6の修学旅行直後に捕まった藤野先生は獄中で餓死!」

芹「なぜですか?」

香「自暴自棄に成って、何も食べられなくなったそうよ!」

秀喜「松村ってエリートは?」

香「アイツは詐欺師になってたわ!」

全員「ええっ!!!!」

香「先週、理事長が留置場に面会行ってたから、それで知った!」

葉月「捕まったんだ!」

芹「エリートが何で?」

香「元々生意気な奴だったからね!追い出された次の日に修繕費など請求され、
それが原因で『親も妻子も家も家具も何もかも失った、仕事探すにも履歴上、雇ってくれる会社など無い!
だったら、どうせ生きてても役に立たない爺さん・婆さんの金なんて無駄だろう!
どうせ俺は終わったんだから、金を騙し取って何が悪い!お前らが俺をこんな風に変えたんだろ!責任取れ!』って叫んでたそうよ!」

薺「会長のせいで、人はここまで追い詰められるんですね!」

八期「僕は知らん!自業自得だ!」

香「理事長は『あんたのその自信あるからやらせろ!出来ない奴は役立たず、そんなものはいらん!っていう考え方がそうさせたんでしょ!』って怒鳴ったそうよ」

零「ごもっとも!」

香「後、『修繕費のお金は返すから、これで詐欺で騙したお金を一人一人に返しなさい』って続けたわ!」

八期「何でそんなこと?」

香「理事長よく言うでしょ!『学校では、生徒の失敗は教師の責任!教師の失敗は全て理事長である自分の責任!』って!」

金「格好良い!私もそんなことが言えるリーダーに成ってみたい!」

八期「僕は一生無理だ!」

香「旅行関係無いけど、吉川と前川に至っては強盗をやってたわ!すぐに捕まったけどね!岡田友子先生に至っては万引き依存よ!」

芹「八期関係でクビに成った人相当病んでるな・・・」

葉月「死亡した先生以外、人生終わって、犯罪に手を染めてるよ!」

薺「でも、私は先生達の気持ち分かるな!」

留「犯罪者に成ったのに?」

薺「犯罪者に成らなくても嫌われるなら、犯罪を犯してでも食い繋ごうとするしか無いんだよ!ましてや、修繕費なんてきっと100万とか、1000万、中には億を越える金額もありますよね?先生!」

香「まあ、少なくとも1000万以上は全員あるわ!」

薺「だったら、仕事も住み場所も無いのに返すなんて不可能だよ!飢え死にするか犯罪を犯してでも返すしか選択肢は限られるよ!どうせ、残りの人生で返せる訳無いし!犯罪を犯してはいけないと思う人が死んで、そうでない人が捕まるんだよ!お姉ちゃんも自分に置き換えて考えてみて!」

八期「でも、結局は自分で蒔いた種だろ!」

香「もう良いわ薺!しかし、あんたは心の教室の授業を生かせた意見よ!その通り!ただ、あなたはたった1回のミスで人生を終わらせるのは可哀想って言いたいのだけど、世の中そんなに甘くない!中には本当にたった1回のミスで大きな損害をもたらす人も居るの!」

薺「星田先生・・・」

香「だから、こういった先生を2度と出さないためにも、学校の悪評が流れないためにも対策考えるわよ!」

留「中止にした方が早いでしょ!」

香「学校旅行は授業も兼ねてるの!」

留「もしくは・・・」

薺「留ちゃん!会長で言い訳するのはいじめだよ!会長はあくまでも被害者だから!」

留「クー!(危なかった・・・)」

芹「あの、部屋は?」

香「もう、今回の班は全生徒自由!」

全員「おおっ!(ええっ?)」

香「だけど、生徒会は生徒会メンバーで過ごす!」

芹「もう、嫌だ!」

香「今回は私も一緒に寝る!」

零「先生も来るんだ」

香「まあ、生徒指導としてね!去年解散した後誰も誰もやってくれなくて・・・」

金「逆にあんなこと遭ってやりたいって人なんていませんよ!」

香「理事長もあの手この手で勧誘したけど断られて・・・」

芹「どんな感じに?」

香「給料2倍とか、1ヶ月何正当に指導出来れば手当てが貰えるのよ!」

歩「何でやらないんだろ?」

薺「追い出されるからじゃないですか?」

香「いいえ、人生終わるから!」

全員「ああ・・・」

芹「しかも、旅行関連の事件が多すぎるのも理由ですよね?」

香「そうなのよ!たとえ仕事とはいえ、こう言う旅行も先生にとっては嬉しいものなのよ!半分くらいは本気で遊べるし!」

薺「楽しい旅行が最悪なトラウマですね・・・」

香「そうなのよ!『旅行で人生を終わらせたくない!』って、主に男性の先生から・・・」

零「そりゃ、クビに成った生徒指導の8割以上は男の先生でしたからね・・・」

香「それで、結局私が理事長に泣きながら土下座までされて頼み込まれて・・・」

零「泣きながら土下座?」

香「お陰で私の給料理事長の5倍よ!」

八期「凄いですね!」

香「全部あんたのせいよ!」

八期「えっ?」

香「まず担任としての給料、あんたのクラス担任手当て、1ヶ月正確に指導出来れば出来高のボーナス付き!生徒会の顧問ボーナス、絶対命令手当て、部活の顧問ボーナス、に加えて生徒指導としての手当てに旅行ボーナス付き!正更には学年主任!」

零「ここの学年の主任なんて星田先生しか出来ませんよ!」

香「正確には言えないけど、理事長の計算だと、本当に理事長の1ヶ月の給料の5倍を少し越える料って言われたわ!」

零「本当に越えるんだ!」

芹「そんな先生聞いたこと無い!」

香「あんたのせいで、私はそれだけ多くの責任を背負わされてるのよ!怖いったらありゃしない!」

零「御愁傷様です!」

香「零、あんたもだからね!」

零「全く持ってその通りです!」←先生をクビにする宣言をしてきた人

秀喜「それで風呂はどうするんですか?」

香「覗き防止が大前提だけど、それを探すと旅館が狭かったり、男湯と女湯が隣り合ってるから・・・、最悪混浴になるな!」

全員「はあ?」

芹「何でそんなことに成るんですか!」

葉月「聞いたことねーぞ!」

零「八君はともかく、他の男子は・・・」

歩「うち複雑!」

八期「ええっ!!!!混浴嫌だ!」

秀喜「お前も嫌がるのかよ!」

八期「ただでさへ、服脱ぐのに・・・、女子まで居たら・・・」

秀喜「何で、そこネガティブなんだよ!普通は女子の裸見れて嬉しいだろ!何で女子に自分の裸見られるのが嫌だに成るんだ!」

香「確かに逆だ!」

理珠「私も出来れば反対です!」

秀喜「ロボなのに?」

香「まあ、流石に裸の付き合いはないよ!混浴は全員水着着てもらうから!」

八期「プール?」

香「水着着用の銭湯もあるの!あくまでも最終手段だけど皆覚悟しておいてね!一応、持ち物に水着2着って入れておくから!」

さあ、果たしてどんな夏休み旅行に成るのか?

Re: ナンバーズ8 ( No.307 )
日時: 2023/02/01 21:23
名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)

305話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・①
電車内
八期「特急乗るの久し振りだね!」

零「本当は特急乗るつもりなかったんだけどね!」

芹「そうなの?」

零「学校の団体旅行だから!特急貸しきらないと、全員乗れないうえに、他のお客さんに迷惑かつ満員電車なるでしょ!」

葉月「確かに、その通りだな!」

秀喜「おーい!」

歩「うちらとお菓子交換しよ!」

八姫「何で私がこの2人と・・・」

香「くじ引きで決まったんだから文句言うな!」

八姫「ってか、普通そっちは女子だけ集まって、男子が先生と一緒じゃないの?」

明「そもそも、先生そこの席なんだ!」

香「念には念を入れてね!まあ、零がいるからここで大きな問題とかは無さそうだけどね!」

八期「あっち、なんか楽しそうだな!」

葉月「トランプとかやってるもんね!」

歩「うちらもなんかせーへん?」

八期「やりたい、やりたい!」

芹「何するの?トランプはトランクの中だから、今は出せないわよ!」

八期「じゃあ、とんち掛け算ゲームはどう?」

芹「何それ?」

秀喜「とんち掛け算?」

香「ああ、あんたが考えたゲームね」

零「難しいから、最初から説明して!」

八期「えっ?感覚は山手線ゲームと同じだよ!」

零「そうじゃなくて、とんちに成ってる九九を全部理解出来てないうえに、知らないだんごあるから、意味も含めて全て説明してって言ってるの!」

説明終わり
明「面白そうじゃん!あたしも入れてよ!」

八期「良いよ!」

秀喜「テレビでやってたゲームに近いな!」

八期「モチーフそこから!」

杏「私も入れて!」

八期「いいよ!」

香「間違えたら何か罰ゲーム入れましょう!」

全員「ええっ!」

芹「間違えたらデコペンなんてどう?」

零「九九の答えを間違えた人は2発ね!」

しばらくして
放送「まもなく終点京都!」

秀喜「発案者は強いな!」←10発喰らった

杏「まさか、九九もとんちだったなんて・・・」←3発喰らった

歩「でも、楽しかったな!」←4発喰らった

芹「もう、痛い!」←1人だけ20発

葉月「掛け算の九九間違えるからだろ!ゲーム以前で論外だ!」

八期「テレビの出演者の気持ちってこんな感じなんだね!」←無敗

明「宴会客に教えてあげようかな?」←同じく無敗

零「先生大丈夫ですか?」←2発喰らった

香「ゲームだもの!それに罰ゲームを言ったのは私なんだし、遠慮しなくて良いわよ!」←最後に1発喰らった

八姫「早く、降りる用意しないとね!」

目的地到着
広場
香「はい!京都に無事着きました!これから、クラスで観光していきますが、団体行動ですので、2列に並び、周りの迷惑に成らないよう行動してください!
本当に!マジで!これ以上先生達をクビにしないで!
冗談抜きで!」←スピーカーで話す

生徒達「ハーイ!」

香「とその前に、大きなキャリーバッグ等、衣類等を入れてる大きな鞄は先に旅館に運んで貰いますので、名札を確認してこちらの運転手さんに渡してください!」

生徒達「ハーイ!」

入れてる途中
八期「宜しくお願いします!」

歩「お願いします!」

秀喜「岡田、その名札の付いてない大きな鞄は何だ?」

零「えっ?私のじゃないけど!」

芹「でも、あなたの目の前にあるから少なくとも私達生徒の誰かのよね?」

葉月「1回、全員に聞いたら良いんじゃない!」

香「それもそうね、誰か!このバッグに覚えのある生徒は居ない?」

生徒達「知りません!(自分のではありません!)」

香「じゃあ、中確認するわよ!」

ガチャン

香「えっ?」

全員「ええっ!!!!」

?「ふわあ!キツかった!」

零「お、お姉ちゃん?!」

鶴「あれ?ここはどこ?」

香「お・は・よ・う!」

鶴「あっ、おはようございます星田先生!」

香「あなた、どういうつもり?」

鶴「どういうつもりとは?」

香「何、荷物に紛れて付いてきてるの?!」

鶴「いや、だって・・・、家族旅行したかったから・・・」小声

香「はあ?」

鶴「皆、旅行なんてずるいもん!お姉ちゃん皆(弟妹達)と一緒に旅行したかったの!だから・・・」

香「あんたね!自分の欲望だけで、人の旅行に付いてくるんじゃないの!」

?「そうだよ!鶴ちゃん!もっと正規の手段を取らないと!」

?「全く、呆れたお姉さんね!」

香「そうそう!ん?この声は!」

零「愛海ちゃん?」

八期「希お姉ちゃんまで!」

青奈「私もいるよ!」

グレーテル「私もじゃなくて、私達な!」

八姫「青奈にグレーテル!」

芹「金ちゃんに子ちゃんまで!」

葉月「先輩方、何で京都に?」

希「そんな驚くこと?今は夏休みなんだから、私達がどこに居たって良いでしょう!」

青奈「そうだよ!たまたま、女だけの旅行先が京都だったのよ!」

香「旅館は?」

希「八君達と同じ旅館!」

香「この後の予定は?」

希「八君達と同じ予定!」

香「本当に偶然?」

希「勿論!」

愛海「いえ、別ルートで皆さんの旅行付いてきただけです!」

香「嘘じゃない!」

愛海「ですが、私達は自腹で来てますし、お母さんにも電話して許可取ってます!旅行の邪魔をしないのなら良いって!」

香(全く、理事長は・・・)

希「まあまあ、先生!私達を居れば、八君が何か揉めても八君の納得するようにしますから!大船に乗ったつもりで同行させて下さい!」

青奈「そうですよ!一応、卒業生ですよ!」

葉月(まだまだ卒業生じゃないの混じってるけどね)

いきなり波乱の幕開けとなった夏休み旅行!
しかし、香は後に8メンバーが居てくれて良かったと安心する旅行になるとはこの時の彼女は思う筈もなかった。


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