二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.445 )
日時: 2024/11/26 20:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

443話・8!愛好会へ偵察

アムッ!

モナ「ねえ、もっと大きいの無いの?」

八姫「モナ!あんた食い過ぎよ!何個食べたら気が済むのよ!」

モナ「ハンバーガーなら100個合っても足りないかな?」

芹「体壊しても知らないわよ!」

奈々「そもそもどんな食生活をしてるんですか?」

エル「私が居なかったらヤバかったよ!」

八期「どんな食生活だったんだよ?」

エル「近くのハンバーガーショップを日替わりで食べ歩いてた!お昼はコンビニのハンバーガーを買って食べてた!」

子「毎日ハンバーガーだけの生活なんて・・・」

愛海「体大丈夫?」

モナ「大丈夫、大丈夫!ちゃんと野菜もあるし、それに何も起きてないうえ、運動だってやってるしね!」

明「いやいや、夜更かしもしてたよね?」

杏「中学生でその生活は体に毒だよ!」

モナ「僕は高校1年生だぞ!」

愛「だから体は中学1年生なんだよ!」

エル「この前の休みに部屋見に行ったら・・・」

紫「何があったの?」

エル「ハンバーガーの包み紙とジュースが入ってたカップの山だった!」

全員「ごみ屋敷か!」

杏「モナちゃん自炊出来てないんじゃない?」

明「野菜を洗濯機で洗おうとしてたからね」

モナ「別に、僕は頭良いし、将来の道だって約束されてるなら今の生活でも問題ないよ!」

芹「問題しかないわよ!」

希「そうよ!そんな生活してたら将来云々の前にあなた自身が天国よ!」

エル「だから、私が世話をすることに・・・」

モナ「いらないって言ってるのに・・・、エルのご飯は美味しいけど・・・」

愛「皆、モナちゃんの身体が心配なんだよ!」

モナ「愛がそこまで言うなら・・・」

明「アイアイの言うことは聞くんだよな・・・」

朝子「それにしても・・・」

千桜「客はまばらだな!」

八期「あの2人は人気だけど・・・」

男子A「グレーテルちゃん!」

グレーテル「コラ撮るな!」

ヘンゼル「おい!誰の許可を得て俺の愛しの妹を?!」

男子A「ヒエエ!」

愛(桜咲)←無愛想

男子B「愛ちゃんこっち向いて!」

男子C「その冷酷な瞳を俺達に・・・」

心乃枝「メイド喫茶ってあんな感じやったっけ?」

流「変なお客しか来てないじゃない!」

八期「大丈夫!セクハラや痴漢行為は一発レベル9だから!」

零「痴漢冤罪も悪質な場合は一発レベル9よ!間違ったのに謝らなかった場合は5だけど・・・」

奈々「そもそも疎ら過ぎます!去年はもっと居ましたよ!」

冷子「去年のあれじゃない?『音痴』って文句言ったら矯正学校だからビビって・・・」

希「八君の歌声は音痴じゃないよ!」

愛「そうです!お義兄ちゃんの歌声は綺麗です!」

明「音楽の先生からの評価も良いもんね?」

杏「私達も八期君のライブ楽しみにしてるし!」

八期「皆、ありがとう」

シュッ!

渚(長野)「向こうの愛好会の方もカフェをやってたでござる!」

永春「なんか、高級食材を安値で提供してたアル!」

芹「何それ?」

奈々「そんなこと出来るんですか?」

明「ここの学校のルールは美麗には無効だからね、いつもやりたい放題だよ!」

香「八期!」

八期「何ですか?」

香「あんたライブは3日目でしょ?」

八期「そうですが・・・」

香「楽しむついでに、愛好会の偵察行ってきたらどうなの?」

八期「なんで僕が?」

香「百聞は一見に如かず!100人に聞くより、自分の目で確かめてみなさい!あんた嫌な相手は関わろうともしないでしょ?」

杏「私達も一緒に行くよ!」

明「メモは私達でやるから!」

愛「モナちゃんも行かない?」

モナ「愛が行くなら・・・」

愛好会のメイド喫茶

八期「この第2体育館で営業してるんだな」

杏「大分並んでるね!」

八期「正直、どこのカフェテラスだよ!」

愛「私もその漫画好き!」

杏「愛ちゃんも読んでるんだ!」

明「実はさあ制服がヤバいんだよ!」

八期「どういう事?」

明「見れば分かるけど、あたしはそれを見て、『トリプルエース』でやることあるって断った!」

赤音「ハ~イ!いらっしゃいませ!ただいま60分待ちです!」

八期「バカじゃねーの!」

赤音「誰ですか?この私をバカと言ったのは?」

八期「よくそんなの着れたな!」

愛「着れる勇気を尊敬するよ・・・、愛ちゃんボード『セクシー』」

青香「お帰りなさいませご主人様!『衣装も台詞も恥ずかしいよ』」

八期「帰りたい」

明「偵察どうするのさ?」

藍香「そちらの5名様お席の方へご案内します!」

八期「えっ?待って!まだ、沢山並んでるじゃん!」

水美「いえ、ご予約が入ってた為、予約席にご案内します!」

5人「?」

席に通され

美麗「よく来てくれたわね!」

八期「あくまでも偵察だ!」

美麗「あなたが直接来るのは初めてじゃないかしら?まあ、ライブだけでなくカフェの売上げでも勝つわよ!」

愛「やってることは、うちと同じだけど・・・」

杏「メニューを見たら、ビックリ!こんな高級食材をなんで安く?」

モナ「多分、スポンサー提供されてるんだろ!ビュッフェバイキングの時も同じことやってたし!」

明「本当、美麗って金遣いが荒いんだよ!」

美麗「これでも世の為、人の為よ!
   『より余りたるものは、より足らないものに与えよ!』皆だって高級食材を安値で食べたいって思ってるじゃない!」

八期「物による!」

杏「と言うか、制服の布面積狭くない?」

美麗「こうすれば、お客が沢山来るじゃない!世の中インパクトなのよ!」

愛「やってる方は溜まったもんじゃないよ!」

モナ「まさか、あれ着せられたり?」

八期「恥ずかしくて見てられるか!そも衣装は女子達に任せてるし・・・」

モナ「なんでだ?」

明「見た目の判断が苦手だから!」

八期「兎に角、見た目でなく着心地重視にしてる!見た目の華やかさはその後!」

杏「周りの目とか気になるもんね!」

愛「流石お義兄ちゃん!」

モナ「そう言えば、メイドに個性付けてるそうだけど・・・」

杏「青香ちゃん?」

青香「べ、べ、別にあなたのために持ってきた・・・
訳じゃ無いんだから!」

ゴン!

八期「おい!水掛かったぞ!」

青香「掛けたくて掛けたんじゃないんだから!」←逃げた

八期「オーイ!」

明「八期、どうどう!」

杏「青香ちゃんはやらされてるんだよ!」

モナ「これはメイド喫茶と言うより『世界一接客マナーの悪い店』だね!」

八期「なんでこれで人気なんだ?」

男子D「もっと掛けて!」

男子E「今度は俺に!」

明「ああいうドMがいるからじゃない?」

モナ「嫌な奴らだな」

赤音「お呼びですか?」

八期「あれ何?」

赤音「あの方が宜しかったですか?まあ、私は2番でも3番でも構いませんが・・・」

八期「ん?」

愛「助太刀ヒロイン?」

明「多分、赤音の担当はそれだ!青香は正ヒロインなんだろうね」

八期「それで、メニューだけど、鉄板焼屋の娘としてこの値段は?」

明「おかしいね!普通これだと採算取れないよ!」

黄花「王子様!こっち向いて!」

八期「はい?」

黄花「私をた・べ・て!」

八期「食べられるか!」

杏「そうだよ!無理だよ!」

愛「殺人犯に成っちゃうよ!」

明『純粋ピュアトリオ・・・』

桃夏「ねえ、スクフェスって知ってる?」

八期「ああ、知ってるよ!」

桃夏「私知らないんだ、箱入り娘だったから!」

全員『嘘付け!』

ミカ「ハ~イ、私に勝てたらおまけをあげるよ!ジャンケンポン!」

子供A「負けた!」

ミカ「もう1回やろうか!」

子供A「いいの?」

ミカ「お姉さんはグーを出すね!ジャンケンポン!」

子供A「勝った!」

八期『優しいの意味が違う!』

藍香「ドール、私はどうすればいい?何々?それをこっちへ持っていくのか?分かった!」

八期『中二病と妄想は別だから!』

紫子「あなたどこ見てるのよ!」

八期「何も見てないって!」

紫子「嘘よ!今、私の胸ガン見してたでしょ?!」

八期「見てないって!『ただの自意識過剰の女じゃねーか!』」

水美「ほらほら、私の身体どう?セクシー?」

全員『?』

水美「・・・、なんか言いなさいよ!私がバカみたいじゃない!」赤面

八期「バカなんだろうな・・・」

モナ「やりたくないならやらなきゃいいのに!」

愛「愛ちゃんボード『ホントそれ!』」

白奈「私、あなたの事好きに成ったみたい!」

八期「嘘コクだろ?」

白奈「空気読んで下さいよ!」

八期「ヤダ!」

戻ってきて

八期「ただいま!」

香「どうだった?」

八期「ただ僕らのやり方を真似したパチもんで、二度と行きたくない!しかも、完全にやらせてる感が強かった!」

愛「ここに居る人達は?」

八期「全員素の性格だから!上手いんじゃなくて、個性なんだ!つまり、普段からこんな性格なんだよ!」

朝子「嬉しくないわよ!」

モナ「ただ、向こうも変な客ばっかだったよ!」

明「それに、提供してる料理も高いものばかりかつ、売ったとしても儲けはそんなにでないね!売れば売るほど赤字よ!」

零「つまり・・・」

杏「付け入る隙はある!明日から反撃だね!」

流「それが出来たら良いんだけどね!」

出店の続きは『少年教師有』で!

Re: ナンバーズ8 ( No.446 )
日時: 2024/11/26 22:31
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

444話・学校のPR

芹「それよりもよく来てるわよね!」

和「そうですね!」

恵梨香「普通なら怖くて入学すら拒否したくなるのに・・・」

愛海「フフーン、そこは私が工夫してるのよ!」

青奈「工夫って何を工夫したのよ?」

愛海「この間、学校のPR動画を作ったんだけど・・・、話すと長くなるから見て貰った方が良いわよね!」

プチッ!

テレビ

薺「やったー!全教科満点よ!これで卒業なんて簡単!」

愛海「ちょっと待った!」

薺「何ですか?」

愛海「あなた、生徒をいじめましたよね?」

薺「いや、そんなことは・・・」

愛海「生徒に自分の価値観を押し付けて、夢を誘導しましたよね?」

薺「ううっ・・・」

愛海「家の学校では、人間性の無い人はしかるべき場所で訓練です!分かりましたか?」

薺「は、はい・・・」

愛海「例え成績が良かったとしても、人間性の無い人は卒業処か、就職すら出来ません!」

薺「『心の教室』で反省します!」

理「皆さん、人を傷つけたり嫌がらせをすると、こうなりますよ!場合によっては退学(強制転校)だってあります!決して人に迷惑を掛けないように!」

八期「『いじめダメ!絶対!』」

愛海「『いじめなんてそんなことする訳無いだろ!』とか思ってるそこのあなた!
   卒業出来るもんならやってみろ!
   皆さんも知らず知らずの内に人に迷惑を掛けてるかもしれませんよ?」

理「卒業確率20%のサバイバル学校!スリーシスターズ学園であなたは何も起こさず卒業出来ますか?
  勿論、勉学も怠らずに!」

プチッ!

芹「何よこれ!」

愛海「薺ちゃんのところは、お面被せてるから大丈夫!」

芹「そう言うことじゃなくて・・・」

青奈「卒業確率20%って本当なの?」

愛海「注釈に『心の教室』に行かなかった卒業生の割合って入れてるの!」

紫「結構現実的だね!」

エル「でもなんでこれで沢山の人達が来るの?」

恵梨香「あれじゃないですか?『サバイバル学校』と吟えば、『やってやろう』なんて言うナルシストとか、そう言う親が入れようとしたり?」

愛海「正解!」

和「もう恵梨香さん!そこは外すかボケるんですよ!」

恵梨香「何で正解したのにガッカリするのよ?!」

渚「成る程、チャレンジャーな人間を入れると言うことでござるね!」

愛海「そう言うこと!実際に、お母さんもとい理事長が企業とかハローワークと連携して、人をいじめた人の記録とかを共有してるんだって!
   だから、通知表にも事細かく書いてあるし、記録として学校側が送るから、誤魔化せないよ!」

恵梨香「ん?と言うことは私達って?」

愛海「『心の教室』を受けてるいじめレベル3以上の生徒は注意だね!卒業までに自分がやったいじめを反省しないと内申点や企業からの印象が悪いよ!」

和「そんな!」

紫「むしろ私達は何を反省しろと?」

エル「『絶対命令が嫌』って抗議しただけだよね?」

愛海「前提が『誰も生徒会長をやらず、人任せにして、無能な人間が当たった瞬間文句を言った』
   人任せにせずに、自分から『やります』って言わなかったから!」

和「待って下さい!私そんなこと知らない入学仕立ての1年生でしたよ?」

恵梨香「そうですよ!知ったこっちゃありませんよ!」

愛海「和ちゃんや恵梨香ちゃん達の場合は予算会議の揉め事の後の話!
   『絶対命令に文句を言ったのに、その切っ掛けを作った人を称えた』から」

恵梨香「どう言うことですか?」

愛海「八期が『絶対命令で生徒会長やります』って聞いて文句言ったのに、その『絶対命令』を付ける切っ掛けを作った元役員達が謝った時に、拍手で称えたから!」

和「ダメなんですか?」

愛海「八期君からしたら、自分に散々文句言っておいて、切っ掛けを作った人に文句1つ言わないのは・・・」

零「大体、絶対命令付けたのは私だし、八君は使うの嫌がってたもの!しかも適正テストまでして決めたのよ!」

芹「薺の時も言ってたわ!『自分が文句を言われるのは一向に構わんが、切っ掛けを作った生徒を庇うのが気に食わん』ってね!」

恵梨香「そのせいでなな子はレベル4ですしね!」

芹「いや、レベル4に成ったのは、その後の部活整理での暴走よ!本人の自業自得だから!」

紫「奈々ちゃんのように2つ以上ある場合は?」

愛海「ああ、そもそもいじめてる時点で、面接で触れられるのよね、『あなたは過去に◯◯をしたとありますが、その事についてどう思っていますか?』ってね!2つ以上あれば続けて質問されるよ!」

歩「簡単そうで簡単じゃない」

恵梨香「どう思うも何も、絶対命令って言われたら誰だって発狂して文句の1つや2つ言いますよ!」

和「1つや2つで終わらないと思いますが・・・」

流「本当よ!私なんて潔癖症よ!何を反省しろって話よ!」

刹那「それを言うなら私は男性恐怖症なんですよ!」

愛海「そう言えば、そんな人達のための動画も撮ったな・・・」

プチッ!

CASE1
ポトリ

八期「あっ、落としましたよ!」

薺「何を汚い手で触ってるんですか?!」

❌!・人をバイ菌扱いしない

CASE2

ポトリ

八期「あっ、落としましたよ!」

朝「あっ、もうあなたが貰って下さい!」

八期「えっ?」

朝「男の人に触られたものなんて嫌なんで!」

❌!・差別をしない!

CASE3
ポトリ

八期「落としましたよ!」

零「あっ、ありがとう!」

⭕・拾ってくれたらお礼を言いましょう!
  (今時、保育園児でも出来ることです!)

プチッ

流「何よ最後の一言!」

愛海「だから、あなたと刹那さんと部子さんは保育園児未満ってことよ!」

部子「何ですって?」

希「いやいや、落とし物を拾ってもらったらお礼を言うのは当たり前だし、保育園の時から言われてることだよ!
  むしろ中学生にも成ってお礼出来ないとか頭大丈夫?」

有「愛海お姉ちゃん、去年絶対命令だったのによく集められたよね?」

愛海「ああ、それは来年も絶対命令だった時のために作ったPVがあるの!」

プチッ!

CASE1

薺「全く役に立たない生徒会長ですね!私が代わりを務めます!」

1年後

香(顧問)「生徒会長でもないのに、生徒会長の代わりに業務をしてくれてありがとう!」

薺「いえいえ、皆さんのお陰です!」

自分から進んで生徒会長立候補したのに役に立たなかった生徒会長の代わりに業務を行った副会長以外(学年代表と庶務は除く)の役員は・・・

































影の生徒会長と称えられる。

CASE2

茨「ごめんなさい、私別件の仕事が合って生徒会長出来ないの!」

芹「仕方ありませんよ!誰も立候補されませんでしたし・・・」

茨「私の代わりにごめんね」

芹「いえ、あなたをサポートするのが副会長の役目ですから!」

1年後

茨「私が忙しい中で生徒会長が出来たのは、あなたが私の代わりに業務をやってくれたからだ!私が生徒会長を名乗るなんて出来ない!」

芹「そんな・・・」

茨「本当にありがとう!」

無理矢理選ばれた生徒会長が、別の仕事(芸能界)や障害者の為、出来ない業務のほとんどをサポートした副会長は・・・







































幻の生徒会長と称えられる。

CASE3

理事長「これより、彼の命令は絶対!いわゆる絶対命令を発動させて貰います!」

全員「ええっ!!!!!」

1年後

男子「絶対命令も案外悪くなかったな?」

女子「むしろそれでやってたっけ?って錯覚しちゃうよ!」

半年以上絶対命令で何も事件を起こさずに全うした業務を行った生徒会長は・・・


































伝説の生徒会長と称えられる。

※その前に2つの試験を乗り越えないといけないかつ、推薦制!

プチッ!

朝子「あの、伝説の生徒会長まで!」

愛海「これで生徒会にも興味もって貰おうと思ってさ!」

春奈「でも、言っちゃ悪いけど・・・」

莉桜「どれもこれも生徒会長が情けないって話だよね?」

愛海「そうだよ!」

流「出して良いの?」

愛海「勘違いして貰った方が良いじゃん!どうせ伝説の生徒会長なんて、八期君以降出る分けないんだから!」

しかし愛海は知らなかった。
4年後に八期の後釜伝説の生徒会長が誕生することなど知るよしもない!

Re: ナンバーズ8 ( No.447 )
日時: 2025/01/02 20:42
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

445話・8と愛好会

青香「このピンチョス美味しい!」

赤音「しかも、ラーメンのスープだけと言うのもありますよ!」

黄花「この中にパンを入れて・・・」

桃夏「私はご飯を・・・」

紫子「サイズも細かく分けられていて選びやすい!」

緑「何より制服が可愛くてちゃんとしてる!」

藍香「何?美麗の提案した服がちゃんとしてないって?」

水美「肌めちゃくちゃ露出してたじゃん!」

赤音「あんなの水着を着ながら接客してるみたいでした!」

桃夏「もう恥ずかしいと言ったらありゃしない!」

青香「男の人の目線とか気になって何度食べ物落としそうになったか・・・」

藍香「いや、10個も落としてたよね?」

紫子「落とすのも無理ないよ!蓮さんを尊敬するな!よくあんな紐みたいな衣装で人前を歩けるなって!」

ミカ「むしろ、顔色1つ変えてなかったわよね?」

赤音「はい!しかも・・・」

回想

蓮「なーに?この後お姉さんと大人な遊びがしたいの?」

赤音「って言ったら、男の人皆鼻血出して皆保健室に・・・」

恵利香「だから、閉店してるんじゃないの?」

藍香「はあ?違うわよ!ただ、お客さんが来ないだけよ!」

恵利香「のど子からの連絡だと、もうお店閉めてるんだって!閑古鳥状態じゃあ無理よね!」

ミカ「違うわ!ちょっと休んでるだけよ!私達だって文化祭楽しみたいし!」

藍香「それに敵情視察もしとかないとね!」

八期「そう言うのはお忍びでするものでは?」

青香「普通に顔出ししてましたよね先輩?」

八期「それで、うちの店を率直な感想を!」

藍香「フン!つまらないところね!」

ミカ「藍香!いくら争ってるからってそんな言い方しなくても!」

青香「私はこっちの方が良いかな?お姉ちゃんも居るし!」

藍香「はあ?」

青香「それに衣装も可愛いし、個性もあるし!」

八期「そりゃ、うちの部は個性を大事にしてるから!」

赤音「グループなのに個性を大事にしてるんですか?」

八期「個性を大事にすることで、周りの価値観と言うものを主張出来るんだよ!いわゆる『本当の自分』みたいな!その人の自由を守るそんなグループだよ」

青香「本当の自分ですか・・・」

亜利紗「あっ、青香達じゃん!」

朝「皆さん来てたんですね!」

藍香「あんたら偵察はどうなってるのよ?」

ミカ「藍香!これじゃあ丸聞こえだよ!」

町子「うちのリーダーはあなた達とも仲良くしたいと思っているわ!」

青香「えっ?」

八期「まあ、君達9人の話だけどね!」

赤音「それは美麗さん達は・・・」

緑「数に入ってないと?」

八期「そうだな、美麗をこの学校に居て欲しくないからな!」

藍香「それはいつか追い出すってこと?」

八期「勿論そのつもりだよ!なんたってアイツは本来なら許されない行為をしたにも関わらず、自由奔放に生きてるんだからな!然るべき制裁を与えないとな!」

藍香「そんなこと私がさせない!」

桃夏「藍香、落ち着いて!」

八期「だが、僕には今その権利は無いからな!」

赤音「そう言えば、研究部は『リーダー絶対命令』を使ってるとお聞きに成りましたが、亜利紗さん、朝さん、それについて分かったことは?」

朝「分かったもなにも・・・」

亜利紗「八期はちっとも命令しないもん!」

愛好会一同「えっ?命令をしない?」

朝「多少は命令しますよ!でも、その命令で私達が苦しんだかどうかと聞かれると・・・」

亜利紗「全然だよね?むしろ、自分から命令を取り下げることもあるし!」

愛好会一同「自分から命令を取り下げる!?」

紫子「本当に絶対命令でやってるの?」

藍香「嘘付いてない?」

朝「本当、本当!」

八期「そもそもうちは愛好会と違って、競い合うことはしてないんだ!」

黄花「そんなことで成長出来ると思ってるんですか?」

八期「さあ?」

藍香「さあ?って何よ!あんたスクールアイドルの事舐めてるの?」

八期「人間不信だからね!」

愛好会一同「えっ?(はあっ?)」

八期「アイドルとか歌手、楽器や絵を描く事などの芸術や演技など、人の目で見て判断するものが嫌いでね!
   いくら自画自賛しても、審査員がダメならダメ!
   そんな人が目視で決める判定に違和感を覚えてね!審査員が信じられなくなってんだよ」

ミカ「それはあなたの実力の問題では?」

八期「実力?明らかな判定で票を貰えないんだぞ!なんで真面目にやった自分より、ふざけたり、声が小さい奴に票が入るんだよ!なにも響かない奴に票が入るんだよ!審査員が贔屓してるようにしか見えない!」

青香「じゃあ、なんでスクールアイドルをやってるんですか?」

八期「昔から人と関わるのが苦手でね!お母さんから人との協調を学ぶためにって入れられた!まあ、歌も好きだし、ダンスだって出来るならやりたい!
   それに歌はともかくダンスなんて何ヶ月ももやらないと出来ないだろ?」

藍香「あんた、歌舐めてる?」

町子「要約すると歌は一週間もあればいつか覚えられるけど、ダンスは1ヶ月以上体を動かしていかないと身に付けることが難しい!歌よりダンスの方が覚えるのが難しいって言ってるの!」

赤音「確かに、それはありますね」

黄花「でも、だから何?」

八期「ダンスは素人が見様見真似で出来るものじゃないのに、技の美しさとかその他諸々まで評価されたら霧がない!だったら、基本的な前提だけ出来たら後はどうでも良い!」

藍香「はあ?何それ?」

八期「そう思ってやっていかないと、僕は審査員に暴行を加えるかもしれない」

藍香「勉強したらどうなのよ?」

八期「勉強して何に成るんだよ!それで100%優勝出来るのか?」

赤音「それは聞き捨て成りませんね!あなたはアイドルをなんだと思ってるんですか?」

町子「正解の無い壁にぶつかったって、やってみるまで分からない!審査員の評価で生きるか殺されるか判定されるくらいなら、目の前に居るお客さんを楽しませたいって言ってるのよ!」

青香「目の前に居るお客さん・・・」

町子「スクールアイドルフェスティバルだって、お客さんと審査員は別の人がやるでしょ?」

赤音「そうですね・・・」

町子「愛好会は闘争心のある人には本当に向いてる!だけど、八期君みたいな、人と自分の価値観が合わなすぎる人にとっては、『勝ちに行くくらいなら、負けて良いからライブを楽しむ』、負ける前提で挑まないとメンタルを制御出来ないの!」

青香「成る程!」

藍香「青香、あんた分かるの?」

青香「うちのお姉ちゃんのライブ聞いてると分かるの!お姉ちゃんは勝ちと言う気持ちより、ライブを楽しんで、来てくれたお客さんも楽しませてるから!」

恵利香「結局、先輩は何が言いたいんですか?」

八期「愛好会のやり方は否定してない!ってこと!」

青香「つまり、私達の存在は?」

八期「認めてる!それに、考え方が違うグループが競い合うと言うか各々ライブをすること自体面白いじゃん!美麗とのいざこざが終わったら一緒にライブしたいくらいだよ!」

緑「それって私達と勝負をするってことですか?」

八期「いや、勝負するきは更々無い!そもそも比較されたらお客を全員この学校から追い出してると思うわ!」

赤音「どれだけ信用無いんですか?」

八期「だって、アイツら本気で選んでない!人で決めてるから!」

青香「人の好き嫌いってことですか?」

町子「そうよ」

紫子「でも、そんなの一握りで・・・」

八期「一握りでもダメだ!0と1だと大違いなんだから!」

紫子「そうですか・・・」

青香「つまり、八期先輩をはじめ、ナンバーズ8の皆さんは私達と仲良くしたいんですね?」

八期「その通りさ!」

黄花「ってか、勝ちに行かずにただライブを楽しむとか、基礎的なこと、ライブだけでも完成させるならうちと交代してく下さいよ!」

赤音「そうですね!本来の研究部と愛好会の意味を当てはめるとうちが部に成ることが相応しいじゃないですか!」

芹「確かに、そうなるわね・・・」

朝「そうですよ!本気でやってないなら入れ換えたらどうですか?」

八期「嫌だ!」

黄花「なんでよ!」

八期「何で先に作られた部が追い出されないと行けないんだよ!」

藍香「本気出してないのが代表を名乗るな!」

八期「本気でやってるよ?!ライブはね!」

愛好会「えっ?」

八期「誰もライブを雑になんかやってないよ!やるんなら真剣に真面目に!そしてお客さんを盛り上げた時が僕らの成功さ!その景色さへみれればたとえどんな結果でも良い!思い通りの結果に成らなかったら審査員がバカだった!そう思うことにするよ!」

黄花「あのね!」

赤音「審査員を何だと思ってるんですか!?」

八期「自分の価値観だけで決めてる、噂と名誉だけで決めるめんどくさがりや!」

青香「酷い偏見!」

町子「許してあげて!目視の審査だと、まともに評価されたこと無いから審査員を全く信じられないの!」

藍香「それより・・・」

八期「何?」

藍香「仮に私達愛好会が研究部と一緒にライブすることが決まったとして、美麗は入ってるの?」

八期「いや、アイツは居ないよ!いつか追い出すから!」

藍香「美麗が何をしたって言うの?」

八期「証拠が揃い次第アイツの化けの皮を剥がしてやるよ!アイツの本性と言うものをな!」

Re: ナンバーズ8 ( No.448 )
日時: 2025/01/03 20:39
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

446話・伝説・幻・影の生徒会長の椅子展示

モナ「全く、何なんだ?僕をいきなり引っ張ってきて・・・」

明「まあまあ、仲間なんだし楽しもうよ!」

杏「私達もモナちゃんと仲良くしたいから!」

愛「それに今から世にも珍しい物が展示されてる所に行くんだけど・・・」

モナ「世にも珍しいもの?まさか金銀財宝とか学校から出た埋蔵金とか?」

明「よく知ってるね?」

杏「そこは卒業生が埋めたタイムカプセルにしようよ!」

モナ「まさか屋上から見える綺麗な景色じゃないよね?」

愛「そのパターンもあるけど、一言で言うなら誰も目指すことが難しい物かな?」

明「ああ、合った合った!」

ガラガラ

杏「失礼します!オオッ!」

明「壮観だね!」

愛「キラキラ光ってる!」

明「流石に透明な容器に入れられてるか!」

モナ「これが珍しい物かい?」

愛「そうだよ!」

モナ「何だよ!ただの椅子じゃん!」

明「確かに見た目は西洋の王様や王妃様が座ってそうな椅子だけどね!」

杏「でも、そんな椅子が日本に、いや、この学校にあるって普通おかしくない?」

モナ「All Right、こんな高貴な椅子が学校にあるなんてアンビリーバボー!だよ!」

愛「そうだよね!」

モナ「でもなんでこんな椅子がこの学校に?」

薺「そのブロンズの椅子は、ダメダメな生徒会長を支えて代わりに業務を全うした副会長以外の役員が座れる椅子!影の生徒会長の椅子です!」

モナ「奈々、君はこの椅子の事を知ってるのかい?」

薺「知ってるも何も、その影の生徒会長が私なんですから!」

モナ「リアリー?アンビリーバボー!」

恵梨香「わあ、その隣は銀色に輝いていますね!」

恋葉「もしかしてこれがあの?」

薺「違いますよ!その椅子は生徒会長が何らかの理由で業務が出来なかった時に生徒会長に代わって業務を行った副会長だけが座れるシルバーの椅子!幻の生徒会長の椅子です!」

全員「幻の生徒会長の椅子?!」

モナ「幻と影って何が違うんだい?」

薺「押しつけかそうでないかです!」

恋葉「どう言うことですか?」

薺「自ら立候補したにも関わらず、仕事が出来なくて投げ出し、その後を副会長以外の役員が代わりにやった場合が影!
  周りが誰1人立候補せず、リーダー点の少なさで無理矢理選ばされて失敗ばかりで責められながらやられる生徒会長の代わりに業務を行う副会長が幻です!」

恋葉「無理矢理選ばされて、何も出来ないってあるんですか?」

薺「うちは元々芸能学校ですので、何人かは芸能人です!仕事の都合で出来ない人も居れば、身体や心身に障害を持つ人も出来ることは限られてきますよね?彼らが選ばれることも少なくありません!」

杏「そっか、手が使えない人も居れば、知的障害者だっているもんね!」

明「中には病気持ちの子だっていると思うし・・・」

愛「それじゃ、絶対出来ない」

薺「だからこそ、副会長の存在が必要なんです!」

全員「なるほど!」

恋葉「でも、それだとその生徒会長、何もしなくても肩書きだけが独り歩きしてませんか?」

薺「そこは、初めて志向された時、生徒会長が出来る仕事を予め用意しています。その仕事だけは他の役員が手を付けることは許されないのです!」

愛「それなら安心だね」

恵梨香「待って、過去に1人居たの?」

薺「先輩よりもっと前の話で、たしか4年前の話だと聞いてます!」

恋葉「意外と最近なんですね」

愛「あっ、これだよ!これ!」

モナ「これはなんだい?金ピカに光ってる!」

明「これが去年度・・・」

杏「初めて誕生した!」

愛「伝説の生徒会長の椅子!」

モナ「WHY!伝説の生徒会長?この学校には伝説を語れる生徒会長が居るのかい?」

恵梨香「伝説の生徒会長は凄いんだよ!唯一『絶対命令』が使える生徒会長!ああ、エリリンも絶対命令を使える生徒会長に成りたいな!」

恋葉「中洲さんには生徒会長向いてないでしょうね!」

恵梨香「何でよ!」

薺「本当に向いてませんよ!恵梨香さん、絶対命令を渡されて、自分の欲に溺れると痛い目を見ますからね!」

恵梨香「何でよ!なな子に何が分かるって言うのよ?!」

明「いや・・・」

杏「そもそもそんな子に付いてくる子なんて・・・」

愛「絶対居ない!愛ちゃんボード『(¬_¬)』」

恋葉「そうです!もっと臨機応変に、誰かの為を思って、己の正義を貫くために!」

薺「三葉さん、あなたも向いてません!」

恋葉「何でですか?」

薺「その人の為とか、人の人生を自分の価値観で押し付ける事は決してしてはいけないことです!」

恋葉「何を言ってるのですか?私は皆さんの将来の為に・・・」

薺「私もかつてそれをやってきましたが、先輩自身に『やってはいけない』危険な行為であることを教えて貰いました!あなたは私と同じ匂いがします!決して私に憧れないで下さい!」

恋葉「良いですよ!あなたの力無しで私が伝説の生徒会長に成りますよ!」

和「そもそも伝説の生徒会長ってどうやったら成れるんですか?」

恵梨香「あっ、のど子!」

エル「チャオ!」

紫「ヤッホー!」

明「実際どうなの?ななっち?」

薺「私も詳しくは分かりません!先輩が言うには、推薦されると言われています!」

恵梨香「つまり、生徒会長から推薦されたら成れるんですか?」

薺「いえ、推薦するのは先生です」

恵梨香「先生から推薦されたら・・・」

薺「いえ、その先に2つのテストがあるんですよ!」

全員「2つの試験?」

薺「内容は全く分かりませんが、推薦されて2つの難しい試験に合格しないと『絶対命令』は貰えないんだそうです。」

恵梨香「2つの試験ですか・・・」

恋葉「そもそも先生から推薦されないと伝説の生徒会長には成れないってことですね?」

薺「いえ、合格したとしてもスタートラインに立った状態だそうです!」

全員「えっ?」

薺「伝説の生徒会長の条件は『絶対命令』を持った状態で生徒会長を半年以上(前期又は後期まで)業務を全うした生徒会長が任期を終えて、新しい生徒会長を任命した後に表彰されるんです」

全員「成る程」

恵梨香「まあ、どちらにしろまずは先生に選ばれないと何も始まらないってことですね!」

恋葉「ですが、中洲さんみたいな不真面目な方は無理でしょうね!」

恵梨香「何ですって?」

恋葉「選ばれるのは私みたいな真面目で規律を守れるそんな人間でないと!」

八期「伝説の生徒会長なんて目指すものじゃねーよ!」

恋葉「誰ですか?」

愛「あっ、お義兄ちゃん!」

恵梨香「いや、何言ってるんですか?そんなの伝説の生徒会長に失礼ですよ!」

薺「先輩がその伝説の生徒会長本人ですよ!」耳打ち

恵梨香「あっ、そうだった!」

八期「伝説?この椅子にそんな高貴な意味なんか持ち合わせてないよ!」

愛「お義兄ちゃん・・・」

恋葉「何をおっしゃるんですか!伝説はとても素晴らしい事を為し遂げたものにしか評価されない、素晴らしい栄誉なんですよ!それを貶すと言うのですか?」

八期「伝説?それは周りがヨイショしただけ!僕にとってはそんな大層な物とは思えないよ!」

恋葉「なぜ、そんな事を言うんですか?」

八期「伝説の生徒会長のもう一つの意味を教えてやろう!それは・・・」

全員「それは?」

八期「役立たずの生徒会長さ!」

全員「役立たずの生徒会長?」

八期「ただただ、周りに助けられ、決断力が鈍く、自分が出来る仕事しかやって来なかった、ただのお荷物さ!
   そんな生徒会長と比べたら、生徒会長を影で支える影の生徒会長と何も出来ない又は仕事や私情等の都合である程度の仕事しか出来ない会長の代わりに全力でやってくれてる幻の生徒会長達の方がよっぽど凄いよ!」

愛「そ、そんなこと無いよ!」

明「アイアイ待って!」

愛「どうして?お義兄ちゃんは本当に凄い生徒会長だったよ!」

杏「違うの!」

愛「えっ?何が違うの?」

杏「あれは八期君なりに、周りに2度と『絶対命令』を持つ生徒会長に成って欲しくない気持ちなの!」

愛「どういう事?」

明「想像してみなよ!『絶対命令』は使うものにとっては超強力アイテム!持たない人間にとっては恐怖となる権力!
  八期自身は自分を制御して使いこなせたけど、世の中どんな人が居るか分からないでしょ?」

愛「う、うん」

明「八期みたいな人間が使えば、まだ安心だけど、そうじゃなかったら?私達の自由を奪ったり、私達を奴隷のような扱いをする人に渡ってしまったら?」

愛「そんなの嫌だ!」

杏「ただ、八期君が言ってることは彼の本心、本音だよ!」

明「えっ?そうなの?」

杏「嘘付くの苦手だし、何より彼自身、絶対命令を最初から使うのを躊躇ってたし、生徒会長をやることも拒んでた!自分に自信を持ってない子ならきっと自分の素直な気持ちを語る筈だよ!元々ネガティブな子だし!」

理「あら、皆揃って見に来たの?」

八期「理事長!なんでこんなもの展示してるんですか?」

理「だって仕方ないじゃない!」

八期「この椅子は1年で終わりじゃなかったんですか?」

理「この椅子いくらしたと思ってるの?1回切りで壊すなんて勿体無い!それにもしかしたらまた誰か座るかもしれないじゃない!」

零「それは座るではなく、やるが正しいと思います。」

理「壊すなんて勿体無いから、この椅子を展示して生徒会に興味持って貰おうと思って・・・」

恋葉「確かに、これは生徒会長に成りたい人増えますね!」

薺「近年生徒会長の立候補、全体的にも減ってきましたしね」

八期「いや、こんなの飾っても学校の恥ですよ!汚点ですよ!こんなの詐偽じゃないですか!」

理「別に生徒騙してお金を取ろうって事じゃないじゃない!」

八期「こんなの負の遺産ですよ!これの本当の意味知った時皆落胆しますよ!」

零「それを言ってるのは八君だけだよ!」

八期「だからマジで黒歴史なんだって!」

?「まあ、なんて失礼なことを言う人なんでしょうか?」

八期「誰だ?」

美麗「まさか、この椅子が負の遺産の黒歴史だなんて!あなたもしかして伝説の生徒会長に嫉妬してるの?自分が役立たずだから!」

次回・8vs美麗!

Re: ナンバーズ8 ( No.449 )
日時: 2025/01/06 20:32
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

447話・8vs美麗

美麗「まさか、この椅子が負の遺産の黒歴史だなんて!あなたもしかして伝説の生徒会長に嫉妬してるの?自分が役立たずだから!」

八期「お前は伝説の生徒会長の選別方法を知らないからそんなことが言えるんだ!」

美麗「選別方法?そんなもの先生にしか分からないんだから当たり前よ!でも、多分頭が良くて運動神経が良くて、気が優しくて、皆を引っ張って行けるそんな優秀な人間を先生は探してるんだと思うわ!」

零『学力も運動神経も関係無い!リーダー点が0点かつ過去にリーダーをやって失敗した生徒が対象よ!』

美麗「そもそも伝説を語る人間が、そんな何も出来ないお荷物なわけ無いじゃない!そんなリーダークビよ!」

薺『超お荷物人間で、私と仕事内容変えたくらいですから!  それで私会計兼生徒会長代理って役職でしたから!
  だから私影の生徒会長なんです!しかもクビに成りかけたのは私の方です!』

美麗「それに何より、『絶対命令』を使って統治したんでしょ?そんなもの使えるなんてよっぽど頭が良いか?人の心を読めるエスパーくらいしか使いこなせるなんて出来ないのよ!そう、この成績優秀で何でも出来る私みたいな人間でないとね!」

恵梨香「いや、伝説の生徒会長は・・・(何するの?)」モガッ

薺「先輩は自分が伝説の生徒会長と言うのをあまり誇りに思っても居ませんし、自分が伝説の生徒会長だからと言う理由で、他の人に自信を付けたくないんです!
  だから、私みたいな下手くそな人間以外には『伝説の生徒会長』と口に出さないんです!」小声

恵梨香「今下手くそって認めた?」小声

薺「先輩からそう言われてます!実際事実ですし!」小声

八期「お前は絶対に『絶対命令』なんか使いこなせない!」

美麗「はあ?」

八期「むしろ、お前にリーダーなんか向いてない!」

美麗「何ですって?!」

八期「お前なんかに『絶対命令』が渡れば、この学校は確実に終わる!」

主「どういう事?」

八期「全ては美麗に支配され、学校の秩序と生徒の自由が奪われ、ここへ入学しようと思う生徒は居なくなり、廃校一直線さ!」

美麗「何ですって?」

主「私と美麗が力を合わせれば・・・」

八期「地獄にしか成らないよ!」

美麗「何ですって?」

八期「絶対命令の恐怖を知らないお前らなんかに、絶対命令なんか使えるものか!お前らが使ったら最後、自分達の作ったルールに苦しめられるか?自分達を守るルールを作って周りに殺される!最悪な未来にしか見えないよ!」

美麗「そう言うあんたみたいな無能なんかに使わせたら大変よ!だって、何にも出来ないのよ!出来ない奴の言うことを皆聞いてたら、輝かしい未来なんか出来ないわよ!そんな無能に使われるくらいなら私みたいな優秀で何でも出来る有能な人物に使われた方が平和よ!」

八期「フフフ・・・、ハハハ!」

美麗「何がおかしいのよ!」

八期「お前、有能が絶対命令を使えると思ってるの?バカだね!」

美麗「何ですって!」

明『そもそも使う意味ないんだよな!そんなの使わなくても皆付いて来るんだから!』

八期「それにお前が有能?笑わせるな!お前のどこが有能だよ?」

美麗「有能よ!」

八期「だったらお前の本性をさらけ出してやるよ!」

美麗「どういう事?」

八期「今、お前に『絶対命令』を渡したとして、理事長に1つ命令してみろ!」

美麗「なあんだ、そんなの簡単じゃない!
   『これからは私がこの学校の生徒達の将来を導きますので、学校運営を私に任せて下さい!』よ!」

八期「理事長?」

理「バツよ!」

美麗「ええっ!!!!何でよ?」

理「真の伝説の生徒会長はそんな解答は絶対しないわ!ましてや、自分に学校運営をさせろ?未成年が経験豊富な大人に何を言ってるの?経営を甘く見ないでって話ね!」

美麗「何よ!私ならこの学校をもっと素晴らしい学校に・・・」

理「お断りよ!さっきから聞いていたらあなたにリーダーをやらせたらこの学校が危機に陥りそうだから渡したくないわ!それに後継者はちゃんと決めてるしね!」

主「待って下さい!美麗の凄さは私が保証・・・」

理「あなた達だからダメなのよ!」

主「ええっ!!!!」

八期「だったら心理テストしてやるよ!」

美麗「心理テスト?」

杏「それって私達も入って良い?」

八期「いいよ!お前が有能でない事を証明してやるよ!」

美麗「何でも来なさい!」

八期「生まれ変わるなら兄弟姉妹のいずれか、真ん中っ子、一人っ子のどれが良い?真ん中っ子と一人っ子は性別も含めて答えてね!」

恵梨香「性別関係あるんですか?」

零「私はお姉ちゃんに成りたい!」

杏「私は弟かな?」

恵梨香「エリリンはお兄ちゃんに成ってみたいです!」

和「私は真ん中っ子の女の子」

蓮「私も弟ね!」

明「アッキーはお姉ちゃんに成りたい!」

紫「紫ちゃんは今も未来もお姉ちゃん!」

薺「私はお兄さんですね」

エル「私は真ん中っ子の女の子かな」

愛「私は妹で良い」

主「私は兄ですね」

恋葉「私も兄です」

モナ「僕は弟、ステイツに居た時『野球は男が見るもの』ってバカにされてたから」

美麗「私は兄よ!ほら、長男って物凄く頼りがいのあるイメージじゃない?」

秀喜「何やってるんだ?」

零「八君の心理テスト!生まれ変わるなら兄弟姉妹のいずれか、真ん中っ子、一人っ子のどれが良い?」

秀喜「俺は絶対兄だな!」

歩「うちは一人っ子の男の子かな?」

一輝「僕は弟かな」

ヘンゼル「俺は姉かな?女に生まれ変わりたいって思ってたからさ!」

葉月「私は一人っ子」

八期「一人っ子と真ん中っ子は性別も含めて!」

葉月「男かしら?」

愛海「私は姉!」

町子「私は真ん中っ子でどっちでも良いわ!男と女どっちの性別でも良い?」

八期「まあ、中性もありだよ!」

町子「じゃあそれでお願い」

美麗「ちなみにあんた自身は?」

八期「弟だよ!」

理「これで何が分かるのかしら?」

八期「まず、同姓の兄姉を選んだ人!」

秀喜「俺だ!」

明「私だね!」

紫「紫ちゃんもだ!」

八期「これが有能!」

美麗「何でよ!」

八期「最後まで聞け!次に、同姓の弟妹を選んだ人!」

愛「私だ!」

一輝「僕もだ」

八期「これは無能!」

愛・一輝「ええっ!!!!」

八期「次に、異性の弟妹を選んだ人!」

杏「私だ!」

蓮「私もね!」

八期「これは人任せ!」

杏・蓮「ガーン!」

八期「次に異性の兄姉を選んだ人!」

美麗「何よ!」

主『何なんでしょう?』

薺『多かったな』

八期「これが暴君!」

美麗・主「はあ?」

八期「お前らは暴君なんだよ!」

美麗「何ですって!」

主「絶対あなたの作為でしょ!」

八期「本当に作為なら自分が無能何て言うか!」

薺「それはそうですね」

エル「ねえねえ、私達は?」

八期「真ん中っ子と一人っ子は共に中立!」

歩「じゃあ、意味なくない?」

八期「真ん中っ子は野心がなく、一人っ子は野心がある!」

和「あるなしの違いは?」

八期「野心がない方が器用で、野心がある方が不器用!」

エル「どういう事?」

八期「野心がある方は、臨機応変にコロコロ意見を変えるけど、
   野心がない方は究極の2択に新たな3択目を入れることが出来る!」

和「それが性別にどう影響するんですか?」

八期「野心がある方では・・・、
   同性を選ぶのはリスクを避けること優先!
   異性を選ぶのは利益優先!
   野心が無い方では・・・
   同性を選ぶのは自分の性優先!
   異性を選ぶのは相手の性優先!
   なお、中性を選んだ人は完全な中立!」

美麗「それで私達はなんで暴君なのよ!」

八期「この心理テストは性別は憧れ、兄弟姉妹は責任を表してるのさ!」

薺「どういう事ですか?」

八期「まず、兄姉は勿論上の立場であり、家族でも弟妹が何かやらかしたら兄姉も叱られたりするよな?」

愛海「まあそれが兄姉の責任みたいなもの・・・、そっか!弟妹を選ぶ方は責任から逃げてるんだ!」

八期「その通り!だから、責任を避けたい人は弟妹を選ぶ!逆に責任を背負ってでも上に上がりたい人間は兄姉を選ぶ!」

全員「成る程!」

八期「次に男女の性別について!これは憧れを表してるって言ったけど、まず1つ言うと、自分の性別に満足出来てるかどうかにもよる!」

零「どういう事?」

八期「有能な人間や無能な人間は自分の性に満足出来てるかそうなれるはず無いと思ってるから、今の現状を理解している!
   でも、暴君や人任せは性別に満足出来ない、男の強さとか権力を欲しがる女も居れば、女の魅力とか優遇を求める男も居る!
   つまり・・・、
   兄姉の同性を選ぶのは有能!
   兄姉の異性を選ぶのは暴君!
   弟妹の異性を選ぶのは人任せ!
   弟妹の同性を選ぶのは無能!
   と言うわけなのさ!」

杏「説得力ある!」

八期「つまり、美麗!お前みたいな暴君な人間が絶対命令なんか使ったら、皆はお前の我が儘に付き合わされて、嫌な思いをするだけさ!」

美麗「そんなこと無い!皆、私が有能だから付いてきてるのよ!私にはこれまでの実績がある!あんたの言う心理テストなんてまやかしよ!絶対私が伝説の生徒会長に成ってやるんだから!」

八期「むしろ、お前が生徒会長を目指すと言うのなら、この僕が、お前から生徒会長の座を奪って、お前を追い出してやるよ!」

美麗「何ですって?私が何をしたって言うのよ!」

八期「同好会及び研究部への嫌がらせ!更に、愛ちゃんの両親を自殺に追い込んだ事、僕も愛ちゃんも絶対許さないからな!覚悟しておけ!」

美麗「やれるものならやってみなさい!私を追い出したらこの学校がどうなるかも分からない癖に!」

美麗達が去った後

愛海「それにしてもこの椅子凄いわね!」

秀喜「それをまさかコイツが座ってたなんてなあ!」

明「さっき美麗から生徒会長の座を奪うとか言ってたけど、勝算あるの?」

八期「無い!」

町子「意味ないじゃん!」

八期「それでも美麗と主だけは追い出す!」

恵梨香「ああ、伝説の生徒会長の椅子座ってみたいな!」

和「恵梨香さんには無理ですって!」

愛「そうだよ!こんな椅子私達にとっては雲の上の存在!それくらい高貴な存在!」

恋葉「私は狙ってますよ!伝説の生徒会長の椅子!」

実はこの中に1人だけ伝説の生徒会長の椅子に座れる者が居るのだが、それはまだ先の話である。


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