二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.211 )
- 日時: 2022/06/06 22:37
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
209話・最悪な民泊・・・⑦
次の日
香「皆さん、昨日の綱取は本当に残念でした。先生達も今日の事を反省し、徹底したルールで楽しくフェアな環境で勝負出来るようにしていきます!なので、気を取り直し今回はクラス対抗大縄跳びです!勿論、飛ぶ回数の合計が多かったクラスの勝ちです!チャンスは3回ですが、1・2回目は時間置きに披露、3回目は制限時間以内に跳んだ最多回数を足して、合計回数が多かったクラスの勝ちです!やる跳び方は全員跳び!では今から30分後に1回目の挑戦!Aクラスから順にやっていきます!」
全員「は~い!」
練習中
香「さあ、昨日の鬱憤をここで晴らすわよ!」
Bクラス「オー~!!」
明「まずは誰が縄回す?」
零「普通に考えると力のある男子だよね?」
八期「僕はどっちでもいいけど・・・」
香「あんたは跳びなさい!当てになら無いわ!」
杏「八期君、縄跳び苦手なんだ・・・」
零「大繩が苦手と言うか、恐怖心で入れないところがね!まあ、今日は全員跳びだけど!」
理珠「ですが、これだけの人数だと、3列程に並んで跳ばないと入りませんし、真ん中の人達は縄が見にくくてタイミングが取りにくいかと・・・」
香「そうよね、背丈の問題や、端だと縄が高くなるからその分高く跳ばないといけない人も居るし・・・、って桜咲さん?!」
零「理珠ちゃん!何でここに?」
理珠「何を言ってるのですか?私もこのクラスじゃないですか!」
杏「それはそうだけど・・・」
大樹「桜咲ってアンドロイドいわゆるロボットだから、ダメなんじゃないの?」
昌義「そうだよな!」
理珠「私は出てはダメなのでしょうか?」
八期「皆、何言ってるの?理珠だってクラスの仲間だよ!」
杏「そうだけど、なんか私達だけアドバンテージ貰ってると言うか・・・」
八期「なんのアドバンテージにもならないよ!」
Bクラス「えっ?」
八期「そりゃ、綱取だったら、理珠が居たら余裕だったかもしれないけど、大縄跳びは皆で跳ぶんだよ!ロボット1人跳べたからって、1回にもならないんだよ!」
香「た、確かに、そうね」
大樹「それだったら回す役にした方が・・・」
八期「ダメだよ!そんなことさせちゃ!」
昌義「なんだ?それは反則だからか?ロボットは疲れ知らずたからだとかで反則だ!とか言うんじゃないだろうな?」
八期「それも少しあるけど、縄跳びだよ!跳ばないと楽しんだことにならないよ!」
Bクラス「えっ?」
八期「縄跳びは飛ぶ遊び!跳ばずにただただずっと回してるなんてつまらないよ!それに理珠は今のところ何にも参加してないんだよ!強いて言うならカヤック位!でも、1人寂しく!クラスで一致団結するなら、皆で協力して楽しむなら、理珠も仲間に入れようよ!同じクラスだよ!1人楽しめてないんだよ!だから、僕は理珠にこの旅行を楽しんで貰うために、理珠自身が楽しい気持ちを持てるように!」
理珠「八期!」
香「八期、あんた良いこと言うわね!皆、桜咲さんもクラスの一員よ!」
明「そうだよ!スポーツだって、優秀なプレーヤー1人居ただけでは強くない!攻撃と守備、その他諸々が上手く噛み合ったチームが強い!」
杏「うん、私も理珠ちゃんと一緒に縄跳び楽しみたい!」
零「よーし、皆理珠ちゃんも居れて大縄跳び頑張るぞ!」
Bクラス「オー!」
意気込んだは良いものの、1回目3回、2回目5回とショボい結果に・・・
ちなみにトップはCクラス・1回目5回、2回目7回
香「皆、諦めないで!最後は一番多かった回数だから!」
Bクラス「は~い!」
香「は~い、息を合わせて、せーの!」
Bクラス「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15・・・」
香「おお!皆凄い!今暫定トップよ!」
Bクラス「おお!」
大樹「これ優勝行けんじゃない?」
明「ただ油断は禁物!これ以上の回数飛んで引き離すよ!」
しかし
Cクラス「15、16、17・・・」
香「皆、Cクラスが17回跳んだって!」
Bクラス「ええっ!!!!!」
杏「皆、諦めずに頑張ろう!」
Bクラス「おお!」
しかし
ピピーー!
愛美「はい、そこまで!」
八期「ああ、負けた!」
杏「でも、楽しかった!」
大樹「Cの奴ら凄いな!」
零「文句無いよね?」
Bクラス「うん!」
香「皆、お疲れ様、負けたとはいえクラス2位よ!よく頑張ったわ!」
愛美「それでは結果発表です!3位Dクラス合計20回、2位Bクラス23回!そして1位はCクラス29回でした!」
Cクラス「イェーイ!」
パチパチパチパチ・・・
香(今回は何も起こらなそうね!)
女子生徒「あの、先生!」
愛美「はい、井上さん?どうかしましたか?」
井上「Bクラスの桜咲さんってアンドロイド、いわゆるロボットですよね?」
愛美「星田先生?」
香「はい、彼女はロボットですが何か?」
井上「ズルくないですか?」
Bクラス「はぁっ?」
井上「だって、他のクラスは皆ロボットの力を借りずにやっているのにBクラスだけロボットいわゆる機械に頼ってるんですよ!そんなの不公平だと思います!あれは人間では無いのですから!」
ドン!
井上「キャアアア!」
八期「もっペン言ってみろ!」
香「八期!」
井上「何よ?」
八期「お前、理珠に謝れ!」
井上「離して!離してよ!」
八期「たとえ彼女がロボットだろうと、Bクラスの一員であることは確かなんだよ!」
井上「離しなさいよ!」
八期「離すか!この差別女!理珠に謝れ!」←胸ぐらを掴む
香「八期やめなさい!気持ちは分かったから!」
八期「理珠に謝れ!何が反則だ!ロボット1体居たぐらいで縄跳びの跳んだ回数なんて変わんねーよ!そんなことも分からないのか!アホが!」
零「八君!落ち着いて!」
杏「友達のことを悪く言われて怒ってるんだよね?私も気持ち分かるよ!」
芹「あんた、相手は女の子よ!離しなさい!」
八期「そんなの関係ねー!このバカ野郎!」
理珠「わ、わ、八期・・・」
駆けつける
理珠「八期!止めてください!私は気にしてません!」
八期「そういうことじゃない!こいつは負け惜しみに使ってるんだ!理珠が居るから僕らが2位だってな!理珠を使うことが反則なわけないだろ!だったら、縄跳びの上手い人が居たら反則なのか?どうなんだよ!言ってみろ!」
井上「ひー・・・」←涙目
八期のこの言葉により井上は差別発言で、レベル5に追放となった。
縄跳びの結果も変わら無かった。
ただ、結局最後まで後味の悪い旅行だったが、この最悪な旅行が終わることはない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.212 )
- 日時: 2022/06/08 22:24
- 名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)
210話・寝返り新メンバー
部室
希「で、どうだった民泊?」
芹「どうしたもこうしたもありませんよ!」
葉月「ボート、綱取、縄跳び、全部めちゃくちゃだったよ!」
町子「あれ?零ちゃんは?」
八姫「さっき先生に呼び出されてたよ!」
廊下
香「零、綱取の時はどうやって止めたの?あなたの性格なら、八期を味方すると思ってたのに・・・」
零「確かに、私も納得言ってませんが、自分達が見てないと言うなら根拠も証拠もありません。つまり、審判担当の先生に文句言えない状況と言うことです!」
香「どう言うこと?」
零「はっきり見てたら、先生に文句を言いますが、見てないと言うなら、八君はここで詰まるんです!根は真面目ですから!」
香「なるほど、そういう事ね!」
零「私だって、ずっと八君を贔屓するわけではありませんよ!彼が間違えているなら、私も注意しに行きます!」
香「ごめんね」
零「いえ」
?「すみません」
香「はい、何かしら?」
?「この部に入部したいのですが」
零「どうぞどうぞ!お名前は?」
?「森田金、中2です!」
零「せ、先輩!?」
ガラッ!
希「どうしたの?」
子「その子は?」
香「新しい子よ!今日からここに入部するんですって!」
金「森田金です!」
町子「こういうの初めて?」
金「いいえ、小学校中学年位からやってました」
芹「あなたは!」
八姫「どうしたの?」
芹「この子、ライバルの子よ!」
八期「えっ?どこの?」
芹「ほら、佑樹んとこのグループに居た!」
葉月「ああ!居た!居た!」
理珠「はい、私も記憶しています」
八姫「あんた、佑樹んとこのメンバーなの?」
金「はい」
八姫「こっちのチームに何の用?」
金「私自身で抜けてきたんです!」
全員「ええっ!!!!!」
青奈「何で?」
金「実は、佑樹が民泊から帰ってすぐあっちに飛ばされて、うちのグループは事実上解散したんです!」
八期「まあ、あいつズルしたもんな」
八姫「当然ね!」
金「そもそも私達は寄せ集めと言うか、彼から強制的に入れられたと言うか・・・」
グレーテル「まさか、騙されたとか?」
金「微妙ですが、1つ言うなら、皆アイツにナンパされて入ったんです!」
全員「ええっ!!!!!」
八期「どんな感じでしたか?」
金「練習のきつさは普通で、良い先生に寄る指導で私自身も最初と比べたらレベルアップしてる実感はありました。ただ、アイツの絡み方がエロ親父のようで、やりにくかったです!」
芹「想像しただけで嫌ね」
金「しかも、アイツ酷いんです!私の方が確実に実力があるはずなのに・・・、後から入ってきた新人とか明かに下手な人を前に出したり、私を補欠にしたり・・・」
八姫「文句は言わなかったんですか?」
金「言ったら、『お前みたいな胸に成長を感じないやつなんて、端で踊っとけ!お前がセンターなんて一生無理だ!』って言ってきたんです!」
全員「最低!」
八期「バカじゃねーの!アイツ!」
歩「女の子に対して失礼だよ!」
ヘンゼル「えっ?普通じゃない?」
八期「グレーテル!」
ボコッ!
グレーテル「タクッ、馬鹿な兄貴だ!」
ヘンゼル←グテー
愛海「それでここの部に移動してきたの?」
金「はい」
八期「でも、すぐ抜けられなかったんですか?もしかして抜けられない理由とかありましたか?」
金「実は、何回か抜けようとしたんです!ただ、退会料が授業料より高くて、誰1人抜けれずに、更に歌もダンスも基本は先生が考えたもので進みますが、佑樹が言った事は絶対と言うことになっていて、本番前に変えられたこともあるんです!」
子「何それ?」
愛海「酷い!」
金「なので、私達はアイツの奴隷のように扱われてたんです!」
結「それって逆らったりしたら?」
金「アイツの家は権力者で、逆らった者は自宅や親戚の家に嫌がらせをされるんです!」
芹「それで、なぜ抜けれたんですか?」
金「それがよく分からないんです」
愛海「うちのお母さんよ!まあ、半分は星田先生のお陰だけどね!」
香「そうでもないわ!理珠ちゃんと八期のお陰よ!」
八期「えっ?僕が?」
香「民泊で、佑樹がズルしたでしょ!それで理珠ちゃんの機能の1つ、録画で証拠を撮っておいて、それを松本先生の妹さんの編集者に送ったの!」
愛海「まあ、普通の学校だったら、権力のある家には逆らわないけど、家はそうはさせない!先に佑樹のやったことが明るみになってアイツの会社の株は駄々下がりでにったから、親も痺れを切らしてアイツを矯正学校に飛ばせたって訳!そしたら、アイドル育成の練習施設の実態も明るみになって、退会費用無しで全員退会出来たのよ!」
全員「へー!」
愛海「後で、分かったんだけど、私達が勝負したじゃん!」
八姫「あったね、そんなこと!」
愛海「ほとんどアイツが金払って雇ったサクラばっかりだったんですって!」
全員「ええっ!!!!!」
八期「ほら、言った通りやる意味無かったじゃん!」
愛海「しかも、常習的にやってて毎回、審査員買収してたんですって!」
八姫「最低じゃん!」
芹「その上、実力じゃなくて体型で決めるなんて!」
八期「呆れた奴だな!聞いてて腹立つよ!」
ヘンゼル「えっ?胸が大きい人が前だったら、華やかじゃん!」
八期「どこがだよ!まず、胸のどこが良いんだよ!」
他「そこまで言う?」
八期「ライブってのはな、歌詞がダンスと上手く合わさることによって、楽しさや面白さがあるんだ!人の体型だけ見るんならダイエット企画だけで十分だよ!」
零「うんうん」
香「まさにその通りね!」
芹「じゃあ、あんただったら、私達を何を重要視して並べる?」
八期「背丈」
全員「背丈?」
八期「このグループは、小学生から大学生までいる!小学生が後ろで大学生が前なんて小学生達が見にくい!
かといって全部を小学生のセンターというのは他の人達からしたら、不公平、でも背丈のバランスを考えないと見栄えが悪くなる!このグループは背丈に気を付けた並べ方でないと意味がない」
八姫「まあ、それはそうね!私も結ちゃん達を気を遣って出来るだけ前から3番目位に位置付けしてるから!」
金「あの、このグループってこのメンバー全員でライブをするんですか?」
八姫「勿論!補欠なんて無い!皆で考えて皆で協力するグループ!それが私達ハーレムヒロインズ!」
金「ダサッ!」
八姫「仕方ないでしょ!こいつの兄が命名して、希先輩がOKしたんだから!」
八期「色々合ったと思いますが、今日からあなたなは僕らの仲間です!どうぞ・・・」
希「末長く」
八期「お願いします!」
八姫「あんた何プロポーズしてるの?」
金「えっ?」
八期「してない!してない!」
香「谷川さん!八期をからかわない!」
希「ごめんね、八君!」
八期「もう!希お姉ちゃん!」
希「後で、お詫びにお菓子買ってあげるから!」
八期「本当に?」
希「うん!」
八期「約束だよ!」
希「勿論!」
他(やっすいなー!)
回想
八期「人の体型を見るんならダイエット企画だけで十分だよ!」
金「なんだろう、この気持ち?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.213 )
- 日時: 2022/06/13 21:05
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
211話・作曲家・町子
音楽室
ポロンポロンポロンポロン♪
芹「凄い!」
八期「ちゃんと曲に成ってる!」
香「私も舌を巻くわ!」
零「作曲って1から音符を繋げるんでしょ?どうやってるの?」
八期「何で出来るの?」
町子「う~ん、上手く説明出来ないけど、私の場合、自然と出来たと言うか・・・」
八姫「そんな訳無いでしょ!素人が1からやろうとしたって、まず2音で終わりよ!」
希「2音はともかく、繋げられ無いよね?」
町子「どちらかと言うと、自分で適当に鼻歌とかでメロディーを奏でて、音を合わしてるって言った方が良いかな?」
愛海「それでも無理!絶対音感持ってない人でないと分からないもん!」
八姫「こいつなんて、ドレミの違いすら分かってないんだよ!」
八期「何で違うのか全然分からない!だってそう聞こえるもん!」
零「ほぼドかレを答えてたよね・・・」
香「もしかして独学?」
町子「そうですね、まだマッチ売りの少女時代に、暇なときに鼻歌歌ってましたから!」
全員「へー!」
町子「たまに、路上ライブする人も居たので、それを聴きながら、ドレミを学びましたね!私の絶対音感はそこからです!」
八期「えっ?じゃあその時学校は?」
町子「菫ちゃんに助けてもらうまではずっと行ってなかったよ!助けられたときはマッチ3本燃やして幻覚を見てもう少しでお婆ちゃんところに行きかけた!」
香「つまり、1本目がストーブ、2本目が料理、3本目がイルミネーション?」
町子「はい!そこを二先輩に止められて助かってます!まあ、2本目の時に菫ちゃんが自分のお弁当を私に渡してくれたんですけどね!」
結「田畑先輩って本当にマッチ売りの少女だったんだ!」
平江「そんな人居たんだね!絵本の中だけだと思ってた!」
子「いやいや、まっちゃんの場合は特殊例というか、偶然一致したと言うか・・・」
町子「拾われた後は、ビアノを見つけて、自分の鼻歌を曲にしてみてたんです!そしたら施設の人達が褒めてくれて、自分専用のピアノと楽譜を貰いました!以降は小さな子供達を喜ばす為にも作曲とピアノ弾きを習慣的にやっています!」
八期「誰かを喜ばすため・・・」
希「良いわね!」
愛海「深い!」
町子「ただ、不安もあります」
全員「えっ?」
町子「今度の大会用の曲の構想が全く想像出来ないんです!もし、この曲で負けたら、悲しい結果になったらと考えると・・・」
八期「深く考えなくて良いんじゃないかな?」
町子「えっ?」
八姫「何言ってるの!勝ちに行かないと!その為には・・・」
希「私は八君の意見に賛成!」
零「私も!」
芹「ええっ!?」
八期「だって、やってみるまで分からないし、例え負けても町子さんの曲のせいだけではないと思う!僕は町子さんの楽しませようとする曲が好きだよ!」
零「そうですよ!アイドルは曲・歌詞・歌声・衣装・振り付け・フォーメーションなどあらゆる所を見られるのです!」
希「そうよ!一概にまっちゃんだけのせいとは言えないわ!それに、皆で考えて、皆で作って、皆で楽しむ!それがハーレムヒロインズの在り方でしょ!」
愛海「私もそう思う!」
グレーテル「俺も!」
結・平江「私達も!」
香「それにこのグループで作曲が出来るのはあなただけなのよ!あなたを信じず誰が作曲するの?」
芹「そうよ!歌は作曲と作詞が無いと出来ないんだから!仮に歌がダメなら、作詞担当の私にも責任があるわ!」
町子「せっちゃん!」
芹「初心忘れるべからず!新しい考え方をするのではなく、私達が今までやってきたパターンで行きましょう!」
町子「皆、ありがとう!」
全員「町子を信じてるから!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.214 )
- 日時: 2022/06/14 19:13
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
212話・8の不満
八姫「今度の大会の振り付けだけど、皆考えてきた?」
女性陣「は~い!」
八姫「前回は決勝手前まで行ってるから、今年の夏こそ優勝よ!」
全員「おー!」
香「ん?1人出してない人いるけど・・・」
八姫「誰?出してないの?」
香「八期!あんたじゃないの?」
八期「だって、出しても出さなくても同じだもん!」
全員「えっ?」
八期「どうせ僕の案なんて全没だろ!考えたって意味ないもん!」
子「八期君、そんなこと言わなくたって・・・」
八期「だって、本当の事だもん!何書いてもあいつ(八姫)はいつも否定してきたんだから!何が皆で考えるだよ!」
八姫「あんたのアイデアのレベルが低すぎるのよ!子供のお遊戯じゃないのよ!」
八期「こっちだって真剣に考えてんだよ!それで何とか絞り出した、楽しいと思えるアイデアだったんだよ!」
八姫「それは自分だけでしょ!あんなのやったって恥ずかしいだけよ!センスないわね!」
八期「そんな台詞良く言えたな!レベルだったら同じだろう!僕が否定したのでも、平気で大丈夫とか言って採用するくせに!」
八姫「多数決で決めたじゃない!」
八期「あんなの誰が見てもふざけてるようにしか見えなかったよ!」
芹「それはあんたの価値観だろ!あんた少数派過ぎるのよ!」
八姫「そうよ!あんたの価値観がおかしいのよ!」
八期「絶対勝てるとか言いながら、1度も優勝してない人が良く言えたな!何が絶対勝てるだよ!負けてるじゃねーか!」
葉月「一概に八姫のアイデアのせいとは限らないだろ!」
八期「そんなに言うなら、僕のも採用しろ!バーカ!」
八姫「なんですって!」
愛海「八期君ダメだよ!」
子「八姫ちゃんも抑えて!」
希「待って!八君のアイデアだって採用されてたじゃない!」
町子「そうだよ!そうだよ!」
八期「そんな記憶ない!」
希「えっ?私が八君の振り付けいっつもアレンジして変えてあげたじゃない!」
八期「それ、結局希お姉ちゃんのアイデアじゃん!僕のアイデアが消えてるよ!」
グレーテル「それにコイツのアイデアって、他のメンバーの振り付けが繋げにくいのも選ばれない原因だよな?」
八姫「そうよ!だから、コイツは少数派過ぎなのよ!」
町子「待って!私がいつもその前後を調節して八期君の振り付けを採用させてあげてるよ!」
香「なら、ちゃんと採用されてるじゃない!文句言う必要がある?」
八期「でも、結局皆文句言うじゃん!町子さんに気を遣ってもらってるんじゃいか?って、むしろ心が痛むんだよ!影で誰かに文句言われてるんじゃないとか?」
町子「そう思ってたの?別に言われてないけど・・・」
八期「でも、すんなり行かないじゃん!毎回こんなんじゃ、町子さんに申し訳無いよ!かといってどんなアイデア出せば良いか分からないし、全部否定してくるし、だったら出しても出さなくても同じだよ!」
八姫「あんたのアイデアのレベルが低いだけでしょ!むしろそう言うの勉強したら?」
八期「はあ!?勝てる、勝てるとか言って優勝すらしてないお前に言われたくないんだよ!それにいくら自分達が良いって思っても、審査員がダメなら終わりじゃん!むしろその審査員が馬鹿じゃん!信じられるか!」
八姫「審査員を信じられないの?」
八期「ああ!そうだよ!あいつらは自分の好みと世間の噂だけでしか見てないんだよ!そんな奴らに見て貰っても何の意味もない!審査員なんて皆馬鹿だ!」
芹「それを言ったら本末転倒よ!それに偏見よ!」
八期「実際そうじゃねーか!僕は佑樹との対決は嫌だって!言ったのに、お前は受けた!結果大差で負けた!しかも審査員はほとんどサクラ、買収されてた!何の意味がある!」
八姫「それは佑樹との対決だけであって・・・」
八期「嘘だ!今までの審査員も当てになら無いよ!ほとんどのグループがふざけてるようにしか見えなかったり、お遊戯のように見えたり、ムラがあったり、思いっきり間違ってたり、声が小さかったり、つまんなかったりしたのに、何でそいつらが選ばれるんだよ!僕らの方が何倍も良かったよ!絶対贔屓とかしてたんだ!」
八姫「それはあんたの価値観と偏見よ!審査員はちゃんと見てる!」
八期「信じられるか!こんなんなら、辞めてやる!」
バン!
零「八君!」
八姫「もう、知らない!」
零「そんな言い方無いじゃない!」
八姫「あいつの感覚がおかしいだけでしょ!ただの偏見よ!」
香「それが毎回起こってたらどうかしら?」
八姫「えっ?」
香「あの子、クラス発表の時にいつも得票数0なのよ」
八姫「それは他の人が上手だから・・・」
香「そうでもないわ!勿論、本当に上手い子もいるけど、全体で見ても上から3番目に入るレベルであることは私も感じてる!少なくとも、0票と言われる発表ではないわ!」
八姫「えっ?」
希「八君はそういう事が合って、見た目で判断する物を決めるものが苦手なの!人によって見え方が変わってくると、何が正解か分からないから!」
香「つまり、あの子は正解の無い問題が苦手なの!あなたは正解の無い問題に立ち向かえるけど、あの子は無理!」
八姫「でも、勝つためには・・・」
香「八姫さん、あなたは部活は勝つためにあるものと思ってるの?」
八姫「えっ?」
芹「そうだよ!私を説得しようとした時八姫言ってたじゃん!『楽しもう!』って!」
八姫「あっ・・・、でも・・・」
零「でも?」
八姫「勝たないと、楽しめるものも楽しめないと言うことが分かったんです!」
香「えっ?それはどういう事?」
八姫「大会で勝てば、次の大会に進んでまた新たなライブが出来る。でも、負けたらそこで終わり、思い出もそこでも止まってしまう、だから!」
希「別に、ライブは大会だけじゃないじゃん!」
八姫「えっ?」
子「学校でも出来るし!」
愛海「なんなら、小さいけど地域の催しとかででも!」
八姫「そんなんじゃダメなんです!もっと大きな大会でないと!有名に成るためにはそんな小さな大会じゃ・・・、ああーん、ああーん!」
この日は練習処ではなかった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.215 )
- 日時: 2022/06/16 18:47
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
213話・2の提案
家
八姫「ただいま、あっ」
八期「フン!」
八姫(何よ!)
その後も不機嫌な2人
一「ねえ?あの2人何か合った?」
零「はい、八姫ちゃんが毎回八君のアイデアを全否定するので、八君が文句言ってるんです」
鶴「なるほど!うちも合ったよね!二君?」
二「二美ちゃんの間違いだろ!」
二美「私のせいだって言うの!」
一「そこは二美ちゃんが折れて!でないと家に穴が開く!」
二美「何でよ!」
一「二の場合はフォーメーション(並べ方)担当に専念してもらったのよね?」
二「うん、曲とイメージカラーの配色、仲の良いメンバーとか!」
鶴「だけど、一部二君の好みで隣同士が多いペアや組んだことないペアが合ったりするのよね?」
二「同じのは何となく覚えてるけど、組んでない人は知らない!」
鶴「零達のグループも皆で担当決めたり、皆で振り付け考えたりしてやってるんでしょ?フォーメーション担当とかできないの?」
零「うちは小学生から大学生まで居るから、背丈の問題で無理!」
一「そっか!小学生だとよっぽどの子でないと中学生と同じくらいにはならないものね!」
二「そっちのリーダー誰だっけ?」
零「八姫ちゃんだけど・・・」
二「今までの大会結果は?」
零「この前の大会で決勝手前までかな?」
二「彼女のやり方は?」
零「最初は楽しみながらやってたけど、次第に勝つため、認められるためのパフォーマンスになってるというか、厳しくなってる印象かな?」
二「成る程、変わった方が良いな!」
4人「ええっ!リーダー変えるの?」
二「楽しみながらなら、変えなくても良いが、勝つためだったら、彼女がリーダーだと、八期が苦しい!アイツは厳しい練習に付いていけても、厳しいジャッジ、見た目のジャッジにだけは付いていけないからな!」
一「それはそうだけど・・・」
二「それにこのリーダー変更はアイツの為でもある!」
二美「どう言うこと?」
二「アイツがリーダーとなれば・・・」
一「分かった!自分の意見だけで進めるから、やりたい放題って訳ね!」
二「バカ!それはアイツは望んでない!」
一「じゃあ、何よ!」
二「立ち向かい方だよ!アイツの性格から考えて、難しいことは極力避け、自分達の楽しめるライブをする!」
二美「それだと勝てないんじゃ?」
二「アイツの性格から考えて、審査員を信用してない!つまり、わざわざ勝負を捨てて自分達の自由な発想で行うんだよ!」
一「でも、そんなことしたら・・・」
二「負けても、そもそも勝負しに行ってないのだから、負けて元々さ!アイツは深く考えると何も思い浮かばないし、短絡的または少数派だ!実際零ちゃんから見てどうなんだ?」
零「お世辞でも、やろうと思ったことはありませんし、フォローもできませんでした」
二「なら、尚更アイツをリーダーにしよう!1回アイツの自由にしてやろう!てことで、アイツに絶対王政を使わせよう!」
4人「ええっ!」
零「良いんですか?」
二「でないと、グループは解散するよ!それでも良いのかい?」
零「分かりました」
二「取り敢えず、アイツの事だ!『リーダーやって!』と言っても断るはずなんだよ!」
4人「確かに!」
二「断られたら、絶対王政を餌にして頼んで!それでどんな回答するかで、アイツをリーダーにするか決めよう!」
零「分かりました」
八期の部屋
零「ねえ、八君!」
八期「何、零ちゃん?」
零「八君さあ、ハーレムヒロインズのリーダーさあ八姫ちゃんがやってるよね?」
八期「うん、そうだね」
零「そのリーダーなんだけど、八君が変わってやってくれない?」
八期「何で?」
零「だって、今のままだと、八君八姫ちゃんに否定されて苦しいだけだよ」
八期「無理!やらない!」
零「ええっ!何で?」
八期「僕、リーダーってタイプじゃないし、頭もそんなに良くないし、運動神経も悪いし、皆を動かせられないし、無理だよ!」
零「だったら、絶対王政使ってみる?」
八期「絶対王政?それってあの絶対王政?」
零「そう、いわゆる絶対命令!リーダーの言うことは絶対だから、どれだけ周りが言うことを聞いてくれなくても、絶対命令を発令出来たらリーダーに向いてない八君だって、リーダーらしく出来るよ!ねえ、これでやってみない?(これで食いつくかな?)」
八期「無理無理無理無理!」
零「ええっ!何で?」
八期「だって、絶対命令なんてしたら、皆に嫌われて何もかも失うからヤダ!」
零「使い方さへ間違えなければ・・・」
八期「僕が国語苦手なの知ってて言ってる?」
零「えっ?」
八期「絶対命令は1つ1つの言葉が重いんだよ!下手に命令なんてしたら、最後は自分に返ってくる!そんな危ないもの使ってまでリーダーなんかしたくない!それに何かあったら全部僕のせいじゃん!そんな責任持てない!」
零「誰かに押し付けたら?」
八期「何も悪くない人に押し付けろと?」
零「ごめん、私が悪かった!それじゃあね!」
八期「?」
リビング
零「はあ~・・・」
一「どうだった?」
零「断られました!」
一「絶対王政を使わせようとしても?」
零「『そんな危ないもの使ってまでリーダーなんかしたくない!』と・・・」
二「よし、分かった!ありがとう!」
零「二お兄さん、すみません」
二「いや、これは俺の予想通りだよ!」
零「えっ?」
二「決めた!アイツを絶対王政付きのリーダーに任命しよう!」
4人「ええっ!!!!」
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