二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.86 )
日時: 2020/12/13 20:43
名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)

84話・シード権の意味
土則「先生!せっかく舞い込んできた初めての府大会ですよ!」

茄野「それを踏みにじるんですか!?」

辛二「確かに俺らの実力で掴んではないけど・・・」

楓花「待って!私はこの組み合わせを断ろうかって、大会を断る訳じゃないわよ!」

全員「ええ?」

八期「どういうこと?お母さん?」

楓花「お母さんじゃなくて先生でしょう!取り敢えず組み合わせを見て!」

天「シードじゃん!」

須「しかも3回戦からじゃん!」

久「やったー!」

八期「でも、断るんだよね?なんで?試合数少なくなるのに・・・」

楓花「あなた達、自分達の強さ分かっている?」

全員「ええ?」

楓花「この大会は府大会!つまり市内1強いチームだったからここに立つことになってる!」

全員「うん」

楓花「そして、シード権の意味分かってる?」

土則「有利に戦えるんだよな!」

茄野「強いチームのアドバンテージみたいな・・・」

八期「それって強く無いと意味ないの?」

楓花「当たり前よ!」

辛二「そりゃ、弱いチームにシードなんてあげたら、みんな上目指さないだろう!」

天「それにシードって、強いチーム同士が序盤でぶつからないためにあるんじゃなかったっけ?」

楓花「それもあるけど、シード権が有るときはシードの手前のカードのチームのためでもあるの!」

八期「どういうこと?」

楓花「シードがあるチームが強いってことは抽選したトーナメント以外はほぼ絶対よね?」

茄野「そうですね」

楓花「つまり、その下で戦うカードは実力はシードより弱いってことは分かる?」

八期「ああ、確かに・・・」

楓花「まあ、実際にやってみないとわからないけど、どんな相手にしろシード権を持ってるチームでないと分かれば、勝てる見込みは少しは見えるんじゃないかしら?」

茄野「そうですね!シード権を持ってるチーム寄りはマシですね!」

楓花「そして、その相手が強いにしろ弱いにしろ、勝てたら次もこの調子で行こうって気持ちにならない?この調子なら強い相手に勝てると自信付かない?」

辛二「俺は付くな!」

天「俺も!」

楓花「それにシードって実は欠点もあるのよ!」

八期「どういうこと?」

楓花「試合が少ないと言うことは出番が遅いと言うこと!相手を視察するという利点もあるけど、待っている間は体が鈍っちゃう!でも、試合がある方は試合で、反省点とかを見つけたり、感覚を覚えたり、確認をしたり出来る!勿論疲労という欠点もあるけどね!」

八期「じゃあ、シードでもいいんじゃ・・・」

楓花「八期、あなたは試合にどう出たい?」

八期「それは勝ちたい!」

楓花「負けたとしても、どんな感じ?」

八期「そりゃ、長くコートに居たい!攻めを多くしたい!」

楓花「そうなると、強いチームとそこそこ強いチーム、どっちと戦ったら長くコートに入れる?」

八期「そこそこ強いチームなら接戦くらいになるかな?」

楓花「そういうこと!」

八期「どういうこと?」

楓花「物凄く強いチームと戦って、1点、2点で負けるより、そこそこ強いチームと戦って10点、10点以上取って負けた方が試合としては楽しいでしょ!」

八期「確かに」

楓花「だから、シード権を断るの!あなた達の実力だと、シード権をもらっても絶対ぼろ負けだから!1、2点しか取れず泣くくらいなら、10点くらい取って活躍できた気持ちが多い方がみんな良いでしょう!」

全員「はい!」

楓花「だから、私達は1回戦から参加!そして全ての試合を全力で楽しむ!勝ちは二の次よ!分かったわね?」

全員「はい!」

こうしてお母さんはシード権を断り、僕達は府大会を1回戦からの参加となった。

Re: ナンバーズ8 ( No.87 )
日時: 2020/12/15 21:55
名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)

85話・バレーボールの事件再び
大会当日
20チームのトーナメント

1回戦
楓花「みんな、この大会は自分達の実力では来てないけど、とにかく楽しむこと!基本を忘れないこと!ミスは恐れるな!全力でやって来るように!」

全員「おーい!」

試合開始
八期「サーブ!」

パン!

ポン!←ネットにかかる

タッ!←相手の陣地に落ちる

八期「よっしゃ~!」

その後八期のサーブだけで6点差とする

フォーメーション④
茄野「ここから攻めるぞ!」

全員「おーい!」

フォーメーション⑥
土則「ここは全員で攻めるぞ!」

全員「おーい!」

そして、セットポイント

フォーメーション①
茄野「確実に入れろよ!」

八期「おーい!」

パン!

トン!

ピピー!

相手のカットミス

八期「よっしゃ~!」

2セット目も八期のサーブなどで1回戦突破

八期「よっしゃ~!」

天「八期、お前ほとんどサーブ得点じゃん!」

茄野「逆に凄いね!」

土則「こいつの自慢はサーブだけだな!」 

全員「ハハハ!」

2回戦も危なげなく勝利!次はシードチームと戦う3回戦!

八期「とにかく楽しもう!」

全員「おーい!」

フォーメーション②
八期「アウト、アウト!」

天「ナイスジャッジ!」

フォーメーション⑤
八期「2段!2段!」

茄野「バック!」

パン!

茄野「よし!」

次のセットを取られるも・・・
最終セットマッチポイント
フォーメーション④
佐「茄野!」

茄野「それ!」

パン!

茄野「よし!」

八期「ナイス!」

土則「よっしゃ~!勝ったー!」

準決勝
セットカウント一対一で迎えた最終セット

フォーメーション⑤
八期「センター!」

パン!

トン!

八期「チャンス!」

須「おーい!」

茄野「ライト!」

辛二「とりゃ!」

パン!

辛二「よっしゃ~!」

八期「ナイス!」

茄野「遂に決勝だ!」

決戦前
楓花「みんな、興奮しているようだけどリラックスよ!リラックス!とにかく攻めて、攻めて攻めまくりなさい!そして楽しんできなさい!」

楓花「おーい!」

決勝開始
八期「サーブ!」

パン!

ピピー!

土則「本当にナイスサーブ!」

その後2点差とし、一進一退

楓花「越えられたら負けと思いなさい!絶対離されちゃダメよ!」

フォーメーション③
佐「バック!」

茄野「それ!」

パン!

ピピー!

全員「ナイス!」

先にセットポイントを取る

2セット目は返され
泣いても笑っても最後のセット!

24対23と負けている状況

八期「繋げて!繋げて!」

天「返そう!」

ピピー

相手のミスで追い付き、デュース!

30対30で迎えた

フォーメーション⑥
茄野「レフト!」

パン!

土則「よっしゃ~!」

30対31

土則「連続で取るぞ!」

そして・・・
茄野「センター!」

佐「おい!」

パン!

トン!

八期「返った、返った!」

辛二「それ!」

八期「ライト!」

茄野「任した!」

八期「それ!」

パン!

ピピー!

八期「よっしゃ~!」

辛二「やったぞ!」

茄野「よく、決めた!」

土則「よし!次は全国だ!」

ところが表彰式後
他校部員A「あっ、あいつらが審判怪我させたのに、文句言ってここまで上がって来たスリーシスターズ学園の連中だ!」

他校部員B「お前ら、運営委員に何万円賄賂払ったんだ?」

八期「うるさい!黙れ!」

その後八期が他校部員と取っ組み合いの喧嘩になったとは言うまでもない!

この事は問題にもなったが、松本先生のおかげで大事にはならなかった。
そして全国大会はさすがに強い強豪の集まりでベスト8までが限界だったが、俺らのアタック点よりも八期のサーブ点がかなり目立っていた。
なお、府大会の問題により八期はこの全国大会までで、追放されることとなった。




Re: ナンバーズ8 ( No.88 )
日時: 2020/12/16 20:42
名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)

86話・バレーボールの事件再び(その後)
八期「何なんだよ!」

リビング
二「まだ物に当たってるな・・・」

楓花「大変だったのよ!」

一「どうなったの?」

楓花「なんとかうちの子は悪くないと主張するのが精一杯というか、それであの大会の運営側が責任持って辞めちゃったのよ!しかも全員!」

二「あいつ、色んなもん壊して来たけど、遂に1つの大会まで壊したか・・・」

鶴「それで、その大会は?」

楓花「しばらく中止らしいわ!元が元過ぎて・・・」

一「判定がフェアじゃないってことね!確かに私もあるけど・・・、あれって覆らないんだよね?」

楓花「誤審が明らか過ぎたかつ多すぎたからあの子は怒ったのよ!これをあの子が主張したら・・・」

一「したら?」

楓花「見間違いとか言われて・・・、手を出して・・・」

一「何人もが、怪我してたけどお母さんも不振だと思って運営側もこれ以上怪我人を増やしたくなかったから・・・」

楓花「ええ、それでシードの話が来たわけよ!でも私は断ったわ!あの試合はあの子達の実力なのに・・・」

二「八百長とか、賄賂とか言われたんだな!」

楓花「そう!それで・・・」

鶴「他校の選手と揉めたんですね・・・」

一「気持ちは分からなくもないけど・・・」

楓花「その思いのあれなのか、運営側が辞めたらしいのよ」

二「八期は問題は起こしたが、きっかけは理不尽な判定だもんな・・・、それでなんで追い出されたのかにまた反発したのか?」

楓花「ええ、それでまた被害者が出て!」

一「運営側が全員辞めたのね!」

八姫「あの・・・」

二美「八姫、どうしたの?」

八姫「このままだと、八君バレーボールの大会を壊したってまた苛められません?」

二「確かに、責められるだろうな!」

一「しかも、あいつの性格から考えれば・・・」

二「自分の責任ではないと主張するだろうな!」

三氏「なんか方法ないか?俺らにも飛び火するぞ!」

一「そんなもん、あたしらで止める以外何があんの!八期の問題じゃない、家族の問題よ!」

二「だが、あいつが一方的に悪くないってことも伝えないとあいつ絶対納得しないぞ!」

七美「本当に嫌な奴よね、次から次に問題起こして・・・」

二「七美!八期自身が起こした物じゃないんだぞ!」

七美「あいつが起こしたことは事実じゃない!どういったって!」

鶴「一応、こっちもいじめは懲罰対象だから、適切な対応は取るけど・・・、出来れば何も起きて欲しくないなあ・・・」

次の日
七美「あんなこと合っても学校行くんだ!」

一「あれでも真面目だからね」

結局予想通りの結果になるとは言うまでもない!

Re: ナンバーズ8 ( No.89 )
日時: 2020/12/17 22:04
名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)

87話・8の転機と0の勧誘
話は少し遡る

零「ねえお姉ちゃん!」

鶴「何?」

零「お姉ちゃんってアイドル活動やってるんだよね?」

鶴「ええ、アイドルはアイドルでもスクールアイドル!現役の学校の生徒でありながらアイドルをやってるの!」

零「ねえ、私もスクールアイドルやりたい!お姉ちゃんのチームに入れてよ!」

鶴「ええ!部活に入るのはいいけど、チームには入れられないなぁ・・・」

零「なんで!私お姉ちゃんと一緒に歌って踊ったりしたいのに!」

鶴「だって、私と零っていくつ離れてると思う?」

零「ええっと、お姉ちゃんが高1だから・・・、6個!」

鶴「6歳差ってなると、結構な差よ!零は零の友達と組んだ新しいチームを作った方が良いわ!」

零「ええ!」

鶴「だって、私が二十歳に成ったとき、零まだ14よ!」

零「ブー!」

鶴「お姉ちゃんと一緒にやりたいという気持ちは分かった!でもお姉ちゃんもそうなんだけど、そろそろ自立した方が良いかな?って・・・」

零「だったら、お姉ちゃんのグループに負けないグループ組むから覚悟しててね!」

鶴「ええ、その時は受けて立つわ!まあ、勝とうが負けようがお姉ちゃんは嬉しいけどね!」

零「絶対、お姉ちゃんをアッと!驚かせるんだから!」

鶴「楽しみにしてるわ!あっ、そうだ!今度私達ライブするから、見に来ない?」

零「勿論行く!」

一方
楓花「八期!」

八期「何?」

楓花「今度の日曜日お母さんと一緒に出掛けようか!気分転換に!」

八期「どこ行くの?」

楓花「それは行ってからのお楽しみ!」

日曜日
とあるライブ会場
司会「続いてはスリーシスターズ学園アイドル研究部のグループ、イレブンヒロインズの皆さんのパフォーマンスです!」

先頭は一、最後尾は二

曲が流れパフォーマンスを披露するメンバー

八期「端にいるの一お姉ちゃんと二お兄ちゃん!?」

零「カッコいい!」

有「お姉ちゃん凄い!」

愛・泉「キャハハハ!」

八期「あっ、零ちゃん!」

零「ねえ?八君!私達もお姉ちゃんみたいなことやってみない?」

八期「えっ、でも大変じゃない?」

零「そんなこと言ったら世の中の全部が大変というかめんどくさいって思うことばっかだよ!」

八期「確かに、見てて楽しそうというか、移動とか見てて面白い!」

零「1人じゃないの、沢山の人とやろうって私は誘ってるの!」

八期「やってみようかな?」

希「ん?八君もアイドルに興味持った?」

町子「私もやってみたい!」

グレーテル「俺も!」

子「私も!」

青奈「八期がやるというなら私も入ろうかな?」

希「ねえ、お姉さん達と一緒にアイドルやろう!なんなら将来大人になっても!」

町子「もし、有名になったらテレビに出れるかも!」

八期「テレビ!」

グレーテル「なあ、俺らで一緒にやってみようぜ!」

零「八君、無理にやろうって言わないで、自分の心する中で出来る出来ないじゃなくて、やりたいかやりたくないか?」

八期「1人は・・・、嫌だけどここにいるみんなとならやってみたい!いや、やりたい!」

全員「よし!やろう!」

こうして、八期達は一と二がいるアイドル研究部に入部することになった。

Re: ナンバーズ8 ( No.90 )
日時: 2020/12/19 23:26
名前: いくちゃん (ID: lmeOXcX7)

88話・8の秘密
ある日
カキーン!

パリン!

住人「コラー!誰だ!」

男子達「逃げろ!」

八期「ん?何やったんだ?」←通りすがり

住人「お前か!窓を割ったのは?」

八期「えー!知らない!知らない!やってない!」

男子A「そいつが割りました!」

男子B「そいつの打ったボールが窓に当たったんです!」

住人「お前じゃないか!」

八期「知らない!知らない!」

住人「こっちへ来い!」

八期「嫌だ!離せ!」

住人「この期に及んで抵抗する気か!」

八期「僕はやってないって言ってんだろ!」

ドーン!

パリン!ガチャン!

八期←勢いのままに逃げる

夕方

ピンポーン

楓花「はい?」

ガチャン

犬養「すみません、ちょっとお伺いしたいことがありまして・・・」

楓花「なんですか?」

犬養「実は、とある住人の男性が頭から血を流して重症を負いまして・・・」

楓花「有力情報ですか?」

犬養「いいえ、近くの防犯カメラからお宅のお子さんが走り去る姿が見えたので何か知ってるのではと・・・」

楓花「なるほど!一!みんな呼んで来て!」

一「何?」←弟妹を1人も欠けらすことなく連れてくる

犬養「誰か、この顔の人を知らないかい?」

一「知らない!」

二「初めて、見るな」

三氏「その住所に住んでる人は知ってるけど・・・」

四美「姿は初めてだもんね・・・」

五「知らない」

六生「知らない」

七美「誰?この人!」

八期「その人がどうかしたんですか?」

犬養「実は玄関で頭から血を流して倒れていたんだよ!」

三氏「それってどんな感じですか?」

犬養「どうやら誰かに強く押されて、その勢いで引戸の玄関に倒れかかって、ガラスの破片で頭を切ったんだろうと思うよ!」

楓花「八期、あんた何か知ってるんじゃない?」

八期「何で?」

楓花「あなただけ、否定をしてないじゃない!本当に知らないなら、真っ先に否定する筈だしね!」

八期「その写真の人は知ってる、でも怪我については知らない!」

犬養「じゃあ、怪我をしたことは知らないんだね?」

八期「うん、知らない!」

楓花(う~ん・・・)

次の日
男子A「しっかし、竜平惜しかったな・・・」

男子B「そうだな、光輝!ホームランで逆転サヨナラと思ったら窓割っちまって・・・」

光輝「まあ、近くに良い生け贄が居て助かったな!」

竜平「ああ、俺ら怒られなくて済んだし・・・」

光輝「ただ、聞いた話によるとあのじいさん重症負ったんだってな!」

竜平「もしかしてあいつがやっちまったんじゃねーの?」

恵(けい)「ねえ、その犯人誰?」

竜平「えっ?何?」

恵(けい)「昨日、私のお爺ちゃんが何者かによって重症を負ったの!顔見てないの?」

光輝「おお、たしか・・・」

八期「お前らか!」←本を持ち上げる

光輝「こいつだ!」←指を指す

パン!

光輝「何すんだよ!」

八期「それはこっちの台詞だ!お前らのせいで・・・」

恵(けい)「また、あんたが犯人!またうちの家族を傷つけて・・・」

ゴン!

八期「何すんだよ!」

恵(けい)「私のお爺ちゃんを!」

八期「はあ?知らねえよ!ただバチが当たっただけだよ!」

恵(けい)「何ですって!」

その後取っ組み合いの喧嘩に・・・

職員室
楓花「やっぱり、昨日何か合ったのね!」

八期「知らない!バチが当たっただけだよ!」

恵(けい)「何ですって!」

副担任「恵!黙りなさい!」

理「整理すると、この2人と数人が空き地で野球をやっていて、窓を割った、それを八期に罪を擦り付けて逃げた、擦り付けられた八期は、逃げるために体を振り払ったら勢い余って住人のお爺さんを怪我させた。一部始終はこんな感じかしら?」

楓花「そうでないと、辻褄が合いませんしね・・・」

八期「僕は何も悪くない!謝ることなんて何もない!」

恵「何言ってるのよ!私のお爺ちゃん怪我させたのに!」

八期「全部こいつらのせいだ!僕は何にも悪くない!」

副担任「どうします、理事長?」

理「話を聞くと、八期の場合は情状酌量とも取れるんですよ!だから、一概に彼が一方的に悪いとは言えませんし・・・」

楓花「そもそも、この子は自分が本当に人を傷つけたと、感じれば直ぐに謝りますし、そもそも理不尽に人に手を出す子ではありません!この子が手を出すときは相手に何らかの理由がない限りあり得ません!」

恵「何、こいつの味方するの!」

副担任「そうとは、言ってないでしょ!話を聞く限り八期が悪いところがないかという話よ!」

恵「こいつは私のお爺ちゃんを大怪我させたんですよ!」

楓花「でも、それはこの2人と数人が八期を犯人に仕立て上げたことがそもそもの原因よ!」

恵「でも、怪我させたことは・・・」

楓花「100%この子は悪くない!」

副担任「松本先生!さすがにそれは・・・、子供びいきになりますよ!」

楓花「ここは親としては譲れません!それに過去にも合ったんです!」

回想
男子A「よーし、行くぞ!」

男子B「よし、来い!」

男子A「それ!」

男子B「うひょー!びちょびちょだ!」

びちゃっ←八期の頭の上

八期「何すんだよ!」←飛んできた雑巾を投げる

男子A「ほっ!やべ!」

びちゃっ←担任の男性教師の顔面につく

男性教師「誰だ?雑巾を投げて遊んでるのは?!」

男子A・B「こいつです!」

八期「お前らだろ!」

男性教師「お前らすぐに職員室へ来い!」

職員室
パシン!パシン!パシン!

男性教師「お前ら、何やってるのか分かってるのか!アホ共が!」

八期「知らない!」

男性教師「口答えをするんじゃない!全く・・・」←後ろを向く

パン!←八期がファイルで先生の頭を叩く

男性教師「何をするんだ!」

八期「何をするんだはこっちの台詞だ!」

パン!パン!パン!

男性教師「やめろ!やめるんだ!」

パン!パン!パン!

八期「誰が雑巾で遊んでただ?誰がだ!もういっぺん言ってみろよこのバカが!」

ドン!ドン!ドン!←四つん這いの先生の背中を踏む

他の先生「やめなさい!八期君!」

八期「うるせー!」

その後

楓花「事情は分かったけど・・・」

理「人をあんなにしなくても・・・」

八期「犯人扱いされたんだよ!そんなもん怒るにきまってるじゃん!あんなのいらないよ!」

楓花「八期!それでも人は傷つけたらダメって前も言ったわよね?」

八期「ひどいのは全部あいつらだ!僕は何にも悪くない!」

理「どうします?」

楓花「これは私も責められません!何せ、人の起こしたことがきっかけでこうなっているので・・・」

理「ケーキ屋の時もそうなのよね・・・、私が同じ立場でもやっぱり冤罪だったら・・・」

楓花「私もです!」

理「彼が嘘をついてると言うことは?」

楓花「これはあり得ません、この子が人に手を出す時は、相手に何か理由がない限りあり得ませんので・・・」

理「八期君、分かったわ!あなたの処分は無し、そして先生と男子2人を処分するからそれで良いわよね?」

回想終わり
副担任「それで、先生は?」

楓花「腰に後遺症残して退職、ちなみに治療費は自腹よ!」

副担任「ええ!」

楓花「その前のビンタが関係のない生徒に手を上げた体罰に値して自腹になったのよ!だから自業自得!今回のあなたのお爺さんも同じよ!」

恵「そんな・・・」

理「取り敢えず、八期は教室に戻りなさい!後の3人は処分を受けてもらうわ!」

3人「そんな!」

放課後
理「なんで、あそこまで自分が悪くないと主張するんでしょうね?」

楓花「実は、あの子障害を持ってるんです!」

理「ええ!」

楓花「発達障害って言うんですけど、あの子の場合、自分が正しいと思えば、納得がいくまでは自分の主張をするんです!今回の場合は納得させる材料がないので・・・、まさか2人も障害を持つなんて・・・」

理「もう1人は?」

楓花「三氏です!まあ、どっちも気づくの遅かったんですけどね!」

理「大変ですね」

楓花「三氏の場合は家族のほとんどが理解出来ていてかつ双子の妹の四美がサポートしてくれているから良いんですけど、八期にはサポートする直近の兄弟が居ないので・・・」

理「七美ちゃんは?」

楓花「八期と考えが正反対過ぎて、最近は反発してます!あの子を理解してくれる子がいたら簡単なんですけどね・・・、難しいです」


零「八君を理解できる人か・・・」

これが後の新校則に繋がる!
次回・林間学校後!


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