二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.363 )
日時: 2023/10/10 21:46
名前: いくちゃん (ID: .HkLA/wn)

361話・文化祭デート(4日目・謎ヒロイン)

八期「ああ、酷い目に遭った!」

グレーテル「よっ!」

八期「あっ、グレーテル!」

グレーテル「なんだ?暗い顔して?」

八期「さっき、人として最低な人に振り回されてたから!」

グレーテル「誰だ?」

八期「それは言えない!プライバシー的に!」

グレーテル「ふーん、なあ、八期!」

八期「何?」

グレーテル「お前、時間あるか?」

八期「別に予定はないかな・・・」

グレーテル「じゃあ、俺と付き合ってくれ!」

八期「えっ?告白?!」

グレーテル「そっちじゃない!間違ってはないけど・・・」

八期「どっち?」

グレーテル「兎に角文化祭一緒に回れ!」

八期「命令になってるんだけど?」

グレーテル「良いから行くぞ!」←腕を引っ張る

八期「ああ、引っ張らないで!(強制じゃん!)」

食べ歩き屋台
グレーテル「ううっ・・・」

八期「食べ物が沢山ある屋台の激戦区だ!」

グレーテル「いや、我慢我慢!」

八期「何?グレーテルも節約?」

グレーテル「違うって、『も』って他に誰がいんだよ?」

八期「僕がそれですが?」

グレーテル「お前も食ってねーのかよ!」

八期「いや、別件で奢ったもらった!」

グレーテル「自分の金は?」

八期「本当に必要な時だけ使うって決めてる!」

グレーテル「じゃあ、この文化祭でお前自身が使ったのは?」

八期「スマートボール位かな?」

グレーテル「それ以外は?食べ物は?」

八期「色んな人に奢ってもらった!」

グレーテル「少しは自分で買えよ!」

八期「あんまり使いたくないし・・・、お母さんには『いつでも食べられる』とか『無駄遣いするな』って言われてる」

グレーテル「徹底的なケチだな!」

八期「グレーテルには言われたくない!」

ヘンゼル「おっ、グレーテルに八期じゃん!どうした?」

八期「あっ、ヘンゼル!」

グレーテル「兄貴こそ、何やってんだよ!」

ヘンゼル「何って食べ歩きさ!この学校の屋台の飯旨いぞ!1日ずつ各1店舗1個ずつ買って全制覇してやるんだ!」

八期「お金持ちだね!」

ヘンゼル「小遣いはこの日のために貯めてたと言っても過言じゃないさ!」

グレーテル「本当に兄貴は能天気だな!」

八期「えっ?どういう事?」

ヘンゼル←察する

グレーテル「あんなこと遭ったのに、よくそんなに食べれるな!」

ヘンゼル「あのな、人間食べていかなきゃ生きてられないんだよ!それにお前だってコイツ(八期)んとこの飯食ってんだろ?」

グレーテル「あれは、安全だからね!」

八期「どういう事?この学校の人達が用意したものは危険だと言うこと?」

グレーテル「勿論、どうやって作ってるかは知らないが、怪しい匂いがしてとても食べられるものじゃないよ!」

八期「そんなこと無い!ちゃんと皆、食べる人の気持ちに成って必死に選んで頑張って作ってくるんだよ!」

ヘンゼル「八期、今のコイツの精神は普通じゃない!ここは俺に任せろ!」

八期「えっ?」

ヘンゼル「コイツの事はお前より兄である俺が知ってる!」

八期「ヘンゼル」

ヘンゼル「グレーテル、まだあの工場の出来事を引っ張るつもりか?」

八期「えっ?」

グレーテル「フン!」

ヘンゼル「確かに、俺らはあのお菓子を食べて酷い目に遭ったが、普通の食べ物には毒とかも入ってないし、食べたからと言って強制労働させられるような仕打ちなんて普通は無いんだよ!」

八期「ああ!えっ?そんな風に思って食べてなかったの?」

ヘンゼル「コイツは本当はお菓子とかフルーツを食べたい、友達とシェアしたいと思ってる!だけど、あの工場のトラウマでお菓子を見るだけで強制労働のトラウマが再燃するんだ!その結果他の食べ物まで飛び火して、食べたくても食べられない病気に成っちゃったんだよ!」

八期「なんか、聞いたことある!特定の食べ物しか食べられない人やそもそも食べ物自体口に受け付けられないって!」

ヘンゼル「俺は気にしないが、グレーテルはまだ軽い症状だよ!本当は食べたい気持ちがあるから!食べようと思えば食べられるよ!」 

八期「そうなの?」

ヘンゼル「後は、食べる勇気だけだよ!ほら、甘いやつ以外なら行けないこと無いだろ?フランクフルトやるよ!食べてみな!」

グレーテル「形が嫌!無理!」

ヘンゼル「じゃあ、焼き鳥はどうだ?ほら!」

グレーテル「ありがとう」パクっ

ヘンゼル「どうだ?」

グレーテル「美味しい」

ヘンゼル「だろう!唐揚げはどうだ?アーン!」←爪楊枝で食べさせる

グレーテル「アーン!」

パクっ、モグモグ

グレーテル「美味しい・・・」

ヘンゼル「肉系は大丈夫そうだな!よし、次は主食の麺だ!焼きそば買ってんだよ!」

グレーテル「恥ずかしいから箸貸して!」

ヘンゼル「俺の使ったので良いか?」

グレーテル「兄貴のなら全然気にしない」ズルズル

ヘンゼル「そっか、それでどうだ?」

グレーテル「美味しい」

ヘンゼル「この調子で甘いもの行くか!綿飴はどうだ?」

グレーテル「甘い物って認識の物は無理!」

ヘンゼル「だったら、これは雲だ!空に浮かんでる食べられる雲だ!」

グレーテル「俺はそんな子供騙しに引っ掛かる程精神年齢が幼いのか??」

ヘンゼル「じゃあ、このチョコバナナはどうだ?」

グレーテル「メチャクチャ甘々じゃない!無理に決まってるだろ!」

ヘンゼル「じゃあ、これは食べられる三日月だ!三日月を食べてみろ!」

グレーテル「俺はそんなに幼くない!」

ヘンゼル「じゃあ、このりんご飴はどうだ?」

グレーテル「飴って時点で嫌だ!」

ヘンゼル「じゃあ、飴じゃなくこれは太陽だ!赤く照らす太陽をお前は・・・」

グレーテル「兄貴は俺を何歳だと思ってる!?」←りんご飴を投げ捨てて逃げる

八期「ああ!勿体無い!」

ヘンゼル「精神の病気を治すのは難しいんだよ!」

八期「・・・」

回想(松本家に来た頃)
全員「頂きます!」

数分後

鶴「あら?グレーテル全然箸が進んでないわね?」

グレーテル「要らない!」

鶴「えっ?」

グレーテル「俺、こんなの食べられない!」

八期「美味しいのに?」

一「残すのはダメよ!」

鶴「そうよ!好き嫌いせず食べなさい!」

グレーテル「俺は、食べ物自体食べられないんだ!」←部屋に行く

全員「えっ?」

ヘンゼル「ああ、あんなこと遭ったしな!」

二「あんなことってお菓子工場の事か?」

ヘンゼル「ああ、あそこのお菓子食べた後に、強制労働させられたんだから、しかも中には食べ物の中に覚醒剤とか、動物の力を手に入れる薬を活性化させる薬とか違法薬物入ってた食べ物も合ったから、怖いんだろうな」

楓花「成る程、食べたくても食べられない子なのね!」

ヘンゼル「多分、食べ物が全部お菓子に見えるのかも!ほら、この人参の形!」

七美「ただの星形じゃん!遊び心でしょ!」

二「いや、星とかハートはクッキーに使われる!クッキーと思ったかそれを連想しちゃったんだ!」

一「確かに、型ってクッキーで使う事の方がイメージ強いもんね!」

楓花「でも、食べないと生きていけないわ!後で作り直して、あげないと!」

数十分後

トントン

グレーテル「誰?」

楓花「私よ!」

グレーテル「八期のお母さんか!」

ガチャン

楓花「失礼します」

グレーテル「何持ってきても食べない!食べられたとしても体が受け付けないから!」

グー!

楓花「お腹は正直ね」

グレーテル「今のはお腹が壊れた音だ!」

楓花「じゃあ、病院行く?」

グレーテル「嘘だ!」

楓花「まあ、まずは見るだけ見て!」

グレーテル「えっ?」

トレーのメニュー

・お茶漬け

・肉と野菜の炒め物

・お揚げの味噌汁

グレーテル『なんだろう?これなら行ける!』

その後完食

グレーテル「ご馳走でした」

楓花「はい、お粗末様!」

回想終わり

グレーテル『正直、何もかもがお菓子に見える!味は違うはずなのに、お菓子を食べたらあんな忌々しい事がもう一度・・・』

八期「起こるわけ無いよ!」

グレーテル「八期!」

八期「探したよ!」

グレーテル「えっ?」

八期「食べ物を食べただけで働くなんて事よっぽどのことがない限りあり得ない!たとえ、そんなこと言う奴が居ても僕がさせない!少しずつで良いから、慣れるものから慣れていこう!グレーテルが好きな両立ってある?」

グレーテル「お茶漬けかな?」

八期「ちょっと無理だけど・・・」

グレーテル「なんだよ、期待させといて!」

八期「そうじゃなくて・・・、お茶漬けは出来ないけど、それに近いことは出来るって話で・・・」

グレーテル「えっ?」

食堂
グレーテル「ご飯と味噌汁?」

八期「そう、ご飯の上に味噌汁掛けてたべるの!」

グレーテル「良いのか?」

八期「お父さんには『行儀悪い』って怒られるけど、料理のレシピとしてはあるんだよ!」

グレーテル「何て言うんだ?」

八期「猫まんま!」

ジュルリ

グレーテル「美味しい!」

八期「でしょ!」

カラン!

食堂のおばちゃん「ありがとう!」

グレーテル「俺も知らない料理が他にもあるとは、食べられるものが増えた」

八期「良かった!」

グレーテル「今日は十分楽しめたよ!八期、ありがとうな!」

チュッ!←八期のほっぺに

八期「えっ?」

グレーテル「礼だ!受け取っとけ!」

八期「う、うん・・・」

?「八期君!」

八期「わあ!」

次は誰だ?

Re: ナンバーズ8 ( No.364 )
日時: 2023/10/11 22:08
名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)

町子「八期君!」

八期「わあ!まっちゃん?」

町子「8のメンバーとデートしてたでしょ?」

八期「デートって訳じゃ・・・」

町子「この写真見て、デートじゃないって言える?」

文化祭で女子メンバーと楽しむ写真

八期「何で撮ってるの?しかも隠し撮りじゃん!盗撮じゃないの?」

町子「ところがどっこい!これをメンバー皆撮ってるからお互い様なの!」

八期「皆、何やってるのさ!」

町子「思い出作り、後で交換するの!」

八期「自分で撮りなよ!」

町子「じゃあやってみて?」

八期「ええっと、無理か!」

町子「さあ、私をエスコートしてね!」

八期「無理!」

362話・文化祭デート(4日目・世話焼きヒロイン)

町子「なんで無理なの?」

八期「人の気持ち読めないから!」

町子「そっか!でもだとしても連れていってくれる?」

八期「連れていってもやらない!」

町子「それじゃ意味なくない?」

八期「強がるくらいなら拒否する!」

町子「『弱虫』ってバカにされても良いの?」

八期「弱虫で結構!」

町子「まあ、逆に言えば、ふざけた遊びはしない真っ当な子って事なんだけどね!」

八期「どういう事?」

町子「世の中には『危険!立ち入り禁止』って書かれているのに、入るおバカさんが居るのよ!入るのを止めようとする人も居るけど、その反論が『弱虫』とかに成るのよ!万引きとかもそう!度胸試に使われるのよね!
本当にバカな話よ!」

八期「バカだね!」

町子「あっ、迷路!覚えてる?」

八期「勿論!確か人生を教えてくれるんですよね?」

町子「そうそう!迷路はすぐにゴールへ抜けるより、迷って迷って、やっとゴールを見付けた時が楽しい!人生も迷ったり、壁にぶつかることもあるけど、それを避けたり壊した先に完成や達成のゴールという目標がある!」

八期「今回は段ボール迷路か!」

町子「まあ、やってみよう!」

数分後

八期「あれ?また行き止まり!」

町子「えっ?さっきここ通った筈よ!」

八期「おかしいな?なかなかゴールに辿り着けない!」

町子「学校の迷路だから、そこまで本格的に作られてないと思ってたけど、思った以上に難しい!」

八期「出られるのかな?もしかして迷子?」

町子「止めてよ!本当にここどこ?」

八期「あれ?閉じ込められた?」

町子「えっ?そっちから来たよね?」

八期「向こうも行けないよ!」

町子「えっ?まさか!八期君、下を見て!」

八期「下?あっ!」

町子「これはお仕置きが必要ね!」

八期「勿論!」

2人「せーの!」

ドン!

生徒A「わあ!」

生徒B「わあ!」

町子「逃げられないよう、ここに居てもらうわよ!」

生徒A「えっ?」

ガチャン

生徒A「て、手錠!」

八期「まっちゃん!コイツも!」

生徒B「止めろ!早く降りろ!」

八期「うるさい!黙れ!」

ガチャン!

生徒B「ああ!」

その後男女合わせて10人がレベル5となった。
そして、段ボール迷路は運営禁止となった。

八期「やった!」

町子「ここが出口!って入口じゃない!」

八期「もういいよ!」

町子「取り敢えず、あの子らはほっといて、口直し行かない?」

八期「うん、でも黒服は呼ばないと!」

町子「それもそうね!『もしもし、迷路の中にいじめた人が柱に捕まってるから片付けといて!』」

恋愛成就で有名な木の周辺
町子「あっ、あれが噂の木よ!」

八期「確か、文化祭のフィナーレの1発目の花火が上がった瞬間にキスしてたカップルは結ばれるんだよね?」

町子「まあ、キスと言っても、唇が限定で、他の場所は場所によって、意味が変わるのよね!」

八期「場所によって違うの?」

町子「私も全部は知らないけど、頬が親愛、おでこが友情って意味らしいよ!」

八期「へー!そう言えば同性でもOKなんだよね?」

町子「あと身内もね!お母さんが生きてたらな・・・」

八期「あっ、生き別れじゃないから出来ないのか!」

町子「八期君は同性カップルはどう思う?」

八期「やっぱり嫌かな?親友とかならまだしも・・・」

町子「自分で言ってたのに、親友を超えた憧れが同性愛だって!」

八期「そうだけど、僕はやろうと思ってないから!人はご勝手にだよ」

町子「自分はやりたくないだけなのね」

八期「人によって好みがあるんだし、同性愛者だから無理です!って言われても大丈夫!」

町子「その理由は良いんだ!」

八期「どっちにしろ好かれてないんだから!」

町子「そっか!」

永春「いらっしゃいアル!」

八期「あっ、ここは四葉さんとこのお店の近くだった!」

寿美鈴「あっ、会長!ちょっとすみません!」

八期「えっ?」

数分後

楓「さあ、始まりましたスリーシスターズ学園料理コンテスト!準決勝第2試合!」

八期「料理コンテスト!ああ!確か、嫌いな物を使った料理だよな・・・」

楓「それでは続いての審査員達の入場です!」

パッ!

八期「あっ、僕も行くのか・・・、何たべさせられるんだ?」

席に座り

楓「さあ、名前は伏せた状態で1品目どうぞ!」

八期「えっ?キウイじゃん!」←1番嫌い

楓「さあ、皆さん、食べられないのであれば残しても構いません!ですが、何も食べずに終わるのは審査出来ませんので、兎に角一皿一皿、挑戦してください!」

八期『システム分かってても意識するよ!でも食べないと・・・』

その後八期は普通のキウイを先に食べて嘔吐して倒れた。

パチッ!

八期「あっ、えっ?」

町子「目が覚めた?」

八期「えっと、審査は?結果は?」

町子「急遽代役使ったけど、八期君が食べた料理を作った人は批判の嵐よ!『嘔吐させるもの作ったのか?』って・・・」

八期「そうなるか・・・」

寿美鈴「会長!お口直しに私達が作ったラーメンチャーハンセットをどうぞ!」

八期「あっ、ありがとう」

町子「食べられる?アーン!」←チャーハンをよそう

八期「ありがとう!」

パクっ!

八期「美味しい!パラパラで!」

町子「よかったね!」

八期「でも、僕はお焦げのあるチャーハンも好きだよ!」

町子「ああ、美味しいよね!」

寿美鈴「料理人としてそう言うものは失敗作ですので・・・」

八期「ええっ!美味しいのに!」

町子「見映えの問題じゃないかな?」

八期「僕は美味しかったら・・・」

町子「崩れてたら文句言わない?」

八期「ああ・・・」

町子「1人だけ違う感じだと嫌と思わない?」

八期「はい、そうです」

町子「だから、見た目も大事なの!」

八期「確かに!」ズルズル

町子「人によって捉え方違うのが当たり前だからね!」

八期「白ご飯欲しくなるな!」

町子「頼んで良いよ!私払うから!」

八期「えっ?良いの?でも・・・」

寿美鈴「サービスしますよ!」

八期「それこそ良いの?」

寿美鈴「嘔吐して倒れる程嫌いとは、想定してなかったので・・・」

町子「希ちゃんから聞いたけど、アレルギーではないらしい!」

寿美鈴「そうなんですか?」

町子「ただ、食わず嫌いでもなく食べて嫌いに成った!」

寿美鈴「そうなんですか!」

八期「食わず嫌いしたのは苺だけ!」

寿美鈴「へー!」

八期「ラーメンライス!このスープがご飯に合う!」

寿美鈴「最近そういった方も増えてるんですよね!」

八期「へー、流行ってるんだ!」

寿美鈴「前からやってる人多数居ましたよ!」

八期「あっ、そうなんだ!お父さんに『行儀悪いからするな!』って怒られるけど・・・」

寿美鈴「そういう人も居ますが、私は見逃しますね!その人の好きな食べ方や新たな組み合わせというものを発見できますし!」

八期「本当にお父さんも七美姉もはそれを分かって無いんだよ!新しい物を作るには常識を覆さないと出来ないんだから!」

町子「ただ、本当に見た目汚いのは・・・」

がさがさ

寿美鈴「あら?」

バターン!

八期「あっ、えっ?皆!」

8ヒロイン達「まっちゃんずるい!」

町子「何がずるいよ!皆だって、それぞれ楽しんでたくせに!」

芹「えっ?」

グレーテル「これ?」

零「いつ撮ったの?」

愛海「しかも・・・」

希「ピンポイント!」

理珠「町子さんに頼まれて私が全て撮りました!」

八期「えっ?皆各々が撮ったんじゃ?」

町子「皆が言い逃れ出来ないように!」

ヘンゼル「俺らまで使うなよ!」

秀喜「なんでこんなこと・・・」

渚「ストーカーと間違えられるよ!」

葉月「私は別件だけど・・・」

結「あの後に事件起こるなんて思ってもなかったよ!」

平江「皆も何やってるのさ!」

恵「ってか、『アーン』の奴多くね?」

対象者「止めて!恥ずかしい!」

そんなハチャメチャデート!しかしこれで終わらない。

Re: ナンバーズ8 ( No.365 )
日時: 2023/10/30 21:58
名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)

香「八期!そろそろ時間じゃない?」

八期「あっ!そうだった!審査員やるんだった!」

零「私もそのサポートに行かないと!」

秀喜「審査員ってなんかコンテストでもやるのか?」

八期「うん、そうだよ!」

芹「ちょっと待ってよ!あんたがやるとあんただけの価値観に成らない?」

零「だから私がサポートするの!」

愛海「でも、ミスコン廃止にしたし、見た目のコンテストは全面的に禁止なんじゃ?」

歩「学校の生徒からの要望で『再現コンテスト』をやりたい!ってなって、八期が審査員をやるかつ点数の幅を大きくしたり、ある程度意見出来るなら認めるって!」

子「それ、皆から批判来ない?」

零「だから、私がサポート役することになったの!」

363話・再現コンテスト(4日目)

莉桜「ハ~イ!ミスコンに代わって開催されます再現コンテストです!」

全員「イェーイ!」

八期「あいつ、格闘大会でも司会やってなかった?」

零「やってくれるだけありがたいよ!」

莉桜「再現コンテストはCMやテレビの企画の一部などを自らモノマネして、その行動を再現するコンテストです!なお、1フレーズであれば、ライブをすることも可能です!ただし!あくまで再現コンテストですので、再現出来ていなければアウトです!」

瞳「はい、このコンテストはクラス対抗ではなく、学年問わず数人の生徒達で何人でも参加可能!ただし、再現する映像を持ってこないと参加出来ません!
そして、審査員はA~Lまでの代表審査員と生徒会長です!」

全員「ブー!ブー!」

瞳「あまりにも酷い抗議は矯正学校行きですよ!」

シーン!

瞳「クラス代表審査員は各10点~-10点で評価した後最高点と最低点を除いた合計点で決めます!
ですが、生徒会長は1人で100点から-100点で評価した後クラス代表との合計を足した点数がそのチームの総合点と成ります!」

全員「ええっ!!!!」

瞳「ただし、生徒会長の意見が偏見や独断的だった場合は理事長ストップが入り、場合によっては生徒会長ではなく生徒会長補佐である岡田零さんが代わりに点数を付けることもあります!」

全員「おおっ!」

瞳「チャンスは1回!皆さん悔いの残らないよう頑張って下さい!」

参加者「ハ~イ!」

莉桜「それでは早速行ってみよう!エントリーNo.1番!再現するのは某バラエティー番組での企画だ!」

某動物番組のチンパンジーとの早食い対決の動画が流れる

※再現シーンは全て割愛

莉桜「さあ、まずは各クラス代表の合計点は?」

瞳「はい、55点です!」

莉桜「それでは会長の評価は?」

瞳「-100点!結果は-45点!いきなり波乱だ!」

審査員B「何で!」

審査員A「再現出来てましたよ?」

八期「どこがだ?全然じゃねーか!」

ストップ!

零「八君?どこがダメだったの?」

八期「だって、まずアイツ、チンパンジーじゃないし!」

零「チンパンジーは連れてこられないよ!」

八期「そうでなくても、なんでバナナ?」

全員「えっ?」

八期「再現コンテストだよ!映像に映ってた果物ブドウだよ!百歩譲ってチンパンジーは連れてくるのは難しいとしてもブドウは買ってこれただろう?!ブドウとバナナの違いも分からないの?」

零「確かに!」

八期「しかも、最後のコントなんだよ!映像にもないし、ふざけてるだろ!」

莉桜「ごもっともですね!それでは次に行きましょう!続いての挑戦者の方どうぞ!」

某スクールアイドルのライブ披露

瞳「いや、可愛いかったですね!審査員の方点数をどうぞ!」

莉桜「出ました!80点!これは高得点!続きまして、生徒会長の点数は?」

全員「えっ?」

瞳「-80点!?」

莉桜「なんと、全てが消えてしまった0点!」

審査員達「何でよ!」

八期「だって、再現出来てないもん!」

審査員D「どこがですか?歌、ダンス、衣装、全てほぼ完璧に再現・・・」

八期「じゃあ髪はどうした?」

審査員達「髪?」

ストップ!

零「髪を染めるのはNGだし、八君だって意味分からないって言ってたじゃない!」

八期「勿論、髪色は無理かもしれない!」

審査員A「じゃあ、良いじゃないですか!」

八期「でも、髪型は揃えられるだろ!」

審査員達「えっ?」

八期「本物だって髪色は変えられなくても髪型くらいは揃えてるんだよ!これじゃ誰が誰をやってるか分からないじゃん!」

瞳「これは私も激しく同意です!残念!」

参加者達「ええっ!!!!」

莉桜「うちの生徒会長はどうやら辛口です!果たして会長を納得させるグループは現れるのでしょうか?」

続く別のスクールアイドルを再現するユニット

パサッ!

莉桜「あっと、かつらが取れた!」

その後も躍り続ける。

瞳「さあ、結果は!-78点!」

莉桜「さあ、会長は?60点?意外と高評価!」

八期「絶対命令!審査をやり直せ!」

全員「ええっ!!!!」

莉桜「おっと、ここでまさかの審査やり直し要求!」

審査員C「会長どういう事ですか?」

八期「再現としてはほぼほぼ完璧!鬘さへ取れなかったらね!」

瞳「それがこの点数ですか?」

八期「それだけじゃない!僕は鬘取れた子を誉めたい!」

全員「えっ?」

八期「鬘取れても、多分途中で気づいた筈だよ!でも取りに行かなかった!ここで取りに行ってたらマイナスとまでは行かないが10点か20点付けてた!」

莉桜「では、この60点は鬘取らなかった分?」

八期「そうだね!むしろ鬘1つで評価をマイナスにはしたくない!これはどう見てもプラス評価!鬘の件を入れて審査員には-2点~4点の間で点を付けて貰う!」

全員「ええっ!!!!」

八期「それくらいこの再現に価値はある!全員がマイナス点又は合計点がマイナスならプラス評価以外の審査員はもう一度やり直させる!上下の誤差は±2点までだ!」

審査員「そんな!(めんどくさい!)」

瞳「再審査の結果は24点でした!会長の点数を合計して84点!暫定1位です!」

続いてのコンビは美女と野獣のダンスシーンのみを再現

ところが

プツン!←胸のボタンが弾け飛ぶ!

ベル役「大丈夫ですか?」

その後の審査
莉桜「審査員の結果は-100点!さあ生徒会長は?」

瞳「あれ、100点!?」

全員「ええっ!!!!」

ベル役「あのこの評価は?」

八期「1人の人としての評価さ!何ならやり直しても良いくらいだよ!最後にもう一回リベンジしてみない?」

審査員A「それはずるくないですか?」

八期「ずるくない!彼女はボタンが弾け飛んだ後、当たった人に直ぐに謝りに行ったんだよ!ここで無視して再現に集中してたら僕は逆の評価を出してた!」

ベル役「会長!」

八期「ボタン飛んでいくのは不慮の事故だが、それに気付いてその人の安全を確認するのは人として当然の事!だが、『後で』とか『今は再現に集中』とか『まあ、いっか!』で無視する人は人として許せない!そんななか彼女は試合放棄してでも怪我をさせてしまった人の安全を確認した!
そんな事をして彼女の評価を落としたくない!
何なら対策してやり直しをさせるべきだ!2度目はないぞ!」

ベル役「ありがとうございます!」

続いては男子達が某48アイドルを再現

オタク役「どうぞ!はい、どうぞ!」←審査員に飴を渡す

莉桜「さあ、結果は!77点!」

瞳「会長の点数は?-100点!」

ストップ!

八期「だって、気持ち悪くて見てられないもん!後人数揃えろや!」

零「女装で点数減らすのは偏見だよ!これは私が評価します!70点ぐらいかな?」

八期「でも審査員に賄賂(飴)渡してたんだよ!」

零「前言撤回!-50点!」

男子達「ええっ!!!!」

零「審査員に賄賂は反則でしょ!」

続いては某日曜の変身ヒロインシリーズの決めポーズ

莉桜「これは高評価!80点!」

瞳「会長は?何と100点!」

ストップ!

八期「どうしたの零ちゃん?」

零「1人余計な子居たよね?」

八期「でも、一応仲間だから!」

零「再現コンテストだよね?」

八期「はい・・・」

零「私も皆と同じく80点かな?」

莉桜「合計160点!本日の最高得点です!」

続いて某海賊の特殊特技!

男子A「それ!○○○○のピストル!」←前の席の人物に当たるが気付いていない

莉桜「あーっと!審査員全員から-10点、会長は?こちらも-100点!最悪だ!」

零『当たったもんね』

この後謝罪させた。

女装でスクールアイドルを再現

八期「無理!零ちゃんやって!」

零「仕方無いな」

莉桜「会長まさかの丸投げ!」

その後も20組が行い結果は・・・

莉桜「第1回再現コンテスト優勝は?」

瞳「『美女と野獣のダンス』でした!」

八期「完璧!文句無し!」

ベル役「会長のお陰です!」

野獣役「本当にありがとうございました!」

Re: ナンバーズ8 ( No.366 )
日時: 2024/01/08 22:17
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

364話・AED問題(4日目)
八期「4日目もそろそろ終わりか・・・」←周辺捜索中

とある校舎

八期「こう言う立ち入り禁止エリアに誰か居る可能性もあるからな!まあ、『立ち入り禁止』と書いてあるけど、別に危ないものとかはないけど!
   ん?えっ?ええっ!!!!!!!!」

倒れてる女子生徒

八期「えっ?倒れてる?触って良かったっけ?兎に角先生に言わないと!」

ガラガラ←窓を開ける

八期「先生!生徒が倒れています!」←大声を出す

シーン

八期「聞こえたかな?いや、こうしてる間にも時間が無いんだ!取り敢えず・・・、あっ!」

非常階段方向の廊下の壁にAEDの箱

八期「渡りに船だ!兎に角使おう!でも、その前に・・・」

フッ!フッ!フッ!フッ!

八期「これで、フッ!助けられるかは、フッ!分からないけど・・・、フッ!押して意識がないなら・・・、フッ!息は無い!フッ!ただ、人工呼吸・・・、フッ!
   分かんないんだよな・・・、フッ!たしか心臓は真ん中の左寄りなんだよね・・・フッ!自分の触って・・・、フッ!見たらここだと思うんだけど・・・
   ダメだ!いよいよAEDに託すしか無いな!ええっと説明書説明書・・・、あっ!ボタンある!」

ポチっ!

音声「これよりAEDの操作方法をお教えします!ガイダンスに従って行動してください!」

八期「はい!分かりました!」

そのまま聞いていき・・・

八期「えっと、これを胸に近いところだけど、ここで合ってるのかな?もう1つは・・・」

貼り終わり

八期「よし!後はってたしかAED自体が電気ショックやった方が良いか、確かめてくれるんだったな・・・」

音声「電気ショックをする必要はございません」

八期「あっ!そうなの!だったら・・・」

フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!

女子A「誰ですか?」

女子B「神奈かんな!」

女子C「あっ!あんた!」

八期←心臓マッサージに夢中

ドン!

女子B「神奈に何するんですか!」

八期「はっ?倒れてたから心臓マッサージしてただけだよ!」

女子C「嘘つき!胸触ってたじゃないですか!」

女子A「神奈?起きて!目を覚まして!」

フッ!フッ!フッ!フッ!

八期←反対側に回って心臓マッサージ

女子A「何してるんですか!」

八期「1人でやるより、2人の方がより力強く押せるだろ!」

女子A「そうやって痴漢を逃れようって魂胆ですね!」

八期「だから、違う!」

ウウッ、プワ!

神奈「ゴホッ、ゴホッ!何?」

女子A「神奈!」

神奈「真帆、胡桃、史佳!それと・・・」

八期「良かった、息を吹き替えして!」

神奈「キャー!」

パチン!

八期「何するんだよ!」

神奈「来ないで、変態!セクハラ!痴漢!」

八期「何言ってんだ!」

神奈「私が倒れてるのを良いことに、服を脱がせて・・・」

八期「人命救助だ!お前は生死の境をさ迷ってたんだぞ!」

神奈「・・・、あんたなんかに救われるくらいならもっとイケメンが良かったわよ!」

八期「なんだって!」

ゴン!

神奈「ああっ!」

八期「お前なんか救わなきゃ良かったよ!」

ドン!ドン!ドン!ドン!

神奈「あっ!ゴホッ!ゴホッ!」

胡桃「何するのよ!」

八期「お前らも同罪だ!」

真帆「あなたが痴漢するのが悪いんでしょ!」

史佳「逆上にも程があるわ!」

八期「それはお前らだ!」

史佳「その変態抑えてて、私先生呼んでくる!」

八期「お前なんて、この世から消えてしまえ!お前に生きる価値なんてねえ!この世から消えろ!お前なんて生き返らなかったら良かったんだ!」

ドン!ドン!ドン!ドン!

ピー!

八期「えっ?」

香「八期?何やってるの?」

八期「コイツが生きる希望を捨てたんだよ!」

香「それでどうなるの?」

八期「知らないよ!コイツなんかどうなろうと救わず掘っといたら良いんですよ!」

香「バカ言わないで!人の命が大事なことはあんたが1番分かってる筈でしょ!」

八期「それでも、コイツは自分の命なんかどうでも良いって言ったんだ!コイツに生きてる価値も希望も未来への権利など無い!」

?「それはどういう意味だ!」

八期「えっ?」

史佳「ひがし先生!あの人です!」

東「私の生徒の命なんてどうでも良いだと!」

八期「ああ、その通りだ!コイツなんて最初から居なけりゃ良かったんだよ!」

東「なんだと!」

香「待ちなさい!」←手を取る

東「何を言うんですか?コイツは私の生徒の命を貶したんですよ!」

香「それであなたが行ってどうなるの?あなたもこの学校から去りたいの?あのバカ教師達みたいに、人生終わらせたいの?」

東「そ、それは・・・」

胡桃「先生!神奈を助けないんですか?」

真帆「この人は無抵抗の神奈に痴漢したんですよ!」

史佳「私達それを見てました!」

東「更にこんな仕打ちを・・・」

香「待ちなさい!」

東「なんでですか?」

香「八期は犯罪は決して起こさない子!私はそれだけは知ってる!」

東「それは先生の生徒だからですよね?」

香「ええっ、勿論!その通りよ!」

東「そう言いたい気持ちは分かりますが・・・」

香「本当にアイツが痴漢したなら、私に立ち向かうことはないわ!」

東「えっ?」

香「本当にアイツが犯罪を犯してたら暴れず、正直に謝るか、逃げてどこかに隠れてるわ!」

零「その通りです!」

杏「全部見てたよ!」

明「本当はあんたら3人が、人命救助の為心臓マッサージをしてた八期を痴漢扱いしてるところを!」

胡桃「そんなの言い掛かりです!」

真帆「私達は本当に彼が痴漢してるのを見てたんです!」

史佳「何を証拠に・・・」

杏「星田先生、これを!」

香「ん?」←映像を見る

東「これは?」

香「八期の胸ポケットのカメラね!水掛け論に成らないよう作ってあるのよ!」

零「それを改造して、私達は常に映像を見ることが出来ます!」

香「成る程!東、下がってなさい!何かしたら、分かってるわね?」

東「はっ、はい!」

香「望月もちづき神奈さんね!」

神奈「ううっ・・・」

香「取り引きをしましょう!今謝ればあなたを救ってあげるわ!謝らないと言うなら皆引き上げてあなたをそのままにするわよ!」

東「星田先生!あんまりです!瀕死の生徒を見捨てるなんて!」

香「綺麗事言ってんじゃネーヨ!」

東「は、はい!」

香「八期は必死に彼女の命を救おうとしたのよ!AEDまで持ってきて、それを拒否したのはどこの誰よ?
  人命救助されたのに、それを痴漢と言うなんて、
  『私の命なんか掘っといてください』って言ってるようなものよ!そんなんだから、AEDを使わない人が減っていくのよ!そして救える命が減る・・・、
   なんのためのAEDよ!何なら文化祭後にAEDの訓練、いや、注意事項を授業でやらす時間が必要に成るわ!東!」

東「はい!」

香「自分に置き換えて考えてみなさいよ!道端に女性が倒れていて、周りには人も居ないAEDも無い!人工呼吸と心臓マッサージで命を救ったのに、感謝されずに犯罪者扱い!どう思う!言ってみなさい!」

東「は、はい!意味が分かりません」

香「そうよね?意味分かんないよね!人を救ったら文句って、『だったら救わなかったら良かった』って成るのよね?ねえ!」

東「はい・・・」

香「それをされた八期に対してあんたは向かおうとしたのよ!どう思う?正しい行為?」

東「間違った行為です・・・」

香「よし、あんたはまだ人間が出来てるわ!だけど、あなた達4人は人として最低よ!」

胡桃「いや、普通に女子の身体触るのは・・・」

真帆「誰だって、そう言う反応に成りますよ!」

香「はい!東!うちの生徒達だけ連れて帰るわよ!こんな子達は掘っとくべきよ!」

史佳「分かりました!分かりました!私達が悪かったです!だから、神奈を救って下さい!」

香「フッ!初めからそう言えば良いことを・・・」

容体を確認して

スー、スー、スー、スー・・・

ブワッ!

香「はい!望月さん!」

神奈「はい、何ですか?」

香「あなた自分がこの子にやった罪分かってる?」

神奈「はっ?私は被害者ですよ!」

香「じゃあ、また気絶して生死をさ迷いたい?」

神奈「何を言うんですか?」

香「あなたが望んだ事じゃない!命を救ってくれた恩人に仇で返したんだから!」

神奈「だから、この人が私の胸を!服を!」

東「望月!」

神奈「はい!」

東「生徒会長はお前の命を救おうとしたんだ!」

神奈「えっ?」

東「そんな恩人を犯罪者にするなんて人としてやってはいけないことだ!」

神奈「先生・・・」

東「お前、その恩人にお礼1つ言えないのか?今時保育園児でも『ありがとう』って言えるぞ!」

香「東先生の言う通りよ!あなたはこれから反省することね!」

パチン!

神奈「あっ!」

史佳「何するのよ!」

真帆「何がダメなのよ!」

胡桃「救ってくれるって言ったじゃない!」

東「星田先生?」

香「私は望月さんの命を救うと言ったの!誰も矯正学校から救うなんて一言も言ってないわよ!」

東「そうですね」

香「東、あんたは良い教師に成ると私は信じてるわ!」

東「ありがとうございます」

香「八期!」

八期「はい!」

香「あんたのやった行為は間違ってないから!自信持って人名を救いなさい!何なら校則も代えておくわよ!」

八期「ありがとうございます!」

Re: ナンバーズ8 ( No.367 )
日時: 2024/01/16 21:27
名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)

365話・文化祭デート(最終日・疑惑ヒロイン)
八期「文化祭も今日で終わりか、色々・・・」

迷子を見付けたつもりが誘拐犯扱い

ライブで音痴と文句言われる

AEDで助けたつもりが痴漢扱い

八期「嫌な思い出しかないな!マジで!何なのアイツら!バカじゃねーの?」

葉月「おっ、八期じゃねーか!」

八期「あっ!松下さ、じゃなくて葉月?」

葉月「おおっ!葉月だ!名字もさん付けも禁止だからな!」

八期「その格好は?」

葉月「カラーズの衣装だよ!知らねーのか?」

八期「知ってるけど、まさか葉月が着るのは意外だった!」

葉月「それはどういう意味だ?」

八期「だって、普段メガネ掛けてて、ツッコミ担当で真面目で常識人な葉月がアニメ好き、コスプレ好きだとは・・・」

葉月「2次元が好きで何が悪い!ってか私の家族は2次元大好きオタク一家だ!」

八期「そうなの?」

葉月「ってか、イレブンに私の姉居るし・・・」

八期「あっ!如月さんか!」

葉月「如月姉ちゃんもオタクだがチームでは唯一の常識人だぞ!」

八期「そっくりなんだね!」

葉月「あのな、オタクは確かに毛嫌いされるかもしれないが、自分の大好きを求めて主張してるんだ!それの何が悪い?」

八期「それを僕の親に言って!」

葉月「それは無理だ!家族には家族の事情があるんだ・・・」

八期「人形とかフィギュアぶら下げてるだけで『恥ずかしい』とか『家族の恥だ!』って言ってたけど?」

葉月「それを私が跳ね返せと?」

八期「まあ、僕はフィギュアとかグッズには興味ないけどね!」

葉月「そうなのか?」

八期「まあ、買うとしたら本気で欲しいと思うものだけ」

葉月「まあ、そうしないと将来の生活に支障出るって言うしな!『そうだ!芹のためにも探っておかないと!』 なあ、私に付き合ってくれないか?」

八期「何で?」

葉月「まあまあ、8の仲間とはいえクラス違うからお互いの事を知っておこうかなって!」

八期「確かに、話し掛けたりもなかったしね、良いよ!」

しばらく歩き
葉月「お前さあ、胸嫌いって本当なのか?」

八期「その話し自体嫌いだけどね!」

葉月「なんだよ、照れやがって!」

八期「照れてない!そもそも大きくする意味が分からないだけ!」

葉月「お前、本当に男か?本当は取れてるんじゃねーの?」

八期「何が?」

葉月「下の物だよ!」

八期「あるよ!見せられないけど・・・」

葉月「誰も見たくはねーよ!」

八期「女子でもそう言うの興味あるの?」

葉月「そう言うのって?」

八期「さっきの・・・」

葉月「ああ、まあ狙ってる奴も居るし、逆セクハラって単語もあるくらいだから少数とはいえ居るんじゃねーの?」

八期「へー、イメージ変わるな!」

葉月「男子もエロイ人間だけど、女子だってエロイ生き物なんだよ!まあ、そうでないと子供出来ねーし!」

八期「子供関係あるの?」

葉月「お前は性欲すら知らねーのかよ!」

八期「性欲って?」

葉月「ああ、知らなくて良いわ!本当、痴漢とか下着泥の気持ちが分からないんだな!」

八期「それをして何って話だよ!匂いもそう、人の匂い嗅ぐくらいなら香水でも嗅いどけば良いんだよ!」

葉月「えっ?好きな人の体操着とか匂わないの?」

八期「人の体操着嗅ぐなら自分の嗅ぐよ!」

葉月「それはそれでどうかと思うぞ・・・、まあお前の勝手だが・・・、あっ!好きな人のリコーダー吹いたりは?」

八期「何で人のを?」

葉月「それが普通だよな・・・、お前は本当に男か?」

八期「男だよ!」

葉月「男ってのはバカな生き物なんだぞ!自分の欲求を満たすなら、犯罪でもやるからな!」

八期「全員が全員そうじゃないじゃん!」

葉月「まあ、それはそうだが・・・」

八期「それに女だって同じだろ!お金が欲しいなら人を陥れて巻き上げる」

葉月「まあ、確かに居るのは居るな、バカだけど・・・」

八期「しかも証明しづらいし!」

葉月「まあ、確かに・・・」

八期「だからいじめが失くならないんだよ!」

葉月「いじめはもっと他の理由もあると思うけどな!
   話し変わるけど、芹の事はどう思ってる?」

八期「えっ?性格の悪い人気者!」

葉月「相変わらずだな!」

八期「あれ?話したっけ?」

葉月「『やべっ、これは金の時だ!』近くで聞いてたんだよ!練習の時とか丸聞こえだったぞ!お前常に言葉にするから!」

八期「そう言えばそうだね」

葉月『何とか誤魔化せた!コイツ独り言多いからな・・・』

八期「でも、生徒会を一緒にやってからは違うな!」

葉月「えっ?」

八期「的を射てると言うか、僕の心配事を引っくり返してくれる、そうでなくても僕が納得出来る案を出してくれる」

葉月『そうそう!』

八期「まあ、零ちゃんやまっちゃんと比べたらまだまだだけどね!」

葉月「そんなのと一緒にするな!」

八期「あっ!輪ゴム鉄砲だ!」

葉月「いっちょやってくか?」

八期「良いよ!勝負だ!」

葉月「何掛ける?」

八期「賭け事無し!」

葉月「なんだよ!乗り悪いな!」

パン!

パン!

葉月「芹を好きに成るとかあるか?」

八期「多分無いと思うよ!零ちゃんとか希お姉ちゃんとかの方が魅力あるし、優しいし!」

パン!

葉月「希なんて過保護で甘やかしてるだけだろ?」

パン!

八期「うん、だからあり得ない恋だと思ってるよ」

葉月「えっ?」

パン!

八期「お父さんやお母さんに言われた!『希お姉ちゃんはあんたの好きなことに付き合ってくれてるだけだ!』、『そんなだらしない男を本気で好きに成る女の人は居ない』って!」

パン!

葉月「ふーん『幼馴染みでも、上手く行かないのはこう言うことなのか・・・』」

パン!

八期「零ちゃんも同じ理由!」

葉月「えっ?」

八期「『男なのに助けてもらってばかりで、情けない!そんなカッコ悪い男を好きに成る女の子は居ない』って!だから零ちゃんも希お姉ちゃんも僕の事は嫌々付き合ってくれてるだけだと思ってる」

葉月『成る程コイツの恋愛不審は親の影響なのか・・・』

八期「それに、最近は結婚詐欺とか良く聞くし、嘘告白のドッキリも受けた!」

パン!

八期「だから、僕を好きに成る女子は居ない!」

葉月「そんなの分かんねーだろ!もし告白されたら?」

八期「信じられない!だって僕なんか好きに成る人なんて物好きだよ!」

葉月「逆にお前が好きな人居るならどうするんだ?」

パン!

八期「告白するよ、いつに成るかは分からないけど・・・」

葉月「そうか!それは良かった!」

パン!

八期「えっ?」

葉月「お前と恋人に成るにはこっちから告白を待てば良いって話だろ!芹に伝えておくよ!」

八期「伝えても意味ないと思うよ!」

パン!

八期「選ぶつもり無いから!」

葉月「これは興味本位だが、お前は私の事どう思ってる?」

パン!

八期「今日会うまでは話しにくい人って思ってたけど、今は話しやすいかな?」

葉月「ふーん、もし今後も話し掛けるか?」

八期「勿論!」

葉月「そうか!じゃあ、私が相談相手に成っても良いんだぜ!」

八期「えっ?」

葉月「お前、女心分かってなさそうだからな!告白する時はその言葉のアドバイスとかしてやるぜ!」

八期「分かりました!ありがとうございます!」

パン!

葉月「おっ、これで最後か?」

八期「よし!」

パン!

結果
葉月「フッ、私の勝ちだな!」

八期「的の当てた数は僕が多いのに!」

葉月「最初に当てた奴がべらぼうに点数高かったからな!」

八期「なんかずるい!」

葉月「観察力の問題だよ!『しかし、今日は良い情報を本人から聞けたな!芹、コイツを落とすのは至難の技だぜ!』」

茨「金さん?」

葉月「あっ!茨会長!あっ!その名前は今は・・・」

茨「何、姫を差し置いて王子とデートしてるのですか!」

葉月「いや、まず私は本名伏せてて・・・、ってあれ?八期はどこ行った?まあ、いっか!」

茨「良くありませんわ!教室に帰って尋問致しますよ!」

葉月「止めて!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。