二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.305 )
日時: 2025/07/02 22:40
名前: いくちゃん (ID: FCLyGM6a)

303話・食堂での揉め事
ある日
食堂を使う八期が空いてる席に座ると・・・

ガタッ!←とある女子生徒が立ち上がって移動する

八期「おい!」

女子A「何ですか?」

八期「何ですか?じゃねーよ!何移動してんだよ!」

女子A「何ですか?移動なんて私の勝手ですよね?」

八期「食べ終わっても無いのにか?」

女子A「頼みすぎたんですよ!」

八期「嘘を付くな!」

女子A「あの、退いてくれません!」

八期「ヤダ!」

女子B「どうしたの?若稲わかな

若稲「あっ、円加まどか!助けてよ!この人が私の邪魔を・・・」

円加「あの、退いてもらえますか?」

八期「ヤダ!」

円加「何ですか?」

八期「コイツ(若稲)が確固たる理由を述べた後、僕に謝罪するまで!」

若稲「はあ?何で私があんたなんかに謝らないといけないのよ!」

八期「お前が理不尽に席を移動するからだろ?」

円加「待って下さい!席の移動の何がダメなんですか!ここは食堂なんですから誰だって移動しますよ!」

八期「違う!コイツは僕が近くに座ると、まだ食べ終わってもいないのに、食器一式持って別の所で食べるからだ!」

円加「はい?残す人くらい居ますよ!」

八期「最初はそう思ったよ!だけど、別の場所でちゃんと食べてる!」

円加「そんなの偶然ではないでしょうか?」

八期「偶然じゃない!僕は今日までに6回同じ事されてるんだよ!しかも6回とも全部!しかも、他の生徒ではやらない!コイツは人を差別してるんだ!」

若稲「誰が差別よ!どこで食べたって私の自由じゃない!」

八期「じゃあ、なぜ僕が近くに来ただけで席を変える?それに何の意味がある!」

若稲「いい加減に退きなさいよ!」

八期「ヤダ!この差別女!」

若稲「なんですって!」

円加「あの、やめてあげてください!」

八期「ヤダ!」

若稲「離せ!」

八期「謝れよ!」

円加「やめて下さい!」←八期を引っ張って勢い余って飛ばす

ドン!ガシャン!←食事中の生徒に当たって料理などがひっくり返る

男子A「お前!何するんだ!」

男子B「俺の昼飯返せ!」

八期「文句はあいつらに言え!僕は知らん!」

円加「若稲、早く逃げて!」

八期「待て!」

円加「ここは行かせません!」

男子C「俺の昼飯返せ!」

ゴン!

八期「何するんだ!」

ドン!

ガシャーン!

食堂のおばちゃん「コラ!喧嘩なら他所でやってくれないか?」

ガチャン!ガシャーン!

八期「止めろ!」

ドン!

男子D「昼飯返せ!」

ガシャーン!

ピー!

香「全員動くな!」

しばらくして

香「夢原さん、一部始終見てたって言ってたけど?」

杏「はい、この子と後もう1人女子生徒が居て、その子と揉めてたそうなんです!それで、この子が引き剥がしたら勢い余って・・・」

香「成る程、あなたお名前は?」

円加「葛城円加ですけど・・・」

香「クラスは?」

円加「1年Eクラスです・・・」

香「後、あなたが逃がした生徒を連れて職員室に来てくれる?」

円加「行かないとダメですか?」

香「この騒動を引き起こさせたのはあなたでしょ?」

円加「えっ?私が!」

香「あなたが八期を勢い余って飛ばしたから、余計な人まで巻き込んだんじゃない!」

円加「分かりました・・・」

香「あんたらも、まあ後ろ向いてたり、ご飯食べてたから気付いてないようだけど、八期は故意でも自らの過失で当たった訳でもないわ!取り敢えずあんたらはレベル1ね!」

4人「ええっ!!!!」

香「ちょっと怒られるだけよ!それくらい我慢しなさい!八期にも謝って!」

4人「ごめんなさい」

香「八期、これで良いわよね?」

八期「はい」

香「さあ、何が合ったのか職員室で聞くわよ!」

職員室
若稲「何で私が悪者なのよ!」

八期「理不尽に立ち去るなんて差別だろ!」

若稲「どこに移動したって私の勝手でしょう!」

八期「何で、僕だけなんだよ!おかしいだろ!」

理「普通に聞くと若稲さんの言う通りだけど・・・」

香「八期の言い分を聞くと、そう思われても仕方ありませんよね!」

若稲「どこで食べてたって良いじゃない!」

八期「だったら、その場で食べとけば良いじゃないか!何で、食べてる途中なのに、僕が来たらわざわざ移動するんだよ!意味分かんないよ!」

若稲「単なる偶然でしょう!」

八期「偶然な訳あるか!僕は6回も同じ事されたんだよ!しかも1度も隣とか行ってないぞ!何の理由がある!」

零「先生、彼女と八君が共に食事をする日の防犯カメラ映像持ってきました!」

理「ありがとう!」

若稲「そんなのあるの?!」

愛海「万が一の為に付けといたのよ!それに金銭問題とかもあるしね!」

香「調べて見たら八期の言う通りだったわね!」

若稲「なんですか!絶対命令を持つ生徒会長だからって贔屓するんですか!」

香「だったら、あなたも見る?」

映像を見る

若稲「だから、これはあっちの席の方が良いなあって・・・」

理「別の日の映像を見るとそうでもないし、ましてや日によってバラバラに座ってるし・・・」

若稲「そうそう、同じ席に座れることなんてありませんよ!」

香「そうよね?じゃあ、なぜ八期の時だけ露骨に避けるの?」

若稲「えっ?」

香「あなたが食堂で食事をする姿の映像全て見たけど、移動する時は全て八期が斜めに座ってる時のみだったわ!それはどういう事かしら?」

愛海「客観的に見ても、これは露骨に避けてると捉えられてもおかしくないわよね?」

零「さあ、どんな言い訳があるの?」

若稲「不快だったから・・・」

全員「はっ?」

若稲「不快だったんですよ!ラーメンの残り汁の中にご飯入れて混ぜたりとか・・・、たまにアイスをペロペロ舐めてるのが気持ち悪かったんです!だから避けてたんです」

八期「ハアッ?お前は何を言ってるんだ?」

若稲「私、クチャラーとか本来とは別の食べ方している人とかアイスを舐めてる人が許せないんです!」

円加「若稲はそういうのに敏感なんです!」

八期「意味が分かんない!」

円加「クチャラーに困ってる人が世の中には沢山居るんです!」

香「八期、今回は許してやりなさい!」

八期「ヤダ!レベル5!コイツは人を差別した!」

香「確かに彼女が過剰反応し過ぎたけど・・・」

八期「だって、そんな文句が通るなら、僕にこれから『物を噛んで食べるな!』って言ってるんだぞ!お前がやってみろよ!」

円加「ですから、食べる時の咀嚼音が気になるってことで・・・」

八期「食べ物食べたら音くらい出るわ!じゃあ、逆に音の出ない食べ物言ってみろ?」

零「プリンとかアイスクリームは?」

八期「それは柔らかいからじゃん!大体の食べ物は固いよ!それに汁物だって飲む時には多少音くらい出るよ!その音を出さない方が難しいわ!」

香「じゃあ、あんたは隣で咀嚼音聞かされたり、アイスをペロペロ舐めたり、変わった食べ方してる人見たらどう思う?」

八期「えっ?噛んだら音出るのは当たり前だし、考えたこともありません!
   アイス舐めるのなんか他にもやってる人沢山居るし!自分だけ責められるのはおかしいじゃないですか!
   ましてや本来と変わった食べ方なんて、有名人でもやってれば、料理人だってやってますよ!」

円加「ハア?どこで?」

八期「知らねえのか?新しい物を作るためには、常識から掛け離すやり方をしなければ新しいものは生まれないんだよ!それが変な食べ方とか言うなら、お前は料理人を貶している!」

香「それは言いすぎよ!」

八期「食べ方なんてその人の自由だろ?」

零「お願い!彼女を許してあげて!差別したのは彼女が悪いけど・・・」

愛海「あなたは気にしなくても、気にする人は沢山居るの!」

八期「ただのバカじゃん!」

愛海「バカって・・・、どう言うこと?」

八期「食べ物噛んだら音くらい出るのは当たり前だろ?
   しかも、先生は『食べ物はよく噛んで食べましょう』って言ってるじゃん!
   それをコイツは『噛むな!飲み込め』って言ってるんだぞ!バカじゃねーか!」

愛海「論点はそこじゃないの!なんて言えば良いのかな・・・」

八期「じゃあ、僕はずっとプリンとかゼリーとか柔らかい物を食えっていうのか?栄養的にアウトだろ!」

零「愛海ちゃん、これは一生分かってくれないと思う」

八期「それにアイス舐めてる人なんて5万と居るわ!僕だけを責めるんじゃねー!ってか舐める人には事情ってものがあるんだよ!」

香「何よ?その事情は?」

八期「噛めないから、噛んだら歯を痛めるから!」

愛海「それ多分、知覚過敏!」

八期「大体どこにアイスは舐めてはいけませんなんて法律あるんだよ?それに全員が全員そのまま噛めると思ったら大間違いだぞ!」

香「取り敢えず、若稲さん、八期に謝って!差別したことを謝って!それはあなたがしてはいけないことよ!」

若稲「会長、差別してごめんなさい」

香「ほら、謝ったんだから許してあげなさい!許すのも人間としての義務よ!」

理「彼女はレベル3で良い?八期会長?」

八期「ハアッ?許す?コイツは当たり前の出来事に文句言ったんだぞ!人として終わってるだろ!」

円加「どう言うことですか?」

八期「食べ物はよく噛みなさいって現象を否定し、アイスは舐めるなと否定、当たり前の事をした人間を避けるとか頭おかしいだろ!」

理「おかしいのはあなたよ!」

八期「僕は当たり前の事を当たり前にしかしてませんが?何でそれで避けられるんですか?」

円加「」

理「円加さん、あなたも友達を助けるにも、まずは相手が何に怒ってるのかを理解するべきよ!分からないなら、先生呼んでいいから!そこはあなたが気を付けることよ!」

若稲「もう良いです!私この学校辞めます!」

円加「若稲?」

若稲「私が出ていけば丸く収まるんですよね?全て私の過剰反応だった!私の常識が間違ってた!それで良いですよ!」

円加「若稲、ダメだよ!」

八期「その通りだろ?」

円加「何を言ってるんですか?」

八期「当たり前の事を、生理現象として出る音を出して何が悪い!皆やるんだし、こんなこと当たり前なんだよ!それを分からず文句言う方が頭おかしいんだ!お前なんてレベル5だ!」

円加「そんな!」

理「待ちなさい!それは認めないわ!」

八期「なんでですか?」

理「彼女を一方的に悪い人と認定するのは私としては認めたくないわ!これを認めると、彼女と同じ境遇の人が救えなくなる!」

八期「でも咀嚼音なんて生理現象ですよ!直せと言われてどう直せと?」

理「あなたには一生理解できなくても、咀嚼音1つで不快だと思う人は一定数居るの!
  だから、彼女がこの学校から離れると言うのなら、私の知り合いの学校に転校する形で置かせて!
  その方が彼女の為にも成るわ!」

香「確かに、あんたの言う通り、オリジナルな食べ方をする人もいれば、それが新たな料理に成ることもあるし、
  アイスを舐めないと食べられない人も居る!
  だけど、中にはそれが不快だと思う人も一定数居るってことだけは分かって!」

八期「分かりません!何が不快であるのか?何がダメなのか?いちいち文句言う方が悪いんでしょ?」

香「と言う事らしいから、円加さんうちの生徒会長は多様性重視してるようだから、よっぽど食べ物を粗末にするような行為以外の時は何も言わずに目を瞑ってあげて!それを行っているのは生徒会長だけだとは限らないから!」

円加「はい、すみません!分かりました!」←いじめレベル1

結局、若稲は理事長の計らいで別の学校へ転校することになった。

後輩達が帰った後

香「はあ~・・・」

愛海「どうしたんですか?」

香「いや、だって今まで色んな食堂壊してきたけど、学校の食堂まで壊すとは・・・」

理「本当!2週間後の旅行に向けて先が思いやられるわ!今年は何事もなく終えてきてよね!」

香「それが出来たら苦労しませんよ!ましてや、本校だけでなく他校まで来たらもうお手上げですよ!」

零「それよりも、旅館選びはどうなっていますか?」

理「難航中よ!食堂だけでなく、お風呂まで事件が起きてたら・・・」

香「それですよね!」

果たして旅館選びはどうなるのか?
それはまた次回!そんな旅行の対策会議が生徒会で行われる。

Re: ナンバーズ8 ( No.306 )
日時: 2023/04/24 19:41
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

304話・夏休み旅行会議
生徒会室
香「はい!今日は夏休み最初の週に行く3泊4日の旅行の対策会議をしたいと思います!」

八期「何でこんな時期に?」

零「良いじゃん!学校の皆と私服で過ごすんだよ!」

葉月「ってか、何で場所が京都なんだよ!」

芹「良いじゃん!清水寺とか歴史的建造物が沢山あるんだし!」

秀喜「ほぼご近所も同じだろ!せめて、近畿圏から出ろよ!」

歩「うちも思った!家族で散々行ったと言うか、親戚が京都に住んでいると言うか・・・」

零「分かってないね!家族じゃなくて、赤の他人と一緒に行くから面白いんじゃない!」

八期「まあ、確かに普段一緒に過ごさない人と一緒に行くのは面白そうだけど・・・」

香「まあ、そういうコミュニケーションも含めて行くんだけどね!まあ、もっと楽しめるように、お楽しみもあるんだけどね!」

八期「何ですか?」

香「それは当日までのお楽しみ!」

理珠「それで会議とはどういった内容ですか?」

香「あなたもBクラスなんだから覚えない訳無いでしょ!小5の林間旅行から始まって、小6の修学旅行とスキー林間、中1の民泊!
1度でもあんた(八期)が泣かなかった事無なんて合った?」

2年生「ありません・・・」

香「ただでさへ、食堂3ヶ所潰してるのに、お風呂まで事件が起こって・・・」

零「それ、八君被害者ですよね?」

香「被害者でも、関連してることは事実!」

芹「そうよ!それで私は毎回寝不足なのよ!どうにかしてよ!」

香「しかも、その噂が広まって、旅館選びに苦労してるのよ!どこも受け入れてくれないし、狭いし、お風呂が完全に分かれてなかったり・・・」

薺「それはどういう事ですか?」

芹「男湯と女湯が隣り合ってるってことでしょ!」

葉月「小6のスキー林間では、男子どもが総出で覗きを敢行してたからな!」

歩「そう言えば、先生も逮捕されたりしてましたけど・・・」

留「先生が逮捕!どういう事ですか?」

香「ああ、その元先生達も大変よ!小5の林間でクビに成った田畑先生は修繕費など全てを抱えた直後に離婚しばらく返してたけど払えなくて自殺!」

八期以外「自殺!」

香「小6の修学旅行直後に捕まった藤野先生は獄中で餓死!」

芹「なぜですか?」

香「自暴自棄に成って、何も食べられなくなったそうよ!」

秀喜「松村ってエリートは?」

香「アイツは詐欺師になってたわ!」

全員「ええっ!!!!」

香「先週、理事長が留置場に面会行ってたから、それで知った!」

葉月「捕まったんだ!」

芹「エリートが何で?」

香「元々生意気な奴だったからね!追い出された次の日に修繕費など請求され、
それが原因で『親も妻子も家も家具も何もかも失った、仕事探すにも履歴上、雇ってくれる会社など無い!
だったら、どうせ生きてても役に立たない爺さん・婆さんの金なんて無駄だろう!
どうせ俺は終わったんだから、金を騙し取って何が悪い!お前らが俺をこんな風に変えたんだろ!責任取れ!』って叫んでたそうよ!」

薺「会長のせいで、人はここまで追い詰められるんですね!」

八期「僕は知らん!自業自得だ!」

香「理事長は『あんたのその自信あるからやらせろ!出来ない奴は役立たず、そんなものはいらん!っていう考え方がそうさせたんでしょ!』って怒鳴ったそうよ」

零「ごもっとも!」

香「後、『修繕費のお金は返すから、これで詐欺で騙したお金を一人一人に返しなさい』って続けたわ!」

八期「何でそんなこと?」

香「理事長よく言うでしょ!『学校では、生徒の失敗は教師の責任!教師の失敗は全て理事長である自分の責任!』って!」

金「格好良い!私もそんなことが言えるリーダーに成ってみたい!」

八期「僕は一生無理だ!」

香「旅行関係無いけど、吉川と前川に至っては強盗をやってたわ!すぐに捕まったけどね!岡田友子先生に至っては万引き依存よ!」

芹「八期関係でクビに成った人相当病んでるな・・・」

葉月「死亡した先生以外、人生終わって、犯罪に手を染めてるよ!」

薺「でも、私は先生達の気持ち分かるな!」

留「犯罪者に成ったのに?」

薺「犯罪者に成らなくても嫌われるなら、犯罪を犯してでも食い繋ごうとするしか無いんだよ!ましてや、修繕費なんてきっと100万とか、1000万、中には億を越える金額もありますよね?先生!」

香「まあ、少なくとも1000万以上は全員あるわ!」

薺「だったら、仕事も住み場所も無いのに返すなんて不可能だよ!飢え死にするか犯罪を犯してでも返すしか選択肢は限られるよ!どうせ、残りの人生で返せる訳無いし!犯罪を犯してはいけないと思う人が死んで、そうでない人が捕まるんだよ!お姉ちゃんも自分に置き換えて考えてみて!」

八期「でも、結局は自分で蒔いた種だろ!」

香「もう良いわ薺!しかし、あんたは心の教室の授業を生かせた意見よ!その通り!ただ、あなたはたった1回のミスで人生を終わらせるのは可哀想って言いたいのだけど、世の中そんなに甘くない!中には本当にたった1回のミスで大きな損害をもたらす人も居るの!」

薺「星田先生・・・」

香「だから、こういった先生を2度と出さないためにも、学校の悪評が流れないためにも対策考えるわよ!」

留「中止にした方が早いでしょ!」

香「学校旅行は授業も兼ねてるの!」

留「もしくは・・・」

薺「留ちゃん!会長で言い訳するのはいじめだよ!会長はあくまでも被害者だから!」

留「クー!(危なかった・・・)」

芹「あの、部屋は?」

香「もう、今回の班は全生徒自由!」

全員「おおっ!(ええっ?)」

香「だけど、生徒会は生徒会メンバーで過ごす!」

芹「もう、嫌だ!」

香「今回は私も一緒に寝る!」

零「先生も来るんだ」

香「まあ、生徒指導としてね!去年解散した後誰も誰もやってくれなくて・・・」

金「逆にあんなこと遭ってやりたいって人なんていませんよ!」

香「理事長もあの手この手で勧誘したけど断られて・・・」

芹「どんな感じに?」

香「給料2倍とか、1ヶ月何正当に指導出来れば手当てが貰えるのよ!」

歩「何でやらないんだろ?」

薺「追い出されるからじゃないですか?」

香「いいえ、人生終わるから!」

全員「ああ・・・」

芹「しかも、旅行関連の事件が多すぎるのも理由ですよね?」

香「そうなのよ!たとえ仕事とはいえ、こう言う旅行も先生にとっては嬉しいものなのよ!半分くらいは本気で遊べるし!」

薺「楽しい旅行が最悪なトラウマですね・・・」

香「そうなのよ!『旅行で人生を終わらせたくない!』って、主に男性の先生から・・・」

零「そりゃ、クビに成った生徒指導の8割以上は男の先生でしたからね・・・」

香「それで、結局私が理事長に泣きながら土下座までされて頼み込まれて・・・」

零「泣きながら土下座?」

香「お陰で私の給料理事長の5倍よ!」

八期「凄いですね!」

香「全部あんたのせいよ!」

八期「えっ?」

香「まず担任としての給料、あんたのクラス担任手当て、1ヶ月正確に指導出来れば出来高のボーナス付き!生徒会の顧問ボーナス、絶対命令手当て、部活の顧問ボーナス、に加えて生徒指導としての手当てに旅行ボーナス付き!正更には学年主任!」

零「ここの学年の主任なんて星田先生しか出来ませんよ!」

香「正確には言えないけど、理事長の計算だと、本当に理事長の1ヶ月の給料の5倍を少し越える料って言われたわ!」

零「本当に越えるんだ!」

芹「そんな先生聞いたこと無い!」

香「あんたのせいで、私はそれだけ多くの責任を背負わされてるのよ!怖いったらありゃしない!」

零「御愁傷様です!」

香「零、あんたもだからね!」

零「全く持ってその通りです!」←先生をクビにする宣言をしてきた人

秀喜「それで風呂はどうするんですか?」

香「覗き防止が大前提だけど、それを探すと旅館が狭かったり、男湯と女湯が隣り合ってるから・・・、最悪混浴になるな!」

全員「はあ?」

芹「何でそんなことに成るんですか!」

葉月「聞いたことねーぞ!」

零「八君はともかく、他の男子は・・・」

歩「うち複雑!」

八期「ええっ!!!!混浴嫌だ!」

秀喜「お前も嫌がるのかよ!」

八期「ただでさへ、服脱ぐのに・・・、女子まで居たら・・・」

秀喜「何で、そこネガティブなんだよ!普通は女子の裸見れて嬉しいだろ!何で女子に自分の裸見られるのが嫌だに成るんだ!」

香「確かに逆だ!」

理珠「私も出来れば反対です!」

秀喜「ロボなのに?」

香「まあ、流石に裸の付き合いはないよ!混浴は全員水着着てもらうから!」

八期「プール?」

香「水着着用の銭湯もあるの!あくまでも最終手段だけど皆覚悟しておいてね!一応、持ち物に水着2着って入れておくから!」

さあ、果たしてどんな夏休み旅行に成るのか?

Re: ナンバーズ8 ( No.307 )
日時: 2023/02/01 21:23
名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)

305話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・①
電車内
八期「特急乗るの久し振りだね!」

零「本当は特急乗るつもりなかったんだけどね!」

芹「そうなの?」

零「学校の団体旅行だから!特急貸しきらないと、全員乗れないうえに、他のお客さんに迷惑かつ満員電車なるでしょ!」

葉月「確かに、その通りだな!」

秀喜「おーい!」

歩「うちらとお菓子交換しよ!」

八姫「何で私がこの2人と・・・」

香「くじ引きで決まったんだから文句言うな!」

八姫「ってか、普通そっちは女子だけ集まって、男子が先生と一緒じゃないの?」

明「そもそも、先生そこの席なんだ!」

香「念には念を入れてね!まあ、零がいるからここで大きな問題とかは無さそうだけどね!」

八期「あっち、なんか楽しそうだな!」

葉月「トランプとかやってるもんね!」

歩「うちらもなんかせーへん?」

八期「やりたい、やりたい!」

芹「何するの?トランプはトランクの中だから、今は出せないわよ!」

八期「じゃあ、とんち掛け算ゲームはどう?」

芹「何それ?」

秀喜「とんち掛け算?」

香「ああ、あんたが考えたゲームね」

零「難しいから、最初から説明して!」

八期「えっ?感覚は山手線ゲームと同じだよ!」

零「そうじゃなくて、とんちに成ってる九九を全部理解出来てないうえに、知らないだんごあるから、意味も含めて全て説明してって言ってるの!」

説明終わり
明「面白そうじゃん!あたしも入れてよ!」

八期「良いよ!」

秀喜「テレビでやってたゲームに近いな!」

八期「モチーフそこから!」

杏「私も入れて!」

八期「いいよ!」

香「間違えたら何か罰ゲーム入れましょう!」

全員「ええっ!」

芹「間違えたらデコペンなんてどう?」

零「九九の答えを間違えた人は2発ね!」

しばらくして
放送「まもなく終点京都!」

秀喜「発案者は強いな!」←10発喰らった

杏「まさか、九九もとんちだったなんて・・・」←3発喰らった

歩「でも、楽しかったな!」←4発喰らった

芹「もう、痛い!」←1人だけ20発

葉月「掛け算の九九間違えるからだろ!ゲーム以前で論外だ!」

八期「テレビの出演者の気持ちってこんな感じなんだね!」←無敗

明「宴会客に教えてあげようかな?」←同じく無敗

零「先生大丈夫ですか?」←2発喰らった

香「ゲームだもの!それに罰ゲームを言ったのは私なんだし、遠慮しなくて良いわよ!」←最後に1発喰らった

八姫「早く、降りる用意しないとね!」

目的地到着
広場
香「はい!京都に無事着きました!これから、クラスで観光していきますが、団体行動ですので、2列に並び、周りの迷惑に成らないよう行動してください!
本当に!マジで!これ以上先生達をクビにしないで!
冗談抜きで!」←スピーカーで話す

生徒達「ハーイ!」

香「とその前に、大きなキャリーバッグ等、衣類等を入れてる大きな鞄は先に旅館に運んで貰いますので、名札を確認してこちらの運転手さんに渡してください!」

生徒達「ハーイ!」

入れてる途中
八期「宜しくお願いします!」

歩「お願いします!」

秀喜「岡田、その名札の付いてない大きな鞄は何だ?」

零「えっ?私のじゃないけど!」

芹「でも、あなたの目の前にあるから少なくとも私達生徒の誰かのよね?」

葉月「1回、全員に聞いたら良いんじゃない!」

香「それもそうね、誰か!このバッグに覚えのある生徒は居ない?」

生徒達「知りません!(自分のではありません!)」

香「じゃあ、中確認するわよ!」

ガチャン

香「えっ?」

全員「ええっ!!!!」

?「ふわあ!キツかった!」

零「お、お姉ちゃん?!」

鶴「あれ?ここはどこ?」

香「お・は・よ・う!」

鶴「あっ、おはようございます星田先生!」

香「あなた、どういうつもり?」

鶴「どういうつもりとは?」

香「何、荷物に紛れて付いてきてるの?!」

鶴「いや、だって・・・、家族旅行したかったから・・・」小声

香「はあ?」

鶴「皆、旅行なんてずるいもん!お姉ちゃん皆(弟妹達)と一緒に旅行したかったの!だから・・・」

香「あんたね!自分の欲望だけで、人の旅行に付いてくるんじゃないの!」

?「そうだよ!鶴ちゃん!もっと正規の手段を取らないと!」

?「全く、呆れたお姉さんね!」

香「そうそう!ん?この声は!」

零「愛海ちゃん?」

八期「希お姉ちゃんまで!」

青奈「私もいるよ!」

グレーテル「私もじゃなくて、私達な!」

八姫「青奈にグレーテル!」

芹「金ちゃんに子ちゃんまで!」

葉月「先輩方、何で京都に?」

希「そんな驚くこと?今は夏休みなんだから、私達がどこに居たって良いでしょう!」

青奈「そうだよ!たまたま、女だけの旅行先が京都だったのよ!」

香「旅館は?」

希「八君達と同じ旅館!」

香「この後の予定は?」

希「八君達と同じ予定!」

香「本当に偶然?」

希「勿論!」

愛海「いえ、別ルートで皆さんの旅行付いてきただけです!」

香「嘘じゃない!」

愛海「ですが、私達は自腹で来てますし、お母さんにも電話して許可取ってます!旅行の邪魔をしないのなら良いって!」

香(全く、理事長は・・・)

希「まあまあ、先生!私達を居れば、八君が何か揉めても八君の納得するようにしますから!大船に乗ったつもりで同行させて下さい!」

青奈「そうですよ!一応、卒業生ですよ!」

葉月(まだまだ卒業生じゃないの混じってるけどね)

いきなり波乱の幕開けとなった夏休み旅行!
しかし、香は後に8メンバーが居てくれて良かったと安心する旅行になるとはこの時の彼女は思う筈もなかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.308 )
日時: 2023/02/07 21:32
名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)

306話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・②
清水寺
葉月「うわあ!」

芹「綺麗!」←内側に居る

葉月「もっと外来てから言えよ!」

青奈「爽快な景色ね!」

八姫「良い眺め!今まで写真や映像しか見てこなかったからな!」

愛海「そうだよね!上空からとか地上からではなく、清水寺本堂から何だからね!」

子「こう言うのインスタ映えって言うのよね!」

愛海「ねえねえ、皆で写真撮ろうよ!私自撮り棒持ってきたの!」

葉月「一般客混じっててマジ助かる!」

愛海「ほら、零ちゃんも八期君も来なよ!」

希「無理よ!高所恐怖症だから!」

八期「落ちたくないからヤダ!」

芹「気を付ければ落ちないわよ!」

葉月「どの口が言う!」

芹「別に高いところが怖いんじゃなくて、行く理由がなくて・・・」

葉月「下手な言い訳するくらいなら、高所恐怖症って認めろ!」

芹「だって、なんか怖じけづいたチキンみたいじゃない!」

葉月「八期を見てみろ!素直で正直じゃないか!」

香「本当に来ないの?」

八期「落とされる可能性だってあるし・・・」

葉月「お前はどんだけネガティブなんだよ!」

鶴「零も来ないの?」

零「落ちると思うと怖い!」

鶴「あんたもかい!」

愛「零姉怖いの?」

零「高いところがね・・・」

香「ほらほら!」←零を引っ張る

零「えっ?ヤダ!ヤダ!ヤダ!」

香「怖くないわよ!愛、気を付けて来なさいよ!」

愛「ハーイ!」

香「有と泉居ないけど、ほら、にっこり笑って!」

パシャ!

杏「なんかあそこだけ、学校旅行と言うより家族旅行だね!」

明「うん、今なら先生をお母さんと呼んでしまうよ」

零「怖い!」←逃げた

ドン!

零「あっ!すみません・・・」

愛「いいえ、こちらこそって、ええっ!岡田先輩!」

零「もしかして愛ちゃん?」

明「ああっ!アイアイ!」

杏「愛ちゃんも京都に来てたんだ!」

愛「はい!友達と旅行するために・・・」

林檎「愛、次は恋占いの石に・・・、えっ?先輩方!」

桃子「わーい!杏ちゃんだ!」

蜜柑「明先輩も!何しにここへ?」

杏「私達は林間旅行かな?」

香「まあ、そう捉えておいて!」

八期「しかし、こんな偶然あるんだな、ちなみに旅館は?」

愛「ここなんですけど・・・」

零「この旅館今日から5日間私達が泊まる旅館よ!」

桃子「マジですか!じゃあ部屋に遊びに行きます!」

ゴチン!

蜜柑「迷惑でしょ!」

桃子「でも、今日から5日間泊まるんでしょ!」

愛「そうだったね!」

希「凄い偶然ね、私達もよ!」

愛海「うんうん!」

零「絶対嘘でしょ!旅費どれだけ掛かると思ってるの?」

愛「あっ!うちの両親仕事は忙しいですが、給料は年収1億軽く超えてますので、これくらい困りません!」

明「マジで?!」

杏「愛ちゃん家凄い!」

愛海「私も同じだよ!旅費くらい安いものよ!交通費と昼の食費は各々の自腹だから!」

鶴「あっ!私財布持ってきてないや!」

香「はい!お金!」

鶴「ありがとうございます先生!」

香「後で返してね!」

鶴「はい・・・」

八期「ん?先生!あれ!」

香「どうしたの?」

杏「ああっ、あれは音羽の滝だよ!」

明「たしか、恋愛成就の他に健康・学業にも効くって言われてるよね?」

八期「そうじゃなくて、屋根に乗ってる物何かなって?」

明「確かに、誰かが何か作業してるね!」

杏「あれ?なんだろう?工具箱とかじゃなさそうだね?」

香「確かに、怪しいわね!(もしかしたら、妨害かも!そうすると、Dクラスが危ない!)桜咲さん!」←双眼鏡で覗き込みながら

理珠「はい!」

香「音羽の滝の屋根の所撮影しといて!」

理珠「分かりました!」

希「ねえ、皆!この先恋占いの石があるから行かない?」

八姫「恋占いの石って何ですか?」

愛海「石と石の間を目を瞑って移動できれば恋が成就するんですって!」

零「行こう行こう!」

青奈「私も行く!」

鶴「ふえーん!零、もう好きな子が・・・」

香「泣くな!まだ嫁に行ってもないのに!」

零「お姉ちゃんも願ったら?」

鶴「うん!」

香「自分は成就するつもりかい!」

恋占いの石
杏「うわあ!」

明「何だ?あの大きな穴!」

八期「誰だよ!こんな大きな穴掘った奴!」

希「難易度高くなってるわね!」

青奈「高い障害程乗り越えなきゃいけないものよ!」

葉月「いや、誰かが嫌がらせに掘った後でしょ!」

芹「そんな毎日救急車出すような事案なんて堪ったものじゃないですよ!」

愛「私もやりたいな!」

零「危なっか過ぎてダメよ!」

香「そうよ!愛はこっちに居ておきなさい!」

愛「ええっ!そんな!」

歩「地盤沈下でも起きたのかな?」

香(もしかしたら、例のスパイの妨害かも!)

秀喜「誰が行く?」

明「あたしは行くよ!」

青奈「勿論私も!」

希「私も!」

愛海「恋とか関係無くやってみたい!」

杏「私も、自信無いけど・・・」

八期「僕はやりたいけど・・・」

香「皆、やりなさいよ!1人でもゴールしたら終わりね!」

全員「は~い!」

結局
香「はい!先生ここに愛と一緒に居るから!」

林檎「全員目隠しOKです!」

蜜柑「私達で穴に落ちないように誘導します!」

桃子「一応、パイロンあるけど、それに当たらないように・・・」

香「言っとくけど、5分以内ね!ゆっくり歩かせないから!」

全員(一部)「は~い!(畜生、ゆっくり時間掛けようと思ってたのに!)」

香「ヨーイ、ドン!」

全員目隠し中

杏「わあ、どこ歩いてるのか分からない!」

八期「なんか柔らかいものが!」

モミモミ・・・

愛「あっ!誰?そこはダメ!」

ドン!

秀喜「やべ、何か蹴った!」

歩「痛い!うち一応男の子やねん!」

芹「ねえ、さっきから私のお尻触ってるの誰?」

チュッ!

葉月(ん?やばっ!何だ?唇に伝わる柔らかい感触は?)

希「えっ?これ固いけど細長いような・・・」

ドン!

愛海「あっ!アカン!壁にぶつかってしまった!」

零「ん?何だろうこの柔らかいもの?」

明「あっ!これが石じゃないかな?」

香「はい!皆!目隠し取って!」

全員「えっ?」

石に到達していたのは?

八期「あっ!これ石だ!」

杏「私も!」

八期と杏だけゴール!

その他はと言うと・・・

零「あっ!先生!すみません!」

香「別に良いわよ!何ならずっとこうしていたい?」

零「ええっと・・・(なんだかお母さんの温もり)」

明「あっ!ごめんなさい!」

鶴「誰が石ですって?」

希「あっ!すみません!商品荒らしちゃって・・・」

お土産の木刀を触ってた希

愛海「あっ!」

芹「そうですか、私は壁ですか・・・」

愛海「違うの!違うの!よく分からなくて・・・」

芹「分かって言ってくれた方が良かったです!」

愛海「そんな卑屈に成らないで!女は胸だけじゃないから!」

芹「そんなフォロー良いんですよ!」

愛海「本当にごめん!立ち直って!」

八期「それにしてもあの柔らかいもの何だったの?」

香「ああっ、あんたはそこのお土産のボールを握ってたのよ!」

八期「そうだったんですか?」

香「饅頭とかだったら買い取りよ!」

八期「危なかった!」

歩「うちのあそこを蹴ったのは?」

香「股にパイロンぶつけただけよ!」

秀喜「俺何蹴った?」

香「商品棚よ!」

葉月「なんか柔らかい感触が・・・」

香「後ろ見たら?」

葉月「えっ?」

蜜柑「初めてだったのに!」

葉月「マジ、ごめん!」

芹「私のお尻を触ってたのは?」

香「それは明ちゃんよ!壁と間違ってた!」

明「ごめん、壁に沿って歩けば安全かつ的確かな?って!」

愛「私の胸を揉んだのは?」

香「それは杏ちゃんよ!彼女も壁を確認してたそうよ!」

杏「愛ちゃんごめんね!」

愛「いいえ、男の人じゃなくて良かったなって!」

八期「それは本当だ!」

愛(桜咲)「先生!」

香「あなたはDクラスの桜咲さん!どうかしたの?」

愛(桜咲)「音羽の滝で大変なことに!」

香「分かったわ!すぐに行くわ!愛海ちゃん、悪いけど、代わりに誘導してくれない?」

愛海「分かりました!」

Re: ナンバーズ8 ( No.309 )
日時: 2023/02/13 21:11
名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)

307話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・③
香「それでは、私は生徒達の監視をしておりますので!」

栞「よろしくね!30分経ったら交代ね!」

香「ハーイ!」

男子更衣室
秀喜「何やってんだよ!早く着替えろよ!」

八期「だって・・・」

秀喜「たく、女子かよ!」

八期「見るのも見られるのも嫌だし・・・」

秀喜「今回歩はこっちか!」

歩「うち、一応男の子やからな!恵ちゃんと渚ちゃんはあっちやって!」

八期「あっちには星田先生もいるから、まあジェンダー問題合っても大丈夫でしょ!」

歩「元男の子と女の子なのに付いるってややこしいよな!」

秀喜「お前の気持ちとかどうなんだよ?」

歩「うちは体型の問題やから!」

八期「しかし、水着で入れるお風呂とか混浴とか本当にあるんだね!」

秀喜「今時普通だって!」

歩「でも、夫婦はともかく、どんな人が混浴入るんやろな?」

八期「外国人もビックリってテレビで言ってた!」

秀喜「戦国時代とかは混浴だったんだぞ!」

八期「へー!」

女子更衣室
芹「物凄く違和感のある2人が居るんですけど!」

渚「わ、私は成りたくて成ったんじゃないの!」

恵「私だって、結構恥ずかしいんだから!」

子「そうだよね!世の中には最初から体の一部が欠けて生まれてきた人もいるもの!」

希「後は心の問題とか?そんなに気になるなら私とちーちゃんで壁に成ろうか?私達は大家族の長女だから、こういうの慣れてるし!」

愛海「弟が居るとね!」

零「私は留学してたから慣れてないな!」

鶴「私は毎日有と入ってたしね!」

町子「本当になぜ混浴というものが出来たのか謎ですね!」

青奈「私は混浴万歳!何なら生まれたままの姿で、アイツを誘惑・・・」

愛海「他の男子も居るのに?」

青奈「それは嫌だな・・・」

グレーテル「何が違うんだ?」

ガラガラ

八期「おー!」

歩「広い!」

秀喜「温水プールみたいだな!」

?「それ!」

八期「あっ!何するんだ!」

女子達「キャアアア!」←目を隠す

歩「小島君!やめてよ!」

小島「ちょっとしたスキンシップみたいなもんだよ!そんな怒るなよ!」

ドン!

小島「痛、えっ?」

パチン!

小島「えっ?」

香「何がスキンシップですって!?」

小島「いや、これは・・・、その・・・」

香「人を辱しめる事はスキンシップなんて言わない、いじめって言うのよ!」

小島「ええっと・・・」

香「あんたなんか強制送還よ!」

小島「た、助けて!」

小島はそのままレベル5へと送還されたとは言うまでもない!

香「2人とも大丈夫?」

希「公然ワイセツとかならないから!ほら、お姉ちゃんと外風呂でも行く?」

しかし

香「何をやってるのかしら桜咲さん?」

愛「あっ!これは・・・」

八期「入れないんですか?」

香「今、桜咲さんが着替えてるから後で!」

八期「分かりました」

子「ってかその前に体洗わないと!」

希「おっと、それもそうだね!」

愛海「あそこ空いてますし行きましょう!」

青奈「そうだ!八期、背中流してあげるわよ!」

八期「お断りします!」

青奈「何よ!折角私の柔らかい胸で背中を洗ってあげようって言うのに・・・」

八期「怖いから良い!」

青奈「どういう意味よ!」

希「ほ~ら、希お姉ちゃんが隅々まで洗ってあげるわよ!」

八期「ありがとう!」

青奈「あの人と何が違うのよ!」

八姫「関係性じゃない?幼馴染みじゃ勝てっこないわよ!」

青奈「キーッ!」

希「あっ!ちーちゃんやあゆちゃんもやる?理髪店ごっこ!」

愛海「えっ?」

子「良いの?」

希「良いじゃん、良いじゃん!私が前洗うから!」

愛海「そういう問題じゃないんだけど・・・」

希「まっちゃんもやる?」

町子「はい!何なら洗われたいですね!」

八姫「プクー!」

バチバチバチバチ・・・

香「コラ!焼き餅妬きながら焼き餅を焼くな!」

八期「あー、気持ちよくて眠たくなってきた!」

町子「寝たらダメだよ!」

希「何なら、目瞑ってる間に顔を洗っちゃっえ!」

金「いや、もう理髪店ごっこじゃなくて、下半身不随・上半身不随の人を介護する人達じゃない!」

町子「あっ!零ちゃん達背中流しっ子してる!」

希「よし、私達もやろう!」

青奈「じゃあ、私が八期の背中を!」

希「いやいや、ここはお姉さんの私が!」

八姫「私もやりたい!」

グレーテル「俺だって!」

葉月「芹、あんたも行けよ!」

芹「無理よ!男子の背中なんて流すって考えただけで卒倒しちゃう!」

葉月「どんだけ男に免疫無いんだよ!」

子「私の頭洗い誉めてくれたし・・・」

愛海「そこは私も譲れないかな?」

秀喜「おいおい、お風呂で修羅場に成ってるぞ!」←湯船に浸かってる

歩「愉快だね!」←同じく

香「何を年上で揉めてるのよ!後輩達の前でしょうもない喧嘩はやめなさい!」

希「だったら、八君に決めて貰おうか!」

青奈「何をだ?」

希「この中で誰の背中を洗いたいか?」

全員「反対!」

希「なんでよ!八君が決めるんだから公平でしょ!」

青奈「絶対公平じゃない!」

愛海「それ、自分が選ばれるように提案してるだけでしょう!」

グレーテル「コイツの性格から考えたら、俺らなんて赤の他人なんだから、躊躇するじゃねーか!」

芹「そうよ!そうよ!セクハラとか痴漢疑いを掛けられるのが怖くて、私達が選ばれる可能性なんて0じゃない!」

希「それは私も同じ条件じゃない?」

子「小さい頃の幼馴染みが何言ってるの!ってか、何回もやったことあるでしょ!」

金「そうだ!そうだ!たまには譲れ!」

希「そうとは限らないんじゃない?八君誰の背中を洗う?」

八期「希お姉ちゃん」←即答

全員「ほら!」

希「理由は?」

八期「他の人は、後が怖いというか、やって良いのかな?って・・・」

全員「ほら!」

希「私は?」

八期「えっ?お泊まりの時いつもやってたでしょ!」

全員「ほら!」

グレーテル「しかも何回もやってるじゃないか!」

八期「いつも、気持ちいいって言ってたじゃん!」

全員「ほら!変われ!」

希「尚更じゃない?問題起こさないためにも!」

愛海「私達、学生じゃないし!」

町子「幼馴染みで逃げるのはどうかと思います!」

グレーテル「もう八期、希以外で選べ!」

八期「えっ?大丈夫なの?」

子「私達気にしないから!」

愛海「そうそう、怒ったりしないから!」

八期「じゃあ・・・」

左から
希→町子→八期→愛海→青奈→子→グレーテル→金→葉月→芹→八姫

希「ちなみに理由は?」

八期「そこまで強く怒らなそうだから」

青奈「私は怒らないぞ!」

八期「別の意味で怖い」

芹「私は?」

八期「1番めんどくさい!」

芹「何ですって!」

葉月「いや、事実だと思う!」

杏「あっち楽しそうだね!」

明「あたしらもやろうか!」

あい「私達も入れてください!」

林檎(あいへの背中流し・・・)

蜜柑(明先輩への背中流し・・・)

桃子(杏ちゃんへの背中流し・・・)

この6人のお話はレインボーヒロインズでお楽しみ下さい!


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