二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.296 )
日時: 2022/11/28 19:09
名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)

294話・世界一間抜けな部活
八期「ええっと、次はゲスリング部?」

零「レスリングの仲間か何か?」

八期「いや、嫌な予感しかない!」

薺「良くない噂が出ているのですが、R18関係の部を摘発したトラウマで怖くて入れません!しかもいくつか盗撮とか口では言えないヤバイの入ってました!」

八期「本当によくあったよな!前会長本当はめんどくさがりじゃねーの?」

薺「噂では私と同じく事務作業とか資料整理は得意でしたよ!それにIQ160って言われてました!」

零「東大生が120って言われてるから相当頭良いわね!」

八期「ちなみにどんな悪い噂だ?」

薺「ええっと、エッチな本とか集めて読んだり見せびらかしたり、話をして盛り上がったりと隣の部員達が言ってました」

八期「どっかの漫画で読んだな!絶対廃部だ!」

零「まあまあ、一応確認だけしよう!イメージだけで廃部はダメだよ!」

八期「ここだな」

トントントン!

部長「はい部長の山下です!こちらが、部員の中川、川崎、松山、桐野の4人です」

八期「ここは何部でどんな活動をしてるんだ?」

山下「ええっと、ゲスリング部と言いまして、女性の事について討論しておりまして・・・」

八期「ほー、どんな討論だ?」

中川「国会議員の議員達が7割くらい女性になったらなぁ、とか!」

零(ただ、女だらけになって欲しいだけでしょ!)

八期「確かにそれくらい欲しいな!」

薺「会長?」

山下「やっぱり会長も国会が女性ばかりが良いですか?」

八期「そりゃ、男女差別とかあるから、それに男の主張が強いからそれくらい居ないと女性陣勝てないだろ!」

薺(あれ?思ってたのと違う)

川崎「女性ばかり集まれば選り取り見取りすよね!」

中川「ああいう大人の女性って良いよな!」

松山「ただ、大半人妻なんだよな!」

桐野「中には未亡人とかシングルマザーも居るぞ!」

八期「何の話してるんだ?」

山下「いや、会長はどうして国会は女性の方が多い方が良いんですか?」

八期「そりゃ、男には男にしか分からない事情があるように、女性にしか分からない議案とか悩み、後困った犯罪など、そういった被害者とか悩み事をしてる新米マザーの主張を聞くためには、それくらい居ないと分かってもらえないだろ!まあ、痴漢の場合はそれを逆手に取った冤罪示談金詐欺とかもあるけどさ!」

薺(会長真面目!能力合ったらリーダー、マジで向いてるかも?)

山下「あの、そういった真面目な話ではなく・・・」

八期「ああん!?どういう事だ?」

中川「ほら、議員達のスタイルとか・・・」

川崎「胸の大きさとか?」

桐野「そんな人達と結婚出来たらとか?」

松山「捕まっても良いから飛び込みたいとか?」

八期「お前らが言いたいのはそれだけか?」

山下「いえ、会長も男ならもっとゲスい話を!」

八期「はい!本性だしたな!」

山下「えっ?」

零「どこに隠してると思ったら、この壁作り物じゃない!」

薺「これで誤魔化せると思ってたのかしら?」

八期「お前らの部活がこんなゲスい部活ってことは端から聞いてたんだよ!こんな部活は廃部だ!」

山下「そ、そんな!」

零「たく、こんな本どこから持ってきたのかしら?」

薺「取り敢えず、全部没収しましょうか?」

八期「いや、期限を付けよう!1週間以内に一式持って帰れなかった物だけ先生に処分してもらおう!中にはフィギュアもあるしな!」

零「際どい衣装物ばっかりだけどね!」

薺「でも、R指定の本があるのは学校としても問題点だと思います!」

八期「それもそうだな!R指定の本だけは没収かつ処分!ちょっと先生呼んでくる!」

零「分かった!それまで私達が整理しておくね!」

薺「私達がやるんですか?」

零「触るに触れないよ!」

山下「やめろ!」

中川「それに触るな!」

桐野「捨てるんじゃない!」

川崎「俺らの宝物!」

薺・零「えっ?」

ドン!ボコッ!←似せ壁に挟まった薺と零

薺「えっ?抜けない!助けて!」

零「ちょっと、何するのよ!」

山下「おい、見てみろよ!」

川崎「ケツが喋ってるぞ!」

薺「あんた達、私達に触るんじゃないわよ!」

零「触ったら訴えてやるんだから!」

山下「あなた方、自分達の今の姿を分かって言ってるんですか?」

ゲスリング部「ヒヒヒヒヒ!」

中川「これは見物だ!」

川崎「興奮してきた!」

松山「ムラムラしてきたぜ!」

山下「よし、こうしてみよう!」

零「何?」←後ろは見えない

ツン

零「きゃあ、止めて!触らないでよ!」

山下「別に触ってませんよ!指揮棒でつついただけです!それに直に触ることは僕らはしないことを誓ってますので!」

零「屁理屈よ!」

ツン

薺「きゃあ!冷たい!」

松山「ってかコイツ、嵌まった衝撃でパンツ丸見えじゃねーか!」

薺「止めて!見ないで!」

川崎「こっちも下から覗けば見えるんじゃないか?」

香「へー、何が見えるのかしら?」

川崎「そりゃ、勿論パ・ン・ツ!えっ?」←髪を掴まれる

香「フッ!」

ドン!

山下「せっ、先生!」

芹「よくも私の妹を辱しめた挙げ句恥ずかしい思いをさせたわね!」←偶然廊下を歩いて中を見た

香「うちの可愛い生徒をこんな辱しめを受けさせた挙げ句恥ずかしい行為をしようとした罰きっちり返してもらうわよ!」

その後ゲスリング部は廃部以上の仕打ちとして星田先生と芹にぼこぼこにされた。

その後
芹「フーン!フーン!」

薺「痛い!痛い!」

香「ダメね、抜けないわ!」

零「そうすると、私達一生このままですか?」

薺「嫌だよ!一生このまま過ごすなんて痛いし恥ずかしいし、お姉ちゃん!助けて!ああーん!」

芹「薺、泣かないで!あんた達!少しはうちの妹を助ける良い方法でも考えなさい!」

香「そうよ!うちの子をこんな姿にしたのはあんた達でしょ!一生このままだったら、あんた達に責任取ってもらうんだから!」

山下「そ、そんなこと言われましても・・・、全員顔も・・・、体も・・・、ボロボロ・・・」

八期「先生、まだですか?」

香「八期!抜けないのよ!何か良い方法無い?」

八期「そうですね、ちょっと待ってください!」

香「どこ行くの?」

数分後

八期「ドアの前にノコギリありますので勝手に取って下さい!」

芹「なるほど!」

香「待ちなさいよ!零達は救えても、学校の壁が!」

八期「それ、偽の壁です!周りから切ればより切れやすくなりますよ!」

芹「分かったわ!」

香「ありがとう!」

まずは周りを切り

零「抜けた!」

薺「でもまだ壁が・・・」

香「私に任せて!」

アチョー!←足で上をカット

零「抜けた!」

薺「お姉ちゃん!」

芹「良かった、良かった!」

薺「先生、ありがとうございます!」

零「先生、すみません」

香「お礼は八期に言いなさい!先生はこのバカのド変態達を監獄(矯正学校)にブチ込む手続きをしてくるから!」

零「八君、ありがとう!」

芹「八期ありがとうね!」

薺「会長、ご迷惑を、お掛けしました」

八期「2人が無事で良かったよ!」

こうしてゲスリング部は廃部となり、中の私物も、全て廃棄され、挙げ句の果てに矯正学校に強制転校となった。

Re: ナンバーズ8 ( No.297 )
日時: 2022/11/22 22:04
名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)

295話・アニメ研究部への条件(前編)
次の日
八期「次はアニ研いわゆるアニメ研究部か!」

薺「噂によると、ただアニメ雑誌広げて座談会開いてるだけだそうです!」

零「もしかして?」

薺「はい、部費は全てフィギュアなどに使われてます!全く勿体無い!」

八期「その事実が本当ならな!兎に角行こう!」

トントントン

ガチャン

部長「はい?部長の佐伯さえきですけど・・・」

八期「生徒会長の松本八期!ここは何部でどんな活動をしている?」

佐伯「えっと、ここはアニ研、通称アニメ研究部で、勿論アニメを研究してる部活です!」

八期「入るぞ!」

佐伯「ええっ?」

八期「活動内容を確認するためだ!」

※部員達は小声で話してます
部員A「せっ、生徒会長!」

部員B「遂に来たのかよ!やべーぞ前原!」

部員C「コイツがあの絶対命令の権力者かよ!どうする黒木?」

黒木「俺に言うなよ!それにこの間『ドッキリ企画部』が廃部どころじゃなかったから、俺らも絶対潰されるぞ!」

部員D「俺のフィギュア見てるよ!巨乳のキャラだからな・・・」

部員E「じゃあ、それを餌にしてこっちに持っていけばいいんじゃないのか、真城?」

真城「いや、ダメなんだ岡島!噂によるとあの生徒会長巨乳大嫌いでよ!貧乳派らしいぞ!そもそも胸で興奮したこと無いとか!」

岡島「おい、白崎!お前が何とかしろ!」

白崎「出来るか!」

前原「どうやったら、存続出来るんだ?」

八期「このフィギュア集めてるのか?」

佐伯「はい、そういったキャラが好きなので・・・」

八期「ふーん、それでアニメについてどんな研究をしてるんだ?」

前原「可愛い子集めて、そのキャラの魅力を語ったり・・・」

八期「何か描いたりしないの?」

真城「推しのキャラの絵をそれぞれ描いて自慢したりしてますよ!ほら、本物そっくりじゃないですか?」

八期「ふーん、あっ!これは?」

黒木「名言表ですよ!格好いい名言を飾って教訓にしたりとか・・・」

八期「これは?」

岡島「寝そべり人形ですよ!会長知りませんか?」

八期「知ってる」

岡島「なら話は早いですね!可愛いでしょ!」

八期「お前ら、本当に何をやってるんだ?」

佐伯「だから、アニメの研究と・・・」

八期「薺、一通り見てどう思った?正直に遠慮無く言え!」

薺「はい、どう見ても溜まり場にしか見えません!」

八期「零ちゃんは?」

零「部室と言うよりオタクの部屋ね!パッと見グッズ集めにしか見えない!」

八期「お前ら、部活をなんだと思ってる!」

佐伯「これでも、アニメを研究して・・・」

八期「じゃあ、その研究材料とか、そういう発表とかする会場とか、その結果を今すぐ出さ!どこでそんなことやってる?」

佐伯「ええっと・・・」

八期「ほら、早く出せ!」

佐伯「ありません、そんな発表する場所ありません!」

八期「コンテストとかは?」

佐伯「えっ?」

八期「コンテスト!アニ研名乗ってるくらいならコンテストの1つや2つ行ってるだろ!その記録とか結果は?」

佐伯「ええっと・・・」

八期「正直に答えろ!」

佐伯「コンテストって何ですか?行ったことありません!」

八期「はい、廃部決定だ!」

部員達「ええっ!!!!!そんな!」

八期「当たり前だ!お前らはなんか勘違いしてる!」

部員達「えっ?」

岡島「何を勘違いしてるんだよ!」

八期「部活ってのはな、お前らみたいに自分の趣味に使って遊ぶ為にあるんじゃないんだよ!」

前原「はあ?俺らが遊んでるだと!」

八期「部活動ってのはな、将来の夢の為に頑張るための土台なんだ!」

黒木「だったら、これは俺らの夢の土台じゃねーか!」

八期「部費はお前らのお小遣いじゃないんだよ!」

真城「俺らの部費だろ!だったら何に使ったって俺らの自由だろ!」

八期「こんな使い方するなら全部返せ!今まで使った部費を全額返せ!」

薺「そうよ!返しなさいよ!」

零「学校のお金を湯水のように使って!」

黒木「お前ら生徒会が渡したんだろ!返すものか!」

八期「だったら、ここにあるフィギュアや人形は没収だ!これをフリマに売って、お前らの借金に当ててもらう!」 

白崎「なんだって!」

岡島「待てよ!この中には俺らの本当のお小遣いで買った奴も含まれてて・・・」

八期「丁度良いじゃないか!借金がその分減るぞ!」

岡島「悪魔か!」

八期「誰が悪魔だ!悪魔はどっちだ!」

佐伯「会長待ってください!どうか、勘弁して貰えませんか?」

薺「こんな部費を自分の物として扱って遊ぶ部活は認められないわ!」

零「そうよ!こんな部活は廃部に成るのが当たり前よ!」

佐伯「どうにか成りませんか?」

八期「ならん!絶対廃部だ!」

佐伯「そんな!」

八期「そんなじゃねーんだよ!お前らみたいな部費を自分達のお小遣い扱いしてる奴らに渡す部費も部室も無いんだよ!」

佐伯「じゃあ、どうやったら、廃部を撤回してくれますか?」

八期「はあ?」

薺「命乞いをする気ですか?会長聞かなくて良いですよ!」

佐伯「この部を存続させる条件を教えてください!絶対に改善するので、廃部だけは!」

八期「じゃあ、聞くぞ!」

佐伯「はい!」

八期「ここ、何部だっけ?」

佐伯「アニメ研究部ですけど・・・、ってかさっき聞いてましたよね?」

八期「だよな!だったら、アニメを作ってみろよ!」

全員「ええっ!!!!!」

八期「アニメを研究してるんだろう!だったらアニメの1つや2つ作れるだろ!」

佐伯「ええっと・・・」

部員達(どうしよう?)

八期「兎に角、条件はこの1年間の間にアニメの大小関係無くコンテストとか大会などに、少なくとも6回出場しろ!」

部員達「ええっ!!!!!」

岡島「1年間の間に?」

真城「コンテストに出場?」

白崎「しかも6回?」

八期「1年間って言っても、曖昧だから来年の3月末まを期限とする!そして、その6回の結果を見た上で存続を判断させて貰おう!」

佐伯「そ、そんな!」

八期「何言ってんだ?むしろありがたいと思え!漫画とかでは、チャンス1回の優勝しか許さないだぞ!そんなのと比べたらまだマシだろ!」

佐伯「そうですが・・・」

八期「勿論、6回と言うのは2ヶ月に1回頻度なら作りやすいんじゃないか?っていう僕の目分量!12回よりは遥かにマシだろ!ましてや、1回だとまぐれも合ったりするから正確に量れる訳無いだろ!結局は人の価値観や主観で決まるんだから!」

佐伯「ええっと・・・」

八期「なんだ?何か言いたいことあるのか?あるならいくらでも言え!早く言わないと次の部室に行くぞ!」

佐伯「俺達、絵が描けません!」

薺「えっ?」

零「え-、嘘!!!!!」

八期「本当か?」

岡島「描いたこと無い」

白崎「描けた試しが無い!」

黒木「めっちゃ下手くそ!」

薺「でも、自分の推しのキャラは描けてませんでした?」

佐伯「あれは、薄紙を被せてその上から描いてるんだ!だったら、会長達の絵をここで描いても良いですよ!本当に下手ですから・・・」

描いて貰った

零「後ろから見てたけど、書き方が八君と同じペン捌きだったよ」

八期「まあ、僕も下手だからあまり強く言えんが、お前らよくもそんな状態でアニ研を名乗ってたな!聞いて呆れるぜ!」

佐伯「すみません、後、ストーリーの作り方とかも分からないし、それよりも根本的にアニメの作り方が分かりません!」

八期「尚更言うぞ、ここは何部だ!」

佐伯「アニ研・・・」

八期「それがなぜアニメの事を分かってない?とんだ間抜け集団だな!」

岡島「おい、そんな言い方・・・」

佐伯「岡島、皆!黙っててくれ!会長の言う通りだ!」

真城「部長・・・」

佐伯「俺達はどうすれば良い?」

八期「かといって、僕もアニメの作り方はおろか絵描くの苦手だしなあ・・・、ん?零ちゃん!」

零「何?」

八期「1回部活の一覧表見せて!」

零「良いわよ」

八期「ええっと・・・、あっ!合った!」

薺「何を見つけたんですか?」

八期「薺、零ちゃんと一緒にこの後の部活動の部長達に出入金表渡しといて!今日行く残りの部活は確実に存続が決まってる部活だけだから!」

薺「わ、分かりました」

八期「零ちゃん、薺が暴走しないように見張ってて!」

アニ研部(えっ?そっち!)

零「分かったわ!」

薺「もうしませんよ!信用ありませんね!」

八期「絶対命令悪用した奴を信じられるか!」

アニ研(えっ?こっちが?)

八期「おい、部長行くぞ!」

佐伯「えっ?俺っすか!?」

八期「当たり前だ!お前が行かず誰が行く!それに全員で行ったって邪魔にしかならん!」

部員達ですよね

佐伯「じゃあ、行ってくる!」

廊下
佐伯「ええっと、どこに行く気ですか?」

八期「餅は餅屋って言うだろ!だったらアニメと言えば、と言う部活に習えば良いんだ!ただ、頼むのはお前自身だ!」

佐伯「会長の絶対命令で・・・」

八期「絶対命令で1番やってはいけないのは人の自由を奪うことだ!僕が命令すると言うことは強要だ!そんなこと頼みに行く相手に大迷惑だ!僕が頼みに行くんじゃない!頼むのはお前達だ!僕はお前らの為に架け橋に成ってるだけだから!分かったな!」←振り向いて

佐伯「はっ、はい(あれ?絶対命令ってこんなんだっけ?)」

八期「さあ、着いた、着いた!」

佐伯「えっ?ここは?」

Re: ナンバーズ8 ( No.298 )
日時: 2022/11/23 21:27
名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)

296話・漫研の勘違い
漫画研究部

トントントン

部員A「はい?」

八期「生徒会長の松本八期」

部員A「少しお待ちください」

ガチャン

部長「はい、部長の花海はなみだけど?何の用?」

八期「ここは何部でどんな活動をしている?」

花海「ここは漫研、いわゆる漫画研究部ですが?」

八期「中を確認するぞ!」

花海「待ってください!」

八期「ほー!」

部員A「部長!何でもっと長い時間止められなかったんですか!」

花海「椎名さん、皆ごめん!」

八期「ほー!沢山の漫画があるな!しかも僕が知ってる物もある!」

椎名「勝手に取らないで下さい!これは私達が自分のお金で買ってます!」

花海「部員を紹介するわ!必要ですよね?」

八期「確かに」

花海「3年生の背景担当の桜小路さん!」

桜小路「どうも!」

花海「2年生でベタ担当の梅本さん」

梅本「梅本です」

花海「同じく2年生でトーン担当の桃井さん」

桃井「お初にお目にかかります」

花海「先程出たのが同じく2年生でキャラクター兼シナリオ担当の椎名さん!」

椎名・ペコリ

花海「後は、見習い1年生6人!左から坂井さん、坪田さん、小池さん、大岡さん、中井さん、魚成さんです」

1年生達「こんにちわ」

花海「そして、私が2年生で部長、原作担当の花海の合計10人行ってます!」

八期「見た感じは、テレビや漫画とかで見た、漫画家の仕事場って感じだね」

花海「会長も漫画読みますか?」

八期「読むね」

花海「そうですか?」

桜小路「ねえ、何で突然こっちに来たの?確か私達の部活はまだじゃ無かったっけ?」

八期「すみません、ちょっと頼みたいことがあったので、急遽こっちに・・・」

坂井「頼みたいことって何かな?」

坪田「膨れ上がった漫画を処分しろってことかな?」

小池「ええっ!ヤダよ!先輩達の漫画面白いのに!」

大岡「でも、この前生徒会長代理が来て・・・」

回想
薺「ここは何部で何をしてるのですか?」

花海「ここは漫画研究部で、漫画を描いています!」

薺「その漫画は?」

花海「これは自分達のお金で買った既存の漫画です!」

薺「成る程、ここで漫画を読んで寛いでいるんですね?」

椎名「違います、漫画を描いて出版してるんです!」

桃井「なんなら1冊読んでみますか?」

一通り読み

薺「正直何をしたいのかが全くもって分かりません!」

漫研「はあ?」

薺「こんな漫画だらけの部屋に居るくらいなら、学校の勉強に時間を使って欲しいところです!こんな場所は廃部です!」

花海「そんな!」

薺「明日までに荷物を纏めて出ていって下さい!さもないとこちらで処分しますよ!」

回想終わり
中井「その次の日に会長が謝って難を逃れたけど・・・」

魚成「漫研は多くの先生方からも反対受けてるんですよね?」

大岡「そうね、私なんか、親に反対されつつも黙って入ってるもの!」

小池「このままだと、ここ廃部になるのでは?」

坂井「ドッキリ企画部だって廃部になったし・・・、廃部以上だったけど・・・」

大岡「そう言えばドッジボール部なんて廃部危機だって誰か言ってた!会長補佐のサポートで難を逃れたけど・・・」

中井「じゃあ、ここも危ないかも!何とか漫画の良いところを会長に伝えていかないと!」

八期「へー、漫画ってこんな風に作られていくんだ!」

花海「そうよ!1ページ描くだけでこんなに掛かる上に、面白く描かないと誰も手にとってくれない!」

八期「この棚にある本は?」

魚成「あっ、それは先輩達が描いた本なんです!」

八期「えっ?これを君達が描いたの?」

花海「ええっ、理事長に頼んだら出版社紹介してくれて、そこに頼んでるです!」

八期「スゲーな!この年でもう出版とか・・・」

桃井「それが私達の夢ですから!」

椎名「あなたには分からないかもしれませんが!」

八期「どういう事?」

坂井「先輩、一度読んでみて下さい!」

八期「うん(えー!)」

一通り読み

中井「どうでしたか?」

八期「つまんない!」

花海「やはりあなたもそうですか・・・」

八期「いや、僕アクション系嫌いなんだよな!」

漫研「えっ?」

八期「僕、アクションよりラブコメが好きなんだよ!」

椎名「へー、男子だからてっきりアクションに興味持つかと?」

八期「マジで、冒険物とか、後男中心に出てくるのは見なかったわ!」

大岡「では、こちらのラブコメは?」

一通り読み

八期「これどんな感じなの?」

小池「恋の三角関係です!」

八期「僕、2人とかじゃなくて、最低5人は欲しいわ!出来れば9人!」

桜小路「それってハーレム系が良いって事?」

八期「そうだね、ハーレム形成ではなく、矢印がハーレムみたいな?」

小池「先輩達の漫画については?」

八期「一言で言うなら、僕が興味を注ぐ物は無い!」

後輩たち「そんな!」

八期「だが、売れてるなら皆が読んでるって事だろ?」

漫研「えっ?」

八期「1人の意見で売れるかどうかなんて分からないよ!ましてや僕だけの意見で!」

漫研(あれ?)

八期「どうしたの?」

花海「会長、あなたはここに何しに来たんですか?」

八期「えっ?ただの確認だけど!えっ?」

坂井「この漫画研究部に廃部を言い渡しに来たんじゃないんですか?」

八期「何言ってんだ?出版社から本が出されてる以上廃部にする意味あるか?そもそも、こんな漫画を描くセットがこんなに合って、どこが真面目に部活動してないだよ!むしろ、ここを廃部にする奴がバカだぜ!」

椎名「会長、あなた漫画についてどう思ってますか?」

八期「子供の時は面白いだったけど、今は違う!見方を変えれば面白いの意味が変わってくるな!奥が深い!」

花海「えっ?じゃあ本当に廃部を言いに来たのでは?」

八期「するかよ!そもそも漫画があるから授業で分からない事が逆に理解できるってこともあるし、無くては成らない存在だろ!」

漫研←救世主が来たみたいな顔をする

八期「どうしたの?」

椎名「こう言ってくれたのはあなたが初めてです!」

八期「えっ?」

花海「私達、親や先生達から『漫画なんて描いたってアホに成る』とか『何の役にも立たない』とか『そんな暇があるなら勉強しろ』とか言われてきたんです!」

桜小路「この前も会長代理が来て溜まり場とか言って廃部になりかけたのですが、会長の謝罪で難を逃れた」

梅本「だけど、いきなり来たので、まさか廃部を言い渡されるのかと怖くなって・・・」

八期「もし、漫画をバカにする人が居るならこう言え!『そんなに言うなら漫画をいや、ストーリーを考えてみろ!』ってな!」

漫研「えっ?」

八期「だって、漫画も人生も真っ直ぐ進んでも面白く無いだろ!どこかで寄り道してもゴールにさへたどり着けば達成感がある!何事も上手く行く筈がない!
そして、自分の思い通りに行くお話なんて毒にも薬にも成らない!失敗することで学ぶ物があるんだよ!それが漫画の基本でもあり伝えるものだろ?」

漫研「はい!その通りです!」

八期「ギリギリの結末、意外な展開、逆境を乗り越えて、誰が最初から天才な奴がいる?誰がそんな人が主役の話を見たい?」

漫研「そんなの面白くありません」

八期「それに何より個性いわゆる多様性と言うものを伝えるには持って来いだろ!」

花海「多様性ですか?」

八期「ほら、国や場所によって法律や生活習慣が違うように、皆考え方がバラバラ!アクション系やヒーロー物だって、正義だけに共感するものではない!悪役がなぜ悪に染まってしまったのか、そこをどう理解するか?それが理解できない、いや、そういう人の気持ちを上手く描けないと漫画なんて描けないよ!いわゆる価値観が自分の思うだけのことで進めたって、何の話にも成らない!だって、皆が皆同じ気持ちではないのだから!」

漫研「はい!その通りです!」

八期「まあ、恐怖心を与えた事は謝るよ!最初からこれ渡せば良かったね!」

花海「出入金表!」

八期「期限は今月末!」

花海「分かりました!ありがとうございます!後、疑ってすみません」

漫研「すみませんでした」

八期「まあ、親や先生ほど漫画をよく思わない多様性が分かってない人達が多いから、僕も家族になかなか理解して貰えなくて・・・」

桜小路「それよりも私達に頼みごととは?」

八期「あっ!忘れてた!ごめん、おーい!来てくれ!」

ガチャン

佐伯「失礼します」

漫研「えっ?」

八期「頼みがあるのは僕ではなくこの人さ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.299 )
日時: 2022/11/26 16:35
名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)

297話・アニメ研究部への条件(後編)
佐伯「ええっと・・・」

花海「アニ研が私達に何の用でしょうか?」

八期「ダメ元で良いから頼むだけ頼め!出来るだけのフォローは入れる」小声

佐伯「俺達、アニ研をやってるですが、アニ研と名乗っておいてアニメ制作の事は正直からっきしです!なので、漫研の皆さんに助けて貰おうと・・・」

漫研「えっ?」

椎名「私達が何を助けるのですか?」

桜小路「そもそもアニメの制作に携われって言われても、自分達の漫画の締め切りだってあるし・・・」

八期「ごめん、フォロー入れるよ!このアニ研部長はアニ研を名乗っておきながら、アニメを制作したことがない!しかも、絵心もない!さらに部員達も未経験かつ絵心無しの無能ばかり!しかもストーリーすら作った事の無いただの言わばオタクの集まりなんだよ!」

花海「それで、私達が何を教えれば?」

八期「強要するつもりはない!ただ君達は自分達の描いた漫画のキャラクターに魂が吹き込まれたらどう思う?」

桃井「それはアニメに成ったらと言う話ですか?」

八期「そうだ!」

花海「それは勿論、漫画が売れるのは漫画家にとっては第一段階に過ぎません!勿論、アニメ化は次なる目標です!」

桜小路「確かに、自分の漫画に魂が吹き込まれたらって夢だもんね!」

椎名「それを夢見て描いてますから!」

八期「それをこいつらに任せてたいんだが、生憎初心者も初心者!さっき言ったが、絵すら描けない!君達が時間の合間を縫って教えることは可能かい?」

花海「ですが、なぜ私達が?」

八期「アニメの元は漫画だろ!いくら少し変わっても、漫画を題材にしてアニメは作られる!それにどちらにしろ絵が描けないと、アニメなんて作れないのだから!」

花海「つまり、アニ研に私達の漫画の絵を学ばせるのですね?」

八期「ああ、君達がやるのは絵の書き方だけで良い!後のアニメ制作に関する作業は本人達にやらせる!なんせ、絵が描けなきゃ何も始まらないからな!」

佐伯「お願いします!俺達アニ研に絵の書き方を教えて下さい!」

坪井「部長、教えるの上手ですよね?」

花海「えっ?」

梅本「確かに、漫画絵とストーリーの組み立てがあんたの取り柄だもの!」

花海「でも、私が居なくなったら・・・」

大岡「ストーリーの組み立てなら、LINEとかで送れば私達が受け取ります!」

小池「私達1年生は元々絵は皆得意ですよ!私達が部長の穴埋めを・・・」

花海「でも、漫画家と言うものは書き方に癖があるの!その癖がずれると、違和感のある漫画になるわ!」

桜小路「だったら、キャラクターだけあんたが描けば良いじゃん!そうすれば残りは2割程度なんだし!」

梅本「私はアニ研に、私達の漫画をアニメにしてくれるのは賛成よ!小さい頃の夢がもう叶えられるなんて素敵じゃない!」

花海「それはそうだけど・・・」

椎名「中井さんも指導に入ればどうでしょうか?彼女も部長には及びませんが、上手いですよ!」

坂井「中井ちゃんはどう思う?」

中井「先輩の力になれるならいくらでもお手伝いします!」

花海「じゃあ、皆それで良い?」

漫研「勿論!」

花海「では、私達の解答はYES!あなた達に私達の漫画をアニメにしてくれることを条件にあなた達に絵の書き方だけを指導するわ!」

佐伯「ありがとうございます!」

八期「ただ、こう離れてるとやりにくくないかな?」

花海「それはそうですね」

佐伯「俺も出来れば隣同士でやりたいと思ってます!」

八期「じゃあ、隣確認して説得してみるよ!」

花海「会長自ら!」

佐伯「絶対命令で?」

八期「話し合いだよ!理由もなく絶対命令で引っ越せって何様だよ!その部にはその部の理由があるんだから、話を聞いた上で考えるんだよ!まあ、訳の分からない部活とか、一生徒として相応しくない部活とか、似たり寄ったりしてる部活の方が説得しやすいけどな!」

佐伯「それって?」

八期「その部活なら理由があるから即廃部!そう祈っといた方が良いぞ!」

左隣は正当な理由が合って廃部に出来なかった。

八期「ごめんね、急に引っ越し迫って!本当ごめん!よし、右隣だな!うん?『スクールアイドル部』?こんな部活あったっけ?まあ、どちらにしろここは廃部決定だ!」

※レインボーヒロインズ第7話に続く

そして移動後
佐伯「会長、ありがとう!」

八期「勘違いするな!まだお前らは入口に入ったに過ぎない!」

黒木「それもそうだな・・・」

八期「期限は3月末まで!そして条件はアニメ関連のコンテストや大会に最低6回はエントリーする事!これが最低条件だ!分かったな?」

アニ研「はい!」

八期「その6回の結果を見て、存続を判断する!分かったな?」

アニ研「はい!」

八期「じゃあ、何か合ったら、いくらでも言えよ!助けられる所は助けてやるから!」

アニ研「はい!」

数日後
黒木「あの、会長音響とかは?」

八期「演劇部か放送部か先生に聞け!」

次の日
岡島「会長!アニメは出来たんですが、肝心の声宛が・・・」

八期「自分達で募集しろ!後、漫研と協力しろよ!」

岡島「はい!」

そして
女子生徒「あの、会長!私達新しい部活を申請したいのですが?」

八期「部員は5人、顧問もいるな!そして何部だ?」

女子生徒「声優部です!私達は声宛の仕事をするために頑張りたいと思います!」

八期「よし来た!これを待ってた!勿論承認だ!」

ストン!

声優部「ありがとうございます!」

こうして八期は漫研とアニ研をウィンウィンの関係に置き、新たな部活声優部を承認した。
これが彼の人生を大きく変えることになる。

Re: ナンバーズ8 ( No.300 )
日時: 2022/12/07 22:19
名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)

298話・愛好会発足
トントントン!

ガラガラ

女子A「失礼します!」

八期「はい!」

女子A「2年Hクラスの上岡です!新部活申請をお願いしに来ました!」

薺「あの、これは会長に!」

上岡「無理です!会長には見せにくいので・・・」

薺「いや、私この仕事止められてて・・・、2度とするなって・・・」

上岡「お願いします!」

八期「なんだ?なんだ?新部活ならこっちに持ってこい!」

上岡「会長には見せたくありません!」

八期「なんだ?とんでもない間抜けな部活か?」

上岡「ち、違います!」←赤面

薺「許してあげて!本当に間抜けな部活合ったから!」

上岡「これは会長とか男子には見せられないんです!」

八期「どんな部活やるつもりだよ!」

芹「ごめん、会長の仕事は出来ること限られてて、計算系か部活申請とか整理くらいしか出来ないの!新部活申請はこっち持ってきて!」

上岡「何で生徒会長やってるんですか?」

薺「私もつくづく思ってるわ!」

八期「だから、元々押し付けだって!」

上岡「これは本当に会長に見られるのは恥ずかしいんです!何とかなりませんか?」

八期「見せられない部活作るなよ!」

芹「どちらにしても、一応把握しておかないと意味ないでしょ?ほら、その申請書会長に渡して!」

上岡「はい・・・」

八期「ええっと、何々?えっ?」

パタッ!

芹「どうしたの?」

八期「これ、本気で言ってるのか?」

芹「えっ?」

八期「取り敢えず見て!」

芹「ええっ」

零「ん?」

パタン!

香「零?大丈夫!」

芹「ええっと・・・、これは・・・」

八期「却下だ!」

上岡「何でですか!」

香「えっ?フフフ!ハハハ!」←申請書を見る

パン!パン!パン!←自分の膝辺りを叩いて笑う香

八期「先生、笑いすぎ!」

上岡「何でそんなに笑うんですか!私達は真剣なんですよ!」

香「ごめん、ごめん!上岡さん達の考えた部活動じゃなくて、その名前と内容を見た八期が赤面して『却下だ』って叫んだ事に笑ってるのよ!ハハハ!」

八期「どういう意味ですか?!」

香「ってか、あんたも零も、ムッツリ?」

八期「どういう意味ですか?」

香「やっぱりあんたも男子ね!何想像した?」

八期「いや、だって絶対男子の溜り場になるでしょ!」

秀喜「おい、八期!お前絶対あの漫画読んだだろ?」

八期「・・・」

香「読んだのね」

芹「何?」

ゴニョゴニョ←秀喜が芹に伝える

芹「ええっ!!!!」

秀喜「ネットではアニメに成ってるって言われてる!」

上岡「それで何で『下着部』は却下されるのですか?」

八期「さっき言ったように、絶対男子の溜り場になるか覗かれるぞ!そんなんで出来るか?」

歩「八期の良いところって、悪いところの指摘がその人の為だよね?」

秀喜「確かに、普通の男子なら承認して、後で見回りついでに覗きに行くのにな!」

香「こう言うところも絶対命令を上手く使えるポイントね!」

上岡「カーテンとか被せます!」

八期「そういう問題じゃないんだよ!隠しカメラとか仕掛ける奴居たらどうする?」

上岡「お忍びでやれば・・・」

八期「いちいち、教室変えてたらややこしいだろ!この学校何人居ると思ってんだよ!」

上岡「減らした原因作った人に言われたくないんですけど!」

八期「誰が減らしただ!こっちは被害者だ!」

薺「会長、下着は必要不可欠だと思います!」

芹「そうよね、下着を作ってくれる人がいないと私達はスースーしながら町を歩くことになるし!」

八期「それはそうだけど・・・、僕みたいな男子には知られたくないとか言ってたし・・・」

芹「まあ、下着部なんて知られたら男子があの手この手で盗撮やら覗きを決行するものね!」

八期「そもそも下着ってそこまで気にする?」

全員「えっ?」

八期「まず、このブラって何?」←申請書を見て

芹「いい加減覚えなさいよ!ブラジャーの事よ!」

香「いや、分かってるのに分からない振りをやめなさい!」

八期「・・・」

歩「分からない振りだったんだ」

八期「で、そのブラって下着なの?」

芹「肌に直接当たる服を下着って言うの!」

八期「?」

秀喜「薄いシャツとか着ないか?それも下着だ!」

八期「ああ!それで必要なの?」

芹「女の子には必要なの!男のあんたには一生分からないかもしれないけど!」

八期「他にはパンツに柄を付ける?無地で良くない?」

香「あんたも色くらい気にするでしょ!それと同じよ!」

八期「あっ、確かに・・・、あとこのA、B、C、D、Eって何?」

薺「バストサイズも知らないんですか?」

八期「バストって?」

香「知ってるでしょ!知らない振りやめなさい!」

八期「A、B、C、D、Eは本気で分かりません!」

薺「バスト知ってて何でカップ知らないんですか?」

八期「だって、長さなんて分かんないもん!」

香「そっちね!」

八期「あと、下にバストアップ体操ってあるけど、やる意味ある?」

芹「あるわよ!何!この学校の都市伝説に勝てないと?」←半泣き

八期「何?その都市伝説って?」

歩「なんか、女子生徒は最初に入ったクラスの文字のカップになるらしいよ!I以上は中等部からだけどね!」

八期「そんな泣くこと?」

芹「女の子は誰だって大きくなりたいのよ!」

八期「大きくなるのは背か知識量の器だけでいいよ!胸を大きくして何になるんだ?」

芹「それは大人っいからよ!」

八期「ええっ!!!!大きくなったって、怪しくて怖い人だよ!」

芹「どういう意味よ!」

八期「詐欺しか殺し屋!」

葉月「お前の巨乳のイメージはいつまで物騒なんだ!」

八期「だって、そうやって騙されるバカな男が多いから!」

秀喜「まあ、テレビとかで良く見るが・・・」

八期「あと勝負下着とか、見せ下着とか意味分かんない!」

薺「どこがですか?」

八期「見せ下着とか絶対矛盾してるじゃん!見て欲しくないものをわざわざ見せるってどっちなんだよ!」

香「青奈のように、自分に自信のある肉食系女子もいるのよ!恋は戦争とも言うし、積極的に行くならちょっと下着をチラ見せとかして、相手の気を引いたりするのよ!」

八期「・・・、それはそれでどうなんだろ?」

香「されて嫌な男はまず居ないわよね?」←からかってる

八期「・・・」

秀喜「まあ、確かに・・・」

薺「そう言うのはともかく、100歩譲って、下着を作る人は必要ではありますよね会長!」

八期「それはそうなんだけど・・・」

香「葛藤してるわね!」

八期「だって、覗きで冤罪とか嫌なんですよ!」

香「取り敢えず、言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ!」

八期「下着を作る事に関しては当然将来の仕事としては必要だ!だが、学校でやると男子の溜り場になったり覗きや盗撮騒動などに成りかねない!だから・・・」

上岡「だから?」

八期「こう言うのは家でやってくれ!家で!」

上岡「えっ?」

八期「誰かの家とか?一人っ子か女家系の人の家とか!そこでやれば問題無いだろ!」

上岡「でも、家でやることを部活動と言えますか?」

八期「それはそうだけど、僕が一番恐れてるのは学校内で騒動が起こることだ!見られた側も嫌だが、何もしてない人がとばっちりを受ける可能性もある!そんなややこしいことに成るくらいなら、学校以外でやって欲しい!」

上岡「そんな・・・」

八期「下着部は部としては認められない!そして、学校内の活動も認められないから同好会としても申請出来ない!だから、申し訳ないけど、これは部活動としても同好会としても申請出来ません!」

上岡「分かりました・・・」

トントントン!

ガラガラ

女子B「あの・・・」

八期「何の用ですか?」

女子B「2年Cクラスの梅田です、ちょっとご相談が・・・」

八期「何かな?」

梅田「実は私水泳が苦手で、でも水泳選手みたいな泳ぎをしたい訳では無いんです!」

八期「成る程!僕もスイミングスクール行ってたから分かるよ!」

秀喜「水泳だけでなく、足が早くなりたいって思ってる奴も居るよな!」

芹「ねえ、目安箱にそんな要望沢山無かった?」

八期「そうだけど・・・、部活動したい訳ではなく、ただ泳げるようにとか足が早くなりたいとか・・・」

芹「それを生かそう!部費は出さず、最低限の事をするとか、趣味の場所を作るとか?」

八期「何て言うの?」

芹「それは・・・」

理事長室
理「そうなると、生徒達の安全も必要に成ってくるわ!」

八期「どうすれば良いですか?」

理「じゃあ、大切な3つの条件を満たしていれば認めましょう!」

次の日
八期「生徒会長の松本八期です!この度先週同好会を発足させましたが、更にその下、愛好会制度を発足させて貰います!」

全校生徒・ざわざわざわざわ・・・

八期「愛好会は同好会と違い、主に趣味を目的に活動して貰います!」

全員「ええっ!!!!」

八期「ですので、学校の為に活動する団体ではありません!あくまで自分の趣味を楽しむための集まりです!
よって、部費も部室も基本ありません!
あと、定員は同好会は3人以上ですが、愛好会は1人でも作れます!」

全員「おおっ!」

八期「なお、泳げるようになりたい、足が早くなりたいなど、部活動で活躍する事を想定していない生徒達の練習の場としても愛好会を作ることをお薦めします!
運動や楽器練習などで、趣味として又は最低限の事を出来るようになりたい方は、愛好会を作ると自分だけの練習に取り組めます!更に、校外の練習も認めるものとします!なお、これに付け加えましてチームスポーツの人数制限を変更させて貰います!
フィールド人数の2倍以上を部活動、
フィールド人数以上を同好会
フィールド人数未満を愛好会とします!」

生徒A「申請はするものですか?」

八期「はい、いくら校外中心になるとはいえ、生徒会への申請は怠らずに!愛好会は3つの条件を満たしていれば認めます!
1つ、練習場所などは所有者の許可を取る
2つ、安全管理が徹底出来ている
3つ、顧問は専門の知識のある人物によって行うものとする
しなかった愛好会は文化祭などは不参加、何か事故などが起きたとしても一切対応しません!
以上の事が守れる愛好会のみ申請を認めますので、愛好会を発足したい生徒は生徒会までお願いします!」

生徒B「活動内容としてはどうなるんですか?」

八期「学校の名を背負うことは無いので一般参加となります!」

こうして、部・同好会・愛好会が出来た!
しかし、これが物凄い波乱を起こすなど誰も思っていなかった。


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