二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.281 )
- 日時: 2022/10/10 21:32
- 名前: いくちゃん (ID: qBWNiYNB)
279話・許されない予算会議・・・⑥
芹(零、大丈夫なの?絶対命令って理事長でも逆らえないんじゃ・・・)
零(理さん、何を?)
香(理事長、流石にあなたが行くのは・・・)
理「八期!」←八期の前に立つ
八期「?」
理「ごめんなさい!」←土下座
八期「えっ?」
芹「えっ?」
零「えっ?」
香「えっ?」
前役員「えっ?」
現役員「えっ?」
全員「ええっ!!!!!!」
八期「理事長、顔を上げてください!」
理「嫌よ!あなたが私を許すまで、絶対頭は上げない!」
八期「止めて下さい!あなたが何をしたって言うんですか!」
理「言ったでしょ!生徒の失敗は教師の責任!教師の責任は上手く指導できなかった理事長である!全て私の責任よ!」
八期「待って下さい!僕はあなたに恨みなんか・・・」
香・零「八期(君)!」←壇上に上がる
香・零「ごめんなさい!」←土下座
八期「先生、零ちゃんまで!」
香「私があんたの立候補用紙を隠して生徒会選挙がめちゃくちゃになって、薺さんを含め皆を混乱を起こらせた!」
零「私があなたの気持ちに気付けずに、勝手に思い込んで・・・、最初から君の気持ちを皆に伝えとけばこんなことに成らなかったと思う!」
八期「先生、零ちゃん・・・」
杏「松本君!」
八期「夢原さん?」
杏「あなたに生徒会長を任せるような事してごめんなさい!」←土下座
明「私も!人任せにして、ごめん!」←土下座
2年Bクラス「ごめんなさい!」←土下座
八期「Bクラスの皆・・・」
明「ちょっと、あんた達!」
杏「今この状況を作ったそもそもの原因は私達先輩達が生徒会長に立候補しなかった事がそもそもの原因なんだよ!だから、私達皆で彼に謝る義務があるのよ!文句言うくらいなら、彼に謝りなさいよ!」←マイクで叫ぶ
零「夢原さんの言う通りよ!それであんた達のせいで、1年生達が巻き込まれてるのよ!それを申し訳ないなんて思わない輩は、人の心なんて無いのよ!だからこそあんたらなんかに生きてる価値なんて無い!」
芹「ごめんなさい!」
2年Aクラス「俺達(私達)が悪かったです!」
2年生達「すみませんでした!」
金「八期、私も謝らせて貰うわ!」
葉月「何だ?先輩の癖に、謝ってるのは森田先輩だけか?」
3年生達「すみませんでした!」
葉月「ほら、他の皆に言って!」←留に促す
留「1年生も会長に文句言ったことを謝って!」
1年生達「文句を言ってすみませんでした!」
冷子「松本、ごめんなさい!私達を思う存分殴って!」
前役員「俺達(私達)が全部悪かった!」
悠人「俺達はどうなっても良いから、皆を、皆の自由を守ってくれ!」
剛「皆を殴るくらいなら俺達を殴れ!」
八期「ウワーん、ああ、ううっ、ああーん!」
全員「すみませんでした!」
この日の体育館は全校生徒の涙でびちょびちょに成った
放課後
香「こりゃ、大変ね!」
芹「その当の本人はなにもしない!」
葉月「あの後泣き疲れて保健室で寝たのよね!」
有「何で僕まで!」
香「何も知らないで八期に歯向かったんだからやりなさい!クビよりマシでしょ!」
心乃枝「うちらも手伝ってるんやから!」
朝子「そうよ!そうよ!」
零「それより理さん、よくあんな行動を!」
香「確かに、まさか土下座で謝るなんて!」
理「私としては賭けだったわ!ただあの子の性格を考えて、私をクビにすることはないと確信てしてたから、むしろ行きやすかったし、私の責任であることに変わりは無いから!」
香「理事長の鑑でした!尊敬しますよ!」
理「あなたにはまだ負けるつもりは無いわ!」
流「冷子念入りね!」
冷子「全ては結局私が切っ掛け作ったから・・・」
有「相坂さんをクラスに入れれないのは残念です!」
冷子「あなたが今の・・・」
香「あっ、相坂さん!」
冷子「はい!」
香「良いニュースと悪いニュースがあるんだけど・・・」
冷子「悪いニュースから!」
香「あなたが助けようとした真鍋さんなんだけど、八期がどうも譲れなくて、あの子は結局矯正学校に成ったわ!」
冷子「そんな!」
流「それで良いニュースとは?」
香「あなたはDクラスに戻れるわ!」
冷子「えっ?なぜ?」
香「八期が、あなたが真鍋さんに自分を殴るようにした行動はたとえ嘘の感情だとしても、自ら殴られるように言うのは自分には出来なかったはずって!」
冷子「松本!」
香「その行動は勇気ある行動と共に、自分の罪を認めた、意識したからこその行動だからって!レベル4に格下げよ!」
流「あくまで格下げなのね・・・」
零「確かに、私でも自分を犠牲にするって出来ない物ね!」
有「じゃあ、相坂さんはクラスに!」
香「戻れるわよ!」
冷子「私が?良いんですか?」
香「良いのよ!」
冷子「だって、絶対命令の切っ掛けを与えただけでなく、何人もの人達が矯正学校に・・・」
香「八期なら、こう言うわね!『飛ばされたメンバーは人の心を持ってない奴らだ!』ってね!」
冷子「えっ?」
香「あなたの行動は人の心を持ってるからこそなの!」
冷子「星田先生!」
香「だから、この格下げはあなたが人の心を持ってたからこそなのよ!それを八期がいい人だと思っただけよ!」
冷子「分かりました、ここで松本が何に怒ってたのかを学びたいと思います!」
有「相坂さん、僕が担任の岡田有です!よろしくお願いします!」
冷子「岡田先生、よろしくお願いします!」
香「あっ、有!これ預かってるんだけど・・・」
有「えっ?(まさかクビの通知?)」
香「八期からあんたも心の教室受けなさいって!」
有「えっ?」
香「いじめレベル3以上の人が受ける教室よ!先生達も受ける人は受けるわよ!」
有「ええっと、それを受け持つ?」
香「あんたも受けるの!生徒として!」
有「ええっ!!!!!!そんな!!!!!!」
有の絶叫が起こった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.282 )
- 日時: 2022/10/26 16:59
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
280話・薺の王子様?
芹「ほら!薺!」
薺「散々文句言ってすみませんでした」←納得いってない
芹「八期、許してくれないかもしれないけど、こうやって謝罪はしたから矯正学校だけは・・・」
八期「自分でも何がなんだかわかんねーよ!」
芹「えっ?」
八期「元が元だ!判断しずらい!この話はここで終わりだ!」
芹「ありがとう」
八期「ただし、お前の信頼は薄いと思っておけ!あといじめレベル3だからな!」
薺「ええっ?」
八期「これでも許してる方だぞ!本当は4又は5と言ってもおかしくないことお前はやってるんだからな!」
薺「分かりました・・・」
芹「取り敢えず、失った信頼は行動で返すことよ!」
薺(何で私が謝罪なのよ!)←席に座る
零「ねえ薺ちゃん変身ヒロイン好きなの?」
薺「いえ、これは私の王子様の落とし物です!」
葉月「王子の落とし物だって?」
秀喜「おいおい、今時変身ヒロイン見てるのかよ!」
金「それは侮辱くじゃないかしら?」
香「そうよね!男子だろうと、女子だろうと好きなものは好きなんだよ!人それぞれ好みと言うものがあるんだから!」
薺「そうですよ!それに私はこの持ち主に助けてもらったんです!」
留「確か不良に絡まれて・・・」
薺「どんな人だろうと、これを失って困ってる筈です!きっとこのキャラの事が好きなんだと思います!」
八期「あっ!ああっ!!!!それ僕の!」
全員「ええっ!!!!!!」
薺「えっ?そんな筈は・・・」
理珠「そう言えば始業式の登校の時八期に呼ばれて不良を成敗した記憶が・・・」
薺「そんな会長な訳ありません!私を救ってくれた王子様はもっとイケメンで、格好良くてヒーローのような存在で、何より優しくて、それにこんな趣味の人では・・・」
葉月「言ってることがさっきと違うぞ!」
薺「それにこれが会長ものと言う証拠は?」
八期「足元に名前書いてる!」
零「ちょっと貸して!」←確認する
零「確かに書いてるわ!『八期』って!」
薺「今時変身ヒロインってどんな趣味してるんですか?」
八期「なんだよ!悪いのかよ!」
薺「どうせ、可愛いキャラ目当てなんでしょ!」
八期「僕が求めてるのはお話の展開とキャラクターの個性だよ!」
秀喜「でも変身シーンになると興奮したり?」
八期「それはするよ!」
薺「変態!」
八期「どこがだよ」
薺「キャラクターの変身する姿を見て興奮する人なんて変態じゃないですか!」
八期「なんだよ!BGMを楽しみにして何が悪い!」
秀喜「そっち?」
薺「どうせテレビ見て応援してるんでしょ?」
八期「してないし、今日は誰が止めを刺すかな?どんな展開になるかなって想像はしてるけど・・・」
秀喜「専門家か!」
芹「薺、返してあげなさいよ!名前が書いてある以上八期のであることに変わりはないんだから!」
薺「嫌だ!これを返しても私の王子様がこんな絶対命令で私達を縛る自己中な人とは認めたくない!」
八期「たく、うるせーなお前は分析か!」
全員「えっ?」
芹「どういう意味?」
八期「ハーレム作品のヒロインの1人だけど?」
香「あんたハーレム好きなの?」
八期「ハーレム作品が好きなんです!結婚は一対一でしょ!」
金「そこら辺は普通なんだ」
芹「で、その分析って?」
八期「ハーレム作品の主人公の周辺を探ったり、比べたりする人だけだから分析ヒロイン!特徴は諦め悪いが良いとこ取り!」
零「でも、そんな感じ無かったけど?」
八期「分析ヒロインは好きな人を王子に例える癖がある!」
葉月「マジで?」
秀喜「そんなこと誰が言ってんだ?」
八期「全部自分調べ!どの作品も作者は違うのにそのときに共通点だけは必ず!」
零「そう言えば秘密のノート的なもの持ってたわね!」
秀喜「見ても良いか?」
八期「良いよ!むしろやってほしい!」
香「先生も良いか?」
八期「先生はちょっと・・・」
香「何よ!なんか変なことでも書いてるの?」
八期「お母さんに知られたくないので・・・」
葉月「他人に見せれて家族に見せられないものって?」
八期「説明しずらい!あと分かってもらえない!」
歩「色々居るね!」
八期「今のところ11種類!」
秀喜「マジか!」
葉月「これが最高とか?」
八期「多くても、大半の作品は5・7・9!」
芹「葉月も興味津々ね!」
葉月「私もこう言う漫画は読んでるから!」
芹「何のために?」
葉月「お話の作り方やオチの作り方などを参考にするんだよ!私、一応同人誌とか描いてるから!」
芹「マジで?」
八期「凄い!」
葉月「兄弟皆描いてるぞ!」
香「それも凄いわね」
零「はいはい、薺ちゃんちゃんと返してね!」
薺「はい、会長!」
八期「拾ってくれてありがとう」
薺「・・・、どういたしまして」
香「薺さん、いくら絶対命令と言っても、八期は基本の礼儀はしっかりするし、あなたが盗ったとも疑わなかったでしょ!ちゃんと臨機応変に動ける子だから、あなたが信じない限り、八期もあなたを信じないわよ!」
薺「分かりました、すみません」
秀喜「てか、そのキャラなんだ?」
八期「僕が思う完璧超人生徒会長だよ!」
金「この子に憧れてるとか?」
八期「無理だよ!成れっこない!ただ尊敬はしてる!」
香「むしろ目指してみたら?」
八期「無理ですって!」
薺「じゃあ、私が目指します!」
八期「えっ?」
薺「私がそのキャラクターのような生徒会長を!」
八期「成れるもんなら成ってみろ!絶対無理だろうけど・・・」
薺「少なくとも会長に認められる会長になって見せます!」
八期「わかった!それはそれで楽しみに待ってよう!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.283 )
- 日時: 2022/10/23 17:25
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
281話・スリーシスターズ学園の変な部活
薺「ハー!」
八期「どうした?」
薺「うちの学校部活多すぎ!」
芹「それ、私も思った!」
零「似たり寄ったりで、中には遊びじゃないのか?って思う物や?社会の何の役に立つのか分からないものまで!」
八期「そんなあるの?」
秀喜「興味無さすぎだろ!生徒会長の手前ここの生徒なら少しは知っとけよ!」
葉月「だな!」
八期「まあ、社会の役に立つものとか、大会やコンテストがあるものに関してはやらすべきじゃないか?あくまで1意見だけど・・・」
薺「会長は自分の仕事に集中してください!これは私の仕事ですから!」
八期「正直変な大会や変なギネスとかあるくらいだからな!」
芹「変なギネスって何よ?」
八期「生きてる中で、絶対役に立たないとか、誰の為にもならない自分だけの名誉とか、出来たから何だ!って言いたくなるもの!」
秀喜「じゃあ逆にお前が思う名誉あるギネスって?」
八期「最近、言われてたとしたら漫画の発刊数だな!それだけ長い間描いてなおかつ愛されたって証拠だろ!漫画って描かなきゃ何も始まらないが、面白くないと途中で止まって打ちきりだろ!それを100を余裕で越えたってどんな創作技術と想像力と観察力だよ!」
芹「漫画に観察力っているの?」
八期「いるよ!時事ネタとか、その年流行ったものとか言葉とか!さらには日常あるあるとか!そうやって皆笑わせてるんだよ!スポーツの連続出場と同じだよ!毎試合立つためには調子を落としたり、大きな怪我や病気にかからないようにしないと連続で1000試合以上も出れないからな!」
零「成る程!漫画と言っても奥が深いんだね!」
秀喜「確かに、簡単そうに見えて、目指そうと思っても目指せないんだな!」
歩「そのギネス取った人の記録は本当に偉大だね!」
ガラガラ
生徒A「すみません、部活申請したいんですけど・・・」
八期「あっ、会計にお願い!コイツ会長代理だから!」
生徒A「分かりました!」
薺「ええっと、どうしよう!空いてる教室が無い!」
芹「ごめんね、1回保留にさせて!薺1回他の部活を整理した方が良いわ!」
薺「ありがとうお姉ちゃん、行ってくる!」
次の日
理「草薺さん、ありがとうね!」
薺「いえいえ・・・」
理「もう、訳の分からない部活が有りすぎて困ってたの!しかも屁理屈ばっか言って・・・」
八期「何やったの?」
芹「うちの学校の部活10000以上合ったんだけど、薺の活躍で一気に100くらいまで収まったの!」
秀喜「まず、そんなに合った事にビックリ!」
留「それに薺って人間観察が得意なんですよ!」
八期「へー、それは凄い!どんな感じ?」
芹「あんたも見てたでしょ!人の適正を見抜いてそれに合った物をやらせるのを!」
八期「じゃあ、僕は?」
芹「あまりにも適正が無さすぎて思い付かなかったのよ!」
留「薺の観察眼は本当に凄いからな!小学校の頃から、クラスを中心にアドバイスしてたんですよ!まあ、最初は自分の能力が確かめるためでも合ったんですけどね」
八期「それって、夢に悩んでる子?」
留「そうです!将来のビジョンが見えないとか、何が向いてるのか分からないとか言ってた子中心に助けてました」
八期「ふーん、そうなんだ」
香「フフフ、やっぱり彼女の方が生徒会長向いてるんじゃないかしら?生徒会長代理だけに、生徒会長の仕事を支える影の生徒会長って感じね!」
八期「まだ、分かりませんよ先生!」
全員「えっ?」
香「どうしてそんなことが言えるの?」
秀喜「まさかまだ一週間しか経ってないからとか言うんじゃないだろうな?」
八期「物には長所と短所が存在するんです!普通の人なら長所を生かし、短所を補います!それをアイツが出来るかが生徒会長が出来るかどうかの分岐点です!」
香「そもそもが出来ないあんたが言ってもね・・・」
その後
芹「薺、生徒からのお礼の手紙来てたよ!」
葉月「本当に人気だな!」
理珠「目安箱の手紙の多くは薺さんへのお礼と『やっぱり薺さんが生徒会長が良かった』という皮肉ばかりです!」
零「どうする?」
八期「言わせとけばいいよ、どうせ何日か何が月かしたら、そのお礼が悪意に成る可能性があるから!」
芹「何?うちの妹に嫉妬してるの?」
八期「いいや、高みの見物!」
秀喜「いい加減認めたらどうだ?薺の観察眼理珠以上だぞ!」
理珠「これは冗談抜きでそうですね」
八期「どんな形なの?」
歩「例えば、足の早い生徒が野球部から陸上部に転部したり、長打力のある生徒がゴルフ部に転部したり!」
金「部活内で言えば、テニスでシングル希望の部員がダブルスに挑戦したり、投手から野手に変更する野球部・ソフトボール部の部員も居たよ!逆もしかり!」
秀喜「廃部に成った部活は娯楽が多いな!双六部、麻雀部、ポーカー部、ルーレット部、トランプ部、ギャンブル部など」
零「逆に良くあったわね!呆れたわ!」
理珠「1番酷いのはゲーム部で、部費でゲームを買って遊んでいました!」
八期「バカじゃねーの?ここ本当に名門!?」
薺「調べたところ、会長の前の前会長がやたら許してたそうです!夢があるとかなんとか言って!」
八期「慕われてた、って意味変わってきた!」
芹「あと、意味不明なのも潰してきたわ!流し素麺部とかラーメン研究部とか、この研究部にはうどん、そば、冷や麦にパスタと分かれてた!」
秀喜「もう、統一しろよ!纏めて麺研究部にしろ!」
芹「ただ、活動内容が食べるだけ・・・」
秀喜「部活舐めてんのか!金返せ!」
金「調理部も6つくらいに分かれてたわね」
八期「和・洋・中以外に何があるの?」
理珠「タイとか韓国とか、国に絞ると色々ありますよ!」
芹「あと女子禁制の言えない部活が・・・」
八期「バカじゃねーの!」
秀喜「もしかしてR指定物か?」
薺「はい、先生呼んで退学にしました!」
八期「ごもっとも!」
秀喜「本当は行きたかったんじゃねーの?」
八期「行かないよ!そんなとこ!」
香「顔赤くして言う奴の事信じられるか!」
八期「先生!」
薺「この調子で行けば、必要最低限の部活だけとなって校舎や体育館グラウンドが効率良く使えます!」
芹「確かに、外部活と中部活の運動部達の陣地取りがお約束で長期休みは大変よ!」
八期「やったの?」
芹「初等部時代ね!」
薺「私の中では潰した部活はほんの一部に過ぎません!」
八期「いや、100分の1まで減って一部じゃねーだろ!一部っていうのはな、全体の1割満たない割合の事を言うんだよ!」
零「いやいや、少数派が3割以上でも一部の意見とか言うよ!少ない意見が一部だから!」
薺「どっちでもいいですよ!兎に角、私はより良い学園作り、そして皆さんの将来の夢のお手伝いが出来るように活動しておりますので!それではパトロールに行ってきます!」
香「頼もしい後輩じゃない!」
八期「逆に怖いですよ!しばらくしたらアイツのやり方の欠点が浮き出てきますから!」
薺「フー、全くこの学校の生徒達は何を考えてるんだか!」
薺のメモ
新部活候補・スクールアイドル部
廃部候補・アイドル研究部
- Re: ナンバーズ8 ( No.284 )
- 日時: 2022/10/26 17:08
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
282話・薺vs町子
次の日
ガラガラ
希「あら、あなたは確か八君の弟子だっけ?」
薺「会長代理の薺です!そもそも弟子に成った覚えはありません!」
グレーテル「何だ!?この前は『絶対命令で行う』って聞いたら逃げた奴がどの面下げて来たんだよ!」
愛海「グレーテルちゃん、落ち着いて!」
子「もしかして気が変わった?」
薺「いえ、入るつもりもありません、むしろこの部活は本日をもって廃部とします!」
部員達「ええっ!!!!!!(はあ?)」
グレーテル「ふざけんじゃねーぞ!」
愛海「グレーテルちゃん落ち着いて!」
希「待って!それは八君は認めたの?」
薺「いいえ、私の独断です!」
愛海「なら、それは無効ね!あなたの勝手な意見で廃部には出来ない筈よ!」
薺「普通ならそうですね!」
愛海「どういう事?」
薺「私は会長自らこの仕事の責任を任されたのです!それに会長は言ってました!私には絶対命令はない!つまり、私の意見は絶対命令で覆ることがないのです!」
希「勘違いじゃない?」
子「私もそう思う!」
薺「本当に言ったんです!」
八姫「仮にそうだとして、何で廃部なの!廃部と言うならそれなりの理由と言うものがあるわよね?」
青奈「そうよ!そうよ!将来に役に立たない以外で言いなさい!」
薺「私はここに居る皆さんを救うために廃部を決めました!」
八姫「私達を助ける?どういうこと?」
薺「今は会長絶対命令が働いて、生徒達の自由が縛られています!それに加えこの部活も絶対命令が働いている!会長によって支配されている!皆さんの自由が無いなんて可哀想です!皆さんは会長の言いなりで過ごして良いのですか?」
希「良いわよね?」
青奈「悪いと思ったこと無い!」
愛海「慣れというか日常と言うか・・・」
平江「先輩優しいですよ!」
結「あの人がリーダーで良かったと思います!」
愛海「支配されているなんて感じたこともないわよ!」
薺「皆さん、もう洗脳されておかしくなってるんですね!」
八姫「いや、そもそも皆で決めたしね!」
薺「よくやろう!って言いましたね!何を自ら地獄に入ってるんですか!冒険家ですか?ギャンブラーですか?」
グレーテル「何人の夢を潰そうとしてんだよ!人の夢を潰すな!」
薺「潰すつもりはありません!こんな危険な場所から皆さんを救おうとしてるんです!」
愛海「どういうこと?」
薺「このアイドル研究部を廃部にしたら皆さんはスクールアイドル部に転部してもらい絶対命令という呪縛から解放され、皆さんが自由を取り戻せるんです!絶対命令なんて、何されるか分からないってことは皆さんも分かりますよね?!だったら会長の居ない今のうちにガラッと変えて自由に成りましょう!」
町子「自由ね!」
希「まっちゃん?」
町子「あなた、私達が自由を与えられてない可哀想な集団って思ってたんだ!」
薺「だってこの部は絶対命令ですよ!」
希「私はそれでも良い!八君と一緒に出来るならあの子の言いなりなら一生聞いてあげる覚悟よ!」
青奈「私だって、八期が『おっぱい見せて』とか『触らせて』って言うものならいくらでもwelcomeよ!」
薺「それが合って良いのですか?って言ってるんですよ!不用意に体を触られたり、盗撮されたり、着替えを覗かれても文句を言えないんですよ!露出の高い衣装とか、恥ずかしいダンスとか強要されても文句言えないんですよ!そんなんで良いんですか?」
町子「あなたの言いたいことは分かった!でもね、そんな恥ずかしい事はうちのリーダーは望んでない!そうよね希ちゃん?」
希「そうね、そりゃ男の子だから興味は合っても身内や知り合いとか憧れを持つ人がそんなみっともない、あられもない姿を晒してるのは見たくないって言ってた!」
薺「そんなの口先だけかもしれないじゃないですか!」
町子「絶対命令と聞いて、そういう不安になるのは分かる!でもね、そもそも絶対命令をやると宣言したのは八期君じゃない!別の人だから!」
薺「えっ?」
町子「そもそも、この部が絶対命令になったのは彼が生徒会長になる前には決まってた事なの!」
薺「ええっ!!!!!!」
町子「そして、その理由は、彼に意見をさせる、仕事をさせる、チームの輪の中に入れるためなの!」
薺「輪の・・・、中に・・・、入れる・・・」
町子「そもそも八期君は見た目の判断が苦手だから、衣装とかダンスの振り付けに文句を言うことはほとんど無いし・・・」
薺「でも、練習が疎かになったり、訳の分からない運動を提案して良からぬ事を・・・」
希「ホー、それはどんな運動かな?」
薺「そ、それは言えません!」←赤面
町子「知識無いから逆に流されるタイプ!それに根は真面目だからサボろうとはしない!」
愛海「むしろ、いつ休憩取れば良いか分からない人で、疲れを知らないと言うか弱音を吐いても、体は動かすタイプ!なかなか止まらない子だよね?」
部員達「うんうん!」
ヘンゼル「下手したら風邪引いても怪我しても動く奴だもんな!」
部員達「そう!」
希「止める方が大変!」
薺「でも、スパルタに指示したりとか・・・」
八姫「アイツから指示されたこと合った?」
グレーテル「提案一つ浮かばないもんな!」
平江「先輩はそんな鬼コーチみたいな人じゃない!」
結「どれだけ厳しくても、私達後輩も励まして一緒に頑張る人です!」
薺「じゃあ、振り付けの相談は?リーダーだけの意見になったりとか?」
町子「成らない!成らない!むしろ元々八期君の意見が否定されまくってたから、今の状態になったの!それでも彼は元々自信の無い性格してるから、よっぽど自信がない限り意見しない!」
薺「立ち位置とか、センターは自分の物とか・・・」
町子「言わない!むしろよっぽどの事がない限りセンターに立たないし、うちのグループのセンターは曲のイメージで毎回変わるように八期君自身が提案してる!」
結「だから、まさか私がセンター?なんて事も合った!」
平江「でも、貴重な経験だよね?」
薺「ウーッ・・・」
町子「何を言っても無駄よ!私達は決して洗脳もされてないし、自ら絶対命令をやると決めた!
そして何より、彼の意見を信じてるし、彼の性格も理解している!」
薺「どういうことですか?」
町子「あなたは絶対命令は命令されてる人に自由は無いって思ってるでしょ?」
薺「そんなの当たり前じゃないですか!」
町子「でもね、絶対命令って、使い方次第で良いものに変わるの!そして八期の使い方は良い方の使い方なの!」
薺「何が、良い使い方なんですか?」
町子「八期君は私達に言った!『命令されるたことをそのままやるのではなく、自分が間違っているのなら指摘して欲しい』ってね!」
薺「えっ?」
町子「更にこうも言った!『自由貰って自由奪わず!』絶対命令という自由を貰っても、人の自由を奪ってはいけない!それが絶対命令を持つ者が気をつけることってね!」
薺「だからそんなこといくらでも言えます!」
町子「少なくとも彼は私達の前ではそう動いてる!決して自由を与えられても、私達の自由は奪わない!自分の間違いは自分のせいと認めたり、自分だけの主張でなく、周りの意見を聞いて総合的に判断又は多数決を取ったり、それを私達は目の前で見てるから信頼出来るの!あなたがこんなことを言うのは八期君の絶対命令を使ってる時の行動をよく見てないからよ!」
薺←グーの根もでない
町子「まあ、見る方が逆に難しいか!ここに入ったら分かるかもしれないけど!入るかどうかはあなた次第よ!どうする?」
薺「あなた方は一生それで良いのですか?」
町子「皆、大丈夫よね?」
部員達「勿論!」
町子「私達はあの子が変な命令をしないと信じてますから!」
薺「なら、もう何も言いません!廃部は撤回します!」
廊下
零「まっちゃん凄い!」
芹「私達の出る幕無かったわね!」
しかし、この後薺が驚きの行動を取ることはまた別の話!
そして、それを彼らが知るのはまだ先の話!
- Re: ナンバーズ8 ( No.285 )
- 日時: 2022/10/31 22:02
- 名前: いくちゃん (ID: r5VGwxxq)
283話・新メンバーは性転換した8の憧れの男子?
?「失礼します!」
八姫「はい!私がこの部の部長だけど・・・」
?「私、このアイドル研究部に入部しようと・・・」
八姫「先に言っておくけど、名誉会長絶対命令だけどそれで良い?」
?「はい!大丈夫です!」
八姫「そう言えばお名前は?」
?「2年Fクラス逢坂恵です!」
八姫「恵ちゃんって言うんだ・・・(その割にはやけに声が低いけど・・・)」
しばらくして
秀喜「よ~し、今日も練習頑張るぞ!」
八期「オオッ!」
零「男子達、気合い入ってる!」
ガラガラ
恵「オオッ!待ってたよ!」
八期「誰?」
八姫「新入部員、絶対命令でも大丈夫だって!」
恵「久しぶりだなぁ八期!秀喜!」
秀喜「えっ?どこかで会った?」
八期「誰だか分かんない!」
恵「ほら、小3の時だよ!覚えてないか?」
秀喜「えっ?お前どうした!」
八期「分かったの?」
秀喜「お前、同じクラスだっただろ!その時はまだ8クラス合って、俺2クラス隣の教室だったから!それにいじめられて逃げる時、いつもコイツに助けられたり、俺のクラスに来てただろ!」
八期「全然、分かんない!」
秀喜「ほら、お前の憧れの!」
八期「松居君!」
恵「そうだよ!やっと思い出したか、松居だよ!松居将吾だよ!」
理珠「私もよく覚えてます!夏休み明け以降、八期はよく松居にくっつく感じに隣にいました!それはまるで同性愛に目覚めた人のように・・・」
八期「いや、憧れだから!」
歩「この人が八期の憧れの人!」
八期「まあ、頭良くて常識人って感じに見てた!」
八姫「ふーん!」
希「そうなんだ!」
芹「まあ、同性でも憧れを感じて好きになる事ってあるわよね!」
零「せっちゃんもあるの?」
芹「ええっ、私は零が憧れかな!」
零「ありがとう!」
町子「私は希ちゃん!」
希「ありがとう!」
八期「それより何でそんな姿に?」
恵「フフフ、今の俺は逢坂恵!性転換したのさ!」
秀喜「お前、まさか!」
恵「取ったよ!」
全員「ええっ!!!!!!」
八期「何を?」
バターン!
秀喜「そこは分かれ!男のシンボルだよ!」
八期「ええっ!!!!!!何で?」
恵「正直、男に飽きた!いや辞めたと言った方がいいか!」
八期「どうして辞めちゃったの?あんなモテてたのに?」
恵「モテるのも良いことばかりじゃないんだぞ!毎日毎日家に沢山の女子達が群がって!母さんも鬱になってしまうし・・・、父さんなんて元々娘が欲しかったとか言ってよ!それが毎日続いたから嫌になって・・・」
秀喜「よくそんな金合ったな!」
恵「親戚のおじさんがそういった手術をしていて・・・」
子「いつ頃から性別を変えたの?」
恵「2年に上がる前です、女子達の黄色い歓声がうるさかったので・・・」
秀喜「お前、陸上部入ってなかったか?」
恵「色々合って辞めたよ!じゃなきゃここに来ないよ!」
子「成る程、性別を変えたからこその差別ね!元々が男だと、女子達から元が男と意識され、男子達からは距離を置かれるか浮いた感じに別物扱いってとこかしら?」
恵「はい!その通りです!」
芹「でも、何でこの部活なんかに?」
恵「切っ掛けは歩に誘われたんです!」
八期「歩が?」
零「歩君?」
歩「うん!先月位から『性転換したら周りからの目が怖い』って相談受けて、それで私のインターセックスの事や、うちの部活にはLGBTの子達が居るし、そういった人を差別しないように勉強しながら部活動をやってるって話したの!」
恵「それで、この間のライブを見て、八期を見つけたり、歩から聞いてたLGBTの人達の歌ってる歌詞を聞いて、自分の姿に悩んだり、自分なりの主張を歌に込めてるのを見て、そしてそれを一緒に共にするこのグループが素敵だと思って、ここなら自分なりに生きていけると思って!」
愛海「成る程!」
グレーテル「確かに、俺もその1人だからな!ただ、悪く言われたことは無いが・・・」
恵「君もか?」
グレーテル「言っとくが、俺は女だ!ちょっとした性同一性障害だ!だが、うちのリーダーは俺を女として見てくれる!」
恵「じゃあ理解がふか・・・」
零「いや、そこまで!男子関係になると途端に理解できない!」
八期「間違った時の恥ずかしさが腹立つ!」
秀喜「まあ、言いたい気持ちは分かる!可愛い女子かと思ったら、実は男って知ったら凹むよな!」
希「あと、上か下かで言うと下に興味があるから、下に付いてた場合は男って認識なところも理解しきれてないあれなんだよね!」
恵「えっ?あれば男じゃないの?」
葉月「知らないのか?ふたなりって言って、性器を2つ持つ人間の事だよ!心が男ならなんの問題もないが、女だったらたまったもんじゃないぞ!」
子「それこそ差別だよね!性器だけで性別を決めるなんて!」
町子「一般的に年が上を行く人はある程度慣れてるけど、若い人は慣れてない人も多いよね!トイレは個室があるからいいんだけど、お風呂となると大揉めね」
愛海「そこの理解がされてないから性の問題は解決しないのよね!」
恵「話変わるけど、八期、今の俺はどう思う?」
八期「正直、嫌だ!だった憧れの人が性転換はビックリだよ!変わるなら髪型だけが良かった!」
恵「つまり、俺みたいな人と一緒に居たいとか、結婚とかは?」
八期「僕は普通の女の子と結婚したい!」
希「正直でこう言うタイプです!」
恵「まあ、あまり期待はしてなかったけど、実際言われるとやや傷付くな・・・」
渚「ただ、世間一般だとそれが普通なんですよね?」
歩「確かに!でも私はそれを自分で覆したいとは思うね」
恵「歩?」
歩「アイドルをしつつグループ内恋愛とかで、私が八期君と付き合ってるって記事が流れて、私は元々男の子ですって、なって皆に驚かれ、でもお互いが好き同士なら同性でもいいんだ!どんな同性の形や異性でも元男子とか、ちょっと変わった女の子でも、愛してくれる人が居るって事を伝えるために!」
恵「凄い野望だな!」
渚「私そこまでポジティブに成れない!」
歩「行動あるのみだよ!むしろ、最初は友達すら拒否老としてたし!」
渚「えっ?」
恵「マジで?」
八期「ごめんなさい」
秀喜「いくら苦手でもダメだろ!同じ人間だぞ!」
八期「なんか慣れない、分かっていても・・・」
芹「それは私も!やっぱ下見て決めちゃうことってあるよね!」
子「だからこそ私達は、一緒に過ごすなかでLGBTについて学ばないといけないの!そもそもそういった人の多くは望んで成ったものではないんだから!」
町子「その勉強が難しいのよね、主観的意見と客観的意見を同時に考えても、どう言えば相手を傷付けない言い方や行動を出来るかが難しくて・・・」
八姫「八期自身の見方としては?」
八期「ごめん、ほぼ男子と言う認識で並べ方を工夫している!ただ、状況によって女子と言う認識で並べたりもする!」
香「まあ、最終的な事を言うとお互いの許容範囲ね!どこまで許せるか?これだけは許したくないとか、人によってはどっちでも良いって人も居るし、慣れてる人もいる!皆はどう?」
恵「まあ、間違えても当然とは思ってますが、一番気にするのは合宿などのお風呂ですね!」
渚「私も!」
歩「そこで揉めないのであれば、どっちの認識でも・・・」
香「その辺は大丈夫!」
零「何でですか?」
香「色々合って、混浴になると思うから!」
全員(一部除く)「ええっ!!!!!!嫌だ!」
秀喜「お前も叫ぶのかよ!」
八期「だって、混浴は避けられないのですか?」
香「自分で今までの旅行振り返ってみなさいよ!」
グーの根も出なかった。
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