二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.240 )
- 日時: 2022/07/25 21:57
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
238話・コピー機騒動
恵「まったく、この間は何て事してくれたんですか!」
眞子「学校の評判がた落ちよ!」
八期「はあ?知らねーし、人の駐輪場所を横取りしたやつが悪いんだろ!」
冷子「本来なら生徒会は愚か少年院ですよ!」
黒川「本当に何してくれたんだ!と言いたいところだが、先生も同じ目に合ったからお前の気持ちは分かる!理不尽にお金を払わされるって嫌だよな!」
恵「それで人を傷付ける何て、何を考えてんだか!」
眞子「それで何で生徒会長をクビに成らないの?」
八期「うるさい!黙れ!お前らも一回同じような目に逢ってこい!」
ガラン
香「渡辺!高橋!同じこと言ったら、今度はいじめレベル5にするわよ!」
恵「だって、おかしいじゃないですか!」
眞子「人を傷付けるって、傷害ですよ!下手したら殺人の可能性だって・・・」
香「だからと言って、人を責めたり、ネチネチ文句言ったり、悪い噂を立てるな!あんたらも、同じことをされたら八期の気持ちが分かるわ!きっと、同じことしてるはずだから!」
久「ちゃんと停めてた自転車を没収されたら怒るのも無理無いよね」
剛「俺も、八期と同じ行動とってただろうな」
香「さあ、過ぎたことは一旦忘れて、仕事よ!」
生徒会「は~い!」
香「八期、これをコピー100枚お願いできる?」
八期「コピーですか?」
恵「先生!私がやります!こんな判子も録に押せないのがコピー何て出来るはずありません!」
眞子「ましてや犯罪・・・」
香「ん!?」
眞子「はい、すみません・・・」
香「やってないのに、出来ないと決めつけるのは良くないわ!初めての事は誰だって出来ないのが当たり前だもの!さあ、八期、最初の1枚は先生が教えるから職員室に行くわよ!」
八期「はい!」
職員室
香「という感じにやれば出来るわ!分かった?」
八期「はい!」
香「サイズはここに表記されてるから」
八期「分かりました、片面だけですよね?」
香「ええっ、そうよ!」
八期「ありがとうございます!」
香「終わったら、これらを各100枚ずつお願いね!」
八期「分かりました!」
1枚確認
八期「あれ?おかしいな」
楓花「八期!支えが上がってるわ!これじゃ紙を抑えきれてないじゃない!」
八期「お母さんありがとう!」
楓花「先生よ!」
2枚目ところが
八期「あれ?全然動かない!」
表示
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八期「その間にトイレ行ってこよう」
戻ってみても
表示
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八期「いつまで掛かってるの!」
香「八期、コピー出来た?」
八期「コピー機が全然動きません!」
香「ええっ?紙切れかしら?」
電源を切り確かめてみるも
香「まだ、紙は充分あるのに!」
香がコピーする
ウィーン!ウィーン!
香「動くじゃない!」
八期「さっきは全然動いてなかったんです!」
香「おかしいわね・・・、取り敢えずこれは明日お願いね!」
次の日
八期「よし、紙を確認して!まずは1枚!」
ウィーン!
八期「よし、OK!じゃあ、後99枚を印刷!」
表示
ただいま処理中です!しばらくお待ちください
ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!
八期「なんだよ!早くやれよ!」
楓花「八期、物に当たらない!」
八期「コイツ壊れてるよ!ちっとも動かないもん!」
楓花「本当に?1回電源切るわね」
電源を切ってオンにして再度印刷
ウィーン!ウィーン!
楓花「動くじゃない!」
八期「おかしいよ!何でだよ!」
楓花「1回、電源を切ってもう一度立ち上げれば良いわ!」
黒川「松本!まだか?これだけか?」
次の日
八期「よし、まずは1枚」
ウィーン!
八期「大丈夫!」
紙も調べ
八期「よし、いけ!」
表示
ただいま処理中です!しばらくお待ちください
八期「何でだよ!いや、待てここは1回電源を切って・・・」
やり直す八期
八期「よし、これで行けるぞ!」
表示
ただいま処理中です!しばらくお待ちください
八期「バカか!コイツは!このポンコツ!」
理「何をやってるの!」
八期「理事長!このコピー機壊れてますよ!新しいのに変えてください!」
理「本当に?」
八期「3日使ってますけど、まともに印刷出来たことありません!」
理「まさか、貸しなさい」
ウィーン!ウィーン!
理「動くじゃない!」
八期「はあ?さっきまでは全然動かなかったんですよ!」
理「じゃあ、何で動くのよ?」
八期「コイツがおかしいんです!」
理「おかしいわ訳ないでしょ!」
八期「コイツ、僕の時だけ意地悪するんです!」
理「あなたの操作が間違ってたんじゃないの?」
黒川「まだ、出来てないのか?」
次の日
八期「はあ、今日こそ確認して、ダメならコイツは壊れてる!いや、最低なコピー機!こんなコピー機壊してやる!」
まずは確認
八期「ここまでは大丈夫ここからだ!」
一つずつ手順を確認して押す八期
表示
ただいま処理中です!しばらくお待ちください
八期「やっぱりダメだ!」
杏「あの、コピー機使いたいんですけど・・・」
八期「何枚刷る?」
杏「100枚だけど・・・」
八期「じゃあ、手順を一緒に見てさせて!コイツ壊れてるから!」
杏「そうなの?」
杏の手順を確認する八期、すると・・・
ウィーン!ウィーン!
八期「はあ!?お前ふざけるなよ!」
ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!
杏「八期君やめて!コピー機が壊れちゃうよ!」
八期「コイツは元々壊れてるんだ!」
杏「私がやって出来たなら、直ったんだよ!だから、私の後に使えばきっと出来るよ!」
しばらく待ち
八期「よし、手順通りにして・・・、いけ!」
表示
ただいま処理中です!しばらくお待ちください
八期「何でだよ!このバカ!ポンコツ!差別!」
ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!
ウィーン!
紙・バーカ!😜
八期「ふざけるなよ!」
ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!
黒川「松本!何をやってる?」
八期「うるさい!このコピー機が壊れてるんだ!」
黒川「物に当たるんじゃない!」
八期「知るか!お前なんか壊れてしまえ!」←そばにあった辞書でコピー機を殴る
ドーン!
キン!
楓花「えっ?八期!危ない!」
八期「えっ?」
バコーン!
ジリジリジリジリジリジリ!
警報器「火事です!火事です!」
楓花「大丈夫?」←間一髪助かる
八期「お母さん・・・」
黒川「皆さん、早く消火器を!」
理「まったく、何度物に当たるな!って言ったか・・・」
八期「あのコピー機がおかしかったんだ!僕1人の時にだけ、全く動かない!先生達が来たら何事もなかったように動く!僕以外の人では何事もなく動く!あのコピー機が差別したんだ!だったら壊れてるのも一緒だ!こんな変なコピー機を買った人が悪いんだ!あーん!あーん!僕は何にも悪くない!全部コピー機のせいだ!」
理「あんたはもう、コピー機を一切使うな!」
八期「あんな理不尽なコピー機2度と使うか!あーん!あーん!」
黒川「何とかボヤで済んで、壁と一部の机や椅子しか燃えてません!怪我人0です!」
理「それが幸いね・・・」
楓花「理事長・・・」
香「ん?」
理「どうしたの香?」
香「このコピー機の中から光ってるものがあるんですが!」
理「えっ?」
黒川「一度専門の業者に見てもらいましょう!」
次の日
業者「これは遠隔操作されてたね!」
理「遠隔操作!」
業者「つまり、ここではない別の場所からパソコンか何かで、この機械を弄ってたと思うね」
理「ってことは・・・」
香「八期の言ってた事が正しかったと言うことですね!」
その後犯人が見つかり、その犯人にコピー機やら修繕費を徴収することになった。
その後理は八期に謝ったが、八期はコピー機がトラウマになり、2度とコピー機は使ってない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.241 )
- 日時: 2022/08/01 18:43
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
239話・8の家出・・・①
朝礼
香「皆、おはようって、八期どうした?大丈夫か?」
八期「大丈夫です」
香「それならいいけど、1回職員室に来てもらうから、後で放送するわね?」
八期「えっ?」
香「怒ったりしないから!先生はあなたが心配なの!」
八期「はい・・・」
職員室
香「松本先生!」
楓花「はい?もしかして八期ですか?」
香「勿論!何が逢ったんですか?」
楓花「うちの旦那が原因で・・・」
香「えー!」
放送後
香「八期、それは何が逢ったのか話してみて?」
八期「お父さんに『お前みたいな犯罪者なんているか!』って殴られたり、振り回された!」
香「それでこんなに体中にアザが・・・」
八期「僕は犯罪なんて犯してないって言っても『嘘付け!』って・・・、僕は何にも悪くないのに・・・」
香「うん、あんたは悪くない!悪いのはあんたに罪を被らせた輩よ!あんたはただ巻き込まれただけ!教えてくれてありがとう!」
最終下校
希「あれ?八君帰らないの?」
八期「お父さんに『お前みたいな犯罪者なんて帰って来るな!』って言われた!」
青奈「そんなのはったりよ!なんかやらかしたの?」
零「先週のコピー機騒動とその前の自転車騒動で怒られてボコボコにされたんです」
希「可哀想に!今日はお姉ちゃんの家に来る?」
青奈「いや、先輩は近所でしょ!すぐに見つかりますよ!」
子「そうだよ!ましてや幼馴染みだったら真っ先に行きそうな家って特定されるよ!」
八姫「私と零とグレーテルは同じ家だし・・・」
歩「うちは無理!」
葉月「私もダメ!」
愛海「私は良いけど!」
零「愛海ちゃんもダメ!伯母さんの家だと、すぐに特定できる!」
町子「私は・・・」
グレーテル「あれは家なのか?」
町子「はい、施設です!」
葉月「すぐに電話掛かるな・・・」
平江「私の家は大丈夫・・・」
八期「小さい子の家にお邪魔するのは・・・」
青奈「うちは大丈夫よ!いくらでもOKよ!」
愛海「あんたの性格を考えてダメ!」
青奈「何でよ!」
愛海「青奈だと、逆セクハラしそうだから・・・」
青奈「何よ!むしろ良いじゃない!こんなおっぱい大きい女の子と一緒に過ごせるのよ!」
子「ん!ん!」←指を指す
青奈「えっ?」
希「怖かったね!お姉ちゃんが守ってあげるから大丈夫よ!」
八期←希の後ろに隠れる
青奈「何でよ!」
香「私は担任だから、テストとか他の生徒の個人情報とかもあるし・・・、他大丈夫そうな子いる?」
芹「うちは大丈夫かどうかは分からないですけど・・・」
香「じゃあ、草さん頼んでも良い?」
芹「分かりませんよ!」
結局
芹「言っとくけど、あくまで一時預かりだからね!」
八期「はい・・・」
芹「何?意識してるの?」
八期「だって、人の家に上がることは合っても、泊まるのは、お婆ちゃん家以外は初めてだから・・・」
芹(まあ、確かにそうね・・・)
草家
芹「ただいま!」
八期「お邪魔します!」
芹の母「お帰り!あら?可愛い!せっちゃんの彼氏?」
芹「違うから!あっ、お母さんしばらくの間これ、うちに泊まらせて良い?」
芹の母「えっ?何で?もしかして家出かなにか?」
芹「まあ、そんな感じ、お父さんにボコボコに殴られたんですって!」
芹の母「まあ、可哀想に!そんなことなら構わないわよ!こんな可愛い子!何日でも毎日でも良いわよ!」
芹「毎日はコイツの親の方が反対よ!」
芹の母「まあ、毎日というのは冗談で・・・、お名前は?」
八期「松本八期です」
芹の母「八期君ね、固くならず自分の家と思って過ごして良いのよ!」
八期「ありがとうございます」
プルルルル!プルルルル!
芹の母「あら、電話だわ!芹、彼を案内してね!」
芹「ええっ?!どこに?」
芹の母「あなたの部屋に決まってるじゃない!ハイハイ、今行きます!」
芹の部屋
芹「ちょっと待ってね」
八期「?」
芹「心の準備が欲しいの!それに着替えるから!」
八期「どうぞ」
数分後
芹「入っていいわよ」
八期「お邪魔します、うわあ綺麗!」
芹「当然よ!女の子は部屋も綺麗でないと!後、何突っ立ってるの?」
八期「何すればいいか分からないし・・・」
芹「座っていいわよ!後、宿題出されてるはずだから一緒にやるわよ!」
八期「うん」
数十分後
芹「だから、こうなるの!」
八期「成る程!分かりやすい!」
芹「まあ、これくらいは基本よ!まあ、教え方は零とか香先生に教えてもらったけど・・・」
八期「分かりやすかった、ありがとう!」
芹「どういたしまして!」
ガチャン
芹の母「2人共、お風呂出来たわよ!」
芹「あんたどうする?」
八期「先に入りたいかな?」
芹「へえ、意外!」
八期「そんな珍しい?」
芹「うちの弟達なんて、後でとか1日入らなくても大丈夫とか言って中々入らないから・・・、いつも私や薺が入れるのよね」
八期「薺?」
芹「妹よ!私の可愛い妹!」
八期「へー、兄弟居たんだ!何人兄弟の何番目?」
芹「7人兄弟の1番目よ!あんたは8人の末っ子だったわね」
八期「うん」
芹「あんたって、本当に末っ子気質!」
八期「そんなの分かるの!」
芹「ほら、うちは兄弟多いし、あんた1人で入りたいでしょ!」
八期「まあ、確かに人と入るのは・・・」
芹「なら、さっさと入りなさいよ!後がつっかえるの!」
八期「着替え無いんだけど・・・」
芹「あっ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.242 )
- 日時: 2022/07/30 16:17
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
240話・8の家出・・・②
芹の母「あっ、ごめんね!八期君!さっきあなたのお母さんから電話が合って、ここに来てもらったの!そしてたらあなたの服とか下着類とか届けて下さったわ!これを使ってね!」
八期「ありがとうございます!」
お風呂場に行くと・・・
ガラン!
?「キャアアア!」←服全部脱いでる
八期「えっ?」バン!
芹「どうかした?」
八期「誰か入ってた!」
?「お姉ちゃん!助けて変質者!」
芹「その声は薺?帰ってたの!いつ?」
薺「さっき玄関でお母さんが立ち話してた!その時!」
芹「なら、ついさっきね!ごめん、八期お風呂はこの子の後ね!」
八期「分かった」
芹「後、薺!今日はお客さん来てるから!まさかあんたが帰ってるなんて私も思ってなかったの!だから、許してあげて!」
薺「お姉ちゃんが言うなら・・・」
数分後
ガラン
薺「ああ、気持ち良かった・・・、ってキャアアア!」
八期「何?」
薺「こっちが聞きたいわよ!何でこんなところに、ずっと入り浸ってたんですか?」
芹「どうしたの?」
八期「だって、草さんがうちはいつもお風呂の取り合いになるから、早めに行っておいた方が良いって!うちも大家族で、ここにスタンバってないとすぐに入れない!」
芹「あんたずっと待ってたの?」
八期「そうでもしないと・・・」
芹「こんなところで待たれたら怖いわよ!覗かれるのではないかって?」
八期「廊下だよ!脱衣所ならともかく!」
薺「もう、お姉ちゃんこの人何?」
芹「ごめん、コイツ発達障害だから、許してあげて!それに覗かれたわけではないでしょ?」
薺「そうだけど・・・」
お風呂に入る八期
八期「人のお風呂って新鮮だなぁ・・・」
お風呂上がり
八期「お風呂ありがとうございました!」
芹の母「いいえ、どういたしまして!ご飯までゆっくり寛いでいてね!」
八期「ありがとうございます」
プルルルル!プルルルル!
芹の母「はい!草です!あっ、八期君のお母さん!はい!分かりました!八期君お母さんからよ!」
八期「はい」
電話を代わり
八期「もしもし」
楓花「八期、草ちゃんとこに居るのね?話は星田先生から聞いてるわ!」
八期「うん・・・」
楓花「まあ、1回お父さんと離れた方が良いって言うのは教師としては賛成ね!でもここからは親として言うわ!」
八期「うん」
楓花「よその家にお世話になるんだから迷惑かけないこと!後、あんたはよその家に行くと寛ぎすぎてお菓子バリバリ食べたり、飲料沢山飲んだりするからそう言うのはやめなさい!後催促も禁止よ!草ちゃんのお母さんから聞かれたものや出されたものだけよ!」
八期「うん、分かった!」
楓花「後、お世話になる以上家でやってるお手伝いとかもやること!分かった?」
八期「分かった!」
楓花「恐らく草ちゃんが居るから大丈夫だろうけど、宿題とか勉強やっておきなさいよ!」
八期「もう、やった!」
楓花「じゃあちゃんとしなさいよ!」
八期「はい!」
楓花「じゃあね」
八期「バイバーイ!」
プチッ
八期「あっ、トイレ行こうかな!」
トイレ
八期「あっ、電気付いてる!だけど、鍵は開いてる!」
トントン!
シーン
八期「誰も居ないのかな?誰かいますか?」
トントン!
八期「じゃあ、誰かが電気付けっぱなしにしたんだ!よし!」
ガチャン
薺「キャアアア!」
八期「居んのかよ!」
バタン!
薺「何するんですか!変態!」
八期「お前が悪いんだろ!反応くらいしろよ!」
薺「他のトイレならお風呂場の隣です!」
八期「そっちにも合ったの!仕方ない・・・」
お風呂場
八期「あっ、ドアも開いてる今だ!」
ガチャン!
芹「えっ?」←お風呂上がり立てなので全裸
八期「あっ!」
芹「見ないで!」
バン!
八期「ドア閉めとけよ!」
数分後
ブーン←ドライヤーの音
八期「あっ、大丈夫だね!」
ガラン!
芹「何で入って来るのよ!」←まだ下着
バン!
八期「パジャマ着てからやれよ!うちの七姉か!」
トイレ言った後
薺「お母さん、あの人何!どういう事なの?」
芹の母「ちょっと預かってるの!」
薺「私のお風呂覗いてきたし・・・」
芹の母「お姉ちゃんも不手際だって言ってたじゃない!」
薺「しかも、私がトイレ中に勝手に入ってきて!」
芹の母「さっき聞こえてきたわよ!またノックされたのに反応無しって!せめてドアか壁を叩きなさいよ!」
薺「ぶー!」
ガチャン
芹「ちょっと!何やってるの?」
八期「あっ、お母さんからお世話になるんだからお手伝いとかもやることって!」
芹「やらなくていいから!」
八期「何で?」
芹「自分でやるわよ!」
芹の母「良く言うわね、いつも勉強があるからとか言ってたたむことはおろか持っていくことすらしないくせに!」
芹「ああ!下着はやめて!っていうか触らないで!」
八期「何で?」
芹「何でって分からないの?」
八期「分からない!ただたたむだけだよ!」
芹「触られるのが嫌なの!」
八期「そんな理由は受け付けません!」
芹「なんでよ!」
薺「あっ、それ私のパンツ!」
八期「えっ?」
薺「何、平然とたたんでるんですか!」
八期「下着1つでうるさいなあ!」
芹の母「あんたらいつもたたまないじゃない!八期君ありがとう!気にせずたたんで!」
八期「はい!」
薺「お母さん!」
芹「ちょっと!それ私のブラよ!」
八期「えっ?」
芹「何?私がブラ付けるのがおかしい?」
八期「早いんじゃないの?」
芹「何ですって!どういう意味よ!」
薺「まさか、お姉ちゃんの胸が壁のように薄いからとか言うんじゃないでしょうね?」
八期「普通二十歳からじゃないの?」
芹「えっ?何でよ!」
八期「だって、こういうのって大人になったら付けるものじゃないの?」
芹の母「ああ!男の子だからブラジャーの事分からないか!」
八期「ブラジャー?」
芹「前に先輩達が話してたでしょ!」
八期「ああ!胸当て!」
芹の母「ある意味合ってるけど・・・」
芹「それじゃ別の物よ!」
芹の母「女の子は思春期になると付けるのよ!ここら辺はもう物で分けといて!違い分からないと思うし・・・」
薺「お母さん!それで良いの?」
芹の母「お手伝いしてもらってるのに叱れないわよ!」
芹(コイツいると別の意味で疲れる!)
ガチャン
?「ただいま!」
芹「あっ、御形お帰り!」
御形「うわあ!母さん、なんて奴家に入れてんだよ!」
芹の母「この子はお姉ちゃんの彼氏で・・・」
芹「違うわよ!」
八期「違います!」
芹の母「あら、そうなの?」
芹(そんな否定しなくても・・・)
御形「コイツは殺人犯なんだぞ!」
芹の母「えっ?」
御形「知らねーのかよ!コイツは放置自転車してたのに、罰則金払わず、静止させようとした管理人を突き飛ばして怪我させて逃げた殺人犯なんだぞ!こんな奴を家に入れるってどういう神経してんだ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.243 )
- 日時: 2022/07/31 22:21
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
241話・8の家出・・・③
御形「知らねーのかよ!コイツは放置自転車してたのに、罰則金払わず、静止させようとした管理人を突き飛ばして怪我させて逃げた殺人犯なんだぞ!こんな奴を家に入れるってどういう神経してんだ!」
パチン!
芹の母「えっ?」
八期「あっ!」
御形「芹姉、何すんだよ!」
芹「何にも知らないのが正義の味方面するな!」
御形「はあ?どういう意味だよ!コイツは傷害事件を起こした人間ってテレビで・・・」
芹「何でもニュースを鵜呑みにするな!コイツがどれだけ嫌な思いをしたなんてあんたになんか分からないわ!」
御形「はあ?加害者だぞ!そんな奴の気持ちなんて・・・」
芹「そんなことを言うのはこの口か!」
薺「お姉ちゃん!落ち着いて!それに聞いた話だとこの人のせいで私達後輩達の旅行先も変わったって言ってたじゃない!そんな人を信じるって言うの?」
芹「薺!あんたもそんなこと言うの!」
薺「だって、それで私達後輩がどれだけ迷惑掛かったか・・・、本来行きたかった場所が変わったりして、楽しみだった修学旅行が台無しになったんだよ!お姉ちゃんだってそうでしょう!」
芹「八期はそもそも正しく自転車を停めてたのに、心の無い奴に横取りされて、放置自転車扱いされて、悪いことしてないのに罰則金を払わされたのよ!あんたもそんな状況になって腹が立ったりしないの?」
御形「それは・・・」
芹「あんたが正しく自転車を停めてたのに、駐輪を横取りされても自業自得と思うなら、コイツを悪く言っても構わないわ!そんな人間まず居ないけどね!」
芹の母「芹の言う通りよ!彼が何か悪いことしたかもしれないけど、上辺だけ聞いて責めるのはおかしいわ!ちゃんと中身やそれに至る経緯を理解することが大事よ!それが出来ないあんたは偽善者も同じよ!」
御形「そんな・・・」
芹の母「彼に謝りなさい!でないと今日のご飯抜きよ!」
芹「悪者扱いしてごめんなさいって言いなさい!」
御形「悪者扱いしてごめんなさい・・・」
芹「ほら、薺も!」
薺「何で私まで?」
芹「あの旅行の変更の切っ掛けは八期に絡んだ同級生及び怒らせたダメ教師が原因なの!時に酷いときは、全体で罪を擦り付けたり、首謀者に仕立てあげたりと、悪質だったの!中には旅館の従業員の手違いや先生の注意事項による失態が招いたものもあった!一概に八期1人のせいとは言いきれないし、状況が状況過ぎて八期に同情するところもあるしね!」
芹の母「つまり、その事件には裏があるってことね!」
芹「そう言うこと!表向きは八期が起こした事件になってるけど、切っ掛けと中身は八期が同情できる被害に逢ってるから、裁判で言うと情状酌量とも言えるの!」
薺「うー・・・」
芹「だから、薺も!」
薺「すみませんでした・・・」
芹「私からも謝るわ!だから許してあげて!」
八期「うん、芹さんありがとう」
芹「えっ?」
八期「僕を庇ってくれて!」
芹「そりゃ、何回も経験してるしね!」
晩御飯
芹の母「さあ、遠慮せずどんどん食べてね!」
八期「ありがとうございます!」
芹「もっとゆっくり食べられないの?」
薺「お姉ちゃん、さっきの経緯だけど・・・」
芹「簡単に説明すると、有料駐輪場に停めてたところを誰かが満車で、置くところがなくて、自分の自転車を置くためが為に、人の置いてた場所から抜き取って自分の自転車を置いた為に放置自転車扱いされて八期の自転車を持って行ったの!八期からしたらちゃんと正しく停めたのに持ってかれたから盗まれと思って、取り返しただけって本人は思っているわ!」
芹の母「ニュースで聞いたことがあるわ!それは理不尽ね!私も管理人さんに訴えてたと思うわ!」
芹「ただ、証明が難しいのよね!かといって、そのまま返してもらうと、同じ言い訳をする人達が増えて放置自転車を回収することの意味が無くなるからね」
薺「他人事だと、自業自得と思うけど、自分だったら腹立つね!」
芹「さっきも言ったけど、旅行の件は人の装ったものを横取りしたり・・・」
薺「それで鍋とか焼き肉が失くなった!」
芹「寝る時に、男子達がこっそり抜け出したり、そんなことしたら連帯責任とか言われたり・・・」
薺「だから、門限以外の不要な外出は個人の責任になった」
芹「男子全員で女湯を覗こうとしたり・・・」
薺「それで先生達が旅館探しに戸惑ってる!」
芹「綱取ゲームのルールが曖昧だったりしたからね・・・」
薺「あの後綱取失くなったわよ!」
芹の母「それで、なんでお父さんに怒られたの?」
八期「人を傷付けたこととか、後物に当たるな!とか・・・」
芹「ああ、先週起きたコピー機騒動よ!あの後コピー機は遠隔操作されてたことが発覚したわ!ただ、八期が辞書でおもいっきり叩いたせいで、危うく火事になりかけたのよね、ボヤで済んだけど・・・」
薺「ヤバ!危なかったじゃん!」
芹「それでも、コピー機が自分の時だけ正常に機能しなかったら腹立たない?」
薺「まあ、確かに・・・」
御形「俺も叩いたり、蹴ったりしてたかも・・・」
芹「まあ、遠隔操作してた犯人が見つかったから、修繕費はそいつが払ったけどね!」
八期「でも、あんまりだよ!見てない奴がでしゃばるな!って話だよ!何もしらないくせに!」
芹の母「八期君のお父さんってどんな職業をしてるの?」
八期「両親共に芸能人!母だけは教師の仕事があって休業中ですが・・・」
芹の母「だからじゃないかな?」
八期「えっ?」
芹の母「芸能人って、自分だけじゃなく、その身内も普段の生活に気を付けないといけないの!」
八期「えっ?」
芹の母「だから、自分だけでなく、家族や親戚が法を犯しても犯罪者の家族としてイメージが悪くなるの!」
八期「そんなのただの決めつけですよ!やった本人だけの話じゃないんですか?ましてやそれが嘘かもしれないのに・・・」
芹「あんた、ニュースってどういう風に見てるの?」
八期「どういう風にって?」
芹「例えば、何かしらの事件が逢って犯人が否認してるのを聞いて・・・」
八期「小さい時は言い訳をしてるのか、って思ってたけど、バラエティーとかで冤罪事件があると聞いた時から、本当にこの人はやったのか?って現行犯以外は思うようになった!だから、政治家とかの嘘も、認めない限り、証拠が無い限りはニュース事態を疑うようになった」
芹の母「まあ、そういう人も居るけど、大半の人はニュースを鵜呑みにするの!だから、そうなると自分が法を犯すと、家族や大切な人達にも偽善者による被害を受ける場合もあるの!あなたのお父さんの場合、イメージが悪くなると、仕事も減って今ある生活が出来なくなるかもしれないの!」
八期「何で、僕のせいで、僕は悪くないのに・・・」
芹「お母さん、責める言い方はやめて!コイツ、自分が悪いと思ったときはちゃんと認めるタイプで、人が絡んだ時ほど加害者にされたら嫌ってことに敏感だから!
まずは、あんたのお父さんの気持ちになってみたらいいんじゃないの?」
八期「えっ?」
芹の母「そうね、仕事が順調に進んで、家族を養って行ける余裕のある生活をしていた矢先に子供が事件に巻き込まれた!それが加害者としてだったら?」
八期「でも・・・」
芹「1回、自分を捨てなさい!」
芹の母「自分の子供が加害者として世に知れ渡ってしまったらあなたはどう思う?」
八期「事件の事を疑う!」
芹「あんたの意見はそうかもしれないけど、一般論で行くと、親なのに子供をどう育ててきたんだ?って責められるの!」
八期「ああ」
芹の母「納得できるのね、そうなると周りからどう思われる?」
八期「わかりません」
芹の母「良いイメージを持たれる?それとも悪いイメージを持たれる?」
八期「悪いイメージです」
芹の母「そうなると、芸能人っていう仕事はイメージが大事になってくるから、たとえ自分でなくても身内が法を犯しただけでスポンサーから契約を切られたりなどして、仕事を失うの!」
八期「そんな!自分のせいじゃないのに!」
芹「世間の目とはこういう事なの!」
芹の母「お父さんの芸歴って?」
八期「もう20年以上はやってると思います」
芹の母「なら、尚更ね!20年以上も勝ち取った信頼を自分ではなく、家族に足を引っ張られて失くしてしまうのだから・・・、自分がお父さんの気持ちになったらどう思う?」
八期「腹が立ちます」
芹の母「そうよね?だから、お父さんはあなたにきつく当たっちゃったんだろうね」
八期「・・・」
芹の母「帰ったら、お父さんに迷惑掛けたこと謝らないとね!」
八期「はい、すみません、ありがとうございました」
- Re: ナンバーズ8 ( No.244 )
- 日時: 2022/08/01 21:12
- 名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)
242話・8の家出・・・④
芹の母「あら、洗ってくれるの!ありがとう!」
八期「家でよくやってるので!まあ、やってるのは僕と二お兄ちゃんぐらいですけどね!」
芹の母「この子達は誰1人として手伝ってくれないから本当に助かるわ!」
八期「いいえ、ご飯のお礼です!」
芹の母「きっとお母さんの躾が良いのね!」
八期「うーん・・・」
薺「ところでお母さん!この人はどこで寝るの?」
芹の母「そんなの芹の部屋に決まってるじゃない!」
芹「はあ?お母さん!」
芹の母「何よ、おかしな事言った?」
芹「おかしいも何も、私バリバリの思春期ですが!」
芹の母「何よ!まさか添い寝すると思ってた?」
芹「それ思ってたのコイツでしょ!」
八期「ええっ!僕はてっきりこの部屋に布団敷いて寝るのかと・・・」
芹の母「あなたのお母さんに電話で仲間外れが嫌いな子だからって言われたから、こんな誰も居ない部屋で寝かせられないわ!」
芹「だったら御形の部屋で良いじゃない!同性なんだからそっちが普通でしょ!」
芹の母「さっきこの子の担任の先生からも電話があって、男子と同じ部屋は色々壊れるのでやめておいた方が良いです!って、それにあんたこの子と3回同じ部屋で寝てるんでしょ?」
薺「ええっ!お姉ちゃん?」
芹「仕方無かったのよ!後、零とかが『良いじゃん、良いじゃん!』っていうし・・・、っていうか娘が心配じゃないの?」
芹の母「今まで何も無かったんだから大丈夫でしょ!」
芹「年齢が上がれば上がるほど危ないんですけど!」
芹の母「何かあったらお母さんが何とかするわよ!」
芹「何か起こる前提で話さないで!」
薺「何でそんな楽観的なのよ!」
芹の母「こんな子の孫なら何人でも良いわよ!」
芹「生ませる気か!」
芹の母「と言うのは冗談で、そんなこと起きるわけ無いじゃない!」
芹「合ったら合ったで困るわ!ってこれ普通親が言う台詞じゃん!逆転してるよ!」
芹の母「合っても、あなたなら余裕でフルボッコでしょ?」
芹「何で私が襲う側?」
薺「お姉ちゃんならやりそう・・・」
芹「寝てるのに?!」
八期「何で同じ部屋で寝るとがダメなんですか?」
芹の母「ほら、この子もこう言ってるんだし、何もないわよ!」
薺「その台詞を信じるの!?」
芹「本当にあんたは黙れ!何回目よ!」
八期「だって寝るって、ただ布団被って目を閉じて夢の中だよ!何が起こるのさ!まさか、僕殺されるの?」
芹の母「ほう、もしかしたら芹の方が犯したり?」
芹「犯すか!後殺しもしないわよ!何で私が襲う前提なのよ!」
芹の母「だったらそれを証明するためにも・・・」
芹「だから御形とか箱平の部屋は?弟達の部屋で良いじゃん!」
芹の母「もし、喧嘩になってお家が火事になったらどうするの?」
芹「コイツの家に訴えれば・・・」
芹の母「忠告が来てるのに?」
芹「もう、なんなのよ!それに襲わなくてもね、私過去3回寝不足になってるのよ!」
芹の母「何もされてないのに?」
芹「何かされそうで怖いのよ!」
八期「何かって何?」
芹「あんたは黙れ!って!」
芹の母「あなたが自意識過剰なだけでしょう!むしろ、 男の子と同じ部屋で何を期待してたのかしら?」
芹「してない!」
芹の母「なら大丈夫よね?」
芹「もう!」
芹の部屋
芹「良い?絶対私を触らないでね!」
八期「無理!」
芹「何でよ!」
八期「落っこちてきたり、踏まれたら・・・」
芹「私寝相悪くないし、ちゃんと確認するから!踏んだらちゃんと謝るから!」
八期「後、起こすの頼まれたり・・・」
芹「私早起きだから!じゃあ電気消すよ!」
八期「待って!」
芹「何?まさか夜更かししようとか言うんじゃ無いでしょうね?」
八期「トイレ行かせて!」
芹「階段降りて左よ!」
八期「ありがとう!」
トイレから戻り
芹「じゃあ電気消すからね!」
八期「お休み!」
芹「お休み!」
カチッ←リモコンを押す
しばらくして
八期・zzz
芹(もう寝た!何でこの状況で寝れるのよ!少しは緊張とかしなさいよ!)
数分後
芹(全然眠れない!)
この日の芹の睡眠は4時間弱だった。
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