二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.318 )
- 日時: 2023/04/17 22:10
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
316話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑫
町子「八期君?」
八期「えっ?まっちゃん!ってかココドコ?」
町子「実は、私寝過ごしていつの間にかここに・・・」
八期「僕もなんだけど、あれ?いつもなら寝ててもアナウンスは聞こえるから、降りられるのにな・・・」
町子「その手に持っているのは?」
八期「途中で買ったジュースだけど・・・」
町子「それはもう飲まない方が良い!」
八期「何で?」
町子「これ以上飲むと証拠が失くなっちゃうから!」
八期「分かった!」
町子「それより、どうしようか?」
八期「ここがどこだか分からないし・・・」
町子「さっきのバスがどうやら最終だったようだし・・・」
八期「今、何時?」
町子「9時だよ!」
八期「完全に遅刻だ!」
町子「大丈夫、そのペットボトルさへあれは、きっと遅刻した原因を証明出来るし、それ聞いたら星田先生なら分かってくれる筈!」
八期「ありがとう」
町子「ただ、まだ都会の方だから明るいのよね!車もボチボチ走ってるし、信号も多いし!」
八期「そうだね」
町子「仕方無いからここで泊まるしかないわね!」
八期「ここで寝るの?」
町子「誰も野宿するとは言ってないわよ!都会なんだから、泊まれる宿の1つや2つあるわよ!」
八期「でも、お金沢山掛かるんじゃない?」
町子「ホテルが1泊いくらすると思ってる?」
八期「10万!」
町子「高い!どこのスイートルームよ!」
八期「えっ?じゃあ、5万円?」
町子「全国の出張に行くサラリーマンやOL大変じゃない!せいぜい1万円前後よ!」
八期「そうなんだ、テレビで見たものは万が当たり前だったから・・・」
町子「それは多分、食事付きとか設備が物凄く行き通った場所よ!簡易的なホテルもあるから、1万円台で探せば私が全部払うわよ!どうせ中学生のお金なんて雀の涙なんだしね!」
八期「まっちゃん!ありがとう!」
町子「お礼はホテルに泊まれてからよ!なんて言ってたら、良いホテルが見つかった!」
八期「早速行こう!」
町子「ただ、夏休みシーズンだから、混んでる可能性が高くて部屋が空いてるかどうか・・・」
八期「でも、1つ空いてたら良いんだよね?」
町子「それもそうね!どうせ泊まるのは私達2人だけなんだし!」
1件目
町子「あっ、そうですか?すみません!」
八期「満室か仕方無い」
2件目
町子「うーん、高いなあ・・・」
八期「3万か、高いなあ・・・」
3件目
町子「いきなりすみません!」
八期「要予約性のホテルか・・・」
4件目
町子「えっ?修学旅行生で一杯!」
八期「他の学校も来てるんだ!流石京都!」
5件目
町子「えっ?テレビの取材?しかも突然!」
八期「まさか、バス旅対決旅でもやってるの!もしそうなら有名人に会えるかな?」
※残念ながら関係無く、会うことも出来なかった
道中
町子「やっぱり、世の中そんなに甘くないね!」
八期「そうだね!テレビの人達もこんな感じなんだろうな!」
町子「そうね、そう言えば先生に電話は?」
八期「僕、携帯持ってない!」
町子「私の貸そうと思っても電池が無い!」
八期「まず、ここはどこなんだろう?」
町子「バス停があればある程度は・・・、それより足大丈夫?」
八期「大丈夫!」
町子「無理しないでね!」
八期「うん!」←どこまでが無理か分からない
町子「あっ、バス停合った!」
八期「ええっと、旅館の最寄りの駅がここだから・・・、歩いて行けない距離でもないね!」
町子「微妙だけど、多分歩いて帰ると日が昇る!たとえ着いても、私達不眠不休だからフラフラ!」
八期「やっぱり、どこかで休むの?」
町子「その方が適作!」
その後5件回るも空振り(満室)
11件目
町子「おっ、1部屋1万円未満じゃん、ラッキー!」
八期「後は、空いているかどうかだね!」
町子「うん!」
フロント
女性スタッフ「ええっと、1部屋なら空いてますが・・・」
八期・町子「1部屋・・・、やったー!」←ハイタッチ
八期「やっと泊まれるんだ!」
町子「ここまで歩いた甲斐があるよ!」
女性スタッフ「あの、お客様?ご年齢は?」
町子「あたしは18!」
八期「僕、14!」
女性スタッフ「保護者の方は?」
町子「あたしは普通に旅行、この子は修学旅行で来たんですが、バスで寝過ごしてしまったので・・・」
女性スタッフ「当ホテルは未成年者のみの宿泊はご遠慮しております!」
八期「えっ?」
町子「はっ?」
八期・町子「何で?」
女性スタッフ「親の同意書がない限り未成年のみの宿泊は許しておりません!」
八期・町子「?????」
女性スタッフ「ご理解出来ませんか?」
町子「こっちは、10件断られてやっとの思いで見つけたんですよ!もう足も痛いし、タクシーも拾えないし!」
八期「何がダメなのか全く分かりません!」
女性スタッフ「自動売春や淫行の防止の為です!」
町子「ばいしゅん?」
八期「いんこう?」
八期・町子「それって何?」
女性スタッフ「ええ?分かりませんか?」←赤面
八期・町子「全く、分かりません!」←真顔
女性スタッフ「少しお待ち下さい」
数分後
支配人「お客様、どうされましたか?」
町子「私達、とある事情で本来の旅館に帰れないんです!なので、ここで泊まろうとしてるんですが、この人が訳の分からないこと言って追い出そうとするんです!」
支配人「ええっとですね、お二人は未成年かな?」
八期「はい」
町子「そうですが?」
支配人「保護者の方は?電話とか出来ますか?」
町子「あたしは孤児です!」
八期「多分、この時間だと寝てるかも!」
※この時11時
一応掛けるも出てくれず・・・
支配人「大変申し訳ございません!今日の所はお断りと言うことで・・・」
町子「何でですか?」
支配人「民法上、未成年のみの宿泊は親の許可がない限り認められないのです!」
八期「その理由は?」
支配人「お二人は異性ですよね?そうすると・・・、一緒の部屋で寝るのは・・・、危険と言うか・・・」
八期「何が危険なんですか?」
町子「そうですよ!何も危険なことなど無いじゃないですか?」
支配人「えっ?いや、だから一緒のお布団で過ごすのは・・・」
八期「一緒に寝るって、ただ布団被って・・・」
町子「目を瞑って夢の中でしょ!」
八期・町子「それの何が危険なの?」←真顔
支配人「ええっ!!!!」←自分が恥ずかしくなる
女性スタッフ「ええっと、例えばそちらの少年があなたをいきなり襲ったり・・・」
八期「何で、何もしてない人の事を襲うんですか?」
町子「そうですよ!」
支配人「ほら、綺麗なお姉さんだから、美味しそうで食べたくなって・・・」
八期「食べられるわけないじゃないですか!まっちゃんなんて食べたって美味しくありませんし、何で殺さないといけないんですか!」
支配人(それはそれで失礼だよ)
町子「そうよ!私は牛でも豚でも鶏でも無いのよ!」
女性スタッフ(誰も肉なんか言ってないわよ!)
支配人「ほら、我慢できなくなって服を脱いで・・・」
八期「何で、赤の他人の前で脱がないといけないんですか?」
女性スタッフ「それに、逆にあなたが襲ったり?」
町子「私をなんだと思ってるんですか?」
八期「そうですよ!まっちゃんは優しい女の子なんだから、襲うなんてあり得ません」
支配人「ほら、誘惑してきたり、それを見て胸に飛び込んだり・・・」
八期「それして何になるの?」
支配人「自分の欲求を満たすんだよ!」
八期「?」←真顔
支配人「何でわからないんだい!?(この子本当に思春期?)」
女性スタッフ「兎に角、この少年の理性が壊れたら取り返しの付かないことになるかもしれないんです!」
八期「理性が、壊れる?どうやって?」
支配人「だから、我慢できずにこのお姉さんを襲って・・・」
八期「そんな犯罪起こすわけ無いじゃん!別に何かされたわけでもない人を襲うって考えてるあんたらの方が頭おかしくない?」
2人「えっ?」
町子「そうよ!そうよ!こっちは何キロも歩いて疲れてるのよ!部屋空いてるんだし、お金も払うんだから泊まらせなさいよ!」
女性スタッフ「万が一が起こしてはいけないので、断ざる負えないのです!」
町子「起きないわよ!起きたら警察呼んでも良いって程自信あるわ!そうよね八期君?」
八期「うん!勿論!むしろ、そこまで賭けたら尚更出来ないね!やるつもりも無いけど!」
支配人「ですから、その万が一が起こると、私達も犯罪をほう助した疑いでただでは済まないのです!」
町子「起きないわよ!ねえ八期君?」
八期「うん!何考えてるんだか!」
支配人(ダメだ、この2人ピュア過ぎる!)
女性スタッフ(どうしましょう?)
客「あの、お部屋まだ空いてますか?」
支配人「(救世主!)はい、何名様ですか?」
客「1人ですけど・・・」
支配人「丁度1部屋空いております!」
町子「待ちなさいよ!その部屋は私達の部屋でしょ!」
八期「僕らが先じゃないか!」
女性スタッフ「未成年のみのお客様は受け付け出来ません!お引き取り下さい!」
町子「チッ!」
八期「こんなホテル潰れてしまえ!」
次の日の朝このホテルが火事で全焼したのはまた別の話!
- Re: ナンバーズ8 ( No.319 )
- 日時: 2023/04/18 23:13
- 名前: いくちゃん (ID: u4eDShr6)
317話・ハチャメチャ夏休み旅行・・・⑬
その後周辺で三件見つけるも、同じ理由で拒否
町子「何で拒否られるの?流石に疲れた!」
八期「このままだと、日を跨いで朝になるよ!」
町子「早朝のバスに乗れても、また寝過ごしてどこか知らない場所に着いちゃうから、得策じゃないわ!」
八期「もう、どこでも良いから泊まりたい!」
ピンクのネオンがかかってる場所に到着する2人
町子「ん?ねえ、ここホテルじゃない?」
八期「えっ?ホテルなの?どう見てもアパートにしか見えないけど・・・」
町子「ほら、あそこに『HOTEL』って英字で書いてるじゃない!」
八期「本当だ」
町子「やったよ!八期君!これで寝れるよ!」
八期「良かった!」
町子「でも、どうやって入るんだろ?」
八期「これなんだろう?」
町子「あっ、これは自動精算機だよ!だから勝手に入って良いやつだよ!きっと無人で営業してるんだよ!」
八期「どうするの?」
町子「時間的に3時間は無理だから、やっぱり宿泊だよね、それでも1人5000円程度か!」
ガチャン
町子「空いたよ!」
八期「ああ、疲れた!早く寝よう!」
町子「あっ、見て!お風呂も完備されてる!流石に汚い体で寝るのは不潔だから、入ろう!何なら一緒に入る?」
八期「ええっ!!!!お断りします!」
町子「そんな、照れなくても良いのに!女の子からの誘いを断ることは逆に失礼なんだよ!『私に魅力は無いのか!』ってね!」
八期「魅力とか以前に、女の子と言う認識だからこそ断ってるんです!先入って良いですか?」
町子「そこはレディファーストじゃ?」
八期「寝落ちしたくないので!」
町子「それはそうと、着替えは?」
八期「今着てる服をそのまま着れば良いんです!」
町子「男の子って、そういうところ不潔と言うかずぼらと言うか・・・」
ピッ!
テレビ「アハン!アン!アン!」
町子「何!?」
テレビ「アハン!アン!アン!」
町子「もうなんなよ!このテレビ!不潔ね!教育上宜しくないわ!変えておきましょう!そう言えばこの時間帯だと何やってたかしら?」
更に物色する町子
町子「あっ、これは!」
ブーン!ブーン!
八期「お風呂出ました!何やってるんですか?」
町子「ああ、マッサージ機見付けたから肩をほぐしてるの!」
八期「へー、そうやって使うんですか?」
町子「そうよ!やっぱり今日着てた服をそのまま着るのね!」
八期「だって、それ以外何もありませんし・・・」
町子「私もそうするしか無いのかな?着替えなんて無いし・・・、って洗濯機があるけど・・・」
八期「朝までに乾きそうにありませんよ!」
町子「いくら夏とは言え濡れたままの服で出歩くのはね・・・」
八期「では、お先に寝かせてもらいますね!って何ですか?このベッド!」
シャー!←シャワー中の町子
八期「入ちゃった!これじゃあ寝るに寝られない(真ん中取るのも申し訳ないし・・・)」
八期もそこら辺のものを散策
八期「さっき、変な自販機合ったな、もっと実用品とかないのかよ!せめてジュースだろ!これなんだろう?0.02?コンパスとかでもないし、テープとかでもないし!」
町子「あっ、まだ起きてたの?」
八期「このホテル変ですね!訳の分からないものがいっ、何ですか!その格好は!」
バスローブ姿の町子
町子「脱衣場に置いてあったの!やっぱり、汚い服で寝るのも嫌だから、私はこの柔らかいタオルをパジャマがわりにするわ!布団被ればお腹も冷えないし、風邪も引かないでしょ!」
八期「ちなみに聞きますけど・・・、失礼ですがパンツとかは?」
町子「履いてないね、流石に履けない!ブラも付けれない!」
八期「せめてパンツは履こうよ!」
町子「あのね、女の子はパンツだけじゃないのよ!」
※ツッコむところはそこじゃないと言うツッコミはお止めください
町子「そんなことより八期君もこれ着たら?もう1枚合ったわよ!」
八期「冬ならともかく・・・」
町子「冬だったら着てたの?」
八期「夏だと暑いじゃないですか!」
町子「クーラー付ければ・・・」
八期「流石に、その姿だと風邪引きますよ!」
町子「それよりどっち側取る?」
八期「そうですね、僕は寝る時頭はうつ伏せから見て右向きに向くんで・・・」
町子「じゃあ、私が左ね!」
八期「うーん・・・」
町子「どうしたの?まさか、ホテルの人達のセリフ思い出した?」
八期「いや、掛け布団の取り合いにならないかなって?」
町子「ああ、成る程!だったら・・・」
八期「・・・」
町子「どう、気持ち良い?」
八期「柔らかい」
右向きに寝る八期を後ろから抱く町子
町子「2人で密着すれば布団の取り合いなんて起きっこない!」
八期「はい!」
そのまま2人は眠りに付いた
翌朝7時
町子「ふわあ!よく寝た!」
八期←赤面しながら目をそらす
町子「どうしたの?」
八期「ええっと、鏡・・・」
町子「えっ?あっ!」←取り敢えず下を向く
バスローブ取れてすっぽんぽんの町子
町子「嗚呼!ごめんね!今すぐ着替えてくるから!」
バス停
町子「中学生男子には刺激が強すぎたね」
八期「希お姉ちゃんで見慣れてるので・・・」
町子「そこは普通一お姉ちゃんとか四美お姉ちゃん、五お姉ちゃん、七美お姉ちゃんじゃないの?」
八期「全然入ってませんよ!」
町子「まあ、この歳になるとね・・・」
8時頃最寄りの駅到着
香「お帰り!何があったの?」
八期「すみません、遅れてしまって・・・」
町子「先生、多分このジュースに誰かが睡眠薬を入れたと思うので調べて下さい!」
香「そんなことだろうと思って、昨日犯人に問いただしたわ!偶然零達がバスに乗って写真撮ってたのよ!しかも、八期のジュースを取った瞬間を!」
八期「えっ?」
香「後は、グレーテルの証言と一致させてね!さあ、あんたの荷物は纏めてあるから、動物園行って帰るわよ!」
八期「はい!」
香「朝ごはんまだ残ってる筈だから早く食べちゃいなさい!」
八期「分かりました!」
食堂
零「おっ!」
芹「八期!」
葉月「戻ってきた!」
八姫「あんたどこ行ってたのさ?」
八期「睡眠薬飲まされて、知らない街をまっちゃんと歩いてた!」
歩「それにしても、どこで寝たの?」
八期「なんか、ホテルを軒並み理不尽に断られて・・・」
芹「当たり前よ!未成年だけで泊まれないんだから!」
葉月「法改正で18以上は成人じゃあ?」
八姫「高校生は別枠じゃない?」
八期「それでしばらく歩いてたら、ピンクのネオンの看板があるアパートみたいな場所が合って・・・」
秀喜(ラブホじゃねえ?)
八期「無人だったんだけど、中は薄暗かったな、でもピンクポカッた!」
歩(ラブホじゃん!)
八期「お風呂が、完備されてたんだよ!ユニットバスじゃなくて、ガラスが一部曇りがかってた」
芹(ラブホじゃん!)
八期「そう言えば、まっちゃんがリモコンは数字しか押すなって言ってた!」
葉月(ラブホだろ!R18系の番組普通にやってるから)
八期「ベッドが丸くてさあ!」
八姫(ラブホよ!)
八期「まっちゃんはお風呂後タオルの服を巻いて寝たんだよね!」
班員「ラブホ行っただろう!」
八期「ラブホって何?」
一方
町子「全く、こっちは不足の事態だと言うのに、全然泊まらせてくれなくて、たまたま無人のホテルが合ったものの・・・」
希「まっちゃん、それ普通のホテルじゃないよ!」
町子「ん?まあ、無人って珍しいよね!」
子「珍しいとかじゃなくて・・・」
町子「まあ、マッサージ機もあって、設備は良かったけどね!」
愛海「それって、頭が回転して持ってマッサージするやつ?」
町子「うん!そうだけど!」
希「お風呂のガラスが曇りガラスだったとか?」
町子「そうね、中途半端に・・・」
青奈「ラブホじゃねーか!」
愛海「ちょっと、青奈!」
子「なんてとこ行ってるのよ!」
愛海「18歳未満は入ったらダメなのよ!」
希「よく入れたね!」
町子「ラブホって何?」
希「ダメだこりゃ!」
これにて夏休み旅行編完結!
- Re: ナンバーズ8 ( No.320 )
- 日時: 2023/04/23 17:41
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
318話・ハチャメチャ夏休み旅行(後日談)
部室
零「まさか、まさか!」
芹「これは由々しき問題ね!」
平江「どうしたんですか?」
結「先週の旅行で何かあったんじゃない?」
八姫「まさか、八期と町子ちゃんが・・・」
葉月「ホテルで二人っきりなんて!」
平江「ええっ!!!!どういう事ですか!」
結「リーダーとまっちゃんがホテルで一夜を過ごした!」
愛海「確かにこれは・・・」
子「由々しき問題ね!」
グレーテル「全くだ!何を考えてるんだか」
青奈「絶対ヤってるよ!あの2人!」
芹「いや、あの旅行で二人っきりを楽しんだ先輩方が言います?」
八姫「青奈に至っては論外でしょ!」
青奈「何よ!あんたらもそういう会議してるんでしょ!」
希「あの、ピュアコンビに限って無いから!」
子「でも、ただのホテルじゃなくてラブホよ!口では『何もなかった』って言ってるけど、中は誘惑する物が沢山あるんだよ!」
ガラガラ
町子「あっ、皆何やってるの?」
八期「次のライブの会議?」
愛海「丁度良いわ!」
子「2人とも来て!尋問よ!」
町子「えっ?ちょっと!」
八期「何?」
芹「そもそもなぜホテルで二人っきりに?」
町子「仕方ないじゃない!バスで寝過ごしたんだから!」
八姫「そうじゃなくて!」
葉月「なぜ男女なのに一緒の部屋で過ごしたかですよ!」
町子「何よ!そんなの普通でしょ!皆一緒じゃん!」
子「普通じゃないよ!」
町子「八期君、普通だよね?」
八期「うん!色んな人が一緒に・・・」
希「家族や親戚等は除くわよ!」
八期・町子「えっ?」
愛海「家族や親戚以外の赤の他人は恋人以外は普通一緒の部屋で過ごさないの!」
町子「何で?」
八期「そりゃ、着替えの配慮はあるけどさあ・・・」
愛海「それ以外にもプライバシーと言うものがあって・・・」
八期「そんな人に見せられないものは持って来なきゃ良いじゃん!服以外!」
八姫「あんたの余計な物って見せて良いものなの?」
八期「見てもらいたいものしか入れてない!大勢で注目されるような見せられ方は嫌だけど・・・」
芹「周りから変な目で見られて良いんですか?」
町子「変な目で見る人が変でしょ!」
希「ある意味間違ってない」
芹「でも・・・」
町子「何?何が言いたいの?私達はただ体を休むためにホテルで寝た!その行為に何の間違いがあるの?」
結「2人で寝ることが間違ってるんです!」
町子「何よ、結ちゃんだって平江ちゃんと一緒に寝ない?それと同じよ!」
結「男女、もとい異性はダメでしょ!って話で・・・」
町子「何もなかったんだから良いじゃない!」
子「良くない!」
青奈「仮にお前のお腹に子供も出来てみろ!あたしあんたを突き落とすぞ!」
愛海「青奈!止めて!仮にも仲間でしょ!」
希「しかも話ずれてる!」
町子「寝たら赤ちゃん出来るの?聞いたこと無いわね!」←ある程度の保健知識はある
青奈「コイツの理性が崩壊して、襲われても良いのか?」
八期「何で、何もされてない人を襲わないといけないの?」
青奈「理由が合ったら襲うのか?」
希「襲う違い!誰も殴ったり・蹴ったりの話はしてないよ!」
八期「じゃあ何?」
愛海「そ、それはあれよ、あれ!」
子「言って良いの?」
芹「小学生も居るんですよ!」
希「子作りよ!」←頑張ってぼかした
八期「子作り?」
町子「ああ、成る程!無いわ!」
平江「言いきれるの!」
町子「だって、仮に私が子作りをせがんだとしても、八期君がそれに応じると思う?」
芹「思う!」
グレーテル「コイツだって男なんだし!」
八姫「絶対ヤル!」
葉月「つうか、それ以外あり得なくない?」
希「いや、無いわ!」
零「そうだよね」
愛海「人前で服を脱ぐ人じゃないし・・・」
希「多分、服を着るように促す人間だと思う」
青奈「私は信じられない!なんなら妊娠検査薬を使ってでも・・・」
町子「それは無しじゃない?」
子「何でよ!」
町子「青奈の性格を考えると、信じられるかって100回も1000回でも試そうとするから、もしくは1日1日、ずっと確かめたりしていたちごっこに成るわ!」
青奈「そ、そんなこと・・・」
愛海「あり得る!青奈は都合の悪い時はしつこいもん!」
青奈「愛海!」
希「2人を信じようよ!」
八姫「良いんですか?」
希「本当に何かあったら、私達だって可能性あるし!」
愛海「それもそうだね・・・」
希「それよりも早くこの話を終わらせないと・・・」
妄想
町子「ねぇ、八期君見て!」
八期「何これ?」
町子「大人のおもちゃって言うの!」
八期「へー、どう使うの?」
下を脱ぐ町子
町子「私の下に当てて!」
八期「何で脱いでるの?」
町子「脱いで使うのよ!」
数分後
八期「ああ~あ・・・」
町子「おもらししちゃった!」
八期「どうしよう!」
町子「でも、興奮してない?」
八期「えっ?」
町子「私も脱いでるんだから、脱ぎなさいよ!」
八期「ええっ!!!!」
町子「ほら、固くなってる!」
八期「????」
町子「それを私の所に入れて!」
妄想終わり
零「ああ!そんなのダメよ!せめて、入れるなら私の所に!」
香「何を入れるのよ?」
零「ギャー!!!!」
香「ムッツリ!全部声に出てたわよ!」
零「えっ?」
町子「そんな行動1度も起こしてないから!」
八期「バスローブ着て、何も着てなかったのは事実だけど・・・」
青奈「バスローブで抱き合ったのか?」
八期「抱き合ったと言うか、抱き締めてもらった!」
グレーテル「ほら、何か合ったんじゃねーか!」
希「皆、飛躍し過ぎ!多分、ただ後ろから抱き締めてもらっただけの話じゃない?」
芹「でも、2人ともその・・・。は、は・・・、だ、・・・」
八期「僕は服着てたよ!その日着てた服を着直して!」
八姫「さっき何も着てなかったのは事実って言ってたじゃない!」
八期「それはまっちゃんの話で・・・」
芹「主語が抜けてるのよ!」
香「取り敢えず、何も無かったのね2人共?」
八期・町子「はい!」
香「その言葉信じてるから!まあ、ピュアな2人なら大丈夫と思ってるけど!あっ、皆明日から同好会の皆と合同合宿だからね!」
全員「は~い!」
芹「って、大丈夫ですか?」
零「何が?」
芹「同好会の皆は、私達と同じ部屋に成ったりとか・・・」
香「完全に分けるわよ!ただ、部屋割りは難しいわね・・・」
葉月「どこがですか?男子は男子で固めとけば・・・」
香「それが原因で旅館が潰れるから・・・」
芹「そうなると泊まる旅館無いじゃないですか!」
果たして合同合宿は上手く行くのか?
心配な一同であった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.321 )
- 日時: 2023/05/01 07:36
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
319話・大変な合同合宿・・・①
とある場所
恵梨香「ハア、ハア、ハア・・・」
八期「何でここまで歩くの?」
香「仕方無いじゃない!バス移動でどれだけお金と時間取られると思ってるの?」
希「そんな10㎞も無いんだから大丈夫だよ!」
芹「行きはメチャクチャ興奮してたのに・・・」
葉月「電車にだろ!」
杏「まあまあ、取り敢えず着いたんだから良いじゃん!」
和「しかしここは・・・」
愛「寺?」
青奈「誰がこんなところ選んだの?」
香「ええっと、うち色々と変な噂が立ってるからあまり知られていない山奥に逃げ込んで・・・、じゃなく・・・」
零「逃げ込むって・・・」
香「取り敢えず、合宿と言えば修行!だからね!身体だけでなく、精神も鍛えようと思ってね!」
八期「滝行でもするんですか?」
香「まあ、一応あるわよ」
八期「反対!」
香「冷たいまたは痛い以外の文句があるなら言っても良いわよ!」
八期「裸でやるのは嫌だ!」
希「白装束よ!今時ふんどしは古い!」
香「後、エルちゃん希望の座禅が合るの!」
エル「おおっ!1度やってみたかったの!」
平江「座禅って、体勢崩したら『喝!』って打たれる奴ですよね?」
香「そうよ!」
八期「それはそれでやってみたいな!」
香「随分自信ありそうね!」
八期「あぐらなら余裕だと思う」
八姫「えっ?正座じゃないの?」
子「最近はあぐらの方を良く聞くね」
愛海「お寺さんに聞けば良いよ!」
寺に到着
杏「フー!疲れた!」
夢「九ちゃんありがとうね!」
九「大丈夫だよ!それに私自身がやりたくて同好会のマネージャーすることにしたから!」
八期「まさか、九が付いてくるとはな!」
夢「知り合い?」
九「従兄!八期のお父さんの妹が私のお母さん!」
夢「そうなんだ」
八期「杏ちゃんこの部屋だったっけ?」
杏「えっ?」
明「杏!」
愛「私達の部屋はこっちこっち!」
九「ここは私と夢ちゃんのマネージャーの部屋でしょ!」
杏「ああっ!そうだった!間違えちゃった!」
香「はい、各自着替えたら集合よ!」
修行僧A「あの、先生!」
香「はい?」
修行僧A「実は入り口に誰かの荷物があるのですが、心当たりありませんか?」
香「えっ?」
集合場所
香「このカバンは誰のでもない?」
全員「違います!」
香「取り敢えず、開けるわよ」
ジー!←チャックを開ける
愛「スー!スー!」
香「愛!」
愛「あれ、ここどこ?」
香「何処じゃないわよ!何やってるの?」
愛「あれ、零姉は?」
零「居るわよ!」
愛「やったー!零姉の所に着いた!」
香「着いたじゃないわよ!」
愛(ヒー!)
香「何、人の合宿に荷物に紛れて付いてきてるのよ!」
零「そうだよ!何やってるの?」
芹「本当に、親の顔が見てみたいわ!」
零「本当に、誰に似たんだか・・・」
香「あんたでしょう!理事長から聞いたわよ!お姉ちゃんの旅行に荷物に紛れて付いてきたって!」
零「果て、何の事でしょう?私全然記憶ありません!」
八期「5歳の時だよ!あの時お姉さんの旅行に行ってたよね?」
零「何で言うのさ!」
香「記憶にあるじゃない!兎に角、仕方無いから愛も一緒に行動ね」
愛「ハーイ!やったー!零姉と一緒だ!」
香「くれぐれもお姉ちゃん達の邪魔だけは止めてよね!邪魔するならここに置いて帰るからね!」
愛「はーい・・・」
香「じゃあ皆!早速座禅組に行かない?」
八期「行こう行こう!」
零「良いですね!」
明「アッキーもやってみたかった!」
恵梨香(ニシシシ、皆さんに喝!を沢山入れてやるのです!)
香「人数が私と理珠ちゃん含めて32人か・・・」
修行僧B「横に広いので右と左で分かれてやりましょう!」
香「じゃあ、男子は同好会のメンバーの方に!」
男子達「はーい!」
恵梨香(ニシシシ、誰も見てないうちにイタズラしてやりましょう!これでエリリン以外喝!だらけですよ!)
香「言っとくけど、寝てもダメだからね!」
八期「そうなの?」
町子「呼吸の違いで寝てるかどうかが分かるのよ」
八期「へー、知らなかった」
座禅開始
ヘンゼル(ああ、誰だよ!こんなのやろうって言った奴!俺苦手なんだよ!)
修行僧B「喝!」
パシン!
ヘンゼル「いったー!」
青奈(ヒエー、怖い!私そこまでじっとしてられないのよ!)
修行僧C「喝!」
パシン!
青奈「痛い!」
香「Zzz・・・」
修行僧C「喝!」
パシン!
香「あっ、寝ちゃってた!」
零「フフフ!(言った先生が寝てる・・・)」
修行僧C「喝!」
パシン!
零「ヒャー!」
芹(人の事を笑うからよ!)
恵梨香(よし、まずは変顔です!)
恵梨香←変顔をする
平江「ん?ハハハ!」
修行僧C「喝!」
平江「ひゃん!」
結「何その悲鳴!」
町子「可愛い!」
修行僧C「喝!喝!」
パシン!パシン!
結「やっちまった!」
町子「思わず連れた!」
恵梨香(次は、これを・・・)
八期(ん?何をやってる?)
プッ!←ブーブークッション
修行僧B「喝!」
和「キャアアア!」
八期(コイツ!最低だ!)←手の動きが見えてた
青奈「(さっきは痛かったから、他の人にも痛い目を見せてやりましょう!それにさっきの恵梨香ちゃんの変顔で笑ってた人居たし、あっち側の人を!そうだ!)喝!の数で勝つ!」←小声
明「フフフ・・・」
夢「アッハッハッハッハッハ!」
修行僧B「喝!喝!」
パシン!
パシン!
明「しまった!」
夢「アッハッハッハッハッハ!」←ツボにハマった
蓮「ちょっと、笑いすぎよ!」←立ち上がる
菜々「しょうもな!」
修行僧B「喝!喝!」
蓮「なんでよ!」
菜々「私も?おかしくない!」
芹(立っちゃダメでしょ!)
恵梨香(次は適当に・・・)
ポイッ!
杏(ん?頭に違和感、何かな?)
修行僧B「喝!」
パシン!
杏「ええっ!?何で?」←思わず叫んで立ち上がる
グレーテル(ああ、この体勢疲れてきたな・・・)
青奈(そうだ!一気に崩してやりましょう!そ~れ!)
ポン!←グレーテルを押す
グレーテル(えっ?あっ!)
パタン!
愛海「キャア!」
パタン
零「えっ?」
パタン
芹「何?」
パタン
子「あっ!」
パタン
結「えっ?」
パタン
平江「ひゃん!」
パタン!
金「何なの!」
パタン!
八姫「何すんのよ!」
パタン
葉月「誰だ!」
パタン
理珠「キャア!」
パタン
町子「えっ?」
パタン
希「フッ!」←1人耐える
修行僧C「喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!喝!」
パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!パシン!
グレーテル「おい!」
愛海「はあ?」
零「何で?」
芹「おかしくない!」
子「意味わかんない!」
結「いったー!」
平江「ひゃん!」
金「?」
八姫「何するのよ!」
葉月「絶対違うだろ!」
理珠「理解不能」
町子「何で?」
希「私、関係無いじゃない!」
その後もう一発喰らわれる一同だった
一同(意味わかんない!)
八期(アイツ、最低だな!そんな理不尽無いだろ!)
恵梨香(よし、次は・・・)
ポイッ!
愛「?、キャアアア!G!」
ポイッ!
修行僧B「喝!」
パシン!
愛(何で?)
紫「ギャアアア!こっち投げないでよ!」
ポイッ!
修行僧B「喝!」
パシン!
紫「へブッ!」
エル「キャア!こっち来た!」
ポイッ!
修行僧B「喝!」
パシン!
エル「痛いよ!」
青奈「こっち投げてこないでよ!」
修行僧C「喝!」
パシン!
青奈「痛い!今のは違うでしょう!」
グレーテル(なんだよ、おもちゃじゃねーか!驚かせやがって!)
恵梨香(よし、最後は男子達です!)
八期(来る)
ドン
八期(おっと!)←揺れるも体勢を整える
八期(フー、これでよし!)
修行僧B「喝!」
パシン!
フッ!
八期「何なんだよ!さっきから!」
修行僧B「えっ?」
八期「何してくれてんだ!」
修行僧B「えっと、あの・・・」
パシン!パシン!パシン!パシン!・・・
八期「お前の方が喝!なんだよ!この間抜け!」
修行僧B「ちょっと、やめて!」
八期「うるさい!理不尽に人をバカスカ叩きやがって!反省しろ!」
修行僧C「コラ!君止めなさい!」
八期「お前もだ!」
パシン!パシン!パシン!パシン!・・・
修行僧C「ああっ!」
香「八期、止めなさい!」
子「そうだよ!頭はダメだよ!」
蓮「取り敢えず、お坊さんを守りましょう!」
菜々「それが最善ですね」
杏「ダメだよ!」
同好会「ええっ!?」
明「止めるのは八期の方!お坊さんはほっといて!」
和「何でそんな薄情何ですか?」
零「黙って2人の言うこと聞いて!」
夢「ええっ!?これじゃお坊さんが可哀想だよ!」
パシン!パシン!パシン!パシン!・・・
夢「痛い!痛い!」
杏「巻き込まれたくないなら、私達の言うこと聞いて!」
明「でないと、敵と見なされるよ!」
蓮「どうなってるのよ!」
パシン!パシン!パシン!パシン!
恵梨香「ヒエー!何でエリリンに?」
八期「元はお前のせいだろ!」
パシン!パシン!パシン!パシン!
恵梨香「痛い!痛い!やめて下さい!」
八期「うるさい!全部お前のせいだ!」
明「八期、落ち着いて!」
杏「顔はダメだよ!」
零「気持ちは分かるから!」
理珠「恵梨香さんが私達の邪魔をしたんですよね?」
同好会「ええっ!?」
理珠「後、青奈さんも!」
研究部「ん!」
青奈←汗ダラダラ
理珠「全ては私が見ていましたので、落ち着いて!」
修行僧A「何ですか?この騒ぎは?」
修行僧B「兄上!」
修行僧C「取り敢えず、和尚様を・・・」
数分後
和尚「何ですか?この有り様は!しかも、私の可愛い坊主までこんな事に・・・」
香「うちの生徒がすみません・・・」
和尚「こんな有り様に成るのなら退去してもらいます!」
全員「ええっ!?」
八期「コイツが悪いんだろ!理不尽にバカスカ叩いてきたし、どんな教育してんだ!」
和尚「君こそ、どんな教育を受けてるんだい?」
八期「だったら金返せ!」
全員「はっ?」
八期「宿泊費返してくれるなら、出てやるよ!」
修行僧A「そんな・・・」
和尚「分かりました!それで出ていってもらうなら不問にしましょう」
八期「1円足りともな!」
こうして寺から追い出された一同、
しかし、この後寺が燃えたのはまた別の話!
- Re: ナンバーズ8 ( No.322 )
- 日時: 2023/05/02 23:10
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
320話・大変な合同合宿・・・②
恵梨香「ああっ!もう!何でこんな山道を歩かないと行けないんですか?」
青奈「本当に勘弁してよ!誰のせいよ!」
香「あんたらでしょうが!」
恵梨香「いや、会長ですよね?」
青奈「八期が暴れるから!」
零「その切っ掛け作ったの誰よ?」
明「あたしらの邪魔して、よく自分達のせいじゃないって言えたね!」
香「これ以上文句言うなら、全員の荷物待たせるわよ!」
恵梨香「嫌だ!」
青奈「無理よ!」
香「ブーブー文句言うならあんたらが宿探しなさいよ!」
恵梨香(鬼!)
青奈(悪魔!)
香「皆、この2人が皆の荷物持ってくれるって!」
恵梨香「言ってない!言ってない!」
青奈「何で心の声が聞こえるのよ!」
夢「ねぇ、それより何でお坊さんを庇ったらダメだったの?」
奈々「普通ああいう場面はお坊さんを守らないと!」
明「あの場面は、八期の中ではお坊さんを悪魔として見て成敗するって所なの!」
夢「意味わかんない」
杏「そう言う例えなの!自分にも他の人達にも理不尽に叩いてたから、その仕返しと言うか・・・」
零「私達の分も数えていると言うか・・・」
香「人として許せない行為って所ね!」
蓮「それでお坊さんを逃がさないのはどうかと思うわ!」
明「八期にとって悪者を守る行為は共犯と同じ扱いなんだ!」
夢「悪者って・・・」
愛「腹が立ったのは事実!先輩がやってなかったら私がやってた!」
杏「許されない相手を許すのか!って話!奈々ちゃんならこの意味分かるでしょ?」
奈々「ああ、私がやらかした奴ですね!」
夢「分かるの?」
奈々「嫌な目に逢わされた人を庇うなんてあり得ないってのが、会長の考えなんでしょう!まあ、そんな人よっぽどのMでない限りあり得ませんが・・・、私は事情を知らず、それを教えられてもピンと来なくてそれが切っ掛けでレベル3に成りましたからね!」
恵梨香「その後、絶対命令悪用してレベル4だもんね!」
奈々「そうなんですよね、ってコラ!」
紫「じゃあ、どうすることが正解なの?」
杏「ひたすら八期君を止める!」
明「止めてる最中に事情を聞く!」
零「そして、真意を確かめて・・・」
香「状況を確認してから、その場でその加害者を説教する!こうすれば八期の怒りは治まる」
エル「もし、間違いだったら?」
香「大体勘違いなんだけど、その時は八期に事情を説明して謝ることを諭す!自分に非があれば本人は謝るから!」
恵梨香「大変ですね」
和「その大変なことを作り出したのはどこの誰でしたか?」
恵梨香「ええっと・・・」
香「あんたみたいなのがうちの学校の信頼を落とすのよ!」
恵梨香「エリリンがですか?」
葉月「林間学校・修学旅行の食堂破壊の原因は主に八期の班の男子達が八期にちょっかい出してたのが原因!」
芹「教師の躾の仕方が原因!」
零「ってか、男子達がふざけるからだよね?覗き含め?」
秀喜「なんか、すまん!」
明「取り敢えず、エリンギが私達を陥れなかったら、今こんな人気の無い道を歩くことも無かったんだよ!」
杏「そこはマジで反省して!そもそも八期君は自分から面倒事を起こす子じゃないの!」
恵梨香「それは流石に・・・」
香「私や零が来る前から、八期は全部自分から手を出したことはない!全て相手に理由が有り、全てその仕返し!つまり自分から原因は作らないのよ!」
恵梨香「クー・・・」
愛「恵梨香ちゃんのせいで、本当に痛かったんだから!『なんで私が叩かれなきゃいけないの?』って思ったんだから!」
明「アイアイのパターンが普通だよね!お坊さんを守るってことは、『それについて何も思ってないのか?』と言う裏切りも同じだから!」
蓮「裏切り行為なの?」
希「それにしても全然見当たらないよ!」
子「今頃、体力作りやらフォーメーション確認している時間帯なのに・・・」
八姫「青奈と恵梨香ちゃんのせいで!」
青奈「私も悪いの?」
愛海「人を陥れようとした時点で、人として最低だから!」
グレーテル「マジ、お前嫌いだわ!」
町子「最低よね!」
愛海「名誉挽回したいなら何でも良いから宿を探すのね!」
青奈「無理よ!」
明「今日の予定だと、この後何が合った?」
零「うちとしては、お昼後に宿題があって、その後に夕方まで練習だね!」
恵梨香「えっ?」
蓮「宿題?」
芹「夏休みの宿題よ!」
蓮「いやいや、普通合宿には持ってこないんじゃないの?」
葉月「リーダー絶対命令!合宿中に少しでも宿題をやっておこう!って宿題をやる時間があります!」
芹「分からなければ、上級生や先生も居ますから質問し放題ですしね!」
恵梨香「なんで宿題の時間を?会長は勉強熱心な人なんですか?」
香「いや、勉強は好きなものと嫌いなもので、大きく二分する!得意なものには興味を示すが、苦手なものには中々手を付けない!」
希「まあ、このルールは自分が1人で宿題出来ないかつ確実に宿題を終わらせる手段として提案してきたものだからね!」
香「まあ、学生の本文は勉強だし、最低限の学力は身に付ける意味でも、教師としても否定できない事だったから即採用だったよ!」
恵梨香「で、でも蓮先輩!合同合宿とはいえ、研究部は研究部、同好会は同好会で分かれて練習しますから、私達には関係無いのでは?」
蓮「それも、そうね」
明「関係無くない!」
杏「あれ?私が書いたしおりに夏休みの宿題って書いてあったんだけど・・・」
2人「えっ?」
愛「それに、電話やメールで報告来てるよ!合宿1週間前に突然決まったからって!」
和「これの事ですよね?」
奈々「私はお姉ちゃんが、合宿中に宿題をやると言ってたので念のため」
エル「ちゃんと電話来てたよね?」
紫「メールにも書いてあるよ!」
恵梨香「そんな!(忘れた!)」
蓮「聞いてないわよ!(持ってきてないわ!)」←朝寝坊して電話に出ず、メールも見なかった人
香「宿題忘れたら分かってる?放課後居残り補習よ!」
蓮・恵梨香「ええっ!?」
その後この2人は宿題が終わらず補習となるのはまた別の話!
平江「先生、あそこの宿は?」
香「狭くて却下!」
結「先生、あそこは?」
香「古すぎて却下!」
芹「先生、あそこは?」
香「高そうだから却下!」
八期「先生、あのホテルは?」
香「ホテルでしょ!練習場が無さそうだから却下!」
町子「先生、あのホテルは?設備良いですよ!」
香「ラブホじゃない!なんてとこ推してるのよ!却下!」
希「先生、あそこは?」
香「良さそうね!行きましょう!」
とある旅館
女性スタッフ「いらっしゃいませ」
香「え~っと、今日この人数大丈夫ですか?」
女性スタッフ「凄い人数ですね、何の団体ですか?」
香「学校の部活の合宿です」
女性スタッフ「どちらの学校ですか?」
香「スリーシスターズ学園です」
女性スタッフ「スリーシスターズ学園?少しお待ち下さい」
隣のカウンター
男性スタッフ「いらっしゃいませ」
他校の教師「いきなりですみません!この人数で、空いてる部屋は?」
男性スタッフ「少々お待ち下さい」
八期「あっちも生徒多いなあ!」
杏「何部だろうね?」
女性スタッフ「大変申し訳ございません!本日はこちらの人数では受付が不可能でございまして・・・」
香「そうですか・・・」
男性スタッフ「○○学校吹奏楽部の皆さんですね!ありがとうございます!それではお部屋の方に・・・」
八期「ちょと待て!」
男性スタッフ「どうされましたお客様?」
八期「おい、あんた嘘付いたな!」
女性スタッフ「何を仰るのですか?」
八期「こっちの話聞いてたんだよ!理珠!」
理珠「はい、そちらの学校は今日突然来たのですよね?見た感じ部員の数は明らかに私達より10人以上も多いです!」
男性スタッフ「何が言いたいのですか?」
八期「先に来たこっちが案内されるのが筋ってものだろ!」
明「それはそうだね!」
希「当たり前よ!」
芹「明らかにおかしいわ!」
男性スタッフ「いえ、こちらの方は予約を・・・」
理珠「しておりませんよね?」
八期「どういう事だ?」
零「こっちが先に来たのよ!案内されるのは私達の筈よ!」
男性スタッフ「皆さん、お部屋の方へ!」
八期「行かせねーぞ!」
希「ここは通さない!」
明「案内されるのは私達の方だ!」
杏「この人達が入れるってことは、私達ならもっと余裕ですよね?」
男性スタッフ「ですが、もう決まりましたし・・・」
愛「順番抜かしする気?」
平江「ホテル側が順番抜かしを推奨するなんてあり得ない!」
グレーテル「お前ら帰れ!俺らが先だったんだ!お前らが泊まる筈の部屋はそもそも俺らの泊まる部屋だ!」
支配人「どうされました?」
男性スタッフ「支配人、この方々がこちらのお客様の部屋を横取りしようと・・・」
八期「させようとしてるのはあんたらだろう!」
葉月「そうよ!そうよ!」
金「この女の人が嘘付いたんです!」
女性スタッフ「わ、私は・・・」
八期「おかしいだろう!明らかにこっちが先に来て、こっちの人数が少ない筈なのに、泊まれないなんて、
あっちの人数が多いなら僕らの方が余裕で泊まれるじゃねーか!」
理珠「しかも、あちら側の学校も今日突然やって来てますし!」
八期「どう考えても差別だろう!」
他校の教師「あの、私達別のホテルに行きます!」
男性スタッフ「えっ?」
他校の教師「このまま揉めて、変な噂に成るのも嫌ですし、生徒を巻き込みたくありません!私達が断れば良いんですよね?」
男性スタッフ「ええっと・・・」
他校の教師「皆、別のホテル行くわよ!」
他校の生徒達「は~い!」
支配人「そんな!」
香「皆!出るわよ!」
全員「ええっ!?」
香「ここに居ても、ホテルから嫌がらせを受けるだけよ!そんなことに成るくらいなら、こっちから願い下げよ!」
全員「は~い!」
その後、このホテルは倒産した。
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