二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.146 )
- 日時: 2021/09/16 22:31
- 名前: いくちゃん (ID: f5yb.dIk)
144話・8にマスクを着けさせろ!
朝の会
香「えー、最近インフルエンザなどの細菌がうようよ飛んでて風邪を引く生徒が続出してるから、みんな気をつけてね!手洗いうがいもしっかりね!」
全員「はーい!」
香「ん?えっと、八期!ちょっと廊下へ!」
八期「はい?」
廊下
香「あんたさぁ、風邪引いてる?」
八期「いいえ!」
香「それならいいけど、念のためマスクしてなさい!」
八期「・・・」
休み時間
香「あれ、八期マスクは?」
八期「持ってません!」
香「給食セットのがあるでしょう!」
その後もマスクを着けない八期
職員室
香「ハアー・・・」
楓花「どうかされました?」
香「八期がマスク着けないのよ!」
楓花「あの子マスク嫌いですからね」
香「何で?蒸れるからとか?」
楓花「いいえ、自分が風邪引いてるのを信じたくないからです!」
放課後
零「ねえ、八君?」
八期「何?」
零「風邪引いてるでしょ!」
八期「引いてない!引いてない!」
零「じゃあ、体温計測る?」
八期「絶対ヤダ!」
グレーテル「どうせ、当てられるとき痛いとかだろう!」
八期「測ったときの体温を見て本当に熱が合ったらヤダ!知りたくない!だから体温計大嫌い!」
町子「そんな理由で体温計嫌いな人初めて聞いた・・・」
芹「ただの現実逃避じゃん!」
希「愛海ちゃん!今回ばかりは八君羽交い締めにして!」
子「無理矢理でも体温測らせましょう!」
八期「やめて!」
ピピピピ!ピピピピ!
40.6℃
全員「めっちゃ高熱!」
愛海「私、先生呼んでくる!」
芹「バカじゃない!」
希「こんな高熱でよく来たわね?そしてよく耐えてたわね・・・」
八姫「あきれた・・・」
グレーテル「なんて執念」
町子「そんなに学校が好きなの?」
八期「風邪を引いてるなんて思いたくない!」
芹「だからそれただの現実逃避!」
がらがら
香「やっぱり風邪引いてたじゃない!」
青奈「早くマスク着けなさいよ!あたしらに移されたら困るもん!」
八期「マスクなんて嫌い!」
グレーテル「どうせ蒸れるとか息苦しいとかだろう?」
八期「周りから風邪引いてるなんて思われたくない!」
町子「本当にこんな子初めて!普通、仮病使って学校休む子の方が多いよね?」
希「仮病ならぬ、仮元気ね!」
楓花「たく、二か!」
一「本当、そっくり!理由も!」
二「お姉ちゃんも人のこと言えないぞ!」
それから
朝の会
香「出席を・・・、八期!病み上がりなんだからマスク着けなさい!」
八期「もう大丈夫ですよ!」
職員室
香「松本先生、どうやったら八期はマスクをつけるでしょうか?」
楓花「それは私が聞きたいです!」
愛海「例えば、全校生徒及び全職員つけるとか?」
理「前にやったけど、まばらだったわ!」
楓花「それに通学路で外す子多かったし・・・」
零「八君ってマスク嫌いなんですよね?」
楓花「えー、まあ理由は現実逃避だけどね・・・」
愛海「マスク嫌いの人をマスク好きにするのか・・・、嫌いな食べ物を克服させるレベルで難しい」
一「マスクの魅力を語るとか、危機感とか補修にするとか言っても意味無さそうですしね・・・」
鶴「なんとなく分かる」
零「ねえ、2人からは何かいい案無い?」
芹「そもそも何でここに呼ばれたのかが疑問!」
零「ごめん!」
八姫「でも1つ疑問があるんだけど・・・」
零「八ちゃん、何が疑問なの?」
八姫「マスク嫌いのはずなのに、八期って給食当番の時は普通にマスク着けてるわよね?」
芹「そう言えば・・・」
香「確かに・・・」
零「それだ!」
全員「えっ?」
零「理さん、今度の全校集会でマスク月間を取り入れてください!」
理「マスク月間?」
零「愛海ちゃんの全校生徒及び全職員、マスクをつけましょう!」
次の全校集会
理「理事長の理です!明日からマスク月間を乗り入れたいと思います!マスクは防寒具の1つ!言わば装備!例えるなら制服?一部です!
皆さんも給食当番の時、エプロン、帽子、そしてマスクを着けます!あれは言わば給食を準備するときの制服!なくてはならない物です!
では、マフラーや手袋は何故着けますか?
勿論寒さ対策!風邪を引かないようにですね!マスクも風邪を引かないようにするための防寒具の1つ!装備です!
この時期は体調崩しやすいです。体調を崩さないためにもマスク1つ着けて全員、そして全職員この冬を乗り越えましょう!」
全員「はーい!」
すると
理「おはようございます!おっ!八期君ちゃんとマスク着けてるわね!それで良いのよ!」
芹「何で着けるようになったの?」
零「それはマスクを着けなさいじゃなくて、マスクを着けないと大変なことになるよ!っていう言い方にしたの!」
八姫「どういうこと?」
零「マスクって風邪の予防以外に使われる時は?」
芹「確か大工さんとか・・・」
八姫「病院の先生は絶対だよね?」
グレーテル「ごみ処理の人も!」
零「そう、給食センター試験人もマスクしてるし、それは風邪予防以外にも、汚いものを食べ物に入れないという理由もあるよね?」
3人「うんうん」
零「つまり、マスクは装備・制服だよ!って言えば、仕方なくするってことなの!」
3人「へー・・・、そうなんだ」
その後この年以降
12月から2月までを全校生徒及び全職員のマスク必須が義務付けられた!
勿論装備として。
- Re: ナンバーズ8 ( No.147 )
- 日時: 2021/09/22 23:18
- 名前: いくちゃん (ID: SGjK60el)
145話・来年度に向けて
理「星田先生!ちょっと・・・」
香「はい!」
育野「何を話してるんだろうね?」
楓花「来年の事じゃない?」
愛美「でも、星田先生って凄い先生ですよ!」
栞「確かに、私達新人の先生の中ではずば抜けているというか・・・」
育野「でも、中堅の先生達も凄いって言ってましたよ!まさかあのコロコロ先生が変わっていたクラスを1年も担任出来るなんて!って・・・」
楓花「悪かったわね!コロコロ変えさせて・・・」
育野「あっ!ごめん!」
楓花「1年生の時に2回!2年生で3回、3年生で4回、4年生で5回!本当に何あの子は・・・」
育野「まあ、一応被害者だもんね!」
楓花「そりゃ、うちの子は理由もなしに手を出す子じゃないわ!それに香先生、他の先生と違って、毎日毎日、私のところまで来て八期のことで確認取ってたのよ!」
育野「そう言うところが他の先生と違うんじゃないかな?」
楓花「前聞いた話だと、生徒の言い分は50:50だって!」
育野「どう言うこと?」
楓花「生徒の言い分は基本信じるけど、嘘をついてる可能性も覚悟してるんですって!」
育野「へー!」
愛美「そう言えば先生、教師は第3の親って口癖のように言ってますよ!」
楓花「それはそうね!そう言う考えだからこそ教師を出来るんじゃないかしら?」
零「あの・・・」
楓花「あら、零ちゃん!何か用?」
零「私も星田先生について!私担当教科が算数なんですよ」
楓花「そうね」
零「それで星田先生から教え方を教えてもらってるんですが、それが少し変わっていると言いますか・・・」
愛美「どんな教え方?」
零「例えばですよ、先生方1+1は?」
楓花「そんなの2でしょ!」
零「じゃあなぜ2ですか?」
楓花「それは1に1を足せば2になるじゃない!」
零「それだと説明になって無いそうです!」
全員「ええ!」
零「もしこれが粘土や花束なら、2になるのか?って聞かれるとそうではない!それはいくら足しても1にしかならないって!」
育野「じゃあなんて説明すれば良いの?」
零「1の1つ先は2だから1+1は2!」
楓花「どう言うこと?」
零「双六です!振り出しを0として、今、1にいます!サイコロを振って1が出ました!ではどこに進む?勿論答えは2ですよね?1の1つ先は2なんですから!」
全員「ああ!」
育野「じゃあ引き算は?」
零「8-6分かります?」
育野「2でしょう!簡単よ!」
零「それでは証明を!」
育野「8の6つ前は2だから!」
零「だめです!双六で戻るのは指定された場所だけなので説明になってません!」
育野「ええ!」
零「引き算は俗に言ういくつといくつです!」
楓花「なるほど!」
零「だって、8の分け方は決まってますから!引き算は数の組み合わせの問題!
なので、説明するなら6に後いくつ足せば8に戻れるのか、答えは2ですよね!こういう説明です!」
全員「凄い!」
零「こうすることによって誰が何について分からないのかを分かることが出来ると仰っていました!」
楓花「私も先生を見習わないと!」
零「もう1つのアドバイスとして現実を見せる!っと言われました。現実を見せることこそ証明だから!後生徒の間違いを笑わないように!学校は間違って当然!むしろなぜ間違ったのかを考える場所だと」
育野「先生の鑑よ!」
香「何を話してるんですか?」
育野「星田先生!」
零「先生はとっても頼りになって子供想いの先生だって話してたんです!」
香「ありがとう!でも私だって失敗の1つや2つはあるわよ!」
楓花「そうなんですか?」
香「林間学校で船の班決めてなかったのがね・・・、それで私も一緒に風呂掃除よ!」
育野「むしろそれで良かったですね!他の先生追い出されて一年受け持つ方が難しいって思われたクラスなんですよあなたの・・・」
楓花「本当にうちの息子がお世話になって・・・」
香「いいえ、むしろ私の方が考えさせられました!」
楓花「それで理事長とどんな話を?」
香「来年のことです」
楓花「やっぱり!それで?」
愛美「まさかもう新しい学校に・・・」
香「いいえ、来年度も八期がいるクラスをよろしくと!担任出来るのは私しか居ないって!」
楓花「本当にすみません!」
香「いいえ、むしろ私はあいつの第3の親となれるように頑張ります!」
次回から進級!6年生の話!
- Re: ナンバーズ8 ( No.148 )
- 日時: 2021/09/23 23:07
- 名前: いくちゃん (ID: SGjK60el)
146話・ストーカー
ある日の教室
八姫「じゃあ私はこっちだから!」
零「うん!じゃあまた帰りに!」
芹「社内結婚の夫婦か!」
?「ちょっといい?」
八期「ええっと、誰?」
芹「あなたはC組の眞子ちゃん?どうかしたの?」
眞子「あんたさあ、ここ最近あたしのこと付けてるでしょ!」
八期「えっ?知らないよ!」
眞子「惚けないで!毎日毎日使うあんたの顔を家の前や近所の道で見るんだから!」
芹「ストーカーしてると思っている?」
眞子「そうよ!ストーカーされてるなんて怖いじゃない!何されるか!酷いときは殺されるかもしれないのよ!」
八期「まず、君のこと顔すら見てないんだけど・・・」
眞子「あんたが見てなくても私は見られてるの!」
芹「こう言うのは被害者の意見の方が優先されるから言うことを聞いてあげて!」
八期「どうすれば良いのさ!」
芹「彼女に近づかないってことね!」
八期「近付くも何もこの人の家はおろか誰なのかも分からないのにどう近づけと?」
眞子「じゃあ、あんたが近付いてきたらあたし大声で叫ぶから!」
八期「そんなこと言われても・・・」
眞子「叫ぶから!」
帰り
零「今日はちょっと校長室で用事あるから・・・」
八期「分かった!」
八姫「ごめん、私補修!」
八期「は~い!希お姉ちゃんは大学生だし、町子さん達高校生も授業終わるの遅いからな・・・」
家の前
眞子「キャアアア!」
八期「何?」
眞子「来ないで!来ないで!」
八期「?」
通りすがりの女性「どうかしたの?」
眞子「あそこに私を付けてくるストーカーが!」
八期「はっ?!」
通りすがりの女性「誰?どこにいるの?」
眞子「あのランドセル背負った・・・」
女性「ちょっと君良いかな?」
八期「何ですか?」
女性「この子で合ってる?」
眞子「はい・・・」
女性「君、女の子を付けるなんてダメでしょう!」
八期「はあ?付けてないし!」
女性「じゃあ何でこの子はここでうずくまって怯えてるの?」
八期「知らない!」
眞子「こいつが私のことを毎日付けてくるんです!」
八期「付けてないし!お前頭おかしいんじゃないのか?」
女性「被害者になんてこと言うの?」
犬養「どうかされました?」
女性「この子がこの少年にストーカーをされてるようなんです!」
八期「知らないし!自分の家に帰ってただけだし!」
犬養「じゃあ何でここに?」
八期「この人に呼ばれた!」
女性「はい、確かめるために・・・」
楓花「どうかされました?」
犬養「ああ!松本先生!この子はお宅の?」
楓花「息子とこの制服はうちの生徒ですね!」
犬養「互いに未成年と言うこともありますので・・・」
楓花「勿論、あまり風評を悪くしたくありませんので、学校で対処したいと思います!」
次の日
眞子「私がいつも塾へ行こうとしたときいつもあいつが目の前に現れるんです!最初は偶然かなって思ってたんですが、毎日毎日同じ時間帯に出てくるし、時間を変えてもいつも私の前に出てきて怖くなって・・・」
八期「僕はただ家に帰ってただけだし!なんだ?お前は僕に家に帰るな!って言いたいのか?ああ!お前の自意識過剰だろう!誰がストーカーだ!自分の家に帰ったらダメなのか?」
香「八期抑えて!気持ちは分かるから!」
八期「家に帰るのがストーカー?お前頭おかしいのか!家に帰ったらダメなのか!」
眞子「だからあんたはいつも私の塾に行く時間に現れるから!」
八期「そりゃそうだよ!だってあそこに自分の家があるんだから!そりゃ通るよ!それに見たいテレビとかやらなきゃいけないこととかあるし!」
眞子「じゃあ何で毎日なのよ!毎日毎日必ずいるって偶然?おかしいでしょ!」
八期「おかしいのはお前の心と頭だよ!お前の家なんて知らないのに、どうつけるんだよ!何で自分の家に帰っただけでストーカーなんだよ!おかしいだろ!じゃあマンションの住人はどうなるんだよ!隣の部屋だからってストーカーなのか?ただ偶然その時間に帰ってきただけだろう!」
眞子「それが毎日必ずだからおかしいって!」
八期「本当はお前の方が合わせてんじゃねーの?まず僕はお前の姿を見たこともなければお前に危害を加えたこともないし、名前すら昨日初めて知ったよ!」
理「聞く限りでは高橋さんの自意識過剰のせんが高いわね」
眞子「なぜですか!」
香「彼は家に帰っただけなのよ!あなたの家まで付けてきたなら、ストーカーと言えない訳ではない!」
理「それにあそこの近所私も住んでるから!よく松本先生と会うのよ!だって彼女も同じ地域に住んですもの!」
香「そんなに言うならあなた自身が引っ越したらどうかしら?」
眞子「そんな・・・」
香「ただ自宅に帰宅する人をストーカー扱いなんて、名誉棄損よ!下手すればいじめよ!」
眞子「何でですか!」
香「だってそもそも、あなたの方から彼に近付いてるのだから!家から帰った後に塾へ行くのよね?」
眞子「はい・・・、そうですが・・・」
香「たとえ帰り道だったとしても同じ学校で通学路が同じ道なら一緒の道を歩くなんて当たり前よ!それをストーカーって言ったらみんなストーカーじゃない!だからこれはたーたんに彼に会うのが多くなってるだけ!ストーカーなんかじゃない!」
眞子「そんな・・・」
理「それ以上言うとあなたをいじめの首謀者と認定するわよ!」
眞子「そんな・・・」
香「そんなに嫌なら引っ越しなさい!それが嫌なら我慢する!八期は無防備な人に手は出さないから!」
その後高橋家は引っ越しをした
理事長室
理「はあー、疲れた」
香「八期を守るって大変・・・」
零「お疲れ様でした!」
理「もう、下手したら親から叩かれるのよ!」
愛海「でも、家に帰ってきただけでストーカーは酷いよ!」
零「愛海ちゃんの言う通り!あんなものはいじめです!」
愛海「それば言い過ぎ!ただの自意識過剰だと思う、私は・・・」
零「じゃあ家に帰ってきただけでストーカーって言われたい?」
愛海「言われたら怒るね」
理「でも、毎日は出来すぎよ!偶然とは思えないわ!ストーカーされてるって思っても不思議じゃないもの」
愛海「あー、あれは本当に偶然だよ!」
全員「ええ!」
愛海「彼女の塾へ行く時間と部活が終わる時間が大体同じなの!だから多少誤差はあるけど、八期を毎日見るってことになるの!」
理「よく調べたわね!」
愛海「理珠ちゃんが計算してくれた!」
零「これにて一件落着ね!」
理「私はあなたにクビにされそうでヒヤヒヤよ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.149 )
- 日時: 2021/09/27 23:16
- 名前: いくちゃん (ID: SGjK60el)
147話・調理実習の事件
帰りの会
香「は~い、来週は家庭科の佐藤先生による調理実習があるから!包丁やコンロを使うからみんな絶対怪我とか火事とか起こさないように、先生の言うことは絶対聞きなさい!」
生徒達「は~い!」
香「まさかとは思わないけど包丁を振り回したりするバカなんて居ないわよね?居たらどうなるか分かってるわね?」
生徒達「居ません!」
香「最悪、全クラス調理実習禁止になるからそれだけはやめてよね!」
生徒達「は~い!」
次の日の調理実習前の授業
佐藤「今回作るのはご飯とお味噌汁です!このクラスは3・4時間目だから、おかずは給食のおかずを一緒に食べましょう!」
生徒達「は~い!」
佐藤「作り方の工程のプリントを渡すから、5人または6人の班で役割り分担を決めてね!」
生徒達「は~い!」
佐藤「後、エプロンと三角巾と一応マスクも忘れずに!マスクは給食セットので良いわ!忘れたら廊下で立ってるだけになるわよ!」
生徒達「は~い!」
調理実習当日
佐藤「みんなエプロン、三角巾、マスクの三点セット忘れてないわね?」
生徒達「は~い!」
佐藤「それでは調理実習を始めるので、班の班長さん!材料を取りに来て!他の人達は必要な器具などを用意して!」
生徒達「は~い!」
八期の班
女子A「光輝、材料頼むね!」
光輝「おお!真矢達は必要な器具頼むぞ!」
真矢「OK!じゃあ、優子と早苗はまな板と包丁を!八期と流星は鍋とお玉用意して!」
班員「は~い!」
用意が終わり
真矢「まず、どうするんだっけ?」
光輝「まず、人参を洗おう!」
早苗「その前に私達が手を洗おう!」
真矢「人参は誰の担当だっけ?」
八期「はい!僕だよ!」
真矢「嫌な予感しかしないけど、頼むわよ」
八期「分かった!」
優子「それで乾燥ワカメは水で戻して水気を切るんだよね?」
真矢「そうよ」
光輝「おい!なんだそれ!」
真矢「どうしたの?」
早苗「うっす!」
八期「だって、五ミリ位って書いてあるし・・・」
光輝「こんなの一ミリもないぞ!もう貸せ!しかも遅いし・・・」
真矢「ご飯は私の担当だから・・・」
しばらくして・・・
佐藤「松本君!君、何もしてないじゃない!」
八期「本来自分のやる仕事を取られて何すれば良いのか分からないんです!」
佐藤「じゃあ、先を読んで次の用意をすれば良いじゃない!ほら、あなたの班員の月島君だって、ご飯を炊くための水を計量カップで計っているわよ!ああやって、周りの状況を見て、次に何をすればいいのか動いていかないと・・・」
八期「分かりました」
味噌汁用の鍋を用意して沸騰させる八期
光輝「八期、何やってんだ?」
八期「先生にアドバイスで、先を読んで次の用意をするようにって言われたから用意した!」
光輝「早すぎるんだよ!そんなの後だ!後!」
八期「じゃあ、消しとく」
光輝「優子、ネギ切れたか?」
優子「OK!」
光輝「早苗、ワカメの水切ったか?」
早苗「もうとっくに!」
光輝「味噌良し!じゃあ作っていくか!」
シャー!←八期が沸かしたお湯を捨てる
カチッ!←そして自分で入れ直して沸騰させる
八期「何やってるのさ!」
光輝「そんな水使えるか!」
シャー!←八期が入れ直す
光輝「何すんだよもったいない!」
八期「それはこっちの台詞だ!」
シャー!←光輝がもう一度入れ直す
光輝「優子、早苗、こいつ止めといて!」
八期「お前!」
沸騰し味噌を入れた瞬間
バシャン!
八期が水を入れ直そうとしたが、光輝がそれを阻止、優子と早苗が止めてるなか八期の腕が届いたものの、光輝がそれを阻止しようとしたが鍋をひっくり返す
早苗・優子「キャアアア!」
光輝「お前!」
ドン!←光輝が八期を殴る
八期「何すんだよ!」
光輝「お前が邪魔してきたんだろう!」
八期「邪魔したのはお前だ!」
ドン!←光輝が八期を押す
パン!←その衝撃で流星にぶつかりさらにご飯の鍋が飛ぶ
5班「ワア!」
真矢「ちょっと!あんた達!」
流星「お前、折角の白飯が台無しじゃねーか!」
ダン!←八期を殴る
八期「うるさい!」
ドン!←流星を突き飛ばす
5班「ああ!」
パリン!←包丁が飛び後ろの窓ガラスが割れる
佐藤「ちょっと!何が合ったの?」
女子B「流星、あんた燃えてない?」
流星「えっ?」
男子A「誰か水!」
男子B「俺にも移った!」
光輝「このやろう!」←八期の体を掴む
八期←必死に抵抗しもがく
ドン!
3班「キャアアア!」
佐藤「やめなさい!やめなさい!」
零「3班のみんな1回、包丁を置いて!これ以上大きな怪我が出ないように!」
3班「分かった!」
零「後、火も止めよう!」
3班「うん!」
光輝「オラ!」
八期←必死に抵抗
ドン!ドン!ドン!←抵抗した挙げ句3班の材料が無駄になる
佐藤「もう!やめなさい!」
ピー!←零が笛を吹く
男子A「流星大丈夫か?」
佐藤「兎に角、そこの2人は廊下に出てなさい!」
光輝「えっ?」
八期「はあ?」
佐藤「出ていきなさい!あんたらなんか危なっかしくて調理実習なんてさせられないわ!でないと力ずくで出すわよ!」
廊下
佐藤「絶対入って来ちゃダメよ!後あんたらは調理実習の点無いから!」
バン!
八期「お前のせいだぞ!」
光輝「お前だろ!」
八期「お前が人の仕事とるからだ!」
光輝「お前だろ!」
バン!
佐藤「うるさい!」
八期「うるさいのはどっちだ!」
ドン!
佐藤「ちょっと!」
生徒達「えっ?」
八期「誰がうるさいだ!誰のせいだって!」
ドン!ドン!ドン!←先生のお腹を蹴る
佐藤「うっ!や、や、やめな、・・・、あっ!」
早苗「八期やめなさい!」
八期「うるせー!」
ドン!
八期「オラ!」
ドン!ドン!ドン!←先生の顔を殴る
流星「八期やめろ!」
八期「お前のせいだろ!」
ドン!ガシャン!←4班も巻き添え
女子C「誰か先生!」
ピー!
香「全員、止まりなさい!」
栞「佐藤先生!」
理「完全に気絶してるわ・・・」
香「取り敢えず全員教室に戻りなさい!調理実習は中止です!」
全員「ええ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.150 )
- 日時: 2021/10/03 09:18
- 名前: いくちゃん (ID: SGjK60el)
148話・居残り調理実習
その日の放課後
香「はい、佐藤先生曰く、あなた達が最後のクラスだったので、このまま調理実習の点が無いのは不公平だし、みんなも嫌でしょ、だから、被害がなく点が付いてる1班と2班以外の班がこの放課後で居残りで調理実習をやり直します!」
理「怪我をした佐藤先生の代わりに私と松本先生と星田先生で見張るから!同じことが起きないように!」
香「だけど、6班は騒動の発端となった光輝は0点、間違って被害者の八期に手を出して混乱を起こした流星は減点ね!後、八期は念のため準備室来なさい!もう少しで家庭科室が火事になりそうだったんだから!後1人じゃ可哀想だから、零も来て!」
八期「はい」
零「分かりました」
準備室
香「さあ、私と松本先生で見張るから!2人で協力して作るのよ!」
八期「はい」
零「勿論です!」
香「それにしても、零のエプロン姿可愛いわね!」
零「そうですか?もしかして私いいお嫁さんに成れますか?」
香「それはあなた次第よ!でも楽しみね!どんなお嫁さんになるのかしら?」
零「先生!まるで自分の子供を育てた感じに言わないで下さいよ!」
香「何言ってるのよ!先生だって第3の親よ!自分の教え子が立派に社会を生き抜く姿を見たら、親と同じ位誇らしく思うわ!」
楓花「そうですね!」
八期「お母さんもそうなの?」
楓花「当たり前よ!特に担任となると尚更ね!っていうかお母さんじゃなくて先生でしょう!」
八期「あっ、そうだった、でもお兄ちゃんやお姉ちゃんが間違える気持ち分かる」
零「実際お母さんだもんね!」
楓花「お嫁さんか、零ちゃんがこのまま家に嫁いで、八期の奥さんに成ってくれたら、
私の義理とはいえ、本当に娘に成るのよね!」
零「ええっ!わ、わ、わ、八君の・・・、お、お、お、お嫁さん!」
妄想
結婚式
零「それじゃ、お姉ちゃん行ってくるね!」
鶴「零!いがないで!・・・、ウワーん!」
一「結婚式であんなに泣く人初めて見た!」
二「往生際が悪いシスコンだな・・・」
有「もう、鶴お姉ちゃんったら!見てるこっちが恥ずかしいよ!」
ヘンゼル「そんなこと言って!お前も妹を嫁がせるとき、きっと泣くぞ!」
有「そ、そ、そんなこと無いもん!そ、そ、そ、それに、泉は結婚なんてしないから大丈夫!」
その後
八期「ただいま!」←サラリーマン
零「あっ、八君お帰り!ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
八期「お風呂で、僕ご飯の前にお風呂入る派だから!」
お風呂上がり
八期「今日も豪華だな」
零「そりゃ腕によりを掛けて作ったから!」
八期「いただきます!美味しい!」
零「ありがとう!あっ、もう口元にご飯粒付いてるよ!もう、生まれてくる娘に顔向け出来ないよ!」
八期「それは確かに恥ずかしい!」
零「あっ、忘れてた!」
八期「何を?もしかして醤油とか?」
零「違う違う!お帰りのキスよ!」
妄想終わり
零「うーん!なんか辛い・・・」
香「ほー、何が辛いのかしら?」
零「はっ!うわあ!キャアアア!どりゃあああ!やー!」
楓花「凄い、零ちゃん!完成しちゃった!」
香「なんか余計な料理も出来上がってるけど、まあいいわ!いざ実食!」
零「どうですか?」
香「グスッ、フエーン!」
楓花「星田先生?」
零「泣くほど酷いですか?!」
香「泣くほど美味しいのよ!そしていつかあんたが未来の旦那にこれを作るって考えたら寂しくて寂しくて・・・」
楓花「想像力豊かですね・・・」
八期「あっ、ウワーん!」
楓花「どうしたの八期?」
八期「結局、僕は何も出来なかった!」
零「あっ、ごめん!」
数分後
楓花「コラ!火をつけたまま離れない!」
八期「だってこの後どうすれば?」
楓花「また、火事になったらどうするの?」
八期「でも・・・」
楓花「兎に角コンロの火を消しなさい!」
八期「でもそうすると・・・」
楓花「5分位ほっといても大丈夫よ!」
香「どうみても先生と生徒じゃなくて、親子の指導ね!」
零「実際親子ですから!」
香「松本先生、八期って不器用ですね」
楓花「ええ、本当に!手先だけでなく、人間関係まで、何もかも不器用!それに料理より自分の身の危険重視だわ!」
零「どういうことですか?」
楓花「何度も何度もレシピ表見てるし、包丁持つときやコンロを使うときはぎこちないし、慎重派なのよ!怪我しない、火傷しない、レシピ通りにちゃんとやる!頭の中はこの3つが渦巻いているから遅くなるの!しかも計量だってピッタリ計ろうとするし!」
零「それで周りから遅いと思われて、仕事を取られて、何者出来なくなり、ああいったことに・・・」
香「あんたも恥ずかしがって、全部取っちゃったけどね!」
零「ああ!言わないで下さい!」
香「たく、何を妄想してたのやら?」
零「やめて!」
香「娘が欲しいとか・・・」
零「いや、それは娘ができる・・・、ああ!」
香「ふーん、親になったら娘が欲しいのね!まあ、父親なら息子とキャッチボール、母親なら娘と料理が憧れだものね!」
零「違うんです!違うんです!」
香「そしてその相手がわか・・・」
零「ああ!ああ!何にも聞こえない!」←耳を塞ぐ
数十分後
八期「出来た!」
楓花「出来たって!遅い!もう7時よ!これが晩御飯になっちゃったじゃない!他の子みんな帰っちゃったわよ!」
香「まあまあ、息子が自分に変わって晩御飯作ってくれたと思えばいいんですよ!
中途半端な時間寄りはマシですよ!」
楓花「まあ、そりゃ自分の息子が作ってくれたならね!」
4人「いただきます!」
香「ん?これは・・・」
楓花「まあ、初めてにしたら上出来かしら?」
零「まあ、見た目はそこそこだね、良くもなく悪くもなく・・・」
楓花「一言で言うなら、完食できないものではない!」
八期「だよね!自分で食べてて味噌汁ちょっと薄いなって思ったけど・・・」
楓花「その為の調理実習よ!」
香「まあ、不味いって訳じゃないのよね、期待し過ぎたからかな・・・」
楓花「零ちゃん、ちょっと!」
零「はい!」
楓花「八期って、自分に自信持ってない子だし、特に料理人とか私のようなお母さんと比較することがあるから、自分が料理が上手い人とは思ってない。でも自分でも食べておいしいか不味いかは分かる、ハッキリしてるのはね!微妙な違いで文句は言わないであげて!だから、本人にとって『完食できる美味しさ』は最高の誉め言葉だから!」
零「分かりました!」
4人「ご馳走さまでした」
香「後片付けは手慣れてるわね!」
八期「いつもやってますから!」
楓花「家では八期と二くらいしかやらないんで!」
香「零は?」
零「私は食器拭きと片付け手伝ってます!」
理「早くしてね!私帰れない!」
ちなみにこの後調理実習は中止となるが、
何年後かにある条件で復活を遂げるがその復活まで1年以上もかかるのはまた別のお話!
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