二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.221 )
日時: 2022/06/28 17:01
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

219話・持ち物検査の代償・・・③
前川「なんだ?」

八期・ガルルルル・・・

一方
職員室
ガン!

尚「何?」

芹「ここじゃ無さそうね?」

八姫「たく、どこ行ったのよ!」

葉月「ここじゃないなら後はあそこだろ!」

吉川「コラ!お前ら!職員室のドアくらい静かに開けんか!」

芹「行くわよ」

吉川「コラ!待て!無視するのか?」

八姫「コイツが・・・」

吉川「コラ!聞いてるのか!」

ゴン!

尚「キャアアア!」

吉川「お、お、お前何をする!」

八姫「オラ!時間を返しなさい!」

ドン!ドン!ドン!ドン!←吉川の体を踏みつける

栞(小田)「コラ!止めなさい!」

八姫「うるさい!だったら時間返せ!」

栞(小田)「キャアアア!」

吉川「小田先生!ん?」

パチン!←芹がビンタ

葉月「お前!自分がしたこと分かってねーのか?ああん?」←吉川の股間を何度も踏む

吉川「あっ、やっ、あっ・・・」

教頭「君達!今すぐこんなこと止めなさい!さもないと・・・」

3人「ああっん?」

八姫「2人共、手伝って!」

芹「分かった!」

葉月「勿論よ!」

一方
八期「この大馬鹿者!時間返せ!」

前川「お前!教師に向かってなんて口だ!」

八期「事実だろ!なにも調べずに勝手に決めつけたアホでバカで間抜けで面倒下がり!」

前川「なんだと!」

ゴン!←八期殴る

八期「オラ!時間返せ!時間返せ!」←ファイルで応戦

前川「こんなもの!」

八期「このバカ野郎」←さすまたを振り回す

前川「だ、誰か!」

女性教師「はい、松本君、止めなさい!」

前川「長野先生、ありがとうございます」

八期「離せ!時間返せ!返せったら返せ!」

長野「ダメよ!そんなもの振り回しちゃ・・・、それに過ぎ去った時間は元に戻らないの!」

パリン!ゴン!ダン!←次々と窓ガラスなどが割れる

前川「よし、今だ!」

希「タア!」←前川の顔面をキックついでに長野の顔面を殴る

長野「いったー・・・」

男性教師「大丈夫ですか?」

女性教師「何で大学生がこんなところに?」

長野「香川先生、静岡先生、あの子達を止めるの手伝ってもらえませんか?」

香川「勿論です!」

静岡「こんなこと合ってはいけませんから!」

前川「畜生、誰だ!」

八期「オラ!オラ!時間返せ!」

ゴン!ゴン!←さすまたで前川の頭を叩く

前川「止めろ、止めんか!」

静岡「あなたは誰?この子に加勢するっていうの?」

希「そうと言ったら?」

静岡「全力で止める!」

希「なら、あんたらも敵ね!子、青奈!この2人お願い!」

香川・静岡「えっ?」

子「あんたらも・・・」

青奈「私達の邪魔をするのね」

香川「やれるもんならやってみろ!」

ピンポーパーンポーン!

全員「えっ?」

零「ええっ、連絡します!連絡します!」

希「何?」

零「スクールアイドル研究部の皆さん、スクールアイドル研究部の皆さんに連絡します!」

スクールアイドル研究部員・ゴクリ

零「これより、生徒指導室に全員集まって下さい!」

教師達『コイツらを説教するんだな・・・』

零「全員で、私達の夢を壊した役立たずな生徒指導室をぶち壊しましょう!」

全員「ええっ!!!!!」

零「もう、容赦はしないで下さい!何もかも全て壊してください!何にも入りません!」

職員室
芹「八姫、葉月、次は生徒指導室よ!」

八姫「分かった!」

尚「そうはさせないわよ!」

葉月「2人共先行ってて!」

芹「分かった!八姫!」

八姫「絶対許さないんだから!」

葉月・ヒューイヒュイ!←口笛を鳴らす

茨「聞きましたよ葉月さん、先生達は私達芹姫を守る会のメンバーで足止めしときます!」

葉月「あまり、やり過ぎないようにね!でないと、あんたらの方が危ないから!まあ、何か合ったら私達が助けるけど!」

一方の生徒指導室
希「八君、皆聞いた?」

4人「うん!」

希「こんな間抜けな場所全部壊すぞ!」

前川「なんだと!そ、んなこと・・・」

ドン!・厚い本で殴られる

八期「うるさい!お前は黙っとけ!それよりも時間返せ!」

生徒指導室の教師達「ヒー!」

結「放送聞きました!私達の夢と希望を!」

平江「私達も行くよ!時間を返して貰わないと!」

静岡「止めなさい!止めなさい!」

希「うるさい!この間抜け!私達の夢と希望と時間を返したなさい!」

生徒指導室前の廊下
理「もう、何やってるのよ!皆、止まりな・・・」

愛海「皆を止めて罰を与えようとするなら、たとえお母さんでも容赦しないよ!」

理「あ、愛海!あなたまで!」

愛海「私達はコイツらに夢を壊されたの!だったら壊しても良いよね?むしろ、この2週間を返して欲しいわ!」

理「そんなこと出きるわけ無いじゃない!時間は元に戻らないってあなたも分かるでしょ!」

愛海「何よ!親なら娘の夢を壊したら腹が立ったりしないの?ねえ?何?頑張ってる子供よりあんな間抜けな大人達を守るって言うの?ねえ?返してよ!アイツらに奪われた夢と希望と時間を返して!」

理「愛海、これはあなた達を守るためでも止めたいのよ!」

愛海「何が、守るよ!守れてないじゃん!守るより返して!」

理「だから、これ以上被害者が出ないように・・・」

愛海「何よ!アイツらが被害者だって言うの!最低!」

理「そうじゃなくて・・・」

パリン!パリン!パリン!パリン!

ドーン!←ドアが倒れる

理「嗚呼!」

芹「加勢に来たわ!」

愛海「私はお母さん止めてるから!迷わずお願い!」

八姫「OK!私達の時間を奪った奴らを成敗する!」

葉月「こんな場所意味ないしな!」

理「生徒指導室は生徒を正しい道に導く大切な教室で合って・・・」

町子「その教室が私達の夢と希望と時間を奪ったんですよ!意味あるんですか?」

理「人間だもの、間違い位あるわよ!」

町子「その間違いで、私達が失ったものがどれだけ貴重なものを分かって言ってるんですか?」

理「町子ちゃん?それは?」

町子「マッチですが?」

理「まさか、この教室を燃やすつもりじゃないでしょうね?」

町子「ええっ、そのまさかです!私達の夢を奪った、いらない教室ですから!」

理「バカなことは止めなさい!それこそ取り返しの付かない事になるわよ!」

町子「そんなものとっくになってますよ!」←中に入る

理「ああ・・・、愛海どうやったら許してくれるの?」

愛海「許すわけ無いでしょ!どうせ私達の夢も終わってるもん!だから、こんな教室も終わりにするから!」

理「止めて!」

愛海「だったらこの2週間を返して!時間を巻き戻して!そうしたら許してあげる!」

理「それが出来たら今頃誰か表彰されてるわよ!」

八期「返せ!時間を返せ!」

ドン!←壁を壊す音

八姫「私の夢を返せ!バカ教師ども!」ダン!←机を破壊する音

希「私達の時間を奪った生徒指導室なんて、こんな場所いらないわよ!」パターン!←棚が倒れた音

香「あれ?愛海ちゃん?それに理事長もどうかされましたか?」

愛海「あっ、香先生!良かった!元気な赤ちゃんが生まれたんですね?」

香「ええ、亜蓮っていうのよ!」

理「いや、そんなことより、あの子達を止めて!」

香「あの子達?あの子ではなく?」

理「そうよ!出来れば私を人質にするこの子も止めて欲しいけど・・・」

香「愛海ちゃん何やってるの?」

愛海「動かないで!動いたらたとえあなたでも・・・」

香「愛海ちゃん?今暴れてるのは八期?」

愛海「・・・」

香「他にもいるの?」

愛海「・・・」

香「八期は何に怒って、生徒指導室を恨んでいるの?もしかして皆も?」

愛海「吉川と前川が悪いんです」

香「もしかして?冤罪?」

愛海「えっ?」

香「さっき、伸びてた吉川から問い詰めたの!そしたらね・・・」

回想
職員室
香「おはようございます!」

尚「星田先生!良かった!」

香(岡田)「さっきまで大変だったのよ!吉川先生が生徒にボコられて・・・」

香「誰を怒らせたんですか?」

2人「えっ?」

香「吉川が誰を怒らせたのか聞いてます!」

尚「あの、先生?」

香(岡田)「普通逆では?」

香「うちの学校に理不尽に教師を殴る生徒は居ませんし、職員室まで来てやると言うことは相当な恨みがある筈です!コイツは誰を怒らせたのかしりませんか?」

尚「ええっと・・・」

香(岡田)「そこまでは・・・」

ドン!

香「起きろ!吉川!」

吉川「や、止めてくれ!止めて、本当に潰れる!」

香「お前は誰を怒らせた!」

吉川「俺は何もしてない!何もしてないんだ!」

香「嘘付け!そんな筈無いだろ!」

吉川「本当なんです!持ち物検査をして、タバコを見つけたから指導したら・・・」

香「誰の鞄だ?」

吉川「ま、松本・・・」

香←ヨガっぽいポーズ

尚「あの、星田先生?」

パチン!

吉川「な、何するんですか!」

香「それはこっちの台詞だ!大馬鹿者!おまえなんか教師失格だ!この間抜け!」

吉川「そんな風に言わなくったって・・・」←香に手を出そうとする

ドシーン!

香「お前のせいで私の可愛い生徒達の夢が・・・、そこで伸びてろ!」

吉川←気絶

回想終わり
愛海「大方合ってます」

理「何であなた分かるのよ!っていうか、彼らの言うことが間違ってる可能性も・・・」

香「断じてありません!言いましたよね?八期の嘘にはパターンがあると!だから、愛海ちゃん私に皆を止めさせて!」

愛海「でも・・・」

香「理事長の言う通りよ!このままだと、愛海ちゃんも他の皆も十字架を背負って生きていくかもしれないの!だから!」

愛海「はい、分かりました」

生徒指導室の中
八期「オラ!オラ!オラ!オラ!時間返せ」←前川を殴る

希「私達の夢を返せ!」←静岡と対峙

グレーテル「生徒の夢を奪う生徒指導室なんて失くなれ!」←窓ガラスを割る

平江&結「私達の夢と時間を奪った先生達なんて大嫌い!」←資料を破る

青奈「この無能集団!時間返せ!」←香川と対峙

その他←机や壁を壊す

香「ふー、ピ~ーーーーーーーー!」

八期「せ、先生!」

希「本当に香先生?」

香「皆、話はある程度分かったわ!こんなこと止めなさい!」

町子「嫌です!」

香「町子ちゃん?」

町子「動かないで下さい!さもないと私のマッチでこの部屋を燃やします!ここにガソリンもありますから!燃え広がりますよ!」

全員「ええっ!!!!!」

理「それこそ止めなさい!あなたが失うのは、あなた自身の命どころじゃないわよ!」

町子「嫌です!この人達は私達の夢と希望と時間を奪った最低な先生達なんです!そこの場所もこんな先生方も何もかも失くなった方が良いんです!」

理「止めなさい!」

香「フッ、やれるもならやってみなさい!」

全員「ええっ!!!!!」

Re: ナンバーズ8 ( No.222 )
日時: 2022/06/28 21:24
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

220話・持ち物検査の代償・・・④
香「やれるものならやってみなさい!」

町子「・・・」ポトン

香「出きる筈無いわよね、特にあなたと八期は!」

全員「ええっ?」

香「あなたはマッチが人を燃やす為の物ではないって分かってるものね!」

吉川「ウオオオ!お前ら!さっきはよくもやってくれたな!」

芹「キャアアア!」

ドン!

零「うるさい!全部お前のせいだ!」←仰向けの吉川の上に乗る

ドン!ドン!ドン!ドン!

零「返せ!時間を返せ!2週間を返せ!私達の夢を奪ったお前なんて死んでしまえ!」

パッと

零「えっ?」

パチン!

零「えっ?」

香「それだけは言うな!」

八期「星田先生が・・・」

愛海「零ちゃんを・・・」

香「零の気持ち、みんなの気持ちは分かる!私も同じことをした!でも、どれだけ壊しても人だけは殺すな!それだけは言うな!」

零「うわーん!ああーん、ああーん!」

ガタッ

前川「誰が大バカ教師だ!」

香「とりゃ!」

ズドーン!

前川「何をする?」

香「それはこっちの台詞よ!」

前川「あんたはこっちの味方じゃないのか?」

香「私は最初からこの子達の味方よ!あんたなんかここから出ていってくれる!」

前川「なんだと?」

香「理事長!コイツと吉川をクビにしてください!」

前川・吉川「はあ?!」

理「それは出来ないわ!」

スクールアイドル研究部「はあ!」

愛海「どうしてよ!お母さん?」

前川「それは俺らのやったことが正しくて、お前らが間違ってたってことだ!分かったな!」

理「今ここでこの2人をクビにすると、あなた達の報いが果たせなくなるわよ!」

全員「ええっ!!!!!」

理「理事長として、学校の関係者かつ責任者として、あなた達のやったことは許すことは出来ない!」

愛海「そんな!」

理「でも、親として言うなら、自分の娘の夢を壊したこの2人を許せない!」

前川・吉川「はあ?」

理「取り敢えずあんたら2人!面貸しなさい!」

前川・吉川「ええっ!!!!!」

理「スクールアイドル研究部の皆!こんなことになってしまったのは、持ち物検査で指示できなかった私の責任よ!私が責任持って運営者にコイツらを連れて、頭下げてくるわ!」

愛海「お母さん・・・」

理「それでも無理だったら、大会の件は諦めることになるけど、それで良いかしら?」

八姫「嫌です!この大会は私にとってリーダーとして最後のライブになる大事な大会だったんです!」

香「八姫ちゃん、あなたの気持ちは痛いほど分かる!だけど、ここは折れて!ダメなら先生が小さいながらもライブ出きる場所見つけてあげるから!」

理「不満なら、特別な設備とか増やしてあげる!」

八姫「そういう事じゃないんです!」

香「八姫!」

八姫「はい!」

香「疑われただけでも学校にとっては大きな損害なの!こんな状況で大会に出られたとしても、納得のけっかにならないわ!」

八姫「じゃあ、誰を恨めば?」

香「八期を陥れた犯人に言いなさい!まあ、その2人は未成年喫煙及びその罪を八期に擦り付けたから少年院だろうけどね!」

八姫「ああーん!」

八期「先生・・・」

香「八期、あんたの気持ちは分かるわ!私も同じ経験してきたもの!冤罪は1番腹が立つかつ取り返しの付かない事、だから、あんたが怒る気持ちもこんな場所を壊したい気持ちも分かる!」

八期「ああーん!ああーん!ああーん!」

長野「あの、私達は?」

香「あなた達も同罪よ!」

他の生徒指導室の先生達「ええっ!!!!!」

香「誰一人この子の事を守らず、未成年喫煙だと決め付けたのを無視してる!この子が喫煙してないなんて信じようとしなかった!そりゃこんな残骸になっても仕方ないわ!」

静岡「そ、そんな!」

香「そのせいでこの子達の、夢や希望が途絶えたのよ!それを重く感じずに、一言も謝罪の無いあなた達に生徒指導なんて務まらないわ!むしろ、無い方がマシよ!」

香川「そんな・・・、理事長!」

理「私からも言わせて貰うわ!生徒指導室は解散!主犯である吉川先生と前川先生以外の方は生徒指導のみクビとさせていただきます!」

静岡「それって?」

理「今勤めている担任及び副担任、教科担当などは今まで通り行ってください!ただし、二度と生徒指導をやらないで下さい」

前川・吉川以外の先生「はい!」

理「皆、これで良いわよね?生徒指導室はしばらく存在しないわ!」

この後スクールアイドル研究部の部員達の大粒の涙でめちゃくちゃになったと言う。

放課後
町子「あの、星田先生?」

香「何?田畑さん?」

町子「なぜ、私が燃やさないって分かったんですか?」

香「あなたは、周りの人を巻き込んでまで火を付けるタイプじゃない、いや、あなたはマッチ売りの少女として、マッチをそんな危なくて粗末にするタイプじゃないって思ってたからよ!」

町子「それって?」

香「あなたの性格を読んだの!それに本当に燃やしてるなら張ったりとかじゃなく、生徒指導室に入った時点で燃やしてるでしょ!スクールアイドル研究部の部員だけ逃がしてね!」

町子「そ、そんなことは・・・」

香「ほら、詰まった!つまり、あなたはマッチを使って人を傷付けたりしないって先生は確信してたの!まあ、そもそもあなたが燃やすと言ったとき八期の顔が『まさか、本気?』って顔だったから余計に確信したわ!それに八期と同じく、あなたも人を殺すために火なんか付けたりすることはおろか、そんな勇気すらなかったでしょう?」

町子「凄いですね、頭では燃やしたいと思っていても、いざ、って時に周りを見て燃やせなかったんです!これでこの人達が燃えちゃったら、どうなるんだろ?このまま私が生きてたらどういう扱い受けるんだろ?燃やした後の事を考えるととても出来ませんでした」

香「それで良いのよ!むしろこっちも賭けだったわ!あなたならきっと燃やさないって信じてね!」

町子「星田先生・・・」

香「後ろで皆聞いてるんでしょ!」

芹「バレてましたか!」

愛海「多すぎるのよ!」

零「先生・・・」

香「何、零?」

零「今日はお騒がせして・・・、先生を殺そうとしてごめんなさい」

香「騒ぎになったことは、別に怒ってないわ!あれはバカな2人の教師のせいだから!でも、もう一つの件は別よ!私が止めてなかったらあなたもう少しで殺人犯よ!大会処じゃなかったわよ!」

零「はい・・・」

希「先生!零ちゃんもこの通り反省してるので・・・」

愛海「そうですよ!私達も零ちゃんみたいに・・・」

香「ねえ、皆!何で人を殺したらダメか分かる?」 

部員達「えっ?」

Re: ナンバーズ8 ( No.223 )
日時: 2022/07/01 23:33
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

221話・持ち物検査の代償・・・⑤
芹「なぜ、人を殺してはいけないか?」

葉月「そんなの今さらじゃねーの?」

香「生徒指導室の先生達を殺そうとする勢いだったあなた達に言い返せる事は無いわよ!」

八期「法律で決まってるから?」

青奈「中身を言いなさいよ!そんなの万引きも泥棒も何でもそれになっちゃうじゃん!」

結「人を悲しませるから?」

平江「殺された人の家族とか友人とかが悲しむからではないでしょうか?」

グレーテル「なら、天涯孤独や友達の居ない奴らはどうなるんだよ!悲しむ相手すら居ないぞ!」

子「それは禁句じゃない?」

香「まあ、グレーテルちゃんのようにそう思う人もいるかもしれないわね」

希「でも、自分が殺されそうになったら別に殺したって良いんじゃないですか?」

香「言いたい気持ちは分かるわ!それでもダメなの!」

結「ええっ!!!!!」

平江「可哀想!」

香「大丈夫よ!情状酌量で、執行猶予付きの判決になるから!」

八期「執行猶予?」

愛海「この間に同じ犯罪を犯さなければ、罰則は受けなくて良いですよって期間!」

香「ハイハイ、本題よ!何で人を殺してはいけないか?」

零「分かりません」

町子「私も!」

香「じゃあ、言うわね、人を殺すと言うことは、この世界を支える人間を1人失くすと言うことよ!」

部員「?」

八期「どういう事?」

希「私も検討付かない」

香「皆、想像してみて!世界は私達人間と動物によって、食物連鎖も含めて成り立ってるの!」

部員・うんうん

香「後、漫画でなかった?独裁スイッチって?」

八姫「たしか独裁者を懲らしめるためのスイッチでしたよね?」

香「殺人者とは独裁者は同じよ!自分と意見が合わないとか、嫌な相手だからと言って消して行くと最後は自分1人になって、この世界を支える事は出来ないの!」

部員「た、確かに・・・」

香「そうなると何の意味もない!だから、人を殺してはいけないの!この先1人だけで何もかも出来ると言うのであれば、いくらでも殺しなさい!出来ないと言うのなら絶対止めなさい!」

部員達「はい!」

数日後
理「皆、何とか運営者に頭下げて頼み込んできたわ!」

香「どうでした?」

理「何とか特別枠として参加OKに成ったわ!」

八期「良かった!」

零「やったー!八姫ちゃん、望みが繋がったよ!」

子「リーダーとしての最後のライブの為にも頑張ろう!」

八姫「うん!最後のリーダーとしてのライブに向けて全力練習だよ!」

ライブ当日
八姫「皆、今日は私がリーダーとして、そしてセンターとしても最後に成るかもしれない!」

八期「センター最後は無いんじゃない?」

八姫「あんたがリーダー成ったら、全曲あんたがセンターやるのよ!」

八期「えっ?そうなの!」

芹「リーダーなんだから当たり前でしょ!」

葉月「まさか、知らなかったとか?」

八期「いや、僕は曲によってイメージに1番近い人をセンターにとか、皆で回そうと・・・」

グレーテル「競争心無しかよ!」

希「良いんじゃない?時期リーダーがこう言ってるし、皆だって1度くらいセンターで歌ってみたいでしょ!」

平江「はい!」

芹「悪くは無いですね・・・」

葉月「歌えるなら歌いたい!」

渚「私も!」

ヘンゼル「コイツがリーダーになると誰でもリーダーに成れるのか!それは楽しみだな!」

香「皆、今回はあくまでも特別枠よ!だから、どんな結果だろうと受け入れるのよ!」

ハーレムヒロインズ「はい!」

香「特に8コンビ!分かってるわね?」

八期・八姫「はい!」

香「八姫、勝負に勝つなんて考え捨てなさい!最後のリーダーとしてのライブを成功させる!これだけを心に持って楽しんできなさい!」

八姫「はい!」

帰りの電車
八期「楽しかった!終わった後は躍り足りなかったよ!」

零「うん、ライブって楽しい!」

芹「八姫、優勝出来なくて残念だったね・・・」

グレーテル「まだ、終わった訳じゃないし、八期がリーダーでやり返そう!」

町子「それに審査員特別賞だって貰えたんだから!」

八姫「そんなのいらない!何にも良いと思えない!」

平江「何で?特別賞って凄い物じゃないですか?!」

葉月「元々、学校側の不祥事から、理事長が頭下げてまでもぎ取った特別枠、大会最下位なんて当たり前だったんだ!」

子「それにこの特別賞もどちらかと言うと、運営側の苦肉の策って感じよね?このまま最下位だと、文句言われるから、代わりのも物立てたみたいな!」

青奈「確かに、なんか後味悪いわよね!」

香「言ったでしょ!こんな状況で大会に出場出来たとしても納得の結果にならないって!」

八姫「はい・・・」

香「ほら!」

八姫「えっ?」

香「ちょっと、小さいけど地方の小さな大会にエントリーしてきたわ!皆のの知名度を上げるためにも良いんじゃない?」

八姫「はい、このライブで今日の鬱憤を晴らします!」

その後小さな大会のライブで、八姫最後のリーダーとしてのライブを優勝し、八姫は悔いなく終えた。
しかし、リーダーが八期に成る事が、もう少し先になるのはまた別の話だ。

理事長室
プルルルル、プルルルル、ガチャ

理「はい、スリーシスターズ学園、理事長の岡田と申します!
はい、はい、えっ?ええっ!そうですか、はい、それは御愁傷様です」

Re: ナンバーズ8 ( No.224 )
日時: 2022/07/02 19:34
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

222話・緊急生徒会長選挙
それは夏休み明けの初日の出来事だった!

全校集会
理「おはようございます!生徒の皆さん!今日は夏休み開けの最初の学校生活となるのですが、ここで皆さんに悲しいお知らせがあります!」

生徒達「ええっ!?」ざわざわざわざわ・・・

理「この夏休み中に、うちの生徒会長が突然命を落としました!」

生徒達「ええっ!嘘!あり得ない!」

理「詳しい話は言えません!生徒の皆さんには信じがたいことかもしれません!ただ、まだ若い命を失ってしまった悲しみは私達教師陣も受け入れられません!」

生徒達・呆然

理「亡くなった、生徒会長の追悼の意味を込めて、まずは1分間の黙祷を捧げたいと思います!全部目を閉じて、黙祷!」

1分後

理「目を開けてください」

全員目を開ける

理「そして、突然の話で申し訳ないのですが、今の現状から、生徒会が成り立たないと役員達から主張がありました!」

生徒達「ええっ!(それってもしかして?)」 

理「後期まで後約一ヶ月半あるのですが、ここで生徒会長の立候補の募集をしたいと思います!」

生徒達「ええっ!」

理「期限は今から2週間後です!仮に誰一人立候補が無かった場合は校則に乗っ取り、リーダー点が少ない生徒達から選出したいと思います!私としても押し付けでやらせるのだけは、やめて欲しいです!自ら『私が!』『僕が!』と言う方はドシドシ立候補お願いします!」

部室
希「中等部の生徒会長が帰らぬ人に!」

芹「そうなんです!」

八姫「夏休み中に息を引き取ったんですって!」

子「だから、先生達朝から大騒ぎだったんだ!」

町子「原因は分かってないの?」

葉月「噂では過労死だって言われてる!何しろ、うちの生徒会長、文武両道だけでなく、仕事もテキパキしてて、他の役員のフォローや先生達への気遣い、部活の助っ人、外ではボランティアや高齢者とか妊婦さんに、赤ちゃん連れのお母さんのお手伝いをしてて、近所では有名なヒーローのような存在だったんだって!」

愛海「絶対、過労死よ!どれだけ動いてるのよ!誰か止められなかったの?」

葉月「今、顧問の先生も含め、皆生徒会長におんぶに抱っこ状態だったってこぼしてるって、茨先輩から聞いた!」

零「これは、次の生徒会長やる子はプレッシャーだね!」

芹「いや、むしろ誰もやりたくないでしょ!」

八期「そう言うのって、普通副会長が昇格して成ったりしないの?」

葉月「最初はその案も合ったんだが、生徒会長におんぶに抱っこの生徒会だったから、失った物が大きすぎて泣く泣く、立候補を募ることに・・・」

零「そもそも、後期に生徒会長を募集すること事態久しぶりなのよね!」

歩「そうなの?他の学校とかなら普通じゃない?」

零「うちは、お姉ちゃんが独裁者を出さないようにって、敢えて最高学年より1学年下の学年以下しか生徒会長出来ないから・・・、つまり、中等部で言うと2年生しか出来ないのよね・・・」

芹「えっ?1年生でも出来るんじゃないの?」

零「まあ、出来ることは出来るけど、条件があるのよね!リーダー点ってあるよね?」

八姫「あるわね」

零「初等部からその点が生徒会役員をやった後の点数以上を持っていれば、1年生でも立候補可能よ!」

八期「よく、分かんない!」

零「生徒会は生徒の代表だから、それぞれ役員点って言うのが合って、
生徒会長・10点
副会長・9点
書記・8点
庶務・6点
会計・7点
広報・6点
各学年代表・5点
と決まっていて、中等部以上の1年生が生徒会長に成るためには、生徒会長の役員点である10点以上を取ってないと立候補出来ないの!」

八期「他は?」

零「生徒会長のお手伝いというか、間近で生徒会長の仕事を学べるから、生徒会長以外は1年生であっても立候補出来るの!」

芹「それだけ、生徒会長と言う役職が入学して間もない人物が簡単に出来るはず無い、責任の重い仕事ってことよ!」

香「零、後期だと1年生でも可能よ!」

零「そうなんですか?」

香「ええっ、その代わり、2年生で立候補者が0だった時の補てんとしてよ!」

八姫「ってことは私達の中から選ばれる可能性があるってこと?」

芹「私と八姫は無いわよ!」

八姫「何で?」

芹「私は経験者、八姫はスクールアイドル研究部の部長!リーダーの掛け持ちは班長以外原則禁止だからね!」

八期「何で、班長以外?」

香「班の班長は2ヶ月に1回変わる、一度に6~8人位が班長になる、班長の連続は禁止!など被る可能性が高いのよ!それにリーダーとなる学級委員、部活のキャプテン、中等部以上は寮長もいるから、その人達は優先的に班長は出来ないの!でも、運悪くリーダーだらけや連続リーダー経験者達の班が出来た時を想定して、2ヶ月に1回変わるならってことで、班長だけは掛け持ちして良いの!勿論、掛け持ちさせない状況を作らせないようにリーダー経験のない人を優先的に班長やらすけどね!」

八期「そうなんだ!」

葉月「お前、そんなことも知らないのか?」

八期「だって、リーダーとは無縁だから!それに仮に指名されても出来ないだろうし!」

八姫「来月、私から部長の座を奪う奴が・・・」

八期「受け継ぐんだよ!」

八姫「私からしたら、受け継いで欲しくなかったわよ!」

八期「こっちだって好きで部長やるつもりじゃないんだよ!」

八姫「じゃあ、リーダーの権利返してよ!」

八期「人の意見を全否定してこうなったんだから自業自得だよ!」

八姫「何ですって!」

香「そこまで!八姫は人を煽らない!八期はそれを返さない!」

八姫「私が悪いんですか?」

八期「そうじゃんか!」

愛海「星田先生の言う通りじゃない!」

芹「八姫、抑えなさい!」

八姫「もう!」

2週間後の全校集会

理「皆さんに、ご報告があります!」

生徒達・ゴクリ

理「2週間生徒会長の立候補を募っていましたが、とうとう誰一人立候補は居ませんでした!」

全員「ええっ!!!!!」

理「よって、校則に乗っ取り、2年生及び1年生の中で、リーダー経験の浅い人、リーダー点が1番少ない生徒達の中から選ばせていただきます!」

全員「ええっ!!!!!そんな!」

理「勘違いしないで下さい!これは、自分ではなく『誰かがやってくれる』などと他の人に任せようとした、あなた達の選んだ結果です!」

全員「ええっ!!!!!」

理「誰が選ばれようと、皆さんが決めたことに変わりはありません!ですので、一切文句を言わないように!文句があるのなら、自らが立候補すれば良かったのです!」

全員「・・・」

理「それでは、2年生及び1年生の担任の先生方は自分の担当する生徒達のリーダー点を調べてください!なお、現在、班長を除くリーダー的役職を担当している生徒は除外して1番リーダー点が小さい生徒だけを候補として挙げるようにお願いします!期限は1週間です!」

教師達「はい!」

次回衝撃の展開が・・・!


Re: ナンバーズ8 ( No.225 )
日時: 2022/07/03 21:23
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

223話・意外な生徒会長候補
職員室
萌「ああ、面倒臭い!」

友子「何で私達こんなことやってるんでしょうね?」

かおる「仕方無いでしょ!誰一人として、生徒会長やりたくないって、立候補しなかったんだから!」

栞(小田)「そんなにしたくないものですか?私の学生時代は学級委員があまりにも人気で6人位がじゃんけんしてましたよ!」

香「責任感と時間ね!前者だと、生徒会長に対するイメージが重すぎて、自分が仕切れる筈ではないと思う生徒達が多い、後者だと、生徒会の仕事が多すぎて、部活や遊び、他の事に対する費やす時間が少なくなると言う生徒達が多いので、立候補が無いんでしょうね」

愛美「それに、亡くなった生徒は本当に頭も良く運動神経も良い、本当に絵に描いたようなクラスの人気者でしたから!そんな、彼が・・・、どうして?」

志穂「だからって、何でリーダー経験の無いまたは浅い生徒から選出するんですか!普通逆でしょ!」

尚「理事長の方針としては、あくまでここは学校だからって話よ!」

志穂「どう言うことなのよ!?」

尚「失敗を恐れて欲しくないって言ってたわ!」

香「聞いたことあります!失敗は誰にでもあるからこそ、そこからどうやって対策を考えたり、生徒会の仲間を頼ったりと、自立、協調、究明などを持てるように、それに学校だからこそ!我々教師がフォロー出来るのだからこそ!頼れる人を頼る、報告・連絡・相談といったほうれんそうを学ばさせるためでもあると、言ってました!」

愛美「私も、1人だけに責任を押し付けたり、出来ないこと、やったことがないことから逃げない為にも必要だと・・・」

志穂「成る程!確かに、いつかは誰かがやらないといけない時ってあるものね!」

香「それに、調べるって言っても、自分のクラスなんで、40人以下じゃないですか!上から調べていけばすぐですよ!」

志穂「リーダー点がややこしいのよ!5点、4点はともかく3点以下が基本なのよ!」

愛美「別に、数字を斜線すれば早いですよ!それに、班長以外のリーダー格をやってる生徒は省くんですからせいぜい30人前後ですよ!」

尚「1番低い点数だけ残せば良いだけじゃないですか!」

志穂「そうだけど、って言うか、2点以下って今時いるの?」

愛美「いる人は居ますよ!うち1点が6人出てきました!」

かおる「私も2点だけで、12人居るわ!最低はここだから、うちは選出無しね!」

尚「うわあ!うちは、2点10人、1点が2人だわ!」

栞(小田)「今時居るんですね!中1までにリーダー回数少ない生徒達!」

香「まさかとは、思いませんが、0点も居たり?」

愛美「それは無いでしょ!0点ってことは、1度も学級委員はおろか班長すらやってないってことですよ!」

友子「そう言えば席替え直後は班長はいつも取り合いよ!」

香「どんだけ、生徒会が嫌なのよ!」

志穂「それだけじゃないわ!ほら、テストで平均的が良かった班は図書カード貰えるでしょ?」

香「ああ、優秀な班と100点取った生徒だけですよね?」

志穂「班長は班員より2倍貰えるから!しかも、図書カードの使い道は自由だしね!参考書買ったり、漫画買ったり!沢山貯まれば教科書だって買えるし!」

愛美「その分私達の給料から天引きですけどね!」

香「100点なんてそうそう取られませんよ!」

志穂「だから、生徒達にとってはご褒美なのよね!班からの支給は理事長自らだけど・・・」

尚「それに、赤点取ったら1枚没収ですしね!」

香「まあ、そうやって生徒達が勉強を頑張ってくれるなら私達教師からしてみれば本望ですよ!」

愛美「それはそうですね!」

志穂「あの、例えばですよ?」

香「何ですか?」

志穂「仮に、0点が居て、その子が見た目からして、リーダー出来なさそうというか、本人もやりたくなさそうな感じだった場合は・・・?」

香「それは誰であってもやらせるべきでしょ!校則に書いてあるんですよ!」

志穂「でも、理事長ですら怖じ気づく問題児とかだったらどうするんですか?」 

香「ここはあくまで学校です!ならば、忙しい生徒だろうが、手のつけられない問題児だろうが、障害者だろうが、差別はいけません!その生徒の出来る範囲でリーダーと言う役職をやらせるべきだと思います!」

他の先生「おお!」

香「そうでないと、学校の意味がありませんからね!ん?」

愛美「どうされました?星田先生!」

香「いや、なんでもないわ!」

愛美「そうですか」

香(ヤバい、これはヤバい!でも、さっき言った手前報告するしかない!)

締め切り後の金曜日
職員室
理「皆さん、この1週間ありがとうございました!これより、後期生徒会長の候補を絞っていきたいと思います!それでは、まずは最低点数が3点以下の生徒が居たクラスの先生はご起立お願いします!」

全体の半分以上が起立

理「やはり、多いですねではその中で、2点以下が居るクラスの先生以外はご着席をお願いします!」

起立した先生の半分以上が着席

理「まだ、多いですね、それでは1点以下の生徒が居たクラスの先生以外はご着席をお願いします」

この時点で10人未満

理「最後に一応聞いておきましょう!0点の生徒が居たクラスの先生以外はご着席お願いします!」

たった1人だけ残る

他の教師(ええっ?嘘!)

理「ええっと、星田先生?」

香「はい」

理「あなたのクラスだけ、1度もリーダーをやっていない生徒が1人でも居たのですか?」

香「はい!その通りです!」

他の教師(ええっ?そうなの!そんな生徒居たんだ!)ざわざわ

理「何人ですか?」

香「1人です!たった1人です!」

他の教師(ええっ!!!!!嘘でしょ!この時期に?)

理「分かりました!ここで名を出すのは本人にとっても不利益に成り得るため、後で理事長室に来てください!」

香「分かりました!」

理事長室
理「それで、誰ですか?」

香「この生徒です!」

理「えっ?嘘ですよね?嘘だと仰って下さい!」

香「残念ながら、私も心配で溜まりません!」

理「ああ、誤魔化して1点と同じ扱いに出来ません?」

香「理事長、あなたが現実逃避しないで下さい!1と0じゃ違いすぎます!それに彼は1度もリーダーをやってないのですよ!」

理「そうだわ!たしか、彼は後期から部長をやるのよね?そうすれば・・・」

香「理事長!あなたが誤魔化していては他の先生方や生徒達に示しが付きません!それに、部長や他の生徒会役員は会長が決まった後で決める為会長が優先されます!」

理「そ、そんな・・・」

香「あなたが校則破ってどうするんですか?!」

理「だって、この校則元々は姪の鶴が考えたのよ!自分が理事長だから、他のリーダーやるのは独裁的になるから、でも、同じ人だけにリーダーを任すのも可哀想だって言って・・・」

香「何を言ってるのですか?どちらにしても、私は担任として、あの子にリーダーの仕事や責任を学ばせるべき、そしてこれはチャンスだと思っています!こうでも言わないとあの子一生リーダーやりませんよ!それで何か合って良いのですか?」

理「それはあの子の人生だし・・・」

香「理事長がそんなんでどうするんですか?!学校は失敗を恐れずに学ばせる場所なんでしょ!」

理「はっ、はい!その通りよ!」

香「だったら、あの子がどれだけ失敗しても、間違っても、私達がフォローすれば良いじゃないですか!生徒の失敗や間違いを正しく指導するのが教師の仕事ですよね?」

理「おっ、仰る通りです・・・」

香「はあー、すみません頭に血が上って・・・」

理「いいえ、私が悪いのよ!むしろそう正しいことを強く主張してくれた方が良いわ!それより、あの子に生徒会長説得出来る?」

香「説明できるも何も、説得するんですよ!その後はあなたにも協力して貰います!」

理「そうね、分かったわ!私も出来るだけやってみるわ!」

次の日の帰りの会
理「ええっと、さよならの挨拶の後、八期は先生の所に来てね!」

八期「はい!」

理「じゃあ、日直さん挨拶して!」

零「それでは皆さん、さようなら!」

全員「さようなら!」

八期「先生何ですか?」

香「八期、単刀直入に言うわね!」

八期(いきなり本題か)

香「あんた、生徒会長に成りなさい!」

八期「えっ?」

零(ええっ?嘘!)


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