二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.280 )
- 日時: 2023/06/17 20:04
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
278話・許されない予算会議・・・⑤
八期「さあ、早く返せ!」
山下「いきなり何ですか?」
八期「お前らに渡す部費なんて無い!」
八尾「あの、せめて用件とか理由を言ってください!」
八期「お前らは散々人に文句言っておいて、前役員に部費を希望額通りに払えと主張した!」
寺田「それは会長が命令したからであって・・・」
八期「ああ、確かに言った!だが、その後前役員が謝った時、誰1人文句を言わず同情した!だから没収する!」
美術部「はあ?!!!!」
山下「たったそれだけで?」
亀井「意味が分かりません!」
八尾「同情することの何がいけないんですか?」
八期「お前らは相坂のせいでぬか喜びだったんだぞ!相坂のせいなのにあの部長は関係の無い僕を責めた!
僕は関係無いから事の発端である相坂に文句を言うように言った!だが、アイツは僕の命令に従っただけで、相坂を含めた前役員に同情した、その近くに居たお前らも相坂に謝ってたよな?」
八尾「そりゃ、家の前で叫んでましたから・・・」
亀井「迷惑って思う方が普通でしょ!」
八期「うるさい!」
美術部「?!!!!!」
八期「アイツらはお前らを苦しめたんだぞ!お前らはそれを分かって言ってるのか?」
寺田「でも、相坂を苦しめたのは俺らだし・・・」
八期「そう思うなら、何で誰も僕に謝りに来ない?」
美術部「えっ?」
八期「1番の被害者はこの僕だ!相坂のせいで仕事取られるわ、責任押し付けられるわ!お前らは散々僕に文句言ってたくせに、相坂や前役員に謝って、文句言った僕には一言も謝罪無しか?」
竹田「何だ?騒がしいなあ!」
山下「部長、会長が美術部の部費を没収すると!」
竹田「はあ?!!!!何でだよ!俺らが何をした?」
八期「お前!散々人に文句言っておいて、謝罪1つ無しか!」
竹田「はあ?!お前に謝ることなんて1つもない!」
八期「なんだと!お前なんてこの学校から出ていけ!」
竹田「何だ?おい!どこ連れてくんだ!」←黒服に連れていかれる
山下「部長!」
八期「さあ、絶対命令だ!部費を全部返せ!一円足りともな!さもないと廃部にするぞ!」
山下「わ、分かりましたよ!八尾持ってきてくれ!」
八尾「あの、一部使ちゃったんですけど・・・」
八期「美術部に渡した部費は18万4562円だ!」
美術部(本当に細かいな)
八期「ん?おい!3万8679円足りないぞ!」
八尾「さっき言いました!使っちゃたんですよ!」
八期「お前らの財布から払え!どうせこの金は部の物なんだから!」
山下「畜生!一万円札なんて持ってるかよ!」
亀井「千円札でなんとかするしかないな!」
山下「ほら、3万円だ!」
八期「後8679円足りない!」
美術部(細かいな!)
山下「ほら5000円札だ!これで良いだろ?」
八期「まだ3679円足りない!」
美術部(細かいな!)
八尾「私が3000円出します!これでいいですよね?」
八期「まだ679円足りない!」
美術部(細かいな!)
山下「はあ?じゃあ千円足すからこれで・・・」
八期「小銭持ってないからお釣出せない!」
八尾「そこら辺はしっかりしてるのね!」
亀井「ほら500円玉だ!」
八期「後179円足りない!」
美術部(細かいな!)
亀井「ほら、100円玉だ!これで600円だから文句無いだろ!」
八期「まだ79円足りない!」
美術部(細かいな!)
寺田「ほら50円だ!」
八期「まだ29円足りない!」
美術部(細かいな!)
寺田「分かったよ、20円これで文句無いよな!」
八期「まだ足りない!」
美術部(細かいな!)
山下「はあ?もう十分だろ!」
八期「後9円足りない!」
美術部(細かいな!)
山下「誰か後9円!」
寺田「こんな時に限って一円玉が無い!」
山下「あっ、5円玉!じゃあこれで!」
八期「後4円足りない!」
美術部(細かいな!)
寺田「良いじゃねーか4円くらい!」
八期「4円を舐めんなよ!」
亀井「もう1枚5円玉あるからこれで!」
八期「無理!お釣出せない!」
八尾「逆でも誤魔化さないんだね」
山下「おーい、誰か一円玉一枚でもいいから出してくれ!」
八尾「あっ、私の財布に4枚以上合った!はい!」
八期「全て確認終了!美術部の部費は没収だからな!文句言うなよ!この差別集団が!」
美術部(そんな~!)
次の月曜日
全校集会
葉月「先生方から何か連絡等はございませんか?」
理←手を挙げる
葉月「理事長先生からの連絡です!」
壇上に立つ
理「皆さん、今年は生徒の皆さんにとっては息苦しい学校生活に成ってることを誠に遺憾と思われます。
しかし、この状況を作ってしまった切っ掛けの人物と言う人達が居ます!今日はこの場を借りて彼らに謝罪の時間を設けさせて貰いました!前生徒会役員の皆さん壇上に上がりなさい!」
冷子「はい!」
壇上に上がり
冷子「この度は私達の生徒会長へのパワハラが原因で皆さんを絶対命令と言う息苦しい学校生活にさせてしまったことを心からお詫び申し上げます!本当にすみませんでした!」
前役員達「すみませんでした!」
冷子「それから会長にもパワハラをしてごめんなさい!」
前役員達「ごめんなさい!」
パチパチパチパチ←とある生徒が拍手
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
冷子「皆さん、改めて本当にごめんなさい!」
前役員達「すみませんでした!」
葉月「それではお下がり・・・」
八期「ちょっと待て!」
全員「えっ?!」
八期「今の拍手は何だ?」
全員「はあ?!!!!」
八期「今のこの拍手はなんだって言ってんだよ!」
零(ヤバい!)
八期「お前らふざけるなよ!まあ、何人かは連れてやったって言うだろ、だから1番最初に拍手した奴は誰だ?」
全員「えっ?」
八期「理珠、1番最初に拍手した奴を連れてこい!」
理珠「分かりました!」
全員「ええっ?」
1年女子「えっ?やめて!離して!」
壇上
八期「お前か!名前何だ?」
1年女子「真鍋美幸です・・・」
八期「お前は何でコイツらに向かって拍手した!?」
美幸「それは、大勢の前で自分達の罪を認めるって普通出来ることじゃないですか!」
他の生徒達「そうだ!そうだ!」
八期「理珠、コイツは?」
理珠「署名のした生徒の1人です!それに、あなたのお姉さんが抗議した時にもいらっしゃってました!」
八期「お前なんてこの学校から出ていけ!」
美幸「えっ?」
全員「はあ?!!!!」
零(やっぱり!)
芹(それもダメなの!)
現役員達(ああ!やっちゃった!)
美幸「何でですか?!」
八期「お前がやったことは差別だ!」
美幸「どこがですか?」
八期「お前は僕が絶対命令をすることを反対して署名まで書いて抗議してるのに、コイツらが原因作った事を聞いて何も思わないのか?」
美幸「謝る勇気に感動しました!」
八期「黙れ!どうせ嘘付くなら蚊かハエを叩いてましたくらい言えや!よく人に文句言っておいて、切っ掛け作ったコイツらを許せたな!」
美幸「そんなこと知りませんもん!」
八期「分かったお前に最後のチャンスをやろう!」
冷子(もしかして!)
八期「コイツらを殴れ!思いっきりな!」
全員「ええっ!!!!!!」
零(ヤバい相当怒ってる!)
芹(零、止めなさいよ!)
零(止められないわよ!美幸ちゃんの選択は八君に謝るだけなの!)
芹(そんなの分かりっこ無いわよ!)
八期「ほら、殴れよ!コイツらのせいでお前らの自由は失くなったんだぞ!」
恵「あんた正気?」
眞子「人として最低!」
八期「お前らが言うな!そして黙ってろ!」
剛「八期、こんなことは止めてくれ!頼むから!」
悠人「俺達が悪かったから!」
八期「嫌だ!」
冷子(美幸ちゃん、会長に謝って!そしたら許してくれるの!でも、そんなの分かるわけないよね・・・)
八期「さあ、早く殴れよ!恨み貯まってんだろ!」
美幸「ううっ・・・」
冷子(ダメだ、絶対命令も合ってそんな考え出てくるはずない、こうなったら私が彼女を助けるしか・・・)
八期「早くやれよ!」
冷子「美幸ちゃん!私達を思う存分殴って!蹴って!なにしてもいいから!」
全員「えっ?」
冷子「私達のせいで皆の自由が奪われたのは事実だから、私達はあなた達に殴られても文句言えない状況に立ってるから!」
久「相坂!」
冷子「事実じゃない!私達が会長を役立たず扱いしたから、会長の仕事を取ってパワハラで追い込んで、強制的に辞めさせたから、こんな状態に成ったんだよ!全部私達が悪いんだよ!」
剛「相坂・・・」
冷子「だから、私達は美幸ちゃん、いえ全校生徒にボコボコにされたって文句言えないんだよ!だったら会長の言う通りボコボコにされるのが当然なんだよ!」
恵「冷子先輩・・・」
有(相坂さん・・・)
八期「おい、相坂?」
冷子「何?」
八期「お前はそれをどういう理由で言った?」
冷子「あんたを止めるため、そして美幸ちゃんや全校生徒を守るため!それが理由よ!」
八期「そんな正解聞いた後に殴られる姿なんて見たくないんだよ!」←地団駄を踏む
全員「ええっ!!!!!!」
八期「もう良い!真鍋!お前なんかこの学校から出ていけ!」
美幸「えっ?そんな!」
八期「お前みたいな人を差別するような人間いらないんだよ!」
美幸「私がどう差別したんですか?」
八期「しただろう!僕が絶対命令を使うと聞けば、署名で反対運動して、前役員達が切っ掛けだと知っても、何も言わないどころか、何がその勇気に感動だ!ふざけるな!そんなことするくらいならコイツらに一言文句言えや!罵声浴びろや!何で僕の時だけなんだよ!それのどこが差別じゃないんだ!言ってみろ!」
美幸
八期「無視はしてるがお前らもだぞ署名メンバー!いちいち聞いてたらわかんねーからレベル3にしとくけどな、本当に文句があるんならコイツらに言えよ!何で僕だけだ!この差別集団!お前らなんて生きてる価値なんて無い!この学校は人の心を持ってない悪者集団ばかりだ!このアホ共が!」
署名メンバー「ウオオオオオオ!」
八期「何だ?文句あるのか?飛ばすぞ!」
香・ピーーーー!
香「全員止まれ!動いた奴は矯正学校決定だぞ!!」
全員止まる
トコトコトコトコ・・・
零(理事長!)
芹(八期の前に!)
八期「えっ?」
理「八期・・・」
次回・理が八期に○○する?
- Re: ナンバーズ8 ( No.281 )
- 日時: 2022/10/10 21:32
- 名前: いくちゃん (ID: qBWNiYNB)
279話・許されない予算会議・・・⑥
芹(零、大丈夫なの?絶対命令って理事長でも逆らえないんじゃ・・・)
零(理さん、何を?)
香(理事長、流石にあなたが行くのは・・・)
理「八期!」←八期の前に立つ
八期「?」
理「ごめんなさい!」←土下座
八期「えっ?」
芹「えっ?」
零「えっ?」
香「えっ?」
前役員「えっ?」
現役員「えっ?」
全員「ええっ!!!!!!」
八期「理事長、顔を上げてください!」
理「嫌よ!あなたが私を許すまで、絶対頭は上げない!」
八期「止めて下さい!あなたが何をしたって言うんですか!」
理「言ったでしょ!生徒の失敗は教師の責任!教師の責任は上手く指導できなかった理事長である!全て私の責任よ!」
八期「待って下さい!僕はあなたに恨みなんか・・・」
香・零「八期(君)!」←壇上に上がる
香・零「ごめんなさい!」←土下座
八期「先生、零ちゃんまで!」
香「私があんたの立候補用紙を隠して生徒会選挙がめちゃくちゃになって、薺さんを含め皆を混乱を起こらせた!」
零「私があなたの気持ちに気付けずに、勝手に思い込んで・・・、最初から君の気持ちを皆に伝えとけばこんなことに成らなかったと思う!」
八期「先生、零ちゃん・・・」
杏「松本君!」
八期「夢原さん?」
杏「あなたに生徒会長を任せるような事してごめんなさい!」←土下座
明「私も!人任せにして、ごめん!」←土下座
2年Bクラス「ごめんなさい!」←土下座
八期「Bクラスの皆・・・」
明「ちょっと、あんた達!」
杏「今この状況を作ったそもそもの原因は私達先輩達が生徒会長に立候補しなかった事がそもそもの原因なんだよ!だから、私達皆で彼に謝る義務があるのよ!文句言うくらいなら、彼に謝りなさいよ!」←マイクで叫ぶ
零「夢原さんの言う通りよ!それであんた達のせいで、1年生達が巻き込まれてるのよ!それを申し訳ないなんて思わない輩は、人の心なんて無いのよ!だからこそあんたらなんかに生きてる価値なんて無い!」
芹「ごめんなさい!」
2年Aクラス「俺達(私達)が悪かったです!」
2年生達「すみませんでした!」
金「八期、私も謝らせて貰うわ!」
葉月「何だ?先輩の癖に、謝ってるのは森田先輩だけか?」
3年生達「すみませんでした!」
葉月「ほら、他の皆に言って!」←留に促す
留「1年生も会長に文句言ったことを謝って!」
1年生達「文句を言ってすみませんでした!」
冷子「松本、ごめんなさい!私達を思う存分殴って!」
前役員「俺達(私達)が全部悪かった!」
悠人「俺達はどうなっても良いから、皆を、皆の自由を守ってくれ!」
剛「皆を殴るくらいなら俺達を殴れ!」
八期「ウワーん、ああ、ううっ、ああーん!」
全員「すみませんでした!」
この日の体育館は全校生徒の涙でびちょびちょに成った
放課後
香「こりゃ、大変ね!」
芹「その当の本人はなにもしない!」
葉月「あの後泣き疲れて保健室で寝たのよね!」
有「何で僕まで!」
香「何も知らないで八期に歯向かったんだからやりなさい!クビよりマシでしょ!」
心乃枝「うちらも手伝ってるんやから!」
朝子「そうよ!そうよ!」
零「それより理さん、よくあんな行動を!」
香「確かに、まさか土下座で謝るなんて!」
理「私としては賭けだったわ!ただあの子の性格を考えて、私をクビにすることはないと確信てしてたから、むしろ行きやすかったし、私の責任であることに変わりは無いから!」
香「理事長の鑑でした!尊敬しますよ!」
理「あなたにはまだ負けるつもりは無いわ!」
流「冷子念入りね!」
冷子「全ては結局私が切っ掛け作ったから・・・」
有「相坂さんをクラスに入れれないのは残念です!」
冷子「あなたが今の・・・」
香「あっ、相坂さん!」
冷子「はい!」
香「良いニュースと悪いニュースがあるんだけど・・・」
冷子「悪いニュースから!」
香「あなたが助けようとした真鍋さんなんだけど、八期がどうも譲れなくて、あの子は結局矯正学校に成ったわ!」
冷子「そんな!」
流「それで良いニュースとは?」
香「あなたはDクラスに戻れるわ!」
冷子「えっ?なぜ?」
香「八期が、あなたが真鍋さんに自分を殴るようにした行動はたとえ嘘の感情だとしても、自ら殴られるように言うのは自分には出来なかったはずって!」
冷子「松本!」
香「その行動は勇気ある行動と共に、自分の罪を認めた、意識したからこその行動だからって!レベル4に格下げよ!」
流「あくまで格下げなのね・・・」
零「確かに、私でも自分を犠牲にするって出来ない物ね!」
有「じゃあ、相坂さんはクラスに!」
香「戻れるわよ!」
冷子「私が?良いんですか?」
香「良いのよ!」
冷子「だって、絶対命令の切っ掛けを与えただけでなく、何人もの人達が矯正学校に・・・」
香「八期なら、こう言うわね!『飛ばされたメンバーは人の心を持ってない奴らだ!』ってね!」
冷子「えっ?」
香「あなたの行動は人の心を持ってるからこそなの!」
冷子「星田先生!」
香「だから、この格下げはあなたが人の心を持ってたからこそなのよ!それを八期がいい人だと思っただけよ!」
冷子「分かりました、ここで松本が何に怒ってたのかを学びたいと思います!」
有「相坂さん、僕が担任の岡田有です!よろしくお願いします!」
冷子「岡田先生、よろしくお願いします!」
香「あっ、有!これ預かってるんだけど・・・」
有「えっ?(まさかクビの通知?)」
香「八期からあんたも心の教室受けなさいって!」
有「えっ?」
香「いじめレベル3以上の人が受ける教室よ!先生達も受ける人は受けるわよ!」
有「ええっと、それを受け持つ?」
香「あんたも受けるの!生徒として!」
有「ええっ!!!!!!そんな!!!!!!」
有の絶叫が起こった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.282 )
- 日時: 2022/10/26 16:59
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
280話・薺の王子様?
芹「ほら!薺!」
薺「散々文句言ってすみませんでした」←納得いってない
芹「八期、許してくれないかもしれないけど、こうやって謝罪はしたから矯正学校だけは・・・」
八期「自分でも何がなんだかわかんねーよ!」
芹「えっ?」
八期「元が元だ!判断しずらい!この話はここで終わりだ!」
芹「ありがとう」
八期「ただし、お前の信頼は薄いと思っておけ!あといじめレベル3だからな!」
薺「ええっ?」
八期「これでも許してる方だぞ!本当は4又は5と言ってもおかしくないことお前はやってるんだからな!」
薺「分かりました・・・」
芹「取り敢えず、失った信頼は行動で返すことよ!」
薺(何で私が謝罪なのよ!)←席に座る
零「ねえ薺ちゃん変身ヒロイン好きなの?」
薺「いえ、これは私の王子様の落とし物です!」
葉月「王子の落とし物だって?」
秀喜「おいおい、今時変身ヒロイン見てるのかよ!」
金「それは侮辱くじゃないかしら?」
香「そうよね!男子だろうと、女子だろうと好きなものは好きなんだよ!人それぞれ好みと言うものがあるんだから!」
薺「そうですよ!それに私はこの持ち主に助けてもらったんです!」
留「確か不良に絡まれて・・・」
薺「どんな人だろうと、これを失って困ってる筈です!きっとこのキャラの事が好きなんだと思います!」
八期「あっ!ああっ!!!!それ僕の!」
全員「ええっ!!!!!!」
薺「えっ?そんな筈は・・・」
理珠「そう言えば始業式の登校の時八期に呼ばれて不良を成敗した記憶が・・・」
薺「そんな会長な訳ありません!私を救ってくれた王子様はもっとイケメンで、格好良くてヒーローのような存在で、何より優しくて、それにこんな趣味の人では・・・」
葉月「言ってることがさっきと違うぞ!」
薺「それにこれが会長ものと言う証拠は?」
八期「足元に名前書いてる!」
零「ちょっと貸して!」←確認する
零「確かに書いてるわ!『八期』って!」
薺「今時変身ヒロインってどんな趣味してるんですか?」
八期「なんだよ!悪いのかよ!」
薺「どうせ、可愛いキャラ目当てなんでしょ!」
八期「僕が求めてるのはお話の展開とキャラクターの個性だよ!」
秀喜「でも変身シーンになると興奮したり?」
八期「それはするよ!」
薺「変態!」
八期「どこがだよ」
薺「キャラクターの変身する姿を見て興奮する人なんて変態じゃないですか!」
八期「なんだよ!BGMを楽しみにして何が悪い!」
秀喜「そっち?」
薺「どうせテレビ見て応援してるんでしょ?」
八期「してないし、今日は誰が止めを刺すかな?どんな展開になるかなって想像はしてるけど・・・」
秀喜「専門家か!」
芹「薺、返してあげなさいよ!名前が書いてある以上八期のであることに変わりはないんだから!」
薺「嫌だ!これを返しても私の王子様がこんな絶対命令で私達を縛る自己中な人とは認めたくない!」
八期「たく、うるせーなお前は分析か!」
全員「えっ?」
芹「どういう意味?」
八期「ハーレム作品のヒロインの1人だけど?」
香「あんたハーレム好きなの?」
八期「ハーレム作品が好きなんです!結婚は一対一でしょ!」
金「そこら辺は普通なんだ」
芹「で、その分析って?」
八期「ハーレム作品の主人公の周辺を探ったり、比べたりする人だけだから分析ヒロイン!特徴は諦め悪いが良いとこ取り!」
零「でも、そんな感じ無かったけど?」
八期「分析ヒロインは好きな人を王子に例える癖がある!」
葉月「マジで?」
秀喜「そんなこと誰が言ってんだ?」
八期「全部自分調べ!どの作品も作者は違うのにそのときに共通点だけは必ず!」
零「そう言えば秘密のノート的なもの持ってたわね!」
秀喜「見ても良いか?」
八期「良いよ!むしろやってほしい!」
香「先生も良いか?」
八期「先生はちょっと・・・」
香「何よ!なんか変なことでも書いてるの?」
八期「お母さんに知られたくないので・・・」
葉月「他人に見せれて家族に見せられないものって?」
八期「説明しずらい!あと分かってもらえない!」
歩「色々居るね!」
八期「今のところ11種類!」
秀喜「マジか!」
葉月「これが最高とか?」
八期「多くても、大半の作品は5・7・9!」
芹「葉月も興味津々ね!」
葉月「私もこう言う漫画は読んでるから!」
芹「何のために?」
葉月「お話の作り方やオチの作り方などを参考にするんだよ!私、一応同人誌とか描いてるから!」
芹「マジで?」
八期「凄い!」
葉月「兄弟皆描いてるぞ!」
香「それも凄いわね」
零「はいはい、薺ちゃんちゃんと返してね!」
薺「はい、会長!」
八期「拾ってくれてありがとう」
薺「・・・、どういたしまして」
香「薺さん、いくら絶対命令と言っても、八期は基本の礼儀はしっかりするし、あなたが盗ったとも疑わなかったでしょ!ちゃんと臨機応変に動ける子だから、あなたが信じない限り、八期もあなたを信じないわよ!」
薺「分かりました、すみません」
秀喜「てか、そのキャラなんだ?」
八期「僕が思う完璧超人生徒会長だよ!」
金「この子に憧れてるとか?」
八期「無理だよ!成れっこない!ただ尊敬はしてる!」
香「むしろ目指してみたら?」
八期「無理ですって!」
薺「じゃあ、私が目指します!」
八期「えっ?」
薺「私がそのキャラクターのような生徒会長を!」
八期「成れるもんなら成ってみろ!絶対無理だろうけど・・・」
薺「少なくとも会長に認められる会長になって見せます!」
八期「わかった!それはそれで楽しみに待ってよう!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.283 )
- 日時: 2022/10/23 17:25
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
281話・スリーシスターズ学園の変な部活
薺「ハー!」
八期「どうした?」
薺「うちの学校部活多すぎ!」
芹「それ、私も思った!」
零「似たり寄ったりで、中には遊びじゃないのか?って思う物や?社会の何の役に立つのか分からないものまで!」
八期「そんなあるの?」
秀喜「興味無さすぎだろ!生徒会長の手前ここの生徒なら少しは知っとけよ!」
葉月「だな!」
八期「まあ、社会の役に立つものとか、大会やコンテストがあるものに関してはやらすべきじゃないか?あくまで1意見だけど・・・」
薺「会長は自分の仕事に集中してください!これは私の仕事ですから!」
八期「正直変な大会や変なギネスとかあるくらいだからな!」
芹「変なギネスって何よ?」
八期「生きてる中で、絶対役に立たないとか、誰の為にもならない自分だけの名誉とか、出来たから何だ!って言いたくなるもの!」
秀喜「じゃあ逆にお前が思う名誉あるギネスって?」
八期「最近、言われてたとしたら漫画の発刊数だな!それだけ長い間描いてなおかつ愛されたって証拠だろ!漫画って描かなきゃ何も始まらないが、面白くないと途中で止まって打ちきりだろ!それを100を余裕で越えたってどんな創作技術と想像力と観察力だよ!」
芹「漫画に観察力っているの?」
八期「いるよ!時事ネタとか、その年流行ったものとか言葉とか!さらには日常あるあるとか!そうやって皆笑わせてるんだよ!スポーツの連続出場と同じだよ!毎試合立つためには調子を落としたり、大きな怪我や病気にかからないようにしないと連続で1000試合以上も出れないからな!」
零「成る程!漫画と言っても奥が深いんだね!」
秀喜「確かに、簡単そうに見えて、目指そうと思っても目指せないんだな!」
歩「そのギネス取った人の記録は本当に偉大だね!」
ガラガラ
生徒A「すみません、部活申請したいんですけど・・・」
八期「あっ、会計にお願い!コイツ会長代理だから!」
生徒A「分かりました!」
薺「ええっと、どうしよう!空いてる教室が無い!」
芹「ごめんね、1回保留にさせて!薺1回他の部活を整理した方が良いわ!」
薺「ありがとうお姉ちゃん、行ってくる!」
次の日
理「草薺さん、ありがとうね!」
薺「いえいえ・・・」
理「もう、訳の分からない部活が有りすぎて困ってたの!しかも屁理屈ばっか言って・・・」
八期「何やったの?」
芹「うちの学校の部活10000以上合ったんだけど、薺の活躍で一気に100くらいまで収まったの!」
秀喜「まず、そんなに合った事にビックリ!」
留「それに薺って人間観察が得意なんですよ!」
八期「へー、それは凄い!どんな感じ?」
芹「あんたも見てたでしょ!人の適正を見抜いてそれに合った物をやらせるのを!」
八期「じゃあ、僕は?」
芹「あまりにも適正が無さすぎて思い付かなかったのよ!」
留「薺の観察眼は本当に凄いからな!小学校の頃から、クラスを中心にアドバイスしてたんですよ!まあ、最初は自分の能力が確かめるためでも合ったんですけどね」
八期「それって、夢に悩んでる子?」
留「そうです!将来のビジョンが見えないとか、何が向いてるのか分からないとか言ってた子中心に助けてました」
八期「ふーん、そうなんだ」
香「フフフ、やっぱり彼女の方が生徒会長向いてるんじゃないかしら?生徒会長代理だけに、生徒会長の仕事を支える影の生徒会長って感じね!」
八期「まだ、分かりませんよ先生!」
全員「えっ?」
香「どうしてそんなことが言えるの?」
秀喜「まさかまだ一週間しか経ってないからとか言うんじゃないだろうな?」
八期「物には長所と短所が存在するんです!普通の人なら長所を生かし、短所を補います!それをアイツが出来るかが生徒会長が出来るかどうかの分岐点です!」
香「そもそもが出来ないあんたが言ってもね・・・」
その後
芹「薺、生徒からのお礼の手紙来てたよ!」
葉月「本当に人気だな!」
理珠「目安箱の手紙の多くは薺さんへのお礼と『やっぱり薺さんが生徒会長が良かった』という皮肉ばかりです!」
零「どうする?」
八期「言わせとけばいいよ、どうせ何日か何が月かしたら、そのお礼が悪意に成る可能性があるから!」
芹「何?うちの妹に嫉妬してるの?」
八期「いいや、高みの見物!」
秀喜「いい加減認めたらどうだ?薺の観察眼理珠以上だぞ!」
理珠「これは冗談抜きでそうですね」
八期「どんな形なの?」
歩「例えば、足の早い生徒が野球部から陸上部に転部したり、長打力のある生徒がゴルフ部に転部したり!」
金「部活内で言えば、テニスでシングル希望の部員がダブルスに挑戦したり、投手から野手に変更する野球部・ソフトボール部の部員も居たよ!逆もしかり!」
秀喜「廃部に成った部活は娯楽が多いな!双六部、麻雀部、ポーカー部、ルーレット部、トランプ部、ギャンブル部など」
零「逆に良くあったわね!呆れたわ!」
理珠「1番酷いのはゲーム部で、部費でゲームを買って遊んでいました!」
八期「バカじゃねーの?ここ本当に名門!?」
薺「調べたところ、会長の前の前会長がやたら許してたそうです!夢があるとかなんとか言って!」
八期「慕われてた、って意味変わってきた!」
芹「あと、意味不明なのも潰してきたわ!流し素麺部とかラーメン研究部とか、この研究部にはうどん、そば、冷や麦にパスタと分かれてた!」
秀喜「もう、統一しろよ!纏めて麺研究部にしろ!」
芹「ただ、活動内容が食べるだけ・・・」
秀喜「部活舐めてんのか!金返せ!」
金「調理部も6つくらいに分かれてたわね」
八期「和・洋・中以外に何があるの?」
理珠「タイとか韓国とか、国に絞ると色々ありますよ!」
芹「あと女子禁制の言えない部活が・・・」
八期「バカじゃねーの!」
秀喜「もしかしてR指定物か?」
薺「はい、先生呼んで退学にしました!」
八期「ごもっとも!」
秀喜「本当は行きたかったんじゃねーの?」
八期「行かないよ!そんなとこ!」
香「顔赤くして言う奴の事信じられるか!」
八期「先生!」
薺「この調子で行けば、必要最低限の部活だけとなって校舎や体育館グラウンドが効率良く使えます!」
芹「確かに、外部活と中部活の運動部達の陣地取りがお約束で長期休みは大変よ!」
八期「やったの?」
芹「初等部時代ね!」
薺「私の中では潰した部活はほんの一部に過ぎません!」
八期「いや、100分の1まで減って一部じゃねーだろ!一部っていうのはな、全体の1割満たない割合の事を言うんだよ!」
零「いやいや、少数派が3割以上でも一部の意見とか言うよ!少ない意見が一部だから!」
薺「どっちでもいいですよ!兎に角、私はより良い学園作り、そして皆さんの将来の夢のお手伝いが出来るように活動しておりますので!それではパトロールに行ってきます!」
香「頼もしい後輩じゃない!」
八期「逆に怖いですよ!しばらくしたらアイツのやり方の欠点が浮き出てきますから!」
薺「フー、全くこの学校の生徒達は何を考えてるんだか!」
薺のメモ
新部活候補・スクールアイドル部
廃部候補・アイドル研究部
- Re: ナンバーズ8 ( No.284 )
- 日時: 2022/10/26 17:08
- 名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)
282話・薺vs町子
次の日
ガラガラ
希「あら、あなたは確か八君の弟子だっけ?」
薺「会長代理の薺です!そもそも弟子に成った覚えはありません!」
グレーテル「何だ!?この前は『絶対命令で行う』って聞いたら逃げた奴がどの面下げて来たんだよ!」
愛海「グレーテルちゃん、落ち着いて!」
子「もしかして気が変わった?」
薺「いえ、入るつもりもありません、むしろこの部活は本日をもって廃部とします!」
部員達「ええっ!!!!!!(はあ?)」
グレーテル「ふざけんじゃねーぞ!」
愛海「グレーテルちゃん落ち着いて!」
希「待って!それは八君は認めたの?」
薺「いいえ、私の独断です!」
愛海「なら、それは無効ね!あなたの勝手な意見で廃部には出来ない筈よ!」
薺「普通ならそうですね!」
愛海「どういう事?」
薺「私は会長自らこの仕事の責任を任されたのです!それに会長は言ってました!私には絶対命令はない!つまり、私の意見は絶対命令で覆ることがないのです!」
希「勘違いじゃない?」
子「私もそう思う!」
薺「本当に言ったんです!」
八姫「仮にそうだとして、何で廃部なの!廃部と言うならそれなりの理由と言うものがあるわよね?」
青奈「そうよ!そうよ!将来に役に立たない以外で言いなさい!」
薺「私はここに居る皆さんを救うために廃部を決めました!」
八姫「私達を助ける?どういうこと?」
薺「今は会長絶対命令が働いて、生徒達の自由が縛られています!それに加えこの部活も絶対命令が働いている!会長によって支配されている!皆さんの自由が無いなんて可哀想です!皆さんは会長の言いなりで過ごして良いのですか?」
希「良いわよね?」
青奈「悪いと思ったこと無い!」
愛海「慣れというか日常と言うか・・・」
平江「先輩優しいですよ!」
結「あの人がリーダーで良かったと思います!」
愛海「支配されているなんて感じたこともないわよ!」
薺「皆さん、もう洗脳されておかしくなってるんですね!」
八姫「いや、そもそも皆で決めたしね!」
薺「よくやろう!って言いましたね!何を自ら地獄に入ってるんですか!冒険家ですか?ギャンブラーですか?」
グレーテル「何人の夢を潰そうとしてんだよ!人の夢を潰すな!」
薺「潰すつもりはありません!こんな危険な場所から皆さんを救おうとしてるんです!」
愛海「どういうこと?」
薺「このアイドル研究部を廃部にしたら皆さんはスクールアイドル部に転部してもらい絶対命令という呪縛から解放され、皆さんが自由を取り戻せるんです!絶対命令なんて、何されるか分からないってことは皆さんも分かりますよね?!だったら会長の居ない今のうちにガラッと変えて自由に成りましょう!」
町子「自由ね!」
希「まっちゃん?」
町子「あなた、私達が自由を与えられてない可哀想な集団って思ってたんだ!」
薺「だってこの部は絶対命令ですよ!」
希「私はそれでも良い!八君と一緒に出来るならあの子の言いなりなら一生聞いてあげる覚悟よ!」
青奈「私だって、八期が『おっぱい見せて』とか『触らせて』って言うものならいくらでもwelcomeよ!」
薺「それが合って良いのですか?って言ってるんですよ!不用意に体を触られたり、盗撮されたり、着替えを覗かれても文句を言えないんですよ!露出の高い衣装とか、恥ずかしいダンスとか強要されても文句言えないんですよ!そんなんで良いんですか?」
町子「あなたの言いたいことは分かった!でもね、そんな恥ずかしい事はうちのリーダーは望んでない!そうよね希ちゃん?」
希「そうね、そりゃ男の子だから興味は合っても身内や知り合いとか憧れを持つ人がそんなみっともない、あられもない姿を晒してるのは見たくないって言ってた!」
薺「そんなの口先だけかもしれないじゃないですか!」
町子「絶対命令と聞いて、そういう不安になるのは分かる!でもね、そもそも絶対命令をやると宣言したのは八期君じゃない!別の人だから!」
薺「えっ?」
町子「そもそも、この部が絶対命令になったのは彼が生徒会長になる前には決まってた事なの!」
薺「ええっ!!!!!!」
町子「そして、その理由は、彼に意見をさせる、仕事をさせる、チームの輪の中に入れるためなの!」
薺「輪の・・・、中に・・・、入れる・・・」
町子「そもそも八期君は見た目の判断が苦手だから、衣装とかダンスの振り付けに文句を言うことはほとんど無いし・・・」
薺「でも、練習が疎かになったり、訳の分からない運動を提案して良からぬ事を・・・」
希「ホー、それはどんな運動かな?」
薺「そ、それは言えません!」←赤面
町子「知識無いから逆に流されるタイプ!それに根は真面目だからサボろうとはしない!」
愛海「むしろ、いつ休憩取れば良いか分からない人で、疲れを知らないと言うか弱音を吐いても、体は動かすタイプ!なかなか止まらない子だよね?」
部員達「うんうん!」
ヘンゼル「下手したら風邪引いても怪我しても動く奴だもんな!」
部員達「そう!」
希「止める方が大変!」
薺「でも、スパルタに指示したりとか・・・」
八姫「アイツから指示されたこと合った?」
グレーテル「提案一つ浮かばないもんな!」
平江「先輩はそんな鬼コーチみたいな人じゃない!」
結「どれだけ厳しくても、私達後輩も励まして一緒に頑張る人です!」
薺「じゃあ、振り付けの相談は?リーダーだけの意見になったりとか?」
町子「成らない!成らない!むしろ元々八期君の意見が否定されまくってたから、今の状態になったの!それでも彼は元々自信の無い性格してるから、よっぽど自信がない限り意見しない!」
薺「立ち位置とか、センターは自分の物とか・・・」
町子「言わない!むしろよっぽどの事がない限りセンターに立たないし、うちのグループのセンターは曲のイメージで毎回変わるように八期君自身が提案してる!」
結「だから、まさか私がセンター?なんて事も合った!」
平江「でも、貴重な経験だよね?」
薺「ウーッ・・・」
町子「何を言っても無駄よ!私達は決して洗脳もされてないし、自ら絶対命令をやると決めた!
そして何より、彼の意見を信じてるし、彼の性格も理解している!」
薺「どういうことですか?」
町子「あなたは絶対命令は命令されてる人に自由は無いって思ってるでしょ?」
薺「そんなの当たり前じゃないですか!」
町子「でもね、絶対命令って、使い方次第で良いものに変わるの!そして八期の使い方は良い方の使い方なの!」
薺「何が、良い使い方なんですか?」
町子「八期君は私達に言った!『命令されるたことをそのままやるのではなく、自分が間違っているのなら指摘して欲しい』ってね!」
薺「えっ?」
町子「更にこうも言った!『自由貰って自由奪わず!』絶対命令という自由を貰っても、人の自由を奪ってはいけない!それが絶対命令を持つ者が気をつけることってね!」
薺「だからそんなこといくらでも言えます!」
町子「少なくとも彼は私達の前ではそう動いてる!決して自由を与えられても、私達の自由は奪わない!自分の間違いは自分のせいと認めたり、自分だけの主張でなく、周りの意見を聞いて総合的に判断又は多数決を取ったり、それを私達は目の前で見てるから信頼出来るの!あなたがこんなことを言うのは八期君の絶対命令を使ってる時の行動をよく見てないからよ!」
薺←グーの根もでない
町子「まあ、見る方が逆に難しいか!ここに入ったら分かるかもしれないけど!入るかどうかはあなた次第よ!どうする?」
薺「あなた方は一生それで良いのですか?」
町子「皆、大丈夫よね?」
部員達「勿論!」
町子「私達はあの子が変な命令をしないと信じてますから!」
薺「なら、もう何も言いません!廃部は撤回します!」
廊下
零「まっちゃん凄い!」
芹「私達の出る幕無かったわね!」
しかし、この後薺が驚きの行動を取ることはまた別の話!
そして、それを彼らが知るのはまだ先の話!
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