二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.245 )
日時: 2022/08/02 22:13
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

243話・8の家出・・・⑤
芹「お、おはよう!」

薺「おはようってお姉ちゃん隈が!」

芹「何で同年代の男子と寝なきゃいけないのよ!そしてアイツは何で意識無いのよ!」

芹の母「あら、おはよう!凄い隈ね!」

芹「誰のせいだと思ってるの!?」

芹の母「あんたが自意識過剰なだけでしょう!それに何もされてないんでしょ!」

芹「それはそうだけど、少しは意識してほしいわよ!何?私ってそんな女子として魅力無い?」

芹の母「何もない事は平和ってことでしょう!何もされなかったことを安心しなさいよ!」

芹「もう、人の気も知らないで・・・、それよりアイツはどこ行ったの?」

八期「僕の事?」

芹「あんた以外誰がって何やってるの?」

芹の母「洗濯物干すのを手伝ってもらってるの!流石に量が多いしね!」

芹「ってそれ私のパンツ!返しなさい!」

八期「無理!」

芹「何でよ!」

八期「ただ、干すだけだよ!それにこんな濡れてるのを掃くの?」

芹「自分で干すから!」

八期「理由に成らないことは聞きません!」

芹「返せ!」

芹の母「普段干さない人が文句言わないの!文句があるなら、最初から自分で干すことね!」

学校
部室
芹「ああ、もう!」

八姫「凄いご立腹だね!」

芹「アイツがいると私の生活がおかしくなる!」

葉月「何されたんだ?」

芹「勝手に人の洗濯物たたむし、しかも私の下着を平然と!寝る時に何もアクション起こさないし、女子の部屋で1時間待たずしてすぐ夢の中だったわ!私達の洗濯物を勝手に干すし、更に私の下着を平然と・・・、アイツ頭おかしいわよ!」

八姫「私も思う!私も毎日やられて・・・、寝る時は別だよ!でも洗濯物は・・・」

希「あの~・・・」

愛海「それは違うんじゃないかな?」

零「八君は、ただお母さんの言いつけ通りにしただけであって・・・」

町子「むしろ、間違った事はしてないんじゃない?」

青奈「あんたらは八期が変態行為をして欲しいのかして欲しくないのかどっちなのよ!」

芹「それは嫌だけど・・・」

八姫「女として意識されてないんじゃないかって悔しい!」

子「本当にそうかな?」

八姫・芹「えっ?」

子「本当に女の子として意識してなかったら、変態行為してたと思うよ!」

希「うん!」

愛海「私も思う!」

葉月「えっ?どこが?!」

町子「相手を女の子として認識していない人って、自己中だと思うんです!自分の欲望のためだけに利用すると言うか、なんと言うか・・・」

グレーテル「待て!なぜ町子が?」

町子「うちのお父さんがそうで・・・」

グレーテル「なんかごめん・・・」

希「女の子として意識してたら襲うわけないじゃん!そんなことしたら嫌われるんだよ!」

香「まあ、元々嫌われる意識のある八期がわざわざ自分から嫌われる行為はしないわよね!」

芹「でも、人の下着を・・・」

零「本人の中ではお手伝い!たたんでるだけなんだよね?」

芹「うん・・・」

零「それ以上何もないならそれで良いじゃん!むしろやられたいの?そんな変態が好きなの?」

芹「そんな訳無いじゃない!」

八姫「逆に皆は嫌だって思わないの?」

零「そりゃ被られるのは嫌だけど、たたんでくれるならありがとうでしょ!」

希「だよね!普通そこはありがとう!」

子「何もされないなら」

愛海「文句無いもんね!」

八姫「寝る時は?」

零「たまに一緒に寝てたよ!」

希「わたしは散々一緒に寝たよ!」

グレーテル「寝るだけだろ?他に何があるんだ?」

町子「ですよね?布団被って、目を閉じて、夢の中ですよ!他に何があるんですか?」

八姫「孤児メンバーは黙ってて!」

子「きっと、八期君はピュアなんだよ!下心がなくて、あなた達の言うことしかしない性格なのよ!多分彼の性格だし、むしろそこで変えたらダメだと思う!」

希「うん!子の言う通りだけど、考え方は違う!」

子「えっ?違うの?」

零「八君、基本ネガティブですから、怒られたくないとか嫌われたくないが、先に来るんです!」

子「洗濯物をたたむ行為は?」

希「さっき言った通りお手伝い!」

零「下着を被るという発想はまず無いでしょ!あれは一種のおふざけ!彼はそういった行為は嫌いですから!」

葉月「でも、下着1つで妄想とか・・・」

希「無いよ!下着泥の気持ちがわからない子だから!パンツ1枚で興奮できる子ではないし、やってたらまず声掛けたときに取り乱す!」

芹「でもブラとか・・・」

愛海「あの子バストの大きさ気にしないじゃない!むしろ今のうちにそっちに目覚めさせるのは良くないと思う!」

子「同感!意識させると私達が困るもの!」

芹「じゃあ寝るときも?」

愛海「うん!あなたが自意識過剰過ぎるの!何も無いならそれで良いじゃん!」

香「そもそも、アイツが理由もなく人に手を出すなんてあり得ないしね!」

八姫「それはそうですが・・・」

香「確かに女子ならではの心配はあるかもしれないけど、何もないなら何もないで良いじゃない!別に襲われた訳じゃないんだから!」

八姫「でも・・・」

香「そうやって、こっちから刺激すると変貌するかもしれないのよ!」

八期「何してるの?」

香「あっ、八期!いくつか聞くわね」

八期「はい」

香「自分のパンツを人が触っていたらどう思う?」

八期「周りに見せびらかさないなら、そっと返してくれたりとか・・・」

希「じゃあ、次は私から男女一緒の布団で争うことと言えば?」

八期「布団の取り合い!掛け布団は広い方が良い!」

青奈「自分の下着を八姫ちゃんに干されることは?」

八期「今日は干さなくて良いんだって喜ぶ!」

香「やっぱり昨日の芹ちゃんの行為は目に余る?」

八期「目に余るとは?」

香「気になった?」

八期「僕はただ、手伝いのつもりでたたんでるのに、なぜ怒られるのか、文句言われるのか納得いきませんでした!」

希「そりゃそうよね!自分は悪いことしてないのに!」

パン、パン

零「はい!総括!文句あるなら自分でやれ!よ!」

香「そうね、人に触られたくないなら、最初から自分でやれば良いのよ!人任せにせず!」

芹「は~い、わかりました・・・」

八姫「ええっ、めんどくさい!」

葉月「だから、八期にパンツたたまれるんだよ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.246 )
日時: 2022/08/03 22:15
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

244話・8の家出・・・⑥
芹「ただいま!」

八期「お邪魔します・・・」

希・零「お邪魔します!」

芹の母「あら、お友達?」

芹「ちょっと待って!零はともかく何で希先輩まで?」

希「一緒に寝るのが気になるんでしょ?私は気にならないから大丈夫!」

芹「わざわざそれだけのために?しかも泊まるの!」

零「八君の事1番深く理解できてるの私と希先輩よ!」

芹の母「あっ、芹!今日ちょっと用事が合って遅くなるから、冷蔵庫の中の物適当に食べて良いわよ!足りないなら、一万円まで材料買って良いからね!それじゃ!」

芹「お母さん?!」

零「ってことは私達だけね!」

八期「それじゃまずは洗濯物を・・・」

芹「私が取るから!」

八期「それが僕のルーティンなのに・・・」

芹「お客さんにそんなことさせてられないわよ!」

八期「お母さんに寛ぐくらいなら手伝えって、言われてるのに・・・」

零「せっちゃん?せっちゃんの部屋はどこ?」

八期「僕が案内しようか?」

芹「いい!私の部屋よ!」

部屋に案内され・・・
芹「取り敢えずあんたは宿題しときなさい!」

零「後、松本先生から預かってる塾の宿題も!」

八期「は~い」

芹「本当に家事は私がやるから!」

洗濯物取り込み中
芹「はあ、はあ、・・・、そう言えばこれは八期のだったわよね?」←好きな人の下着が気になる

芹「だ、誰もいないわよね?」←鼻を近付ける

薺「ただいま!」

芹「はあ!おっ、お帰り薺!」

薺「お姉ちゃんどうしたの?」

芹「何でもないわ!洗濯物を取り込んでたの!」

薺「普段やらないのに?」

芹「八期に自分の下着を触られるくらいなら、最初から自分でたたんでおけばいいって、周りから言われたから・・・」

薺「ふーん、お風呂先頂くね!」

芹「ドア開けっ放しで入らないでよ!フー!」

希「男子は変態扱いなのに、女子はそう言われないのね?」

芹「えっ?」

希「見てたわよ!八君のパンツ匂ってたでしょ!」

芹「いえいえ!私がそんなこと・・・」

携帯の動画

希「言い逃れ出来る?」

芹「と、盗撮ですよ!」

希「変態さんに言われたくないわね!人の所有物をそんな風にして・・・、まあ八君は気にならないでしょうが、あなたがそんなことするって知ったら引くでしょうね!」

芹「お願いです!この事は誰にも!」

希「だったら1つ条件があるわ!そしたらこの動画も消してあげる!」

芹「何ですか?お金ですか?」

希「私を何だと思ってるのよ!今後一切、八君が変態行為をしない限り文句を言わない!」

芹「と言うと?」

希「だから、下着1つたたまれる事などに文句を言わないってことよ!他にもあるけどわかってなければ私がいつでも指摘するわよ!」

芹「わ、わかりました・・・、それに指摘があるなら安心です」

希「まあ、人を理解するって難しい事だもんね!日々勉強よ!」

薺「お風呂上がったよ!」

希「おーい!八君!お姉ちゃんと一緒に入ろう!」

八期「ええっ、それは流石に・・・」

希「何よ!今までいつも喜んで入ってたじゃない!」

薺「お姉ちゃん、この2人どういう関係?ってか何で居るの?そして誰?」

芹「八期の幼馴染みのお姉さんの希先輩!昨日の事を話したら、理解者として一緒に泊まるって言ってきて、あと異性の幼馴染みほど、普通の感覚が鈍くなるのよ!」

薺「幼馴染みって怖いね!」

芹「ええっ、ある意味」

お風呂
希「ほーら、髪も体も全部お姉ちゃんが洗ってあげるからね!」

八期(気持ちいい事に変わりはないからな・・・、これはこれでいい!)

カポーン

希「流石に狭いか!」

八期「絶対狭い!」

希「向かい合わせは初めてかな?」

八期「いつも、お姉ちゃんの上に座ってたよね?」←13

希「そうそう!」←20

八期「他の兄弟とは入ってないの?」

希「そう言う時は大体お父さんと一緒だったね、たまにお母さんの場合も合った!八君と入る時は他の兄弟は無いね!安全対策でどちらかのお父さんかお母さんと一緒だったよ!」

八期「大きい」

希「もしかしてお姉ちゃんのおっぱいのこと?」

八期「それもそうだけど、背丈とか!」

希「そりゃ人間大きくなりますから!八君だって、最初なんかお風呂の釜に手が届いてなかったからね!」

八期「そうなんだ」

希「これ覚えてる?お風呂で溺れたこと?」

八期「話しには聞いてるけど、良くわかんない!」

希「入院した時の記憶は?」

八期「入院のベッドは覚えてる!だけど、退院までは曖昧!気付いたら保育園に戻ってた!」

希「お姉ちゃん毎日お見舞いに行ってたのよ!」

八期「希お姉ちゃん来る回数多いとは思ってたけど、毎日だったの?!」

トントン!

芹「あの早く出てきてもらえませんか?後ろがつっかえってるんです!」

零「2人だけの世界に入らないで!」

お風呂上がり
希「イヤー、お風呂は命の洗濯ね!」

八期「気持ち良かった!寝たくなるくらい!」

零「寝ちゃったら溺死するよ!」

希「そんなに私の頭洗い気持ち良かった?」

八期「うん、体洗いも!」

希「私は背中洗いが気持ち良かったわ!一生やってもらってもらいたかった!」

芹「肌が切れますよ!」

八期「それよりご飯は?」

零「今、せっちゃんが作ってるんだけど・・・」

芹←苦戦中

薺「お姉ちゃん、料理下手なんだから私に代わりなよ!」

芹「嫌よ!こんな奴に作らせるくらいなら自分でやった方がマシよ!」

八期「あの、僕料理苦手だし、やらないし・・・」

芹「そうなの?」

零「でないと、調理実習で揉めない!」

希「せっかく作ってるんだし、そのまま完成させなよ!料理は見た目だけじゃないから!」

薺「いいですよ!私が作り直しますから!」

零「本当に大丈夫!よっぽどのことじゃない限り、見た目を気にすること無いから!」

芹「よっぽどって?」

零「自分だけ切れてる卵焼きとか、仲間外れのような扱い!まるで差別されてるような・・・」

芹「じゃあ、全員分ね!頑張るわよ!」

零「それまで私達は・・・」

希「洗濯物でもたたみましょうか!」

薺「お姉ちゃんいいの?」

芹「自分のは先に取ってるから!」

薺「成る程、私のは?」

芹「取るわけ無いでしょ!」

薺「私の洗濯物を先に取らせて下さい!」

その後
薺作・見た目はバッチリの海鮮料理

芹作・見た目は完全に崩れた玉子料理

芹「さあ、どうぞ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.247 )
日時: 2022/08/13 23:12
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

245話・8の家出・・・⑦
希「これは・・・」

零「お世辞にも美味しそうに思えない・・・」

芹「悪かったわね!私料理苦手なのよ!」

八期「大丈夫かな?」

芹「見た目はあれだけど味は大丈夫だから!」

八期「まずは取り敢えず・・・」←薺の料理を食す

芹(やっぱり、美味しそうな薺からよね・・・)

八期「ウウッ!」

芹「えっ?」

八期「不味い!」

薺「はあ!?」

芹「嘘?」←薺の料理を食べる

八期←芹の料理を食べる

芹「普通に美味しいじゃない!」

八期「こっちの方が断然美味しい!」

芹「えっ?嘘!ありがとう・・・」←照れてる

薺「なんでよ!」

零「そりゃ海鮮料理なんだから!」

希「海鮮系苦手だもの!」

薺「はあ!?」

希「しかも、食わず嫌いじゃなくて、食べて嫌いになってるのよね・・・」

八期「ただ、少ないな・・・、食べたりない!すぐ無くなった!」

零「せっちゃん、失敗し過ぎて食べる量減っちゃったものね」

芹「恥ずかしいからやめて!」

希「なんなら、今度は八君が作ってあげたら!」

八期「ええっ!」

零「確か作れるものあったでしょ!」

芹「あんた作れるの?」

八期「かに玉なら・・・、かに玉の素があれば作れるけど・・・」

ガチャン

御形「ただいま!」

芹「あっ、御形!かに玉の素買ってきて!」

御形「はあ?何で・・・」

芹「昨日八期の事を殺人犯扱いしたのに?」

希「うわ!酷い!」

零「偽善者!」

御形「畜生!」

数分後
御形「買ってきたぞ!これで良いか!?」

芹「ええっ!1つだけ?」

御形「最初から指定しとけよ!」

芹「家が何人家族か分かって言ってる?」

御形「くそ、分かったよ!」

芹「後、卵も2パックお願い!」

御形「はーい・・・」

御形が買いに行ってる間に・・・

八期「材料はこんな感じか!」

薺「料理しないんですよね?大丈夫ですか?」

零「大丈夫!ちょっと焦がすか見た目が酷くなるだけで、味は大丈夫だから!」

薺「卵とか割れるんですか?」

八期「割れるよ!」←左手に持つ

薺「待ってください!今にも嫌な感じが・・・」

コンコン、パカッ!

八期「よし!」

薺「えっ?」

芹「八期、今どう割った?」

八期「こう、片手で・・・」

芹「あんた、片手で卵割れるの!?」

八期「こんなの簡単だよ!」

希「普通の人からしたら難しいわよ」

八期「そうかな?両手の方が難しいよ!」

芹「そんなわけないでしょ!」

零「普通、両手で割るのが基本だから」

薺「あの、先輩?先輩って左利き何ですか?」

八期「右利きだけど!」

芹「あんた左手で割らなかった?」

八期「左の方が上手いもん!」

零「右利きなのに?」

御形「ただいま!」

芹「あっ、お帰り!御形ありがとう!八期、まだ割るでしょ!3段階で比較させて!」

両手→殻が入ってぐちゃぐちゃ

右手→黄身が切れる

左手→完璧

芹「えっ?片手割りってこんな簡単だっけ?」

薺「両手割りってこんな難しかったですか?」

八期「さてと・・・」←水の用意をする

芹「水なんて適当で良いわよ!」

八期「良くない!少し違うだけで上手く出来なくなる!マジで!」

零「八君がこう言ったときは、経験してるからこその自信だから!」

希「まあ、分量を間違えてはいけないのは当たり前よね」

八期「トッピングとか入る?僕はチーズとかツナマヨとか入れるけど・・・」

零「じゃあ、私チーズ!」

希「お姉ちゃんはツナマヨにしようかな!」

薺「ツナマヨは太りません?」

希「その分動いてるから!」

零「3種類作って食べ比べれば良いよ!」

芹「あっ、ご飯は・・・」

八期「さっき、炊いといた!」

芹「ご飯も炊いてるの?」

八期「部屋の掃除と料理以外ならやってるよ!」

零「この場合の料理はコンロを使って、焼いたり炒めたりするものを想像して!」

芹「電子レンジは?」

八期「基本冷凍食品しか温めないので」

芹「確かに料理と言わないわ」

希「ご飯ついだよ!」

八期「希お姉ちゃんありがとう!これはスタンダード!」

ご飯の上に玉子を乗せる

零・希「おお!上手い!」

八期「何回かやって慣れた!」

その後チーズ入り、ツナマヨ入りも完成

八期「さあ、後は餡作りだけだ!」

芹「正確に計るわね」

八期「マジで少しずれただけで餡出来ないもん!」

薺「お姉ちゃん、マジで!分量間違えるとトロみが全然出来ないよ!」

それぞれ餡を掛けて

八期「完成!」

芹「見た目はあれだけど・・・」

零「まあまあ、出来てる出来てる!」

希「まあ、美味しかったら良いのよ!私が分けるね!」

芹「先輩ありがとうございます!」

希「家も姉弟多いからこう言うのは慣れてるからね!」

八期「かに玉って、美味しすぎて、ご飯を食べさせられるんだよね」

芹「えっ?」

希「ご飯が進むって事なんだけど、お腹いっぱいでも、ご飯が食べたくなるからあんな表現なの!」

零「食べられないことを分かっていてもご飯が進むって意味よ!」

芹「皆、ご飯出来たよ!」

芹の弟妹達「はーい!」

全員「いただきます!」

八期「やっぱり美味しい!」

希「ツナマヨ合うわ!」

零「チーズが甘い!」

芹「確かに、これはこれで美味しい!」

薺「ええっ?これが美味しいと感じないわ!」

八期「はあ?どこがだよ!」

薺「まず、お米が不味いし・・・、・・・」←専門的観点で文句を言う薺

薺「こんなのだったら私だってもっと美味しいかに玉作れますよ!」

芹「薺!張り合うな!」

薺「ええっ?だって本当の事だもん!」

芹「そんなことこいつに聞かせたってちんぷんかんぷんよ!」

希「それに、八君は別に料理人とか目指してもなければ、難しい料理に挑戦する気もないから!」

零「こう言うときは、完食出来るほど美味しいって言えば良いのよ!」

芹「何で?」

零「食べられないものを食べさせるのって嫌でしょ?完食できるとは、美味しいから完食出来る!嫌々食べてるのでなく、美味しいから完食してしまう!本人にとってはこれが最高の褒め言葉だって松本先生が言ってた!」

希「そもそも自分も食べるから自分が食べて完食出来るのなら、それは美味しい、食べられないのなら不味い、それくらい分かるもん!」

芹「それにあんた3杯目じゃない!美味しくないと食べないでしょ!?」

薺「こっ、これは美味しいから食べてるんじゃなくて、残すと勿体ないから消費してるのよ!」

八期「無理に食うな!」

薺「嫌ですよ!」

芹「八期、美味しいって!」

薺「私ほどではありませんが・・・」

八期「だろうな!」

薺「えっ?」

零「自分に自信持ってないからこんな回答なの」

ピンポーン!

芹「こんな時間に誰かしら?はーい!」

玄関
芹「はい、どちらさんですか?」

ガチャン

健「松本・・・八期・・・の・・・父・・・で・・・す・・・」←顔がボコボコ

芹「えっ?」

Re: ナンバーズ8 ( No.248 )
日時: 2022/08/15 22:40
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

246話・8の家出・・・⑧
八期「お父さん?」

希「八君のお父さんじゃない!ってか何でそんなボロボロ?」

芹「八期、私のお母さんが言ってたでしょ!」

八期「分かった」

父親の前に立つ

八期「お父さん・・・、ごめんなさい!僕、お父さん足手まといになって・・・、迷惑掛けてごめんなさい!」

健「わ・・・、か・・・、つ・・・、き・・・、父さんの方こそごめん!」

八期「えっ?」

健「自分勝手だったのは父さんの方だった!父さんはお前の味方にすらなれなかった!父親失格だ!」

八期「えっ?」

希「何が合ったんですか?」

楓花「八期、明日は必ず帰ってきなさい!皆待ってるから!」

八期「う、うん!分かった」

楓花「皆、お騒がせしちゃったわね!訳は明日話すから!健ちゃん、今日は帰るよ!」

健「うん」←涙ぐむ

草家のリビング
希「どうしたの?眠れないの!」

八期「お父さん、どうしたんだろう?」

希「確かに、変わり果ててたわね」

零「多分だけど、星田先生じゃないかな?」

八期「先生が?」

零「八君、お父さんにボコボコにされたでしょ!私、それをビデオに録って先生に見せたの!内容全部!」

希「ええっ!!!!」

零「まあ、これで家に帰れるんだから良いじゃん!」

希「ええっ!お姉ちゃんとしてはもう一日位一緒に泊まりたかった!」

零「また別の日にお泊まり会とかすればいいじゃないですか!」

八期「それに何年かに1回とか、少ない楽しみがあるほど楽しいんだよ!遠足とか!」

零「確かに、毎日は地獄ね!登山愛好家とかじゃあるまいし・・・」

次の日
松本家
八期「ただいま!」

楓花「お帰り!」

七美「へっ、またうるさくなるんだ!」

一「昨日までうるさかったの誰よ!」

二「八期居なくて、家事をやらされる羽目になってブーブー文句言ってたの誰だよ!」

三氏「本当にお前1人居ないだけで、あんな寂しいとはな!」

四美「不思議だよね?」

八期「お母さん、それで何があったの?お父さん!」

五「もう大変だったんだよ!」

六生「突然、お前の担任の先生が訪ねてきて・・・」

回想
ピーンポーン!

楓花「はい、あっ、星田先生!どうかされました?」

香「中に入って話はダメですか?」

楓花「もしかしてあのこの事ですか?」

香「はい、八期の事です!」

楓花「では・・・」

ガチャン

香「すみません、夜分遅く・・・」

楓花「いえいえ、うちの息子がお世話になってますから!」

香「いや、今日話があるのは先生じゃないんです!」

楓花「えっ?」

香「あなたの亭主にご用があって・・・」

楓花「はっ?健ちゃんにですか?なら、お呼びしましょうか?」

香「いえ、自分で話します!」

楓花「なら、今はリビングで・・・」

香「ありがとうございます」

ガチャン

健「あっ、あなたは八期の担任の!」

香「星田香です!ちょっとお話いいでしょうか?」

健「構いませんよ」

香「今回の息子さんの件についてどう思われていますか?」

健「それは家出の件ですか?」

香「いえ、騒動的な方です!」

健「人として最低ですよ!まさか、傷害事件だなんて、手のつけられない暴れん坊とは聞いていましたが、遂にかって気持ちです!親として情けない!ああ、情けない!」

香「それはつまり・・・」

健「本当なら刑務所にぶちこんでも良いくらいですよ!あんな人に迷惑を掛けてくる奴なんて2度と帰ってこなくていいですよ!お陰で俺のイメージは悪くなって仕事は減って大変なんですよ!家族の縁なんか切ってやりたいですよ!」

パチーン!

健「あんた、何するんだ!」

香「それはこっちの台詞だ!あんたはそうやって自分の子供をボコボコにして追い出したんだろ!」

健「あんな犯罪者なんて、家族でも何でもない!人様に迷惑掛ける奴なんて子供と言えるか!」

ドーン!

香「この最低な父親め!あんたなんか父親失格よ!いや、親を語るな!」

真央「ちょっと、何やってるんですか?!」

楓花「行っちゃダメ!」

真央「自分の旦那がボコボコにされてるんだよ!良いの?」

楓花「良いの!」

真央「良いの!?」

健「あんな犯罪者の息子さへ居なくなれば、他の子は安心できるんだ!それが正しい判断だ!」

香「あんたがやったのは、自分を守るだけの事よ!家族の為なんかじゃない!」

健「なんだと!」

香「あんたは八期の立場になった事があるか?」

健「あんな犯罪者の立場なんて分かったって何の意味もない!」

パン!

健「ウッ!」

香「あの子はただ、正しく停めてたのに、心の無い人に邪魔をされたせいで自転車を盗まれただけなのよ!それを放置自転車扱いされて、悪いこともしてないのに罰金払わされそうになった!本当に子供を愛する親なら、そういった理不尽を失くそうとか、『傷害事件を起こしたのは心の無い人間の理不尽な行動です!』とかそういう訴え掛けをして自分の子供は悪くない!って主張するのが親ってものじゃないのか!」

健「証拠もないのにどうやれと・・・」

香「あんたが子供を信じなくて誰が信じる!」

健「あんなドジで間抜けで役立たずの何を信用しろと?」

香「あんたの奥さんはいつも子供を信じてるよ!たとえ、宿題を誤魔化しても、犯罪だけは犯さない!ひとと何かトラブルがあっても、相手に何か理由がない限り八期は絶対に手を出さないってな!お前は何だ?ただ、自分の仕事守るために子供を切り捨てる最低な親じゃないか!それで子供にあたるだと!この虐待男!」

数分後

楓花「香先生!流石にそこまで・・・」

香「はあはあ・・・、これがお前が八期にしたことだ!」

健←伸びてる

香「訴えてみろ!私を訴えたら零から貰った虐待映像でお前を追い詰めてやるからな!私は愛する生徒のためなら誰だろうと容赦はしない!鬼にでも悪魔にでも成ってやる!」

回想終わり
楓花「それで、現在うちの食器は全滅です!」

希「全部紙じゃん!」

八期「先生は?」

楓花「私は事情を知ってるから訴えるつもりは無いわ!それに今居なくなると私もあんたも困るでしょ!」

八期「うん、香先生が1番!」

楓花「まあ、その後お父さんは私がおもいっきり説教したわ!」

二「正直、上まで聞こえてたぞ!」

一「ドアを閉めても、ヘッドホンしてもお母さんの声聞こえてたからね!」

三氏「終いには、近所の人や警察来て、夫婦喧嘩かDV疑われたぞ!」

零「星田先生は、あの後理事長に呼び出されて怒られてた!」

鶴「職員室からも聞こえてたわ!人の家庭に首を突っ込むな!って!」

楓花「まあ、一応私が擁護したけどね!」

八期「でも、僕にも悪いとこあるし・・・」

楓花「安心しなさい、お母さんがお偉いさんに訴えて、お父さん今までの仕事戻ってきたから!」

八期「本当に?」

八姫「私達の家族も揃って、近所に回ってまであんたの事を擁護する運動や駐輪場のあり方などを訴えて、あんたの行動は普通であるってね!」

四美「そしたら、八期と同じ目に合った人がわんさか出てきて、擁護してくれたんだ!」

楓花「それをお偉いさんに主張したら、『私も同じ様な目に合ったらやってしまうだろう』って言ってあちこちのスポンサーから仕事を取り戻して事なきを得たの!」

八期「皆、ありがとう!」

二「そりゃ、家族なんだから!当たり前だろ!」

一「それにあんたは悪いことなんてしてないもんね!」

四美「だから、私達はあんたを助けようと思ったの!」

八期「本当にありがとう!」

希「良かったね八君!」

八期「うん、希お姉ちゃんもありがとう!じゃあまた明日!」

希「何言ってるの?」

松本家「えっ?」

希「私、しばらくここに泊まるから!」

松本家「えっ?」

希「1泊だけじゃ寂しいもん!せめて1週間は泊まらないと!」

松本家「ええっ!!!!」

その後希は8日間泊まった。

Re: ナンバーズ8 ( No.249 )
日時: 2022/08/16 21:59
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

247話・文化祭は大騒ぎ・・・①
今日から3日間の文化祭
八期「わあ、いろんな出店がいっぱい!」

零「八君?生徒会の仕事もあるからね!」

八期「なんかやらなくて良いって言われた!」

香「なんでも良いからやりなさい!」

八期「だって、しばらく呼ばれなかったもん!」

香「あっ、理事長!」

理「何かしら?」

香「八期のやる仕事は?」

理「運動会の準備で揉めたから、説明会は呼んでないわ!それに長い話が苦手な上にメモも出来ないんだから!」

香「せめて、何か・・・」

理「じゃあ、火とかガスとか扱ってる店が多いから、燃えやすいものとか近付けさせないように注意して!必要ならば、自分で取るようにして!」

八期「分かりました!」

零「八君、文化祭は遊びじゃないからね!また迷子にならないようにね!」

八期「ええっ!」

零「居なくなったら、二度と見つからないんだから!それにライブだってあるのに!」

香「生徒会の仕事も忘れるなよ!」

八期「はーい・・・」

香「取り敢えず、うちのクラスの出店にでも行きますか!」

零「おおっ!大盛況だね!」

昌義「先生来てくれたんですね!」

香「自分の担任のクラスに来るのは当たり前よ!」

八期「たしか焼きそばだったね!ってか多いなあ!バラけろよ!」

零「確かに、あんだけクラスいっぱい合って6件も被るのは・・・」

八期「トランプで割引とかやってみたかったな!」

香「風で飛ぶから却下よ!」

八期「あっ、後ろ失礼!」

大樹「おいおい、入る時はマスクぐらい付けてくれよ!食品扱ってるんだから!」

八期「それもそうだねごめん!でも、そのマスクが無いしな・・・」

香「先生の使い捨てマスク使いなさい!」

八期「ええっと、あっ、こういう燃えやすい紙とか火の元に置かないように!ゴミはちゃんとゴミ箱とか大きなゴミ袋に入れて捨てに行ってね!見張りついでにやっとくから!」

杏「八期君、ありがとう!こっちもお願い出来るかな?」

零「多くなるなら私も手伝うよ!」

明「会長、こっちもお願い!」

香「売るのも大事だけど、整理・整頓・清潔が1番大事なんだから!調理班以外、一旦ここを片付けよう!燃えやすいものはどけて、なるべく遠くに寄せよう!」

Bクラス「はーい!」

昌義「これなら、学級売り上げ1位狙えるかな?」

八期「そんなことより安全第一!火事でも起こったら、出店停止になるんだから・・・」

明「会長の言う通りだ!火の元にはちゃんと注意しないと!」

杏「あっ!」

明「どうしたの杏?」

杏「焼く材料が無いよ!」

昌義「じゃあ、これが最後かって、まだ出店して2時間も経ってないぞ!」

香「材料出来るまで休んどきなさいよ!」

昌義「はーい」

八期「後、終わって休憩するときは火は完全に消してね!」

昌義「ええっ!また付け直すのかよ!」

八期「火事になるよりはマシでしょ!」

香「八期の言う通りよ!火の不始末が1番の火事の原因なんだから!」

大樹「これで最後か?」

昌義「おお、そうだ」

杏「消すよ!」

ジュー!!!

八期「じゃあ、確認するよ!」

昌義「ちゃんと消えただろう」

八期「まだ、わからない!トングとか軍手無い?」

明「はい、どうぞ!」

八期「こうやって、中も確認と!後誰か写真撮って!」

杏「念入りすぎない?」

理珠「私が見ましょうか?」

八期「おお、理珠お願い!」

理珠「写真完了!」

香「私が見ても異常は無さそうね」

八期「でも、念には念を入れてもう一度!」

杏「うん」

ジュー!←練炭を退かしながら

香「大丈夫そうね」

理珠「最新のデータ処理完了!」

昌義「じゃあ、敵情視察でも行きましょうか!」

大樹「俺も行く!」

しかし、これが後に波乱を呼ぶなどこの時のBクラスは思ってもいなかった。
そして、またあるものが壊れることを誰も知らない。


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