二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.328 )
- 日時: 2023/11/11 08:48
- 名前: いくちゃん (ID: 5TsGjhCG)
326話・大変な合宿・・・⑧
葉月「合宿中に飛んだ邪魔が入ったわね・・・」
金「なんかごめん!」
八期「でも楽しかったよ!」
希「相手も試合も精神もぼこぼこにしたし!」
芹「ぼこぼこって程の点差ではないような・・・」
八姫「私達はビーチバレーに来たんじゃないの!ライブの練習をしに来たのよ!」
零「よく言うよ!この後琵琶湖で泳ぐために浮き輪と日焼け止め持ってきてるくせに!」
零の祖母「零!」
零「お婆ちゃん何?」
零の祖母「お客さんから甲子園のチケット貰ったんだけど、お婆ちゃん野球とか興味ないから・・・」
零「甲子園?!良いの?」
零の祖母「数に限りあるけど・・・」
零「何月何日の試合?」
零の祖母「来週やけど・・・」
零「えっ?来週?」
希「何?甲子園のチケットって聞いたけど?」
愛海「お婆ちゃん!私も甲子園行きたい!」
※愛海の祖母でもある
零「でも、来週なんだけど・・・」
八期「来週甲子園の試合なんて無いよ!」
香「そうよね!なんで売られてるの?」
零の祖母「じゃあ、このチケットはなんだい?」
葉月「先生!8月でも甲子園の試合ありますよ!」
八期「ないない!合っても夏休み終わりだよ!」
結「8月ならではの試合がありますよ!」
町子「そんなの合ったっけ?」
子「まっちゃんも分からない?」
八期「だって、8月は長期ロードだから甲子園の試合は無いよ!合って京セラだよ!」
阪神ファン以外・コケッ!
零「そうだよ!そうだよ!」
町子「8月の甲子園なんて月末くらいしか聞いたこと無い!」
希「あのね、8月は高校野球があるの知らない?」
香「何それ?意味分かんない!」
青奈「なんで先生が知らないんですか?!」
香「甲子園って言ったら阪神タイガースの試合でしょ!それ以外の試合なんてあり得ない!」
芹「あり得るんですって!」
八期「合ったとしても見ないね!」
零「別にどうでも良いし!」
町子「その学校が勝ったからって『どうした?』だよ!」
香「そうよね、良い迷惑だわ!」
青奈「歴史ある大会を貶すな!」
香「阪神の方が歴史あるワイ!」
町子「甲子園で阪神の試合を見ず、何を見る!だよ!」
八期「そうだよ!高校野球なんて・・・」
芹「何?まさか人気無いとか、『見てる人はバカ』とか何とか言うんじゃないんでしょうね?」
八期「戦ってる学校の関係者しか見ないよ!」
全員 (それはごもっとも!)
希「まあ、私も高校野球はどうでも良いかな?」
グレーテル「俺もそう言うのは興味なし!」
子「私は行きたいかな?高校野球には高校野球ならではの面白さがあるし!」
芹「うんうん!甲子園の魔物とか?」
八期「そんなの年中出てるわ!」
零「主にGW辺りに!」
町子「シーズン終盤もあるよね?」
香「交流戦でも出るわ!」
八姫「プロから離れなさい!」
八期「だって、甲子園と言えばタイガースの本拠地だよ!それ以外何があるのさ!」
阪神ファン「うんうん!」
子「皆はそうかもしれないけど世間一般的には・・・」
阪神ファン「甲子園=阪神タイガース!」
青奈「子、ここは黙ろう!愛海と町子が居たら太刀打ちできない」
芹「どうせ行かないんなら私達がこのチケット貰えば良いだけの話じゃない!」
葉月「それもそうだよな!」
平江「私達だけで分けても5枚余りましたよ!どうします?」
子「同好会の皆にも聞いてみよう!」
青奈「いいね!」
芹「同好会と言えば・・・」
葉月「どうしたんだ?」
芹「いや、大した話じゃないんだけど・・・」
八姫「何よ言ってみなさいよ!気になるわ!」
八期「僕も気になるな!」
芹「あんたにだけは聞かれたくない!」
八期「なんで?」
芹「何でも!」
葉月「そう言えば、明って胸でかいよな?Bクラスなのに何でだ?」
芹「ちょっと!」
葉月「私が気になっただけだ!」
八姫「もしかして同じだった?」
芹・赤面
八期「それが何?」
芹「だから嫌だったのよ!」
零「何を気にしてるの?」
葉月「ほら、うちの学校の都市伝説の1つに文字のクラスはその文字のバストカップに将来成るって言われてて・・・」
零「そうなの?」
平江「知らなかった!」
結「そんなことが?」
八期「だから何?」
葉月「この話終わろうか?」
ヘンゼル「続けてくれ!」
葉月「マジ止めよう!」
渚「うちらは?」
希「性が女に成れば都市伝説通りに行くんじゃないかしら?」
子「まあ、気にしてないけどね!」
芹「あなた達は大きな方の文字じゃない!何で優等生組が小さくならないといけないのよ!」
八期「そこまで大きくしたいの?バカじゃない?」
芹「何ですって!あんたに私の気持ちなんか・・・」
八期「一生わからん!」
零「怒って良いのかな?」
愛海「判断が難しいわ!」
香「八期は『女の魅力は体型だけじゃない』って言いたいのよ!だから、『そこまで深刻に悩むな!』って言いたいの!」
芹「先生はどっちの味方なんですか?」
葉月「お前は気にしすぎなんだよ!」
香「それで完道さんなんだけど、確かあの子は元々Hクラスからの子で、コースを中等部で変えた生徒なの!」
零「そうでしたね、杏ちゃんは私が転校してくる前から居ました」
八期「確か、1年から同じクラスだったような!話したことは無いけど・・・」
全員「そうなの?」
秀喜「そうだな!ハッキリ言うと八期以外でBクラスの生き残りは俺と夢原だけだな!」
八期「あれ?僕が秀喜と出会ったのは3年生の時だったんじゃないかな?」
理珠「はい、秀喜様は、4年生の時に同じクラスに成りました」
秀喜「いや、あの時はまだ6クラス位合ったんだよ!」
零「ってことは杏ちゃんだけが八君と1年生からずっと同じクラス?」
理珠「私は3年生から転校してきましたので・・・」
八期「うん!そうだね!覚えてる」
香「何十人入れ替わってるのよ?!」
秀喜「トータルで100人以上が入れ替わってる!」
葉月「マジで!」
香「そりゃ、先生も1年に2回も3回も変わる訳ね!」
希「そう言えば、合宿終わったら八君お婆ちゃんの家に泊まるんじゃなかったっけ?」
八期「うん!土曜日からだから、合宿終わって直後かな?」
零「へー、八君のお婆ちゃんの家ってどこなの?」
八期「滋賀だよ!」
希以外「ここ!」
希「あたし免許取ったから、どうせなら私の運転で行こう!」
八期「いいね!お願い!」
葉月「待て!」
芹「どうしたの?」
結「今の台詞怪しいですね?」
子「どこが?」
愛海「希ちゃんは『行こう』と言ったけど、『送る』とは言ってない!この場合は『送る』が一般的!」
希「何よ!言葉として問題無いじゃない!」
町子「いいえ!希ちゃん!あなた、そのまま八期君と八期君のお婆ちゃんの家に上がり込んで一緒にお泊まりするつもりでしょ!」
希「・・・しないよ」
子「何その間は?」
青奈「何ですって!それなら私も!」
愛海「甲子園どうするの?」
青奈「ううっ、1年に2、3回見れるかどうかなのに・・・」
希「いや、ワゴン車借りても私と八君除いて後6人だよ!」
愛海「お婆ちゃんに頼めば・・・」
八期「僕のお婆ちゃん家、そんなに泊まれたかな?」
零「寝れる場所っていくつある?」
八期「3部屋4つかな?従姉妹も来るし・・・」
明「良いこと聞いちゃった!」
零「杏ちゃん!明ちゃん!」
明「私達も付いていきたいな!」
希「私と八君除いて後6人までだよ!」
零「まず、甲子園組は無いんじゃない?チケット勿体無いよ!」
八姫「それはそうなのよね・・・」
秀喜「Bクラスのメンバーで行ったらどうだ?」
杏「それ言ったら秀喜君だって!」
秀喜「女子だけの方がコイツも喜びそうだし!」
明「まあ、こんなこと滅多に無いもんね!」
青奈「いや、普通にある方がおかしいから!」
町子「友達のお婆さんの家に泊まるって聞いたこと無い!」
愛「楽しみ!愛ちゃんボード『緊張』」
希「確か、家族で集まるんだよね?」
八期「うん!」
杏「そんなところに私達はお邪魔するの!?」
結局行くメンバーは希と八期の他に、
零、愛海、町子、明、杏、愛の6人となった。
果たしてどんな波乱が待ち受けるのか?
つづく!
- Re: ナンバーズ8 ( No.329 )
- 日時: 2023/06/12 21:14
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
327話・合宿後
希「さあ着いたわ!」
町子「ここが八期君のお婆ちゃんのお家?」
八期「そうだよ!」
杏「誰かのお婆ちゃんのお家に行くのは初めてだな!」
愛「しかも合宿後なうえに、住んでる町とは全然違うから新鮮!」
明「夏休みとか長期休みでないと体験できないよね!」
希「私、この車返してくるわ!」
零「どうやって戻ってくるんですか?」
希「松本先生に電話掛けるよ!乗せて貰えるように交渉する!」
杏「お母さんも来るの?」
八期「今日はお母さんの家族が集まるから!」
明「へー、八期の家族は母方の方で集まるんだ!」
愛海「私はお父さんの実家かな」
杏「私はお爺ちゃん達の方が来るよ!」
愛「元気だね」
眞子「キャアア!」
町子「何?」
八期「お前は!」
眞子「何であんたがここに居るのよ!」
八期「それはこっちの台詞だ!」
眞子「あんたに文句言われて渋々ここに引っ越してきたのに・・・、このストーカー!出ていけ!」
八期「どこがストーカーなんだよ!」
眞子「私の住所嗅ぎ付けて付いてきたんでしょ!」
八期「知らねーし!ここがお母さんのお婆ちゃんの家だから訪ねに来ただけだし!」
眞子「そんなの嘘よ!」
八期の祖母「外でうるさくしてるのは誰だい?」
八期「お婆ちゃんこんにちわ!」
八期の祖母「八期来たの?それでこの子達は?」
八期「部活の友達と言うか、グループの仲間と言うか・・・」
零「八君は嘘付いてませんが?」
眞子「でも、そういう建前でしょ!ストーカーはストーカーよ!」
町子「どこがかしら?」
杏「それはあなたの思い込みだよね?」
明「私達は今日たまたま、ここに来る事情が合って、たまたまここに来たの!そして君の家がたまたま八期のお婆ちゃんの家の近所に合った!それだけの話!」
眞子「こんな偶然ある?やっとストーカーから解放されたと思ったらまたそのストーカーが目の前にって!私を狙いに来たに決まってるじゃない!」
愛「偏見にも程がある!先輩はそんな人じゃない!」
眞子「ストーカー被害受けてる人の気持ちが分からないの?」
町子「分かるけど、あなたは冤罪を受ける人の気持ちが分からないの?」
眞子「はあ?」
町子「彼は本当にあなたに何かした?」
眞子「なにもしなくたって、付いてくればストーカーはストーカー!迷惑人間よ!」
町子「そんなこと言うなら彼があなたの家のインターホンを押した事ある?家の前を彷徨いてるでも良いわよ!」
眞子「そ、それは・・・」
八期「やってない!1度も!」
町子「だったら、彼がストーカーをやってるとは言えないわよね?」
眞子「私はこいつの顔なんか見たくないのよ!」
零「最低!」
杏「理不尽!」
愛海「屑!」
明「最悪!」
愛「同じ人間とは思えない!」
眞子「何で私が責められるのよ!」
町子「あなたの行為は、単なる自意識過剰、いわゆる単なる被害妄想してる変な子よ!」
眞子「ひ、ひ、被害妄想する・・・、変な・・・子?ウワーん!私が被害者なのになんでこうなるのよ!わざわざ遠くから通ってるのに!」
明「そんなこと言われても・・・」
杏「自業自得でしょ!」
愛「寮にでも住んだら?」
愛海「自主転校をお薦めします!」
眞子「あんたの親戚どこに住んでる?」
八期「お父さんのお婆ちゃんは四国だけど・・・」
眞子「他は?」
八期「さあ?全ての親戚把握できない」
愛海「そんな人間まずいない!」
愛「ってか、家系を辿れば皆親戚同然!」
杏「それもそうだよね?」
眞子「ウワーん!」
その後眞子は関東に引っ越した。
全集まり
健「まさか、希ちゃん以外にこんな女の子を連れてくるとは!」
風浦「やるわね、このこの!」
八期「彼女とかじゃないから!」
風浦「マジであんたみたいな奴、養って貰わないと生きていけないでしょ!」
鈴奈「言えてる!」
智沙「それヒモじゃん!」
希「ヒモじゃないよ!専業主夫に成れば良いのよ!」
一「コイツが?ムリムリ!適当だよ!」
二「自分の服も食器も洗わん奴が言うな!」
楓花「八期と二だけだからね、お手伝いしてくれるのは!その他はやらずに文句言うだけ!」
愛海「なんかすみません、家族の集まりに部外者がお邪魔してしまって!」
楓花「良いのよ!それにコイツは皆に助けて貰ってるしね!」
零「1人は助けた人だけどね!」
愛(私だけ凄い場違い感)←同じクラスでも岡田家の繋がりも八期のサポートをした訳でもない
鈴奈「そう言えば少ないよね」
風浦「そうね、七美と妃が居ないのよね?風邪かなんか?」
楓花「2人は矯正学校よ!」
風浦「ふーん、矯正学校なんだ・・・」
鈴奈「いつ帰ってくるの?」
三氏「帰ってこれたら今頃ここに居るよ!」
鈴奈「そうなんだ・・・」
風浦・鈴奈「矯正学校!?」
四美「気付くの遅!」
風浦「矯正学校っていじめた人が行く施設みたいなものだよね?」
楓花「そうだけど」
鈴奈「あの2人何したの?」
智沙「お姉ちゃん達知らないの?」
海斗「今、中等部大変なんだぞ!」
風浦「どうなってるの?」
二「八期の絶対命令だ!」
鈴奈「絶対命令!?」
風浦「あんたなんて物使ってるの?今すぐ辞めなさい!」
八期「無理!」
鈴奈「なんでよ!なんでそんな危ないものが認められるのよ!」
五「そう言いたくなるよね」
六生「俺らもそれ言って、引っくり返されたからなあ・・・」
事情を聞き
風浦「あり得ない!」
鈴奈「この世にそんな人間が・・・」
八期の祖母「へー、生徒会長をやり直すために絶対命令を?」
八期「断ったんだけど、『やり直すなら絶対命令でないと誰も言うこと聞かないうえ、また役に立たない生徒会長になる』って先生に言われて」
風浦「でも、言うは易く行うは難しって言うよね?」
鈴奈「それで七美達が飛ばされるなんて理不尽極まり無いわ!」
風浦「七美達の気持ち分かるわ!絶対命令なんてどんな命令されるか分からないもの!」
鈴奈「絶対、自分の都合の良いような命令してるんでしょ?」
杏「そんなこと無いです!」
全員「えっ?」
杏「絶対命令を渡された直後、八期君は私達の前で『普段と変わらない学校生活を送る』ように命令してきました」
明「そうだよね!そりゃ、遅刻とか忘れ物は大目に見ないって言ってたけど、私達は常にいつもと変わらない生活を送れば良い!変に気を遣ったり、避けることを止めろって命令だもんね」
愛「それに、私は会長のお陰で学校に居られてるんです!」
楓花「そうなの?」
八期「なんか、入学手続きしてたのに、取り消されてたから!」
健「それはどうなんだ?」
三氏「もし、彼女が嘘を付いて偽って入ってたら?」
八期「そんな感じは微塵もなかったし、それにテストに出ていて、合格通知もある!だったら合格してる以上入る基準を満たしていれば入れない理由はないんじゃない?」
愛海「学校としても正規のルートで通ってない人を入れるのは・・・」
八期「僕は、合格して手続きもちゃんとしてたのに、第三者のせいで無しにされる方が可哀想だと思うけどな!そこで掴める筈だった夢を奪われるんだよ!
見えない敵と学校に!」
二「俺も、お前と同じ事してただろうな」
杏「それに自分ではなく人の為に使うって辺りがポイント高いよね」
希「そうそう!8の時も他人優先!自分の意見はほとんど言わない子だから!」
一「ただ、案が何もないだけでしょ!」
八期「それもあるけど・・・」
楓花「それより私としては夢原さんを招けたのは良かったわ!」
杏「えっ?」
楓花「いつかお礼をあなた自身にしたくて!ほら、遠慮せずどんどん食べて!」
杏「いえいえ、私は突然来た部外者ですよ!」
楓花「何言ってるの?初等部の1年生から今の今までずっと同じクラスなのに!」
8以外「えっ?そうなの!?」
八期「でも、僕そんなに話したことないよ」
楓花「あんたは知らないけど、あんたのいじめ騒動の目撃者として一役買ってたの!彼女しか本当の事言わなかったしね!」
希「何やらせてたんですか?」
楓花「録音から録画まで!あらゆる証拠を撮って貰ってたの!」
八期「知らなかった!」
楓花「だからこそ、八期の味方に成ってくれてありがとうってね!」
杏「いえいえ、私は当たり前の事しかしてませんよ」
健「そんなことない!ほら、もっと食べて!」
八期「それ、僕のお皿の!」
健「お前は食いすぎなんだよ!」
希「お姉ちゃんのあげるから!」
一「何、お姉ちゃんぶってるのよ!」
その後も希の暴走とピュア勢の無知に呆れる松本家であった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.330 )
- 日時: 2023/06/14 18:56
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
328話・銭湯へ行こう!
夏休みの後半
楓花「あら?ええっ!!!!」
一「お母さんどうしたの?」
二「何かあった?」
楓花「お風呂のお湯が出ないのよ!」
健「給湯器の故障かな?まだ夕方だから明日にでも頼んで今日は銭湯でも行くか!」
三氏「父さん、俺ら大家族なうえに引き取ってる子も居るよ!」
四美「大きそうなお風呂屋さんならともかく、この近くは小さめのお風呂屋さんしか無いんじゃない?」
一「それはそうよね、私達だけでぎゅうぎゅうになっても迷惑だし・・・」
希「だったら、私が八君見てあげる!」←泊まりに来てた
二「なんでさも当然のように家に居る?!」
希「何よ!どうせ、覗き騒動でも起きたら物理的にも経済的にも潰れちゃうんだよ!」
零「確かにありましたが、あなたが八君を疫病神扱いしてどうするんですか?!」
八期「僕に言われても知らないよ!勝手に潰れるんだから!」
鶴「そうでもないかも!」
零「どういう事お姉ちゃん?」
鶴「愛海ちゃんから聞いたんだけど、お婆ちゃんの旅館、あんたらが出ていった次の日から予約殺到で毎日満室!」
全員「毎日満室!」
鶴「なんか出張のサラリーマンとか、遠征中のスポーツ選手、部活動の生徒に修学旅行生まで!」
一「幅広!」
鶴「予約が10年待ちとか・・・」
全員「じゅ、じゅ、10年?」
ヘンゼル「それ、絶対忘れてるだろ!」
グレーテル「ドタキャンになるのがオチだよ!」
鶴「それだけじゃないのよ!旅館に隣接してるレストラン目当てで来るお客さんも居て・・・」
四美「成る程!」
八期「美味しかったよね!バーベキューも楽しかったし!」
一「それって、コイツが何も起こさず、普通に過ごした旅館は次の日物凄く儲かるってこと?」
二「姉ちゃん、八期が起こしてるんじゃなくて、店とか周りが八期を怒らせるからだよ!」
零「いわゆる接客態度とか、対応処理が酷くて八君を怒らせたら潰れ、ちゃんと普通に対応すれば高評価を貰えて儲かるってことね!」
鶴「まあ、何事も普通が1番ってことね!」
楓花「ただ、家もややこしい子達居るからな・・・」
鶴「ややこしい子達とは?」
楓花「三氏と六生よ!三氏は女の子とするのか、六生は五が居ないと本当に物理的にお店壊しそうだし・・・」
三氏「俺は普通に男湯に行くよ!」
健「今日は俺も居るから六生は大丈夫だよ!」
六海「えっ?五先輩と離れてても大丈夫だったっけ?」
五「年上の身内が居るなら大丈夫!信頼してるから!ましてやお父さんとお母さんならなおさら!」
六海「それもそっか!」
健「問題はコイツ(八期)だが・・・」
楓花「健ちゃんだと火に油だもんね!」
二美「でも銭湯なら完全に分かれるから大丈夫なのでは?」
楓花「そこに誰も居なかった時が危ないのよ!見てない時の第一印象を先入観で捉えて叱るから!」
健「だって、それが普通だろ!」
楓花「親なら信じようよ」
一「ってか、皆大きく成ったんだし、そこら辺のルールは弁えてる筈でしょ!」
二「と言っておきながら、あんたはなぜ僕の腕を離さない?」
一「だって、お姉ちゃん二とじゃなきゃ嫌だ!」
二「このバカ姉!」
八期「一お姉ちゃんの方が弁えてない!」
一「何ですって!」
楓花「八期の言う通りよ!あんたはいい加減弟離れしなさい!」
一「嫌だ!一生いつまでも、どこまでも一緒よ!」
二(バカだ、この姉・・・)
その後もああだこうだあり、結局・・・
希「さあ8メンバーで銭湯行くわよ!」
グレーテル「言っとくが、お前は部外者!赤の他人だからな!」
零「これは本当ですね」
ヘンゼル「八期良いなあ、希先輩とお手々繋いでよ!」
グレーテル「言い方気持ち悪、幼児に話し掛けてるのか?」
ヘンゼル「なんだよ、愛しの妹よ!」
グレーテル「変態兄貴、絶対覗きとかすんじゃねーぞ!」
ヘンゼル「お前の裸なんて何年見たと思ってんだよ!」
グレーテル「あたしだけじゃねーよ!」
ヘンゼル「勿論分かってるよ」
零「どうだか・・・」
ヘンゼル「信用ねーな!」
八姫「元々信用出来ませんから!特にあなたは!」
ヘンゼル「酷いよ!」
芹「あっ!」
零「せっちゃん!」
薺「皆さん、お揃いで!って何で希先輩が?」
八姫「言いたくなるよね・・・」
希「偶然、泊まってたのよ!」
零「合宿後、普通に上がり込んできた癖に!」
八期「いつもの事だから!」
八姫「それで済ますの?」
八期「希お姉ちゃんに会えること事態悪くない!」
希「わーい!八君ありがとう!」チュッ!
全員「ああ!」
希「何よ!1日1回毎日欠かさずやってることなんだから!」
八期「普通だよ!」
八姫「そんな幼馴染み普通居ないから!」
愛海「そうよ!そうよ!」
零「あっ!愛海ちゃんもなんだ!」
愛海「給湯器が壊れて・・・」
芹「家のも!」
八姫「こんな偶然あるのね・・・」
八期「お風呂屋さんは大喜びだけど!」
とある銭湯
愛海「ああ!見て番台がある!」
芹「本当、銭湯ならでわって感じがする!」
店員「いらっしゃいませ!」
ヘンゼル「ああ!男の憧れ番台!1度で良いから座ってみたい!」
グレーテル「バカな兄だ!下心丸見えなんだよ!」
ヘンゼル「なんだよ!八期だって番台の上座ってみたいと思わないか?」
零(流石に八君は紳士だから・・・)
八期「うん、乗ってみたい!」
零・愛海「ええっ!!!!」
希「何、2人共そんな叫んで?」
薺「会長も番台座ってみたいんですか?」
八期「そりゃ、どんな景色かは興味あるかな」
芹(やっぱりコイツも下心丸出しね)
グレーテル(そっか、コイツもも男だもんな・・・)
希「ねぇ八君?女湯も見てみたいって思う?」
八期「えっ?」
全員「えっ?」
八期「そりゃ、中はどうなってるのか見たいなあって思ったことはあるけど・・・」
全員「ええっ!!!!」
薺(やっぱり会長も女湯を覗きたいと思っている)
愛海(男の子だもんね、仕方ない、仕方ない)
八姫(本当に男子ってこういうところが嫌!)
零(大丈夫、大丈夫!八君は犯罪までは起こさない!だから・・・)
希「何なら入ってみる女湯?」
八期「ええっ!!!!」
全員「ええっ!!!!」
希「昔は一緒に入ってたじゃん!」
八期「何歳の時の話さ!無理に決まってるじゃん!」
希「一緒に覗きに行こうよ」
八期「遠慮します!」
ヘンゼル「なんだよ!恥ずかしがって!本当は行きたいくせに!」
店員「ねえ君?番台乗りたい?」
八期「乗りたいとは思ってます!」
店員「じゃあ、乗って良いわよ!」
全員「ええっ!!!!」
薺「良いんですか?」
店員「かまへん、かまへん!今なら別に覗いて良いわよ!女湯!」
全員「えっ?」
ヘンゼル「良いの?」
ゴチン!
グレーテル「バカな兄貴がすみません!」
芹「それは倫理的に良いのですか?」
店員「私がかまへん!言うてるんやからエエよ!思う存分見てきいや!」
八期「良いのかな?」
ヘンゼル「よっしゃー初めての女湯!」
ガラガラ
八期「良いのかな?」
希「お姉ちゃんと一緒に行けば良いよ!それに女湯を見に行くんだけなんだから!」
八期「見に行くのは大丈夫なの?」
希「見に行くだけならね!」
女性陣「?」
女湯
ガラガラ
ヘンゼル「畜生!なんだよ!」
八期「どうしたんだろ?」
グレーテル「おい!兄貴!服着ろ!」
零「皆目を閉じて!」
女性陣「キャアア!」
希「警察呼ぼうか?」
ヘンゼル「待て待て!すぐ着るから!それに仲間だろ!」
取り敢えずヘンゼルをつまみ出し
八期「そう言えば、小さい頃ここの銭湯来て男湯だったからわからなかったけど、女湯って男湯とそんな変わらないと言うか、鏡みたいな作りなんだね」
希「銭湯とか温泉ってそう言う作りが一般的よ!」
八期「でも、場所によってはほら、バラ風呂とか女湯にしかないお風呂ってあるじゃん!」
希「そうね、場所によってね」
芹(あれ?)
愛海(思ってた感じとなんか違う!)
零(もしかして八君って・・・)
探索終わり
店員「じゃあ、この番台座ってみる?」
八期「その前に、ヘンゼル座らないの?」
ヘンゼル「女の居ない女湯に価値なんて無い!」
八期「どうしたんだろ?」
座って、振り向く八期
八期「わあ、やっぱり鏡みたいに形が反転してる!男湯と女湯ってこんな感じなんだね」
店員「開店し始めたばかりだから、お客さんはあなた達が初めてだったから出来たサービスよ!どうだった?」
八期「はい!長年の謎が解けた感じです!」
ヘンゼル「お前は何しに女湯に入ったんだ?」
八期「えっ?ただどんな構造になってるのか見たかっただけだけど?」
希以外の女性陣「えっ?」
芹(女湯を覗くって・・・)
薺(ただ女湯という部屋の中を知りたかっただけ?)
グレーテル(誰も入ってなかったのに落ち込まなかったのはそう言う事なのか!)
希「番台どうだった」
八期「番台の景色はいいね!少し高い感じが尚更!座ってる場所意外と固い!」
愛海(番台も純粋に座ってみたかっただけ?)
八姫(女湯を覗くためじゃないの?)
零(全くもって下心無し!)
4人(私達は何てこと考えてたんだろう!)
希「本当に何を考えてたんだろうね?」←全部知ってたから止めなかった
4人「あっ!」
希「まったく、ムッツリさんはあなた達のようね!」
6人「ギャアアア!」
6人の絶叫がこだましたと言う。
- Re: ナンバーズ8 ( No.331 )
- 日時: 2023/06/14 21:48
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
329話・銭湯での騒ぎ
バシャーン!
ヘンゼル「へっへー!貸し切り状態だぜ!」
八期←無視して体を洗う
ヘンゼル「おい!二人っきりだぞ!」
八期「1人の方が良かった」
ヘンゼル「なんだよ!つれねえな!」
グレーテル「オオーイ!兄貴!」←女湯から
愛海「物凄い水しぶきが聞こえたけど、他のお客さんの迷惑になら無いようにね!」
八期「えっ?どこからの声?」
希「上が空いてて、声だけは届くのよ!」
八期「へー!」
希「だから・・・」
コン!ポトッ!
八期「あっ!石鹸!」
希「こういうことも出来るの!」
八姫「それ出来るの肩が強い人だけ!」
ガラガラ
秀喜「なんだ、お前らもか!」
ヘンゼル「おお!秀喜じゃねーか!」
秀喜「八期が居るなんて珍しいなあ!」
ヘンゼル「そうなのか?」
秀喜「だって、コイツ温泉も銭湯も大嫌いなんだぞ!」
ヘンゼル「マジで!」
女湯
愛海「そうなの?」
零「人と入るのが嫌って言ってた!」
八姫「後、靴下がすぐに履けないからとか!」
愛海「あっ、分かる!」
薺「でも、なぜ人と入るのが嫌なんですか?人見知り?」
希「人見知りじゃなくて、プライベートゾーンを見られたくないかつ見たくないんだって!それは身内だろうと!」
愛海「へー!」
男湯
秀喜「銭湯だけどあるんだな」
ヘンゼル「どうする?」
八期「僕は目標タイム超したら出ようかな?」
5分後
ヘンゼル・プシュー
秀喜「八期、ヘンゼルもうダメだから俺出るわ!お前は大丈夫か?」
八期「余裕!」
更に5分後
八期「ふー、後1分経ったら出るか!」
そして目標達成
八期「よし、出よう!」
パカッ!
八期「気持ちいい!後少しだけ入って出るか!」
時間は少し遡って
女湯
ガラガラ
青奈「あっ!」
希「青奈ちゃんも給湯器壊れたの?」
青奈「愛海が『八期が女湯に入ってる』って聞いたから来たのに!」
八姫「残念ね!」
芹「ただ、お客さんが居ない時間帯に覗いてだけよ!合ったら犯罪だし!」
青奈「なーんだ!うふ!」
八姫「何よ、その顔?」
青奈「あんたらは本当にまな板だなぁって思って!」
八姫「何よ!」
芹「まな板で悪かったわね!」
零「あれがバカな女の言葉なのね!」
青奈「何負け惜しみ?」
希「その台詞をそのまま八君に言ってみたら?」
青奈「言えるか!」
愛海「バカにされるもんね!」
青奈「フン、あんたらサウナ来なさい!そこで勝負よ!」
八姫「良いわよ!勝負よ!」
芹「私はパス!」
零「私も体洗ってから!後で行く!」
一方その頃
八期「ああ、いい湯だった!後は待つだけだね」
店員「あっ!八期君だっけ?」
八期「はい!そうですが・・・」
店員「ちょっとシャンプーの替えが無くなって買いに行くことになったの!」
八期「そうなんですか」
店員「それまでの間番台に居てくれる?」
八期「えっ?」
店員「ほんの少しだけだから!」
八期「えっ?もし女湯で何か合ったら?」
店員「この時間帯は50代のおばちゃんや60代以上のお婆ちゃん位しか居ないから、むしろ大歓迎よ!」
八期「それはそれでどうなんですか?」
店員「5分位で帰ってくるからお願い!」
八期「何か合っても知りませんよ!」
店員「何か合ったら責任は全て私が持つから!」
八期「言いましたね!お願いしますよ!」
店員「じゃあ、宜しくね!」←出ていく
八期「何で僕が?多分、零ちゃん達もまだ入ってるだろうし、何も起きないで欲しいな・・・」
おばちゃんA「番台さん!大変よ!」
八期「世の中そんなに甘くないよね!こんな時に限って・・・」
おばちゃんB「あら?こんな可愛い坊っちゃんが番台さん?」
八期「本来の番台さんが買い物に出ていて、臨時の代わりです!」
おばちゃんA「取り敢えず、水道の水が出ないのよ!どうにかしてくれる?」
八期「そう言うの、よく分からないんですけど・・・」
おばちゃんB「私らが教えてあげるから!」
八期「あの、女湯ですよね?」
おばちゃんA「君みたいな子ならおばちゃん達大歓迎やで!」
八期「いや、中に同級生居るんですけど!」
おばちゃんB「大丈夫やて!」
八期「どこが?!後工具とか分からないんですけど!」
おばちゃんA「工具箱は確か、ここかな?」
おばちゃんB「そこの筈やで!」
八期「何で知ってるの?」
このおばちゃん達は常連客である
女湯
青奈「あんた意外にやるわね」
八姫「あんたは知らないけど、私だって負けず嫌いなのよ!」
青奈「疲れてきたんじゃない?」
八姫「そっちこそ!」
女湯(入口)
八期「よし」←タオルで目隠し
おばちゃんA「おやおや、坊っちゃん紳士やな!」
おばちゃんB「その配慮おばちゃん好きやで!」
八期(取り敢えず、下向いて壁沿いに歩けば・・・)
芹(えっ?八期!何でここに!)←頭洗ってる
八期「ええっと、どっち側ですか?」
芹「壁沿いを歩いてるけど何やってるのかしら?」
おばちゃんA「右端の手前から数えて4番目やで!」
八期「ええっと、右端の手前から数えて4番目か!」
芹「右端の手前から数えて4番目の水道ね!(えっ?私の隣!しかも今居る場所3番目!)」
八期「ええっと、ここから数えて1、2・・・」←鏡に向かって横歩きする
芹(来る!来る!)
トントン←左足が芹の体に当たる
八期「すみません、退いてもらって良いですか?」
芹「それは、今は無理かな・・・」
八期「じゃあ、後ろ失礼します!」
芹(その後ろ通るの?)
そろそろそろそろ・・・
薺「コラ!何女湯に堂々と入ってるんですか!」
どん!
八期「えっ?あっ!」
コン!←壊れた水道にスパナをぶつける
プッシャー!
薺「キャアア!」
八期「えっ?何々?」
希「あら?八君!」
零「その工具箱は?」
八期「なんか水道が壊れたからって・・・」
希「それで女湯に・・・」
薺「キャアア!タオルが水浸し!」
愛海「大丈夫!八期君の目は私が隠してるから!」
芹「後ろに回ってるって事ですよね?それはそれで良いんですか?」
零「あのさあ、薺ちゃん!堂々と入って来る人がわざわざ目隠しする?壁沿いを歩いたりする?」
愛海「むしろ紳士だよね?」
薺「女湯入ってること事態・・・」
希「大方、番台さんが用があって出ていく間だけ見といてって言われたとかじゃない?」
八期「正解!」
薺「なんで分かるんですか?」
希「これくらい普通よ!」
薺「なぜ、覗きじゃない前提を想定出来るのですか?」
希「性格!法律を破ろうって思う子じゃないから!」
愛海「八期君!この仕事は私に任せて!」
八期「でも・・・」
希「不器用で非力な八君が水道管の処理できる?」
八期「無理です!」
おばちゃんB「番台さん!サウナでのぼせてる子達が居るよ!」
零「そっち行ったら!介抱の方がマシでしょ!」
八期「うん・・・(良いのかな?)」
八期は水道管の処理を愛海達に任せてサウナに行った
八期「ええっと・・・、えっ?」
サウナ内
青奈・グテー!
八姫・グテー!
八期「この2人か・・・、どう運ぼう?」
取り敢えずサウナのドアを開放させておく
八期「じゃあまずは青奈先輩から!よいショット!ウーン!ウーン!ウーン!ダメだ!びくともしない!」
次に八姫を運ぼうとする
八期「どうしよう?どこ持てば良いんだ?」
座った状態からお姫様抱っこに挑戦しかし・・・
八期「あっ!と、危ない!頭ぶつけそうになった・・・、危ないから止めよう」
零「大丈夫?」←着替えてきた
八期「運べそうにない」
零「腕を肩に回して、肩を貸せば?」
八期「成る程、ありがとう!それでどうすれば?」
零「1回八姫ちゃんの隣に座って、八姫ちゃんの腕を自分の肩に回したら、ゆっくり立てばいいの!」
八期「分かった!やってみる!よいショット!」
八姫(あれ?頭がボーッとして・・・、なんかタオルじゃない布の感覚が・・・)
八期「せーの、よいショット!」
八姫(えっ?八期!なんでここに?)
零「八君!私も手伝うよ!」
バサッ!←八姫のタオルが取れる
八姫(ん?)←タオルが落ちた姿を見る
八姫「キャアア!!離して!」
パチン!
八期「何するんだよ!あっ!」
八姫「こっち見るな!」
零「希お姉さん!愛海ちゃん!早く来て!」
数分後
八期「タク!」
八姫「本当に私が悪かったから!」
八期「分かってるの!?」
八姫「本当に本当!コーヒー牛乳奢るから許して!」
芹「何が合ったの?」
零「介抱しようとした八君にビンタしちゃって・・・」
薺「それでなぜ八姫さんがあんなになって謝罪を?」
零「私の命令!『誠心誠意謝らないと今日の事全部家族に報告する』って言ったら」
芹「それ脅迫!」
この後八姫は八期にコーヒー牛乳3杯奢らさせる羽目となった。
青奈「あれ?私は?ねえ!」
それは皆さんのご想像に任せます!
青奈「ちょっと、コラ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.332 )
- 日時: 2023/06/20 09:12
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
330話・絶対命令避難訓練(前編)
楓花「こうすれば、あの子も嫌でも命令しないといけません!」
理「絶対命令をあげてるのに、全然命令しないから、その命令する練習をさせるって、何の絶対命令?」
香「理事長、こき使われるよりは遥かにマシですよ!むしろ、こっちで良いじゃないですか!」
楓花「抜き打ちでやるので多分、物凄く時間を掛かるでしょうが、人間失敗から学ぶと言いますし、これでお願いします!」
理「取り敢えず、長い時間を想定しておくわね!後は先生も出来るだけフォローお願いします!」
香「勿論です!担任ですから!」
楓花「先生、兎に角1個思い付くとその1個が正しいと思って譲らない感じが出たり、あっちにこっちにと混乱する時は、指導お願いします!」
香「分かりました!」
夏休み明けの2日目
杏「おはよう!」
零「おはよう杏ちゃん!今日から防災習慣だから抜き打ち避難訓練がどこかであるよ!」
明「抜き打ち避難訓練?」
零「うちの学校は避難訓練を疎かにしたくないと言う思いから、抜き打ち!つまりどのタイミングで避難訓練なるか分からないの!」
杏「それって零ちゃんも?」
零「うん、知ってるのは先生達大人だけ!だから有も理珠も知らないわ!」
明「授業は?」
零「訓練は防災週間とか決められた週でやるし、大体タイミングが2時間目又は3時間目が多いよ!それに先生には伝えてるから、ある程度避難訓練を想定してやるの!ただ、どのタイミングで来るかまでは誰も知らない!だからタイミングは理事長のさじ加減!」
秀喜「つまり、やる日は知ってても時間は分からないのか!」
零「週によっては、2、3回やることあるよ!極端に遅かったりしてね!」
明「つまりあんまり遅いとやり直しされるって訳ね!」
杏「でも、火事とか地震っていつどのタイミングで来るか分からないもんね!」
キーンコーンカーンコーン!
香「はい、皆席に座って!」
生徒達「ハーイ!」
香「では、今から朝のホームルームを・・・」
ジリジリジリジリジリジリジリジリ!
理「緊急連絡!緊急連絡!本館1階職員室で火災が発生しました!生徒達は直ちに生徒会長の命令に従い、避難してください!
繰り返します!
本館1階職員室で火災が発生!生徒達は直ちに生徒会長の命令に従って避難してください!絶対です!」
杏「えっ!?」
明「今、普通の放送とは違った感じじゃなかった?」
香「はい、そこ静かに!放送聞いた?本館1階の職員室が火事だから避難しないと!さあ!放送にあったように生徒会長絶対命令で避難するわよ!」
全員「ええっ!!!!何それ!?」
八期「生徒会長大変だな!1人でどうしろと?」
零「ん?」
香「はい、生徒会長さん!早く皆を避難させて!」
八期「早く生徒会長避難させないと大変だな・・・」
香「八期会長!」
八期「はい?」
香「聞いてなかったの?生徒会長の指示がない限り皆丸焦げよ!」
八期「だから、待たないと・・・」
香「じゃああんた何よ!?」
八期「えっ!?」
秀喜「八期!」
零「今はあなたが生徒会長でしょ!」
八期「えっ!?僕?」
明「じゃあその左腕の腕章は?」
八期「あっ、そうだった!僕が会長か!」
杏「今、気付いたの?」
Bクラス「ハハハハハ!」
香「早く!指示をして頂戴!でないと皆丸焦げよ!」
八期「ええっと・・・、皆机の中に潜ろう!」
Bクラス「えっ!?」←取り敢えず潜る
明「八期!それは地震だよ!」
八期「えっ?違うの?」
零「テンパり過ぎ!今は火事!」
八期「でも、さっき揺れてたよ!」
杏「嘘でしょ!?」
香「ええ、揺れてたわね!」
八期「ほら!」
零「本当に?」
香「震度1だけど!」
Bクラス「なんじゃい!」
八期「だったら・・・」
香「震度1なんて、何人気付くと思ってるの?せいぜい1人か2人よ!そんな緩い揺れで潜らすな!早くしないと皆丸焦げよ!」
八期「ええっと、ええっと・・・」
香「ほら、火事が起きた時のお約束あるわよね?それを思い出して!」
八期「ええっと、あっ!押さない!掛けない!走らない!」
秀喜「被ってる!被ってる!」
零「掛けないと走らないは同じだよ!」
八期「あっ、間違えた、押さない!走らない!喋らない!だった!あっ!」
杏「どうしたの?」
八期「・・・」
香「ほら、会長さん!早く指示しないと皆丸焦げよ!」
八期「・・・」←ジェスチャーで伝える
香「はい?何言ってるの?」
八期「・・・」←ジェスチャー
香「あの、なんか言って!」
八期←口の前で指で✕
香「はあ?」
八期←同じことをする
香「あの、話してくれないと何も分からないんだけど!」
八期←ムリムリのジェスチャー
香「あのね、声だして指示して!」
八期「?」
香「早くしないと皆丸焦げよ!」
杏「もしかして!押さない!走らない!喋らない!だから、喋れないんじゃ?」
八期・うんうん
香「喋れ!」
八期「???」
香「もう、今日から火事の『おはし』は押さない!走らない!私語しない!で覚えなさい!」
八期「喋って良いんですか?」
香「私語じゃなければ良いのよ!皆も『おはし』の『し』は私語しないよ!」
Bクラス「は~い!」
香「さあ、早く指示して!このままだと皆丸焦げよ!」
八期「じゃあ、皆廊下に2列に並んで!」
香「待ちなさい!」
八期「何ですか?」
零「今のは正しい判断では?」
香「普通ならね!今の状況を考えなさい!」
杏「あっ!生徒会長絶対命令だから、他のクラスも生徒会長からの命令がない限り出られないんだ!」
明「しかも、生徒会長の命令を無視したらパワハラ扱いで矯正学校飛ばされるしね・・・」
香「その通り!私達だけ逃がして他のクラスを見殺しにするの?」
八期「じゃあ、早く・・・」
香「待ちなさい!私達を見殺しにする気?!」
八期「じゃあ、どうすれば良いんですか?大声でも出せと言うんですか?」
香「あんたは体いくつあるの?」
八期「えっ?」
香「あんたの体はいくつあるの?2つも3つもあるの?」
八期「1つしかありません」
香「当たり前よ!誰だって自分の体は1つしかないわ!そんな1つの体であちこち回ってたら霧がないわ!」
八期「でも、皆避難させないと!」
香「何でも1人で解決出来るわけ無いでしょ!出来ないのならどうするの?」
八期「ええっと・・・」
零「私達が居るじゃない!」
秀喜「何の為の副会長、書記、会計、庶務、学年代表だよ!」
杏「クラスには各々学級委員もいるよ!」
明「その人達と連携して!」
八期「分かった!学級委員、皆を2列に並ばせて避難させて!」
明「OK!分かったよ!前野!行くよ!」
前野「おおっ!分かったよ完道!」
八期「僕はAクラスに行ってくる!」
明「後はあたしに任せて!」
零「会長、私は?」
秀喜「俺も!」
八期「じゃあ、上のクラスに避難指示をお願い!委員長に避難させるように言って!」
零「分かった!」
秀喜「行ってくるぞ!」
Aクラス
ドンドンドンドン!
ガラガラ
芹「はい!遅い!」
八期「ごめん、各学級委員に避難させるように指示して!3階は秀喜と零ちゃんが行ったから!」
芹「分かったわ!会長、あなたは?」
八期「僕はこの後1年生の教室に行くよ!」
芹「分かったわ!学級委員!クラスの皆を2列に並ばせて!」
学級委員「は~い!」
八期「あっ!そうだ!良いこと思い付いた!」
芹「何を思い付いたの?」
八期「学級委員に命令!1人が先頭、もう1人が1番後ろに回って!」
学級委員「ええっ?」
八期「絶対命令!」
学級委員「はい・・・」
八期「あっ!Bクラスに言うの忘れてた!」
芹「私が伝えておくよ!ちなみに理由は?」
八期「先頭が誘導して全員が出たら1番後ろが次のクラスに連絡!」
芹「成る程!分かったわ!」
八期「じゃあ、1年生の教室行ってくるね!」
芹「気を付けるのよ!大丈夫かしら?」
まだまだ続く避難訓練!果たして全員避難できるのか?
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