二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.338 )
日時: 2023/07/19 22:43
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

336話・朝の主張
生徒会室

トントントン

八期「はい?」

朝「失礼します!」

零「山口朝君!どうされましたか?」

朝「会長!僕はあなたに言いたいことがあります!」

八期「なんだ?」

朝「絶対命令を撤回してください!」

八期「無理!帰れ!」

朝「なんでだよ?それでこの学校の女子生徒は毎日恐怖に晒されてるんだよ!」

八期「これは僕が求めて持ったものじゃない!むしろ理事長に使うように命令されて使ってるんだ!」

朝「だったら僕にも提案があります!」

八期「なんだ?場合によっては考えてやっても良いぞ!」

朝「レディファーストを取り入れてください!」

八期「レディファースト?お前正気か?」

朝「はい!」

八期「2度と『リーダーやる!』とか言うなよ!」

朝「はい?!どういう意味ですか?!」

八期「お前の方が危ない人間じゃねーか!」

朝「どこがですか?今この学校の女子生徒達は恐怖に怯えながら通ってるため、僕が代表して頼みに来たと言うのに・・・」

芹「ちなみにどういう感じに、怯えてるの?」

朝「まずは着替えですよ!体育の時、女子は専用の更衣室で着替えろ!って・・・」

八期「むしろ、優遇されてね?男子は教室だぞ!」

朝「1回外に出るんだよ!」

零「でも、それはグラウンド授業の時のみの筈だよ!場所によっては遠いクラスもあるし・・・」

朝「教室だとしても着替え時間が5分だよ!しかも体育終わり!」

八期「5分あれば十分だろ!その後に授業だってあるのに・・・」

朝「女子の着替え舐めるなよ!本当に時間掛かるんだ!」

八期「はっ?んなもんパッと制服に着替えるだけだろ?お喋りばっかしてるから遅くなるんだよ!小さい子供か!」

朝「その後の手入れとか・・・」

八期「後回しで良いよ!むしろそこまで待ってられるか?」

薺「血も涙もない!」

芹「あんたね!」

零「草姉妹待って!ってかせっちゃんは隣のクラスよね?あの事件聞いてない?」

芹「あの事件?」

零「初等部の4年生の体育の着替えで、外で男子待ってたじゃん?うちの担任は当時女性の先生だったから・・・」

芹「ああ、うちが男性の先生だったから移動してたわね!」

零「その時に待ってる男子達が女子の着替えが終わってない状況で八君を教室に突っ込んだのよ!ドアまで閉めて・・・、しかも休憩時間はとっくに終わってて・・・」

芹「そんなこと合ったの?隣だから知らないわ!」

零「先生が変わったり、知ってる子が突然居なくなったりしなかった?」

芹「あっ、居たわ・・・」

零「この事件で主犯の男子はレベル9!騒いで八君を覗き魔扱いした女子生徒2人がレベル5に成ったわ!」

朝「それが理不尽だ!何で女子まで悪者扱いされるんだよ?!」

八期「覗いてないのに、『覗いた』とか『変態』って言ってきたんだから当たり前だろ!」

朝「そう思うわ!」

八期「終わってからも何回も言ってきたんだよ!しかも周りに言い触らしてたし!」

零「それを私が聞いたからレベル5にした!最初はレベル1程度の忠告だったの!客観的に見たらそうだから!でも、それを毎日のように言うのは見過ごせなくて・・・」

朝「後、旅行のお風呂が混浴に成ってるし!」

八期「それも知るか!学校が決めたんだから!」

朝「お前が騒動を起こすから・・・」

零「八君は起こしてない!彼は被害者よ!」

朝「何でだよ」

秀喜「あのさ、普通男子だったら喜ぶ所だろ」

全員「えっ?」

葉月「田中、正直なのは良いが・・・」

歩「本当に言わないで!」

零「引くわー!」

八期「どこが良いのさ?」

秀喜「おいおい、あくまで一般論を言っただけで・・・、って何で八期まで引いてんだよ!」

八期「憧れの人物がそんなこと言うなんて夢にも思ってなかったから!」

秀喜「それは嬉しいが、男なら普通だぞ!俺だって、ベッドの下にエロ本とか隠して親に見つかって恥ずかしい思いしたことあるぞ!お前も無いか?」

八期「そう言うの買わない、置いとかない」

秀喜「1回話を戻そう!他には?」

朝「男性恐怖症がいじめってどういう事だよ?更には潔癖症までいじめに成るし・・・」

八期「善意を踏みにじったからだよ!」

朝「沢山の男に言い寄られて嫌な思いした人も居るんだ!」

八期「沢山の善意を何回も踏みにじられた人間も居るんだよ!」

葉月「こりゃ話は平行線ね」

零「あのね、朝君、言い方の問題なんだよ!」

朝「言い方とは?」

零「例えばあなたが善意で声かけたのに、『触るな』とか『こっち来ないで』っていきなり言われたら良い気持ちする?まだ何もしてないんだよ」

朝「でも、返事したらしたで、そのまま連れて行かれることだってある!気弱な子だったら断れない子とか逃げられない子だって居るんだよ!そうやって男が苦手、嫌い、怖いになるんだよ!」

八期「だからって全員が全員そうじゃないだろ!見た目で人は分からないんだから!」

薺「でも、彼の言う通りの人はどうするんですか?」

八期「イメージで語るなって話だよ!世の中意外な展開なんていくらでもあるんだ!先入観で行くと相手を不快にさせる!これは僕も経験した!だよな歩?」

歩「うちは気にしてへんよ!でも、やっぱり性別が曖昧なのは皆に迷惑なのかな?ってうちは思ってる!別にうちは悪くない筈なのに・・・」

朝「どういう事ですか?」

歩「うち一応男の子やで!」

薺「本当ですか?」

歩「うん、体つきはなぜか女の子なんやけど、気持ちは列記とした男の子や!だから何回も女の子に間違えられて告白されたこともある!」

八期「恐怖症とか潔癖症なんて、ただの先入観だよ!まあトラウマであることは確かだが、対人だった場合には言葉遣いに気を付ければ問題なんて起こらない!
つまり問題を起こして飛ばされた奴は、先入観だけで自分は悪くないと相手だけを傷つけた差別人間なんだよ!」

朝「ううっ・・・、でも他にもあるんだよ!」

八期「何が?」

朝「風のいたずらをスカートめくりを原因にされたって!しかも会長!あなたに!」

女性陣「ええっ!!!!」

芹「それはさすがに・・・」

薺「絶対命令の悪用では?」

八期「あれは本当に風吹いてなかったし、窓もほとんど開いてなかった!しかもスカートの下に手を入れてたの見たもん!」

理珠「それは私も見ておりました!処理したのは星田先生ですよね?」

香「八期の顔を見れば嘘ついてるかどうかは分かるわよ!それでも理珠の状況証拠で論破しただけ!だけど『疑わしい行動はするな』って注意はした!」

零「何したの?」

理珠「少し覗き込む感じに・・・」

葉月「そりゃ疑われるわ!」

秀喜「男ならやるよな!」

朝「後、食堂の席を動いてはいけないってなんですか?」

八期「人が来たら、動く奴が居たからだよ!そんなもん差別だ!」

朝「そんな、メチャクチャな!」

香「待って!正確に言うと、最初に座った席から食べ終わるまで動くなってこと!そもそもマナー的にも、アウトでしょ!トイレに立つ事は認められてるわ」

朝「後、1番酷いのは何で痴漢の被害に遭った人が責められないといけないのですか?」

芹「痴漢の被害に遭った人が責められる?」

薺「どう言うことですか?」

朝「僕の従姉のお姉さんは痴漢の被害に遭ったのに、周りから批評中傷受けたんですよ!おかしくありません?被害者ですよ!」

秀喜「確かに、変な話だな!」

歩「何か原因とかないの?」

朝「お姉さんが言うには、『犯人を間違えただけだったのに』と言ってました」

理珠「それはいつの出来事ですか?」

朝「正確な日にちは忘れたけど、5年くらい前だったかな?従姉は当時高校生で・・・」

理珠「その電車はこの写真の物ですか?」

朝「そうそれよ!」

理珠「八期、十中八九あなたを犯人と決め付けた方だと思います!」

朝「か、会長があの時の!」

理珠「従姉の顔写真とかは?」

朝「この人だけど・・・」

八期「あっ!思い出した!コイツだよ!あのバカ3人組の証言信じて、僕を犯人に仕立てた挙げ句、謝罪しなかった!」

香「ちゃんとその後謝罪してるでしょ!松本先生から聞いてるわよ!」

朝「あんたのせいだったんですね!」

八期「はあ、人を犯人と間違えるからバチが当たったんだよ!」

朝「何ですって!それでお姉さんは引きこもりに成ったんですよ!どうしてくれるんですか?」

八期「こっちはコイツのせいで痴漢の濡れ衣浸けられそうになったんだぞ!お門違いだ!」

香「その通りね!八期の言う通りよ!」

朝「でも、痴漢の被害者に寄り添うのが・・・」

八期「それで何を認めて欲しいんだって?」

朝「レディファースト」

八期「お前本当にそうなって良いのか?」

朝「勿論!」

八期「お前が不利に成っても良いのか?」

朝「ええ、勿論!そんなことは絶対あり得ないから!」

八期「よし、山口!お前はリーダー禁止だ!」

朝「はあ?どういう事ですか?!」

八期「レディファーストの意味を分かってないお前にリーダーなんてやらせたらこの先の未来は真っ暗だ!お前はリーダーに向いてない!」

朝「意味が分かりません!」

八期「お前まだ分からないのか?バカだな!」

朝「バカって・・・」

葉月「そもそもレディファーストってのは、元々罠を仕掛けられてないかどうか調べるために女の人を先に行かせて確かめる。言わば女性を囮にする行為から来てるのよ!」

芹「えっ?じゃあ今で言う女性優先って意味じゃ無かったんだ!」

朝「僕は女子生徒優先言わば、女子生徒が安心して過ごせる学校にしようと・・・」

八期「レディファーストってのはな、女の絶対命令だ!」

全員「えっ?」

八期「男に何のメリットもない、女が男を支配する世界!お前はそんな世界を望んでると言うことだぞ!それで良いのか?」

朝「はい!勿論です!」

八期「じゃあ、痴漢やセクハラを疑われても良いって言うのか?」

朝「痴漢はやった方が悪いんでしょ!」

八期「お前何も分かってないな!世の中にはな痴漢冤罪や示談金詐欺ってのがあって、やってない罪を認めて泣き寝入りする男性達が居るんだよ!それは僕もそれをされそうになった!」

朝「別に姉さんは詐欺をするためにしたわけでは・・・」

八期「どちらにしろ僕が濡れ衣浸けられそうに成ったんだから同じだろ!それでも女子の方が優遇されるべきか?」

朝「はい!勿論です!」

八期「話にならん!コイツ脳がおかしいわ!」

朝「はあ?どういう事ですか!」

八期「冤罪や詐欺にあっても良いなんて、普通の人間は認めねーよ!むしろ冤罪や詐欺被害者に協力するよ!お前は男が嫌いなだけじゃないのか?」

朝「はい!その通りですが?」

八期「だとしても、答えとして適切じゃない!お前1回脳と心調べてもらって来い!」

朝「意味が分かりません!」

八期「理珠!これを普通に精神科連れてけ!行く前に理事長に相談してな!」

朝「私をどうする気ですか?!」

その後朝は理事長に精神科に連れていかれたが、特に異常無しかついじめの対象にも成らず、普通に学校生活を送っている。しかし、リーダー禁止令の他に生徒会室無断入室禁止令も出された。

Re: ナンバーズ8 ( No.339 )
日時: 2023/07/16 14:44
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

337話・愛海と希、倒れる!?
零「9月入って最初の練習ね!」

芹「次のライブったなんだっけ?」

町子「運動会で行うライブね!部活紹介やるから、そこでパフォーマンスとして午後の部の最初に私達がライブするの!」

グレーテル「運動会か!俺足早いから楽しみだな!」

香「私は不安しか無いわ!」

平江「どうしてですか?」

香「アイツ(八期)絡んだ行事事で、まともに終わった事例は1つもないのよ!」

零「反則だらけでしたものね!」

香「しかも、暑さを凌ぐテントも今年は無いのよ!」

全員「ええっ?何で?」

香「何でも何も、毎年倒されて建て直してを繰り返したら金具が壊れるのも無理無いわよ!」

芹「去年は音響関係がありませんでしたものね!」

希「まあまあ、今はライブの話しよう!八君!運動会のセンターって決まってる?」

八期「う~ん、運動会で何を伝えるかだよね?」

結「衣装は運動部のユニフォームで良いのでは?」

八期「そうだな!動きやすいもので!」

金「でも、文化部だってあるし、見た目だけでどこの部活か分かるのかな?」

全員「ああ・・・」

香「それはやりながら決めましょう!他に何か?」

町子「ねえ、ライブしながら部活紹介するってのはどう?」

八期「いいね!!」

零「確かに!そうすれば、歌いながら紹介出来るし!」

八期「だったら、音楽はCDじゃなくて吹奏楽部に頼んでみるのは?」

全員「それ良い!」

香「皆、吹奏楽部の予定も考えてね!」

全員「あっ!はい!」

その後補欠組がやることを条件に許可が取れた。

八期「センターは誰にしようか?」

愛海「運動好きのグレーテルか金ちゃんにしたらどうかな?」

八期「いや、グレーテルは文化祭って決まってるし、金は運動会じゃないなって思うんだ」

八姫「あんたは何を求めて考えるのよ?」

八期「イメージだけでなく、運動会だからこその何かなんだけど・・・、それが思い付かないんだ!」

八姫「何かって何よ?」

八期「運動会って、走ったり、戦ったり、協力し合う、でもそれって運動神経がイイ人は楽しいけど・・・、
悪い人はどうなんだろって思って・・・」

子「確かに、そうだよね!足が遅いとかを理由にいじめられる子や逆に何でも出来て目立つ子が体を狙われるんだよね?」

芹「それはどういう意味ですか?」赤面

八期「あれだろ、足に怪我させるために転ばせたり、執拗に体をぼこぼこに成るまで踏んづけるか殴り続けるかだろ!」

子「そう言うつもりで言った筈だけど、何を想像したの?」

芹「すみませんでした!」←逃げる

八期「じゃあ、決まったよ!」

子「決まったの?」

八期「うちにも1人足が遅い子居たからな!オーイ!平江ちゃん!」

平江「はい!」

八期「運動会の曲のセンターは君だ!」

平江「えっ?ええっ!!!!わ、わ、私がセンターですか?」

八期「うん、絶対命令!」

平江「私、運動神経悪い上に足遅いし体固いし、ひょろひょろだし・・・、とても運動と言うテーマに向いてません!」

八期「今回のテーマは運動会を楽しむ事だ!」

平江「はい?」

八期「世の中には平江ちゃんのように運動神経が悪い人なんて沢山いる!そしてそれが理由で、運動会が嫌いな人もいる!だったら、運動会の真の目的はなんなのかって言うのを歌詞に込めたいんだ!」

平江「運動会の真の目的ですか・・・」

八期「それは頑張ること、やりきること!運動神経のイイ人はそんなの分かってる!だけど運動神経の悪い人は逃げ出す人が多い!だからこそ同じ気持ちを持つ人がセンターに立つべきだと僕は思ってるんだ!」

平江「先輩・・・」

八期「今回は平江ちゃんの思う運動会の楽しみ方も入れようと思う!後先輩禁止じゃなかった?」

平江「八期お兄さん、分かりました!運動会の楽しみ方ですね!」

数分後
芹「テーマが決まれば歌詞は捗るけど・・・」←作詞

町子「まさか2曲作るとはね・・・」←作曲

沙也佳「私達も手伝いますよ!」←作詞

優愛「私達が部活動の歌作ります!」←作曲

町子「そうね、平江ちゃんのセンター曲は私達が作った方が良さそうね」

八姫「部活動の歌って言っても振り付け無いから、メインは平江ちゃんセンターの曲だけね!」

葉月「メンバーで1つずつ紹介するスタイルになった!まあ大会とかがある部活動中心だけど・・・」

町子「マイナーな部活は入れにくいでしょ!」

希「ワン、ツー、スリー、フォー!
  ファイブ、シックス、セブン、エイト!」

明日香「皆さん気合い入ってますね!」

零「まあ、皆練習は真面目にやるからね!一部を除いて・・・」

希「ヘンゼルふざけない!」

ヘンゼル「ヘーイ!」←真面目にやらない問題児

希「八君誤魔化さない!」

八期「はい!」

希「愛海ちゃん遅れてる!」

愛海「ごめん」

子「愛海が遅れるなんて珍しいわね!体調悪い?」

愛海「ううん、そんなこと無いよ!」

子「気分悪いならちゃんと言うのよ!」

その後
希「皆テンポバラバラ!」

ヘンゼル「バラバラって、あんたの手拍子がおかしいんだよ!」

八期「これは本当だよ!希お姉ちゃん!」

町子「ええ、手拍子のテンポが早くなったり、遅くなったりと何か合ってません!」

希「えっ?そうなの!ごめんね!」

バタン!

青奈「愛海!」

八期「愛海ちゃん!大丈夫?」

子「しっかりして!」

芹「どうかしたの?」

八期「誰か先生!」

零「私が呼んでくる!」

明日香「これはすごい熱ですね!触っただけで熱いのが分かります」

バタン

全員「ん?」

八期「希お姉ちゃん!」

希「あっ、八君、お姉ちゃんは大丈夫だよ」

八期「全然大丈夫じゃないよね?」

蓮「ねえ?何か大きな音がしたけど?」

エル「何かあったの?」

恵梨香「えっ?ええっ!!!!」

子「あっ!ええっとこれは・・・」

恵梨香「殺人事件!」

グレーテル「勝手に人を殺すな!」

八期「希お姉ちゃん、僕がおんぶするから!」

希「ありがとう・・・」

八姫「いや、非力なあんたに出来るわけ無いでしょ!」

スー、スー・・・

八姫「足引きずってるじゃない!」

零「先生呼んできたよ!」

理「愛海!」

育野「希!」

八期「零ちゃん、この人達は先生じゃなくてお母さんだよ!」

零「私だって星田先生呼ぼうとしたよ!だけど事情説明してる間に、この2人が血相変えて飛び出して・・・」

結菜「これはどう見ても過労ね!絶対命令なんてやるから!」

八期「どういう意味だよ!」

結菜「どうせ、大方激しい練習やらせたか、休憩無しでやらせたかでしょ!」

八期「はあ?違うし!」

零「それはない!」

結菜「何で言い切れるのよ!」

零「倒れる事例は今回で2件目!」

奈々「いや、その前に1件起きてるんですか?」

零「その1件目は八期君本人だもの!」

同好会「ええっ!!!!リーダー自身が!」

香「八期は弱音吐かないと言うか、何を思ったのか、言えない子なのよね!あの時はインフルエンザで来てたのに、部活動しようとしてたからな!」

全員「インフルで?」

八期「自慢じゃないけど、その時の体温40℃越えてた!」

蓮「本当に自慢じゃない!」

理「星田先生!うちの娘をどうしてくれるんですか?」

香「ええっと・・・」

理「こう言うのは監督責任と言うものが発生します!」

香「申し訳ございません」

理珠「理事長、お言葉ですが、彼女達の原因は過労です!」

理「だからこそ、香先生にも監督責任が・・・」

理珠「ですが、この過労は部活動が直接的原因ではありません!」

理「えっ?」

理珠「愛海は真面目で人助けとかを日常的に行っていて、周りの生徒達からも慕われています!」

理「えっ?」

理珠「人助け加えて、勉強と部活動さらには家の事も、やってますよね?」

理「そうね、私帰りが遅いのよ!ってまさか?」

理珠「はい!それが蓄積されて力尽きたのです!これは気づけなかった理事長の保護者責任も問われますよ!」

育野「あの、それじゃ希は?」

理珠「希は負けず嫌いの性格が災いしたのだと思われます!希は同世代の子や愛海青奈にライバル意識全開でしたので、言わば頑張りすぎと考えすぎですね!後無意識です!」

育野「何それ?」

理珠「後、八期と同じく周りを心配させたくない、自分が体調不良であることを認めたくないと言う気持ちも入ってます!」

芹「だからそれは現実逃避!」

保健室
愛海「あれ?ここは!」

理「愛海!」←抱きつく

愛海「お母さん?」

香「愛海ちゃん、人助けも良いけど、自分の体の事も大事にしないと!」

八期「本当、有能の致命的欠点が出たよ!」

香「どういう事?」

八期「有能は自分1人で出来るって思って人に頼らないもしくは、出来ることなら誰彼構わずやって頼られることが快感になっていざと言うときに人を頼らない頼れない、存在を忘れる!」

理「あなたは動きすぎよ!あなたがそこまで背負うこと無いからね!あなたは好きなように生きなさい!」

愛海「お母さん、皆心配掛けてごめんね!」

希「あれ?八君私を運んだの?」

育野「私が運びました!」

希「お母さん!どうして?」

育野「あんた長女だからって考えすぎよ!少しは頼りなさい!本音を言いなさい!」

希「はい!以後気をつけます」

そんな運動会前の出来事だった。

Re: ナンバーズ8 ( No.340 )
日時: 2023/07/17 23:02
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

338話・運動会の準備リベンジ
香「さあ、今日は生徒会中心で準備して行くわよ!」

生徒会役員「はい!」

香「会長、指示をお願いね!」

八期「僕がですか?」

香「なんのための絶対命令よ!しかもそれが出来なくて去年音響とテント壊れたんでしょ!」

芹「あの・・・」

香「何?」

芹「カメラ多すぎません?」

香「仕方ないじゃない!コイツ(八期)がうるさいんだから!」

八期「明らかな判定間違える人達にも問題ありますが?」

零「わざと倒しに行こうとする子沢山居るからね!去年からいじめレベルの対象にしてるけど・・・」

薺「ただ、判断難しくありません?表情とかでは分かりにくいのでは?」

零「そこなのよね!手はともかく足がね・・・」

秀喜「後、八期お前背中合わせに走るの反則だぞ!」

八期「そうなの?」

秀喜「そんなことするから狙われるんだよ!」

金「あの、なぜ高等部の生徒や初等部のメンバーまで居るの?」

愛海「この後、立ち位置の確認もするからね!」

希「私達も手伝うよ!」

子「結局、だけど部活紹介の曲は皆各々の部活動と一緒に行動するタイプにしたよね?」

八期「まあ、オープニングやった後に歩いていく部活を紹介するタイプね!運動部しか無理だけど・・・」

八姫「しかも、全部じゃないのよね」

零「まあ、足りないところは同好会に頼んでるから!」

八期「まあ、同好会はメンバー1人1人が部活動から応援されてるからね!」

葉月「その分、バスケ部は着れないんだよな服!」

金「紫ちゃんだけだねバスケ部と言う運動部から応援されてるの!」

香「はい!それは置いておいて、会長各々どんな形でやらすか指示して!」

体育倉庫
秀喜「結局、俺らが大道具の運びかよ!」

ヘンゼル「畜生、来なきゃ良かった!」

恵「文句言うな!この後立ち位置の確認があるって言うのに・・・」

ヘンゼル「これがラブコメとかだったら何かの都合で体育倉庫で女子と二人っきりとかなのにな!」

秀喜「そんな漫画みたいなベタな展開あるか!」

一方
キーン!

町子「はい!異常無しです!」

香「流石絶対音感の持ち主!」

芹「これは流石にうちではまっちゃんにしか出来ない仕事よね!」

零「ゆっくり運ぶのよ!」

八期「うん!」

薺「会長!ゆっくり過ぎます!もっと早く!」

八期「出来るか!重たい上に倒せないのに・・・」

香「何で机にしたの?あんたは椅子とかにしなさいよ!」

八期「他に誰も居なくて・・・」

香「薺さん、真ん中持って手伝ってあげて!」

薺「はい!」

数時間後
芹「ふー、一通り終わったわね!」

理珠「皆さん、お疲れ様です!」

ヘンゼル「おい、理珠!ロボなんだからお前もなんかやれよ!全然仕事してないだろ!」

薺「それは私も思った!桜咲さん、見てませんが今の今まで何をやってたんですか?」

理珠「八期の命令で、皆さんの体調管理をしていました!特に何もせず、生徒や先生達が苦しそうにしてたら、介抱したり水分補給の為の水などを渡す指示を受けまして・・・」

八期「理珠にな基本頼んでない!」

全員「はあ?」

芹「何で?」

八期「だから、ロボにやらす生徒会なんて笑い者だよ!だったら、僕も含めて疲れを知らない、怪我を知らない人間が多いなら、理珠にはそれを見張ってもらう仕事の方が適材適所だろ!」

香「そうね!」

芹「でも、少しくらい・・・」

理珠「芹さん!足を怪我してませんか?」

芹「えっ?何よ、突然!そんなわけ・・・」

香「だったら靴と靴下脱いでくれる?」

芹「ええっと・・・」

香「さもないと無理矢理脱がすわよ!さあそこの椅子に座って!」

芹「はい・・・」

右足が腫れてる

香「これいつからなの?」

芹「いつからだったかな?」

理珠「テーピングすれば、出来ないことはありませんが・・・」

香「八期、あんたはライブと足どっちを取る?」

八期「理珠?テーピングしても大丈夫だとしても、完治には?」

理珠「次のライブは絶望に成る可能性も!」

八期「じゃあ、芹ちゃんは安静第一!ライブは出ない方で!」

芹「ええっ!」

八期「ライブが原因で歩けない方が怖い!ここは休んでもらった方が良いよ」

薺「そうだよ!お姉ちゃん!」

芹「皆、ごめんね!」

葉月「いや、これは八期の好判断だろ!」

希「私達も先週は倒れて迷惑掛けたしね!」

愛海「むしろ、気付けなくてごめんねって感じ」

芹「いえ、私が隠し通そうと思って・・・」

香「たく、八期と変わらないじゃない!皆、熱中症や体調不良、小さな怪我でもあったら必ず言うのよ!」

全員「はーい!」

フォーメーション確認
八期「一応、午後の部のオープニングセレモニーで平江ちゃんのセンターやるからな・・・」

八姫「2曲目は歌詞に合わせて、部活紹介するから・・・」

愛海「各部活動のキャプテン連れてきたよ!これで確認しよう!」

希「1曲目の終盤の伴奏で、1人1人がスポーツを披露するの難しいよね」

平江「私なんて鳳ですよ!」

八期「当たり前だよ!センターなんだから!」

平江「しかも何で陸上?」

八期「そりゃ、スポーツの代表と言えば陸上競技だろ!」

結「何を根拠に?」

八期「ウォーキングもランニングも運動だろ!」

希「競歩もマラソンもあるもんね!」

愛海「でも、最後にゴールテープは・・・」

町子「伴奏を延ばせば良いだけよ!」

葉月「それで芹の場所はどうする?敢えて空けとく?」

八期「理珠大丈夫?」

理珠「私に掛かれば朝飯前です!」

平江「ううっ、初めてのセンター緊張する!」

結「そんな変わんないわよ!」

八期「ところがそうでもない!僕も痛い目を見た!」

秀喜「マジで!センターってそんな怖いのか?」

八期「立ってみたら分かるけど、後ろが見えないんだよ!」

秀喜「当たり前だ!」

八期「そういうことじゃなくて、後ろが見えないと言うことは逆に言うと間違いも誤魔化しも効かないんだよ!」

秀喜「普通の事言ってない?」

八期「後ろだったら、ちょっと振り付け忘れても前見ておけば思い出せるし、隣チラッと見れば真似できる!
でもセンターは両隣も前も居ない!ほぼ孤独だよ!見本だよ!間違えられないんだよ!」

平江「止めようかな?」

結「ここまで来て何言ってるのよ!」

葉月「何であんたは自信無くさせる言い方をするんだ!」

八期「僕の経験を言っただけですが?」

葉月「もっと、自信付けさせる事を言いなさい!」

芹「それにしても見渡す限りカメラ多いね!」

子「どこにお金を使ってるのやら?」

香「『こうでもしないと、余計なお金を使うことに成るのよ』って理事長が言ってた!」

芹「主にBクラスによって、スポーツマンシップも欠片もない騒動が・・・」

八期「審判が理不尽なんだよ!」

秀喜「そうだな!」

零「うちのクラスは審判に嫌われてるのよ!だから、こうでもしないと・・・」

香「だからさあ我慢してあげて!」

芹「何気にその騒動に先生も入ってますよね?」

香「エヘッ!」

芹「『エヘッ!』じゃないんです!」

その後今年の運動会は特に目立った騒動もなくBクラス優勝で終えた。
しかし、本当の事件はこの後にあるなど、この時のメンバー達は誰も知らない。

Re: ナンバーズ8 ( No.341 )
日時: 2023/07/21 21:18
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

339話・体育倉庫の騒動
運動会終わりの片付け
香「八期!」

八期「はい!」

香「最後にこれを体育倉庫に片付ければ終わりよ!先生はこれを職員室に直してくるから!終わったら職員室に来て声掛けて!」

八期「はい!分かりました!」

体育倉庫
八期「うわー、うちの体育倉庫無駄に広いな!L字型に成ってるよ!しかも、これを1番奥にしまわないといけないし・・・」

倉庫の1番奥
八期「ここかな?幅的に合ってるし、ここだよね!あっ、柔らかそうなマット!これを布団にしたら良く眠れたり・・・」

キャー!

八期「何?あれは同好会の1年生達4人だ!」

恵梨香「急に降ってきましたね!」

奈々「今日は物凄く良い天気だったのに!」

和「にわか雨ですね!ここで待っていればすぐ止みますよ!」

愛「でも、激しかったから服濡れちゃったね!」

恵梨香「って言ってもタオルは合っても着替えなんか無いし・・・」

和「今日使った衣装はどうでしょうか?」

恵梨香「これ着て町歩くの!?」

愛「でも、このままだと風邪引いちゃうよ!」

奈々「背に腹は代えられぬだね」

八期「ここで着替えるの?」小声

恵梨香「誰も居ないよね?」

和「居るのは私達だけですよ!」

奈々「もし居たら付き出せば良いし!」

愛「元々、ここに居たかもしれないからそこは聞こうよ!」

八期「愛ちゃん優しい!」小声

恵梨香「じゃあ、あい子調べてきて!」

愛「ヤダ!私男性不信!」

八期「初耳!」小声

愛「会長除く!」

八期「あっ、僕だけ除外か!嬉しい」小声

奈々「そうこうしてる間に和ちゃん着替え早いね!」

和「これくらいの早着替えは演劇部では日常茶飯事ですから!」

奈々「そっか、演劇部と兼部だったね!」

八期「取り敢えず、奥で待っておくか!」

数分後
恵梨香「着替えたし、そろそろ帰ろう!」

奈々「遅くならないうちに出ようか!」

ガラガラ

八期「よし、時間を置いて出よう!」

ガタン!ガチャン

八期「ん?ガチャン?」


恵梨香「鍵も閉めないとね!」

愛「誰か居たらどうするの?」

恵梨香「居るわけ無いよ!私達以外!」

愛「本当かな?」


八期「閉じ込められた!」

ドンドン!ガチャガチャ!ドンドン!ガチャガチャ!

八期「ダメだ、開かない!」

?「さっきからなにやってんだ?」

八期「えっ!?ぐ、グレーテル?」

グレーテル「どうした?」

八期「いつから居たの?」

グレーテル「ええっと、『あっ、柔らかそうなマット』って辺りから!」

八期「ほぼ最初じゃん!ってかどこに居たの?」

グレーテル「その奥ですが?そしたら同好会の後輩達が着替えるって話聞いて・・・」

八期「グレーテルは女子だから行っても問題無いよね?」

グレーテル「それがそうでもないんだよ!俺が女子更衣室入ったら、皆騒ぎ出してよ!何回男と間違えられたか?悪質すぎて周りが皆心の教室受けてんだよ!」

八期「それはそれで良いんじゃない?嫌な人が離れてくれたし?」

グレーテル「うちの担任個性ってものが分かってないんだよ!間違えられないように『口調変えろ』とか『女の子らしくしろ』とか、おかんか!」

八期「教師は第三の親って星田先生言ってるし・・・」

グレーテル「まあ、前の学校では俺がなぜか注意受けてたんだけどな!『男子の使え』とか!」

八期「災難だったね」

グレーテル「本当にここは最適と言うか、お前が居なかったらここまで変わってなかったり?」

八期「何か無いと変わらないから!」

グレーテル「それよりここに閉じ込められたか」

八期「そうみたい皆帰ってるだろうし・・・」

グレーテル「まさか、お前と二人っきりとはな!はあ、困ったぜ!」

八期「うん、そうだね!お母さん心配してるだろうな!」

グレーテル「なんだよ真面目かよ!もっと考えることあるだろう!」

八期「このまま帰れなかったら、ご飯も食べられない、今日の晩御飯なんだっけ?」

グレーテル「おい!色気より食い気か!もっと無いのか?」

八期「窓とかある?」

グレーテル「あのな!俺と二人っきりそんな嫌か?」

八期「嫌ではないね、1人より2人の方が良いし!ましてや同じグループで顔馴染みのグレーテルで良かったよ!」

グレーテル「そうだけどそうじゃない!(コイツどんだけ純粋なんだよ・・・、これが兄貴なら余裕で襲うと言うのによ!)」

八期「そう言えば今誰も居ないよね?」

グレーテル「おお、そうだな(そうだよ!その台詞だよ!)」

八期「誰も居ないなら、そこのマットで寝てみない」

グレーテル「おお、でも俺は恥ずかしいかな・・・」

八期「何で?ただ寝転がるだけだよ!」

グレーテル「あのな!(何か違う!)」

八期「取り敢えず乗ってみようかな?それっ!気持ちいいなあ!ただ掛け布団がないな!」

グレーテル「俺が抱いてやろうか?」

八期「良いよ!大きいから畳んでサンドイッチにすれば良いよ」

グレーテル「俺の温もりは嫌だって言うのか?」

八期「よいショット!さあグレーテルも被って!」

?「ああ!取らないでよ!」

八期「誰?今の声?」

グレーテル「まさか、俺らの他にも誰か居るのか?」

零「八君にグレーテル!」

八期「零ちゃん何やってるの?」

零「あっ!私片付けの途中、マットで寝たら気持ち良いだろうなって横に成ってたらいつの間にか寝ちゃってた!」

グレーテル「何やってんだよ!(良いとこだったのに!)閉じ込められたらどうするんだよ?」

八期「今、がっちり閉じ込められてますが?」

零「出られないの?」

2人「うん!」

零「外部への連絡は?」

八期「運良く通ってくれたら良いんだけど・・・」

零「いやいや電話!携帯電話で連絡を・・・」

八期「僕、持ってない!」

グレーテル「おれも置いてきた!」

零「なんでこんな時に持ってないのよ!」

八期「そんなこと言われても・・・」

グレーテル「お前の携帯は?」

零「そうだ!ええっと、あった!ああっ!」

八期「どうしたの?」

零「電池切れてた!」

グレーテル「なんでこんな肝心な時にこうなるんだ!」

八期「何でだろうね?」

零「これは神からのお告げ?」

グレーテル「意味分からんこと言うな!」

八期「このまま一生見付からなかったらどうなるんだろ?僕達・・・」

グレーテル「流石に先生か姉御辺りが気付くよ!姉御はシスコンだから零が居ないと分かれば血相変えて・・・」

八期「それでも見付かるのが遅かったりしたら?」

零「したら?」

モワモワモワ

八期の妄想
ガチャン、ガラガラ・・・

鶴「ギャアアア!」

零「お姉ちゃん・・・」

グレーテル「姉御!」

八期「先生!」

零の妄想
鶴「えっ!?何やってるの?」

零「お姉ちゃん遅いよ!あんまりにも遅いから、家族作ってた!」

娘「キャー!」

零「ほ~ら、あれがあなたの伯母さんだよ!」

娘「バーバー!」

鶴「お婆ちゃんじゃないわよ!」

妄想終わり
八期「こんなことに・・・」

零「こんなことに成ってたら良いのに!」

グレーテル「どっちもない!干からびて骨に成るだけよ!」

八期「えっ!?」

零「マジで?」

グレーテル「八期はともかく、零!あんたのは単なる妄想だから!」←腕を振る

ビリビリ

3人「あっ!」

グレーテル「八期こっち見るなよ!」←自分で縫う(つまり下着姿)

八期「上なのに何で?」←後ろ向いてる

零「上でも見られたら恥ずかしい人は居るの!」←八期と背中合わせに座る

グレーテル「逆だろ!上で見られて恥ずかしい奴の方が多いよ!」

零「見た目に反して女の子らしいのね!裁縫も出来るし!」

グレーテル「フッ、勝手に大きくなっただけだよ!まあ、どっかの誰かと違って、うちのママは胸大きかったからな!」

零「気にしないし、八君は大きい胸嫌いだし!」

グレーテル「何でだよ?」

八期「だってさあ、そうやって見せびらかして自慢する姿が気持ち悪いもん!」

グレーテル「女子の唯一の魅力を完全否定?」

零「自慢するタイプが嫌いなのよ!その証拠に希ちゃんには懐いてるでしょ!」

八期「希お姉ちゃんは一緒に育ってきたから違和感なし!」

グレーテル「あっ、そう!それで零どうした?漏れそうなのか?」

八期「トイレ行きたいの?」

零「言わないでよ!余計意識しちゃうじゃん!」

八期「零ちゃんの為にも早く開けないと!誰か!」

グレーテル「そこの端っこでするか?誰も見てないし!」

零「台詞逆!普通男子が見てないところでやるように促して、女子が止めるかドアをこじ開けようとするんでしょ!」

八期「窓からは出れないの?」

零「無理よ!あの窓の鍵が・・・、壊れていて・・・」

グレーテル「我慢できないならそこの端で・・・」

零「何であんたが促すのよ!ここは庇ってよ!」

八期「窓ガラスでも割る?」

零「強化ガラスだから無理よ!割ろうと思っても割れる程の固いもの無いわよ!」

グレーテル「だからもうそこの端で・・・」

零「だから言う台詞が逆なのよ!」

ガチャン!

八期「あっ、鍵が開く音!」

2人「えっ!?」

ガラガラ

香「八期?」

零「先生!」

香「零!何であんたがここに?」

グレーテル「色々合って閉じ込められてました」

香「話は白木さんから聞いたわ!『もしかしたら体育倉庫かも!』って!」

零「良かった、出れた!」

香「ねえ、何か冷たいのと変な匂いが?」

ポタポタポタポタ・・・

グレーテル「零、やっちまったな!」

零「ああっ!そんな、うわーん!ああーん!」

その後零は星田先生に抱っこされながら泣いた。
ちなみに八期はと言うと、自らもトイレに行きたかったので、ドアが開いた瞬間すぐトイレに駆け込んだので、その場に居なかった。

Re: ナンバーズ8 ( No.342 )
日時: 2023/07/22 05:19
名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)

340話・借り物競争での騒動
話は少し遡る

茨「皆さん、今日は借り物競争を使って芹姫の願いをかなえようではありませんか!」

茨の会のメンバー「おおっ!」

乃愛「茨先輩!これだと、家族も入ってしまうと思います!」

茨「では、注釈を入れましょう!これであの芹姫も彼を選ぶしかありません!」

借り物競争当日
芹「ねえ?何で私達生徒会中心に組まれてるの?」

零「私も良く分からない」

金「成ったのなら仕方無いよ!」

歩「でも、理珠は反則じゃない?」

理珠「何を借りるのかはランダムですから、私が唯一楽しめるレースです!」

恵「私もここには入れて嬉しい!」

渚「どちらかと言うとアイドル研究部のメンバーで組まれたような?」

八姫「なんでこうなったのよ!?」

スターター「位置について!」

芹「おっと!」

零「緊張する・・・」

スターター「ヨーイ・・・」

渚(変な物来ないで!)

恵(くじ運当たりますように!)

パン!

芹(足の早さは負けないわよ!)

ペラッ

芹「はあ?」

零「せっちゃん、動揺してる!相当難しいのかな?ん?!」

恵「これは・・・」

金「これを借りてこいと?仕方無いわね!八期!」

歩「八期どこに居るの?」

八姫「行くしかないよね!八期?誰か八期知らない?」

明「八期なら、高等部の先輩達に・・・」

八姫「はあ?どこ?」

明「あそこだけど!」

青奈「だから、八期は私の物よ!」

愛海「先に声かけたの私よ!」

町子「いえいえ、私ですよ!」

グレーテル「八期今のうちだ!」

八姫「ちょっと!なんで青奈にあゆちゃん!町子にグレーテルまで居るのよ!」

町子「高等部も同じ時間帯に運動会やってて・・・」

芹「なんでよ!」

一方
茨「あれ?なぜあんなことに?」

葉月「もしかしたら、『好きな異性』の紙を作った紙だけの箱だけ使われたとか?」

茨「なぜ?そんなことに!」

葉月「いや、『1レースに1つ入れよう』って言ったのはあんただろう!」

愛海「八期君来て!君が必要なの!」

青奈「あんたは私の好きな人なんだから私に付いてくるべきよ!」

町子「それは理不尽です!八期君は青奈さんの所有物じゃないんですよ!」

零「いや、そもそも高等部は高等部から借りてきなよ!」

町子「高等部に好きな人が居ないからここに来たの!」

八姫「だったら家族とかでも良いじゃん!」

町子「その家族が居ないんだけど?」←孤児

全員「あっ!」

町子「だからお願い!こんなの頼めるの八期君しか居ないの!」

愛海「まっちゃんは本当に切羽詰まってるね」

八期「希お姉ちゃんは?」

希「呼んだ?」

八期「呼んでない!」

希「さあ、八君!お姉さんと一緒に行こうか!」

青奈「何しれっと、泥棒してくるのよ!」

希「泥棒なんて失礼ね!大学部も借り物競争やっててお題が八君しか居ないから!」

愛海「どんなお題よ?」

希「『絶対命令を持つ者』だったかな?」

青奈「だったら、その紙見せてください!」

希「ええっと、それは・・・」

青奈「見せれないなら嘘付いてますよね?」

希「エヘヘヘヘ・・・」

グレーテル「絶対嘘だ!」

町子「分かりやすい・・・」

男子達(畜生!羨ましい!だけど文句言うと矯正学校だしな・・・)

芹「ちょっと!今は中等部の借り物競争なんですよ!邪魔しないでください!」

町子「私に『家に帰るな!』って言うの?」

芹「言ってませんよ!そんなこと!」

町子「言ってるじゃん!私の借り物競争のお題、八期君しか当てはまらないんだよ!しかも持ってくるまでこの競争終わらないし、帰れないじゃん!」

芹「零!本当なの?」

零「うん、終わらないよ!」

芹「なんでよ!意味分からない!」

零「ゴールまでしないと、参加したことに成らないから!それに理珠の事も考えると・・・」

理珠「八期、私と行きましょう!」

八期「理珠?どうしたの?」

理珠「私のお題は『好きな人』あなた以外あり得ません!」

八期「なんで僕?博士さんとかは?」

理珠「あなたはロボである私にこき使うことがありません!」

八期「結構使ってると思うけど・・・」

理珠「あなたの命令はいずれもロボにしか出来ないことばかり!人が出来ることは自分達だけで終えるように、何より私を人間と同じ扱いしてくれるのが何よりも嬉しいのです!」

八期「どこが?」

理珠「言ってくれたじゃないですか!使い回しすぎると私の寿命が縮まると!」

八期「そんな感じの事言ったね」

理珠「ロボの私としてはとても嬉しい言葉です!ですから、私はあなたの事が好きです!出来るのであれば結婚と言うゴールにでも・・・」

八期「その台詞誰に教えてもらった?」

理珠「青奈さんの口癖です」

青奈「あたしそんな口ずさんでた?」

八期「あの、僕ロボットと結婚する気無いけど・・・」

理珠「構いません!私はあなたの傍で生涯を見守れれば良いのです!そして、あなたがこの世を去るときは、焼却炉であなたと一緒に燃やしてください」

八期「僕が燃やすんじゃないよ!」

零「重いな・・・」

理珠「それでは行きましょう!」 

町子「待ちなさい!」

青奈「行かせないわよ!」

希「ちょっと!皆引っ張らないの!これじゃ服が破けて八君がスッポンポンに成るじゃない!」

青奈「だったら、あんたが離しなさいよ!」

希「何よ!先輩に向かってその口の聞き方は!」

町子「8は先輩禁止って言ったのは希ちゃんじゃん!」

零「落ち着いて考えれば、まっちゃんの『好きな人』は同性でも良いから希お姉ちゃんでも良いんじゃない?」

町子「注釈で異性って書いてるの!」

芹(どうすれば良いの?これで私がアイツのところ行ったら、私がアイツ(八期)のことが好きってバレるじゃない!それも嫌!でも異性って書いてあるからアイツしか該当しない!)

零(好きな男の子って言ったら八君なんだけど、お姉ちゃん居るからな、暴走しかねない!かといって有は家族だから選べないし・・・)

八姫「八期!私とあんたは許嫁みたいなものだろ!だったら私と行くべきだ!」

青奈「何よ初耳よ!」

希「許嫁って言ったって、親が勝手に決めたことでしょ!幼馴染みを舐めないで!」

金「そうよ!そうよ!親が勝手に決めた愛に縛られてもなんの意味もないんだから!」

八姫「黙ってないで、あんたもなんか主張しなさいよ!優柔不断ね!」

理珠「多分、混乱してるんです!」

希「そりゃ、こんなに大勢の女の子に言い寄られたら誰だって混乱するわよ!ましてや年齢だってバラバラだし!」

町子「おまけに知ってる人ばかりだし・・・、ロボットまで紛れ込んだら・・・」

渚「あの、うちらもおること忘れんとって!」

恵「私達、メチャクチャ蚊帳の外じゃん!」

希「2人もなの?」

青奈「渚はともかく、恵は男でしょ!」

恵「元な!今は女に変えたんだからOKだろ!しかもそれ差別的発言じゃねーか?」

歩「うちも!居ること忘れんとって!」

青奈「あんたは完全な男じゃん!」

歩「でも、うちのところには異性と言う縛りは無いねん!だからOK!」

青奈「だったら、誰でも良いじゃん!家族とか!」

歩「注釈で家族以外って書いてるねん!」

八姫「ああ、もうどうすれば良いの?」

町子「仕方無いから、皆でゴールする?」

全員「えっ?」

町子「全員同じお題なら、全員で八期君囲んでゴールする!最初は中等部、その後高等部、最後大学部ってね!」

八期「良いのかな?」

愛海「仕方無いからそれで行こう!お母さんがさっきから『早く決めなさい』って視線で怖いの!」

零「星田先生も笛吹く準備してるし、平和的解決ならそれで行こう!」

八姫「仕方無いわね・・・」

青奈「でも、待ちなさい!」

希「何?まだ文句ある?」

青奈「大学部は希1人だけよ!そうなると1人だけ二人っきりでずるい!」

希「仕方無いじゃない、大学部は私しか借りる物無いんだから!」

子「ええっと、私も無いんだけど・・・」

愛海「ちーちゃんも?」

子「皆、争っててなかなか踏み込めなかった!」

グレーテル「って行ってる間に中等部の奴らだけでゴールしてるよ!誰が先頭かは分からんが・・・」

青奈「ハイハイ、次は私達に寄越しなさいよ!」

高等部
八期「なんか場違いだな・・・」

町子「大丈夫!」

愛海「あくまで借り物だから!」

グレーテル「堂々としとけ!」

大学部
希「八君いいね!両手に花で!」

八期・赤面

子「希からかわないの!」

これを見た男子達は八期に激しく嫉妬したが、
嫉妬心で詰め寄ると脅迫や傷害に成り、
矯正学校に飛ばされるため、誰もてを出せなかった。


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