二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.155 )
日時: 2021/10/28 21:56
名前: いくちゃん (ID: KzKevu2R)

154話・祭りの騒動・・・④
希「ねえ、次どこ行く?」

一「一通り回ったし、それぞれ好きな場所行ったし・・・」

町子「あの~・・・」

希「まっちゃんどうした?」

町子「私達以外誰も居ないんですが・・・」

希「あれ?」

一「みんな迷子?」

その頃
二「あれ?お姉ちゃんは?」

滋「見当たりませんね」

早「そのうち会えるよ!なんなら私達だけで楽しもう!」

一方
八期「あれ?みんなどこだ?それにここどこだろう?あっ!あそこに面白そうなものが!」

ドン!

八期「おっと、すみません・・・、あっ!大丈夫?」

女児「?」

八期「迷子?お母さんかお父さんとかお家の人は?」

女児「・・・」

八期「お家の人は近くにいる?」

女児・フルフル

八期「じゃあ、探そうか!」

しばらくして
平江「あっ!先輩!」

結「こんばんは!」

八期「えっと君達は平江ちゃんと結ちゃんだったね」

平江「はい、その子は先輩の妹さんか、ご親戚ですか?」

八期「この子はどうやら迷子なんだ!まあ、僕も家族や皆とはぐれたけど・・・」

結「カッコ悪!」

平江「結!失礼でしょ!先輩キニシナクテいいですよ」

八期「ハハハ、兄弟のなかではよく迷子になる確率ナンバー1って言われてるし、自覚あるし、何も言い返せないよ」

平江「先輩って方向音痴なんですか?」

八期「迷子にはなるけど、方向音痴ではないよ!その気になれば家には帰れるから!はぐれる確率が高いだけ・・・」

平江「ねえ、あなたのお名前は?」

女児「めぐ」

平江「めぐちゃんって言うんだ」

結「普通、そういう迷子は迷子センターとか、預かり場所とかに連れて行くものじゃありません?」

八期「祭りにそういうのあるの!スーパーとか大きなお店にしかないかと思ってた!」

結「それくらいは普通かと・・・」

八期「で、迷子センターみたいな場所は?」

めぐ「うー!うー!」

平江「どうしたの?」

八期「綿飴?」

結「綿飴が食べたいとか?」

八期「ええっ・・・」

平江「ダメだ、私のお小遣いじゃ足りない・・・」

結「私も・・・」

八期「仕方ない・・・、すみません綿飴1つ、いや、2人共いる?」

平江「良いんですか?」

結「食べたい」

八期「4つお願いします」

店主「はい、毎度あり!」

平江「先輩、優しいですね!」

結「ありがとうございます!」

八期「まあ、これくらい出来ないと、格好いい男じゃないって皆言うし・・・」

平江(素直!)

結(そういうこと言わない方がもっと格好いいのに・・・)

結「あっ、確かこの近くに迷子を預かる場所が合ったはずですよ!」

八期「本当に?でもどこなのか分からない」

結「私が案内します!」

めぐの母親「めぐ!」

めぐ「ママ!」

八期「あれがめぐちゃんのお母さん?」

めぐ「うん」

めぐの母親「ちょっとあなた!」

八期「はい?」

めぐの母親「うちの子をつれ回して・・・」

八期「はい?」

めぐの母親「うちの子を物で釣って誘拐するなんて・・・」

めぐ「ママ、ママ・・・」

めぐの母親「めぐ行くわよ!」

スッ!

めぐの母親「離しなさいよ!」

八期「離すか!あんた人に向かって失礼なんだよ!」

めぐの母親「はあ?何ですって?」

八期「こっちはあんたの子供が迷子になってたから今の今まであんたを探してたのに、ありがとう1つも無いのか?」

めぐの母親「あなたが私の娘をつれ回したんでしょ!」

平江「待って下さい!先輩は迷子のこの子の親を探してただけです!だよね結ちゃん?」

結「ええっ、私達ずっと一緒に行動してたもん!」

めぐの母親「あなた達がありがとう、娘のことを守ってくれて・・・」

八期「おい!さっきと態度違うぞ!」

めぐの母親「誘拐犯は黙ってなさい!」

八期「誰が誘拐犯だ?!」

パッ!パチン!

八期「えっ?」

平江「あなたは!」

結「八姫先輩?」

八姫「八期、あんたがこれ以上騒ぎ起こすと厄介なのよ!だから私がその立場になるわ」

八期「えっ?」

めぐの母親「何するの!」

八姫「それはこっちの台詞よ、バカ親!」

めぐの母親「だ、誰が・・・」

八姫「あんた恩を仇で返す気?ここに私が撮った八期の一部始終の動画があるわ!八期はただ親切にあんたにあんたの子供を帰してあげようとあんたを探してたのよ!綿飴はあんたの子供が欲しいって言ったから、少ないお小遣いで買ってあげたのよ!それを誘拐?失礼にも程があるわ!」

楓花「どうしました?」

めぐの母親「お宅の子供が私の娘を誘拐・・・」

楓花「あり得ません!見間違いではないでしょうか?」

めぐの母親「はあ?」

めぐ「ママ」

めぐの母親「なーに?怖かったね」

めぐ「ママ嫌い!ひどい!」

めぐの母親「ええっ?」

めぐ「綿飴おいしかった!お兄ちゃんがくれた!ありがとう」

八期「どういたしまして」

めぐ「ママ、見付けて、ありがとう」

めぐの母親「めぐ・・・」

八期「良かったね」

平江「もう、はぐれちゃダメだよ!」

めぐの母親「失礼なこと言ってすみませんでした!娘をありがとうございました」

めぐ「バイバイ」

八期「バイバイ」

平江「バイバイ(ん?なんか引っ掛かるなぁ)」

八期「八姫ちゃんありがとう」

八姫「いいわよ、それより、今日は色々ごめん!強く当たりすぎた」

八期「分かった、いいよ!」

Re: ナンバーズ8 ( No.156 )
日時: 2021/11/02 21:49
名前: いくちゃん (ID: KzKevu2R)

155話・祭り騒動の裏側・・・①
全員が離れ離れになった直後まで遡る

子「あっ!八姫ちゃん!
  こんなところで何をやってるの?」

八姫「黄昏てるんです!ひどい祭りだなぁって・・・」

子「そんな拗ねないの!」

八姫「だって恥ずかしい目に合っただけでなく、浴衣も台無しに!出店でも散々な結果に・・・」

子「少なくとも出店のゲームは八姫ちゃんの自業自得だよね?」

八姫「今までのことでムシャクシャしてました・・・、でもあいつは相手の事なんて考えてないんです!たとえ私の下着を触ろうと、私が水浸しだろうとどうでもいいんです!」

子「前者は明らかね、でも後者は違うと思う」

八姫「なぜですか?」

子「八君言ってたじゃない!自分自身妻付いて迷惑掛けたら謝ってたって!本当に何も感じ無い人はそんなこと言わないと思うな」

八姫「意味が分かりません」

子「もし、八君のような台詞を言わない人だったら、こんな人混み転けて当たり前だから謝らないってことになる。
つまり、何が合っても自分の過失は認めないってことになるの!八君は人に押されなかったら自分が悪かったって言ってるの!」

八姫「・・・」

子「それに下着の件も八君は八姫ちゃんが困るだろうと思っての行動なの!そんな人にお礼も言わずにビンタは無いな・・・」

八姫「でも・・・」

子「あの、行動が下心だけで動いてるわけ無いって、八姫ちゃんは分からない?プールの時の事件で八君を庇って助けたのは誰?」

八姫「わ、私です・・・」

子「なんで庇ったの?」

八姫「それは八期がそんな汚いことするわけ無いって知ってたし、見てたからです」

子「よね?あの子は理由が無い限り手は出さない、何か合ったときは相手に理由がある!相手を怒らせる行動のほとんどは良かれと思っての行動、そう松本先生から言われてるよね?」

八姫「はい・・・、でも・・・」

子「考え方を変えたらどうかな?」

八姫「考え方を変える?」

子「あなたの中で男子は女子の体型を毎日のように妄想する変態ばかりって固定概念が付いてるから、あんな行動になるの!」

八姫「少し言い過ぎですよ!」

子「でも、多少は心当たりあるでしょ!」

八姫「はい・・・、まあ・・・」

子「例えば、八期君は下心で人の下着を触らない、って感じにね!そうでしょう!」

八姫「はい」

子「そうやって、八姫ちゃんの方から八君の気持ちや行動を理解していかないと!また今日みたいになるわ!今からでも間に合うから、八期君に謝らないと!」

八姫「はい」

物陰
八姫「ロリコン?」

子「小学生達とちっちゃい子連れてるね、きっとあの小さい女の子迷子ね」

八姫「まったく、誘拐犯に間違えられたらどうするのよ?」

子「それを止めるのが私達の役目じゃない?これ以上彼が傷付かないためにも」

メグの母登場

八姫「もう、見てらんないわ!あの親最低よ!」

解決後
八姫「子さんありがとうございました」

子「仲直り出来て良かったわね」

八姫「はい」

子「私の中ではみんな仲良くがモットーだから!それに同じチームのメンバーだしね!
また、何か合ったらいつでも言って!この子お姉さんが何でも答えてあげるわ」

八姫「ありがとうございました」

子(フフフ、良かった!勝負だろうと仲良くね!)

Re: ナンバーズ8 ( No.157 )
日時: 2021/11/03 22:14
名前: いくちゃん (ID: KzKevu2R)

156話・祭り騒動の裏側・・・②
これも人混みで全員離れ離れになった直後から始まる

一「もう!みんなどこ行ったの?」

希「居ないね」

町子「あっ、あの人は!」

一「鶴ちゃんじゃない!どうしたのって・・・」

町子「物凄く赤い目!」

希「何が合ったの?財布でも引ったくられた?」

鶴「財布の方がどれだけマシか・・・」

二「あっ、お姉ちゃん!」

早「鶴ちゃん、何で泣いてるの?」

鶴「実は・・・」

全員「うんうん」

鶴「有と・・・」

全員「有(君)と・・・」

鶴「さっき喧嘩して、それで有がどこかに消えた!ああーん!ああーん!」

全員「ええー!」

一「あんな仲良いのに?」

二「喧嘩の原因は?」

鶴「恥ずかしい話なんだけど・・・」

回想
有「お姉ちゃん、あれ食べたい!買ってよ!」

鶴「ダメよ!さっきかき氷買ってあげたじゃない!」

有「お姉ちゃん、くじ引きしたい!」

鶴「ダメよ!簡単に当たらないようにしてるのがくじ引きなんだから・・・」

有「お姉ちゃん、カステラ食べたい!」

鶴「ダメよ!きっと松本先生が買ってると思うから・・・」

有「お姉ちゃん、このスマートボールっていうのやりたい!」

鶴「ダメよ!難しくてすぐ終わるし、それに300円は高いわ!200円のラッキーボールにしときなさい」

有「お姉ちゃんのケチ!」

鶴「ケチって何よ!」

有「前に来たときは何でもやらせてくれたのに・・・」

鶴「前は前!今は今!わがまま言わない!お兄ちゃんでしょ!」

有「お姉ちゃんのバカ!」

鶴「バカって何よ!」

有「バカはバカだよ!ふん!」

鶴「有!待ちなさい!」

有は人混みに消えた

鶴「えっ?有!どこに行ったの?」

回想終わり
鶴「ああーん!お母さんからの可愛いプレゼントが居なくなった!」

二「その台詞はやめて!周りの人が勘違いする!」

香「話は聞かせてもらったわよ!」

一「ええっと、どちらさん?」

楓花「ああ、一に二に皆!それに星田先生も!」

鶴以外「星田先生?」

楓花「八期の担任の先生よ!」

鶴以外「ええー!」

香「鶴、あなたの言ったことに間違いはないわ!」

一「そもそも間違いうんぬんじゃないし・・・」

希「うちでもしょっちゅうあるしね」

楓花「本当に5歳位の時は二もお菓子買って!買って!って、その度に一が二を諭してね・・・」

二「わがまま言ったことは覚えてるけど、姉ちゃんが諭したことは覚えてないわ!」

一「私は今でも覚えてる」

香「兎に角、子供のわがままなんて無視よ!世の中自分の思い通りにはいかないってことを教え込む為にもね!」

鶴「でも、どう言えば・・・」

香「素直にお金足りないとかでいいんじゃない?」

栞「そうよね!普通そういった方が分かりやすいし!」

二「すみません、あなたは?」

栞「私は星田先生の隣のクラス担任の岡田栞よ!星田先生とは友達で」

全員「へー!」

楓花「まあ、子育てにしても、教育にしても、共通するのは正しく躾ないと、子供はこっちの言うこと聞いてくれませんしね」

一方
零「あれは、有?」

有「・・・」

零「どうしたの?」

有「お姉ちゃんが何にも買ってくれない、何にも遊ばせてくれない!」

零「有、お姉ちゃんの気持ちって考えたことある?」

有「お姉ちゃんの気持ち?」

零「うん、鶴お姉ちゃんって私達の1番上でいつも私達のことを思ってくれて優しいよね?」

有「うん、でも今日は・・・」

零「有は何で、食べたい!とか遊びたい!って思うの?」

有「美味しそうとか、楽しそうだから」

零「まあ、そうだよね!去年まではお姉ちゃんも有を楽しませようとか、美味しい物を与えようとか思ったから、有と楽しい時間を過ごす為に居たんだと思う」

有「どういうこと?」

零「お姉ちゃんは、自分の好きなことを、やりたいことを我慢してまで、有のやりたいことに付き合ったってことだよ」

有「何で?」

零「それは有の事が好きだから」

有「じゃあ、今日は僕の事が嫌いになって・・・」

零「違う!有の事が羨ましかったんだよ」

有「えっ?」

零「本当は自分も食べたいもの、やりたいゲームがある、でも弟の前で自分はわがままなんて言えない!だってお姉ちゃんなんだから!」

有「あっ!」

零「今は自分が最年長のお姉ちゃんなんだから、お母さんに代わって、妹と弟達の面倒を見るお姉ちゃんだから!そんなお姉ちゃんが弟達の前でわがままなんて言える?言えないよ!」

有「零姉・・・」

零「あんたなんかより、お姉ちゃんの方がわがまま言いたい!でも出来ない!お姉ちゃんはその狭間で悩んでるの!だからあんたにきつく当たちゃったの」

有「ああーん!お姉ちゃんにバカって言っちゃった!もうお姉ちゃんに会えない!お姉ちゃんに嫌われた!」

零「バカって言ったこと、悪いって思ってるのね!零姉も一緒にお姉ちゃんに謝ってあげるから!そんなに泣かないの!お兄ちゃんでしょ!」

その後
零「あっ!お姉ちゃん?」

鶴「零!有は?」

零「有!」

有「お姉ちゃん、バカって言ってごめんなさい、お姉ちゃんの方がわがまま言いたいはずなのに、お姉ちゃんの気持ちを考えなくてごめんなさい」

鶴「もう!勝手にどっか行って!心配したんだから!良かった!」

香「有、世の中自分の思い通りに行くと思ったら大間違いよ!それにお姉ちゃんだって自分のやりたいことや食べたい物もある!お姉ちゃんはお金を持ってるけど、あんたは持ってない」

有「?」

香「あんたは言わばタダで祭りを楽しんでる!タダより高いものは無いんだからね!」

有「はい・・・」

Re: ナンバーズ8 ( No.158 )
日時: 2021/11/21 13:37
名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)

157話・ハチャメチャ運動会・・・①
今日から8日間の運動会
1日目
二「八期、頑張れよ!」

一「1位じゃなくても良いから楽しみなさい!」

三氏「そうそう、最後の運動会なんだから悔いのないように頑張れ!」

八期「分かった!」

四美「どうしたのお母さん?」

楓花「今年は流石にこの写真は撮れないのかな?って!」

五「あっ、私達の騎馬戦の写真!」

六生「皆、姫と大将やったよな!」

七美「しかも、全勝!私達が大将または姫で出れば、負け無しだもんね!」

三氏「終わったら、姉ちゃん達は法被、俺達は兜を被って写真撮ったんだよな!」

一「それが何で撮れないの?」

楓花「八期、立候補しなかったんですって!」

二「自信なかったんだな、あいつらしい・・・」

七美「まあ、勝つ姿想像できない」

全員「確かに!」

楓花「ただ、障害物走の最後の鳳は真っ先に立候補したんですって!」

二「まあ、あいつも障害物競走好きだしな!」

香「正直、大変でした」

回想
香「ハーイ、運動会の選抜競走、誰が何に出るか決めるわよ!」

全員「ハーイ!」

香「まずは皆やりたい種目の場所に自分の名前を書いて」

書き終わり
香「なるほど、じゃあ定員が多いところは・・・」

生徒A「足の早い人中心に決めた方が良いと思います!」

生徒B「優勝目指すにはその方が良いと思います!」

零「待って!大樹君、敦子ちゃん!障害物は足の早さだけじゃないよ!障害によっては、手際の良さとか器用な人が向いてるわ!一概に足の早さだけで決めちゃうと、障害に飲み込まれるよ!」

香「零の意見もそうだけど、先生はねみんなに運動会を楽しんでもらいたい!負けても今日は楽しかったって言える日にね!だから、平地のリレーはともかく、障害競走はじゃんけん!兎に角、何走者目を走るかも同時に決めましょう!鳳の人達は先生の場所に来て!また後だしだの何だので揉められるのは困るからね!まずはどこの走路を走りたいか言って!」

じゃんけん後
香「結果は第1が大樹、第2が敦士、第3が光太、第4が昌義、第5が宏、第6が孝明、第7が翔琉、アンカーの第8が八期!これで決定よ!」

全員「ええっ!」

翔琉「こんなのが行くなら俺がアンカーが良い!」

孝明「いや、俺が!」

宏「俺だって!」

昌義「俺も!」

光太「俺だって早いぞ!」

敦士「俺が行く!」

大樹「俺が代わりに!」

八期「僕に決まったんだから!」

7人「お前は黙ってろ!むしろ代われ!」

香「第1候補聞いたとき誰もアンカー挙げなかったじゃない!唯一八期だけ挙げてたんだから」

敦士「でも、これだと・・・」

香「言ったでしょ!勝ち負けじゃなくて楽しんでもらいたいって!そんなに心配ならあんたら7人で余裕を持たせれば良いじゃない!さあ、来週の放課後から練習よ!」

練習中
大樹「こののろま!もっと早く走れ!」

香「大樹!人の悪口を言わない!いじめ矯正学校に飛ばすわよ!」

大樹「俺は事実を言ってんだよ!これだと俺らがどれだけ頑張っても1位どころか、最下位で終わるよ」

零「そうかしら?」

大樹「どういうことだよ」

零「障害競走は誰か1人転けたらその時点でレースは終わり、つまり、早さだけでなく障害を越える正確さも大事なの!」

理珠「それに1人転ければ、いくら1番最後に入線しても、転けた人の分繰り上がりますよ!つまり、完走することに意味があります!」

敦士「俺らは絶対優勝したいんだよ!」

光太「それに新記録を出して表彰もされたい!」

香「その気持ちは分かる、でも八期だってそれは同じ気持ちよ!」

7人「えっ?」

香「誰だって、負けて終わりたくないじゃない!絶対勝って終わりたい!その為にあの子も練習してる」

零「八君、一緒に競走しよ!」

八期「うん!いいよ」

香「確かに零より足は遅い、でもあの顔は追い付きたい、追い越したい、負けたくない、って顔よ!だから、あんたらは自分の担当だけに集中しなさい!Bチームは障害競走で1度も転けたことも、反則になったことも無いんだから!あんたらが自分の担当疎かにして、八期まで回らなかったら、それこそ恥よ!一生恨まれるわよ!」

7人「はい!」

回想終わり
七美「本当に足遅いのに、何で選んじゃったのかな?」

二「好きだから、楽しそうだから、やって楽しいから」

楓花「そうなると楽しみね!どんな結果になっても、兎に角完走することを願うわ!」

一「そうね、そして二が作った新記録を塗り替えて欲しいね!」

二「それは面白そうだな!まあ、俺も最後の運動会の鳳、次は1人の戦いだけど、あいつが俺の年になった時に同じ場所走って欲しいな」

しかし、この運動会はただでは終わらなかった!そしてとある伝統も潰れることになる。

Re: ナンバーズ8 ( No.159 )
日時: 2021/11/23 22:09
名前: いくちゃん (ID: R1HrIXSx)

158話・ハチャメチャ運動会・・・②
順当に運動会は進んでいき・・・
4日目の昼食
二「お前、徒競走後ろから数えて8番目って、普通前から数えて8番目だろ!」

八期「大人も居るのに勝てっこ無いよ!」

三氏「文部科学省によると、男子は11歳と55歳、女子は11歳と45歳の運動能力がほぼ同じだって言われてるぞ!」

四美「それに出てたおじさん達は全員50代!つまり、あんたの運動不足よ!」

七美「それでよくバレーボールだのアイドル活動などやって来たわね」

八期「ぶー!最下位じゃないだけマシだよ!」

一「まあ、楽しむならね!」

五「そうそう!楽しまないと!」

六生「五姉過去にドシって徒競走で転けたことあるもんね!」

二「その後のお前の走りはヤバかったよな!」

三氏「もう、鬼の形相で1000mの直線を走りきって・・・」

五「お姉ちゃんとこに来たもんね!第一声が『五姉大丈夫?誰かに絡まれてない?』誘拐じゃないし!」

全員「アハハハハ!」

一「あっ、今日の午後の部は部活対抗リレーよ!あんたらの結果次第で貰える部費変わってくるから1円でも多く稼ぎなさいよ!」

八期「はーい!アンカーじゃないけど・・・」

楓花「あんたにアンカー任すか!」

八期「第1走者も嫌だけど・・・」

楓花「当たり前よ!」

部活対抗リレー
ルール
各部活その部活にちなんだものでバトンを回す。(走る格好はユニフォームなど)
たとえボールでも、投げて渡すのは禁止!
渡し方も右手渡しの左手受け取り
各部活10人でバトン繋ぎ
コースを1人1周する。
※畳を運ぶ柔道部のみハンデとして、柔道部がスタートして1分経ってから他がスタート!
陸上部は逆に、他の部活がスタートして1分後にスタート!
顧問の教師が入るのは可!
一周毎に順位によって加算していく
最後のアンカーは倍率
1レースにつき10の部活ずつ行う
1位(通過)・10倍(1000円)
2位(通過)・9倍(900円)
3位(通過)・8倍(800円)
4位(通過)・7倍(700円)
5位(通過)・6倍(600円)
6位(通過)・5倍(500円)
7位(通過)・4倍(400円)
8位(通過)・3倍(300円)
9位(通過)・2倍(200円)
10位(通過)・1倍(100円)

※人数が足りないとき帰宅部から穴埋め可!
 ただし、男女比が5対5であること

放送「まもなく部活対抗リレーを行います!選手の皆さんは集まって下さい!」

八期「行ってくる!」

零「お姉ちゃん見ててね!」

鶴「勿論よ!頑張れ零!」

有「零姉頑張れ!」

香「ファイトよ!零!」

鶴「星田先生?何でここに?」

香「私だって、スクールアイドル部の顧問よ!全力で応援しないと!」

スクールアイドル部の円陣
八姫「部費を1円でも多く貰う為に、何が何でも1位取るわよ!」

全員「オー!」

芹「理想は全周1位だけど、そんなの無理だから、せめて、最後で1位取るわよ!」

全員「オー!!」

零「みんな、最下位だけはダメだよ!せめて、300円!1人300円以上を目指して!」

全員「オー!」

八姫「せっちゃんの頼みで、男子3人、女子1人助っ人来たから!助っ人の足を引っ張らないように!」

全員「オー!」

八姫「零、アンカー頼んだわよ」

零「オー!」

八姫「1位目指して頑張るぞ!ファイトー・・・」

全員「オー!!!!」

しかしこのレースは1位どころか最下位うんぬんにもならないとはこの時誰も思ってなかった。


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