二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.295 )
- 日時: 2022/11/21 21:18
- 名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)
293話・全否定はしない8
野球部
部員A「あっ、また来た!」
部員B「しかも生徒会長も来てるぞ!」
部員C「怖ええよな!なんて言われるか?」
部長「あっ、会長どうされましたか?」
八期「ええっと、ここは何部で何をしている?」
部長「見れば分かるでしょう!野球部で野球選手になるために練習してるんですよ!」
八期「決まり文句みたいなものだ!各部に言ってる」
部長「それは失礼しました」←絶対命令が怖いので謝る
八期「前も聞いてたけど、この会長代理の薺と何を揉めてた?」
部長「はい、ポジショニングで揉めてました!」
八期「揉めた部員達つれてこれる?」
部長「おーい、山田、川本、海野来てくれ!」
3人「は~い!」
八期「お前らが、薺にポジショニングで揉めたメンバーだな?」
山田「ああ、俺はサードがいいのに、肩が強いから外野に行けって!」
川本「俺はキャッチャーが好きだけど、足を生かせて出塁率を上げるならセンターが向いてるって!」
海野「俺は投打のヒーローに成りたいんだよ!だけど、ピッチングより、長打力を生かせるようファーストを守った方が良いって言われた!」
八期「薺から意見は?」
薺「私が見ても彼らがレギュラーを勝ち取るにはそれが1番の近道だと思っています!」
八期「僕も薺と同意見だ!」
3人「えっ?」
山田「会長もこの代理の言う通りにしろと?」
八期「ただ、強要するつもりはない!」
川本「なんだ!」
八期「だからとただ見過ごすわけにもいかない!」
薺「どういう事ですか?」
八期「お前らの夢はなんだ?」
川本「そりゃ、勿論プロ野球選手に成って活躍して、いつかはメジャーに行って活躍することですよ!」
海野「俺らはその為に今野球をやってるんだから!」
八期「だよな、だったら薺の意見も一理あるとは思わないか?」
3人「はい?」
八期「海野はともかく、他の2人は別だ!野球選手を目指してるんだったら、ポジションなんてどこでも良いじゃねーか!」
部長「どこでもは無いだろ!」
八期「デタラメって意味じゃねーよ!1番適してる、守れる確率が高い場所が良いって事だよ!」
山田「でも・・・」
八期「プロで活躍する選手だって、最初から最後まで同じポジション守るなんて投手以外は半分くらい居ねーよ!本当にずっと同じポジションを守ってきた選手は確実なレギュラー選手だ!」
薺「どういう意味ですか?」
八期「野球は打って走って点を入れないと勝てないスポーツ!ならばどんな選手が選ばれるのかって言ったら、足が早く出塁率や盗塁が多い選手!
ボールを見極めて四球やファールボールで粘る選手!
チャンスに強く長打が打てる選手!
だが、それだけ集めても希望ポジションが全員バラバラに成るとは限らないし、ましてやキャッチャーは打率よりも守備力重視になる!そりゃ点を入れられたらおしまいのホームを守る司令塔かつ扇の要なんだから!」
薺「確かに」
八期「だからメインポジションの他にサブポジションを練習する選手や打率でアピールするためにコンバートまでして守備ポジションを増やす選手だって居るだろ!それは勿論、自分の活躍チャンスを広げるためだよ!」
山田・川本「・・・」
八期「勿論、やりたい守備一本で勝負する人も居る!だが、今のうちに出来るポジションを増やしておけば、いざというときに選ばれる確率は上がるぞ!それを決めるのはお前らだが、僕は残れるのなら試合に出る確率が高いのなら薺が選んだポジションを挑戦した方がお前らの為に成ると思ってる!本気で野球選手に成りたいならな!」
海野「俺は?」
八期「海野の場合は難しい!何せ、投打で本当に活躍出来る選手何て100年に1人の逸材!ほとんど場合が野手に転向してる例が高い!だが、投手でありながらヒットを量産する選手も少なからず居る!特にチーム内のエース級はたった一本のヒットでも野手顔負けって呼ばれるくらいだから!」
海野「じゃあ?」
八期「取り敢えず、自分の好きなようにしろよ!投げて打って活躍は野球選手としたら誰もが憧れてやりたいことだもの、片方の可能性がなくなってからその片方一本に絞るってのが僕の考えだ!別に投手だからと言って打てないとは限らないし、バッティング練習をしないとも限らないんだから!」
薺「じゃあ?彼は?」
八期「好きにさせろ!それがダメなら片方選ぶ!ただ僕らがやってはいけないのは強要だ!強要すると言うことはその人の人生の責任を背負うということだ!そんなもん背負ってられるか!」
零「それもそうよね!」
3人「会長ありがとうございます!」
八期「あっ、部長!これ出入金表!書いて提出!今月末まで!」
部長「分かりました!」
テニス部
部員A「だから、私は1人でやりたいの!」
薺「でも、私から見ても斎藤さんはダブルスの方が向いてると思うんです!」
部長「どうにかならない?」
八期「ハァ呆れたぜ」
斎藤「何がよ」
八期「シングルもダブルスも同じだろ!」
斎藤「全然違うわよ!」
八期「まだ、卓球とかバドミントンに転部させられた!って言われたら、強要した薺が悪いが、ダブルスだろうとシングルだろうとテニスはテニスだろ!」
斎藤「どういう意味よ!」
八期「そりゃ、人数違うかもしれないが、立つ舞台は同じだろ!シングル練習して補欠とダブルス練習してレギュラーどっちが良い?」
斎藤「たとえ補欠でも私はシングルで勝負する!」
八期「分かった、もう何も言わない!ただ、1つ言うなら、顧問の先生もお前はダブルス向きだって言ってたぞ!」
斎藤「えっ?」
八期「テニスのことは知らないが、少なくとも先生だってテニスくらいかじってる筈だし、薺だけでなく顧問の先生言うのだから、言うことは聞いておいた方がお前のためにもなるぞ!本当にテニスで世界に行きたいならの話だけどな!」
斎藤「ううっ・・・」
八期「まあ、勿論決めるのはお前だし、食らい付いて練習すればシングルでも活躍出来ないわけでもない事も確か!だが、世界に少しでも近付けるなら僕は薺や顧問の先生の言うようにダブルスをお勧めする!だが、決めるのはお前だ!兎に角ダブルスで活躍出来る可能性が高いと言うことを頭に入れておくんだな!いつかシングルで苦しんでる時にダブルスに変えようと思った時に!」
斎藤「分かったわよ!全員をアッと驚かせるくらいのシングルの女王に成ってやるわ!」
八期「じゃあ、これが出入金表!提出は今月末!」
部長「分かりました!」
廊下
零「どう?薺ちゃん!」
薺「確かに凄い、私絶対命令を勘違いしてました!」
零「八君が気を付けてることは、自分だけの意見を主張しないこと、つまり相手を強要しないこと!してしまうと、その人の人生まで責任を取ると言うことを分かってるから!まあ、取れないしね!」
薺「でも、ドッキリ企画部は・・・」
零「あれは、ドッキリを受けてから判断したの!そして、何より同じ被害者を出さないようにと言う気持ちが強かったの!それに、エスカレートすれば誰かが怪我したり最悪死に至る可能性だってあるから!
最悪な状況を避けるためにも潰したの!そういった犯罪者を出さないためにも!」
薺「私、何て事をしてしまったんでしょう!恥ずかしい!」
零「絶対命令は自分が世界を変えられると言う人は絶対使えない!本当に使えるのは不器用で信頼が無くても誰よりも皆の自由を守りたいと言う人しか絶対に使いこなすことは出来ない!それが八君の絶対命令が使える適正ね!」
薺「はい!リーダーに向いてなくても、権力者には向いてます!」
零「それ、褒めてるの?」
薺「完敗ですよ!」
八期「?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.296 )
- 日時: 2022/11/28 19:09
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
294話・世界一間抜けな部活
八期「ええっと、次はゲスリング部?」
零「レスリングの仲間か何か?」
八期「いや、嫌な予感しかない!」
薺「良くない噂が出ているのですが、R18関係の部を摘発したトラウマで怖くて入れません!しかもいくつか盗撮とか口では言えないヤバイの入ってました!」
八期「本当によくあったよな!前会長本当はめんどくさがりじゃねーの?」
薺「噂では私と同じく事務作業とか資料整理は得意でしたよ!それにIQ160って言われてました!」
零「東大生が120って言われてるから相当頭良いわね!」
八期「ちなみにどんな悪い噂だ?」
薺「ええっと、エッチな本とか集めて読んだり見せびらかしたり、話をして盛り上がったりと隣の部員達が言ってました」
八期「どっかの漫画で読んだな!絶対廃部だ!」
零「まあまあ、一応確認だけしよう!イメージだけで廃部はダメだよ!」
八期「ここだな」
トントントン!
部長「はい部長の山下です!こちらが、部員の中川、川崎、松山、桐野の4人です」
八期「ここは何部でどんな活動をしてるんだ?」
山下「ええっと、ゲスリング部と言いまして、女性の事について討論しておりまして・・・」
八期「ほー、どんな討論だ?」
中川「国会議員の議員達が7割くらい女性になったらなぁ、とか!」
零(ただ、女だらけになって欲しいだけでしょ!)
八期「確かにそれくらい欲しいな!」
薺「会長?」
山下「やっぱり会長も国会が女性ばかりが良いですか?」
八期「そりゃ、男女差別とかあるから、それに男の主張が強いからそれくらい居ないと女性陣勝てないだろ!」
薺(あれ?思ってたのと違う)
川崎「女性ばかり集まれば選り取り見取りすよね!」
中川「ああいう大人の女性って良いよな!」
松山「ただ、大半人妻なんだよな!」
桐野「中には未亡人とかシングルマザーも居るぞ!」
八期「何の話してるんだ?」
山下「いや、会長はどうして国会は女性の方が多い方が良いんですか?」
八期「そりゃ、男には男にしか分からない事情があるように、女性にしか分からない議案とか悩み、後困った犯罪など、そういった被害者とか悩み事をしてる新米マザーの主張を聞くためには、それくらい居ないと分かってもらえないだろ!まあ、痴漢の場合はそれを逆手に取った冤罪示談金詐欺とかもあるけどさ!」
薺(会長真面目!能力合ったらリーダー、マジで向いてるかも?)
山下「あの、そういった真面目な話ではなく・・・」
八期「ああん!?どういう事だ?」
中川「ほら、議員達のスタイルとか・・・」
川崎「胸の大きさとか?」
桐野「そんな人達と結婚出来たらとか?」
松山「捕まっても良いから飛び込みたいとか?」
八期「お前らが言いたいのはそれだけか?」
山下「いえ、会長も男ならもっとゲスい話を!」
八期「はい!本性だしたな!」
山下「えっ?」
零「どこに隠してると思ったら、この壁作り物じゃない!」
薺「これで誤魔化せると思ってたのかしら?」
八期「お前らの部活がこんなゲスい部活ってことは端から聞いてたんだよ!こんな部活は廃部だ!」
山下「そ、そんな!」
零「たく、こんな本どこから持ってきたのかしら?」
薺「取り敢えず、全部没収しましょうか?」
八期「いや、期限を付けよう!1週間以内に一式持って帰れなかった物だけ先生に処分してもらおう!中にはフィギュアもあるしな!」
零「際どい衣装物ばっかりだけどね!」
薺「でも、R指定の本があるのは学校としても問題点だと思います!」
八期「それもそうだな!R指定の本だけは没収かつ処分!ちょっと先生呼んでくる!」
零「分かった!それまで私達が整理しておくね!」
薺「私達がやるんですか?」
零「触るに触れないよ!」
山下「やめろ!」
中川「それに触るな!」
桐野「捨てるんじゃない!」
川崎「俺らの宝物!」
薺・零「えっ?」
ドン!ボコッ!←似せ壁に挟まった薺と零
薺「えっ?抜けない!助けて!」
零「ちょっと、何するのよ!」
山下「おい、見てみろよ!」
川崎「ケツが喋ってるぞ!」
薺「あんた達、私達に触るんじゃないわよ!」
零「触ったら訴えてやるんだから!」
山下「あなた方、自分達の今の姿を分かって言ってるんですか?」
ゲスリング部「ヒヒヒヒヒ!」
中川「これは見物だ!」
川崎「興奮してきた!」
松山「ムラムラしてきたぜ!」
山下「よし、こうしてみよう!」
零「何?」←後ろは見えない
ツン
零「きゃあ、止めて!触らないでよ!」
山下「別に触ってませんよ!指揮棒でつついただけです!それに直に触ることは僕らはしないことを誓ってますので!」
零「屁理屈よ!」
ツン
薺「きゃあ!冷たい!」
松山「ってかコイツ、嵌まった衝撃でパンツ丸見えじゃねーか!」
薺「止めて!見ないで!」
川崎「こっちも下から覗けば見えるんじゃないか?」
香「へー、何が見えるのかしら?」
川崎「そりゃ、勿論パ・ン・ツ!えっ?」←髪を掴まれる
香「フッ!」
ドン!
山下「せっ、先生!」
芹「よくも私の妹を辱しめた挙げ句恥ずかしい思いをさせたわね!」←偶然廊下を歩いて中を見た
香「うちの可愛い生徒をこんな辱しめを受けさせた挙げ句恥ずかしい行為をしようとした罰きっちり返してもらうわよ!」
その後ゲスリング部は廃部以上の仕打ちとして星田先生と芹にぼこぼこにされた。
その後
芹「フーン!フーン!」
薺「痛い!痛い!」
香「ダメね、抜けないわ!」
零「そうすると、私達一生このままですか?」
薺「嫌だよ!一生このまま過ごすなんて痛いし恥ずかしいし、お姉ちゃん!助けて!ああーん!」
芹「薺、泣かないで!あんた達!少しはうちの妹を助ける良い方法でも考えなさい!」
香「そうよ!うちの子をこんな姿にしたのはあんた達でしょ!一生このままだったら、あんた達に責任取ってもらうんだから!」
山下「そ、そんなこと言われましても・・・、全員顔も・・・、体も・・・、ボロボロ・・・」
八期「先生、まだですか?」
香「八期!抜けないのよ!何か良い方法無い?」
八期「そうですね、ちょっと待ってください!」
香「どこ行くの?」
数分後
八期「ドアの前にノコギリありますので勝手に取って下さい!」
芹「なるほど!」
香「待ちなさいよ!零達は救えても、学校の壁が!」
八期「それ、偽の壁です!周りから切ればより切れやすくなりますよ!」
芹「分かったわ!」
香「ありがとう!」
まずは周りを切り
零「抜けた!」
薺「でもまだ壁が・・・」
香「私に任せて!」
アチョー!←足で上をカット
零「抜けた!」
薺「お姉ちゃん!」
芹「良かった、良かった!」
薺「先生、ありがとうございます!」
零「先生、すみません」
香「お礼は八期に言いなさい!先生はこのバカのド変態達を監獄(矯正学校)にブチ込む手続きをしてくるから!」
零「八君、ありがとう!」
芹「八期ありがとうね!」
薺「会長、ご迷惑を、お掛けしました」
八期「2人が無事で良かったよ!」
こうしてゲスリング部は廃部となり、中の私物も、全て廃棄され、挙げ句の果てに矯正学校に強制転校となった。
- Re: ナンバーズ8 ( No.297 )
- 日時: 2022/11/22 22:04
- 名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)
295話・アニメ研究部への条件(前編)
次の日
八期「次はアニ研いわゆるアニメ研究部か!」
薺「噂によると、ただアニメ雑誌広げて座談会開いてるだけだそうです!」
零「もしかして?」
薺「はい、部費は全てフィギュアなどに使われてます!全く勿体無い!」
八期「その事実が本当ならな!兎に角行こう!」
トントントン
ガチャン
部長「はい?部長の佐伯ですけど・・・」
八期「生徒会長の松本八期!ここは何部でどんな活動をしている?」
佐伯「えっと、ここはアニ研、通称アニメ研究部で、勿論アニメを研究してる部活です!」
八期「入るぞ!」
佐伯「ええっ?」
八期「活動内容を確認するためだ!」
※部員達は小声で話してます
部員A「せっ、生徒会長!」
部員B「遂に来たのかよ!やべーぞ前原!」
部員C「コイツがあの絶対命令の権力者かよ!どうする黒木?」
黒木「俺に言うなよ!それにこの間『ドッキリ企画部』が廃部どころじゃなかったから、俺らも絶対潰されるぞ!」
部員D「俺のフィギュア見てるよ!巨乳のキャラだからな・・・」
部員E「じゃあ、それを餌にしてこっちに持っていけばいいんじゃないのか、真城?」
真城「いや、ダメなんだ岡島!噂によるとあの生徒会長巨乳大嫌いでよ!貧乳派らしいぞ!そもそも胸で興奮したこと無いとか!」
岡島「おい、白崎!お前が何とかしろ!」
白崎「出来るか!」
前原「どうやったら、存続出来るんだ?」
八期「このフィギュア集めてるのか?」
佐伯「はい、そういったキャラが好きなので・・・」
八期「ふーん、それでアニメについてどんな研究をしてるんだ?」
前原「可愛い子集めて、そのキャラの魅力を語ったり・・・」
八期「何か描いたりしないの?」
真城「推しのキャラの絵をそれぞれ描いて自慢したりしてますよ!ほら、本物そっくりじゃないですか?」
八期「ふーん、あっ!これは?」
黒木「名言表ですよ!格好いい名言を飾って教訓にしたりとか・・・」
八期「これは?」
岡島「寝そべり人形ですよ!会長知りませんか?」
八期「知ってる」
岡島「なら話は早いですね!可愛いでしょ!」
八期「お前ら、本当に何をやってるんだ?」
佐伯「だから、アニメの研究と・・・」
八期「薺、一通り見てどう思った?正直に遠慮無く言え!」
薺「はい、どう見ても溜まり場にしか見えません!」
八期「零ちゃんは?」
零「部室と言うよりオタクの部屋ね!パッと見グッズ集めにしか見えない!」
八期「お前ら、部活をなんだと思ってる!」
佐伯「これでも、アニメを研究して・・・」
八期「じゃあ、その研究材料とか、そういう発表とかする会場とか、その結果を今すぐ出さ!どこでそんなことやってる?」
佐伯「ええっと・・・」
八期「ほら、早く出せ!」
佐伯「ありません、そんな発表する場所ありません!」
八期「コンテストとかは?」
佐伯「えっ?」
八期「コンテスト!アニ研名乗ってるくらいならコンテストの1つや2つ行ってるだろ!その記録とか結果は?」
佐伯「ええっと・・・」
八期「正直に答えろ!」
佐伯「コンテストって何ですか?行ったことありません!」
八期「はい、廃部決定だ!」
部員達「ええっ!!!!!そんな!」
八期「当たり前だ!お前らはなんか勘違いしてる!」
部員達「えっ?」
岡島「何を勘違いしてるんだよ!」
八期「部活ってのはな、お前らみたいに自分の趣味に使って遊ぶ為にあるんじゃないんだよ!」
前原「はあ?俺らが遊んでるだと!」
八期「部活動ってのはな、将来の夢の為に頑張るための土台なんだ!」
黒木「だったら、これは俺らの夢の土台じゃねーか!」
八期「部費はお前らのお小遣いじゃないんだよ!」
真城「俺らの部費だろ!だったら何に使ったって俺らの自由だろ!」
八期「こんな使い方するなら全部返せ!今まで使った部費を全額返せ!」
薺「そうよ!返しなさいよ!」
零「学校のお金を湯水のように使って!」
黒木「お前ら生徒会が渡したんだろ!返すものか!」
八期「だったら、ここにあるフィギュアや人形は没収だ!これをフリマに売って、お前らの借金に当ててもらう!」
白崎「なんだって!」
岡島「待てよ!この中には俺らの本当のお小遣いで買った奴も含まれてて・・・」
八期「丁度良いじゃないか!借金がその分減るぞ!」
岡島「悪魔か!」
八期「誰が悪魔だ!悪魔はどっちだ!」
佐伯「会長待ってください!どうか、勘弁して貰えませんか?」
薺「こんな部費を自分の物として扱って遊ぶ部活は認められないわ!」
零「そうよ!こんな部活は廃部に成るのが当たり前よ!」
佐伯「どうにか成りませんか?」
八期「ならん!絶対廃部だ!」
佐伯「そんな!」
八期「そんなじゃねーんだよ!お前らみたいな部費を自分達のお小遣い扱いしてる奴らに渡す部費も部室も無いんだよ!」
佐伯「じゃあ、どうやったら、廃部を撤回してくれますか?」
八期「はあ?」
薺「命乞いをする気ですか?会長聞かなくて良いですよ!」
佐伯「この部を存続させる条件を教えてください!絶対に改善するので、廃部だけは!」
八期「じゃあ、聞くぞ!」
佐伯「はい!」
八期「ここ、何部だっけ?」
佐伯「アニメ研究部ですけど・・・、ってかさっき聞いてましたよね?」
八期「だよな!だったら、アニメを作ってみろよ!」
全員「ええっ!!!!!」
八期「アニメを研究してるんだろう!だったらアニメの1つや2つ作れるだろ!」
佐伯「ええっと・・・」
部員達(どうしよう?)
八期「兎に角、条件はこの1年間の間にアニメの大小関係無くコンテストとか大会などに、少なくとも6回出場しろ!」
部員達「ええっ!!!!!」
岡島「1年間の間に?」
真城「コンテストに出場?」
白崎「しかも6回?」
八期「1年間って言っても、曖昧だから来年の3月末まを期限とする!そして、その6回の結果を見た上で存続を判断させて貰おう!」
佐伯「そ、そんな!」
八期「何言ってんだ?むしろありがたいと思え!漫画とかでは、チャンス1回の優勝しか許さないだぞ!そんなのと比べたらまだマシだろ!」
佐伯「そうですが・・・」
八期「勿論、6回と言うのは2ヶ月に1回頻度なら作りやすいんじゃないか?っていう僕の目分量!12回よりは遥かにマシだろ!ましてや、1回だとまぐれも合ったりするから正確に量れる訳無いだろ!結局は人の価値観や主観で決まるんだから!」
佐伯「ええっと・・・」
八期「なんだ?何か言いたいことあるのか?あるならいくらでも言え!早く言わないと次の部室に行くぞ!」
佐伯「俺達、絵が描けません!」
薺「えっ?」
零「え-、嘘!!!!!」
八期「本当か?」
岡島「描いたこと無い」
白崎「描けた試しが無い!」
黒木「めっちゃ下手くそ!」
薺「でも、自分の推しのキャラは描けてませんでした?」
佐伯「あれは、薄紙を被せてその上から描いてるんだ!だったら、会長達の絵をここで描いても良いですよ!本当に下手ですから・・・」
描いて貰った
零「後ろから見てたけど、書き方が八君と同じペン捌きだったよ」
八期「まあ、僕も下手だからあまり強く言えんが、お前らよくもそんな状態でアニ研を名乗ってたな!聞いて呆れるぜ!」
佐伯「すみません、後、ストーリーの作り方とかも分からないし、それよりも根本的にアニメの作り方が分かりません!」
八期「尚更言うぞ、ここは何部だ!」
佐伯「アニ研・・・」
八期「それがなぜアニメの事を分かってない?とんだ間抜け集団だな!」
岡島「おい、そんな言い方・・・」
佐伯「岡島、皆!黙っててくれ!会長の言う通りだ!」
真城「部長・・・」
佐伯「俺達はどうすれば良い?」
八期「かといって、僕もアニメの作り方はおろか絵描くの苦手だしなあ・・・、ん?零ちゃん!」
零「何?」
八期「1回部活の一覧表見せて!」
零「良いわよ」
八期「ええっと・・・、あっ!合った!」
薺「何を見つけたんですか?」
八期「薺、零ちゃんと一緒にこの後の部活動の部長達に出入金表渡しといて!今日行く残りの部活は確実に存続が決まってる部活だけだから!」
薺「わ、分かりました」
八期「零ちゃん、薺が暴走しないように見張ってて!」
アニ研部(えっ?そっち!)
零「分かったわ!」
薺「もうしませんよ!信用ありませんね!」
八期「絶対命令悪用した奴を信じられるか!」
アニ研(えっ?こっちが?)
八期「おい、部長行くぞ!」
佐伯「えっ?俺っすか!?」
八期「当たり前だ!お前が行かず誰が行く!それに全員で行ったって邪魔にしかならん!」
部員達
佐伯「じゃあ、行ってくる!」
廊下
佐伯「ええっと、どこに行く気ですか?」
八期「餅は餅屋って言うだろ!だったらアニメと言えば、と言う部活に習えば良いんだ!ただ、頼むのはお前自身だ!」
佐伯「会長の絶対命令で・・・」
八期「絶対命令で1番やってはいけないのは人の自由を奪うことだ!僕が命令すると言うことは強要だ!そんなこと頼みに行く相手に大迷惑だ!僕が頼みに行くんじゃない!頼むのはお前達だ!僕はお前らの為に架け橋に成ってるだけだから!分かったな!」←振り向いて
佐伯「はっ、はい(あれ?絶対命令ってこんなんだっけ?)」
八期「さあ、着いた、着いた!」
佐伯「えっ?ここは?」
- Re: ナンバーズ8 ( No.298 )
- 日時: 2022/11/23 21:27
- 名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)
296話・漫研の勘違い
漫画研究部
トントントン
部員A「はい?」
八期「生徒会長の松本八期」
部員A「少しお待ちください」
ガチャン
部長「はい、部長の花海だけど?何の用?」
八期「ここは何部でどんな活動をしている?」
花海「ここは漫研、いわゆる漫画研究部ですが?」
八期「中を確認するぞ!」
花海「待ってください!」
八期「ほー!」
部員A「部長!何でもっと長い時間止められなかったんですか!」
花海「椎名さん、皆ごめん!」
八期「ほー!沢山の漫画があるな!しかも僕が知ってる物もある!」
椎名「勝手に取らないで下さい!これは私達が自分のお金で買ってます!」
花海「部員を紹介するわ!必要ですよね?」
八期「確かに」
花海「3年生の背景担当の桜小路さん!」
桜小路「どうも!」
花海「2年生でベタ担当の梅本さん」
梅本「梅本です」
花海「同じく2年生でトーン担当の桃井さん」
桃井「お初にお目にかかります」
花海「先程出たのが同じく2年生でキャラクター兼シナリオ担当の椎名さん!」
椎名・ペコリ
花海「後は、見習い1年生6人!左から坂井さん、坪田さん、小池さん、大岡さん、中井さん、魚成さんです」
1年生達「こんにちわ」
花海「そして、私が2年生で部長、原作担当の花海の合計10人行ってます!」
八期「見た感じは、テレビや漫画とかで見た、漫画家の仕事場って感じだね」
花海「会長も漫画読みますか?」
八期「読むね」
花海「そうですか?」
桜小路「ねえ、何で突然こっちに来たの?確か私達の部活はまだじゃ無かったっけ?」
八期「すみません、ちょっと頼みたいことがあったので、急遽こっちに・・・」
坂井「頼みたいことって何かな?」
坪田「膨れ上がった漫画を処分しろってことかな?」
小池「ええっ!ヤダよ!先輩達の漫画面白いのに!」
大岡「でも、この前生徒会長代理が来て・・・」
回想
薺「ここは何部で何をしてるのですか?」
花海「ここは漫画研究部で、漫画を描いています!」
薺「その漫画は?」
花海「これは自分達のお金で買った既存の漫画です!」
薺「成る程、ここで漫画を読んで寛いでいるんですね?」
椎名「違います、漫画を描いて出版してるんです!」
桃井「なんなら1冊読んでみますか?」
一通り読み
薺「正直何をしたいのかが全くもって分かりません!」
漫研「はあ?」
薺「こんな漫画だらけの部屋に居るくらいなら、学校の勉強に時間を使って欲しいところです!こんな場所は廃部です!」
花海「そんな!」
薺「明日までに荷物を纏めて出ていって下さい!さもないとこちらで処分しますよ!」
回想終わり
中井「その次の日に会長が謝って難を逃れたけど・・・」
魚成「漫研は多くの先生方からも反対受けてるんですよね?」
大岡「そうね、私なんか、親に反対されつつも黙って入ってるもの!」
小池「このままだと、ここ廃部になるのでは?」
坂井「ドッキリ企画部だって廃部になったし・・・、廃部以上だったけど・・・」
大岡「そう言えばドッジボール部なんて廃部危機だって誰か言ってた!会長補佐のサポートで難を逃れたけど・・・」
中井「じゃあ、ここも危ないかも!何とか漫画の良いところを会長に伝えていかないと!」
八期「へー、漫画ってこんな風に作られていくんだ!」
花海「そうよ!1ページ描くだけでこんなに掛かる上に、面白く描かないと誰も手にとってくれない!」
八期「この棚にある本は?」
魚成「あっ、それは先輩達が描いた本なんです!」
八期「えっ?これを君達が描いたの?」
花海「ええっ、理事長に頼んだら出版社紹介してくれて、そこに頼んでるです!」
八期「スゲーな!この年でもう出版とか・・・」
桃井「それが私達の夢ですから!」
椎名「あなたには分からないかもしれませんが!」
八期「どういう事?」
坂井「先輩、一度読んでみて下さい!」
八期「うん(えー!)」
一通り読み
中井「どうでしたか?」
八期「つまんない!」
花海「やはりあなたもそうですか・・・」
八期「いや、僕アクション系嫌いなんだよな!」
漫研「えっ?」
八期「僕、アクションよりラブコメが好きなんだよ!」
椎名「へー、男子だからてっきりアクションに興味持つかと?」
八期「マジで、冒険物とか、後男中心に出てくるのは見なかったわ!」
大岡「では、こちらのラブコメは?」
一通り読み
八期「これどんな感じなの?」
小池「恋の三角関係です!」
八期「僕、2人とかじゃなくて、最低5人は欲しいわ!出来れば9人!」
桜小路「それってハーレム系が良いって事?」
八期「そうだね、ハーレム形成ではなく、矢印がハーレムみたいな?」
小池「先輩達の漫画については?」
八期「一言で言うなら、僕が興味を注ぐ物は無い!」
後輩たち「そんな!」
八期「だが、売れてるなら皆が読んでるって事だろ?」
漫研「えっ?」
八期「1人の意見で売れるかどうかなんて分からないよ!ましてや僕だけの意見で!」
漫研(あれ?)
八期「どうしたの?」
花海「会長、あなたはここに何しに来たんですか?」
八期「えっ?ただの確認だけど!えっ?」
坂井「この漫画研究部に廃部を言い渡しに来たんじゃないんですか?」
八期「何言ってんだ?出版社から本が出されてる以上廃部にする意味あるか?そもそも、こんな漫画を描くセットがこんなに合って、どこが真面目に部活動してないだよ!むしろ、ここを廃部にする奴がバカだぜ!」
椎名「会長、あなた漫画についてどう思ってますか?」
八期「子供の時は面白いだったけど、今は違う!見方を変えれば面白いの意味が変わってくるな!奥が深い!」
花海「えっ?じゃあ本当に廃部を言いに来たのでは?」
八期「するかよ!そもそも漫画があるから授業で分からない事が逆に理解できるってこともあるし、無くては成らない存在だろ!」
漫研←救世主が来たみたいな顔をする
八期「どうしたの?」
椎名「こう言ってくれたのはあなたが初めてです!」
八期「えっ?」
花海「私達、親や先生達から『漫画なんて描いたってアホに成る』とか『何の役にも立たない』とか『そんな暇があるなら勉強しろ』とか言われてきたんです!」
桜小路「この前も会長代理が来て溜まり場とか言って廃部になりかけたのですが、会長の謝罪で難を逃れた」
梅本「だけど、いきなり来たので、まさか廃部を言い渡されるのかと怖くなって・・・」
八期「もし、漫画をバカにする人が居るならこう言え!『そんなに言うなら漫画をいや、ストーリーを考えてみろ!』ってな!」
漫研「えっ?」
八期「だって、漫画も人生も真っ直ぐ進んでも面白く無いだろ!どこかで寄り道してもゴールにさへたどり着けば達成感がある!何事も上手く行く筈がない!
そして、自分の思い通りに行くお話なんて毒にも薬にも成らない!失敗することで学ぶ物があるんだよ!それが漫画の基本でもあり伝えるものだろ?」
漫研「はい!その通りです!」
八期「ギリギリの結末、意外な展開、逆境を乗り越えて、誰が最初から天才な奴がいる?誰がそんな人が主役の話を見たい?」
漫研「そんなの面白くありません」
八期「それに何より個性いわゆる多様性と言うものを伝えるには持って来いだろ!」
花海「多様性ですか?」
八期「ほら、国や場所によって法律や生活習慣が違うように、皆考え方がバラバラ!アクション系やヒーロー物だって、正義だけに共感するものではない!悪役がなぜ悪に染まってしまったのか、そこをどう理解するか?それが理解できない、いや、そういう人の気持ちを上手く描けないと漫画なんて描けないよ!いわゆる価値観が自分の思うだけのことで進めたって、何の話にも成らない!だって、皆が皆同じ気持ちではないのだから!」
漫研「はい!その通りです!」
八期「まあ、恐怖心を与えた事は謝るよ!最初からこれ渡せば良かったね!」
花海「出入金表!」
八期「期限は今月末!」
花海「分かりました!ありがとうございます!後、疑ってすみません」
漫研「すみませんでした」
八期「まあ、親や先生ほど漫画をよく思わない多様性が分かってない人達が多いから、僕も家族になかなか理解して貰えなくて・・・」
桜小路「それよりも私達に頼みごととは?」
八期「あっ!忘れてた!ごめん、おーい!来てくれ!」
ガチャン
佐伯「失礼します」
漫研「えっ?」
八期「頼みがあるのは僕ではなくこの人さ!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.299 )
- 日時: 2022/11/26 16:35
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
297話・アニメ研究部への条件(後編)
佐伯「ええっと・・・」
花海「アニ研が私達に何の用でしょうか?」
八期「ダメ元で良いから頼むだけ頼め!出来るだけのフォローは入れる」小声
佐伯「俺達、アニ研をやってるですが、アニ研と名乗っておいてアニメ制作の事は正直からっきしです!なので、漫研の皆さんに助けて貰おうと・・・」
漫研「えっ?」
椎名「私達が何を助けるのですか?」
桜小路「そもそもアニメの制作に携われって言われても、自分達の漫画の締め切りだってあるし・・・」
八期「ごめん、フォロー入れるよ!このアニ研部長はアニ研を名乗っておきながら、アニメを制作したことがない!しかも、絵心もない!さらに部員達も未経験かつ絵心無しの無能ばかり!しかもストーリーすら作った事の無いただの言わばオタクの集まりなんだよ!」
花海「それで、私達が何を教えれば?」
八期「強要するつもりはない!ただ君達は自分達の描いた漫画のキャラクターに魂が吹き込まれたらどう思う?」
桃井「それはアニメに成ったらと言う話ですか?」
八期「そうだ!」
花海「それは勿論、漫画が売れるのは漫画家にとっては第一段階に過ぎません!勿論、アニメ化は次なる目標です!」
桜小路「確かに、自分の漫画に魂が吹き込まれたらって夢だもんね!」
椎名「それを夢見て描いてますから!」
八期「それをこいつらに任せてたいんだが、生憎初心者も初心者!さっき言ったが、絵すら描けない!君達が時間の合間を縫って教えることは可能かい?」
花海「ですが、なぜ私達が?」
八期「アニメの元は漫画だろ!いくら少し変わっても、漫画を題材にしてアニメは作られる!それにどちらにしろ絵が描けないと、アニメなんて作れないのだから!」
花海「つまり、アニ研に私達の漫画の絵を学ばせるのですね?」
八期「ああ、君達がやるのは絵の書き方だけで良い!後のアニメ制作に関する作業は本人達にやらせる!なんせ、絵が描けなきゃ何も始まらないからな!」
佐伯「お願いします!俺達アニ研に絵の書き方を教えて下さい!」
坪井「部長、教えるの上手ですよね?」
花海「えっ?」
梅本「確かに、漫画絵とストーリーの組み立てがあんたの取り柄だもの!」
花海「でも、私が居なくなったら・・・」
大岡「ストーリーの組み立てなら、LINEとかで送れば私達が受け取ります!」
小池「私達1年生は元々絵は皆得意ですよ!私達が部長の穴埋めを・・・」
花海「でも、漫画家と言うものは書き方に癖があるの!その癖がずれると、違和感のある漫画になるわ!」
桜小路「だったら、キャラクターだけあんたが描けば良いじゃん!そうすれば残りは2割程度なんだし!」
梅本「私はアニ研に、私達の漫画をアニメにしてくれるのは賛成よ!小さい頃の夢がもう叶えられるなんて素敵じゃない!」
花海「それはそうだけど・・・」
椎名「中井さんも指導に入ればどうでしょうか?彼女も部長には及びませんが、上手いですよ!」
坂井「中井ちゃんはどう思う?」
中井「先輩の力になれるならいくらでもお手伝いします!」
花海「じゃあ、皆それで良い?」
漫研「勿論!」
花海「では、私達の解答はYES!あなた達に私達の漫画をアニメにしてくれることを条件にあなた達に絵の書き方だけを指導するわ!」
佐伯「ありがとうございます!」
八期「ただ、こう離れてるとやりにくくないかな?」
花海「それはそうですね」
佐伯「俺も出来れば隣同士でやりたいと思ってます!」
八期「じゃあ、隣確認して説得してみるよ!」
花海「会長自ら!」
佐伯「絶対命令で?」
八期「話し合いだよ!理由もなく絶対命令で引っ越せって何様だよ!その部にはその部の理由があるんだから、話を聞いた上で考えるんだよ!まあ、訳の分からない部活とか、一生徒として相応しくない部活とか、似たり寄ったりしてる部活の方が説得しやすいけどな!」
佐伯「それって?」
八期「その部活なら理由があるから即廃部!そう祈っといた方が良いぞ!」
左隣は正当な理由が合って廃部に出来なかった。
八期「ごめんね、急に引っ越し迫って!本当ごめん!よし、右隣だな!うん?『スクールアイドル部』?こんな部活あったっけ?まあ、どちらにしろここは廃部決定だ!」
※レインボーヒロインズ第7話に続く
そして移動後
佐伯「会長、ありがとう!」
八期「勘違いするな!まだお前らは入口に入ったに過ぎない!」
黒木「それもそうだな・・・」
八期「期限は3月末まで!そして条件はアニメ関連のコンテストや大会に最低6回はエントリーする事!これが最低条件だ!分かったな?」
アニ研「はい!」
八期「その6回の結果を見て、存続を判断する!分かったな?」
アニ研「はい!」
八期「じゃあ、何か合ったら、いくらでも言えよ!助けられる所は助けてやるから!」
アニ研「はい!」
数日後
黒木「あの、会長音響とかは?」
八期「演劇部か放送部か先生に聞け!」
次の日
岡島「会長!アニメは出来たんですが、肝心の声宛が・・・」
八期「自分達で募集しろ!後、漫研と協力しろよ!」
岡島「はい!」
そして
女子生徒「あの、会長!私達新しい部活を申請したいのですが?」
八期「部員は5人、顧問もいるな!そして何部だ?」
女子生徒「声優部です!私達は声宛の仕事をするために頑張りたいと思います!」
八期「よし来た!これを待ってた!勿論承認だ!」
ストン!
声優部「ありがとうございます!」
こうして八期は漫研とアニ研をウィンウィンの関係に置き、新たな部活声優部を承認した。
これが彼の人生を大きく変えることになる。
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