二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.501 )
- 日時: 2025/12/05 22:37
- 名前: いくちゃん (ID: njcqYR8N)
497話・8と0の擦れ違い
松本家
零「八君のバカ!」
タッタッタ・・・
楓花「どうしたの?」
八期「知らない」
楓花「愛?」
愛「実は・・・」
回想(数十分前)
八期「えっ?星田先生が零ちゃんのお母さんだったの?」
零「うん、そうなんだ」
愛「お母さん見付かって良かったね!でも、よく自分の娘を受け待ったよね?普通『贔屓に成るから』って出来ないよ!」
零「そこは、生き別れっていうシークレット状態だったから」
愛「なかなかグレーゾーンだね」
零「だから、今年の卒業式に明かしたの!」
八期「そうだったんだ」
零「でも、八君がローマ字の話しなかったら本名暴けなかったけどね!」
八期「本名をローマ字でアナグラムしてたとはな・・・」
愛「普通には分からないよね」
零「それでさ・・・」
八期「あっ、そっか!」
愛「えっ?もしかして?」
零「お母さんから『一緒に住もう』って言われて、引っ越しすることにしたの」
八期「そっか、零ちゃんこの家を出るんだ」
零「うん、寂しくなるね」
八期「そうでもないよ!」
零「えっ?」
八期「だって、また学校で会えるんだよね?」
零「それは分からない!引っ越しする場所はお母さん以外誰も知らないから、もしかしたら物凄く遠い場所に成るかもしれない」
八期「そうなんだ・・・、でも高校は一緒の場所だよね?ほら、入試受かってるし、うちの学校、寮だってあるし」
零「そうだね・・・、八君は私が居なくなって嫌と思わない?」
八期「零ちゃんが家を出ることは僕にとっても嬉しい事だよ!」
零「それどういう意味?💢」
八期「お母さん見付かったんだよね?これで本来の生活に成る!零ちゃんが望んでた事じゃん!」
パチン!
零「八君のバカ!」
八期「えっ?『なんで?』」
回想終わり
愛「と言う訳なんです」
八期「・・・」
楓花「わかつき・・・」
公園
零・グスングスン・・・
香「どうしたの?」
零「お母さん?」
香「ほら、お母さんに話してみなさい!」
零「八君が、私が引っ越すこと、私とお別れすることに何も感じてない!私なんてどうでも良かったんだ!」
香「どういう事?」
零「だって、今まで一緒に遊んだり、勉強したり、色々楽しんでた。
なのに、私が引っ越すことを悲しむどころか喜んでた!」
香「えっ?」
零「私が『お母さんと一緒に住む』って聞いたら、
嬉しい事だよ、って!
私の事を鬱陶しい子って思ってたんだ!
私の手助けも本当はお節介とか思ってたんだ!
私なんてこの家から早く出ていって欲しかったんだ!
あーん!ウワーん!」
香「落ち着いて!八期は本当に零とのお別れを喜んでるのかしら?」
零「本人がそう言ったんだよ!私なんて邪魔者だったんだよ!」
香「お母さん、あの子を5年受け持ってるけど、そんな薄情者とは思えないのよね」
零「でも・・・」
香「お母さんは言葉の擦れ違いが起こったと思うな」
零「・・・」
香「多分だけど、八期は本当は寂しいんだけど、それよりも零が私、お母さんと会えたことが、お母さんと一緒に暮らせる事が出来る零のことを自分の事のように嬉しいってことじゃないかな?」
零「えっ?」
香「八期は真面目だから、人の不幸は笑わず、悲しみ、人の幸福は自分のように喜ぶタイプだと私は思うの」
零「・・・」
香「兎に角、明日松本先生に挨拶するから、そのときに本音を聞いたら?」
零「えっ?」
香「きっと、あなたが思ってることとは違う筈だから」
次の日
香「松本先生、鶴から始まり、この10年間私の子供達の面倒を見て下さり本当にありがとうございました!
このご恩は何年掛けても返しきれません!
本当に私の至らないことでご迷惑をお掛けし本当に申し訳ございませんでした!」
楓花「顔を上げて!」
香「えっ?」
楓花「お礼を言いたいのはこっちよ!」
香「えっ?!」
楓花「あなたの娘さん達のお陰で、うちの息子達が元気に楽しく学校に行けてるのよ!
一時期は火事を起こしたり、鍵を隠したりと、無駄なことで、『学校嫌』アピールがあった。
でも、あなたの娘さん達がうちの息子の世話を焼いてくれたお陰で今も楽しい学園生活が送れたの!
息子達の学園生活が彩られた事をあなたへの恩と取れば、あなた達の子供達の面倒を見る事なんて大したこと無いわ!
むしろ息子達はあなたの子供達のお陰で新しい体験が出来たのだから!本当にありがとう!」
香「いいえ、こちらこそ・・・」
鶴「お母さん」
二「このままじゃあいたちごっこだよ!」
香「ごめん」
楓花「そうね」
香「あっ、お礼と言ってはなんですが、子供達の養育費を・・・」
楓花「そんなもの八期がやらかしたあとで貰った賠償金でチャラよ!
星田先生には本当に感謝しかないわ!」
香「でも・・・、流石に・・・」
楓花「それなら教師ではなく、ママ友として今度一緒にどこか旅行でも行きません?勿論先生の奢りで!」
香「松本先生に奢るなら安いものですよ!」
楓花「では、長期休みの時で考えましょう」
香「はい!八期!零も皆も行っちゃうけど、何か言い残したこと無い?」
八期「ええっと・・・」
香「聞いたわよ!零が家を出る事が、零とのお別れがそんなに嬉しいんだ」←からかってる
八期「そんなこと無い!」
零「じゃあ、なんで昨日は嬉しいって言ったの?今も全然寂しい顔してないし!」
八期「本当は寂しいよ、嫌だよ!でも、なぜかそこまで悲しいと言う感情が表に出ないんだ」
零「どういう事?」
楓花「零ちゃん、八期はね割りきってるの!」
零「割り切ってる?」
楓花「簡単に言うと『今自分がわがまま言ってもどうにもならない』って思ってる。」
二「それだけじゃない!『零ちゃんにとって、大好きなお母さんと一緒に住めることが零ちゃんの為』だと思ってる」
零「それはどういう事?」
楓花「八期、自分の言葉で言いなさい!」
八期「初めて零ちゃんが来たときお母さんと約束したんだ!『零ちゃんのお母さんが見付かったら、零ちゃんはお母さんと住むことに成るからその時はお別れだよ』って!」
零「えっ?」
一「ほら、うちのお母さんは愛ちゃんは真っ先に養子にしたけど、鶴ちゃん達は養子にせず居候にしたよね?」
鶴「それ関係あるの?」
二「居候ってことは、赤の他人!親が見付かって一緒に住む事が決まったらそこでお別れ!
つまり、俺達は鶴ちゃん達と過ごした時間は長い長いお泊まり回と思って過ごしてたんだよ!」
三氏「まあ、10年経ったらほぼ住んでるみたいだけどな!」
四美「それでも、プライベートと家族観だけは別に考えてた!」
五「だから、鶴さんをお姉さんなんて思ってないし、他の子達も兄弟姉妹の感覚なんて無かったよ!」
六生「それでも、二兄ちゃんの友達が遊びに来てるって感覚だったし、むしろそっちの方が楽しかった」
八期「それに零ちゃん言ってたじゃん!『いつかお母さんを見付けて、家族皆一緒の家に住む』って!
僕は零ちゃんのその夢が叶ったと思ったから嬉しいんだよ!」
零「八君・・・、ごめん!」
香「言ったでしょ!八期がそんな薄情者なんかじゃないって!」
八期「それに、家を出るって言ってもまた学校で会えるよね?それが普通の友達の関係なんだよ!
零ちゃんはやっと普通の生活に戻れるんだよ!」
零「うん」
香「勿論、零を別の学校に通わせる気はないわ!」
八期「本当ですか?」
零「本当に?」
香「当たり前よ!でないと・・・、あんたが1番困るでしょ?」
八期「ハハハ・・・」
楓花「それに泣かないんじゃなくて泣けないのよ!涙を何度も流しすぎて枯れちゃったから!」
一「それもあるね!」
全員「ハハハハハ!」
楓花「ほら、八期、皆挨拶して!」
八期「うん、零ちゃん!」
零「何?」
八期「さよならは言わないよ!」
零「どういう事?」
八期「だって、明日になればまた会えるんだもん!」
零「そうだね」
八期「今度は零ちゃんのお家でお泊まり回しない?」
零「勿論良いよ!」
愛「その時は私も連れていってね!」
杏「私も混ぜて欲しいな!」
零「も、勿論・・・」
鶴「顔引きずってるわよ」
八期「それじゃ零ちゃん!また明日!」
零「うん、また明日!」チュッ!
全員「ええっ!!!!」
香「ほうほう、やるわね!」
鶴「零何やってるの?」
八期「零ちゃん?」
零「私は迷惑なんて1度も思ってなかったから!」
楓花「このままこの子貰っていく?」
香「良いわね!八期!あんたうちの零の婿に来なさいよ!」
八期「ええっ!!!!?」
香「そんなに嫌なの?」
八期「そうじゃなくて・・・」
二「予想外の事言われて戸惑ってるだけですよ!頭の中は『良いの?』って頭はてなだらけだから」
鶴「お母さん何言ってるのさ!私は反対よ!」
香「なんでよ?」
鶴「だって、こんな貧弱で無能で、支えられないと生きていけない男にうちの妹任せられない!絶対将来紐に成るよ!」
一「それ、鶴ちゃんが言う?」
二「お姉ちゃん?」
鶴「二君はひた向きに頑張ってるもん!」
零「八君だってひた向きに頑張って伝説の生徒会長に成ったんだよ!」
香「はいはい、姉妹喧嘩は家に帰ってからやって!」
鶴「もう、二君!」
二「何?」←振り向く
チュッ!
一「オオッ!」
三氏・四美「ヒューヒュー!」
鶴「いつでも待ってるからね!」
二「ええっ・・・」
楓花「あんたもやるわね!色男!」
二「止めろ!」
香「フフフ、姉妹ね!」
一「改めて鶴ちゃん、零ちゃん、バイバイ!またね!」
八期「また明日!」
二「鶴ちゃんとの生活は本当に楽しかったよ!今度はお母さんと楽しんで!」
杏・愛「バイバイ!」
五「ヘンゼルとグレーテルも!」
三氏「元気でな!」
鶴「私も!一ちゃん、二君!本当にありがとう!また明日ね!」
ガチャン
香「最後に門の前で整列!」
岡田家・シュッ!
香「10年間ありがとうございました!」
岡田家「ありがとうございました!」
香「さあ、新しい家へ行くわよ!」
鶴「確か豪邸なのよね?お母さんいつの間に建てたの?」
香「2年前よ!」
零「豪邸ってことは広いんだよね?」
香「全員の個人の部屋はちゃんと作ってあるから!」
ヘンゼル「各々自分の部屋があるのか?」
グレーテル「楽しみだな!」
香「さあ!あれよ!」
鶴「お母さんあれって・・・」
零「振り返って目の前じゃん!」
香「そう!ここが新しい家よ!」
岡田家「なんで松本家の向かい側なの!?」
鶴・零「私のキス返して!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.502 )
- 日時: 2025/12/04 22:50
- 名前: いくちゃん (ID: njcqYR8N)
498話・岡田家の引っ越し
悠真「おい誰だよ?先生が遠くへ引っ越す何て言ったヤツ?」
陽斗「遠く処か、数歩の距離じゃねえか!」
歩「だって、楓が遠くへ引っ越すかもしれないって!」
小「まさか、有君の本当のお母さんが星田先生なんて思わなかったのよ!」
香「あれ?私は桜咲さんには言ってたわよ!」
愛・ギクッ!
心乃枝「愛ちゃん知ってたん?」
愛「すみません、色々ありすぎて、今の今まで忘れてました」
朝子「そりゃ、命の瀬戸際の訓練してたら忘れてもしょうがないわよね」
恵利香「なんでエリリン達まで?」
香「あとでご馳走してあげるから!」
エル「それにこんな距離だと・・・」
和「引っ越し業者呼ぶ方が無駄ですね」
八期「あっ、先生!僕は何をすれば?」
香「適当に軽いもの運ぶかバケツリレーしてるとこの手伝いに行って!」
八期「あと昨日の涙返して下さい!」
香「なによ!1滴も流してなかった癖に!」
愛「部屋に戻ったら泣いてましたよ!」
杏「激しくは無かったけどね」
明「本当は零に居てほしかったんじゃないの?」
香「私も零もいくらでも待ってるわよ!」
鶴「お母さん!正気?」
香「嫁には出せないけど、あんたが婿に来るなら良いわよ!」
鶴「つまり、託さないと?」
香「私と一緒に住むってことよ!2世帯住宅するなら結婚は認めるわよ!」
鶴「それってやっぱり・・・」
香「私だって母親よ!ましてやなコイツの担任なんだから、性格も大半理解できてる!
絶対結婚しても、自分からは絶対行動出来ずに、零を頼ってばっかに決まってるわ!」
全員「わあー!なんか想像出来る・・・」
香「あんたも自覚あるんかい!」
八期「はい!」
香「普通に返すな!」
零「と言うのが建前で、本音は?」
香「自分が本気で捨てた子だから、罪滅ぼしと言う理由で零とは最後まで一緒に過ごしたい!」
鶴「そっちが本音なの?」
香「当たり前よ!零と結婚するなら誰であろうと私が付いてくるわよ!」
明「義父よりはマシじゃない?しかも先生だしね!」
杏「いや、普通自分の妻か、夫の親が自分の元担任ほど気まずい光景無いよ!私は嫌だな・・・」
悠真「俺も嫌だよ!」
友人「そうだよな!例えば先生の妹の泉ちゃんを下さい!って言うのだけでも勇気要るのに、一緒に住むまで行ったら、俺なら先生出てきた状況で逃げたくなるわ!」
一輝「多分何も言えないね」
香「いや、本気で結婚したいなら親である私を通してね!」
鶴「ってか、お母さんはなんで結婚に好意的なの?」
香「だって、捨てた親が今更『結婚反対!』なんて言える立場だと思う?」
鶴「ゴリゴリのチャラ男とか来たらどうするのよ?」
香「大丈夫よ!あんたらが好むのは暴君でナルシストなチャラ男より、頑張っても頑張っても、全然報われない悲しい男しか興味無いでしょ?」
杏「それはそれでどうなんですか?!」
八姫「杏ちゃんが言える立場じゃないんじゃない?」
愛「そうそう!愛ちゃんボード『言えてる!』」
林檎「愛が言える立場でもないよ!」
明「うんうん!そうだよね!」
愛海「明ちゃんが言える立場でもないって!」
香「あっ、愛海ちゃん!」
愛海「どうも、お・・、いえ先生・・・」
香「良いわよ!叔母さんって呼んで!」
愛海「良いんですか?」
香「別に良いわよ!だってあなた私の姪でしょ!姪が叔母さんと呼ばずなんて呼ぶのよ?」
八期「僕は、お母さんの妹達を名前で呼んでますが?」
明「そこは家族で変わるよね」
愛海「叔母さん、これはここで良いですか?」
香「ええっ、そこに置いておいて!」
零「お母さんは気にしないんだね」
香「当たり前よ!姪や甥に呼ばれることに不快感とかないし、それが普通だから!」
零「伯母さんはそこまで心広くないからな!」
香「本当、お姉ちゃんったら!世間的にも家系的にも伯母さんの筈なのに、心が狭いと言うか、頭が固いと言うか!」
理「ほうほう・・・、心が狭い伯母さんで悪かったわね!」
香・零「ヒエエエ!」
理「よく言うわよ!私を先に伯母さんにした癖に!」
零「どういう事?」
愛海「私、鶴ちゃんより1つ年下!」
鶴「私の方が先に産まれたの!」
香「性格に言うと、私のお腹に鶴が出来て、卸せない状況に成った事が発覚した後に、お姉ちゃんの妊娠が発覚した!」
理「覚えてるわよ!病院でつわりが出たのよ!」
八期「絶対、家が大騒ぎだっただろうな」
理「勿論よ!詳しくは言えないけど・・・、それより松本先生の旦那さんが見えないわね」
香「八期、あんたのお父さん知らない?」
八期「お父さんなら、しばらく帰ってませんね」
全員「えっ?」
香「松本先生!」
楓花「はい?」
香「お宅のご亭主は?」
楓花「実は別居しておりまして・・・」
香「別居!?何があったんですか?」
楓花「八期が色々ひどい目に合った後もそうなんですが、時々家でも理不尽な事で怒られたり、叱られたりして、それを八期は希や零、杏ちゃんや愛に話すものですから・・・」
香「もしかして?希や零達が」
楓花「はい、彼女たちにボコボコにされ、それがトラウマになり、家主なのに追い出されると言うなんともおかしな状況に・・・、あっ、ちゃんと八期が悪くない時ですよ!」
鶴「零!居候させてもらってる人を攻撃したらダメでしょ!」
零「お姉ちゃんだってやってたじゃん!二お兄さんが家出した時!」
鶴「だって、あれは二君が可哀想だったから」
零「だったら私も同じだよ!」
八姫「似た者姉妹ね」
とある部屋
零「お母さん!」
香「なーに?」
零「これ要るの?」
香「要るわよ!」
鶴「要らないって!今すぐにでも燃やしたい!」
香「コラ!2人とも!確かに腹が立つ気持ちは分かる!でも、先祖無くして自分無し!
お母さんとお父さんが出会わなかったら、あなた達はここには居ないのよ!」
零「それはそうだけど・・・」
鶴「この見知らぬおばさんの写真立てるのも嫌だ!まるでこの2人が夫婦みたい!」
香「鶴!この家は私達岡田家の家じゃないの!」
鶴「えっ?」
香「半分血が繋がってる大西家の家でもある!」
鶴「お母さん・・・、でもヘンゼルとグレーテルは・・・」
香「それに、あなたやヘンゼルとグレーテルにとっては嫌な人だったかもしれないけど、この人は楓ちゃんにとっては思い出の人なの!」
楓「先生!」
香「楓ちゃん、私はあなたにこれくらいの事しか出来ないわ!」
理「何、遠回しに『あなたに愛情注げません』って言ってるのよ!」
香「だって・・・、自分で産んだ子で精一杯だもん!」
二「重い!」
一「ほーら、男子達頑張って!」
陽斗「間に1人くらい女子入ってくれ!」
八期「先生!」
香「どうした?」
八期「このヘッドは?」
香「あっ、それ組立式なの、だから触らないで!」
八期「はい、分かりました」
ブレイクタイム
ヘンゼル「これ1日で終わるのか?」
グレーテル「俺達とベッドや本棚すら置かれてないからまだだろう」
香「これはまだまだ掛かりそうだから明日も頼むね!」
全員「ハ~イ!」
香「今日は一旦終了!また明日お願いして良いかな?」
全員「いいとも!」
全員が帰った後
香「さあ、今日はこの広場に布団を敷いて寝るわよ!」
鶴「なんでわざわざここなのよ?」
愛「わーい!広い!」
泉「寝っ転がれる!」
楓「あんまりはしゃがないで!布団が崩れる」
香「取り敢えず私が真ん中で・・・、私の子供達おいで!」
有・泉・愛「ハ~イ!」
香「ギュー!一度やってみたかったんだよね!あれ?零!鶴?やらないの?」
零「恥ずかしいよ!そんな年じゃないし!」
鶴「私成人してるし!」
香「良いじゃない!家族なんだし!」
鶴「家族だからって、娘の身体を隅々洗うの?」
香「勿論!」
零「内容は普通なんだけどね」
鶴「あれ一年か二年前の話よ!」
香「いつだったかな?色々ありすぎて忘れちゃった!
って取り敢えず、あなた達2人も来て!」
鶴「有達が潰れちゃうじゃない」
香「それ!」
ムギュー!
香「大きくなったけど、お母さんは皆の事が大好きよ!」
零「お母さん・・・」
鶴「私もだよ!」
香「よし、今日はこのまま寝ちゃおっか!」
5人「暑苦しいよ!」
楓・ヘンゼル・グレーテル「俺(あたし)らの事忘れるな!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.503 )
- 日時: 2025/12/15 22:20
- 名前: いくちゃん (ID: njcqYR8N)
八期「最後はこれかな?一輝手伝って!」
一輝「おう!分かった!」
芹「ちょっと、ちょっと!」
楓「非力なあんたらが持てるわけ無いでしょ!」
秀喜「俺達に任せろ!」
香「ダメよ!」
零「ええっ?お母さんなんで?」
香「これじゃあ、2人の頑張りが無駄に成るわ!また、何もやらずに終わった人に成るでしょ!」
鶴「じゃあ、どうするの?」
香「1人や2人で運べないものも、皆で運べば軽いでしょ!
さあ、全員手伝って!」
全員「ハ~イ!」
ヘンゼル「って俺ら入る場所あるのか?」
グレーテル「廊下の幅も狭いし、全員で持てるのか?」
香「横にして、渡して行けば良いのよ!」
目的の部屋
香「よし!これで引っ越し完了!皆!本当にありがとう!」
全員「どういたしまして!」
香「お礼に引っ越し祝いのパーティーを明日行うから!是非来てね!」
全員「ハ~イ!」
499話・6人目の兄弟
夕方
香「さあ、いよいよこの扉を開けた瞬間私達の新しい生活の始まりよ!」
兄弟達「うん!」
ガチャン!
香「ただいま!」
岡田家「ただいま!!」
大西家「ただいま・・・?」
理「お帰り!待ってたわよ!」
香「お姉ちゃん、ありがとうね!本当、家に帰ったら迎えを待ってくれる人が居るって、最高ね!」
鶴「当たり前のようで当たり前じゃないってことね!」
亜蓮「あうあう!」
零「わあ!可愛い!」
泉「赤ちゃんだ!」
愛「伯母ちゃんの子?」
理「だーれがおばちゃんよ!」
香「伯母じゃない!」
鶴「そろそろ慣れたらどうなんですか?」
零「そうだよ!私達は世間的じゃなくて、家系的意味で『伯母さん』って呼んでるんですよ!」
有「それでこの子はお姉さんの子ですか?」
理「違うわよ!ほーら、亜蓮!あなたのお姉ちゃん達とお兄ちゃんでちゅよ!」
鶴「えっ?」
有「それって?」
香「私が生んだ6人目の子よ!だから、あなた達の実の弟よ!」
岡田家「ええっ!!!!」
鶴「また生んだの?」
有「えっ?お父さん死んだよね?」
零「そう言えば、私が中1の時、生徒指導室を壊した時に連れてたような?」
香「ええっ、そのときの子よ!」
楓「待って!生徒指導室を壊したって方が気になるんですけど?!」
鶴「零は私が継母に引き取られた後、有、愛、泉の時は親父が生きてた時の子、亜蓮はどう作ったのさ?」
香「あの人の精子と私の卵子を冷凍保存して作ったのよ!」
零「何それ?」
香「元々は、あなた達の親でないってアピールするための策せんだったのよ!子供が居る人が生き別れの母親なんてありえないでしょ!」
鶴「まあ、聞かないわね!って、なんで子供作ったのさ?」
香「それはさっき言った・・・」
理「本当は?」
香「子供達を捨ててしまった罪滅ぼしです」
鶴「どういう事?」
香「幼いうちに4人捨てたと言うか、人に託したと言うか、子育て押し付けてしまったでしょう!
だから、亜蓮で私も子育てをし直そうと思ったの!」
理「他には?」
香「あなた達の赤ちゃん時代を思い出したかったってのもあるわ!」
零「ふーん!」
愛・泉「亜蓮!お姉ちゃんだよ!」
有「バカ!2人同時に言ったら、どっちがどんなお姉ちゃんか分からないだろ!ましてや、上にまだ2人もお姉ちゃんがいるのに!」
鶴「そうね!愛、泉!せめて名前を言いなさい!」
愛「亜蓮!愛お姉ちゃんだよ!」
泉「亜蓮!泉お姉ちゃんだよ!」
愛・泉「さあ、おいで!」
亜蓮「うわーん!ママ!」
香「ああ、ハイハイ!」
理「2人とも!少し離れなさい!」
愛「ええっ?」
泉「なんで?」
理「この子はね、自分にお兄ちゃんとお姉ちゃんが居るなんて知らなかったのよ!
生まれたてならともかく、産まれて3年も経って、
いきなり『お兄ちゃんだよ!』、『お姉ちゃんだよ!』って言われても混乱するだけよ!」
零「ああ、あたし分かる!
私、お姉ちゃんと初めて会った時、5歳位だったから、
『この子があなたの本当のお姉ちゃんよ!』と聞いてピンと来なかった!」
鶴「そうよね、赤の他人と思いきや実は血が繋がってました!なんて聞いて理解できる人はそうそう居ないよ!」
香「ほーら、よ~しよしよし!ビックリしちゃったね!
でも、優しいお姉ちゃん達だから!」
亜蓮「🥺?」
愛「お母さん!亜蓮、私に頂戴!」
香「えっ?何言ってるの!」
泉「あっ、愛姉ずるい!私も欲しい!」
香「亜蓮はあなた達の弟であって、所有物じゃないのよ!」
愛「私がお世話するから!」
泉「愛姉ずるい!私がお世話する!」
有「お前らもそんな大きさ変わらないだろ!」
零「そうよ!あんたらはまだお世話される方よ!」
愛「大丈夫!私泉より大きくてお姉さんだから!」
泉「愛姉、私と変わんないじゃん!双子だよ!」
愛「でも、私の方がお姉さんなんだよ!つまり、お姉さんの方が年上!つまり大きいってことなんだよ!分かる?」
鶴「どこで覚えたのよそのとんち!」
香「愛!あなたと泉は双子だから大きさも年齢もまったく同じです!違うのは生まれた時間だけだから!」
愛「ブー!お姉さんなのに!」
香「あら?お姉さんがそんなわがまま言って良いのかしら?」
愛「・・・」
泉「こうなったら、お兄ちゃん!あの薬!」
零「どの薬?」
有「バカ!年齢詐称薬で誤魔化すな!あと見た目変わるだけで中身は変わんないからな!」
楓「どんだけ、赤ん坊が欲しいのよ!」
愛・泉「だって、お兄ちゃんもお姉ちゃんも貰った事あるんだもの!」
香「あっ!」
楓「ああ、なんか言ってたわね!母親から誕生日プレゼントとか言われて貰ったって・・・」
ポン!
理「身から出た錆よ」
香「愛、泉!もう一緒に住むからあげられないの!人形で我慢してくれる?」
愛・泉「嫌だ!」
香「じゃあ、お姉ちゃんに頼んだら?」
鶴「はあっ?(〃ω〃)お母さん、何言ってるのさ!」
愛・泉「叔母さんになるから嫌だ!」
香「なんでよ!」
零「ほ~ら、高い!高い!」
亜蓮「キャハハハ!」
鶴「あっ!零ずるい!私にも抱かせてよ!」
零「お姉ちゃんには有が居るじゃん」
鶴「もう大きくなったからさせてくれないのよ!」
香「当たり前よ!小学生の年齢よ!」
有「僕にも抱かせて!」
香「コラ!兄弟喧嘩は止めなさい!」
次の日
ジュー!ジュー!
香「ええっ、今日は私達の引っ越し祝いパーティーに来て下さり本当に、本当に、ありがとうございました!
私事ですが・・・、過去に4人もの子供を捨てては姉や松本先生に押し付け、しかも子供達には弟妹達を
『誕生日プレゼント』と称して渡すと言う物凄くありがた迷惑な事をしてしまいました!」
理「本当よ!どんだけ重いプレゼントなのよ!」
香「ですが、心を入れ替え、お金にも余裕が出来た為、短い間かもしれませんが、子供達と共にこの家で何年なのか分からない程過ごして行きたいと思います!
最後に子供達へ!お母さんは皆の事が大好きです!」
松本家「私・僕も!」
香「だから、結婚しても必ずお母さんと一緒に暮らしてね!お母さんをこんな大きな家に残さないでね!せめて、誰か1人は残って!」
二「2世帯住宅するつもりか!」
香「それでは、皆さん、カンパーイ!」
全員「カンパーイ!」
香「松本先生!」
楓花「香先生」
香「改めて、本当に御迷惑をお掛けしたことを心からお詫び申し上げます!そして子供達を10年間ありがとうございました!」
楓花「そんな大袈裟な」
理「いえ、うちの妹のわがままに付き合って下さり本当にありがとうございました!普通はこんなことをしてはいけない、いえ親失格ですから!」
?「栞!」
香「はっ、ハイ!」
理の母「本当、勝手に家を出ていくわ、子供は捨てるわ、余所様に迷惑を掛けるわ、なんて事してくれたんだい!」
香「お母さん、本当にごめんなさい!」
零「お祖母ちゃん!そんなに怒らないであげて!」
鶴「そうだよ!私達兄弟誰もお母さんのこと怒ってもなければ嫌ってもないよ!」
泉「うんうん!」
愛「お母さん大好き!」
理の母「子供達には認められてるんなら、ワシが何か言うことでも無いなあ!」
零「お母さん、良かったね!?」
理の母「ただし、生んだ子はちゃんと素立つまで責任もって面倒見るんやで!今度捨てたら家族の縁切るからな!」
香「もうしません!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.504 )
- 日時: 2025/12/16 14:02
- 名前: ケツ郁代 (ID: lCrzzWFh)
クソ小説。
- Re: ナンバーズ8 ( No.505 )
- 日時: 2025/12/21 21:40
- 名前: いくちゃん (ID: njcqYR8N)
500話・新たなるストーリーの始まり!衝撃の担任
岡田家リビング
香「ほ~ら、早く着替えなさい!」
鶴「おはよう!」
愛・泉「鶴お姉ちゃんおはよう!」
鶴「皆、高校の制服着てどうしたの?」
零「お姉ちゃん、今日は高等部の入学式だよ!」
鶴「零は知ってるわよ!まさか、お母さんと一緒に見に行けるとは思ってなかったけど・・・」
愛「私達も高校生だよ!」
鶴「えっ?」
泉「飛び級してるんだもん!」
鶴「あっ!そうだったわね、理さんが用意した超難しいテストを10分残しで解いた挙げ句、満点だったのよね?」
香「私もやったけど、めちゃくちゃヒーヒー言ったわ!」
零「あれは埋めるので精一杯だから!」
香「それにしても、やっと娘の晴れ姿を見れるのね!」
零「遅すぎるけどね」
香「零、生徒兼理事長でありがとう!でないとお母さん、あなたの入学式を見れなかったわ!お姉ちゃんに至っては卒業式だけだし、しかも大学・・・」
鶴「お母さんが遅すぎるのよ!いや、私を早く生みすぎなのよ!」
香「2人はもっと後でも良かったのに・・・」
愛「零姉と一緒に居たい!」
泉「お兄ちゃんと勉強したい!」
香「全く、誰に似たのかしら?」
理「あなたよ!」
香「えっ?お姉ちゃん?」
理「お母さんからの命令で、しばらく見張るように言われてね!
それより、あなたも愛や泉くらいの時に、
『お姉ちゃんと学校行きたい』って玄関でわがまま言ってたじゃない!」
香「覚えてないなあ・・・、それよりさっきの嘘でしょ?」
理「嘘じゃないわよ!」
香「他に目的あるんじゃないの?」
理「お母さんなりにあなたが子供達と仲良くやってるか気になってるのよ!」
香「それが建前で、本音は孫の姿を見たいだけでしょ!」
理「違うわ!親子の戯れを見たいからって・・・、あっ!」
香「お母さん・・・、プライバシーの侵害じゃん!」
零「お祖母ちゃん、ああ見えて親バカなんだね」
鶴「厳しいこと言ってたけど、娘と孫達のことは愛してるってことね」
楓「その孫達に私達は入ってるのかな?」
理「早く着替えなさい!入学式始まるわよ!」
香「皆!急いで!」
スリーシスターズ学園(高等部)入学式
体育館
香「中等部時代は教師として見てたけど、保護者として見るのは初めてね」
鶴「お母さん、運動会とかどうやって撮ってたの?」
香「えっ?普通にカメラ片手に撮ってたわよ!生徒観覧席で!」
鶴「隠れる気ある?」
香「親って素が出ると隠れてるのを忘れるの!でも、怪しまれないように生徒全員分撮ってたわ!中には証拠になるのもあったし!」
鶴「そこはなんか分かるわ・・・」
入学式が終わり
各教室に行く生徒達
1年Bクラス
ガラガラ
理「はい、改めてうちの高等部入学おめでとう!
まず、あなた達を担任する先生が決まってなくてごめんなさい!
代わりに理事長である私が今後の予定や伝達等をするわ!」
全員「ハ~イ!」
八期「なんで、担任の先生決まってないんですか?」
理「あなたは黙ってなさい!」
八期「えっ?」
理「誰のせいでこうなったと思ってるの?」
八期「さあ?」
理「あなたと揉めてきたから誰もやろうとしないのよ!」
零「逆にそれはそれで問題では?連れてこれなかった理事長が悪いのでは?理事長!しっかりして下さい!」
理「連れてこれたら連れてきてるわよ!」
秀喜「早くて、いつ頃決まりますか?」
理「明日の始業式までには来てもらうつもりよ!無理だった場合は私が代わりを勤めるつもりよ!」
明「あの、理事長先生や校長先生は仕事が忙しいから担任や教科担当は受け持たないのでは?」
理「例外があるわよ!ホームルームくらいできるわ!」
次の日
Bクラス教室
明「ねえねえ、ここのクラスの担任誰だろうね?」
零「伯母さん、始業式までには来てもらうとは言ってたけど、着任式の時にはそれらしき先生居なかったよね?」
杏「うん、私達の『Bクラス』すら出てこなかったよ」
男子A「おい、八期!お前、お姉さんが先生やるんだってな?」
八期「あれは、僕のお姉ちゃんじゃないよ!」
秀喜「俺も、ビックリしたぜ!まさか、希が先生やってるなんてなあ!」
八期「多分、うちのクラスの担任じゃないかな?」
女子3人「ええっ!!!!」
八期「実は、希お姉ちゃんに聞いたんだ」
男子A「お姉ちゃんって呼んでるじゃねえか!」
秀喜「親同士が仲良しの幼馴染みなんだよ!」
男子B「幼馴染みのお姉さんか!今度紹介してくれよ!」
八期「無理!」
明「それで、希がうちのクラスの担任やるって本当なの?」
八期「分からないけど、希お姉ちゃんから聞いたんだ」
零「何を?」
八期「去年の教育実習行く前に・・・」
回想
希「八君!」
八期「希お姉ちゃん!どうしたの?」
希「実はお姉ちゃん、教師を目指すことにしたの!」
八期「へー、そうなんだ!ってことは希お姉ちゃんは卒業かあ・・・」
希「チッチッチ!実はスクフェスのルールに、学校の関係者に成ったOB又はOGは同グループに入れるんだよ!」
八期「そうなの?」
希「ほら!ここの学年別混合部門の注釈にも書いてあるよ!」
八期「本当だ!」
希「でも、先生になるには、学校で3週間の実習をしないといけないんだよね」
八期「そう言えば、実習生来てたね」
希「本当は、八君のクラスで実習したかったけど、出来ないんだ」
八期「ああ、希お姉ちゃんが来たら楽しそうだったのに・・・」
希「『贔屓するからダメ』って理事長に言われて・・・、でも、実習を終えて、教員免許貰ったら、八君のクラスに入って良いって言われたの!」
八期「わあ、それは楽しみだな!絶対先生になって帰ってきてね」
希「勿論!頑張ってくるよ!」
八期「行ってらっしゃい!頑張れ希お姉ちゃん!」
回想終わり
零「それで教員免許取れたの?」
八期「取ったんだって!これで僕の担任になれるって真っ先に見せてくれた」
秀喜「それは可能性あるな」
明「でも、八期の幼馴染みなんだよね?」
杏「何かあったら、八期君の味方にしかならない気がする」
零「希さん、八君過保護だからな・・・」
明「ってそれよりも、スクフェスのライブ、
OB・OGが学校関係者に成れば出場出来るんだ!」
八期「でも、前回と同じ名前のグループに限るって書いてあった。」
零「学年混合部門ってそんなことも出来るんだ」
コン、コン、コン、コン・・・
杏「誰か来たよ!皆席について!」
スットン!
ガラガラ
?「皆、おはよう!」
生徒達「おはようございます!」
?「私が今日からこのクラスの担任をすることに成りました・・・」
零「えっ?」
カッ!カッ!カッ!・・・←黒板に名前を書く
黒板・岡田栞
香「岡田栞です!」
八期「えっ?香先生?」
零「お母さん!?」
杏「ちょっと、零ちゃん・・・」
明「先生をお母さんって呼ぶのは小学生までだよ!」
零「違うもん!お母さんはお母さんだもん!」
香「零!先生と呼びなさい!」
零「お母さん!」
ぽふっ!←抱きつく
香「零、どうしたの?」
零「誰がなんと言おうと、あなたは私のお母さん!
先生なんかじゃないもん!ああーん!あーん!」
香「零・・・」
愛「お母さん!」
香「愛まで・・・」
八期「先生?」
香「2人とも、仕方無いわね、良いわ!2人は私の事
『お母さん』って呼んで良いわよ!」
全員「ええっ!!!!」
秀喜「俺らは呼んだらダメなんですか?」
香「誰も、あんた達の母親じゃないんだから!」
明「どういう事ですか?」
香「皆には言っておくわね!私の名前は岡田栞ですが、
実は、皆さんを受け持つのは6年目に成ります!」
全員「えっ?」
香「この岡田栞と言う名前をローマ字にします!
OKADA SHIORI
これをアナグラムすると・・・」
全員「HOSIDA KAORI!」
香「そう!私は岡田栞改め、星田香です!」
全員「ええっ!!!!星田先生?」
香「そして、私は岡田零と岡田愛の実の母親です!」
全員「ええっ!!!!」
八期「あれ?明ちゃんと杏ちゃんと秀喜は先週引っ越しの手伝いしたよね?」
明「先生が零達を預かると思ってたんだよ!」
杏「先生が里親に成って育てると思ってたの!」
秀喜「お前が『零ちゃんはこれから星田先生と暮らすんだ』って言うから」
八期「嘘は付いてない」
秀喜「先生が零の親とは言ってないじゃねえか!」
香「兎に角、私は岡田零と岡田愛の実の母親だから!皆、よろしくね!」
全員「はい!」
杏「でも、先生!うちは私立ですが、自分の子供を受け持つ事って出来るんですか?」
明「そうだよ!自分の子供を受け持つ事って『贔屓目に成るから』ダメな筈ですよね?」
香「そんなこと、私だって百も承知よ!」
全員「ええっ!!!!?」
次回・新章突入!星田先生が担任に成った理由が明かされる。
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