二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.492 )
日時: 2025/09/03 19:49
名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)

288話・トリプルエースの危機・・・⑦

ホテル

杏「フー!」

明「なんとか決勝へ行けたね!」

愛「ライブより、カメラ目線に助けられた感じ!愛ちゃんボード『それでも1位!』」

杏「でも、私達の目標は優勝じゃないよ!」

愛「うん!そうだよね!」

明「私達の今の気持ちを歌にして八期に届ける!その為の準決勝だもんね?」

杏「ねえ、一旦気持ちを落ち着かせるために1人だけに成ってみない?」

明「賛成!」

愛「私も1人に成りたいって思ってた!」

明「じゃあ、私はロビーに行ってようかな?」

愛「私は、お土産でも散策してる!」

ガチャン

杏「あの2人と組めて良かったな!本当にそれも含めて感謝だよ!」

杏『初めて会った時はお互いそこまで印象は薄かった
  でも、私が彼を気になり出した。いや、助けてあげたいと思ったのは周りに味方が居ないと感じた時かな?』

回想

男子A「それっ!」

男子B「やあ!」

女子A「ちょっと、男子!真面目に掃除しなよ!」

担任「コラ!掃除道具で何をやってるんだ?」

男子A「ヤベッ!」

担任「お前ら、今すぐ職員室ヘ来い!」

男子B「待ってください!切っ掛けは八期が『楽しいからやろう』って言ってたからやってました!」

八期「はあ?そんなこと言ってないし!」

男子B「皆、聞いてたよな?」

全員「うん!」

八期「言ってないって!」

担任「八期!お前も一緒に職員室だ!」

八期「言ってないって言ってるだろ!」

担任「良いから来い!」

八期「離せよ!」

ゴン!コロコロ・・・

女子生徒「キャー!!!」

回想終わり

杏「あの後、私が弁論しても誰も信じてくれなかった。
  それで松本先生が治療費を払うことに成ったけど・・・、夏休みのある日・・・」

回想

杏「八期君!何やってるの?」

八期「職員室を燃やす!」

杏「ダメだよ!こんなとこしたら!」

八期「人を犯罪者扱いした教師なんか皆死んでしまえば良いんだよ!」

杏「それをして何に成るの?」

八期「罪の無い人間にひどい目に合わす学校なんて無くなれば良いんだよ!」

杏「松本先生!早く来て!」

八期「えっ?お母さん?」

楓花「どうしたの?」

杏「八期君を止めて下さい!」

楓花「八期、何をする気だったの?」

八期「・・・」

杏「松本先生!はっきり言います!」

楓花「何?」

杏「八期君は教師にも生徒にも嫌われすぎです!」

八期・楓花「えっ?」

杏「何かしら証拠に成るものを身に付けておく必要があります!」

楓花「でも・・・」

杏「それでも親ですか?最愛の息子が悪者扱いされて叱られるなんて理不尽じゃないですか!」

楓花「そうね、私も理不尽極まりないと思ったわ!」

回想終わり

杏「この後に八期君と私に目線カメラを付けたんだよね
  まあ、私も私で『八期君が好きなんじゃないのか?』ってからかわれてたんだけどね!
  でも、嫌いではなかったな」

一方その頃

明「あっ!良い夜空じゃん!綺麗だなあ!綺麗と言えば八期って心が綺麗と言うか、欲望に溺れないって感じかな?
  杏に話を聞いて1度付き合ってあげたんだよね」

回想

明「ねえ、八期!」

八期「ええっと?あなたは?」

明「明!完道明!」

八期「完道さんね」

明「ちょっと私と付き合わない?」

八期「どういう事?」

明「一緒に寄り道しようってことだよ!」

八期「でも、寄り道したら・・・」

明「そこは私に任せて!」

公園

明「さあ、何して遊ぶ?何でも言ってくれて良いよ!」

八期「でも、2人だけじゃ出来ること限られてない?」

明「だったら・・・、あそこに居る子達に混じるとか?」

八期「鬼ごっこはすぐ鬼になるし、捕まえようとしたらバリアとか言われるし、嫌だな」

明「じゃあ、ボール遊びとかは?」

八期「絶対ボール拾いばかりされるか、自分に不利な判定受けて終わるな」

明「競争は?」

八期「足遅いから話になら無い」

女児A「だーるまさんがこーろんだ!」

明「あっ!あれに入れて貰おう!」

八期「ええっ?だるまさんが転んだも、ルールの違いとか、鬼の決め方がバラバラとかでつまらなさそう」

明「だったら、ルールを固定させれば良いんだよ!ねえ、お姉ちゃん達も入れてよ!」

女児A「良いよ!」

明「そうだ!だるまさんが転んだよりももっと面白い遊び教えてあげる!」

子供達「何々?」

明「だるまさんの1日!鬼の指示に従ってポーズを取るんだよ!」

男児A「どんな感じ?」

明「例えばだーるまさんが寝転んだだったら、その場で寝転んだりとか!」

男児B「面白そう!」

女児B「やろう!やろう!」

明「そして、鬼にタッチした人が次の鬼ね!」

子供達「ハーイ!」

明「鬼が振り向いた時に、お題に合ってないジェスチャーをした人は鬼に捕まって、鬼の権利無しだよ!」

子供達「ハーイ!」

明「さあ、最初はじゃんけんで勝った人が鬼だよ!」

子供達「ハーイ!」

明「さあ、八期も入って!じゃんけんポン!」

回想

明「あたしはコミュニケーションが上手かったけど、八期は下手だったからな・・・、それでも慣れたら楽しそうにしてたな」

一方その頃

愛「お義兄ちゃんは私を救ってくれた恩人!ただそれだけのつもりだった」

回想

林檎「ねえ、桃子!蜜柑!どの部活入る?」

蜜柑「私お料理好きなんだよな」

桃子「私はお菓子が好き!」

林檎「私は両方!」

蜜柑「じゃあ焼き菓子同好会に入ろうか?」

桃子「そうだね」

林檎「作るのも楽しいし、味は美味しいし!」

愛「部活動かあ・・・、あまり決めてないなあ・・・、それに特に何かやろうなんて考えたこともないしなあ・・・
  ん?」

ポスター『ナンバーズ8ライブ開催』

愛「ナンバーズ8?ライブ?出演者は・・・、この人って私をこの学校に入れてくれた!」

アイドル研究部ライブステージ

八期「ナンバーズ8です!よろしくお願いします!」

愛「あれ?お客さんはあまり居ないなあ、人気無いのかな?」

ライブ開始

愛「何この歌声!楽しそうなダンス!」

明「へえ、まあまあ上手いじゃん!」

杏「皆、耳おかしいんじゃない?八期の歌声のどこが音痴なんだろうね?」

明「うん!あたしが聞いても心地よいっていうか、こっちが踊りたくなるよ!」

愛「確かに、八期先輩の歌声とても良い!」

明「あれで舞台とか苦手らしいよ!」

杏「ああ、人前で注目されるのが苦手なんだよね」

愛「そうなんだ、八期先輩でこんな素敵なライブ出来るなら、私も出来るかな?いや、八期先輩の隣で歌って踊ってみたい!」

ライブ後

八期「今日は本当に・・・」

全員「ありがとうございました!」

八期「うちの部活動に興味がある方は是非アイドル研究部へ!うちは勝ち負けは気にせず、ただただライブを楽しむ部活です!」

愛「ライブを楽しむ?それって初心者の私でもすぐステージに上がれるのかな?」

八期「新人はいきなりセンターを務めてもらいます!」

愛「センター?」


愛「ライブのセンター、一番目立つ場所であり、相当上手い人でないと立つのが許されない場所!?
  センターのダンスで全てが決まると言っても良い
  どうしよう?自信無くなってきた・・・」

回想終わり

愛「その後、明さんに誘われて同好会に入って、でもやっぱり研究部の方が良いとも思って・・・、でもこのユニットは研究部の人達に手伝って貰って成り立ってる!
  だから実質研究部の中のユニット!
  明日はお義兄ちゃんに私達の想いを込めた歌を届けるぞ!愛ちゃんボード『やったるで!』」

決勝当日

控え室

八期「話って何?」

明「八期、あたし達をユニットにしてれてありがとう!」

八期「そんなお礼を言われる程では・・・」

杏「ううん、私達にとってこのユニットは、私達自身自由に出来た楽しさ溢れるユニットだから」

愛「それにこのユニットは同好会でも、愛好会のユニットでもない!研究部が作ったユニットだよ!」

八期「それって?」

愛「『トリプルエース』はお義兄ちゃんが作ったユニットなんだよ!」

八期「愛ちゃん、杏ちゃん、明ちゃん!」

明「だからこそ、あんたには絶対聞き逃して欲しくない!」

杏「優勝よりも大事な私達の想いを!」

愛「ライブで伝えるね!絶対聞き逃したらダメだよ!」

八期「勿論さ!」

スタッフ「トリプルエースの皆さん、準備お願いします!」

八期「じゃあ、皆!全力で!」

トリプルエース「楽しもう!」

ライブ後の結果発表

司会「優勝はトリプルエースでした!準決勝では躓きづみで目線カメラで稼ぎましたが、決勝は他をまったく寄せ付けない完璧なライブでした!」

トリプルエース「ヤッター!ありがとうございました!」

その後ソロライブの大会を見に行く一同であった。

Re: ナンバーズ8 ( No.493 )
日時: 2025/09/08 21:09
名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)

第289話・優勝談話

八期「祝!」

パッ!

研究部「トリプルエース!スクールアイドルフェスティバル・ユニット部門優勝おめでとう!」

パン!パン!パン!パン!・・・

杏「ありがとう!」

明「皆ありがとう!」

愛「本当にありがとう!」

明「ただ、優勝直後色々合ったね!」

愛「そうだったかな?」

回想

司会「スクールアイドルフェスティバル・ユニット部門優勝はトリプルエースの3人です!」

トリプルエース「イェーイ!ありがとうございました!」

八期「よし、皆やったね!研究部の皆!杏ちゃんを取り囲め!絶対命令!」

杏「えっ?何々?何をする気?」

八姫「まあ、取り敢えず体を預けなさいよ!」

希「トリプルエースが優勝したらやりたかったんですって!」

町子「優勝したら誰もが憧れるアレだよ!」

杏「えっ?えっ?」←寝かされて持ち上げられる

八期「トリプルエースユニット部門優勝おめでとう!代表してユニットのリーダー杏ちゃんを胴上げするぞ!バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏「きゃあ!」

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏「ちょっと!」

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏「あはっはははは・・・」

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏『なんだか・・・』

全員「バンザーイ!」

杏『怖いけど・・・』

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏『超嬉しい!』

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏『ありがとう』

八期「バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

杏『最高の思い出かも!』

八期「よーし、ゆっくり下ろして!」

明「杏良かったね?」

愛「愛ちゃんボード『羨ましい!』」

杏「いや、正直怖いよ!」

愛「でも、杏さん笑顔に見えた」

明「どうだった?」

杏「最高の思い出かも?」

回想終わり

明「怖がってた割りには満更でも無かったじゃん!」

杏「いや、何も聞かずに胴上げされたら誰でもビックリするよ!」

愛「そう言えば杏さんその後お義兄ちゃんに仕返ししたんだよね?」

杏「仕返しって、そんなことしてないよ!」

回想

八期「どうだった?胴上げ気持ち良かった?」

杏「最初はビックリしたけど、優勝した人しか味わえないって感じたら凄い貴重な体験だったよ!」

八期「だよね!こう言うのはチームのリーダーと監督しかされない貴重な体験だからね」

杏「ねえ、その貴重な体験させてあげようか?」

八期「えっ?」

杏「遠慮しなくて良いんだよ!こんな貴重な体験2度と味わうことなんて無いし・・・」

八期「いや、仮に僕が胴上げされたって何の意味も・・・」

愛「私達のユニット結成させたのはお義兄ちゃんだよね?」

明「それに作詞も作曲もマネジメントも八期の指示で成り立ってたよね?」

八期「いや、あれは僕の思う理想論と言うか・・・」

杏「私達トリプルエースを作ったのは八期君であり、優勝へ導いてくれたのも八期君なんだよ!」

八期「いや、まっちゃんや芹が楽曲提供、振り付けは希お姉ちゃんだし・・・」

愛「でも、私達を好きにさせてくれたのはお義兄ちゃんなんだよ!」

明「そうだよ!私達はあんたに感謝したいの!」

八期「いや、感謝なら顧問の星田先生に・・・」

香「あんたが上げて貰いなさいよ!」

八期「えっ?ええっ・・・」

香「何怖いの?」

八期「はい!怖いです!」

香「素直か!少しは強がりなさいよ!」

八期「嫌です!僕高いところと宙に浮かぶのが・・・」

明「ほらほら、私達はあんたに感謝したいんだから!」

杏「行くよ!」

愛「皆!手伝って!」

香「よっ!トリプルエースの創始者!、
  に感謝を込めて!バンザーイ!」

全員「バンザーイ!」

八期「怖い!」

全員「バンザーイ!」

八期「下ろして!」

全員「バンザーイ!」

八期「ちょっと!」

全員「バンザーイ!」

八期「何か掴みたい!」

全員「バンザーイ!」

八期「誰か!」

全員「バンザーイ!」

八期「もうこんなの嫌だ!」

全員「バンザーイ!」

八期「なんで僕まで?」

香「少しは夢原さんの気持ち分かったかしら?」

回想終わり

杏「愛ちゃんも脅してたよね?」

愛「私は純粋に感謝を込めて!」

明「折角の御褒美の胴上げが罰ゲームになったね」

愛「その足で恵利香ちゃんのライブ会場に行ったんだよね?」

杏「着いたときはまだ残り3人だったんだよね?」

明「優勝時の胴上げは縁起良いからって、同好会の誰かが優勝したら胴上げしに行こうって言ったんだよね?」

杏「美麗ちゃんだけ許さないって言われたけどね」

愛「私は納得!なんなら落としてやりたい!」

明「アイアイ怖いって!」

青香「お三方凄かったですね!」

杏「あっ、青香ちゃん!」

赤音「私達も決勝までは進みましたが、お三方には全然届かず・・・」

明「その割りには2位、3位、4位だったじゃん!凄いよ!」

藍香「別に凄くはない!美麗の指示を無視してやった結果!むしろ美麗や美麗が連れてきたコーチの言う通りにしてたら余裕で勝ってた」

ミカ「藍香、それは負け惜しみっていうのよ!」

黄花「でも、自分達で自由に考えるやり方も悪くなくない?」

桃夏「そうね、変なプレッシャーも無ければ、『負けて元々』っていう気持ちでやってたから伸び伸び出来たし!」

藍香「美麗よりも、あの権力者生徒会長の方が正しいっていうの?」

緑「そうじゃなくて・・・、う~んと・・・」

青香「気持ちに余裕が出来た分、ミスも少なくなったし、誰かを責めることも減ったじゃん?」

紫子「そうだよね!時々喧嘩とか責任の擦り付け合いとか合ったもんね!うちの愛好会」

赤音「そんなドギマギがなかった分伸び伸びと楽しく出来ましたよね」

青香「私、研究部の人と出会えて良かったと思ってる!」

藍香「何よ!研究部は敵なのよ!」

明「どこかで聞いたような台詞」

紫「あっ、青香ちゃん!」

青香「お姉ちゃん!」

紫「惜しかったね!泣くんならお姉ちゃんの胸で泣いて良いからね!」

青香「そこまで悔しくないよ!むしろ納得の結果だったから!」

赤音「それに研究部の人の指摘がなかったらもっと酷い点数だったかもしれませんでしたから!」

紫「どう言うこと?」

黄花「美麗さんが秒数の勘違いをしていて、どう頑張ってもノルマ達成が出来なかったんです!」

桃夏「曲をそのままにして、上手く歌詞を増やしてやったらまあギリギリだったかな?」

緑「その分、1、2秒ずれてボーナスを貰えなかった箇所も出ましたけどね!」

ミカ「ノルマは達成しましたけど・・・」

桃夏「そしたら美麗さん自身がボーナスで減点喰らってたっていうじゃないですか!危なかったですよ」

青香「本当に危なかったですよ」

明「実際問題、研究部又は同好会に入ってみたいと思った?」

青香「そうですね、少し見てみたくはありますね」

赤音「青香さん本気ですか?」

青香「私の目標はお姉ちゃんとのデュエット!」

紫「良いね!いつかやれたら良いなあ!なんなら今すぐにでも!」

桃夏「そんな機会あるの?」

青香「お姉ちゃんと一緒のグループってのも夢だよ!」

紫「良いね!なんなら今すぐにでも入る?」

青香「このグループで、優勝するまではやらないかな?」

紫「そうなんだ・・・、寂しい・・・」

明「まあ、気が変わる事だってあるし、仲良いんだから信じなよ!」

青香「それよりお三方はこのままトリプルエースを続けていくんですか?」

紫「そうだよ!その辺どうなの?」

明「ああ、まあ元々ソロ落ちて暇って事もあったし・・・」

杏「まだ、別のユニットに所属してるから・・・」

愛「また機会が合ったらやりたいって感じ!」

青香「そうなんですか・・・」

赤音「ちょっと寂しそうですね」

青香「私もトリプルエースのライブが好きだから!」

しかし、『トリプルエース』2度と呼ばれることの無いユニット名に成ってしまうことを彼女達は知らない!
だがそれは、とある事情で名を変えるからである。
そう、この3人でのユニットが近いうちまた戻って来ると言うことである。

Re: ナンバーズ8 ( No.494 )
日時: 2025/09/10 22:31
名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)

290話・8の集団いじめの切っ掛け

杏「お風呂気持ち良かった!」

愛「優勝パーティー終わった後だからね!でも何か寂しい感じもする」

テレビ

キャスター「現在ここの釣り堀では・・・」

愛「釣りか!」

杏「お魚を釣るって楽しいよね!でも何か心苦しいけど・・・」

楓花「ここの釣り堀も変わったわね」

愛「先生、知ってるんですか?」

楓花「ええっ、知ってるも何も八期がクラスで嫌われる切っ掛けの場所だもの!」

杏「えっ?」

愛「そうだったんですか?」

楓花「あの時は大変だったな!」

杏「私知らないんですが?」

楓花「そりゃそうよ、だってあなたにカメラを託すもっと前の話だから!」

杏「何が合ったんですか?」

楓花「確か、私のすぐ妹の旦那と一緒にここの釣り堀で釣りに行ったのかな?」

回想(8年前)

鈴夏「ねえ、お姉ちゃん!近所で釣りが出来る釣り堀が出来たんだって!」

楓花「フーン、あんた釣り苦手なくせに?」

鈴夏「いや、そこは『子供達連れていきたいね』とかないの?」

楓花「私、インドアだし!」

鈴夏「もう!ねえ、皆魚釣りやりたい人?」

兄弟達「ハーイ!」

鈴夏「大叔父さんが連れていってくれるよ!」

大「お前じゃないのかよ!」

鈴夏「私釣り詳しくないし!」

海斗「俺父さんと行きたい!」

二「叔父さん一緒に行こうよ!」

大「仕方ねえな!行くか!」

子供達「オー!」

釣り堀

大「釣りをする前にいくつか約束!
  1つ!絶対走るなよ!走って釣り堀に落ちたり、他の人を落としたりしたら迷惑だからな!」

全員「ハーイ!」

大「2つ!針に気を付けろよ!刺っさったら大変だから、振り回したりするなよ!目に当てたり、人に当てたら取り返しがつかなくなるからな!」

全員「ハーイ!」

大「あとは他の人に迷惑掛けるなよ!釣りの邪魔したり、バケツを蹴飛ばしたりするなよ!」

全員「ハーイ!」

一「私ここ!」

風浦「ああ、私も狙ってたのに・・・」

一「二!こっち来ない?」

二「姉ちゃんの隣だと姉ちゃんにしか食い付かないから嫌だ!」

三氏「四美、あっち行こうぜ!」

四美「うん、いいよ!」

八期「あっ!ここ空いてる」

ガキ大将「おい!」

八期「何?」

ガキ大将「ここは俺が取ってた席なんだよ!」

八期「はっ?何も置いてなかったじゃん!」

ガキ大将「うるせー!退きやがれ!」

八期「嫌だ!どこでも良いじゃん!」

ガキ大将「なんだと!」

ゴン!←その場のバケツを蹴る

バシャーン!

八期「あっ!」

二「おい!何やってるんだ?」

ガキ大将「コイツが俺の席を横取りしたんだよ!」

二「そうなのか?」

八期「違うよ!」

二「だよな!兄ちゃんの棹とバケツやるから!兄ちゃんは別のもの借りるから兎に角アイツから離れろ」

八期「分かった」

ガキ大将「ヘッ!生意気な!」

別の場所で釣りをする八期

二「どうだ釣れそうか?」

八期「全然」

二「まあ、簡単に釣れたらそれこそ面白くないからな!世の中思い通り行かないことが当たり前なんだよ」

八期「フーン」

ピクピク

二「おい!棹動いてないか?」

八期「えっ?」

二「兎に角落ち着け!落ち着いてゆっくり棹を引くんだ!」

バチャバチャ

二「ゆっくり上げろ!兄ちゃんが網で取ってやるから!」

八期「それ!」

二「取れたぞ!」

八期「二兄ちゃんありがとう!」

二「どういたしまして」

その後も7匹釣った八期

ガキ大将「畜生、なかなか釣れねえな!何でだよ」

八期「おおっ!面白いように釣れる」

ガキ大将「あの野郎!ムカつくな!」

二「俺ちょっとトイレ行ってくるわ」

八期「分かった!♪♪♪」

ソロソロ・・・

八期「おっ、釣れそう!」

パチャパチャ

八期「釣れた!バケツに入れて」

ガキ大将「お前何匹釣ったんだ?」

八期「ええっ、これで8匹目かな?」

ガキ大将「本当か?」

八期「えっ?あっ!返せよ」

ガキ大将「これは俺の魚だ!」

八期「嘘つけ!これは僕が釣った魚だ!」

ガキ大将「じゃあ、お前の魚だって証明してみろよ!」

八期「まず、お前ここに居なかったじゃねーか!人のもの勝手に盗むな!」

ガキ大将「なんだと?」

八期「返せ!」

ガキ大将「離せ!」

ポイッ、

八期「ああ、何するんだよ!」

ガキ大将「お前が取ろうとするからだ!」

八期「お前が人のを盗ったんだろ!」

ガキ大将「自分が悪いくせに人のせいにするな!」

八期「クー!」

ガキ大将「なんだ?やるって言うのか?かかってこいや!」

八期「・・・」

ガキ大将「フッ、弱虫め!俺より多く釣ってんじゃねーよ」

二「どうした?八期?」

八期「アイツ、許さない!」

別の釣り堀

ガキ大将「おっ、俺にも当たりが来たな!」

その後9匹釣る

ガキ大将「よっしゃー、10匹目だ!」

ドン!

ガキ大将「ううっ!」

バシャーン!

ガキ大将「あっ!アワワワ・・・、助け・・・、て!」

ガシッ

八期「釣れました」

管理人「ええっと?」

八期「釣りました」

管理人「分かった!どうぞ!」

ガキ大将「お前、ど、泥棒!」

女性A「兎に角、あの子を助けないと!」

男性A「誰か?掴むもの!」

次の日

ピンポーン!

楓花「はい!」

警察官A「警察です!お宅のお子さんが殺人未遂の罪にとらわれております」

楓花「はい?」

ガチャン

警察官A「少し良いですか?」

楓花「うちの子供が殺人未遂だなんて、何かの間違いでは?」

警察官B「ですが、昨日釣りをしていた客の携帯の動画に犯行の一部始終が映されてるんです!」

楓花「えっ?この子は?」

警察官A「彼の年は?」

楓花「まだ小学校1年生になったばかりです」

警察官B「法律上彼は児童施設に入ることに成ります」

楓花「そ、そんな!?」

警察官A「お気持ちはご察しします!ですが、これが現実で・・・」

楓花「相手の子は?」

警察官A「意識は戻っています」

楓花「そうですか・・・」

八期「何話してるの?」

楓花「八期!」

警察官A「松本八期君だね?」

八期「はい」

警察官B「昨日君は、この男の子を釣り堀に突き落として殺そうとした!これは間違い無いね?」

八期「えっ?違います!」

警察官B「嘘を付くんじゃない!君は昨日釣れないことに腹を立て、見知らぬ彼を突き落として魚を奪ったんだろ?」

八期「違います!魚を盗られたのは僕です!」

警察官A「なんだって?」

八期「アイツが僕の魚を盗ってきたから、取り返したそれだけです!」

警察官B「取り敢えず、君には行って貰う場所が!」

八期「何するんだよ!離せ!離せ!」

楓花「ああ!」

午後8時

ピーンポーン

ガチャン

警察官A「夜分遅くにすみません」

楓花「八期!」

八期「お母さん!」

警察官A「実は施設に入れようとしたら、暴れてパトカーと施設の壁を壊した挙げ句、拳銃まで撃って大変なことになり、職員が嫌がったので連れ戻しに来ました。」

楓花「はあ!?」

警察官A「あと取り調べ内容に腹を立てて、私の上司撃ってしまいました」

楓花「えっ?何があったんですか?」

警察官A「実は・・・」

回想

警察官B「この映像にあるように、お前が、この子の魚を狙って突き落としたんだろ?」

八期「違うったら違う!コイツが僕の魚を盗ったんだ!」

警察官A「でも、だからって突き落とすのは・・・」

八期「コイツが何やったか知ってる?コイツは人の取ってた場所を勝手に取ったり、僕が自分より魚を多く釣ってるのが気に食わなくて、人の釣った魚を盗って釣り堀に返したんだよ!」

警察官A「それって?」

八期「何?警察はこんな悪者を味方するの?最低だな!」

警察官B「魚を奪ったのは事実だな?」

八期「はあ!?奪ったんじゃねーよ!取り返したんだよ!」

警察官B「自分で言ったよな?自分のは生け簀に返されたって!」

八期「その分を取り返したんだ!元々は僕が釣った魚なんだ!」

警察官B「この自己中め!お前を行くべき場所へ連れていく!」

児童施設

園長「いつもありがとうございます」

警察官A「ちょっと、やんちゃと言いますか、手が掛かると思いますが、宜しくお願いします」

園長「分かりました」

警察官B「ほら、さっさっと歩け!」

ガシッ!

警察官B「あっ!」

八期「お前なんか死んでしまえ!」

ドン!

警察官B「嗚呼!」

警察官A「先輩!」

八期「来るな!あっちへ行け!」

ドン!ドン!

警察官A「クー」←腕を負傷

園長「あっ、ああ・・・」パタリ

職員A「園長!」

警察官A「君止めるんだ!」

八期「この理不尽警察!こっち来るな!」

ドン!

職員B「キャー!」

警察官A「分かった!家に帰らせてあげよう!」

バン!

警察官A「コラ!何が不満なんだ!」

八期「僕の罪を消せ!」

警察官A「えっ?」

八期「僕を家に帰し、僕の罪を帳消しにしろ!さもないとあんたも殺す!」

警察官A「分かった!」

回想終わり

警察官A「と言う訳なんです」

楓花「大丈夫なんですか?」

警察官A「見事に上司は亡くなりましたよ!
     しかも、施設の職員も今回の事が相当なトラウマとなり、拒否してきたので、結局帰すしかなかったんです!この事は彼には秘密で!」

楓花「分かりました」

回想終わり

杏「えっ?人殺しちゃったの?」

愛「でも、気持ちはなんとなくわかる。」

楓花「問題はその後なの!」

回想

手下A「おい!」

八期「何?」

手下B「何で人殺しが学校に居るんだよ?」

八期「はっ?知らねえし!」

手下C「嘘つけ!お前のせいで大将は生死を彷徨ってたんだよ!」

八期「そのまま死んどけば良かったのに!」

手下達「なんだと!?」

ピンポーンパーンポーン!

教師「1年Bクラス松本八期君至急職員室まで」

職員室

ガキ大将「お前!先週は良くもやってくれたな!」

八期「自業自得の癖に何を言ってんだ!」

ガキ大将の母「まあ!お宅のお子さんは一体どんな教育を受けてるんですか?お陰でこの子死にかけたんですよ!」

楓花「それはこちらの台詞です!」

ガキ大将の母「はい?」

楓花「うちの子は理不尽に人を傷付ける事は断じてありません!」

ガキ大将の母「何ですって?」

楓花「今回の事は喧嘩両成敗と言う事で手を打って貰えないでしょうか?」

八期「えっ?」

楓花「八期!たとえ腹が立っても、殺人はダメよ!ましてや池に落とことは間違ってる」

八期「・・・」

楓花「さあ、謝って!」

八期「嫌だ!」

楓花「何で?」

八期「僕はコイツに場所も魚も取られた!それで、警察に理不尽に連れていかれた!全部コイツのせいだ!」

楓花「でも、一歩間違ってたらこの子は死んでたかもしれないのよ!」

八期「死んで良いよ!人の物を勝手に取った挙げ句、自分が釣れないからって人の魚を生け簀に帰すような奴なんか死んでくれた方が良いんだ!」

パチン!

八期「えっ!」

楓花「あんたが理不尽な扱いを受けたことは認める!
   でも『人が死んでも良い』なんて言うな!私はあんたをそんな子に育てた覚えはない!」

八期「・・・」

楓花「これだと、彼の腹の虫が収まらないので、出ていってくれます?」

ガキ大将の母「はあ?こっちは被害者ですよ!」

楓花「自分が釣れない腹いせに人の魚を帰すなんて人私でも突き落としたくなりますね」

ガキ大将の母「うちの子はそんなこと・・・」

楓花「実は妹が週刊誌の社長をやっておりまして・・・」

ガキ大将の母「何ですか脅しですか?」

楓花「いえ、あなたの息子さんがやってた悪事、明日公表されますよ!その前に引っ越しをお薦めします」

ガキ大将の母「ハッタリね!帰るわよ」

回想終わり

愛「それで?」

楓花「ちゃんと事実を載せて、追い出したわ!」

愛「おおっ!良かった」

楓花「でも、逆に外面の良いガキ大将だったから・・・」

杏「追い出されたことに納得行かなかった生徒がいじめをするようになったんですね?」

楓花「違うわ!誰も八期の味方になる人が居なくなったのよ!あなた以外!」

杏「はあ」

楓花「迷惑掛けてるけど来年度も宜しくね」

杏「はい、あと迷惑とは思ってませんよ!これが私の中の正義です!」

Re: ナンバーズ8 ( No.495 )
日時: 2025/10/21 22:24
名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)

291話・8の武勇伝

楓花「と言っても、まだまだあるよのね」

愛「他にもあるんですか?」

楓花「正直言うと何人も殺してるのよね」

杏「普通なら殺されてもおかしくありませんね」

楓花「ただ、あの子を理不尽に犯人扱いした人間や遺族達の方が不幸に成るらしいのよ!」

愛「えっ?何ですかそれ?」

杏「私は知ってる!それで『不幸を呼ぶ少年』なんて言われたんですよね?」

楓花「例えば・・・」

回想

八期←下校中

タッタッタッタッ!

店長「待て!泥棒!」

パッと!

八期「えっ?」

ガシッ!

店長「コイツ!盗んだものを返せ!」

八期「はい?何ですか?」

店長「惚けるな!さっき仲間から受け取っただろう」

八期「知りません!」

店長「しらばっくれるな!」←ポケットに手を突っ込む

八期「えっ?」

店長「これはなんだ?」

八期「知らない!」

店長「嘘付け!万引きしたくせに!」

八期「知らないって!」

店長「兎に角、事務所に来てもらうぞ」

八期「離せ!」

店長「逃げる気だな?」

八期「僕は何も知らないし関係ない!」

店長「嘘付け!」

八期「このやろう!」←腕を振り払う

店長「あっ!」

ププー!

ゴン!

八期「ざまあみろ!」←その場を後にする

回想終わり

杏「小学校4年生の時だったかな?」

愛「その店長さんは?」

楓花「即死よ!生きてる方が不思議だったわ」

愛「勿論警察が来たんですよね?」

楓花「ええっ、本人は『知らない』、『自分は悪くない』の一点張りで・・・」

杏「学校でも、店長の子供である生徒が迫ってきたわ!
  『お前のせいで父さんは死んだ』って!」

愛「お義兄ちゃんは?」

杏「『知らない』、『僕のせいじゃない』って、言ってたけど、周りが殺人犯扱いして教室が大変だったな・・・、
  もう授業がとれだけ遅れたか・・・」

楓花「まあ、結局防犯カメラで真犯人見付けて、ソイツの家族が全部賠償したんだけど・・・」

杏「八期君が、菓子折り強要してたな」

愛「なぜ、菓子折り?」

楓花「あの子に土下座の屈辱は分からないからね!あの子にとってのお詫びはお菓子なのよ!」

愛「成る程、それでどうなったんですか?」

楓花「誰が言ったか分からないから、取り敢えず被害者の家族と理事長が代わりに・・・」

杏「そう言えば警察署燃やしたこともありましたよね?」

愛「警察署燃やしたんですか?」

楓花「これは私達も訳が分からなかったのよね」

愛「どういう事件なんですか?」

楓花「八期が強盗に加担したんだっけ?」

杏「窃盗ですよ!」

楓花「ああ、そうね!窃盗だわ!百貨店で白昼堂々強盗したって話で、本人は勿論やってないっていうし、
   私達も寝耳に水だったわ!場所的にも普段行くような場所じゃなかったしね」

愛「でも、なんで?」

楓花「防犯カメラに映った犯人の顔が八期と瓜二つだったのよ!」

愛「それっていつの話ですか?」

杏「中学入学前だったかな?」

楓花「そうそう!しかも、担当の刑事が頭固くて、一方的に八期が犯人だって決め付けて・・・、アリバイもあるのに、『何かしら巧妙なトリックを使ったんだ』とかあること無いこと言ってきたのよ!刑事ドラマの見すぎよ!」

愛「それで、なんでお義兄ちゃんは警察署を燃やしたんですか?」

楓花「実は、警察署に連れていかれる時手錠を掛けられたのよ!それが切っ掛けよ!
   後で聞いてみれば抵抗されないようにって理由だったそうだけど・・・」

杏「手錠掛けたら、何かやったって言い切ってるみたいじゃないですか!」

楓花「本人もそう思ったから逮捕されると勘違いしたのよね、実際は証拠不十分で釈放されたんだけど、
  SNSは怖いわよ!近所中に噂が広がって、家に『犯罪者の家』とか『死ね』とか『消えろ』、『引っ越せ』って紙を貼られて、外も歩けなかったわ!」

杏「今時の誹謗中傷は容赦無いですからね」

楓花「結果的に、家族からも嫌み言われて・・・」

愛「警察署を燃やしたんですね」

楓花「ええ!燃やしたと言っても半壊ね」

杏「それでも被害出てる」

愛「でも、普通に学校来てるのはなぜですか?」

楓花「説得が大変だったわ」

回想

楓花「八期!あんたは警察署を放下した放火犯になったのよ!放火は立派な犯罪よ!謝りなさい!」

八期「嫌だ!僕が謝ることなど無い!」

健「何を言ってるんだ!何人の人に迷惑掛けたと思ってるんだ!」

八期「こんなの不公平だ!」

健「何がだ?」

八期「僕は、何もしてないのに逮捕されたんだよ!全く身に覚えもない罪を被らされてね!
   だったら、この罪が無視されるのは当然だろ!
   なんで、無実の罪で逮捕されて、
   本当の犯罪でも逮捕されるんだよ!
   全部ここのバカな警察達が悪いんだ!無実の罪の人間を捕まえるような警察署なんて無くなれば良いんだよ!
   そして皆消えちまえ!」

ゴン!

健「お前それでも人間か!」

楓花「健ちゃん!」

八期「こんな奴らに僕が受けた仕打ちなんて分からないんだよ!」

回想終わり

愛「それでその後は?」

楓花「八期の気持ちを考えて、何も言わずに帰ったわ!そしたら衝撃の事実を知ったのよ」

杏「何ですか?」

楓花「実は、あの強盗に警視監の息子が加担していたらしく、それを揉み消すために八期の画像を使って、犯人に仕立てあげたそうなのよ!
   どっかの警察官が八期がこの町の『要注意人物』と言う言葉を『重要参考人』だと勘違いしてね」

杏「そうだったんだ、あの時そんなことが・・・」

楓花「結果、その情報を提供したのが犬養さんだったの!」

愛「犬のお巡りさんで有名の!」

楓花「一と二時代からの顔見知りだったから」

愛「それで?」

楓花「その結果、今度は警視庁が燃えたわ!」

2人「ええっ?」

楓花「なんか、別の事件の犯人は『自分の子供ではない』とか『自分の旦那』ではないとか、『お前らは無実の罪の人間を牢屋にぶちこむのか?』って、民間人が暴れだしてね!
   勿論警視庁は自主退職、その他処分者が1000人を越えてたそうよ」

愛「組織ぐるみだったんだ・・・」

楓花「あと、不思議な事に、警視庁が燃えたあと、私達の家以外ガス爆発が起きて、戦争でも合ったのかって位にうちの近所がしばらく焼け野原に成ってたわ!」

杏「誹謗中傷した天罰が下ったのか・・・」

楓花「最後は・・・」

回想

?「助けてくれ!」

八期「あっ、人が下敷きだ!」

男「助けてくれたら大金やるぞ」

八期「行きますよ!」

ズリズリ

男「ほら、約束通りお礼の1000万円だ!」

八期「ありがとうございます」

帰る途中

警官A「そこの君!」

八期「はい!」

警官A「この写真の男を見たかい?」

八期「あっ、さっき助けたな」

警官B「そのお金は?」

八期「その男の人が下敷きになってたから助けたからお礼に貰った!」

警官A「1000万もか?」

八期「うん」

警官B「君!ちょっと来てくれないか?」

八期「えっ?」

数時間後

警察署

楓花「すみません、うちの息子がここに居ると・・・」

八期「返せよ!泥棒!」

楓花「どうしたの?」

八期「警察が僕のお金を横取りした上、なにもしてない僕を捕まえようとするんだ!」

楓花「何かの間違いでは?」

犬養「ああ、松本さん!私もおかしいと思って帰そうと・・・」

警官B「おい!犬養!何平然と帰してるんだ?」←ボコボコ

犬養「先輩が悪いんですよ!この子は大詐欺師が偶然下敷きに成ってるところを偶然助けただけなのに、詐欺師の共犯とか言うから!」

数時間前

警官B「お前、詐欺師の仲間だろ?」

八期「はあ?知らないし?」

警官B「このお金は詐偽のお金だ!だから没収だ!」

八期「なんでだよ!これは僕が貰ったお金だぞ!泥棒!」

警官B「どっちが泥棒だ?大体これは大詐欺師の汚い金だ!」

八期「人を助けて何が悪い!」

警官B「この共犯が!」

八期「なんだと?」

今に至る

犬養「それで、机で上司を殴って・・・」

楓花「普段非力なのに、怒った時は力が強くなるんですよね、困ったものですよ」

八期「お金返せ!」

楓花「八期!あんたが貰ったのは詐偽で騙されたお金なの!そんなお金なんの価値もないわよ!」

八期「じゃあ、詐欺師でも人助けたらダメなの?目の前に死にそうな人が居たら見捨てるの?」

楓花「それは見捨てちゃ・・・」

八期「でも、警察は『見捨てろ』って言ってるじゃん!」

犬養「言ってないよ!そんなこと!」

八期「僕に『お礼を受けとるな』ってことは助けるな!ってことだろ?助けたからお礼を貰った!それになんの罪がある?言ってみろ!」

犬養「分かった、別に1000万円用意するから、懸賞金として貰ってくれ!」

楓花「すみません」

犬養「そうしないと彼納得しませんよね?それに、『人助け禁止』なんてことを警察が言えませんから」

回想終わり

杏「なんか見返りを求めてるような?」

楓花「本人は見返りがなくても、『ありがとう』さへ言ってくれれば満足らしいわ」

愛「でも、警察が人助けを否定するのはね・・・、
  それにお義兄ちゃん要注意人物になってるの?」

楓花「『対応に気を付けましょう』って事らしいわよ!
   兎に角理不尽に突っ掛かるとその警察官に不幸が舞い降りるらしいわ」

警察も大変だなあ、そう思う杏と愛だった。

Re: ナンバーズ8 ( No.496 )
日時: 2025/10/27 21:58
名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)

493話・8の武勇伝の影響

電車

女子生徒A「キャー!」

女子生徒B「この人痴漢です!」

八期「はあ?なにもしてないし!」

女子生徒C「嘘よ!私達は見たわ!あんたの手がこの子のお尻を触ったのを!」

ざわざわざわざわ・・・

バシーン!←ドアが開く

車掌「どうかされましたか?」

女子生徒A「この人が私のお尻を触ってきたんです!」

車掌「ええっと・・・、(はっ!)あなた方の勘違いではないでしょうか?」

全員「えっ?」

車掌「この少年が痴漢をするなんてあり得ません!君、名前は?」

八期「ええっと、これが学生証です!」

車掌「フムフム、あっ!そこの君!これを大至急コピーしてくれないか?」

駅員A「はい!」

車掌「後は任せたよ!」

駅員A「分かりました」

駅員B「それで、君はこの子のお尻を触ったのかな?」

八期「触ってませんよ!僕は痴漢をでっち上げられたんです!」

女子生徒B「なんですって?」

女子生徒C「往生際が悪いわね!この子がショック受けてんだから痴漢に決まってるだろ!あんたがやったんでしょ!」

八期「だったら、やったと言う証拠は?指紋とか調べれば出分かるだろ!」

駅員A「君、学生証ありがとう!ご協力感謝します!」

八期「ってことは?」

駅員A「そのまま帰って下さって構いません!」

女子生徒B「なんでよ!」

女子生徒C「コイツが犯人だって言ってるでしょ!」

会社員A「あっ!コイツらは俺を痴漢犯罪者とでっち上げた奴等です!」

会社員B「俺も!コイツらにでっち上げられました!」

会社員C「俺なんて逆痴漢されたからな!」

会社員D「俺は痴漢犯罪者とでっち上げられた挙げ句、財布を擦られたからな!」

その後も罪をでっち上げられたと言う男達が集まる。

駅員A「これは一体どういう事でしょうか?」

女子生徒B「そ、それは・・・」

女子生徒C「この人達の勘違いじゃないですか?」

駅員B「こんなに違うとおっしやられてるのに?警察を呼びますね!」

女子生徒A「ええっ!?」

女子生徒B「なんでよ!被害者はこっちよ!」

女子生徒C「こんなのおかしいわよ!」

次の日

楓花「へー、示談金詐偽で稼いでいた女子校生3人が逮捕ですって!」

杏「示談金詐偽ってあれですよね?罪をでっち上げるって言う!」

零「主に痴漢が多いわよね!何々?『とある身分を明かした少年を帰したら、示談金詐偽だと訴える会社員数十名が騒ぎだして発覚』ですって!」

杏「まさかとは思わないけど・・・」

楓花「八期ね!八期が痴漢冤罪で駅員突き飛ばして以降、
   これ以上駅員の安全を守るために、身分の確認を徹底してるのよ!
   痴漢で捕まえられそうになっても、身分を明かせば拘束される理由が失くなるって、動画サイトの豆知識にあったのよ!」

愛「へー!」

次の日

とあるスーパー

八期「ええっと、お母さんから頼まれた買い物は・・・」

チーン!

八期「これで終わりだな!」

ウィーン!

ガシッ!

Gメン「店内保安の者です!お会計の済んでない商品ありますよね?」

八期「なんの事ですか?」

Gメン「とりあえず、事務所に来てもらいますか?」

八期「意味が分かりません!」

Gメン「なんなら、ここで調べても良いんですよ!」

八期「良いですよ!万引きなんてしてませんから!」

Gメン「じゃあ、これは何ですか?」←スボンの裾から飴玉を取り出す

八期「知らないよ!僕は盗ってないんだから!」

店員A「すみません、どうかされましたか?」

八期「この人が僕が万引きしたとイチャモン付けて来るんです!」

Gメン「万引きしてるじゃないですか!裾の隙間に飴玉を隠しておいて!」

八期「隠してないわ!盗んでるとこ見たのかよ?あんたなんかGメン辞めてしまえ!」

店員A「ごめん、防犯カメラ調べるのに付き合ってもらえないかな?」

八期「疑いが晴れるなら良いですよ!」

事務所

店員A「これは!」

Gメン「嘘!」

八期「ほら、盗ってないじゃないか!何を見て盗んでるって言ってるんだ?」

店員A「確かに、盗んでるんじゃなくて、店員が並べてる時に弾んで入っちゃったんだね!」

八期「誰が万引きしただ?あーん?」

Gメン「も、申し訳ございません!」

店員A「こちら、お米10キロ無料券10枚です!これで許してもらえませんか?」

八期「分かりました!でも、このGメンクビで!」

店員A「はい、勿論です!」

帰宅後

八期「ただいま!」

楓花「お帰り!ってまた間違えられたの?」

八期「酷いんだよ!スボンの裾に入ってるやつを僕が隠したとかイチャモン付けて・・・」

三氏「それは、隠したと思うだろ!」

八期「だからって万引き犯にされるなんて溜まったもんじゃないよ!」

一「確かに、お米100キロ無料は有り難いけど・・・」

四美「そろそろ罪悪感感じてきた!」

二「そもそも、これで何回間違えられてるんだ?」

八期「さあ?40回ぐらい?」

零「多いなあ!」

三氏「あまりにも多すぎて、店側も潰したくないから、10回目の時に、1番の必需品である米100キロ無料で手を打ったんだよな!」

四美「その度に店員がクビに成るから、Gメンに切り替えたけど、Gメンすらも行きたがらないのよね!」

楓花「だから、あのスーパー万引き増えてるのよね!」

三氏「よく潰れないなあ!」

楓花「需要は多いし、カメラで撮ったら即警察に連絡してるのよ!」

三氏「俺達が知らないだけか!」

とある休みの日

八期「あっ、愛ちゃん気を付けて!」

愛「うん」

スッ!

八期「フー!」

チンピラ「おい!」

八期←無視

ガシッ!

チンピラ「おい!おまえ!」

八期「はい?」

チンピラ「言うことねえのか?」

八期「何も!」

チンピラ「てめえ俺にぶつかっといて『ごめん』の一言もねえのか?ああん!」

八期「ぶつかってないのになんで謝らないといけないんですか?」

チンピラ「ああ、痛い、痛い、骨折れたみてえだわ!慰謝料100億払え!」

八期「払う理由がありません!」

親分「どうした?」

チンピラ「兄貴!コイツがぶつかってきたのに、謝りもしないんすわ!おとしまい付けて下さいよ!」

親分「お前!名はなんだ?」

八期「えっ?」

親分「お前!八期だろう!不幸呼ぶ!」

チンピラ「名に言ってるんすか兄貴?」

親分「お前、コイツに理不尽にぶつかったのか?」

チンピラ「いや、ぶつかったのではなく、素通りしたのをぶつかったってことにして・・・」

カチッ!

愛「録音完了!」

八期「もう警察は呼んでるよ!」

チンピラ「その録音消せ!」

親分「バカ!そんなことしたら・・・」

八期「おっと!」

チンピラ「えっ?」

バシーン!←車に轢かれる

親分「不幸だ!不幸が起きた!俺は逃げるぞ!」

その後このチンピラは帰らぬ人と成った。

ある日の事

パリーン!

少年達「ウワー!逃げろ!」

雷親父「コラー!誰だ?!こんなところで野球をやってるのは?」

空き地でポツンと立つ八期!

雷親父「この!」

ゴン!

八期「はい?」

キキー!

犬養「そこの人!何をやってる?」

雷親父「こやつが、ワシの家の窓ガラスを割ったんじゃ!」

犬養「そうなのかい?」

八期「いいえ!お巡りさん!この人がいきなり殴ってきました!暴行罪ですよね?」

犬養「ああ、暴行の現行犯で逮捕だ!」

ガチャン!

雷親父「な、何をする!離せ!」

犬養「話は署でゆっくり聞く!」

その後松本家

雷親父の妻「すみません、うちの主人が大変なことをしたことを深くお詫び申し上げます!」←菓子折りを持って

楓花「いいえ、顔を上げて下さい!」

八期「嫌だ!絶対許さない!」

楓花「八期、気持ちは分かるけど・・・」

八期「謝る人が違うよ!なんで奥さん?関係無いじゃん!せめて本人来いよ!」

雷親父の妻「実は、主人は護送中に事故に遭い帰らぬ人に・・・」

楓花「えっ?」

ある日の学校

職員室

教師A「昨日、公園で火遊びしてたのはお前らだな?」

対象者「はい!」

八期「いいえ」

教師A「嘘を付け!お前も一緒に居たことを、近所の人が見てるんだ!」

八期「でも、僕は何もやってない!」

男子A「お前もやってただろう!」

男子B「そうだ!そうだ!」

男子C「認めろよ!」

ゴン!

教師A「何するんだ?」

楓花「うちの息子を証拠も無いのに疑うのやめてくれませんか?」

教師A「目撃者が居るんだ!コイツらだったんだ!」

香「反対側の監視カメラの映像です!」

映像を見て

香「八期はただ、そこを通っただけです!火遊びには全く関連してません!これ以上言うならあなたをクビにしますよ!」

教師A「チッ!なんだよ!」

香「はい!今の気に食わない態度を取ったのであんたクビ!」

教師A「なんでだよ?」

香「もうこの学校に来ないで!」


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