二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

デュエル・マスターズ Mythology
日時: 2015/08/16 04:44
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: 0qnzCmXU)

 初めましての人は初めまして、モノクロという者です。ここでは二次板と雑談板が拠点です。

 本作では基本的に既存のカードを使用するつもりではありますが、オリジナルのカードも多数登場します。ご了承ください。

 投稿したオリキャラのデッキにキーカードや切り札を追加したり、既存の切り札級のカードや、追加した切り札に召喚時の台詞を追加しても構いません。追加したい時はその旨をお伝えください。

目次


一章『神話戦争』

一話『焦土神話』
>>1 >>2 >>6 >>9 >>12 >>13 >>14
二話『萌芽神話』
>>17 >>18 >>21 >>22
三話『賢愚神話』
>>25 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30 >>33


二章『慈愛なき崇拝』

一話『精力なき級友』
>>41 >>45 >>49 >>52 >>55 >>58 >>59 >>60 >>61
二話『加護なき信仰』
>>63 >>64 >>66 >>70 >>71
三話『慈悲なき女神』
>>72 >>73 >>74 >>75 >>76
四話『表裏ある未来』
>>77 >>78


三章『裏に生まれる世界』

一話『裏の素顔』
>>79 >>80 >>81 >>82 >>85 >>86 >>91 >>92 >>94
二話『裏へと踏み入る者』
>>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101


四章『summer vacation 〜夏休〜』

一話『summer wars 〜夏戦〜』
>>103 >>106 >>107 >>110 >>111
二話『summer festival 〜夏祭〜』
>>112 >>113 >>114 >>117
三話『summer ocean 〜夏海〜』
>>118 >>121 >>127 >>128 >>129 >>132 >>141 >>148


五章『雀宮高等学校文化祭店舗名簿』

一話『ガーリックトーストレストラン』
>>152 >>153 >>156 >>157 >>158 >>160 >>162 >>163 >>164 >>167
二話『ロイヤルミルクティーカフェテリア』
>>168 >>169 >>170 >>173
三話『ゾロアスター教目録』
>>174 >>175
四話『天の羽衣伝説調査』
>>185 >>186
五話『日蓮宗体験記録』
>>187 >>190
六話『天草四朗時貞絵巻』
>>191 >>192
七話『後夜祭・神々の生誕劇場』
>>193 >>202 >>206 >>207


六章『旧・太陽神話』

一話『序・太陽神話』
>>208 >>212 >>213
二話『破・太陽神話』
>>214 >>217 >>218 >>219 >>221 >>222 >>223 >>224 >>231 >>235 >>236 >>243 >>244
三話『急・太陽神話』
>>266 >>267 >>268 >>269 >>270 >>271 >>272 >>279 >>282 >>285 >>292


七章『続・太陽神話』

一話『再・太陽神話』
>>293 >>299 >>300 >>303 >>304 >>315 >>316 >>317 >>318 >>319 >>320 >>321 >>322 >>323 >>324 >>329 >>330 >>331 >>332 >>333 >>334 >>335 >>336 >>337 >>338 >>341 >>342 >>343 >>346 >>347 >>348 >>349 >>350 >>351 >>356 >>357 >>358 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>365
二話『終・太陽神話』
>>366 >>371 >>372 >>373 >>374 >>375 >>376 >>377 >>380 >>381 >>382 >>383 >>384 >>385 >>386 >>387
三話『新・太陽神話』
>>393 >>395 >>396 >>397 >>398 >>399 >>402 >>403 >>404


八章『十二神話・召還』

一話『焦土神話・帰還』
>>405 >>406 >>407 >>408 >>409
二話『海洋神話・還流』
>>410 >>411 >>412 >>413 >>415
三話『萌芽神話・還却』
>>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422 >>423 >>424


九章『聖夜の賢愚クリスマス・ヘルメス

一話『祝祭の前夜ビフォア・イヴ
>>425
二話『双子の門番ツインズ・ゲートキーパー
>>426 >>429 >>430 >>431
三話『祝宴の闘争パーティー・バトル
>>432 >>433 >>434 >>435 >>436 >>437 >>438 >>439 >>440
四話『知将の逆襲ノウレッジ・リベンジ
>>441 >>443 >>444 >>445 >>446 >>447


第十章『月の下の約束です』

一話『月影の同盟です』
>>468 >>469 >>470 >>471 >>472 >>473
二話『月夜野汐です』
>>486 >>487 >>489 >>490 >>491 >>492
三話『私の先輩です』
>>493 >>496 >>497 >>498 >>499 >>500 >>503 >>506 >>507 >>508


第十一章『新年』

一話『初詣』
>>512 >>513 >>514 >>515 >>516 >>519 >>520 >>521 >>522 >>523 >>524 >>525 >>526 >>527 >>528 >>529 >>530 >>531 >>532 >>533 >>534 >>535 >>536 >>537 >>538 >>539 >>540 >>541 >>542 >>543 >>544 >>545 >>546 >>547 >>548 >>549 >>550 >>553 >>554 >>557 >>558 >>559 >>560 >>561 >>562 >>563 >>564 >>565 >>566 >>567 >>568 >>571 >>572 >>573


十二章『空城夕陽の義理/光ヶ丘姫乃の本命』

一話『誕生日/バレンタインデー』
>>577 >>578 >>579 >>580 >>583 >>584
二話『軍人と探偵と科学者と/友人と双子と浮浪者と』
>>585 >>586 >>587 >>590 >>591 >>592 >>593 >>594 >>595 >>596 >>597 >>598 >>599 >>600 >>601 >>602 >>603 >>604 >>605 >>606
三話『告白——/——警告』
>>609 >>610


十三章『友愛「親友だから——」』

一話『恋愛「思いを惹きずって」』
>>616 >>617
二話『敬愛「意志を継ぎたい」』
>>618 >>619
三話『家族愛「ゆずれないものがある」』
>>620 >>621 >>622 >>627 >>628 >>629 >>630 >>631 >>632 >>633 >>634 >>635 >>636
四話『親愛「——あなたのことが大好きです」』
>>637



コラボ短編
【1——0・メモリー(タクさんコラボ)】
外伝『Junior to connect』

一話『Recollection』
>>474
二話『His outrage』
>>475 >>476 >>477 >>478 >>480
三話『My junior and his friend』
>>482



デッキ調査室
№1『空城夕陽1』  >>95
№2『春永このみ1』 >>102
№3『御舟汐1』 >>136 >>137

人物
>>34
組織
>>35
フレーバーテキスト
>>574

Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.175 )
日時: 2013/10/11 00:04
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: SMalQrAD)

神聖斬 アシッド 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 6000
ブロッカー
自分のターンの終わりに、タップしている自分のクリーチャーを2体まで破壊してもよい。そうした場合、自分の山札を見る。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト7以下の無色クリーチャーを1体、自分の手札または山札からバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
相手のターン中に、相手がバトルゾーンにある自分のクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。
W・ブレイカー


 《ゾロスター》の能力で降臨したのは、二対の腕にそれぞれ剣や斧といった武器を持ち、下半身は蛇の尾、上半身は金剛力士像の如く筋骨隆々という異形のクリーチャー。偽りの神と呼ばれるオラクリオン、《アシッド》だ。
「これで私のターンは終わりだ。次のターンから、私と《アシッド》の力でさらに無色クリーチャーを増殖させる。《アシッド》が出て来た時点で、貴様に勝ち目はない」
 相当な自信を持っている《ゾロスター》。しかし、実際問題《アシッド》は強力なクリーチャーだ。単純に考えても《ゾロスター》の二倍の数、無色クリーチャーを呼び出し、自身のパワーや打点も十分、加えて相手ターン限定だが選ばれない能力もあるため、除去することも難しい。流の場にはまだなにもなく、マナが大量にあるだけなので、なおさらだ。
 だが、流はまったく焦りを見せない。
「……勝ったと思っても、デュエマは最後の最後まで逆転があるものだ。俺も最近、そういう経験があった。俺のターン」
 何かを思い返すように《ゾロスター》にそう言った流は、カードを引く。
「これだけマナがあれば、もうこれは必要ないな。《ガチンコ・ルーレット》をマナチャージ。4マナで《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を発動」


ゼロの裏技ニヤリー・ゲット 水文明 (4)
呪文
G・ゼロ—バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。


 本来ならG・ゼロでタダで唱える《ニヤリー・ゲット》だが、場に無色クリーチャーがいないため、流は普通に唱えた。マナも大量にあるので、問題ないと判断したのだろう。
 《ニヤリー・ゲット》の効果で捲れたのは、《真実の名 アカデミアン》《戦慄のプレリュード》《真実の名 白金の鎧》の三枚。すべて無色なので、すべて手札に加える。
「さらに、《ニヤリー・ゲット》で手に入れた《アカデミアン》を召喚、《ゾロスター》をバウンス」


真実の名 アカデミアン 無色 (7)
クリーチャー:リキッド・ピープル/アンノウン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
W・ブレイカー


「ターンエンドだ」
 やっとマナ加速をやめて動きを見せた流だが、しかしその動きにしても静かなものだった。《ゾロスター》こそ除去したが、それも一時的なものだ。
「その程度か。ならば貴様には、オラクリオンの力を絶望するまで見せてやろう。《磁力の使徒マグリス》を召喚、1枚ドロー」
 《マグリス》で手札を減らさずクリーチャーを並べるゾロスター。場に出てしまえばもはやただのパワー3000のクリーチャーだが、登場したら役目をほぼ終えるため、《アシッド》の生贄にはもってこいのクリーチャーだ。
「さらに《転々のサトリ ラシャ》を召喚。無色以外をすべてタップ!」
 とはいえ、《アカデミアン》は無色のクリーチャー、タップされるのはゾロスターの《ターメリック》《コットン》《マグリス》《ラシャ》だけだ。
 だが、勿論このタップには、ただのタップ以上の意味がある。
「ターン終了、その時《アシッド》の効果が発動する——《マグリス》と《ラシャ》を生贄に!」
 《マグリス》と《ラシャ》は突如発生した魔方陣の光に飲み込まれ、姿を消す。だが眩い光の中でその魂だけが変質し、新たなる命が吹き込まれる。
「最初に呼び出すのはこのクリーチャーだ。新たなる時代を呼び起こせ、そして顕現せよ! 神聖なる偽りの神——《神聖麒 シューゲイザー》!」
 最初に現れたのは、鱗のある暗緑色の体に、細長い顔、長い髭、赤い鬣といった、空想上の聖獣である麒麟を連想させるクリーチャー。周囲には鬼火のような青白い光を放つ短い杖が何本も浮かんでいる。
 《シューゲイザー》の生贄になったのは《マグリス》。続けて《ラシャ》が生贄にされ、次のクリーチャーが呼び出される。

「さあ、ここに現れん! 新たなる時代に騎乗せよ、そして破滅をもたらさん! 神聖なる偽りの神——《神聖騎 オルタナティブ》!」

 続いて呼び出されたのは、人の姿を成した神が騎乗し、暗く金色に光る三つ首の龍《オルタナティブ》。
「まずは《シューゲイザー》がバトルゾーンに出た時の能力で、手札から私をバトルゾーンに。続けて《オルタナティブ》の能力で、場に私がいれば相手クリーチャーを一体破壊する。《アカデミアン》を破壊だ!」
「くっ……!」


神聖麒 シューゲイザー 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー


神聖騎 オルタナティブ 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。バトルゾーンに自分の《策士のイザナイ ゾロスター》があれば、その選んだクリーチャーを破壊する。《策士のイザナイ ゾロスター》がなければ、そのターン、そのクリーチャーのパワーは−6000される。
W・ブレイカー


 《オルタナティブ》の咆哮で破壊される《アカデミアン》。これで流の場には何もなくなる。
「これで私のターンは終了。さあ、次のターンにはこのオラクリオンたちが、貴様に刃を向ける。その時が貴様の最期だ」
 《ゾロスター》の場には《ターメリック》と《コットン》というブロッカーがおり、アタッカーも《ゾロスター》《アシッド》《シューゲイザー》そして《オルタナティブ》がいる。
 しかも、仮に次のターンを凌げても、《ゾロスター》や《アシッド》の能力で次々と無色クリ—チャーが呼び出されるので、下手に長引かせても勝ち目は薄くなるだけ。
「流石にまずいか……」
 焦りこそ見せないものの、小さく呟く流。しかし、次のカードを引くと、少しだけ表情が変わる。
「ちょうど良いタイミングで来たな、今はこれに賭けるしかない」
 と言って、マナに目を落とす。
「俺のマナは全部で12マナ。これをすべて使い切り、こいつを召喚する」
 マナをすべてタップする流。次の瞬間、旋風が巻き起こる。

「奇跡を超越せし戦士よ、天頂の力を得て、世界のすべてに希望をもたらせ! 《超絶奇跡 鬼羅丸》!」


超絶奇跡(グレイト・ミラクル) 鬼羅丸 無色 (12)
クリーチャー:ヒューマノイド/ハンター/エイリアン/ゼニス 17000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手と3回ガチンコ・ジャッジする。クリーチャーを見せて自分が勝つたび、そのクリーチャーを山札の一番下に置くかわりにバトルゾーンに出す。呪文を見せて自分が勝つたび、その呪文を山札の一番下に置くかわりにコストを支払わずに唱える。
バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
T・ブレイカー
エターナル・Ω


「《鬼羅丸》だと……!?」
 驚愕を隠せない《ゾロスター》。それもそうだろう、出ただけで場を制圧するほどの力を持つゼニス、その中でも特に強力な《鬼羅丸》が出れば、驚かずにはいられない。《鬼羅丸》はガチンコ・ジャッジに勝てば、どんな劣勢でも逆転する可能性を秘めている、「超絶奇跡」の名に恥じないクリーチャーだ。
「見て分かると思うが、俺のデッキは《ガチンコ・ルーレット》や《ニヤリー・ゲット》など、一部のキーカードを除きほぼすべてが7マナ以上の重量級カードで構成されている。今までお前がガチンコ・ジャッジで勝てなかったように、ガチンコ・ジャッジで俺に勝てると思わないことだ」
「ぐ……」
 呻く《ゾロスター》。重量級カードばかりの流のデッキとは逆に、《ゾロスター》のデッキは《ゾロスター》や《アシッド》の生贄を確保するために、比較的コストの軽いクリーチャーが多い。しかも主要な大型オラクリオンはほとんど場に出てしまっている。
「だが、私の場にはブロッカーがいる! 《鬼羅丸》でスピードアタッカーになろうとも、このターンで決められるものか!」
「どうだろうな。さあ、ガチンコ・ジャッジだ!」
 一戦目、流はコスト《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス》。ゾロスターはコスト3《天界の神罰》。
「一戦目は俺の勝ちだ。そしてクリーチャーで勝てばそのままバトルゾーンに出せる。《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス》をバトルゾーンに!」


「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 12000+
パワーアタッカー+12000
ワールド・ブレイカー
エターナル・Ω


「またゼニスが……だが、そんな単調な能力しか持たないクリーチャーでは、私の防御は突破できまい! 二戦目だ!」
 二戦目、流はコスト3《ガチンコ・ルーレット》。ゾロスターはコスト4《磁力の使徒マグリス》。
「ふっ、今度は私の勝ちだ。やはり貴様に逆転の望みはないのだ!」
「よく吠える……まだあと一戦残っている。これで最後、この一戦で逆転だ」
 そして二人は山札を捲る。
 三戦目、ゾロスターはコスト7《神淵のカノン 愛染》。

 そして流は——コスト8《偽りの名 イージス》だ。

「来たか……! 巨艦となりし海嶺よ、偽りの名の下に、既知なる存在を排除せよ! 《偽りの名 イージス》!」


偽りの名 イージス 水文明 (8)
クリーチャー:リヴァイアサン/アンノウン 5000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーはバトルゾーンにあるアンノウン以外のクリーチャーをすべて自身の山札に加えてシャッフルし、こうして山札に加えたクリーチャー1体につき1枚カードを引く。


 《鬼羅丸》の力で現れたのは巨大な海の怪物、リヴァイアサン。しかも偽りの名の力を得て、戦艦のような意匠のリヴァイアサンだ。
「《イージス》の能力発動! 場のアンノウン以外のクリーチャーをすべてデッキに送り込む!」
「「なんだと!?」
 《イージス》が放つ激流によって、流の《鬼羅丸》と、《ゾロスター》の場にいるクリーチャーがすべて山札へと押し流されてしまった。該当するクリーチャーすべてを対象とするので、《アシッド》の選ばれない能力も適用されず、ゾロスターの場は一掃された。
「ぐっ、まさか、こんなことが……私のターン。《カルダモン》と《コットン》を召喚し、ターンエンド」
 《イージス》の能力で手札は増えたが、マナはあまり多くないゾロスター。とりあえずクリーチャーを並べ、とどめを刺されないようにブロッカーも出すが、
「《アカデミアン》を召喚。《コットン》をバウンス」
「くっ……!」
 そのブロッカーも、《アカデミアン》で除去されてしまう。
「終わらせるぞ。《マキシマム・ザ・マックス》でワールド・ブレイク!」
 《マキシマム・ザ・マックス》の巨大な一撃が放たれ、一瞬にしてゾロスターのシールドが消し飛ぶ。
「S・トリガーはなかったようだな。なら、《イージス》でダイレクトアタックだ!」
 海を割るような方向をあげ、激流に乗って《イージス》が突貫。そのままゾロスターに突撃する。
「なっ、ぐぅ、まさかこの私が……ぐあぁぁぁぁ!」
 ゾロスターは《イージス》に貫かれる。そして断末魔の叫びをあげ——消滅した。

Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.176 )
日時: 2013/10/11 07:37
名前: ツギハギさん (ID: j9SZVVec)

どうもです

姫とロイヤルティーのデュエルですが、やはりこの頭数の差はキツイですね
《調和と繁栄の罠》…前にも姫乃が使い、逆転の狼煙となったカードが今回もでてきましたね
そして…忘れてましたが慈愛神話がでてきましたか
やはり神話カードは戦況をひっくり返しますね、どうあっても

さて次は流とゾロスター(!?)のデュエルですか
パッと見このゾロスター…アニメよりもオラクリオンを使いこなせているような気がしてなりません(
激連続ガチンコルーレットでいきなりマナを11まで溜めたものの、相手の場には一気にクリーチャーが出てきましたね
アシッドにシューゲイザーにオルタナティブ…ニューウェイヴを除けばほぼすべてのオラクリオンが出てきたわけですね
ですが、流の場には…超絶奇跡とはまた、すごいカードがでてきましたね イージスは現環境ではアンノウンは少ないので構築次第ではほぼ相手だけの全体除去になりかねません

さて、変幻の精霊の件ですが、セリフを追加させていただきます
「武装せよ! 私の前を遮る愚か者をすべて貫く、一条の矛よ! 変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト 天より私に仕えろ!」

では、今回はここまでで失礼させていただきます

Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.177 )
日時: 2013/10/11 22:22
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: SMalQrAD)

ツギハギさん


 姫乃のデッキも《パーフェクト・マドンナ》のお陰で数が減らない方ですが、除去カードがかなり少ないのでより展開力のあるロイヤルティーに展開負けしてしまいましたね。
 《調和と繁栄の罠》は、エターナル呪文ではかなりマイナーなのですが、モノクロはそこそこ使えると思うんですよね……まあそれでも、S・トリガーとして出なければあまり意味はありませんが。
 《ヴィーナス》は決して弱いわけではないのですが、たぶん『神話カード』最弱です。味方をブロッカーにする能力も、アンタップする能力も、味方をタップして離れない能力も、場数を並べにくい進化MVとはアンチシナジーと言わざるを得ないですし。タップ系のS・トリガーには強いんですけどね……それでも使いにくいカードではあります。まあ、だからこそ姫乃に持たせているのですが。

 関係ないですが、モノクロはゾロスター好きです。カードのゾロスターは大して好きではないですが、アニメのゾロスターはかなり好きです。
 どうでしょう……アニメのゾロスターもオラクリオンを大量展開していましたが、《アシッド》の能力を使っていませんでしたからね。
 流のデッキは異常なほど重量級カードが突っ込まれているので、大抵のデッキにはガチンコ・ジャッジで勝てるようになっています。だからここまでマナを溜められたのですが……マナを溜めるのに終始して負けたら元も子もないですね、流石に作品内でそんなことはしませんが。
 モノクロも最近出たばかりの新キャラがこんなたいそうなカードを使うとは思ってもみませんでしたが……どうせ夕陽に使う機会はないのですし、折角だから一番能力を生かせそうな流に使ってもらいました。
 《イージス》は流の今の切り札の一体ですね。能力も《ネプトゥーヌス》に似てますし、彼は基本的にリヴァイアサンと大型クリーチャーを好みます。しかし山札への全体除去は強い……

 台詞の件、了解しました。よろしければ以前投稿したオリキャラの記事に追記しておいてくれると助かりますが、別にどっちでもいいです。
 後で>>169の仄のデュエルで台詞を変更しておきます。

Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.178 )
日時: 2014/02/21 03:47
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: SMalQrAD)

光ヶ丘 姫乃(ひかりがおか ひめの) 女 16歳



容姿:このみや汐より背は高いが、それでも高校生にしてはかなり小柄。華奢というよりは、経済的事情もあって病的なまでに痩せており、体重も相当軽い。現在ではそれなりに改善している。やや暗い茶髪をセミロングにしており、デュエルする時などは括ってポニーテールにする。

性格:語感が緩く幼い感があり、少々子供っぽい面が見受けられるが、基本的には真面目で一生懸命、他人を一番に思いやる優しい心の持ち主。ただそれがかえって自分を追い込むこともあり、一人で抱え込んでしまうところがある。また世間の流行やノリなどに疎いため、たまにずれた反応を見せたり、逆にノッてはいけないノリにノッてしまうこともある。少々抜けているが、頭脳明晰で学年トップクラスの学力がある。

所属:雀宮高校一年四組

備考:両親が『慈愛光神教』の元信者。家は貧しい。

戦術:メインカラーは光。良質なブロッカーを並べ、終盤に反撃する戦術を取ることが多いが、基本的にどんなデッキでも十全に扱える。プレイングに関しては汐に負けず劣らずと言った具合でかなり優秀。一番最初に引き当てたカード《調和と繁栄の罠》を大事にしており、色が合わなくても必ずデッキに投入している。切り札は《調和と繁栄の罠》《超天星バルガライゾウ》《偽りの王 ナンバーナイン》《勝利の女神ジャンヌ・ダルク》《慈愛神話 テンプル・ヴィーナス》《閃光の神官ヴェルベット》など。



各章デッキ解説


『二章』
 寄せ集めのカードから作ったドラゴン中心の光・自然デッキ。《コッコ・ギルピア》や《エコ・アイニー》でドラゴン召喚のための準備を整え、《バルガザルムス》や《ミスト・リエス》で手札を補充しながら中級ドラゴンでビートダウンしていくスタイル。ただ、いくら姫乃のプレイングが良くても所詮はカードパワーの低い寄せ集めのデッキなため、大型ブロッカーなどが出るだけで簡単に止まってしまう。ドラゴン中心と言ってもドラゴン以外のカードもそれなりに多い。切り札は《調和と繁栄の罠》、《超天星バルガライゾウ》と《偽りの王 ナンバーナイン》。
『四章』
 光・水構成の《ヘブンズ・ゲート》を主軸にしたようなデッキを使用している。ただ、重量級エンジェル・コマンドより《光器パーフェクト・マドンナ》などの中級メカ・デル・ソルが投入されており、一般的な《ヘブンズ・ゲート》デッキよりも平均コストが低め。ブロッカーを並べた後、《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》などで一斉攻撃を仕掛ける。
『五章』
 四章の時とほぼ同じデッキを使用。《ハッチャキ》で殴り返しやシールドを割りつつ、早期から《コアクアンのおつかい》などで手に入れた中型ブロッカーを並べていく。《パーフェクト・マドンナ》が四積みされていたり、選ばれない《パティ・スミス》が投入されているなど、クリーチャーがかなり破壊されにくく、場数がなかなか減らない。そのため《ヴィーナス》の進化元も確保しやすい。弱点としては、アタッカーが比較的少なく、場を整えなければ攻撃に移れないことと、除去カードが非常に少ないこと。切り札は《勝利の女神ジャンヌ・ダルク》《慈愛神話 テンプル・ヴィーナス》
『七章』
 五章に引き続き四章とほぼ同じデッキを使用。《閃光の神官ヴェルベット》を投入することで防御力、制圧力がさらに増し、《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》などの粘り強いアタッカーも入ったため攻撃力も上がった。その他多くの搦め手が組み込まれ《ヘブンズ・ゲート》に頼らずともそれなりに戦える。切り札は《閃光の神官ヴェルベット》

Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.179 )
日時: 2014/02/21 04:10
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: SMalQrAD)

水瀬 流(みなせ ながれ) 男 17歳

容姿:背は高めで、若干細いが体格は良い。前髪はやや長く、切れ目から覗く目は鋭いが、どこか無感動でもある。夕陽よりも男らしく、凛々しい顔立ち。

性格:寡黙と言うほどではないが、基本的に口数は多くない。端的に短く、淡々と抑揚のない言葉を発する。クールだが自分の思ったことはほぼ直球で言葉にし、自分に非を感じれば素直に頭を下げる。なお、「リュウ」と名前を間違えられると必ず「ナガレだ」と訂正するが、なかなか「ナガレ」と呼ばれない。海の家の店長から「執着心がない」と言われており、自覚もある。勝負ごとに対してもさほど勝ち負けにこだわらず《ネプトゥーヌス》を失った時もそこまで絶望感がなかったが、七章でハスターに敗北してからはそんな自分を改め、勝敗や『神話カード』に多少なりとも固執するようになった。

所属:雀宮高校二年二組

備考:同じクラスの零佑とは馬が合うようで、よく一緒にいる。

戦術:リヴァイアサンなどの大型種族をこのみ、重い大型クリーチャーエースに据えたデッキを構築する。ただし踏み倒しなどはあまり使用せず、自然文明でマナを加速させて強引に繰り出すパターンが多い。切り札は《海洋神話 オーシャンズ・ネプトゥーヌス》《超絶奇跡 鬼羅丸》《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス》《偽りの名 イージス》《「智」の頂 レディオ・ローゼス》《深海の伝道師 アトランティス》《サイバー・G・ホーガン》など。

概要:どこにも所属していない“ゲーム”参加者で、《ネプトゥーヌス》の持ち主。汐とのデュエルに負けた後は《ネプトゥーヌス》を失い、雀宮高校に転校してきた。だが八章で汐に《ネプトゥーヌス》の所有権を移譲され、再び《ネプトゥーヌス》の所有者となった。



各章デッキ解説

『四章』
 序盤は《ジャスミン》や《青銅の鎧》でマナを加速させ、中盤は《キング・ケーレ》や《キング・シャルンホルスト》で相手の攻めを耐え、終盤に《ネプトゥーヌス》で敵を一掃し、S・トリガーを潰しつつとどめまで持っていく。これが基本的な流れだが、手札が枯渇する中盤には《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》でマナチャージと同時に手札を補充したり、《テンサイ・ジャニット》で速攻で向かってくる相手を止めたり、《プロメテウス》でマナに落ちた《ネプトゥーヌス》を回収したり、状況に合わせて器用に立ち回る。墓地に《ネプトゥーヌス》が落ちても《再誕の社》でマナに戻せ、そのまま《母なる星域》で引っ張り出すことも可能。弱点としては、アタッカーのほとんどがシステムクリーチャーになるのでパワーが低く、パワーを下げるカードなどで一掃されてしまうと攻めが難しくなること。切り札は《海洋神話 オーシャンズ・ネプトゥーヌス》
『五章』
 重いカードが非常に多く、かなり偏ったデッキ構築となっている。序盤は《ガチンコ・ルーレット》でマナを加速し続け、10マナ前後までマナを伸ばす。マナが溜まってからは大型クリーチャーを連打するだけだが、《超絶奇跡 鬼羅丸》を出せればスピードアタッカーを付加されたクリーチャーが最大三体並ぶので、一気に勝負を決められる。《偽りの名 イージス》であれば、相手の大量に並んだクリーチャーを一掃できる。一部のキーカード以外は7マナ以上と、デッキ内はコストの大きいカードばかりなので、ガチンコ・ジャッジでは高確率で勝利できる。切り札は《超絶奇跡 鬼羅丸》《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス》《偽りの名 イージス》
『六章』
 五章とほぼ同じデッキを使用。
『七章』
 六章に引き続き五章のものをベースとしたデッキをしようとしているが、防御力上昇のためにシノビやS・トリガーを投入し、平均コストが少し落ちた。切り札は《「智」の頂 レディオ・ローゼス》《深海の伝道師 アトランティス》
『八章』
 汐に《ネプトゥーヌス》を返還されたため、四章で使用したデッキをベースに汐、零佑と共に組み上げた水・自然にタッチで火を加えたデッキを使用。三人の意向が詰まっているが、短時間で製作したデッキなので《ネプトゥーヌス》を出すという目的以外の方向性はいまいち一貫していない。だが逆に言えば、様々な選択肢が存在している、ということでもある。重い《ネプトゥーヌス》を呼び出すためのマナ加速やサーチ、手札補充。相手の攻撃を防ぐブロッカーや除去カード、シノビなど、基本的なカードは一通り揃っている。タッチで加えた火文明は《疾封怒闘 キューブリック》のみで、汐の意向で投入した。主に墓地へ送られた時、相手クリーチャーをバウンスする目的で用いられるが、踏み倒し手段もあるので場に出すことも不可能ではない。その踏み倒し手段はいくつかあるが、最も強力なのが零佑から託された《サイバー・G・ホーガン》で、激流連鎖により最大二体のクリーチャーが並ぶ。《サイバー・G・ホーガン》も合わせれば三体なので、上手くいけばこれ一枚で《ネプトゥーヌス》の進化元を揃えられ、《電脳決壊の魔女 アリス》などで山札を操作しておくとさらに効果的。切り札は《サイバー・G・ホーガン》


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。