二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2023/03/28 20:24
- 名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
- デンジャー☆スクランブル(その2) ( No.34 )
- 日時: 2023/03/15 17:13
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
新しく来た子らはスマブラ屋敷初訪問
アタランテ「ほう、部屋が多種多様なだけでなく意外と小綺麗な場所ではないか」
ププル「中には説教部屋や拷問部屋があるんだけど、それはやらかした人達限定だしあんまり見ない方がいい;」
以蔵「拷問の部屋あるんか;」
エージェント「あれには砂利の上で正座とかもあるんでな。まあ、他にも色々と・・・」
すると、龍馬と以蔵が何かに気付いて怖気ついた。
乱麻「どうした?」
アイオーン「ヴ?」
龍馬「姉さんにされた仕置きを思い出した・・・;」
以蔵「おまんらはめんこくても怖い女がたくさんいると聞いたんじゃが、それ聞いても龍馬の姉ちゃんの方が怖いじゃろ;」
キッド「えっ、こいつらから日向夏美とかの話を聞いてもあんまり怖くないのか?」
以蔵「聞いちょるけどあんまり怖いとは思わん」
キッド「そいつの姉ちゃんの方が怖いと思うのか;うわぁ・・・;」
お竜「お竜さんの方がでかくて強いぞー」
キッド「いや、あんたは・・・って、あんたもしかしてこないだのめちゃデカい竜!!?なんか浮いてるけどこんな美人だなんて聞いてない!!」
以蔵(蛇の女じゃが・・・)
ギロロ「キッド、王ドラ!」
キッドと王ドラを探しにきたギロロが見つけた上で叱りに向かった。
王ドラ「げ;」
ギロロ「全く警備につけた罠を全部壊しておいて行方をくらますとは!少しは戦士としての自覚を持たんか!」
モードレッド「?お前、可憐な見た目で女の戦士?」
王ドラ「あ、いやこれは;」
ギロロ「クルーク達、またなんか増えてないか?トリと同じまた厄介な友人では・・・ん?」
タママ「タマッ;」
すると、ギロロはモードレッドが原型の姿のタママを抱っこしていることに気付いた。
モードレッド「よぉ、もしやお前がタママの先輩だったりするのか?確かに赤ダルマのカエルだなw」
ギロロ「・・・お前、タママのなんなんだ?」
モードレッド「オレのマブダチだ。でも、多少は嘘つきでもバカな上司や暴慢鬼畜な親分の方に苦労かけられてるみてーだし気にかけてるなー」
ギロロ「タママ・・・そこの女に何をした?」
タママ「ボクは何もしてないですぅ!!」
モードレッドはギロロに「女」と言われた瞬間に多少は嫌悪感を感じた。自分の禁句の一つでもあるが、クルーク達の手前である上にタママには全く非がないためにある程度は抑えている。
トリスタン(あ、嫌そうな顔・・・;)
リップ(タマちゃんがやっぱり嫌なのかな?)
トリスタン(いえ、ギロロ殿に「女」と指されたからです。モードレッドは自分の性別については地雷でもある禁句の一つです)
リップ(じゃあ、タマちゃんは悪くない?それだとタマちゃんなら何をされても許されるみたいに聞こえちゃうけど)
トリスタン(返答するのは私は苦しい・・・)
すると、試合を終えたスマブラファイター達や観戦に来ていた人達がようやく戻って来た。
ルイージ「ただいまー。ん?ゼオ達も帰って来たし、クルーク君達は遊びに来てるね」
トゥーン「うにゃ、その人達はー?」
ゼオ「ああ、俺達の最近連んでる仲間。また懐かれちまった」
ナーン「今日のスマブラの試合を観戦しに行ってた間に連れて・・・」
すると、クルークにある人物が声をかけた。同じく観戦から帰って来たマタドーラだ。
マタドーラ「クルーク君、この子らは誰だい?」
クルーク「うわっ、マタドーラ!!Σ(□д□Ⅲ;)」
タママ「タマッ!!?」
モードレッド「こいつもタママやクルーク達の友達?」
マタドーラ「タママ君、そろそろお菓子を食べたいだろう?この子らの案内は僕が任せるよ」
タママ「やめてですぅ!!モー公、まだ来たばかりなんだから!!」
マタドーラ「じゃあ、尚更案内しないわけがないだろう?」
すると、王ドラがボソッとマタドーラに呟いた。
王ドラ「マタドーラ。女の子に手を出すのはせめてもの1日5人までにしときなさい馬鹿牛」
モードレッド「は?」
マタドーラ「ゑ?」
※1分後
モードレッド「タママは嘘つきなだけまだマシだからよかったじゃねーか(自身が装備する剣のクラレントにはケチャップ」
マタドーラだったもの「」
タママ「タマ・・・;(でも、王ドラさん、今のは助けてくれた・・・?」
以蔵「?おん、つまらんものじゃがみんなでもてなすかえ」
すると、サンソンや以蔵が作ったチーズケーキとフルーツオムレットを丁寧に持ってくれる人物を見た。
悶怒「土産を持参してまで丁寧なもてなしはありがたいです」←スマブラ屋敷の家事担当を担うツキノワグマ(王ドラの弟子)
すると、悶怒の師匠である王ドラはすかさずに悶怒に裏拳をかました!
悶怒「」←気絶
沖田「な、なんですかその熊はー!!?」
王ドラ「いえ、動くぬいぐるみですよ。ねー、クーさん?」
クー「お、おう、そうだな;(ごめんな悶怒;」
すると、ある人物がモードレッドに声をかけた!モードレッドはその人物を見て顔が明るくなった。
あいり「あれ?モーさん?」
モードレッド「!あいりっ(タママを優しく離してあいりに抱きつく」
あいり「どうしてここに?クルーク達もいるってことは友達になってるの?」
モードレッド「そうそう。悪い奴らじゃない」
あいり「あっちゃんもしおんちゃんもこんにちは。あ、そちらの方はお友達?可愛らしいじゃないですの」
アタランテ「お久しぶりです、あいり嬢」
しおん「久しぶり!」
フラン「う(ちょっと嬉しそう」
タママはあいりと楽しそうに話すモードレッドを見て二人が以前から親しい仲であるのと知ると同時に新世界で自分にボソッと話してくれた内容を思い出しつつ何かを微かに感じ取っていた・・・。
キッド「あいりの親しい友人だったのか。?どうした?」
タママ「いや、なんでもないですぅ;」
キッド「ツーストなら大丈夫だけどな。ちょっとやるせない顔はしてやがるが、恋人のあいりの親しい友人だから迂闊に邪魔はできないだろうし」
タママ「いや、違くて・・・」
その数分後の大広間ではモードレッド達や以蔵達のことを遠巻きに見ながらウズウズした気持ちも含めながら話しかけようか迷ってさえもいた。
タママ(╹・╹*)じーっ(デオンと話している様子のモードレッドを密かに見る)
ドラえもん「ターママくん。せっかく人間の姿で今度の吹奏楽部でやるアクションデパートでのクリスマスコンサートのために練習してるキミの婚約者(違)が怒鳴り込んできても知らないよー」
タママ「トララにはっ・・・!!ちっ、違います何をおっしゃるんですか!!ボクの心は上司としても軍曹さんにですから!!」
ドラえもん「ふーん。あっちでトリさんにこないだ買った限定品の自前のガンプラの詳細をキラキラした雰囲気で問い詰められて困惑してるケロロ君と、デオさんを何気にいじったりしてるモーさん?どっちの方を見るの?」
すると、タママはどっちも見ようとして目を飛び出してそうな顔で瞳孔を左右非対称に移動していた!
タママ<●ー))><((ー●>ぐぐぐっ
ドラえもん「目玉が飛び出そうなんだけど;」
タママ「あんたがどっちか見ろって言ったんですぅ!!」
ドラえもん「ごめんごめん。ぼくが悪かったよ」
すると、当のモードレッドは何かに話しかけていた。自分の大きめな巾着の中に自分からすっぽりと入ってる人見知りのシルクだ。
モードレッド「シルク、いい加減出てこいよ;フランももう怖がってないし、お前と同じのポケモンはいい奴らだぞ」
ピカチュウ「何?巾着の中にポケモンが入ってんのか?」
モードレッド「ああ、今出すから」
すると、シルクの姿に大半のポケモン組が驚いた!シルクがルカリオの進化前のリオルだからだ。
プリン「♀のリオルでしゅ!」
シルク「モー公、やっぱり怖くてやだー;」
モードレッド「大丈夫だって。オレにそんなにしがみつかんでも;」
リザードン「あんたの進化前もそんな感じか?」
ルカリオ「私に聞くな;」
モードレッド「お前、ルカリオか?シルク、お前の先輩もいるから」
すると、モードレッドにしがみついてるシルクを見たある人物が机の上に乗りながら言う!メタナイトだ。
メタナイト「おい単刀直入に聞くが、リオルはその気性ゆえにあまり野生には放たないと聞く。このリオルを育てた奴は〝どう〟した?」
ルカリオ「おいっメタナイト!!」
モードレッド「シルクはオレがある時に偶然発見して持ち帰ったたまごが孵ったんだ。そのまま懐いちまって今に至るぜ」
メタナイト「それだけでは信用ならんな」
モードレッド「ああ、言っとくがその後にそのたまごを持ち出してた既に捕まってるポケモンハンターがシルクを狙おうとしやがったから、その発言は助けただけなのに失礼に当たるぜ」
メタナイト「ーーーーーっすまない。クルーク、びっくりさせてしまった」
クルーク「えっ??」
ジャガー「おい!クルークより先にモー公に謝れよ!」
早々に立ち去ったメタナイトはモードレッドについて何か違和感やそれによる不審を感じ取っていた。モードレッドは素顔で普通の人間と変わらない服を着ていることで自分が追っている騎士だとはバレずに済んだのだが。
ウルフ「すまんな、ちょっとイライラしやがったんだ。今はそっとしといてやれ」
モードレッド「ああ(やっぱり薄々と気付かれてんのか?」
すると、とある騒がしい声があった。グリルが仲裁に入ってるマホロアと喧嘩しているマルクだ。
マルク「カービィはお前にもメタナイトの奴にも渡すか!!この煮卵が・・・!!」
マホロア「Wiiデラに出しテもらえナイキミに言わレル筋合いはナイヨォ!!」
グリル「マルクちん〜;って、ちょっとボクちんも言われる筋合いないじゃんそれ!!」
またカービィ関連のもつれかなと大半の全員が半ば呆れたような様子だが、その中にある声を知ってるモードレッドはすぐさまドアを開ける。
モードレッド「マルク?随分と探したんだけどな」
マルク「は!?モー公!!?なんでなのサ!!!?」
グリル「マルクちん、この素敵なイケメン女子は知り合い?」
モードレッド「女子は余計だがな;ああ、そっちは今は初めてましてか。オレはモー公。クルークらの友達か・・・もとい月島家のお付きだ」
マホロア「あいりとあおいのところダネ」
モードレッド「あおいにも会いたいと思ったんだけど、何してる?」
マルク「あおいは跡取りになるための帝王学とかの勉強がそろそろ終わるからすぐに来るのサ」
モードレッド「そうか(詳しい理由は知らんけど、圭一郎の心境は少なくとも変化してたのか」
すると、あおいがどこでもドアでスマブラ屋敷に来た!
あおい「こんにちはー。姉さんは・・・って、モーさん!?」
モードレッド「あおい!?何だそのドア!?何かの移動用のドア!?」
あおい「王ドラという奴に借りたひみつ道具ですよ。気に食わないですが」
モードレッド「ああ、あの猫耳の可憐な華奢の身体つきの女かー!」
あおい「は?」
それを見ていたタママはあおいに対してはかなりフレンドリーだが、あいりに対する憧憬も含まれた慕っているような様子とは違っていたことに気付いた。
その後にタママは同屋敷の給湯室にある机の上で項垂れるようにして突っ伏していた。
タママ「おかしいことじゃないのに・・・納得するのになんでモヤモヤが残るんですか・・・」
ネネ「タマちゃん・・・モーさんとはもうキスとかしてるの??」
タママ「こんな時に何考えてんだ!!(顔真っ赤」
パワえもん「でも、彼女は口も態度も悪いけど根はいい子そうだねー、なんだかんだで知り合いのあの赤髪ロン毛美形の糸目男と比べてみたらちゃんと芯があるようだし!彼女に気に入られてるタママ君もご執心になるのは仕方ないよねぇ」
タママ「違うですぅ!!」
ドラニコフ「ガウ;(訳:タママ君、そんな怒らなくても」
一方、スマブラのマルスに屋敷を案内されながら説明を受けている一人の以蔵は屋敷の地図を睨めっこするようにしてじっと見ていた。
やきもき?
- デンジャー☆スクランブル(その3) ( No.35 )
- 日時: 2023/03/15 17:18
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
ここからがアレな要素も含まれた大分酷いギャグが割と加速
以蔵「この屋敷の地図、いろんな部屋がある故に要注意の場所わからんき」
マルス「鋭いところ突いてるから一理はあるよ。まあ、確かに一部には変な人達はいるけど、たまに謎の女子会があるじゃない?そこでは僕らも餌食にされるから気をつけてね」
以蔵「おまんらはどんな目に遭わされたんじゃ?まあ弓弦は女子が苦手じゃし、変に食われる前に一度様子を確かめとうせ」
マルス「一度だけだよ;つか、なんかフラグ立とうとしてるし、変なところで受け取ってない?」
マルスに許可をもらった以蔵はその部屋に向かう。その部屋のドアをバンと開けた!
以蔵「おらっそこの人喰いの女ども!!そこで何の話をしとるんじゃ!?」
ピーチ「あら。あなたが以蔵君?」
リン「ようやく会えたね!」
以蔵「!?(なんか思ってたのと違うぜよ・・・?」
ピーチ「あなたのことは聞いているわ。乱麻ちゃんの護衛だって?少なくとも護衛や料理の腕は王ドラちゃんも認めてるレベルにあるんじゃない?」
以蔵「!ほうかほうかっ(なんじゃ、案外優しくお淑やかな姫と明るく気さくなボーカロイドやないか・・・」
リン「あたし達も以蔵さんからも話を聞きたいから仲良くしよー!」
以蔵「つまらん話じゃが、それでもえいなら」
以蔵が嬉しくなって意気揚々としているが、彼が見てないうちにピーチとリンは何かを手にしていた。
ピーチ&リン「さて、他の腐った女子達も呼んで女装させようかしらvそれでhspr」
ここでお分かりいただけだろうか?彼女達が会議として使用している部屋の名前は、「腐った女子組の会議ルーム」と・・・;
カービィ「みんな帰って来てるって言うし、遊びにも来てるから、たくさんの料理の材料を買って来ちゃった〜」
一方のカービィは擬人化の姿で話を聞きつけてそれで振る舞うたくさんの料理の材料を買った後に帰って来ていた。自分も食いしん坊ゆえにたくさん食べるためにかなりの量だが。
カービィ「新しく来てる子もいるからグラタン、そば、ちまき、ピザとかも作らないとなー」
すると、カービィに何かしらの音が聞こえた!カービィは聞いた途端に表情が変わった。
カービィ「誰?まさかまた何かの侵略者!?」
モードレッド「いや、侵略者じゃねーよ!荷物多そうだと思って来たんじゃねーか!」
カービィ「(えっ、ヒト?)あ、ごめん;」
モードレッド「(確かに一部は合ってるが;)あ、よく見れば何か作ってくれるのか?」
カービィ「うん、みんなが来てるから。ゼオ君達の方にもまた新しくできた仲間もいるようだし」
モードレッド「!それ、オレもなんだよ!他にも結構ちらほらといるぜ。シルクっていうリオルにも作れる?」
カービィ「うん!キミにはリオルがいるんだね」
モードレッド「ああ、懐かれちまった。そういえば、お前の名は?」
カービィ「ボクは星のカービィ!」
モードレッド「えっ、星のカービィ!?」
モードレッドはその名前を聞いて驚いた。今のは新世界で視察で使っていたモニターで見知っている原型ではなく擬人化のこともあるが、その姿はどう見ても純真無垢の可憐な女の子だからだ。
モードレッド「お前、女か!?」
カービィ「えっ?うん。他の世界では男の子のボクもいるけどやっぱり変??」
モードレッド「・・・!星の戦士というか・・・星の姫サマだったのか!?姫サン!」
カービィ「姫様じゃないよ!」
すると、カービィのお腹にギュルルと腹の虫が鳴った。お腹が空いてるようで顔真っ赤にしているようだ。
モードレッド「お腹空いてるみたいだな。もう料理作るように言うか」
カービィ「いいの?」
モードレッド「ああ。オレ達の中にも料理は作れる奴はいるからそいつにも頼んどく。サクソンはもう知ってるだろ?」
カービィ「うん!ボクにも作ってくれるおやつが美味しいんだ」
一方、それを遠くから見ていたメタナイトは自分の恋人のカービィのことを姫サンと呼んで割となんだかんだで優しく接しているモードレッドをギャラクシアで斬ろうとしていた。
メタナイト「チッ・・・相手は相当な手練れみたいだな。私には相当にカービィ限定のセコム判定がアウトしているな・・・(仮面をつけている目が赤くなってる」
ルカリオ「メタナイト、ここで刃傷沙汰はやめとけ;」
すると、二人に何かしら揉めている声が聞こえた。何やらマルスと揉めている龍馬と乱麻やそれを仲裁している様子のお竜とアイオーンと弓弦だ。
メタナイト「あれは新しく来た奴らの一人だな。何があった?」
ルカリオ「揉めている奴らの波動は赤ではないが、それに近い薄い色を帯びて来ているが・・・」
龍馬「だから言ったきに!!以蔵さんから目を離さんといてくれって!!あん人は人の言うことを信じる人やきに!!わしと出かけてちょっと目を離した隙に連れて行かれたぞよ!!?」
乱麻「私の護衛をしている最中もあいつだけ連れて行かれたことあったんだぞ(マルスに刀を向ける」
マルス「だってあんなツンケンしてるのに気付いたらフラグを立つとかおたくの幼馴染兼護衛はなんなの!!?」
お竜「お前ら、相手を怖がらせてるぞ」
弓弦「乱麻さん、やめてあげて下さいよー!!アイオーンさんだって龍馬さんを止めようとしてるのにー!!」
アイオーン「ヴゥーーーーーッ!!!!」
ルカリオ「・・・大半の理由がマルスの何らかの手違いと揉めている奴らは庇護愛や恋情によるものらしい;」
メタナイト「えっ、その女が以蔵という奴を好きなのか?」
ルカリオ「・・・それもあると思うが、恋情は男の方だOTL」
メタナイト「」
すると、マホロアがマルス達に何かを伝えに来ていた。
マホロア「あっ、マルス、聞いたヨォ〜。ナンでも腐った女子達が女装ショースるんダッテ。同じナカマのグリルも参加スるらしいケド、土佐弁男子とはヨク発見シたネェ〜www」
メタナイト&ルカリオ「」
龍馬「行くぜよお竜さん、アイオーン君!!あの腐った女子達をぶっ殺して以蔵さんを救いとうせ!!」
お竜「いいけど落ち着けリョーマ」
アイオーン「一部は殺さないと神からの約束である・・・(訳:小さくて可愛い奴らは殺さないと誓わないなら令呪で自害を命じる」
乱麻「私らも行くぞ弓弦っ」
弓弦「はいっ!!」
彼らが以蔵救出に向かった後にメタナイトとルカリオは事態を早く解決するために彼らに応戦するために向かう。
メタナイト「ルカリオ!」
ルカリオ「わかってる。騒ぎを起こさせるか!!」
一方、大広間では擬人化で未だに女装している王ドラにクルークがそのことについて釘を刺そうとしていた。
クルーク「王ドラ、確かにその姿だと確かに見た目は麗しい美少女に見えるけどお竜さん以外の女子はみんな騙されてるけど、そろそろやめにしたらどう?」
王ドラ「私の擬人化がこのような見た目なのが悪いのです!それを武器にしなくてどうするんですか?」
クルーク「いや、だからさ・・・あ」
王ドラ「どうしました?なんか女性関係でやらかしたんですか・・・」
すると、王ドラを軽々と持ち上げた人物がいた!持ち上げられた王ドラは思わず顔が真っ青になっていく中、その人物はクスリと笑いながら言う。
トリスタン「その姿であれば貞操を奪うのは問題ないですよね?」
王ドラ\(^○^)/
重大なミスに気付いた王ドラが助けを呼ぶように叫び声を上げる中、クルークは半ば呆れたようにため息を吐く。
クルーク「だから言ったじゃん;(まあ王ドラならあれぐらいは回避できそうだし」
クルークを始めとした周囲はこう予想していたが、答えはその真逆だ。王ドラはその動きを読めずに宝具は攻撃からサポート方面にも多岐に渡るトリスタンを相手するには戦闘の相性が悪く、つまりトリスタンの方が有利だ。加えてトリスタンが恋愛ごとに関して晩生なウブである王ドラがそのハジメテを誰ともしていないと知ったら・・・
トリスタン「大丈夫です、痛くはしませんよ。私は人妻だけではなく、そういう純真なレディも扱いが慣れていますので」
王ドラ「・・・;(このままでは小説のカテゴリが・・・;」
A:トリスタンが興味を持って貞操をもらうべく執着する
そう、Aにもわかるかのようにトリスタンが王ドラを誰もいない部屋に連れて行って現在進行形で押し倒してます(爆弾投下)
王ドラはトリスタンになんとかそれを制そうとする。
王ドラ「私はあんたにあげるなんか言ってません!!戯れるのも大概にして下さいよ!!」
トリスタン「照れるとは・・・もしやそれ以前にホンバンだけはしていないと?」
王ドラ「ちっ違います!!誰がしてるんですかそんなの!!」
トリスタン「ならば遠慮せず私に・・・」
すると、誰かが入ってきた!トリスタンと同じくリップのサーヴァントであるメルトだ。
メルト「トリ、いるかし・・・」
トリスタン「・・・。流石に王ドラ殿のぺったんこ胸を見て男だとお分かりですね」
王ドラ「あんたが脱がせようとしたんじゃないですか!!」
すると、メルトはトリスタンを軽く蹴るようにして引き剥がした!
トリスタン「うぐっ;」
すると、メルトは王ドラをじっと見てずいっと迫ってきた。
王ドラ「!!?」
メルト「へー。アナタ、実は男なのね。女のような顔と華奢な身体してるのに?出会った時はキライだったけどなんか面白くなってきたからリップ同様に私のアルブレヒトになってもらうわ」
王ドラ「まっ、待って下さい落ち着いて!!この私にはもう心に・・・」
メルト「顔が真っ赤ってことはまだ誰にもあげてないのね。ならば大人しく・・・」
すると、ついさっき起き上がったトリスタンがフェイルノートでメルトに音の刃を放った!メルトはそれをかわした。
メルト「何するのよ!色男はそんなに実はウブなこのカラクリが欲しいのかしら?」
トリスタン「正体を現しましたねこの毒婦。貴女がそこの彼の貞操を喰らうにはいささか軽すぎるのですよ!」
王ドラ「やめなさい!!こんな騒ぎ誰かに見られたら」
チャラ王「メルトちゃーん。トリは見つけたか・・・」
すると、トリスタンを探していたメルトを見つけたチャラ王はそれを見て唖然とした!どちらかと言えば襲われかけたのは王ドラだったが、お互いを見て驚愕した!
王ドラ「うげっ!!ちっ、違いますこれは!!チャラ王さん話せばわかるから話を」
チャラ王「何やってんだごらぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!(大激怒」
一方、以蔵は腐ったピーチやリンにとある部屋に連れて行かれて周りをキョロキョロと見渡していた。
以蔵「この部屋、撮影室か?」
ピーチ「ええ、そうよ!以蔵君が撮影に応じてくれたらその報酬金はあげる」
以蔵「ほんに!!?なら早くしとうせ!」
リン「じゃあ、まずはこの服から」
すると、何かが以蔵の頭に軽く当たった!
以蔵「ごぶっ!!?」
ピーチ「これ、ルカリオちゃんのはどうだん!?」
リン「ということはまさか!!」
すると、ピーチとリンの予想通りルカリオを先頭にした乱麻達が以蔵を救出するために二人の後ろに立っていた!
ルカリオ「こいつゴロツキではあるが純真そうだよな?それにつけ込んで騙すとはどういうことだ?」
ピーチ「あ、ルカリオちゃん;それにメタナイトちゃんやアイオーンちゃん、以蔵君の保護者の面々も・・・;」
乱麻「マルスとやらが真相を話してくれたぞ。まあここに着く前に向かおうとした他の腐った女子達はコテンパンにしてたから少し遅れたがな(刀にはケチャップ」
龍馬「ついでに以蔵さんにはそういうメイド服じゃないんだよなぁ。もっとチャイナ服とか(アイオーンに軽くビンタする」
弓弦「アイオーンさん、ナイスです;」
お竜「歯止めのかけ方が上手いなアイオーンは」
アイオーン「ヴ」
メタナイト「というわけで二人で神への祈りは済んだか?」
大半が静かに激怒するのを見たピーチは龍馬の発言から何かに気付いた!
ピーチ「えっ、浮いてる女の子を連れたあなた、それを言うってことは以蔵君を!?それって帝都騎殺ですとぉ!!?帝都殺騎もいいけど私は帝都騎殺の方がぷま「行くぜよ、お竜さん」
龍馬はすっかり巨大な竜に変身したお竜さんの上に乗りながら目が全く笑ってない顔で言う。
龍馬「僕の以蔵さんへの想いはもっと大きいんだよね」
一方、騒ぎを起こしたような様子が各所に聞こえてきた一部の人達はその騒動の原因をモニターなどで探っていた。
今回の騒動、関係者達がそれぞれでブチ切れ
- デンジャー☆スクランブル(その4) ( No.36 )
- 日時: 2023/03/15 17:23
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
ギャグ多発
レッド「またなんか騒ぎが起きてるのか!?」
クッパ「今その原因を確認しているだろう!ん?二つの別々の外部が中心による痴情のもつれ?」
サムス「そういえば、ピーチもいないわね。もしかしてその一つに関わってるかもしれないわ」
ダーク「今日初めて遊びにきたあいつらの中から格好の相手を見つけたんだなwww」
リンク「黙れ(▼益▼#)」
すると、誰かが慌てた様子で来た!服を半ばはだけでいる王ドラだ。
王ドラ「助けて下さい!!」
ププル「王ドラ、どうしたの!?」
フィン「服を半ばはだけた姿が妖艶を帯びているな」
ディルムッド「我が君;」
王ドラ「私が見つかったら襲われる!!少しの間匿わせて下さい!!」
ハッチン「えっ、お前がじゃないのか!?」
すると、誰かの声がうっすらと聞こえた!声の主は未だに追うチャラ王から逃げつつ王ドラを探しているトリスタンとメルトだ。
トリスタン「王ドラ殿。今度はかくれんぼですか?」
メルト「出てきなさい。早くトリの前に私に見つけられなさいー」
それを聞いた時に大半の全員が顔真っ青になった。特に一部の人は二人とも霊基に異常はない様子だが、何か執着を持って王ドラを探しているようにしか思えない。
クルーク「・・・王ドラ、あの二人に手こずってた?特にトリに」
王ドラ「それがなんだと言うのですか!!まあ、メルトさんには勝てますけどね!!」
ルート「トリ相手には手こずってると言ってるな。そういえば、ちーに連絡がつかないが何があった?」
パリス「あっ、これですね。なんか王ドラさんを襲おうとした二人に怒って探しまくってるチャラ王さんです。王ドラさんはチャラ王さんに意図せず救われたようなものですね」
ゼオ「じゃあ、巻き込まれたのはお前の方か。でも、どうにかして咎めないとまずいな・・・」
すると、悶怒が何かお茶セットを持ってモニター部屋に入ってきた。
悶怒「何か大変なことになっているようですね」
メイヴ「悶怒、そうなのよー;」
王ドラ「バカーーーーー!!!まだ知られてない子もいるのにぃぃぃぃぃー!!!(大汗」
アポロン【今確かにさっきの熊がいるけど?】
クー「気のせい気のせい;」
すると、王ドラの絶叫でその声を一足先にトリスタンが気付いた!
トリスタン「王ドラ殿。ここですか?」
大半の全員「!!!」
すると、トリスタンが入ってきた瞬間に大半の全員が思わずそれぞれの場所に隠れた!王ドラはモニター室の掃除用具の中だ。
トリスタン「どこですか?ここにはいないようですね」
王ドラ(もうやだこんな体験OTL)
トリスタン「・・・いないなら仕方ありませんね・・・」
王ドラ(よかった。咄嗟に発動した私の気配遮断スキルでなんとか切り抜けれる・・・)
トリスタンはモニター室を出て行ったかのような音で大半の全員は思わず安堵するが・・・
トリスタン「見つけましたよ」
王ドラ「!!!!!」
なんとトリスタンはモニター室のドアに鍵をかけて王ドラを見つけ出したのだ!それを見た大半の全員は王ドラを助けるべくトリスタンを止めるために動こうとしていた!
ルート「あのバカトリを無力化させるぞ!」
クルーク「気絶させる程度でいいんだね!?」
ゼオ「でも、案外強いスキルや宝具持ってるからなー」
ププル「ゼオ!!」
トリスタン「さぁ、鬼ごっこはおしまいです。早く終わらすようにしますからv」
王ドラ「っ!!!」
すると、何らかの小さなUFOらしき物体がトリスタンの頭に直撃した!気絶したトリスタンを見て思わず助かった王ドラは困惑するが、その人物がモニター室に入る!状況を知って止めに来たエレナだ。
エレナ「王ちゃん!大丈夫!?」
王ドラ「エレナさん・・・!(ほっ」
ゼオ「エレナ、助かった。でも、どうしてここに?」
エレナ「なんか騒ぎが起きてたから様子見に行ったら激怒してるチャラ王に遭遇したの。そしたら王ちゃんの貞操を奪おうとしてた二人を止めるために探してたと聞いたの。メルトはエジソン経由で連絡したリップちゃんが止めてくれたわ。無力化程度だけどね。今頃激怒してたチャラ王はリップちゃんに説教されて怒りは失せてきてるはずよ」
ルート「なんだかんだでいつもすまないな。今度お詫びの品を送るから・・・」
エレナ「いいのよ仲間なんだし。困った時はお互い様だから!」
すると、騒ぎを聞きつけたモードレッドが入って来た!
モードレッド「なぁ、なんか王ドラっていう奴がトリに襲われて・・・」
クルーク「あっ、モーさん?トリはエレナさんがなんとか無力化してくれたから・・・」
すると、モードレッドは服がはだけた状態の王ドラを見て驚きの絶叫を上げた!
モードレッド「はあああああー!!?お前、そんな顔して実は男!?!?!?」
サムス「こういう趣味の悪いことするのがオレンジの悪魔の異名を持つこいつのやり方よ」
モードレッド「オレンジの悪魔!!?仕事先でチラホラと噂を聞いたんだけどこんな見た目可憐な女のような奴だって聞いてねぇー!!もっとチンピラじみた筋肉隆々だと思ってたのにー!!!」
レッド「気持ちはわかるけど落ち着け;」
ププル(あ、秘密警察にも王ドラの伝説は伝えられてるんだ・・・;)
そしてその数十分後、もう一つの騒動が解決したためにその二つの騒動の中心であるキャラ達は事態を知ったマスハンから説教を受けていた。
マスハン「どうするんだこれはー!!?しかもうちのスマブラファイターも関与してるし、スマブラ屋敷の部屋の一部が壊されてるし!!」
今回の騒ぎを起こしたキャラ全員「サーセン・・・;」
クレハン「まあ新しく遊びに来た奴らもだんだんと馴染んできたしいいんじゃねーの?現になんだかんだで楽しそうに過ごしてるしな」
すると、ブラピがキョロキョロと見渡しながら何かに気付いた。
ブラピ「そういえば、マリオとワリオの奴はどこだ?」
ルドウィッグ「!!まさか・・・;」
すると、大半の全員の予想通り、桜サイドの裸族のワリオが裸族バイクで走る桜サイドの裸族リーダーのマリオの姿があった!
ワリオ「そこの新しい仲間にも歓迎の裸族技だぁぁぁぁぁー!!!(上半身はクーのコスチューム(未再臨の)&下半身はモザイク処理されたアイスを頬張る以蔵のR-18の痛褌」
マリオ「親愛の証として美しく咲き誇る俺の乳首を投げるぞぉぉぉぉぉー!!!(上半身は沖田のコスチューム(未再臨の)&下半身は謎のミルクを浴びせられてるフランのR-18の痛褌」
ファルコ「ぎゃあああああー!!!やっぱり来たあああああー!!!」
クー「あれは俺の着てるやつーーーーー!!!?」
沖田「いやあああああー!!!私の(未再臨の)コスチュームうううううー!!!!」
龍馬&乱麻&モードレッド&アタランテ「あ゛ぁ゛?(彼らが身に付けてる痛褌を見て大激怒」
お竜「落ち着けお前ら」
裸族の痛褌に描かれたのを見た関係者達は大激怒。そしてそのまま突進していき・・・
マリオ「俺ら裸族を呼ばずに歓迎をした罰を受けよぉぉぉぉぉー!!!(メタナイトと王ドラのズボンをひっちぎる」
トリスタン「ピロリーン☆(手にはスマホ」
※1分後
ルイージ「じゃあ、バカ兄貴達だったものは説教部屋に強制連行するから(手にはマリオだったものとワリオだったものを縛ってる縄」
チャラ王「お願いするぜー」
トリスタン「あの・・・;王ドラ殿、私のたんこぶがなんか多くないですか・・・;」
王ドラ「知りませんよ」
メタナイト「私も犯人ではない」
ついでに解説すると、王ドラの下着はイチゴ柄のトランクス、メタナイト(擬人化状態)の下着はアフォガード柄のトランクスです(ぇ)
ちなみにあの痛褌は関係者を始めとしたキャラ達がハサミで細かく切り刻んで焼却処分しました。クルークが気を取り直しつつ言う。
クルーク「じゃあ、料理はもうたくさんできてるから食堂に行こー;」
メイヴ「ようやく食事にありつけるのね!」
アイオーン「龍馬とお竜も晩餐を食すがいい。以蔵なら目を覚ましてきてる故心配ない」
龍馬「うん」
お竜「カエルの肉あるか?」
アイオーン「ない;」
すると、誰かが一足遅く遅れてやってきた。アイオーンがギタリストとして所属するシンガンクリムゾンズのクロウとヤイバだ。
クロウ「やいっ、ヘタレオン!またスマブラ屋敷に遊びに来やがったな!」
アイオーン「おい小動物。矮小なる貴様が大声で騒ぐな」
お竜「アイオーンのバンドメンバーの奴か?」
ヤイバ「?故にこんな浮いてる美女を連れているのか?隣にいる男もか・・・なぬっ?(モードレッドを見る」
モードレッド「?何じろじろと見てんだ?」
クロウ「お前、あいりの初恋の奴か!?」
モードレッド「え?(驚いたがちょっぴり嬉しい」
クロウが言った「モードレッドがあいりの初恋の人」の言葉を聞いてタママはますますもどかしさを覚えた。アイオーンはクロウに聞く。
アイオーン「ロムは?」
クロウ「ロムは今日で出張から帰ってくるついでにここに立ち寄るって。オメーが言った居候のこいつらのことを知らねーしな」
すると、アイオーンの後ろに誰かが絡んできた!ヤスとハッチンが所属するDOKONJOFINGERことどこ指のドラマーの双循だ。
双循「おいヘタレライオンの。ヤスとハチ公同様にこの最強のワシに黙るなんていい度胸しとるのう」
アイオーン「ヴッ;」
ハッチン「げっ、双循!!」
ヤス「お前も来てたのかよ!!」
サンソン「アイオーン殿をいじるのはおやめなさい!彼が嫌がっているでしょう!」
双循「ぽやぽやのぼっちゃん、そんな心配せんでもあのクソ不死鳥ならもうすぐ来るわい(サンソンの頬に頬ずり」
サンソン「は!?前からなんなんですかあなたは!」
クロウ(もしかしてサクソンの奴、気に入らてんのか?)
ヤス(前からこんな感じで接してやがる;)
以蔵「おん・・・」
すると、以蔵がようやく目を覚ました!
乱麻「以蔵、大丈夫か?」
以蔵「なんか投げつけられたようじゃが」
龍馬「それは夢を見たんだよ以蔵さん」
以蔵「?ほうか・・・」
双循「!」
すると、双循は以蔵の方をじっと見る。
以蔵「おまん、なんじゃ?なんかじろじろと・・・」
双循「おどれもぽやぽやしとるやないかい」
以蔵「おん?」
龍馬(^ω^#)
この後、龍馬は双循を相手に乱闘騒ぎ勃発。なおこの乱闘をロムやジョウが遅れてやってくるまでは止める者はいなかった。
おわれ
「後書き」
新しくゼオ達の仲間になったメルトちゃんやモードレッド、以蔵さんや乱麻達が初めてやってくるのが内容のスマブラ屋敷での話ですが、このお話はあくまでも間接的に描写してるとはいえ薔薇の確率が割と高めです。最初はこんな内容じゃないはずがどうしてこうなった。
FGO組はFateシリーズの中でも一際でとにかく程度の差異があれど恋愛に開放的というかオープンな鯖が多いのでノーマルでも薔薇でも百合でも成り立ってしまうのが特徴ですので色々と趣向が凝らしてしまいますね。だから桜サイドのキャラにも絡みやすい故に性格的には書きやすいです。その分ギャグ方面でも生かしやすくなってしまうけど;
感想OK
- 僕もまた、運命に導かれて(その1) ( No.37 )
- 日時: 2023/03/28 20:16
- 名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)
今回は大半がタママのモードレッドに関するもやもや話。トリスタンや王ドラの掛け合いも含むほのぼのギャグシリアス風味。
タママは公式でも一人ぼっちの時はトラウマなところがあるのである意味で似たもの同士のモードレッドとは通じる部分があるかもわからないです。性格的には違うけど、そういう同じ星に生まれたかもかしれないですね。本人達には無自覚かどうかわからんですが;
一人ぼっちは大嫌いだ。
何も言えないけど、一人になると寂しい。
もしも切り捨てられるとしても、
たった一人でもいいから、
誰かに打ち明けたかったんだ。
ケロロ「だーかーらー、これをこうすればいいのではありますか!?」
ギロロ「貴様のやることは無茶すぎるだろう!?もっとこうやるべきだ!」
とある日の日向家の地下に通じる秘密基地での侵略会議。今日もいつもの風景が繰り広げられている中でドロロはタママの様子がおかしいことに気付いた。
ドロロ「タママ殿?ぼーっとしてどうしたでござる?」
タママ「(ギクッ;)あ、ごめんなさいドロロ先輩;軍曹さん、悪いですがこれから見たいアニメがあるから先に帰っていいですか?」
ケロロ「ああ、構わないでありますよ。我輩も新作ガンプラを早く作りたいしー」
ギロロ「貴様は・・・;って、タママ、いつのまに忽然といなくなってる!?」
クルル「ドラマの録画予約すんの忘れちゃったー☆(大嘘」
一方、タママはキョロキョロと辺りを見回しながらとある場所にたどり着く。そこは白金にある洋風の隠れ家風の高級マンションだ。今はそのマンションを月島家が買い取っているためにこれから会いに行くその人物の住む家なのだが(タママ自身はそれを知らない)
タママ「この場所、普段はなんかの魔術でカバーされてるから一般には見えないですぅ。ボクにはなんか見えるようにしてますが;」
タママはそのマンションに入る。いつもよく見るフロントスタッフである月島家の中級男性使用人の一人寺脇竜平(たっぺい)にすっかり顔を覚えられてるのか今では声をかけてくれるほどまでになった。
寺脇「ああ、タママ様!いらっしゃいませ」
タママ「いや、なんかあったら困るからそういう時にオートロック解除すんのやめろですぅ;」
寺脇「信頼してきてるって証拠ですよ。さぁ、入ってきてください。モードレッド様らがお待ちです」
タママはモードレッド達の住むフロアに入ってインターホンを鳴らした後に玄関のドアが開いた。モードレッドが出迎えてくれた。
モードレッド「よぉ、タママ。言ってたカボチャプリン買ってきてくれたか〜?」
タママ「オレは自分が食べる用にも買ってきてるだけだ;」
モードレッド「オレのにも買ったってことじゃねーか」
モードレッドはタママを事あるごとに呼び出すことが最近の日常風景になっていた。不貞隠しの兜の騎士の暇つぶしにはタママがちょうどいいと思ったのだろう。カボチャプリンを食べてる最中のモードレッドは聞く。
モードレッド「そういえば、住んでる家の奴らの心配は大丈夫か?確か西澤家のお嬢サマんとこだよな」
タママ「ちゃんと帰ってるから心配ないよ。軍曹さん達のとこもちゃんと行ってるし」
モードレッド「ふーん」
モードレッドはタママの原型の姿から秘密警察で密かな話のネタになっていたケロン軍に所属するまだ幼年体のケロン人であることに気付いていた。しかしお互いのさらなる詳細までは知らないが、それでもなんだかんだで絡んでいるのだ。
モードレッド「そういえば、いつからが大人になるんだ?」
タママ「はぁ?オレだってちゃんと時期が来たら尻尾が外れるだけでこう見えて本当は成年体になるはずの大人だ!時期が人よりも少し遅いんだよ・・・」
すると、モードレッドは顔をタママに近づけてこう口にした。
モードレッド「へぇ。お前、大人なんだな」
タママ「っ/////!!!オ、オレをからかうなーーーーー!!!(顔真っ赤」
モードレッド「すまねーな、こういった主義なんでな」
その翌日、またモードレッドに何か呼び出されて向かう最中のタママを見かけた桃華は声をかけた。
桃華「タマちゃん?こんな昼間にどこに行くの?」
タママ「(ギクッ;)な、なんていうか友達に会いにですぅ!」
桃華「ドラリーニョさん?それなら私も一緒に・・・あら?(気付いたらタママが忽然と行ってる」
タママはその後にモードレッドに会いに来た。今度は親が共働きや夜の仕事などの事情で自分達が住むマンションに預かっている子供達にあんみつを買ってこいと言われて持ってきたからだ。
タママ「ほら、あんみつ;」
モードレッド「大量に買ってきてんな。まあ食べてないな」
タママ「お前に脅されたのに食べるかっ;」
タママは残ったあんみつを食べている最中にモードレッドに聞く。
タママ「そういえば、お前の主人のアイルー(あいり)にはここに住んでるの知らないのか?」
モードレッド「大丈夫だ。圭一郎はもし知られても構わないと言ってる。それにあいりは学校でもなんか忙しそうだ。昔とは違ってあんまり構ってもらえなさそうだって・・・」
タママ「・・・。モー公はアイルーを本気で慕ってるのか?」
モードレッド「慕ってるさ。圭一郎にもあいりのとは別だが、あいつはあんな相当意地っ張りでも優しい奴だよ」
タママ「どこがだよ!あの男は過去に自分の子供を時に放っておいた奴だよ!」
モードレッド「他の政治家が先にあいつらにも傷をつけたんだ!あの総理が愛紗サンを裏切ったりしたから!」
タママ「それは・・・愛する人や子供らと引き離すのは、確かに酷いけど・・・」
モードレッドは少しだけ寂しそうな顔をしながら言う。
モードレッド「オレは闇ぜりで売られていたところを迷い込んだまだ幼いあいりに拾われた。その時に身に付けてたリボンの髪飾りと引き換えにな。とても大事にしていたという話は後になって聞いたよ・・・」
タママ「でも、買い戻せたとしてももう成長してるんだから着けれないんじゃないか?」
すると、タママの言葉を聞いたモードレッドは素振りでクラレントを彼に向けながら激昂した!
タママ「!?」
モードレッド「わかってる!!・・・そんなこと、痛いほどわかってんだよ。たとえもう叶わない想いだとしても、もう傷つきたくないだけだ」
カムランの丘でブリテンにおけるアーサー王伝説を終わらせた出来事はモードレッドが自分で引き起こしたこと。彼女は自分でそれをわかっている。人間に対しては自分の欲ばかりしか考えていないとして快く思ってないけれど、それは逆に自嘲気味も含まれているのだ。
そんな自分に臆せずに優しく接してくれているあいりには度々振り回されることもあるが、それでも恋情にも憧憬とも取れるような複雑な想いを抱くようになっていた。
だからこそモードレッドの本来の願いとは別に聖杯の力にも頼らないような願いは・・・
モードレッド「あいりにあのリボンを買い戻せたら、やっと「お前が好きだよ」と言える。そうしたら今度こそ何か変わる気がする。全部じゃないけど、少なくともあいりとのことだけは」
この気持ちは決して偽物じゃない。あの頃の純粋な想いが、ただ自分のものだとあいりが好きなあいつに思い知らせたいだけだよ・・・
その数日後、スマブラ屋敷ではたまたま遊びに来ていたツーストをタママがじーっと見ていた。
ツースト「?なんだ?タママ」
モードレッド『この気持ちは決して偽物じゃない』
タママ(そもそもなんで圭一郎パパはモー公を月島家に置いてるんだ・・・理由は何にしろツーたんもアイルーもモー公もみんなかわいそうですぅ)
すると、タママは自分のスマホの通知が鳴る。モードレッドからの呼び出しのEメールだ。
タママ「いえ、なんでもないですぅ、ツーストさん。ボクは先に帰ってるって軍曹さん達に伝えて下さい(こういうどうにもならないことは、部外者のボクが言ってはいけなかったんだろうに」
タママはそう言ってスマブラ屋敷を後にしたのを見たツーストは何やら疑問を感じていた。
ツースト「このところタママの奴、一人でどっかに行ってばかりいるな・・・」
ドロロ「そうでござる。前までは早く帰って来るのに最近は少し遅くなった気が。桃華殿も思うけど最近のタママ殿、なんかずっと変でござる」
一方、タママはモードレッドからの呼び出しで例のマンションに来ていた。いつものごとくフロントの寺脇に出迎えられた後、インターホンを鳴らしていた。
タママ「おーい、モー公。あっちゃんもか?フランもー?いないなぁ・・・やっぱりモー公のやつ、仕事とは言ってたけど怒ってんのかな?オレのこと・・・」
すると、Eメールの通知が鳴った。モードレッドからだ。
モードレッドからのメール「呼び出された場所間違えてねえ?このマンションの下の庭だよ」
タママ「えっ?」
すると、タママが見たのは彼を見つけて呼び出している最中のモードレッドだった!
モードレッド「お、気付いたかー」
タママ「これは?よく見たらなんかやってるな」
モードレッド「子供達やみんなでバーベキューで肉とかマシュマロとか焼いてんだよー。お前も来いよ。マシュマロ、もう焼いてるぞー」
タママ「!うんっ」
その数分後、子供達が楽しそうに見ながら焼いたマシュマロを食べているタママにモードレッドは聞いた。
モードレッド「そういや、あの時にタママはオレに聞いてたけど、そっちも大丈夫か?」
タママ「だっ、大丈夫;少なくとも命の危機は・・・;あれらと比べたらモー公が可愛く見えるくらいだ」
モードレッド「誰が子供の前でお前に言うか」
そして楽しい雰囲気のままバーベキューを終えた後にモードレッドは言う。
モードレッド「じゃあ、オレらも帰るわ。お前も気をつけて帰った方がいいぜ」
タママ「うん。なんとかは帰れる、よ・・・」
すると、タママの口周りに着いてたマシュマロの残り粒をモードレッドが指で取ってそれを舐めた。
モードレッド「マシュマロが付いてんぞ。抜けてんなあ」
モードレッドが優しく笑った後、タママは口を手で押さえていた。顔を真っ赤にしながら。
その後の西澤家ではタママが走りながら帰って来た。そこにたまたま歩いていたとある人物にぶつかった!
???「タママ殿!?申し訳ありません大丈夫ですか!?」
タママ「いや、なんでもないですぅ!パールも怪我なくてよかったですぅ・・・西澤家の執事でポールに次ぐ有能使用人に怪我されたら困るから!」
パール「あっ、タママ殿!?・・・。桃華様の心配に反してなんかいつにも増して元気だけど・・・」
自分の部屋に入った後にドアを閉めたタママはモードレッドのことを微かに考えていた。
モードレッド『へぇ。お前、大人なんだな』
モードレッド『慕ってるさ。圭一郎はあんなんでも根は優しい奴だ』
モードレッド『わかってる!たとえもう叶わない想いだとしてもまた傷つきたくないだけだ!』
モードレッド『マシュマロも焼いてるからお前も来いよ』
モードレッド『マシュマロが付いてんぞ。抜けてんなあ』
モードレッド『オレはそれで、怒らねーよ』
タママ「・・・一番好きなのは、アイルーのくせに・・・」
タママは立ちすくみながら半ばやるせなく思っていた・・・。
- 僕もまた、運命に導かれて(その2) ( No.38 )
- 日時: 2023/03/28 20:22
- 名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)
王ドラ「は?タママさんが最近おかしいって?」
一方、王ドラはドロロから最近のタママのことについて相談を受けていた。最近のタママの様子の真相を探ってほしいというのだ。
ドロロ「そうでござる。春我部防衛隊にも聞いたけど、全く知らないって一点張りで・・・」
王ドラ(ネネちゃんか;)
ドロロ「それで最近のタママ殿の足取りをを探ってほしいでござる。キミならこういうのはお手のものだけれど」
王ドラ「春我部防衛隊が知ってる上でわざとはぐらかしてるかもしれませんね・・・わかりました、桃華さん達には内密に私が単独で調べてみましょう」
その翌日、タママはまたモードレッドからメールで呼び出しを受けたためキョロキョロと周りを見渡していた。王ドラやトラン(トララ)などの周囲がいないか確認するからだ。
タママ「よし、いないですぅ。安心して行けるですぅ♪」
しかし、タママが行った後に透明マントで隠していた王ドラが木陰から出てきてタケコプターも使用しつつ彼を尾けていた。
王ドラ「本当ならこれはいざという時にしか使いたくありませんけどね。ひみつ道具を駆使しつつ密かに探るか」
そしてタママのいる待ち合わせの場所の葛飾区にあるこち亀の両津勘吉の銅像の前(リアルにも実際にありますよ)。王ドラはその付近にある木陰から透明マントを使って望遠鏡で探っていた。
タママ「ここでいいんだよな〜;」
王ドラ(両さんの銅像を待ち合わせに使うとは。もしや外来の侵略者が来てて脅迫されてる?脅迫したとしてもあんなオタマジャクシは何も利益になりませんけどね(酷)
すると、その付近に何か出かけている様子の大人数の子供達を見つけた。
王ドラ(子供達ですね。日曜なのにどこかに卒業遠足か卒業旅行かな?あ、まだ小さい低学年の子供もいますね)
すると、王ドラは後ろから何者かにより口を塞がれていた!
王ドラ「ーーーーーっ!!!」
???(私ですよ。何かを見つけたらヤバそうな雰囲気はしたので)
王ドラ「っ?」
王ドラが振り向くと、何と妖弦の円卓騎士トリスタンがいた!・・・なぜか頭や着ている私服にはアイスとケーキを投げつけられたような跡があったが。
王ドラ(トリさん!?あんた、何でここにっ;)
トリスタン(さっきまで美しいご婦人とカフェで逢瀬していたらこの前に声をかけた別の美女に目撃されて争われた上にどっちが好きなのかと問われたら咄嗟にどっちも好きじゃないと答えたので両者からアイスとケーキを投げつけられた後に探る様子の王ドラ殿を見かけたので)
王ドラ(うわー;こんな奴のどこが好いてるんですか・・・;)
トリスタン(私が絶世の美男子なので。円卓一の美男子ですよ)
王ドラ(顔で許されると思ったんですか;あっ)
すると、王ドラがいつのまにかタママがいなくなってることに気付いた。自分のアクシデントによる手違いミスとはいえその原因を作ったトリスタンを引っ張った!
トリスタン「貴方という人はとうとう私と褥(しとね)を共にする決意を・・・」
王ドラ「あなたのせいでしょうが!!罰として一緒にあのバカオタマジャクシを探りますよ!!」
トリスタン「私は悲しい・・・」
一方、タママは夜の間だけマンションに行き来している子供達のお出かけに保護者として一緒に付き合ってとモードレッドに言われたので共に上野公園内にある上野動物園に同行で遊びに来ていた。子供達もパンダなどが見られて楽しそうだ。
ちなみに王ドラが見た大人数の子供達はこの子らのことです(つまりタママが待つ待ち合わせ場所に着く寸前を見たのをトリスタンに邪魔された)
タママ「なんか子供達が楽しそうだなー」
モードレッド「そりゃな、たまには羽根を伸ばしたいんだよ。保護者達からも許可を得てるしな。フランやシルクもそうだけど、あっちゃんも楽しそうだし(嬉しそうに子供達と一緒にライオンを見ているアタランテを見る」
タママ「あー;」
すると、モードレッドのスマホの電話の通知が鳴る。彼女達のバックアップに回る白魔道師の葉樹からだ。
モードレッド「ごめん、電話だ。タママ、ガキども見てやってくれない?」
タママ「おう(仕事かな?」
モードレッドは葉樹からの電話に応じた。葉樹が話した内容にモードレッドは少し驚いた。
モードレッド「は!?この動物園も擁する上野公園付近にはあいつが部下達を連れて来てる!?」
葉樹「うん、圭一郎サマの管轄下である監査モニターからも情報が入ったって;悪いと思うけど、夕方にはせめてもの撃退はしてくれない?」
モードレッド「夕方になったら帰らすようにかよ;わかった(タママ、せっかく来てくれたのにごめん・・・」
一方、タママを探す王ドラはトリスタンを連れて方位磁針まで駆使したが、なかなか見つからなかった。現在いる場所は上野区にある駅前だ。
王ドラ「全くもう!見失った上に方位磁針もおかしいことになってるんですが!?」
トリスタン「私のハープの音で方位磁針に細工を施したので」
王ドラ「あんたか!!」
トリスタンは少しだけフッと笑いながら言う。
王ドラ「なんですか?」
トリスタン「いえ。以蔵殿のこともあったとはいえようやく話せるようにはなったと。前まで貴方はガン無視していたのでしょうから。触れたら手を洗うし服なら全身消毒するし」
王ドラ「あなたが出会いに私を女だと思って胸を触ったせいですけどね(^ω^#)」
トリスタン「でも、あの出来事からもその前の新世界やジャマハルダ関連の騒動も私やカービィ嬢、クルーク達を案じて密かに助力していたのでしょう。なんだかんだで貴方は私達の正体も内密にしてくれた。英霊であっても貴方は分け隔てなく接してくれている。それが私は嬉しく思ったから笑ったのです」
トリスタンの言葉に王ドラは満更でもない様子でそっぽ向きながら言う。
王ドラ「・・・そういうところがさらにムカつきますね」
トリスタン「私はマゾなので」
王ドラ「こんな人前で言わないで下さい;」
すると、何か人が騒いでいる様子が見られた。どちらかと言うと逃げ惑っているようだ。
王ドラ「向こうに何かあったのですか?」
トリスタン「何らかの襲撃があるようですね(でも、英霊もとい我が同胞の気配がしますが?」
一方、襲撃場所では青の吸血鬼一族の一般吸血鬼と部下の粛清騎士達とともに逃げる最中の人々を片っ端から斬る英霊、セイバーの騎士ガウェインがいた!クルークを攫うために一番の障害でもあるモードレッドを探しているのだろうか。
ガウェイン「どいつもこいつも人が多いですね。あの反逆者のいる場所を知っている人間もいるかと思いましたが」
粛清騎士A「ガウェイン様!こちらの方も掴めずじまいでした」
ガウェイン「そうですか。ならば範囲を広げて探してみなさい。貴様ら一般の青の吸血鬼達と提携して何としてでもあの騎士を見つけ出すのだ」
一般の青の吸血鬼A「はっ!」
一方、王ドラとトリスタンは逃げ惑う人々を避難させつつ襲撃場所に向かっていた。まだ残っている人達がいないか確かめるからだ。
トリスタン「ところどころに血の匂い・・・!酷いです」
王ドラ「・・・行きましょう。倒れて起きないならもう助からないですよ」
トリスタンは王ドラの言うこともわかっている。実際にその騒ぎによって人間達もその逃げ遅れた一部が死に絶えたのだ。彼だって内心ではやるせない気持ちだったのだろう。
トリスタン(大半は助かったとはいえ、あくまでも「大半」は「全員」ではない・・・本当は彼にだって・・・!)
すると、トリスタンは橋の上からガウェインを発見する!桜サイドのサーヴァントとしてこれから敵対する同胞の出現に驚きの顔をしていた。
トリスタン「ガウェイン卿・・・!(また・・・!」
王ドラ「トリスタンさん?どうしました?」
すると、王ドラもガウェインを見つけた。ガウェインは泣きながら必死に懇願する眠る赤ん坊を抱えた母親を斬ろうとしていた。
母親「お願いです!!この子だけは斬らないで下さい!!この子のこれからの未来だけは・・・!!」
ガウェイン「母親としては理想的ですが、残念ながらその未来はもうありませんよ」
ガウェインがガラティーンで斬ろうとして母親が赤ん坊を守りながら立ちすくむが、それを見て飛びかかった王ドラの蹴りがガウェインに命中した!
ガウェイン「誰だ!」
王ドラ「その未来を奪うのはフェアじゃありませんね。せっかく正統派に見えそうなのに」
母親「あ、ありがとうございます!あなたは一体・・・」
王ドラ「通りすがりの格闘家です。ほら、早くその赤ちゃんと一緒に逃げなさい!」
母親が王ドラに頭を下げた後に逃げたが、邪魔をされたガウェインは彼を睨みつけながら言う。
ガウェイン「私を蹴り倒すとは相当な手馴れのようですね。喧嘩でも買いに来たのですか?」
王ドラ「売られた喧嘩は買いますよ?」
一方、人々を避難させているトリスタンは王ドラの無事を祈りつつ同時に申し訳ない気持ちを抱いていた。
トリスタン(ごめんなさい王ドラ殿。彼は私の身を案じて人々を避難するように言ってくれたのに私は・・ ・)
一方、当の王ドラはガウェインが放った攻撃にもかわしつつガウェインに攻撃に繰り出すのを繰り返していた。ガウェインは今は太陽の下で強化されているはずが、それを相手に応戦している王ドラの強さやその実力に驚愕していた。
ガウェイン「やりますね。その背丈の割に私の攻撃にも軽々とかわすなど・・・」
王ドラ「伊達に強いんじゃありませんよ!チビって言うな!!(°д°###)」
ガウェイン「ならばこちらも我が宝具を放つ!それをその身体で受け止めよ!」
ガウェインは自分の宝具を放つ!
ガウェイン「その不浄を清めようぞ!転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」
ガウェインは特大ダメージの宝具を放ち、王ドラを死亡させた・・・が、ガウェインはそれを見た瞬間に険しい顔をした。なぜなら・・・
王ドラ「けほっけほっ。宝具まで使ったのに残念でしたね。私が咄嗟に自分で改造したひらりマントで防がれるとは。まあ跳ね返すまではできませんでしたが」
何とこれを見越して自分が改造したひらりマントで攻撃を防いだのだ!ガウェインの強力な宝具により跳ね返すのはできずに受けた拍子でそれが壊されてしまったが、ガウェインはそれでも驚愕していた。
王ドラ「あの騎士ほど見抜く様子がなくて残念でしたね」
ガウェイン「ぬん・・・!この太陽騎士を手玉に置くなど・・・!」
すると、ガウェインに何らかの異変があった!いつも身につけているあの首飾りからだ。
ガウェイン「ぐあぁっ・・・!!」
王ドラ「!?どうしました?」
ガウェイン「ヘクソン、獅子王が私に戻って来いと・・・いいでしょう。今日は引き上げます。よく見たら噂のオレンジの悪魔のようですから。悪魔狩りは後でも楽しめますし」
ガウェインがそう言って転移ワープで立ち去った後に王ドラはガウェインを見たトリスタンのことを思い出しながら険しい顔をしていた。
王ドラ(同胞とは今は戦いたくないということですか・・・人のことばかり見てないで自分のこともちゃんと見ればいいものを・・・!)
一方、モードレッドはそろそろ夕方になるのを腕時計で見ていた。同じく葉樹から連絡を受けたアタランテは言う。
アタランテ「そろそろ行かねばならぬぞ。苦い気持ちはわかるが・・・」
モードレッド「ああ、わかってる・・・ん?また葉樹から電話か?」
モードレッドが葉樹からの電話に再び応じたその内容は驚くべきものだった!
モードレッド「は!?なんだって!?」
葉樹「なんでも一足早く気付いた誰かが事態を対処したらしくて、あのガウェインを退けたって・・・」
モードレッド「なんだと!?あいつを退けるなんて相当なもんじゃねーか!」
葉樹「というわけで向かわなくていいよ。あのオタマジャクシ君やフランちゃんやシルク、子供達のそばにいてやって!あの子達の親達も幸いにも全員無事だからね!」
葉樹がそう言って電話を切った後に同じく驚いたアタランテはその人物について思わず畏怖を抱きかけた。
アタランテ「誰なんだ?あのガウェインを退けた奴」
モードレッド「わからない。少なくとも実力はあるのはわかるが・・・」
すると、タママは夕食に来ていた精養軒でメニューを見ながら二人を呼ぶ。
タママ「おい、二人は何頼むよ?」
モードレッド「すまない、ちょっと相手からの愚痴。オレはパンダプレート」
アタランテ「私もパンダプレートだ」
タママ「子供らといいフランやシルクといいみんな好きだね(なんかあったのか?モー公を心配してるわけじゃないけど!」
この時にはタママがモードレッドに対して芽生えたこの気持ちが何なのかまだ知る由もなかった・・・
トリスタン「まさかあのガウェインを退けるとは・・・」
一方、王ドラと共に人々の避難や怪我人の搬送先の病院の手当てなどの対処を終えたトリスタンは彼の実力に感嘆していた。
トリスタン「でも、私には勝てないのはなぜなのですか?」
王ドラ「戦うのならば相性が悪いのですよ;あと、私はあなたみたいな何考えてるのかわからない雰囲気を持つ人は苦手ですし」
トリスタン(嫌いではないのですね・・・)
王ドラはガウェインと決して出くわしたくない様子のトリスタンにあることを聞く。
王ドラ「そんなに同胞と戦うのは嫌ですか?」
トリスタン「恐れるのなら割と少ししかありませんね」
王ドラ「恐れてますね;」
すると、トリスタンは王ドラにあることを聞き返す。
トリスタン「それを言うなら、私からも」
王ドラ「なんですか・・・?」
トリスタン「貴方はもし私の立場ならば自分の親友と戦うのも受け入れるというのですか?」
一方、とある某所。ガウェインは今日のことを目の前に王座に座る人物に報告していた。
ガウェイン「というわけで外部からの邪魔もあったのでモードレッドの居場所も掴めず・・・」
???「いや、構わぬ。お前は現にその人物に蹴りを入れられている。お前に罰を与えるならばそいつにも与えさせる。次の任務のためにしばらく謹慎だ」
ガウェイン「はい」
ガウェインはそう言って立ち去った後にその場に立ち会っていたボーンキングが言う。
ボーンキング「あんたにしては珍しいなぁ〜。そんなにそいつが脅威に感じるんか?」
???「・・・貴公にもいるだろう?」
ボーンキング「そやな、あのジャガイモ頭のクソガキのせいで一度は台無しになった。だが、珠黄泉族の長タマムレのばあさんがワイを子孫達に協力してまで蘇らせたんやからな。まあ言わば利害の一致や。あんたにも当然あるやろ?」
ボーンキング「獅子王さんよ?」
FIN
「後書き」
短い話ではありますが、内容がなんと言ってもそれに関係ないぐらい濃い濃い;執筆的には大分苦労しましたが、結果オーライだイエーイ。
タママとモードレッドの掛け合いも好きですが、王ドラとトリスタンの掛け合いも気に入っています。この両者が並ぶと普段とはまた一味違うような感じがあって楽しいです。
青の吸血鬼一族を含めた傷だらけの三つ巴の悪魔の詳細を桜サイドはまだ掴めていませんねぇ〜・・・;もうそろそろ掴める頃だと思いますが。ちなみに冒頭のはタママとモードレッドの両者の気持ちから要約して現したものです。この二人は状況は異なるけれど過去や生前の経歴には同じところがありますので。
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