コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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アイドルな彼氏に猫パンチ@
日時: 2011/02/07 15:34
名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)

今どき 年下の彼氏なんて
珍しくもなんともないだろう。

なんせ世の中、右も左も
草食男子で溢れかえってる このご時世。

女の方がグイグイ腕を引っ張って
「ほら、私についておいで!」ぐらいの勢いがなくちゃ
彼氏のひとりも できやしない。


私も34のこの年まで
恋の一つや二つ、三つや四つはしてきたつもりだが
いつも年上男に惚れていた。

同い年や年下男なんて、コドモみたいで対象外。

なのに なのに。


浅香雪見 34才。
職業 フリーカメラマン。
生まれて初めて 年下の男と付き合う。
それも 何を血迷ったか、一回りも年下の男。

それだけでも十分に、私的には恥ずかしくて
デートもコソコソしたいのだが
それとは別に コソコソしなければならない理由がある。


彼氏、斎藤健人 22才。
職業 どういうわけか、今をときめくアイドル俳優!

なーんで、こんなめんどくさい恋愛 しちゃったんだろ?


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Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.102 )
日時: 2011/04/15 14:16
名前: e (ID: ZpTcs73J)

テーマソング作ってみました♪

雪見編 「どうして…?」


少女マンガみたいな恋に 憧れていたけれど
いまはそんなの  憧れたくない だけど 

女って馬鹿なのね いつまでもメルヘンなの
そのメルヘン心に負けて 私は今日も恋をする


どうして…?
私は 普通に恋がしたいだけなのに  恋ハプニングなんて望んでいないのに
どうして…?
幸せになりたいのに 私は、何もしていないのに
 
aa… どうして? 私の恋は危険なの?

 
あなたを純粋に 愛していただけなのに
人を愛することに 罰するかのように  ねぇ

血が繋がっていても 愛してはいけないの?
その純粋な気持ちに負けて 私は貴方を愛するの


どうして…?
目を 瞑る度切なくなるの? 貴方を愛するのは罪的な行為なのですか?
どうして…?
思い道理に行かないの? 今までが幸せすぎたから?
 
aa… どうして? 私の恋は危険なの?



色あせた 幸せの日々
もう一度やり直せるのなら 幸せになりたい…

どうして…?
私は 普通に恋がしたいだけなのに  恋ハプニングなんて望んでいないのに
どうして…?
幸せになりたいのに 私は、何もしていないのに
 
aa… どうして? 私の恋は危険なの?


aa…どうして? 私の恋は危険なの?

Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.103 )
日時: 2011/04/15 14:34
名前: e (ID: ZpTcs73J)

次は健人編です

「haappyrife」

いつか誰かが言っていた 幸せとはお互いが愛すること。
その答えが本当ならば 僕は世界一の幸せ者だ!

体中からあふれる 幸せの蜜を
世界中の人に分けても まだ余るくらい

happyrife! この幸せの今を 楽しまないと損をする
happyrife! 僕の瞳には   世界が輝いて見える

君が僕に笑いかける 僕の世界はhappyrife!!


世界一の女神に見える 君に僕がキスをする
テレながら笑うこの今は きっと世界一幸せだ

二人つないだこの手は 永遠の愛を物語り
ぬくもりが残る今も また君に手をつなぐ

happyrife! 波に乗っている僕は 世界一の幸せ者
happyrife! 僕の瞳には 君が世界一輝いている

僕も君に笑いける 二人の世界はhappyrife!!


この幸せは いつか壊れるのか? そんなのただの都市伝説
二人で永遠の幸せを誓ったから

happyrife! この幸せの今を 楽しまないと損をする
happyrife! 僕の瞳には   世界が輝いて見える

君が僕に笑いかける 僕の世界はhappyrife!!

happyrife! 波に乗っている僕は 世界一の幸せ者
happyrife! 僕の瞳には 君が世界一輝いている

僕も君に笑いける 二人の世界はhappyrife!!

二人の世界はhappyrife

Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.104 )
日時: 2011/04/15 15:05
名前: e (ID: ZpTcs73J)

最後は当麻編。 これは一番最初に思いつきました。

「とまらない夜行列車」

君の事を こんなにも 愛しているのに
何で 君は 僕に 振り向いてくれないの?


毎日親友に 幸せを見せられて
僕の心は 砕け散りそうで

いったい誰が僕の見方なの?
周りは あいつの 味方する
「二人が別れればいいのに」 残酷な思いは止められない

このもどかしい思いを 誰か止めてくれないか?
僕の心は悪に染まってく
 
残酷な心で体は染められ 黒くなってく僕の身体

この砕け散る思いを 誰か止めてくれないか?
黒い池に落ちた僕は

もう誰にも止められない  夜行列車は暗闇を走る


はかない思いを あいつは簡単に消し去って
僕のはかない思いは 一瞬にして砕け散る

今僕にあるのは 幸せなんかじゃない
ズダズダに切り捨てられた
真っ黒い プライドと心

この残酷な気持ちを 誰か止めてくれないか
夜行列車になって あいつを引きちぎりたい

黒く染まったその手で 君を奪い去りたい

この痛々しい思いを 誰か止めてくれないか?
真っ黒に染まったぼくを

もう誰にも止められない  残酷な夜行列車は今日も人を不幸にする


猛スピードで人を不幸にする 残酷な夜行列車に 僕は猛スピードで引かれた 今度は二人を引いてやる  僕が運転者になって それが今の願い… 思い…

今僕にあるのは 幸せなんかじゃない
ズダズダに切り捨てられた
真っ黒い プライドと心

このもどかしい思いを 誰か止めてくれないか?
僕の心は悪に染まってく
 
残酷な心で体は染められ 黒くなってく僕の身体

この砕け散る思いを 誰か止めてくれないか?
黒い池に落ちた僕は

もう誰にも止められない  夜行列車は暗闇を走る

Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.105 )
日時: 2011/04/15 15:52
名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)

三人で真夜中のフルーツを食べていると、一体何故自分たちが
ここ、雪見の部屋に駆け込んだのか、一瞬解らなくなる。
ただ飲み会の後に立ち寄った訳ではなく、敵からの攻撃から逃れて
タクシーに飛び乗ったことを、当麻と雪見は思い出していた。

だが健人だけは、未だなぜ自分が当麻と一緒に雪見の部屋にいるのか
腑に落ちないでいる。
今まで、まだ一度も雪見の家には訪れたことが無かったのに。

「ねぇ。なんでゆき姉んちに来ることになったのさ。
俺の記憶、どっかに落として歩いたみたい。
猫かふぇ出てからの記憶が飛んでるんだけど…。なんかあったの?」

雪見が切って盛りつけたフルーツバスケットの中から、
大好きな桃をフォークに刺し、幸せそうに頬張りながら健人が聞いた。
が、当麻も雪見も表情を固くし、すぐには返事をしなかった。

その瞬間の沈黙を健人が感じないはずはなく、
即座に「何があったんだよ!」と二人を問いただす。


いつまでも隠しておく訳にはいかないだろう…。
当麻が、健人の動揺を予想して、努めて淡々と話し始めた。

「猫かふぇ出て歩いてたら、すれ違った奴らが言ってたんだ。
『あの三人が三角関係だって、さっきツィッターで見た!』って…。」

「嘘だろ!誰がそんなこと…。」 

そう言いながら健人の頭の中には、すぐにあの女の顔がちらついた。

「カレン、か…。」

「何も証拠がないから確かな事は言えないけど、これまでの流れから
すると、霧島可恋ってとこだろう…。次の攻撃って訳だ。」

健人は、当麻の『次の攻撃』と言う言葉に頭の半分が恐怖を感じつつ、
もう半分の頭は『三角関係って?』という、新たに襲ってきた
驚異に恐れおののいていた。

ここにいる誰もが、『三角関係』について突き詰めていくことを
心の奥で拒んでいる。

でも、そこをはっきりさせないと、次に進んで行けないことも
よくわかっていた。

三人の間に、今までにはなかった様々な心の葛藤が生じた。
疑心暗鬼、失望、落胆…。
誤解?ただのデマ?犯人の作戦にまんまと引っかかってる?
でも、火のない所に煙は立たず…。
色々な考えが湧いてきて、頭の中がグチャグチャになる。


健人は、これ以上あれこれ考えてもらちが明かないと思い、
面倒な所をショートカットして強引に沈黙を打ち破り、次に進めた。

「ねぇ、で、このことを誰かに伝えた?」

雪見と当麻は、まだ『三角関係』という言葉の上で足踏みしてたので
健人のこの質問に少し面食らった。

「え?あ、あぁ。さっきうちのマネージャーと吉川さんに連絡した。
今野さんには、うちのマネージャーから連絡してもらってる。」

当麻が答えたあと、すぐにケータイが鳴った。吉川からであった。


「あ、吉川さん?当麻です。済みません、こんな夜中に。
はい、ええ、そうなんです。ええ…事実ではありません。はい、はい。
二人に伝えます。ご面倒おかけしますがよろしくお願いします!」

『事実ではありません。』と、確かに当麻は言ったと、二人は思った。
当麻と吉川の会話の内容を、早く他の二人は知りたかった。

「なに?なんて言ってた?吉川さん。」

待ちきれずに、当麻が電話を切ったあと間髪入れずに健人が聞く。

「ツィッターで発信される情報は、デマも多く含まれてると
読む方も解って読んでるから、デマだということで押し通せ、って。」


健人は、聞かずに済むなら聞かないでおこうと思っていた事を
当麻に聞いてみた。

「『事実ではありません。』って当麻答えてたよね…。
あれって、本当に信じていいんだよね…。」

同じ質問を雪見に聞くつもりは無い。
自分への愛は疑ったことが無いから。
雪見のことを信じているから…。


当麻は、自分が答えるべき言葉はこのひとつしかない、と思い
穏やかな笑みを浮かべ、健人の瞳を真っ直ぐに見つめて答えた。

「信じていいよ。俺を信じて!
だってゆき姉は健人の彼女だよ?親友の彼女を俺が好きになると思う?
そんなのあり得ないでしょ!
あ、誤解されてるとしたら俺のせいだね、ごめん!」

当麻は精一杯明るく、いつも通りの当麻を演じた。
心の中で溢れそうな涙をこらえて…。

健人も、自分の中にあった当麻への疑惑を、封印することにした。
それで三人の関係が元通りになるのなら…。


健人のマネージャーも、当麻のマネージャーも、見解は吉川と一緒だ。
これを無視することによって、益々敵の攻撃は激しくなることが
予想されるが、一切を無視する方向で意見がまとまったらしい。

明日から本格的に写真集のプロジェクトが動き出すので、
一生懸命仕事をすること!
それだけを伝えて今野は、何一つ健人達を叱ることもせず電話を切った。


ホッとする三人の前に、どこかで寝ていた雪見の飼い猫、
茶トラ猫のめめが、そろりそろりと近寄ってくる。

「うわぁー、めめだよな、お前?初めまして。俺健人、よろしくなっ!
なんか、うちの虎太郎にそっくりなんだけど!
コタとプリンに会いてぇ〜!」

そう言いながら健人と当麻は、代わる代わるめめの頭を撫でてやった。
普段人見知りのめめも、なぜかこの二人にだけは
気持ちよさそうに身体を撫でらせる。

「ふーん!やっぱりめめも、ちゃんと一瞬で見分けるんだ。
猫が苦手な友達の前には、絶対に出て来ないもん、この子。
健人くんと当麻くんは合格だって。
あなた達には、今日からこの部屋の出入りが許可されました!」

「うそ?いいの?これからもゆき姉んちに遊びに来ても?」

健人が目をまん丸にして雪見に聞いた。

「うん、いいよ。コタとプリンにはなかなか会いに行けないけど、
ここにならいつでも会いに来れるでしょ?コタもどきのめめに。
それと、はい!これ健人くんにあげる。ここの合い鍵!
いつでも好きなときに勝手に使っていいから、この部屋。
その代り、めめのトイレだけは汚れてたら掃除してやってねっ!
当麻くんも、健人くんと一緒に来てもいいよ。」

雪見からの突然のプレゼントに、健人と当麻は顔を見合わせた。

「ほんとにいいの?」

健人が半信半疑で雪見の顔を伺うが、雪見はニコニコしたままだ。


その時、当麻のケータイが着信を伝える。マネージャーからだ。

「もしもし!お疲れ様です。また何かありました?」
一瞬、三人の間に緊張が走る。

「え!うそ!ほんとですかぁ?やったー!ありがとうございます!
今まだ三人一緒にいるんで、二人に伝えます!はい、わかりました!」

電話を切った当麻が、嬉しさを爆発させた。


「三人で沖縄に、健人の写真集のロケに行く、だって!」
















Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.106 )
日時: 2011/04/15 17:01
名前: e (ID: ZpTcs73J)

すみません、当麻のだけなんか残酷で…
自分が雪姉のことを堂々と愛せない屈辱や、そのことに我慢できなくて暴走?する当麻を想像しながら書きました。

すみません。


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