コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- アイドルな彼氏に猫パンチ@
- 日時: 2011/02/07 15:34
- 名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)
今どき 年下の彼氏なんて
珍しくもなんともないだろう。
なんせ世の中、右も左も
草食男子で溢れかえってる このご時世。
女の方がグイグイ腕を引っ張って
「ほら、私についておいで!」ぐらいの勢いがなくちゃ
彼氏のひとりも できやしない。
私も34のこの年まで
恋の一つや二つ、三つや四つはしてきたつもりだが
いつも年上男に惚れていた。
同い年や年下男なんて、コドモみたいで対象外。
なのに なのに。
浅香雪見 34才。
職業 フリーカメラマン。
生まれて初めて 年下の男と付き合う。
それも 何を血迷ったか、一回りも年下の男。
それだけでも十分に、私的には恥ずかしくて
デートもコソコソしたいのだが
それとは別に コソコソしなければならない理由がある。
彼氏、斎藤健人 22才。
職業 どういうわけか、今をときめくアイドル俳優!
なーんで、こんなめんどくさい恋愛 しちゃったんだろ?
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- Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.81 )
- 日時: 2011/04/04 11:02
- 名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)
あんまりストーリーの先を話したくはないけど、
ちゃんと雪見は猫カメラマンに戻っていくので、ご安心を!
ただ、それだともう話が終わっちゃうので
もうしばらく様子を見てやって下さい。
猫かふぇに通ううち、雪見は段々と猫が恋しくなっていきます。
芸能界にも馴染めなくて…、という風に展開する予定です。
こんな話を読んでくれて、ありがとうございます。
これからも、お暇な時は目を通してやって下さい。
では、また…
- Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.82 )
- 日時: 2011/04/04 18:27
- 名前: e (ID: ZpTcs73J)
なんか居ても立っても居られなくなったので…
ぜひ使ってください。
名前 華浦 みずき
女
年 22歳
性格 曲がったことが嫌いで、女優活動には妥協を許さない。
下積み経験が多く、色んな経験を積んでいるので、年下なのに頼りになる。
今、女子に最も憧れる超人気実力派女優。 アカデミー新人女優賞をとったりなど、世界が認める女優。 健人や当麻君とも絡みがある。
健人君に 「健人君!あんた彼氏なら雪見さんの夢を願ってあげなきゃ駄目でしょ!」 て言って欲しいです。
キャラを作るのは得意なので、芸能キャラを作ることになったら教えて下さい! 新人歌手から大物俳優まで作りますので。
- Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.84 )
- 日時: 2011/04/04 20:16
- 名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)
華浦みずき すっごく可愛い名前ですね。
それに女優さんらしい、稟とした華のある名前で。
雪見自体、女優活動をするかはまだわかりませんが
健人と当麻に意見ができる数少ない女友達、みたいな立場で
そのうち登場させたいと思います。
が、なんせ一日ワンシーンしか書く時間がないので、
みずきさんの出番はまだ先の事になると思いますが
人物設定も気に入りましたので、必ずどこかで登場させますね。
気長に出番を待ってて下さいな。
私自身が、このお話を書いてる時間が幸せで幸せで
ワンシーンごと大事に大事に書いてます。
なので、読んでくれてるみなさんは、話の展開が遅くて
イライラする方もいらっしゃるでしょう。
もっとスピード感や波瀾万丈を期待する方も多いかと思います。
でも私は、自分が心地よくて幸せな気持ちになれる
ほんわかほのぼのとした恋愛を書きたいと思っています。
健人と雪見が、猫を真ん中にして二人で寝そべり
猫の頭をよしよしして和んでるような…。
幸せな時間が少しでも長く続きますように…。
では、また。
- Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.85 )
- 日時: 2011/04/05 10:17
- 名前: め〜にゃん (ID: AO7OXeJ5)
「本日はお忙しい所を当出版社にお集まりいただき
誠にありがとうございます。
本日司会を務めさせて頂きます『ヴィーナス』編集部藤原と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
それでは只今より、『ヴィーナス』プレゼンツ斎藤健人写真集の
制作発表会を行なわせていただきます。
まずは本日の主役、俳優の斎藤健人さんの登場です!どうぞ!」
健人はステージ脇から出る時に、雪見に小さくVサインをし
「お先にっ!」と笑顔で言い残して颯爽と登場して行った。
一人になった雪見は急に緊張感が増し、全身からドキドキとした音が
聞こえるのではないかと思うほどだったが、
一緒にステージ脇に待機していたヘアメイクの進藤が
すぐに雪見の隣りに駆け寄り、手を握って「大丈夫よ!」と励ました。
「次に、本日はもう一人、主役をお呼びしております。
今回の写真集のカメラマンであり、斎藤さんとは親戚同士でもある
浅香雪見さんです!どうぞこちらへ!」
司会者に促され、とうとう雪見の出番がやって来た!
進藤が「いってらっしゃい!」と微笑んで背中を押した。
その声を合図に雪見は頭を切り換え、ふぅーっと大きく息を吐いた後
背筋を伸ばして笑顔で「行ってきます!」と、健人の待つステージへと
歩いて行った。
その姿は、つい先ほどまでのガタガタと震えていた雪見とは別人で、
一瞬誰かが乗り移ったのではないか、と見ていた誰もが思うほどに
堂々と颯爽とした後ろ姿であった。
ステージ上では、健人に負けないぐらいのフラッシュを浴びている。
「やっぱり、彼女はただものじゃないな…。これからが楽しみだ。
きっと何をやらせても上手くこなすだろう。
ただのカメラマンにしておくなんてもったいない!」
横で見ていた編集長の吉川が、腕組みをしながら進藤に言った。
「ええ。彼女はこれから一気にブレイクする気がします。
編集長!これから私たちも忙しくなりそうですよ!頑張らなくちゃ。」
自分自身に気合いを入れるように進藤が、雪見を見ながらそう言った。
「では、本日の主役お二人が揃った所で、改めてご紹介いたします。
皆様もご存じの、今、日本を代表する若手人気俳優として各方面で
ご活躍中の斎藤健人さんです!ご挨拶をどうぞ!」
「皆さん、こんにちは。斎藤健人です。今日はお忙しいところ、
こんなにもたくさんの方にお集まりいただいて感謝してます。
そして、今皆さんが僕のことより気になさっていると思われる
隣の女性を、僕から紹介させて下さい。
今回の写真集でカメラマンを務める、浅香雪見さんです!」
まだまだ健人の挨拶が続くと思って聞いていたのに、いきなり
健人に振られ、慌てて雪見が頭を下げて挨拶をした。
「みなさん、初めまして!フリーカメラマンの浅香雪見です。
今回生まれて初めてこのような場所に立つので、とても緊張してます。
上手くお話出来るかわかりませんが、どうぞよろしくお願いします。」
雪見は笑みを絶やさず、緊張してると言いながらも落ち着いて話した。
そして健人は、続けて雪見と自分との関係を説明する。
この前の噂を封じ込めるように…。
「雪見さんと僕とは、おばあちゃん同士が姉妹と言う、はとこ同士の
関係です。彼女は僕より一回りも年上で、僕の生まれた時からを全部
知っている、ちょっとお母さん的な存在です。」
健人が雪見の方を見ながら笑って「お母さん的な存在」と言ったので、
会場の記者達の間からも笑いが漏れた。
健人はあえて「お姉さん的」ではなく「お母さん的」と言った。
それは、そう言った方が「彼女?」という疑いの眼差しから
少しでも遠くなるかと咄嗟に判断して言った言葉だった。
まぁ、隣の雪見は相当渋い顔をしていたが…。
司会の藤原が、健人の言葉のあとを継いだ。
「浅香さんは今まで、数多くの猫の写真集を出版なさっている
フリーカメラマンでいらっしゃいます。
今回、写真集のコンセプトが『素の斎藤健人』である事を受け、
一番斎藤さんが素顔をさらけ出せるカメラマンである浅香さんに
撮影をお願い致しました。
先ほど受付でお渡ししました小さな写真集は、もうご覧になって
いただけたでしょうか?本編の出来を楽しみになさって頂けるかと
思います。では、ここからはお二人にマイクを明け渡して、自由に
フリートークをお願いしたいと思います!」
二人は聞かされていなかった突然の展開に驚き、顔を見合わせた。
「えっ!俺たちだけでしゃべんのぉ?そんな会見って有りぃ?」
思わず健人が、司会の藤原に向かって言う。
だが、これはすべて編集長吉川が仕掛けた作戦でもあった。
親戚同士だが、とても仲が良い姉弟のようだと言うことを
あえてみんなの前でアピールしてもらい、この先の行動が不自然に
映らないように、という先手を打った作戦であった。
でも、当の二人は戸惑っていた。
何から話し始めればいいんだろう…。そうだ!あの話をしよう!
健人は何を思ったか、とんでもない話からトークを開始した。
「なんか、突然二人で話せって、ムチャ振りだよね!
でもさ、今日はゆき姉が俺の事務所の後輩になった記念日だから
藤原さんを許してあげよう!藤原さーん!後でジュースおごってね!」
健人の言葉に会場がドッと沸き、藤原は苦笑いをしながらうなずく。
雪見も一緒に笑ったら、すっかり緊張の糸が切れて身体が軽くなった。
健人の雪見に対する気遣いが嬉しかった。
「皆さん!ついさっき、雪見さん…いや変だな、あの、いつも通り
呼ばせてもらっていいですか?俺、いつもは『ゆきねぇ』って
呼んでるもんで。トークが弾まないと困るから…。
あ、そうそう、ゆき姉がですね、さっき俺の事務所と契約してなんと、
俺の後輩になっちゃったわけですよ!お母さんみたいなのに!」
「さっきから失礼だよ、お母さんみたい!って。お姉さんみたいの
間違いでしょ!いっつもこうなんですよ、健人くんって。」
記者たちの方を向いて言った雪見の言葉にも、笑いがこぼれる。
たったこれだけの時間でこの二人は、すっかり会場の記者たちを
自分たちのペースに巻き込んだ。
それを会場の一番後ろに立っていた吉川は、微笑んで見ていた。
この二人には、無限のビジネスチャンスが転がっている!と。
その時真由子が会場のドアをそっと開け、「パパ、遅くなっちゃった。
二人の様子はどう?」と、父である吉川の隣りに立った。
「今のところは上手くやってるよ!雪見さんも、何の心配も無い。
これはこの先、パパも忙しくなりそうだよ。真由子にも感謝だな。
二人を連れてきてくれたのはお前だから…。」
真由子が来たことなど気づきもせずに、健人と雪見のおもしろトークは
まだまだ続くのであった。
- Re: アイドルな彼氏に猫パンチ@ ( No.86 )
- 日時: 2011/04/05 20:59
- 名前: っこ (ID: ZpTcs73J)
ここは、皆が小説を楽しむ場です。
自分だけが楽しみたいなら、この小説の場には書かないでください。
迷惑ダス。 もっとコメントしてくれる人の事も思ったっていいじゃないですか。
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