二次創作小説(紙ほか)
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- デュエル・マスターズ Another Mythology
- 日時: 2016/11/05 01:36
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: U7ARsfaj)
初めましての方は初めまして。モノクロと申す者です。
今作品はモノクロが執筆しているもう一つの作品『デュエル・マスターズ Mythology』の外伝、いわゆるスピンオフ作品と銘打ってはいますが、ほぼ別物と化しています。
一応今作は、本編とは違った独自のストーリーを展開しつつ、『デュエル・マスターズ Mythology』の謎を別のアプローチで解き明かしていく、というスタンスで執筆する予定です。さらに言えば、こちらはあちらの作品よりもライトで軽い作風に仕上げたいと思っています。
カード解説は『デュエル・マスターズ Mythology』と同じ。また、オリジナルカードも登場する予定です。
珍しく前置きがコンパクトになったところで、モノクロの新しい物語を、始めたいと思います——
目次
プロローグ「とある思考」
>>1
1話「始動」
>>4
2話「超獣世界」
>>7
3話「太陽の語り手」
>>8 >>9
4話「遊戯部」
>>12
5話「適正」
>>15
6話「賢愚の語り手」
>>16 >>17
7話「ピースタウン」
>>18 >>24
8話「月魔館」
>>27 >>28
9話「月影の語り手」
>>29 >>30
10話「北部要塞」
>>31 >>35
11話「バニラビート」
>>36 >>37
12話「幻想妖精」
>>38 >>39
13話「萌芽の語り手」
>>40 >>43
14話「デッキ構築の基本講座」
>>60
15話「従兄」
>>63
16話〜58話『ラヴァーの世界編』
>>213
59話〜119話『継承する語り手編』
>>369
『侵革新話編』
120話「侵略開始」
>>367
121話「十二新話」
>>368 >>370
122話「離散」
>>371 >>372
123話「略奪」
>>373 >>374
124話「復讐者」
>>375 >>378
125話「time reverse」
>>379 >>380 >>381
126話「賭け」
>>382 >>383 >>384 >>385
127話「砂漠の下の研究所」
>>386 >>387 >>389 >>390 >>391
128話「円筒の龍」
>>392 >>393 >>394 >>395
129話「奇襲」
>>396 >>397 >>398 >>399 >>400
130話「死の意志」
>>401 >>402 >>403 >>404
131話「殺戮の資格」
>>405 >>406
132話「煩悩欲界」
>>407 >>408 >>409 >>410 >>412
133話「革命類目」
>>413 >>414
134話「一難去って」
>>415
■
Another Mythology 〜烏ヶ森編〜
1話〜25話『ラヴァーの世界編』
>>213
Another Mythology —烏ヶ森新編—
26話「日向愛」
>>215
27話「■■■■」
>>221 >>225 >>229 >>337 >>338
28話「暴龍事変」
>>339 >>340 >>341 >>344 >>345 >>346 >>347 >>348 >>349 >>350 >>351 >>352 >>353
29話「焦土神剣」
>>354
30話「事変終結」
>>355
■
番外編
東鷲宮・烏ヶ森二校合同合宿
>>528
■
東鷲宮中学校放送部
第一回「空城 暁」
>>83
第二回「霧島 浬」
>>93
第三回「卯月 沙弓」
>>95
第四回「霞 柚」
>>132
第五回「日向 恋」
>>299
■
登場人物目録
>>57
- 烏ヶ森編 11話「怠惰の城下町」 ( No.154 )
- 日時: 2015/08/02 01:18
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: 0qnzCmXU)
「——結局、これはなんなのかな?」
「さあな。氷麗も分からないつってたし、考えて分かるもんでもねーだろ」
まだ一騎とミシェルだけの部室にて。
一騎は先日、例の小部屋で手に入れた岩塊を掲げたり眺めたり触ったりしていた。
研磨されたかのように滑らかだが、しかし表面はどこか煤けているようにも見える。そして何より目を引くのは、柄まで深く突き刺さった刀剣だ。
「なんなんだろうなぁ……?」
どうしても気になって仕方がない。氷麗が言うには、リュンも同じようなものをいくつか発見しているが、《語り手》のクリーチャーとなにか関係があるだろう、ということくらいしか分からないらしい。しかも、それも憶測の域を出ない。
「いつまでも唸ってるなよ。それより、まだだれも来てねーし、揃うまで対戦してようぜ——」
と、その時。部室の扉が開かれる。
その奥には、残る四人の部員の姿。
「……揃ったね」
「……だな」
今回クリーチャー世界に向かうことになったのは、くじ引きの結果、空護と八ということになった。
そしてやって来たのは、闇文明の大罪都市の東端にある自治区の一つ、怠惰の城下町。
「なんか……ちょっと想像と違うというか……」
「クリーチャー世界にも、こういうところってあるんですねー……」
「うおぉー! 凄いっす! 時代劇みたいっす! 忍者とかでそうっす!」
一歩踏み出せば、土を踏み固められて作った道路。道の両側には、瓦の屋根と木造の家屋。今は隠れているが、月夜も相まって非常に情緒ある雰囲気がある。
闇文明はいち早く文明内で纏まり、巨大な大罪都市を築いた。しかしあまりに巨大すぎて、そのうえ急遽作り出された都市なので、統治などあってないようなもの。各地に自治区を作るも、各地でかなり好き放題やっている。
そのせいなのか、各地の自治区ごとに特色があり、かなり様相が違うものだ。
「前に見たプライドエリアはゴーストタウンみたいなところでしたが、今度は江戸時代の町並みみたいですねー」
「ここに、恋の手掛かりが……?」
「最近、光文明は他の文明に干渉することが多くて、この町へよく出入りしているって情報をつかんだんだ」
そこで、今回はこの場所へ転送したというわけらしい。
「ここは大罪都市の一角、怠惰の城下町……あの丘の上を見て」
「あれは……お城?」
ここからそう遠くない丘の上、闇夜で見づらいが、大きな城がそびえていた。
「そう。この城下町の城主が住まう、この区域の居城。怠惰城YO—2」
「なんでそこだけ英語……?」
「しかもラップ調ってどういうことですかー……?」
ちなみに少し前に城主は世代交代したらしく、その時の名はYO—1といったらしい。
「とりあえずどうするの? あの城に行くの?」
「ううん。とりあえずは、ここ最近の光文明のクリーチャーの出入りについて聞いてみた方がいいかも」
「情報収集は索敵の基本ですからねー。言うなれば城は敵の本丸みたいなものなわけですし、乗り込むのは最後の手段になりますかー」
別に闇文明のクリーチャーが必ず敵と決まったわけではないが、下手に乗り込みたくないというのは確かだ。城主の逆鱗かなにかに触れて、取り囲まれるという展開だけは避けたい。
「そんじゃー、行くっすよ!」
「そうだね、あんまりゆっくりもしていられな——」
と、その時。
一陣の風が吹いた。
「っ……!」
強い陣風に、腕で顔を押さえる一騎。風はすぐに止み、恐る恐る目を開ける。
「な、なに……?」
「部長! 氷麗さんがいないっす!」
「っ、なんだって!?」
確かに、気づけば氷麗が消えていた。周囲を見回しても、それらしき姿はない。
「……あそこです!」
空護が指差し、叫ぶ。その指の先は、民家の屋根瓦の上。
そこには人影のようなものが立っていた。暗がりでシルエットが辛うじて見える程度だが、ちょうど雲が晴れ雲間から月明かりが差し込み、シルエットが照らし出され、その姿が浮き上がる。
「……!?」
「これは……」
「うおぉーっ!?」
そして、一同は絶句した。
浮かび上がったシルエットは、青い肌、赤いマフラーに、口元を隠す覆面、そして闇に紛れる忍装束——正に、一騎たちのイメージする、正真正銘の忍者だった。
そして脇には、氷麗を抱えている。
「まさか、本当に忍者が出るとは……」
「…………」
「凄いっす! 自分、初めて本物の忍者みたっす!」
三者三様の反応を見せる一同。一騎は完全に言葉が絶えており、八は興奮がエキサイト状態。一番最初に声を上げたのは、空護だった。
「何者ですかー……? 氷麗さんを、どうするおつもりで?」
「……名乗るほどの者ではない。そして、使命を語る義理もない」
「ちょ、ちょっと、離して——」
「さらば!」
シュッ、と。
忍者は氷麗を抱えたまま、民家の屋根を跳躍し、逃走した。
「あ……逃げたっす!」
「追いかけましょう」
「う、うん。そうだね。氷麗さんを助けなきゃ……!」
「御用だ御用だ! ってやつっすね!」
「それはちょっと違うと思う……」
一騎たちは駆け出し、忍者を見失わないように追跡する。幸いにも雲が晴れているので、月明かりが忍者を照らしてくれているため目視はできる。
「ちょ、ちょっと……!」
「あまり暴れるなかれ。取り落とす」
忍者に抱えられた氷麗はなんとか抵抗を試みる。その中で、相手の力を測っていた。
(……パワー5000ってところかな。だったら、私の方がパワーは上。ちょっと強引にでも脱出して——)
そう思い、氷麗は手に力を込め、強引に腕から抜け出そうとする。
しかし、
「あまり暴れられるのは面倒なり……呪文忍法! 《魔狼月下城の咆哮》!」
「え……?」
どこからか、狼の雄叫びのような声が聞こえる。
その声を聴くと、途端に氷麗の身体から力が抜けていく。暴れて抵抗するのも難しいほどに、脱力してしまった。
「うぅ……力が、出ない……?」
「少し大人しくしてもらった……む?」
忍者が気配を後方に向ける。そして刹那、キィンッ! という金属同士のぶつかり合う音が鳴り響いた。
「ぬぅ……」
「女の子を運ぶには、その抱え方は乱暴じゃないかな?」
「テインさん……!」
忍者を追跡しているのは、なにも一騎たち人間だけではない。はっきり言って生身の人間である一騎たちが、クリーチャーであろう忍者にそのまま追いつくのは無理だ。
ということでテインに出張ってもらい、忍者の足止めを任されたということだ。
「力は衰えども、僕だってマルス隊長の下で戦った戦士だ。負けないよ!」
「……忍ッ!」
テインは軍刀を抜き、忍者も忍刀を抜く。
そして互いに刀を振り、打ち合うようにして剣戟を繰り返す。甲高い金属音が何度も打ち鳴らされ、音が月夜に吸い込まれてゆく。
しかしその交錯も、長くは続かなかった。
「はぁっ!」
「!」
キィンッ! と一際強く打ち鳴らされた忍者の刀が、テインの軍刀に叩き落され、屋根瓦に食い込む。
そしてテインは二の太刀で、忍者刀を真っ二つに叩き割ってしまった。
「この僕に、剣術で敵うと思わないことだね!」
そもそも忍者は脇に氷麗を抱えている。それだけでも不利な状態だ。
テインさらに三度目の太刀を振る。が、
「……ならば、剣術でなければどうだ?」
「え……?」
「忍ッ!」
忍者の手元から、黒い物体が飛ばされる。薄く、回転しながら飛ばされたそれを、テインは反射的に叩き落した。
「手裏剣……?」
「もう一度!」
「っ!」
またなにかを飛ばされ、テインはそれを切り落とす。
しかし、今度は切り落とすべきではなかった。
テインが切った物体は爆発し、さらに白い煙をまき散らす。
「っ、爆弾、それに煙幕か……!」
「隙あり! 呪文忍法《デーモン・ハンド》! これにてさらば!」
「しまっ——」
爆発と煙で動きが止まり、テインに隙ができる。そして忍者の手元から悪魔の腕が伸び、テインを掴んで放り投げた。
「テイン!」
と、ちょうどその時、追いついてきた一騎が、投げられたテインをなんとかキャッチした。
「テイン! 大丈夫!?」
「問題ないよ、爆発は喰らい慣れてる……それよりごめん。時間、稼ぎきれなかったよ」
「いや、いいよ。なんとか追いつけたし、もうすぐそこにいるから」
一騎は、キッと忍者へ鋭い視線を向ける。
一方忍者は、顔色一つ変えず、
「……ふむ、これは少々面倒なり。仕方あるまい、奴を呼ぶか」
そう言って忍者は、シュタッと地面に下りる。そしてなにやら巻物をばっと広げ、
「召喚忍法! 口寄せの術! 現れよ《THE FINALカイザー》!」
広げた巻物から、もくもくと煙が立ち上る。
「なんですかこの忍者演出は……!」
「本物の忍者みたいっす!」
「っていうかもう、完全に忍者だよねこれ……」
本人も忍法と言っていた上に、忍刀やら手裏剣やら口寄せの術やら、どう考えても忍者だ。
立ち上る煙の中から現れたのは、巨大な龍。同じように巨大で禍々しい、大きく反った剣を口に咥えている黒き龍だ。
出現した龍は、一騎たちを妨げるかのように立ちふさがる。
「それではさらば!」
「あ! あの忍者、逃げるつもりっす!」
龍が道を塞いでいる間に、忍者は走り去ろうとしてしまう。このままでは逃げられる。
「くっ……焔君、夢谷君、君たちは先に行ってくれ」
忍者は足が速い。すぐに追いかけなければ追いつかない。なので一騎は即座に自分の中で選択肢を決定し、口にする。
「ここは俺が食い止める。だから、氷麗さんを頼んだよ」
相手はクリーチャー。なら、一人が相手をすればそれでいい。
ここは一騎が一人で相手をし、残る二人が忍者を追う。合理的な役割分担ではあるが、少々台詞に問題がある。
「いや部長、それ死亡フラグ——」
「分かったっす部長! ここはお任せしましたっす! 行くっすよ先輩!」
「あ、ちょっと——!」
空護が突っ込もうとするが、最後まで言わせてもらえず、八に腕を掴まれてそのまま忍者の後を追っていく。
二人の姿が見えなくなると、一騎はスッとデッキを取り出した。
「……さて。テイン、もうひと踏ん張りだよ」
「ああ。僕も、やられっぱなしは嫌だからね」
そして、目の前の龍と共に、神話空間の中へと入り込む——
- 烏ヶ森編 11話「怠惰の城下町」 ( No.155 )
- 日時: 2014/11/06 19:22
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)
一騎とFINALカイザーのデュエル。
シールドは一騎が五枚、FINALカイザーが四枚と、一騎が一歩リード。
一騎の場には《一撃奪取 トップギア》と、《熱血剣 グリージーホーン》が装備された《龍覇 ストラス・アイラ》。
一方FINALカイザーの場には《ポーク・ビーフ》と《ブラッディ・メアリー》。
龍解したい一騎だが、FINALカイザーのブロッカーがそれをさせてくれないこの状況。どうにかして二体のブロッカーを突破したいところだ。
「俺のターン、ドロー」
ここで、一騎はこの状況を打開するカードを引き込むことに成功した。
「よしっ、これなら行ける! 頼んだよ、《爆師匠 フィディック》を召喚!」
『任せよ、少年。私の能力で、味方のドラグハート、及びドラグナーのパワーを+3000!』
それにより、《ストラス・アイラ》のパワーは7000となり、FINALカイザーのブロッカーたちを上回った。
「《ストラス・アイラ》で攻撃!」
「ヴゥゥ……! ヴゥッ!」
その攻撃は《ポーク・ビーフ》に防がれる。一騎の攻撃はこれで終わりだが、しかしターン終了時に、《グリージーホーン》を装備した《ストラス・アイラ》がタップされているので、
「龍解条件達成! 《熱血剣 グリージーホーン》龍解——《熱血龍 リトルビッグホーン》!」
熱血剣 グリージーホーン 火文明 (2)
ドラグハート・ウエポン
これを装備したクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
龍解:自分のターンの終わりに、これを装備したクリーチャーがタップされていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
熱血龍 リトルビッグホーン 火文明 (5)
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 5000
このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。
《ストラス・アイラ》の携える炎熱の剣《グリージーホーン》は、灼熱の龍《リトルビッグホーン》へと龍解する。
龍解前後共に淡泊な性能のドラグハートだが、2コストのドラグハートサイクルは、その軽さとカードの種類に依存しない龍解条件が強みなのだ。ほとんどのドラグナーから呼び出すことができ、特定のカードがなければ龍解ができなかったり、困難であるという事態が起こりえない。その文明が本来持たない能力——火文明にブロッカー能力や、光文明にハンデス能力——を付加させることができ、ただ攻撃して生き残るだけで龍解できるのだ。
デッキの核になるほどのカードパワーはないが、取り回しが良く、超次元ゾーンに置けるカードならではの、臨機応変で汎用性の高い点が魅力である。
「龍解、完了! これでターン終了だよ」
「ヴヴゥ……ウゥゥ……!」
FINALカイザーは《コッコ・ドッコ》と二体目の《ブラッディ・メアリー》を召喚し、ターン終了。
「俺のターン! 呪文《ネクスト・チャージャー》で手札を入れ替えて……《爆打者 猛トラック》を召喚。《リトルビッグホーン》で《コッコ・ドッコ》を攻撃!」
「ヴゥ……!」
《コッコ・ドッコ》への攻撃は《ブラッディ・メアリー》がブロックし、守る。
どうやら、相手としては《コッコ・ドッコ》はどうしても守りたいようだ。
「でも、破壊手段はない……なら、とにかく攻める! 《フィディック》でシールドをブレイク!」
「ヴウゥゥ……ッ! ウゥッ!」
《フィディック》が切り裂いたシールドが光の束となり、収束した。そして収束した光の中から地獄の門が開き、悪魔の手が伸びる。
「狙いは《ストラス・アイラ》……なら《フィディック》のウルトラ・セイバーで守るよ!」
しかし《デス・ゲート》は身代わりのクリーチャーが破壊されても、復活能力は使用可能だ。墓地から《ポーク・ビーフ》が蘇る。
「《リトルビッグホーン》はいるし、できるだけブロッカーは減らしておきたい……《ストラス・アイラ》で攻撃!」
「ヴウゥ!」
その攻撃は《ポーク・ビーフ》が防ぎ、相打ちとなった。
FINALカイザーのターン。呪文《キリモミ・ヤマアラシ》が発動され、続けて《コッコ・ドッコ》が爆散する。
そして、口寄せによって呼び出された、銀河級の破壊力を持つ剣を携える黒き龍が現れる。
「ヴ……ヴヴヴヴヴヴ、ヴゥゥゥゥゥ……ッ!」
THE(ザ) FINAL(ファイナル)カイザー 闇文明 (10)
クリーチャー:ブラック・コマンド・ドラゴン/ハンター 21000
G・ブレイカー(このクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)
「な、うわ……初めて見た……!」
パワーと打点、両方で圧倒的破壊力を備えた闇のコマンド・ドラゴン。その姿に一騎は戦慄するが、そんな暇はない。《キリモミ・ヤマアラシ》でスピードアタッカーと化した《FINALカイザー》が即座に襲い掛かる。
『ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!』
銀河を超越する力を秘めた剣を一振りし、その衝撃ですべてのシールドが吹き飛ばされる。
「くぅ……!」
相手のシールドをすべて吹き飛ばし、その後に自分のシールドもすべて破壊するG・ブレイカー。その一撃で一騎のシールドは勿論、《FINALカイザー》のシールドも破られる。
破壊力は抜群だが、その分、自分への被害も大きいG・ブレイク。一騎の場にはアタッカーが三体いるので、返しのターンには決められる——と、考えるのは流石に浅はかだ。
『ヴウウウウウッ! ヴゥ! ウゥッ!』
砕かれた《FINALカイザー》の三枚のシールドがすべて、光の束となり収束する。
「S・トリガーを多く積んでいたのか……!」
発動したS・トリガーは《凶喜にして凶器なる一撃》《魔狼月下城の咆哮》《インフェルノ・サイン》の三枚。
《凶喜にして凶器なる一撃》で《リトルビッグホーン》が、《魔狼の月下城の咆哮》で《トップギア》と《猛トラック》が破壊され、そして《インフェルノ・サイン》によりブロッカーの《ヌイヌイ・グルグル》が蘇った。
これでブロッカーが二体。双方ともにシールドはゼロだが、一騎の場には本当になにもないのだ。あるのは無駄に増えた手札と、決して多いとは言えないマナ。
次のターンで決めないと、とどめを刺される。
「俺のターン……!」
生憎、一騎のデッキにはブロッカーなどという気の利いたクリーチャーはおらず、こんな時に限ってシノビもドラグナーもいない。つまり、次のターンで決めないと、どうしたって負け確定だ。
「…………」
一騎は手札をジッと見つめる。次に、《FINALカイザー》のクリーチャーを見遣る。
そして、
「……《爆轟 マッカラン・ファイン》召喚!」
まずはクリーチャー一体目。《マッカラン・ファイン》を召喚する。あと二体アタッカーを出せれば、マナ武装5で一騎のクリーチャーはすべてスピードアタッカー。とどめまで行けるが、残念なことに一騎のマナは残り3マナ。速攻でもなく1マナのクリーチャーなど積んでいないので、流石にあと二体は無理だ。
ならばどうするか。アタッカーが足りないのなら——ブロッカーを減らせばいい。
「呪文《メテオ・チャージャー》! 《ヌイヌイ・グルグル》を破壊!」
火のマナをエネルギー源とし、隕石が降り注ぐ。その隕石に押し潰され《ヌイヌイ・グルグル》は破壊された。
しかし《ヌイヌイ・グルグル》はファンキー・ナイトメア。タダで死ぬようなクリーチャーではない。
『ヴッ!』
《ヌイヌイ・グルグル》は破壊されると、相手の手札を捨てさせる。捨てさせる手札こそ相手が選ぶが、なかなか面倒な能力だ。
しかしこの時は、その能力が仇になることもある。
「破壊された《ヌイヌイ・グルグル》の効果で俺は手札を捨てる……捨てるのはこれだ!」
熱血提督 ザーク・タイザー 火文明 (8)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 7000
相手の呪文またはクリーチャーの効果によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からヒューマノイド爆とコマンド・ドラゴンをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
W・ブレイカー
相手のカードによって手札から捨てられると場に出るクリーチャー群、いわゆるマッドネスと呼ばれるドラゴン、《ザーク・タイザー》。
登場時に手札補充ができるが、この場合、手札補充はあまり関係がない。
「《熱血提督 ザーク・タイザー》をバトルゾーンに! これでアタッカーが二体だよ!」
《メテオ・チャージャー》で破壊するだけではアタッカーが足りなかったが、これでとどめまで持って行くことができる。
「《ザーク・タイザー》でプレイヤーを攻撃!」
『ヴゥ……ッ!』
一回目は《ブラッディ・メアリー》に防がれる。
しかし、二度目はない。
「《マッカラン・ファイン》で、ダイレクトアタック!」
- 烏ヶ森編 11話「怠惰の城下町」 ( No.156 )
- 日時: 2014/11/08 08:09
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)
忍者を追っているうちに、空護と八は例の丘の上の城に辿り着いた。
「城か……ということは、あの忍者さんはこの城の城主に仕えてる、ってところですかねー」
「そうなんすか?」
「忍っていうのは、主に忠誠を誓い、奉仕するものですからねー」
「へぇー、物知りっすね」
「……一般常識ですよ」
なんにしてもこの城に氷麗がいることはまず間違いなさそうだ。
「よーし、そんじゃー行くっす——」
「待った」
八が走り出そうとするのを、空護は彼の首根っこを掴んで制止する。
「こういう城は、なにかしらの罠が仕掛けられているもの。下手に突っ込むのは得策とは言えませんねー」
「忍者屋敷ってやつっすか。じゃあ、どうするんすか?」
「そうですねー……」
空護はそびえ立つ天守閣を見上げる。丘の上に立っているので高く見えていたが、実際はそこまででもない。普通の城だ。
しかし、普通であるがゆえに怪しい。必ずなにかあるはずだ。
この城を攻略し、氷麗を攫った忍者の下へ向かう。そのためには、どうすればよいか——
「……突入しますかー」
音も立てずに、板張りの廊下に降り立つ影。その影は、目の前のふすまをゆっくりと開いた。
「——殿。不肖ニンジャリバン、ただいま帰還しました」
(ニンジャリバン……それがこのクリーチャーの名前……?)
いまだ力が抜けて抵抗できずにいる氷麗は、自分を抱える影——忍者、いやさニンジャリバンを見遣る。
(殿って、この城の城主……?)
首を回して、開けた襖の向こうへと目を向ける氷麗。
質素な部屋だった。汚れており、煌びやかな装飾とか、広い座敷とか、そういうものはない。最低限の生活用品が置かれているだけで、とても殿と呼ばれる者が住む部屋とは思えない。
部屋の奥には、影があった。月明かりに照らされているが、ここからでは逆光で姿が見えない。
だがやがて、その影はゆっくりと振り返る。そして、その姿を露わにした。
「あぁ、腰が重い、腰が痛い。身体を回すのも面倒くせぇ……」
振り返ったのは、龍。ドラゴンだ。鎌のような爪、鋸のような牙、槍のような棘、悪魔の如き角、漆黒の翼、赤く煌めく眼光、鈍く光る金の装飾——非常に攻撃的で禍々しい姿をしているが、それは下半身の龍の頭が、だ。その上に乗っている龍の半身は、どことなく間抜けづらを晒している。
しかも台詞が開口一番、腰が重いだの面倒くさいだの、とても家来が帰って来た時の城主とは思えない反応だ。
「……《コシガヘヴィ》」
氷麗はそっと呟く。
このクリーチャーは、コシガヘヴィ。正式な名前で言えば《怠惰の悪魔龍 コシガヘヴィ》だ。
七つの大罪と呼ばれる悪魔龍の一体であり、怠惰の名が示すように物臭な性格であるとは聞いていたが、まさかこの城の城主になっているとは思わなかった。
(まあ、怠惰の城下町なんてもっともな名前で、気付くべきではあったんだけど……)
こんな奴が相手なら、素直に城に乗り込んで、光文明の動きを聞き出しても良かったかもしれないと思いながら、その時ふと思った。
「なんで私、こんなところに連れてこられたの……?」
「殿の奥方となるためだ」
淡々とニンジャリバンは即答する。
奥方、即ち妻。殿の奥さんということだ。
つまり、つまりだ。嫌な予感が氷麗の中に芽生え始める。そしてその芽は異常なスピードで成長し、膨張していく。
「貴様には殿と結婚してもらう」
城の三階にて。
空護と八は走っていた。
「なんなんすかなんなんすかなんなんすかーっ!」
「口じゃなくて足を動かしてください! 死にますよ!」
二人が走る後方には、巨大な石の塊がゴロゴロと転がっており、漫画にあるような展開となっていた。
この城は、八が言うように忍者屋敷でもあった。一歩中に入ればカラクリ仕掛け罠が満載の城だった。
しかし、それでもここは、人が住まう城だ。必ず上へ行く手段は存在しているはず。そもそも、忍者屋敷というのはそういうものだ。
なのでここまで、空護の知恵でそんなカラクリを回避しながら来たのだが、八が変なものを触ったりするせいで仕掛けが発動してしまい、現在こうなっている。
ちなみにこの回想は□型の通路だけの部屋となっており、どういう仕組みになっているのかは知らないが、一度回り始めた石球が止まらない構造になっていた。さらにここまで登って来た梯子の戸は閉められているので、後戻りも出来ない。
「やばいっすよこれ! 自分らなんで忍者ハウスでマラソンなんすか!?」
「君のせいですよ! だから変なとこ触るなって言ったじゃないですか!」
「だってなんか珍しい楽器があったもんで見てみたかったんすよ! さっきあの石に潰されたっすけど!」
エンドレスでこの階層を走り続ける二人だが、そろそろ体力的にもきつい。
しかし、このマラソンを四週ほどして、空護には気付いたことがあった。
「夢谷君! あの角を曲がってから三つ目の板がある壁にダイブしますよ!」
「え!? なんすか!? 三つ目の板ってなんすか!?」
「とりあえず僕の後についてきてください!」
そう言って空護は、グンッと八を抜かす。そして曲がり角を曲がると、板張りの壁の板の継ぎ目、その継ぎ目を数えて三つ目の板へと、空護は思い切り横っ飛びする。それに続き、八も訳が分からず飛び込んだ。
「ふぅ……黒月さんがいなくて良かったですねー、これは」
「いたた……なんすか?」
「隠し扉、みたいなものですねー」
本来扉がないと思われるところに出入りできる穴を用意しておき、強度の低い壁で覆ってカモフラージュする。この手のカラクリでは常套手段だ。
「そしてここに階段が……とりあえず上に行きますかー」
「はいっす」
- 烏ヶ森編 11話「怠惰の城下町」 ( No.157 )
- 日時: 2014/11/09 20:33
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)
「え……結婚? 結婚ってなに?」
いくらなんでも、氷麗が結婚という言葉を知らないわけではない。ただ、この場で発せられたその言葉の意味が理解しがたいだけである。
いや、理解したくない、と言うべきか。
しかしそんな氷麗の心情など考慮せず、ニンジャリバンは続けた。
「殿は見ての通りの性格、それは殿自身も重々承知しておられることだ」
「あー、面倒くせぇ。徴税とかマジだりぃ……でも税は取らねぇと……いくら取ればいいいんだ? 計算すんのかったりぃ、適当でいいか……」
「…………」
流石、怠惰の名を冠しているだけはある。正にその名の通りの性格だった。しかもそれを隠そうとか、上に立つ者としての威厳を見せようという気さえ感じられない。恐らくそれも、彼にとっては面倒なのだろう。
「ゆえに、殿は早くに次世代に繋げることを考えたのだ」
「つまり自分で政治するのが面倒になったから、次の世代に丸投げしよう、ってこと?」
「そうとも言う」
なんてことだ。なぜこいつはこの町の当主なんかになれたのか、甚だ不思議である。
「拙者は殿に、奥方となる女を見繕って来い、と命じられた。そこで町を巡回している中、貴様を見つけた。だから連れて帰って来た。以上だ」
「女なら誰でも良かったんだ……」
呆れた話である。同時に、困ったことになった。
(まだ力は戻らないし、どうしよう……)
パワーが下げられたままである以上、今の氷麗では抵抗してもニンジャリバンに返り討ちにされてしまう。パワーが元に戻るまで時間を稼ぎたいが、
「殿、これより式の準備を」
「あー……? かったりぃから適当にやっといてくれ」
「他の闇領からの来賓は?」
「挨拶とかだりぃし、他の領土の連中とあーだこーだするのも面倒だなぁ……いらねぇ」
コシガヘヴィだけなら一生動きそうにもないものの、ニンジャリバンが優秀すぎてとんとん拍子で話が進んでいく。力がいつ戻るかも分かったものではないので、時間を稼ぐのも難しそうだ。
と、思ったその時だ。
「ここっすかぁ!?」
後ろの襖が吹っ飛んだ。
同時に、二つの人影が部屋の中に突入してくる。
「氷麗さん、発見ですねー。無事ですかー?」
「やっと当たりっす! もしかしたらまだ上への階段があって、ここが罠かと思うと冷や冷やしたっすよ!」
突入してきたのは、空護と八だった。見慣れた二人の登場に胸を撫で下ろす氷麗と、ジッと二人を見つめているニンジャリバン。
「氷麗さん、大丈夫ですかー? 立てますー?」
「なんとか……動くくらいの力はある、かな……?」
「しっかし、なんすかこの部屋。殺風景っすねー」
氷麗を近くに寄らせたり、部屋をキョロキョロと見回す二人に対し、ニンジャリバンは、
「……貴様ら、もしやこの城の罠をすべて突破したのか?」
「なかなか骨が折れましたけどねー」
あっけらかんと答える空護。表情にこそ出さないが、ニンジャリバンは驚きを禁じ得ない様子だ。
「……拙者の罠を掻い潜り、ここまで来たことは誉めてやろう。しかし拙者とて矜持はある。貴様らを素直に帰すわけにはいかん」
「でしょうねー……なんか分かってましたー」
でも、と空護は少しだけ目を鋭くし、
「貴方一人じゃ、僕ら二人の相手は無理ですよー。そちらのお殿様? も戦うのなら話は別ですがー」
「……確かにな。申し訳ございませぬ、殿。殿の力も借りたく存じます」
「えぇー……面倒くせぇなぁ。でも、ここで逃がしたらまた探すのも面倒くせぇし、仕方ねぇか。あー、よっこいしょっと」
コシガヘヴィは、だるそうに腰を持ち上げる。
「だりぃけど、やってやっか……あぁ。でもやっぱり面倒になってきた……」
「なんなんすか、このクリーチャー……?」
「殿はこのような性格なのだ」
ともあれ、これで二対二の構図が出来上がった。
「……おい、貴様」
「僕ですかー?」
「場所を変えるぞ。殿の邪魔はしたくない」
「……別に構いませんよー。確かにここは狭いですからねー」
どうせ神話空間に入るのだから関係ないが、しかし気分的な問題だ。五人も狭い部屋に入っていて窮屈に感じていたのは確かである。
「では殿、行って参ります」
「おぅ……」
ニンジャリバンはコシガヘヴィに一礼すると、窓枠に足をかけ、一息で跳び上がった。
それに続き空護も、同じように窓枠に足をかけて跳んだ。
瞬く間に、二人は場所を変えて消え去ってしまった。
「って、空護先輩凄いっす! 先輩も忍者っすか!?」
「クリーチャーならおかしくないけど、人間であの跳躍力って……」
かなり人間離れした身体能力だ。どこかで特殊な訓練でも積んでいたのだろうか。
そんなことを思いつつ、氷麗は目の前の八と、その向こうにいるコシガヘヴィへと視線を向ける。
「さぁ、お殿様の相手は自分っすよ! 庶民な身分なんで恐縮っすけど、手は抜かないっす!」
「ぜーんぜん恐縮そうには見えねぇんだがなぁ……あー、でもなんでもいいや、面倒くせぇし。とっとと始めようや。かったりぃ……」
いつも通りのハイテンションでやる気に満ち満ちている八と、対照的にダウナーでやる気のないようなコシガヘヴィ。次の瞬間には、二人は神話空間へと飲み込まれていった。
空護とニンジャリバンの対戦の舞台は、城の屋根の上だった。瓦の上を歩き、最頂部まで来たところで、空護は呟く。
「こんな場所で戦うだなんて、如何にもですねー。逆にべたべたですー」
「……貴様、只者ではないな」
唐突に、ニンジャリバンはそんなことを言う。
「最初から、貴様からは拙者とどこか似た匂いを感じていた。どこの村の出身だ?」
「なんのことですかねー? まさか僕がシノビのデッキを使うってこと知ってるんですかー?」
「……はぐらかすか。確かに、我々はその素性を隠すのが常。貴様の判断は正しい」
どこか噛み合っていない二人の会話。ニンジャリバンは思うことをただ言っているだけのようだが、空護はあからさまに話を逸らしている。
そして今度は、空護が語りかけた。
「それよりも、殿様を一人にしても良かったんですかー? 夢谷君は少しうおっちょこちょいですけど、実力は確かですよー?」
「それはこちらの台詞だな。貴様らは殿の性格を見て、その力を過小評価しているのかもしれないが、あまり殿を見くびらない方がいい。まがりなりにも、この怠惰城の城主であるぞ」
言葉を交わしながら、間合いを測るように一歩、また一歩と、ジリジリ寄り合う二人。
「……御託はこのくらいでいいですかねー」
「そうだな。そろそろ、こちらも始めよう」
そして遂に、その足を止めた。
次の瞬間、二人は神話空間へと誘われてゆく。
- Re: デュエル・マスターズ A・M オリキャラ投稿者にnews ( No.158 )
- 日時: 2014/11/09 21:00
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sPkhB5U0)
どうも、直接コメントするのは久々のタクです。先週のデュエマVSですが、《勝利のガイアール・カイザー》とか《勝利のリュウセイ・カイザー》が久々にCGで出てくると感動を覚えますね。再び《オレドラゴン》が勝太の手に渡りましたが、いつかリンクして使って欲しいものです。それとも《オウドラゴン》の二の舞を踏むか……?
まず本編ですが、3度目となる暁対ラヴァー。の前に《勝利天帝 ガイアール・メビウス》との戦いですか。こいつ、《「覇」》に代わってキューブのフィニッシャーになっているようですからね。おま、コスト10にしたからってサイキック・クリーチャーのスペックそのままにしなくて良いのに。
そして《ドラグストライク》と《チェーン・デスマッチ》のコンボで思い出しましたが、以前に本当なら《チェーン・デスマッチ》を使いたかったと言っていたデュエルがあったような。しかしあんな大型がいきなり出てきたらびびりますよ。
そして暁対ラヴァー。の前に海里対ラヴァー。《Q.E.D+》が出てきましたが、そういえばメソロギィ本編の方でも流が使っていたばかりですね。偶然ながらうちのノゾムも使ったばかりです。
ですが結局は押し切られて敗北……。色んなカードが出る中、結局《エバーラスト》で止めを刺すあたり、これがラヴァーのこだわりというべきでしょうか。
そして今度こそ暁はラヴァーに勝てるのでしょうか? それとも……と続きを楽しみにしております。
後、暁って打つと地味にヒナタって打ちたくなります。はい。
さて、烏ヶ森編ですが、《怠惰の悪魔龍 コシガヘヴィ》に《ニンジャリバン》と正に自分が思っていた通りのシチュエーションになっていて歓喜する限りです。
アニメになぞった展開というのも良いですね。大馬鹿殿ならぬ……あ、上手いこと言えなかった。
さて、まだ空護のデッキから出ていないギミックがあるのでそれに期待ですね。
そして八対コシガヘヴィも気になるところ。しかし折角名誉ある《ヘヴィ》の名を貰っているのに残念な名前に仕上がってしまった《コシガヘヴィ》って一体……。
というわけで、次回が楽しみな限りです。こちらも更新しました。アヴィオール戦、決着! ですが、その先に待っていたのは--------? そして、とうとう白陽とクレセントの過去が明らかになります。何か最近ようやく参照が増えだしました。やっぱりオリキャラ募集しなければなかなか伸びませんね。と言いつつ、オリキャラ募集する予定は今のところ無いのですがね。
というわけで時間があるときに感想なり何なりどうぞ。
さてコメントなのに自分の話になってしまった後半ですが、ともかく次回が楽しみなところです。更新を待っています。
それでは、また。
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