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- 秘密
- 日時: 2020/07/02 17:37
- 名前: 雪 (ID: Id9gihKa)
ここは皆の秘密基地。
そこに響く彼女の歌声。
これは彼女と彼女を取り巻く皆の物語———————
〜・目次・〜
序章
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136章
>>644->>647
137章
>>648->>651
138章
>>652->>655
作者の言葉
>>401
作者の言葉 2020.7.2
>>656
*参照10000 有難うございます*
これは自分の案を組み合わせて作ったオリジナルストーリーです。
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- Re: 秘密 ( No.150 )
- 日時: 2014/01/02 00:29
- 名前: 雪 (ID: N1KBaRht)
〜・行間・〜
秘密基地は相変わらずの面子がそろっている。
マリー、ケイ、そしてアリス。
「リン…来ないね…」
「やっぱりああいう態度をとってからじゃ顔を出しにくいんじゃないの?」
「そうかもしれませんね…」
各々の意見を言い合う。
そう言う事もあるという事は知っている。
けれどそれが分かっていても少し落ち着かない。
「ちょっと歌ってくる。」
カタカタと足踏みすると押さえられなくなったように音をたて外へ歩を進める。
海が見える展望台。
左側を見ると階段が下に続いていてそこもまた広く展望台の様になっている。
階段を下りても下りなくても眺めは最高だ。
気持ちいい…
♪-♪-
歌えば嫌なことは忘れられる。
これのせいで今まで何人にも笑われたことがある。
ここのことは知らないがアリスは毎日基地で歌っているがまた気が向いた時には海で歌ったりもする。
変だってことも分かっている。
でもやめたくはなかった。
やめたら…もう…何も残んないから…
そう思っていた。
振り返るとリンが立っていた。
にっこり笑うとリンは気まずそうに小さく下を向いた。
でも…そんなこと無かった。
今やめても…こんなにも沢山のものが残ってる…!
「おかえり、リン。」
- Re: 秘密 ( No.151 )
- 日時: 2016/05/10 17:35
- 名前: 雪 (ID: Id9gihKa)
〜・17章 Member・〜
あれからリンは少し気まずそうだが少しずつは融け込み始めているようだ。
「結局リンの名前は?」
「生徒会長の名前くらい覚えておいてほしいもんだな。」
「雪白 凛生徒会長、ですわよね?」
普通知っているものなのだろうか…?
「にしても1年で生徒会長って…」
そんなことを言うと凛の顔が少し変な風にゆがんだ。
「ここでは1年でも生徒会長になれる。」
まだどうやら生徒会長しか就任していないらしい。
もう5月だというのに…
「私達も生徒会入っちゃう?」
「アリス達はMemberとか軽音部があるだろう。忙しいのは俺1人で十分。
それに後期は生徒会になる予定はないし。」
どうやらこの高校は任期が1年ではなく約半年らしい。
1人では無く沢山の人になってもらいたいがその理由らしい。
そういった少し独特な校則を持つ。
「それより俺はMemberって名前の方が気になるんだが?」
「Memberって何かの構成員とかそういうのを指すじゃない?仲間とか。
語呂も良いしいいかなって。それに全員のイニシャルが入ってる。」
ケイのE、マリーのM、凛とアリスのR。
本名でも無理があるが一応出来る。
「気付いたのは今だけど。」
てへっと笑うと凛は困った顔をしながらしかし笑った。
「あっ、そうだ。これやっと出来たんだ。」
バックの中から小さな袋に分けられた用意してきたプレゼントを手渡す。
「また集まったっていう印が欲しかったの。」
と笑って彼女は弁明した。
取り出すとそこには綺麗な雪の結晶のマークのちょっと凝ったストラップだった。
「これ手作り?」
見れば分かるように手作りだ。
細かく細工されている。
それぞれにイニシャルが付いている。
「本当女子ってお揃いとか好きだな…」
「私だって普段はあんまりしないよ。皆とだからしたかったの。」
おかげで昨日は少し寝不足だった。
自分の自信作を見て再びうんと彼女は1人頷いた。
「アリスは女子と言ってもおしゃれとか全然しませんからね。」
ずっと歌ってきた。
あまりそう言ったものを見たことが無かったのだ。
何かにすがりつく様にただ歌ってきた。
もうすがりつく必要はない。
でもすがりつく、つかないの前に私は歌が大好きだった。
これからも歌って行ける。
皆と一緒に。
- Re: 秘密 ( No.152 )
- 日時: 2016/07/25 00:54
- 名前: 雪 (ID: Ga5FD7ZE)
Memberはケイも見つかった直後、駅前で歌っている時にスカウトされた。
リンを見つけるため迷わず同意した。
Memberは基本的に顔は非公開だ。
駅前のライブでごちゃごちゃ言われる高校だ。
ばれない様に髪型を変えてマスクをして、歌うときのみマスクを外して歌っている。
メイクさんの腕か意外に気付かれない。
Memberという名前を変えようと思っていたのになかなか思いつかない。
「アリス」
「…マリー」
考え事をしていたらいつの間にか後ろにマリーが立っていることに気付かなかった。
「今日は買い物に行きませんか?」
「なんで?」
今までそんなことしたことなかった。
「アリスもせっかく可愛いんですからお洒落してください。」
「お洒落ねえ…」
あまり興味を持ったことがなかった。
服なんていつも適当に選んで着るだけで、こだわりなど特にない。
「私、イヤリングが欲しかったんです。」
聞いてない。
「男子共も強制参加です。」
遠くで男子達の声が聞こえる。
「「はっ!?」」
こうして何故かMemberで買い物に行くことになった。
- Re: 秘密 ( No.153 )
- 日時: 2013/12/07 16:48
- 名前: 雪 (ID: HTJq2wSo)
「じゃあ好きなイヤリング選んでください。」
と言って連れて来られた店はアリスには全く縁のない店。
アリスがケイに恋をしているのは薄々気付いている。
本人は気付いていないようだが。
結局リンは来れなかったがケイがいるなら問題はない。
「仕方ありませんね…」
ぐいとケイの背中を押す。
「ケイ、アリスのイヤリング選んであげてください。」
「えっ!?なんで僕が…」
ぐちゃぐちゃ言うケイの耳元に静かに囁く。
「アリスが好きなんでしょう。ヘタレて無いでガツンとぶつかってください。」
ホイッとアリスに投げやる。
「ケイ、顔赤いけどどうしたの?」
「…なんでもないよ。」
?
「ごゆっくり〜」
何故かマリーがのりのりな気がするのは…何故だろう?
「宜しくね、ケイ。」
再びケイは顔を赤らめた。
「これとか…」
可愛いというより綺麗と言った印象のイヤリングを指した。
アリスはむしろこう言うの方が好きそうだ。
「ケイが選んだものなら何でもいいよ。」
それが一番困るんだけど…
「でも…これ綺麗。」
銀色の透かしパーツにちょっとしたピンクで装飾されている。
「じゃあ、これにする。」
頬が少し熱い。
でもその熱が少し心地いい。
アリスはこの熱の正体をまだ知らない。
パシッ
不意にレジに持っていこうとしたその手をケイに掴まれた。
「ケイ?」
「これください。」
財布を出してお金を取り出そうとするケイを慌てて止める。
「いいよ、別に!!」
・・・ヘタレて無いでガツンとぶつかってください・・・
マリーの言葉が頭をよぎる。
「別にいいって。ストラップのお礼。」
あっ…
ポケットからはみ出した携帯にアリスがつくったストラップがちゃんと付いている。
「はい。」
店の袋を受け取ると頬の熱が上がったような気がした。
「ありがとう…大事にする。」
揃って頬を赤らめた2人をマリーは遠くから静かに眺めていた。
- Re: 秘密 ( No.154 )
- 日時: 2013/12/07 17:14
- 名前: 雪 (ID: HTJq2wSo)
♪-♪-
「やけに機嫌いいですね。」
イヤリングをケイに貰ってから何故だか機嫌が良い。
あれからリンと合流して基地で遊んでいる。
♪-♪-
「って聞こえてませんわね…」
イヤリング。
初めてのイヤリングだけど毎日しよう。
「結局Memberの名前、変えんの?」
「それが迷ってて…〜♪」
リンの質問に答えるが最後は鼻歌交じりになっている。
♪-♪-
「アリス、そんなにイヤリング欲しかったの?」
ケイと話すたびに現れるこの動悸。
この熱。
出来ることならずっと感じていたくなる不思議な気持ち。
この名前を私はまだ知らない。
「イヤリング…そうかもね。私にも分かんないや。」
♪-♪-
ストラップ…イヤリング…
「ストラップやイヤリング、まとめるとどうなる?」
考えて考えた末重々しくケイが口を開く。
「アイテム…?」
「それだ!!」
いっせいに皆の視線を浴びる。
「MemberからItemMemberに改名に賛成の人は!?」
突然の決であったが誰もが微笑み手を挙げた。
Member→ItemMemberへ改名し、私達は再び前へ進む。
もう仲間を探すためでなく、自分達のためだけに。
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