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- 秘密
- 日時: 2020/07/02 17:37
- 名前: 雪 (ID: Id9gihKa)
ここは皆の秘密基地。
そこに響く彼女の歌声。
これは彼女と彼女を取り巻く皆の物語———————
〜・目次・〜
序章
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137章
>>648->>651
138章
>>652->>655
作者の言葉
>>401
作者の言葉 2020.7.2
>>656
*参照10000 有難うございます*
これは自分の案を組み合わせて作ったオリジナルストーリーです。
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- Re: 秘密 ( No.52 )
- 日時: 2014/01/11 16:38
- 名前: 雪 (ID: 8vQb.n8e)
「疲れた…」
こよみの口から素直な感想がこぼれ出す。
あれから人に囲まれるはアンコールが湧きあがるなどという事になった。
だが少し嬉しかった。
私の歌がたくさんの人に届いたことが。
あいつらにも…届いたかな…?
「こよみ。」
その1言で現実に引き戻される。
私達は秘密基地の中にいた。
「来週も空いていますか?人気だったので来週もやっていいと父が…」
「やるに決まってる。」
即答。
だって毎週歌っていればいつかはあいつらの耳に入るかもしれない。
「では詳しい話は後日。」
後日、こよみは他の仲間への手がかりを見つける。
- Re: 秘密 ( No.53 )
- 日時: 2014/03/17 18:39
- 名前: 雪 (ID: jSrGYrPF)
〜・行間・〜
歌を歌うのは大好きなことだった。
あれから毎週歌っている。
だがあいつらがいなければ誰に…何人に囲まれても意味などなかった。
自分の歌声が人の心を掴めて凄く嬉しかった。
でもなによりあいつらに聞いてほしかった。
ストリートライブは順調に進み、私達は毎回期待してはガッカリした。
今回もそのストリートライブ直後。
「相変わらずいませんわね…」
そう言ったマリーの声も少し落胆の色がにじみ出ていた。
「また…来週。来週も歌おう。」
歌うとすぐに来週のことを考える。
諦めない。
諦めたら可能性は0になってしまう。
足掻き続けて絶対に掴んで見せる。
「ではまた来週。」
その台詞はもう毎週お決まりの台詞となっていた。
でもやめたくはなかった。
やっと見つけた小さな光。
もしここで観客の誰かがネットなどに挙げてくれればあいつらも目にするかもしれない。
そう思うとここで歌うのも悪くはなかった。
マリーと歌うのも楽しかった。
今人気の歌なども歌った。
知っている歌を歌った方が印象に残りやすい時もあるのだ。
そんなことを考えながらやはり重い足取りで家路につく。
マリーと歌うのは楽しいがあいつらに会えないことの方が大きかった。
あいつらに会いたい気持ちを無理やり抑え込み、彼女は歩く。
前に向かって。
- Re: 秘密 ( No.54 )
- 日時: 2013/11/02 18:47
- 名前: 雪 (ID: WK165lPD)
駅前の歌声にふと足を止める男がいた。
その歌声はどこかで聞いたことがあって…自分が恋い焦がれた歌声。
ずっと会いたかった女の子の声。
だが男は声をかけずに立ち去った。
聞きたくなかった。
聞いたら心に沁み込み離れなくなる。
会いたくなってしまう。
でも会えない。
自分に会う資格はないと…会ってまた傷付くのが怖かった。
だから彼は彼女の歌声から一刻も早く立ち去ろうと足早に駅に向かった。
- Re: 秘密 ( No.55 )
- 日時: 2014/03/17 18:37
- 名前: 雪 (ID: jSrGYrPF)
「ちょっと待ってください。」
後ろからハァハァと息切れしている女の子が男を追いかけてきたのだ。
「また逃げるんですか…?」
その女の子の名前は灘 万里花。
たったいまストリートライブが終わったばかりで慌てて追いかけてきたのだろう。
「聞こえなかったんですか…?」
もう1度聞き返す。
2人の間には嫌な空気が漂っていた。
「またアリスから…現実から目を反らすんですか…?」
アリス。
三田村こよみの昔のあだ名。
本人はその呼び名が嫌いで控えていたが今はそんなことは気にしない。
「また…」
息を整えながら言葉を繋げようと頑張るマリーを無視して止めた足を再び進める。
ガシッ
マリーがその男の腕を掴んだ。
「待ってください…」
「体が弱いんだろ。」
ギクリッとマリーの体が一瞬強張った。
嫌なところを突かれたからだ。
「僕のことより自分のことを気にしたら?」
それがどんな意味なのか分かっている。
マリーも残りの仲間にあったらまた傷付くことになるのを分かっている。
それでもアリスの真っすぐな目を見ていると…
男はマリーの腕を振りほどき今度こそ静かに立ち去って行った。
残されたマリーは辛そうに胸に手を当て顔をしかめた。
- Re: 秘密 ( No.56 )
- 日時: 2013/11/03 22:08
- 名前: 雪 (ID: vAHEHJN2)
〜・4章 卒業アルバム・〜
一方そんなやり取りがあったことを知らずこよみは万里花との待ち合わせを前に地図とにらめっこしていた。
「マリーの家ってどこ?」
今回はマリーの家で待ち合わせと言われた。
私もマリーの家が見れる!と思ってあっさりOKしてしまったが入り組んでいてよく分からない。
今の右だった…?
「ああ!もう結局マリーの家ってどこ!?」
マリーはみれば分かると言っていたが…
ん?
ようやく地図の場所がなんとなく分かった。
だがそこに建っていたのは大きなお屋敷だった。
「えっ?」
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