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秘密
日時: 2020/07/02 17:37
名前: 雪 (ID: Id9gihKa)

ここは皆の秘密基地。

そこに響く彼女の歌声。

これは彼女と彼女を取り巻く皆の物語———————

〜・目次・〜
序章
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137章
>>648->>651

138章
>>652->>655

作者の言葉
>>401

作者の言葉 2020.7.2
>>656

*参照10000 有難うございます*

これは自分の案を組み合わせて作ったオリジナルストーリーです。

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Re: 秘密 ( No.105 )
日時: 2013/11/11 20:37
名前: 雪 (ID: aruie.9C)

「懐かしいね。」

ケイはそう言うがこよみはそうは思わなかった。

でも…ここで3人揃うのは確かに久しぶりだ。

「うん…懐かしいね。」

静かな風が吹き抜ける。

心地いい。

1人で来ていた時よりずっと…心地よく感じられる。

とりあえず基地に行く。

ここに揃うのも懐かしい。

「変わってないんだね…」

うん…変わってない。

マリーも…ケイも…きっとリンだって…

変わってない…

きっと変わらずまた…歌えるはず…

リンは…正直言うと音痴だったけど…何時もどんな時も一緒に歌ってくれた…

私1人では見つけられなくても…

大丈夫。

私も1人じゃないから。

Re: 秘密 ( No.106 )
日時: 2013/11/12 18:55
名前: 雪 (ID: u9t24Nmz)

「アリスって本名何?」

そういえばまだ自己紹介をしていなかったな…

「改めまして、アリスこと三田村こよみ。」

「…こよみ…」

ぶつぶつと口の中でしばらく呟くと小さく笑った。

「ケイは?」

「ん?八神 圭。」

八神…

「っで来たものの何をするの?」

「さあ?」

でもなんとなく来たかった。

またここに早く皆で…集まりたかった。

「ねぇマリー、ケイ…」

ん?

「私、あの歌に歌詞をつけたい!私につけさせて!!」

えっ?と2人が目を丸くした。

Re: 秘密 ( No.107 )
日時: 2013/11/13 18:47
名前: 雪 (ID: sm8jXdPo)

「一体何ですか…?」

「考えるとあの歌には皆歌詞がないし…それに気付いたんだ。」

何かを察したのか2人は不思議そうな顔から真面目な顔へと切り替わった。

「歌っているだけじゃだめだって。」

私の声で引きとめて見つける。

でも…それだけじゃだめな気がする…

歌っていると少し物足りない気がする。

「それだけ?」

こよみを見ているとまだ何か奥がありそうだ、と思った。

「それに…ケイやリンの歌に歌詞がないのはもったいないかなって…思っただけ…」

ボッとケイの顔が赤くなった。

だがこよみはそれに気付かず話を続ける。

「それでマリーとケイに許可をとっておきたかったの。皆の歌だから。」

リンはいないがリンのために…皆のために作りたい。

「良い…かな?」

当たり前のように賛成の声が基地の中で響いた。

Re: 秘密 ( No.108 )
日時: 2014/11/15 15:23
名前: 雪 (ID: Id9gihKa)

〜・8章 歌詞作り・〜
「う〜ん…」

放課後、こよみと圭が並んで座る。

歌詞作りを申し出たものの初めてで全く分からない。

そのため圭が手伝っているのだ。

ちなみに万里花がいないのは圭のために気を効かせて先に帰ったのだった。

そのため圭は万里花に対してイライラしながらも顔を赤くしているのだった。

「歌詞って基本思い付きだからね…伝えたいこととかを歌詞にしたり…色々。実際僕も作ったことないからよく分かんないけど…」

しかし万里花がいないところで、元々圭はこよみの隣の席だった。

空いていた空席に圭が収まったのだ。

引越し準備のためにまだこちらに来ていなかったのだ。

♪-♪-

歌を何度も歌うがそう簡単には思い付かない。

勿論となりの圭は顔を赤くするがいつも通りこよみは気付かなかった。

「当たり前…何時も並んで歩く…帰り道…?」

「なんで疑問形?」

ぶつぶつ呟くものの全く歌詞が思いつかない。

「想い…」

人に対する想い…

リンに…ケイに…皆に…

「あ〜!駄目だ!!分からない!!!!」

また随分緩みきった表情をしていた。

確かに表情が乏しかったはずだ。

マリーやケイに会って表情が少しは豊富に色鮮やかに色づいていた。

それにケイも気付いていた。

そのことは勿論少しは嬉しかった。

でも…まだほんの少しだけ。

きっと…リンに会ったらもっと…

気にしないと分かっておきながらやはり少しは気にしてしまう。

自分を抑えたつもりでも抑えきれていない。

そんなことを考えていると隣りに座っていたはずのアリスが勢いよく立ちあがった。

ガタッという大きな音が鳴り響いてビクッとケイは少し驚いていた。

「私、ケイと曲を作りたい!!」

えっ?

Re: 秘密 ( No.109 )
日時: 2014/11/15 15:22
名前: 雪 (ID: Id9gihKa)

「また突然な…なんでか聞いても良い?」

「ケイとリンは曲を作ったし、マリーと私も曲を作った。だからケイとも曲を作りたいなって。
このままやってても歌詞は思い付かなさそうだし。」

宿題が出来なくて話題を反らす子どもの様な理論だ。

だが乗った。

「…良いよ。」

「やった!!」

ふぅ…と大きく息を吐くとへなへなと椅子に座りこむ。

「良かった…」

机に顔を付けながらにへらと笑う。

「どうしたの?アリス。」

相変わらずの弱弱しかったがアリスは再び笑った。

「ちょっと疲れた。」

こよみは何故か疲れやすい性質で少し体が弱いのだ。

ほんの時々病院に立ち寄る程度だが。

大体無表情なのもそこら辺に原因がある。

あまり無理に表情を作るとすぐ疲れる。

だがマリーやケイに会ってから泣いたり笑ったりした。

勿論無理している訳ではないがほんの少しだけ疲れた。

それは体が弱いというよりか慣れないことをしたから疲れただけなのだろう。

無表情だと人によって色々反感を買いかねないのでそれを隠すためにマスクを付けているがあれはなかなか不便だ。

「とりあえずそろそろ帰ろう。」

突っ伏したまま時計に目をやると針は5時過ぎを指していた。

「そうね。今日は基地に寄る?」

「そうだね。」

「途中でコンビニでご飯でも買おうか。」

ケイは両親は何故だか不在の様で1人暮らしらしい。

マリーも1人暮らしだし、そう言うアリスも1人暮らしだ。

お互い帰りが遅くても咎める人はいない。

のんびりとした足取りでケイの隣に並ぶ。

仲陸奥まじ気な2人は見る者の心を温めた。


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