コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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秘密
日時: 2020/07/02 17:37
名前: 雪 (ID: Id9gihKa)

ここは皆の秘密基地。

そこに響く彼女の歌声。

これは彼女と彼女を取り巻く皆の物語———————

〜・目次・〜
序章
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138章
>>652->>655

作者の言葉
>>401

作者の言葉 2020.7.2
>>656

*参照10000 有難うございます*

これは自分の案を組み合わせて作ったオリジナルストーリーです。

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Re: 秘密 ( No.120 )
日時: 2014/03/22 14:19
名前: 雪 (ID: FuKHJlgI)

「お疲れ様です、こよみ。」

「ありがと。私は昔から教師には反感買ってるからさ。何かあったら私に言って。」

考えておきますわ、と笑いながら廊下を歩く。

音楽室が使えないというのはおそらくただのいやがらせだろう。

何時だって音楽室に行けばケイがいる。

だから作り直して業績を残して新しい軽音部を作り上げる。

それが一番いいと思った。

廃部の件に関しては睦月がどうにかしてくれるだろう。

それさえ終われば後は心配することもない。

睦月が廃部にした後コンサートを中止させようとする。

だがその中止させる直前に新たに作られた軽音部が代わりにコンサートを引き継ぐ。

そして名とともに部費とネームバリューをあげる。

そこまで見越して話を進めたのだった。

「さて、ケイも誘ってとっとと立ち上げるよ!
じゃないと最低人数3人って言うところがクリアできない!!」

え?

「…もしかして覚えているんですか?」

「うん。ついさっき職員室の前に校則貼ってあったからざっと目を通した。」

ざっと…?

「図書館の本の貸し出し期間は?」

「2週間。」

即答だった。

「2年5組の担任は?」

「皐月和泉。」

「女子の制服の決まりは?」

「スカート丈、リボン、靴下、ベスト着用、髪を常に清潔に保つこと、当高校の制服を着る者として誇りを持って着用すること。」

「学校の休日は?」

「県立記念日、学校設立記念日、祝日、日曜日、学校長が決めた休校日。」

さらさらと流れるように答える。

ざっと目を通しただけ…?

2年の担任なんて…校則になんて書いてないのに…

それだけで…詳しく…

「記憶力よすぎでしょう…」

「音符とでも思えば覚えられる。そうでなくても気が向けば覚えられる。だから勉強とかは無理。」

ともあれこんなことを話ながら2人揃ってケイに会いに音楽室へ向かう。

こよみの意外な一面だった。

Re: 秘密 ( No.121 )
日時: 2013/11/23 16:06
名前: 雪 (ID: mXej9PvR)

勿論ケイは賛成し、新・軽音部が発足された。

顧問は睦月先生が引き続き請け負う事となり、放課後は音楽室でコンサートの練習で時間を潰した。

睦月先生は意外に音楽に詳しく、案外顧問らしい性格をしていた。

コンサートまで後1週間をきっていた。

Re: 秘密 ( No.122 )
日時: 2013/11/24 13:14
名前: 雪 (ID: 44GDRR0m)

♪-♪-

私は…自分勝手なのだろうか…自分の好きなように歌って…皆がいなくなるまで疎まれていたことに気付けなかった…

6年間そう思っていた。

でもマリーやケイと再会するとそんなこと全然なくって…昔と変わらず接してくれた。

良かった…私は疎まれていないって。

リンもすぐ見つかるって。

そう…思っていた。

だから…忘れかけていた。

現実は甘くないって。

私は疎まれていたことを無理やりにでも思い出させられた。

Re: 秘密 ( No.123 )
日時: 2013/11/24 13:31
名前: 雪 (ID: 44GDRR0m)

〜・11章 コンサート・〜
コンサートと言うのは実際学校の体育館で放課後に行われるものだった。

自作で作ったポスターを学校に控え目に貼った。

絵は万里花作だ。

お嬢様とあるだけ画力もあった。

「もう少し貼ったほうが良かったでしょうか…?」

「別にいいでしょ。」

その根拠はコンサートは今日と明日の2回ある。

「良いものなら必ず人は見つけてくれる。」

噂は意外に侮れないことは知っている。

「さっ、行こっか!」

私達の初部活動。

Re: 秘密 ( No.124 )
日時: 2013/11/24 13:51
名前: 雪 (ID: 44GDRR0m)

思った通り人あまりいない。

それは3人とも予想通りだった。

「本日はお集まりいただき、誠に有難うございます。
皆歌が大好きで立ち上げた軽音部ですが、今日は日々の練習の成果聞いてください。」

ライブと同じ。

むしろライブより少ない。

いける。

♪-♪-

聞こえている。

感嘆の声。

思わずほころぶ顔。

アリスはいつも歌う時は目を閉じる。

見せてあげたい。

皆が楽しそうに顔をほころばせるその顔を。

アリスの歌で幸せになるその様を。

ケイとマリーは顔を見合わせ頷く。

「アリス。」

小さく呟くいた声でアリスが目を開き振り向く。

どんなに歌っていても呼べば答えてくれるのは昔からだ。

「前、見なよ。」

そこから先のアリスの表情は見えない。

でも…楽しそうなのは凄まじい程歌となって伝わってきた。

彼女の顔はきっと笑っている。

2人ともそう思った。

何故ならアリスが楽しそうに歌うと2人も自然と笑ってしまうから。


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