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- 秘密
- 日時: 2020/07/02 17:37
- 名前: 雪 (ID: Id9gihKa)
ここは皆の秘密基地。
そこに響く彼女の歌声。
これは彼女と彼女を取り巻く皆の物語———————
〜・目次・〜
序章
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137章
>>648->>651
138章
>>652->>655
作者の言葉
>>401
作者の言葉 2020.7.2
>>656
*参照10000 有難うございます*
これは自分の案を組み合わせて作ったオリジナルストーリーです。
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- Re: 秘密 ( No.100 )
- 日時: 2013/11/10 14:52
- 名前: 雪 (ID: XvkJzdpR)
「じゃあそろそろお暇するね。」
「アリス?」
突然だったが時間的にはもう日が沈みかけている。
当然といえば当然だった。
少し驚き顔に向かって不敵に笑った。
「また会える、でしょ?それより…ケイ…」
?
アリス?
ドキッとして息をのむ。
何時もアリスは他人との距離のとり方が人とはずれている。
要するに近いのだ。
だがこよみの口から意外な言葉が出てきた。
「お金貸して。」
「えっ?」
聞き違いと一瞬思ったが3秒後、事態が次第に飲み込めた。
「えっ…お金?…えっ?」
「ここに来たら帰りのお金がなくなった。」
アリスの超簡潔な答えで少し時間はかかったが理解できた。
「あっ…うん…」
「有難う。」
「いっ…いや…」
?
「…僕も一緒に行く…」
「えっ?何?」
何でアリスは肝心なところが聞こえていないのだろうか…
イライラするというか…全く人の気も知らず…
「送る…ちょうど向こうに用があったし…荷物まとめて持って行くつもりだったし…」
不思議そうな顔をしたアリスがふっと微笑んだ。
「有難う、ケイ。」
全く自覚なしにそんな顔しないで欲しい。
他の人に見られたらどうするんだ…
と考えて慌てて考え直した。
「ちょっと、準備するから待ってて!!」
駄目だ…アリスの顔を見ると駄目になる。
ぐちゃぐちゃになる…
駄目だ…諦めるって決めたのに…
こみ上げてくる想いを抑え込む。
答えなんて分かってる。
でもだからって簡単には諦められない…いっそ諦められと方が幸せだった。
でも…諦められない。
それが分かってるなら今は正直にこの気持ちと向かい合うしかない。
- Re: 秘密 ( No.101 )
- 日時: 2013/11/10 21:30
- 名前: 雪 (ID: XvkJzdpR)
〜・行間 帰り道・〜
「ケイ!プリクラ撮ろう!!」
「なんで?」
「再会記念!!」
ここはかなりの田舎だが古びたゲームセンターが1つある。
それを見て行っただろう。
普段ゲームセンターとはあまり縁のない生活をしているが電車もしばらく来ないし
「良いよ。」
と適当に答えた。
コインを滑り込ませると機械が自動的に喋り出す。
「ケイ!ポーズ!!」
えっ?と思った。
何故ならアリスが腕を組んできたからだ。
勿論振りほどくこともできず顔を真っ赤にしながら大人しく写真をとる。
いつものアリスはここまではしゃいだりしない。
ほとんど顔に出なくて少し表情が読みづらかった。
でも今は凄く楽しそうに笑っている。
その顔を見ているとこっちまで笑ってしまう。
こうして2人は初めてのプリクラをとった。
- Re: 秘密 ( No.102 )
- 日時: 2013/11/10 21:32
- 名前: 雪 (ID: XvkJzdpR)
撮り終わるとやっとやってきた電車に乗る。
仕方無いのでアリスの帰り道のお金を持つこととなった。
「ごめんね、ケイ。」
「別に良いよ…アリス。仕方ないし…」
「ふふっ…そうね。」
また…そんな顔…見たくなかった。
でも少しばかり嬉しかった。
この気持ちに向き合うと決めたら…少しは吹っ切れた。
リン…負けないからな。
アリスは…僕だけのものだ。
僕が見つけた。
コトンッ
何かが僕にもたれかかってきた。
アリス…もう寝たのか…遠出で疲れたんだろう。
「全く…」
片手でマフラーを外す。
マフラーのように見えるが実はボタンが沢山ついていて、留め方でポンチョやベストに変えられる。
今はボタンを留めていないが片手でそれを広げるとアリスにかぶせる。
アリスから甘い香りがする。
「無防備なんだから…」
そう言って目を閉じたケイの顔はほころんでいた。
そして気付かぬ間に眠りについた。
- Re: 秘密 ( No.103 )
- 日時: 2013/11/13 21:22
- 名前: 雪 (ID: sm8jXdPo)
〜・7章 提案・〜
そうしてこよみと一緒にケイはあの町に戻ってきた。
「ケイ、家は昔と一緒?」
「うん。」
「ピアノは残っていたけどどうするの?」
「あれはあそこに置いておく。昔の家にもまだ残ってるから。」
そうしたケイの目はどこか遠くを見ていた。
「あのさ…」
そこで気になっていたことを確認しようと思ったが大きな声がそれを遮った。
「こよみ!!」
ん…?
振り返ると想像通りマリーだった。
「マリー…」
慌ててこちらに駆け寄ると膝に手を突きハァハァと肩で息をする。
服が乱れているのはきっと必死で探しまわったからだろう。
「ケイ…」
「ケイもこの町に戻ってくるんだって。」
一応口添えはしておく。
「ふん…」
「そうだ!せっかくだから皆で基地行こう!!」
パンッと手を打ったこよみの顔には少し疲れ気味ではあったもののにこやかに微笑んでいた。
- Re: 秘密 ( No.104 )
- 日時: 2013/11/11 18:22
- 名前: 雪 (ID: aruie.9C)
「大丈夫ですか?こよみ。」
何故か不思議と体が弱い万里花よりかこよみの方が疲れ切っていた。
「大丈夫…」
だが顔色はあまり良くなく肩で息をしていた。
「全く…遠出してそのままこのきつい階段を上るだなんて…」
ケイも呆れ切っていた。
「言いだしっぺが何やってるんだよ。」
「ほら…あと少しですから。」
二人に促されてようやくたどり着く最上階。
草原みたいな原っぱみたいな何時もおなじみの公園が見える。
「さぁ、着いたよ。」
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