ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人

作者/漆千音 ◆1OlDeM14xY(元Chess ◆1OlDeM14xY

【 バレンタインスペシャル 】


  ところはセントシュタイン城下町。
シェナ(以下シ)「おっはよ~マルヴィナぁ。キルガに渡すもの渡したー?」
マルヴィナ(以下マ)「は? ……おはようシェナ。まだ起きたばっかだし、会ってすらいないけど」
シ「あ、そ。じゃ今からルーラして会いにいきなさい。グビアナ城にいるはずだから」
マ「イヤだから何で? ……てかグビアナ城にいるなら今日会ってるはずないだろっ」
シ「ハイハイ、細かいこと気にしないで、もっと大きなこと気にしなさい。今日はバレンタインデーですよ?」
マ「ばれんたいんでー……? あぁ、名前の語源なら知ってる。
  でも語源のバレンティヌス司教って拷問された後撲殺されたんじゃな……」
シ「………………っマルヴィナぁぁぁっ!!
  作者の国の女の子たちの夢をぶち壊す発言をするのはやめなさいっっ」
マ「シェナがいつもやってることだと思うのはわたしだけか?」
シ「………………。だけも何も、ここには私とマルヴィナしかいません。よってマルヴィナだけね」
マ「…………ちっ」
シ「(……危ない危ない、黙らされるところだったわ……)ていうか今の誰から聞いたの?」
マ「師匠のイザヤール様」
シ「……あんたの師匠弟子になんて事教えてんのよ……」
マ「侮辱するな。……で? 結局何を渡せばいいんだ?」
シ「………………いや……もう、いいわ……そのままでいなさい」
マ「?」



  一方、グビアナ城の二人。
  グビアナ城の女性方ほぼ全員がキルガの前にブツを捧げていった後の話(←セリアス曰く)。
キルガ(以下キ)「………………えっと、セリアス?」
セリアス(以下セ)「…………っ神さまは不公平だ絶対不公平だ何でキルガばっかモテるんだ畜生」
キ「…………半分あげようか?」
セ「いらんわ」
キ「甘いものは少し苦手なんだ」
セ「んじゃ受け取るな――っつっても無駄か。皆キルガに一言も話さず置いて行ったもんな……畜生」
キ「なんか葬式の花みたいな扱いだったけど」
セ「(完全ふてくされモード)ふん。ま、マルヴィナがあんなんだからな。ありがたくもらっておけ」
キ「あぁまぁ、マルヴィナ興味ないだろうから……って何で知っているんだ!?」
セ「自分の普段の行動見てりゃバレバレだって事に気付くだろ」

作者注・セリアスあんたもつい最近気付いたばかりだったのでは?




というわけで、バレンタインデースペシャル終了。わたしは全然興味なし。
友チョコとかいうものはとりあえず貰えるだけ貰っておいた(笑

シ「……貰えるだけ、って作者1個しか貰ってなかったんじゃなかった?
  ま、女だから? いいけど」
Chess(以下……あ、もう終わりだった)「何その疑問符!! わたしはれっきとした女だ!!
  ……と思う」
マ「ねぇシェナ、だから一体何を渡せばいいんだー?」


   マルヴィナの声は完全に無視されました。おしまい。←